JP3903226B2 - ガスタービンエンジン用ノズル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、一般には先細/末広ノズルを有するガスタービンエンジンに関し、より詳細には、ノズルを密封する装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
オグメンタを備えたガスタービンエンジンは、一般に、エンジン内に生じたスラストを最大限に利用するために幾つかの型式の下流ノズルを包含する。例えば、先細/末広ノズルが、ノズルの外形を多様に変えることができることから、しばしば用いられている。このような先細/末広ノズルにおいて、オグメンタの後部外周まわりに分配されている複数のフラップが先細部分及び末広部分を形成し、これらの先細及び末広部分はノズルと呼ばれている。また、隣接するフラップ間に設けられている複数のフラップシールが、先細部分及び末広部分における各フラップ間のガス漏れを最小にする。先細部分は、オグメンタと末広部分とにそれぞれ枢動可能に接続されている。末広部分は、先細部分と、末広フラップの外側に半径方向に設けられている外側フェアリングの複数の外側フラップの一端とに、それぞれ枢動可能に接続されている。これら外側フラップの他端は、ノズルの一部分を囲繞している固定外側ケーシングに枢動可能に接続されている。そして、外側ケーシングと、先細及び末広部分と、外側フェアリングとは、一緒になって、“ノズルプレナム”と呼ばれているプレナムを形成する。
【0003】
オグメンタ及び燃焼器を出る中心ガスの温度は高いので、ノズルは、送風機から抽出されて温度がノズルを通過する中心ガス流れの温度よりも低いと共に圧力が中心ガス流れの圧力よりも高い空気で、冷却される。この冷却空気は、オグメンタを出てノズルに入り、ノズルフラップ及びフラップシールの一方の側、すなわち内側の表面に沿って進む冷却空気層を形成する。ノズルフラップ及びフラップシールの他方の側、すなわち外側の表面はノズルプレナム内の冷却空気によって冷却される。
【0004】
しかしながら、以上述べたノズルの冷却方法の多くの実施には、一般に、2つの重大な欠点がある。すなわち、その第1の欠点は、オグメンタを出てノズルに入り、空気層を形成してノズルを通過する冷却空気が、オグメンタから離れる方向にしたがって温度を増大することである。そして、温度が増大すると同時に、空気層の幾何学的形状が損なわれ、冷却空気とノズルとの間の熱伝達が抑制される。その結果、冷却空気流れは、先細部分のためには十分であっても、末広部分のためには十分でなくなる。そして、このために、もし冷却空気流れが末広部分のために必要とされる最小量を満すように増大された場合には、過剰の量の冷却空気が先細部分を冷却するために用いられたことになる。第2の欠点は、現在使用可能な多くのノズルにおいて、ノズルプレナム内の冷却空気が外側フェアリングと末広部分との間の連結部から容易に逃げることである。したがって、他の方法で要求されるよりも多くの量の冷却空気をノズルプレナムに供給する必要がある。当業者であれば、ガスタービンエンジンに使用される抽出冷却空気の量を最小にすることは顕著な利益であることを認識されよう。
【0005】
以上述べたことから、最小量の冷却空気を用いて先細及び末広部分を十分に冷却することができるノズルが要望されている。
【0006】
【発明の開示】
本発明は、このような要望に応じてなされたものである。したがって、本発明の目的は、最小量の冷却空気を必要とするノズルを提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、末広フラップ及び末広フラップシールを十分に冷却するノズルを提供することにある。
【0008】
本発明の更に他の目的は、多様のノズル姿勢に対して有効なノズル用密封装置を提供することにある。
【0009】
本発明の更に他の目的は、容易に製作されて実施される密封装置を提供することにある。
【0010】
