JP3908852B2 - Inkjet recording film with improved ink fixability - Google Patents

Inkjet recording film with improved ink fixability Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なインクジェット用記録フィルム、さらに詳しくいえば、水性インク、特に水性顔料インクの定着性がよく、しかも耐水性に優れたインクジェット用記録フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ利用技術の普及により、コンピュータにより作成した資料をプリンターなどを用いてプリントアウトすることが頻繁に行われるようになってきた。その際使用されるプリンターとしてはドットインパクトプリンター、レーザープリンター、サーマルプリンター、インクジェットプリンターなどが挙げられるが、プリントアウト時の機械的騒音がほとんどなく、かつプリントアウトに伴うランニングコストの低さから、インクジェットプリンターが多く用いられている。このインクジェットプリンターを使用する際に用いられる用紙としては、通常、普通紙やコート紙が多く用いられているが、プラスチックフィルムからなる基材フィルムの表面に親水性高分子物質からなるインク受容層を設けた記録用フィルムも用いられるようになった。
【0003】
ところで、この基材フィルム上に設けるインク受容層としては、これまでポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンからなるもの(特公平6−427号公報)、支持体上に少なくとも二層からなるインク受容層を設け、その最外層にポリビニルアセタール樹脂層、その下側層のインク受容層に水溶性樹脂を用いるもの(特開平5−262028号公報)、基材上に色素吸着層を設け、その面と反対側に膨潤性の高分子化合物、例えばポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンとの混合物層を設けたもの(特開平5−286228号公報)など、ポリビニルアルコールやポリビニルアセタールとポリビニルピロリドンを含むインク受容層が提案されている。
【0004】
しかしながら、ポリビニルアルコールやポリビニルアセタールとポリビニルピロリドンとの組合せにより、インク受容層を形成した場合、インク吸収層の耐水性が低く、かつインク受容層表面のべたつきを避けることができない上、インクジェット用記録フィルムとして要求される条件、すなわちインクドットの径が必要以上に大きくならないこと、及びインクドットの形状が真円に近く、かつその周辺が滑らかであることという条件も十分に満たすことができず、ドット形状が多角形状例えば星形模様になり、得られる画像の解像度すなわち鮮明性や画線のシャープさなどの低下の原因となるなどの欠点を有する。
【0005】
このような欠点を改善するために(A)ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール又はポリビニルアセタールあるいはその両方及び微粒子状物質を主成分とするインク受容層と、(B)ドット形状調整剤含有層とを順次積層した記録用フィルムが提案されているが(特開平8−156396号公報)、インク定着性の点でいまだ満足できるものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来の水溶性インクを用いる記録用フィルムがもつ欠点を克服し、水性インク、特に水性顔料インクの定着性がよく、しかも長期間にわたって耐水性の低下や表面のべたつきを生じることがないという物性に加え、インクジェット用として必要な条件、すなわちドット形状が真円に近く、画像解像度に優れるという条件を備えた、特にインクジェットプリンター、インクジェットプロッター、ペンプロッターなどの水性インクによって筆記や描画を行う際に用いられる記録用フィルムを提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記の好ましい性質を有するインクジェット用記録フィルムを開発すべく鋭意研究を重ねた結果、基材フィルムの少なくとも片面にインク受容層とドット形状調整剤含有層とを順次積層した記録層からなるインクジェット用記録フィルムにおいて、インク受容層の粗面化形成剤として吸油量の異なる2種以上の合成シリカを用い、その使用割合を変えてインク定着性を制御することにより、その目的を達成しうることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、基材フィルムの少なくとも一方の面に、(A)水溶性樹脂、粗面化形成剤及び架橋剤を含むインク受容層と、(B)ドット形状調整剤として第四級アンモニウム塩型アクリル樹脂を含むドット形状調整剤含有層とを順次積層した記録層を有する記録用フィルムにおいて、(A)の粗面化形成剤として吸油量の少ない合成シリカ1種と吸油量の多い合成シリカ1種とを、1:2ないし3:1の範囲で混合したものを合計量として水溶性樹脂の重量に基づき50〜200重量%の範囲で用い、これらの使用量を変えて、記録層の標準拭き取り回数20〜100回、インク定着時間5分以下に調整したことを特徴とする、インク定着性が改善されたインクジェット用記録フィルムを提供するものである。
【0009】
本発明の合成シリカにおける吸油量は、JIS K5101に従って測定されたものであり、また記録層の標準拭き取り回数は、ピーリング/スリッピング・スクラッチテスター[ヘイドン(HEIDON)社製:商品名HEIDON14]に十分湿らせたガーゼを固定し、加重323g、速度4000mm/分の条件で記録層面上を往復させ、記録層が1mm2以上の剥がれを3か所確認できた回数、インク定着時間は、ヒューレットパッカード社製デザインジェット750Cの黒色顔料インクを用いて、幅0.5、1.0、1.5mmの線を記録し、1分経過ごとにその記録線上を垂直方向にプラスチック消しゴム[XEROX社製スーパーイレーザゼロ]で押しつけて摩擦し、インクの散り跡が発生しなくなるまでの時間である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の記録用フィルムにおいて用いられる基材フィルムについては特に制限はなく、従来記録用フィルムに基材として慣用されているもの、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミドなどの中から任意のものを選択して用いることができるが、これらの中で特にポリエチレンテレフタレートが好適である。この基材フィルムの厚さは、通常25〜250μm、好ましくは50〜100μmの範囲である。
【0011】
本発明の記録用フィルムにおいては、前記基材フィルムの片面又は両面に、インク受容層が設けられるが、このインク受容層と基材フィルムとの密着性を向上させるために、所望により、基材フィルムとインク受容層との間に下引き層を設けてもよい。この下引き層としては、通常飽和ポリエステル樹脂やウレタン樹脂などが用いられるが、特にウレタン樹脂がインク受容層との密着性が良好であるので好ましい。この下引き層の厚さは、通常0.5〜1.5μmの範囲である。
【0012】
