JP3908654B2 - Surface micro-area mass spectrometer - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物質を構成する原子や分子をイオン化して、それを質量分析する装置に関するものであり、特に、試料表面の微小領域に存在する原子や分子の質量を分析する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、固体表面の物質を構成する原子の質量数や分子の分子量を測定する手法として、二次イオン質量分析法やレーザー脱離イオン化法がある。
【0003】
これらはイオンやレーザーを試料に照射して、その物理的効果や化学的効果により試料の構成原子や分子を表面から脱離させ、一部イオン化したものを質量分析器により測定するものである。
【0004】
その場合、イオンやレーザーは集光してもμm程度の大きさを持つため、質量分析で得られる情報の空間分解能は最高でも直径μmの領域となる。
【0005】
この空間分解能を向上させるために、走査型トンネル顕微鏡とパルスレーザーを組み合わせた手法が開発されている。
【0006】
これは試料にナノ秒パルスNd:YAGレーザー(266nm)を照射し、タングステンなどの金属探針に数ボルトから数十ボルトのパルス電圧を印加することにより、試料表面原子を脱離イオン化させるものである。
【0007】
この手法により、適用できる試料には制限があるが、直径数十nmの空間分解能を達成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記直径数十nmの空間分解能をもつ表面質量分析法においては、レーザー励起に加えてパルス電圧を用いて脱離イオン化を実現しているが、巨大分子や非電導性試料への適用ができないという対象試料の制限を受けることから、汎用性に乏しいという問題点がある。
【0009】
例えば、たんぱく質などのように分子量が数十万になると、イオンやレーザーによる励起およびパルス電圧の支援のみでは分子のイオン化が起きない。
【0010】
また、電圧パルスで励起するため、試料自体が電導体であることが要求され、珪素に代表される半導体や有機物などの絶縁体の測定が困難である。
【0011】
本発明は、上記状況に鑑みて、巨大分子や非電導性の試料であっても、試料の最表面に存在する原子・分子を直径数十nmの空間分解能で質量分析することができる表面微小領域質量分析装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕表面微小領域質量分析装置において、探針の先端に塗布される有機マトリックス物質と、試料を位置制御させる手段と、紫外パルスレーザーの照射手段とを備え、前記探針を前記試料表面近傍まで近づけ、前記探針が近づいた試料に前記紫外パルスレーザーを照射し、前記試料表面から微小領域の試料原子や分子を脱離イオン化し、質量分析を行うことを特徴とする。
【0013】
〔2〕上記〔1〕記載の表面微小領域質量分析装置において、前記探針は珪素やタングステンからなることを特徴とする。
【0014】
〔3〕上記〔1〕記載の表面微小領域質量分析装置において、前記有機マトリックス物質は、2,5−ジヒドロキシ安息香酸や3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシケイ皮酸であることを特徴とする。
【0015】
〔4〕上記〔1〕記載の表面微小領域質量分析装置において、前記紫外パルスレーザーは、ピコ秒からナノ秒のパルス幅を有することを特徴とする。
【0016】
〔5〕上記〔4〕記載の表面微小領域質量分析装置において、前記ピコ秒からナノ秒のパルス幅を有する紫外パルスレーザーは、窒素レーザー(337nm)やNd:YAGレーザー(355nm,266nm)であることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の実施例を示す表面微小領域質量分析装置の模式図である。
【0019】
この図において、1は探針、2は有機マトリックス物質、3は紫外パルスレーザー、4は飛行時間型質量分析器、5は試料、6はガラスまたはステンレスなどからなる真空容器、7は真空ポンプである。
【0020】
構成要素はガラスまたはステンレスなどからなる真空容器6内に設置され、真空ポンプ7により減圧される。
【0021】
珪素やタングステンなどの材料からなる先端を針状にした探針1の先端部に2,5−ジヒドロキシ安息香酸や3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシケイ皮酸などの有機マトリックス物質2を塗布する。
【0022】
探針1を試料5直上に近づけ、その試料5に窒素レーザーなどのピコ秒からナノ秒のパルス幅の紫外パルスレーザー3を照射する。
【0023】
この紫外パルスレーザー3の照射によって試料5表面から発生したイオンを飛行時間型質量分析器4などの質量分析器で質量分析し、質量スペクトルを測定する。
【0024】