以上述べた目的を達成するために、本発明によれば、次に述べるようなガスタービンエンジン用ノズルが提供される。すなわち、ガスタービンエンジン用ノズルは、外側ケーシングと、先細部分と、末広部分と、外側フェアリングと、この外側フェアリングと末広部分との間を密封する装置とを包含する。先細部分は、その一端でオグメンタにまたその他端で末広部分の一端に、それぞれ連らなっている。末広部分の他端、すなわち先細部分に取付けられている端と反対側の端は外側フェアリングに枢動可能に取付けられている。末広部分は、周方向に間隔を置かれている複数の末広フラップと末広フラップシールとを包含する。外側フェアリングと末広部分との間を密封する装置は、末広フラップと末広フラップシールとに取付けられて、外側フェアリングと組合う。
【0011】
そして、本発明の一態様によれば、各末広フラップは冷却空気が通過する放出スロットを包含する。これらスロットの方向は、冷却空気がノズルを通過する中心ガス流れに混合する前に、冷却空気がノズルプレナムから末広フラップの内部を通過し、空気層を形成しながら末広フラップの表面に沿って進むように、定められている。
【0012】
また、本発明の他の態様によれば、各末広フラップシールは冷却空気が通過する放出スロットを包含する。これらスロットの方向は、冷却空気がノズルを通過する中心ガス流れに混合する前に、冷却空気がノズルプレナムから末広フラップシールの内部を通過し、空気層を形成しながら末広フラップシールの表面に沿って進むように、定められている。
【0013】
以上述べた本発明のひとつの利益は、最小量の冷却空気を使用することである。すなわち、冷却空気は送風機又は圧縮機の段落から抽出されるか、若しくは航空機の外側フラップによって捕らえられて供給される。そして、前者の場合にあっては、送風機及び/又は圧縮機により仕事を与えられて圧力が増大した空気のうち、冷却空気として用いられる分はエンジンのスラスト発生のためには用いられず、したがってエンジンの効率を減少する。また、後者の場合にあっては、外側フラップが航空機に好ましくないドラグを生じさせる。したがって、必要とされる冷却空気の量を最小にすることは顕著な利益である。
【0014】
本発明は、また、ノズルの末広部分のための改良した冷却を提供する。すなわち、多くの従来のノズル冷却方法は、オグメンタライナから放出される冷却空気を用いて下流側の先細及び末広部分(ノズル構成要素)の熱い側を冷却するようにしている。これに対し、本発明は、オグメンタライナから放出される冷却空気で先細及び末広部分の熱い側を冷却すると共に、末広部分の放出スロットを通過してこの末広部分を冷却する追加の空気を加えるようにしている。
【0015】
本発明の以上述べた目的、特徴及び利益は添付図面を参照して詳述する下記の最良の実施の形態についての説明から一層明らかになるであろう。
【0016】
【発明を実施するための最良の形態】
図1を参照するに、ガスタービンエンジン用ノズル10は、外側ケーシング12と、末広部分14と、先細部分16と、外側フェアリング18とを包含する。オグメンタ20の一部分が先細部分16に隣接してノズル10の前方に示されている。ノズル10の先細部分16は末広部分14の前方に位置し、末広部分14と先細部分16との交差部は先細/末広ノズル10ののど部を形成する。外側ケーシング12は、オグメンタ20及びノズル10の一部分を囲繞する固定構造体である。
【0017】
ノズル10の先細部分16は、オグメンタ20の後部の外周まわりに分配された複数の先細フラップ22と先細フラップシール(図示せず)とを包含する。各先細フラップ22は、枢動可能なリンケージ24に取付けられ、リンケージ24は外側ケーシング12に取付けられたブラケット26に取付けられている。各リンケージ24の枢動点28は、オグメンタライナ30と先細フラップ22との交差部に隣接している。このリンケージ24の枢動点28の位置は、あたかも先細フラップ22がオグメンタライナ30に枢動可能に取付けられているように、先細フラップ22がオグメンタライナ30に関して枢動できるようにする。そして、フィンガシール32がオグメンタライナ30と先細フラップ22との交差部をシールする。
【0018】
