JP3895967B2

JP3895967B2 - 移動端末に対するコンテンツ配信方法

Info

Publication number: JP3895967B2
Application number: JP2001323625A
Authority: JP
Inventors: 学磯村; 貴仁吉原; 浩規堀内; 貞夫小花; 雅行藤瀬; 史秀児島; 勝善佐藤
Original assignee: KDDI Corp; National Institute of Information and Communications Technology
Current assignee: KDDI Corp; National Institute of Information and Communications Technology
Priority date: 2001-10-22
Filing date: 2001-10-22
Publication date: 2007-03-22
Anticipated expiration: 2021-10-22
Also published as: JP2003134545A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動端末に対するコンテンツ配信方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年の通信技術の発達により、外出先において携帯端末（例えば携帯電話機又はＰＤＡ：Personal Digital Assistant）又はＩＴＳ（高度交通システム）における車載端末（例えばナビゲーションシステムのような通信端末）などの移動端末で、映像や音声などの大容量のコンテンツを、ネットワークよりダウンロードし閲覧する技術が検討されている。コンテンツを提供する方法としては、例えば、特開平１１−２７２７１１号公報がある。これは、コンテンツを提供する時間を短縮するため、事前に利用者のコンテンツ要求を受け、要求されたコンテンツを利用者の端末から伝送遅延の少ないネットワーク上の位置に設けられたコンテンツ蓄積装置に一時蓄積し、その後、そのコンテンツを一括して利用者に提供する方法である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、移動端末を使用するモバイル環境においては、利用者の端末から伝送遅延の少ないネットワーク上の位置というのは、利用者の物理的な位置の移動によっても変化するため、前述の公知技術を適用してもコンテンツの提供時間が必ずしも短縮されないという問題がある。
【０００４】
また、従来の技術によれば、利用者は、移動端末からコンテンツ蓄積装置に対して、コンテンツ識別情報と、コンテンツを受信すべき時間及び場所とを予約するために、事前に通知しておく必要がある。このような利用者の操作は、コンテンツ配信サービスを受ける上で利便性に欠けるものとなる。
【０００５】
そこで、本発明は、利用者が、コンテンツを受信すべき時間及び場所を指定することなく、利用者の移動端末の位置に対して最も適したコンテンツ蓄積装置からコンテンツが効率的に配信されるコンテンツ配信方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、
コンテンツを送信するコンテンツサーバと、
経路上に配置された複数の基地局と、
端末の移動可能な経路毎に設けられた複数のコンテンツ蓄積装置と、
端末の１つ以上の移動可能な経路を予測する経路予測サーバを含む移動通信管理センタとを有するセンタシステムにおけるコンテンツ配信方法であって、
端末が、現在位置情報及び目的地情報と、利用者の所望するコンテンツ識別情報とを、基地局を介して移動通信管理センタへ送信する第１の段階と、
移動通信管理センタの経路予測サーバが、端末の現在位置情報及び目的地情報から１つ以上の経路を予測する第２の段階と、
経路に対応するコンテンツ蓄積装置が、コンテンツ識別情報に対応するコンテンツをコンテンツサーバから受信して一時的に蓄積し、経路上に配置された複数の基地局へコンテンツを送信し、基地局がコンテンツを端末へ配信する第３の段階とを有し、現在位置情報が予測された第１の経路から外れた際に、
経路予測サーバが新たに第２の経路を予測する第４の段階と、
第１の経路に対応する第１のコンテンツ蓄積装置が、第２の経路に対応する第２のコンテンツ蓄積装置へコンテンツを送信する第５の段階と、
