JP3901069B2 - 液晶機器用遮光フード及びその製造方法 - Google Patents

液晶機器用遮光フード及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主としてデジタルカメラやビデオカメラや携帯電話等の小型の液晶機器用遮光フードに関し、より詳細には、汎用性に富み、着脱自在でかつ安定した状態で固定可能な液晶機器用遮光フード及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラ本体の背面部に電子ビューファインダとして使用可能な液晶画面を備えたデジタルカメラが普及してきている。この種のデジタルカメラにおいては、太陽光等の外部からの入射光により、液晶画面に表示された画像が見にくくなることがある。このようなことから、外部からの入射光を遮蔽するために、液晶画面の周囲を覆うように遮光フードを取付けることが考えられている。
従来、このような遮光フードはデジタルカメラの外形状に対応した装着部を形成し、デジタルカメラに係合させて取付けていた。このような遮光フードにおいては、デジタルカメラの機種ごとにその装着部の形状を変更する必要があり、生産コストが高くなる。また、汎用性が低く他のデジタルカメラに用いることができないので、デジタルカメラを買い換える度に遮光フードも買い換えなければならなかった。
【0003】
このような問題を解決し、デジタルカメラの機種に依存しないようにした遮光フードとしては、実用新案登録第3079253号の公報に記載されている遮光フードがある。この遮光フードは、デジタルカメラに一対の紐材を捲回張着させ、この両紐材を介して遮光フードを液晶画面に着脱自在に装着して使用するものである。このような構成によれば、遮光フードをデジタルカメラの機種に依存することなく取付け可能である。しかしこの場合、紐材を介することから、デジタルカメラに直接遮光フードを取付ける場合に比べて、遮光フードの取付け状態が不安定であるという問題点がある。
【0004】
デジタルカメラの機種に依存しないようにした遮光フードとしては、実用新案登録第3079738号の公報に記載されている遮光フードもある。この遮光フードも機種に依存することなく使用でき、汎用性に富んでいる。また、この遮光フードは一体の硬質紙でできており、組立てて使用し、使用後は畳むことによってフード全体がかさばらず、遮光フードを取付けたままでもデジタルカメラをバッグやデジタルカメラの収納ケース等に収納することが可能である。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかし、この硬質紙でできた遮光フードは、両面接着テープでデジタルカメラに取付ける構成となっており、両面接着テープによって遮光フードを取付けたままにしておくと、デジタルカメラに両面接着テープによるベタつきが発生する。また、何度か着脱を繰返すと両面接着テープの粘着力が落ちてくる。
【0006】
本発明は以上のような点を鑑みてなされたものであり、汎用性に富み、着脱自在でかつ安定した状態で固定可能であり、さらに両面接着テープ等を用いることなくデジタルカメラを汚すことのないデジタルカメラ用遮光フード及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
更に本発明は、上記デジタルカメラと共に、液晶機器が、ビデオカメラ、携帯電話、PHS、携帯ゲーム機、携帯テレビ、車両用ナビゲーター、及び携帯情報端末機等からなるものについても、同一の目的を達成する液晶機器用遮光フード及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明に係る液晶機器用遮光フードは、液晶機器に設けられた液晶画面の周囲を覆うように液晶画面の外縁部に着脱自在に取付ける液晶機器用遮光フードにおいて、
液晶機器に取付ける装着体と、該装着体に着脱自在に装着する遮光体からフード本体を構成し、
上記装着体は略方形の筒状からなると共に、外筒及び内筒を有し、これらの間に空洞部を設けてなり、かつ、
上記空洞部の略全体に粘着性の軟質材からなる接着体を一体的に取付け、該接着体を上記装着体の基部側の面から略筒状に突出させて膨出部を設けてなり、
上記遮光体は略方形の筒状からなると共に、基部を垂直面状に、先方部を斜面状に形成し、かつ、基部側を連接部としてなり、
上記遮光体の連接部を上記装着体の外周部と重合させると共に、上記装着体の接着体の膨出部を液晶画面の外縁部に接着させ、上記フード本体を液晶機器に取付けることを特徴としている。
