JP3907025B2 - Bulk container liner film and container liner - Google Patents

Bulk container liner film and container liner Download PDF

Info

Publication number
JP3907025B2
JP3907025B2 JP06726098A JP6726098A JP3907025B2 JP 3907025 B2 JP3907025 B2 JP 3907025B2 JP 06726098 A JP06726098 A JP 06726098A JP 6726098 A JP6726098 A JP 6726098A JP 3907025 B2 JP3907025 B2 JP 3907025B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
liner
break
polyethylene
tensile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP06726098A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH10329844A (en
Inventor
村 稔 弘 西
上 弘 井
洋一郎 辻
岡 孝 之 平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Prime Polymer Co Ltd
Original Assignee
Prime Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Prime Polymer Co Ltd filed Critical Prime Polymer Co Ltd
Priority to JP06726098A priority Critical patent/JP3907025B2/en
Publication of JPH10329844A publication Critical patent/JPH10329844A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3907025B2 publication Critical patent/JP3907025B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、バルク輸送に用いられるコンテナーに装着されるライナーのためのフィルムに関し、さらに詳しくは、粒状または粉末状の化学物質や合成樹脂、砂糖、穀物などの食品類の運搬、貯蔵の際に用いられる、バルクコンテナーのライナー(内袋)の製造に用いられるフィルムに関する。
【0002】
また本発明は、前記したバルクコンテナーライナー(BCL)に関する。
【0003】
【発明の技術的背景】
バルクコンテナーライナー用フィルムは、通常合成樹脂をインフレーション成形法で円筒形に製造され、コンテナーの形状が一般に直方体なので、そのコンテナーの内形状の寸法に合わせて両端をシールし、袋状にされてライナーとなる。このライナーは、ガゼット折りにより折り畳まれ保存される。このガゼット折りにより、円筒状フィルムに折り目が形成される。折り目は、ガゼット折り目部と呼ばれる。ガゼット折り目部以外のフィルム部は、一般に原反フィルム部と呼ばれる。
【0004】
従来、長さ20フィート(約6.1m)、あるいは40フィート(約12.2m)というような大きなバルクコンテナーのライナー用フィルムとして、たとえば酢酸ビニル含量1〜5%のエチレン・酢酸ビニル共重合体からなる厚み140μm〜200μm程度の単層あるいは多層フィルムが使われて来た。
【0005】
そのバルクコンテナーライナー内に粒状または粉末状の化学物質、砂糖、穀物などの食品類等の被内容物を収容する際、両端の重なり合ったフィルム同士間で通常ヒートシールし、ライナーに封を形成していた。ところが、従来のバルクコンテナーライナー用フィルムでは、ヒートシール部の接着強度が必ずしも十分でないので使用上不安が残るため、その対策としてそのヒートシール部の上に粘着テープを貼着してヒートシール部を補強することが行なわれていた。また、上記のフィルムは、その厚みが140μm程度と厚くライナーの重量が大きくなるため、ライナーのバルクコンテナー内への取付け作業が容易でない。さらに、上記フィルムの融点が90℃位であるため、そのフィルムからなるライナー内に、高温状態の被内容物を、そのままの温度でライナー内に収容することはできず、被内容物の温度をたとえば50℃以下に冷却してから充填作業が行なわれていた。
【0006】
このように、これまでに使われていたバルクコンテナー用のライナー、並びにライナー用のフィルムには使用上の問題点が指摘され改良が望まれていた。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題を解決しようとするものであって、フィルムを薄くしてライナーの重量を軽量化することが可能で、しかも、ヒートシール部の上に粘着テープを貼着しなくても破損しない程度の高いヒートシール強度を示すとともに、被内容物を従来よりも高温状態で充填することができる程度の耐熱性を有するバルクコンテナーライナー用フィルムを提供することを目的としている。
【0008】
本発明の別の目的は、軽量で、ヒートシール部は高い接着強度を有し、かつ高温充填可能なバルクコンテナー用ライナーを提供することにある。
【0009】
【発明の概要】本発明に係るバルクコンテナーライナー用フィルムは、シングルサイトオレフィン重合触媒を用いて調製されたポリエチレン(A)からなるフィルムであり、該ポリエチレン(A)は、(i)密度が0.920〜0.940g/cm3 であり、(ii)メルトフローレート(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg)が0.1〜3.0g/10分であり、(iii) 融点(Tm)が115〜135℃であり、該フィルムをヒートシールした場合に、そのシール部における引張破断点強度(Ts)が2.0〜4.0kg/15mmであり、引張破断点伸度(EL)が、150〜600%であることを特徴としている。
【0010】
また本発明に係るバルクコンテナー用ライナーは、シングルサイトオレフィン重合触媒を用いて調製された前記ポリエチレン(A)からなるインフレーションフィルムを袋状に成形したことを特徴としている。
【0011】
【発明の具体的説明】
次に本発明に係るバルクコンテナーライナー用フィルム及びバルクコンテナー用ライナーについて具体的に説明する。
【0012】
本発明に係るバルクコンテナーライナー用フィルムは、ポリエチレン(A)からなるフィルムである。
(1)ポリエチレン(A)
本発明で用いられるポリエチレン(A)は、シングルサイトオレフィン重合触媒を用いて調製されたエチレン単独重合体、またはシングルサイトオレフィン重合触媒の存在下で、エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとを共重合して得られるエチレン・α- オレフィン共重合体である。このエチレン単独重合体及びエチレン・α- オレフィン共重合体の分子構造は、分岐状であってもよいし、直鎖状であってもよい。
【0013】
エチレンとの共重合に用いられる炭素原子数3〜20のα- オレフィンとしては、具体的には、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1- ペンテン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセンなどが挙げられる。これらの中では、炭素原子数3〜10のα- オレフィン、特に炭素原子数4〜8のα- オレフィンが好ましい。上記のようなα- オレフィンは、単独で、または2種以上組合わせて用いることができる。
【0014】
本発明で用いられるエチレン・α- オレフィン共重合体は、エチレンから導かれる構成単位が50重量%以上100重量%未満、好ましくは75〜99重量%、さらに好ましくは75〜95重量%、特に好ましくは83〜95重量%の量で存在し、炭素原子数3〜20のα- オレフィンから導かれる構成単位が50重量%以下、好ましくは1〜25重量%、さらに好ましくは5〜25重量%、特に好ましくは5〜17重量%の量で存在することが望ましい。
【0015】
ポリエチレン(A)を構成する繰り返し単位またはモノマー成分は、通常10mmφの試料管中で約200mgのポリエチレン(A)の試料を1mlのヘキサクロロブタジエンに均一に溶解させた溶液の13C−NMRスペクトルを、測定温度120℃、測定周波数25.05MHz、スペクトル幅1500Hz、パルス繰返し時間4.2sec.、パルス幅6μsec.の条件下で測定して決定される。
【0016】
本発明で用いられるポリエチレン(A)は、密度(ASTM D 1505)が0.920〜0.940g/cm3 、好ましくは0.922〜0.938g/cm3 、さらに好ましくは0.924〜0.935g/cm3 である。密度が上記範囲にあるポリエチレン(A)を用いると、ヒートシール強度特性に優れたフィルムが得られる。したがって、従来行われているようなヒートシール部の上に、さらに粘着テープを貼着してヒートシール部を補強するという、従来のライナーの製造工程または被内容物を充填する工程の一部は省略することができる。
【0017】
