JP3903631B2 - 光学装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はライトバルブ手段を用いる液晶プロジェクタ等の光学装置に係わり、特に、照明手段を光学ユニットに固定保持する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の液晶プロジェクタ等の光学装置の照明手段である投光光源装置の光学ユニットに対する光軸の角度の調整方法としては特に記述されている例はない。ここで、例えば特公平10−2827548号公報には、光源から放射された光はリフレクタに反射して投光開口から前方に出射される構成に関して記載されているが、特にレンズあるいはレンズを保持する光学ユニットに対しての光の方向に関しては記述されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上の構成の投光光源装置においては、一般に、リフレクタの中心軸に対するランプの位置がずれると、リフレクタから出る光の方向がずれ、これにより光学装置自体の光束量が減少するという問題があった。またさらに以上の構成のまま高光束量の光学装置を提供しようとすると、ランプ自体を高出力なものを用いる必要があるため、ランプ電源の大型化、各光学部品の冷却装置の大型化が必須になるため光学装置自体の小形軽量化が困難になるという問題点があった。
【0004】
本発明の目的は、高光束量でなおかつ低価格、小型化が可能な光学装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、照明手段による光をライトバルブ手段に照射し、前記ライトバルブ手段から出射された光を投射する光学装置において、
上記光学装置は、光源と、光源を保持する保持部材から構成される照明手段と、上記ライトバルブ手段を保持する光学ユニットから構成され、前記照明手段の保持部材は、前記光学ユニットに対して直接保持される構成としている。
【0006】
さらに前記照明手段の保持部材は、前記光学ユニットに対して3個所で位置決めされる構成としている。
【0007】
また前記照明手段は、光源と、光源を保持する保持部材と固定部材から構成され、前記固定部材は、前記光源を前記保持部材に圧接する方向で固定する構成としている。
【0008】
さらに前記固定部材は、前記光源を前記保持部材に圧接する方向で固定する固定部を4個所もつ構成としている。
【0009】
また前記固定部材の固定部のうちひとつは、前記光源を圧接する方向に対して垂直な方向に前記光源を付勢する構成としている。
【0010】
さらに前記固定部材は、板材であること構成としている。
【0011】
また、照明手段による光をライトバルブ手段に照射し、前記ライトバルブ手段から出射された光を投射する光学装置において、
上記光学装置は、光源と、光源を保持する保持部材から構成される照明手段と、上記ライトバルブ手段を保持する光学ユニットから構成され、
上記照明手段は、光源と、保持部材と、補正部材から構成され、光学ユニットに対する光軸の角度を補正できる構成としている。
【0012】
さらに前記照明手段は、光源と、保持部材と、光源と保持部材の間に挟むまれる補正部材から構成としている。
【0013】
また前記照明手段は、光源と、第一の保持部材と、第二の保持部材と、第一の保持部材と第二の保持部材との間に挟むまれる補正部材から構成されている。
【0014】
さらに、前記補正部材の厚さを変えることにより、前記保持部材に対して前記光源の光軸の角度が可変可能な構成としている。
【0015】
さらに、前記補正部材は、前記光源に対して移動可能な構成とし光学ユニットに対して光源の光軸の角度が可変に保持される構成としている。
【0016】
また前記補正部材はくさび状の突起を有する構成としている。
【0017】
さらに前記補正部材はネジにより可動する構成としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
図1から図15は、本発明による、第1番目の一実施の形態の説明図である。
【0020】
図1は、本発明における光学装置の光源ユニット100の概略構成を示す分解斜視図である。第1図において、第一の保持部材801には、補正部材802、803、804、805(図示せず)を介して光源101が、光源固定部101a、101b、101cにて、固定部材811により固定されている。この時、上記補正部材802、803、804、805は第一の保持部材801に対する上記光源101の姿勢角度を補正するための部材である。
【0021】
