JP3908548B2 - ユーザデータ負荷試験装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はユーザデータ負荷試験装置に関し、特に移動端末加入者サービスを実施する無線基地局装置等の負荷動作評価を行う試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線基地局装置等のノード装置においては、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)交換機に接続され、移動端末加入者サービスを実施している。
【0003】
上記のノード装置に対して負荷動作評価を行う試験装置では、一般的に、擬似呼試験装置をノード装置に接続し、各サービスベアラ形態に応じた呼処理シグナリング通信試験を実施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の試験装置では、擬似呼試験装置を使用して負荷試験を実施する場合、例えば各1ユーザ毎の呼発生間隔を任意に変更することによって、各トラフィックモデルに沿った呼量を変化させるシグナリング通信試験が可能である。
【0005】
上記の擬似呼発生方式に関しては様々な提案がなされているが、いずれも一般のATM網に適用する擬似呼発生方式であり、また単に負荷データを発生させることを主目的としている。
【0006】
しかしながら、現在、第三世代携帯仕様(3GPP:Third Generation Partnership Project)に準拠したノードB(Node−B)装置を評価する負荷試験装置(負荷試験方法)はない。
【0007】
また、単に負荷データを生成するのではなく、3GPPシステムで運用される各サービス(ベアラ)を意識した負荷試験も実現されていない。さらに、呼処理シグナリングとユーザデータとの負荷連携動作も実現されていない。
【0008】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、単に負荷データを生成するのではなく、3GPPシステムで運用される各サービス(ベアラ)に適応する負荷試験を実現することができるユーザデータ負荷試験装置を提供することにある。
【0009】
さらに、本発明の他の目的は、呼処理シグナリングとユーザデータとの負荷連携動作を実現することができるユーザデータ負荷試験装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によるユーザデータ負荷試験装置は、無線アクセスネットワークにおいて、少なくとも移動端末加入者サービスを実施する無線基地局装置に対する負荷動作評価を行うためのユーザデータを発生するユーザデータ負荷試験装置であって、前記無線アクセスネットワークの各ベアラに応じた呼処理シーケンスを任意タイミングで実行する手段を備えている。
【0011】
本発明による他のユーザデータ負荷試験装置は、上記の構成のほかに、通信レート可変のベアラにおいて各過度的な通信レート及び設定通信レート継続時間を任意設定して前記通信レートの揺らぎ評価を実施する手段を具備している。
【0012】
本発明による別のユーザデータ負荷試験装置は、上記の構成において、前記呼処理シーケンスと前記揺らぎ評価とを連携して行っている。
【0013】
すなわち、本発明のユーザデータ負荷試験装置は、個々の1ユーザ毎の呼処理シーケンスに連動し、PNパターン(Pseudo Noise pattern)等を挿入したユーザデータを発生させ、加えてパケットサービス等、特にそのデータ通信量を任意に変動させながらユーザデータ通信評価を合わせて実施している。
【0014】
例えば、あるサービスベアラ呼量の1日のモデルを参考にした時、呼量が増加するのが、例えば(*A)及び(*B)の2つのポイントである場合には、その2つのポイントの呼量を増加させるために呼発生間隔を短く設定し、擬似シグナリングモデルを実現している。また、同時に各呼毎のユーザデータトラフィックも任意に設定可能としているので、呼量が増加するが、ユーザデータ通信量が小さい(増減が少ない)(*A)のポイント、呼量が増加しかつユーザデータ通信量の増減も大きい(*B)のポイントのような状態を考慮した試験環境の構築が実現可能となる。
【0015】
(*A)のポイントでは、例えば、加入者がインタネット等に接続するが、ファイルのダウンロード等をあまり行わない状態が考えられる。また、(*B)のポイントでは、例えば、加入者がファイルのダウンロード等を頻繁に行う状態が考えられる。