次に、本発明のインク受容層は、水溶性樹脂、粗面化形成剤及び架橋剤を主成分とする層であって、このインク受容層に用いられる水溶性樹脂としては、従来記録用フィルムにバインダーとして用いられているもの、例えば、デンプン、セルロース、タンニン、リグニン、アルギン酸やアラビヤゴム等の多糖類、ゼラチンのような天然系高分子化合物、酢酸ビニル、エチレンオキシド、アクリル酸、アクリルアミド、無水マレイン酸、フタル酸などを構成成分とした重合体又は共重合体や、ポリエステル、ポリアミンのような合成高分子化合物の水溶性を示すものを挙げることができる。これらの中でもポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドンが、インク受容性、色再現性に優れるので好ましい。また、本発明の水溶性樹脂は単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよく、例えば、ポリビニルアルコール又はポリビニルアセタールのうち1種、あるいはそれらの混合物とポリビニルピロリドンとを重量比で9:1ないし5:5の割合で配合するとインク受容性、色再現性の点で有利である。
【0013】
前記のポリビニルアルコールとしては、通常重合度が1000以上、好ましくは1000〜3000の範囲のものが用いられる。この重合度が1000未満の場合、被膜のインク乾燥性又はインク吸収性や耐水性が不十分となる。また、このポリビニルアルコールとしては、けん化度が75モル%以上のポリ酢酸ビニルの部分けん化物や完全けん化物が好ましく、特にけん化度が75〜90モル%の部分けん化物が好適である。けん化度が75モル%未満のものではインク吸収速度が遅くなる。また、ポリビニルアセタールは、ポリビニルアルコールとアルデヒドとの反応によって得られるもので、通常アセタール化度2〜20モル%、好ましくは5〜15モル%のものが用いられる。このアセタール化度が2モル%未満では十分な耐水性が得られないし、20モル%を超えると耐水性は良好であるものの、インク乾燥性及び後で述べる架橋性が低下する。
【0014】
さらに、前記ポリビニルピロリドンとしては、通常分子量40000以上、好ましくは600000〜2800000の範囲のものが用いられる。この分子量が40000未満のものでは、インクの吸収速度や受容性が不十分になり、その結果インクの乾燥性が低下する。
【0015】
本発明においては、前記水溶性樹脂の耐水性をさらに向上させるために、架橋剤を加えることが必要である。この場合の架橋剤は使用される水溶性樹脂により変わるが、水溶性樹脂がポリビニルアルコールやポリビニルアセタールの場合、尿素を用いるのが好ましい。尿素は、ポリビニルアルコールやポリビニルアセタール100重量部に対して、通常4〜12重量部、好ましくは5〜10重量部の割合で用いられる。この量が4重量部未満では耐水性の向上効果が十分に発揮されないし、12重量部を超えるとインク吸収性が低下する傾向がみられる。また、これと併用される触媒架橋剤に対し、通常20〜100重量%の割合で用いられる。
【0016】
本発明においては、インク受容層(A)中の粗面化形成剤として、吸油量の少ない合成シリカと吸油量の多い合成シリカから成る吸油量の異なる合成シリ2種以上の混合物を用いる必要がある。これらの合成シリカの平均粒径は、1〜6μmの範囲である。この範囲が1μm未満であると配合量に見合ったフィルムの透明度が得られないし、この範囲が6μmを超えるとドット形状が多角形状になり、インクジェットにより形成される画像等のパターンの再現性が低下する。画像再現性の面から、この合成シリカの好ましい平均粒径は1.5〜4μmの範囲である。
【0017】
(A)インク受容層中のこの粗面化形成剤の含有割合は、粗面化形成剤の合計量水溶性樹脂の重量に基づき50〜200重量%、好ましくは70〜150重量%の範囲内で選ぶことが必要である。また、粗面化形成剤中の吸油量の少ない合成シリカ1種と吸油量の多い合成シリカ1種との割合は、重量比1:2ないし3:1の範囲で選ばれる。この範囲よりも吸油量の多い合成シリカの割合が小さいとインク定着性が低下し、またこの割合が多くなるとドット形状が乱れ、さらにフィルムの透明性が低下する。
【0018】
そして、本発明においては、吸油量の多い合成シリカと吸油量の少ない合成シリカの割合を加減して、インク受容層とドット形状調整剤含有層からなる記録層の標準拭き取り回数が20〜100回、好ましくは30〜90回、インク定着時間が5分以下、好ましくは2分以下に調整することが必要である。
この標準拭き取り回数が20回未満では、基材フィルムから記録層が剥離するし、100回を超えるとインク吸収性が低下する。そして、インク吸収性と耐水性の面から、標準拭き取り回数は30〜90回の範囲が好ましい。
他方、記録層のインク定着時間が5分を超えると、インク定着に時間を要し、インクの散りによる汚れを生じる。
ここで、吸油量の少ない合成シリカ及び吸油量の多い合成シリカとは、相対的な関係であるが、通常吸油量の少ない合成シリカは、吸油量50〜150ml/100gの範囲のものから、また吸油量の多い合成シリカは、吸油量200〜300ml/100gの範囲のものから選ばれる。
【0019】
本発明においては、合成シリカに加え、所望に応じ他の慣用の粗面化形成剤を用いることもできる。このような慣用の粗面化形成剤としては、例えばジルコニア、クレー、カオリン、アルミナ、チタニア、ゼオライト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化マグネシウム、リン酸カルシウム、ガラスなどの粉末が挙げられる。これらの中で好ましいものは炭酸カルシウム粉末であり、このものは、ドット形状を損ねることがなく、インク吸収性に優れている。また、有機系微粒子状物質としては、例えばアクリル系樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ベンゾグアナミン/メラミン/ホルムアルデヒド縮合物などの合成樹脂の粉末が挙げられる。これらの微粒子状物質は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。特に、前記合成シリカに対し、炭酸カルシウム粉末を重量比で50〜100重量%の割合で使用することにより、インク乾燥性及びインク吸収性が向上するので好ましい。
【0020】
この合成シリカと併用する粗面化形成剤は、平均粒子径が0.5〜6μm、好ましくは0.8〜4.0μmの範囲のものが好適である。この平均粒子径が0.5μm未満ではインク乾燥性に劣るし、6μmを超えるとドット形状が真円状になりにくく、画像解像度が低下する傾向がみられる。
【0021】
本発明においては、前記水溶性樹脂、粗面化形成剤及び架橋剤を、それぞれ所定の割合で水性媒体に溶解又は分散させて、固形分濃度10〜15重量%程度の塗工液を調製したのち、基材フィルム又は所望により設けられる下引き層の上に、常法に従って塗布、乾燥することにより、インク受容層を形成させる。この際、該塗工液には、従来慣用されている各種添加剤、例えば界面活性剤、潤滑剤、安定剤、着色剤などを添加することができる。このインク受容層の厚さは、通常5〜30μm、好ましくは10〜20μmの範囲である。
【0022】
本発明においては、このようにして設けられたインク受容層の上に、ドット形状調整剤含有層を設けることが必要である。このドット形状調整剤としては、第四級アンモニウム塩型アクリル樹脂が用いられる。この第四級アンモニウム塩型アクリル樹脂は公知であり、具体例としては、アルキルアクリレートやアルキルメタクリレートと、ジアルキルアミノアクリレートやジアルキルアミノアルキルメタクリレートとの共重合体塩など挙げることができる。この中のブチルメタクリレートとジメチルアミノエチルメタクリレートとのモル比1:1の共重合体の四級塩は、市販品として入手可能である。
【0023】
ドット形状調整剤含有層を形成するには、前記ドット形状調整剤を適当な溶剤、例えばアルコール又はアルコールと水との混合物に溶解し、この溶液をインク受容層の上に塗布したのち、乾燥させればよい。この際、ドット形状調整剤はインク受容層上に積層させてもよいし、インク受容層中に一部溶け込ませるか、あるいは含浸させてもよい。
