JP3907415B2 - Electric pump - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポンプ本体の一側に駆動源としての電動モータを、位置合わせ用のブラケットを介して一体的に取り付けてなり、特に、車両に搭載して用いるべく小型化を図った電動ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の自動車には、動力舵取装置、自動変速装置等、油圧により作動し、運転操作を補助するための多くの補機が装備されており、これらの補機の作動油圧を発生すべく油圧ポンプが搭載されている。この油圧ポンプとしては、小型でありながら高油圧を発生し得るものとして、ベーンポンプ、ギヤポンプ等の回転容積形のポンプが用いられている。
【0003】
この種の油圧ポンプは、一般的にはエンジンを駆動源として駆動されるが、走行中に広範囲に回転速度を変えるエンジンは、駆動源として好ましいものではなく、前記エンジンに代えて車載バッテリからの給電により駆動される電動モータを駆動源とする電動ポンプが用いられるようになっている。
【0004】
このような電動ポンプは、前記電動モータの速度制御により適正な速度での駆動が可能であり、エンジンの無為な動力の消費を抑え、燃費の向上を図るためにも有用である。また近年においては、排ガスによる環境悪化を防ぐべく、電動モータを走行用の駆動源とする電気自動車(EV)の実用化が進められている。この電気自動車においても油圧により作動する補機が備えられることがあり、このような補機の作動油圧の発生源としては、電動モータを駆動源とする電動ポンプが必然的に用いられることとなる。
【0005】
さて、以上の如く車両に搭載して用いられる電動ポンプにおいては、その設置スペースに限りがあることから、本願出願人による特開平10-82377号公報等に開示されている如く、ポンプ本体の一側に駆動源としての電動モータを、位置合わせ用のブラケットを介して取り付けてコンパクトに構成し、車両への搭載性を高めた電動ポンプが用いられている。
【0006】
図3は、特開平10-82377号公報等に開示された従来の電動ポンプの側断面図である。図中1は、ギヤポンプとして構成されたポンプ本体であり、該ポンプ本体1の一側には、筒形のブラケット2を介して駆動源としてのモータ3が取り付けてある。ポンプ本体1のポンプ軸10とモータ3のモータ軸30とは、ブラケット2の内部において相互に突き合わされ、嵌め込み式のカップリング4を介して同軸上に連結されており、前記モータ3により前記ポンプ本体1を回転駆動し、所定のポンプ動作を行わせるべく構成されている。
【0007】
また前記ブラケット2のポンプ本体1の取付け面には、該ポンプ本体1の外側を囲うように有底筒形のタンク筒5が装着され、該タンク筒5の内側に作動油を収容する油タンクTが形成されている。該油タンクTの内部には、タンク筒5の周面に略接線方向に向けて接続された戻り油管5aを経て作動油が還流せしめられており、この作動油は、ポンプ本体1の内部に、外面に開口する吸込口を経て導入され、モータ3により駆動されるポンプ本体1の動作により昇圧されて、前記ブラケット2側に延設された吐出路5b、及び該ブラケット2の周面に開口する吐出口5cを経て送出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように特開平10-82377号公報に開示された電動ポンプは、ポンプ本体1と駆動用のモータ3とが、作動油を収容する油タンクTと共に一体化された構成を有しており、車載用ポンプとしての使い勝手に優れているが、前記油タンクT及びポンプ本体1と前記モータ3とが、前記ブラケット2を介して軸長方向に並ぶ構造を有しており、軸長寸法の短縮に限界があり、例えば、小型自動車への搭載のための更なるコンパクト化の要求に応え難いという問題があった。
【0009】
ここで、ポンプ本体1とモータ3との間に介装されたブラケット2は、前記カップリング4によるポンプ軸10とモータ軸30との連結のための空間を確保し、またこの連結に際してポンプ本体1とモータ3との同心度の調整等の位置合わせを行わせるために必要な部品であり、該ブラケット2の軸長寸法を短縮することは望ましくない。また前記油タンクTを形成するタンク筒5は、周壁を介しての外気との熱交換により内部の作動油の昇温を防ぐと共に、ポンプ本体1への作動油の安定した吸込みを行わせるために十分な内容積を確保する必要があり、該タンク筒5の軸長寸法を拡径を伴わずに短縮することは難しい。
