JP3906794B2 - Liquid ejector - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、ディスプレー製造装置、電極形成装置、或いは、バイオチップ製造装置等、液体噴射ヘッドを用いて液体を噴射する液体噴射装置に係り、特に、液体噴射ヘッドのノズル形成面を払拭するワイパブレードを有するワイピング機構を備えた液体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体を液滴の状態で吐出可能な液体噴射ヘッドを有する液体噴射装置としては、例えば、インク滴を吐出して記録紙上に画像等を記録する画像記録装置、液状の電極材を基板上に吐出して電極を形成する電極形成装置、生体試料を吐出してバイオチップを製造するバイオチップ製造装置、或いは、所定量の試料を容器に吐出するマイクロピペットが提案されている。この種の液体噴射装置では、吐出する液体を貯留容器に貯留し、この液体を液体噴射ヘッドに供給して吐出させている。
【0003】
上述の液体噴射ヘッドは、圧力発生室で加圧した液体をノズル開口から液滴として対象物に向けて吐出させるが、吐出した液滴が対象物に着弾した際の飛沫が、ノズル開口が形成された面(以下、ノズル形成面という)に付着して汚れる場合がある。
また、ノズル開口からの吐出の際、対象物に着弾する液滴の他に、その液滴から分離したより微小な液滴(サテライト)が発生することがある。このサテライトは、対象物には到達せずに空気中に漂い、ノズル形成面に付着する場合がある。
【0004】
さらに、ノズル開口の目詰まりを解消すべく、ノズル形成面を封止するキャップ部材によってノズル形成面を封止し、吸引ポンプからの負圧を与えてノズル開口から液体を強制的に吸引・排出処理を行った際にノズル開口付近に液滴が残ってしまう場合がある。
【0005】
このように、液体噴射ヘッドのノズル形成面、特に、ノズル開口周辺が汚れると、液滴の吐出方向が正常な方向からずれたり、ノズルが塞がれて吐出できない等、液滴の吐出に悪影響を及ぼす虞がある。
【0006】
この問題を解消するため、この種の液体噴射装置では、ノズル形成面に付着した汚れの払拭を行うワイピング機構を備えるものがある。このワイピング機構は、例えばゴムやエラストマー等の弾性を有する材料で形成された板状(短冊状)のワイパブレードを具備し、液体噴射装置における液体噴射ヘッドの待機領域であるホームポジション側に配置されている。
【0007】
このワイピング機構は、通常状態では、液体噴射ヘッドに接触しない退避位置に位置しているが、液体噴射ヘッドがホームポジションから駆動領域側に移動する際に、ワイパブレードの上部が液体噴射ヘッドのノズル形成面に接触可能なワイピング位置まで移動(上昇)する。そして、ワイパブレードが液体噴射ヘッドに接触すると、ブレード全体が弓状に撓み、このブレードの先端部がノズル形成面に接触した状態で液体噴射ヘッドが移動することによりノズル形成面が払拭され、このノズル形成面に付着した汚れが取り除かれる。
【0008】
ところで、液体噴射ヘッドのノズル形成面は、完全な平坦ではなく、少なからず凹凸があるため、ワイパブレードの材料として柔らかいもの(弾性率の低いもの)を使用するのが好ましい。つまり、柔らかい(変形しやすい)ワイパブレードを使用すれば、払拭時にワイパブレードがノズル形成面の凹凸形状に倣って変形するので、ノズル形成面をムラなく払拭することが可能となる。
【0009】
しかし、柔らかい材質のワイパブレードは、ノズル形成面に接触したときの反発力が小さく、汚れを確実に払拭するために必要な接触圧が得られないという欠点がある。
一方、ノズル形成面に対する十分な接触圧を得るために、ワイパブレードの材質をより硬いもの(弾性率のより高いもの)にした場合、ワイパブレードがノズル形成面の凹凸形状に倣って変形することができないので、ノズル形成面の凹部の汚れが拭き取れず、払拭ムラが生じてしまう。
【0010】
この問題点を解消するために、上記のワイパブレードを、例えば、弾性率が低い材質と、弾性率が高い材質の2種類の材質によって作成することが考えられる(例えば、特許文献1参照)。
【0011】
即ち、ノズル形成面に接触する部分には、柔らかい材質を用い、その他の部分には、硬い材質を使用することにより、汚れを取り除くのに必要な接触圧を得ながら、ノズル形成面の凹凸形状にも対応でき、ノズル形成面の汚れを取り易くすることが可能となる。
【0012】
【特許文献1】
特開2001−334676号公報(第5頁,第5図等)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ワイパブレードを複数種類の材料で作成するには、二色成型や組み立て工程が必要なため、その分コストや製造効率の面で不利となる問題があった。