【0016】
一方、本発明のユーザデータ負荷試験装置では、呼処理シグナリング動作に同期して、各サービスベアラのユーザデータ通信も同時に行うことによって、より実動作に近い試験環境を構築し、かつユーザデータ導通評価も合わせて行っている。
【0017】
また、本発明のユーザデータ負荷試験装置では、パケット通信に代表される同一呼内でユーザデータのトラフィック量が増減するサービスに着目し、同様にユーザデータの通信負荷状態を任意に変動させることによって、ユーザデータトラフィックの揺らぎ評価も合わせて可能にしている。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるユーザデータ負荷試験の対象となるシステム構成を示すブロック図である。図1において、無線アクセスネットワークはコアネットワーク(CoreNetwork)1と、無線ネットワークサブシステム(RNS:RadioNetwork Subsystem)2−1,2−2からなるUTRAN[UMTS(Universal Mobile Telecommunications System) Terrestrial Radio Access Network]と、UE(User Equipment)5とから構成されている。
【0019】
無線ネットワークサブシステム2−1,2−2はそれぞれ、無線ネットワーク制御部(RNC:Radio Network Controller)3−1,3−2と、ノードB(Node B)装置41−1,42−1,41−2,42−2とから構成され、交換機ネットワークであるコアネットワーク1とIu インタフェースを介して接続されている。
【0020】
無線ネットワーク制御部3−1,3−2は相互にIurインタフェースを介して接続され、無線リソースの管理、ノードB装置41−1,42−1,41−2,42−2の制御等を行い、例えばハンドオーバの制御を行う。
【0021】
ノードB装置41−1,42−1,41−2,42−2はIubインタフェースを介して無線ネットワーク制御部3−1,3−2に接続され、Uu インタフェースを介してUE5に接続されている。また、ノードB装置41−1,42−1,41−2,42−2は無線送受信を行う論理的なノードを意味し、具体的には無線基地局装置である。
【0022】
図2は図1に示す無線アクセスネットワークの動作を説明するための図である。図2において、ユーザ端末8a,8b間ではユーザデータの送受信が行われ、UE5の呼管理部5aと交換装置7の呼管理部7aとの間ではUTRAN6を介してユーザデータ通信が行われている。また、UTRAN6内では無線ネットワーク制御部3の無線制御部3aとノードB装置4の無線制御部5aとの間で呼処理シグナリングが行われている。
【0023】
図3は本発明の一実施例によるユーザデータ負荷試験装置の構成を示すブロック図である。図3において、負荷試験装置9は無線制御部9aと、ユーザデータ生成/検査部9bとを備え、Iubインタフェースを介してノードB装置4に接続されている。尚、負荷試験装置9は上記の無線アクセスネットワークにおいて、少なくとも移動端末加入者サービスを実施するノードB装置4に対する負荷動作評価を行うためのユーザデータを発生する装置である。
【0024】
この場合、無線制御部9aはノードB装置4の無線制御部4aとの間で呼処理シグナリングを行い、ユーザデータ生成/検査部9bはノードB装置4を介してUE5との間でユーザデータの送受信を行う。
【0025】
負荷試験装置9は3GPP(Third Generation Partnership Project)システムのノードB装置4を試験対象とした負荷試験を行っており、単に負荷データを生成するのみでなく、3GPPシステムで運用される各サービス(ベアラ)に応じた負荷試験を行っている。また、負荷試験装置9は呼処理シグナリングとユーザデータとの負荷連携動作も行っている。
【0026】
図4は本発明の一実施例によるベアラシグナリング呼量の任意設定、スケジューリングを示す図であり、図5は本発明の一実施例による複数ベアラのシグナリング呼量の任意設定、スケジューリング、及びそれらの同時動作を示す図である。図6(a)は本発明の一実施例による揺らぎ設定におけるスケジュール化なしの場合の動作を示す図であり、図6(b)は本発明の一実施例による揺らぎ設定におけるスケジュール化実施時の動作を示す図である。