また、このポリエチレン(A)のメルトフローレート(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg)が0.1〜3.0g/10分、好ましくは0.3〜2.0g/10分、さらに好ましくは0.5〜1.0g/10分の範囲にある。メルトフローレートが上記のような範囲にあるポリエチレン(A)は、空冷しながらインフレーション成形法によるフィルム成形性に優れている。すなわち、インフレーション時における樹脂の押出性が良好で、バブルが安定し、肌荒れのないフィルムを高速度で成形することができる。
【0018】
本発明で用いられるポリエチレン(A)は、たとえば、高温で製造した化学物質をライナーに充填するため、融点(Tm)が115〜135℃、好ましくは117〜135℃の範囲である。融点が上記範囲内にあるポリエチレン(A)を用いると、コンテナーの被内容物を従来よりも高温状態で充填することができるバルクコンテナーライナーが得られる。ちなみに、製造直後は高温状態にある被内容物を、従来のように従来のライナーに要求されていたような低温にまで冷却しなくても、即ち、たとえば約80℃程度まで冷却すれば、その状態で被内容物をライナー内に充填することができる。一方、従来のライナーでは被内容物を約50℃まで冷却しなければ充填できなかった。その結果、被内容物の冷却時間を短縮することができ、被内容物のライナー内への充填作業時間が全体として短縮され効率化される。
【0019】
ここにおける融点(Tm)は、示差走査型熱量計(DSC)により測定した吸熱曲線の最大ピーク位置の温度であり、試料約5mgをアルミパンに詰め10℃/分で200℃まで昇温し、200℃で5分間保持したのち20℃/分で室温まで降温し、次いで10℃/分で昇温する際の吸熱曲線より求められる。測定は、パーキンエルマー社製DSC-7 型装置を用いる。
【0020】
さらに、本発明で使用するポリエチレン(A)は、o- ジクロロベンゼンをキャリアーとし、カラム温度140℃のGPCで測定される重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)が1.5〜4.0、特に1.5〜3.5であるものが好ましい。Mw/Mnの値は分子量分布の広がりを示す指標であって、前記の範囲にあるポリエチレン(A)はその分子量分布が狭いことを示しており、耐衝撃性に優れた強靱なフィルムが得られると共に、肌荒れのない、外観の良好なフィルムが得られる。また、低分子量成分が少ないことから、フィルムから低分子量成分がブリードアウトし、ライナーに充填される被内容物を汚染するおそれも小さいし、またフィルム同士がブロッキングするおそれも小さいので、フィルム成形後ライナーとして使用するまでの間良好に保管できるし、被内容物を充填する前に折り畳まれたライナーを膨らます場合にも好都合である。
【0021】
上記のようなポリエチレン(A)は、シングルサイトオレフィン重合触媒たとえばUSP5,459,217号公報、USP5,371,146号公報、特開平6−136196号公報、USP5,464,905号公報等に記載されているメタロセン触媒成分を含む、いわゆるメタロセン系オレフィン重合用触媒の存在下に、あるいはブルックハルト触媒の存在下に、エチレンを単独重合、ないしエチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとを共重合させることによって製造することができる。
【0022】
前記したメタロセン系触媒は、通常、シクロペンタジエニル骨格を有する配位子を少なくとも1個有する周期律表第IVB族の遷移金属化合物からなるメタロセン触媒成分(a)、有機アルミニウムオキシ化合物触媒成分(b)、微粒子状担体(c)、および必要に応じて有機アルミニウム化合物触媒成分(d)及びイオン化イオン性化合物触媒成分(e)から形成される。
【0023】
本発明で好ましく用いられるメタロセン触媒成分(a)としては、シクロペンタジエニル骨格を有する配位子を少なくとも1個有する周期律表第IVB族の遷移金属化合物がある。このような遷移金属化合物としては、たとえば下記の一般式[I]で示される遷移金属化合物が挙げられる。
【0024】
ML1x ・・・ [I]
式中、xは、遷移金属原子Mの原子価である。
Mは、周期律表第IVB族から選ばれる遷移金属原子であり、具体的には、ジルコニウム、チタン、ハフニウムである。中でも、ジルコニウムが好ましい。
【0025】
1 は、遷移金属原子Mに配位する配位子であり、これらのうち、少なくとも1個の配位子L1 は、シクロペンタジエニル骨格を有する配位子である。
上記のような遷移金属原子Mに配位するシクロペンタジエニル骨格を有する配位子L1 としては、具体的には、シクロペンタジエニル基、メチルシクロペンタジエニル基、ジメチルシクロペンタジエニル基、メチルエチルシクロペンタジエニル基、n- ブチルシクロペンタジエニル基等のアルキル置換シクロペンタジエニル基、あるいはインデニル基、4,5,6,7-テトラヒドロインデニル基、フルオレニル基などが挙げられる。これらの基は、ハロゲン原子、トリアルキルシリル基などで置換されていてもよい。
【0026】
上記一般式[I]で表わされる化合物がシクロペンタジエニル骨格を有する基を2個以上含む場合には、そのうち2個のシクロペンタジエニル骨格を有する基同士は、エチレン、プロピレン等のアルキレン基、シリレン基またはジメチルシリレン基、ジフェニルシリレン基、メチルフェニルシリレン基等の置換シリレン基などを介して結合されていてもよい。
【0027】
有機アルミニウムオキシ化合物触媒成分(b)としては、アルミノオキサンが好ましく用いられる。具体的には、式
−Al(R)O− [ただし、Rはアルキル基である]
で表わされる繰り返し単位が通常3〜50程度のメチルアルミノオキサン、エチルアルミノオキサン、メチルエチルアルミノオキサン等が用いられる。これらはベンゼン可溶性であっても不溶性であってもよい。
【0028】
オレフィン重合用触媒の調製で用いられる微粒子状担体(c)は、無機あるいは有機の化合物であって、粒径が通常10〜300μm程度であり、好ましくは20〜200μmの顆粒状ないし微粒子状の固体である。無機担体としては多孔質酸化物が好ましく、具体的にはSiO2 、Al23、MgO、ZrO2 、TiO2 等を例示することができる。
【0029】
オレフィン重合用触媒の調製において必要に応じて用いられる有機アルミニウム化合物触媒成分(d)としては、具体的には、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロリド等のジアルキルアルミニウムハライド、メチルアルミニウムセスキクロリド等のアルキルアルミニウムセスキハライドなどを例示することができる。
【0030】
また、必要に応じて用いられるイオン化イオン性化合物触媒成分(e)としては、たとえばUSP−5,321,106号公報に記載されたトリフェニルボロン、MgCl2 、Al23、SiO2−Al23 等のルイス酸;トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート等のイオン性化合物;ドデカボラン、ビスn-ブチルアンモニウム(1-カルベドデカ)ボレート等のカルボラン化合物が挙げられる。
【0031】
本発明で用いられるポリエチレン(A)は、上記のようなオレフィン重合用触媒の存在下に、気相、またはスラリー状あるいは溶液状の液相で種々の条件下で、エチレンの単独重合、あるいはエチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとを共重合させることにより得ることができる。たとえばスラリー重合法では−50〜100℃、溶液重合法では−50〜500℃、気相重合法では0〜120℃の重合温度で、常圧ないし100kg/cm2 の圧力下で製造することができる。
【0032】
得られた共重合体は、製造条件、特に重合触媒の種類によってその分子構造が直鎖状であったり、あるいは主鎖に短鎖分岐ないし長鎖分岐を有している。
またフィルム成形に際して、他のポリオレフィン、たとえば高圧法低密度ポリエチレン等を適宜配合することができる。特にフィルム押出し成形性を高めるために、また剛性及び強度を高めるために、ポリエチレン(A)80〜100重量%に高圧ラジカル重合法により製造された低密度ポリエチレン20〜0重量%を配合することは効果的である。その高圧法低密度ポリエチレンとしては、密度が0.915〜0.924g/cm3 、MFRが0.1〜2.0g/10分のポリエチレンが好ましい。
【0033】
さらにポリエチレン(A)には、本発明の目的を損なわない範囲で、酸化防止剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、充填剤、スリップ剤等を適宜配合することができる。
【0034】
(2)フィルム及びライナー
本発明に係るバルクコンテナーライナー用フィルムは、前記のポリエチレン(A)からインフレーション成形法によって成形されたフィルムであり、折り畳まれたライナー製造のためにガゼット折りされていることが望ましい。すなわち、ポリエチレン(A)を、圧縮ゾーンの圧縮比が低いスクリューを備え、線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)の成形に好適な一軸押出機を備えたインフレーションフィルム成形機へ供給し、樹脂温度160〜220℃の押出し条件下でサーキュラーダイから押出し、空気圧で膨らませつつ外部から空冷して、連続的に円筒形のバブル状フィルムを成形する。そのバブル状フィルムが一対のピンチロールに挟まれる前に、バブルの左右から一対のガゼッターをバブルに押し付けることでほぼフルガゼット折りされ、その後ピンチロールでフィルムが平板状に畳まれ、引取り機に巻取られる。図1は、ガゼット折りされたライナー用フィルムの概略断面図を示し、インフレーション成形されたフィルム1が、直径方向から中心に向かってガゼット折りされてガゼット折り部2が形成された状況を示している。