試料5表面には、原子間力顕微鏡や走査型トンネル顕微鏡に用いられるような探針1が表面極近傍まで近づき、また探針1表面には2,5−ジヒドロキシ安息香酸や3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシケイ皮酸などの有機マトリックス物質2が塗布されている。この有機マトリックス物質2は紫外パルスレーザー3を吸収し、その後、この有機マトリックス物質2と試料5の表面の原子や分子との相互作用(いわゆるマトリックス支援イオン化)により、試料5表面の原子や分子は表面から脱離イオン化する。ここで発生したイオンを飛行時間型質量分析器4などの質量分析器により測定し、質量スペクトルを得る。
【0025】
以上のような原理に基づくことにより、試料最表面の原子や分子の質量スペクトルを直径数十nmの空間分解能で計測することが可能となる。
【0026】
本発明の表面微小領域質量分析装置は、原子間力顕微鏡や走査型トンネル顕微鏡と同様に探針を使用していることから、原理的には直径数nm以下の空間分解能、Å以下の深さ分解能で、試料表面の原子・分子像や凹凸像が測定可能である。
【0027】
適用例として、図2に珪素表面に吸着したたんぱく質分子(分子量112,534)の分析結果を示す。図2(a)では3個のたんぱく質分子が吸着しているところが原子間力顕微鏡像として観察されている。本発明の表面微小領域質量分析装置により、そのうち一分子を脱離イオン化させると、その結果、その分子の吸着していた部分がクレーター状に削り取られ、その原子間力顕微鏡像は図2(b)に示すようになる。なお、図2に示されている原子間力顕微鏡像の一辺は300nmである。
【0028】
このことから、直径数十nmの領域のみの脱離に成功していることがわかる。次に、図2(b)のクレーター部から脱離した分子の質量スペクトル特性を図3に示す。
【0029】
図3から明らかなように、吸着したたんぱく質の分子量にあたる分子量112,534の分子イオンが検出されている。これらの結果より、本発明の表面微小領域質量分析装置により直径数十nmの空間分解能で表面に存在する原子や分子の質量分析が達成されていることがわかる。
【0030】
なお、上記実施例では、有機マトリックス物質として、2,5−ジヒドロキシ安息香酸と3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシケイ皮酸の二例を示したが、それ以外にもこれまでに百程度提案されており、それらを用いるようにしてもよい。
【0031】
このように、本発明によれば、たんぱく質のような分子量十万以上の巨大分子でも脱離イオン化することができ、かつ質量分析の空間分解能が直径数十nmと高分解能を有する。
【0032】
すなわち、数十nmの空間分解能で原子・分子の質量スペクトルが得られることから微小領域の原子や分子の同定が可能となり、本発明は走査型プローブ顕微鏡や近接場光学顕微鏡を用いた測定では困難な分子同定という課題を解決できる。
【0033】
また、電界などを用いないことから非電導体への適用を可能とした。
【0034】
これらの特徴により、金属表面の吸着分子の同定はもちろんのこと、半導体表面吸着分子の同定、半導体表面構成原子の同定、さらには生体細胞膜のたんぱく質のような巨大分子の同定やその挙動解明に資することができる。
【0035】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0036】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0037】
(A)表面構成物質のイオン化に有機マトリックス支援効果を用いるようにしたので、巨大分子のイオン化が可能になる。
【0038】
(B)有機マトリックス物質を探針に塗布するようにしたので、直径数十nmの空間分解能を達成することができる。
【0039】
(C)パルス電圧を用いずに脱離イオン化を実現することにより、半導体試料、絶縁体試料にも適用可能になる。
【0040】
このように、表面構成物質のイオン化に有機マトリックス支援効果を用い、かつそのイオン化に用いられる有機マトリックス物質は探針に塗布されていることから、その影響は探針が接触する数十nmの領域にしか効果が及ぶことがないので、試料の最表面に存在する原子・分子を数十nmの空間分解能で質量分析することができる。また、分子量10万以上の巨大分子の脱離イオン化や数十nmの空間分解能での質量分析が可能となるので、たんぱく質のような巨大分子のイオン化や絶縁体試料にも適用でき、かつ表面の原子オーダーの凹凸像も観察可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す表面微小領域質量分析装置の模式図である。
【図2】本発明の実施例を示す珪素表面に吸着したたんぱく質分子の分析結果を示す図面代用の原子間力顕微鏡像である。
【図3】図2におけるクレーター部から脱離した分子の質量スペクトル特性を示す図である。
【符号の説明】
1 探針
2 有機マトリックス物質
3 紫外パルスレーザー
4 飛行時間型質量分析器
5 試料
6 真空容器
7 真空ポンプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for ionizing atoms and molecules constituting a substance and mass-analyzing them, and more particularly to an apparatus for analyzing the mass of atoms and molecules present in a minute region of a sample surface. .