【0027】
図7は本発明の一実施例によるユーザデータ通信量の任意設定、スケジューリングを示す図であり、図8は本発明の一実施例による複数ベアラのユーザデータ通信量の任意設定、スケジューリングを示す図である。図9は本発明の一実施例によるベアラシグナリング呼量とユーザデータ通信量との同時動作を示す図であり、図10は図9の(*A)のユーザデータトラフィック量を示す図であり、図11は図9の(*B)のユーザデータトラフィック量を示す図である。これら図3〜図11を参照して本発明の一実施例によるユーザデータ負荷試験装置の動作について説明する。
【0028】
3GPP(Third Generation Partnership Project)システム以外でも同様であるが、実運用では、音声/非制限/パケット等の様々なベアラを同時サポートしている中で、ノードB装置4の負荷試験条件を実施する場合に、各ベアラ単位でのトラフィックモデル考察、複数ベアラ同時動作(各ベアラの発生比、適用ベアラ選択)を考慮した内容が今後不可欠であり、本実施例はそれらを実現可能としている。
【0029】
例えば、地域Aでは音声/パケットサービスの使用率がほとんどで、かつ発生比が1:3である場合、負荷試験装置9は試験適用ベアラとして音声/パケットを選択し、その発生比を1:3に設定して負荷試験を実施する。
【0030】
また、地域Bでは音声/非制限/パケットサービスが使用され、かつ発生比が2:3:5である場合、負荷試験装置9は試験適用ベアラとして音声/非制限/パケットを選択し、その発生比を2:3:5に設定して負荷試験を実施する。
【0031】
この場合、負荷試験装置9では各ベアラ毎に有意となる呼処理シーケンスに使用されるパラメータ及びその組合せに応じて試験が必要となる。その試験とは、例えば、使用セクタに応じた負荷試験や使用コードの組合せを意識した負荷試験等がある。
【0032】
上述したように、呼処理シグナリングが無線ネットワーク制御部3との間で行われ、ユーザデータ通信が交換装置7との間で行われるというように、呼処理シグナリングとユーザデータ通信とを管理するノードは、基本的に異なっている。これに対して、評価対象となるノードB装置4は上記の両方の機能を受け持っている。
【0033】
したがって、ノードB装置4の負荷試験を実施する上で、両方の機能を連携動作させることは評価として重要であり、シグナリング負荷試験のユーザデータQoS(Quality of Service)評価等、実動作に沿った負荷試験評価が可能となる。
【0034】
また、負荷試験装置9では無線制御部9a及びユーザデータ生成/検査部9bによって、ノードB装置4に対する呼処理シグナリング及びユーザデータ通信の負荷を独立に設定することができる。
【0035】
負荷試験装置9における試験機能は、シグナリング呼量の負荷評価機能と、ユーザデータ通信量の負荷評価機能と、それら両方を同時に評価する同時評価機能とに大別される。
【0036】
まず、負荷試験装置9におけるシグナリング呼量の負荷評価機能について図4を参照して説明する。負荷試験装置9は各ベアラに応じた呼処理シーケンスを任意タイミングで実行することで、各呼量に応じたノードB装置4の評価を実現することができる。
【0037】
そのために、負荷試験装置9は3GPPベアラ(仕様)に応じた負荷発生を実現する。この場合、負荷試験装置9は各ベアラに応じた呼処理シーケンスを作成/任意実行するとともに、呼処理シーケンスを実行する上で、各ベアラに特化したメッセージのパラメータを任意作成/送信可能とした状態で負荷試験を実施する。
【0038】
負荷試験装置9はノードB装置4を評価するために、各呼処理メッセージで使用される3GPP準拠の無線処理に関するパラメータをテーブル管理し、各呼処理メッセージに使用される送信メッセージ内にテーブル管理値を付与する。このテーブル管理値は、1呼処理シーケンス(1ユーザ)毎に管理可能とする。
【0039】
上記のパラメータとしては、セクタ識別、無線コード識別(Scrambling Code,Channelisation Code)、無線送受信タイミング識別(Frame Offset,Chip Offset)、AAL2[ATM(Asynchronous Transfer Mode) Adaptation Layer type 2]ユーザデータATMリンク識別[VPI(Virtual Path Identifier)/VCI(Virtual Channel Identifier)/CID(ChannelIdentifier)]がある。