【0035】
このガゼット折りされたフィルムは、コンテナーの長さよりも大きい寸法になるよう所定長さに切断され、次いで、両端を密封し、ライナーが成形される。図2は、ライナーの斜視図を示しており、フィルムの長さ方向の両端は、折り畳まれ、フィルムの重なり部分は通常130〜200℃でヒートシールされて互いに接着し、ヒートシール部3となる。ヒートシール部3がフィルムの両端に形成されることによって、円筒状フィルムは、袋状の密封構造となる。更に一方の端部に被内容物を充填するための供給口4、及び被内容物を排出するための排出口5が同様にフィルムにヒートシールされて固定され、ヒートシール部6を形成する。このようにして供給口4及び排出口5が設けられてライナー7が完成する。
【0036】
本発明に係るバルクコンテナーライナー用フィルムの厚みは、使用するバルクコンテナーの大きさ、およびそのライナー内に収容する被内容物の種類、重量等により、使用するフィルムの厚みが適宜決定されるが、通常100〜200μmである。
【0037】
そして、このライナー用フィルムは、ライナーとしての形状に成形され、コンテナーに収容され、その内に被内容物が充填されることから、その使用様態に応じて次の物性を有していることが望ましい。各数値がその範囲にあれば、そのフィルムは、バルクコンテナー用ライナーに求められる機械物性を具備し好都合に使用できる。
(1)ヒートシールした場合に、そのシール部における引張破断点強度(Ts)が2.0〜4.0kg/15mmであり、引張破断点伸度(EL)が、150〜600%であるフィルムが好ましい。
(2)特に、フィルムをガゼット折りした場合に、その原反フィルム部における引張破断点強度(Ts)が、MD方向で4.0〜9.0kg/15mm、TD方向で4.0〜8.0kg/15mmであり、引張破断点伸度(EL)が、MD方向で300〜900%、TD方向で300〜800%であり、ダートインパクト強度が700g以上であり、かつ、
その折り目部における引張破断点強度(Ts)が、MD方向で3.5〜8.5kg/15mm、TD方向で3.5〜8.5kg/15mmであり、引張破断点伸度(EL)が、MD方向で300〜800%、TD方向で300〜800%であり、ダートインパクト強度が650g以上であるフィルムが好ましい。
【0038】
【発明の効果】
本発明に係るバルクコンテナーライナー用フィルムは、上記のように、シングルサイトオレフィン重合触媒を用いて調製され、かつ特定の密度、メルトフローレートおよび融点を有しているポリエチレン(A)で形成されているため、原反フィルム部における引張破断点強度(Ts)およびダートインパクト強度、折り目部における引張破断点強度(Ts)、並びにシール部における引張破断点強度(Ts)等の機械的強度特性に優れている。特にガゼット折り目部の強度が、従来から存在するポリエチレン、あるいはエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルムよりも高い値に維持されている特長がある。
【0039】
したがって、本発明によれば、バルクコンテナーライナー用フィルムの厚みを、従来のバルクコンテナーライナー用フィルムの厚み、たとえば140μmよりも、さらに機械的強度特性が優れている分だけ薄肉化でき、たとえば100〜120μm厚にすることができる。その結果、本発明に係るバルクコンテナーライナーを、従来のバルクコンテナーライナーよりも軽量化することが可能で、軽量化することによってライナーのバルクコンテナー内への取り付け作業性および作業効率が向上する。また、フィルムを薄肉化できた分だけ、使用済みのライナーを廃棄する場合、その廃棄物量が少なくなるというメリットがある。
【0040】
本発明によれば、フィルムの厚みを薄くしてライナー重量を軽量化することが可能になると共に、フィルム間のヒートシール強度が高いので、フィルム同士をヒートシールした箇所の上にわざわざ粘着テープを貼着しなくても、被内容物が充填されたライナーは破損しない程度の強度を有している。また、被内容物を従来の充填温度に比して十分に冷却しなくても、即ち従来よりも高温状態であっても充填することができるバルクコンテナーライナーを提供することができる。
【0041】
また本発明によれば、高い機械強度を有する軽量ライナーが提供され、コンテナーへの取り付け作業が容易であるとともに、被内容物を従来よりも高い温度で充填できることから、ライナーの使い易さを高めることができる。
【0042】
【実施例】
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、実施例に限定されるものではない。
【0043】
なお、実施例および比較例におけるフィルムの物性等の測定は、下記の方法により行なった。
(1)引張破断点強度(Ts)および引張破断点伸度(EL)
ガゼット折りしたフィルムの原反フィルム部および折り目部におけるMD方向とTD方向について、クロスヘッド移動速度一定型引張り試験機(インストロン社製)を用いて引張試験を行なって、それぞれの引張破断点強度(Ts)および引張破断点伸度(EL)を測定した。
[試験条件]
試 料:JIS Z1707に準拠して作製した。
雰囲気温度:23℃
引張り速度:300mm/分
【0044】
(2)シール部における引張破断点強度(Ts)および引張破断点伸度(EL)
ニューロングHS-33Dトップシーラ[商品名、テスター産業(株)製]でフィルムのシール(シール条件:160℃)を行なった後、クロスヘッド移動速度一定型引張試験機(インストロン社製)で引張試験(JIS Z1707)を行なって、引張破断点強度(Ts;シール強度)を測定した。
(3)ダートインパクト強度
ASTM D 1709B法に準じて測定した値をフィルムの厚みで除し、その値をダートインパクト強度(g/mm)とし、ガゼット折りしたフィルムの原反フィルム部および折り目部におけるダートインパクト強度を求めた。
【0045】
【参考例1】
[オレフィン重合用触媒の調製]
250℃で10時間乾燥したシリカ6.3kgを100リットルのトルエン中で懸濁状にした後、0℃まで冷却した。その後、前記懸濁液中へメチルアルミノオキサンのトルエン溶液(Al;0.96モル/リットル)41リットルを1時間かけて滴下した。この際、系内の温度を0℃に保った。引続き0℃で60分間反応させ、次いで、1.5時間かけて95℃まで昇温し、その温度で4時間反応させた。その後60℃まで降温し、上澄液をデカンテーション法により除去した。
【0046】
このようにして得られた固体成分をトルエンで2回洗浄した後、トルエン125リットルで再懸濁化した。この系内へビス(n-ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリドのトルエン溶液(Zr;42.7ミリモル/リットル)15リットルを30℃で30分間かけて滴下し、更に30℃で2時間反応させた。その後、上澄液を除去し、ヘキサンで2回洗浄することにより、1g当り6.2mgのジルコニウムを含有する固体触媒を得た。
【0047】
[予備重合触媒の調製]
14モルのトリイソブチルアルミニウムを含有する300リットルのヘキサンに、上記で得られた固体触媒8.5kgを加え、35℃で7時間エチレンの予備重合を行なうことにより、固体触媒1g当り3gのポリエチレンが予備重合された予備重合触媒を得た。
【0048】
[エチレンの重合]
連続式流動床気相重合装置を用い、上記予備重合触媒の存在下に、エチレンと1-ヘキセンとの共重合を行なった。
【0049】
このようにして得られたポリエチレン(PE−1)は、1-ヘキセン単位含量が9.5重量%であり、密度(ASTM D 1505)が0.930g/cm3 であり、メルトフローレート(ASTM D 1238、190℃、荷重2.16kg)が0.9g/10分であり、DSCで測定した融点(Tm)が129℃であった。また、Mw/Mnは3.5であった。
【0050】
【実施例1】
参考例1で得られたポリエチレンを押出機にてペレット化し、次いで、下記の成形条件で空冷インフレーションフィルム成形装置を用いて成形を行ない、肉厚120μmのフィルムを製造した。
【0051】
[成形条件]
成形機:ドルチ(株)製150mmφインフレーションフィルム成形機
スクリュー:L/D=32
ダイス:1500mmφ(径)、2.5mm(リップ幅)
エアーリング:2ギャップタイプ
成形温度:180℃
引取速度:10m/分
上記のようにして得られたフィルムのフィルム原反部および折り目部における引張破断点強度(Ts)、引張破断点伸度(EL)およびダートインパクト強度を、上記方法に従って測定した。また、このフィルムのシール部における引張破断点強度(Ts)と引張破断点伸度(EL)を、上記方法に従って測定した。
【0052】
その結果を第1表に示す。
【0053】
【比較例1】
現在使用されているエチレン−酢酸ビニル共重合体から製造した厚さ140μmのバルクコンテナーライナー用フィルムのガゼット折りしたフィルムのフィルム原反部および折り目部における引張破断点強度(Ts)、引張破断点伸度(EL)およびダートインパクト強度を、上記方法に従って測定した。また、このフィルムのシール部における引張破断点強度(Ts)と引張破断点伸度(EL)を、上記方法に従って測定した。
【0054】
その結果を第1表に併せて示す。
【0055】
【表1】