第２のコンテンツ蓄積装置が、コンテンツを一時的に蓄積し、第２の経路上の複数の基地局へコンテンツを送信し、基地局がコンテンツを端末へ配信する第６の段階と、
を有することを特徴とする。
【００１０】
本発明の他の実施形態によれば、コンテンツ蓄積装置は、前記端末へコンテンツを配信する必要がなくなっても、他の端末に対してコンテンツを配信する可能性から、所定期間だけ、又はコンテンツ蓄積頻度に基づいて決定された期間だけ、コンテンツを保持することも好ましい。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下では、図面を用いて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【００１７】
図１は、本発明のシステム構成図である。
【００１８】
移動端末５は、利用者がコンテンツを要求し及び閲覧する携帯端末や車載端末であって、利用者の移動に伴って使用することが可能な端末である。その移動端末５は、無線基地局を介してネットワークに接続することができ、移動情報管理センタ１と通信することができる。
【００１９】
無線基地局群２Ａ１〜３、２Ｂ１〜３及び２Ｃ１〜３は、それぞれ、経路Ａ、Ｂ及びＣの近傍の端末との無線通信を担当する無線基地局群である。コンテンツ蓄積装置２Ａ、２Ｂ及び２Ｃは、それぞれ、無線基地局群２Ａ１〜３、２Ｂ１〜３及び２Ｃ１〜３を使用し、経路Ａ、Ｂ及びＣの近傍の端末に対してコンテンツの取得、蓄積、配信を行う装置である。
【００２０】
センタシステムは、移動通信管理センタ１とコンテンツ配信センタ２とに大きく分類される。
【００２１】
移動通信管理センタ１は、スケジュールサーバ１１と、経路予測サーバ１２と、位置管理サーバ１３とから構成される。スケジュールサーバ１１は、利用者のコンテンツ要求を受けると、経路予測サーバ１２に利用者の移動経路予測を要求し、利用者にコンテンツを提供するのに適したコンテンツ蓄積装置（例えばコンテンツ蓄積装置２Ａ）にコンテンツを蓄積させる。経路予測サーバ１２は、地図情報、道路交通情報及び／又は天候情報を保持し、それらの情報と位置管理サーバ１３からの利用者の現在の位置情報、進行方向などから利用者の移動経路を予測し、コンテンツを提供するのに適したコンテンツ蓄積装置（例えばコンテンツ蓄積装置２Ａ）の情報をスケジュールサーバ１１に通知する。位置管理サーバ１３は、利用者の位置情報を管理し、経路予測サーバ１２に当該位置情報を通知する。
【００２２】
一方、コンテンツ配信センタ２は、経路毎に設けられたコンテンツ蓄積装置２Ａ、２Ｂ及び２Ｃである。これらコンテンツ蓄積装置は、インターネットなどのネットワークに接続され、コンテンツを提供するサーバ群から、コンテンツを受信し且つ蓄積することができる。
【００２３】
図２は、利用者が、カーナビゲーションシステムのような車載端末を用いて、コンテンツ識別情報及び目的地情報を入力する画面表示図である。この車載端末は、無線基地局と通信可能な通信手段を有する。例えば、その画面には、「コンテンツを選択してください」（５１１）と、「目的地を入力してください」（５１２）との表示がなされる。利用者は、例えば、「映画」->「ジョーズ」のように、コンテンツを選択することができる。このとき、そのコンテンツが送信されるコンテンツサーバのＵＲＬが表示されてもよい。また、利用者は、例えば、「埼玉県上福岡市大原」との目的地の住所を入力することができる。尚、図２には記載されていないが、本発明の他の実施形態によれば、音声による入力、又は地図上での操作による入力も可能である。図２によれば、現在地点から目的地「埼玉県上福岡市大原」までの経路が予測され、その経路に対応するコンテンツ蓄積装置に映画「ジョーズ」のコンテンツが蓄積される。そして、そのコンテンツ蓄積装置から、予測された経路に設けられた無線基地局群を介して、その端末へ、映画「ジョーズ」のコンテンツが配信される。
【００２４】
図３は、本発明のフローチャートである。
【００２５】
(S21)利用者が移動端末５から希望のコンテンツ識別情報を入力すると、その情報はスケジュールサーバ１１に送信される。
(S22)スケジュールサーバ１１は、要求されたコンテンツがいずれのコンテンツ蓄積装置２Ａにも蓄積されていないことを検索し調査する。