【0014】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単且つ低コストで液体噴射ヘッドのノズル形成面に付着した汚れをより効率良く取り除くことが可能な液体噴射装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、ノズルから液滴を噴射する液体噴射ヘッドと、弾性を有し、前記液体噴射ヘッドのノズル形成面に接触して該ノズル形成面を払拭するワイパブレードと、該ワイパブレードを保持するワイパ保持部材と、該ワイパ保持部材を、前記ワイパブレードの上部が前記ノズル形成面に接触可能な位置に移動するワイパ移動機構と、を備えた液体噴射装置において、前記ワイパ保持部材にブレード支持部材を前記ワイパブレードと並べて立設し、前記ブレード支持部材は、前記ワイパブレードに対して、払拭時における前記液体噴射ヘッドの通過方向の先方に配置され、その高さが、払拭時における前記ワイパブレードよりも低く設定され、前記ワイパブレードに対向する面が円弧状に彎曲した彎曲面を有し、払拭時における前記ワイパブレードを前記彎曲面に寄り掛らせた状態で支持するようにしたことを特徴とする。
【0016】
上記構成によれば、比較的柔軟な材質のワイパブレードを使用した場合でも、払拭時におけるワイパブレードをブレード支持部材が支持するので、ノズル形成面に対しての十分な接触圧を得られ、且つ、ノズル形成面との接触部分がノズル形成面の凹凸形状に倣って変形しながら接触するので、ノズル形成面をよりムラ無く払拭することが可能となる。
【0017】
また、ワイパブレードがブレード支持部材の彎曲面全体で支持されるので、払拭時における姿勢が安定し、ノズル形成面の全面に亘って接触圧を一定に保ちながら払拭することができ、ノズル形成面の汚れをより効率よく取り除くことが可能となる。
【0018】
上記構成において、前記ブレード支持部材が、前記ワイパブレードよりも弾性率の大きい素材により形成されていることが好ましい。
【0019】
また、上記構成において、前記ブレード支持部材が、合成樹脂又は金属により形成されていることがより好ましい。
【0020】
そして、上記構成において、前記ブレード支持部材を、前記ワイパ保持部材と一体成型することにより、製造工程を簡素化でき、コストの面で有利である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、液体噴射装置の一種であるインクジェット式プリンタ(以下、単にプリンタという。)を例に挙げる。このプリンタは、ノズル開口から吐出させた液体状のインクを、記録紙(印刷記録媒体の一種)の表面に着弾させることで文字や画像を記録するものであり、画像記録装置の一種でもある。
【0022】
図1に示したプリンタ1は、カートリッジ装着部2を有し、記録ヘッド3(本発明の液体噴射ヘッドの一種)が取り付けられたキャリッジ4を備えている。
記録ヘッド3は、何れも図示しないが、例えば圧電振動子等の圧力発生素子や、共通インク室から圧力室を経てノズル開口に至る一連の流路が形成された流路ユニット等を備え、圧力発生素子を駆動することにより、圧力室内に圧力変動を生じさせ、ノズル開口から圧力室内のインクをインク滴(本発明における液滴)として吐出するように構成されている。
【0023】
そして、記録ヘッド3は、ノズル開口を形成したノズルプレート(即ち、ノズル形成面)が記録紙7と対向するように下向きにキャリッジ4に取り付けられている。なお、圧力発生素子としては、所謂縦振動モードの圧電振動子、所謂撓み振動モードの圧電振動子、又は、発熱することにより気泡を発生させて圧力室内の圧力変動を生じさせる発熱素子等を用いることができる。
【0024】
キャリッジ4のカートリッジ装着部2には、記録ヘッド3にインクを供給するブラックインクカートリッジ5Aおよびカラーインクカートリッジ5Bが着脱可能に装着されている。
そして、キャリッジ4は、ガイドロッド6に軸支されて記録紙7の幅方向(主走査方向)に移動可能に取り付けられている。また、このキャリッジ4には、駆動プーリー8と遊転プーリー9との間に掛け渡したタイミングベルト10が接続されている。そして、この駆動プーリー8はパルスモータ11の回転軸に接合されている。従って、キャリッジ4は、パルスモータ11の作動によって記録紙7の幅方向に移動するようになっている。
【0025】
ガイドロッド6の下方には、このガイドロッド6と平行に紙送りローラ12が配置されている。この紙送りローラ12は、記録紙7の副走査方向への搬送時において、紙送りモータ13からの駆動力によって回転される。
【0026】
キャリッジ4の移動範囲内であって記録領域(駆動領域)よりも外側の端部領域(図1では右側)には、ホームポジションが設定されている。このホームポジション側には、記録ヘッド3のノズル形成面をクリーニングするためのワイピング機構14と、このノズル形成面をキャッピング(封止)可能なキャッピング機構15とが左右隣り合わせて配設されている。
【0027】
次に、キャッピング機構15について説明する。キャッピング機構15は、図2及び図4に示すように、凹状の負圧空部18を有し、ノズル形成面を封止可能なキャップ部材19と、このキャップ部材19を上部に搭載し、斜め上下方向に移動可能なスライド機構20とにより構成されている。
【0028】
キャップ部材19は、平面から見て略矩形状の箱体、詳しくは、上面開放のトレイ状部材であり、その全体が例えばエラストマーなどの弾性素材によって作製されている。このキャップ部材19の底面には、後述する排液チューブに連通される排液口22が形成されている。また、このキャップ部材19の内部には、吸液性・保湿性を有する吸液シート23を配設している。この吸液シート23は、例えばフェルト等によって構成される。
【0029】
