JP3904941B2 - Power supply - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像形成装置等の電化製品に所定の電力を供給する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エネルギ不足という問題を抱えていることに起因して、様々な分野で省電力化が求められているため、例えば、電化製品のなかには、いわゆる待機状態において、本来備えている機能の一部を使用しないことにより省電力を図る省電力モードという動作モードを備えたものがあった。
【0003】
ところが、電化製品のなかには、常に外部からの入力に対して適切な応答をする必要があるものがあり、プリンタやFAX等では、省電力モードにおいても外部から入力される印刷すべき画像データ等を自動的に受信するとともに、入力された画像データに基づいて印刷動作等を行わなくてはならない。
【0004】
また、インクジェットプリンタのように、システムを停止する際には、インクヘッドのノズルからインクが乾燥することを防止するために、キャピング動作等の後処理を行う必要がある。
【0005】
そこで、従来の電化製品の開発においては、省電力モードで動作している際に装置の外部からの所定の入力があった場合でも、該所定の入力に適切に対応できるようにする様々な回路構成が検討されていた。
【0006】
図1(a)は、例えばプリンタやFAXのように、省電力モードにおいて外部から入力される印刷すべき画像データを自動的に受信し、印刷を開始することが必要な装置に適用される電源装置の構成を示している。
【0007】
同図に示す電源装置100aは、主に制御系の電圧を作るトランスT2と、駆動系の電圧を作るトランスT1の2コンバータで構成され、制御系および駆動系のそれぞれに電源制御IC103およびスイッチングFET105を備えている。さらに、制御系にはマイコン101が設けられており、電源トランスT2に接続されている。
【0008】
そして、オペレータが一定期間以上操作を行わない場合、または、一定期間以上印刷データを受信しない場合に、マイコン101は、発振停止信号出力部101aから、発振を停止すべき旨の信号を出力する。これにより、トランジスタ106がオフになるため、フォトカプラPD1のダイオード電流が遮断される。この結果、駆動系トランスT1の電源制御IC103の電源発振停止端子103aに発振を停止すべき旨の信号が伝わり、駆動系の動作とともにモータ/ソレノイド/クラッチ102への電力の供給が停止される。これにより、省電力モード中には稼働していないモータ/ソレノイド/クラッチ102において通常消費されている電力が節約される。
【0009】
なお、待機時にマイコン101が外部から印刷すべき画像データを受信したときには、発振を停止すべき旨の信号の出力を解除し、駆動用トランスT1の発振が再開されるため、モータ/ソレノイド/クラッチ102に電力が供給され、印刷動作に移行する。
【0010】
図1(b)は、インクジェットプリンタ等にみられるような、システムを停止する際に、インクヘッドのキャッピング動作等の後処理を行う装置に利用される電源装置100bの構成を示している。電源装置100bは、ユーザが不用意に電源を落とさぬように、電源の1次側に電源スイッチは設けず、電源の2次側に電源スイッチとしての2次スイッチ104を設けている。
【0011】
電源がオンされている状態で、ユーザが2次スイッチ104を押し、システムを停止させると、その信号をマイコン101が受け取り、省電力モード信号出力部101bから省電力モード信号を出力する。この省電力モード信号は、フォトカプラPD1を介して電源制御IC103に伝達する。このとき、電源制御IC103は、発振周波数を変調しマイコン101に電力を供給する制御系の電圧が維持できるだけの電力に搾り込み、省電力モード時の電力消費の効率が向上する。
【0012】
このように、上述の電源装置100aおよび電源装置100b等の従来の電源装置によれば、省電力モードにおいても外部からの入力に対して、適切に対応できるため、動作上の不都合を生じることなく省電力化を図ることができると、されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図1(a)で示した電源回路を含む従来の電源回路においては、発振を停止させたトランスT1においても、抵抗R1および抵抗R2に電流が流れるととも、電源制御IC103にも電力が供給されるため、無駄な消費電力が依然として発生している。
【0014】
図1(b)で示した電源装置101bにおいては、2次側スイッチによってシステムの停止をするため、2次側から1次側の電源を制御する際には、マイコン101やフォトカプラPD1等を動作させることが必要となり、消費電力が大きくなる。
【0015】
この発明の目的は、省電力モードに移行の際のシステム停止時に行うべき後処理を確実に行いつつ、省電力モードにおける消費電力を効率的に減少させることが可能な電源装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明は以下の構成を備えている。
【0017】
(1)電化製品の動力源となる主電源回路および副電源回路を並列に備え、メインスイッチにより制御される商用電源から主電源回路および副電源回路への電力供給により、所定の値の電力を電化製品に供給するとともに、一定期間の経過を含む所定の条件により省電力モードに切り換わり主電源回路からの電力の供給を抑制または停止する電源装置において、
前記省電力モードに切り換わる際に前記主電源回路の発振停止に伴って自動的に商用電源から該主電源回路への電力の供給を断つように構成された、メインスイッチ以外の電力供給切換手段を備え、
前記電力供給切換手段は、商用電源および前記主電源の間を短絡または開放するAC遮断回路と、該主電源回路の発振を停止させる発振停止回路と、発振停止回路を制御する制御回路と、前記副電源回路から電力を供給され該AC遮断回路の動作を制御するとともに前記制御回路に所定の信号を伝達する復帰/遮断回路と、を備えており、該AC遮断回路は、該復帰/遮断回路によって短絡または開放されるリレー接点と、該主電源回路の発振周波数の増加に伴って動作するトライアックと、を並列に配置したことを特徴とする。
【0018】
この構成においては、省電力モードにおいてメインスイッチがオンにされた状態のままで、電力供給切換手段が主電源回路への電力の供給を遮断することから、従来の発振停止のみにより省電力化を図る構成に比較して、主電源回路内の抵抗等の各構成要素に流れる漏電流が生じなくなるため、省電力モードにおける消費電力がさらに減少する。
【0020】