【0009】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードは、上記接着体はプラスティックゲルにて形成され、該プラスティックゲルは上記フード本体と液晶機器の接着状態を一時的に維持することを特徴としている。
【0010】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードは、上記装着体の空洞部は略筒状に形成され、上記外筒と内筒を上記略筒状の空洞部に設けた複数のリブ片によって連結することを特徴としている。
【0011】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードは、上記接着体を上記空洞部に設けたリブ片を包み込むように上記空洞部の全体に一体的に取付けることを特徴としている。
【0012】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードは、上記遮光体の連接部に凹部を設けると共に上記装着体の外周部に凸部を設け、これら凹部と凸部を係合させて上記遮光体の上記装着体への装着を維持することを特徴としている。
【0013】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードは、上記遮光体の内面に凸状のストッパー部を設け、及び/又は上記装着体の外周部の基部側に凸状の当接部を設けることを特徴としている。
【0014】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードは、液晶機器に設けられた液晶画面の周囲を覆うように液晶画面の外縁部に着脱自在に取付ける液晶機器用遮光フードにおいて、
液晶機器に取付ける装着体と遮光体を一体的に形成してフード本体を構成し、上記装着体は略方形の筒状からなると共に、外筒及び内筒を有し、これらの間に空洞部を設けてなり、かつ、
上記空洞部の略全体にプラスティックゲルによって形成される接着体を一体的に取付け、該接着体を上記装着体の基部側の面から略筒状に突出させて膨出部を設けてなり、
上記遮光体は略方形の筒状からなると共に先方部を斜面状に形成し、
上記装着体の接着体の膨出部を液晶画面の外縁部に接着させ、上記フード本体を液晶機器に取付けることを特徴としている。
【0015】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードは、上記液晶機器が、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話、PHS、携帯ゲーム機、携帯テレビ、車両用ナビゲーター、又は携帯情報端末機等からなることを特徴としている。
【0016】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードの製造方法は、液晶機器に設けられた液晶画面の周囲を覆うように液晶画面の外縁部に着脱自在に取付ける液晶機器用遮光フードであって、
液晶機器に取付ける装着体と、該装着体に着脱自在に装着する遮光体からフード本体を構成し、
上記装着体を略方形の筒状に形成すると共に、外筒及び内筒を有するように形成し、これらの間に略筒状の空洞部を設けるようにしてなり、次に、
この略筒状の空洞部の略全体にプラスティックゲルによって形成される接着体を充填し、該接着体を上記装着体と一体的となるように取付け、かつ、上記接着体を上記装着体の基部側の面から略筒状に突出させて膨出部を設けるようにしてなり、
上記遮光体を略方形の筒状に形成すると共に、基部を垂直面状に、先方部を斜面状に形成し、かつ、基部側を連接部としてなり、これにより遮光体を装着体に装着し、形成されることを特徴としている。
【0017】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードの製造方法は、上記液晶機器が、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話、PHS、携帯ゲーム機、携帯テレビ、車両用ナビゲーター、又は携帯情報端末機等からなることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第一の実施形態における液晶機器がデジタルカメラである場合について、そのデジタルカメラ用遮光フード及びその製造方法を、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第一の実施形態におけるデジタルカメラ用遮光フードの斜視図、図2は本発明の第一の実施形態における装着体の正面図、図3は図2におけるB−B断面図、図4は図3におけるC−C断面図、図5は本発明の第一の実施形態における遮光体の正面図、図6は図5におけるD−D断面図、図7は図1におけるA−A断面図、図8は本発明の第一の実施形態におけるデジタルカメラ用遮光フードのデジタルカメラへの装着状態を示す斜視図、図9は本発明の第2の実施形態におけるデジタルカメラ用遮光フードの断面図である。
