JP3911689B2 - Wire rod connecting bracket - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線・配管材を支持すべく金属線材によって網状に形成される受具どうしの連結又は該受具の組立て等に使用される受具用の線材連結金具に関し、特に、受具どうしの連結又は該受具の組み立ての際の線材固定作業が簡易且つ迅速に行うことが可能な線材連結金具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
配線・配管材を支持する受具として、ラダー形状のものの他に、金属線材を格子状に溶接し網体を形成して、この網体を組み付けて相互に連結することによって受具とする、「メッシュタイプの受具」が従来より提案されている。このメッシュタイプの受具を連結するための固定金具として、ドイツ連邦共和国出願公開公報第２０３６３２５号等に記載の技術に係る固定金具が提案されている。
【０００３】
この公報に記載の技術に係る連結固定金具は、図３６に示すように、相互に連結される受具に係る、並設される２本の金属線材を、２枚の金具をビス止めして挟持することにより、前記受具の連結固定を行うものである。
【０００４】
しかし、上記公報に記載の技術に係る連結金具により連結固定するためには、連結箇所において逐一ビス止め作業が必要となる。このビス止め作業は、ドライバー或いはレンチ等の工具を「回す」作業を伴う面倒な作業であり、特に、連結する受具の下に潜り、上を向いての無理な姿勢で連結作業を行う場合には非常に不都合である。
【０００５】
また、前記受具が長距離にわたって配設される場合には、必然的に連結作業を要する箇所も多数に及ぶこととなる。そのような場合に、全ての連結箇所において面倒なビス締め作業をしなければならないとなると、その作業に長時間を要することとなり、問題がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記各問題を解決するために提案するものであり、金属線材を収容した状態において金具の一部分を塑性変形させて、前記金属線材を連結固定することを特徴とするものである。そのため本発明によれば、金属線材に対する連結固定作業が簡易且つ確実に行うことが可能となり、その作業に要する時間を短縮することが可能となる、線材連結金具を提供することが可能となるものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
まず、請求項１に係る発明は、複数の金属線材を連結又は固定する際に使用される線材連結金具１００であって、相互に並設した状態で配設される複数の前記金属線材又は相互に交差して配設される複数の前記金属線材を前記並設状態又は交差状態に収容する少なくとも一つの線材収容部１０と、前記線材収容部１０の両側に設けられた、少なくとも一対の挟持片２０と、前記両挟持片２０の先端から外方に向けて延設されて、挟み付け工具で把持可能な把持片３０とを備え、前記把持片を把持した工具の挟み付けにより当該把持片３０を互いに近接させることで、前記挟持片２０が、前記線材収容部１０内に収容された一又は複数の金属線材の外面に沿って塑性変形して線材収容部１０を略閉塞するとともに、当該線材収容部１０内に収容された一又は複数の金属線材を挟持することを特徴とする線材連結金具１００である。
【０００８】
すなわちこの請求項１に係る発明の線材連結具１００は、複数の金属線材を並接状態又は交差状態にて連結固定するものであって、線材収容部１０と挟持片２０と把持片３０とを備えている。
【０００９】
本請求項に係る発明の線材連結金具１００により、複数の金属線材を連結固定する場合には、まず、前記複数の金属線材を収容部１０に収容させ、その状態のままで前記収容部１０の両側に立設した少なくとも一対の挟持片２０を塑性変形させて、前記複数の金属線材を挟持する。これらの挟持片２０を塑性変形させる際には、当該挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０を挟み工具にて挟み付けて行うものである。
【００１０】
次に、請求項２に係る発明は、複数の金属線材を連結又は固定する際に使用される線材連結金具１００であって、相互に交差して配設される複数の前記金属線材のうち、一方の金属線材を収容する第１線材収容部１０ａと、他方の金属線材を収容する第２線材収容部１０ｂと、この第２線材収容部１０ｂの両側に設けらた、少なくとも一対の挟持片２０と、前記両挟持片２０の先端から外方に向けて延設されて、挟み付け工具で把持可能な把持片３０とを備え、前記把持片３０を把持した工具の挟み付けにより当該把持片３０を互いに近接させることで、前記挟持片２０が、前記線材収容部１０ｂ内に収容された一又は複数の金属線材の外面に沿って塑性変形して線材収容部を略閉塞するとともに、前記相互に交差して配設される複数の前記金属線材を、交差状態で連結固定することを特徴とする線材連結金具１００である。
【００１１】
すなわちこの請求項２に係る発明の線材連結具１００は、複数の金属線材を交差状態にて連結固定するものであって、第１線材収容部１０ａと第２線材収容部１０ｂと挟持片２０と把持片３０とを備えている。
【００１２】
本請求項に係る発明の線材連結金具１００により、複数の金属線材を 連結固定する場合には、まず、前記複数の金属線材を第１線材収容部１０ａに収容させる。その次に第２線材収容部１０ｂに対して、前記金属線材と直交して配設される他の金属線材を収容させる。その後、前記第２線材収容部１０ｂの両側に立設した少なくとも一対の挟持片２０を塑性変形させて、前記複数の金属線材を挟持する。これらの挟持片２０を塑性変形させる際には、当該挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０を挟み工具にて挟み付けて行うものである。
【００１３】
また、請求項３に係る発明は、請求項１又は請求項２に記載の線材連結金具１００において、挟持片２０は塑性変形を施されることによって前記線材収容部１０を略閉塞するとともに、これらの挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０の片面が略密接し合い、前記線材収容部１０内に収容された金属線材を連結固定することを特徴とするものである。
【００１４】
すなわちこの請求項３に係る発明の線材連結金具１００により金属線材を連結固定する際には、まず、金属線材を線材連結金具１００の収容部１０に収容させ、この収容部１０の両側に立設した少なくとも一対の挟持片２０を塑性変形させる。この挟持片２０は、塑性変形させた後には収容部１０に収容した金属線材の外面に沿って変形し、前記収容部１０を略閉塞させることとなる。これらの挟持片２０を塑性変形させる際には、当該挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０を挟み工具にて挟み付けて行い、前記挟持片２０が変形した後には当該把持片３０の片面が略密接し合うこととなるのである。
【００１５】
さらに、請求項４に係る発明は、請求項１から請求項３の何れかに記載の線材連結金具１００において、挟持片２０及び把持片３０を備える線材収容部１０の幅寸法は、前記挟持片２０が挟持する一又は複数の金属線材の直径と略同一の寸法にて形成されたことを特徴とするものである。
【００１６】
請求項５に係る発明は、請求項１から請求項４の何れかに記載の線材連結金具１００において、金属線材の組み合わせによって網状に形成される受具どうしの連結又は該受具の組立て等に使用されることを特徴とするものである。
【００１７】
すなわちこの請求項５に係る発明の線材連結金具１００によれば、特に、金属線材の組み合わせによって網状に形成された受具どうしの連結、又は、該受具の組立てが可能となるものである。
【００１８】
請求項６に係る発明は、請求項５に記載の線材連結金具１００において、挟持片２０により挟持される金属線材に対し直交して互いに平行に配設された他の金属線材どうしの間隔と略同一の寸法にて形成され、前記他の金属線材の間に配設されることにより、前記挟持される金属線材の軸方向へのズレが防止されることを特徴とするものである。
【００１９】
すなわちこの請求項６に係る発明の線材連結金具１００は、挟持する金属線材（Ａ）の軸方向に係る形成寸法に特徴を有するものである。この形成寸法は、例えば図１２の（ａ）に示すように、挟持する金属線材（Ａ）と直交する他の金属線材（Ｂ１）と当該「他の金属線材（Ｂ１）」と平行に配設された「他の金属線材（Ｂ２）」との間隔Ｌ２と、略同一の寸法Ｌ１にて形成したものである。
【００２０】
従って、前記直交する他の金属線材同士の間隔と略同一の寸法に形成された連結金具によって金属線材を挟持する際には、当該連結金具が前記平行に配設された「他の金属線材」の間隔内に収まることとなる。そのため当該連結金具が、その挟持する金属線材の軸方向へズレてしまうことを防止できるのである。
【００２１】
なお、図１２の（ａ）に示した連結金具１００には、後記する「ズレ止め部」が設けてあるが、本請求項に係る発明においては、このズレ止め部は必須の構成要件ではない。
【００２２】
請求項７に係る発明は、請求項５に記載の線材連結金具１００において、挟持片２０により挟持される金属線材と直交して配設された前記受具を構成する他の金属線材の両外側と係合して、前記挟持される金属線材の軸方向へのズレを防止するズレ止め部を備えたことを特徴とするものである。
【００２３】
すなわちこの請求項７に係る発明の線材連結金具１００は、請求項５に記載の線材連結金具１００において、「ズレ止め部」を設けることにより、線材連結金具１００が、その挟持する金属線材の軸方向へズレてしまうことを防止することに特徴を有するものである。
【００２４】
この「ズレ止め部」は、図１２の（ｂ）に示すように、連結金具が挟持する金属線材と直交する「他の金属線材」の外周面に係合することにより、連結金具が挟持する前記金属線材の軸方向へのズレを防止することとなる。
【００２５】
請求項８に係る発明は、請求項５に記載の線材連結金具において、挟持片２０により挟持される金属線材と当該金属線材と直交して配置され受具を構成する他の金属線材との直交部分に配設した際には、前記金属線材が線材収容部１０に収容され、前記他の金属線材が前記挟持片２０の側端を基端として形成された空間部に収容されて、尚かつ、前記他の金属線材が前記挟持片２０に干渉又は当接しないことを特徴とするものである。
【００２６】
この請求項８に係る発明の線材連結金具１００によれば、図１２の（ｂ）に示すように、挟持片２０が挟持する金属線材を線材収容部１０内に収容させる際に、前記金属線材と直交する他の金属線材を、前記挟持片２０の側端を基端として形成された「空間部」に回避させることができる。そのため、前記挟持片２０に当接してしまうことを防止できるので、受具に対して線材連結金具１００を容易に装着することが可能となるのである。
【００２７】
そして、請求項９に係る発明は、請求項５に記載の線材連結金具１００において、挟持片２０が挟持する金属線材の軸方向に対する、当該線材連結金具１００の寸法は、受具における前記金属線材が屈曲してなる、受具の立ち上がり部における高さ寸法と略同一の寸法にて形成して、前記金属線材の軸方向に対するズレ止めが可能となることを特徴とするものである。
【００２８】
すなわちこの請求項９に係る発明の線材連結金具１００は、当該線材連結金具１００により相互に連結固定される受具の、「立ち上がり部」の高さ寸法と略同一の寸法にて形成したものである。従って、当該線材連結金具１００により前記受具「立ち上がり部」の金属線材を連結固定した際には、当該「立ち上がり部」に線材連結金具１００が収容されることとなり、「立ち上がり部」の上下方向に対してのズレを防止することが可能となるのである。
【００２９】
本請求項に係る発明の線材連結金具１００により複数の受具を連結固定する際には、まず、前記した複数の受具をそれぞれの端部どうしで並設させ、これら並設された複数の受具の「立ち上がり部」に相当する金属線材を、線材連結金具１００の収容部１０に収容させる。そして、「立ち上がり部」の金属線材を収容部１０に収容させた状態のままで、前記収容部１０の両側に立設した少なくとも一対の挟持片２０を塑性変形させる。この挟持片２０は、塑性変形させた後には前記「立ち上がり部」の金属線材の外面に沿って変形し、前記収容部１０を略閉塞させることとなる。これらの挟持片２０を塑性変形させる際には、当該挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０を挟み工具にて挟み付けて行い、前記挟持片２０が変形した後には当該把持片３０の片面が略密接し合うこととなるのである。
【００３０】
【発明の実施の形態】
本発明に係る線材連結金具１００は、金属線材を組み合わせてなる受具の組み立て又は該受具の連結固定に使用されるものである。なお、この線材連結金具１００は、組み合わされる金属線材の直径寸法等に対応する寸法に形成して使用されるものである。
【００３１】
当該線材連結金具１００は、特に、線材収容部１０と挟持片２０と把持片３０を備えたことを特徴とするものである。当該線材連結金具１００は、例えば「鋼板」により形成することが考えられるが、特段これに限定されるものではなく、本発明の目的を達成できるのであれば、如何なる材質のものとしてもよい。以下、各構成要件ごとに説明する。
【００３２】
最初に「線材収容部１０」は、後述する「挟持片２０」の間に設けられるものであって、当該「挟持片２０」とともに１又は２以上の金属線材を収容するものである。この「線材収容部１０」は、１又は２以上の金属線材を収容できる幅寸法にて形成されるものであって、２以上の金属線材を収容した際には、当該金属線材を「仮組み」することとなる。すなわち、本発明に係る線材連結金具１００にて複数の金属線材を連結固定する際には、まず、前記複数の金属線材を線材収容部１０に収容させることのみをもって、「離間防止作用」が働くこととなるのである。
【００３３】
なお、本発明に係る線材連結金具１００は、前記の「離間防止作用」を確実に発生させるべく、前記線材収容部１０に「離間防止部４０」を設けたものとしてもよい。この「離間防止部４０」というのは、並列に配置された２本の金属線材を収容部１０に収容した際に、前記複数の金属線材を並設状態にて「仮組み」するものである。この「仮組み」というのは、後述の挟持片２０を塑性変形させる前に、収容部１０内に収容された前記「２本の金属線材」が、前記離間防止部４０により暫定的に挟まれて、相互に離間してしまうことを防止することである。
【００３４】
次に「挟持片２０」は、作業者によって変形処理が施されることによって塑性変形し、前記線材収容部１０内に収容された１又は２以上の金属線材を離間不可に挟持するものである。この「挟持片２０」は、図２R>２の断面図に示すように、前記線材収容部１０の両側に少なくとも一対が立設され、前記線材収容部１０に１又は２以上の金属線材を収容した状態のままで塑性変形が施されることにより、前記金属線材の外面に沿って変形する。この変形によって、図５に示すように、前記線材収容部１０の中央付近において、一対の（又は二対以上の）挟持片２０が相互に当接し、前記線材収容部１０を略閉塞状態とするものである。この「挟持片２０」は、上記作用を奏することができれば如何なる構成としてもよいが、具体的には、「挟持片２０」自身が挟持する金属線材の直径寸法或いは外周寸法と、相互に対応した寸法にて形成することが考えられる。
【００３５】
一方、「把持片３０」は、前記挟持片２０を塑性変形させる際に、挟み工具による挟み付けを容易且つ確実なものとするものであって、前記挟持片２０の先端から外方に向けて延設されるものである。この「把持片３０」は、前記挟持片２０が塑性変形した際には、それぞれの片面どうしが略密接し合うこととなる。即ち、図５に示すように、前記挟持片２０が金属線材の外面に沿って塑性変形した際に、この挟持片２０の先端を折り曲げることにより形成された把持片３０の片面が、それぞれ略密接し合うこととなるのである。このように、把持片３０が略密接し合うことにより、収容部１０における「開口」を覆うこととなるため、当該収容部１０に収容された金属線材確実に連結固定することが可能となるものである。
【００３６】
なお、本発明に係る線材連結金具１００は、その断面形状を図２又は図６の断面図に示す形態に構成することが考えられる。
【００３７】
まず図２に示す形態というのは、線材収容部１０の両側に立設される「挟持片２０」を「断面略コ字形状」に配置して「開口」を形成し、この「開口」から２本の金属線材を内部に配設し、これら２本の金属線材の外側と前記「挟持片２０」とを当接させるものである。