【0024】
このドット形状調整剤の塗工量は3〜10g/m2の範囲が適当である。このドット形状調整剤の塗工量が3g/m2未満では画像の鮮明性(画像解像度)が不十分であるし、ドット形状調整剤の塗工量が10g/m2を超えるとインク吸収性及びインク乾燥性が低下する傾向がみられる。このドット形状調整剤層は、ドット形状をより真円に形成し、さらにインクの滲みを防止する作用がある。
【0025】
さらに、本発明においては、インク受容層及びドット形状調整剤含有層が基材フィルムの片面に設けられる場合、基材フィルムの裏面、すなわちインク受容層とは反対側の面に、所望によりマット層又はインク受容層を設けることができる。前記のマット層はバインダー及びマット化剤により形成され、該バインダーとしては、例えば熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂などがあり、具体的にはアクリル系、ウレタン系、ポリエステル系、塩化ビニル系の各樹脂が挙げられる。また、マット化剤としては、例えばシリカ、ジルコニア、クレー、カオリン、アルミナ、チタニア、ゼオライト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化マグネシウム、リン酸カルシウム、ガラスなどの無機粉体、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ベンゾグアナミン/メラミン/ホルムアルデヒド縮合物などの合成樹脂粉体が挙げられる。このマット化剤の平均粒子径は0.1〜20μm、好ましくは2〜10μmの範囲が望ましい。また、基材フィルムの裏面にもインク受容層を形成する場合は、基材フィルムの表面に設けたものと同一のものを設けてもよいし、他のもの、例えばマット化剤を含有しない、もしくは極少量含有させたもので透明性のあるインク受容層などを設けてもよい。
【0026】
このマット層の厚さは、カール防止性や良好な筆記性などが得られる点から、1〜10μm、好ましくは3〜7μmの範囲が有利である。さらに、該マット層には、従来添加剤として慣用されているもの、例えば界面活性剤、潤滑剤、安定剤、着色剤などを含有させることができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明の記録用フィルムは、水性インク、特に水性顔料インクの定着性に優れるので、インクの滲みによる汚れの問題が解消され、かつドット形状がより真円に近いためインク受容層上に形成される画像が鮮明で画像解像度が高く、しかも耐水性も優れているので画像が形成された後の画像の滲みや太りがなく鮮明でシャープな画像が得られ、さらに、空気中の湿気や手の汗などによりインク受容層が溶解することがないので、べたつきを生じることがなくハンドリングに優れ、作業効率が向上するなどの優れた性能を有し、特にインクジェットプリンター、インクジェットプロッター、ペンプロッターなどの水性インクによって筆記や描画を行う際に用いられる記録用フィルムとして好適である。
【0028】
【実施例】
次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。なお、記録用フィルムの物性は次に示す方法に従って評価した。
【0029】
(1)インク定着性;
HEWLETT PACKARD社製インクジェットプロッター(Design Jet750C)の黒色顔料インクにて、幅0.5、1.0、1.5mmの線を記録し、1分おきにその記録線上を垂直方向にプラスチック消しゴム[XEROX社製、スーパーイレーザーゼロ]で押圧摩擦し、インクの散り跡が発生しなくなるまでの時間を測定し、以下の基準にしたがって評価した。
○:2分以内
△:2分〜5分未満
×:5分以上
【0030】
(2)耐水性;
ピーリング/スリッピング・スクラッチテスター[ヘイドン(HEIDON)社製:商品名HEIDON14]に十分湿らせたガーゼを固定し、加重323g、速度4000mm/分の条件で記録層面上を往復させ、記録層が1mm2以上の剥がれを3か所確認できた回数を測定した。
【0031】
(3)ドット形状;
実体顕微鏡でドット形状及びドット輪郭を目視観察し、以下の基準に従って評価した。
○ :若干の乱れはあるものの、円形輪郭がシャープである。
×:ドットが乱れ、多角形状である。
【0032】
(4)印刷適性;
HEWLETT PACKARD社製インクジェットプロッター(Design Jet750C)にてコンピュータ処理をした画像を幅0.176mmの線を間隔0.220mmで10本出図し、画像のシャープさ、インクの滲み具合を、以下の基準に従って評価した。
○ :線が9本以上識別できる(良好)
△ :7〜8本が識別できる(若干不良)
×:6本以下しか識別できない(不良)
【0033】
実施例1
ポリビニルピロリドン(分子量1280000)4重量部、ポリビニルアルコール(重合度2000、けん化度88.0モル%)6重量部、吸油量95ml/100g、平均粒径3.5μmの合成シリカ粉末と吸油量210ml/100g、平均粒径3.5μmの合成シリカ粉末との等量混合物(重量比1:1)7重量部、尿素0.6重量部、塩化アンモニウム0.2重量部、エタノール40重量部、プロピレングリコールモノメチルエーテル20重量部及び水122.2重量部を混合してインク受容層形成塗工液を調製した。
厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに、ウレタン樹脂から成る厚さ1.0μmの下引き層を設けたのち、前記塗工液をワイヤーバーにて下引き層の上に塗布し、130℃で5分間加熱して、厚さ約15μmのインク受容層を形成させた。
さらに、第四級アンモニウム塩型アクリル樹脂[三菱油化(株)製、サフトマーCP−2000]1.0重量部とエタノール10.0重量部と水89.0重量部とから成るドット形状調整剤含有層形成液を調製し、これをインク受容層上に塗布し、乾燥してドット形状調整剤の使用量が4g/m2のドット形状調整剤含有層を形成した。
次いで、インク受容層の裏面に、バインダー(アクリル共重合樹脂)20重量部とマット化剤(合成シリカ粉末、平均粒径3.5μm)10重量部と水70重量部とから成るマット層形成塗工液を塗布し、130℃で2分間加熱して、厚さ5μmのマット層を形成させた。このようにして得られた記録用フィルムの物性を表2に示す。
【0034】
実施例2
実施例1において、インク受容層形成塗工液に、さらに炭酸カルシウム(平均粒径2.0μm)を5重量部配合した以外は、全て実施例1と同様にして記録用フィルムを製造した。このものの物性を表2に示す。
【0035】
実施例3〜5
実施例1において、インク受容層形成塗工液として、表1の実施例3〜5の欄に示す組成のものを用いた以外は、実施例1と全く同様にして記録用フィルムを製造し、その物性を求めた。結果を表2に示す。
【0036】
実施例6
実施例2において、インク受容層の裏面にマット層を設けるのに代え、ポリビニルアルコール(重合度1700、けん化度88モル%)8重量部、ポリビニルピロリドン(分子量630000)4重量部、ポリスチレンスルホン酸塩(三洋化成社製、ケミスタット6120)1.5重量部、繊維素反応型架橋剤であるジメチロールグリオキザールモノウレイン0.25重量部、塩化アンモニウム0.2重量部、エタノール30重量部及び水106.1重量部を混合して層形成塗工液を調製し、前記塗工液をワイヤーバーにてウレタン樹脂からなる塗工量0.7g/m2の下引き層上に塗布し、130℃で5分間加熱して、片面の厚さ10μmの塗工層を設けた以外は実施例1と同様にして記録用フィルムを形成した。このようにして得られた記録用フィルムの物性を表2に示す。
【0037】
実施例7