次に、図1及び図5を参照するに、ノズル10の末広部分14は先細フラップ16の後部の外周まわりに分配された複数の末広フラップ34と末広フラップシール36とを包含し、末広フラップ34の一端は先細フラップ22を支持するリンケージ24に枢動可能に取付けられている。末広フラップ34の他端は、外側フェアリング18に枢動可能に取付けられている。各末広フラップ34は、本体38と、ホットシート40と、後方延長部42と、後方枢動部44とを包含する。ホットシート40は、本体38の中心ガス流れにさらされる側に取付けられている。また、後方枢動部44は本体38の後部から延出している。更に、後方延長部42は末広フラップ34のホットシート40から延出して後方枢動部44のまわりに上向きにアーチ状に曲がっている。そして、本発明の一実施例によれば、各末広フラップ34はそのホットシート40に設けられた放出スロット50を包含する。末広フラップ34の本体38を貫通する冷却空気通路52は、冷却空気がこの放出スロット50を通過できるようにする。
【0019】
次に図1、図及び図6を参照するに、複数の末広フラップシール36は、末広フラップ34間にかつ半径方向内向きにして周方向に分配されて、各隣接する末広フラップ34の一部分とオーバラップしている。各末広フラップシール36は、本体54と、後方延長部56とを包含する。この後方延長部56は、末広フラップシール36の本体54から離れるように、末広フラップ34の後方延長部42と同様にアーチ状に曲がっているが、その曲率は末広フラップ34の後方延長部42の曲率よりも僅かに大きい。そして、本発明の一実施例によれば、各末広フラップシール36は放出スロット58を包含する。各末広フラップシール36の本体54を貫通する冷却空気通路60は、冷却空気がこの放出スロット58を通過できるようにする。
【0020】
次に図1、図2及び図4を参照するに、外側フェアリング18は、末広フラップ32及び末広フラップシール36と同様な方法で配置された複数の外側フラップ62と外側フラップシール64とを包含する。外側フラップ62の後方端は、末広フラップ34に枢動可能に取付けられている。外側フラップ62の前方端は、外側ケーシング12に枢動可能に取付けられている。そして、外側フェアリング18と外側ケーシング12との連結部に設けたフィンガシール66が、外側フェアリング18と外側ケーシング12との間における冷却空気漏れを最小にする。
【0021】
再び図1を参照するに、エンジンの作動において、温度が中心ガス流れ46の温度よりも低いと共に圧力が中心ガス流れ46の圧力も高い冷却空気が、送風機及び/又は圧縮機(ともに、図示せず)から抽出され、オグメンタライナ30と外側ケーシング12との間に形成されているアニュラス68に入る。それから、この冷却空気の一部分がオグメンタライナ30に設けられている穴を通してアニュラス68から出て、オグメンタライナ30と中心ガス流れ46との間に空気層70を形成する。この空気層70は、下流側に連続して先細部分16のフラップ22を通り過ぎ、その進行に沿うオグメンタライナ30及び先細部分16から熱を運び去る。アニュラス68内の残りの冷却空気は、先細部分16と、末広部分14と、外側ケーシング12と、外側フェアリング18とによって形成されているノズルプレナム72に入る。
【0022】
ノズル10を冷却する場合において、ノズル10を通過する冷却空気流れの量を最小にすることが要求されるものである。そして、この冷却空気の最小量には、熱伝達の目的のために必要とされる冷却空気量と、熱伝達のために必要とされる冷却空気を供給することに付随して生じる冷却空気の漏れ量とが含まれるものである。したがって、付随的な冷却空気の漏れを減少することは、ノズルに必要とされる最小の冷却空気量を減少することになる。この点、本発明によれば、末広フラップ34及び末広フラップシール36の各後方延長部42,56(図4を参照)が、末広部分14と外側フェアリング18との間を密封することにより、好ましくない付随的な冷却空気の漏れを最小にするのに役立つ。
【0023】
