JP3909158B2

JP3909158B2 - Onion adjuster

Info

Publication number: JP3909158B2
Application number: JP24612498A
Authority: JP
Inventors: 英夫中島; 節生武野
Original assignee: Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Current assignee: Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date: 1998-08-31
Filing date: 1998-08-31
Publication date: 2007-04-25
Anticipated expiration: 2018-08-31
Also published as: JP2000069822A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玉葱を圃場から掘り取った後に、玉葱を出荷できる状態にすべく上部の茎と下部の根を切断する調整機の技術に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、圃場で玉葱収穫機により収穫するときに、搬送途中にディスクカッターを配置して、茎の部分を切断する技術が公知になっており、収穫後には出荷できるように玉葱の上部の茎と根を手作業により切断していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来技術においては、収穫時の切断では出荷する前にもう一度玉葱の下部の根を切断する必要があり、根の部分は手作業で切断を行うか、若しくは根をつけたままの出荷を行っていた。そして手作業での切断作業は、非常に面倒で、時間を要する為、出荷のコスト高につながっていた。そこで本発明は出荷できる玉葱に調整する装置を提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
以上が本発明の解決する課題であり、次に課題を解決するための手段を説明する。
【０００５】
請求項１においては、玉葱（８）の根（８１）を上方に向けて搬送する搬送経路の上方に配設する根切断装置（４）であって、切断刃（５０）を有する切断ヘッド（４ａ）を、該搬送装置の上方において、支持アームを介して上下方向に揺動可能に支持し、前記揺動可能な切断ヘッド（４ａ）を付勢ばね（４３）により下方へ付勢し、該切断刃（５０）の切断駆動軸（４５ａ）を玉葱の搬送方向と直交する左右方向に、回動自在に軸支し、前記切断駆動軸（４５ａ）に対して直交して固設した取付板（４６ｂ）の外周部の左右両側に、前記切断刃（５０）を配設したものである。
【０００６】
請求項２においては、請求項１記載の玉葱調整機において、前記切断刃（５０）を、前記切断駆動軸（４５ａ）に対して外方に傾けて装着したものである。
【０００７】
請求項３においては、請求項１記載の玉葱調整機において、前記切断刃（５０）の近傍に玉葱の外周面に沿う倣い板（４７ａ・４７ｂ）を設けたものである。
【０００８】
請求項４においては、請求項３記載の玉葱調整機において、前記切断刃（５０）と倣い板（４７ａ・４７ｂ）が、前記切断駆動軸（４５ａ）の外周上において交互に位置するよう配設したものである。
【０００９】
請求項５においては、請求項１記載の玉葱調整機において、根切断装置（４）の該切断ヘッド（４ａ）の中央に切断刃（５０）を配置し、その両側に玉葱（８）上の根（８１）の両側を転動するガイドローラ（５１・５１）を設けたものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を添付の図面を用いて説明する。
【００１１】
図１は本発明の玉葱調整機の左側面図、図２は同じく正面図、図３は同じく平面図、図４は同じく背面断面図、図５は根切断部の左側面拡大図である。
【００１２】
図６は根切断装置を後方から見た断面図、図７は根切断装置の主要部の左側面図、図８は茎切断部を後方から見た断面図、図９は根切断装置の別実施例側面図、図１０は同じく正面図である。
【００１３】
まず、全体構成について図１より説明する。本発明の玉葱調整機１は、設置台１０上に立設した複数の支柱１２・１２・・・により左右略平行の機台１１・１１を前後方向（図１における左右方向）に支持し、機台１１・１１間は、該玉葱調整機１の前方（図１における左側）において補強フレーム１３を横架している。
【００１４】
そして該機台１１・１１上には、前側の整列搬送装置１６と後側の挟持搬送装置１７等からなる搬送部２が配設されており、該挟持搬送装置１７の上方には、玉葱８の根８１を切断する根切断装置４と、玉葱８の茎８２を切断する茎切断装置６等とから構成される切断部３を配し、その後部に選別装置１８を配置している。
【００１５】
次に前記整列搬送装置１６の構成について図１乃至図３より説明する。左右の機台１１・１１には補強フレーム１３の後部において、下方にそれぞれ取付ステー２５ｃ・２５ｄが吊着されており、該取付ステー２５ｃ・２５ｄにより前部支持プレート２５を懸吊している。該前部支持プレート２５は正面視で略台形状をしており、その左右の一側（本実施例においては正面視で図２における右側）において搬送駆動手段として搬送モータ２２を支持固定している。そして該前部支持プレート２５の上部中央には左右一対の支持部材２５ａ・２５ｂが装着されており、該支持部材２５ａ・２５ｂは、前部支持プレート２５の上方に突出して、それぞれ搬送ブラシ２０の回転軸２０ａ・２０ｂの前部を軸支している。
【００１６】
前記支持部材２５ａ・２５ｂに軸支されたブラシ回転軸２０ａ・２０ｂは、機台１１・１１上で、図３で示すように玉葱調整機１の前方から後方にかけて前後方向に略平行に配置されて、その他端は機台１１・１１の後部において横架された後部支持プレート２６にそれぞれ軸支されている。そして、図２で示すように該ブラシ回転軸２０ａ・２０ｂの前方側の一端は、前記支持部材２５ａ・２５ｂを貫通して突出し、その端部にはそれぞれ入力プーリ２１ａ・２１ｂが固設されている。また、前記搬送モータ２２の出力軸が前部支持プレート２５の前面より突出され、その端部に出力プーリ２２ａを固設している。また、機台１１上にはテンションプーリ２３ａが回転自在に軸支されており、入力プーリ２１ａ・２１ｂ、出力プーリ２２ａ、テンションプーリ２３ａには無端帯であるベルト２４が巻回されている。
【００１７】
このような構成で、搬送モータ２２の回転駆動力が、出力プーリ２２ａを介して、入力プーリ２１ａを図２における矢視Ｘ方向に回転駆動させ、入力プーリ２１ｂを図２における矢視Ｙ方向に回転駆動させることにより、ブラシ回転軸２０ａ・２０ｂがそれぞれ互いに逆方向に回転駆動するようにしている。また、搬送ブラシ２０・２０はブラシ回転軸２０ａ・２０ｂを中心にそれぞれ螺旋状に毛体が突出され、左右の搬送ブラシ２０・２０の巻方向は互いに逆巻となるようにしている。そして、正面視において左右の搬送ブラシ２０・２０の外周端が近接して配置され、該搬送ブラシ２０・２０を回転駆動することによって、毛体と毛体の間に玉葱の茎部が入り、その状態で後方へ搬送するようにしている。
