JP3894823B2 - Tractor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右一対の前車輪を操向自在に支持する前車軸部材が、エンジンから車体前方向きに延出する左右一対の車輪支持フレームによって支持されているとともに、前記一対の前車輪を操向操作する全油圧形パワーステアリング装置のパワーシリンダが前記前車軸部材によって支持されているトラクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記トラクタにあっては、従来、前記全油圧形パワーステアリング装置のバルブ機構がステアリングハンドルの支軸に直結されていた。この場合、次の如き問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、従来の上記したトラクタにあっては、バルブ機構がステアリングハンドルの極近くに位置することになり、パワーステアリング装置の油圧音などの駆動音に起因する騒音が運転部に発生しやすくなっていた。殊に、運転キャビンを備えているものの場合、駆動音がキャビン壁に伝わるなどして騒音が発生しやすくなっていた。
【0004】
本発明の目的は、全油圧形パワーステアリング装置を備える割には運転部の騒音発生が回避しやすく、しかも、バルブ機構の装備とかパワーシリンダに対する接続が有利に行いやすいトラクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0006】
〔構成〕
左右一対の前車輪を操向自在に支持する前車軸部材を、エンジンから車体前方向きに延出する左右一対の前輪支持フレームにローリング自在に支持し、前記一対の前車輪を操向操作する全油圧形パワーステアリング装置のパワーシリンダを前記前車軸部材に支持してあるトラクタにおいて、
前記パワーシリンダを操作するバルブ機構を、前記前車軸部材より前方で、かつ、前記左右一対の前輪支持フレームどうしの間に位置させて、前記バルブ機構のシリンダポートが車体に対して斜め前方に向って開口し、かつ、前記バルブ機構の入力軸が、前記シリンダポートが位置する側とは反対側の端部から車体に対して斜め後方に向って突出するように、前記バルブ機構を配置し、ステアリングハンドルから、前記前輪支持フレームの外面側に沿って中間回転軸部を前方に延出するとともに、前記中間回転軸部の前端側に自在継ぎ手を連結して、前記自在継ぎ手と前記バルブ機構の入力軸とを、前記前輪支持フレームの貫通孔を挿通させて連動連結し、前記バルブ機構のシリンダポートと前記パワーシリンダとを油圧ホースを介して接続し、前記左右一対の前輪支持フレームが、前記バルブ機構を配置した位置における前後に亘って、平面視で直線的に形成されている。
【0007】
〔作用〕
バルブ機構を前車軸部材より前方で、かつ、左右一対の前輪支持フレームどうしの間に配置し、バルブ機構の入力軸と、ステアリングハンドルとを中間回転軸部及び自在継ぎ手を介して連動させてあるものだから、ステアリングハンドルが回転操作されるとその回動力が中間回転軸部及び自在継ぎ手を介してバルブ機構の入力軸に伝達されてステアリングハンドルによるバルブ機構の操作ができるようにしながら、かつ、バルブ機構が左右の前輪支持フレームによってガードされるようにしながらバルブ機構を運転部から遠くに離し、パワーステアリング装置が駆動されても油圧音が伝わるなどによって運転部に騒音が発生することを回避しやすくできる。
【0008】
バルブ機構とパワーシリンダとを油圧ホースで接続する場合、油圧ホースの屈曲部での半径が小さくなるほど、ホースの接続作業を行う際、ホースの弾性復元力が強くて作業しにくくなる。本発明にあっては、バルブ機構をシリンダポートが車体に対して斜め前方向きの方向に開口する状態で配置してあるものだから、油圧ホースを接続する場合、その屈曲半径が極力大になって発生する弾性復元力が極力小になるようにしながら接続作業できる。
また、自在継ぎ手とバルブ機構の入力軸とを前輪支持フレームの貫通孔を挿通させて連動連結しているものだから、バルブ機構の入力軸が、シリンダポートの位置する側とは反対側の端部から車体に対して斜め後方向きの方向に突出しているものである割には、自在継ぎ手に急角度の折れ曲がりが出来ないようにしながら、バルブ機構の入力軸が位置する側の端部が一方の前輪支持フレームの内面側に極力接近するようにしてバルブ機構を両前輪支持フレームの間に配置し、バルブ機構のシリンダポートが位置する端部側の付近にバルブ機構とパワーシリンダを接続するための極力広い配管スペースを確保できる。
【0009】
〔効果〕
したがって、全油圧形パワーステアリング装置を採用するものでありながら、運転部に騒音が発生しないとか発生しにくくしながらパワーステアリング装置を駆動して軽快に運転できる。
