JP3895820B2

JP3895820B2 - vending machine

Info

Publication number: JP3895820B2
Application number: JP03398497A
Authority: JP
Inventors: 明文宮本
Original assignee: Japan Tobacco Inc
Current assignee: Japan Tobacco Inc
Priority date: 1997-02-18
Filing date: 1997-02-18
Publication date: 2007-03-22
Anticipated expiration: 2017-02-18
Also published as: JPH10232970A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売機本体とそのドア部とに、複数列の商品コラムを備えた商品収納部を互いに対峙させて設け、前記各商品コラムから選択的に払い出される商品を上記商品収納部間に形成される空間部を介して商品取出口に導くようにした自動販売機に係り、特に前記各商品収納部の前面を覆って設けられる一括扉を、前記ドア部を閉じる際に自動的に閉じる構成を採用した自動販売機に関する。
【０００２】
【関連する背景技術】
たばこ等のパッケージ化された商品の自動販売機は、一般に、販売機本体内部に商品を積み重ねて収納する複数列の商品コラムを多段に備え、指定された商品を前記商品コラムから選択的に払い出して、ドア部の裏面側に設けた商品シュートを介して、その下方に設けた商品取出口に導く如く構成される。
【０００３】
ところで近年、この種の自動販売機の奥行き寸法をできる限り薄くすること、また構造を簡素化してコストの低減を図ることが強く要望されており、種々の改良が試みられている。しかし従来の自動販売機においては、上述したようにドア部の裏面側に設けた商品シュートを介して商品を導く構成となっているので、該商品シュート内での商品詰まりを防ぐべく、例えば商品コラムの商品払出口と商品シュートの商品受入口との間に、商品の払出姿勢を規制する為の、所謂鳥のくちばし形状を有する姿勢ガイドを設けている。この為、少なくとも上記姿勢ガイドが専有する空間だけ前記商品コラムと商品シュートとを離反せざるを得ず、自動販売機の奥行き寸法を薄くする上での妨げとなっている。しかも上記姿勢ガイドを各商品コラム毎に設けているので、全体的な部品点数が増大し、そのコスト高の原因となっている。
【０００４】
また商品コラムの前面には、商品の不本意な脱落を防ぐと共に、その商品払出口に商品を安定に導くための商品ガイドが設けられる。この商品ガイドは、例えば開閉自在に設けられた棒状のガイドシャフトとして、或いは商品コラムに前面に沿って張架されたワイヤ等として実現される。そして各商品コラムへの商品の装填は、上記商品ガイドを開放して行われるようになっている。この為、商品コラムへの商品の装填作業性が悪いと言う問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
このような背景の下で本発明者らは先に、複数列の商品コラムからなる商品収納部を販売機本体とそのドア部とに互いに対峙させて設け、これらの各商品収納部の前面に、各商品コラム内の商品をその商品払出口に安定に導くための一括扉（商品案内扉）をそれぞれ設け、販売機本体側およびドア部側の商品収納部の各一括扉間に形成される空間をそのまま、各商品コラムから払い出した商品を導く自由落下通路として用いることで、ドア部の裏面側に設けられる商品シュートを省略した構造の自動販売機を提唱した（特願平８−３１８１６４号）。このような構造の自動販売機によれば、そのドア部を開けて自由落下通路を開放し、商品収納部の一括扉を開ければ該商品収納部の各商品コラムの前面が一括して開放されるので、各商品コラムへの商品の装填を作業性良く行い得る。
【０００６】
ところで上記一括扉を閉じ忘れた状態でドア部を閉めると、商品コラムの前面が開放されたままなので、各商品コラムから不本意に商品が落下する虞がある。しかも一括扉は、前記自由落下通路の平坦な壁面を形成する役割を担うものなので、例えば自由落下通路の形成自体が損なわれたり、商品の自由落下を妨げる要因等となる。従って一括扉を閉じ忘れた状態であっても、ドア部を閉じる際に上記一括扉が自動的に閉まる構成とすることが望まれる。
【０００７】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、商品収納部の前面に開閉自在に設けられる一括扉、特にドア部側に設けられた商品収納部の一括扉を、ドア部が閉じられるときに自動的に閉じることのできる簡易な構成の自動販売機を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するべく本発明に係る自動販売機は、商品を積層して収納し、端部の商品から順にその前面側に払い出す複数列の商品コラムを備えた商品収納部を、販売機本体とそのドア部とに互いに対峙させてそれぞれ設けたものであって、
特に前記各商品収納部の商品払出部を除く前面側をそれぞれ覆うと共に、前記販売機本体側およびドア部側の商品収納部の間で互いに対峙して前記各商品コラムから選択的に払い出された商品の自由落下通路の壁面を形成する一括扉を、その上端側または下端側を回動支点として手前側に開放可能にそれぞれ設け、
一方、前記販売機本体側の商品収納部の側部に、前記自由落下通路の側壁を構成する仕切板を設け、前記ドア部が所定角度まで閉じられたとき、前記ドア部側の商品収納部の開放された前記一括扉の前端部を上記仕切板に当接させることで該一括扉を位置変位させ、これによって前記一括扉を前記商品収納部の前面側を覆う位置に復帰させるようにしたことを特徴としている。
【０００９】
つまり販売機本体側の商品収納部の側部に設けられて自由落下通路の側壁を構成する仕切板に、ドア部が閉じられる際、ドア部側の商品収納部の開かれた状態にある一括扉の前端部に当接して該一括扉を位置変位させて前記商品収納部の前面側を覆う位置に復帰させるガイド機能を持たせ、これによってドア部側の商品収納部の一括扉を自動的に閉じるようにしたことを特徴としている。
【００１０】
特に請求項２に記載するように前記商品収納部が、前記販売機本体およびドア部にそれぞれ多段に設けられるとき、ドア部側の商品収納部の各一括扉を前記仕切板にてそれぞれ案内することで、これらを簡易にして確実に閉じるようにしたことを特徴としている。
尚、請求項３に記載するように前記一括扉を、その上端側を回動支点として上方に向けて略水平位置まで開かれるものとし、前記開放位置での保持が解除されたとき、自重またはばねによる付勢力を受けて下方に向けて回動して前記商品収納部の前面側を閉じる位置に復帰するように構成することが望ましい。或いは請求項４に記載するように前記一括扉を、その下端側を回動支点として下方に向けて略水平位置まで開かれるものとし、前記開放位置での保持が解除されたとき、ばねによる付勢力を受けて上方に向けて回動して前記商品収納部の前面側を閉じる位置に復帰するように構成することが望ましい。
【００１１】
特に請求項５に記載するように前記ばねとしては、一括扉を開放位置または閉じ位置に向けて選択的に付勢して該一括扉を所定の開放位置または前記商品収納部の前面側を閉じる位置に保持する反転ばねとし、前記仕切板においては、開放位置にある一括扉の先端を案内して、上記反転ばねの中立点を越える位置まで回動変位させるようにすることが望ましい。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る自動販売機について説明する。
図１は本発明の一実施形態に係る自動販売機の概略構成を示すもので、外観的には箱状の販売機本体１と、その前面に開放自在に設けたドア部２とを備えて構成される。販売機本体１の内部およびドア部２の裏面には、たばこ等のパッケージ化された商品３を積層して収容する複数列の商品コラム１１がそれぞれ設けられている。即ち、販売機本体１の内部だけではなく、ドア部２の裏面側にも図２に示すように構成された商品コラム１１が設けられており、販売機本体１側の商品コラム１１とドア部２側の商品コラム１１とは、ドア部２が閉じられたとき、図３に示すように所定の間隔を隔てて互いに対峙するものとなっている。
【００１３】
即ち、販売機本体１側およびドア部２の裏面には、その幅方向に１０列の商品コラム１１がそれぞれ形成されている。特に販売機本体１側における左３列の商品コラム１１、およびドア部２側における右３列の商品コラム１１は、大量販売商品用の長尺の商品コラム１１ａとして実現されている。また販売機本体１側における右７列の商品コラム１１、およびドア部２側における左７列の商品コラム１１は多段に区分され、各段毎に長さを異にする複数の多品種少量販売用の短尺の商品コラム１１ｂとして実現されている。
【００１４】
これらの長尺および短尺の各商品コラム１１（１１ａ,１１ｂ）は、その内部に商品種別毎に分類された商品３を積層して収納するものであり、各商品コラム１１の下方位置には商品コラム１１内に積層して収納した最下位置の商品３を、その前面側に払い出す商品払出機構１２がそれぞれ組み込まれている。この商品払出機構１２の構成については本発明の趣旨と直接的な関係がないので、その説明は省略するが、従来より種々提唱されている送りねじ機構式のものや、無端ベルト（チェーン）式のものを適宜採用可能である。
【００１５】
さてこの実施形態に係る自動販売機が特徴とするところは、販売機本体１４側において４段、またドア部１５側に３段に亘ってそれぞれ設けられ、短尺商品コラム１１ｂを複数列（７列）備えて実現される複数段の商品収納部１３が、その商品コラム１１ｂの商品払出口を除く前面側を一括して覆う一括扉１７を開閉自在に備えている点にある。
【００１６】
上記各一括扉１７は、例えば平板状の透明部材からなり、該一括扉１７を閉じた状態のまま、商品コラム１１内における商品３の収納状態が確認できるようになっている。また一括扉１７は、主として商品コラム１１内に積層して収納された商品３をその下方位置に安定にガイドする役割を担う。尚、一括扉１７を、その裏面側の商品コラム１１の内部の状態、つまり商品３の収納状態を視認可能なスリットやパンチング孔を備えた板材により構成することも可能である。
【００１７】
ところで販売機本体側１の一括扉１７は、図１に示すようにそれぞれ上側に向けて開かれるが、ドア部２側の一括扉１７は、図２に示すように上側または下側に開かれて各商品コラム１１の前面側を開放するようになっている。これらの一括扉１７を開くことによって前記各商品コラム１１内への商品３の積層装填がなされる。
【００１８】
特にドア部２側における上段側の商品収納部１３の一括扉１７は、その上端側を回動支点として上側に向けて開かれるようになっており、また下段側の商品収納部１３の一括扉１７は、その下端側を回動支点として下側に向けて開かれるようになっている。このように各一括扉１７の開放の向きを定めることにより、作業者は無理な姿勢を強いられることなしに、また踏み台等の補助具を使用することなしに、各商品コラム１１に対する商品３の装填作業を容易に行い得るようになっている。
