JP3905827B2

JP3905827B2 - Outlet

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Publication number: JP3905827B2
Application number: JP2002359437A
Authority: JP
Inventors: 正明高橋; 和彦箕輪; 和次林; 多希弘松本
Original assignee: トチセン化成工業株式会社; アジア原紙株式会社
Priority date: 2002-12-11
Filing date: 2002-12-11
Publication date: 2007-04-18
Anticipated expiration: 2022-12-11
Also published as: JP2004189276A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は可撓性の液体包装容器に取り付けて容器内の液体をポンプで外に取り出すための注出口に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、成型注出口を取り付けた液体包装容器に関して、通路部材を備えた注出口が知られている。（例えば特許文献１参照）
【０００３】
【特許文献１】
特許第３１７７０５５号
【０００４】
上記特許文献１（特許第３１７７０５５号）に記載された通路部材を備えた注出口について、図６乃至図９を参照して説明する。図６は注出口を備えたバッグインボックス（以下ＢＩＢという）の概略断面を示すもので、（ａ）は内容物を満たした状態を、（ｂ）はその内容物を吸い出した状態を示している。図７はそのＢＩＢの概略斜視図である。図６、図７において、全体を参照符号１０１で示すＢＩＢは、外容器を構成するカートン１０２と、その内部に収容された、例えばプラスチックのシートからなる可撓性の内袋１０３を有しており、その内袋１０３内にインキ等の液体である内容物１０４が収容されている。カートン１０２は、平坦な矩形状の六つの面、即ち４側面１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄと２端面１０２ｅ、１０２ｆを有する直方体形状のものである。
【０００５】
内袋１０３はカートン１０２の内面に対して一部が貼り付けられ、動かないように拘束されている。内袋１０３のカートン１０２に対して貼り付けられ拘束される部分は、カートン１０２の隣接した二つの側面１０２ｂ、１０２ｃに対向する領域である。ただし、その場合、側面１０２ｂ、１０２ｃの全面に内袋１０３を貼り付ける必要はなく、この例では斜線１０６で示す位置が貼り付け位置である。内袋１０３の、カートン１０２の他の面１０２ａ、１０２ｄ、１０２ｅ、１０２ｆに対向する領域は、カートン１０２の内面に貼り付けられていない。
【０００６】
カートン１０２の、内袋１０３を貼り付けた二つの側面１０２ｂ、１０２ｃのうち、一方の側面１０２ｂには、内袋１０３に連通した注出口１０８が取り付けられ、キャップ１０９で閉じられている。この注出口１０８の取付位置は、内袋１０３を貼り付けた二つの側面１０２ｂ、１０２ｃが交わる稜線の近傍で且つ下端に近接した位置としている。
【０００７】
注出口１０８は、図８、図９に示すように、外周にねじ山１１１ａを有し且つ内側に貫通した穴１１１ｂを有する筒状部１１１と、その筒状部１１１の外周に形成された内袋取付用のフランジ１１２とを有している。この筒状部１１１の形状は、このＢＩＢ１０１を取り付ける対象である印刷機等の使用機械側に設けているコネクタ（図示せず）を連結するのに適した形状に作られている。なお、筒状部１１１には、肉厚を薄くして成形を容易にするため、環状の溝１１１ｃが形成されているが、場合によっては溝１１１ｃを形成しなくてもよい。注出口１０８は更に、貫通した穴１１１ｂを取り囲むように且つフランジ１１２を越えて内袋１０３の内方に延びるように形成された円筒部１１３を有しており、その円筒部１１３の側面には、液体を通過させるための溝状の通路１１４が複数個、形成されている。この通路１１４を備えた円筒部１１３を設けたことにより、内容物取り出し時において、内袋１０３の可動部分が注出口１０８のところに接近してきても、その内袋１０３を円筒部１１３の先端で支持することができ、このため、通路１１４を通って穴１１１ｂに到る内容物の流れを確保できる。
【０００８】
注出口１０８のフランジ１１２には、細長い通路部材１１５が一体に且つ放射方向に設けられている。この通路部材１１５は、フランジ１１２の延長面上に設けられた第一平板部１１５ａと、そのほぼ中央に直角に設けられたリブ１１５ｂと、その先端に第一平板部１１５ａに対して平行に設けられた第二平板部１１５ｃとを有する、略Ｈ型断面のものであり、第一平板部１１５ａと第二平板部１１５ｃの間に、内袋１０３内から筒状部１１１の穴１１１ｂに向かう通路が形成されている。かくして、図６（ａ），（ｂ）に示すように、注出口１０８の筒状部１１１をカートン１０２の側面１０２ｂに形成している穴から突き出し、フランジ１１２をカートン１０２内面に貼り付けられている内袋１０３の内面に接着することにより、注出口１０８を取り付けた時、同時にその通路部材１１５を内袋１０３の内面に沿って位置させることができる。注出口１０８には、更に通路部材１１５から穴１１１ｂに向かう通路を確保するため、間隔をあけた突起１１６も形成されている。
【０００９】