その割には、バルブ機構が車輪支持フレームによってガードされて破損したり損傷しにくいように耐久性の面で優れたものになる。さらに、バルブ機構とパワーシリンダを油圧ホースで接続する場合、その弾性復元力を極力小に済ませながら楽に接続作業できる。
また、バルブ機構のシリンダポートが位置する方の端部の付近に極力広い配管スペースを確保し、バルブ機構とパワーシリンダを接続する作業が極力広いスペースで楽に行える。
【0010】
請求項2に係る発明の構成はつぎのとおりである。
【0011】
〔構成〕
請求項1に係る発明の構成において、パワーシリンダを前車軸部材の前方に配置するとともに、バルブ機構のシリンダポートから油圧ホースを前方に延出し、左右一対の前輪支持フレームの間で湾曲させてから、パワーシリンダに接続してある。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、左右一対の操向及び駆動自在な前車輪1、左右一対の駆動自在な後車輪2、左右前輪1の間に位置するエンジン3を有する原動部、この原動部の後方に位置するステアリングハンドル4及び運転座席5を有する運転部を備えている自走車体の車体フレームを構成している後部ミッションケース11に、左右一対のリフトアーム6を取付けるとともに、両リフトアーム6にロッド側が各別に連結している一対のリフトシリンダ7により、両リフトアーム6の基端側を後部ミッションケース11に回動自在に連結している1本の回転支軸8の軸芯まわりで両リフトアーム6を上下に揺動操作するように構成し、前記後部ミッションケース11の後端部に動力取出し軸9を設けて、トラクタを構成してある。
【0015】
このトラクタは、車体後部に前記一対のリフトアーム6によってロータリ耕耘装置などの各種の作業装置を昇降操作自在に連結するとともに、その連結した作業装置に前記動力取出し軸9からエンジンの駆動力を伝達するように構成して、乗用型耕耘装置など、各種の乗用型作業装置を構成するものである。
【0016】
図1に示すように、エンジン3、エンジン3の後部に前端側が連結しているクラッチハウジング12、このクラッチハウジング12の後部に前端側が連結している伝動ケース13、この伝動ケース13の後端部に前端側が連結している前記後部ミッションケース11、図5に示す如くエンジン3の下部の両横側から各別に車体前方向きに延出している左右一対の前輪支持フレーム14、この左右一対の前輪支持フレーム14の前端部どうしを連結している連結フレーム15のそれぞれによって車体フレームを構成してある。図2、図4などに示すように、左前車軸1aが下端側に回動自在に付いている前輪支持ケース20の上端側を一端側で、右前車軸1aが下端側に回動自在に付いている前輪支持ケース20の上端側を他端側でそれぞれ車体上下向きの操向軸芯Xまわりで回動自在に支持していることによって左右一対の前輪1を前記操向軸芯Xまわりで操向自在に支持しており、かつ、左右の前車軸1aに動力伝達する回転軸や前輪差動機構を内部に備えている前輪駆動ケースで成る前車軸部材21の中間部に備えてある前後一対の連結部22を、前記左右一対の前輪支持フレーム14の中間部にわたって連結している支持部材23が備えている前後一対の軸支部24に各別に車体前後向きの同一のローリング軸芯Pまわりで回動自在に連結してある。
【0017】
これにより、左右一対の前車輪1は、車体フレームに対して前記操向軸芯Xまわりでの揺動によって直進向きとか左向きや右向きに操向して車体を操向操作し、かつ、地面に凹凸や左右傾斜があっても車体フレームに対して前記ローリング軸芯Pのまわりで背反的に揺動昇降して車体を左右方向での水平又はそれに近い姿勢に維持する。
【0018】
左右前輪1は、図3に示すように前記前車軸部材21の前側に備えてある左右一対のシリンダ支持部25にわたってシリンダチューブ31aが固定されているパワーシリンダ31を備えている全油圧形のパワーステアリング装置30によって操向操作するように構成してある。このパワーステアリング装置30についてさらに詳述すると、次の如く構成してある。
【0019】
すなわち、パワーステアリング装置30は、前記パワーシリンダ31の他に、図5に示すように、前記前車軸部材21より車体前方で、かつ、前記左右一対の前輪支持フレーム14どうしの間に配置してあるとともにケーシング33の一端側が一方の前輪支持フレーム14の内面側から延出しているバルブ支持部材27に固定されているバルブ機構32、エンジン3の側部に固定されているとともにエンジン3から動力伝達されて駆動されるように構成してあるメインポンプ37を備えて構成してある。
【0020】