スライド機構20は、図3に示すように、上面にキャップ部材19が配設されたスライダ24と、側面にカム面となる長孔25が形成されたホルダ部材26と、これらのスライダ24及びホルダ部材26が取り付けられるフレーム27とから概略構成されている。フレーム27の側面には係合軸30が突設されており、この係合軸30にはアーム部材31の一端が回動可能に取り付けられている。このアーム部材31の他端は、スライダ24に軸支されている。また、スライダ24の側面に突設された支持軸32は、ホルダ部材26の長孔25内に移動可能な状態で挿入されている。この長孔25は、記録領域側(プラテン33側)に近い先端側に低所部が形成され、記録領域から遠い後端部に水平な高所部が形成されている。さらに、これらの低所部と高所部との間に傾斜部が形成されている。そして、この長孔25は、記録領域側が低く、記録領域から離隔する程に上昇するカム面を構成する。
【0030】
スライダ24は、一端が支持軸32に他端がフレーム27に取り付けられたスプリング34(引っ張りバネ)により、斜め下方向に付勢されている。このため、キャリッジ4がホームポジション外に位置する状態において、スライダ24は記録領域側に位置している(図3(a)に示す退避状態)。この退避状態では、支持軸32が長孔25の記録領域側端部に位置しているので、スライダ24に設けたキャップ部材19は、記録ヘッド3のノズル形成面の高さよりも低い退避位置に位置付けられる。
【0031】
一方、スライダ24が記録領域から離隔する方向に移動して、長孔25の反対側端部(便宜上、離隔側端部という。)に位置付けられると、具体的には、スライダ24に一体に設けた当接突片35にキャリッジ4の当接部36が当接した状態で、キャリッジ4がホームポジションに位置付けられると、スライダ24はスプリング34の引っ張り力に抗して移動し、支持軸32側の部分は長孔25に沿って上昇する。また、キャップ部材19は、アーム部材31の回動によって持ち上げられた状態となる。これにより、キャップ部材19が斜め上方に移動してノズル形成面を封止する(図3(b)に示すキャッピング状態)。このキャッピング状態では、ノズル形成面に開設されたノズル開口がキャップ部材19の負圧空部18内に臨み、且つ、キャップ部材19の上端縁とノズル形成面とが密着している。
そして、この状態では、負圧空部18内に吸液シート23が存在するので、この負圧空部18内は高湿状態に保たれる。その結果、記録ヘッド3のノズル開口からのインク溶媒の蒸発が抑制され、インク粘度の上昇が抑制される。
【0032】
ここで、図4に示すように、上記キャップ部材19の排液口には、負圧空部18と排液タンク38とを連通する可撓性を有する排液チューブ39が接続されている。また、排液チューブ39の途中には、ポンプユニット40が配置されており、図5に示すように、排液チューブ39の一部はこのポンプユニット40に支持されている。
【0033】
ポンプユニット40は、排液チューブ39をローラー41で押し潰してしごくことにより、排液チューブ39内の空気やインクを下流側に送る所謂チューブポンプによって構成されている。そして、上述のキャッピング状態でポンプユニット40を作動させると、負圧空部18内が負圧化されるのでノズル開口を通じて記録ヘッド3内のインクを排出することができる。これにより、ノズル開口付近で増粘したインクを強制的に排出でき、インク滴の吐出を良好に維持することができる。
【0034】
そして、キャリッジ4がホームポジションから記録領域側に移動すると、スライダ24は、スプリング34の引っ張り力によって記録領域側に移動する。このとき、スライダ24は、支持軸32側の部分が長孔25に沿って下降し、アーム部材31の戻り回動によって記録領域側の部分も下降する。これにより、キャップ部材19は、記録領域側に向かって斜め下方向に移動し、ノズル形成面よりも下側に位置する。
【0035】
スライダ24と記録領域(プラテン33)との間には、上記したワイピング機構14が設けられる。このワイピング機構14は、ワイパブレード44と、ワイパホルダ(ワイパ保持部材)45と、ワイパ移動機構46とを備える。また、ワイパホルダ45には、ワイパブレード44に隣接した位置にブレード支持部材47が並べて立設されている。
ワイパホルダ45は、ワイパ移動機構46によって水平方向に移動し、記録ヘッド3の移動経路に重なるワイピング位置と、この移動経路から外れた退避位置とに進退可能に構成されている。
【0036】
ワイパブレード44は、例えば、ゴムやエラストマー等の弾性を有する材料で形成された板状部材であり、基端部(下端部)がワイパホルダ45に保持されている。本実施形態におけるワイパブレード44は、例えば、硬度30〜40度の比較的柔軟な(弾性率の低い)エラストマーにより形成されている。なお、ワイパブレード44の材料としては、ゴムやエラストマーに限らず、その他の弾性を有する素材を用いることもできる。
そして、ワイピング位置においては、ワイパブレード44の上端部がノズル形成面に接触可能な高さに位置する。このため、記録ヘッド3のホームポジションから記録領域への移動の際に、ワイパブレード44の上端部がノズル形成面に接触し、ノズル形成面に付着したインクや紙粉等の汚れを払拭するようになっている。
【0037】
ブレード支持部材47は、ワイパブレード44に対して、払拭時における記録ヘッド3の通過方向の先方に配置され、その高さが、上記ワイピング位置においてノズル形成面に接触しない高さ、即ち、払拭時におけるワイパブレード44よりも低く設定され、また、図6に示すように、ワイパブレード44に対向する面、即ち、ホームポジション側の面が円弧状に彎曲して形成された彎曲面Sを有している。この彎曲面Sは、ワイパブレード44が払拭時において撓んだ状態に近い曲率に設定されている。即ち、ブレード支持部材47は、払拭時におけるワイパブレード44を彎曲面Sに寄り掛らせた状態で支持する。