Figure 0003907025
【0056】
【実施例2】
実施例1と同様にして得た直径約1530mm、厚さ120μmのインフレーションフィルムをガゼット折りし、折り畳み幅2420mmの平坦フィルムを得た。このフィルムを長さ約8300mmに切断し、両端を折り畳んで、フィルムの重なり部分をヒートシールし、長さ約5900mm、幅約2500mm、高さ約2400mmの直方体となる形状にした。この直方体の一方の端部に被内容物の供給口および排出口をヒートシールによって設けた。
【0057】
このフィルムをコンテナーに収め、圧縮空気を吹き込んでコンテナーの内壁形状に沿った形へと膨らませて直方体形状のライナーとし、その内に約80℃の高純度テレフタール酸を投入したところ、作業効率よく充填することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るバルクコンテナーライナー用フィルムをガゼット折りした時の概略断面図を示す。
【図2】図2は、本発明に係るバルクコンテナーライナーの一実施例の斜視図を示す。
【符号の説明】
1 ・・・ フィルム
2 ・・・ ガゼット折り部
3 ・・・ ヒートシール部
4 ・・・ 供給口
5 ・・・ 排出口
6 ・・・ ヒートシール部
7 ・・・ ライナー[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a film for a liner attached to a container used for bulk transportation, and more particularly, in the transportation and storage of granular or powdered chemical substances, synthetic resins, sugars, grains and other foods. It is related with the film used for manufacture of the liner (inner bag) of a bulk container used.
[0002]
The present invention also relates to the aforementioned bulk container liner (BCL).
[0003]
TECHNICAL BACKGROUND OF THE INVENTION
Films for bulk container liners are usually manufactured in a cylindrical shape by the inflation molding method of synthetic resin, and the shape of the container is generally a rectangular parallelepiped, so both ends are sealed according to the dimensions of the inner shape of the container, made into a bag shape and liner It becomes. This liner is folded and stored by gusset folding. By this gusset folding, a crease is formed in the cylindrical film. The fold is called a gusset fold. The film part other than the gusset crease part is generally called a raw film part.
[0004]
Conventionally, as a liner film for a large bulk container such as 20 feet (about 6.1 m) or 40 feet (about 12.2 m), for example, an ethylene / vinyl acetate copolymer having a vinyl acetate content of 1 to 5%. Single-layer or multi-layer films having a thickness of about 140 μm to 200 μm have been used.
[0005]
When containing contents such as foods such as granular or powdered chemical substances, sugar, grains, etc. in the bulk container liner, it is usually heat-sealed between the overlapping films at both ends to form a seal on the liner It was. However, in conventional bulk container liner films, the adhesive strength of the heat seal part is not always sufficient, so there is still concern over use, so as a countermeasure, stick an adhesive tape on the heat seal part to attach the heat seal part. It was being reinforced. Moreover, since the thickness of the film is as thick as about 140 μm and the weight of the liner is large, it is not easy to attach the liner into the bulk container. Furthermore, since the melting point of the film is about 90 ° C., the content in the high temperature state cannot be accommodated in the liner at the same temperature in the liner made of the film, and the temperature of the content is For example, the filling operation was performed after cooling to 50 ° C. or lower.
[0006]
As described above, problems in use have been pointed out to the bulk container liner and the liner film that have been used so far, and improvement has been desired.
[0007]
OBJECT OF THE INVENTION
The present invention is to solve the problems associated with the prior art as described above, and it is possible to reduce the weight of the liner by thinning the film, and the adhesive tape on the heat seal portion. It is intended to provide a film for bulk container liners that exhibits high heat seal strength that does not break even if it is not attached, and has heat resistance that allows the contents to be filled at a higher temperature than before. It is aimed.
[0008]
Another object of the present invention is to provide a liner for a bulk container that is lightweight, has a heat seal portion with high adhesive strength, and can be filled at a high temperature.
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION A film for a bulk container liner according to the present invention is a film made of polyethylene (A) prepared using a single site olefin polymerization catalyst, and the polyethylene (A) has (i) a density of 0. .920-0.940 g / cmThree (Ii) Melt flow rate (ASTM D 1238, 190 ° C., load 2.16 kg) is 0.1 to 3.0 g / 10 min. (Iii) Melting point (Tm) is 115 to 135 ° C.Yes, when the film is heat-sealed, the tensile strength at break (Ts) at the seal portion is 2.0 to 4.0 kg / 15 mm, and the tensile elongation at break (EL) is 150 to 600%. is thereIt is characterized by that.
[0010]
The bulk container liner according to the present invention is characterized in that an inflation film made of the polyethylene (A) prepared using a single site olefin polymerization catalyst is formed into a bag shape.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the film for a bulk container liner and the liner for a bulk container according to the present invention will be specifically described.
[0012]
The film for a bulk container liner according to the present invention is a film made of polyethylene (A).
(1) Polyethylene (A)
The polyethylene (A) used in the present invention is an ethylene homopolymer prepared using a single-site olefin polymerization catalyst, or ethylene and an α-olefin having 3 to 20 carbon atoms in the presence of a single-site olefin polymerization catalyst. Is an ethylene / α-olefin copolymer obtained by copolymerization of The molecular structure of the ethylene homopolymer and the ethylene / α-olefin copolymer may be branched or linear.
[0013]
Specific examples of the α-olefin having 3 to 20 carbon atoms used for copolymerization with ethylene include propylene, 1-butene, 1-pentene, 1-hexene, 4-methyl-1-pentene, 1- Examples include octene, 1-decene, and 1-dodecene. Among these, α-olefins having 3 to 10 carbon atoms, particularly α-olefins having 4 to 8 carbon atoms are preferable. The α-olefins as described above can be used alone or in combination of two or more.
[0014]
In the ethylene / α-olefin copolymer used in the present invention, the structural unit derived from ethylene is 50 wt% or more and less than 100 wt%, preferably 75 to 99 wt%, more preferably 75 to 95 wt%, particularly preferably. Is present in an amount of 83 to 95% by weight, and the structural unit derived from the α-olefin having 3 to 20 carbon atoms is 50% by weight or less, preferably 1 to 25% by weight, more preferably 5 to 25% by weight, It is particularly desirable that it be present in an amount of 5 to 17% by weight.
[0015]
The repeating unit or monomer component constituting polyethylene (A) is usually a solution of about 200 mg of polyethylene (A) uniformly dissolved in 1 ml of hexachlorobutadiene in a 10 mmφ sample tube.13The C-NMR spectrum is determined by measurement under the conditions of a measurement temperature of 120 ° C., a measurement frequency of 25.05 MHz, a spectrum width of 1500 Hz, a pulse repetition time of 4.2 sec., And a pulse width of 6 μsec.
[0016]
The polyethylene (A) used in the present invention has a density (ASTM D 1505) of 0.920 to 0.940 g / cm.Three , Preferably 0.922 to 0.938 g / cmThreeMore preferably, 0.924-0.935 g / cmThree It is. When polyethylene (A) having a density in the above range is used, a film having excellent heat seal strength characteristics can be obtained. Therefore, a part of the conventional liner manufacturing process or filling the contents, which is to stick the adhesive tape on the heat seal part as conventionally performed to reinforce the heat seal part, Can be omitted.
[0017]
Further, the melt flow rate (ASTM D 1238, 190 ° C., load 2.16 kg) of this polyethylene (A) is 0.1 to 3.0 g / 10 min, preferably 0.3 to 2.0 g / 10 min, more preferably Is in the range of 0.5 to 1.0 g / 10 min. Polyethylene (A) having a melt flow rate in the above range is excellent in film formability by the inflation molding method while being air-cooled. That is, the resin extrudability at the time of inflation is good, the bubbles are stable, and a film without rough skin can be formed at a high speed.
[0018]
The polyethylene (A) used in the present invention has a melting point (Tm) in the range of 115 to 135 ° C, preferably 117 to 135 ° C, for example, in order to fill the liner with a chemical substance produced at a high temperature. When polyethylene (A) having a melting point within the above range is used, a bulk container liner capable of filling the contents of the container at a higher temperature than before can be obtained. By the way, even if the contents in a high temperature state immediately after manufacture are not cooled to a low temperature as required for a conventional liner as in the prior art, that is, if cooled to about 80 ° C., for example, The contents can be filled in the liner in a state. On the other hand, the conventional liner could not be filled without cooling the contents to about 50 ° C. As a result, the cooling time of the contents can be shortened, and the filling operation time of the contents into the liner is shortened as a whole and the efficiency is improved.
[0019]
The melting point (Tm) here is the temperature at the maximum peak position of the endothermic curve measured by a differential scanning calorimeter (DSC), about 5 mg of a sample is packed in an aluminum pan and heated up to 200 ° C. at 10 ° C./min. It is obtained from an endothermic curve when it is held at 200 ° C. for 5 minutes, then cooled to room temperature at 20 ° C./minute, and then heated at 10 ° C./minute. The measurement uses a DSC-7 type apparatus manufactured by PerkinElmer.