【００１８】
また、搬送部２の前方側には搬送ブラシ２０・２０の左右両側に側方ガイドフレーム１４・１４が装着されている。側方ガイドフレーム１４・１４は機台１１上に立設された支柱１４ａ・１４ａにより平面視略Ｕ字状のフレーム１４ｂを支持しており、フレーム１４ｂ・１４ｂは搬送部２上で前後方向に長く配設され、その高さは搬送ブラシ２０・２０上を搬送される玉葱８が搬送ブラシ２０・２０上から側方へ落下しないように適度な高さに調整可能として、玉葱８が搬送ブラシ２０・２０の間上を後方へ搬送されるようにガイドしている。
【００１９】
そして、平面視で略Ｕ字状の前方ガイドフレーム１５が搬送部２の前端に前後方向に配設され、前方位置を高くして後方に向けて下降するよう傾斜させ、その前端はホッパー１９に接続され、その後端は左右両側のフレーム１４ｂ・１４ｂに固接し、側方ガイドフレーム１４・１４とあわせて、玉葱８をホッパー１９から供給して安定して搬送可能としている。
【００２０】
また、前記搬送部２の前後方向で略中央上方位置には、反転機構２８が配設されている。該反転機構２８は略円筒形状で、前記搬送ブラシ２０・２０の上方に左右方向に横架されており、図視せぬモータ等より駆動力を得て図１における矢視Ｚ方向に回転駆動する。該反転機構２８の外周は弾性体で構成され、例えば、ゴム、スポンジ等の摩擦抵抗が大きく玉葱を傷つけない柔らかい部材や表面をブラシ状に加工して適度な摩擦抵抗力を得られるように構成されている。また、反転機構２８の上下高さは調整可能として、玉葱の種類に合わせられるようにしている。
【００２１】
以上の如く構成された搬送部２において、搬送部２前方のホッパー１９から作業者が玉葱８を搬送ブラシ２０・２０上に置くと、その玉葱８は前記前方ガイドフレーム１５及び側方ガイドフレーム１４により進行方向を規制されながらガイドされて、左右搬送ブラシ２０・２０の間上を搬送される。このとき、前述の如く搬送ブラシ２０は、ブラシ回転軸２０ａ・２０ｂ上に螺旋状に装着されているので、玉葱８は該搬送ブラシ２０・２０の螺旋状に巻かれたブラシの溝上に位置し、順次後方に向けて搬送されるのである。
【００２２】
そして、後方にむけて搬送されている玉葱８は、前記反転機構２８の下方を通過するが、この時、該反転機構２８の上下高さを玉葱８の上下高さよりもやや低く調整して、反転機構２８の外周部分が玉葱の外周に接触することで、玉葱８は該反転機構２８の図１における矢視Ｚ方向の回転により摩擦力を受けて反転機構２８とは逆方向に回転する。該反転機構２８により茎８２が下方に向くように回転される。そして、両搬送ブラシ２０・２０はその近接面において上方から下方に向かうように回転しているので、玉葱８の茎８２は搬送ブラシ２０・２０の回転で下方へ引っ張られ、玉葱８は下方を向いた状態のまま後方に搬送されていくのである。
【００２３】
次に切断部３の構成について図３より説明する。切断部３は前記搬送部２の後方に位置し、玉葱８を左右から挟持して搬送する挟持搬送装置１７と、その下方の茎切断装置６と、上方の根切断装置４より構成されている。挟持搬送装置１７は、切断部３の前方側において左右の機台１１・１１に、ローラ台３２ａ・３２ａが、切断部３の後方側において左右の機台１１・１１にローラ台３２ｂ・３２ｂが装着されており、該ローラ台３２ａ・３２ａ上にそれぞれベルト搬送ローラ３１ａ・３１ｂ・３１ｃを、該ローラ台３２ｂ・３２ｂ上にそれぞれベルト搬送ローラ３１ｄ・３１ｅ・３１ｆを、それぞれその支持軸を垂直方向に向けて回転自在に軸支している。
【００２４】
そして、左右の搬送ローラ３１ａ・３１ｂ・３１ｃ・３１ｄ・３１ｅ・３１ｆにそれぞれ挟持ベルト３０・３０を巻回し、前記内側の搬送ローラ３１ｂ・３１ｂ・３１ｅ・３１ｅはアームを介してバネ３９・３９・・・によって内側（搬送面側）に回動するように付勢され、両挟持ベルト３０・３０によって玉葱の大小にかかわらず挟持して搬送できるようにしている。該挟持ベルト３０は平面視において玉葱調整機１の前後方向に長い略楕円形上となるよう巻回されて、左右の挟持ベルト３０・３０を対称に対向配置させ、その間隔を玉葱８の幅よりも狭くすることにより、玉葱を挟み込んで搬送し、切断するときに玉葱８が振れて切断位置がズレないようにしている。
【００２５】
このように構成された挟持ベルト３０・３０は図示せぬモータにより互いに逆方向に駆動されて、前記搬送ローラの周囲を３１ａ・３１ｂ・３１ｅ・３１ｆ・３１ｄ・３１ｃの順に、つまり図１における矢視α・α’方向に回転する。ここで該挟持ベルト３０は、前記搬送ローラ３１ａ・３１ｂ・３１ｃ・３１ｄ・３１ｅ・３１ｆに外接する平ベルト部３０ａと該平ベルト部３０ａの外周に固着されたクッション部３０ｂより形成されており、該クッション部３０ｂはゴムやスポンジ等の弾性部材等で構成され、外周に複数の切り込みが設けられ、平ベルト部３０ａとの接合面とは反対側の側面に略円弧状の凹部３０ｃを形成しており、該凹部３０ｃにおいて搬送されてくる玉葱８を両側から確実に挟み込むようにしている。
【００２６】
また、該クッション部３０ｂは、切り込みを設けず外周側の円周を長くするように構成し、連続面となる外周側に凹部３０ｃを形成すれば、同様の効果が得られる。また、前記凹部３０ｃの形状は円弧状に限定されるものではなく、その他の形状であっても、窪み形状により玉葱８を挟み込めるように構成すればよい。但し、挟持ベルト３０・３０による搬送速度は搬送ブラシ２０・２０による搬送速度よりも相対的に速くしており、搬送ブラシ２０・２０後端部で詰まることなく、速く排出できるようにしている。
【００２７】
次に本発明の根切断装置４の構成について図４乃至図７を用いて説明する。根切断装置４は前記挟持ベルト３０・３０の前後方向で略中央位置の上方に配設されている。図４及び図５で示すように切断部３の機台１１・１１上には正面視で略逆Ｕ字状の支持フレーム４０が立設されており、該支持フレーム４０の上辺４０Ｕが切断部３の上方で左右方向に略水平に横架され、該上辺４０Ｕの中央付近にはブラケット４１が固設されている。そして、該ブラケット４１の下方から支持アーム４２を係合させ、ピン４１ａを挿嵌し、該支持アーム４２をピン４１ａを中心にして上下方向に回動自在に支持している。
【００２８】
また、前記ブラケット４１の上部にステー４１ｂが取付けられ、該ステー４１ｂにネジロッド４１ｃが挿入されてナットを螺装し、該ナットでステー４１ｂを挟んで固定するようにし、該ネジロッド４１ｃの前端に係止孔を設けて弾性体として付勢ばね４３の一端を係止している。一方、前記支持アーム４２の前端部にばね係止孔４２ａが設けられ、該ばね係止孔４２ａに前記付勢ばね４３の他端が係止されている。このようにして根切断装置４の後部に設ける切断ヘッド４ａが支持アーム４２を介して揺動可能に支持され、付勢ばね４３によって切断ヘッド４ａが玉葱８の上部に当接するように付勢している。そして、前記ナットを回動することによってネジロッド４１ｃが移動し、付勢ばね４３の付勢力を調整して、玉葱８に当接する圧力を調節したり、切断ヘッド４ａを交換したときに付勢力を調節できるようにしている。
【００２９】