【0038】
本実施形態においては、このブレード支持部材47は、ABS樹脂等の合成樹脂により、ワイパホルダ45と一体成型されている。これにより、比較的容易に、且つ低コストでブレード支持部材47を具備することができる。なお、コストの面で問題がなければ、ブレード支持部材47とワイパホルダ45を個別に成型した後に組み付けるようにしてもよい。
【0039】
次に、ワイピング機構14による払拭動作について図7を用いて説明する。
図7(a)に示すように、記録ヘッド3(キャリッジ4)がホームポジション側から記録領域側に向けて移動する際、ワイパ移動機構46(図2参照)によって、ワイパホルダ45が、ワイパブレード44の上端部が記録ヘッド3に接触可能なワイピング位置に位置付けられる。
そして、記録ヘッド3が、ワイパブレード44に接触した状態で記録領域側に進行すると、ワイパブレード44は、ブレード支持部材47側に向けて徐々に撓んでゆく。
【0040】
上述のように、ワイパブレード44は、比較的柔軟な素材で形成されているため、ブレード支持部材47によって支持されていない状態では反発力が小さく、記録ヘッド3の側面に付着した汚れをノズル形成面側に引きずってノズル形成面を汚す虞が少ない。
【0041】
記録ヘッド3がワイピング機構14の上方に到達すると、ワイパブレード44は、ブレード支持部材47に寄り掛った状態で、上端部を記録ヘッド3のノズル形成面に接触(摺動)させてこのノズル形成面を払拭する(図7(b)に示す状態)。
これにより、ノズル形成面の汚れを払拭するのに十分な接触圧が得られつつ、ワイパブレード44のノズル形成面との接触部分が、ノズル形成面の凹凸形状に倣って変形しながら接触するので、ノズル形成面をムラ無く払拭することが可能となる。
また、ワイパブレード44は、ブレード支持部材47の彎曲面S全体で支持されるので、払拭時における姿勢が安定し、ノズル形成面の全面に亘って接触圧を一定に保ちながら払拭することができ、ノズル形成面の汚れをより効率よく取り除くことが可能となる。
【0042】
そして、図7(c)に示すように、記録ヘッド3が記録領域側にさらに進行すると、ワイパブレード44とノズル形成面との接触状態が開放される。このとき、例えば、ワイパブレード44として硬度が高い(弾性率の高い)ものを使用した場合、撓んだ状態から勢いよく元の直立状態へと戻ろうとするため、拭き取ったインクを弾き飛ばし、装置内を汚してしまう虞がある。
しかしながら、本実施形態では、より柔軟な材質で形成されたワイパブレード44を使用しているため、撓んだ状態から比較的穏やかに元の直立した状態へと復帰する。これにより、拭き取ったインク等を弾き飛ばし難く、装置内を汚染する虞が少ない。
【0043】
以上のようにして、記録ヘッド3がホームポジションから記録領域側に移動する際に、ノズル形成面に付着したインクや紙粉等がワイピング機構14によって払拭される。
【0044】
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
上述では、ワイピング機構14とキャッピング機構15に関し、それぞれを別個独立の機構としたが、ワイピング機構14とキャッピング機構15を一体とする場合にも本発明を適用することができる。具体的には、スライド機構20上にワイパブレード44とブレード支持部材47を設けることもできる。この場合、スライダ24がワイパ保持部材として機能し、スライド機構20がワイパ移動機構として機能することになる。
【0045】
ブレード支持部材47に関し、彎曲面Sを有するものであれば、他の構成であってもよい。例えば、図8に示すように、ブレード支持部材47を金属製のワイヤでフレーム状に構成するようにしてもよい。この場合、ワイヤで区画される仮想面が彎曲面Sとして機能する。
また、例えば、図9に示すように、ブレード支持部材47が、合成樹脂又は金属製の板材であってもよい。このブレード支持部材47についても、ワイパブレード44に対向する面が円弧状に彎曲した彎曲面Sを有している。なお、図8と図9では、ワイパブレード44の図示は省略している。
【0046】
また、ブレード支持部材47は、多少撓むものでもよいし、殆ど撓まないものでもよい。ただし、ブレード支持部材47は、ワイパブレード44よりも弾性率の大きい材質により形成されていることが好ましい。要は、ノズル形成面の汚れを払拭するのに十分な接触圧が得られる程度にワイパブレード44を支持できるものであればよい。
【0047】
また、上記実施形態では、記録ヘッド3がホームポジションから記録領域側に移動する場合にワイピングする例を示したが、記録ヘッド3が記録領域側からホームポジション側へ移動する場合にもワイピングを行うようにしても良い。この場合、さらにもう一つのブレード支持部材47を、ワイパブレード44を挟んで反対側に、彎曲面Sをワイパブレード44側に向けた状態で配設すればよい。
【0048】