フランジ１１２の延長面上に位置するようにフランジ１１２に一体に連結された細長い通路部材１１５は、注出口１０８に内袋１０３内の液体を導く通路を備えており、通路部材１１５が常に注出口１０８の液体取り出し用の穴１１１ｂに対する一定の位置に保たれているので、その注出口１０８から内袋１０３内の内容物を吸引し、それに連れて内袋１０３の一部が図６（ｂ）に二点鎖線１２２ａ、１２２ｂ、１２２ｃ等で示すように変形してゆき、通路部材１１５のところに移動してきた時に、通路部材１１５でその袋を支持して、内袋１０３内の液体を筒状部１１１の穴１１１ｂに導く通路を確保でき、内袋１０３内の内容物を良好に取り出し、残量を少なくできる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、可撓性の袋に取付けられる注出口は、この袋を取付ける対象である印刷機等の使用機械と連結するのに適した位置に設けられている。そのため、共通した可撓性の袋を使用しても、袋の底の部分に注出口を設ける場合と、袋の中央部分に注出口設ける場合と、袋の上部に注出口を設ける場合と、袋の右側又は左側に注出口を設ける場合があり、注出口に連結する通路部材の取り付け位置や通路部材の取り付け数がまちまちである。又、可撓性の袋に通路部材を使用せず注出口のみ設ける場合がある。
【００１１】
そのため、通路部材を使用しない注出口や、通路部材を一体に取り付ける位置や数を異ならせた注出口等、複数種類の注出口を使用しているが、在庫の管理が煩雑であるばかりでなく、複数種類の注出口を夫々成型する金型が必要であり、多額の金型製作費用がかさむため、注出口の改善が望まれている。
【００１２】
本発明は、可撓性の袋に取付けられる注出口として、通路部材を使用しない注出口として使用でき、また、通路部材の取付け位置の変更や通路部材の取付け数の変更が容易な注出口を提供するものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の注出口は、可撓性の袋に取り付け、袋内の液体を外に取出すのに使用する注出口であって、袋の内外に通じるよう貫通した穴を有する筒状部の外周に設けられ袋に接合するフランジで形成された注出口本体と、前記本体とは別個に構成され、前記筒状部の穴に袋内の液体を導く通路を形成した通路部材とからなり、前記注出口本体に複数の第１係合部を設け、通路部材には前記第１係合部と係合する第２係合部を設けるとともに、前記注出口本体に設けた複数の第１係合部は、筒状部の回りに所定の角度を保って設けられていることを特徴とする注出口である。
【００１４】
また、請求項２記載の注出口は、請求項１に記載した注出口において、注出口の中心からの通路部材の端部までの長さを、注出口の中心から通路の延設方向における袋の端部までの長さの２０〜９０％としたものである。
【００１７】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る注出口の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図１は本発明の第１実施の形態の注出口の平面図、図２は図１のＡ−Ａ線での断面図、図３（ａ）は図１の注出口本体の平面図、図３（ｂ）は図３（ａ）のＢ−Ｂ線での断面図、図４（ａ）は図１の通路部材の平面図、図４（ｂ）は図４（ａ）のＣ−Ｃ線での断面図、図５は本発明の第２実施の形態の注出口の平面図である。
【００１８】
図１，図２において、バッグインボックス（以下ＢＩＢという）のカートン２内に収容される、例えばプラスチックのシートやチューブで形成される可撓性の袋３内には、インキ等の液体である内容物が収容されている。この袋３には、袋３の内部に連通した注出口８が取り付けられ、キャップ９で閉じられている。注出口８、キャップ９はいずれもプラスチックの成型品である。
【００１９】
第１実施の形態に係る注出口８を形成する注出口本体１０は、図３（ａ），（ｂ）に示すように、外周にねじ山１１ａを有し且つ内側に貫通した穴１１ｂを有する筒状部１１と、その筒状部１１の外周に形成された内袋取付用の所定の厚みのフランジ１２とを有している。そして、貫通した穴１１ｂを取り囲むように且つフランジ１２を越えて袋３の内方に延びるように形成された円筒部１３を有しており、その円筒部１３の側面には、液体を通過させるための溝状の通路１４が複数個、形成されている。この通路１４を備えた円筒部１３を設けたことにより、内容物取り出し時において、袋３の可動部分が注出口本体１０のところに接近してきても、その袋３を円筒部１３の先端で支持することができ、このため、通路１４を通って穴１１ｂに到る内容物の流れを確保できる。
【００２０】
注出口本体１０のフランジ１２には、所定の複数個所の角度位置のそれぞれに第１係合部として、高さの異なる２つの係合突起４ａ，４ｂが放射方向に設けられている。低い方の係合突起４ａは注出口本体１０の中心側に形成され、高い方の係合突起４ｂは注出口本体１０の中心から離れた側に形成されている。
【００２１】
図４（ａ），（ｂ）に示すように、通路部材１５は細長い板状であり、上面には長手方向に２つのリブ１６ａ，１６ｂが平行に設けられて長手方向に沿う溝状の通路２４を形成している。そして２つのリブ１６ａ，１６ｂの途中の一部は欠如して不連続に形成されており、リブ１６ａ，１６ｂの欠如部分は通路２４に液体を通過させるための溝１７ａ，１７ｂとなっている。通路部材１５の一端側から一定長の片部２５は、注出口本体１０に通路部材１５を取付ける際にフランジ１２上に載置される部分で、第１係合部４ａ，４ｂと係合する第２係合部として（係合突起４ａ，４ｂに嵌り込む）係合孔１５ａ，１５ｂが設けてある。この片部２５とフランジ１２から食み出して他端側に至る片部２６とは、フランジ１２の厚みに応じた段差を有して一体に形成されている。
【００２２】