【0010】
更に前記タンク筒5は、その周面に接続された前記戻り油管5aと共に、樹脂材料により一体成形されており、前述の如く長大となるタンク筒5の成形に大ストロークの成形機が必要であり、これによる製品コストの上昇を招くという問題もあった。
【0011】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ポンプ本体とモータとの間に介装されたブラケットの内側空間を作動油(作動液体)の収容に利用することにより、該ブラケットの他側に設けられる油タンクの内容積を削減し、軸長寸法の短縮化要求に応え得るコンパクトな電動ポンプを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1発明に係る電動ポンプは、ポンプ本体の一側に筒形のブラケットを介して取り付けられた電動モータのモータ軸を、前記ポンプ本体から前記ブラケットの内部に突出するポンプ軸に連結してある電動ポンプにおいて、前記モータ軸及びポンプ軸の連結部を囲繞するように前記ブラケットの内部に設けられ、前記ポンプ本体に吸込ませる低圧の作動液体を収容する収容室と、前記ブラケットに取り付けたタンク筒の内側に、前記ポンプ本体の外側を囲繞するように形成された前記作動液体の収容タンクとを備え、該収容タンクと前記収容室とは、前記ブラケットに貫通形成された連通孔により連通してあることを特徴とする。
【0013】
本発明においては、ポンプ本体とモータとの間に介装される筒形のブラケットの内側にモータ軸及びポンプ軸の連結部を囲繞するように形成される環状の空間を作動油(作動液体)の収容室として利用し、前記ブラケットの他側にポンプ本体を囲うように装着されて油タンクを形成するタンク筒の軸長寸法を短縮する。
【0014】
また本発明の第2発明に係る電動ポンプは、第1発明における収容室が、前記ブラケットの周壁に貫通形成された前記作動液体の戻り口に連通させてあることを特徴とする。
【0015】
この発明においては、送油(送液)先から還流する油(液体)の戻り油口を、ブラケット内部の収容室に連通するように形成し、油タンクを形成するタンク筒の形状を単純化して成形を容易にし、製品コストの低減を図る。
【0016】
更に本発明の第3発明に係る電動ポンプは、第2発明における戻り口が、前記ポンプ本体の吸込側に連通する吸込口と、前記モータ軸及びポンプ軸の連結部を挾んで径方向の逆位置に設けてあることを特徴とする。
【0017】
この発明においては、ブラケットの周壁に貫通形成された戻り口を、ポンプ本体への吸込みのための吸込口から可及的に離れた位置に形成し、戻り口から流入する戻り油(液体)の速度により不安定な吸込みがなされることを防止する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、油圧ポンプとして構成された本発明に係る電動ポンプの側断面図、図2は、図1のII−II線による横断面図である。
【0019】
本発明に係る電動ポンプは、図3に示す従来の電動ポンプと同様、ポンプ本体1の一側に筒形のブラケット2を介して駆動用のモータ3を取り付け、ポンプ本体1への入力軸としてのポンプ軸10と、モータ3の出力軸としてのモータ軸30とを前記ブラケット2の内部において同軸上に突き合わせ、これらを嵌め込み式のカップリング4により連結してなり、モータ軸30に出力されるモータ3の回転力をカップリング4を介してポンプ軸10に伝え、ポンプ本体1を駆動する構成となっている。
【0020】
図示のポンプ本体1は、ハウジング11内側の空洞部内に、駆動ギヤと従動ギヤとを互いに噛合させて配し、この噛合部の一側に設けた吸込室内の作動油を、両ギヤの回転により夫々の歯間と前記空洞部の内周面との間に閉じ込めて搬送し、前記噛合部の他側に設けた吐出室に吐き出す構成としたギヤポンプである。なお図1には、駆動ギヤ12のみが示されており、従動ギヤは、前記駆動ギヤ12の背面側に重なって配置されている。
【0021】
駆動ギヤ12及び従動ギヤは、これらの両側からハウジング11の空洞部に嵌挿された一対のサイドプレート14,14により回転自在に両持ち支持されている。このように構成されたポンプ本体1は、前記ブラケット2の一側に設けた厚肉円板形のポンプ座板20の中央部に前記ハウジング11の一端面を載置し、該ハウジング11を、これの他端面を塞ぐエンドプレート15と共に、複数本の固定ボルト16,16…により前記ポンプ座板20に締め付け固定して取付けられている。ポンプ本体1のポンプ軸10は、前記駆動ギヤ12に同軸的に嵌着され、同側のサイドプレート14の支持孔及び前記ポンプ座板20の軸心部に形成された貫通孔を経てブラケット2の内部に同軸的に突設されている。