また、以上では、液体噴射装置の一種であるインクジェット式プリンタを例に挙げて説明したが、本発明は他の液体噴射装置にも適用することができる。例えば、液晶ディスプレー等のカラーフィルタを製造するディスプレー製造装置,有機EL(Electro Luminescence)ディスプレーやFED(面発光ディスプレー)等の電極を形成する電極製造装置,バイオチップ(生物化学素子)を製造するチップ製造装置,極く少量の試料溶液を正確な量供給するマイクロピペットにも適用することができる。そして、ディスプレー製造装置では、色材噴射ヘッドからR(Red)・G(Green)・B(Blue)の各色材の溶液を吐出する。また、電極製造装置では、電極材噴射ヘッドから液状の電極材料を吐出する。チップ製造装置では、生体有機物噴射ヘッドから生体有機物の溶液を吐出する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プリンタの構成を説明する斜視図である。
【図2】 ワイピング機構およびキャッピング機構の平面図である。
【図3】 ワイピング機構およびキャッピング機構の状態を説明する図であり、(a)は両機構の退避状態を説明する図、(b)はワイピング機構のワイピング位置、キャッピング機構のキャッピング状態を説明する図である。
【図4】 ワイピング機構およびキャッピング機構の模式図である。
【図5】 ポンプユニットの構造を説明する図である。
【図6】 ブレード支持部材の外観を示す斜視図である。
【図7】 ワイピング機構の動作を説明する図であり、(a)は払拭開始時、(b)は払拭中、(c)は払拭終了時を示している。
【図8】 ブレード支持部材をワイヤでフレーム状に構成した場合の外観を示す斜視図である。
【図9】 ブレード支持部材を板材で構成した場合の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…インクジェット式プリンタ,2…カートリッジ装着部,3…記録ヘッド,4…キャリッジ,5…インクカートリッジ,6…ガイドロッド,7…記録紙,8…駆動プーリー,9…遊転プーリー,10…タイミングベルト,11…パルスモータ,12…紙送りローラ,13…紙送りモータ,14…ワイピング機構,15…キャッピング機構,18…負圧空部,19…キャップ部材,20…スライド機構,22…排液口,23…吸液シート,24…スライダ,25…長孔,26…ホルダ部材,27…フレーム,30…係合軸,31…アーム部材,32…支持軸,33…プラテン,34…スプリング,35…当接突片,36…当接部,38…排液タンク,39…排液チューブ,40…ポンプユニット,41…ローラ,44…ワイパブレード,45…ワイパホルダ,46…ワイパ移動機構,47…ブレード支持部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid ejecting apparatus that ejects liquid using a liquid ejecting head, such as a printer, a display manufacturing apparatus, an electrode forming apparatus, or a biochip manufacturing apparatus, and in particular, wipes a nozzle forming surface of the liquid ejecting head. The present invention relates to a liquid ejecting apparatus including a wiping mechanism having a wiper blade.
[0002]
[Prior art]
Examples of a liquid ejecting apparatus having a liquid ejecting head capable of ejecting liquid in the form of droplets include an image recording apparatus that ejects ink droplets to record an image on recording paper, and ejects a liquid electrode material onto a substrate. An electrode forming apparatus for forming an electrode, a biochip manufacturing apparatus for manufacturing a biochip by discharging a biological sample, or a micropipette for discharging a predetermined amount of a sample to a container has been proposed. In this type of liquid ejecting apparatus, the liquid to be ejected is stored in a storage container, and this liquid is supplied to the liquid ejecting head to be ejected.
[0003]