実施例2において、インク受容層の裏面にマット層を設ける代りに、ポリビニルアルコール(重合度1700、けん化度88モル%)7重量部、ポリビニルピロリドン(分子量630000)1重量部、ポリスチレンスルホン酸塩(三洋化成社製、ケミスタット6120)2重量部、繊維素反応型架橋剤であるジメチロールグリオキザールモノウレイン0.2重量部、塩化アンモニウム0.1重量部、エタノール20重量部、水69.66重量部、合成シリカ(平均粒径6μm)0.04重量部を混合して層形成塗工液を調製し、前記塗工液をワイヤーバーにてウレタン樹脂からなる塗工量0.7g/m2の下引き層上に塗布し、130℃で5分間加熱して、片面の厚さ10μmの塗工層を設けること以外は実施例1と同様にして記録用フィルムを形成した。このようにして得られた記録用フィルムの物性を表2に示す。
【0038】
実施例8
ポリビニルピロリドン(分子量1280000)7.5重量部、ポリビニルアルコール(重合度1700、けん化度88.0モル%)11.2重量部、吸油量95ml/100g、平均粒径3.5μmの合成シリカ粉末3.6重量部、吸油量210ml/100g、平均粒径3.5μmの合成シリカ粉末5.9重量部、炭酸カルシウム(平均粒径2.0μm)2.4重量部、尿素0.45重量部、塩化アンモニウム0.12重量部、エタノール30重量部、プロピレングリコールモノメチルエーテル20重量部及び水121.23重量部を配合した以外はすべて実施例1と同様にして記録用フィルムを作成した。このようにして得られた記録用フィルムの物性を表2に示す。
【0039】
実施例9
ポリビニルピロリドン(分子量1280000)3.7重量部、ポリビニルアルコール(重合度1700、けん化度88.0モル%)5.6重量部、吸油量95ml/100g、平均粒径3.5μmの合成シリカ粉末5.6重量部、吸油量210ml/100g、平均粒径3.5μmの合成シリカ粉末5.6重量部、炭酸カルシウム(平均粒径2.0μm)7.5重量部、尿素0.34重量部、塩化アンモニウム0.09重量部、エタノール30重量部、プロピレングリコールモノメチルエーテル20重量部及び水121.57重量部を配合した以外はすべて実施例1と同様にして記録用フィルムを作成した。このようにして得られた記録用フィルムの物性を表2に示す。
【0040】
比較例1
実施例2におけるインク受容層の合成シリカとして吸油量210ml/100g、平均粒径3.5μmのものを単独で7重量部配合した以外は、実施例2と全く同様にして記録用フィルムを製造した。このものの物性を表2に示す。
【0041】
比較例2
実施例2における吸油量210ml、平均粒径3.5μmの合成シリカ3.5重量部の代りに、吸油量95ml/100g、平均粒径6.0μmの合成シリカ3.5重量部を用いること以外は、実施例2と全く同様にして記録用フィルムを製造した。このものの物性を表2に示す。
【0042】
【表1】

Figure 0003908852
【0043】
注1)ポリビニルピロリドン:分子量1280000
2) ポリビニルアルコール:重合度2000、けん化度88.0モル%
3) ポリビニルアセタール:アセタール化度8.0モル%
4) 炭酸カルシウム粉末:平均粒径2.0μm
【0044】
【表2】
Figure 0003908852
【0045】
表2の結果から、本発明の記録用フィルム(実施例1〜7)は、インク定着性、耐水性に優れ、かつ、ドット形状が円形で、その輪郭もシャープであって、画像解像度に優れる上、インク乾燥性が良好で、かつ表面のべたつきがないことが分かる。さらに、実施例6及び7の記録用フィルムは、裏面に透明性のあるインク受容層を設けたので、裏面のインク受容層から表面のインク受容層で記録したものを見ることができるため、両面の画像を対比できるという優れた効果を奏する。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a novel ink jet recording film, and more particularly to an ink jet recording film having good fixability of water-based ink, particularly water-based pigment ink, and excellent water resistance.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the spread of computer utilization technology, it has become frequent to print out materials created by a computer using a printer or the like. Printers used at that time include dot impact printers, laser printers, thermal printers, inkjet printers, etc., but there is almost no mechanical noise at the time of printout, and because of the low running cost associated with printout, inkjet Many printers are used. Usually, plain paper or coated paper is used as the paper used when using this ink jet printer, but an ink receiving layer made of a hydrophilic polymer substance is formed on the surface of a base film made of a plastic film. The provided recording film is also used.
[0003]
By the way, as an ink receiving layer provided on this base film, an ink receiving layer consisting of polyvinyl alcohol and polyvinyl pyrrolidone (Japanese Patent Publication No. 6-427) has been provided, and an ink receiving layer consisting of at least two layers is provided on a support. A polyvinyl acetal resin layer as the outermost layer and a water-soluble resin as the lower ink receiving layer (Japanese Patent Laid-Open No. 5-262820), a dye adsorbing layer provided on the substrate, on the opposite side of the surface Ink-receiving layers containing polyvinyl alcohol, polyvinyl acetal and polyvinyl pyrrolidone, such as a swellable polymer compound, for example, a mixture layer of polyvinyl alcohol and polyvinyl pyrrolidone (JP-A-5-286228) have been proposed. .