【００３８】
一方、図６に示す形態というのは、前述の「挟持片２０」の間に「仕切壁１４」を設けて、「断面略ヨ字形状」に形成したものである。そして、これら各挟持片２０と前記仕切壁１４との間に「開口」を形成し、これらの「開口」のそれぞれに金属線材を配設しこれら２本の金属線材の外側と前記「挟持片２０」とを当接させるものである。
【００３９】
以下に説明する各実施例においては、図２に示す「断面略コ字形状」に係る構成にて説明するが、本発明に係る線材連結金具１００において、複数の金属線材が並設される部分については、上記「断面略ヨ字形状」にて構成してもよい。
【００４０】
また線材収容部１０は、上記図２及び図６に示す構成のように複数本の金属線材を収容するものに限定されるものではなく、１本の金属線材のみを収容するものとしてもよい。
【００４１】
【実施例】
以下、本発明に係る線材連結金具１００の実施例を、図面を参照して説明する。
（実施例１）
図１から図８は、実施例１に係る線材連結金具１００ａを示すものである。本実施例に係る線材連結金具１００ａは、図１に示すように、収容部１０の両側に一対の挟持片２０が立設され、これら挟持片２０の先端から外方に向けて把持片３０が延設されている。この線材連結金具１００ａにおける線材収容部１０の幅寸法は、２本分の金属線材の直径と略同一の寸法にて形成されている。
【００４２】
本実施例に係る線材連結金具１００ａにより複数の金属線材を連結固定する際には、図２から図５に示すように、まず、線材収容部１０内に複数の金属線材を収容させて、前記線材収容部１０の両側に立設された挟持片２０に対して変形処理を行う。当該変形処理により、前記挟持片２０が金属線材を強固に挟持することとなるのである。尚、この挟持片２０に対する変形処理というのは、前記挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０にペンチ等の挟み工具（Ｐ）を係合させ、一気に（又は段階的に）挟み付けることにより挟持片２０を塑性変形させ、尚かつ、前記把持片３０のそれぞれの片面を、図５に示すように略密接させることを指すものである。
【００４３】
この塑性変形によって前記挟持片２０は、前記線材収容部１０内に収容された複数の金属線材の外面に沿って変形することとなり、当該挟持片２０が前記線材収容部１０を略閉塞することとなるのである。
【００４４】
本実施例に係る線材連結金具１００ａの用途は、特段限定されるものではないが、特に、図７又は図８に示すように、受具どうしの連結固定であって、前記受具を構成する金属線材における、屈曲部と他の屈曲部とに挟まれた、寸法の短いストレート部分の金属線材を連結固定する場合に好適である。
【００４５】
（実施例２）
図９は実施例２に係る線材連結金具１００ｂを示すものである。本実施例に係る線材連結金具１００ｂは、収容部１０の両側に二対の挟持片２０が立設され、これら挟持片２０の先端から外方に向けて把持片３０がそれぞれ延設されている。この線材連結金具１００ｂにおける線材収容部１０の幅寸法は、２本分の金属線材の直径と略同一の寸法にて形成されている。
【００４６】
本実施例に係る線材連結金具１００ｂにより複数の金属線材を連結固定する際には、図２から図５に示すように、まず、線材収容部１０内に複数の金属線材を収容させて、前記線材収容部１０の両側に立設された挟持片２０に対して変形処理を行う。当該変形処理により、前記挟持片２０が金属線材を強固に挟持することとなるのである。尚、この挟持片２０に対する変形処理というのは、前記挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０にペンチ等の挟み工具（Ｐ）を係合させ、一気に（又は段階的に）挟み付けることにより挟持片２０を塑性変形させ、尚かつ、前記把持片３０のそれぞれの片面を、図５に示すように略密接させることを指すものである。
【００４７】
この塑性変形によって前記挟持片２０は、前記線材収容部１０内に収容された複数の金属線材の外面に沿って変形することとなり、当該挟持片２０が前記線材収容部１０を略閉塞することとなるのである。
【００４８】
本実施例に係る線材連結金具１００ｂの用途は、特段限定されるものではないが、受具どうしの連結固定であって、受具を構成する金属線材を並設状態にて連結固定するのに好適である。
【００４９】
（実施例３）
図１０から図１５は、本発明の実施例１に係る線材連結金具１００ｃを示したものである。本実施例に係る線材連結金具１００ｃは、２本の金属線材を収容する幅寸法を有する「線材収容部１０」の両側に、二対の挟持片２０が立設されており、これら二対の挟持片２０の間には「離間防止部４０」が設けられている。即ち、前記二対の挟持片２０の間に形成された「切り欠き」に対して残存した部分が前記「離間防止部４０」に相当する。
【００５０】
この離間防止部４０は、並列に配置された２本の金属線材を収容部１０に収容した際に、前記複数の金属線材を並設状態にて「仮組み」するものである。この「仮組み」というのは、挟持片２０を塑性変形させる前に、収容部１０内に収容された前記「２本の金属線材」が、前記離間防止部４０により暫定的に挟まれて、相互に離間してしまうことを防止することである。
【００５１】
従って、本実施例に係る線材連結金具１００ｃによって２本の金属線材を連結固定する際には、まず前記２本の金属線材を、相互に対向して立設された挟持片２０の間の「開口」から線材収容部１０内に収容させるとともに、離間防止部４０によって仮組みする。その後、図２から図５に示すように、前記線材収容部１０の両側に立設された挟持片２０に対して変形処理を行う。当該変形処理により、前記挟持片２０が金属線材を強固に挟持することとなるのである。尚、この挟持片２０に対する変形処理というのは、前記挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０にペンチ等の挟み工具（Ｐ）を係合させ、一気に（又は段階的に）挟み付けることにより挟持片２０を塑性変形させ、尚かつ、前記把持片３０のそれぞれの片面を、図５に示すように略密接させることを指すものである。
【００５２】
この塑性変形によって前記挟持片２０は、前記線材収容部１０内に収容された複数の金属線材の外面に沿って変形することとなり、当該挟持片２０が前記線材収容部１０を略閉塞することとなるのである。
【００５３】
本実施例に係る線材連結金具１００ｃは、線材収容部１０と挟持片２０とは連続的乃至一体的に形成されているため、相互に並設状態にある金属線材を固定した際にも高い強度を発揮することが可能となるものである。
【００５４】
また、本実施例に係る線材連結金具１００ｃは、ズレ止め部に係る空間に「直交する他の線材Ｂ」が入り込み、挟持片２０が挟持する金属線材の軸方向へのズレを防止することが可能となるものである。この金属線材（Ｂ）は、前記線材挟持片２０が挟持する金属線材（Ａ）の直ぐ下側に配設され、溶接されて成るものである。
【００５５】
なお、本実施例に係る線材連結金具１００ｃに係る線材収容部１０の幅寸法は、金属線材２本分の直径と略同一の寸法とし、一方、ズレ止め部に係る空間の切り欠き寸法は金属線材１本分の直径の寸法と略同一としたが、特段この形状に限定されるものではない。すなわち、線材連結金具１００ｃが配置される場所により、任意に線材収容部１０の幅寸法、或いは、ズレ止め部の切り欠き寸法を変更するものとしてもよい。
【００５６】
また、本実施例に係る線材連結金具１００ｃは、図１２に示すが如く、その挟持する金属線材（Ａ）の長手方向への形成寸法Ｌ１を、前記線材（Ａ）と直交する他の金属線材（Ｂ１）と、当該「他の金属線材（Ｂ１）」と互いに平行に配置された金属線材（Ｂ２）との間隔Ｌ２と、略同一の寸法に形成してもよい。前記の寸法Ｌ１にて形成し、線材連結金具１００ｃを前記「他の金属線材（Ｂ１），（Ｂ２）」間に収納することにより、挟持する金属線材（Ａ）の長手方向へのズレ止めが可能となるのである。勿論、受具に係る金属線材（Ｂ１），（Ｂ２）の組み付け間隔Ｌ２を、線材連結金具１００ｃの形成寸法Ｌ１に合わせて組み付けることによって、ズレ止めを行うものとしてもよい。
【００５７】
本実施例に係る線材連結金具１００ｃは、前記「ズレ止め部」によるズレ止め作用と、上述した線材連結金具１００ｃの形成寸法Ｌ１を金属線材の間隔Ｌ２と略同一とすることによるズレ止め作用とを、同時に発生させる構成としてもよいのである。
【００５８】
本実施例に係る線材連結金具１００ｃの用途としては、図３３に示すように、受具どうしの連結金具としての使用であって、受具の端部を構成する金属線材を並設状態にて連結固定するのに好適である。
【００５９】
（実施例４）
図１６から図１８は、本発明の実施例２に係る線材連結金具１００ｄを示したものである。本実施例に係る線材連結金具１００ｄは、２本分の金属線材の直径寸法と略同一の幅寸法を有する線材収容部１０に対して、その両端に二対の挟持片２０がそれぞれ立設されている。そして、これら２対の挟持片２０の間にスリットを介して一対の「離間防止部４０」が立設されており、この離間防止部４０にはボルト穴が形成されている。
【００６０】
このボルト穴は、前記離間防止部４０が、線材収容部１０内に収容された金属線材から強い負荷を受けた場合にも拡開してしまうことを防止するために設けるものであり、対向して立設された離間防止部４０を連係して螺嵌する、別部材に係る拡開防止ボルトを挿入するためのものである。但し、前記拡開防止ボルトは必須の構成要件ではなく、本実施例に係る線材連結金具１００ｄの用途が、それほど負荷が掛からない部位の連結固定であるのならば、拡開防止ボルトにて離間防止部４０を螺嵌する必要はない。
【００６１】
当該線材連結金具１００ｄにより金属線材を固定する際には、図１７又は図１８に示すように、金属線材（Ａ）を、相互に対向して立設された挟持片２０及び離間防止部４０の間の「開口」から線材収容部１０内に収容させるとともに、離間防止部４０によって仮組みする。その後、図２から図５に示すように、前記線材収容部１０の両側に立設された挟持片２０に対して変形処理を行う。当該変形処理により、前記挟持片２０が金属線材を強固に挟持することとなるのである。尚、この挟持片２０に対する変形処理というのは、前記挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０にペンチ等の挟み工具（Ｐ）を係合させ、一気に（又は段階的に）挟み付けることにより挟持片２０を塑性変形させ、尚かつ、前記把持片３０のそれぞれの片面を、図５に示すように略密接させることを指すものである。
【００６２】
この塑性変形によって前記挟持片２０は、前記線材収容部１０内に収容された複数の金属線材の外面に沿って変形することとなり、当該挟持片２０が前記線材収容部１０を略閉塞することとなるのである。
【００６３】
そして、図１７又は図１８に示すように、２本の金属線材を挟んだ位置にて相互に向き合っている離間防止部４０に形成されたボルト穴に対し、拡開防止ボルトを螺入して固定するのである。
【００６４】
また、本実施例に係る線材連結金具１００ｄは、拡開防止ボルトを備えているため、その挟持する金属線材（Ａ）において多大な負荷が掛かった場合にも、線材収容部１０が外方へ開いてしまうことを防止できることとなる。本実施例に係る線材連結金具１００ｄの用途としては、図３５に示すように、受具におけるコーナー部分を形成する金属線材の連結固定に用いることが好適である。
【００６５】
（実施例５）
図１９及び図２０は、本発明の実施例５に係る線材連結金具１００ｅを示したものである。本実施例に係る線材連結金具１００ｅは、図１９に示すように、線材収容部１０の両側端に二対の挟持片２０を立設され、当該二対の挟持片２０の間には「開口部」が設けられている。この「開口部」は、金属線材（Ａ１），（Ａ２）と直交して配置される他の２本の金属線材（Ｂ１），（Ｂ２）の直径寸法と略同一の幅にて形成されている。前記挟持片２０におけるそれぞれの内側端面に離間防止部４０が備えられており、この離間防止部４０が、互いに並設する前記「他の金属線材（Ｂ１），（Ｂ２）」の外面と係合して、相互に離間することを防止することとなる。
【００６６】
本実施例に係る線材連結金具１００ｅにより金属線材を連結固定する際には、図２０に示すように、まず、線材収容部１０に金属線材（Ａ１），（Ａ２）を収容させることともに、２本の金属線材（Ｂ１），（Ｂ２）における曲部を、挟持片２０の間に形成した一方の開口部から収容させる。前記挟持片２０はその内側端面に離間防止部４０を備えており、この離間防止部４０が、前記「２本の金属線材（Ｂ１），（Ｂ２）」の周面に離間不可に係合する。
【００６７】
次に、上述の如くの線材収容部１０に金属線材（Ａ１），（Ａ２）が収容され、前記離間防止部４０が２本の金属線材（Ｂ１），（Ｂ２）の周面に離間不可に係合した状態において、前記線材収容部１０の両側の立設された挟持片２０に対して変形処理を行う。当該変形処理により、前記挟持片２０が金属線材を強固に挟持することとなるのである。尚、この挟持片２０に対する変形処理というのは、図２から図５に示すように、前記挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０にペンチ等の挟み工具（Ｐ）を係合させ、一気に（又は段階的に）挟み付けることにより挟持片２０を塑性変形させ、尚かつ、前記把持片３０のそれぞれの片面を、図５に示すように略密接させることを指すものである。
【００６８】
この塑性変形によって前記挟持片２０は、前記線材収容部１０内に収容された複数の金属線材の外面に沿って変形することとなり、当該挟持片２０が前記線材収容部１０を略閉塞することとなるのである。
【００６９】
以上から、本実施例に係る線材連結金具１００ｅは、分断されている金属線材（Ａ１），（Ａ２）を連結し、相互に並設している金属線材（Ｂ１），（Ｂ２）を離間不可に連結固定することを可能とするものである。
【００７０】
（実施例６）
図２１乃至図２３は、本発明の実施例３に係る線材連結金具１００ｆを示したものである。本実施例に係る線材連結金具１００ｆは、図２１に示すように、２本分の金属線材の直径寸法と略同一の幅寸法を有する線材収容部１０に対して、その両側に一対の挟持片２０と、回転防止部を備えた一対の離間防止部４０とが立設されており、金具１００ｆの最下部には「高さ合わせ手段」が設けられている。本実施例に係る線材連結金具１００ｆの形成寸法は、図２２に示すように、受具における「立ち上がり部」における高さ寸法と略同一の寸法にて形成されているため、前記挟持片２０が挟持する金属線材の軸方向に対するズレ止めが可能となるものである。
【００７１】
ここで、前記「回転防止部」というのは、図２１或いは図２２に示すように、線材収容部１０と相対向する位置に配置され、金属線材（Ｂ）の背面に係合するものである。そのため、この回転防止部は前記線材収容部１０とともに金属線材（Ａ）及び金属線材（Ｂ）を挟み込むこととなり、線材連結金具１００ｆが金属線材（Ａ）上にて回転してしまうことを防止することが可能となる。
【００７２】
従って、線材連結金具１００ｆが「回転」することによる、当該線材連結金具１００ｆの金属線材（Ａ）上における固定位置の「ズレ」或いは「緩み」を防止できる。
【００７３】
一方、前記「高さ合わせ手段」というのは、線材連結金具１００ｆの最下部に設けられ、受具の立ち上がり部における金属線材に当接した際に、若干の「撓み」が発生する。この「撓み」によりスプリングの如き作用が生じ、線材連結金具１００ｆ自体を上方に押し上げる作用が働く。そのため、前記「立ち上がり部」における線材連結金具１００ｆの上下位置が整合されることとなるのである。当該線材連結金具１００ｆは図２２R>２に示すように、主に受具の立上がり部に使用されるものである。
【００７４】
本実施例に係る線材連結金具１００ｆにより金属線材を固定する際には、図２１又は図２２に示すように、金属線材（Ａ）を、挟持片２０及び離間防止部４０の間の開口から、線材収容部１０に収容させて離間防止部４０により仮組みさせるとともに、回転防止部５０を金属線材（Ｂ）の外面に当接させる。それとともに、図２３に示すように、高さ合わせ手段を金属線材の屈曲部内側に当接させることにより、線材連結金具１００ｆ自身を上方に押し上げて、上下方向に対する位置を整合させる。
【００７５】
その後、図２から図５に示すように、前記線材収容部１０の両側に立設された挟持片２０に対して変形処理を行う。当該変形処理により、前記挟持片２０が金属線材を強固に挟持することとなるのである。尚、この挟持片２０に対する変形処理というのは、前記挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０にペンチ等の挟み工具（Ｐ）を係合させ、一気に（又は段階的に）挟み付けることにより挟持片２０を塑性変形させ、尚かつ、前記把持片３０のそれぞれの片面を、図５に示すように略密接させることを指すものである。