【0040】
負荷試験装置9はベアラに応じたシグナリング呼量の負荷試験を実施する場合、図4に示すように、BHCA(Busy Hour Call Attempt:最繁時発呼数)値となる各Call(各ユーザ)単位毎にメッセージパラメータの任意設定(設定A,設定B等)を行う。
【0041】
ノードB装置4に対する負荷試験を評価する際に、各メッセージの持つパラメータ及びその組合せにはそれぞれ意味があり、かつベアラ単位でも異なるが、本実施例によってその負荷試験が可能となる。
【0042】
次に、負荷試験装置9における複数ベアラシグナリング呼量の負荷評価機能について図5及び図6を参照して説明する。負荷試験装置9は上記の3GPPベアラ(仕様)に応じた負荷発生の実現を複数ベアラ呼処理シーケンスで実施する。
【0043】
その際、負荷試験装置9は試験機上で呼種(ベアラ)毎の呼処理シーケンスを作成/実行する。また、負荷試験装置9はその実行間隔を任意設定し、各ベアラの発生比等を設定可能とする(図5のベアラ1、ベアラ2、ベアラ3参照)。
【0044】
負荷試験装置9は、図6に示すように、各ベアラの呼処理シーケンス毎に、シーケンス保留時間(実行期間時間)及びシーケンス実行間隔を設定する。この場合、同時接続ユーザ数Nは、
N=(シーケンス保留時間)/(シーケンス実行間隔)
という式で算出可能となるので、各ベアラ発生比に応じて、各ベアラ毎に同時接続ユーザ数Nを決定して負荷試験を行う。
【0045】
この場合、図6(a)に示すように、既存のスケジュール化なしであれば、上記の式によって最大ユーザ数[図6(a)の場合、600]が求まり、図6(b)に示すように、スケジュール化実施であれば、1スケジュール化設定時間[=1min(60sec)]の同時接続ユーザ数Nが求まる。図6(b)においては、シーケンス保留時間が60secで、シーケンス実行間隔が50ms,100ms,200ms,60sである。
【0046】
これによって、負荷試験装置9はトラフィックモデル(ベアラ比、提供ベアラ種別)等を参考にし、適用した複数ベアラ同時動作負荷試験を実施することができる。
【0047】
続いて、負荷試験装置9におけるユーザデータ通信の負荷評価機能について図7を参照して説明する。負荷試験装置9はパケットサービス等の通信レート可変のベアラを想定し、データ通信レートの揺らぎ評価を実施する。
【0048】
その場合、負荷試験装置9はパケットサービスの各過度的な通信レート及び設定通信レート継続時間を任意設定し(図7の設定A、設定B参照)、データ通信レートの揺らぎ評価を実施する。
【0049】
負荷試験装置9は各ベアラでサポートされる最大通信レートや設定通信レート種別を考慮し、適用するユーザデータ通信モデル等を参考にして、レート変更揺らぎシミュレーションを実施する。
【0050】
パケットサービスはユーザ端末の使用状況によってサービス使用中の通信レートが大きく異なる。その状況を擬似した負荷試験は今後必要不可欠であり、例えば1日を基準とした通信量モデルや過度的な通信量の増減を擬似した試験環境を構築することが可能となる。
【0051】
また、負荷試験装置9は送信ユーザデータに、固定パターンやPNパターンを挿入し、かつ受信側でそのデータの解析機能を設けることによって、負荷試験実施時のユーザデータ導通試験が実施可能となる。その際、ユーザデータ導通試験はノードB装置4での折り返し、あるいはUE5での折り返しの条件の下で実施される。これによって、負荷試験実施時のユーザデータ導通試験が可能となる。
【0052】
負荷試験装置9における複数ベアラユーザデータ通信の負荷評価について図8を参照して説明する。負荷試験装置9は各ベアラに応じて(図8のベアラ1、ベアラ2、ベアラ3参照)、上記のユーザデータ通信の負荷評価を複数のベアラに対して同時実施する。
【0053】
パケットサービスにおいてはサポートされる最大通信レート等によってベアラ種別が異なり、実運用形態に沿った各ベアラ毎のユーザデータ通信モデルが必要とされ、そのモデルに応じた負荷試験が今後必要となるが、本実施例ではその負荷試験を可能としている。
【0054】
負荷試験装置9におけるシグナリング呼量の負荷評価機能について図9〜図11を参照して説明する。負荷試験装置9は無線制御部9aとユーザデータ生成/検査部9bとを連携させることで、各ベアラに応じた呼処理シーケンスの負荷試験と、対応ベアラとなるユーザデータ負荷試験とを連動させる。