【0022】
図2に示す如くポンプ座板20は、ポンプ本体1の載置部よりも十分大きい面積を有しており、油タンクTを構成するタンク筒5の取付け座として用いられている。該タンク筒5は、薄肉の板材により構成された有底の円筒であり、その開口縁をポンプ座板20の外周近傍に周設されたインロー溝17に嵌め合わせ、サークリップ18により抜け止めして、ポンプ本体1の外側を囲繞する態様に取り付けられており、その内側に低圧の作動油を収容する油タンクTが形成されている。タンク筒5には、底部近傍の周壁から上方に延びる給油筒50が連設されており、油タンクT内の作動油は、この給油筒50を経て供給されるようになしてある。
【0023】
ブラケット2の他側の開口部には、前記モータ3が、これの一側に周設された取付けフランジ21を周方向に複数本の固定ボルト31により締め付け固定して取付けられている。該モータ3のモータ軸30は、ブラケット2の内部に同軸的に突設され、前記ポンプ軸10に突き合わされており、前記カップリング4により連結されている。
【0024】
このようにポンプ本体1とモータ3との間に介装されたブラケット2は、全周に亘って閉じられた円筒体であり、その内部には、取付けフランジ21とブラケット2との当接部をOリング32により液密に封止し、またモータ軸30の外周を、取付けフランジ21の内周部に嵌着されたオイルシール33により液密に封止して、前記ポンプ軸10と前記モータ軸30との連結部の外側を囲繞する環状の油収容室6が形成されている。
【0025】
この油収容室6は、ポンプ座板20に貫通形成された複数の連通孔60,60…(図2参照)により、該ポンプ座板20の他側の油タンクT内に連通されており、該油タンクTと共に、前記作動油を収容すべく利用されている。また油収容室6は、前記ブラケット2の周壁を上位置にて貫通する戻り油口61に連通されており、図示しない送油先から還流する低圧の作動油(戻り油)は、この戻り油口61を経て油収容室6内に受容されるようになしてある。
【0026】
前記ポンプ座板20には、ポンプ本体1の取付け部の下位置を貫通する吸込口62が形成されており、該吸込口62の油タンクT側の開口は、L字形に屈曲する吸込管63により前記ポンプ本体1内部の下位置に設けた吸込室に接続されている。また、前記吸込室と対応するように上位置に設けられたポンプ本体1の吐出室は、図1中に破線により示す如く、前記ハウジング11の一側からポンプ座板20の内部に延長された吐出路64により、該ポンプ座板20の周面に開口する送油口65に連通されている。
【0027】
以上の如く構成された本発明に係る電動ポンプは、ブラケット2の外側に開口する前記戻り油口61及び送油口65を、動力舵取装置、自動変速装置等の圧油の送油先に接続すると共に、前記給油筒50を経て油タンクT内に作動油を供給し、該油タンクT、及び前記連通孔60,60…により連通された油収容室6内に適量の作動油を満たして使用される。
【0028】
この状態で駆動源となるモータ3が駆動された場合、該モータ3のモータ軸30に出力される回転力がカップリング4を介してポンプ軸10に伝えられ、該ポンプ軸10に嵌着された駆動ギヤ12が、これに噛合する従動ギヤと共にハウジング11の内側空洞部内にて回転する。このような駆動ギヤ12及び従動ギヤの回転により、前記油収容室6内に収容された作動油が、吸込口62及び吸込管63を経てポンプ本体1に吸込まれ、前記駆動ギヤ12及び従動ギヤの回転により昇圧されて、吐出路64及び送油口65を経て送油先に送出される。また送油先からの還流油は、戻り油口61を経て油収容室6に戻され、該油収容室6及び油タンクTの内部に滞留した後、ポンプ本体1に再度吸込まれて循環使用される。
【0029】
このような循環使用は、前記作動油の昇温を伴うが、本発明に係る電動ポンプにおいては、前記タンク筒5の内側の油タンクTとブラケット2の内部に形成された油収容室6とにより十分な作動油の収容量が確保されていることから、前記作動油の昇温は、油収容室6及び油タンクT内での滞留の間の外気との熱交換により軽微におさまり、ポンプ本体1における前述した吸込み及び吐き出し動作を安定して行わせることができる。