上記さらに上記第一の保持部材801は、ネジ806、807、808、809により照明ケース810に固定されている。さらに上記光源101にはコネクタ820が接点820aおよび接点820bが固定されている。さらに上記照明ケース810に上記コネクタ820がコネクタ固定部材816およびネジ817で固定されている。
【0022】
詳細な説明に先立って、図2から図8を用いて本実施の形態に係る光学装置の概略構成について説明しておく。
【0023】
図2は、本発明にの一実施の形態の外観を示した図である。光学装置1の内部には、光学ユニットが収容されている。図示する光学装置1において、投射系ユニット500の一部である投射レンズ手段は光学装置の外装匡体の外部に露出しており、この投射レンズ手段より、外部のスクリーンなどに映像が投射される。また前方には吸気口110が、側面後方には排気口111が設けられており、吸気口110から外気を取り入れて装置内部を冷却後、暖まった空気を排気口111から装置外部へ排出する。
【0024】
装置の操作は、操作ボタン113もしくは遠隔操作受信部A117経由で外部からの操作信号により行う。また、装置の移動時には、ハンドル122を使用する。
【0025】
図3は、図2に示した光学装置の底面側の外観を示している。
【0026】
光学装置1の底面側には、光源の交換蓋114が設けてあり、この蓋を開けて光源を交換する。また、装置全体の設置角度を調整して投射する映像の角度を調整する調整脚A112及び調整脚B115が設けてある。これら2つの脚の高さを調整して、投射する映像の位置や傾きの微調整を行う。
【0027】
装置への外部からの映像信号は入力端子A118や入力端子B120より入力する。また、電源は電源コネクタ119へ入力する。装置後方側にも遠隔操作受信部B116が設けてあり、図2に示した受信部と同様に動作する。
【0028】
図2に示したハンドル122の反対側には、脚121が上記入力端子より高い位置に設けてあり、ハンドル122を持って、床面などに置いた場合に、入力端子などが損傷を受けないようになっている。
【0029】
図4は、図1に示した光学装置の動作状態の斜視図(a)と側面図(b)である。光学装置1から投射された光束はスクリーン上に映像122として映る。このとき、光学装置1とスクリーン上の映像との位置関係は、この図4においては投射系ユニットの光軸123に対して投射光束の光軸124は上方を向いており、投射レンズの光軸にいわゆるあおり角度が設けてある。投射レンズの光軸に設けたあおり角度は、机などの水平な台に装置を設置した状態で、上方のスクリーンに映像を投射する場合に発生するキーストンひずみ(台形ひずみ)を防止するために設けてある。照明側の光軸123に対して投射レンズを所定の量ずらし(あおり量126を設ける)て投射レンズ光軸125の位置に配置すると、斜めに投射されるてできる映像が長方形などのひずみのない形状となる。このあらかじめ設定されている所定の光軸をずらすことをあおりと呼んでいる。この図4の設定では、図面の上方にあおり量126が設定されている。
【0030】
天井などの上方に設置する場合には、装置全体を図4とは上下逆向きに設置することにより、天井より下向きに、下側のスクリーンなどに映像を表示することが可能となる。
【0031】
図5は、図2、図3に示した光学装置内部の光学構成を示す。
【0032】
光源101から出射された適当な光量の光束は、まずインテグレータレンズA202、インテグレータレンズB203を透過した後、反射ミラーA407で反射し、コリメータレンズB301を透過してダイクロイックミラーB408へと導かれる。ダイクロイックミラーB408では、2色成分、たとえば赤色及びシアン色成分に分離し、赤色成分を透過して反射ミラーDへ、シアン色成分を反射してダイクロイックミラーC409へとそれぞれ導く。ダイクロイックミラーC409では、入射したシアン色成分をさらに2色成分、たとえば緑色成分と青色成分に分離し、緑色成分を反射してコンデンサレンズG405へ、青色成分を透過してリレーレンズA402へとそれぞれ導く。このようにして、カラーの映像表現に必要な複数色成分に分離する。
【0033】
分離された色成分毎の光束は、それぞれの色成分を担当するライトバルブ手段へと進む。すなわち、反射ミラーD412から反射した赤色の光束はコンデンサレンズR404を経由してライトバルブ素子R413へと進む。コンデンサレンズG405に入射した緑色の光束はライトバルブ素子G415へと進む。また、リレーレンズA402に入射した青色成分の光束は、フィルタ419、反射ミラーD410、リレーレンズB403、反射ミラーF411、コンデンサレンズB406とすすみ、ライトバルブ素子B414へと進む。各色成分のライトバルブ手段には、図示しない駆動回路手段により、画像が表示されており、上記のように各色成分の入射光はライトバルブ手段により変調されて投射系ユニット500へと進む。投射系ユニット500には、複数の色成分の光束を合成する合成手段としてのプリズム手段が設けてあり、最終的に変調された光束は投射レンズ501により装置外部へと進む。