【００７６】
この塑性変形によって前記挟持片２０は、前記線材収容部１０内に収容された複数の金属線材の外面に沿って変形することとなり、当該挟持片２０が前記線材収容部１０を略閉塞することとなるのである。
【００７７】
本実施例に係る線材連結金具１００ｆの用途としては、図３３に示す、受具の「立ち上がり部分」の連結固定に用いることが好適である。
【００７８】
（実施例７）
図２４乃至図２６は、本発明の実施例７に係る線材連結金具１００ｇを示したものである。本実施例に係る連結金具１００ｇは、図２４に示すように、上下２段階にわたって第１線材収容部１０ａと第２線材収容部１０ｂとを備え、この第２線材収容部１０ｂの両側にそれぞれ挟持片２０が形成されるものである。前記各線材収容部１０ａ，１０ｂは、それぞれ金属線材１本分の直径寸法と略同一の幅寸法を有しており、特に、第１線材収容部１０ａは断面略コ字形状に形成されている。
【００７９】
一方、第２線材収容部１０ｂは、前記第１線材収容部１０ａに係る下端の中央部分を基端として、それぞれ外方に向けて延設されて成るものである。これらの第２線材収容部１０ｂは、それぞれの両側に一対の挟持片２０が垂設されており、各挟持片２０が第２線材収容部１０ｂに収容された金属線材を挟持することとなるのである。
【００８０】
本実施例に係る線材連結金具１００ｇにより複数の金属線材を連結固定する際には、まず第１線材収容部１０ａ内に金属線材を１本収容させて、次に第２線材収容部１０ｂ内へ、前記金属線材と直交して配設される他の金属線材を１本収容させる。そして、前記第２線材収容部１０ｂに垂設された各挟持片２０に対して変形処理を行う。当該変形処理により、前記挟持片２０が金属線材を強固に挟持することとなるのである。尚、この挟持片２０に対する変形処理というのは、前記挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０にペンチ等の挟み工具（Ｐ）を係合させ、一気に（又は段階的に）挟み付けることにより挟持片２０を塑性変形させ、尚かつ、前記把持片３０のそれぞれの片面を、図５に示すように略密接させることを指すものである。
【００８１】
この塑性変形によって前記挟持片２０は、前記第２線材収容部１０ｂ内に収容された１本の金属線材の外面に沿って変形することとなり、当該挟持片２０が前記第２線材収容部１０ｂを略閉塞することとなるのである。
【００８２】
本実施例に係る線材連結金具１００ｇの用途としては、図２５又は図２６に示す、上下に直交して配設された２本の金属線材の連結固定に用いることが好適である。
【００８３】
（実施例８）
図２７又は図２８は、本発明の実施例８に係る線材連結金具１００ｈを示したものである。本実施例に係る連結金具１００ｈは、図２７に示すように、上下２段階にわたって第１線材収容部１０ａと第２線材収容部１０ｂとを備え、この第２線材収容部１０ｂの両側にそれぞれ挟持片２０が形成されるものである。前記第１各線材収容部１０ａは、金属線材１本分の直径寸法と略同一の幅寸法を有しており、断面略コ字形状に形成されている。
【００８４】
一方、第２線材収容部１０ｂは、前記第１線材収容部１０ａに係る下端の中央部分を基端として、それぞれ外方に向けて延設されて成るものである。これらの第２線材収容部１０ｂは金属線材２本分の直径寸法と略同一の幅寸法を有しており、それぞれの両側に一対の挟持片２０が垂設されており、各挟持片２０が第２線材収容部１０ｂに収容された複数の金属線材を挟持することとなるのである。
【００８５】
本実施例に係る線材連結金具１００ｈにより複数の金属線材を連結固定する際には、まず第１線材収容部１０ａ内に金属線材を１本収容させる。その次に第２線材収容部１０ｂ内へ、前記金属線材と直交して配設される他の金属線材を２本収容させる。そして、前記第２線材収容部１０ｂに垂設された各挟持片２０に対して変形処理を行う。当該変形処理により、前記挟持片２０が金属線材を強固に挟持することとなるのである。尚、この挟持片２０に対する変形処理というのは、前記挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０にペンチ等の挟み工具（Ｐ）を係合させ、一気に（又は段階的に）挟み付けることにより挟持片２０を塑性変形させ、尚かつ、前記把持片３０のそれぞれの片面を、図５に示すように略密接させることを指すものである。
【００８６】
この塑性変形によって前記挟持片２０は、前記第２線材収容部１０ｂ内に収容された２本の金属線材の外面に沿って変形することとなり、当該挟持片２０が前記第２線材収容部１０ｂを略閉塞することとなるのである。
【００８７】
本実施例に係る線材連結金具１００ｈの用途としては、図２７、図２８又は図３５に示すように、相互に並設状態にある２本の金属線材の連結固定用いることが好適である。なお、図２７及び図２８は、図３５に示す受具の一部分を拡大して表示したものである。当該図３５に示す受具というのは、配線・配管等が交叉する部分に用いられる受具であって、受具（１）と受具（２）とから成るものである。即ち、受具（１）に係る側部の一部分を切断し、当該受具（１）の底部を構成する金属線材のうち最も外側に配設された金属線材の内側周面に対して、他の受具（２）の端部に配設された金属線材の内側周面を引っ掛けて係合させて成るものである。本実施例に係る線材連結金具１００ｈは、当該係合部分を連結固定する際に用いることが好適である。
（実施例９）
図２９及び図３０は、本発明の実施例４に係る線材連結金具１００ｉを示したものである。本実施例に係る連結金具１００ｉは、図２９に示すように、上下２段階にわたって第１線材収容部１０ａと第２線材収容部１０ｂとを備え、この第２線材収容部１０ｂの両側にそれぞれ挟持片２０が形成されるものである。前記第１各線材収容部１０ａは、金属線材２本分の直径寸法と略同一の幅寸法を有しており、断面略コ字形状に形成されている。
【００８８】
一方、第２線材収容部１０ｂは、前記第１線材収容部１０ａの下端を基端として、それぞれ外方に向けて延設されて成るものである。これらの第２線材収容部１０ｂは金属線材１本分の直径寸法と略同一の幅寸法を有しており、それぞれの両側に一対の挟持片２０が垂設されており、各挟持片２０が第２線材収容部１０ｂに収容された金属線材を挟持することとなるのである。
【００８９】
当該線材連結金具１００ｉにより金属線材を固定する際には、図３０に示すように、相互に並設状態にある金属線材（Ｂ１），（Ｂ２）を、互いに向かい合って配置される線材収容部１０の間の開口から、連結金具の内部に配設させて前記線材収容部１０間の第１線材収容部１０ａに収容させる。それとともに、前記金属線材（Ｂ１），（Ｂ２）と直交して配設され、それぞれＴ字状に溶着された金属線材（Ａ１），（Ａ２）を、互いに向かい合って配置される挟持片２０の間の開口から収容し、第２線材収容部１０ｂに収容させる。そして、前記金属線材（Ａ１），（Ａ２）を収容した前記第２線材収容部１０ｂに垂設された各挟持片２０に対して変形処理を行う。当該変形処理により、前記挟持片２０が金属線材を強固に挟持することとなるのである。尚、この挟持片２０に対する変形処理というのは、前記挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０にペンチ等の挟み工具（Ｐ）を係合させ、一気に（又は段階的に）挟み付けることにより挟持片２０を塑性変形させ、尚かつ、前記把持片３０のそれぞれの片面を、図５に示すように略密接させることを指すものである。
【００９０】
この塑性変形によって前記挟持片２０は、前記第２線材収容部１０ｂ内に収容された１本の金属線材の外面に沿って変形することとなり、当該挟持片２０が前記第２線材収容部１０ｂを略閉塞することとなるのである。
【００９１】
本実施例に係る線材連結金具１００ｉの用途としては、図２９又は図３０に示すように、相互に並設状態にある２本の金属線材の連結固定用いることが好適である。
【００９２】
（実施例１０）
図３１及び図３２は、本発明の実施例６に係る線材連結金具１００ｊを示したものである。本実施例に係る線材連結金具１００ｊは、挟持する線材の軸方向について、受具の幅寸法と略同一の寸法とし、受具の断面形状に沿わせるべく、その全体を略Ｕ字状に形成したことを特徴とするものである。そして、連結金具１００ｆの長手方向において連続的に線材収容部１０を形成し、受具の立ち上がり部分に当接する部分並びに受具の底部に当接する部分の数カ所に挟持片２０を設け、これらの挟持片２０の間に離間防止部４０を設けたものである。
【００９３】
本実施例に係る線材連結金具１００ｊにて受具を連結乃至固定する際には、図３２に示すように、線材連結金具１００ｊを断面略Ｕ字状の受具の金属線材に沿わせて収納して、前記金属線材を離間防止部４０により「仮組み」する。そして、線材連結金具１００ｆに設けた挟持片２０に対して変形処理を施す。当該変形処理により、前記挟持片２０が、前記離間防止部４０により「仮組み」された金属線材を強固に挟持することとなるのである。尚、この挟持片２０に対する変形処理というのは、前記挟持片２０の先端から外方に向けて延設された把持片３０にペンチ等の挟み工具（Ｐ）を係合させ、一気に（又は段階的に）挟み付けることにより挟持片２０を塑性変形させ、尚かつ、前記把持片３０のそれぞれの片面を、図５に示すように略密接させることを指すものである。
【００９４】
この塑性変形によって前記挟持片２０は、前記線材収容部１０内に収容された２本の金属線材の外面に沿って変形することとなり、当該挟持片２０が前記線材収容部１０を略閉塞することとなるのである。
【００９５】
かかる構成乃至作用により、線材連結金具１００ｊにおける長手方向へのズレが生じることなく、受具どうしを離間不可に連結固定することとなるのである。
【００９６】
【発明の効果】
請求項１に係る発明は、複数の金属線材を連結又は固定する際に使用される線材連結金具であって、相互に並殺した状態で配設される複数の前記金属線材又は相互に交差して配設される複数の前記金属線材を前記並設状態又は交差状態に収容する開口部を備えた少なくとも一つの線材収容部と、前記線材収容部の両側に設けられた、少なくとも一対の挟持片と、前記両挟持片の先端から外方に向けて延設されて、挟み付け工具で把持可能な把持片と、を備え、前記把持片を把持した工具の挟み付けにより当該把持片を互いに近接させることで、前記挟持片が、前記線材収容部内に収容された一又は複数の金属線材の外面に沿って塑性変形して線材収容部を略閉塞するとともに、当該線材収容部内に収容された一又は複数の金属線材を挟持することにその構成上の特徴を有するものである。そして、この請求項１に係る発明の線材連結具１００によれば、相互に並設した状態で配設される複数の前記金属線材又は相互に交差して配設される複数の前記金属線材を前記並設状態又は交差状態にて連結固定することが可能となるという効果を得られる。
【００９７】
請求項２に係る発明は、複数の金属線材を連結又は固定する際に使用される線材連結金具であって、相互に交差して配設される複数の前記金属線材のうち、一方の金属線材を収容する第１線材収容部と、他方の金属線材を収容する第２線材収容部と、この第２線材収容部の両側に設けられた、少なくとも一対の挟持片と、前記両挟持片２０の先端から外方に向けて延設されて、挟み付け工具で把持可能な把持片とを備え、前記把持片を把持した工具の挟み付けにより当該把持片を互いに近接させることで、前記挟持片が、前記線材収容部内に収容された一又は複数の金属線材の外面に沿って塑性変形して線材収容部を略閉塞するとともに、前記相互に交差して配設される複数の前記金属線材を、交差状態で連結固定することにその構成上の特徴を有するものである。そして、この請求項２に係る発明の線材連結具によれば、相互に交差して配設される複数の前記金属線材を前記交差状態にて連結固定することが可能となるという効果を得られる。
【００９８】
請求項３に係る発明は、請求項１又は２に記載の線材連結金具において、挟持片は塑性変形を施されることにより、これらの挟持片の先端から外方に向けて延設された把持片の片面が略密接し合い、前記線材収容部内に収容された金属線材を連結固定することにその構成上の特徴を有するものである。そして、この請求項３に係る発明の線材連結金具によれば、挟持片は塑性変形させた後においては収容部に収容した金属線材の外面に沿って変形し、前記収容部を略閉塞させることとなり、尚かつ、これらの挟持片を塑性変形させた後には、当該挟持片の先端から外方に向けて延設された把持片の片面が略密接し合うこととなるので、収容部内に収容された複数の金属線材を確実に挟持することが可能となるという効果を得られるものである。
【００９９】
請求項４に係る発明は、請求項１から請求項３の何れかに記載の線材連結金具において、挟持片及び把持片を備える線材収容部の幅寸法は、前記挟持片が挟持する一又は複数の 金属線材の直径と略同一の寸法にて形成されたことにその構成上の特徴を有するものである。
【０１００】
請求項５に係る発明は、請求項１から請求項４の何れかに記載の線材連結金具において、金属線材の組み合わせによって網状に形成される受具どうしの連結又は該受具の組立て等に使用されることにその構成上の特徴を有するものである。そして、この請求項５に係る発明の線材連結金具によれば、特に、金属線材の組み合わせによって網状に形成された受具どうしの連結、又は、該受具の組立てが可能となるという効果を奏するものである。
【０１０１】
請求項６に係る発明は、請求項５に記載の線材連結金具において、挟持片により挟持される金属線材に対し直交して互いに平行に配設された他の金属線材どうしの間隔と略同一の寸法にて形成され、前記他の金属線材の間に配設されることにより、前記挟持される金属線材の軸方向へのズレが防止されることにその構成上の特徴を有するものである。そして、この請求項６に係る発明の線材連結金具によれば、前記直交する他の金属線材同士の間隔と略同一の寸法に形成された連結金具によって金属線材を挟持する際には、当該連結金具が前記平行に配設された「他の金属線材」の間隔内に収まることとなる。そのため当該連結金具が、その挟持する金属線材の軸方向へズレてしまうことを防止できるという効果を奏するものである。
【０１０２】
請求項７に係る発明は、請求項５に記載の線材連結金具において、挟持片により挟持される金属線材と直交して配設された前記受具を構成する他の金属線材の両外側と係合して、前記挟持される金属線材の軸方向へのズレを防止するズレ止め部を備えたことにその構成上の特徴を有するものである。そして、この請求項７に係る発明の線材連結金具によれば、当該連結金具が挟持する金属線材と直交する「他の金属線材」の外周面に、「ズレ止め部」が係合することにより、連結金具が挟持する前記金属線材の軸方向へのズレを防止することが可能となるという効果を奏することとなる。
【０１０３】
請求項８に係る発明は、請求項５に記載の線材連結金具において、挟持片により挟持される金属線材と当該金属線材と直交して配置され受具を構成する他の金属線材との直交部分に配設した際には、前記金属線材が線材収容部に収容され、前記他の金属線材が前記挟持片の側端を基端として形成された空間部に収容されて、尚かつ、前記他の金属線材が前記挟持片に干渉しないことにその構成上の特徴を有するものである。そして、この請求項８に係る発明の線材連結金具によれば、挟持片が挟持する金属線材を線材収容部内に収容させる際に、前記金属線材と直交する他の金属線材を、前記挟持片の側端を基端として形成された「空間部」に回避させることができるので、前記挟持片に干渉又は当接してしまうことを防止できる。そのため、受具に対して線材連結金具を容易に装着することが可能となるのである。
【０１０４】
請求項９に係る発明は、請求項５に記載の線材連結金具において、挟持片が挟持する金属線材の軸方向に対する、当該線材連結金具の寸法は、受具における前記金属線材が屈曲してなる、受具の立ち上がり部における高さ寸法と略同一の寸法にて形成して、前記金属線材の軸方向に対するズレ止めが可能となることにその構成上の特徴を有するものである。そして、この請求項９に係る発明の線材連結金具によれば、「立ち上がり部」に線材連結金具が収容されることとなり、「立ち上がり部」の上下方向に対してのズレを防止することが可能となるという効果を奏することとなるのである。
【０１０５】
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例１に係る線材固定金具１００（１００ａ）の斜視図である。