また、商用電源と主電源回路との間を短絡または開放する該AC遮断回路は、該復帰/遮断回路によって短絡または開放されるリレー接点と、該主電源回路の発振周波数の増加に伴って動作して商用電源および主電源回路の間を導通させるトライアックと、を並列に配置して構成されることから、電源回路の立ち上がりのみリレー接点を用いて主電源回路を動作させることにより、トライアックが動作を開始して、主電源回路が通常の動作状態に復帰する等、主電源回路の復帰動作がリレー接点を短絡させるという簡易な動作により実現するため、復帰動作時に必要となる電力が微小となり、省電力モードにおける消費電力がさらに減少する。
【0021】
(2)前記リレー接点と直列に所定の抵抗値の制限抵抗手段を配置したことを特徴とする。
【0022】
この構成においては、商用電力と主電源回路とを短絡するリレー接点と直列に所定の抵抗値の制限抵抗手段が配置されていることから、該リレー接点を介して流れる1次側平滑コンデンサの充電電流が所定の抵抗値の抵抗体で抑制されるため、該リレー接点に大きな電流が流れることを想定する必要がなくなり、リレー接点の小型化が図られる。
【0023】
(3)前記制限抵抗手段は、所定の抵抗値の抵抗体と、該抵抗体の温度を感知する温度ヒューズと、を備えたことを特徴とする。
【0024】
この構成においては、前記制限抵抗手段には、所定の抵抗値の抵抗体とともに、該抵抗体の温度を感知する温度ヒューズとが配置されていることから、該抵抗体が所定の温度以上になった場合には自動的に商用電源と主電源回路とが遮断されるため、例えば、前記リレー接点が溶着して動作しなくなり、過大電流が不意に流れ込むことがあっても、温度上昇に伴う発火等が防止され、電源装置の安全性が確保される。
【0025】
(4)起動時から所定期間のみ前記リレー接点が短絡されるとともに、該所定期間経過後は、該リレー接点が開放され前記トライアックにより商用電源と主電源回路とが接続されることを特徴とする。
【0026】
この構成においては、電源回路の起動時の所定の時間のみリレー接点により商用電源と主電源回路とを短絡し、主電源回路の発振周波数の増加に伴って前記トライアックが導通した後には、該トライアックを介して主電源回路への電力の供給が行われるため、通常動作状態から省電力モードに移行する際には該トライアックの動作のみを制御することで、商用電源から主電源回路への電力の供給が遮断される。
【0027】
また、電源装置の通常動作時には、リレー接点の励磁が解除されていることから、消費電力の低減化が図られる。
【0028】
(5)前記AC遮断回路は、発振停止回路により主電源回路の発振を停止させた後に、商用電源から該主電源回路への電力の供給を断つことを特徴とする。
【0029】
この構成においては、主電源回路の発振が停止され、前記トライアックを介して流れる電流が十分に小さくなった後に、商用電源と主電源回路とが遮断されることから、該遮断の際に発生するノイズが低減される。
【0030】
(6)前記AC遮断回路のトライアックの制御端子は、主電源回路に含まれる電源トランスに巻線された第1のコイル部と磁気結合されている第2のコイル部に接続されることを特徴とする。
【0031】
この構成においては、トライアックの制御端子は、主電源回路の動作に伴って励磁される第2のコイル部に接続されていることから、主電源回路の発振周波数の低下により自動的にトライアックがオフになり商用電源と主電源回路とが遮断されるため、商用電源と主電源回路とを遮断する際に、フォトカプラ等を含む特段の制御回路が不要になり、電源装置の構成が簡易になるとともに、低コスト化が図られる。
【0032】
また、トライアックの制御に巻線の起電力が利用されるため、静電気などのノイズに対して高度の動作安定性が保証される。
【0033】
(7)前記AC遮断回路は、主電源回路の発振ノイズの商用電源への伝達を防止する主フィルタ回路と商用電源との間に位置することを特徴とする。
【0034】
この構成においては、省電力モードで、主電源回路の発振ノイズの商用電源への伝達を防止する主フィルタ回路への電流の流れ込みが防止されることから、省電力モードにおいて該主フィルタ回路での電力の消費が防止されるため、さらに省電力化が図られる。
【0035】
(8)前記制御回路は、主電源回路の発振の停止に関するすべての信号について、その出力のタイミングを決定することを特徴とする。
【0036】
この構成においては、制御回路により、主電源回路の発振の停止に関するすべての信号を出力するタイミングが決定されることから、電源装置が省電力モードへと移行するタイミングが該制御回路により把握されるため、省電力モードへと移行する際に、該制御回路により必要となる後処理が確実に実行される。
【0037】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明の電源装置1の構成を示している。同図に示すように、電源装置1は、電源装置1が適用される電化製品の主な動作の動力源となる電力を生成する主電源回路18、および主電源回路18と並列に接続されて当該電化製品の動作を制御する回路の動力源となる電力を生成する副電源回路12を搭載しており、制御回路2をはじめとする複数の構成要素により、主電源回路18および副電源回路12の動作を制御している。
【0038】
この構成要素の中には、商用電源から主電源回路18への電力の供給を制御するAC遮断回路14と、いわゆる省電力モードにおいて主電源回路18の発振を停止させる発振停止回路6と、主電源回路18からの電力の供給により動作し、例えば、発振停止回路6の動作を制御する制御回路2と、当該電化製品の通常動作モードから省電力モードへの移行や、省電力モードから通常動作への移行を行う復帰/遮断回路13と、ノイズの低減を行うフィルタ回路(11、17)と、が含まれている。
【0039】
AC遮断回路14は、主電源回路18への電力の供給の制御を行う手段を2つ備えている。一方は、制限抵抗RH1と直列に接続されたリレーコイル16であり、他方は、制御端子へ入力される信号により、その導通状態が制御されるトライアック21である。そして、リレーコイル16とトライアック21とは並列に配置されており、その動作の詳細については後述する。
【0040】
発振停止回路6は、制御回路からの信号により導通するトランジスタQ3と、トランジスタQ3の導通により電流が流れる発光ダイオード27と、該発光ダイオード27からの光を受光することにより導通するフォトトランジスタ28とを備えている。この構成により、制御回路2が発振を停止すべき旨の信号を出力したときに、この信号を主電源回路18の制御IC4へと伝達する役割を果たす。
【0041】