【００１９】
また前記各一括扉１７は、図３に示すように全ての商品収納部１３において閉じられているとき、その上下に位置する他の商品収納部１３の一括扉１７と共に同一平面をなし、後述する自由落下通路１８における商品３の案内壁を形成するものとなっている。尚、各商品コラム１１の下方に設けた商品払出機構１２は、その前端面を前記各一括扉１７が形成する面に位置付けることで、上記自由落下通路１８における案内壁の一部を形成する。
【００２０】
さて販売機本体１側およびドア部２側にそれぞれ設けられて、その前面に前記一括扉１７をそれぞれ備えた前記各商品収納部１３は、ドア部２が閉じられたとき、図３に示すようにその一括扉１７を互いに平行に対向させ、その間に商品３の最大外形寸法よりも僅かに広い空間部を、自由落下通路１８として形成する。この自由落下通路１８をなす空間の幅は、基本的には商品コラム１１から払い出された商品３が、その姿勢に拘わりなく自由に落下する幅、即ち、パッケージ化された商品３の最大対角線長で示される長さよりも僅かに長く設定される。
【００２１】
即ち、本発明に係る自動販売機は、商品コラム１１から払い出された商品３を商品取出口１６に導くための商品通路ユニット（幅狭の商品シュート）を格別に備えず、図３に示すようにドア部２を閉じたときに、販売機本体１側の商品収納部１３とドア部２側の商品収納部１３との間に形成される空間部を、商品３の自由落下通路１８として機能させ、各商品収納部１３に設けた一括扉１７を上記自由落下通路１８の案内壁として活用することを特徴としている。
【００２２】
従ってドア部２を開けたときには、各商品収納部１３の一括扉１７により構成される前面側がそれぞれ開放される。この結果、販売機本体１側の商品収納部１３とドア部２側の商品収納部１３との間に形成されていた空間部である商品３の自由落下通路１８が存在しなくなり、各商品収納部１３の前面側は、それぞれ前記各商品コラム１１に商品３を装填するための作業空間となる。そしてドア部２を閉じて自動販売機を機能させたときにのみ、商品コラム１１から払い出された商品３が前記自由落下通路１８を介して商品取出口１６に導かれることになる。
【００２３】
尚、販売機本体１側およびドア部２側の各商品収納部１３は、その商品払出口が反対側の商品収納部１３の一括扉１７に対峙するように、即ち、その商品払出口の高さ位置が互いにずれるように位置決めされている。このような商品収納部１３の、特にその商品払出口の高さ位置の設定により、一方の側の商品収納部１３の商品コラム１１から選択的に払い出された商品３が、これに対向する側の商品払出口に入り込むことなく、他方の側の商品収納部１３の一括扉１７により規制されて自由落下通路１８内に確実に導かれる。
【００２４】
またこの実施形態に係る自動販売機にあっては、上述したように自由落下通路１８を介して各商品コラム１１から選択的に払い出した商品３を自由落下させる構成を採用しているので、各商品コラム１１の下方にそれぞれ設けられた商品払出機構１２においても、格別に商品姿勢を規制することなしに、その払い出しを行う如く構成されている。またこれに伴って商品コラム１１においても、その内部に収納した商品３の姿勢を格別規制することなく、一括扉１７にて単に商品３の脱落を防止しながら、その積層された商品３を商品払出口（最下位置）へと導くものとなっている。
【００２５】
換言すれば、従来においては商品コラム１１から払い出した商品を、ドア部２に設けた幅狭の商品シュート内に確実に導くべく、商品コラム１１内に収納した商品３の姿勢をその商品サイズに応じて調整される商品案内機構により規制し、更にその姿勢を維持しながら商品払出機構により払い出すようにしていた。
しかしこの実施形態に係る自動販売機にあっては、商品コラム１１から払い出した商品３が自由な姿勢で自由落下通路１８内を落下するので、この種の商品案内機構が省略されている。そして商品コラム１１内の商品３は、その前面側に設けられた一括扉１７により一括して該商品コラム１１内からの飛び出し（脱落）が防止され、且つその積層状態を崩すことなく収納されるようになっている。また商品払出機構１２は、商品３の姿勢を格別に規制することなしに、商品コラム１１内の最下位置の商品３から順に前記自由落下通路１８内に払い出すものとなっている。また一括扉１７は、商品コラム１１内に商品３を収納して閉じられたとき、商品コラム１１における商品払出口だけを開口した状態で、前記商品払出機構１２の収納部前端面と協働して自由落下通路１８の案内壁を形成するフラットな面をなしており、前述した商品案内機構そのものがないことと相俟って、商品３がその姿勢に拘わることなく自由落下し得る自由落下通路１８を実現している。
【００２６】
尚、図３において２１は、商品払出機構１２に組み込まれて商品コラム１１内の最下位置にある商品３を後端部側から押圧し、商品払出口より自由落下通路１８内に押し出す（払い出す）押出し部材であり、２２は商品コラム１２内に収納された商品３からの荷重を受けてスイッチ動作し、商品切れを検出する為のスイッチである。
【００２７】
ところで図２に示したようにドア部２側の各商品収納部１３にそれぞれ設けられる一括扉１７は、前述した如くその上端部を回動支点として上方に、或いはその下端部を回動支点として下方に回動されて商品コラム１１の前面を開放するように設けられている。これらのドア部２側の一括扉１７は、例えば図４および図５にそれぞれ示すように、商品収納部１３の側壁１３ａに設けられた長孔３１に、その回動支点側の回動ピン３２を嵌合させて上下方向に移動自在に、且つ回動自在に支持されている。また各一括扉１７の側部の回動端側に設けられた半円弧面を備えた係合突起３３は、前記側壁１３ａに設けた切り込み部３４に入り込み、該切り込み部３４に組み込まれた係止片３５に係合するようになっている。この係止片３５は、例えば合成樹脂材からなり、その基端部に弾性片３６を備えて上方に偏倚された構造を持つ。
【００２８】
この係止片３５は、前記一括扉１７が閉じられたとき、該一括扉１７の回動端側に設けられた係合突起３３と係合し、前記長孔３１と協働して一括扉１７を前後方向に位置規制して該一括扉１７を閉じ位置に保持する役割を果たす。特に図４に示すように一括扉１７が上方に開かれる構造であって、商品コラム１１における商品払出口がその最下位置に設けられている場合、商品３の払い出し時に一括扉１７の回動端部に外向きの力が加わるので、前記係止片３５は不本意に一括扉１７が開くことがないようにする上で重要な役割を果たす。同様に図５に示すような構造であって商品コラム１１における商品払出口が、その最上位置に設けられるような場合、前記係止片３５は一括扉１７が不本意に開くことがないようにする上で重要な役割を果たす。
【００２９】
換言すれば、図４に示すストッパ構造は商品コラム１１における商品払出口がその最上位置であるならば、商品３の払い出し時に不本意な力が加わることがないので不要であり、同様に商品コラム１１における商品払出口がその最下位置であるならば図７に示すストッパ構造を省略することができる。
ちなみに上記一括扉１７を開く場合には、図４(ｂ)および図５(ｂ)にそれぞれ示すように、一括扉１７を前記長孔３１に沿って若干持ち上げる。すると前記係合突起３３が係止片３５から外れるので、その回動端を手前側に引くことにより一括扉１７を上方、または下方に回動させて該商品運内扉１７を開くことが可能となる。
【００３０】
また上方に開かれた一括扉１７を閉じる場合には、例えばその開放位置での保持を解除すれば、一括扉１７がその自重によって下方に向けて回動し、前記係合部３３が前記側壁１３ａの切り込み部３４に入り込む。そして図４(ｃ)に示すように係合部３３が係止片３５の先端に当接して、該係止片３５を押し下げながらその内側に入り込む。すると係止突起３３はその弾性片３６により弾性復帰した係止片３５に係合するので、一括扉１７は図４(ａ)に示すように閉じ位置にロックされることになる。
【００３１】
また下方に開かれた一括扉１７を閉じる場合には、一括扉１７の前端部を持ち上げて、その回動端部の係合突起３３を前記側壁１３ａの切り込み部３４に填め込むようにすれば良い。すると係合突起３３が図５(ｃ)に示すように係止片３５の先端に当接して、該係止片３５を押し下げながらその内側に入り込み、前記弾性片３６により弾性復帰した係止片３５に係合するので、図５(ａ)に示すようにロックされることになる。
【００３２】
ところで上述した如く構成された自動販売機において、前記一括扉１７は前述したように大きな役割を担うものであり、その閉じ忘れは該自動販売機自体の機能を損なうことになる。そこでこの実施形態に係る自動販売機にあっては、ドア部２を閉じる際に、開かれた状態の一括扉１７が存在する場合であっても、これを自動的に閉じる為の機構を備えている。
【００３３】
この機構について説明すると、図１に示すように販売機本体１の長尺の商品コラム１１ａと、複数列の短尺の商品コラム１１ｂを備えた商品収納部１３側との間には、前述した自由落下通路１８の側部案内壁を形成する仕切板４１が設けられている。この仕切板４１は、販売機本体１側の複数段の商品収納部１３の側壁を兼ねるもので、商品収納部１３の前面より前記自由落下通路１８の幅だけ突出している。またこの仕切板４１には、商品収納部１３の各一括扉１７の側部に突出形成されたガイドピンを嵌合して、該一括扉１７の開閉を案内する円弧状のガイド溝４２が設けられている。
【００３４】
一方、前記販売機本体１の右側部には、前記商品収納部１３の側部に沿って上下に移動自在にスライドプレート４３が設けられている。また図７にその一部を拡大して示すように、前記スライドプレート４３の上方位置には販売機本体１の奥行き方向に延びた直線状のレール４４が設けられており、このレール４４に装着されて該レール４４に沿って移動する移動体４５は、レバー４６を介してドア部２の回動支点から離れた位置に連結され、ドア部２の開閉角度に応じて販売機本体１の奥行き方向に位置変位する。
【００３５】
即ち、図６(ａ)〜(ｅ)に示すように販売機本体１の側壁上部に設けられたレール４４に移動自在に取り付けられた移動体４５は、レバー４６を介してドア部２に連結されている。このレバー４６のドア部２への連結点は、該ドア部２の回動支点から外れた位置に設定されており、これによって前記移動体４５がドア部２の開き角度に応じて前記レール４４に沿って移動するようになっている。つまりドア部２の回動が、移動体４５の直線移動に変換されるようになっている。
【００３６】
しかして移動体４５には、図７に示すようにローラ４７が設けられている。そして移動体４５は、その移動に伴って上記ローラ４７を前記スライドプレート４３の上端のテーパ部４３ａに当接させ、これによってスライドプレート４３を上下方向に位置変位させるものとなっている。具体的には、ローラ４７をテーパ部４３ａの下面に潜り込ませることでスライドプレート４３を所定量持ち上げ、テーパ部４３ａの下面から離脱したとき、スライドプレート４３を自重により所定位置まで落下させることで、移動体４５の水平方向への動きをスライドプレート４３の上下方向の動きに変換する。特にこの例では、ドア部２が６０°の開き角度（閉じ角度）にあるとき、スライドプレート４３を持ち上げるように設定されている。