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there are secondary ion mass spectrometry and laser desorption ionization as methods for measuring the mass number of atoms and the molecular weight of molecules constituting a substance on a solid surface.
[0003]
In these methods, a sample is irradiated with ions or a laser, the constituent atoms or molecules of the sample are desorbed from the surface by the physical effect or chemical effect, and a partially ionized product is measured by a mass spectrometer.
[0004]
In that case, since ions and lasers have a size of about μm even if they are condensed, the spatial resolution of information obtained by mass spectrometry is at most a region having a diameter of μm.
[0005]
In order to improve the spatial resolution, a technique combining a scanning tunnel microscope and a pulsed laser has been developed.
[0006]
In this method, the sample surface atoms are irradiated with a nanosecond pulse Nd: YAG laser (266 nm), and a pulse voltage of several volts to several tens of volts is applied to a metal probe such as tungsten to desorb and ionize sample surface atoms. is there.
[0007]
Although this method has limitations on the samples that can be applied, it achieves a spatial resolution of several tens of nanometers in diameter.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the surface mass spectrometry with the spatial resolution of the linear diameter of several tens nm, although realized desorption ionization using a pulse voltage in addition to the laser excitation, can not be applied to macromolecules and non-conductive specimen There is a problem that it is poor in versatility because it is restricted by the target sample.
[0009]
For example, when the molecular weight is several hundred thousand, such as a protein, ionization of molecules does not occur only by excitation with ions and lasers and support of a pulse voltage.
[0010]
Further, since excitation is performed with a voltage pulse, the sample itself is required to be a conductor, and it is difficult to measure an insulator such as a semiconductor or an organic substance typified by silicon.
[0011]
In view of the above situation, the present invention is a surface micrometer capable of mass spectrometry of atoms and molecules existing on the outermost surface of a sample with a spatial resolution of several tens of nanometers, even for a macromolecule or a non-conductive sample. An object of the present invention is to provide a region mass spectrometer.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides
[1] A surface micro-area mass spectrometer comprising an organic matrix material applied to the tip of a probe, means for controlling the position of the sample, and means for irradiating an ultraviolet pulse laser, and the probe is disposed in the vicinity of the sample surface The sample is close to the tip , and the ultraviolet pulse laser is irradiated onto the sample approaching the probe , and sample atoms and molecules in a minute region are desorbed and ionized from the sample surface, and mass spectrometry is performed.
[0013]
[2] The surface microregion mass spectrometer according to [1], wherein the probe is made of silicon or tungsten.
[0014]
[3] The surface microregion mass spectrometer according to [1] above, wherein the organic matrix substance is 2,5-dihydroxybenzoic acid or 3,5-dimethoxy-4-hydroxycinnamic acid. .
[0015]
[4] The surface microregion mass spectrometer according to [1], wherein the ultraviolet pulse laser has a pulse width of picoseconds to nanoseconds.
[0016]
[5] In the surface microregion mass spectrometer described in [4] above, the ultraviolet pulse laser having a pulse width of picoseconds to nanoseconds is a nitrogen laser (337 nm) or an Nd: YAG laser (355 nm, 266 nm). It is characterized by that.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0018]
FIG. 1 is a schematic diagram of a surface microregion mass spectrometer showing an embodiment of the present invention.
[0019]
In this figure, 1 is a probe, 2 is an organic matrix material, 3 is an ultraviolet pulse laser, 4 is a time-of-flight mass analyzer, 5 is a sample, 6 is a vacuum vessel made of glass or stainless steel, 7 is a vacuum pump is there.
[0020]
The components are installed in a vacuum vessel 6 made of glass or stainless steel, and the pressure is reduced by a
[0021]
An
[0022]
The probe 1 is brought close to just above the
[0023]
Ions generated from the surface of the
[0024]
A probe 1 as used in an atomic force microscope or a scanning tunneling microscope approaches the surface of the
[0025]
Based on the above principle, it is possible to measure the mass spectrum of atoms and molecules on the outermost surface of the sample with a spatial resolution of several tens of nm in diameter.
[0026]
Since the surface microregion mass spectrometer of the present invention uses a probe in the same manner as an atomic force microscope or a scanning tunneling microscope, in principle, a spatial resolution of a few nanometers in diameter or less and a depth of less than Å. It is possible to measure atomic / molecular images and uneven images on the sample surface with resolution.