【図２】本発明に係る線材固定金具１００に対して塑性変形を施すプロセスを示す第１図である。
【図３】上記プロセスの第２図である。
【図４】上記プロセスの第３図である。
【図５】上記プロセスの第４図である。
【図６】図２に係る線材固定金具１００に対して、両側部１１間に仕切壁１４を設け、断面略ヨ字形状とした線材固定金具１００の断面図である。
【図７】図１の線材固定金具１００（１００ａ）の使用状態を上方から示した図である。
【図８】図１７の線材固定金具１００（１００ａ）の使用状態を下方から示した図である。
【図９】実施例２に係る線材固定金具１００（１００ｂ）の斜視図である。
【図１０】実施例３に係る線材固定金具１００（１００ｃ）の斜視図である。
【図１１】図１０の線材固定金具１００（１００ｃ）のＡ−Ａ線断面図である。
【図１２】（ａ）は、挟持する金属線材（Ａ）と直交する「他の金属線材（Ｂ１），（Ｂ２）」どうしの間に、図１０の線材固定金具１００を配設させた状態での側面図であり、一方（ｂ）は、ズレ止め部に直交する「他の金属線材Ｂ」を収容した状態での、図１０に係る線材固定金具１００（１００ａ）の側面図である。
【図１３】図１０の線材固定金具１００（１００ｃ）の使用状態を上方から示した図である。
【図１４】図１０の線材固定金具１００（１００ｃ）の使用状態を下方から示した図である。
【図１５】図１０の線材固定金具１００（１００ｃ）の他の使用状態を示した図である。
【図１６】実施例４に係る線材固定金具１００（１００ｄ）の斜視図である。
【図１７】図１６の線材固定金具１００（１００ｄ）の使用状態を上方から示した図である。
【図１８】図１６の線材固定金具１００（１００ｄ）の使用状態を下方から示した図である。
【図１９】実施例５に係る線材固定金具１００（１００ｅ）の斜視図である。
【図２０】図１９の線材固定金具１００（１００ｅ）の使用状態を上方から示した図である。
【図２１】実施例６に係る線材固定金具１００（１００ｆ）の斜視図である。
【図２２】図２４の線材固定金具１００（１００ｆ）の使用状態を正面から示した図である。
【図２３】図２４の線材固定金具１００（１００ｆ）の使用状態を背面から示した図である。
【図２４】実施例７に係る線材固定金具１００（１００ｇ）の斜視図である。
【図２５】図２４の線材固定金具１００（１００ｇ）の使用状態を上方から示した図である。
【図２６】図２４の線材固定金具１００（１００ｇ）の使用状態を下方から示した図である。
【図２７】実施例８に係る線材固定金具１００（１００ｈ）の使用状態を上方から示した図である。
【図２８】図２６の線材固定金具１００（１００ｈ）の使用状態を下方から示した図である。
【図２９】実施例９に係る線材固定金具１００（１００ｉ）の斜視図である。
【図３０】図２９の線材固定金具１００（１００ｉ）の使用状態を上方から示した図である。
【図３１】実施例１０に係る線材固定金具１００（１００ｊ）の斜視図である。
【図３２】図３１の線材固定金具１００（１００ｊ）の使用状態を上方から示した図である。
【図３３】受具の直線部分を本発明に係る線材固定金具によって連結固定した状態を示す図である。
【図３４】受具のコーナー部分を本発明に係る線材固定金具によって連結固定した状態を示す図である。
【図３５】受具の交叉部分を本発明に係る線材固定金具によって連結固定した状態を示す図である。
【図３６】従来技術に係る線材固定金具の使用状態を示した図である。
【符号の説明】
１０ 線材収容部
１０ａ 第１線材収容部
１０ｂ 第２線材収容部
２０ 挟持片
３０ 把持部
４０ 離間防止部
１００ 線材固定金具
Ａ 金属線材（Ａ）
Ｂ 金属線材（Ｂ）
Ｐ 挟み工具[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  TECHNICAL FIELD The present invention relates to a wire connecting bracket for a receiver used for connecting or assembling the receivers formed in a net shape with a metal wire to support wiring / piping materials, and in particular, between the receivers. It is related with the wire rod metal fitting which can perform the wire rod fixing operation | work at the time of the connection of this, or the assembly of this receiver simply and rapidly.
[0002]
[Prior art]
  As a support for supporting wiring / piping materials, in addition to the ladder-shaped one, a metal wire is welded in a lattice shape to form a mesh body, and this mesh body is assembled and connected to each other to form a receiver, A “mesh type receiver” has been proposed. As a fixing bracket for connecting the mesh-type receiver, a fixing bracket according to a technique described in German Patent Application No. 2036325 has been proposed.
[0003]
  As shown in FIG. 36, the connecting and fixing bracket according to the technique described in this publication is composed of two metal wires connected side by side, which are connected to each other, by screwing the two brackets. The holder is connected and fixed by pinching.
[0004]
  However, in order to connect and fix the connecting brackets according to the technique described in the above publication, it is necessary to perform screwing work one by one at the connecting portion. This screwing work is a troublesome work that involves "turning" a tool such as a screwdriver or a wrench, especially when the connection work is carried out with an unreasonable posture, diving under the receiving fixture to be connected. Is very inconvenient.
[0005]
  Moreover, when the said receiving tool is arrange | positioned over a long distance, the location which necessarily requires a connection operation will also be many. In such a case, if it is necessary to perform troublesome screw tightening work at all the connecting points, this work takes a long time, which is problematic.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
  The present invention is proposed in order to solve the above-described problems, and is characterized in that a part of a metal fitting is plastically deformed in a state in which the metal wire is accommodated to connect and fix the metal wire. Therefore, according to the present invention, it is possible to provide a wire connecting fitting that can easily and surely perform a connecting and fixing operation on a metal wire, and can shorten the time required for the operation. It is.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
  First,The invention according to claim 1 is a wire rod fitting 100 used when connecting or fixing a plurality of metal wire rods, the plurality of metal wire rods arranged in parallel with each other or intersecting each other. A plurality of the metal wire rods arranged in a parallel state or in an intersecting state, and provided on both sides of the wire rod housing portion 10.TheAt least a pair of clamping pieces 20;SaidIt extends outward from the tip of both sandwiching pieces 20The,PinchingtoolsoA graspable gripping piece 30 andThe gripping pieces 20 are brought close to each other by sandwiching a tool that grips the gripping pieces, so that the sandwiching pieces 20 are placed on the outer surface of one or a plurality of metal wire rods housed in the wire rod housing portion 10. Along with plastic deformation along, the wire accommodating part 10 is substantially closed, and one or more metal wires accommodated in the wire accommodating part 10 are sandwiched.The wire connecting fitting 100 is characterized by the above.
[0008]
  That is, the wire rod connector 100 of the invention according to claim 1 is for connecting and fixing a plurality of metal wire rods in a juxtaposed state or a crossing state, and includes the wire rod accommodating portion 10, the sandwiching piece 20, and the gripping piece 30. I have.
[0009]
  In the case of connecting and fixing a plurality of metal wires by the wire connecting fitting 100 of the invention according to the present invention, first, the plurality of metal wires are accommodated in the accommodating portion 10 and the state of the accommodating portion 10 is kept in that state. At least a pair of sandwiching pieces 20 erected on both sides are plastically deformed to sandwich the plurality of metal wires. When these sandwiching pieces 20 are plastically deformed, a gripping piece 30 extending outward from the tip of the sandwiching piece 20 is sandwiched by a sandwiching tool.
[0010]
  next,The invention which concerns on Claim 2 is the wire coupling metal fitting 100 used when connecting or fixing a some metal wire, Comprising: One metal among the said some metal wires arrange | positioned mutually crossing Provided on both sides of the first wire accommodating part 10a for accommodating the wire, the second wire accommodating part 10b for accommodating the other metal wire, and the second wire accommodating part 10b.TheAt least a pair of clamping pieces 20;SaidIt extends outward from the tip of both sandwiching pieces 20The,PinchingtoolsoA gripping piece 30 that can be gripped,By holding the gripping pieces 30 close to each other by clamping the gripping piece 30, the gripping pieces 20 are along the outer surface of one or a plurality of metal wire rods housed in the wire rod housing portion 10 b. While plastically deforming and substantially closing the wire housing part,The wire connecting fitting 100 is characterized in that the plurality of metal wires arranged to cross each other are connected and fixed in an intersecting state.