図2などに示すように、パワーシリンダ31は、前記シリンダチューブ31aの両端側から両端側が各別に突出している1本のシリンダロッド31bを備えた両ロッド形の油圧シリンダに構成してある。このパワーシリンダ31のシリンダロッド31bの一端側は、左前輪1の前記前輪支持ケース20の上端側に備えてある操作部20aに対して連結ピン31cによって相対回動自在に連結し、そのシリンダロッド31bの他端側は、右前輪1の前記前輪支持ケース20の上端側に備えてある操作部20aに対して連結ピン31cによって相対回動自在に連結してある。パワーシリンダ31のシリンダロッド31aのシリンダチューブ31aから突出する部分は、前車軸部材21に固定されているロッドカバー28によって石や土塊が当たりにくいように囲われている。
【0021】
図5に示すように、バルブ機構32は、ケーシング33の一端側の端部に位置している一対のシリンダポート34a及び入力ポート34bを備えているコントロールバルブ34と、ケーシング33の前記シリンダポート34a及び入力ポート34bが位置する側とは反対側の端部に突出している入力軸35aを備え、かつ、ケーシング33の内部でコントロールバルブ34に接続しているメータリングポンプ35とを備えて構成してあり、前記一対のシリンダポート34aが車体に対して斜め前方向きの方向に開口し、かつ、前記入力軸35aが車体に対して斜め後方向きの方向に突出する配置状態にして前記バルブ支持部材27によって支持させてある。
【0022】
バルブ機構32の前記一対のシリンダポート34aは、可撓及び耐圧性を有したゴムで作製した一対の油圧ホース38により、パワーシリンダ31のシリンダチューブ31aの両端側に分散している一対の入出力ポートに対して各別に接続してあり、バルブ機構32の前記入力ポート34bは、金属製パイプで成る給油路39によって前記メインポンプ37の吐出部に接続してある。
【0023】
図5、図6、図7に示すように、バルブ機構32の前記入力軸35aは、前記バルブ支持部材27の筒部27aによってベアリング27bを介して回動自在に支持されている継ぎ手41によって前記入力軸35aに対して一端側が一体回転自在に連結し、他端側が前記一方の前記車輪支持フレーム14の貫通孔14aを通って車体フレームの横外側に突出しているバルブ側回転軸部42を備えている回転軸40によって前記ステアリングハンドル4に連結してある。
【0024】
前記回転軸40は、前記バルブ側回転軸部42と、このバルブ側回転軸部42の車体フレーム外に位置する端部に自在継ぎ手43によって前端側が一体回転自在に連結しているとともに車体フレームの外側で車体前後方向に沿っている中間回転軸部44と、この中間回転軸部44の後端側に自在継ぎ手43によって一端側が一体回転自在に連結し、他端側が前記ステアリングハンドル4の回転支軸4aの下端側に一体回転自在に連結しているハンドル側回転軸部45とによって構成してある。
【0025】
これにより、前記パワーステアリング装置30は、ステアリングハンドル4を回転操作すると、これに伴ってパワーシリンダ31の駆動力によって左右前輪1をステアリングハンドル4の操作回転方向に等しい操向方向に、ステアリングハンドル4の操作回転角に対応した角度だけ操向操作する。
すなわち、ステアリングハンドル4を回転操作すると、この回動力が回転軸40によってバルブ機構32の入力軸35aに伝達されてメータリングポンプ35が駆動され、バルブ機構32のコントロールバルブ34が給油側に作動してメインポンプ37から給油路39を介して供給される圧油を油圧ホース38を介してパワーシリンダ31に供給する。すると、パワーシリンダ31が、バルブ機構32からの圧油によって駆動されて左右の前輪支持ケース20それぞれの前記操作部20aを操向軸芯Xまわりで揺動操作して前輪支持ケース20を揺動操作することにより、左右前輪1をステアリングハンドル4の操作方向に等しい方向に、ステアリングハンドル4の回転角に対応する角度だけ操向操作する。そして、ステアリングハンドル4の回転操作を停止すると、ステアリングハンドル4からバルブ機構32の入力軸35aに対する伝動が停止してメータリングポンプ35が停止し、バルブ機構32のコントロールバルブ34が給油停止側になってパワーシリンダ31に対する圧油供給を停止する。すると、パワーシリンダ31は、左右の前輪支持ケース20の揺動操作を停止することによって左右前輪1をステアリングハンドル4の操作位置に対応する操向向きに停止させる。
【0026】
前記一対のリフトシリンダ7を操作するための油圧回路を、図8に示す如く構成してある。
【0027】
すなわち、一対のリフトシリンダ7に対して逆止め弁50が付いているシリンダ側給油路51を介して接続している第1制御弁52を、ポンプ側給油路53を介して油圧ポンプ54に接続してある。前記シリンダ側給油路51のシリンダ7と逆止め弁50との間に対して落下調整弁55が付いているシリンダ側排油路56を介して接続している第2制御弁57を、タンク側排油路58に接続してある。
【0028】
つまり、落下調整弁55の操作部に連動させて運転座席5の前端側の下方に配置してある操作ノブ59を回転操作して落下調整弁55を開き側に切り換えておく。すると、第1制御弁52が上昇位置に切り換え操作されると、これに連動して第2制御弁57が閉じ位置に切り換わり、油圧ポンプ54からの圧油がシリンダ側給油路51によって一対のリフトシリンダ7に供給され、両リフトシリンダ7が