通路部材１５をフランジ１２上に載置して圧接すると、フランジ１２の係合突起４ａ，４ｂが通路部材１５の係合孔１５ａ，１５ｂに嵌り込む。この状態で通路部材１５は注出口本体１０に取付けられるが、フランジ１２の裏面とフランジ１２から食み出した通路部材１５の片２６の裏面とは面一となっている。
【００２３】
注出口本体１０の筒状部１１をカートン２の側面に形成している穴から突き出し、可撓性の袋３に接合することにより、注出口本体１０を取り付ける。この時、同時に注出口本体１０のフランジ１２に取付けられている通路部材１５をカートン２の側面２ｂに沿って位置させて、袋３に接合する。
【００２４】
これにより、袋３内の内容物４の取り出しにつれて袋３の可動部分が通路部材１５に接近するように移動してきた時に、通路部材１５のリブ１６ａ，１６ｂでその袋３を支えることができ、通路２４から液体を通過させることができ、注出口本体１０の穴１１ｂに向かう通路が確保される。
【００２５】
上記の通路部材１５は注出口本体１０のフランジ１２に着脱可能に形成してあるので、注出口本体１０（のフランジ１２）に対する取付ける位置や取付ける数を自由に変更できるから注出口本体１０だけを袋に取付ける場合や、通路部材の取付ける位置や数を様々に異ならせた注出口としての使用が可能である。
【００２６】
ところで注出口本体１０に複数個の通路部材１５を取り付けて注出口８を形成する際には、形成された注出口８が有効に機能するように通路部材１５同志の取付け角度を設定する必要があり、有効に機能する状態の通路部材１５，１５同志の取付け角度を実験により確認した。
【００２７】
この実験では２個の通路部材１５，１５を注出口本体１０に取付けて注出口８を形成した。そして、注出口８を袋３に取付けて液体を満たした後で、袋３から液体を吸引して取り出した時の残留量を調べた。この場合、通路部材１５，１５同志は、様々に取付け角度（３０度、４０度、６０度、９０度、１３０度、１８０度、２２０度）を変えて注出口本体１０に取付けた。
【００２８】
そして、通路部材１５，１５同志の取付け角度を変えて注出口本体１０に取付る都度、形成された注出口８を可撓性の袋３に再度取付けて、液体を袋３に満たして、袋３から液体を吸引して取り出した時の残留量を調べることを繰り返した。
【００２９】
通路部材１５，１５同志の取付け角度が４０度以内になると、口金近傍では複数個の通路部材が隣接して通路部材に設けられた液体の通路となるリブの多くが近接することになり、袋体から液体を吸引して取り出した時の残留量が多くなる。
【００３０】
また、通路部材１５，１５同志の取付け角度が１８０度以上になると通路部材１５，１５間の液体の吸引力が低下して残留量が多くなる。従って通路部材１５，１５同志の取付け角度が１８０度を超える場合には、図５に示すように更に通路部材１５を追加して３個の通路部材１５，１５，１５を注出口本体１０に取付けて第２実施の形態に係る注出口８ａを形成し、通路部材どうしの角度を１８０度以内にすることが、吸引後の液体の残留量低減に有効であった。
【００３１】
以上の実験の結果、通路部材１５，１５同志の取り付け角度は注出口本体１０を中心として４０から１８０度が実用的であり、６０から１３０度離れて形成した場合に袋３の液体の残留量が最も少なく有効であることが分った。なお、これらの複数個の通路部材の取り付け有無及び角度の設計については、袋体の大きさ、注出口の位置、充填される液体の粘度などが考慮される。
【００３２】
また、注出口本体１０に取り付けられる通路部材１５は、注出口本体１０が取り付けられる袋３の面に沿って設けられる。そのため、注出口８の中心から通路の延設方向における袋の端部までの長さに対して、注出口８の中心から通路部材１５の端部までの長さの割合を設定する必要があり、有効に機能する状態での注出口８の中心から通路部材１５の端部までの長さの割合を実験により確認した。
【００３３】
先ず、通路部材１５を注出口本体１０に取付けて注出口８を形成した。そして、注出口８を袋３に取付けて液体を満たした後で、袋３から液体を吸引して取り出した時の残留量を調べた。この場合、注出口の中心から通路の延設方向における袋の端部までの長さ（ｚ），（ｚ'）に対して、注出口の中心から通路部材の端部までの長さ（ａ），（ａ'）の割合は、様々に通路部材の長さ（１０％、２０％、４０％、７０％、９０％、９５％）を変えて注出口本体１０に取付けた。
【００３４】
そして、通路部材１５の長さを変える都度、可撓性の袋３に再度取付けて、液体を袋３に満たして、袋３から液体を吸引して取り出した時の残留量を調べることを繰り返した。
【００３５】
通路部材１５の長さの割合が９０％以上になると通路部材１５を挟んで両側の液体の移動が悪くなり、吸引後の残留液体量が多くなった。また、逆に２０％以下では通路部材の有効性が低くなり吸引後の残留液体量が多くなった。
【００３６】
以上の実験の結果、通路部材１５の長さの割合は、通路の延設方向に於ける袋の部までの長さの２０〜９０％が実用的であり、４０〜７０％で形成した場合に袋３の液体の残留量が最も少なく有効であることが分った。
【００３７】
上記の実施の形態では、バッグインボックス（以下ＢＩＢという）のカートン２内に収容される可撓性の袋３を例にとって説明したが、可撓性の袋はカートンを使用しないで利用することもできる。
また、第１係合部として注出口本体１０のフランジ１２に設けられた２つの係合突起４ａ，４ｂを説明し、第１係合部４ａ，４ｂと係合する第２係合部として通路部材１５の係合孔１５ａ，１５ｂを例にとって説明したが、フランジ１２に係合孔があって、通路部材１５に係合突起があるような逆の構造でもよい。即ち、第１係合部と第２係合部は互いが係合するものであればよく、第１係合部と第２係合部は他の係合構造でもよく上記の実施の形態に限定されない。