[0011]
  That is, the wire rod connector 100 of the invention according to claim 2 is for connecting and fixing a plurality of metal wire rods in an intersecting state, and includes a first wire rod accommodating portion 10a, a second wire rod accommodating portion 10b, and a sandwiching piece 20. And a gripping piece 30.
[0012]
  When a plurality of metal wire rods are connected and fixed by the wire rod connecting metal fitting 100 according to the present invention, first, the plurality of metal wire rods are accommodated in the first wire rod accommodating portion 10a. Then, another metal wire disposed perpendicular to the metal wire is accommodated in the second wire accommodating portion 10b. Thereafter, at least a pair of sandwiching pieces 20 provided upright on both sides of the second wire accommodating portion 10b are plastically deformed to sandwich the plurality of metal wires. When these sandwiching pieces 20 are plastically deformed, a gripping piece 30 extending outward from the tip of the sandwiching piece 20 is sandwiched by a sandwiching tool.
[0013]
  Also,The invention according to claim 3 is the invention according to claim 1 orClaim2, the holding piece 20 is subjected to plastic deformation.Be doneByWhatThe wire containing portion 10 is substantially closed, and one side of the gripping piece 30 extending outward from the tip of the holding piece 20 is in close contact with each other, so that the metal contained in the wire containing portion 10 The wire rod is connected and fixed.
[0014]
  That is, when the metal wire is connected and fixed by the wire connecting fitting 100 according to the third aspect of the invention, first, the metal wire is accommodated in the accommodating portion 10 of the wire connecting fitting 100 and is erected on both sides of the accommodating portion 10. The at least one pair of sandwiching pieces 20 is plastically deformed. After the holding piece 20 is plastically deformed, the holding piece 20 is deformed along the outer surface of the metal wire housed in the housing portion 10 to substantially close the housing portion 10. When these sandwiching pieces 20 are plastically deformed, a gripping piece 30 extending outward from the tip of the sandwiching piece 20 is sandwiched by a sandwiching tool, and the sandwiching piece 20 is deformed. That is, one side of the gripping piece 30 is in close contact with each other.
[0015]
  Furthermore, the invention according to claim 4 is the wire rod fitting 100 according to any one of claims 1 to 3, wherein the width dimension of the wire rod accommodating portion 10 including the holding piece 20 and the holding piece 30 is the holding piece. 20 is formed in the dimension substantially the same as the diameter of the 1 or several metal wire which clamps.
[0016]
  Claim5The invention according to claim 1 is fromClaim 4The wire connecting fitting 100 according to any one of the above is characterized in that the wire connecting fitting 100 is used for connecting the receivers formed in a net shape by combining metal wires or assembling the receivers.
[0017]
  That is, this claim5According to the wire rod connecting metal fitting 100 of the invention according to the present invention, in particular, it is possible to connect the receivers formed in a net shape by combining metal wires or to assemble the receivers.
[0018]
  Claim6The invention according to claim5In the wire rod connecting metal fitting 100 described in the above, it is formed with a dimension substantially the same as the interval between the other metal wire rods arranged orthogonal to and parallel to the metal wire rod sandwiched by the sandwiching piece 20, By being disposed between the metal wire rods, the axial displacement of the sandwiched metal wire rods is prevented.
[0019]
  That is, this claim6The wire connecting fitting 100 according to the invention has a feature in the formation dimension in the axial direction of the metal wire (A) to be sandwiched. For example, as shown in FIG. 12A, the formation dimension is arranged in parallel with the other metal wire (B1) orthogonal to the sandwiched metal wire (A) and the “other metal wire (B1)”. It is formed with a distance L2 from the “other metal wire (B2)” and substantially the same dimension L1.
[0020]
  Therefore, when the metal wire is sandwiched between the metal fittings formed to have substantially the same dimensions as the interval between the other metal wires orthogonal to each other, the “other metal wire” in which the metal fittings are arranged in parallel. It will be within the interval. Therefore, it can prevent that the said connection metal fitting will shift | deviate to the axial direction of the metal wire to pinch | interpose.
[0021]
  In addition, in the connection metal fitting 100 shown in FIG. 12A, a “displacement preventing portion” described later is provided. However, in the invention according to this claim, the displacement preventing portion is not an essential component. .
[0022]
  Claim7The invention according to claim5In the wire rod connecting bracket 100 according to the above, the metal held by engaging with both outer sides of the other metal wire constituting the holder disposed perpendicular to the metal wire held by the holding piece 20 It is characterized by including a misalignment preventing portion that prevents misalignment of the wire in the axial direction.
[0023]
  That is, this claim7The wire connecting fitting 100 of the invention according to claim5In the wire connecting fitting 100 described in 1), by providing the “displacement preventing portion”, the wire connecting fitting 100 is prevented from being displaced in the axial direction of the metal wire sandwiched therebetween.
[0024]
  As shown in FIG. 12B, this “displacement stop” is engaged with the outer peripheral surface of the “other metal wire” perpendicular to the metal wire sandwiched by the connection fitting, thereby holding the connection fitting. This will prevent displacement of the metal wire in the axial direction.
[0025]
  Claim8The invention according to claim5In the wire rod connecting bracket according to claim 1, when the metal wire clamped by the clamp piece 20 and the other metal wire rod that is arranged orthogonal to the metal wire rod and that constitutes the holder, A wire rod is accommodated in the wire rod accommodating portion 10, the other metal wire rod is accommodated in a space formed with a side end of the sandwiching piece 20 as a base end, and the other metal wire rod is accommodated in the sandwiching piece 20. It is characterized by not interfering with or coming into contact with.
[0026]
  This claim8According to the wire connecting metal fitting 100 of the invention according to FIG. 12, when the metal wire held by the holding piece 20 is accommodated in the wire containing portion 10 as shown in FIG. This metal wire can be avoided by the “space portion” formed with the side end of the sandwiching piece 20 as the base end. Therefore, since it can prevent contacting with the clamping piece 20, the wire connecting fitting 100 can be easily attached to the holder.
[0027]
  AndClaim9The invention according to claim5In the wire connecting metal fitting 100 described in 1., the dimension of the wire connecting metal fitting 100 with respect to the axial direction of the metal wire held by the holding piece 20 is high at the rising portion of the receiving tool formed by bending the metal wire material in the receiving tool. It is formed with a dimension substantially the same as the length dimension, and the metal wire can be prevented from being displaced with respect to the axial direction.
[0028]
  That is, this claim9The wire connecting fitting 100 of the invention according to the present invention is formed by a dimension that is substantially the same as the height dimension of the “rise portion” of the receivers that are connected and fixed to each other by the wire connecting fitting 100. Therefore, when the metal wire rod of the receiving device “rise portion” is connected and fixed by the wire rod connection fitting 100, the wire rod connection fitting 100 is accommodated in the “rise portion”, and the vertical direction of the “rise portion” It is possible to prevent the deviation from the above.
[0029]
  When connecting and fixing a plurality of receivers with the wire connecting fitting 100 of the invention according to the present invention, first, the plurality of receivers described above are arranged side by side at the respective end portions, and the plurality of the plurality of receivers arranged side by side are arranged. A metal wire corresponding to the “rising part” of the receiver is accommodated in the accommodating part 10 of the wire connecting fitting 100. Then, at least the pair of sandwiching pieces 20 that are erected on both sides of the housing portion 10 are plastically deformed while the metal wire of the “rise portion” is housed in the housing portion 10. After the holding piece 20 is plastically deformed, the holding piece 20 is deformed along the outer surface of the metal wire of the “rising portion”, thereby substantially closing the housing portion 10. When these sandwiching pieces 20 are plastically deformed, a gripping piece 30 extending outward from the tip of the sandwiching piece 20 is sandwiched by a sandwiching tool, and the sandwiching piece 20 is deformed. That is, one side of the gripping piece 30 is in close contact with each other.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  The wire rod connecting metal fitting 100 according to the present invention is used for assembling a receiver formed by combining metal wires or connecting and fixing the receiver. In addition, this wire rod connecting metal fitting 100 is formed and used in a size corresponding to a diameter size or the like of a metal wire to be combined.
[0031]
  The wire connecting metal fitting 100 is characterized in that it particularly includes the wire material receiving portion 10, the sandwiching piece 20, and the gripping piece 30. The wire connecting fitting 100 may be formed of, for example, a “steel plate”, but is not particularly limited thereto, and may be made of any material as long as the object of the present invention can be achieved. Hereinafter, each component requirement will be described.
[0032]
  First, the “wire material accommodating portion 10” is provided between “clamping pieces 20” to be described later, and accommodates one or more metal wire materials together with the “clamping pieces 20”. This "wire material accommodating part 10" is formed in the width dimension which can accommodate one or two or more metal wire materials. When two or more metal wire materials are accommodated, the said metal wire material is "temporarily assembled. " That is, when a plurality of metal wires are connected and fixed by the wire connecting fitting 100 according to the present invention, first, the “separation preventing action” works only by accommodating the plurality of metal wires in the wire containing portion 10. It will be.
[0033]
  The wire connecting fitting 100 according to the present invention may be provided with the “separation preventing portion 40” in the wire accommodating portion 10 in order to reliably generate the “separation preventing action”. The “separation preventing portion 40” is to “temporarily assemble” the plurality of metal wires in a juxtaposed state when two metal wires arranged in parallel are accommodated in the accommodating portion 10. . This “temporary assembly” means that the “two metal wires” housed in the housing part 10 are temporarily sandwiched by the separation preventing part 40 before the later-described sandwiching piece 20 is plastically deformed. It is to prevent them from being separated from each other.
[0034]
  Next, the “clamping piece 20” is plastically deformed by being subjected to a deformation process by an operator, and clamps one or more metal wire rods housed in the wire rod housing portion 10 so as not to be separated. . As shown in the cross-sectional view of FIG. 2R> 2, the “clamping piece 20” has at least a pair standing on both sides of the wire rod accommodating portion 10, and accommodates one or more metal wires in the wire rod accommodating portion 10. By being plastically deformed in this state, it is deformed along the outer surface of the metal wire. As a result of this deformation, as shown in FIG. 5, a pair (or two or more pairs) of sandwiching pieces 20 abut each other in the vicinity of the center of the wire rod accommodating portion 10, thereby making the wire rod accommodating portion 10 substantially closed. Is. The “clamping piece 20” may have any configuration as long as the above-described operation can be performed. Specifically, the “clamping piece 20” corresponds to the diameter dimension or the outer peripheral dimension of the metal wire held by the “clamping piece 20”. It is conceivable to form with dimensions.
[0035]
  On the other hand, the “grip piece 30” facilitates and secures clamping with a clamping tool when the clamping piece 20 is plastically deformed, and is directed outward from the tip of the clamping piece 20. It will be extended. When the holding piece 20 is plastically deformed, the “grip pieces 30” are brought into close contact with each other. That is, as shown in FIG. 5, when the sandwiching piece 20 is plastically deformed along the outer surface of the metal wire rod, one side of the gripping piece 30 formed by bending the tip of the sandwiching piece 20 is substantially in close contact with each other. It will be fun. In this way, since the gripping pieces 30 are in close contact with each other, the “opening” in the housing portion 10 is covered, and therefore, the metal wire housed in the housing portion 10 can be reliably connected and fixed. It is.
[0036]
  In addition, it can be considered that the wire rod fitting 100 according to the present invention has a cross-sectional shape configured as shown in the cross-sectional view of FIG. 2 or FIG.
[0037]
  First, the form shown in FIG. 2 is that “clamping pieces 20” standing on both sides of the wire accommodating portion 10 are arranged in a “substantially U-shaped cross section” to form an “opening”. Two metal wires are arranged inside, and the outside of these two metal wires is brought into contact with the “clamping piece 20”.
[0038]
  On the other hand, the form shown in FIG. 6 is one in which the “partition wall 14” is provided between the above-mentioned “clamping pieces 20” to form a “substantially yo-shaped cross section”. Then, an “opening” is formed between each of the sandwiching pieces 20 and the partition wall 14, a metal wire is disposed in each of these “openings”, and the outside of the two metal wires and the “holding piece” 20 ".
[0039]
  In each of the embodiments described below, a description will be given with the configuration according to the “substantially U-shaped cross section” shown in FIG. 2. May be constituted by the above-mentioned "substantially yo-shaped cross section".
[0040]
  Moreover, the wire accommodating part 10 is not limited to what accommodates a several metal wire like the structure shown in the said FIG.2 and FIG.6, It is good also as what accommodates only one metal wire.
[0041]
【Example】
  Hereinafter, embodiments of the wire connecting fitting 100 according to the present invention will be described with reference to the drawings.
Example 1
  1 to 8 show a wire connecting fitting 100a according to the first embodiment. As shown in FIG. 1, in the wire rod fitting 100 a according to the present embodiment, a pair of sandwiching pieces 20 are erected on both sides of the housing portion 10, and the gripping pieces 30 are formed outward from the tips of the sandwiching pieces 20. It is extended. The width dimension of the wire accommodating part 10 in this wire connecting metal fitting 100a is formed with the dimension substantially the same as the diameter of two metal wires.
[0042]
  When connecting and fixing a plurality of metal wires by the wire connecting fitting 100a according to the present embodiment, as shown in FIGS. 2 to 5, first, the plurality of metal wires are accommodated in the wire accommodating portion 10, Deformation processing is performed on the holding pieces 20 erected on both sides of the wire rod accommodating unit 10. By the deformation process, the clamping piece 20 firmly clamps the metal wire. Note that the deformation process for the clamping piece 20 is performed by engaging a clamping tool (P) such as pliers with the gripping piece 30 extending outward from the tip of the clamping piece 20 at once (or in stages). This means that the clamping piece 20 is plastically deformed by clamping, and that each side of the gripping piece 30 is brought into close contact with each other as shown in FIG.
[0043]
  Due to this plastic deformation, the sandwiching piece 20 is deformed along the outer surfaces of the plurality of metal wire members accommodated in the wire accommodating part 10, and the sandwiching piece 20 substantially closes the wire accommodating part 10. It becomes.