【0019】
まず、第一の実施形態における液晶機器がデジタルカメラである場合の遮光フードについて説明する。フード本体1は図1に示すように、略方形の筒状からなり、デジタルカメラPの液晶画面Qの周囲に着脱自在に取付ける装着体10と、装着体10の先方部側(デジタルカメラを向く面の反対側を指すものとする)に着脱自在に装着する遮光体20から構成される。
フード本体1をデジタルカメラPに取付けた際、フード本体1の内側の貫通部2を通じて液晶画面Qに表示された画像を見るが、ここで、流通しているデジタルカメラの液晶画面は1.8インチ程度のものが一般的であるので、本実施形態では貫通部2の方形の大きさは1.8インチよりも多少大きい2インチ程度のものとする。もちろん、方形の大きさはこれに限られるものではなく、流通するデジタルカメラの液晶画面の大きさに合うように変更可能である。
【0020】
装着体10は図2に示すように、略方形の筒状からなると共に、外筒11及び内筒12を有し、これらの間には略筒状の空洞部13が設けてある。外筒11と内筒12は、図3、図4に示すように、空洞部13に設けたリブ片16、16によって連結されている。本実施形態では図4に示すように、4つのリブ片16、16によって外筒11と内筒12を連結する構造としているが、リブ片16の数はこれに限らず、必要に応じて増減してよい。また、リブ片16を設ける場所も図4に示すよう上下左右の中間位置に限られるものではなく、他の場所に設けるような構造としてもよい。
【0021】
外筒11と内筒12の間に設けた筒状の空洞部13の全体に、粘着性の軟質材からなる接着体たるプラスティックゲル14が、リブ片16、16を包み込むように一体的に取付けられている。このプラスティックゲル14を用いれば、両面接着テープを使用して遮光フードをデジタルカメラに着脱した際に生じるような接着面のベタつきが生じない。また、プラスティックゲル14の接着表面に付着した埃、ゴミ等を洗浄することによって粘着力を回復・保持することができる。なお、ここではプラスティックゲルを用いることとしたが、同様の効果を有する軟質材からなる接着体であれば利用可能である。
【0022】
また、筒状の空洞部13に取付けたプラスティックゲル14は、基部側(デジタルカメラを向く側を指すものとする)の面から突出させた膨出部14aが形成されている。この膨出部14aを液晶画面Qの外縁部に接着することにより装着体10をデジタルカメラPに取付ける。
ここで、本実施形態では空洞部13は基部側の面から先方部側の面まで貫通し、この空洞部13全体にプラスティックゲル14を取付ける構成となっているが、空洞部13を貫通するようにはせず、基部側の面にのみ空洞部13を設け、ここにプラスティックゲル14を取付ける構成としてもよい。
【0023】
装着体10の外周部15には、先方部側に凸部15aが形成されている。この凸部15aは後述する遮光体20に形成した凹部21aと係合し、遮光体20の装着体10に対する挿入方向の位置を固定すると共に、装着状態を維持する役割を果たす。
また、装着体10の外周部15には、基部側に凸状の当接部15bが形成されている。この当接部15bは、遮光体20を装着体10に装着する際に、遮光体20の基部側の面と当接し、遮光体20の装着体10に対する挿入方向の位置を固定する役割を果たす。
ここで、凸部15aと凹部21aの係合と、当接部15bと遮光体20の基部側の面との当接はほぼ同時であり、どちらも遮光体20を装着体10に対して同位置に固定するように形成されている。
【0024】
遮光体20は図5に示すように、略方形の筒状からなると共に、基部を垂直面状に、先方部を斜面状に形成してなる。すなわち、上面20aは長尺に、下面20bは短尺に形成されている。このように形成することにより、外部からの入射光、特に太陽光などの上方からの光を十分に遮蔽することができる。もちろん、それ以外の側方等からの光も十分に遮蔽可能である。
【0025】