【0030】
また油収容室6の形成により、油タンクTの内容積を小さくすることができ、該油タンクTを形成するタンク筒5の小サイズ化、特に、軸長寸法の短縮が可能である。また前記油収容室6は、ポンプ本体1のポンプ軸10とモータ3のモータ軸30との連結のために本来必要なブラケット2の内側空間を利用して形成されており、この形成により軸長寸法が増大することはない。これにより本発明に係る電動ポンプは、従来の電動ポンプに比較して、軸長寸法の短縮によるコンパクト化が可能であり、車載用のポンプとして良好な使い勝手が得られる。
【0031】
また送油先からの戻り油を受け入れる戻り油口61が、油タンクTではなく、ブラケット内部の油収容室6に連通するように設けてあるから、前記油タンクTを形成するタンク筒5を、前記戻り油の受け入れのための戻り油管5a(図3参照)を有しない単純な筒体として構成することができ、該タンク筒5の成形の容易化による製品コストの低下が可能となる。
【0032】
また、油収容室6の上位置に連通する戻り油口61は、同じく下位置に連通するポンプ本体1への吸込みのための吸込口62に対し、ポンプ軸10及びモータ軸30との連結部を挾んで径方向の逆位置にあり、両者が可及的に離れた位置に形成されていることから、適宜の速度を有して前記戻り油口61に流入する戻り油は、油収容室6及び油タンクT内にて前記速度を失って吸込口62に達してポンプ本体1に吸込まれることとなり、前記戻り油の速度に影響されることなく安定した吸込み状態が得られる。
【0033】
なお以上の実施の形態においては、動力舵取装置、自動変速装置等の補機の作動油圧を得るべく、自動車に搭載される車載ポンプとしての用途について説明したが、本発明は、車載ポンプとしての用途以外に用いられる油圧ポンプへの適用が可能であり、更には、油以外の液体を取り扱い対象とするポンプにおいても適用可能であることは言うまでもない。またポンプ本体1は、以上の実施の形態において説明したギヤポンプに限らず、ベーンポンプ等、他の形式のポンプであってもよいことは言うでもない。
【0034】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明の第1発明に係る電動ポンプにおいては、ポンプ本体とモータとの間に、ポンプ軸とモータ軸との連結実現のために設けられる筒形のブラケットの内側空間を作動液体の収容室として利用し、前記ブラケットのポンプ本体の取付け側にタンク筒により形成される作動液体の収容タンクに連通孔を介して連通したから、前記収容タンクの内容積を削減し、前記タンク筒を含めた軸長寸法の短縮により、更なるコンパクト化の要求に応えることが可能となる。
【0035】
また第2発明に係る電動ポンプにおいては、送液先から還流する液体の戻り口を、ブラケットの周壁に、該ブラケット内部の収容室に連通するように形成したから、液体収容タンクを形成するタンク筒の形状が単純化され、成形が容易となって製品コストの低下を図ることができる。
【0036】
更に第3発明に係る電動ポンプにおいては、還流液体の戻り口がポンプ本体への吸込口と径方向の逆位置に設けられ、両者が可及的に離れて位置するから、戻り口から収容室に流入する戻り液体の速度が吸込口に及ぼす影響を軽減し、安定した吸込みを行わせることができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動ポンプの側断面図である。
【図2】図1のII−II線による横断面図である。
【図3】従来の電動ポンプの側断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプ本体
2 ブラケット
3 モータ
4 カップリング
5 タンク筒
6 油収容室
10 ポンプ軸
30 モータ軸
61 戻り油口
62 吸込口
T 油タンク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electric pump as a drive source that is integrally attached to one side of a pump body via a positioning bracket, and more particularly to an electric pump that is miniaturized for use in a vehicle. .