The above-described liquid ejecting head discharges the liquid pressurized in the pressure generating chamber as a droplet from the nozzle opening toward the object, but the nozzle opening forms a droplet when the discharged droplet hits the object. In some cases, the surface adheres to the surface (hereinafter referred to as the nozzle formation surface) and becomes dirty.
In addition, when discharging from the nozzle opening, in addition to the droplets that land on the object, smaller droplets (satellite) separated from the droplets may be generated. This satellite does not reach the object but drifts in the air and may adhere to the nozzle forming surface.
[0004]
Furthermore, in order to eliminate clogging of the nozzle opening, the nozzle forming surface is sealed with a cap member that seals the nozzle forming surface, and a negative pressure is applied from the suction pump to forcibly suck and discharge liquid from the nozzle opening. When processing is performed, droplets may remain in the vicinity of the nozzle opening.
[0005]
As described above, when the nozzle forming surface of the liquid jet head, particularly around the nozzle opening, becomes dirty, the droplet discharge direction deviates from the normal direction, or the nozzle is blocked and cannot be discharged. There is a risk of affecting.
[0006]
In order to solve this problem, some liquid ejecting apparatuses of this type include a wiping mechanism that wipes off dirt adhering to the nozzle formation surface. The wiping mechanism includes a plate-like (strip-like) wiper blade formed of an elastic material such as rubber or elastomer, and is disposed on the home position side which is a standby area of the liquid ejecting head in the liquid ejecting apparatus. ing.
[0007]
In the normal state, this wiping mechanism is located at a retracted position where it does not contact the liquid ejecting head. However, when the liquid ejecting head moves from the home position to the drive region side, the upper part of the wiper blade is the nozzle of the liquid ejecting head. It moves (rises) to a wiping position where it can contact the forming surface. When the wiper blade comes into contact with the liquid ejecting head, the entire blade bends in a bow shape, and the nozzle forming surface is wiped by moving the liquid ejecting head with the tip of the blade being in contact with the nozzle forming surface. Dirt adhered to the nozzle forming surface is removed.