【００３８】
【発明の効果】
このように本発明の注出口は、可撓性の袋に取り付け、袋内の液体を外に取出すのに使用する注出口であって、袋の内外に通じるよう貫通した穴を有する筒状部の外周に設けられ袋に接合するフランジで形成された注出口本体と、前記本体とは別個に構成され、前記筒状部の穴に袋内の液体を導く通路を形成した通路部材とからなり、前記注出口本体に複数の第１係合部を設け、通路部材には前記第１係合部と係合する第２係合部を設けるとともに、前記注出口本体に設けた複数の第１係合部は、筒状部の回りに所定の角度を保って設けられているので、注出口本体に対する取付け位置や取付ける数を自由に変更できる。
したがって、可撓性の袋に取付けられる位置の違いにより注出口に付属する通路部材の取付け位置や通路部材の取付ける数を変更したい要求に対応できる等優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施の形態に係る平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線での断面図である。
【図３】（ａ）は図１の注出口本体の平面図である。
（ｂ）は図３（ａ）のＢ−Ｂ線での断面図である。
【図４】（ａ）は図１の通路部材の平面図である。
（ｂ）は図４（ａ）のＣ−Ｃ線での断面図である。
【図５】本発明の第２実施の形態に係る平面図である。
【図６】（ａ）は従来の注出口を取り付けたＢＩＢに内容物を満たした状態を示す概略水平断面図である。
（ｂ）は図６（ａ）の内容物を吸い出した状態を示す概略水平断面図である。
【図７】図６のＢＩＢの概略斜視図である。
【図８】図６のＢＩＢに使用した従来の注出口を示す部分断面側面図である。
【図９】図８の注出口の概略底面図である。
【符号の説明】
２，１０２カートン
３袋
４ａ，４ｂ第１係合部（係合突起）
８，８ａ，１０８注出口
９，１０９キャップ
１０注出口本体
１１，１１１筒状部
１１ａ，１１１ａねじ山
１１ｂ，１１１ｂ穴
１２，１１２フランジ
１３，１１３円筒部
１４，１１４通路
１５，１１５通路部材
１５ａ，１５ｂ第２係合部（係合孔）
１６ａ，１６ｂリブ
１７ａ，１７ｂ溝
２５，２６片部
１０１ＢＩＢ
１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄ側面
１０３内袋
１０４内容物
１０６貼り付け位置
１１１ｃ環状の溝
１１５ａ第一平板部
１１５ｂリブ
１１５ｃ第二平板部
１１６突起[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a spout for attaching to a flexible liquid packaging container and taking out the liquid in the container with a pump.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a spout provided with a passage member is known for a liquid packaging container to which a molded spout is attached. (For example, see Patent Document 1)
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3177005 [0004]
The spout provided with the passage member described in Patent Document 1 (Japanese Patent No. 3177005) will be described with reference to FIGS. FIG. 6 shows a schematic cross section of a bag-in-box (hereinafter referred to as BIB) having a spout, where (a) shows a state where the contents are filled, and (b) shows a state where the contents are sucked out. Yes. FIG. 7 is a schematic perspective view of the BIB. 6 and 7, the BIB generally indicated by reference numeral 101 has a carton 102 constituting an outer container, and a flexible inner bag 103 made of, for example, a plastic sheet accommodated therein. A content 104 that is a liquid such as ink is accommodated in the inner bag 103. The carton 102 has a rectangular parallelepiped shape having six flat rectangular surfaces, that is, four side surfaces 102a, 102b, 102c, 102d and two end surfaces 102e, 102f.