[0004]
However, when an ink receiving layer is formed by a combination of polyvinyl alcohol or polyvinyl acetal and polyvinyl pyrrolidone, the ink absorbing layer has low water resistance, and the ink receiving layer surface cannot be prevented from sticking. As a result, the ink dot diameter does not become larger than necessary, and the ink dot shape is close to a perfect circle and its periphery is not sufficiently satisfied. The shape becomes a polygonal shape, for example, a star pattern, and there is a drawback that the resolution of the obtained image, that is, sharpness and sharpness of the image line are reduced.
[0005]
In order to improve such defects, (A) an ink receiving layer mainly composed of polyvinyl pyrrolidone, polyvinyl alcohol and / or polyvinyl acetal, and a particulate material, and (B) a dot shape modifier-containing layer are sequentially laminated. A recording film has been proposed (JP-A-8-156396), but it is still not satisfactory in terms of ink fixing properties.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention overcomes the shortcomings of such recording films using conventional water-soluble inks, has good fixability of water-based inks, particularly water-based pigment inks, and also has reduced water resistance and surface stickiness over a long period of time. Written with water-based inks such as inkjet printers, inkjet plotters, pen plotters, etc., in addition to the physical properties that do not occur, the conditions necessary for inkjet, that is, the dot shape is close to a perfect circle and the image resolution is excellent It was made for the purpose of providing a recording film used when performing drawing or drawing.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of earnest research to develop an inkjet recording film having the above-mentioned preferable properties, the present inventors have made a recording in which an ink receiving layer and a dot shape modifier-containing layer are sequentially laminated on at least one side of a base film. In an inkjet recording film comprising two layers, two or more kinds of synthetic silicas having different oil absorption amounts are used as the surface-roughening agent of the ink receiving layer, and the use ratio is changed to control the ink fixing property, thereby achieving the purpose. Based on this finding, the present invention has been completed.
[0008]
That is, the present invention provides: (A) an ink receiving layer containing a water-soluble resin, a roughening agent, and a crosslinking agent on at least one surface of the base film; and (B) Contains quaternary ammonium salt acrylic resin as a dot shape modifier In a recording film having a recording layer in which a dot shape adjusting agent-containing layer is sequentially laminated, the oil absorption amount of the (A) roughening forming agent is A mixture of 1 kind of synthetic silica and 1 kind of synthetic silica having a large oil absorption amount in the range of 1: 2 to 3: 1 is used in the range of 50 to 200% by weight based on the weight of the water-soluble resin. , The present invention provides an ink jet recording film with improved ink fixing property, characterized in that the amount of use is changed and the standard wiping frequency of the recording layer is adjusted to 20 to 100 times and the ink fixing time is 5 minutes or less. is there.
[0009]
The amount of oil absorption in the synthetic silica of the present invention is measured according to JIS K5101, and the standard number of wiping of the recording layer is sufficient for a peeling / slipping scratch tester [made by HEIDON: trade name HEIDON14]. The dampened gauze was fixed and reciprocated on the recording layer surface under the conditions of a load of 323 g and a speed of 4000 mm / min. 2 The number of times that the above-mentioned peeling was confirmed, and the ink fixing time were recorded with 0.5, 1.0, and 1.5 mm width lines using the black pigment ink of Design Jet 750C manufactured by Hewlett-Packard Company. This is the time from the point when the recording line is pressed and rubbed with a plastic eraser (Super Eraser Zero, manufactured by XEROX) in the vertical direction every 1 minute.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The base film used in the recording film of the present invention is not particularly limited, and any film conventionally used as a base material for recording films, for example, polyethylene terephthalate, polyethylene, polypropylene, polyamide, etc. Among these, polyethylene terephthalate is particularly preferable. The thickness of this base film is usually in the range of 25 to 250 μm, preferably 50 to 100 μm.
[0011]
In the recording film of the present invention, an ink receiving layer is provided on one side or both sides of the base film. In order to improve the adhesion between the ink receiving layer and the base film, a base material is optionally provided. An undercoat layer may be provided between the film and the ink receiving layer. As the undercoat layer, a saturated polyester resin, a urethane resin, or the like is usually used, and a urethane resin is particularly preferable because of good adhesion to the ink receiving layer. The thickness of this undercoat layer is usually in the range of 0.5 to 1.5 μm.
[0012]
Next, the ink receiving layer of the present invention is a layer mainly composed of a water-soluble resin, a roughening agent, and a crosslinking agent. As the water-soluble resin used in this ink receiving layer, a conventional recording film is used. Used as binders such as starch, cellulose, tannin, lignin, polysaccharides such as alginic acid and arabic gum, natural polymer compounds such as gelatin, vinyl acetate, ethylene oxide, acrylic acid, acrylamide, maleic anhydride Examples thereof include polymers or copolymers containing phthalic acid as constituents, and those showing the water solubility of synthetic polymer compounds such as polyesters and polyamines. Among these, polyvinyl alcohol, modified polyvinyl alcohol, polyvinyl acetal, and polyvinyl pyrrolidone are preferable because of excellent ink receptivity and color reproducibility. The water-soluble resin of the present invention may be used alone or in combination of two or more. For example, one kind of polyvinyl alcohol or polyvinyl acetal, or a mixture thereof and polyvinyl pyrrolidone in a weight ratio. Mixing in a ratio of 9: 1 to 5: 5 is advantageous in terms of ink acceptability and color reproducibility.
[0013]
As said polyvinyl alcohol, a thing with a polymerization degree of 1000 or more normally, Preferably it is the range of 1000-3000 is used. When the degree of polymerization is less than 1000, the ink drying property or ink absorbability and water resistance of the coating are insufficient. The polyvinyl alcohol is preferably a partially saponified product or a completely saponified product of polyvinyl acetate having a saponification degree of 75 mol% or more, and a partial saponification product having a saponification degree of 75 to 90 mol% is particularly preferred. When the degree of saponification is less than 75 mol%, the ink absorption rate becomes slow. Polyvinyl acetal is obtained by reaction of polyvinyl alcohol and aldehyde, and usually has a degree of acetalization of 2 to 20 mol%, preferably 5 to 15 mol%. When the degree of acetalization is less than 2 mol%, sufficient water resistance cannot be obtained. When the degree of acetalization exceeds 20 mol%, the water resistance is good, but the ink drying property and the cross-linking property described later are lowered.
[0014]
Furthermore, as said polyvinylpyrrolidone, the thing of the molecular weight 40000 or more normally, Preferably the range of 600000-2800,000 is used. When the molecular weight is less than 40,000, the ink absorption rate and acceptability are insufficient, and as a result, the drying property of the ink is lowered.