制御回路2は、待機スイッチ検出部22、発振停止信号出力部23、電力維持信号出力部26、およびCPU3を備えている。また、復帰/遮断回路13は、電源装置の動作状態を変更する待機スイッチSW1を備えており、主としてリレーコイル15によりリレー接点の短絡/開放の制御を行う。
【0042】
図3および図4は、本発明の電源装置の動作を示すタイミングチャートである。電源装置1のいわゆる起動から省電力モードに移行するまでの動作を説明する。メインスイッチ5がオンされると電源装置1に商用電源の供給を開始する。このとき、まず、副フィルタ回路11を介して副電源回路12に電力が供給され、副電源回路12の2次側出力に電圧が発生する。
【0043】
副電源回路12の2次側出力は、復帰/遮断回路13に接続されており、復帰/遮断回路13は、抵抗R1を介してAC遮断回路14のリレーコイル15に接続されている。また、リレーコイル15における復帰/遮断回路13との反対側は、トランジスタQ1のエミッタに接続されている。
【0044】
副電源回路12の2次側出力に電圧が発生した直後は、コンデンサC1には電荷が蓄えられていないため、トランジスタQ1のベースの電位はローレベルとなり、トランジスタQ1は導通する。これにより、AC遮断回路14のリレーコイル15が励磁され、リレー接点16が短絡するため、AC遮断回路14が主電源回路18への電力供給を遮断しなくなる。このため、商用電源から主フィルタ回路17を介して主電力回路18に電力が供給される。主電源回路18に電力が供給されると、主電源回路18の発振が開始されるとともに、主電源回路18の2次側出力に電圧が発生する。
【0045】
一方、主電源回路18の発振が開始されることにより、主巻線19に電圧が発生するが、このとき、主巻線19と補助巻線20とが磁気結合するため、補助巻線20にも電圧が発生する。これにより、補助巻線20に接続されるトライアック21のベースに所定の電位が発生するため、トライアック21が導通して、トライアック21を介して商用電源から主電源回路18への電力の供給が維持されるようになる。
【0046】
ここで、主電源回路18の平滑用コンデンサC2に流れる充電電流が必要以上に大きくなることを考慮して、主電源回路18への電力供給のトリガとなるリレー接点16には、制限抵抗RH1が直列に接続されている。このとき、制限抵抗RH1の抵抗値は、大きな抵抗値にすることが可能であるため、リレー接点16を流れる電流を抑制でき、リレー接点16の小型化を図ることができるとともに、装置の安全を図ることができる。
【0047】
これは、制限抵抗RH1の抵抗値を大きくした場合であっても、主電源回路18の発振が開始された後は、商用電源からトライアック21を介して主電源回路に電流が流れ込み、リレー接点16には電流が流れ込まなくなるために、制限抵抗RH1およびリレー接点16において継続して不必要な電力の消費が生じることはなく、制限抵抗RH1の抵抗値を低く抑える必要がないからである。
【0048】
なお、このとき、トライアック21が故障等して機能しない場合には、商用電源からリレー接点16を介して主電源回路18に電流が流れるが、このような事態を想定して制限抵抗RH1に温度ヒューズ等を内蔵させることにより、電源装置1の安全性がさらに向上する。
【0049】
ここで、トランジスタQ1は、電源装置1を起動時には導通しているが、その後、コンデンサC1に電荷が蓄積されていき、その電位が高くなりトランジスタQ1のベース電位がローレベルからハイレベルに移行すると、導通しなくなる。すなわち、トランジスタQ1はオフの状態になる。そして、トランジスタQ1がオフになると、復帰/遮断回路13により、リレーコイル15の励磁が解除されるため、リレー接点16は、短絡状態から開放状態に移行する。つまり、リレー接点16は、電源装置1を起動してから、コンデンサC1に電荷が蓄積されて所定の電位になるまでの間だけ、短絡した状態になるのである。
【0050】
次に、電源装置のいわゆる省電力モード時の動作を説明する。電源装置1を省電力モードに移行させる場合には、オペレータにより待機スイッチSW1が一時的に短絡されることになる。待機スイッチSW1が押された場合、トランジスタQ2のベースの電位がローレベルになるためトランジスタQ2が導通する。これにより、制御回路2内の待機SW検出部22の電位がローレベルになるが、制御回路2内のCPU3が、このローレベルの信号を検出すると、トランジスタQ3のベースと接続された待機信号出力部23からトランジスタQ3を導通させる待機信号を出力する。
【0051】
これにより、フォトカプラPD1のダイオードに電流が流れるため、主電源回路18の電源制御IC4に、制御回路2内のCPU3が出力した待機信号が伝達し、主電源回路18の発振が停止する。
【0052】
主電源回路18の発振が停止したことを受けて、主巻線19と磁気結合されている補助巻線20の電位がなくなるため、トライアック21が動作しなくなり、商用電源と主電源回路18とが遮断され、主電源回路18への電源の供給がされなくなる。なお、上述の発振停止処理は、一度商用電源と主電源回路18とが遮断されると終了する。よって、主電源回路18に再度電源が供給されたときには、ただちに発振を開始することになる。
【0053】
以上の省電力モードへ移行する動作は、オペレータが待機スイッチを押すことによってのみではなく、待機時間の経過に伴うタイマ管理を制御回路2のCPU3によって行い、この待機時間が所定の設定値以上になると、CPU3が自発的に前記待機信号を出力するようにしてもよい。
【0054】
ここで、重要なことは、上述の省電力モードへの移行の動作は、オペレータが省電力モードの要求を行いCPU3がこの要求を検出することにより省電力モードへ移行させたり、前記タイマ管理によりCPU3が自発的に省電力モードへ移行させる等、必ずCPU3によって待機信号が出されることにより省電力モードへ移行すること、すなわち、省電力モードへの移行には、必ずCPU3が介在していることである。
【0055】
よって、常にCPU3は、省電力モードに移行するタイミングを把握することができるため、省電力モードに移行する前に行うべき処理を予め設定しておくことにより、行うべき処理が完了したことを確認した上で省電力モードに移行することができるのである。例えば、インクジェットプリンタにおいては、省電力モード信号を出力する前に、インクヘッドのキャッピング処理等の後処理を終了させた後、省電力モードへ移行するように設定することができる。
【0056】
一方で、省電力モードから通常動作モードへの復帰においても、待機スイッチSW1が使用される。ここで、コンデンサC1に電荷が蓄えられていることから、待機スイッチSW1が短絡されると、リレーコイル15には一時的に電流が流れる。この電流によりリレーコイル15が励磁されるため、リレー接点16が短絡して商用電源から主電源回路18への電力の供給が再開される。これにより、上述と同様に主電源回路の発振周波数が増加していき、トライアック21が導通して、主電源回路が通常動作への移行が完了する。