前記支持アーム４２の後部に設けられる切断ヘッド４ａは、切断部カバー４５内に収納されており、該切断部カバー４５の前面が前記支持アーム４２の後端に固設され、該切断部カバー４５は正面視及び側面視の断面が略コ字形状に構成され、その開放部４５ｃを下方に向けている。そして、図６に示すように切断部カバー４５の側板４５ｄ・４５ｄの下部に設けられたボス部４５ｅ・４５ｅに切断駆動軸４５ａが左右方向に回動自在に軸支され、該切断駆動軸４５ａの一端は側板４５ｄの外方に突出し、切断駆動入力プーリ４５ｂを固設している。一方、前記支持アーム４２の前部の側面には駆動手段としてモータ４４が固設され、該モータ４４の駆動軸４４ａに出力プーリ４４ｂを固設し、モータ４４の駆動力を出力プーリ４４ａ、ベルト、切断駆動入力プーリ４５ｂを介して伝達し、切断駆動軸４５ａを駆動するよう構成している。
【００３０】
そして、前記切断部カバー４５の内の切断駆動軸４５ａ上には、切断刃取付ディスク４６が固設されている。該切断刃取付ディスク４６は、ボス部４６ａと取付板４６ｂより構成され、該ボス部４６ａを切断駆動軸４５ａに挿嵌して固着し、該取付板４６ｂの左右側面には倣い板４７ａ・４７ｂを装着し、それぞれボルト４８ａ・４８ａ、ボルト４８ｂ・４８ｂで固定している。該倣い板４７ａは図７で示すように、円板の外周の一部を切り欠いて形成したものであり、本実施例では位相を１８０度ずらした２箇所に略Ｌ字状のカット部４７ｃ・４７ｃを設け、倣い板４７ｂも同じく円板の外周にカット部４７ｄ・４７ｄを設けた形状として、左右の倣い板４７ａ・４７ｂのカット部４７ｃ・４７ｃ・４７ｄ・４７ｄが側面視で重ならないようずらしている。即ち、倣い板４７ａ・４７ｂの取付位置の位相を９０度ずらすようにしている。
【００３１】
また、前記取付板４６ｂは側面視で略八角形状で倣い板４７ａ・４７ｂの外径よりも小さく構成しており、これらを重ねたときに、カット部４７ｃ・４７ｃ・４７ｄ・４７ｄから突出部分を刃取付部４６ｃ・４６ｃとし、該刃取付部４６ｃ・４６ｃの側面に取付座４９・４９が固設されている。該取付座４９・４９は刃取付部部４６ｃの側面に対して直角よりもやや大きい角度で外方に傾けて固着され、該取付座４９・４９に切断刃５０・５０を装着している。また、同様にして倣い板４７ｂ側の側面においても、側面視で倣い板４７ｂとは重ならない刃取付部４６ｄ・４６ｄに取付座４９・４９、切断刃５０・５０を装着している。
【００３２】
このように、側面視において４つの切断刃５０・５０・５０・５０が切断刃取付ディスク４６上の外周に等間隔に配置するように構成し、正面視で切断刃５０・５０・５０・５０の回転軌跡はＶ状となるようにし、そのＶの角度は玉葱８の外周に略接する角度としている。但し、本実施例では切断刃を片側二枚としているが、三枚以上配置することも可能であり、枚数を限定するものではない。
【００３３】
そして図４で示すように、倣い板４７ａ・４７ｂ、切断刃５０・５０・・・を両側から挟むようにして左右一対のガイドローラ５１・５１が切断部カバー４５のボス部４５ｅ・４５ｅ上に遊嵌され、玉葱８の上面に当接するようにしている。（図６においては、ガイドローラ５１・５１を図示していない。）
【００３４】
このような構成において、玉葱８が挟持ベルト３０・３０により挟持されて搬送されてくると、左右一対のガイドローラ５１・５１が玉葱８の根８１の両側の外周に当接して、切断ヘッド４ａは上方に押し上げられるが、前記付勢ばね４３の弾性力により下方にむけて押して浮き上がらないようにし、前記ガイドローラ５１・５１及び倣い板４７ａ・４７ｂが玉葱８の上面と適度な圧接関係を保つ。そして、切断刃５０・５０・・・により玉葱８の根を切断するが、この時、切断刃５０・５０・・・と玉葱８の間隔は、付勢ばね４３の付勢により離れることはなく確実に切断が行え、また倣い板４７ａ・４７ｂによって切断刃５０と根８１が位置する玉葱８の上面との間隔を決定して一定に保ち、近づきすぎることがないので、深く噛みこむことなくスムーズな切断が行えるのである。また、切断刃５０・５０・・・は切断駆動軸４５ａに対して外方に傾けて装着されているので、切断刃５０・５０・・・が玉葱８の上面に沿うようになり、玉葱８の頂部周辺の根８１が長く残ることを防止している。また、切断刃５０が玉葱８に接触する前に、ガイドローラ５１・５１の倣いによって、切断刃５０が玉葱８に対して略適正に位置決めされて、ついで切断刃５０が玉葱８の突出した部位（根８１）を切断するよう構成している。
【００３５】
また、根切断装置４は図９及び図１０に示すように構成することも可能である。即ち、前記ガイドローラ５１・５１及び倣い板４７ａ・４７ｂの代わりに、左右二対、計４つのガイドローラ７１ａ・７１ｂを配置している。この場合、左右のガイドローラ７１ａ・７１ａ及び左右のガイドローラ７１ｂ・７１ｂは切断部カバー４５に内の両側に回転自在に支持され、この４つのガイドローラ７１ａ・７１ｂが玉葱８の側部上面に当接するように配置する。また、前記切断部カバー４５の前部とブラケット４１の間には平行リンク６９・６９を介装し、４つのガイドローラ７１ａ・７１ｂが平行に昇降するように構成し、付勢ばね４３によってガイドローラ７１ａ・７１ｂが玉葱側に押圧するように付勢している。
【００３６】
そして、切断部カバー４５に回転板７０の回転軸（図示せず）を回転自在に軸支し、前記同様にモーターによって駆動可能とし、該回転軸の左右中央に回転板を固定し、該回転板の外周に切断刃５０・５０を固設する構成としている。このようにして、ガイドローラ７１ａ・７１ｂが玉葱８の上面を倣うように平行に昇降し、前記実施例では倣い板４７ａ・４７ｂによって根８１が押さえられるが、本実施例では根が押さえられることなく、切断刃５０・５０が回転されることによって所定の長さに根８１が切断されるのである。また、切断刃５０が玉葱８に接触する前に、ガイドローラ７１ａ・７１ｂの倣いによって、切断刃５０が玉葱８に対して略適正に位置決めされて、ついで切断刃５０が玉葱８の突出した部位（根８１）を切断するよう構成している。
【００３７】
また、根切断装置４は図１１に示すように、切断刃の取付部を複数、つまり、切断刃取付ディスク４６を玉葱８の中心から放射状に複数配置して、切断刃５０・５０・・・で玉葱８の周囲を切断する面積を大きくすることも可能である。このように構成することで、玉葱８が挟持ベルト３０・３０の間に傾いて挟持されて搬送されても、切断範囲が広いために、確実に根８１を切断することができるのである。なお、各切断駆動軸４５ａ・４５ａ・４５ａはユニバーサルジョイント等で連結し、それぞれは独立して揺動できるようにして、各倣い板４７ａ・４７ｂ・・・は玉葱８の表面上に当接するように構成する。
【００３８】
また、図８で示すように前記挟持ベルト３０・３０の前後方向で略中央位置の下方には茎切断装置６が配設されている。該茎切断装置６は、水平方向に回転する左右の切断刃６１ａ・６１ｂが対向配置されており、該切断刃６１ｂと切断刃６１ａは上下高さをずらせて、一方がわずかに高くなるように配置し、平面視においてその外周端部が重なるようにしている。また、切断刃６１ａ・６１ｂの外周は鋸状に構成して、それぞれ図示せぬモータ等から駆動力をえて水平方向に回転する。
【００３９】