【００３７】
さて上述した如くドア部２の開き（閉じ）角度に応じて上下に移動変位されるスライドプレート４３には、販売機本体１側の各一括扉１７の側部に突出形成されたピン状の係合部４９とそれぞれ係合して、その一括扉１７を開放位置に保持する複数のストッパ４８が設けられている。このストッパ４８は、図８に示すように一端を回動中心とした舌片状の本体部４８ａと、この本体部４８ａの一側部に形成された係合凹部４８ｂを備え、更に前記回動中心の反対側に延びる弾性片４８ｃを備えた合成樹脂製の一体成形部品からなる。そしてこのストッパ４８は、スライドプレート４３の断面コ字状をなして縦方向に延びる凹部内に、前記弾性片４８ｃに曲げを与えて填め込まれ、前記回動中心を軸として前記本体部４８ａを係合凹部４８ｂを設けた側に回動させるべく弾性偏倚させた状態で支持される。
【００３８】
しかして上記ストッパ４７による販売機本体１側の一括扉１７の開放位置での保持は、図９(ａ)に示すように前記スライドプレート４３が下がった状態で、一括扉１７の下端部を上方に向けて開き、該一括扉１７の側部に設けた係合部４９が前記ストッパ４８と係合する位置まで押し上げることによって行われる。すると上記係合部４９は、ストッパ４８の本体部４８ａの下面に当接し、その弾性偏倚力に抗して本体部４８ａを押し退けながら前記係合凹部４８ｂ内に入り込み、本体部４８ａの弾性復帰により係合凹部４８ｂと係合する。この係合によって一括扉１７は、その開放位置に保持される。
【００３９】
このようにして開放位置に保持された一括扉１７を閉じる場合には、該一括扉１７の下端部（前端部）を下方に向けて押圧する。すると前記係合部４９がストッパ４８の弾性偏倚力に抗してその本体部４８ａを押し退けるので該係合部４９と前記係合凹部４８ｂとの係合が解除され、一括扉１７はその自重により下方に向けて回動し、商品案内部１３の前面を閉じる位置に復帰する。
【００４０】
また上述した如く開放位置に保持された販売機本体１側の一括扉１７を閉じることなくドア部２を閉じるような場合、つまり販売機本体１側の一括扉１７を閉じ忘れた状態でドア部２が閉じられる場合には、前述したようにドア部２の閉じ動作に連動してスライドプレート４３が持ち上げられる。すると図９(ｂ)に示すように、スライドプレート４３に取り付けられたストッパ４８が、前記一括扉１７の係合部３３と係合可能な位置から離反されるので、該一括扉１７はストッパ４８による開放位置での保持が解除され、その自重によって前記商品案内部１３の前面を閉じる位置に復帰することになる。
【００４１】
尚、一括扉１７の閉じ位置への復帰を確実なものとするべく、該一括扉１７と商品収納部１３の基部との間にばねを張架しておき、このばね力を用いて一括扉１７を強制的に閉じ位置に戻すようにしておこくとも有用である。
しかして上述したようなドア部２の開閉に連動させたスライドプレート４３の持ち上げによる販売機本体１側の一括扉１７の開放位置での係止解除は、該スライドプレート４３に取り付けられた複数のストッパ４８によりそれぞれ開放位置に保持された一括扉１７の全てに対して一斉に行われる。従って１本のスライドプレート４３の上下動を前述したようにドア部２の開閉に連動させて制御するだけで、簡易にして効果的に複数の一括扉１７を一斉に閉じることが可能となる。
【００４２】
尚、ここでは複数の一括扉１７が、その上端側を回動支点として上向きに開放されるものとして、その開放位置での保持とその閉じ制御を説明したが、一括扉１７がその下端側を回動支点として下向きに開放される場合にも同様に適用することができる。但し、この場合には前記ストッパ４８を逆向きに取り付けると共に、ドア部２の開閉動作に連動してスライドプレート４３を下降させるようにすれば良い。また一括扉１７の自重を利用して該一括扉１７を閉じることが困難なので、前述したようにばねを併用するようにすれば良い。また上向きに開放される一括扉１７と、下向きに開放される一括扉１７とが並設されている場合には、例えばドア部２の開閉に連動して逆向きに位置変位する２条のスライドプレート４３を準備し、その開放の向きに応じて一方のスライドプレート４３にストッパ４８を設けておくようにすれば良い。
【００４３】
またこのような構成とすれば、中段や下段の商品収納部１３の一括扉１７を、簡易にしてその開放位置に保持することが可能となり、その保持構造の簡易化を図ることが可能となる。即ち、従来一般的には、マグネットの吸着力を利用する等して開放された一括扉（商品案内板）を天板等に吸着させているが、多段に設けられる商品収納部の中段や下段の一括扉については、天板に吸着させることができないので、その開放位置での保持が問題となる。この点、上述した構成によれば、商品収納部１３の側部において一括扉１７をそれぞれ開放位置に保持することが可能となるので、その構成の簡易化を図ることができる。
【００４４】
ところで販売機本体１側の最上段の商品収納部１３については、その上面に販売機本体１の天板が存在するので、前述した図９に示すように一括扉１７を上方に向けて大きく開くことはできない。しかも最上段の商品収納部１３の前面に設けられる一括扉１７は、その商品コラム１１の商品払出口が下方なので実質的に前述した自由落下通路１８としても機能することはない。従ってこの最上段の商品収納部１３については、前述した一括扉１７に代えて図１０に示すように従来より用いられてきた商品案内板５１を商品コラム１１毎に設けることも可能である。
【００４５】
しかしてこれらの商品案内板５１については、その前面にマグネット（磁石）５２を設けておき、商品案内板５１を上方に向けて開いたときに上記マグネット５２を、鉄板等によって構成される天板に吸着させることで、その開放位置に保持するようにしておけばよい。そして天板に吸着させた商品案内板５１と天板との間に、上下に位置変位可能なバー５３を上方に付勢して設けておき、ドア部２が閉じられるときに該ドア部２の上端に設けたカム５４を前記バー５３と天板との間に割り込ませ、バー５を下方に位置変位させるようにしておけば良い。
【００４６】
このような構成であればドア部２の上端に設けたカム５４によってバー５３が下方に位置変位されるので、閉じ忘れの商品案内板５１があっても、上記バー５３によって該商品案内板５１のマグネット５２が天板から引き離されるので、これによって商品案内板５１が自重により閉じられることになる。尚、ここでは商品案内板５１について示したが、前述した一括扉１７を用いる場合であっても同様にマグネット５２を用いて一括扉１７を天板に吸着保持するようにし、ドア部２に設けたカム５４を一括扉１７と天板との間に割り込ませることで上記マグネット５２による吸着保持を解除するようにすれば良い。
【００４７】
ところでドア部２側に設けられた商品収納部１３の一括扉１７は、前述したようにその上段の一括扉１７は上方に向けて開放され、中段および下段の一括扉１７は下方に向けて開放されるようになっている。しかして上段の商品収納部１３の一括扉１７の開放位置での保持は、例えばその商品収納部１７の上端前面部に設けたマグネット（図示せず）にて、上方に開かれた一括扉１７を吸着することによって行われる。そしてこの一括扉１７の開放位置における保持の解除は、該一括扉１７の前端部を下方に向けて引き落とし、上記マグネットによる吸着を解除することによって行われる。
【００４８】
また中段および下段の商品収納部１３の一括扉１７は、その下端側を回動支点として下方に向けて開放されるようになっており、図１１に示すように該一括扉１７の側部と商品収納部１３の側壁１３ａとの間に張架されたチェーン（或いは紐）３７にて、その回動角（開き角度）が規制されるようになっている。また一括扉１７の側部と商品収納部１３の側壁１３ａとの間には、引っ張りばね３８が張架されている。この引っ張りばね３８は、一括扉１７が図１１(ｂ)に示すように所定角度開かれたときに最大長となるように、そのばね作用点（張架位置）が決定されている。
【００４９】
即ち、ドア部２側の商品収納部１３の側壁１３ａと該一括扉１７との間には、前記一括扉１７が閉じられている状態と、前述した如く開かれた状態との中間において反転作用を呈する引っ張りばね３８が張架されている。しかして一括扉１７を引っ張りばね３８に抗してその中立点を超えるまで開けば、図１１(ａ)に示すように一括扉１７は引っ張りばね３８にて下方に回動偏倚され、前記チェーン３７によって規制される開き状態の位置に安定に保持される。また前記引っ張りばね３８に抗して前記一括扉３８の前端を上記開き状態位置から上方に持ち上げると、図１１(ｂ)に示すように引っ張りばね３８の中立点（最大伸張位置）を越えた時点で該引っ張りばね３８の力が一括扉１７に対して逆向きに作用する。この結果、一括扉１７は前記引っ張りばね３８のばね力を受けて上方に回動し、図１１(ｃ)に示すように自動的に閉じられることになる。
【００５０】
このようにドア部２側に設けた商品収納部１３の各一括扉１７は、開放された状態においてその前端部を閉じ方向に僅かに変位させることにより、その後は自重またはばね力を用いて自動的に閉じるように構成されている。しかしながらこのような構成であってもドア部２を閉じる際、一括扉１７を閉じ忘れることがある。
【００５１】
そこでこの実施形態に係る自動販売機にあっては、前述した販売機本体１側の仕切板４１を利用し、ドア部２側の開放状態にある一括扉１７の前端部を上記仕切板４１の前縁部に当接させて位置変位させ、これによってドア部２が閉じられる際に前記各一括扉１７を自動的に閉じるようにしている。即ち、図１２に示すように、前記自由落下通路１８の側壁を構成する仕切板４１の幅（突出量）を工夫し、ドア部２が閉じられる際に該仕切板４１の前縁部に、ドア部２側の商品収納部１３の開かれた状態にある一括扉１７の端部を当接させ、その閉じ方向に変位させる機能を持たせている。
【００５２】
特にドア部２側の最上段の商品収納部１３の一括扉１７は、９０°を越えてその上方に大きく開かれることから（例えば１１０°）、仕切板４１の前縁部にテーパー状のガイド部４１ａを形成し、上記一括扉１７を下方に向けて変位させる構成となっている。またここでは、中段および下段の商品収納部１３の下方に向けて開かれる一括扉１７については、仕切板４１の前縁部の垂直領域をそのまま利用して該一括扉１７の端部を上方に変位させるべく、一括扉１７の開放角度を９０°未満に規定するように設定されている（例えば７５°）。
【００５３】