[0020]
Furthermore, the polyethylene (A) used in the present invention is a ratio (Mw / Mw) of weight average molecular weight (Mw) and number average molecular weight (Mn) measured by GPC at a column temperature of 140 ° C. using o-dichlorobenzene as a carrier. Mn) is preferably 1.5 to 4.0, particularly 1.5 to 3.5. The value of Mw / Mn is an index showing the spread of molecular weight distribution, and polyethylene (A) in the above range shows that the molecular weight distribution is narrow, and a tough film excellent in impact resistance can be obtained. At the same time, a film having a good appearance with no rough skin can be obtained. In addition, since the low molecular weight component is small, the low molecular weight component bleeds out from the film, and there is little risk of contaminating the contents to be filled in the liner. It can be stored well until it is used as a liner, and it is also convenient when a folded liner is inflated before filling the contents.
[0021]
Polyethylene (A) as described above is described in single site olefin polymerization catalysts such as USP 5,459,217, USP 5,371,146, JP-A-6-136196, USP 5,464,905, and the like. In the presence of a so-called metallocene olefin polymerization catalyst containing a metallocene catalyst component, or in the presence of a Brookhardt catalyst, ethylene is homopolymerized or ethylene and an α-olefin having 3 to 20 carbon atoms are produced. It can be produced by copolymerization.
[0022]
The metallocene-based catalyst is usually a metallocene catalyst component (a) composed of a transition metal compound of Group IVB of the periodic table having at least one ligand having a cyclopentadienyl skeleton, an organoaluminum oxy compound catalyst component ( b), a particulate carrier (c), and optionally an organoaluminum compound catalyst component (d) and an ionized ionic compound catalyst component (e).
[0023]
Examples of the metallocene catalyst component (a) preferably used in the present invention include Group IVB transition metal compounds having at least one ligand having a cyclopentadienyl skeleton. Examples of such a transition metal compound include a transition metal compound represented by the following general formula [I].
[0024]
ML1x ... [I]
In the formula, x is the valence of the transition metal atom M.
M is a transition metal atom selected from Group IVB of the periodic table, and specifically, zirconium, titanium, and hafnium. Of these, zirconium is preferable.
[0025]
L1 Is a ligand coordinated to the transition metal atom M, of which at least one ligand L1Is a ligand having a cyclopentadienyl skeleton.
Ligand L having cyclopentadienyl skeleton coordinated to transition metal atom M as described above1Specifically, alkyl-substituted cyclopenta such as cyclopentadienyl group, methylcyclopentadienyl group, dimethylcyclopentadienyl group, methylethylcyclopentadienyl group, n-butylcyclopentadienyl group, etc. Examples thereof include a dienyl group, an indenyl group, a 4,5,6,7-tetrahydroindenyl group, a fluorenyl group, and the like. These groups may be substituted with a halogen atom, a trialkylsilyl group or the like.
[0026]
When the compound represented by the general formula [I] includes two or more groups having a cyclopentadienyl skeleton, the groups having two cyclopentadienyl skeletons are alkylene groups such as ethylene and propylene. And may be bonded via a substituted silylene group such as a silylene group or a dimethylsilylene group, a diphenylsilylene group, and a methylphenylsilylene group.
[0027]
As the organoaluminum oxy compound catalyst component (b), aluminoxane is preferably used. Specifically, the formula
-Al (R) O- [wherein R is an alkyl group]
In general, methylaluminoxane, ethylaluminoxane, methylethylaluminoxane, or the like having about 3 to 50 repeating units is used. These may be benzene soluble or insoluble.
[0028]
The particulate carrier (c) used in the preparation of the olefin polymerization catalyst is an inorganic or organic compound and has a particle size of usually about 10 to 300 μm, preferably 20 to 200 μm in a granular or particulate solid. It is. The inorganic carrier is preferably a porous oxide, specifically SiO.2, Al2OThree, MgO, ZrO2TiO2 Etc. can be illustrated.
[0029]
Specific examples of the organoaluminum compound catalyst component (d) used as necessary in the preparation of an olefin polymerization catalyst include trialkylaluminums such as trimethylaluminum, triethylaluminum, and triisobutylaluminum, and dialkyls such as dimethylaluminum chloride. Examples thereof include aluminum halides and alkylaluminum sesquihalides such as methylaluminum sesquichloride.
[0030]
Examples of the ionized ionic compound catalyst component (e) used as necessary include triphenylboron and MgCl described in USP-5,321,106.2, Al2OThree, SiO2-Al2OThree Lewis acids such as: ionic compounds such as triphenylcarbenium tetrakis (pentafluorophenyl) borate; carborane compounds such as dodecaborane and bis n-butylammonium (1-carbedodeca) borate.
[0031]
The polyethylene (A) used in the present invention is a homopolymerization of ethylene or ethylene under various conditions in the gas phase or slurry or solution liquid phase in the presence of the olefin polymerization catalyst as described above. And an α-olefin having 3 to 20 carbon atoms can be copolymerized. For example, at a polymerization temperature of −50 to 100 ° C. in a slurry polymerization method, −50 to 500 ° C. in a solution polymerization method, and 0 to 120 ° C. in a gas phase polymerization method, normal pressure to 100 kg / cm2Can be produced under the following pressures.
[0032]
The obtained copolymer has a linear molecular structure or a short chain branch or a long chain branch in the main chain depending on the production conditions, particularly the kind of the polymerization catalyst.
In film forming, other polyolefins such as high-pressure low-density polyethylene can be appropriately blended. In particular, in order to increase the film extrudability and also to increase the rigidity and strength, blending 80 to 100% by weight of polyethylene (A) with 20 to 0% by weight of low density polyethylene produced by the high-pressure radical polymerization method It is effective. The high-pressure low-density polyethylene has a density of 0.915 to 0.924 g / cm.ThreePolyethylene having an MFR of 0.1 to 2.0 g / 10 min is preferable.
[0033]
Furthermore, an antioxidant, a heat stabilizer, a weather stabilizer, an antistatic agent, a filler, a slip agent and the like can be appropriately blended with the polyethylene (A) as long as the object of the present invention is not impaired.
[0034]
(2) Film and liner
The film for a bulk container liner according to the present invention is a film formed from the above-mentioned polyethylene (A) by an inflation molding method, and is preferably gusset-folded for producing a folded liner. That is, polyethylene (A) is supplied to an inflation film molding machine equipped with a screw having a low compression ratio in the compression zone and equipped with a single screw extruder suitable for molding linear low density polyethylene (L-LDPE). A cylindrical bubble-like film is continuously formed by extruding from a circular die under extrusion conditions of 160 to 220 ° C. and air-cooling from the outside while inflating with air pressure. Before the bubble-shaped film is sandwiched between a pair of pinch rolls, the pair of gussets are pressed against the bubble from the left and right sides of the bubble, and the film is folded into a flat plate with a pinch roll. It is wound up. FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a liner film that has been gusset-folded, and shows a state in which an inflation-formed film 1 is gusset-folded from the diameter direction toward the center to form a gusset fold 2. .
[0035]
This gusset-folded film is cut to a predetermined length so as to have a dimension larger than the length of the container, and then both ends are sealed to form a liner. FIG. 2 shows a perspective view of the liner. Both ends in the length direction of the film are folded, and the overlapping portions of the film are usually heat-sealed at 130 to 200 ° C. and bonded to each other to form the heat seal portion 3. . By forming the heat seal portions 3 at both ends of the film, the cylindrical film has a bag-like sealing structure. Further, the supply port 4 for filling the contents at one end and the discharge port 5 for discharging the contents are similarly heat-sealed and fixed to the film to form the heat seal portion 6. In this way, the supply port 4 and the discharge port 5 are provided, and the liner 7 is completed.
[0036]
The thickness of the film for the bulk container liner according to the present invention is appropriately determined depending on the size of the bulk container to be used, the type of contents to be accommodated in the liner, the weight, etc. Usually, it is 100-200 micrometers.
[0037]
And this film for a liner is formed into a shape as a liner, accommodated in a container, and filled with the contents, it may have the following physical properties according to its usage mode desirable. If each numerical value is within the range, the film has the mechanical properties required for a bulk container liner and can be used conveniently.