【0057】
ただし、以上のような回路方式で、装置のシステムを停止させるべく、オペレータが、省電力モードへの移行を行ったとしても、副電源には依然として電力供給がされている。オペレータがシステムを停止される場合は、装置を完全に停止させる場合が多く、通常、装置の自動復帰を期待していることは極めて少ない。
【0058】
このため、本発明の電源装置1は、オペレータによって、省電力モードへ移行させるか、システムを完全に停止させるかのいずれかを任意に選択できるようにしている。つまり、電源装置1はAC遮断回路14よりも商用電源側に、メインスイッチ5を備えている。この結果、オペレータがメインスイッチ5をオフすることにより、電源装置1に対するすべての電力供給を遮断するように操作することが可能である。
【0059】
なお、メインスイッチ5は、両切用の2つの接点が連動して動作するものを使用する。メインスイッチ5の前段には主電源回路18または副電源回路12のそれぞれを整流後の平滑コンデンサC2またはC3の充電電流を抑制するために、制限抵抗RH2が配置されている。
【0060】
メインスイッチ5のうちで制限抵抗RH2と直列に接続されるスイッチに並列して、リレー接点24およびリレーコイル25が設けられている。リレーコイル25は、電源装置1が通常動作を行っている時に、メインスイッチ5に代わって商用電源と主電源回路18との接続を維持する役割を果たすものであるが、その詳細は後述する。
【0061】
ここで、メインスイッチ5と並列に接続されたリレー接点24、およびリレーコイル25の動作を説明する。上述したように、メインスイッチ5が、オペレータにより、開放状態から短絡状態に移行すると、副電源回路12から主電源回路18の順序で電力供給が開始される。主電源回路18から電力を供給されている制御回路2のCPU3により、電力維持信号出力部26から電力維持信号が出力され、トランジスタQ4が導通すると、主電源回路18の出力から抵抗R2を介して、リレーコイル25に電流が流れ、リレー接点24が短絡状態となる。
【0062】
通常、制限抵抗RH2およびメインスイッチ5と並列に接続されたリレー接点24を介して電流が流れるため、制限抵抗RH2およびメインスイッチ5には、メインスイッチ5の接点が開放状態から短絡状態になったときのみ電流が流れることになる。したがって、制限抵抗RH1と同様に、原則的に制限抵抗RH2に常時電流が流れることを想定しなくてもよいことから、消費電力を気にすることなく、制限抵抗RH2の抵抗値の大きくすることが可能となり、電源装置1の安全性を高めることができる。
【0063】
なお、この場合においても、故障等によりリレー接点24が短絡状態にならない等の不測の事態を想定して、制限抵抗RH2に温度ヒューズ等を内蔵すれば、さらに、電源装置1の安全性を向上させることができる。
【0064】
次に、メインスイッチ5が短絡状態から開放状態となった場合を説明する。メインスイッチ5が開放状態になった時点では、上述のように、主電源回路18の電力供給は、リレー接点24により維持されているが、副電源回路12の電力は遮断されており、これに伴って副電源回路12の出力は停止されている。
【0065】
副電源回路12の出力が停止することで、トランジスタQ2のベース電位が下がり、トランジスタQ2が導通するため、省電力モードに移行する時と同様に制御回路2のCPU3が、待機スイッチ検出部22にローレベルの信号が入力されたことを検出する。そして、上述と同様にローレベルの信号の検出をトリガとして、CPU3は所定の後処理を行うとともに、この後処理が完了するのを待って、待機信号を出力する。
【0066】
CPU3により待機信号が出力された後には、主電源回路18の発振停止、トライアック21の停止、主電源回路18の出力停止、リレーコイル25の解除、リレー接点24の開放の順序で処理が進行していき、すべての処理が完了すると電源装置1の全電力が遮断される。
【0067】
なお、上述のように、システムを停止させる際に必要な後処理を終了させることは、オペレータにより、メインスイッチ5を短絡状態から開放状態にした場合にも必要である。
【0068】
ここで、メインスイッチ5は、両切用の機械接点を2つ備えているが、一方の接点が主電源回路18および副電源回路12の両方に接続される電力ラインに、他方の接点が副電源回路12のみの接続される電力ラインにそれぞれ接続されている。さらに、主電源回路18および副電源回路12の両方の電力ラインに接続されたスイッチの接点と並列にリレー接点24を設けられているため、このリレー接点24が短絡状態であるときには、メインスイッチ5を開放状態にしても、主電源回路18への電力供給は維持されることになる。これにより、不意にメインスイッチがオフになることがあっても、CPU3は所定の後処理を行うとともに、この後処理が完了するのを待って、主電源回路18の発振を停止させるため、電源がオフされる前に必要な後処理を確実に行うことが可能になる。
【0069】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0070】
(1)省電力モードにおいてメインスイッチがオンにされた状態のままで、電力供給切換手段が主電源回路への電力の供給を遮断することから、従来の発振停止のみにより省電力化を図る構成に比較して、主電源回路内の抵抗等の各構成要素に流れる漏電流の発生を防止することができるため、省電力モードにおける消費電力をさらに減少させることができる。
【0071】
(2)商用電源と主電源回路との間を短絡または開放する該AC遮断回路を、該復帰/遮断回路によって短絡または開放されるリレー接点と、該主電源回路の発振周波数の増加に伴って動作して商用電源および主電源回路の間を導通させるトライアックと、を並列に配置して構成したことから、電源回路の立ち上がりのみリレー接点を用いて主電源回路を動作させることにより、トライアックが動作を開始して、主電源回路が通常の動作状態に復帰する等、主電源回路の復帰動作をリレー接点を短絡させるという簡易な動作により実現できるため、復帰動作時に必要となる電力を微小にすることができ、省電力モードにおける消費電力をさらに減少させることができる。
【0072】
(3)商用電力と主電源回路とを短絡するリレー接点と直列に所定の抵抗値の制限抵抗手段を配置したことから、該リレー接点を介して流れる1次側平滑コンデンサの充電電流を所定の抵抗値の抵抗体で抑制できるため、該リレー接点に大きな電流が流れることを想定する必要がなくなり、リレー接点の小型化を図ることができる。