[0002]
[Prior art]
Recent automobiles are equipped with a number of auxiliary machines that operate by hydraulic pressure and assist driving operations, such as power steering devices and automatic transmissions. A pump is installed. As this hydraulic pump, a rotary displacement pump such as a vane pump or a gear pump is used as a hydraulic pump that can generate high hydraulic pressure while being small.
[0003]
This type of hydraulic pump is generally driven using an engine as a drive source. However, an engine that changes the rotational speed over a wide range during travel is not preferable as a drive source, and instead of the engine, an on-vehicle battery is used. An electric pump using an electric motor driven by power supply as a drive source is used.
[0004]
Such an electric pump can be driven at an appropriate speed by controlling the speed of the electric motor, and is also useful for suppressing unnecessary power consumption of the engine and improving fuel consumption. In recent years, electric vehicles (EV) using an electric motor as a driving source for traveling have been put into practical use in order to prevent environmental degradation due to exhaust gas. In this electric vehicle, an auxiliary machine that operates by hydraulic pressure may be provided, and an electric pump that uses an electric motor as a drive source is inevitably used as a generation source of the hydraulic pressure of such an auxiliary machine. .
[0005]
Now, in the electric pump used by being mounted on a vehicle as described above, since the installation space is limited, as disclosed in JP-A-10-82377 by the applicant of the present application, An electric pump as a drive source is attached to the side via a positioning bracket to make it compact, and an electric pump with improved mountability on a vehicle is used.
[0006]
FIG. 3 is a side sectional view of a conventional electric pump disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-82377. In the figure, 1 is a pump body configured as a gear pump, and a
[0007]
Further, a bottomed
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the electric pump disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-82377 has a configuration in which the
[0009]
Here, the
[0010]
Further, the
[0011]
The present invention has been made in view of such circumstances, and by utilizing the inner space of the bracket interposed between the pump body and the motor for accommodating hydraulic oil (hydraulic liquid), An object of the present invention is to provide a compact electric pump that can reduce the internal volume of an oil tank provided on the side and meet the demand for shortening the axial length.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided an electric pump that connects a motor shaft of an electric motor attached to one side of a pump main body via a cylindrical bracket to a pump shaft protruding from the pump main body into the bracket. In the electric pump, a housing chamber is provided in the bracket so as to surround the motor shaft and the coupling portion of the pump shaft, and contains a low-pressure working liquid sucked into the pump body, and is attached to the bracket And a storage tank for the working liquid formed so as to surround the outside of the pump body, and the storage tank and the storage chamber are formed by a communication hole formed through the bracket. wherein the are communicated.
[0013]
In the present invention, an annular space formed so as to surround the connecting portion of the motor shaft and the pump shaft is formed inside the cylindrical bracket interposed between the pump body and the motor. And the axial length of the tank cylinder that is mounted on the other side of the bracket so as to surround the pump body and forms an oil tank is shortened.
[0014]
The electric pump according to a second aspect of the present invention is characterized in that the storage chamber according to the first aspect is communicated with a return port of the working liquid formed through the peripheral wall of the bracket.
[0015]
In this invention, the return oil port of the oil (liquid) returning from the oil supply (liquid supply) destination is formed so as to communicate with the housing chamber inside the bracket, and the shape of the tank cylinder forming the oil tank is simplified. To facilitate molding and reduce product costs.