(1) Film having a tensile breaking strength (Ts) of 2.0 to 4.0 kg / 15 mm and a tensile breaking elongation (EL) of 150 to 600% when heat-sealed. Is preferred.
(2) In particular, when the film is gusset-folded, the tensile strength at break (Ts) in the raw film portion is 4.0 to 9.0 kg / 15 mm in the MD direction and 4.0 to 8.0 in the TD direction. 0 kg / 15 mm, the tensile elongation at break (EL) is 300 to 900% in the MD direction, 300 to 800% in the TD direction, the dart impact strength is 700 g or more, and
The tensile strength at break (Ts) at the fold portion is 3.5 to 8.5 kg / 15 mm in the MD direction and 3.5 to 8.5 kg / 15 mm in the TD direction, and the tensile elongation at break (EL) is EL. A film having 300 to 800% in the MD direction and 300 to 800% in the TD direction and a dart impact strength of 650 g or more is preferable.
[0038]
【The invention's effect】
The bulk container liner film according to the present invention is prepared by using a single-site olefin polymerization catalyst as described above and formed of polyethylene (A) having a specific density, melt flow rate and melting point. Therefore, it has excellent mechanical strength properties such as tensile strength at break (Ts) and dirt impact strength at the original film portion, tensile strength at break (Ts) at the crease portion, and tensile strength (Ts) at the seal portion. ing. In particular, the strength of the gusset crease is maintained at a higher value than that of the existing polyethylene or ethylene-vinyl acetate copolymer film.
[0039]
Therefore, according to the present invention, the thickness of the bulk container liner film can be reduced by a thickness that is further superior to the thickness of the conventional bulk container liner film, for example, 140 μm, for example, 100 to 100 μm. The thickness can be 120 μm. As a result, the bulk container liner according to the present invention can be made lighter than conventional bulk container liners, and the workability and work efficiency of installing the liner into the bulk container are improved by reducing the weight. In addition, when the used liner is discarded as much as the thickness of the film can be reduced, there is an advantage that the amount of waste is reduced.
[0040]
According to the present invention, it is possible to reduce the thickness of the film and reduce the weight of the liner, and since the heat seal strength between the films is high, the adhesive tape is purposely placed on the place where the films are heat sealed. Even without sticking, the liner filled with the contents is strong enough not to break. Further, it is possible to provide a bulk container liner that can be filled even when the contents are not sufficiently cooled as compared with the conventional filling temperature, that is, at a higher temperature than the conventional one.
[0041]
In addition, according to the present invention, a lightweight liner having high mechanical strength is provided, the attachment work to the container is easy, and the contents can be filled at a higher temperature than before, so the ease of use of the liner is increased. be able to.
[0042]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention, this invention is not limited to an Example.
[0043]
In addition, the measurement of the physical property etc. of the film in an Example and a comparative example was performed by the following method.
(1) Tensile strength at break (Ts) and tensile elongation at break (EL)
Tensile tests are performed using a constant crosshead moving speed type tensile tester (manufactured by Instron) in the MD direction and the TD direction in the original film part and the crease part of the gusset-folded film, and the tensile strength at each breaking point. (Ts) and tensile elongation at break (EL) were measured.
[Test conditions]
Sample: Prepared according to JIS Z1707.
Atmospheric temperature: 23 ° C
Pulling speed: 300mm / min
[0044]
(2) Tensile strength at break (Ts) and tensile elongation at break (EL)
After sealing the film with New Long HS-33D Top Sealer (trade name, manufactured by Tester Sangyo Co., Ltd.) (sealing condition: 160 ° C.) A tensile test (JIS Z1707) was performed to measure the tensile strength at break (Ts; seal strength).
(3) Dirt impact strength
The value measured according to the ASTM D 1709B method was divided by the thickness of the film, and the value was defined as the dart impact strength (g / mm), and the dart impact strength at the original film portion and the fold portion of the gusset-folded film was obtained. .
[0045]
[Reference Example 1]
[Preparation of Olefin Polymerization Catalyst]
After 6.3 kg of silica dried at 250 ° C. for 10 hours was suspended in 100 liters of toluene, it was cooled to 0 ° C. Thereafter, 41 liters of a toluene solution of methylaluminoxane (Al; 0.96 mol / liter) was dropped into the suspension over 1 hour. At this time, the temperature in the system was kept at 0 ° C. Subsequently, the mixture was reacted at 0 ° C. for 60 minutes, then heated to 95 ° C. over 1.5 hours and reacted at that temperature for 4 hours. Thereafter, the temperature was lowered to 60 ° C., and the supernatant was removed by a decantation method.
[0046]
The solid component thus obtained was washed twice with toluene and then resuspended in 125 liters of toluene. To this system, 15 liters of a toluene solution of bis (n-butylcyclopentadienyl) zirconium dichloride (Zr; 42.7 mmol / liter) was added dropwise at 30 ° C. over 30 minutes, and further reacted at 30 ° C. for 2 hours. It was. Thereafter, the supernatant was removed and washed twice with hexane to obtain a solid catalyst containing 6.2 mg of zirconium per 1 g.
[0047]
[Preparation of prepolymerization catalyst]
By adding 8.5 kg of the solid catalyst obtained above to 300 liters of hexane containing 14 mol of triisobutylaluminum, and preliminarily polymerizing ethylene at 35 ° C. for 7 hours, 3 g of polyethylene per 1 g of the solid catalyst was obtained. A prepolymerized prepolymerized catalyst was obtained.
[0048]
[Ethylene polymerization]
Using a continuous fluidized bed gas phase polymerization apparatus, copolymerization of ethylene and 1-hexene was performed in the presence of the prepolymerization catalyst.
[0049]
The polyethylene (PE-1) thus obtained has a 1-hexene unit content of 9.5% by weight and a density (ASTM D 1505) of 0.930 g / cm.Three The melt flow rate (ASTM D 1238, 190 ° C., load 2.16 kg) was 0.9 g / 10 min, and the melting point (Tm) measured by DSC was 129 ° C. Moreover, Mw / Mn was 3.5.
[0050]
[Example 1]
The polyethylene obtained in Reference Example 1 was pelletized with an extruder, and then molded using an air-cooled inflation film molding apparatus under the following molding conditions to produce a film having a thickness of 120 μm.
[0051]
[Molding condition]
Molding machine: 150mmφ blown film molding machine manufactured by Dolch
Screw: L / D = 32
Dies: 1500mmφ (diameter), 2.5mm (lip width)
Air ring: 2 gap type
Molding temperature: 180 ° C
Take-off speed: 10m / min
The tensile break strength (Ts), tensile break elongation (EL), and dart impact strength at the film original fabric portion and the fold portion of the film obtained as described above were measured according to the above methods. Moreover, the tensile breaking point strength (Ts) and the tensile breaking point elongation (EL) in the seal part of this film were measured according to the above methods.
[0052]
The results are shown in Table 1.
[0053]
[Comparative Example 1]
Tensile strength at break (Ts) and tensile elongation at break in the original and fold portions of the gusset-folded film of a 140 μm-thick bulk container liner film produced from the ethylene-vinyl acetate copolymer currently used The degree (EL) and the dart impact strength were measured according to the methods described above. Moreover, the tensile breaking point strength (Ts) and the tensile breaking point elongation (EL) in the seal part of this film were measured according to the above methods.
[0054]
The results are also shown in Table 1.
[0055]
[Table 1]
Figure 0003907025
[0056]
[Example 2]
An inflation film having a diameter of about 1530 mm and a thickness of 120 μm obtained in the same manner as in Example 1 was gusset-folded to obtain a flat film having a folding width of 2420 mm. This film was cut to a length of about 8300 mm, both ends were folded, and the overlapping portions of the film were heat sealed to form a rectangular parallelepiped having a length of about 5900 mm, a width of about 2500 mm, and a height of about 2400 mm. The supply port and the discharge port for the contents were provided by heat sealing at one end of the rectangular parallelepiped.
[0057]
When this film is placed in a container and compressed air is blown into a shape that conforms to the shape of the inner wall of the container to form a rectangular parallelepiped liner, high-purity terephthalic acid at approximately 80 ° C is charged into the liner. We were able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view when a bulk container liner film according to the present invention is gusset-folded.
FIG. 2 shows a perspective view of one embodiment of a bulk container liner according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 ... Film
2 ... Gazette folding part
3 ・ ・ ・ Heat seal part
4 ... Supply port
5 ・ ・ ・ Discharge port
6 ・ ・ ・ Heat seal part
7 ・ ・ ・ Liner