このような構成において、前記挟持ベルト３０・３０上を搬送されてくる玉葱８は、前記反転機構２８により下方に茎８２を向けた状態で該茎切断装置６に送られる。そして２枚の切断刃６１ａ・６１ｂにより茎８２を切断するが、この時、切断刃６１ａ・６１ｂが前述の通り、その外周部に重複しろを持たせているので、軟らかい茎８２も、逃がすことなく確実に切断できるのである。
【００４０】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。
玉葱の根を上方に向けて搬送する搬送経路の上方に配設する根切断装置であって、切断刃を有する切断ヘッドを支持アームを介して搬送装置上方に、上下方向に揺動可能に支持したので、搬送されてくる玉葱のサイズに大小の差があった場合にも、該切断ヘッドが上下回動し、玉葱の根を確実に切断できるようになり、玉葱のサイズに合わせた切断装置が不要となる。
【００４１】
また、前記揺動可能な切断ヘッドを下方に付勢するよう構成したので、搬送されてくる玉葱のサイズが大きかった場合に、該切断ヘッドが上方に押し上げられても、弾性体により下方に付勢されるので、玉葱の上面から離れてしまうことなく、玉葱のサイズが小さい場合には切断ヘッドが下降し、サイズが変化しても確実な切断が行えるようになった。
【００４２】
また、前記切断ヘッドの下方付勢力を調整可能とすることにより、玉葱の種類や収穫時期の異なる玉葱が搬送されてきても、その玉葱の硬さに合わせることができ、玉葱を傷付けることなく、切断ヘッドを玉葱に沿わせて切断作業を行なうことができる。また、切断ヘッドや他の部品を交換したりした場合でも、その重量変化に合わせて調節することができる。
【００４３】
また、玉葱の搬送経路に根切断装置を配設して玉葱の根を切断する玉葱調整機において、該根切断装置の切断刃の回転軸を玉葱の搬送方向と直交するように配設したので、搬送されてくる玉葱の外周に沿わせて切断刃を回転させることが可能となり、その沿わせる構成を簡単に構成できる。
【００４４】
また、前記切断刃は、前記回転軸に対して直交して固設した取付板の外周部の左右両側に配設したので、切断刃を分割して玉葱の外周形状に近い形とすることができ、非切断部分もなくし、搬送されてくる玉葱の形状によらず、左右の刃により確実に根を切断でき、切断刃を固定する取付板を簡単な構成とすることができた。
【００４５】
また、前記切断刃を、前記回転軸に対して外方に傾けて装着したので、左右の切断刃が玉葱の上面の傾斜に沿うようになり、均一に根を切断できるようになり、刃が深く噛みことなくスムーズな切断工程が行えるようになった。
【００４６】
また、前記切断刃の近傍に玉葱の外周面に沿う倣いを設けたので、倣いにより、切断刃と玉葱上面の間の距離が一定となり、近づきすぎて切断刃が深く噛み込むことを防止し、また、切断残しもなく、スムーズな切断作業が行えるようになった。
【００４７】
また、前記切断刃と倣いが、前記回転軸の外周上において交互に位置するよう配設したので、倣いによって切断されない部分ができることを防止でき、切断刃と倣いを同一の支持体に装着することが可能となり、切断部の構成をコンパクトに構成できて、軽量化も図ることができ、玉葱表面を傷めることもなくなる。
【００４８】
また、玉葱の搬送経路の玉葱の根の通過位置に切断ヘッドを配置し、玉葱の根を切断する根切断装置において、切断ヘッドの中央に切断刃を配置し、その両側に玉葱上の根の両側を転動するガイドローラを設けたので、搬送される玉葱の上面側部に乗って、玉葱の根の部分を確実に切断することができる。また、切断刃が玉葱に接触する前に、ガイドローラの倣いによって、切断刃が玉葱に対して略適正に位置決めされて、ついで切断刃が玉葱の突出した部位（根部）を切断することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の玉葱調整機の左側面図である。
【図２】玉葱調整機の正面図である。
【図３】玉葱調整機の平面図である。
【図４】玉葱調整機の背面断面図である。
【図５】根切断部の左側面拡大図である。
【図６】根切断装置を後方から見た断面図である。
【図７】根切断装置の主要部の左側面図である。
【図８】茎切断部を後方から見た断面図である。
【図９】根切断装置の別実施例側面図である。
【図１０】根切断装置の別実施例正面図である。
【図１１】根切断装置の別実施例正面図である。
【符号の説明】
２搬送部
３切断部
４根切断装置
４ａ切断ヘッド
６茎切断装置
８玉葱
５０切断刃
８１（玉葱の）根
８２（玉葱の）茎[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a technology of an adjusting machine that cuts an upper stem and a lower root so that an onion can be shipped after the onion is dug from a field.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when harvesting with an onion harvester in a field, a technique has been known in which a disk cutter is placed in the middle of transportation and the stem part is cut, and the upper stem of the onion can be shipped after harvesting. And the roots were cut manually.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above prior art, when cutting at the time of harvesting, it is necessary to cut the lower root of the onion again before shipping, and the root part is cut manually or shipped with the root attached. Had gone. The manual cutting operation is very troublesome and time-consuming, leading to high shipping costs. Therefore, the present invention intends to provide an apparatus for adjusting the onions that can be shipped.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The above is the problem to be solved by the present invention. Next, means for solving the problem will be described.