[0005]
A part of the inner bag 103 is attached to the inner surface of the carton 102 and is restrained so as not to move. The portion of the inner bag 103 attached and restrained to the carton 102 is a region facing two adjacent side surfaces 102b and 102c of the carton 102. However, in that case, it is not necessary to affix the inner bag 103 to the entire surface of the side surfaces 102b and 102c. In this example, the position indicated by the oblique line 106 is the affixing position. Regions of the inner bag 103 facing the other surfaces 102 a, 102 d, 102 e, 102 f of the carton 102 are not attached to the inner surface of the carton 102.
[0006]
A spout 108 communicating with the inner bag 103 is attached to one of the two side surfaces 102 b and 102 c of the carton 102 to which the inner bag 103 is attached, and is closed with a cap 109. The attachment position of the spout 108 is a position in the vicinity of the ridgeline where the two side surfaces 102b and 102c to which the inner bag 103 is attached intersects with the lower end.
[0007]
As shown in FIGS. 8 and 9, the spout 108 includes a cylindrical portion 111 having a thread 111 a on the outer periphery and a hole 111 b penetrating inward, and an inner portion formed on the outer periphery of the cylindrical portion 111. And a flange 112 for attaching the bag. The cylindrical portion 111 is formed in a shape suitable for connecting a connector (not shown) provided on the machine side such as a printing machine to which the BIB 101 is attached. The tubular portion 111 is formed with an annular groove 111c in order to reduce the thickness and facilitate molding. However, the groove 111c may not be formed in some cases. The spout 108 further has a cylindrical portion 113 formed so as to surround the through-hole 111 b and extend inward of the inner bag 103 beyond the flange 112, and on the side surface of the cylindrical portion 113. A plurality of groove-shaped passages 114 for allowing liquid to pass therethrough are formed. By providing the cylindrical portion 113 with the passage 114, even when the movable part of the inner bag 103 approaches the spout 108 when the contents are taken out, the inner bag 103 is held at the tip of the cylindrical portion 113. Therefore, it is possible to secure the flow of contents through the passage 114 to the hole 111b.
[0008]
An elongated passage member 115 is integrally and radially provided on the flange 112 of the spout 108. The passage member 115 is provided with a first flat plate portion 115a provided on the extended surface of the flange 112, a rib 115b provided at a right angle substantially at the center thereof, and a tip thereof parallel to the first flat plate portion 115a. A passage having a substantially H-shaped cross section and having a second flat plate portion 115c formed between the first flat plate portion 115a and the second flat plate portion 115c from the inner bag 103 toward the hole 111b of the tubular portion 111. Is formed. Thus, as shown in FIGS. 6A and 6B, the cylindrical portion 111 of the spout 108 protrudes from the hole formed in the side surface 102b of the carton 102, and the flange 112 is attached to the inner surface of the carton 102. By adhering to the inner surface of the inner bag 103, when the spout 108 is attached, the passage member 115 can be positioned along the inner surface of the inner bag 103 at the same time. The spout 108 is also formed with a projection 116 with a gap in order to secure a passage from the passage member 115 to the hole 111b.