[0044]
  Although the use of the wire connecting fitting 100a according to the present embodiment is not particularly limited, in particular, as shown in FIG. 7 or FIG. It is suitable for connecting and fixing a metal wire of a straight portion having a short dimension sandwiched between a bent portion and another bent portion in the metal wire.
[0045]
(Example 2)
  FIG. 9 shows a wire connecting fitting 100b according to the second embodiment. In the wire connecting fitting 100b according to the present embodiment, two pairs of sandwiching pieces 20 are erected on both sides of the accommodating portion 10, and the gripping pieces 30 are extended from the tips of the sandwiching pieces 20 outward. . The width dimension of the wire accommodating portion 10 in the wire connecting fitting 100b is formed to be approximately the same as the diameter of the two metal wires.
[0046]
  When connecting and fixing a plurality of metal wires with the wire connecting fitting 100b according to the present embodiment, as shown in FIGS. 2 to 5, first, the plurality of metal wires are accommodated in the wire accommodating portion 10, Deformation processing is performed on the holding pieces 20 erected on both sides of the wire rod accommodating unit 10. By the deformation process, the clamping piece 20 firmly clamps the metal wire. Note that the deformation process for the clamping piece 20 is performed by engaging a clamping tool (P) such as pliers with the gripping piece 30 extending outward from the tip of the clamping piece 20 at once (or in stages). This means that the clamping piece 20 is plastically deformed by clamping, and that each side of the gripping piece 30 is brought into close contact with each other as shown in FIG.
[0047]
  Due to this plastic deformation, the sandwiching piece 20 is deformed along the outer surfaces of the plurality of metal wire members accommodated in the wire accommodating part 10, and the sandwiching piece 20 substantially closes the wire accommodating part 10. It becomes.
[0048]
  The use of the wire connecting fitting 100b according to the present embodiment is not particularly limited, but it is a connecting and fixing of the receivers, and is used for connecting and fixing the metal wires constituting the receiver in a juxtaposed state. Is preferred.
[0049]
(Example 3)
  10 to 15 show the wire connecting fitting 100c according to the first embodiment of the present invention. In the wire connecting fitting 100c according to the present embodiment, two pairs of sandwiching pieces 20 are erected on both sides of the “wire material accommodating portion 10” having a width dimension for accommodating two metal wire materials. A “separation preventing portion 40” is provided between the sandwiching pieces 20. That is, a portion remaining with respect to the “notch” formed between the two pairs of sandwiching pieces 20 corresponds to the “separation preventing portion 40”.
[0050]
  The separation preventing unit 40 “temporarily assembles” the plurality of metal wires in a juxtaposed state when two metal wires arranged in parallel are accommodated in the accommodation unit 10. This “temporary assembly” means that before the sandwiching piece 20 is plastically deformed, the “two metal wires” housed in the housing part 10 are temporarily sandwiched by the separation preventing part 40, This is to prevent them from being separated from each other.
[0051]
  Therefore, when two metal wires are connected and fixed by the wire connecting fitting 100c according to the present embodiment, first, the two metal wires are connected between the sandwiching pieces 20 erected so as to face each other. While being accommodated in the wire accommodating portion 10 from the “opening”, it is temporarily assembled by the separation preventing portion 40. Thereafter, as shown in FIGS. 2 to 5, a deformation process is performed on the sandwiching pieces 20 erected on both sides of the wire rod accommodating portion 10. By the deformation process, the clamping piece 20 firmly clamps the metal wire. Note that the deformation process for the clamping piece 20 is performed by engaging a clamping tool (P) such as pliers with the gripping piece 30 extending outward from the tip of the clamping piece 20 at once (or in stages). This means that the clamping piece 20 is plastically deformed by clamping, and that each side of the gripping piece 30 is brought into close contact with each other as shown in FIG.
[0052]
  Due to this plastic deformation, the sandwiching piece 20 is deformed along the outer surfaces of the plurality of metal wire members accommodated in the wire accommodating part 10, and the sandwiching piece 20 substantially closes the wire accommodating part 10. It becomes.
[0053]
  In the wire connecting fitting 100c according to the present embodiment, since the wire containing portion 10 and the sandwiching piece 20 are formed continuously or integrally, the strength is high even when the metal wires that are arranged side by side are fixed. It is possible to demonstrate.
[0054]
  In addition, the wire connecting fitting 100c according to the present embodiment prevents “shifting in the axial direction of the metal wire rod sandwiched by the sandwiching piece 20 by entering“ another wire B perpendicular to the space ”related to the misalignment stop portion. It is possible. The metal wire (B) is disposed and welded immediately below the metal wire (A) held by the wire holding piece 20.
[0055]
  In addition, the width dimension of the wire accommodating part 10 which concerns on the wire rod connection metal fitting 100c which concerns on a present Example shall be a dimension substantially the same as the diameter for two metal wires, On the other hand, the notch dimension of the space which concerns on a slip stopper part is metal. Although it is substantially the same as the diameter of one wire, it is not limited to this shape. In other words, the width dimension of the wire rod accommodating part 10 or the notch dimension of the misalignment stopper part may be arbitrarily changed depending on the place where the wire rod coupling fitting 100c is disposed.
[0056]
  In addition, as shown in FIG. 12, the wire connecting fitting 100c according to the present embodiment has another metal wire orthogonal to the wire (A) with a formation dimension L1 in the longitudinal direction of the metal wire (A) sandwiched between them. The distance L2 between (B1) and the “other metal wire (B1)” and the metal wire (B2) arranged in parallel to each other may be formed to have substantially the same dimensions. By forming the wire connecting fitting 100c between the “other metal wires (B1), (B2)” formed with the dimension L1, the metal wire (A) to be sandwiched can be prevented from shifting in the longitudinal direction. It becomes possible. Of course, it is good also as what prevents a shift | offset | difference by assembling | attaching the assembly | attachment space | interval L2 of the metal wire (B1) which concerns on a holder to (B2) according to the formation dimension L1 of the wire rod connection metal fitting 100c.
[0057]
  The wire connecting fitting 100c according to the present embodiment has a displacement preventing action by the "displacement preventing portion" and a deviation preventing action by making the formation dimension L1 of the wire connecting fitting 100c described above substantially the same as the interval L2 of the metal wire. It is good also as a structure which generate | occur | produces simultaneously.
[0058]
  As shown in FIG. 33, the wire connecting fitting 100c according to the present embodiment is used as a connecting fitting between the receiving tools, and the metal wires constituting the ends of the receiving tools are arranged side by side. Suitable for connecting and fixing.
[0059]
(Example 4)
  16 to 18 show a wire rod fitting 100d according to a second embodiment of the present invention. In the wire connecting fitting 100d according to the present embodiment, two pairs of sandwiching pieces 20 are erected on both ends of the wire containing portion 10 having a width dimension substantially the same as the diameter dimension of two metal wires. ing. A pair of “separation preventing portions 40” is erected between the two pairs of sandwiching pieces 20 via a slit, and bolt holes are formed in the separation preventing portions 40.
[0060]
  This bolt hole is provided to prevent the separation preventing portion 40 from expanding even when a strong load is received from the metal wire accommodated in the wire accommodating portion 10. This is for inserting an expansion prevention bolt according to another member, which is engaged with and screwed with the separation prevention portion 40 erected. However, the expansion preventing bolt is not an indispensable constituent element. If the use of the wire connecting fitting 100d according to the present embodiment is to connect and fix a portion where a load is not so much applied, the expansion preventing bolt is separated by the expansion preventing bolt. The prevention part 40 does not need to be screwed.
[0061]
  When the metal wire is fixed by the wire connecting fitting 100d, as shown in FIG. 17 or 18, the metal wire (A) is attached to the sandwiching piece 20 and the separation preventing portion 40 which are erected facing each other. While being accommodated in the wire material accommodating portion 10 from the “opening” between them, the separation preventing portion 40 temporarily assembles. Thereafter, as shown in FIGS. 2 to 5, a deformation process is performed on the sandwiching pieces 20 erected on both sides of the wire rod accommodating portion 10. By the deformation process, the clamping piece 20 firmly clamps the metal wire. Note that the deformation process for the clamping piece 20 is performed by engaging a clamping tool (P) such as pliers with the gripping piece 30 extending outward from the tip of the clamping piece 20 at once (or in stages). This means that the clamping piece 20 is plastically deformed by clamping, and that each side of the gripping piece 30 is brought into close contact with each other as shown in FIG.
[0062]
  Due to this plastic deformation, the sandwiching piece 20 is deformed along the outer surfaces of the plurality of metal wire members accommodated in the wire accommodating part 10, and the sandwiching piece 20 substantially closes the wire accommodating part 10. It becomes.
[0063]
  Then, as shown in FIG. 17 or FIG. 18, an expansion prevention bolt is screwed into the bolt hole formed in the separation preventing portion 40 facing each other at a position between the two metal wires. It is fixed.
[0064]
  In addition, since the wire connecting fitting 100d according to the present embodiment includes the expansion preventing bolt, the wire accommodating portion 10 is moved outward even when a large load is applied to the sandwiched metal wire (A). It can be prevented from opening. As an application of the wire connecting fitting 100d according to the present embodiment, as shown in FIG. 35, it is preferable to use it for connecting and fixing a metal wire forming a corner portion in a receiving tool.
[0065]
(Example 5)
  19 and 20 show a wire rod fitting 100e according to a fifth embodiment of the present invention. As shown in FIG. 19, the wire rod fitting 100e according to the present embodiment has two pairs of holding pieces 20 standing on both side ends of the wire holding portion 10, and an “opening” is provided between the two pairs of holding pieces 20. Part "is provided. This “opening” is formed with a width substantially the same as the diameter of the other two metal wires (B1) and (B2) arranged orthogonal to the metal wires (A1) and (A2). Yes. A separation preventing portion 40 is provided on each inner end face of the sandwiching piece 20, and the separation preventing portion 40 engages with the outer surfaces of the “other metal wires (B1), (B2)” arranged in parallel to each other. As a result, they are prevented from being separated from each other.
[0066]
  When the metal wire is connected and fixed by the wire connecting fitting 100e according to the present embodiment, as shown in FIG. 20, first, the metal wire (A1), (A2) is accommodated in the wire material accommodating portion 10 and 2 The curved portions of the metal wire rods (B1) and (B2) are accommodated from one opening formed between the sandwiching pieces 20. The clamping piece 20 is provided with a separation preventing portion 40 on its inner end face, and the separation preventing portion 40 engages with the peripheral surfaces of the “two metal wires (B1) and (B2)” so as not to be separated. .
[0067]
  Next, the metal wires (A1) and (A2) are accommodated in the wire material accommodating portion 10 as described above, and the separation preventing portion 40 cannot be separated on the peripheral surfaces of the two metal wires (B1) and (B2). In the engaged state, a deformation process is performed on the sandwiching pieces 20 erected on both sides of the wire accommodating part 10. By the deformation process, the clamping piece 20 firmly clamps the metal wire. The deformation process for the sandwiching piece 20 is, as shown in FIGS. 2 to 5, a pinching tool (P) or the like on the gripping piece 30 extending outward from the tip of the sandwiching piece 20. ) Are engaged, and the clamping piece 20 is plastically deformed by being clamped at once (or stepwise), and each side surface of the gripping piece 30 is substantially brought into close contact as shown in FIG. Is.
[0068]
  Due to this plastic deformation, the sandwiching piece 20 is deformed along the outer surfaces of the plurality of metal wire members accommodated in the wire accommodating part 10, and the sandwiching piece 20 substantially closes the wire accommodating part 10. It becomes.
[0069]
  From the above, the wire connecting fitting 100e according to the present embodiment connects the divided metal wires (A1) and (A2) and cannot separate the metal wires (B1) and (B2) arranged in parallel to each other. It is possible to connect and fix to.
[0070]
(Example 6)
  21 to 23 show a wire rod fitting 100f according to Embodiment 3 of the present invention. As shown in FIG. 21, a wire rod fitting 100f according to the present embodiment has a pair of clamping pieces on both sides of a wire rod housing portion 10 having a width dimension substantially the same as the diameter dimension of two metal wire rods. 20 and a pair of separation preventing portions 40 provided with a rotation preventing portion are erected, and “height adjusting means” is provided at the lowermost portion of the metal fitting 100f. As shown in FIG. 22, the formation dimension of the wire connecting fitting 100f according to the present embodiment is formed to be substantially the same as the height dimension of the “rising portion” of the receiving tool. It is possible to prevent the metal wire to be clamped from being displaced with respect to the axial direction.
[0071]
  Here, the “rotation preventing portion” is, as shown in FIG. 21 or FIG. 22, disposed at a position opposite to the wire rod accommodating portion 10 and engaged with the back surface of the metal wire (B). . For this reason, the rotation preventing portion sandwiches the metal wire (A) and the metal wire (B) together with the wire accommodating portion 10, and prevents the wire connecting fitting 100f from rotating on the metal wire (A). It becomes possible.
[0072]
  Accordingly, it is possible to prevent “shift” or “loosening” of the fixing position on the metal wire (A) of the wire rod connecting metal 100f due to the “rotation” of the wire rod connecting metal 100f.
[0073]
  On the other hand, the “height adjusting means” is provided at the lowermost portion of the wire connecting fitting 100f, and a slight “bending” occurs when it comes into contact with the metal wire at the rising portion of the receiving member. This “deflection” causes an action like a spring, and acts to push up the wire connecting fitting 100f itself. Therefore, the vertical position of the wire connecting fitting 100f at the “rising portion” is aligned. As shown in FIG. 22R> 2, the wire connecting fitting 100f is mainly used for the rising portion of the receiving tool.
[0074]
  When the metal wire is fixed by the wire connecting fitting 100f according to the present embodiment, as shown in FIG. 21 or FIG. 22, the metal wire (A) is removed from the opening between the sandwiching piece 20 and the separation preventing portion 40. While being accommodated in the wire rod accommodating portion 10 and temporarily assembled by the separation preventing portion 40, the rotation preventing portion 50 is brought into contact with the outer surface of the metal wire rod (B). At the same time, as shown in FIG. 23, by bringing the height adjusting means into contact with the inside of the bent portion of the metal wire, the wire connecting fitting 100f itself is pushed upward to align the position in the vertical direction.