かくしてこのように仕切板４１の前縁部と一括扉１７の開放角度との関係を設定した構造によれば、ドア部２側の各一括扉１７を開いた状態のままドア部２を閉じると、先ず図１２(ａ)に示すように、その閉じ角度に応じて先ず最上段の一括扉１７の端部が仕切板４１の前縁部に当接して下方に変位され、開放位置での保持が解除されて自動的に閉じることになる。その後、ドア部２が更に閉じられると、図１２(ｂ)に示すように次に中段および下段の一括扉１７の端部が仕切板４１の前縁部に当接して上方に変位される。すると前述したように一括扉１７に張架された引っ張りばね３８の中立点を越えた時点で、該一括扉１７は引っ張りばね３８の反転作用を受けて自動的に閉じられることになる。従って一括扉１７を閉じ忘れた状態でドア部２が閉じられる場合であっても、ドア部２の閉じ動作に連動させて各一括扉１７を確実に閉じることが可能となる。
【００５４】
かくして上述した如く構成された自動販売機によれば、図１３(ａ)〜(ｅ)にドア部２の開き（閉じ）角度に対する一括扉１７の閉じ動作との関係を分解して示すように、販売機本体１およびドア部２側にそれぞれ多段に設けた商品収納部１３の前面を覆う一括扉１７を閉じ忘れたままドア部２が閉じられる場合であっても、ドア部２の閉じ動作に連動させて各一括扉１７をそれぞれ自動的に閉じることができる。尚、図１３(ａ)〜(ｅ)はドア部２の開き角度が９０°,６０°,２２°,１５°,０°の状態をそれぞれ示している。
【００５５】
即ち、各商品コラム１１内への商品３の装填は、ドア部２を開いて前記自由落下通路１８を開放し、この状態で各商品収納部１３の一括扉１７を開いて行われる。しかる後、図１３(ａ)に示すように各一括扉１７が開いた状態のままドア部２を閉じると、例えば図１３(ｂ)に示すようにドア部２の開き角度が５５°となった時点で、先ず前述したようにレバー４６を介してスライドプレート４３が持ち上げられるので、販売機本体１側の商品収納部１３の一括扉１７が一斉に閉じられる。尚、最上段の商品収納部１３の一括扉１７（商品案内板５１）は、前述したカム５４の作用によって閉じられる。
【００５６】
その後、更にドア部２が閉じられて、その開き角度が２２°となると、図１３(ｃ)に示すようにドア部２側の最上段の商品収納１３の一括扉１７が仕切板４１に当接し、その開放位置での保持が解除されて閉じられる。そして更にドア部２が閉じられてその開き角度が１５°になると、図１３(ｄ)に示すように今度はドア部２側の中段および下段の商品収納部１３の各一括扉１７が前記仕切板４１に当接し、その開放位置での保持が解除されて閉じられることになる。
【００５７】
そして図１３(ｅ)に示すように、ドア部２が完全に閉じられた状態に至ったときには、全ての一括扉１７がそれぞれ閉じられた状態となり、販売機本体１側およびドア部２側における各商品収納部１３の一括扉１７は、所定の間隔を隔てて互いに対向して、その間に自由落下通路１８を形成することになる。つまり閉じ忘れた一括扉１７が存在する状態のままドア部２が閉じられる場合であっても、該ドア部２の閉じ動作に連動して全ての一括扉１７が確実に閉じられることになる。
【００５８】
かくして上述した一括扉１７の閉じ機構を組み込んだ、上述した構成の自動販売機によれば、販売機本体１側およびドア部２側にそれぞれ多段に設けた商品収納部１３の前面側を覆う一括扉１７によって、前記各商品コラム１１から選択的に払い出される商品３を商品取出口１６に導く自由落下通路１８を確実に形成することができる。そしてこの自由落下通路１８を介して商品３を商品取出口１６に導くので、従来のように幅狭の商品シュートをドア部２に設ける必要がなく、その構成を大幅に簡略化することができる。
【００５９】
しかも商品３の姿勢に拘わりなく、該商品３を自由落下させて商品取出口１６に導くだけなので、商品コラム１１内、およびその商品払出口において商品３の姿勢を規制する必要がなく、従来のような商品の姿勢を矯正する為の商品案内機構が不要である。従って前記自由落下通路１８として、商品３の最大外形寸法よりも広い幅を必要とすると雖も、上記商品案内機構を必要としない分だけ、商品コラム１１と商品シュートとの間の無駄な空間を排除することができる。しかも商品コラム１１の前面側に設けられる一括扉１７自体を自由落下通路の案内壁とするので、全体的にその奥行き寸法を短くすることができる。
【００６０】
またこのような自由落下通路１８は、ドア部２を閉じて自動販売機を機能させるときにだけ形成され、ドア部２を開いたときには商品コラム１１に対する商品装填等の為の作業空間とされるので、その作業性を十分に高めることができる。また全体的な構成からして、商品コラム１１から払い出した商品を搬送する為の商品落下シュートのような格別な機構部（ユニット）を必要とせず、また商品の払い出し姿勢を矯正するべく、各商品コラム毎に設ける姿勢ガイドのような種々の機構も必要としないので、その分、構成の簡素化を図り、部品点数を削減して低コスト化を図ることも可能となる等の効果が奏せられる。
【００６１】
特に自由落下通路１８を形成する上で重要な役割を担う一括扉１７を、ドア部２の閉じ動作に連動させて確実に閉じることができるので、上述した構成の自動販売機の機能を遺憾なく発揮させることができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば販売機本体側およびドア部側に設ける商品収納部の段数や、各商品収納部における商品コラムの数、更には商品コラムの長さは仕様に応じて定めれば良いものである。またパッケージ化された商品としては、たばこに限るものではなく、所謂小型の箱形パッケージ化された各種商品の自動販売機に適用可能である。この場合、取り扱い対象とする商品のパッケージの大きさに応じて商品コラムのサイズ等を定めるようにすれば良い。
【００６２】
また上述した実施形態にあっては、各商品コラム１１内の商品３を自重によって下方に落下させながら、その最下位置にて順番に商品３が払い出される構造について例示したが、ばね力等を利用して各商品コラム１１内の商品を上方に持ち上げ、その最上位置のものから順に払い出す構造のものにも同様に適用することができる。この場合、商品払出機構１２は各商品コラム１１の上方に、その押出し部（プッシャ）を下側に向けて設けられることになる。
【００６３】
また実施形態においては販売機本体１側およびドア部２側にそれぞれシングルコラムを設けたが、商品３を前後に２重に設けて順次前面側に払い出す、所謂ダブルコラム構成として実現することも勿論可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【００６４】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数列の商品コラムを備えた商品収納部を、販売機本体とそのドア部とに互いに対峙させてそれぞれ設けた自動販売機の上記各商品収納部に、その前面側をそれぞれ覆うと共に、前記販売機本体側およびドア部側の商品収納部の間で互いに対峙して前記各商品コラムから選択的に払い出された商品の自由落下通路の壁面を形成する一括扉を、その上端側または下端側を回動支点として手前側に開放可能にそれぞれ設けたものであって、
特に前記販売機本体側の商品収納部の側部に、前記自由落下通路の側壁を構成する仕切板を設け、この仕切板に一括扉の前端部に当接して該一括扉を位置変位させ、これによって前記一括扉の開放位置での保持を解除させる機能を持たせているので、ドア部を閉じる際、簡単に、且つ確実に一括扉を自動的に閉じることができる。従って一括扉を閉じ忘れた場合であっても、ドア部の閉じ動作に連動させて各一括扉を確実に閉じることができるので、商品の自由落下通路の壁面を形成すると言う一括扉の重要な役割を確実に発揮させることができる。
【００６５】
しかも前記一括扉を自重により閉じる構成、或いはばねによる付勢力を受けて閉じる構成としておくことで、ドア部が閉じられる際、仕切板の前縁部にて一括扉の前端を位置変位させることで簡単に、且つ確実に一括扉を閉じることができる。従って上述した構成の自動販売機において重要な役割を担う一括扉の機能を十分に発揮させることができる等の効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る自動販売機の概略構成を示す図。
【図２】図１に示す自動販売機のドア部側に設けられる商品収納部の構成を示す図。
【図３】本発明の実施形態に係る自動販売機における商品収納部と自由落下通路との関係を示す図。
【図４】商品収納部に設けられる一括扉の開閉機構とその開閉動作を示す図。
【図５】商品収納部に設けられる一括扉の開閉機構とその開閉動作を示す図。
【図６】図１に示す自動販売機における一括扉の制御機構をなす移動体のドア部の開閉に連動した動きを示す図。
【図７】図１に示す自動販売機における一括扉の制御機構をなす移動体とスライドプレートとの関係を示す図。
【図８】スライドプレートに組み込まれるストッパの構造を示す図。
【図９】ストッパによる一括扉の開放位置での保持と、スライドプレートの位置変位による一括扉の保持解除の動きを示す図。
【図１０】最上段の商品収納部の商品案内板（一括扉）の開放位置での保持解除機構を示す図。
【図１１】ドア部側に設けられる商品収納部の一括扉の開閉機構と、その動きを示す図。
【図１２】ドア部側に設けられる商品収納部の一括扉と、販売機本体に設けられた仕切板との関係を示す図。
【図１３】ドア部の閉じ角度に応じた一括扉の閉じ動作を分解して示す図。
【符号の説明】
１販売機本体
２ドア部
３商品（パッケージ化されたたばこ）
１１商品コラム
１２商品払出機構
１３商品収納部
１７一括扉
１８自由落下通路
３３係合突起
３５係止片
３７チェーン
３８引っ張りばね
４１仕切板
４３スライドプレート
４４レール
４５移動体
４６レバー
４７ローラ
４８ストッパ
４９係合部
５３バー
５４カム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a vending machine main body and a door portion thereof with a product storage section provided with a plurality of rows of product columns facing each other, and a product selectively dispensed from each of the product columns is placed between the product storage sections. The present invention relates to a vending machine that leads to a product outlet through a formed space, and in particular, a collective door that covers the front of each product storage unit is automatically closed when the door is closed. The present invention relates to a vending machine adopting a configuration.