【0073】
(4)前記制限抵抗手段に、所定の抵抗値の抵抗体とともに、該抵抗体の温度を感知する温度ヒューズとを配置したことから、該抵抗体が所定の温度以上になった場合には自動的に商用電源と主電源回路とを遮断できるため、例えば、前記リレー接点の溶着して動作しなくなり、過大電流が不意に流れ込むことがあっても、温度上昇に伴う発火等を防止でき、電源装置の安全性を確保することができる。
【0074】
(5)電源回路の起動時の所定の時間のみリレー接点により商用電源と主電源回路とを短絡し、主電源回路の発振周波数の増加に伴って前記トライアックが導通した後には、該トライアックを介して主電源回路への電力の供給を行うため、通常動作状態から省電力モードに移行する際には該トライアックの動作のみを制御することで、商用電源から主電源回路への電力の供給を遮断することができる。
【0075】
また、電源装置の通常動作時には、リレー接点の励磁を解除することから、消費電力の低減化を図ることができる。
【0076】
(6)主電源回路の発振を停止し、前記トライアックを介して流れる電流が十分に小さくなった後に、商用電源と主電源回路とを遮断することから、該遮断の際に発生するノイズを低減することができる。
【0077】
(7)トライアックの制御端子は、主電源回路の動作に伴って励磁される第2のコイル部に接続されていることから、主電源回路の発振周波数の低下により自動的にトライアックをオフにして商用電源と主電源回路とを遮断できるため、商用電源と主電源回路とを遮断する際に、フォトカプラ等を含む特段の制御回路を不要にすることができ、電源装置の構成を簡易にすることができるとともに、低コスト化を図ることができる。
【0078】
また、トライアックの制御に巻線の起電力を利用するようにしているため、静電気などのノイズに対して高度の動作安定性を保証することができる。
【0079】
(8)省電力モードで、主電源回路の発振ノイズの商用電源への伝達を防止する主フィルタ回路へ電流が流れ込むことを防止できることから、省電力モードにおいて該主フィルタ回路での電力の消費を防止し、さらに省電力化を図ることができる。
【0080】
(9)制御回路により、主電源回路の発振の停止に関するすべての信号を出力するタイミングを決定することから、電源装置が省電力モードへと移行するタイミングを該制御回路により把握することができ、省電力モードへと移行する際に、該制御回路により必要となる後処理を確実に実行することができる。
【0081】
よって、省電力モードに移行の際のシステム停止時に行うべき後処理を確実に行いつつ、省電力モードにおける消費電力を効率的に減少させることが可能な電源装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電源装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の電源装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の電源装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の電源装置の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1−電源装置
2−制御回路
3−CPU
4−制御IC
5−メインスイッチ
6−発振停止回路
12−副電源回路
15−リレーコイル
18−主電源回路
21−トライアック
100(100a、100b)−電源装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a power supply apparatus that supplies predetermined power to an electrical appliance such as an image forming apparatus.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, due to the problem of lack of energy, there is a need for power saving in various fields. For example, some electric appliances have some functions that are originally provided in a so-called standby state. Some of them have an operation mode called a power saving mode that saves power by not using the.
[0003]
However, some electrical appliances always require an appropriate response to external input, and in printers and fax machines, image data to be printed input from the outside even in the power saving mode. It must be automatically received and a printing operation or the like must be performed based on the input image data.
[0004]
Further, when the system is stopped as in an ink jet printer, it is necessary to perform post-processing such as a capping operation in order to prevent ink from drying from the nozzles of the ink head.
[0005]
Therefore, in the development of conventional electric appliances, various circuits that can appropriately respond to the predetermined input even when there is a predetermined input from outside the device when operating in the power saving mode. The configuration was being considered.