[0005]
In Claim 1, it is a root cutting device (4) arrange | positioned above the conveyance path | route which conveys the root (81) of an onion (8) upwards, Comprising: The cutting head which has a cutting blade (50) ( 4a) is supported above the transport device so as to be swingable in the vertical direction via a support arm, and the swingable cutting head (4a) is biased downward by a biasing spring (43), An attachment in which the cutting drive shaft (45a) of the cutting blade (50) is pivotally supported in the left-right direction perpendicular to the onion conveying direction and fixed perpendicularly to the cutting drive shaft (45a). The cutting blades (50) are disposed on the left and right sides of the outer peripheral portion of the plate (46b) .
[0006]
In claim 2, the onion regulator of claim 1, wherein said cutting blade (50), in which is mounted inclined outwardly relative to prior SL cutting drive shaft (45a).
[0007]
According to a third aspect of the present invention, in the onion adjusting machine according to the first aspect, a copying plate (47a, 47b) along the outer peripheral surface of the onion is provided in the vicinity of the cutting blade (50) .
[0008]
According to a fourth aspect of the present invention, in the onion adjusting machine according to the third aspect, the cutting blades (50) and the copying plates (47a, 47b) are disposed so as to be alternately positioned on the outer periphery of the cutting drive shaft (45a). It is a thing.
[0009]
According to claim 5, in the onion adjusting machine according to claim 1, the cutting blade (50) is arranged at the center of the cutting head (4a) of the root cutting device (4), and on both sides of the onion (8). Guide rollers (51, 51) that roll on both sides of the root (81) are provided .
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0011]
1 is a left side view of the onion adjusting machine of the present invention, FIG. 2 is also a front view, FIG. 3 is a plan view, FIG. 4 is a rear sectional view, and FIG. 5 is an enlarged left side view of a root cutting part.
[0012]
6 is a cross-sectional view of the root cutting device as viewed from the rear, FIG. 7 is a left side view of the main part of the root cutting device, FIG. 8 is a cross-sectional view of the stem cutting portion as viewed from the rear, and FIG. FIG. 10 is a front view of the embodiment.
[0013]
First, the overall configuration will be described with reference to FIG. The onion adjusting machine 1 of the present invention supports the machine bases 11 and 11 that are substantially parallel to the left and right in the front-rear direction (the left-right direction in FIG. 1) by a plurality of columns 12, 12. Between the machine bases 11 and 11, a reinforcing frame 13 is horizontally mounted in front of the onion adjusting machine 1 (left side in FIG. 1).
[0014]
On the machine bases 11, 11, a transport unit 2 including a front alignment transport device 16 and a rear sandwiching transport device 17 is disposed. Above the sandwiching transport device 17, an onion 8 The cutting part 3 comprised from the root cutting device 4 which cuts the root 81, the stem cutting device 6 etc. which cut | disconnect the stem 82 of the onion 8 is arranged, and the selection apparatus 18 is arrange | positioned in the rear part.
[0015]
Next, the configuration of the aligning and conveying apparatus 16 will be described with reference to FIGS. Mounting stays 25c and 25d are suspended below the reinforcing frame 13 on the left and right machine bases 11 and 11, respectively, and the front support plate 25 is suspended by the mounting stays 25c and 25d. The front support plate 25 has a substantially trapezoidal shape when viewed from the front, and supports and fixes the transport motor 22 as transport drive means on one of the left and right sides (in this embodiment, the right side in FIG. 2 when viewed from the front). Yes. A pair of left and right support members 25a and 25b are attached to the center of the upper portion of the front support plate 25, and the support members 25a and 25b protrude above the front support plate 25, respectively. The front portions of the rotary shafts 20a and 20b are pivotally supported.
[0016]
The brush rotation shafts 20a and 20b pivotally supported by the support members 25a and 25b are arranged on the machine bases 11 and 11 substantially in parallel in the front-rear direction from the front to the rear of the onion adjuster 1 as shown in FIG. The other end is pivotally supported by a rear support plate 26 that is installed horizontally at the rear of the machine base 11. As shown in FIG. 2, one end on the front side of the brush rotation shafts 20a and 20b protrudes through the support members 25a and 25b, and input pulleys 21a and 21b are respectively fixed to the end portions. Yes. The output shaft of the transport motor 22 protrudes from the front surface of the front support plate 25, and an output pulley 22a is fixed to the end thereof. A tension pulley 23a is rotatably supported on the machine base 11, and an endless belt 24 is wound around the input pulleys 21a and 21b, the output pulley 22a, and the tension pulley 23a.
[0017]
With such a configuration, the rotational driving force of the conveyance motor 22 drives the input pulley 21a to rotate in the direction of arrow X in FIG. 2 via the output pulley 22a, and the input pulley 21b in the direction of arrow Y in FIG. By rotating the brushes, the brush rotation shafts 20a and 20b are driven to rotate in opposite directions. Further, the conveying brushes 20 and 20 have their hairs protruding spirally around the brush rotation shafts 20a and 20b, respectively, so that the winding directions of the left and right conveying brushes 20 and 20 are reversed. And the outer peripheral ends of the left and right conveying brushes 20 and 20 are arranged close to each other in front view, and by rotating the conveying brushes 20 and 20, an onion stem enters between the hairs and the hairs, In this state, it is conveyed backward.
[0018]
In addition, side guide frames 14 and 14 are mounted on the left and right sides of the transport brushes 20 and 20 on the front side of the transport unit 2. The side guide frames 14, 14 support a substantially U-shaped frame 14 b in a plan view by support columns 14 a, 14 a erected on the machine base 11, and the frames 14 b, 14 b are moved forward and backward on the transport unit 2. The onion 8 can be adjusted to an appropriate height so that the onion 8 conveyed on the conveying brushes 20 and 20 does not fall from the conveying brushes 20 and 20 to the side. It is guided so as to be conveyed backward between 20 and 20.
[0019]
Then, a substantially U-shaped front guide frame 15 in a plan view is disposed in the front-rear direction at the front end of the transport unit 2, and is inclined so that the front position is raised and lowered toward the rear. The rear ends thereof are in solid contact with the left and right frames 14b and 14b, and together with the side guide frames 14 and 14, the onion 8 is supplied from the hopper 19 so that it can be stably conveyed.