Claims (6)

シングルサイトオレフィン重合触媒を用いて調製されたポリエチレン(A)からなるフィルムであり、
該ポリエチレン(A)は、(i)密度が0.920〜0.940g/cm3 であり、(ii)メルトフロレート(ASTM D 1238、190℃、荷重2.16kg)が0.1〜3.0g/10分であり、(iii) 融点(Tm)が115〜135℃であり、
該フィルムをヒートシールした場合に、そのシール部における引張破断点強度(Ts)が2.0〜4.0kg/15mmであり、引張破断点伸度(EL)が、150〜600%であることを特徴とするバルクコンテナーライナー用フィルム。
A film made of polyethylene (A) prepared using a single-site olefin polymerization catalyst,
The polyethylene (A) has (i) a density of 0.920 to 0.940 g / cm 3 , and (ii) a melt flow rate (ASTM D 1238, 190 ° C., load 2.16 kg) of 0.1 to 3 0.0 g / 10 min, (iii) the melting point (Tm) is 115 to 135 ° C. ,
When the film is heat-sealed, the tensile strength at break (Ts) at the seal portion is 2.0 to 4.0 kg / 15 mm, and the tensile elongation at break (EL) is 150 to 600%. A film for bulk container liners.
前記ポリエチレン(A)が、エチレン含量が75〜99重量%、炭素原子数3〜20のα- オレフィン含量が25〜1重量%のエチレン・α- オレフィン共重合体であることを特徴とする請求項1に記載のバルクコンテナーライナー用フィルム。  The polyethylene (A) is an ethylene / α-olefin copolymer having an ethylene content of 75 to 99% by weight and an α-olefin content of 3 to 20 carbon atoms of 25 to 1% by weight. Item 6. A film for a bulk container liner according to Item 1. 前記フィルムが、エチレン・α- オレフィン共重合体80〜100重量%、および高圧法低密度ポリエチレン20〜0重量%からなることを特徴とする請求項1に記載のバルクコンテナーライナー用フィルム。  2. The film for a bulk container liner according to claim 1, wherein the film comprises 80 to 100% by weight of an ethylene / α-olefin copolymer and 20 to 0% by weight of a high-pressure method low density polyethylene. 前記フィルムをガゼット折りした場合に、その原反フィルム部における引張破断点強度(Ts)が、MD方向で4.0〜9.0kg/15mm、TD方向で4.0〜8.0kg/15mmであり、引張破断点伸度(EL)が、MD方向で300〜900%、TD方向で300〜800%であり、ダートインパクト強度が700g/mm以上であり、かつ、その折り目部における引張破断点強度(Ts)が、MD方向で3.5〜8.5kg/15mm、TD方向で3.5〜8.5kg/15mmであり、引張破断点伸度(EL)が、MD方向で300〜800%、TD方向で300〜800%であり、ダートインパクト強度が650g/mm以上であることを特徴とする請求項1に記載のバルクコンテナーライナー用フィルム。  When the film is gusset-folded, the tensile strength at break (Ts) in the original film portion is 4.0 to 9.0 kg / 15 mm in the MD direction and 4.0 to 8.0 kg / 15 mm in the TD direction. Yes, the tensile elongation at break (EL) is 300 to 900% in the MD direction, 300 to 800% in the TD direction, the dart impact strength is 700 g / mm or more, and the tensile breaking point at the fold portion The strength (Ts) is 3.5 to 8.5 kg / 15 mm in the MD direction, 3.5 to 8.5 kg / 15 mm in the TD direction, and the tensile elongation at break (EL) is 300 to 800 in the MD direction. The film for bulk container liners according to claim 1, wherein the film has a dart impact strength of 650 g / mm or more. シングルサイトオレフィン重合触媒を用いて調製されたポリエチレン(A)からなるイ
ンフレーションフィルムを袋状に成形したライナーであって、該ポリエチレン(A)が(i)密度が0.920〜0.940g/cm3 であり、(ii)メルトフローレート(ASTM D−1238、190℃、荷重2.16kg)が0.1〜3.0g/10分であり
、(iii) 融点(Tm)が115〜135℃であり
該フィルムをヒートシールした場合に、そのシール部における引張破断点強度(Ts)が2.0〜4.0kg/15mmであり、引張破断点伸度(EL)が、150〜600%であることを特徴とするバルクコンテナー用ライナー。
A liner in which an inflation film made of polyethylene (A) prepared using a single-site olefin polymerization catalyst is formed into a bag shape, and the polyethylene (A) has a density (i) of 0.920 to 0.940 g / cm. is 3, (ii) a melt flow rate (ASTM D-1238,190 ℃, load 2.16 kg) is 0.1 to 3.0 g / 10 min, (iii) the melting point (Tm) is 115 to 135 ° C. is the
When the film is heat-sealed, the tensile strength at break (Ts) at the seal portion is 2.0 to 4.0 kg / 15 mm, and the tensile elongation at break (EL) is 150 to 600%. A liner for bulk containers.
円筒状のインフレーションフィルムを直径方向から中心に向かってガゼット折りされ、長さ方向両端がシールされた直方体袋状の形状を有し、そして被内容物の供給口および排出口を設けられてなるバルクコンテナー用ライナーであって、該ライナーが、シングルサイトオレフィン重合触媒を用いて調製された、(i)密度が0.920〜0.940g/cm3 であり、(ii)メルトフローレート(ASTM D−1238、190℃、荷重2
.16kg)が0.1〜3.0g/10分であり、(iii) 融点(Tm)が115〜135℃のポリエチレン(A)からなり、
該フィルムをヒートシールした場合に、そのシール部における引張破断点強度(Ts)が2.0〜4.0kg/15mmであり、引張破断点伸度(EL)が、150〜600%であることを特徴とするバルクコンテナー用ライナー。
A cylindrical blown film that has a rectangular parallelepiped bag shape that is gusset-folded from the diameter direction toward the center, sealed at both ends in the length direction, and is provided with a supply port and a discharge port for contents A liner for a container, the liner being prepared using a single site olefin polymerization catalyst, (i) having a density of 0.920 to 0.940 g / cm 3 and (ii) a melt flow rate (ASTM D -1238, 190 ° C, load 2
. 16 kg) is 0.1 to 3.0 g / 10 min, and (iii) a melting point (Tm) of 115 to 135 ° C. polyethylene (A) ,
When the film is heat-sealed, the tensile strength at break (Ts) at the seal portion is 2.0 to 4.0 kg / 15 mm, and the tensile elongation at break (EL) is 150 to 600%. A liner for bulk containers.
JP06726098A 1997-03-31 1998-03-17 Bulk container liner film and container liner Expired - Lifetime JP3907025B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06726098A JP3907025B2 (en) 1997-03-31 1998-03-17 Bulk container liner film and container liner