遮光体20は、図6に示すように、その基部側を連接部21としている。連接部21は遮光体10の外周部15と重合し、遮光体20が装着体10にガタつきなく装着されるようにする役割を果たす。また、連接部21には凹部21aが形成されており、上述した装着体10の凸部15aと係合して、遮光体20の装着体10に対する挿入方向の位置を固定すると共に、装着状態を維持する役割を果たす。ここで、本実施形態では、装着体20に凸部を、遮光体10に凹部を形成することとしたが、凹凸を逆にしても同様の効果が得られる。
【0026】
遮光体20を装着体10に装着して使用する際には、遮光体20の内側の通視部22から液晶画面Qを覗くこととなる。この通視部22にはその内側の四周にストッパー部23が連続して設けられている。このストッパー部23は、遮光体20を装着体10に装着する際に、装着体10の先方部側の面と当接して、遮光体20の装着体10に対する挿入方向の位置を固定する役割を果たす。
ここで、ストッパー部23と装着体10の先方部側の面との当接と、当接部15bと遮光体20の基部側の面との当接もほぼ同時であり、どちらも遮光体20を装着体10に対して同位置に固定するように形成されている。
このストッパー部23は連続して設けるものに限られることなく、部分的に設けるような形態でもよい。また、凸部15aと凹部21aをもって、遮光体20の位置の固定が十分になされていれば、ストッパー部23を設けないことも可能である。
【0027】
次に、フード本体1のデジタルカメラPへの取付け方法について、図7,図8に基づいて説明する。まず、遮光体20を装着体10に装着する。具体的には、遮光体20の連接部21と、装着体10の外周部15を重合させながら遮光体20を装着体10に挿入していき、遮光体20のストッパー部23が装着体10の先方部側の面に当接すると共に、遮光体20の基部側の面が装着体10の外周部15の当接部15bに当接するまで遮光体20を装着体10に押込む。またこのとき、遮光体20の連接部21に形成した凹部21aと、装着体10の凸部15aが係合し、遮光体20を装着体10に装着した状態が維持される。
【0028】
次に、図8に示すように、遮光体20を装着した装着体10をデジタルカメラPに取付ける手順を説明する。具体的には、液晶画面Qの外縁部に装着体10のプラスティックゲル14を当接させて少し押込むことによって、該プラスティックゲル14の膨出部14aが液晶画面Qの外縁部に接着し、これによって装着体10をデジタルカメラPに取付ける。このプラスティックゲル14は取付け状態を維持する程度に強固な粘着力を有するが、人の力によって簡単にデジタルカメラPから取外すことができる。
【0029】
なおここでは、まず遮光体20を装着体10に装着し、その後デジタルカメラPに取付ける場合について示したが、他の方法、すなわち、まず装着体10をデジタルカメラPに取付け、その後遮光体20を装着体10に装着することももちろん可能である。
また、デジタルカメラPからフード本体1を取外す際も、遮光体20を装着体10に装着したまま取外すこともできるし、遮光体20だけを取外すことも可能である。遮光体20だけを取外せば、装着体10を取付けた状態でもバッグやデジタルカメラの収納ケース等に収納することは十分可能である。
【0030】
次に、本実施形態におけるデジタルカメラ用遮光フードの製造方法について説明する。まず、装着体10の製造について説明する。装着体10は略方形の筒状に形成されると共に、外筒11及び内筒12を有し、これらの間には略筒状の空洞部13が設けられている。また、外筒11と内筒12は4つのリブ片16、16によって連結されている。これらを全て、装着体成形用金型によってプラスティック等の熱可塑性樹脂を用いて一体成形する。
【0031】
一体成形した外筒11及び内筒12を有する装着体10を、装着体成形用金型から取り出し、装着体10の略筒状の空洞部13の略全体にプラスティックゲル14を充填し、プラスティックゲル14を装着体10と一体的となるように取付ける。プラスティックゲル14は、充填時はその温度が高いため流動性に富んでいるが、充填後冷却することにより流動性を失い固化する。また、プラスティックゲル14が装着体10の基部側の面から略筒状に突出した膨出部14aを有するように、プラスティックゲル14を充填・形成する。
【0032】
次に、遮光体20の製造について説明する。遮光体20は略方形の筒状に形成されると共に、基部を垂直面状に、先方部を斜面状に形成し、かつ、基部側を連接部21としている。これらも全て、遮光体成形用金型によってプラスティック等の熱可塑性樹脂を用いて一体成形する。このようにして製造した装着体10に遮光体20を装着して、フード本体1を形成する。
【0033】
以上、上記第一の実施形態では、装着体10と遮光体20を別々に形成し、装着体10に遮光体20を装着してフード本体1を形成する構成とした。しかし、他の構成をとることも可能である。