[0008]
By the way, since the nozzle forming surface of the liquid jet head is not completely flat and has a lot of irregularities, it is preferable to use a soft material (low elastic modulus) as the material of the wiper blade. In other words, if a soft (easy to deform) wiper blade is used, the wiper blade deforms following the uneven shape of the nozzle forming surface during wiping, so that the nozzle forming surface can be wiped evenly.
[0009]
However, the wiper blade made of a soft material has a drawback that a repulsive force when contacting the nozzle forming surface is small, and a contact pressure necessary for reliably wiping off dirt cannot be obtained.
On the other hand, if the wiper blade is made of a harder material (having a higher elastic modulus) in order to obtain sufficient contact pressure on the nozzle formation surface, the wiper blade will be deformed following the irregular shape of the nozzle formation surface. Therefore, the dirt on the concave portion of the nozzle forming surface cannot be wiped off, resulting in uneven wiping.
[0010]
In order to solve this problem, it is conceivable that the wiper blade is made of, for example, two kinds of materials, a material having a low elastic modulus and a material having a high elastic modulus (for example, see Patent Document 1).
[0011]
That is, by using a soft material for the part that contacts the nozzle forming surface and using a hard material for the other parts, the uneven shape of the nozzle forming surface is obtained while obtaining the contact pressure necessary to remove dirt. It is possible to make it easy to remove dirt on the nozzle forming surface.
[0012]
[Patent Document 1]
JP 2001-334676 A (5th page, FIG. 5 etc.)
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
However, in order to create a wiper blade with a plurality of types of materials, two-color molding and an assembling process are required, and there is a problem in that it is disadvantageous in terms of cost and manufacturing efficiency.
[0014]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a liquid ejecting apparatus capable of more efficiently removing dirt adhered to the nozzle forming surface of the liquid ejecting head at a low cost. It is to provide.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been proposed in order to achieve the above-described object, and has a liquid ejecting head that ejects liquid droplets from a nozzle, and has elasticity, and is formed in contact with the nozzle forming surface of the liquid ejecting head. A wiper blade for wiping the surface, a wiper holding member for holding the wiper blade, and a wiper moving mechanism for moving the wiper holding member to a position where the upper portion of the wiper blade can contact the nozzle forming surface. In the liquid ejecting apparatus, a blade support member is erected side by side with the wiper blade on the wiper holding member, and the blade support member is located in front of the wiper blade in the passing direction of the liquid ejecting head during wiping. And the height is set lower than that of the wiper blade at the time of wiping, and the surface facing the wiper blade is curved in an arc shape. It has been curved surface, characterized in that the wiper blade during wiping and adapted to support in a state of leaning to the curved surface.
[0016]
According to the above configuration, even when a wiper blade made of a relatively soft material is used, since the blade support member supports the wiper blade at the time of wiping, a sufficient contact pressure with respect to the nozzle forming surface can be obtained, and Since the contact portion with the nozzle forming surface contacts the nozzle forming surface while deforming following the uneven shape of the nozzle forming surface, the nozzle forming surface can be wiped more uniformly.
[0017]
In addition, since the wiper blade is supported by the entire curved surface of the blade support member, the posture at the time of wiping is stable, and the wiping can be performed while keeping the contact pressure constant over the entire surface of the nozzle forming surface. It is possible to more efficiently remove the dirt.
[0018]
The said structure WHEREIN: It is preferable that the said blade support member is formed with the raw material with a larger elastic modulus than the said wiper blade.
[0019]
In the above configuration, it is more preferable that the blade support member is made of synthetic resin or metal.
[0020]
And in the said structure, a manufacturing process can be simplified and it is advantageous in terms of cost by integrally molding the said blade support member with the said wiper holding member.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following description, an ink jet printer (hereinafter simply referred to as a printer), which is a kind of liquid ejecting apparatus, is taken as an example. This printer records characters and images by landing liquid ink ejected from nozzle openings on the surface of recording paper (a type of print recording medium), and is also a type of image recording apparatus.