[0009]
The elongated passage member 115 integrally connected to the flange 112 so as to be located on the extended surface of the flange 112 includes a passage for guiding the liquid in the inner bag 103 to the spout 108, and the passage member 115 always has the spout. 108 is held at a fixed position with respect to the liquid extraction hole 111b, the contents in the inner bag 103 are sucked from the spout 108, and a part of the inner bag 103 is drawn along with that. As indicated by two-dot chain lines 122a, 122b, 122c, etc., when the bag member 115 is moved to the passage member 115, the bag is supported by the passage member 115, and the liquid in the inner bag 103 is cylindrical. The passage leading to the hole 111b of the portion 111 can be secured, the contents in the inner bag 103 can be taken out well, and the remaining amount can be reduced.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the spout attached to the flexible bag is provided at a position suitable for connection with a use machine such as a printing machine to which the bag is attached. Therefore, even if a common flexible bag is used, a case where a spout is provided at the bottom portion of the bag, a case where a spout is provided in the central portion of the bag, and a case where a spout is provided at the top of the bag, A spout may be provided on the right or left side of the bag, and the attachment position of the passage member connected to the spout and the number of attachments of the passage member vary. In some cases, only a spout is provided in the flexible bag without using a passage member.
[0011]
For this reason, multiple types of spouts are used, such as spouts that do not use passage members, spouts that have different positions and numbers of passage members, and not only is inventory management complicated. Since a mold for molding each of a plurality of types of spouts is necessary, and a large amount of mold production costs are involved, improvement of the spout is desired.
[0012]
The present invention provides a spout that can be used as a spout that does not use a passage member as a spout attached to a flexible bag, and that can easily change the attachment position of the passage member and the number of attachments of the passage member. It is to provide.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The spout according to claim 1 is a spout attached to a flexible bag and used to take out the liquid in the bag. The spout is a cylindrical portion having a hole penetrating the inside and outside of the bag. The spout main body formed on the outer periphery and formed by a flange that joins the bag, and the main body is configured separately from the main body, and includes a passage member that forms a passage for guiding the liquid in the bag to the hole of the cylindrical portion, provided with the first engagement portion a plurality of said spout body, Rutotomoni the passage member provided with the second engaging portion that engages the first engaging portion, said plurality of first provided on the spout body The engaging portion is a spout that is provided around the cylindrical portion at a predetermined angle .
[0014]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the spout according to the first aspect , wherein the length from the center of the spout to the end of the passage member is the length of the bag in the direction in which the passage extends. 20 to 90% of the length to the end of the.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of a spout according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. 1 is a plan view of a spout according to a first embodiment of the present invention, FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 1, and FIG. 3A is a plan view of the spout main body of FIG. 3 (b) is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 3 (a), FIG. 4 (a) is a plan view of the passage member in FIG. 1, and FIG. 4 (b) is a cross-sectional view taken along line CC in FIG. FIG. 5 is a plan view of a spout according to a second embodiment of the present invention.
[0018]
In FIG. 1 and FIG. 2, a flexible bag 3 formed of, for example, a plastic sheet or a tube, which is accommodated in a carton 2 of a bag-in-box (hereinafter referred to as BIB), is a liquid such as ink. The contents are contained. A spout 8 communicating with the inside of the bag 3 is attached to the bag 3 and is closed with a cap 9. The spout 8 and the cap 9 are both plastic molded products.
[0019]
As shown in FIGS. 3A and 3B, the spout main body 10 forming the spout 8 according to the first embodiment has a thread 11a on the outer periphery and a hole 11b penetrating inward. It has the cylindrical part 11 and the flange 12 of the predetermined thickness for inner bag attachment formed in the outer periphery of the cylindrical part 11. As shown in FIG. And it has the cylindrical part 13 formed so that the hole 11b which penetrated might be surrounded and extended inward of the bag 3 over the flange 12, and let the liquid pass to the side surface of the cylindrical part 13 A plurality of groove-like passages 14 are formed. By providing the cylindrical portion 13 provided with the passage 14, even when the movable part of the bag 3 approaches the spout main body 10 when the contents are taken out, the bag 3 is supported by the tip of the cylindrical portion 13. For this reason, it is possible to secure the flow of the contents through the passage 14 to the hole 11b.
[0020]
The flange 12 of the spout main body 10 is provided with two engaging projections 4a and 4b having different heights in the radial direction as first engaging portions at respective predetermined angular positions. The lower engagement protrusion 4 a is formed on the center side of the spout main body 10, and the higher engagement protrusion 4 b is formed on the side away from the center of the spout main body 10.
[0021]
As shown in FIGS. 4A and 4B, the passage member 15 has an elongated plate shape, and two ribs 16a and 16b are provided in parallel in the longitudinal direction on the upper surface, and a groove-like passage along the longitudinal direction. 24 is formed. A part of the two ribs 16a and 16b are partly discontinuous and are formed discontinuously, and the missing part of the ribs 16a and 16b is grooves 17a and 17b for allowing liquid to pass through the passage 24. A piece 25 having a fixed length from one end side of the passage member 15 is a portion placed on the flange 12 when the passage member 15 is attached to the spout main body 10 and engages with the first engagement portions 4a and 4b. Engagement holes 15a and 15b are provided as second engagement parts (fit into the engagement protrusions 4a and 4b). The piece 25 and the piece 26 that protrudes from the flange 12 and reaches the other end are formed integrally with a step corresponding to the thickness of the flange 12.