[0016]
Furthermore, in the electric pump according to the third invention of the present invention, the return port in the second invention is reverse in the radial direction with the suction port communicating with the suction side of the pump body and the connecting portion of the motor shaft and the pump shaft. It is provided in the position.
[0017]
In this invention, the return port formed through the peripheral wall of the bracket is formed at a position as far as possible from the suction port for suction into the pump body, and the return oil (liquid) flowing from the return port is formed. Prevents inhalation that is unstable due to speed.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings illustrating embodiments thereof. FIG. 1 is a side sectional view of an electric pump according to the present invention configured as a hydraulic pump, and FIG. 2 is a transverse sectional view taken along line II-II in FIG.
[0019]
As with the conventional electric pump shown in FIG. 3, the electric pump according to the present invention has a
[0020]
The illustrated
[0021]
The
[0022]
As shown in FIG. 2, the
[0023]
In the opening on the other side of the
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
In the electric pump according to the present invention configured as described above, the
[0028]
When the
[0029]
Such circulating use involves raising the temperature of the hydraulic oil, but in the electric pump according to the present invention, the oil tank T formed inside the
[0030]
Further, the formation of the
[0031]
Further, since the
[0032]
Further, the
[0033]
In the above embodiment, the use as an in-vehicle pump mounted in an automobile has been described in order to obtain an operating hydraulic pressure of an auxiliary machine such as a power steering apparatus and an automatic transmission, but the present invention is an in-vehicle pump. Needless to say, the present invention can be applied to a hydraulic pump that is used for purposes other than the above, and can also be applied to a pump that handles liquids other than oil. Further, the
[0034]
【The invention's effect】
As described above in detail, in the electric pump according to the first aspect of the present invention, the inner space of the cylindrical bracket provided for realizing the connection between the pump shaft and the motor shaft is operated between the pump body and the motor. used as storage chamber for the liquid, from communicating via the communication hole in the holding tank of the hydraulic liquid which is formed by the tank tube to the mounting side of the pump body of the bracket, to reduce the internal volume of the storage tank, said tank By shortening the axial length including the cylinder, it becomes possible to meet the demand for further compactness.
[0035]
In the electric pump according to the second aspect of the invention, since the return port for the liquid returning from the liquid supply destination is formed on the peripheral wall of the bracket so as to communicate with the storage chamber inside the bracket, the tank forming the liquid storage tank The shape of the cylinder is simplified, the molding is facilitated, and the product cost can be reduced.
[0036]
Furthermore, in the electric pump according to the third aspect of the invention, the return port for the reflux liquid is provided at a position opposite to the suction port to the pump body in the radial direction, and both are located as far as possible from the return port. The present invention has excellent effects such as reducing the influence of the speed of the returning liquid flowing into the suction port on the suction port and allowing stable suction.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view of an electric pump according to the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 3 is a side sectional view of a conventional electric pump.
[Explanation of symbols]
1
10 Pump shaft
30 Motor shaft
61 Return outlet
62 Suction port T Oil tank
Claims (3)
前記モータ軸及びポンプ軸の連結部を囲繞するように前記ブラケットの内部に設けられ、前記ポンプ本体に吸込ませる低圧の作動液体を収容する収容室と、
前記ブラケットに取り付けたタンク筒の内側に、前記ポンプ本体の外側を囲繞するように形成された前記作動液体の収容タンクとを備え、
該収容タンクと前記収容室とは、前記ブラケットに貫通形成された連通孔により連通してあることを特徴とする電動ポンプ。In the electric pump in which the motor shaft of the electric motor attached to one side of the pump main body via a cylindrical bracket is connected to the pump shaft protruding from the pump main body into the bracket,
A storage chamber that is provided inside the bracket so as to surround the coupling portion of the motor shaft and the pump shaft, and stores a low-pressure working liquid that is sucked into the pump body ;
An inside of a tank cylinder attached to the bracket, and a storage tank for the working liquid formed so as to surround the outside of the pump body,
The electric pump characterized in that the storage tank and the storage chamber communicate with each other through a communication hole penetratingly formed in the bracket .
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