【0034】
これにより、スクリーン(図示せず)上には、各色表示用のライトバルブ、413、414、415に表示された画像が映像として拡大投射されることになる。
【0035】
図4で説明したように、投射系ユニット500には、プリズム手段と投射レンズ手段との光軸をずらすなどにより、所定のあおり量を設定してある。すなわち、プリズム手段で合成された光束は、投射レンズ手段により設定されたあおり量に見合う角度だけずれた方向に投射される。
【0036】
図6は、図1に示した光学装置内部の、光学ユニットの構成を示す。図5に示した図では、光学部品の配置を示したが、実際には、光学ユニット10を構成する下側ユニットケース700により各光学部品は支持されている。
【0037】
また、光源101は、光源ユニット100に支持された上で光学ユニット10に取り付けられている。光源ユニット100は使用状況によって交換が必要であり、光学ユニット10から着脱可能となっている。
【0038】
遠心冷却手段130は、外部からの空気を取り込んで、光学ユニット10内のライトバルブ手段などの冷却が必要な部材へ風を送り冷却する。
【0039】
投射系ユニット500は、光学ユニット10の下側を構成する下側ユニットケース700に取り付けられている。すなわち、光学部品を支持している下側ケース700に投射系ユニット500が取り付けられている。
【0040】
図7は、図6で説明した光学ユニット10を構成する下側ユニットケース700に上側ユニットケース701が取り付けられた状態を示す。
【0041】
上側ユニットケース701には、さらに第1カバー160と第2カバー161が取り付けられていて、ライトバルブ手段の上方に配置されている。
【0042】
光源ユニット100の上方には、光源ハウジング151が設けられていて、さらにこの光源ハウジング151には軸流ファン150が取り付けられていて、主に光学ユニット100付近の冷却を行っている。
【0043】
図8は、光学ユニット10が外装筐体に収納された状態を示す。説明のため、筐体の上部は切断して示している。
【0044】
光学装置1の筐体に納められた光学ユニット10は、吸気口112から取り入れた外部の空気を遠心冷却手段130により取り込み、主に光学ユニット10内部の冷却に使用する。冷却後の空気は、筐体内部に放出される。一方、排気口111に面して軸流ファン150が設けてあり、光源ユニット100付近を冷却して暖まった空気を光学装置1外部へと排出する。このとき、光源ユニット100付近に流れ込む空気は、筐体内部にある空気であり、上記した光学ユニット10内部の冷却に使用した空気が含まれる。このほか、図示しない電源や信号処理などの電気回路部分を冷却した空気もまとめて軸流ファン150が装置1外部へと排出する。
【0045】
光学ユニット10や図示しない電源などの冷却温度、たとえば50度Cなどに比較して、光源ユニット100に含まれる光源101の冷却温度、たとえば600度Cのように遥かに高い。このため、いったん光学ユニット10を冷却して温度上昇した空気、たとえば外気温度20度Cであったものが25度Cに上昇したような空気であっても、光源101の冷却に使用しても問題ない。
【0046】
このようにして、光学装置1全体の冷却を行っている。
【0047】
図9は、図7の投射系ユニットの着脱状態を別の角度からみた斜視図である。このように、下側ユニット700から、直接着脱することができる。すなわち、上側ユニットなどその他の構成部品を取り外すこと無くライトバルブ手段を含む投射系ユニット500を取り外し、ライトバルブ手段の清掃などのメンテナンスを行うことができる。
【0048】
この時の、投射系ユニット500の取り外し方向の矢印730の方向は、投射レンズ手段のあおり量の設定方向と一致させると、取り外す距離が少なくて済み、取り外し易い。
【0049】
図10は、前記光学装置1の前記光学ユニット10に前記光源ユニット100位置決め固定する構成を示した分解斜視図である。さらに 図11、図12は図1で示した光源ユニット100の組みあがり状態を示す斜視図である。図11は上方からの斜視図で、図12は下方からの斜視図である。
【0050】