(S23)コンテンツがいずれのコンテンツ蓄積装置にも蓄積されていない場合には、コンテンツ蓄積装置の一つに対して、要求されたコンテンツをコンテンツサーバ３からダウンロードするように通知する。但し、コンテンツをダウンロードするコンテンツ蓄積装置は、利用者の移動経路予測の結果に基づいて決定してもよい。
(S24)スケジュールサーバ１１は、利用者の移動端末の経路予測を経路予測サーバに要求する。経路予測サーバ１２は、位置情報、地図情報及び交通情報から、利用者の移動経路を予測し、予測経路上の端末との通信に適した(例えば、伝送遅延の少ない位置にある)コンテンツ蓄積装置を１つ以上選択し、スケジュールサーバ１１に通知する。尚、利用者の位置情報は位置管理サーバ１３から取得する。
(S25)スケジュールサーバ１１は、経路予測サーバ１２に対して利用者の現在の移動経路を要求する。経路予測サーバ１２は、位置管理サーバ１３に利用者の位置情報を要求し、その位置情報から利用者の移動端末５との通信に適したコンテンツ蓄積装置を選択し、スケジュールサーバ１１に通知する。スケジュールサーバ１１は、利用者の移動端末５との通信に適したコンテンツ蓄積装置に、要求されたコンテンツが蓄積されているか否かを検索し調査する。
(S26)予測経路のコンテンツ蓄積装置が要求されたコンテンツを蓄積していなければ、コンテンツを取得したコンテンツ蓄積装置から予測経路のコンテンツ蓄積装置へ、当該コンテンツを転送する。
(S27)予測経路に利用者の移動端末５が存在するか否かを判断する。
(S28)予測経路に利用者の移動端末５が存在しなければ、再度(S24)から(S27)の処理を行う。このとき、利用者の移動経路から外れたコンテンツ蓄積装置は、蓄積したコンテンツを破棄若しくは一定期間キャッシュする。
(S29)予測経路に利用者の移動端末５が存在していれば、そのコンテンツ蓄積装置にコンテンツの提供を要求する。
(S210)コンテンツの提供を終了したコンテンツ蓄積装置は、蓄積したコンテンツを破棄若しくは一定期間キャッシュする。
【００２６】
図４は、本発明による詳細なフローチャートである。
【００２７】
利用者が、自動車で外出中に移動端末５により映画などのマルチメディアコンテンツの要求を行い、コンテンツの提供を受ける場合の実施形態について説明する。
【００２８】
▲１▼コンテンツの要求
(S31)利用者は、目的地へ移動する前若しくは途中で、移動端末５からコンテンツの要求を行う。コンテンツの要求は、移動端末５からスケジュールサーバ１１に通知される。図１では、移動端末５からスケジュールサーバ１１に対してコンテンツの要求が行われる。また、利用者の目的地が明らかである場合には、目的地の位置情報又は名称もスケジュールサーバ１１に通知する。
(S32)スケジュールサーバは、利用者のコンテンツ要求及び目的地を受信する。
【００２９】
▲２▼全てのコンテンツ蓄積装置に要求されたコンテンツが蓄積されていない場合
要求されたコンテンツがコンテンツ蓄積装置に蓄積されている場合は、▲３▼の利用者の移動経路予測を行う。
(S33)スケジュールサーバ１１は、要求されたコンテンツがコンテンツ蓄積装置２Ａに蓄積されているか否かを検索し調査する。いずれのコンテンツ蓄積装置２Ａにも、要求されたコンテンツが蓄積されていない場合は、適当なコンテンツ蓄積装置２Ａに対して、コンテンツの取得要求を行う。ここで、コンテンツを取得するコンテンツ蓄積装置２Ａは、事前に経路予測サーバに対して経路予測要求を行って(S37〜S38)決定してもよい。若しくは、負荷の最も軽いに対してコンテンツの取得要求を行ってもよい。また、別途コンテンツ取得専用の装置を設けてもよい。
(S34)コンテンツの取得要求を受けたコンテンツ蓄積装置２Ａは、コンテンツサーバ３に対してコンテンツの送信要求を行う。
(S35)コンテンツサーバ３はコンテンツ蓄積装置２Ａのコンテンツ送信要求を受けると、要求されたコンテンツを送信する。
(S36)コンテンツを取得したコンテンツ蓄積装置２Ａは、コンテンツの取得が完了したことをスケジュールサーバ１１に通知する。
【００３０】
▲３▼利用者の移動経路予測
(S37)スケジュールサーバ１１は、経路予測サーバ１２に利用者の移動経路の予測を要求する。要求の際に、利用者の移動端末５の識別情報や利用者の目的地も通知する。
(S38)経路予測サーバ１２は、位置管理サーバ１３に利用者の移動端末５の位置情報を要求する。