[0075]
  Thereafter, as shown in FIGS. 2 to 5, a deformation process is performed on the sandwiching pieces 20 erected on both sides of the wire rod accommodating portion 10. By the deformation process, the clamping piece 20 firmly clamps the metal wire. Note that the deformation process for the clamping piece 20 is performed by engaging a clamping tool (P) such as pliers with the gripping piece 30 extending outward from the tip of the clamping piece 20 at once (or in stages). This means that the clamping piece 20 is plastically deformed by clamping, and that each side of the gripping piece 30 is brought into close contact with each other as shown in FIG.
[0076]
  Due to this plastic deformation, the sandwiching piece 20 is deformed along the outer surfaces of the plurality of metal wire members accommodated in the wire accommodating part 10, and the sandwiching piece 20 substantially closes the wire accommodating part 10. It becomes.
[0077]
  As an application of the wire connecting fitting 100f according to the present embodiment, it is preferable to use it for connecting and fixing the “rising portion” of the receiver shown in FIG.
[0078]
(Example 7)
  24 to 26 show a wire rod fitting 100g according to Embodiment 7 of the present invention. As shown in FIG. 24, the connecting fitting 100g according to the present embodiment includes a first wire accommodating portion 10a and a second wire accommodating portion 10b over two stages, and is sandwiched between both sides of the second wire accommodating portion 10b. The piece 20 is formed. Each of the wire rod accommodating portions 10a and 10b has a width dimension substantially the same as the diameter of one metal wire rod, and in particular, the first wire rod accommodating portion 10a is formed in a substantially U-shaped cross section. .
[0079]
  On the other hand, the second wire rod accommodating portion 10b is formed to extend outward from the central portion of the lower end of the first wire rod accommodating portion 10a as a base end. These second wire rod accommodating portions 10b are provided with a pair of sandwiching pieces 20 suspended from both sides, and each sandwiching piece 20 sandwiches the metal wire accommodated in the second wire rod accommodating portion 10b. is there.
[0080]
  When a plurality of metal wire rods are connected and fixed by the wire rod fitting 100g according to the present embodiment, first, one metal wire rod is accommodated in the first wire rod accommodating portion 10a and then into the second wire rod accommodating portion 10b. The other metal wire disposed perpendicular to the metal wire is accommodated. And a deformation | transformation process is performed with respect to each clamping piece 20 suspended by the said 2nd wire rod accommodating part 10b. By the deformation process, the clamping piece 20 firmly clamps the metal wire. Note that the deformation process for the clamping piece 20 is performed by engaging a clamping tool (P) such as pliers with the gripping piece 30 extending outward from the tip of the clamping piece 20 at once (or in stages). This means that the clamping piece 20 is plastically deformed by clamping, and that each side of the gripping piece 30 is brought into close contact with each other as shown in FIG.
[0081]
  Due to this plastic deformation, the sandwiching piece 20 is deformed along the outer surface of one metal wire housed in the second wire rod housing portion 10b, and the sandwiching piece 20 deforms the second wire rod housing portion 10b. It is almost closed.
[0082]
  As an application of the wire connecting fitting 100g according to the present embodiment, it is preferable to use it for connecting and fixing two metal wires arranged perpendicularly in the vertical direction as shown in FIG. 25 or FIG.
[0083]
(Example 8)
  FIG. 27 or FIG. 28 shows a wire connecting fitting 100h according to an eighth embodiment of the present invention. As shown in FIG. 27, the connecting metal fitting 100h according to the present embodiment includes a first wire rod accommodating portion 10a and a second wire rod accommodating portion 10b over two upper and lower stages, and is sandwiched between both sides of the second wire rod accommodating portion 10b. The piece 20 is formed. Each said 1st wire rod accommodating part 10a has the width dimension substantially the same as the diameter dimension for one metal wire, and is formed in cross-sectional substantially U shape.
[0084]
  On the other hand, the second wire rod accommodating portion 10b is formed to extend outward from the central portion of the lower end of the first wire rod accommodating portion 10a as a base end. Each of the second wire accommodating portions 10b has a width dimension substantially the same as the diameter dimension of two metal wires, and a pair of sandwiching pieces 20 are provided on both sides of the second wire accommodating part 10b. That is, the plurality of metal wires stored in the second wire storage portion 10b are sandwiched.
[0085]
  When a plurality of metal wire rods are connected and fixed by the wire rod connection fitting 100h according to the present embodiment, first, one metal wire rod is accommodated in the first wire rod accommodating portion 10a. Next, two other metal wires arranged perpendicular to the metal wire are accommodated in the second wire accommodating portion 10b. And a deformation | transformation process is performed with respect to each clamping piece 20 suspended by the said 2nd wire rod accommodating part 10b. By the deformation process, the clamping piece 20 firmly clamps the metal wire. Note that the deformation process for the clamping piece 20 is performed by engaging a clamping tool (P) such as pliers with the gripping piece 30 extending outward from the tip of the clamping piece 20 at once (or in stages). This means that the clamping piece 20 is plastically deformed by clamping, and that each side of the gripping piece 30 is brought into close contact with each other as shown in FIG.
[0086]
  Due to this plastic deformation, the sandwiching piece 20 is deformed along the outer surfaces of the two metal wire rods housed in the second wire rod housing portion 10b, and the sandwiching piece 20 deforms the second wire rod housing portion 10b. It is almost closed.
[0087]
  As an application of the wire rod fitting 100h according to the present embodiment, as shown in FIG. 27, FIG. 28 or FIG. 35, it is preferable to use two metal wire rods connected and fixed in parallel with each other. 27 and 28 are enlarged views of a part of the receiving device shown in FIG. The receiving tool shown in FIG. 35 is a receiving tool used at a portion where wiring and piping intersect, and is composed of a receiving tool (1) and a receiving tool (2). That is, a part of the side part related to the receiver (1) is cut, and other than the inner peripheral surface of the metal wire disposed on the outermost side among the metal wires constituting the bottom of the receiver (1) The inner peripheral surface of the metal wire disposed at the end of the support (2) is hooked and engaged. The wire rod connection fitting 100h according to the present embodiment is preferably used when the engagement portions are connected and fixed.
Example 9
  29 and 30 show a wire connecting fitting 100i according to Embodiment 4 of the present invention. Connecting bracket 100 according to this embodimentiAs shown in FIG. 29, the first wire material containing portion 10a and the second wire material containing portion 10b are provided in two upper and lower stages, and sandwiching pieces 20 are respectively formed on both sides of the second wire material containing portion 10b. is there. Each said 1st wire rod accommodating part 10a has the width dimension substantially the same as the diameter dimension for two metal wires, and is formed in cross-sectional substantially U shape.
[0088]
  On the other hand, the second wire accommodating portion 10b is formed to extend outward from the lower end of the first wire accommodating portion 10a as a base end. Each of the second wire accommodating portions 10b has a width dimension substantially the same as the diameter dimension of one metal wire, and a pair of sandwiching pieces 20 are suspended from both sides, and each sandwiching piece 20 is That is, the metal wire accommodated in the second wire accommodating portion 10b is sandwiched.
[0089]
  When the metal wire rod is fixed by the wire connecting fitting 100i, as shown in FIG. 30, the wire rod container 10 in which the metal wire rods (B1) and (B2) arranged in parallel with each other are arranged facing each other. From the opening in between, it is arranged inside the connecting metal fitting and accommodated in the first wire rod accommodating portion 10a between the wire rod accommodating portions 10. At the same time, the metal wires (A1) and (A2), which are arranged orthogonal to the metal wires (B1) and (B2) and are welded in a T-shape, are arranged to face each other. It accommodates from the opening between them, and accommodates in the 2nd wire rod accommodating part 10b. And a deformation | transformation process is performed with respect to each clamping piece 20 suspended by the said 2nd wire accommodating part 10b which accommodated the said metal wire (A1) and (A2). By the deformation process, the clamping piece 20 firmly clamps the metal wire. Note that the deformation process for the clamping piece 20 is performed by engaging a clamping tool (P) such as pliers with the gripping piece 30 extending outward from the tip of the clamping piece 20 at once (or in stages). This means that the clamping piece 20 is plastically deformed by clamping, and that each side of the gripping piece 30 is brought into close contact with each other as shown in FIG.
[0090]
  Due to this plastic deformation, the sandwiching piece 20 is deformed along the outer surface of one metal wire housed in the second wire rod housing portion 10b, and the sandwiching piece 20 deforms the second wire rod housing portion 10b. It is almost closed.
[0091]
  As a use of the wire rod fitting 100i according to the present embodiment, as shown in FIG. 29 or FIG. 30, it is preferable to use the connection and fixation of two metal wire rods arranged in parallel to each other.The
[0092]
(Example 10)
  FIGS. 31 and 32 show a wire rod fitting 100j according to Embodiment 6 of the present invention. The wire connecting fitting 100j according to the present embodiment has substantially the same dimension as the width of the holder in the axial direction of the wire to be sandwiched, and is formed in a substantially U shape as a whole so as to follow the cross-sectional shape of the holder. It is characterized by that. And the wire rod accommodating part 10 is continuously formed in the longitudinal direction of the connecting metal fitting 100f, and the clamping pieces 20 are provided at several places on the part contacting the rising part of the receiver and the part contacting the bottom part of the receiver. A separation preventing portion 40 is provided between the pieces 20.
[0093]
  When the holder is connected or fixed by the wire connecting fitting 100j according to the present embodiment, as shown in FIG. 32, the wire connecting fitting 100j is stored along the metal wire of the receiver having a substantially U-shaped cross section. Then, the metal wire is “temporarily assembled” by the separation preventing unit 40. And the deformation | transformation process is performed with respect to the clamping piece 20 provided in the wire rod connection metal fitting 100f. By the deformation process, the holding piece 20 firmly holds the metal wire material “temporarily assembled” by the separation preventing unit 40. Note that the deformation process for the clamping piece 20 is performed by engaging a clamping tool (P) such as pliers with the gripping piece 30 extending outward from the tip of the clamping piece 20 at once (or in stages). This means that the clamping piece 20 is plastically deformed by clamping, and that each side of the gripping piece 30 is brought into close contact with each other as shown in FIG.
[0094]
  Due to this plastic deformation, the sandwiching piece 20 is deformed along the outer surfaces of the two metal wire members accommodated in the wire accommodating part 10, and the sandwiching piece 20 substantially closes the wire accommodating part 10. It becomes.
[0095]
  With this configuration or action, the receiving members are connected and fixed so as not to be separated from each other without causing a shift in the longitudinal direction of the wire connecting fitting 100j.
[0096]
【The invention's effect】
  The invention according to claim 1 is a wire connecting fitting used when connecting or fixing a plurality of metal wires, and the plurality of metal wires arranged in a state of being killed with each other or intersecting each other. At least one wire rod housing portion having an opening for housing a plurality of the metal wire rods arranged in the juxtaposed state or the intersecting state, and provided on both sides of the wire rod housing portion.TheAt least a pair of clamping pieces;SaidIt extends from the tip of both clamping pieces outwardThe,PinchingtoolsoA gripping piece that can be gripped;And holding the gripping pieces close to each other by clamping the tool that grips the gripping pieces, so that the clamping pieces are plastically deformed along the outer surface of one or more metal wire rods housed in the wire rod housing portion. Then, the wire housing part is substantially closed, and one or more metal wires housed in the wire housing part are sandwiched.In particular, it has the structural characteristics. And, according to the wire rod connector 100 of the invention according to claim 1, the plurality of metal wire rods arranged in parallel with each other or the plurality of metal wire rods arranged crossing each other. The effect that it becomes possible to connect and fix in the juxtaposed state or the intersecting state can be obtained.
[0097]
  The invention according to claim 2 is a wire connecting fitting used when connecting or fixing a plurality of metal wires, and one of the metal wires arranged crossing each other. Provided on both sides of the first wire containing part, the second wire containing part containing the other metal wire, and the second wire containing part.TheAt least a pair of clamping pieces;SaidIt extends outward from the tip of both sandwiching pieces 20The,PinchingtoolsoA gripping piece that can be gripped,By holding the gripping pieces close to each other by sandwiching the tool that grips the gripping pieces, the gripping pieces are plastically deformed along the outer surface of one or a plurality of metal wire rods housed in the wire rod housing portion. While substantially closing the housing part,The plurality of metal wire rods arranged so as to intersect with each other are connected and fixed in an intersecting state to have a structural feature. And according to the wire rod connector of the invention concerning this Claim 2, the effect that it becomes possible to connect and fix a plurality of said metal wire rods arranged crossing mutually in the above-mentioned crossing state is obtained. .
[0098]
  According to a third aspect of the present invention, in the wire rod fitting according to the first or second aspect, the clamping piece is subjected to plastic deformation.Be doneBy,One side of the gripping piece extending outward from the front end of these sandwiching pieces is in close contact with each other and has a structural feature in connecting and fixing the metal wire accommodated in the wire accommodating portion It is. According to the wire connecting bracket of the invention according to claim 3, after the holding piece is plastically deformed, the holding piece is deformed along the outer surface of the metal wire housed in the housing portion to substantially close the housing portion. In addition, after these sandwiching pieces are plastically deformed, one side of the gripping piece extended outward from the tip of the sandwiching piece will be in close contact with each other. Thus, it is possible to obtain an effect that it is possible to securely sandwich the plurality of metal wires that have been made.
[0099]
  The invention according to claim 4 is the wire rod fitting according to any one of claims 1 to 3, wherein the width dimension of the wire rod accommodating portion including the sandwiching piece and the gripping piece is one or more that the sandwiching piece sandwiches. of It has a structural feature in that it is formed with the same dimension as the diameter of the metal wire.
[0100]
  Claim5The invention according to claim 1 is fromClaim 4The wire connecting bracket according to any one of the above has a structural feature in that it is used for connecting the receivers formed in a net shape by combining metal wires or assembling the receivers. And this claim5According to the wire connecting bracket of the invention according to the present invention, in particular, there is an effect that it is possible to connect the receivers formed in a net shape by combining metal wires or to assemble the receiver.