リフトアーム6を上昇操作する側に駆動される。第1制御弁52が下降位置に切り換え操作されると、これに連動して第2制御弁57が開き位置に切り換わり、一対のリフトシリンダ7が作業装置の重量のためにシリンダ側排油路56からタンク側排油58に圧油を排出してリフトアーム6を下降操作する側に作動する。
【0029】
前記操作ノブ59の回転操作によって落下調整弁55を閉じ状態に操作しておくことにより、一対のリフトシリンダ7の油リークによる作動を防止し、連結してある作業装置の落下を防止できる。
【0030】
連結された作業装置に油圧を供給するための油圧取出しポート60を設けてある。この油圧取出しポート60は、油路61により、前記シリンダ側排油路56の前記落下調整弁55と第2制御弁57との間に接続し、かつ、前記シリンダ側給油路51の前記逆止め弁50と第1制御弁52との間に接続してある。
これにより、落下調整弁55を閉じ状態に切り換えたままにしてあっても、第1制御弁52と第2制御弁57を切り換え操作することによって、油圧取出しポート60に接続している油圧アクチュエータを操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トラクタ全体の側面図
【図2】 前輪支持構造の正面図
【図3】 前輪支持構造の平面図
【図4】 前車軸部材の支持構造の側面図
【図5】 バルブ機構配設部の平面図
【図6】 バルブ機構入力軸と回転軸の連結構造を示す断面図
【図7】 パワーステアリング装置の概略図
【図8】 リフトシリンダ用の油圧回路図
【符号の説明】
1 前輪
3 エンジン
4 ステアリングハンドル
14 前輪支持フレーム
14a 貫通孔
21 前車軸部材
30 パワーステアリング装置
31 パワーシリンダ
32 バルブ機構
34a シリンダポート
35a 入力軸
38 油圧ホース
43 自在継ぎ手
44 中間回転軸部 [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, a front axle member that supports a pair of left and right front wheels so as to be steerable is supported by a pair of left and right wheel support frames extending from the engine toward the front of the vehicle body, and the pair of front wheels are operated. The present invention relates to a tractor in which a power cylinder of an all-hydraulic power steering device that is operated in a direction is supported by the front axle member.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the tractor, the valve mechanism of the all-hydraulic power steering apparatus is directly connected to the support shaft of the steering handle. In this case, there were the following problems.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In other words, in the conventional tractor described above, the valve mechanism is positioned very close to the steering handle, and noise caused by driving sound such as hydraulic sound of the power steering device is likely to be generated in the driving unit. It was. In particular, in the case of a vehicle equipped with a driving cabin, noise is likely to occur due to the drive sound being transmitted to the cabin wall.