(S39)利用者の移動端末５は、内蔵されたＧＰＳ等より得られた位置情報を定期的に位置管理サーバ１３に送信するものとする。若しくは、利用者の移動端末５が通信に使用する無線基地局が位置管理サーバ１３に通知され、それに基づいて位置管理サーバ１３は、利用者の移動端末のおよその位置を割り出す。また、位置管理サーバは１３は、受信した位置情報の変動から、利用者の移動方向、移動速度も算出する。位置管理サーバ１３は、利用者の移動端末５の位置情報、移動方向、移動速度を経路予測サーバ１２に通知する。
(S310)経路予測サーバ１２は、地図情報、交通情報などを保持し、これらの情報と位置管理サーバ１３から得た利用者の移動端末の位置情報と、スケジュールサーバ１１から通知された利用者の目的地の位置情報とから、利用者の移動経路を予測する。具体的には、目的地や利用者の進行方向及び速度から使用する可能性のある経路が予測できる。また、予測経路に渋滞が発生していれば、利用者がそれを避ける場合の迂回路を予測経路に追加する。経路予測サーバ１２は、更にコンテンツ蓄積装置２Ａの情報と、それが使用する無線基地局群の位置情報とを有し、予測した経路上の端末と好適な通信を行える無線基地局群を持つコンテンツ蓄積装置２Ｂを選択し、スケジュールサーバ１１に通知する。
【００３１】
▲４▼予測した経路のコンテンツ蓄積装置２Ｂに、要求されたコンテンツが蓄積されていない場合
予測した経路のコンテンツ蓄積装置２Ｂに、要求されたコンテンツが蓄積されている場合は、▲５▼の利用者の移動経路の確認を行う。
(S311)スケジュールサーバ１１は、経路予測サーバ１２から通知された予測経路のコンテンツ蓄積装置２Ｂに、要求されたコンテンツが蓄積されているか否かを検索し調査する。ここで、スケジュールサーバ１１は、各コンテンツ蓄積装置２Ａが蓄積するコンテンツをデータベースなどにより管理する。予測した経路のコンテンツ蓄積装置２Ｂに要求されたコンテンツが蓄積されていない場合、要求されたコンテンツを蓄積しているコンテンツ蓄積装置２Ａからコンテンツ蓄積装置２Ｂへ転送を行う。
(S312)コンテンツ転送要求を受信したコンテンツ蓄積装置２Ａは、指定されたコンテンツ蓄積装置２Ｂに対して指定されたコンテンツを転送する。
(S313)コンテンツ蓄積装置２Ａは、コンテンツの転送が完了すると、スケジュールサーバ１１にコンテンツの転送完了を通知する。
【００３２】
▲５▼利用者の移動経路の確認
(S314)コンテンツ取得完了の通知を受けたスケジュールサーバ１１は、経路予測サーバ１２に対して、利用者の現在の移動経路を確認するように要求する。
(S315)経路予測サーバ１２は、位置管理サーバ１３に利用者の位置情報を問い合わせる。
(S316)位置管理サーバ１３は、利用者の位置情報を経路予測サーバ１２に通知する。
(S317)経路予測サーバ１２は、利用者の位置情報と地図情報から利用者が移動している経路を算出し、その経路上の端末と好適な通信を行える無線基地局群を受け持つコンテンツ蓄積装置をスケジュールサーバ１１に通知する。図３では、利用者が経路Ａを選択したものとし、経路Ａを担当するコンテンツ蓄積装置２Ａがスケジュールサーバ１１に通知される。
【００３３】
▲６▼経路予測が成功した場合
経路予測が失敗した場合には、▲７▼の経路予測が成功しなかった場合の処理を行う。
(S318)スケジュールサーバ１１は、経路予測サーバ１２から通知された現在利用者と好適に通信を行えるコンテンツ蓄積装置２Ａが、利用者の希望するコンテンツを蓄積しているか判断を行う。蓄積している場合には、経路予測が成功したことを意味し、蓄積していなかった場合には、経路予測は失敗したことを意味する。スケジュールサーバ１１は、そのコンテンツ蓄積装置２Ａに対して、コンテンツ提供要求を行う。図３では、コンテンツ蓄積装置２Ａが利用者の希望するコンテンツを蓄積しているため、スケジュールサーバ１１はコンテンツ蓄積装置２Ａに対してコンテンツ提供要求を行う。
(S319、S320)スケジュールサーバ１１からコンテンツ提供要求を受けたコンテンツ蓄積装置２Ａは、無線基地局群を使用して利用者の移動端末５にコンテンツの提供を行う。
(S321)コンテンツ蓄積装置２Ａは、利用者の移動端末５へのコンテンツの提供が完了すると、スケジュールサーバ１１に対してコンテンツ提供完了通知を行う。