[0027]
As an application example, FIG. 2 shows the analysis results of protein molecules (molecular weight 112,534) adsorbed on the silicon surface. In FIG. 2 (a), the adsorption of three protein molecules is observed as an atomic force microscope image. When one molecule is desorbed and ionized by the surface microregion mass spectrometer of the present invention, as a result, the adsorbed portion of the molecule is scraped into a crater, and the atomic force microscope image is shown in FIG. ) As shown. Note that one side of the atomic force microscope image shown in FIG. 2 is 300 nm.
[0028]
From this, it can be seen that the desorption is successful only in the region of several tens of nm in diameter. Next, FIG. 3 shows the mass spectral characteristics of the molecules desorbed from the crater part of FIG.
[0029]
As is apparent from FIG. 3, molecular ions having molecular weights 112 and 534 corresponding to the molecular weight of the adsorbed protein are detected. From these results, it can be seen that mass analysis of atoms and molecules existing on the surface with a spatial resolution of several tens of nm in diameter is achieved by the surface microregion mass spectrometer of the present invention.
[0030]
In the above-mentioned examples, two examples of 2,5-dihydroxybenzoic acid and 3,5-dimethoxy-4-hydroxycinnamic acid were shown as the organic matrix material. They may be used.
[0031]
Thus, according to the present invention, even a macromolecule having a molecular weight of 100,000 or more such as a protein can be desorbed and ionized, and the spatial resolution of mass spectrometry has a high resolution of several tens of nm in diameter.
[0032]
In other words, since mass spectra of atoms and molecules can be obtained with a spatial resolution of several tens of nanometers, it becomes possible to identify atoms and molecules in a minute region, and the present invention is difficult for measurement using a scanning probe microscope or a near-field optical microscope. Can solve the problem of simple molecular identification.
[0033]
In addition, since an electric field or the like is not used, application to a non-conductor is possible.
[0034]
These characteristics contribute not only to the identification of adsorbed molecules on metal surfaces, but also to the identification of molecules adsorbed on semiconductor surfaces, the identification of atoms constituting semiconductor surfaces, and the identification of macromolecules such as proteins in biological cell membranes and their behavior elucidation. be able to.
[0035]
In addition, this invention is not limited to the said Example, A various deformation | transformation is possible based on the meaning of this invention, and these are not excluded from the scope of the present invention.
[0036]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, the following effects can be obtained.
[0037]
(A) Since the organic matrix support effect is used for ionization of the surface constituent material, ionization of macromolecules becomes possible.
[0038]
(B) Since the organic matrix substance is applied to the probe, a spatial resolution with a diameter of several tens of nanometers can be achieved.
[0039]
(C) By realizing desorption ionization without using a pulse voltage, the present invention can be applied to semiconductor samples and insulator samples.
[0040]
Thus, since the organic matrix support effect is used for ionization of the surface constituent material, and the organic matrix material used for the ionization is applied to the probe, the influence is a region of several tens of nanometers in contact with the probe. Therefore, it is possible to mass-analyze atoms / molecules existing on the outermost surface of the sample with a spatial resolution of several tens of nanometers. In addition, desorption and ionization of macromolecules with a molecular weight of 100,000 or more and mass analysis with spatial resolution of several tens of nanometers are possible, so that they can be applied to ionization of macromolecules such as proteins and insulator samples. It is also possible to observe an atomic order uneven image.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of a surface microregion mass spectrometer showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an atomic force microscope image in place of a drawing showing the analysis results of protein molecules adsorbed on the silicon surface according to an embodiment of the present invention.
3 is a diagram showing mass spectral characteristics of molecules desorbed from the crater portion in FIG. 2. FIG.
[Explanation of symbols]
1
Claims (5)
(b)試料を位置制御させる手段と、
(c)紫外パルスレーザーの照射手段とを備え、
(d)前記探針を前記試料表面近傍まで近づけ、前記探針が近づいた試料に前記紫外パルスレーザーを照射し、前記試料表面から微小領域の試料原子や分子を脱離イオン化し、質量分析を行うことを特徴とする表面微小領域質量分析装置。(A) an organic matrix material applied to the tip of the probe;
(B) means for controlling the position of the sample;
(C) an ultraviolet pulse laser irradiation means;
(D) The probe is brought close to the vicinity of the sample surface, the ultraviolet pulse laser is irradiated to the sample approaching the probe , and sample atoms and molecules in a minute region are desorbed and ionized from the sample surface, and mass spectrometry is performed. A surface micro-area mass spectrometer characterized by performing.
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