[0022]
When the passage member 15 is placed on the flange 12 and pressed, the engagement protrusions 4 a and 4 b of the flange 12 are fitted into the engagement holes 15 a and 15 b of the passage member 15. In this state, the passage member 15 is attached to the spout body 10, but the back surface of the flange 12 and the back surface of the piece 26 of the passage member 15 protruding from the flange 12 are flush with each other.
[0023]
The spout main body 10 is attached by protruding the cylindrical portion 11 of the spout main body 10 from a hole formed in the side surface of the carton 2 and joining it to the flexible bag 3. At the same time, the passage member 15 attached to the flange 12 of the spout main body 10 is positioned along the side surface 2 b of the carton 2 and joined to the bag 3.
[0024]
Thereby, when the movable part of the bag 3 moves so as to approach the passage member 15 as the contents 4 in the bag 3 are taken out, the bag 3 can be supported by the ribs 16a and 16b of the passage member 15, The liquid can be passed through the passage 24, and a passage toward the hole 11b of the spout main body 10 is secured.
[0025]
Since the passage member 15 is detachably formed on the flange 12 of the spout main body 10, the mounting position and the number of the spout main body 10 (the flange 12) can be freely changed. When attached to a bag, it can be used as a spout with different positions and numbers of passage members.
[0026]
By the way, when the plurality of passage members 15 are attached to the spout main body 10 to form the spout 8, it is necessary to set an attachment angle between the passage members 15 so that the formed spout 8 functions effectively. Yes, the mounting angles of the passage members 15 and 15 in a state of functioning effectively were confirmed by experiments.
[0027]
In this experiment, two passage members 15 and 15 were attached to the spout main body 10 to form the spout 8. Then, after the spout 8 was attached to the bag 3 to fill the liquid, the residual amount when the liquid was sucked out from the bag 3 was examined. In this case, the passage members 15 and 15 were attached to the spout main body 10 with various attachment angles (30 degrees, 40 degrees, 60 degrees, 90 degrees, 130 degrees, 180 degrees, and 220 degrees).
[0028]
Then, each time the passage members 15 and 15 are attached to the spout main body 10 by changing the mounting angle, the formed spout 8 is reattached to the flexible bag 3 to fill the bag 3 with the liquid. The remaining amount when the liquid was aspirated and removed from No. 3 was repeated.
[0029]
When the mounting angle between the passage members 15 and 15 is within 40 degrees, a plurality of the passage members are adjacent to each other in the vicinity of the base, and many of the ribs serving as liquid passages provided in the passage member are close to each other. The residual amount when the liquid is sucked out from the body is increased.
[0030]
Further, when the attachment angle between the passage members 15 and 15 is 180 degrees or more, the liquid suction force between the passage members 15 and 15 is reduced and the residual amount is increased. Therefore, when the attachment angle between the passage members 15 and 15 exceeds 180 degrees, the passage member 15 is further added and the three passage members 15, 15, and 15 are attached to the spout main body 10 as shown in FIG. Thus, forming the spout 8a according to the second embodiment and setting the angle between the passage members within 180 degrees was effective in reducing the residual amount of liquid after suction.
[0031]
As a result of the above experiment, the mounting angle between the passage members 15 and 15 is practically 40 to 180 degrees with the spout body 10 as the center, and the residual amount of liquid in the bag 3 when formed at 60 to 130 degrees apart. Has been found to be the least effective. In addition, about the installation presence or absence of these several channel members, and the design of an angle, the magnitude | size of a bag body, the position of a spout, the viscosity of the liquid filled, etc. are considered.
[0032]
The passage member 15 attached to the spout main body 10 is provided along the surface of the bag 3 to which the spout main body 10 is attached. Therefore, it is necessary to set the ratio of the length from the center of the spout 8 to the end of the passage member 15 with respect to the length from the center of the spout 8 to the end of the bag in the extending direction of the passage. The ratio of the length from the center of the spout 8 to the end of the passage member 15 in an effectively functioning state was confirmed by experiments.
[0033]
First, the passage member 15 was attached to the spout main body 10 to form the spout 8. Then, after the spout 8 was attached to the bag 3 to fill the liquid, the residual amount when the liquid was sucked out from the bag 3 was examined. In this case, the length (a) from the center of the spout to the end of the passage member (a) with respect to the length (z), (z ′) from the center of the spout to the end of the bag in the extending direction of the passage ) And (a ′) were attached to the spout main body 10 with various lengths (10%, 20%, 40%, 70%, 90%, 95%) of the passage member.