[0006]
FIG. 1A shows a power source applied to an apparatus that automatically receives image data to be printed input from the outside in a power saving mode and needs to start printing, such as a printer or a FAX. The structure of the apparatus is shown.
[0007]
The
[0008]
When the operator does not perform an operation for a certain period or when print data is not received for a certain period, the
[0009]
When the
[0010]
FIG. 1B shows a configuration of a
[0011]
When the user presses the
[0012]
As described above, according to the conventional power supply devices such as the
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional power supply circuit including the power supply circuit shown in FIG. 1A, the current flows through the resistor R1 and the resistor R2 in the transformer T1 whose oscillation is stopped, and the power supply control IC 103 also receives power. Since it is supplied, wasteful power consumption still occurs.
[0014]
In the
[0015]
An object of the present invention is to provide a power supply device capable of efficiently reducing power consumption in the power saving mode while reliably performing post-processing to be performed when the system is stopped when shifting to the power saving mode. is there.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has the following configuration.
[0017]
(1) A main power supply circuit and a sub power supply circuit, which are power sources for electrical appliances, are provided in parallel, and power of a predetermined value is supplied by supplying power from a commercial power supply controlled by a main switch to the main power supply circuit and the sub power supply circuit. In a power supply device that supplies electric appliances and switches to a power saving mode under a predetermined condition including a lapse of a certain period of time to suppress or stop the supply of power from the main power supply circuit.
Power supply switching means other than the main switch configured to automatically cut off the power supply from the commercial power supply to the main power supply circuit when the main power supply circuit stops oscillating when switching to the power saving mode With,
The power supply switching means includes an AC cutoff circuit that short-circuits or opens a commercial power supply and the main power supply, an oscillation stop circuit that stops oscillation of the main power supply circuit, a control circuit that controls the oscillation stop circuit, A return / cutoff circuit that is supplied with electric power from a sub power supply circuit and controls the operation of the AC cut-off circuit and transmits a predetermined signal to the control circuit, and the AC cut-off circuit includes the return / cut-off circuit The relay contact that is short-circuited or opened by the power supply circuit and the triac that operates as the oscillation frequency of the main power supply circuit increases are arranged in parallel.It is characterized by that.
[0018]
In this configuration, since the power supply switching means cuts off the power supply to the main power supply circuit while the main switch is turned on in the power saving mode, power saving can be achieved only by stopping the conventional oscillation. Compared with the configuration to be achieved, since no leakage current flows through each component such as a resistor in the main power supply circuit, the power consumption in the power saving mode is further reduced.
[0020]
Also,The AC cut-off circuit for short-circuiting or opening the commercial power supply and the main power supply circuit operates as the relay contact is short-circuited or opened by the return / cutoff circuit and the oscillation frequency of the main power supply circuit increases. Since the triac that connects between the commercial power supply and the main power supply circuit is arranged in parallel, the triac starts operating by operating the main power supply circuit using the relay contact only at the rise of the power supply circuit. Since the main power supply circuit can be restored by a simple operation such as shorting the relay contacts, such as when the main power supply circuit returns to the normal operating state, the power required for the return operation is very small, thus saving power. The power consumption in the mode is further reduced.
[0021]
(2)A limiting resistance means having a predetermined resistance value is arranged in series with the relay contact.
[0022]
In this configuration, since the limiting resistance means having a predetermined resistance value is arranged in series with the relay contact that short-circuits the commercial power and the main power supply circuit, the primary side smoothing capacitor that flows through the relay contact is charged. Since the current is suppressed by the resistor having a predetermined resistance value, it is not necessary to assume that a large current flows through the relay contact, and the relay contact can be downsized.
[0023]
(3)The limiting resistance means includes a resistor having a predetermined resistance value and a temperature fuse for sensing the temperature of the resistor.
[0024]
In this configuration, the limiting resistor means is provided with a resistor having a predetermined resistance value and a thermal fuse for sensing the temperature of the resistor, so that the resistor becomes a predetermined temperature or higher. In such a case, the commercial power supply and the main power supply circuit are automatically shut off, so that, for example, even if the relay contact is welded and does not operate, an excessive current may flow unexpectedly, Etc. are prevented, and the safety of the power supply device is ensured.
[0025]
(4)The relay contact is short-circuited only for a predetermined period from the start, and after the predetermined period has elapsed, the relay contact is opened and a commercial power supply and a main power supply circuit are connected by the triac.
[0026]
In this configuration, the commercial power supply and the main power supply circuit are short-circuited by the relay contact only for a predetermined time at the time of starting the power supply circuit, and after the TRIAC becomes conductive as the oscillation frequency of the main power supply circuit increases, Since power is supplied to the main power supply circuit via the power supply, the power supply from the commercial power supply to the main power supply circuit is controlled by controlling only the operation of the triac when shifting from the normal operation state to the power saving mode. Supply is cut off.
[0027]
In addition, during normal operation of the power supply device, excitation of the relay contact is released, so that power consumption can be reduced.
[0028]
(5)The AC cut-off circuit cuts off the supply of power from a commercial power supply to the main power supply circuit after the oscillation of the main power supply circuit is stopped by the oscillation stop circuit.
[0029]
In this configuration, the oscillation of the main power supply circuit is stopped, and the current flowing through the triac becomes sufficiently small, and then the commercial power supply and the main power supply circuit are cut off. Noise is reduced.
[0030]
(6)The control terminal of the triac of the AC cutoff circuit is connected to a second coil part magnetically coupled to a first coil part wound around a power transformer included in the main power circuit.
[0031]
In this configuration, since the control terminal of the triac is connected to the second coil portion that is excited in accordance with the operation of the main power circuit, the triac is automatically turned off when the oscillation frequency of the main power circuit is lowered. Since the commercial power supply and the main power supply circuit are cut off, a special control circuit including a photocoupler is not required when the commercial power supply and the main power supply circuit are cut off, and the configuration of the power supply device is simplified. At the same time, the cost can be reduced.