【0034】
以下、図9に示すように、第二の実施形態におけるデジタルカメラ用遮光フードについて説明する。
第二の実施形態におけるデジタルカメラ用遮光フードは、概略構成は第一の実施形態と同様であり、フード本体1は略方形の筒状からなり、装着体10と遮光体20から構成される。
装着体10は略方形の筒状からなると共に、外筒11及び内筒12を有し、これらの間には略筒状の空洞部13が設けてある。外筒11と内筒12は連通部17によって四周にわたって連続的に連結されている。外筒11と内筒12の間に設けた筒状の空洞部13の全体に、プラスティックゲル14が一体的に取付けられている。このプラスティックゲル14は、基部側の面から突出させた膨出部14aが形成されている。また、遮光体20は略方形の筒状からなると共に先方部を斜面状に形成してなる。
【0035】
ここで、本実施形態では装着体10と遮光体20は一体的に形成される。すなわち、装着体10の外筒11の先方部側から遮光体20が連続的に形成されている。これによりフード本体1の構成が簡略化される。
【0036】
次に、図10に示すように、液晶機器がビデオカメラである場合の第三の実施形態について説明する。
遮光体20を装着した装着体10をビデオカメラRに取付ける手順を説明する。具体的には、ビデオカメラRの液晶画面Qを開放状態にして、この液晶画面Qの外縁部に装着体10のプラスティックゲル14を当接させて少し押込むことによって、該プラスティックゲル14の膨出部14aが液晶画面Qの外縁部に接着し、これによって装着体10をビデオカメラRに取付ける。
【0037】
次に、図11に示すように、液晶機器が携帯電話である場合の第三の実施形態について説明する。
遮光体20を装着した装着体10を携帯電話Sに取付ける手順を説明する。具体的には、折り畳み式の携帯電話Sの液晶画面Qを開放状態にして、この液晶画面Qの外縁部に装着体10のプラスティックゲル14を当接させて少し押込むことによって、該プラスティックゲル14の膨出部14aが液晶画面Qの外縁部に接着し、これによって装着体10を携帯電話Sに取付ける。
なお、携帯電話Sは、折り畳み式に限らず、非折り畳み式の開放型であってもよく、また、PHSを含むものである。
【0038】
次に、図12に示すように、液晶機器が携帯ゲーム機である場合の第三の実施形態について説明する。
遮光体20を装着した装着体10を携帯ゲーム機Tに取付ける手順を説明する。具体的には、携帯ゲーム機Tの液晶画面Qの外縁部に装着体10のプラスティックゲル14を当接させて少し押込むことによって、該プラスティックゲル14の膨出部14aが液晶画面Qの外縁部に接着し、これによって装着体10を携帯ゲーム機Tに取付ける。
なお、上記携帯ゲーム機Tと同様な形態を有する、携帯情報端末機や、携帯液晶テレビや、車両用ナビゲーター等にも、本発明の遮光フードが取付けられる。また、上記したビデオカメラR等の各実施形態のものも、第一実施形態と同様に、装着体10には、空洞部13が形成され、該空洞部13にプラスティックゲル14が取付けられ、該プラスティックゲル14には膨出部14aが形成されている。
【0039】
更に本発明は、上記デジタルカメラと共に、液晶機器が、上記したように、ビデオカメラ、携帯電話、PHS、携帯ゲーム機、携帯テレビ、車両用ナビゲーター、及び携帯情報端末機等からなるものについても、同一の目的を達成する液晶機器用遮光フード及びその製造方法を提供することができるものであり、また、図9に示したように、装着体10と遮光体20を一体的に形成したものを、これらに使用することもできる。
【0040】
【発明の効果】
本発明に係る液晶機器用遮光フードによれば、フード本体をデジタルカメラ、ビデオカメラ等の液晶機器に取付ける装着体と、装着体に着脱自在に装着する遮光体から構成したので、遮光体のみを液晶機器から取外すことができ、液晶機器をバッグや液晶機器の収納ケース等に収納する際にも遮光体が邪魔になることはない。
【0041】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードによれば、空洞部の略全体に粘着性の軟質材からなる接着体を一体的に取付け、接着体を装着体の基部側の面から略筒状に突出させて膨出部を設け、この膨出部を液晶画面の外縁部に接着させるので、液晶機器であるデジタルカメラやビデオカメラや携帯電話等の各機種に依存することなくどのような機器にも利用することができる。