[0034]
Then, each time the length of the passage member 15 is changed, it is reattached to the flexible bag 3, the liquid is filled in the bag 3, and the residual amount when the liquid is sucked and taken out from the bag 3 is repeatedly checked. It was.
[0035]
When the ratio of the length of the passage member 15 is 90% or more, the movement of the liquid on both sides of the passage member 15 becomes worse, and the amount of residual liquid after suction increases. On the other hand, if it is 20% or less, the effectiveness of the passage member becomes low, and the amount of residual liquid after suction increases.
[0036]
As a result of the above experiment, the proportion of the length of the passage member 15 is practically 20 to 90% of the length to the bag portion in the extending direction of the passage, and is formed with 40 to 70%. It was found that the remaining amount of liquid in the bag 3 is the smallest and effective.
[0037]
In the above embodiment, the flexible bag 3 accommodated in the carton 2 of the bag-in-box (hereinafter referred to as BIB) has been described as an example. However, the flexible bag should be used without using a carton. You can also.
Moreover, the two engaging protrusions 4a and 4b provided on the flange 12 of the spout main body 10 as the first engaging portion will be described, and the passage as the second engaging portion that engages with the first engaging portions 4a and 4b. Although the engaging holes 15a and 15b of the member 15 have been described as an example, the reverse structure may be employed in which the flange 12 has an engaging hole and the passage member 15 has an engaging protrusion. In other words, the first engagement portion and the second engagement portion may be any one that engages with each other, and the first engagement portion and the second engagement portion may have other engagement structures. It is not limited.
[0038]
【The invention's effect】
Thus, the spout of the present invention is a spout attached to a flexible bag and used to take out the liquid in the bag, and has a cylindrical portion having a hole penetrating the inside and outside of the bag. A spout body formed by a flange that is provided on the outer periphery of the bag and formed by a flange that joins the bag, and a passage member that is configured separately from the main body and that forms a passage for guiding the liquid in the bag to the hole of the cylindrical portion. The spout main body is provided with a plurality of first engaging portions, the passage member is provided with a second engaging portion that engages with the first engaging portion, and the plurality of first engaging portions provided on the spout main body. Since the engaging part is provided around the cylindrical part at a predetermined angle, the attachment position and the number of attachments to the spout main body can be freely changed.
Therefore, there are excellent effects such as being able to respond to a request to change the attachment position of the passage member attached to the spout and the number of attachments of the passage member due to the difference in position attached to the flexible bag.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
3A is a plan view of the spout main body of FIG. 1. FIG.
(B) is sectional drawing in the BB line of Fig.3 (a).
4A is a plan view of the passage member of FIG. 1. FIG.
(B) is sectional drawing in CC line of Fig.4 (a).
FIG. 5 is a plan view according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 (a) is a schematic horizontal cross-sectional view showing a state in which a BIB equipped with a conventional spout is filled with contents.
(B) is a schematic horizontal sectional view which shows the state which sucked out the contents of Fig.6 (a).
7 is a schematic perspective view of the BIB in FIG. 6. FIG.
8 is a partial cross-sectional side view showing a conventional spout used for the BIB of FIG. 6. FIG.
FIG. 9 is a schematic bottom view of the spout of FIG.
[Explanation of symbols]
2,102 Carton 3 Bag 4a, 4b First engagement portion (engagement protrusion)
8, 8a, 108 Outlet 9, 109 Cap 10 Outlet body 11, 111 Tubular portion 11a, 111a Thread 11b, 111b Hole 12, 112 Flange 13, 113 Cylindrical portion 14, 114 Passage 15, 115 Passage member 15a, 15b 2nd engagement part (engagement hole)
16a, 16b Ribs 17a, 17b Grooves 25, 26 Piece 101 BIB
102a, 102b, 102c, 102d Side surface 103 Inner bag 104 Contents 106 Affixing position 111c Annular groove 115a First flat plate portion 115b Rib 115c Second flat plate portion 116 Protrusion

Claims

A flange that is attached to a flexible bag and used to take out the liquid in the bag, and is provided on the outer periphery of a cylindrical portion having a hole that penetrates the bag so as to communicate with the inside and outside of the bag. The spout main body formed in the above, and the main body is configured separately, and includes a passage member that forms a passage for guiding the liquid in the bag to the hole of the cylindrical portion,
The watch provided with the first engagement portion more on the outlet body, the passage member provided with the second engaging portion that engages the first engagement portion Rutotomoni,
The spout, wherein the plurality of first engaging portions provided in the spout main body are provided at a predetermined angle around the cylindrical portion .

The spout according to claim 1, wherein the length from the center of the spout to the end of the passage member is 20 to 90 of the length from the center of the spout to the end of the bag in the extending direction of the passage. A spout characterized by%.