図3及び図4を参照して更に詳述すれば、末広フラップ34及び末広フラップシール36の各後方延長部42,56は、末広部分14の全周まわりに延びて、外側フラップ62及び外側フラップシール64と組合う連続する密封表面を提供することにより、冷却空気の漏れを最小にするのに役立つ。この連続する密封表面は、末広フラップシール36の後方延長部56に受入れられている末広フラップ34の後方延長部42によって形成される。すなわち、各末広フラップシール36の後方延長部56は、各隣接する末広フラップ34の後方延長部42の一部分を受入れる。末広部分14の開閉は、それぞれ、末広フラップ34の後方延長部42を隣接する末広フラップシール36の後方延長部56に出入れするように滑動することにより、生じる。末広フラップ34の後方延長部42は、末広フラップシール36の後方延長部56に十分に受入れられ、末広部分14の位置と無関係に、後方延長部42,56の一方が他方から外れるのを防止している。
【0024】
再び図1を参照するに、末広部分14に設けられた放出スロット50,58を包含する実施例によれば、ノズルプレナム72内の冷却空気の一部分がこれらの放出スロット50,58を通して中心ガス流れ46側に流入する。すなわち、この冷却空気は、末広フラップ34及び末広フラップシール36を出て、先細部分16から下流に流れている空気層70を増強し、これにより、末広部分14からの熱の運び去りを増大する。
【0025】
以上本発明をその実施例に関して図示し詳述してきたけれども、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、その形態及び詳部においてさまざまな変更ができることは当業者によって理解されるであろう。例えば、末広フラップ34及び末広フラップシール36の各後方延長部42,56は、最良の実施の幾何学的形状として、アーチ状に曲げられるものとして説明してきた。しかし、これに代えて、他の組合う幾何学的形状を用いることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例を示す、ガスタービンエンジン用ノズルの一部断面図である。
【図2】図1の2−2線に沿う上記ノズルの一部平面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う上記ノズルの一部端面図であって、一部分を切欠して示している。
【図4】図1の一部を拡大して上記ノズルを詳細に示す図である。
【図5】図1中の末広フラップを拡大して詳細に示す図である。
【図6】図1中の末広フラップシールを拡大して詳細に示す図である。
【符号の説明】
10 ガスタービンエンジン用ノズル
12 外側ケーシング
14 末広部分
16 先細部分
18 外側フェアリング
20 オグメンタ
22 先細フラップ
24 リンケージ
26 ブラケット
28 枢動点
30 オグメンタライナ
32 フィンガシール
34 末広フラップ
36 末広フラップシール
38 本体
40 ホットシート
42 後方延長部
44 後方枢動部
46 中心ガス流れ
50 放出スロット
52 冷却空気通路
54 本体
56 後方延長部
58 放出スロット
60 冷却空気通路
62 外側フラップ
64 外側フラップシール
66 フィンガシール
68 アニュラス
70 空気層
72 ノズルプレナム

Claims (19)

  1. ガスタービンエンジン用ノズルにおいて、外側ケーシングと、先細部分と、末広部分と、外側フェアリングとを包含し、前記末広部分が複数の末広フラップと複数の末広フラップシールとを有し、前記末広フラップの各々が前記先細部分に枢動可能に接続された前方端と、後方端と、この後方端から延出する後方延長部とを有し、また前記末広フラップシールの各々が前記先細部分に連らなる前方端と、後方端と、この後方端から延出する後方延長部とを有し、前記末広フラップが前記先細部分の外周まわりに間隔を置かれていると共に、前記末広フラップシールが末広フラップ間にかつ半径方向内向きにして周方向に設けられ、更に前記外側フェアリングが、その第1の端で前記末広フラップにまたその第2の端で前記外側ケーシングにそれぞれ枢動可能に接続されていると共に、前記末広部分の外側に半径方向に設けられ、前記末広フラップ及び前記末広フラップシールの各後方延長部が前記外側フェアリングに連らなって、前記末広部分と前記外側フェアリングとの間を密封することを特徴とするガスタービンエンジン用ノズル。