[0002]
[Related background]
In general, vending machines for packaged products such as cigarettes are provided with multiple columns of product columns for stacking and storing products inside the vending machine body, and selectively delivering specified products from the product columns. Thus, it is configured to lead to a product outlet provided below the product chute provided on the back side of the door portion.
[0003]
By the way, in recent years, there has been a strong demand for reducing the depth of this type of vending machine as much as possible, and simplifying the structure to reduce the cost, and various improvements have been attempted. However, since the conventional vending machine is configured to guide the product through the product chute provided on the back side of the door portion as described above, in order to prevent product jamming in the product chute, for example, a product A posture guide having a so-called bird's beak shape is provided between the product outlet of the column and the product inlet of the product chute to regulate the product delivery posture. For this reason, the product column and the product chute must be separated from each other at least by the space occupied by the posture guide, which is an obstacle to reducing the depth of the vending machine. In addition, since the posture guide is provided for each product column, the total number of parts increases, resulting in high costs.
[0004]
In addition, a product guide is provided on the front of the product column to prevent unintentional dropout of the product and lead the product stably to the product payout opening. This product guide is realized, for example, as a bar-shaped guide shaft provided so as to be freely opened or closed, or as a wire stretched along the front surface of a product column. The product is loaded into each product column by opening the product guide. For this reason, there is a problem that the workability of loading the product into the product column is poor.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Under such a background, the present inventors first provided a product storage unit comprising a plurality of rows of product columns so as to oppose each other to the vending machine main body and its door unit, and the front of each of these product storage units. Each product column is provided with a collective door (product guide door) for stably guiding the product to the product delivery outlet, and is formed between the collective doors of the product storage unit on the vending machine main body side and the door unit side. By using the space as it is as a free fall passage that guides the products paid out from each product column, a vending machine having a structure in which the product chute provided on the back side of the door portion is omitted was proposed (Japanese Patent Application No. 8-318164). ). According to the vending machine having such a structure, when the door is opened to open the free fall passage, and the collective door of the product storage unit is opened, the front of each product column of the product storage unit is opened collectively. Therefore, the product can be loaded into each product column with good workability.
[0006]
By the way, if the door part is closed in a state where the collective door is forgotten to be closed, the front surface of the product column remains open, and there is a risk that the product will fall unintentionally from each product column. In addition, since the collective door plays a role of forming a flat wall surface of the free fall passage, for example, the formation of the free fall passage itself is impaired, or a factor that prevents the free fall of the product. Therefore, it is desired that the collective door be automatically closed when the door is closed even when the collective door is forgotten to close.
[0007]
The present invention has been made in consideration of such circumstances, and its purpose is to provide a collective door that can be freely opened and closed on the front surface of the product storage unit, in particular, a collective door of the product storage unit provided on the door unit side, An object of the present invention is to provide a vending machine having a simple configuration that can be automatically closed when a door portion is closed.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, the vending machine according to the present invention sells a product storage unit including a plurality of product columns that stacks and stores products and pays out products from the end in order to the front side. The machine body and its door part are provided opposite each other,
In particular, the front side of each of the product storage units excluding the product delivery unit is respectively covered, and the product storage units on the vending machine main body side and the door unit side face each other and are selectively paid out from each product column. A collective door that forms the wall of the free fall passage of the product is provided so that it can be opened on the front side with its upper end or lower end as a pivot point,
On the other hand, when a partition plate constituting a side wall of the free fall passage is provided on the side of the product storage unit on the vending machine main body side, the product storage unit on the door unit side when the door unit is closed to a predetermined angle The position of the collective door is displaced by bringing the front end of the collective door that has been opened into contact with the partition plate, thereby returning the collective door to a position that covers the front side of the product storage section. It is characterized by that.
[0009]
That is, when the door is closed to the partition plate that is provided on the side of the product storage unit on the vending machine main body and forms the side wall of the free fall passage, the product storage unit on the door side is in an open state. It has a guide function to contact the front end of the door and displace the collective door to return it to the position covering the front side of the product storage unit, which automatically opens the collective door of the product storage unit on the door side. It is characterized by having been closed to.
[0010]
In particular, as described in claim 2, when the product storage unit is provided in multiple stages in the vending machine main body and the door unit, each collective door of the product storage unit on the door unit side is guided by the partition plate, respectively. Thus, they are characterized in that they are simplified and closed securely.
In addition, as described in claim 3, the collective door is opened upward to a substantially horizontal position with its upper end side as a rotation fulcrum, and when holding in the open position is released, It is desirable that the urging force of the spring is received to rotate downward and return to the position where the front side of the product storage portion is closed. Alternatively, as described in claim 4, the collective door is opened downward to a substantially horizontal position with the lower end side as a pivot, and when the holding at the open position is released, the collective door is attached by a spring. It is desirable that the apparatus is configured to return to a position where the front side of the product storage unit is closed by receiving the force and turning upward.
[0011]
In particular, as the spring, the collective door is selectively urged toward an open position or a closed position to close the collective door at a predetermined open position or the front side of the product storage unit. It is desirable that the reversing spring be held at a position, and in the partition plate, the front end of the collective door at the open position is guided to be rotated and displaced to a position exceeding the neutral point of the reversing spring.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a vending machine according to the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a schematic configuration of a vending machine according to an embodiment of the present invention, which includes a box-like vending machine main body 1 and a door portion 2 provided on the front surface thereof so as to be freely opened. Composed. A plurality of rows of product columns 11 are provided on the inside of the vending machine main body 1 and on the back surface of the door portion 2, respectively, for stacking and storing packaged products 3 such as cigarettes. That is, the product column 11 configured as shown in FIG. 2 is provided not only inside the vending machine main body 1 but also on the back surface side of the door portion 2, and the product column 11 and the door portion on the vending machine main body 1 side are provided. When the door portion 2 is closed, the two-side product column 11 faces each other at a predetermined interval as shown in FIG.
[0013]
That is, on the vending machine main body 1 side and the back surface of the door portion 2, ten columns of product columns 11 are formed in the width direction. In particular, the left three columns of product columns 11 on the vending machine body 1 side and the right three columns of product columns 11 on the door unit 2 side are realized as long product columns 11a for mass sales products. Further, the right seven rows of product columns 11 on the vending machine body 1 side and the left seven rows of product columns 11 on the door section 2 side are divided into multiple stages, and a plurality of multi-variety small quantity sales with different lengths for each stage. This is realized as a short product column 11b.
[0014]
Each of the long and short product columns 11 (11a, 11b) stores and stores the products 3 classified for each product type therein, and the product columns 11 are located below the product columns 11. A product delivery mechanism 12 for delivering the product 3 at the lowest position stacked and stored in the column 11 to the front side is incorporated. Since the configuration of the commodity delivery mechanism 12 is not directly related to the gist of the present invention, the description thereof will be omitted. However, various types of feed screw mechanisms and endless belts (chains) that have been proposed in the past have been proposed. Can be appropriately employed.
[0015]
The vending machine according to this embodiment is characterized by four stages on the vending machine main body 14 side and three stages on the door portion 15 side, and a plurality of short product columns 11b (seven columns). The product storage unit 13 of the plurality of stages that is realized is provided with a collective door 17 that covers the front side of the product column 11b except for the product payout opening.
[0016]
Each of the collective doors 17 is made of, for example, a flat plate-like transparent member, and the stored state of the product 3 in the product column 11 can be confirmed while the collective door 17 is closed. Further, the collective door 17 mainly plays a role of stably guiding the products 3 stacked and stored in the product column 11 to the lower position thereof. The collective door 17 can also be configured by a plate material provided with a slit or a punching hole in which the state inside the product column 11 on the back side thereof, that is, the storage state of the product 3 can be visually confirmed.
[0017]
By the way, the collective doors 17 on the vending machine body side 1 are opened upward as shown in FIG. 1, but the collective doors 17 on the door part 2 side are opened upward or downward as shown in FIG. The front side of each product column 11 is opened. By opening these collective doors 17, the products 3 are stacked and loaded into the product columns 11.
[0018]
In particular, the collective door 17 of the product storage unit 13 on the upper side on the door 2 side is opened upward with the upper end side as a pivot, and the collective door of the product storage unit 13 on the lower side. 17 is opened downward with its lower end side as a rotation fulcrum. By determining the opening direction of the collective doors 17 in this way, the operator is not forced to take an unreasonable posture, and without using an auxiliary tool such as a step platform, the product 3 with respect to each product column 11 The loading operation can be easily performed.
[0019]
Further, when the collective doors 17 are closed in all the product storage units 13 as shown in FIG. 3, they form the same plane as the collective doors 17 of the other product storage units 13 positioned above and below the collective doors 17 and will be described later. A guide wall for the product 3 in the free fall passage 18 is formed. The product dispensing mechanism 12 provided below each product column 11 forms a part of the guide wall in the free fall passage 18 by positioning its front end surface on the surface formed by each collective door 17.
[0020]
As shown in FIG. 3, each of the product storage units 13 provided on the vending machine main body 1 side and the door unit 2 side and provided with the collective door 17 on the front surface thereof is shown in FIG. 3 when the door unit 2 is closed. The collective doors 17 are opposed to each other in parallel, and a space slightly wider than the maximum external dimension of the product 3 is formed as a free fall passage 18 therebetween. The width of the space forming the free fall passage 18 is basically the width at which the product 3 delivered from the product column 11 falls freely regardless of its posture, that is, the maximum diagonal line of the packaged product 3. It is set slightly longer than the length indicated by the length.