[0020]
Further, a reversing mechanism 28 is disposed at a substantially upper center position in the front-rear direction of the transport unit 2. The reversing mechanism 28 has a substantially cylindrical shape, and is horizontally mounted above the conveying brushes 20 and 20 and is driven to rotate in the Z direction indicated by an arrow in FIG. To do. The outer periphery of the reversing mechanism 28 is made of an elastic body, for example, a soft member that has a large frictional resistance, such as rubber or sponge, or a surface that does not damage the onion and is processed into a brush shape to obtain an appropriate frictional resistance. Has been. In addition, the vertical height of the reversing mechanism 28 can be adjusted so as to match the type of onion.
[0021]
In the transport unit 2 configured as described above, when an operator places the onion 8 on the transport brushes 20 and 20 from the hopper 19 in front of the transport unit 2, the onion 8 is connected to the front guide frame 15 and the side guide frame 14. Is guided while being regulated in the traveling direction, and is conveyed between the left and right conveying brushes 20 and 20. At this time, since the conveying brush 20 is spirally mounted on the brush rotation shafts 20a and 20b as described above, the onion 8 is positioned on the groove of the spirally wound brush of the conveying brushes 20 and 20. Then, they are sequentially conveyed toward the rear.
[0022]
Then, the onion 8 conveyed toward the rear passes below the reversing mechanism 28, and at this time, the vertical height of the reversing mechanism 28 is adjusted to be slightly lower than the vertical height of the onion 8, When the outer peripheral portion of the reversing mechanism 28 comes into contact with the outer periphery of the onion, the onion 8 receives a frictional force due to the rotation of the reversing mechanism 28 in the Z direction in FIG. 1 and rotates in the direction opposite to the reversing mechanism 28. The reversing mechanism 28 rotates the stem 82 so as to face downward. And since both conveyance brushes 20 and 20 are rotated so that it may go from the upper direction to the lower side in the proximity surface, the stem 82 of the onion 8 is pulled downward by the rotation of the conveyance brushes 20 and 20, and the onion 8 moves downward. It is transported backwards in a state of facing.
[0023]
Next, the configuration of the cutting unit 3 will be described with reference to FIG. The cutting unit 3 is located behind the transport unit 2 and includes a sandwiching and transporting device 17 that sandwiches and transports the onion 8 from the left and right, a stem cutting device 6 below, and an upper root cutting device 4. . The nipping / conveying device 17 includes roller tables 32a and 32a on the left and right machine bases 11 and 11 on the front side of the cutting unit 3, and roller tables 32b and 32b on the left and right machine tables 11 and 11 on the rear side of the cutting unit 3. The belt conveyor rollers 31a, 31b and 31c are respectively mounted on the roller bases 32a and 32a, the belt transport rollers 31d, 31e and 31f are respectively mounted on the roller bases 32b and 32b, and the support shafts thereof are vertically arranged. It is pivotally supported toward
[0024]
Then, the sandwiching belts 30 and 30 are wound around the left and right transport rollers 31a, 31b, 31c, 31d, 31e, and 31f, respectively, and the inner transport rollers 31b, 31b, 31e, and 31e are connected to the springs 39, 39, and 31 via the arms. .. is biased so as to rotate inward (conveying surface side), and can be clamped and transported by both sandwiching belts 30 and 30 regardless of the size of the onion. The holding belt 30 is wound so as to be substantially elliptical in the front-rear direction of the onion adjusting machine 1 in plan view, and the left and right holding belts 30 and 30 are symmetrically arranged opposite to each other, and the interval is set to the width of the onion 8 By making it narrower than that, the onion is sandwiched and conveyed, and when cutting, the onion 8 is shaken so that the cutting position does not shift.
[0025]
The sandwiching belts 30 and 30 configured in this way are driven in opposite directions by a motor (not shown), and around the transport rollers in the order of 31a, 31b, 31e, 31f, 31d, and 31c, that is, the arrows in FIG. Rotates in the direction of view α ・ α ' The clamping belt 30 is formed of a flat belt portion 30a circumscribing the conveying rollers 31a, 31b, 31c, 31d, 31e, and 31f and a cushion portion 30b fixed to the outer periphery of the flat belt portion 30a. The cushion portion 30b is made of an elastic member such as rubber or sponge, and is provided with a plurality of cuts on the outer periphery. A substantially arc-shaped recess 30c is formed on the side opposite to the joint surface with the flat belt portion 30a. The onion 8 conveyed in the recess 30c is securely sandwiched from both sides.
[0026]
In addition, the cushion portion 30b is configured so as to have a longer circumference on the outer peripheral side without providing a cut, and the same effect can be obtained if the concave portion 30c is formed on the outer peripheral side serving as a continuous surface. Further, the shape of the concave portion 30c is not limited to the arc shape, and it may be configured such that the onion 8 can be sandwiched by the concave shape even if it has other shapes. However, the conveyance speed by the sandwiching belts 30 and 30 is relatively faster than the conveyance speed by the conveyance brushes 20 and 20, so that the paper can be discharged quickly without clogging at the rear end portions of the conveyance brushes 20 and 20.
[0027]
Next, the configuration of the root cutting device 4 of the present invention will be described with reference to FIGS. The root cutting device 4 is disposed substantially above the center position in the front-rear direction of the clamping belts 30 and 30. As shown in FIGS. 4 and 5, a substantially inverted U-shaped support frame 40 is erected on the machine base 11, 11 of the cutting part 3 in a front view, and the upper side 40 </ b> U of the support frame 40 is the cutting part. 3 is mounted horizontally horizontally in the left-right direction, and a bracket 41 is fixed near the center of the upper side 40U. Then, the support arm 42 is engaged from below the bracket 41, the pin 41a is inserted, and the support arm 42 is supported so as to be rotatable in the vertical direction around the pin 41a.
[0028]
A stay 41b is attached to the upper portion of the bracket 41. A screw rod 41c is inserted into the stay 41b and a nut is screwed, and the stay 41b is fixed by the nut. A stop hole is provided to lock one end of the urging spring 43 as an elastic body. On the other hand, a spring locking hole 42a is provided at the front end of the support arm 42, and the other end of the biasing spring 43 is locked in the spring locking hole 42a. In this way, the cutting head 4 a provided at the rear portion of the root cutting device 4 is supported so as to be swingable via the support arm 42, and is biased by the biasing spring 43 so that the cutting head 4 a comes into contact with the upper part of the onion 8. ing. Then, the screw rod 41c is moved by rotating the nut, and the urging force of the urging spring 43 is adjusted to adjust the pressure abutting on the onion 8 or when the cutting head 4a is replaced, the urging force is changed. It can be adjusted.