【0055】
例えば、図9に示すように、あるサービスベアラ呼量の1日のモデルを参考にした時、呼量が増加するのが(*A)及び(*B)の2つのポイントである場合には、その2つのポイントの呼量を増加させるために呼発生間隔を短く設定し、擬似シグナリングモデルを実現している。また、同時に各呼毎のユーザデータトラフィックも任意に設定可能としているので、呼量が増加するが、ユーザデータ通信量が小さい(増減が少ない)(*A)のポイント、呼量が増加しかつユーザデータ通信量の増減も大きい(*B)のポイントのような状態を考慮した試験環境の構築が実現可能となる。
【0056】
(*A)のポイントでは、図10に示すように、例えば、端末使用者がインタネット等に接続するが、コンテンツからファイルのダウンロード等をあまり行わない状態が考えられる。また、(*B)のポイントでは、図11に示すように、例えば、加入者がファイルのダウンロード等を頻繁に行う状態が考えられる。
【0057】
図12は本発明の他の実施例によるユーザデータ負荷試験装置の構成を示すブロック図である。図12において、負荷試験装置9はIubインタフェースを介してノードB装置4に接続されている。
【0058】
負荷試験装置9はユーザデータ生成/検査部9bと、呼処理シグナリング発生部9cとを備え、呼処理シグナリング発生部9cからユーザデータ生成/検査部9bに対して起動/停止制御が行われる。ノードB装置4は無線制御部4aと、無線/有線スイッチ(SW)4bとを備え、無線制御部4aから無線/有線スイッチ4bに対してパス設定が行われる。
【0059】
負荷試験装置9及びノードB装置4においては、呼処理シグナリング発生部9cと無線制御部4aとの間で呼処理シーケンスが行われ、ユーザデータ生成/検査部9bと無線/有線スイッチ4bとの間でユーザデータ通信が行われる。
【0060】
図13は図12に示す呼処理シグナリング発生部9cの構成を示すブロック図である。図13において、呼処理シグナリング発生部9cは実行ユーザ分のパラメータを格納するパラメータテーブル91cと、実行ユーザ分だけ配設された呼処理(各1ユーザ分)シーケンス実行部92cとを備えている。
【0061】
パラメータテーブル91cはノードB装置4を評価するために、各呼処理メッセージで使用される3GPP準拠の無線処理に関するパラメータを管理し、各呼処理メッセージに使用される送信メッセージ内にテーブル管理値を付与する。
【0062】
呼処理シーケンス実行部92cは上述したシグナリング呼量の負荷試験及びユーザデータ負荷試験を連携させるために、ユーザデータ通信の起動/停止機能を設けており、実施の呼処理シーケンスを参考にして、ユーザデータの通信を起動/停止させる。
【0063】
この場合、呼処理シーケンス実行部92cにおける呼処理シーケンス、及びユーザデータ生成/検査部9bにおけるユーザデータ発生ともに、ベアラ種別を識別しているので、ベアラ種別に対応するもの同士を連携させることができる。これによって、シグナリング呼量は呼処理シーケンスの実行間隔によって規定され、連携されるユーザデータ側は任意揺らぎ設定可能とさせている。
【0064】
このように、本実施例では異なるノードで管理されるシグナリング制御と、ユーザデータ通信の連携負荷試験とを行うことができるので、この機能はシグナリング制御とユーザデータ通信との両方の機能を受け持っているノードB装置4の評価の上で有意となる。
【0065】
また、本実施例ではシグナリング制御とユーザデータ通信の負荷設定とを独立に行うことができるので、実際のサービス動作形態にあわせた負荷試験を実施することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のユーザデータ負荷試験装置は、無線アクセスネットワークにおいて、少なくとも移動端末加入者サービスを実施する無線基地局装置に対する負荷動作評価を行うためのユーザデータを発生するユーザデータ負荷試験装置において、無線アクセスネットワークの各ベアラに応じた呼処理シーケンスを任意タイミングで実行する手段を備えることによって、単に負荷データを生成するのではなく、3GPPシステムで運用される各サービス(ベアラ)に適応する負荷試験を実現することができるという効果が得られる。
【0067】
また、本発明のユーザデータ負荷試験装置は、上記の構成のほかに、通信レート可変のベアラにおいて各過度的な通信レート及び設定通信レート継続時間を任意設定して通信レートの揺らぎ評価を実施する手段を備えることによって、単に負荷データを生成するのではなく、3GPPシステムで運用される各サービス(ベアラ)に適応する負荷試験を実現することができるという効果が得られる。