図10、図11、図12において、前記光源ユニット100の前記第一の保持部材801に設けられた円形状の穴である第一の位置決め部862は、光学ユニット10の円柱状の突起である第一の位置決め部864に勘合される。
【0051】
この時、前記第一の保持部材801の第一の位置決め部862の穴径と、光学ユニット10の第一の位置決め部864の外径は、勘合可能な最小なはめあい公差になっており、この公差の差分のガタ以内で前記光学ユニット10と前記光源ユニット100の水平方向の位置が決定される。
【0052】
さらに前記光源ユニット100の前記第一の保持部材801に設けられた長穴形状の穴である第二の位置決め部861は、光学ユニット10の円柱状の突起である第二の位置決め部863に勘合される。
【0053】
この時前記第一の保持部材801の第二の位置決め部861は、長穴の短辺方向の幅が、光学ユニット10の第二の位置決め部863の外径に対して勘合可能な最小なはめあい公差になっており、この公差の差分のガタ以内で、前記光学ユニット10と前記光源ユニット100の前記水平方向と垂直な方向の位置が決定される。
【0054】
さらに、前記光源ユニット100の前記第一の保持部材801に設けられた長穴形状の穴である第三の位置決め部865は、光学ユニット10上の円柱状の突起である第三の位置決め部866に勘合される。
【0055】
この時前記第一の保持部材801の第三の位置決め部865の長穴の短辺方向の幅は、光学ユニット10の第三の位置決め部866の外径に対して勘合可能な最小なはめあい公差になっており、この公差の差分のガタ以内で前記光学ユニット10と前記光源ユニット100の傾斜角度が決定される。
【0056】
また、上記光源ユニット100の第一の保持部材801上の位置決め部801aが、前記光学ユニット10の位置決め部10a、10b、10c、10dの少なくとも2個所以上に当接され、上下方向の位置を規制されるともに、出射光軸まわりの回転を規制される。以上の状態で固定ネジ812および813により前記光学ユニット10の固定ネジ部867、868に固定される。
【0057】
以上のように、前記光原ユニット100は、前記光学ユニット10に対して必要最低限の3点で、位置および傾斜角度が決められるので、非常に高精度に相対位置を確保できるとともに、光源ユニット100からの出射光の方向を正確に光学ユニット100内の各光学部品に照射できる構造となっている。
【0058】
次に図11、図12、図13、図14により上記光源ユニット100の詳細な構成を説明をする。
【0059】
図11、図12に示すように、前述のように前記第一の保持部材801には、前記固定部材811により前記光源101が、上下左右の4個所で勘合固定されている。ここで前記固定部材811は、バネ材等の弾性素材で構成されている。図においては前記固定部材811を前記第一の保持部材801に固定するためにネジ836、837が記してあるが、ネジ836、837は過大な衝撃荷重に対しての安全のために設けてあるもので、構成上は無くても良い。
【0060】
さらに前記照明ケース810の下方には、引き出し部材821が固定されている。引き出し部材821は、前述の図3、図10の説明に記したように前記光源ユニット100を着脱する際の取っ手である。図においては前記照明ケース810と別部材としているが、前記照明ケース810と引き出し部材821は後述の図18に示すような一体型でも機能上は変わりない。
【0061】
次に図13、図14により前記光源ユニット100における前記光源101の位置決め構造と前記光源101からの光の出射方向の調整構造について説明する。前記図5の説明において記したように、光源101から出射された光束はまず前記インテグレータレンズA202に至るが、この時前記光源101からの出射光束の方向、すなわち前記インテグレータレンズA202に対する相対角度が変化すると、前記インテグレータレンズA202における光束の通過率が変化する。これにより光路上のその後のインテグレータレンズB203及びコリメータレンズA401以下の光の通過率が変わるため最終的に前記光学装置1からの出射光束量すなわち前記スクリーン上の映像122の明るさが変化してしまうことになる。以上の理由により、前記光源101の前記インテグレータレンズA202に対する相対角度は非常に高精度が要求されるものである。
【0062】
前述のように本発明においては、前記インテグレータレンズA202は光学ユニット10に搭載されている。このため、前記光源101と前記インテグレータレンズA202の相対角度を高精度に保つためには、前記光学ユニット10と前記光学ユニット10の位置決めを高精度に保つ必要がある。このため前述の図10、11の説明で示したように、光学ユニット10に対して光源ユニット100は位置および姿勢の精度向上のために必要最小限の3点で位置決めされている。