[0015]
In the present invention, a crosslinking agent is added to further improve the water resistance of the water-soluble resin. It is necessary . The crosslinking agent in this case varies depending on the water-soluble resin used, but when the water-soluble resin is polyvinyl alcohol or polyvinyl acetal, urea To use preferable. Urea is usually used in a proportion of 4 to 12 parts by weight, preferably 5 to 10 parts by weight, with respect to 100 parts by weight of polyvinyl alcohol or polyvinyl acetal. If this amount is less than 4 parts by weight, the effect of improving the water resistance is not sufficiently exhibited, and if it exceeds 12 parts by weight, the ink absorbability tends to be lowered. Also, the catalyst used in combination with this Is It is usually used at a ratio of 20 to 100% by weight based on the crosslinking agent.
[0016]
In the present invention, as a roughening agent in the ink receiving layer (A), Composed of synthetic silica with low oil absorption and synthetic silica with high oil absorption Synthetic silica with different oil absorption Mosquito 2 or more types Mixture of Must be used. these The synthetic silica has an average particle size in the range of 1 to 6 μm. If this range is less than 1 μm, the transparency of the film corresponding to the blending amount cannot be obtained, and if this range exceeds 6 μm, the dot shape becomes a polygonal shape, and the reproducibility of patterns such as images formed by inkjet is reduced. To do. From the viewpoint of image reproducibility, the preferred average particle size of this synthetic silica is in the range of 1.5 to 4 μm.
[0017]
(A) In the ink receiving layer The proportion of the roughening agent in the roughening agent Total amount But Within the range of 50 to 200% by weight, preferably 70 to 150% by weight, based on the weight of the water-soluble resin. It is necessary to choose. In the roughening agent One synthetic silica with low oil absorption and one synthetic silica with high oil absorption The ratio is The weight ratio is selected in the range of 1: 2 to 3: 1. If the proportion of synthetic silica having a larger amount of oil absorption than this range is small, the ink fixing property is lowered, and if this proportion is increased, the dot shape is disturbed and the transparency of the film is further lowered.
[0018]
In the present invention, the standard number of wiping of the recording layer composed of the ink receiving layer and the dot shape adjusting agent-containing layer is 20 to 100 times by adjusting the ratio of the synthetic silica having a large oil absorption amount and the synthetic silica having a small oil absorption amount. The ink fixing time is preferably adjusted to 30 to 90 times and 5 minutes or less, preferably 2 minutes or less.
If the standard number of wiping times is less than 20 times, the recording layer is peeled from the base film, and if it exceeds 100 times, the ink absorbability is lowered. From the viewpoint of ink absorption and water resistance, the standard number of wiping is preferably in the range of 30 to 90 times.
On the other hand, if the ink fixing time of the recording layer exceeds 5 minutes, it takes time to fix the ink and stains due to ink scattering occur.
Here, the synthetic silica having a small oil absorption amount and the synthetic silica having a large oil absorption amount are: relative Generally, synthetic silica with low oil absorption is from the range of 50 to 150 ml / 100 g of oil absorption, and synthetic silica with high oil absorption is from the range of oil absorption of 200 to 300 ml / 100 g. To be elected.
[0019]
In the present invention, in addition to synthetic silica, other conventional roughening agents can be used as desired. Examples of such a conventional roughening agent include powders of zirconia, clay, kaolin, alumina, titania, zeolite, calcium carbonate, barium sulfate, magnesium hydroxide, calcium phosphate, glass and the like. Among these, calcium carbonate powder is preferable, and this does not impair the dot shape and has excellent ink absorbability. Examples of the organic fine particles include synthetic resin powders such as acrylic resins, urethane resins, vinyl chloride resins, benzoguanamine resins, and benzoguanamine / melamine / formaldehyde condensates. These particulate substances may be used alone or in combination of two or more. In particular, it is preferable to use calcium carbonate powder in a proportion of 50 to 100% by weight with respect to the synthetic silica because the ink drying property and the ink absorption property are improved.
[0020]
The roughening agent used in combination with this synthetic silica has an average particle diameter of 0.5 to 6 μm, preferably 0.8 to 4.0 μm. If the average particle size is less than 0.5 μm, the ink drying property is inferior, and if it exceeds 6 μm, the dot shape hardly becomes a perfect circle and the image resolution tends to decrease.
[0021]
In the present invention, the water-soluble resin, the surface roughening agent, and the crosslinking agent are dissolved or dispersed in an aqueous medium at predetermined ratios to prepare a coating solution having a solid content of about 10 to 15% by weight. Thereafter, the ink receiving layer is formed on the base film or an undercoat layer provided as desired by applying and drying in accordance with a conventional method. At this time, various conventionally used additives such as surfactants, lubricants, stabilizers, colorants and the like can be added to the coating liquid. The thickness of the ink receiving layer is usually in the range of 5 to 30 μm, preferably 10 to 20 μm.
[0022]
In the present invention, it is necessary to provide a dot shape modifier-containing layer on the ink receiving layer thus provided. As this dot shape adjuster Is Quaternary ammonium salt type acrylic resin Is used . This quaternary ammonium salt type acrylic resin Is known, Specific examples include copolymer salts of alkyl acrylates and alkyl methacrylates with dialkylamino acrylates and dialkylaminoalkyl methacrylates. The Raising Can. In this A quaternary salt of a copolymer of butyl methacrylate and dimethylaminoethyl methacrylate in a molar ratio of 1: 1 is commercially available.
[0023]
In order to form a dot shape modifier-containing layer, the dot shape modifier is dissolved in an appropriate solvent, for example, alcohol or a mixture of alcohol and water, and this solution is applied onto the ink receiving layer and then dried. Just do it. At this time, the dot shape adjusting agent may be laminated on the ink receiving layer, or partly dissolved or impregnated in the ink receiving layer.
[0024]
The coating amount of this dot shape modifier is 3 to 10 g / m. 2 The range of is appropriate. The coating amount of this dot shape modifier is 3 g / m 2 If it is less than 1, the sharpness (image resolution) of the image is insufficient, and the coating amount of the dot shape modifier is 10 g / m. 2 If it exceeds 1, the ink absorbability and the ink drying property tend to be lowered. This dot shape adjusting agent layer has the effect of forming the dot shape in a more perfect circle and further preventing ink bleeding.