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-80025 1997-03-31
JP8002597 1997-03-31
JP06726098A JP3907025B2 (en) 1997-03-31 1998-03-17 Bulk container liner film and container liner

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10329844A JPH10329844A (en) 1998-12-15
JP3907025B2 true JP3907025B2 (en) 2007-04-18

Family

ID=26408438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06726098A Expired - Lifetime JP3907025B2 (en) 1997-03-31 1998-03-17 Bulk container liner film and container liner

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3907025B2 (en)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6362975B2 (en) * 2014-09-12 2018-07-25 凸版印刷株式会社 Industrial bag inner bag and industrial bag

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10329844A (en) 1998-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6194533B1 (en) Liner film for bulk container and container liner
JP3375780B2 (en) Polyethylene resin composition for heavy packaging bags and polyethylene resin film for heavy packaging bags comprising the composition
CN100513458C (en) Stretch film
JP4271277B2 (en) Resin composition for sealant of retort film and sealant film
JP4722264B2 (en) Pouch
JP5144573B2 (en) Polypropylene resin composition for medical containers and medical containers
JP4099728B2 (en) Improved propylene copolymer heat seal resin and articles therefrom
EP0945252B1 (en) Laminated film
EP1593696B1 (en) Metallocene-produced polyethylene for glossy plastic containers
WO2005019283A1 (en) Propylene random copolymers and use thereof
JP3425719B2 (en) Ethylene / α-olefin copolymer
JP2007177187A (en) Polyethylene-based film and the use
JP3487728B2 (en) Polyethylene film for packaging
JPH09278953A (en) Resin composition for extrusion laminate molding
JP2004121824A (en) Medical receptacle
JP3365683B2 (en) Ethylene copolymer composition
JP3907025B2 (en) Bulk container liner film and container liner
JP3387992B2 (en) Ethylene copolymer composition
JPH09169359A (en) Polyethylene resin interior container for bag-in-box, storage/transport container using the same, and method of liquid transportation
JP4722263B2 (en) Pouch
JP3365682B2 (en) Ethylene copolymer composition
JPH08244791A (en) Retort container
JP3779597B2 (en) Medical container
JP2004130732A (en) Easily heat-sealable laminate
JP2001172451A (en) Medical vessel for and resin composition for medical vessel

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040607

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060215

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140126

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term