[0032]
In addition, since the electromotive force of the winding is used for the control of the triac, a high degree of operational stability is guaranteed against noise such as static electricity.
[0033]
(7)The AC cutoff circuit is located between a main filter circuit for preventing transmission of oscillation noise of the main power supply circuit to the commercial power supply and the commercial power supply.
[0034]
In this configuration, in the power saving mode, current flow into the main filter circuit that prevents the oscillation noise of the main power supply circuit from being transmitted to the commercial power supply is prevented. Since power consumption is prevented, further power saving is achieved.
[0035]
(8)The control circuit determines the output timing of all signals relating to the stop of oscillation of the main power supply circuit.
[0036]
In this configuration, since the control circuit determines the timing for outputting all signals related to the stop of oscillation of the main power supply circuit, the control circuit can grasp the timing at which the power supply device shifts to the power saving mode. Therefore, the post-processing required by the control circuit is reliably executed when shifting to the power saving mode.
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 2 shows the configuration of the power supply device 1 of the present invention. As shown in the figure, the power supply device 1 is connected in parallel with a main
[0038]
Among these components are an
[0039]
The
[0040]
The
[0041]
The control circuit 2 includes a standby
[0042]
3 and 4 are timing charts showing the operation of the power supply device of the present invention. The operation from the so-called activation of the power supply device 1 to the transition to the power saving mode will be described. When the
[0043]
The secondary output of the
[0044]
Immediately after the voltage is generated at the secondary output of the sub
[0045]
On the other hand, when the oscillation of the main
[0046]
Here, considering that the charging current flowing through the smoothing capacitor C2 of the main
[0047]
This is because even when the resistance value of the limiting resistor RH1 is increased, after the oscillation of the main
[0048]
At this time, if the
[0049]
Here, the transistor Q1 is turned on when the power supply device 1 is started, but after that, the electric charge is accumulated in the capacitor C1, and when the potential increases and the base potential of the transistor Q1 shifts from the low level to the high level. , No longer conducting. That is, the transistor Q1 is turned off. When the transistor Q1 is turned off, the return /
[0050]
Next, an operation in a so-called power saving mode of the power supply device will be described. When the power supply device 1 is shifted to the power saving mode, the standby switch SW1 is temporarily short-circuited by the operator. When the standby switch SW1 is pressed, the transistor Q2 becomes conductive because the potential at the base of the transistor Q2 goes low. As a result, the potential of the standby
[0051]
As a result, since a current flows through the diode of the photocoupler PD1, a standby signal output from the CPU 3 in the control circuit 2 is transmitted to the power
[0052]
When the oscillation of the main
[0053]
The above operation to shift to the power saving mode is not only performed by the operator pressing the standby switch, but also by the CPU 3 of the control circuit 2 when the standby time elapses, and this standby time exceeds a predetermined set value. Then, the CPU 3 may voluntarily output the standby signal.
[0054]
Here, it is important that the operation of shifting to the power saving mode described above is performed by the operator requesting the power saving mode and the CPU 3 detecting this request to shift to the power saving mode, or by the timer management. The CPU 3 always makes a transition to the power saving mode when a standby signal is issued by the CPU 3, for example, the CPU 3 spontaneously makes a transition to the power saving mode, that is, the CPU 3 is always present in the transition to the power saving mode. It is.
[0055]
Therefore, since the CPU 3 can always grasp the timing to shift to the power saving mode, it is confirmed that the processing to be performed is completed by setting in advance the processing to be performed before shifting to the power saving mode. In addition, it is possible to shift to the power saving mode. For example, the inkjet printer can be set to shift to the power saving mode after finishing the post-processing such as the capping process of the ink head before outputting the power saving mode signal.
[0056]
On the other hand, the standby switch SW1 is also used in returning from the power saving mode to the normal operation mode. Here, since electric charge is stored in the capacitor C1, when the standby switch SW1 is short-circuited, a current temporarily flows through the
[0057]
However, even if the operator shifts to the power saving mode in order to stop the system of the apparatus by the circuit system as described above, power is still supplied to the sub power source. When the operator stops the system, the apparatus is often stopped completely, and it is very rare that the operator normally expects the apparatus to automatically return.
[0058]
For this reason, the power supply apparatus 1 of the present invention allows the operator to arbitrarily select either the transition to the power saving mode or the complete stop of the system. That is, the power supply device 1 includes the
[0059]
Note that the
[0060]
A
[0061]
Here, the operation of the
[0062]
Normally, current flows through the limiting resistor RH2 and the
[0063]
Even in this case, the safety of the power supply apparatus 1 can be further improved by incorporating a temperature fuse or the like in the limiting resistor RH2 assuming an unexpected situation such as the
[0064]
Next, the case where the
[0065]
When the output of the sub
[0066]
After the standby signal is output by the CPU 3, the processing proceeds in the order of stopping the oscillation of the
[0067]
Note that, as described above, it is necessary to end the post-processing necessary when stopping the system even when the
[0068]
Here, the
[0069]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the following effects can be obtained.
[0070]
(1) Since the power supply switching means cuts off the supply of power to the main power supply circuit while the main switch is turned on in the power saving mode, the power saving can be achieved only by stopping the conventional oscillation. Compared to the above, since it is possible to prevent the occurrence of a leakage current flowing through each component such as a resistor in the main power supply circuit, the power consumption in the power saving mode can be further reduced.