【0042】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードによれば、遮光体を装着体に装着する際に遮光体の連接部を装着体の外周部と重合させるので、遮光体を装着体に対しガタつきなく装着することができる。
【0043】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードによれば、接着体はプラスティックゲルにて形成されるので、着脱が自在であり、かつ両面接着テープを使用して着脱した際に生じる接着面のベタつきが生じない。さらに、表面に付着した埃、ゴミ等を洗浄することによって粘着力を回復・保持することができる。
【0044】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードによれば、装着体の空洞部は略筒状に形成されるので、液晶画面の外縁部に隙間なく接着体が接着し、装着体を液晶機器に強固に取付けることができる。さらに、外筒と内筒を略筒状の空洞部に設けた複数のリブ片によって連結するので、装着体は空洞部を有しつつもその形態を維持することができる。
【0045】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードによれば、接着体を空洞部に設けたリブ片を包み込むように空洞部の全体に一体的に取付けるので、装着体はリブ片の周囲にも接着体を有し、装着体を液晶機器に対しより強固に取付けることができる。
【0046】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードによれば、遮光体の連接部に凹部を設けると共に装着体の外周部に凸部を設け、これら凹部と凸部を係合させるので、遮光体の装着体への装着を維持し、使用中に遮光体が装着体から外れることを防ぐことができる。
【0047】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードによれば、遮光体の内面に凸状のストッパー部を設け、及び/又は装着体の外周部の基部側に凸状の当接部を設けるので、遮光体を装着体に装着する際に遮光体の装着体に対する挿入方向の位置を固定され、遮光体の装着体への装着をより安定したものにすることができる。
【0048】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードによれば、液晶機器に取付ける装着体と遮光体を一体的に形成してフード本体を構成したので、フード本体の構成を簡略化することができる。
【0049】
また、本発明に係る液晶機器用遮光フードの製造方法によれば、装着体を略方形の筒状に形成すると共に、外筒及び内筒を有するように形成し、これらの間に略筒状の空洞部を設けるようにしてなり、次に、この略筒状の空洞部の略全体にプラスティックゲルによって形成される接着体を充填し、接着体を装着体と一体的となるように取付け、かつ、接着体を装着体の基部側の面から略筒状に突出させて膨出部を設けるようにしてなり、遮光体を略方形の筒状に形成すると共に、基部を垂直面状に、先方部を斜面状に形成し、かつ、基部側を連接部としてなり、これにより遮光体を装着体に装着し、フード本体が形成されるので、上記のような効果を有する遮光フードを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態におけるデジタルカメラ用遮光フードの斜視図である。
【図2】本発明の第一の実施形態における装着体の正面図である。
【図3】図2におけるB−B断面図である。
【図4】図3におけるC−C断面図である。
【図5】本発明の第一の実施形態における遮光体の正面図である。
【図6】図5におけるD−D断面図である。
【図7】図1におけるA−A断面図である。
【図8】本発明の第一の実施形態におけるデジタルカメラ用遮光フードのデジタルカメラへの装着状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第二の実施形態におけるデジタルカメラ用遮光フードの断面図である。
【図10】本発明の第三の実施形態におけるビデオカメラ用遮光フードの斜視図である。
【図11】本発明の第四の実施形態における携帯電話用遮光フードの斜視図である。
【図12】本発明の第五の実施形態における携帯ゲーム機用遮光フードの斜視図である。
【符号の説明】
P デジタルカメラ
Q 液晶画面
R ビデオカメラ
S 携帯電話
T 携帯ゲーム機
1 フード本体
2 貫通部
10 装着体
11 外筒
12 内筒
13 空洞部
14 プラスティックゲル
14a 膨出部
15 外周部
15a 凸部