[0022]
The
Although not shown, the
[0023]
The
[0024]
A
The
[0025]
A paper feed roller 12 is disposed below the
[0026]
A home position is set in an end area (right side in FIG. 1) that is within the moving range of the
[0027]
Next, the
[0028]
The
[0029]
As shown in FIG. 3, the
[0030]
The
[0031]
On the other hand, when the
And in this state, since the
[0032]
Here, as shown in FIG. 4, a
[0033]
The
[0034]
When the
[0035]
The
The
[0036]
The
In the wiping position, the upper end portion of the
[0037]
The
[0038]
In the present embodiment, the
[0039]
Next, the wiping operation by the
As shown in FIG. 7A, when the recording head 3 (carriage 4) moves from the home position side toward the recording area side, the
When the
[0040]
As described above, since the
[0041]
When the
As a result, a contact pressure sufficient to wipe off the dirt on the nozzle forming surface is obtained, and the contact portion of the
Further, since the
[0042]
Then, as shown in FIG. 7C, when the
However, in this embodiment, since the
[0043]
As described above, when the
[0044]
By the way, the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made based on the description of the scope of claims.
In the above description, each of the
[0045]
The
Further, for example, as shown in FIG. 9, the
[0046]
Further, the
[0047]
In the above-described embodiment, an example in which wiping is performed when the
[0048]
In the above, an ink jet printer which is a kind of liquid ejecting apparatus has been described as an example, but the present invention can also be applied to other liquid ejecting apparatuses. For example, a display manufacturing apparatus that manufactures color filters such as liquid crystal displays, an electrode manufacturing apparatus that forms electrodes such as organic EL (Electro Luminescence) displays and FEDs (surface emitting displays), and chips that manufacture biochips (biochemical elements) The present invention can also be applied to a manufacturing apparatus and a micropipette that supplies an accurate amount of a very small amount of sample solution. In the display manufacturing apparatus, a solution of each color material of R (Red), G (Green), and B (Blue) is discharged from the color material ejecting head. Moreover, in an electrode manufacturing apparatus, a liquid electrode material is discharged from an electrode material ejection head. In the chip manufacturing apparatus, a bioorganic solution is discharged from a bioorganic ejecting head.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view illustrating a configuration of a printer.
FIG. 2 is a plan view of a wiping mechanism and a capping mechanism.
FIGS. 3A and 3B are diagrams illustrating states of the wiping mechanism and the capping mechanism, wherein FIG. 3A illustrates a retracted state of both mechanisms, and FIG. 3B illustrates a wiping position of the wiping mechanism and a capping state of the capping mechanism; FIG.
FIG. 4 is a schematic diagram of a wiping mechanism and a capping mechanism.
FIG. 5 is a diagram illustrating the structure of a pump unit.
FIG. 6 is a perspective view showing an external appearance of a blade support member.
FIGS. 7A and 7B are diagrams for explaining the operation of the wiping mechanism, where FIG. 7A shows the start of wiping, FIG. 7B shows the state during wiping, and FIG.
FIG. 8 is a perspective view showing an external appearance when a blade support member is configured in a frame shape with wires.
FIG. 9 is a perspective view showing an external appearance when a blade support member is made of a plate material.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
弾性を有し、前記液体噴射ヘッドのノズル形成面に接触して該ノズル形成面を払拭するワイパブレードと、
該ワイパブレードを保持するワイパ保持部材と、
該ワイパ保持部材を、前記ワイパブレードの上部が前記ノズル形成面に接触可能な位置に移動するワイパ移動機構と、
を備えた液体噴射装置において、
前記ワイパ保持部材にブレード支持部材を前記ワイパブレードと並べて立設し、
前記ブレード支持部材は、
前記ワイパブレードに対して、払拭時における前記液体噴射ヘッドの通過方向の先方に配置され、
その高さが、払拭時における前記ワイパブレードよりも低く設定され、
前記ワイパブレードに対向する面が円弧状に彎曲した彎曲面を有し、
払拭時における前記ワイパブレードを前記彎曲面に寄り掛らせた状態で支持するようにしたことを特徴とする液体噴射装置。A liquid ejecting head that ejects liquid droplets from a nozzle;
A wiper blade that has elasticity and wipes the nozzle forming surface in contact with the nozzle forming surface of the liquid jet head;
A wiper holding member for holding the wiper blade;
A wiper moving mechanism for moving the wiper holding member to a position where an upper part of the wiper blade can contact the nozzle forming surface;
In a liquid ejecting apparatus comprising:
A blade support member is erected side by side with the wiper blade on the wiper holding member,
The blade support member is
With respect to the wiper blade, the wiper blade is disposed at the front of the liquid ejecting head during wiping,
Its height is set lower than the wiper blade at the time of wiping,
The surface facing the wiper blade has a curved surface curved in an arc shape,
A liquid ejecting apparatus, wherein the wiper blade at the time of wiping is supported in a state of leaning against the curved surface.
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