[0101]
  Claim6The invention according to claim5In the wire connecting bracket according to the above, the other metal wire is formed with substantially the same dimension as the interval between the other metal wires arranged perpendicular to and parallel to the metal wire held by the holding piece. By being arranged between the two, the metal wire rod to be sandwiched is prevented from being displaced in the axial direction. And this claim6According to the wire connecting bracket of the invention according to the invention, when the metal wire is clamped by the connecting bracket formed to have substantially the same dimension as the interval between the other metal wires orthogonal to each other, the connecting bracket is arranged in parallel to the above. It will be within the interval of the “other metal wire” provided. Therefore, there is an effect that the connection fitting can be prevented from being displaced in the axial direction of the sandwiched metal wire.
[0102]
  Claim7The invention according to claim5In the wire connecting bracket according to claim 1, the metal wire that is sandwiched by engaging with both outer sides of the other metal wire that constitutes the holder disposed perpendicular to the metal wire sandwiched by the sandwiching piece. The feature of the constitution is that the displacement preventing portion for preventing the displacement in the axial direction is provided. And this claim7According to the wire rod connecting bracket of the invention according to the present invention, the “shift stopper” is engaged with the outer peripheral surface of the “other metal wire” orthogonal to the metal wire rod sandwiched by the connector bracket, whereby the connector bracket is clamped. The effect that it becomes possible to prevent the shift | offset | difference to the axial direction of the said metal wire will be show | played.
[0103]
  Claim8The invention according to claim5In the wire rod fitting according to claim 1, when the metal wire rod is disposed at an orthogonal portion between the metal wire rod sandwiched by the sandwiching piece and the other metal wire rod which is disposed orthogonally to the metal wire rod and constitutes the holder, the metal wire rod Is accommodated in the wire accommodating portion, the other metal wire is accommodated in a space formed with the side end of the sandwiching piece as a base end, and the other metal wire does not interfere with the sandwiching piece. It has the characteristics in the configuration. And this claim8According to the wire connecting fitting of the invention according to the above, when the metal wire held by the holding piece is accommodated in the wire containing portion, the other metal wire orthogonal to the metal wire is used with the side end of the holding piece as the base end. Since the formed “space part” can be avoided, it is possible to prevent interference or contact with the sandwiching piece. Therefore, it is possible to easily attach the wire connecting fitting to the receiving tool.
[0104]
  Claim9The invention according to claim5In the wire connecting bracket according to claim 1, the dimension of the wire connecting bracket with respect to the axial direction of the metal wire sandwiched by the sandwiching piece is a height dimension at the rising portion of the receiver formed by bending the metal wire in the receiver. It is formed with substantially the same dimensions, and has a structural feature in that the metal wire can be prevented from shifting in the axial direction. And this claim9According to the wire connecting bracket of the invention according to the present invention, the wire connecting bracket is accommodated in the “rising portion”, and it is possible to prevent the “rising portion” from being displaced in the vertical direction. It will be.
[0105]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a wire rod fixture 100 (100a) according to a first embodiment.
FIG. 2 is a first view showing a process of plastically deforming the wire fixing metal fitting 100 according to the present invention.
FIG. 3 is a second diagram of the above process.
FIG. 4 is a third diagram of the above process.
FIG. 5 is a fourth diagram of the above process.
6 is a cross-sectional view of the wire fixing bracket 100 provided with a partition wall 14 between both side portions 11 and having a substantially Y-shaped cross section with respect to the wire fixing bracket 100 according to FIG. 2;
7 is a view showing a usage state of the wire fixing bracket 100 (100a) of FIG. 1 from above. FIG.
FIG. 8 is a view showing the usage state of the wire fixing bracket 100 (100a) of FIG. 17 from below.
FIG. 9 is a perspective view of a wire rod fixture 100 (100b) according to a second embodiment.
FIG. 10 is a perspective view of a wire rod fixture 100 (100c) according to a third embodiment.
11 is a cross-sectional view taken along the line AA of the wire fixing metal fitting 100 (100c) of FIG.
12A is a state in which the wire fixing bracket 100 of FIG. 10 is arranged between “other metal wires (B1), (B2)” orthogonal to the sandwiched metal wire (A). FIG. 11B is a side view of the wire fixing bracket 100 (100a) according to FIG. 10 in a state in which the “other metal wire B” orthogonal to the misalignment stopping portion is accommodated.
13 is a view showing a usage state of the wire fixing bracket 100 (100c) of FIG. 10 from above.
14 is a view showing the usage state of the wire fixing bracket 100 (100c) of FIG. 10 from below.
15 is a view showing another use state of the wire rod fixing metal fitting 100 (100c) of FIG.
FIG. 16 is a perspective view of a wire rod fixture 100 (100d) according to a fourth embodiment.
17 is a view showing the usage state of the wire fixing bracket 100 (100d) of FIG. 16 from above.
18 is a view showing a usage state of the wire rod fixing metal fitting 100 (100d) of FIG. 16 from below.
FIG. 19 is a perspective view of a wire rod fixture 100 (100e) according to a fifth embodiment.
20 is a diagram showing the usage state of the wire rod fixing bracket 100 (100e) of FIG. 19 from above.
FIG. 21 is a perspective view of a wire fixing bracket 100 (100f) according to a sixth embodiment.
22 is a view showing a usage state of the wire rod fixing metal fitting 100 (100f) of FIG. 24 from the front.
23 is a view showing the usage state of the wire rod fixing metal fitting 100 (100f) of FIG. 24 from the back side.
24 is a perspective view of a wire fixing bracket 100 (100g) according to Embodiment 7. FIG.
25 is a view showing the usage state of the wire rod fixing metal fitting 100 (100g) of FIG. 24 from above.
26 is a view showing the usage state of the wire rod fixing metal fitting 100 (100g) of FIG. 24 from below.
FIG. 27 is a diagram showing a usage state of the wire rod fixing bracket 100 (100h) according to the eighth embodiment from above.
FIG. 28 is a view showing the usage state of the wire fixing bracket 100 (100h) of FIG. 26 from below.
29 is a perspective view of a wire rod fixing metal fitting 100 (100i) according to Embodiment 9. FIG.
30 is a diagram showing the usage state of the wire rod fixing metal fitting 100 (100i) of FIG. 29 as viewed from above.
FIG. 31 is a perspective view of a wire rod fixture 100 (100j) according to a tenth embodiment.
32 is a view showing the usage state of the wire rod fixing bracket 100 (100j) of FIG. 31 from above. FIG.
FIG. 33 is a view showing a state in which the straight portion of the support is connected and fixed by the wire fixing bracket according to the present invention.
FIG. 34 is a view showing a state in which the corner portion of the receiver is connected and fixed by the wire fixing bracket according to the present invention.
FIG. 35 is a view showing a state in which the crossing portion of the receiver is connected and fixed by the wire rod fixing bracket according to the present invention.
FIG. 36 is a view showing a use state of a wire rod fixture according to a conventional technique.
[Explanation of symbols]
  10 Wire housing part
  10a 1st wire accommodating part
  10b 2nd wire accommodating part
  20 Nipping pieces
  30 gripping part
  40 Separation prevention part
  100 Wire fixing bracket
  A Metal wire (A)
  B Metal wire (B)
  P Pinch tool

Claims (9)

複数の金属線材を連結又は固定する際に使用される線材連結金具であって、
相互に並殺した状態で配設される複数の前記金属線材又は相互に交差して配設される複数の前記金属線材を前記並設状態又は交差状態に収容する開口部を備えた少なくとも一つの線材収容部と、
前記線材収容部の両側に設けられた、少なくとも一対の挟持片と、
前記両挟持片の先端から外方に向けて延設されて、挟み付け工具で把持可能な把持片と、を備え、
前記把持片を把持した工具の挟み付けにより当該把持片を互いに近接させることで、前記挟持片が、前記線材収容部内に収容された一又は複数の金属線材の外面に沿って塑性変形して線材収容部を略閉塞するとともに、当該線材収容部内に収容された一又は複数の金属線材を挟持することを特徴とする線材連結金具。A wire connecting bracket used when connecting or fixing a plurality of metal wires,
At least one of the plurality of metal wires arranged in a state where they are killed each other or an opening for accommodating the plurality of metal wires arranged so as to cross each other in the juxtaposed state or the intersecting state A wire rod storage unit;
Provided on both sides of the wire receiving portion, and at least a pair of clamping pieces,
Wherein the distal end of the supporting pieces are extended outward, and a gripping piece which can be gripped by pinching tool,
By holding the gripping pieces close to each other by clamping the tool that grips the gripping pieces, the clamping pieces are plastically deformed along the outer surface of one or a plurality of metal wire rods housed in the wire rod housing portion. A wire rod connecting bracket characterized by substantially closing the housing portion and sandwiching one or a plurality of metal wire rods housed in the wire rod housing portion . 複数の金属線材を連結又は固定する際に使用される線材連結金具であって、
相互に交差して配設される複数の前記金属線材のうち、
一方の金属線材を収容する第１線材収容部と、
他方の金属線材を収容する第２線材収容部と、
この第２線材収容部の両側に設けられた、少なくとも一対の挟持片と、
前記両挟持片２０の先端から外方に向けて延設されて、挟み付け工具で把持可能な把持片とを備え、
前記把持片を把持した工具の挟み付けにより当該把持片を互いに近接させることで、前記挟持片が、前記線材収容部内に収容された一又は複数の金属線材の外面に沿って塑性変形して線材収容部を略閉塞するとともに、前記相互に交差して配設される複数の前記金属線材を、交差状態で連結固定することを特徴とする線材連結金具。A wire connecting bracket used when connecting or fixing a plurality of metal wires,
Among the plurality of metal wires arranged to cross each other,
A first wire housing part for housing one metal wire;
A second wire containing part for containing the other metal wire,
This provided on both sides of the second wire member accommodating portion, and at least a pair of clamping pieces,
Wherein both the front end of the nipping pieces 20 are extended outward, and a graspable grip piece pinching tool,
By holding the gripping pieces close to each other by clamping the tool that grips the gripping pieces, the clamping pieces are plastically deformed along the outer surface of one or a plurality of metal wire rods housed in the wire rod housing portion. A wire rod connecting metal fitting, characterized in that the housing portion is substantially closed and the plurality of metal wire rods arranged crossing each other are connected and fixed in an intersecting state. 挟持片は塑性変形を施されることにより、これらの挟持片の先端から外方に向けて延設された把持片の片面が略密接し合い、前記線材収容部内に収容された金属線材を連結固定することを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載の線材連結金具。Clamping piece by being facilities plastic deformation, connecting these one side of the gripping piece which extends outward from the distal end of the clamping piece is mutually substantially intimate, metal wire accommodated in the wire accommodating portion The wire rod fitting according to claim 1 or 2, wherein the wire rod fitting is fixed. 挟持片及び把持片を備える線材収容部の幅寸法は、前記挟持片が挟持する一又は複数の金属線材の直径と略同一の寸法にて形成されたことを特徴とする、請求項１から請求項３の何れかに記載の線材連結金具。The width dimension of the wire material accommodating part provided with a clamping piece and a holding piece is formed with the dimension substantially the same as the diameter of the 1 or several metal wire material which the said clamping piece clamps, The Claim 1 to Claim characterized by the above-mentioned. Item 4. The wire connecting bracket according to any one of Items 3 to 4. 金属線材の組み合わせによって網状に形成される受具どうしの連結又は該受具の組立て等に使用されることを特徴とする、請求項１から請求項４の何れかに記載の線材連結金具。The wire connecting fitting according to any one of claims 1 to 4 , wherein the wire connecting fitting is used for connecting the receivers formed in a net shape by a combination of metal wires or assembling the receivers. 挟持片により挟持される金属線材に対し直交して互いに平行に配設された他の金属線材どうしの間隔と略同一の寸法にて形成され、前記他の金属線材の間に配設されることにより、前記挟持される金属線材の軸方向へのズレが防止されることを特徴とする、請求項５に記載の線材連結金具。It is formed with the same dimension as the interval between the other metal wires arranged perpendicularly to and parallel to the metal wire held by the holding piece, and arranged between the other metal wires. 6. The wire connecting bracket according to claim 5 , wherein the sandwiched metal wire is prevented from shifting in the axial direction. 挟持片により挟持される金属線材と直交して配設された前記受具を構成する他の金属線材の両外側と係合して、前記挟持される金属線材の軸方向へのズレを防止するズレ止め部を備えたことを特徴とする、請求項５に記載の線材連結金具。Engage with both outer sides of the other metal wire constituting the receiving member arranged orthogonal to the metal wire sandwiched by the sandwiching piece, and prevent the sandwiched metal wire from shifting in the axial direction. The wire rod fitting according to claim 5 , further comprising a displacement stopper. 挟持片により挟持される金属線材と当該金属線材と直交して配置され受具を構成する他の金属線材との直交部分に配設した際には、前記金属線材が線材収容部に収容され、前記他の金属線材が前記挟持片の側端を基端として形成された空間部に収容されて、尚かつ、前記他の金属線材が前記挟持片に干渉しないことを特徴とする、請求項５に記載の線材連結金具。When the metal wire sandwiched by the sandwiching piece and the metal wire disposed in an orthogonal portion between the metal wire and the other metal wire constituting the holder, the metal wire is housed in the wire housing portion, the other metal wire is accommodated in a space portion formed a side edge of the clamping piece as a base end, Note and wherein the other metal wires do not interfere with the clamping piece, according to claim 5 Wire rod connecting bracket according to. 挟持片が挟持する金属線材の軸方向に対する、当該線材連結金具の寸法は、受具における前記金属線材が屈曲してなる、受具の立ち上がり部における高さ寸法と略同一の寸法にて形成して、前記金属線材の軸方向に対するズレ止めが可能となることを特徴とする、請求項５に記載の線材連結金具。The dimension of the wire connecting bracket with respect to the axial direction of the metal wire sandwiched by the sandwiching pieces is formed to be substantially the same as the height of the rising portion of the receiver formed by bending the metal wire in the receiver. The wire connecting bracket according to claim 5 , wherein the metal wire can be prevented from being displaced with respect to an axial direction.
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