[0071]
(2) A relay contact that is short-circuited or opened by the return / cut-off circuit for short-circuiting or opening the commercial power supply and the main power supply circuit, and an increase in the oscillation frequency of the main power supply circuit Since the TRIAC that operates and conducts between the commercial power supply and the main power supply circuit is arranged in parallel, the TRIAC operates by operating the main power supply circuit using the relay contact only at the rise of the power supply circuit. Since the main power supply circuit can be restored by a simple operation such as shorting the relay contacts, such as when the main power supply circuit is restored to the normal operating state, the power required for the return operation is made minute. Therefore, the power consumption in the power saving mode can be further reduced.
[0072]
(3) Since the limiting resistance means having a predetermined resistance value is arranged in series with the relay contact that short-circuits the commercial power and the main power supply circuit, the charging current of the primary-side smoothing capacitor that flows through the relay contact is predetermined. Since it can be suppressed by a resistor having a resistance value, it is not necessary to assume that a large current flows through the relay contact, and the relay contact can be reduced in size.
[0073]
(4) Since the limiting resistor means is provided with a resistor having a predetermined resistance value and a thermal fuse that senses the temperature of the resistor, when the resistor exceeds a predetermined temperature, it is automatically Since the commercial power supply and the main power supply circuit can be shut off, for example, even if the relay contact is welded and does not operate, and an excessive current may flow unexpectedly, it is possible to prevent ignition due to temperature rise, etc. The safety of the device can be ensured.
[0074]
(5) After the commercial power supply and the main power supply circuit are short-circuited by the relay contact only for a predetermined time at the time of starting the power supply circuit, and the TRIAC becomes conductive as the oscillation frequency of the main power supply circuit increases, In order to supply power to the main power supply circuit, the power supply from the commercial power supply to the main power supply circuit is cut off by controlling only the operation of the triac when shifting from the normal operation state to the power saving mode. can do.
[0075]
Further, during normal operation of the power supply device, the excitation of the relay contact is released, so that power consumption can be reduced.
[0076]
(6) Since the main power supply circuit is stopped and the commercial power supply and the main power supply circuit are shut off after the current flowing through the triac becomes sufficiently small, the noise generated at the time of the shutoff is reduced. can do.
[0077]
(7) Since the control terminal of the triac is connected to the second coil portion that is excited in accordance with the operation of the main power circuit, the triac is automatically turned off due to a decrease in the oscillation frequency of the main power circuit. Since the commercial power supply and the main power supply circuit can be cut off, a special control circuit including a photocoupler can be eliminated when the commercial power supply and the main power supply circuit are cut off, thereby simplifying the configuration of the power supply device. As well as cost reduction.
[0078]
In addition, since the electromotive force of the winding is used for the control of the triac, it is possible to guarantee a high degree of operational stability against noise such as static electricity.
[0079]
(8) In the power saving mode, current can be prevented from flowing into the main filter circuit that prevents transmission of oscillation noise of the main power supply circuit to the commercial power supply, so that power consumption in the main filter circuit is reduced in the power saving mode. Can be prevented, and further power saving can be achieved.
[0080]
(9) Since the control circuit determines the timing for outputting all signals related to the stop of oscillation of the main power supply circuit, the control circuit can grasp the timing at which the power supply device shifts to the power saving mode, When shifting to the power saving mode, the post-processing required by the control circuit can be reliably executed.
[0081]
Therefore, it is possible to provide a power supply device capable of efficiently reducing power consumption in the power saving mode while reliably performing post-processing to be performed when the system is stopped when shifting to the power saving mode.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a conventional power supply device.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a power supply device of the present invention.
FIG. 3 is a timing chart showing the operation of the power supply device of the present invention.
FIG. 4 is a timing chart showing the operation of the power supply device of the present invention.
[Explanation of symbols]
1-Power supply
2-Control circuit
3-CPU
4-Control IC
5-Main switch
6-Oscillation stop circuit
12-Sub power circuit
15-Relay coil
18-Main power circuit
21-Triac
100 (100a, 100b)-power supply
Claims (8)
前記省電力モードに切り換わる際に前記主電源回路の発振停止に伴って自動的に商用電源から該主電源回路への電力の供給を断つように構成された、メインスイッチ以外の電力供給切換手段を備え、
前記電力供給切換手段は、商用電源および前記主電源の間を短絡または開放するAC遮断回路と、該主電源回路の発振を停止させる発振停止回路と、発振停止回路を制御する制御回路と、前記副電源回路から電力を供給され該AC遮断回路の動作を制御するとともに前記制御回路に所定の信号を伝達する復帰/遮断回路と、を備えており、該AC遮断回路は、該復帰/遮断回路によって短絡または開放されるリレー接点と、該主電源回路の発振周波数の増加に伴って動作するトライアックと、を並列に配置したことを特徴とする電源装置。A main power supply circuit and a sub power supply circuit, which are power sources for electrical appliances, are provided in parallel, and power is supplied from the commercial power source controlled by the main switch to the main power supply circuit and the sub power supply circuit. In the power supply device that supplies and suppresses or stops the supply of power from the main power supply circuit by switching to the power saving mode under a predetermined condition including the passage of a certain period of time,
Power supply switching means other than the main switch configured to automatically cut off the power supply from the commercial power supply to the main power supply circuit when the main power supply circuit stops oscillating when switching to the power saving mode equipped with a,
The power supply switching means includes an AC cutoff circuit that short-circuits or opens a commercial power supply and the main power supply, an oscillation stop circuit that stops oscillation of the main power supply circuit, a control circuit that controls the oscillation stop circuit, A return / cutoff circuit that is supplied with electric power from a sub power supply circuit and controls the operation of the AC cut-off circuit and transmits a predetermined signal to the control circuit, and the AC cut-off circuit includes the return / cut-off circuit A power supply apparatus comprising: a relay contact that is short-circuited or opened by the power supply circuit; and a triac that operates in accordance with an increase in an oscillation frequency of the main power supply circuit .
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