[0021]
That is, the vending machine according to the present invention does not have a product passage unit (narrow product chute) for guiding the product 3 delivered from the product column 11 to the product outlet 16 and is shown in FIG. When the door portion 2 is closed as described above, the space formed between the product storage portion 13 on the vending machine body 1 side and the product storage portion 13 on the door portion 2 side is used as a free fall passage 18 for the product 3. The collective door 17 provided in each product storage unit 13 is used as a guide wall for the free fall passage 18.
[0022]
Therefore, when the door part 2 is opened, the front side constituted by the collective doors 17 of the respective product storage parts 13 is opened. As a result, the free fall passage 18 for the product 3 which is a space formed between the product storage unit 13 on the vending machine main body 1 side and the product storage unit 13 on the door unit 2 side does not exist, and each product storage The front side of the section 13 serves as a work space for loading the product 3 into each of the product columns 11. Only when the door unit 2 is closed and the vending machine functions, the product 3 delivered from the product column 11 is guided to the product take-out port 16 through the free fall passage 18.
[0023]
The product storage units 13 on the vending machine main body 1 side and the door unit 2 side are arranged so that the product discharge outlets face the collective door 17 of the product storage unit 13 on the opposite side, that is, the height of the product discharge outlets. They are positioned so that their positions deviate from each other. The product 3 selectively delivered from the product column 11 of the product storage unit 13 on one side by the setting of the height position of the product delivery port of the product storage unit 13 is opposed to this. It is regulated by the collective door 17 of the merchandise storage section 13 on the other side and is reliably guided into the free fall passage 18 without entering the merchandise outlet on the side.
[0024]
Further, in the vending machine according to this embodiment, as described above, since the product 3 that has been selectively paid out from each product column 11 through the free fall passage 18 is freely dropped, The product delivery mechanisms 12 provided below the product columns 11 are also configured to perform the delivery without restricting the product attitude. As a result, the product column 11 also removes the product 3 from the collective door 17 and prevents the product 3 from being dropped without restricting the attitude of the product 3 stored in the product column 11. It leads to the payout exit (bottom position).
[0025]
In other words, the attitude of the product 3 stored in the product column 11 is set to the product size in order to reliably guide the product paid out from the product column 11 into the narrow product chute provided in the door portion 2. The product is regulated by a product guide mechanism that is adjusted accordingly, and is further paid out by the product delivery mechanism while maintaining the posture.
However, in the vending machine according to this embodiment, the commodity 3 delivered from the commodity column 11 falls in the free fall passage 18 in a free posture, so this kind of commodity guiding mechanism is omitted. The products 3 in the product column 11 are collectively prevented from popping out (dropping out) from the product column 11 by the collective door 17 provided on the front side thereof, and stored without breaking the stacked state. It is like that. Further, the product dispensing mechanism 12 dispenses the product 3 into the free fall passage 18 in order from the lowest product 3 in the product column 11 without restricting the attitude of the product 3 exceptionally. The collective door 17 cooperates with the front end surface of the storage portion of the product delivery mechanism 12 with only the product delivery outlet in the product column 11 opened when the product 3 is stored in the product column 11 and closed. The free fall passage which forms a flat surface forming the guide wall of the free fall passage 18 and allows the product 3 to fall freely without regard to its posture, coupled with the absence of the product guide mechanism itself described above. 18 is realized.
[0026]
In FIG. 3, reference numeral 21 denotes a product 3 which is incorporated in the product delivery mechanism 12 and presses the product 3 located at the lowest position in the product column 11 from the rear end side, and is pushed out from the product delivery outlet into the free fall passage 18 (payment). An extruding member 22 is a switch for detecting a product out of operation by receiving a load from the product 3 stored in the product column 12.
[0027]
Incidentally, as shown in FIG. 2, the collective doors 17 provided in the respective product storage portions 13 on the door portion 2 side, as described above, have the upper end portion as a pivot point and the lower end portion as a pivot point. It is provided so as to be pivoted downward to open the front surface of the product column 11. For example, as shown in FIGS. 4 and 5, the collective doors 17 on the door portion 2 side are respectively provided in a long hole 31 provided in the side wall 13 a of the product storage portion 13 with a turning pin 32 on the turning fulcrum side. Are supported so as to be movable up and down and rotatable. Further, the engaging projection 33 having a semicircular arc surface provided on the rotating end side of the side portion of each collective door 17 enters the cut portion 34 provided on the side wall 13a and is engaged with the cut portion 34. It is adapted to engage with the stop piece 35. The locking piece 35 is made of, for example, a synthetic resin material, and has a structure in which an elastic piece 36 is provided at the base end portion and is biased upward.
[0028]
When the collective door 17 is closed, the locking piece 35 engages with an engaging projection 33 provided on the rotating end side of the collective door 17, and cooperates with the long hole 31 to collect the collective door. It plays a role of holding the collective door 17 in the closed position by regulating the position of the door 17 in the front-rear direction. In particular, as shown in FIG. 4, when the collective door 17 is open upward and the product outlet in the product column 11 is provided at its lowest position, the collective door 17 is rotated when the product 3 is delivered. Since an outward force is applied to the end portion, the locking piece 35 plays an important role in preventing the collective door 17 from unintentionally opening. Similarly, when the product outlet 11 in the product column 11 is provided at its uppermost position as shown in FIG. 5, the locking piece 35 prevents the collective door 17 from opening unintentionally. To play an important role.
[0029]
In other words, the stopper structure shown in FIG. 4 is not necessary if the product payout outlet in the product column 11 is at its uppermost position, so that no unintentional force is applied when the product 3 is paid out. The stopper structure shown in FIG. 7 can be omitted if the merchandise payout opening 11 is at its lowest position.
Incidentally, when the collective door 17 is opened, the collective door 17 is slightly lifted along the long hole 31 as shown in FIGS. 4 (b) and 5 (b). Then, since the engaging projection 33 is disengaged from the locking piece 35, the commodity door 17 can be opened by rotating the collective door 17 upward or downward by pulling its rotating end toward the front side. It becomes.
[0030]
Further, when closing the collective door 17 opened upward, for example, if the holding at the open position is released, the collective door 17 is rotated downward by its own weight, and the engaging portion 33 is moved to the side wall. It enters the cut portion 34 of 13a. Then, as shown in FIG. 4C, the engaging portion 33 comes into contact with the tip of the locking piece 35 and enters the inside while pushing down the locking piece 35. Then, the locking projection 33 is engaged with the locking piece 35 that has been elastically restored by the elastic piece 36, so that the collective door 17 is locked in the closed position as shown in FIG.
[0031]
Further, when closing the collective door 17 opened downward, the front end portion of the collective door 17 is lifted so that the engaging projection 33 of the rotating end portion is fitted into the cut portion 34 of the side wall 13a. good. Then, as shown in FIG. 5C, the engaging protrusion 33 comes into contact with the tip of the locking piece 35, enters the inside while pushing down the locking piece 35, and the locking piece that is elastically restored by the elastic piece 36. Since it is engaged with 35, it is locked as shown in FIG.
[0032]
Incidentally, in the vending machine configured as described above, the collective door 17 plays a major role as described above, and forgetting to close it impairs the function of the vending machine itself. Therefore, in the vending machine according to this embodiment, when the door portion 2 is closed, a mechanism for automatically closing the door portion 2 is provided even if there is an open collective door 17. ing.
[0033]
This mechanism will be described. As shown in FIG. 1, between the long product column 11a of the vending machine body 1 and the product storage unit 13 side provided with a plurality of short product columns 11b, the above-mentioned freedom A partition plate 41 that forms a side guide wall of the drop passage 18 is provided. The partition plate 41 also serves as a side wall of the multi-stage product storage unit 13 on the vending machine body 1 side, and protrudes from the front surface of the product storage unit 13 by the width of the free fall passage 18. Further, the partition plate 41 is provided with an arcuate guide groove 42 for fitting a guide pin formed to project from the side of each collective door 17 of the product storage unit 13 to guide opening and closing of the collective door 17. It has been.
[0034]
On the other hand, a slide plate 43 is provided on the right side of the vending machine main body 1 so as to be movable up and down along the side of the product storage unit 13. As shown in an enlarged view in FIG. 7, a linear rail 44 extending in the depth direction of the vending machine body 1 is provided above the slide plate 43, and is attached to the rail 44. The moving body 45 that moves along the rail 44 is connected to a position away from the pivot point of the door portion 2 via the lever 46, and the depth of the vending machine main body 1 depends on the opening / closing angle of the door portion 2. Displaces in the direction.
[0035]
That is, as shown in FIGS. 6 (a) to 6 (e), the moving body 45 movably attached to the rail 44 provided on the upper side wall of the vending machine body 1 is connected to the door portion 2 via the lever 46. Has been. The connecting point of the lever 46 to the door portion 2 is set at a position deviated from the pivoting fulcrum of the door portion 2, whereby the moving body 45 is moved to the rail 44 according to the opening angle of the door portion 2. To move along. That is, the rotation of the door portion 2 is converted into a linear movement of the moving body 45.
[0036]
Accordingly, the moving body 45 is provided with a roller 47 as shown in FIG. As the moving body 45 moves, the roller 47 is brought into contact with the tapered portion 43a at the upper end of the slide plate 43, and thereby the slide plate 43 is displaced in the vertical direction. Specifically, the slide plate 43 is lifted by a predetermined amount by letting the roller 47 enter the lower surface of the tapered portion 43a, and when the roller 47 is detached from the lower surface of the tapered portion 43a, the slide plate 43 is dropped to a predetermined position by its own weight, The movement of the moving body 45 in the horizontal direction is converted into the movement of the slide plate 43 in the vertical direction. In particular, in this example, the slide plate 43 is set to be lifted when the door portion 2 is at an opening angle (closing angle) of 60 °.