  2. 前記末広フラップ及び前記末広フラップシールの一方の後方延長部が、前記末広フラップ及び前記末広フラップシールの他方の後方延長部に滑動可能に受入れられている請求項1記載のノズル。
  3. 前記末広フラップ及び前記末広フラップシールの各後方延長部が、アーチ形の形状とされている請求項2記載のノズル。
  4. 前記末広フラップの後方延長部が、前記末広フラップシールの後方延長部に受入れられている請求項3記載のノズル。
  5. 前記末広フラップが、更に、その前方端と後方端との間に設けられて、冷却空気が通過する通路を形成する放出スロットを包含してなる請求項4記載のノズル。
  6. 前記末広フラップシールが、更に、その前方端と後方端との間に設けられて、冷却空気が通過する通路を形成する放出スロットを包含してなる請求項5記載のノズル。
  7. 前記外側フェアリングが、複数の外側フラップと、これらの外側フラップ間にかつ半径方向内向きにして周方向に設けられた複数の外側フラップシールとを包含してなる請求項2記載のノズル。
  8. 前記末広フラップ及び前記末広フラップシールの各後方延長部が、アーチ形の形状とされている請求項7記載のノズル。
  9. 前記末広フラップの後方延長部が、前記末広フラップシールの後方延長部に受入れられている請求項8記載のノズル。
  10. 前記末広フラップが、更に、その前方端と後方端との間に設けられて、冷却空気が通過する通路を形成する放出スロットを包含してなる請求項9記載のノズル。
  11. 前記末広フラップシールが、更に、その前方端と後方端との間に設けられて、冷却空気が通過する通路を形成する放出スロットを包含してなる請求項10記載のノズル。
  12. 末広部分に枢動可能に取付けられた外側フェアリングを有するノズルを密封する装置において、前記末広部分の末広フラップに取付けられた第1の後方延長部と、前記末広部分の末広フラップシールに取付けられた第2の後方延長部とを包含し、前記第1及び第2の後方延長部が前記外側フェアリングに連らなって、前記末広部分と前記外側フェアリングとの間を密封することを特徴とする装置。
  13. 前記第1及び第2の後方延長部の一方が、前記第1及び第2の後方延長部の他方に滑動可能に受入れられている請求項12記載の装置。
  14. 前記第1及び第2の後方延長部が、アーチ形の形状とされている請求項13記載の装置。
  15. 前記第1の後方延長部が、前記第2の後方延長部に受入れられている請求項14記載の装置。
  16. ガスタービンエンジン用ノズルにおいて、外側ケーシングと、末広部分と、外側フェアリングとを包含し、前記末広部分が複数の末広フラップと複数の末広フラップシールとを有し、前記末広フラップの各々が前記外側ケーシングに枢動可能に接続された前方端と、後方端と、この後方端から延出する後方延長部とを有し、また前記末広フラップシールの各々が前方端と、後方端と、この後方端から延出する後方延長部とを有し、前記末広フラップが前記外側ケーシングの外周まわりに間隔を置かれていると共に、前記末広フラップシールが末広フラップ間にかつ半径方向内向きにして周方向に設けられ、更に前記外側フェアリングが、その第1の端で前記末広フラップにまたその第2の端で前記外側ケーシングにそれぞれ枢動可能に接続されていると共に、前記末広部分の外側に半径方向に設けられ、前記末広フラップ及び前記末広フラップシールの各後方延長部が前記外側フェアリングに連らなって、前記末広部分と前記外側フェアリングとの間を密封することを特徴とするガスタービンエンジン用ノズル。
  17. 前記末広フラップ及び前記末広フラップシールの一方の後方延長部が、前記末広フラップ及び前記末広フラップシールの他方の後方延長部に滑動可能に受入れられている請求項16記載のノズル。
  18. 前記末広フラップ及び前記末広フラップシールの各後方延長部が、アーチ形の形状とされている請求項17記載のノズル。
  19. 前記末広フラップの後方延長部が、前記末広フラップシールの後方延長部に受入れられている請求項18記載のノズル。
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