[0029]
The cutting head 4 a provided at the rear part of the support arm 42 is accommodated in a cutting part cover 45, and the front surface of the cutting part cover 45 is fixed to the rear end of the support arm 42, and the cutting part cover 45 is provided. Has a substantially U-shaped cross section in front view and side view, and its open portion 45c faces downward. Then, as shown in FIG. 6, a cutting drive shaft 45a is pivotally supported by boss portions 45e and 45e provided below the side plates 45d and 45d of the cutting portion cover 45 so as to be rotatable in the left and right directions, and the cutting drive shaft 45a. One end protrudes outward from the side plate 45d, and a cutting drive input pulley 45b is fixed. On the other hand, a motor 44 is fixed as a driving means on the side surface of the front portion of the support arm 42, and an output pulley 44b is fixed to a driving shaft 44a of the motor 44. The driving force of the motor 44 is output to the output pulley 44a and the belt. The cutting drive shaft 45a is driven by transmission through a cutting drive input pulley 45b.
[0030]
A cutting blade mounting disk 46 is fixed on the cutting drive shaft 45 a in the cutting portion cover 45. The cutting blade mounting disk 46 includes a boss portion 46a and a mounting plate 46b. The boss portion 46a is inserted into and fixed to the cutting drive shaft 45a, and copying plates 47a and 47b are formed on the left and right side surfaces of the mounting plate 46b. Are fixed by bolts 48a and 48a and bolts 48b and 48b, respectively. As shown in FIG. 7, the copying plate 47a is formed by cutting out a part of the outer periphery of the disc. In this embodiment, the copying plate 47a has a substantially L-shaped cut portion 47c at two positions whose phases are shifted by 180 degrees. 47c is provided, and the copying plate 47b is also provided with cut portions 47d and 47d on the outer periphery of the disc so that the cut portions 47c, 47c, 47d and 47d of the left and right copying plates 47a and 47b do not overlap in a side view. It is shifted. That is, the phase of the attachment position of the copying plates 47a and 47b is shifted by 90 degrees.
[0031]
The mounting plate 46b has a substantially octagonal shape in side view and is configured to be smaller than the outer diameter of the copying plates 47a and 47b, and when these are overlapped, protruding portions from the cut portions 47c, 47c, 47d and 47d are formed. The blade mounting portions 46c and 46c are provided, and mounting seats 49 and 49 are fixed to the side surfaces of the blade mounting portions 46c and 46c. The mounting seats 49 and 49 are fixed to the side surface of the blade mounting portion 46c by being inclined outward at a slightly larger angle than the right angle, and the cutting blades 50 and 50 are mounted on the mounting seats 49 and 49, respectively. Similarly, on the side surface on the copying plate 47b side, the mounting seats 49 and 49 and the cutting blades 50 and 50 are mounted on the blade mounting portions 46d and 46d that do not overlap the copying plate 47b in a side view.
[0032]
In this way, the four cutting blades 50, 50, 50, 50 are arranged at equal intervals on the outer periphery of the cutting blade mounting disk 46 in a side view, and the cutting blades 50, 50, 50, 50 are viewed in a front view. The rotation trajectory is V-shaped, and the angle of V is an angle that is substantially in contact with the outer periphery of the onion 8. However, although two cutting blades are provided on one side in this embodiment, three or more cutting blades can be arranged, and the number is not limited.
[0033]
As shown in FIG. 4, a pair of left and right guide rollers 51 and 51 are loosely fitted on the bosses 45e and 45e of the cutting portion cover 45 so that the copying plates 47a and 47b and the cutting blades 50 and 50 are sandwiched from both sides. It is made to contact the upper surface of the onion 8. (The guide rollers 51 and 51 are not shown in FIG. 6)
[0034]
In such a configuration, when the onion 8 is nipped and conveyed by the nipping belts 30 and 30, the pair of left and right guide rollers 51 and 51 come into contact with the outer circumferences on both sides of the root 81 of the onion 8, and the cutting head 4a. Is pushed upward, but is not pushed upward by the elastic force of the biasing spring 43 so that the guide rollers 51 and 51 and the copying plates 47a and 47b maintain an appropriate pressure contact relationship with the upper surface of the onion 8. . Then, the roots of the onion 8 are cut by the cutting blades 50, 50..., And the distance between the cutting blades 50. Cutting can be performed reliably, and the distance between the cutting blade 50 and the upper surface of the onion 8 on which the root 81 is located is determined by the copying plates 47a and 47b, and is kept constant, so that it does not get too close, so it is smooth without biting deeply. Can be cut. Further, since the cutting blades 50, 50,... Are mounted so as to be inclined outward with respect to the cutting drive shaft 45a, the cutting blades 50, 50,. This prevents the root 81 around the top of the head from remaining for a long time. Further, before the cutting blade 50 comes into contact with the onion 8, the cutting blade 50 is positioned approximately properly with respect to the onion 8 by copying the guide rollers 51 and 51, and then the portion where the cutting blade 50 protrudes from the onion 8 It is configured to cut (root 81).
[0035]
In addition, the root cutting device 4 can be configured as shown in FIGS. 9 and 10. That is, instead of the guide rollers 51 and 51 and the copying plates 47a and 47b, a total of four guide rollers 71a and 71b, that is, two pairs of left and right are arranged. In this case, the left and right guide rollers 71a and 71a and the left and right guide rollers 71b and 71b are rotatably supported on both sides inside the cutting portion cover 45, and the four guide rollers 71a and 71b are formed on the upper surface of the side of the onion 8. Arrange so that they abut. Further, parallel links 69 and 69 are interposed between the front portion of the cutting portion cover 45 and the bracket 41 so that the four guide rollers 71a and 71b are moved up and down in parallel. The rollers 71a and 71b are biased so as to press toward the onion side.
[0036]
Then, a rotating shaft (not shown) of the rotating plate 70 is rotatably supported on the cutting portion cover 45, and can be driven by a motor in the same manner as described above. The cutting blades 50 and 50 are fixed on the outer periphery of the plate. In this way, the guide rollers 71a and 71b move up and down in parallel so as to follow the upper surface of the onion 8, and the root 81 is pressed by the copying plates 47a and 47b in the above embodiment, but the root is pressed in this embodiment. Instead, the root 81 is cut to a predetermined length by rotating the cutting blades 50. Further, before the cutting blade 50 comes into contact with the onion 8, the cutting blade 50 is positioned approximately properly with respect to the onion 8 by copying the guide rollers 71a and 71b, and then the portion where the cutting blade 50 protrudes from the onion 8 It is configured to cut (root 81).