【0063】
さらに図13、図14に示すように、前記光源101の出射光束の方向を前記第一の保持部材801に対して高精度に確保するために、前記光源101は、前記第一の保持部材801に対して前記補正部材803を介して前記第一の保持部材801に固定されている。
【0064】
この時図13に示すように、上方から見た断面図では補正部材803のみが挿入されているので、図中第一の保持部材801の中心軸850に対して光源101の中心軸851は左右方向に相対角度θ1を有して固定されている。さらに、図14に示す側面方向の断面図において、上側に補正部材803が挿入されているので図中第一の保持部材801の中心軸850に対して光源101の中心軸851は上下方向に相対角度θ2を有して固定されている。以上のような構成により上記補正部材803の厚さを変えることおよび前記図1に示した光源101の固定部101a、101b、101c、101dのいづれに挿入するかで上記相対角度θ1および相対角度θ2を任意に設定することが可能である。
【0065】
すなわち仮に上下のどちらかに補正部材を挿入することで、前記光源101を上下にあおる方向に補正でき、また左右どちらかに補正部材を挿入することで左右方向の角度を補正できる。さらに、前記光源101の固定部4個所のうち一ッヶ所のみに補正部材を挿入することで、斜め方向に傾斜角度を補正可能である。また以上の補正部材を挿入する位置を組み合わせさらに各々の補正部材の厚さを変えて設定することで自由に上記光源101の前記第一の保持部材801に対する角度を高精度に設定できる。
【0066】
上記相対角度θ1および相対角度θ2の値を設定するには、予め前記光源101と前記インテグレータレンズA202およびインテグレータレンズB203を固定した任意の治具等で、前記インテグレータレンズB203からの光の出射光束量が最大になるように、前記光源101からの出射光の方向角度を設定し、補正部材の厚さ、挿入位置を設定する必要がある。また、角度補正を必要としない場合は、当然上記補正部材802、803、804は不必要になり、また上記実施例では補正部材の挿入箇所を最大4ヶ所まで設定可能な構成であるが、各補正部材を何ヶ所に挿入するかは各補正角度の量と方向で任意であることは、言うまでもない。
【0067】
さらに本発明においては、前記光源101の前記第一の固定部材801に対する取付け面方向の位置決めの構成を以下図15、図16により説明する。
【0068】
図15、図16は、上記図13、図14に示した光源ユニット100の光の出射方向とは反対の方向から見た図で、図15に対して図16は前記固定部材811を省略した図である。図15に示すように、前記光源101は、前記固定部材811の第一の固定部811a、第二の固定部811b、第三の固定部811c、第四の固定部811dにより第一の固定部材801に光の出射方向に押し付けられて固定されている。この時、前記第一の固定部811aはその他の固定部に対して長く構成されているため光源101の斜面部分を押す構成になるので前記図15において矢印Fの方向に付勢する。この時図16に示すように前記固定部材811には第一の位置決め部801aと第二の位置決め部801b、第三の位置決め部801eを有しているので、上記のように矢印Fの方向に付勢されることで、まず第一の位置決め部801aと第二の位置決め部801bにより上下方向の位置と平面内の回転が規制され、さらに第三の位置決め部801eにより左右方向の位置が規制される構成である。
【0069】
また上記前記固定部材811には、第四の位置決め部801f、第五の位置決め部801c、第六の位置決め部801dを有しているが、これは微視的詳細には上記光源101とは当接しておらず、過大な衝撃過重が掛かった時に、回転あるいは平面方向に大きくずれるのを防止のために設けてあるものである。
【0070】
図17は、本発明による第2番目の一実施の形態の光源ユニット100を示す分解斜視図で、図18は同じく光源ユニット100の組み立て状態の下方からの斜視図である。
【0071】
さらに図19は、本発明による第2番目の一実施の形態の光源ユニット100の上方からの断面図で、図20は側面からの断面図である。
【0072】