[0025]
Furthermore, in the present invention, when the ink receiving layer and the dot shape adjusting agent-containing layer are provided on one side of the base film, a mat layer is optionally formed on the back side of the base film, that is, the side opposite to the ink receiving layer. Alternatively, an ink receiving layer can be provided. The mat layer is formed of a binder and a matting agent. Examples of the binder include a thermoplastic resin, a thermosetting resin, and a photocurable resin. Specifically, an acrylic type, a urethane type, a polyester type, Examples include vinyl chloride resins. Examples of the matting agent include silica, zirconia, clay, kaolin, alumina, titania, zeolite, calcium carbonate, barium sulfate, magnesium hydroxide, calcium phosphate, glass and other inorganic powders, acrylic resins, urethane resins, Examples thereof include synthetic resin powders such as vinyl chloride resin, benzoguanamine resin, and benzoguanamine / melamine / formaldehyde condensate. The average particle diameter of the matting agent is 0.1 to 20 μm, preferably 2 to 10 μm. Further, when the ink receiving layer is also formed on the back surface of the base film, the same one as that provided on the surface of the base film may be provided, or the other, for example, does not contain a matting agent, Alternatively, a transparent ink receiving layer or the like which is contained in a very small amount may be provided.
[0026]
The thickness of the mat layer is advantageously in the range of 1 to 10 μm, preferably 3 to 7 μm, from the viewpoint of obtaining curling prevention properties and good writing properties. Further, the mat layer can contain conventionally used additives such as surfactants, lubricants, stabilizers, colorants and the like.
[0027]
【The invention's effect】
The recording film of the present invention is excellent in fixability of water-based inks, particularly water-based pigment inks, so that the problem of smearing due to ink bleeding is solved and the dot shape is closer to a perfect circle, so that it is formed on the ink receiving layer. The image is clear, the image resolution is high, and the water resistance is excellent, so there is no blurring or thickening of the image after the image is formed, and a sharp and sharp image can be obtained. Since the ink receiving layer does not dissolve due to sweat or the like, it has excellent performance such as no stickiness, excellent handling, and improved work efficiency, especially water-based ink jet printers, ink jet plotters, pen plotters, etc. It is suitable as a recording film used when writing or drawing with ink.
[0028]
【Example】
EXAMPLES Next, although an Example demonstrates this invention further in detail, this invention is not limited at all by these examples. The physical properties of the recording film were evaluated according to the following methods.
[0029]
(1) Ink fixability;
Lines with widths of 0.5, 1.0, and 1.5 mm are recorded with a black pigment ink of an inkjet plotter (Design Jet 750C) manufactured by HEWLETT PACKARD, and a plastic eraser [XEROX] is vertically printed on the recording lines every other minute. The time until the ink splattered no longer occurs was measured by using a super eraser zero, manufactured by the company, and evaluated according to the following criteria.
○: Within 2 minutes
Δ: 2 minutes to less than 5 minutes
×: 5 minutes or more
[0030]
(2) water resistance;
A gauze that has been sufficiently moistened is fixed to a peeling / slipping scratch tester [trade name HEIDON 14 manufactured by HEIDON Co., Ltd.] and reciprocated on the surface of the recording layer under conditions of a load of 323 g and a speed of 4000 mm / min. 2 The number of times the above peeling was confirmed was measured.
[0031]
(3) dot shape;
The dot shape and dot outline were visually observed with a stereomicroscope and evaluated according to the following criteria.
○: Although there is some disturbance, the circular outline is sharp.
X: The dots are disordered and have a polygonal shape.
[0032]
(4) Printability;
Ten images with a width of 0.176 mm with 0.220 mm spacing were drawn from a computer processed by HEWLETT PACKARD Inkjet Plotter (Design Jet 750C), and the following criteria were used to determine the sharpness of the image and the degree of ink bleeding. Evaluated according to.
○: 9 or more lines can be identified (good)
Δ: 7-8 can be identified (slightly poor)
X: Only 6 or less can be identified (defect)
[0033]
Example 1
4 parts by weight of polyvinylpyrrolidone (molecular weight 1280000), 6 parts by weight of polyvinyl alcohol (polymerization degree 2000, saponification degree 88.0 mol%), oil absorption 95 ml / 100 g, synthetic silica powder having an average particle size of 3.5 μm and oil absorption 210 ml / 7 parts by weight of an equivalent mixture (weight ratio 1: 1) with 100 g of synthetic silica powder having an average particle size of 3.5 μm, 0.6 parts by weight of urea, 0.2 parts by weight of ammonium chloride, 40 parts by weight of ethanol, propylene glycol An ink-receiving layer-forming coating solution was prepared by mixing 20 parts by weight of monomethyl ether and 122.2 parts by weight of water.
A polyethylene terephthalate film having a thickness of 50 μm is provided with a subbing layer made of urethane resin having a thickness of 1.0 μm, and then the coating solution is applied onto the subbing layer with a wire bar, and the mixture is applied at 130 ° C. for 5 minutes By heating, an ink receiving layer having a thickness of about 15 μm was formed.
Furthermore, a quaternary ammonium salt type acrylic resin [manufactured by Mitsubishi Oil Chemical Co., Ltd., Saftmer CP-2000] 1.0 part by weight, ethanol 10.0 parts by weight and water 89.0 parts by weight, a dot shape modifier. A containing layer forming solution is prepared, applied onto the ink receiving layer, and dried to use a dot shape modifier of 4 g / m. 2 The dot shape adjusting agent-containing layer was formed.
Next, a mat layer forming coating comprising 20 parts by weight of a binder (acrylic copolymer resin), 10 parts by weight of a matting agent (synthetic silica powder, average particle size 3.5 μm) and 70 parts by weight of water is formed on the back surface of the ink receiving layer. The working solution was applied and heated at 130 ° C. for 2 minutes to form a mat layer having a thickness of 5 μm. The physical properties of the recording film thus obtained are shown in Table 2.
[0034]
Example 2
In Example 1, In addition to the ink receiving layer forming coating solution A recording film was produced in the same manner as in Example 1 except that 5 parts by weight of calcium carbonate (average particle size: 2.0 μm) was blended. The physical properties of this product are shown in Table 2.
[0035]
Examples 3-5
In Example 1, a recording film was produced in the same manner as in Example 1 except that the ink-receiving layer-forming coating solution used had the composition shown in the columns of Examples 3 to 5 in Table 1. The physical properties were sought. The results are shown in Table 2.