[0037]
As shown in FIG. 11, the root cutting device 4 has a plurality of cutting blade mounting portions, that is, a plurality of cutting blade mounting disks 46 arranged radially from the center of the onion 8, and the cutting blades 50, 50. It is also possible to increase the area for cutting the periphery of the onion 8. By configuring in this way, even if the onion 8 is sandwiched and conveyed between the sandwiching belts 30 and 30, the root 81 can be reliably cut because the cutting range is wide. The cutting drive shafts 45a, 45a, 45a are connected by a universal joint or the like so that they can swing independently, so that the copying plates 47a, 47b,... Abut on the surface of the onion 8. Configure.
[0038]
Further, as shown in FIG. 8, a stem cutting device 6 is disposed below the center of the clamping belts 30 and 30 in the front-rear direction. In the stem cutting device 6, left and right cutting blades 61a and 61b that rotate in the horizontal direction are arranged to face each other, and the cutting blade 61b and the cutting blade 61a are shifted in height so that one of them is slightly higher. They are arranged so that their outer peripheral ends overlap in plan view. Further, the outer peripheries of the cutting blades 61a and 61b are formed in a saw-like shape, and rotate in the horizontal direction with driving force from a motor (not shown).
[0039]
In such a configuration, the onion 8 conveyed on the holding belts 30 and 30 is sent to the stem cutting device 6 with the stem 82 facing downward by the reversing mechanism 28. Then, the stem 82 is cut by the two cutting blades 61a and 61b. At this time, since the cutting blades 61a and 61b have overlapping margins on the outer periphery thereof as described above, the soft stem 82 is also released. And can be cut reliably.
[0040]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
A root cutting device disposed above a conveyance path for conveying an onion root upward, and a cutting head having a cutting blade is supported above the conveyance device via a support arm so as to be swingable vertically. Therefore, even if there is a difference in the size of the onion being conveyed, the cutting head can be rotated up and down to reliably cut the root of the onion, and a cutting device adapted to the size of the onion Is no longer necessary.
[0041]
In addition, since the swingable cutting head is configured to be biased downward, even if the size of the onion being conveyed is large, even if the cutting head is pushed upward, it is attached downward by the elastic body. As a result, the cutting head descends when the size of the onion is small without leaving the top surface of the onion, and reliable cutting can be performed even if the size changes.
[0042]
In addition, by making it possible to adjust the downward biasing force of the cutting head, even if onions with different onion types and harvest times have been conveyed, they can be matched to the hardness of the onions, without damaging the onions, The cutting operation can be performed along the onion along the cutting head. Further, even when the cutting head or other parts are replaced, the weight can be adjusted in accordance with the change in weight.
[0043]
Also, in the onion adjuster that disposes the root of the onion by disposing the root cutting device in the onion transport path, the rotation axis of the cutting blade of the root cutting device is disposed so as to be orthogonal to the onion transport direction. The cutting blade can be rotated along the outer circumference of the onion being conveyed, and the configuration along the circumference can be easily configured.
[0044]
In addition, since the cutting blades are arranged on both the left and right sides of the outer peripheral portion of the mounting plate fixed perpendicularly to the rotation axis, the cutting blades may be divided into shapes close to the outer peripheral shape of the onion. It was possible to eliminate the non-cutting portion, to reliably cut the roots with the left and right blades regardless of the shape of the conveyed onion, and to make the mounting plate for fixing the cutting blade simple.
[0045]
In addition, since the cutting blade is mounted to be tilted outward with respect to the rotating shaft, the left and right cutting blades follow the inclination of the upper surface of the onion, so that the root can be cut evenly. A smooth cutting process can be performed without chewing deeply.
[0046]
In addition, since the copy along the outer peripheral surface of the onion was provided in the vicinity of the cutting blade, the distance between the cutting blade and the upper surface of the onion became constant by copying, and the cutting blade was prevented from getting too close and biting deeply, In addition, smooth cutting work can be performed without cutting.
[0047]
In addition, since the cutting blade and the copy are arranged alternately on the outer periphery of the rotating shaft, it is possible to prevent a portion that is not cut by the copy, and to attach the cutting blade and the copy to the same support. Therefore, the cutting part can be made compact, the weight can be reduced, and the surface of the onion is not damaged.
[0048]
In addition, a cutting head is arranged at the onion root passing position of the onion transport path, and in the root cutting device for cutting the onion root, a cutting blade is arranged at the center of the cutting head, and the root on the onion is arranged on both sides thereof. Since the guide rollers that roll on both sides are provided, the root portion of the onion can be reliably cut on the top side of the onion being conveyed. Also, before the cutting blade comes into contact with the onion, the cutting blade can be positioned substantially properly with respect to the onion by copying the guide roller, and then the cutting blade can cut the protruding portion (root) of the onion. It became.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view of an onion adjuster according to the present invention.
FIG. 2 is a front view of an onion adjuster.
FIG. 3 is a plan view of an onion adjuster.
FIG. 4 is a rear sectional view of the onion adjuster.
FIG. 5 is an enlarged left side view of a root cutting part.
FIG. 6 is a cross-sectional view of the root cutting device as viewed from the rear.
FIG. 7 is a left side view of the main part of the root cutting device.
FIG. 8 is a cross-sectional view of the stem cutting part as seen from the rear.
FIG. 9 is a side view of another embodiment of the root cutting device.
FIG. 10 is a front view of another embodiment of the root cutting device.
FIG. 11 is a front view of another embodiment of the root cutting device.
[Explanation of symbols]
2 Conveying section 3 Cutting section 4 Root cutting device 4a Cutting head 6 Stem cutting device 8 Onion 50 Cutting blade 81 (Onion) root 82 (Onion) stem

Claims

A root cutting device (4) disposed above the transport path for transporting the root (81) of the onion (8) upward, the cutting head (4a) having a cutting blade (50) being transported Above the apparatus, it is supported so as to be swingable in the vertical direction via a support arm, and the swingable cutting head (4a) is biased downward by a biasing spring (43), and the cutting blade (50) The cutting drive shaft (45a) is pivotally supported in the left-right direction perpendicular to the onion transport direction, and the outer periphery of the mounting plate (46b) fixed perpendicular to the cutting drive shaft (45a). The onion adjuster characterized in that the cutting blades (50) are arranged on the left and right sides of the part .

The onion adjusting machine according to claim 1, wherein the cutting blade (50) is mounted so as to be inclined outward with respect to the cutting drive shaft (45a) .

The onion adjusting machine according to claim 1, wherein a copying plate (47a, 47b) along the outer peripheral surface of the onion is provided in the vicinity of the cutting blade (50) .

4. The onion adjusting machine according to claim 3, wherein the cutting blades (50) and the copying plates (47a, 47b) are arranged so as to be alternately positioned on the outer periphery of the cutting drive shaft (45a). Onion adjuster.

The onion adjusting machine according to claim 1, wherein a cutting blade (50) is arranged at the center of the cutting head (4a) of the root cutting device (4), and on both sides of the root (81) of the onion (8). An onion adjuster characterized by providing guide rollers (51, 51) that roll on both sides .