前述の第1番目の一実施においては、前述の第一の保持部材801と光源101の間に補正部材802、803、804を介して光源101が固定部材811により固定されているのに対して、図17、図18、図19、図20に示した第2番目の一実施においては、第一の保持部材801と第二の保持部材841との間に補正部材802、803、804を挿入した構成で、光源101は、第二の保持部材841に固定部材811により固定されている構成である。
【0073】
第一の保持部材801と第二の保持部材841は固定ネジ821、832、833、824により固定保持されるものである。また補正部材802、803、804は、ワッシャ状の形状でありワッシャの中穴に上記固定ネジ821、832、833、824が貫通する構成である。以上のような構成としても前述の光源101の第一の保持部材801に対する角度は補正部材802、803、804の厚さおよびどの位置に挿入するかで調整が可能であり、効果は前記第1番目の一実施と同じである。またこの場合第1番目の一実施に対して構成部品数は増加するが、前記補正部材802、803、804は確実に保持固定され調整の作業性も良くさらに光源101自体に不必要な応力をかけることがないので光源ユニット100自体の信頼性は高くなる。
【0074】
さらに前述の第1番目の一実施においては、照明ケース810を光源101を保持できる必要最小限の形状にしてあるが、本実施例においては、図20のに示すように、光源101の上方には冷却風891が、光源101の下方には冷却風892が光源101の外形形状に沿って流れる構成としている。さらに図中表記していないが、同じく光源101の左右側面に沿っても冷却風が効率的流れように照明ケース810の形状を滑らかにかつ光源101の外形形状に沿った形状にしてあるので、光源101の温度上昇を最小限に押さえられる構成としている。
【0075】
さらに本実施例では、光源101の背面のコネクタ820aとの接点部分に光源101の背面からの光漏れを減少させるべく遮光板835を設けてある。この遮光板835により前記図2の説明に記した排気口111から光学装置1の外部に不要な光が漏れないような構成とすることができる。
【0076】
図21、図22は、本発明による第3番目の一実施の形態の光源ユニット100を示す上方および下方からの斜視図である。さらに図23、図24は、本発明による第3番目の一実施の形態の光源ユニット100の上方および下方からの分解斜視図である。
【0077】
前述の第1番目と第2番目の一実施においては補正部材802、803、804はワッシャ状の形状として移動しない構成にして厚さと挿入位置により角度調整をしていたが、第3番目の一実施においては、第一の保持部材801に対して補正部材860、861が相対的に移動可能な構成としてあり、光源ユニット100を光学ユニット10に固定後でも容易に光源101の姿勢角度を補正することが可能な構成としたものである。
【0078】
図21において第一の補正部材860と第二の補正部材861は、光源101と第一の保持部材801の間に挟まれた構成となっている。
【0079】
さらに、光源101は固定部材811により前記第一の保持部材801に当接される方向で固定されている。
【0080】
ここで、前記第一の補正部材860と第二の補正部材861は、図24に示すように前記保持部材801に対して取り付けネジ863、864、865、866により図21中矢印Gの水平方向に移動可能に構成されており、さらに第一の補正部材860には、くさび状の突起である案内部860a、860bが、第二の補正部材861には、案内部861a、861bが一体に形成されている。
【0081】
さらに前記案内部860a、860b、861a、861bは、前記光源101と前記第一の保持部材801の当接部にくさび状の斜面が挿入されている構成としている。
【0082】
前記第一の保持部材801には、調整ネジ855、856、857、858が取り付けられており、各調整ネジを図中矢印B、C、D、Eのごとく回転させることのより第一の補正部材860、第二の補正部材861が矢印Gのごとく移動する。この動作により前記光源101は、前記第一の保持部材801に対して図中矢印H、I、Jのように、角度可変に移動させることが可能であり、これにより光源101の光の出射方向の角度を容易に調整可能である。
【0083】