(S322)スケジュールサーバ１１は、コンテンツ提供完了通知を受信すると、他の予測した経路のコンテンツ蓄積装置２Ｂに対して、コンテンツ提供終了通知を行う。コンテンツの提供が完了したコンテンツ蓄積装置２Ａ及びコンテンツ提供終了通知を受けたコンテンツ蓄積装置２Ｂは、ある保存期間経過後コンテンツを削除する。保存期間は一定若しくは蓄積頻度が高いコンテンツに対しては保存期間を長くすることが考えられる。
(S323)コンテンツを削除したコンテンツ蓄積装置２Ａは、その旨をスケジュールサーバ１１に通知する。
(S324)コンテンツを削除したコンテンツ蓄積装置２Ｂは、その旨をスケジュールサーバ１１に通知する。
【００３４】
▲７▼経路予測が失敗した場合
再度、▲３▼〜▲４▼の処理を行う。
(S325)▲３▼の処理後、スケジュールサーバ１１は、前回の予測経路のコンテンツ蓄積装置のうち、今回の経路予測からはずれたコンテンツ蓄積装置２Ｂに対して、コンテンツの開放通知を行う。
【００３５】
前述した本発明の種々の実施形態によれば、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略が、当業者によれば容易に行うことができる。即ち、本発明は、携帯端末や車載端末などの移動端末に対するコンテンツ提供サービスに広く適用できる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
【００３６】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明のコンテンツ配信方法によれば、利用者が、コンテンツを受信すべき時間及び場所を指定することなく、利用者の移動端末の位置に対して最も適したコンテンツ蓄積装置からコンテンツが効率的に配信される。特に、携帯端末や車載端末などの移動端末に対してコンテンツを提供する際に、移動端末の利用者が現在地又は移動経路に制限されること無く、また短時間でコンテンツを受信することもできるので通信費用を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるシステム構成図である。
【図２】利用者が車載端末を用いてコンテンツ識別情報及び目的地情報を入力する画面表示図である。
【図３】本発明のフローチャートである。
【図４】本発明の詳細なフローチャートである。
【符号の説明】
１移動情報管理センタ
１１スケジュールサーバ
１２経路予測サーバ
１３位置管理サーバ
２コンテンツ配信センタ
２Ａ、２Ｂ、２Ｃコンテンツ蓄積装置
２Ａ１〜３、２Ｂ１〜３、２Ｂ１〜３無線基地局
３コンテンツサーバ群
４インターネット
５移動端末
５１車載端末の表示画面
５１１コンテンツ選択部
５１２目的地入力部

Claims

コンテンツを送信するコンテンツサーバと、
経路上に配置された複数の基地局と、
端末の移動可能な経路毎に設けられた複数のコンテンツ蓄積装置と、
前記端末の１つ以上の移動可能な経路を予測する経路予測サーバを含む移動通信管理センタと、
を有するセンタシステムにおけるコンテンツ配信方法であって、
前記端末が、現在位置情報及び目的地情報と、利用者の所望するコンテンツ識別情報とを、前記基地局を介して前記移動通信管理センタへ送信する第１の段階と、
前記移動通信管理センタの前記経路予測サーバが、前記端末の前記現在位置情報及び前記目的地情報から１つ以上の経路を予測する第２の段階と、
前記経路に対応するコンテンツ蓄積装置が、前記コンテンツ識別情報に対応する前記コンテンツを前記コンテンツサーバから受信して一時的に蓄積し、前記経路上に配置された複数の基地局へ前記コンテンツを送信し、前記基地局が前記コンテンツを前記端末へ配信する第３の段階と、
を有し、前記現在位置情報が予測された第１の経路から外れた際に、
前記経路予測サーバが新たに第２の経路を予測する第４の段階と、
前記第１の経路に対応する第１のコンテンツ蓄積装置が、前記第２の経路に対応する第２のコンテンツ蓄積装置へ前記コンテンツを送信する第５の段階と、
前記第２のコンテンツ蓄積装置が、前記コンテンツを一時的に蓄積し、前記第２の経路上の複数の基地局へ前記コンテンツを送信し、前記基地局が前記コンテンツを前記端末へ配信する第６の段階と、
を有することを特徴とする移動端末に対するコンテンツ配信方法。
前記コンテンツ蓄積装置は、前記端末へ前記コンテンツを配信する必要がなくなっても、他の端末に対して前記コンテンツを配信する可能性から、所定期間だけ、又はコンテンツ蓄積頻度に基づいて決定された期間だけ、前記コンテンツを保持することを特徴とする請求項１に記載のコンテンツ配信方法。