[0036]
Example 6
In Example 2, instead of providing a mat layer on the back surface of the ink receiving layer, 8 parts by weight of polyvinyl alcohol (polymerization degree 1700, saponification degree 88 mol%), 4 parts by weight of polyvinylpyrrolidone (molecular weight 630000), polystyrene sulfonate (Sanyo Kasei Co., Ltd., Chemistat 6120) 1.5 parts by weight, dimethylol glyoxal monourene 0.25 parts by weight, which is a fiber-reactive crosslinking agent, ammonium chloride 0.2 parts by weight, ethanol 30 parts by weight and water 106 .1 part by weight was mixed to prepare a layer-forming coating solution, and the coating solution was coated with a wire bar and a coating amount of 0.7 g / m made of urethane resin. 2 A recording film was formed in the same manner as in Example 1 except that a coating layer having a thickness of 10 μm on one side was provided by heating at 130 ° C. for 5 minutes. The physical properties of the recording film thus obtained are shown in Table 2.
[0037]
Example 7
In Example 2, instead of providing a mat layer on the back surface of the ink receiving layer, 7 parts by weight of polyvinyl alcohol (polymerization degree 1700, saponification degree 88 mol%), 1 part by weight of polyvinyl pyrrolidone (molecular weight 630000), polystyrene sulfonate ( 2 parts by weight of Sanyo Chemical Co., Ltd., Chemistat 6120), 0.2 parts by weight of dimethylol glyoxal monourene as a fiber-reactive crosslinking agent, 0.1 parts by weight of ammonium chloride, 20 parts by weight of ethanol, 69.66 parts by weight of water Part, synthetic silica (average particle size 6 μm) 0.04 part by weight is mixed to prepare a layer-forming coating solution, and the coating solution is made of urethane resin with a wire bar, and the coating amount is 0.7 g / m. 2 A recording film was formed in the same manner as in Example 1 except that the coating layer was coated on the undercoat layer and heated at 130 ° C. for 5 minutes to provide a coating layer having a thickness of 10 μm on one side. The physical properties of the recording film thus obtained are shown in Table 2.
[0038]
Example 8
Synthetic silica powder with 7.5 parts by weight of polyvinylpyrrolidone (molecular weight 12800000), 11.2 parts by weight of polyvinyl alcohol (polymerization degree 1700, saponification degree 88.0 mol%), oil absorption 95 ml / 100 g, average particle size 3.5 μm 3.6 Synthetic silica powder with parts by weight, oil absorption 210ml / 100g, average particle size 3.5μm 5.9 Parts by weight, 2.4 parts by weight of calcium carbonate (average particle size 2.0 μm), 0.45 parts by weight of urea, 0.12 parts by weight of ammonium chloride, 30 parts by weight of ethanol, 20 parts by weight of propylene glycol monomethyl ether, and water 121. A recording film was prepared in the same manner as in Example 1 except that 23 parts by weight was blended. The physical properties of the recording film thus obtained are shown in Table 2.
[0039]
Example 9
Synthetic silica powder 5 having 3.7 parts by weight of polyvinylpyrrolidone (molecular weight 12800000), 5.6 parts by weight of polyvinyl alcohol (polymerization degree 1700, saponification degree 88.0 mol%), oil absorption 95 ml / 100 g, average particle diameter 3.5 μm .6 parts by weight, oil absorption 210 ml / 100 g, 5.6 parts by weight of synthetic silica powder having an average particle size of 3.5 μm, 7.5 parts by weight of calcium carbonate (average particle size of 2.0 μm), 0.34 parts by weight of urea, A recording film was prepared in the same manner as in Example 1 except that 0.09 part by weight of ammonium chloride, 30 parts by weight of ethanol, 20 parts by weight of propylene glycol monomethyl ether and 121.57 parts by weight of water were blended. The physical properties of the recording film thus obtained are shown in Table 2.
[0040]
Comparative Example 1
A recording film was produced in exactly the same manner as in Example 2 except that 7 parts by weight of a silica having an oil absorption of 210 ml / 100 g and an average particle size of 3.5 μm were blended alone as the synthetic silica of the ink receiving layer in Example 2. . The physical properties of this product are shown in Table 2.
[0041]
Comparative Example 2
Instead of using 210 ml of oil absorption in Example 2 and 3.5 parts by weight of synthetic silica having an average particle size of 3.5 μm, except using 3.5 parts by weight of synthetic silica having an oil absorption of 95 ml / 100 g and an average particle size of 6.0 μm. Produced a recording film exactly as in Example 2. The physical properties of this product are shown in Table 2.
[0042]
[Table 1]
Figure 0003908852
[0043]
Note 1) Polyvinylpyrrolidone: molecular weight 12800000
2) Polyvinyl alcohol: degree of polymerization 2000, degree of saponification 88.0 mol%
3) Polyvinyl acetal: Degree of acetalization 8.0 mol%
4) Calcium carbonate powder: average particle size 2.0 μm
[0044]
[Table 2]
Figure 0003908852
[0045]
From the results of Table 2, the recording films of the present invention (Examples 1 to 7) are excellent in ink fixing property and water resistance, circular in dot shape, sharp in outline, and excellent in image resolution. Further, it can be seen that the ink drying property is good and the surface is not sticky. Furthermore, since the recording films of Examples 6 and 7 were provided with a transparent ink receiving layer on the back side, it was possible to see what was recorded with the ink receiving layer on the front side from the ink receiving layer on the back side. There is an excellent effect that the images can be compared.

Claims (1)

基材フィルムの少なくとも一方の面に、(A)水溶性樹脂、粗面化形成剤及び架橋剤を含むインク受容層と、(B)ドット形状調整剤として第四級アンモニウム塩型アクリル樹脂を含むドット形状調整剤含有層とを順次積層した記録層を有する記録用フィルムにおいて、(A)の粗面化形成剤として吸油量の少ない合成シリカ1種と吸油量の多い合成シリカ1種とを、1:2ないし3:1の範囲で混合したものを合計量として水溶性樹脂の重量に基づき50〜200重量%の範囲で用い、これらの使用量を変えて、記録層の標準拭き取り回数20〜100回、インク定着時間5分以下に調整したことを特徴とする、インク定着性が改善されたインクジェット用記録フィルム。At least one surface of the base film includes (A) an ink receiving layer containing a water-soluble resin, a roughening forming agent and a crosslinking agent, and (B) a quaternary ammonium salt type acrylic resin as a dot shape adjusting agent. In a recording film having a recording layer in which a dot shape adjusting agent-containing layer is sequentially laminated, as a roughening forming agent of (A), one kind of synthetic silica having a small oil absorption amount and one kind of synthetic silica having a large oil absorption amount, The total amount of the mixture in the range of 1: 2 to 3: 1 is used in the range of 50 to 200% by weight based on the weight of the water-soluble resin. An ink jet recording film with improved ink fixing property, wherein the ink fixing time is adjusted to 100 times and 5 minutes or less.
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