以上の第一の補正部材860、第二の補正部材861は、前記光源ユニット100を前記光学ユニット10に固定した後でも、上記調整ネジ855、856、857、858を回すことで前記光源101の出射光の角度を補正できるので各光学ユニット10に対して光軸調整を最適化するこができ、これにより光学装置1のスクリーンへの出射光束量を最大にできるものである。但しこの場合は、光源ユニット100を交換した場合は、再度光軸の最適化調整が必要である。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、高光束量でなおかつ低価格、小型軽量化が可能な光学装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る光学装置の光源ユニットの分解説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る光学装置の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る光学装置の外観底面側を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る光学装置の動作時の、投射映像位置を示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る光学装置の光学系の構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る光学装置の構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る光学装置の構成を示す斜視図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る光学装置の内部構成を示す斜視図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る光学装置の着脱の説明図である。
【図10】本発明の第1実施形態に係る光学装置の光源ユニットの着脱の説明図である。
【図11】本発明の第1実施形態に係る光学装置の光源ユニットの外観を示す上方からの斜視図である。
【図12】本発明の第1実施形態に係る光学装置の光源ユニットの外観を示す下方からの斜視図である。
【図13】本発明の第1実施形態に係る光学装置の光源ユニットを示す上方からの断面図である。
【図14】本発明の第1実施形態に係る光学装置の光源ユニットを示す側面方向からの断面図である。
【図15】本発明の第1実施形態に係る光学装置の光源ユニットを示す背面方向からの断面図である。
【図16】本発明の第1実施形態に係る光学装置の光源ユニットを示す背面方向からの断面図である。
【図17】本発明の第2実施形態に係る光学装置の光源ユニットの分解説明図である。
【図18】本発明の第2実施形態に係る光学装置の光源ユニットの外観を示す下方からの斜視図である。
【図19】本発明の第2実施形態に係る光学装置の光源ユニットを示す上方からの断面図である。
【図20】本発明の第2実施形態に係る光学装置の光源ユニットを示す側面方向からの断面図である。
【図21】本発明の第3実施形態に係る光学装置の光源ユニットの外観を示す上方からの斜視図である。
【図22】本発明の第3実施形態に係る光学装置の光源ユニットの外観を示す下方からの斜視図である。
【図23】本発明の第3実施形態に係る光学装置の光源ユニットの上方からの分解説明図である。
【図24】本発明の第3実施形態に係る光学装置の光源ユニットの下方からの分解説明図である。
【符号の説明】
1…光学装置
10…光学ユニット
100…光源ユニット
101…光源
140…遠心ファン
203…インテグレータレンズB
413、414、415…ライトバルブ
500…投射系ユニット
501…投射レンズ
700…下側ユニットケース
701…上側ユニットケース
801…第一の保持部材
811…固定部材
802、803、804…補正部材
860…第一の補正部材
861…第二の補正部材
855、856、857、858…調整ネジ

Claims (3)

  1. をライトバルブ手段に照射し、前記ライトバルブ手段から出射された光を投射する光学装置において、
    光を出射する光源と、前記光源を保持する保持部材と、前記保持部材に結合され、前記光源を固定する固定部材とを有し前記光学装置の筐体に対し、着脱可能な光源ユニットを備え、
    前記光源ユニットは、前記光学装置の筐体の底面側から着脱可能であり、
    前記固定部材は、前記光源ユニットの着脱方向と直交する方向に前記保持部材に圧接されることを特徴とする光学装置。
  2. 請求項1記載の光学装置において、
    前記固定部材の固定部のうちひとつは、前記光源を圧接する方向に対して垂直な方向に前記光源を付勢することを特徴とする光学装置。
  3. 請求項1または2記載の光学装置において、
    前記固定部材は、板材であることを特徴とする光学装置。
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