15b 当接部
16 リブ片
17 連通部
20 遮光体
20a 上面
20b 下面
21 連接部
21a 凹部
22 通視部
23 ストッパー部

Claims (10)

  1. 液晶機器に設けられた液晶画面の周囲を覆うように液晶画面の外縁部に着脱自在に取付ける液晶機器用遮光フードにおいて、
    液晶機器に取付ける装着体と、該装着体に着脱自在に装着する遮光体からフード本体を構成し、
    上記装着体は略方形の筒状からなると共に、外筒及び内筒を有し、これらの間に空洞部を設けてなり、かつ、
    上記空洞部の略全体に粘着性の軟質材からなる接着体を一体的に取付け、該接着体を上記装着体の基部側の面から略筒状に突出させて膨出部を設けてなり、
    上記遮光体は略方形の筒状からなると共に、基部を垂直面状に、先方部を斜面状に形成し、かつ、基部側を連接部としてなり、
    上記遮光体の連接部を上記装着体の外周部と重合させると共に、上記装着体の接着体の膨出部を液晶画面の外縁部に接着させ、上記フード本体を液晶機器に取付けることを特徴とする液晶機器用遮光フード。
  2. 上記接着体はプラスティックゲルにて形成され、該プラスティックゲルは上記フード本体と液晶機器の接着状態を一時的に維持することを特徴とする請求項1記載の液晶機器用遮光フード。
  3. 上記装着体の空洞部は略筒状に形成され、上記外筒と内筒を上記略筒状の空洞部に設けた複数のリブ片によって連結することを特徴とする請求項1又は2記載の液晶機器用遮光フード。
  4. 上記接着体を上記空洞部に設けたリブ片を包み込むように上記空洞部の全体に一体的に取付けることを特徴とする請求項3記載の液晶機器用遮光フード。
  5. 上記遮光体の連接部に凹部を設けると共に上記装着体の外周部に凸部を設け、これら凹部と凸部を係合させて上記遮光体の上記装着体への装着を維持することを特徴とする請求項1乃至4記載の液晶機器用遮光フード。
  6. 上記遮光体の内面に凸状のストッパー部を設け、及び/又は上記装着体の外周部の基部側に凸状の当接部を設けることを特徴とする請求項1乃至5記載の液晶機器用遮光フード。
  7. 液晶機器に設けられた液晶画面の周囲を覆うように液晶画面の外縁部に着脱自在に取付ける液晶機器用遮光フードにおいて、
    液晶機器に取付ける装着体と遮光体を一体的に形成してフード本体を構成し、上記装着体は略方形の筒状からなると共に、外筒及び内筒を有し、これらの間に空洞部を設けてなり、かつ、
    上記空洞部の略全体にプラスティックゲルによって形成される接着体を一体的に取付け、該接着体を上記装着体の基部側の面から略筒状に突出させて膨出部を設けてなり、
    上記遮光体は略方形の筒状からなると共に先方部を斜面状に形成し、
    上記装着体の接着体の膨出部を液晶画面の外縁部に接着させ、上記フード本体を液晶機器に取付けることを特徴とする液晶機器用遮光フード。
  8. 上記液晶機器が、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話、PHS、携帯ゲーム機、携帯テレビ、車両用ナビゲーター、又は携帯情報端末機等からなることを特徴とする請求項1乃至7記載の液晶機器用遮光フード。
  9. 液晶機器に設けられた液晶画面の周囲を覆うように液晶画面の外縁部に着脱自在に取付ける液晶機器用遮光フードであって、
    液晶機器に取付ける装着体と、該装着体に着脱自在に装着する遮光体からフード本体を構成し、
    上記装着体を略方形の筒状に形成すると共に、外筒及び内筒を有するように形成し、これらの間に略筒状の空洞部を設けるようにしてなり、次に、
    この略筒状の空洞部の略全体にプラスティックゲルによって形成される接着体を充填し、該接着体を上記装着体と一体的となるように取付け、かつ、上記接着体を上記装着体の基部側の面から略筒状に突出させて膨出部を設けるようにしてなり、
    上記遮光体を略方形の筒状に形成すると共に、基部を垂直面状に、先方部を斜面状に形成し、かつ、基部側を連接部としてなり、これにより遮光体を装着体に装着し、形成されることを特徴とする液晶機器用遮光フードの製造方法。
  10. 上記液晶機器が、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話、PHS、携帯ゲーム機、携帯テレビ、車両用ナビゲーター、又は携帯情報端末機等からなることを特徴とする請求項9記載の液晶機器用遮光フードの製造方法。
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