【0068】
さらに、本発明の別のユーザデータ負荷試験装置は、上記の構成において、呼処理シーケンスと揺らぎ評価とを連携して行うことによって、呼処理シグナリングとユーザデータとの負荷連携動作を実現することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるユーザデータ負荷試験の対象となるシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す無線アクセスネットワークの動作を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例によるユーザデータ負荷試験装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例によるベアラシグナリング呼量の任意設定、スケジューリングを示す図である。
【図5】本発明の一実施例による複数ベアラのシグナリング呼量の任意設定、スケジューリング、及びそれらの同時動作を示す図である。
【図6】本発明の一実施例によるユーザデータ通信量の任意設定、スケジューリングを示す図である。
【図7】本発明の一実施例による複数ベアラのユーザデータ通信量の任意設定、スケジューリングを示す図である。
【図8】(a)は本発明の一実施例による揺らぎ設定におけるスケジュール化なしの場合の動作を示す図、(b)は本発明の一実施例による揺らぎ設定におけるスケジュール化実施時の動作を示す図である。
【図9】本発明の一実施例によるベアラシグナリング呼量とユーザデータ通信量との同時動作を示す図である。
【図10】図9の(*A)のユーザデータトラフィック量を示す図である。
【図11】図9の(*B)のユーザデータトラフィック量を示す図である。
【図12】本発明の他の実施例によるユーザデータ負荷試験装置の構成を示すブロック図である。
【図13】図12に示す呼処理シグナリング発生部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コアネットワーク
2−1,2−2 無線ネットワークサブシステム
3−1,3−2 無線ネットワーク制御部
3a,4a 無線制御部
4,41−1,42−1,
41−2,42−2 ノードB装置
4b 無線/有線スイッチ
5 UE
5a,7a 呼管理部
6 UTRAN
7 交換装置
8a,8b ユーザ端末
9 負荷試験装置
9a 無線制御部
9b ユーザデータ生成/検査部
9c 呼処理シグナリング発生部
91c パラメータテーブル
92c 呼処理シーケンス実行部
Claims (7)
- 無線アクセスネットワークにおいて、少なくとも移動端末加入者サービスを実施する無線基地局装置に対する負荷動作評価を行うためのユーザデータを発生するユーザデータ負荷試験装置であって、前記無線アクセスネットワークの各ベアラに応じた呼処理シーケンスを任意タイミングで実行する手段を有することを特徴とするユーザデータ負荷試験装置。
- 前記呼処理シーケンスを実行する手段は、複数のベアラ各々に応じた呼処理シーケンスを同時に実行することを特徴とする請求項1記載のユーザデータ負荷試験装置。
- 前記呼処理シーケンスを実行する手段は、前記複数のベアラ各々に応じた呼処理シーケンスの実行間隔と各ベアラの発生比とを少なくとも設定自在としたことを特徴とする請求項2記載のユーザデータ負荷試験装置。
- 通信レート可変のベアラにおいて各過度的な通信レート及び設定通信レート継続時間を任意設定して前記通信レートの揺らぎ評価を実施する手段を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載のユーザデータ負荷試験装置。
- 前記揺らぎ評価を実施する手段は、複数のベアラ各々に応じた揺らぎ評価を同時に実行することを特徴とする請求項4記載のユーザデータ負荷試験装置。
- 前記呼処理シーケンスと前記揺らぎ評価とを各々独立に行うことを特徴とする請求項4または請求項5記載のユーザデータ負荷試験装置。
- 前記呼処理シーケンスと前記揺らぎ評価とを連携して行うことを特徴とする請求項4または請求項5記載のユーザデータ負荷試験装置。
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