[0037]
As described above, the slide plate 43 that is displaced up and down in accordance with the opening (closing) angle of the door portion 2 has a pin-like engagement formed on the side of each collective door 17 on the vending machine body 1 side. A plurality of stoppers 48 are provided to engage with the joint portions 49 and hold the collective door 17 in the open position. As shown in FIG. 8, the stopper 48 includes a tongue-like main body 48a having one end as a rotation center, and an engagement recess 48b formed on one side of the main body 48a. It consists of a synthetic resin integral molded part provided with an elastic piece 48c extending on the opposite side of the center. The stopper 48 is inserted into a recess extending in the vertical direction with a U-shaped cross section of the slide plate 43 by bending the elastic piece 48c, and the main body 48a is pivoted about the rotation center. It is supported in an elastically biased state so as to be rotated to the side where the engaging recess 48b is provided.
[0038]
Thus, the stopper 47 holds the collective door 17 on the vending machine main body 1 side in the open position with the lower end portion of the collective door 17 being moved upward with the slide plate 43 lowered as shown in FIG. The engagement portion 49 provided on the side of the collective door 17 is pushed up to a position where it engages with the stopper 48. Then, the engaging portion 49 comes into contact with the lower surface of the main body portion 48a of the stopper 48, enters the engaging concave portion 48b while pushing the main body portion 48a against the elastic biasing force, and is elastically restored by the main body portion 48a. Engages with the engaging recess 48b. By this engagement, the collective door 17 is held in its open position.
[0039]
When closing the collective door 17 held in the open position in this way, the lower end (front end) of the collective door 17 is pressed downward. Then, the engaging portion 49 pushes away the main body portion 48a against the elastic biasing force of the stopper 48, so that the engagement between the engaging portion 49 and the engaging concave portion 48b is released, and the collective door 17 is caused by its own weight. It rotates downward and returns to the position where the front surface of the product guide 13 is closed.
[0040]
Further, as described above, when the door portion 2 is closed without closing the collective door 17 on the vending machine main body 1 held in the open position, that is, in a state where the collective door 17 on the vending machine main body 1 side is forgotten to be closed. When 2 is closed, the slide plate 43 is lifted in conjunction with the closing operation of the door portion 2 as described above. Then, as shown in FIG. 9B, the stopper 48 attached to the slide plate 43 is separated from the position where it can engage with the engaging portion 33 of the collective door 17, so that the collective door 17 is separated from the stopper 48. The release at the open position is released, and the weight of the product guide 13 is returned to the position where the front surface of the commodity guide 13 is closed.
[0041]
In order to ensure that the collective door 17 is returned to the closed position, a spring is stretched between the collective door 17 and the base of the product storage unit 13, and the collective door is used by using this spring force. It is also useful to force 17 to return to the closed position.
Thus, the unlocking at the opening position of the collective door 17 on the vending machine main body 1 side by lifting the slide plate 43 interlocked with the opening and closing of the door portion 2 as described above is performed by a plurality of attachments attached to the slide plate 43. This is performed simultaneously for all the collective doors 17 held in the open positions by the stoppers 48, respectively. Therefore, the plurality of collective doors 17 can be closed simultaneously and simply by simply controlling the vertical movement of one slide plate 43 in conjunction with the opening and closing of the door portion 2 as described above.
[0042]
Here, the plurality of collective doors 17 are described as being opened upward with the upper end side as a rotation fulcrum, and the holding in the open position and the closing control thereof have been described. The present invention can be similarly applied to a case where the rotating fulcrum is opened downward. However, in this case, the stopper 48 may be attached in the reverse direction and the slide plate 43 may be lowered in conjunction with the opening / closing operation of the door portion 2. Further, since it is difficult to close the collective door 17 using its own weight, it is sufficient to use a spring together as described above. When the collective door 17 opened upward and the collective door 17 opened downward are arranged in parallel, for example, two slides that are displaced in the opposite direction in conjunction with opening and closing of the door portion 2. The plate 43 may be prepared, and the stopper 48 may be provided on one slide plate 43 according to the opening direction.
[0043]
Further, with such a configuration, the collective doors 17 of the middle and lower product storage portions 13 can be easily held in the open position, and the holding structure can be simplified. . That is, in general, a collective door (product guide plate) that has been opened by utilizing the magnet's attracting force or the like is attracted to a top plate or the like. Since the collective door cannot be attracted to the top plate, the holding in the open position becomes a problem. In this regard, according to the above-described configuration, the collective doors 17 can be held in the open positions at the side portions of the product storage unit 13, so that the configuration can be simplified.
[0044]
By the way, since the top plate of the vending machine main body 1 exists on the upper surface of the uppermost product storage section 13 on the vending machine main body 1 side, the collective door 17 is greatly opened upward as shown in FIG. It is not possible. Moreover, the collective door 17 provided on the front surface of the uppermost product storage portion 13 does not substantially function as the above-described free fall passage 18 because the product outlet of the product column 11 is below. Therefore, as for the uppermost product storage section 13, it is possible to provide a product guide plate 51 conventionally used for each product column 11 as shown in FIG.
[0045]
For these product guide plates 51, a magnet (magnet) 52 is provided on the front surface of the product guide plate 51. When the product guide plate 51 is opened upward, the magnet 52 is made of an iron plate or the like. It is only necessary to hold it in the open position by adsorbing it. A bar 53 that can be displaced in the vertical direction is provided between the product guide plate 51 adsorbed on the top plate and the top plate so as to be biased upward, and the door portion 2 is closed when the door portion 2 is closed. A cam 54 provided at the upper end of the bar 5 may be inserted between the bar 53 and the top plate so that the bar 5 is displaced downward.
[0046]
With such a configuration, the bar 53 is displaced downward by the cam 54 provided at the upper end of the door portion 2, so that even if there is a product guide plate 51 that has been forgotten to close, the product guide plate 51 is provided by the bar 53. Since the magnet 52 is separated from the top plate, the product guide plate 51 is closed by its own weight. Although the product guide plate 51 is shown here, even when the collective door 17 described above is used, the collective door 17 is similarly attracted and held to the top plate using the magnet 52 and provided on the door portion 2. It is only necessary to release the suction holding by the magnet 52 by inserting the cam 54 between the collective door 17 and the top plate.
[0047]
By the way, as described above, the collective door 17 of the product storage unit 13 provided on the door part 2 side is opened with the upper collective door 17 opened upward, and the middle and lower collective doors 17 opened downward. It has come to be. Therefore, the collective door 17 of the upper product storage unit 13 is held in the open position by, for example, a collective door 17 opened upward by a magnet (not shown) provided on the front surface of the upper end of the product storage unit 17. Is performed by adsorbing. The release of the holding of the collective door 17 at the open position is performed by pulling the front end portion of the collective door 17 downward and releasing the adsorption by the magnet.
[0048]
Further, the collective door 17 of the product storage section 13 in the middle and lower stages is opened downward with the lower end side as a rotation fulcrum, and as shown in FIG. The rotation angle (opening angle) is regulated by a chain (or string) 37 stretched between the side wall 13a of the product storage unit 13. Further, a tension spring 38 is stretched between the side portion of the collective door 17 and the side wall 13 a of the product storage portion 13. The tension spring 38 has its spring action point (stretch position) determined so as to have a maximum length when the collective door 17 is opened at a predetermined angle as shown in FIG.
[0049]
That is, between the side wall 13a of the product storage portion 13 on the door portion 2 side and the collective door 17, the reversal action is intermediate between the closed state of the collective door 17 and the open state as described above. A tension spring 38 exhibiting the above is stretched. If the collective door 17 is opened until the neutral point is exceeded against the tension spring 38, the collective door 17 is pivoted downward by the tension spring 38 as shown in FIG. It is stably held at the position of the open state regulated by. Further, when the front end of the collective door 38 is lifted upward from the open state position against the tension spring 38, when the neutral point (maximum extension position) of the tension spring 38 is exceeded, as shown in FIG. Thus, the force of the tension spring 38 acts on the collective door 17 in the opposite direction. As a result, the collective door 17 receives the spring force of the tension spring 38 and rotates upward, and is automatically closed as shown in FIG.
[0050]
In this way, each collective door 17 of the product storage section 13 provided on the door section 2 side is automatically displaced using its own weight or spring force by slightly displacing its front end portion in the closing direction in the opened state. It is configured to close automatically. However, even with such a configuration, when closing the door portion 2, the collective door 17 may be forgotten to close.
[0051]
Therefore, in the vending machine according to this embodiment, the partition plate 41 on the vending machine body 1 side described above is used, and the front end portion of the collective door 17 in the open state on the door portion 2 side is connected to the partition plate 41. When the door portion 2 is closed, the collective doors 17 are automatically closed when the door portion 2 is closed. That is, as shown in FIG. 12, the width (projection amount) of the partition plate 41 constituting the side wall of the free fall passage 18 is devised, and when the door portion 2 is closed, the front edge portion of the partition plate 41 is The end of the collective door 17 in the opened state of the product storage section 13 on the door section 2 side is brought into contact with it and has a function of displacing in the closing direction.
[0052]
In particular, the collective door 17 of the uppermost product storage section 13 on the door section 2 side is greatly opened above 90 ° (for example, 110 °), so that a tapered guide is formed on the front edge of the partition plate 41. A portion 41a is formed, and the collective door 17 is displaced downward. Further, here, for the collective door 17 that opens toward the lower side of the middle and lower product storage portions 13, the vertical region of the front edge portion of the partition plate 41 is used as it is, and the end portion of the collective door 17 is directed upward. In order to displace, the opening angle of the collective door 17 is set to be less than 90 ° (for example, 75 °).
[0053]
Thus, according to the structure in which the relationship between the front edge portion of the partition plate 41 and the opening angle of the collective door 17 is set in this way, when the door portion 2 is closed while the collective doors 17 on the door portion 2 side are opened. First, as shown in FIG. 12 (a), according to the closing angle, first, the end of the uppermost collective door 17 abuts against the front edge of the partition plate 41 and is displaced downward, and is held in the open position. Will be closed automatically. Thereafter, when the door portion 2 is further closed, as shown in FIG. 12B, the end portions of the middle and lower collective doors 17 are then brought into contact with the front edge portion of the partition plate 41 and displaced upward. Then, as described above, when the neutral point of the tension spring 38 stretched around the collective door 17 is exceeded, the collective door 17 is automatically closed by receiving the reverse action of the tension spring 38. Therefore, even when the door portion 2 is closed in a state where the collective door 17 is forgotten to be closed, each collective door 17 can be reliably closed in conjunction with the closing operation of the door portion 2.
[0054]
Thus, according to the vending machine configured as described above, as shown in FIGS. 13A to 13E, the relationship between the closing operation of the collective door 17 with respect to the opening (closing) angle of the door portion 2 is shown in an exploded manner. Even when the door part 2 is closed without forgetting to close the collective door 17 covering the front surface of the product storage part 13 provided in multiple stages on the vending machine main body 1 and the door part 2 side, the door part 2 is closed. The collective doors 17 can be automatically closed in conjunction with each other. 13A to 13E show states where the opening angle of the door portion 2 is 90 °, 60 °, 22 °, 15 °, and 0 °, respectively.
[0055]
That is, the loading of the product 3 into each product column 11 is performed by opening the door portion 2 to open the free fall passage 18 and opening the collective door 17 of each product storage portion 13 in this state. Thereafter, when the door portion 2 is closed with the collective doors 17 open as shown in FIG. 13A, the opening angle of the door portion 2 becomes 55 ° as shown in FIG. 13B, for example. At this point, the slide plate 43 is first lifted through the lever 46 as described above, so that the collective doors 17 of the product storage unit 13 on the vending machine body 1 side are closed simultaneously. The collective door 17 (product guide plate 51) of the uppermost product storage unit 13 is closed by the action of the cam 54 described above.
[0056]
Thereafter, when the door portion 2 is further closed and the opening angle becomes 22 °, the collective door 17 of the uppermost product storage 13 on the door portion 2 side contacts the partition plate 41 as shown in FIG. The contact at the open position is released and closed. When the door portion 2 is further closed and the opening angle thereof becomes 15 °, the collective doors 17 of the middle and lower product storage portions 13 on the door portion 2 side are now replaced with the partition as shown in FIG. 13 (d). Abutting on the plate 41, the holding in the open position is released and the plate 41 is closed.
[0057]
And as shown in FIG.13 (e), when the door part 2 came to the state closed completely, it will be in the state in which all the collective doors 17 were each closed, and in the vending machine main body 1 side and the door part 2 side. The collective doors 17 of the product storage units 13 face each other at a predetermined interval, and a free fall passage 18 is formed therebetween. That is, even when the door portion 2 is closed in the state where the collective door 17 that has been forgotten to close is present, all the collective doors 17 are reliably closed in conjunction with the closing operation of the door portion 2.
[0058]
Thus, according to the vending machine having the above-described configuration incorporating the above-described closing mechanism for the collective door 17, the collective covering the front side of the product storage unit 13 provided in multiple stages on the vending machine main body 1 side and the door unit 2 side, respectively. The door 17 can surely form a free fall passage 18 that guides the product 3 selectively delivered from each product column 11 to the product outlet 16. Since the commodity 3 is guided to the commodity outlet 16 through the free fall passage 18, it is not necessary to provide a narrow commodity chute on the door portion 2 as in the prior art, and the configuration can be greatly simplified. .
[0059]
In addition, regardless of the attitude of the product 3, since the product 3 is simply dropped and guided to the product takeout port 16, it is not necessary to regulate the posture of the product 3 in the product column 11 and at the product payout port. Such a merchandise guidance mechanism for correcting the attitude of the merchandise is unnecessary. Therefore, if the free fall passage 18 requires a width wider than the maximum outer dimension of the product 3, a wasteful space between the product column 11 and the product chute is only required for the product guide mechanism. Can be eliminated. Moreover, since the collective door 17 provided on the front side of the product column 11 is used as a guide wall for the free fall passage, the depth dimension can be shortened as a whole.
[0060]
Further, such a free fall passage 18 is formed only when the door portion 2 is closed and the vending machine functions, and when the door portion 2 is opened, it is a work space for loading products into the product column 11 and the like. Therefore, the workability can be sufficiently enhanced. In addition, the overall configuration does not require a special mechanism (unit) such as a product drop chute for transporting the product paid out from the product column 11, and each of the products to correct the payout posture of the product. Various mechanisms such as the posture guide provided for each product column are not required, so that the structure can be simplified, the number of parts can be reduced, and the cost can be reduced. It is made.
[0061]
In particular, since the collective door 17 that plays an important role in forming the free fall passage 18 can be reliably closed in conjunction with the closing operation of the door portion 2, the function of the vending machine having the above-described configuration is regrettable. It can be demonstrated.
The present invention is not limited to the embodiment described above. For example, the number of product storage sections provided on the vending machine main body side and the door section side, the number of product columns in each product storage section, and the length of the product columns may be determined according to specifications. The packaged products are not limited to cigarettes, but can be applied to vending machines for various products in a so-called small box package. In this case, the size of the product column may be determined according to the size of the package of the product to be handled.
[0062]
In the above-described embodiment, the product 3 in each product column 11 is illustrated as having a structure in which the product 3 is paid out in order at the lowest position while dropping the product 3 by its own weight. The present invention can be similarly applied to a structure in which the commodity in each commodity column 11 is lifted upward by using it and is paid out in order from the uppermost one. In this case, the product dispensing mechanism 12 is provided above each product column 11 with its pushing portion (pusher) facing downward.
[0063]
In the embodiment, a single column is provided on each of the vending machine main body 1 side and the door portion 2 side. However, it may be realized as a so-called double column configuration in which the product 3 is provided in the front and back in a double manner and sequentially paid to the front side. Of course it is possible. In addition, the present invention can be variously modified and implemented without departing from the scope of the invention.
[0064]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, each of the product storage units of the vending machine provided with the product storage unit having a plurality of product columns facing each other on the vending machine main body and the door unit is provided. The front side of the product is covered, and the wall of the free fall passage for the products selectively discharged from the product columns is formed between the product storage units on the vending machine main body side and the door unit side. The collective doors are respectively provided so as to be openable on the front side with the upper end side or lower end side as a pivot point,
In particular, a partition plate constituting the side wall of the free fall passage is provided on the side of the product storage unit on the vending machine main body side, and the position of the collective door is displaced by abutting the front end of the collective door on the partition plate, Accordingly, since the function of releasing the holding of the collective door at the open position is provided, the collective door can be automatically and surely automatically closed when the door portion is closed. Therefore, even if you forget to close the collective door, each collective door can be securely closed in conjunction with the closing operation of the door, so the important feature of the collective door is that it forms the wall of the free fall passage of goods. The role can be demonstrated reliably.
[0065]
In addition, by closing the collective door by its own weight or by receiving a biasing force from a spring, the front end of the collective door is displaced at the front edge of the partition plate when the door is closed. The collective door can be closed easily and reliably. Therefore, there is an effect that the function of the collective door that plays an important role in the vending machine having the above-described configuration can be sufficiently exhibited.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a vending machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a product storage section provided on the door section side of the vending machine shown in FIG.
FIG. 3 is a diagram showing a relationship between a product storage unit and a free fall passage in the vending machine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing an opening / closing mechanism for a collective door provided in a product storage unit and its opening / closing operation.
FIG. 5 is a view showing an opening / closing mechanism of a collective door provided in the product storage unit and its opening / closing operation.
6 is a view showing a movement in conjunction with opening and closing of a door portion of a moving body forming a control mechanism of a collective door in the vending machine shown in FIG.
7 is a view showing a relationship between a moving body and a slide plate that form a control mechanism of a collective door in the vending machine shown in FIG. 1;
FIG. 8 is a view showing a structure of a stopper incorporated in a slide plate.
FIG. 9 is a diagram showing movement of holding the collective door in the open position by the stopper and releasing the hold of the collective door due to displacement of the slide plate.
FIG. 10 is a view showing a holding release mechanism at an open position of a product guide plate (collective door) of the uppermost product storage unit.
FIG. 11 is a view showing an opening / closing mechanism for a collective door of a product storage section provided on the door section side and its movement.
FIG. 12 is a diagram showing a relationship between a collective door of a product storage unit provided on the door unit side and a partition plate provided in the vending machine main body.
FIG. 13 is an exploded view showing the closing operation of the collective door according to the closing angle of the door portion.
[Explanation of symbols]
1 Vending machine
2 Door part
3 products (packaged tobacco)
11 Product Column
12 Product delivery mechanism
13 Product storage
17 Collective door
18 Free fall passage
33 Engagement protrusion
35 Locking piece
37 chain
38 Tension spring
41 Partition plate
43 Slide plate
44 rails
45 Mobile
46 lever
47 Laura
48 Stopper
49 engaging part
53 bar
54 cams

Claims

A product storage unit with multiple rows of product columns for storing products stacked and stored in order from the product at the end is provided on the vending machine body and its door part, facing each other. , A vending machine that guides products that are selectively paid out from each product column to a product outlet,
Covering the front side excluding the product dispensing part of each of the product storage units, and provided so as to be openable to the front side with the upper end side or the lower end side as a rotation fulcrum, the product storage unit and door unit on the vending machine body side A collective door that forms a free-fall passage that guides products that are selectively paid out from each product column to the product outlet, facing each other with the product storage unit on the side,
Provided on the side of the product storage section on the vending machine main body side, constitutes the side wall of the free fall passage, and when the door section is closed to a predetermined angle, the product storage section on the door section side is opened. A vending machine comprising: a partition plate that contacts the front end of the collective door and displaces the collective door to return the collective door to a position where the front side of the product storage portion is closed. .

2. The vending machine according to claim 1, wherein the product storage unit is provided in multiple stages on the vending machine main body and the door unit.

The collective door is opened up to a substantially horizontal position with its upper end side as a rotation fulcrum, and when the holding at the open position is released, the collective door receives the urging force of its own weight or a spring. The vending machine according to claim 1 or 2, wherein the vending machine is returned to a position where the front side of the product storage section is closed by rotating toward the front.

The collective door is opened downward to a substantially horizontal position with the lower end side as a rotation fulcrum. When the holding at the open position is released, the collective door is biased upward by a spring force. The vending machine according to claim 1 or 2, wherein the vending machine returns to a position where the front side of the product storage unit is closed by rotating.

The spring includes a reversing spring that selectively biases the collective door toward an open position or a closed position, and the partition plate guides the front end of the collective door in the open position so that the collective door is moved to the reversing spring. The vending machine according to claim 3 or 4, wherein the vending machine is rotationally displaced to a position exceeding a neutral point.