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a tractor that is easy to avoid the generation of noise in a driving part, and that is easily connected to a power cylinder or equipped with a valve mechanism, despite having an all-hydraulic power steering device. .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
Construction of the invention according to
[0006]
〔Constitution〕
An axle member before supporting a pair of right and left front wheels freely steered, rolling freely supported on a pair of left and right front wheel supporting frame extending in the vehicle body forward-looking from the engine and steering operating the pair of front wheels In the tractor supporting the power cylinder of the all hydraulic power steering device on the front axle member,
A valve mechanism for operating the power cylinder is positioned in front of the front axle member and between the pair of left and right front wheel support frames, so that the cylinder port of the valve mechanism faces obliquely forward with respect to the vehicle body. The valve mechanism is disposed so that the input shaft of the valve mechanism protrudes obliquely rearward with respect to the vehicle body from the end opposite to the side where the cylinder port is located, From the steering handle, an intermediate rotation shaft portion extends forward along the outer surface side of the front wheel support frame, and a universal joint is connected to the front end side of the intermediate rotation shaft portion, so that the universal joint and the valve mechanism The input shaft is linked and connected through the through hole of the front wheel support frame, and the cylinder port of the valve mechanism and the power cylinder are connected via a hydraulic hose. The pair of left and right front wheel support frame, over the front and rear in the position placing the valve mechanism is linearly formed in plan view.
[0007]
[Action]
The valve mechanism is disposed in front of the front axle member and between the pair of left and right front wheel support frames, and the input shaft of the valve mechanism and the steering handle are interlocked via an intermediate rotating shaft portion and a universal joint. Therefore, when the steering handle is rotated, the turning force is transmitted to the input shaft of the valve mechanism through the intermediate rotating shaft and the universal joint so that the valve mechanism can be operated by the steering handle. While the mechanism is guarded by the left and right front wheel support frames, it is easy to avoid the occurrence of noise in the driving unit by separating the valve mechanism far from the driving unit and transmitting hydraulic sound even if the power steering device is driven it can.
[0008]
When the valve mechanism and the power cylinder are connected by a hydraulic hose, the smaller the radius at the bent portion of the hydraulic hose, the stronger the elastic restoring force of the hose when performing the hose connection work, and the harder the work. In the present invention, because those are disposed a valve mechanism in a state where the cylinder port is opened in the direction of the obliquely forward direction to the vehicle body, when connecting a hydraulic hose, the bend radius becomes as much as possible on a large Connection work can be performed while minimizing the elastic restoring force generated.
Also, because the universal joint and the input shaft of the valve mechanism are linked and connected through the through hole of the front wheel support frame, the end of the valve mechanism on the side opposite to the side where the cylinder port is located However, the end on the side where the input shaft of the valve mechanism is located is one side while preventing the universal joint from being bent at a steep angle. A valve mechanism is arranged between both front wheel support frames as close as possible to the inner surface side of the front wheel support frame, and the valve mechanism and power cylinder are connected in the vicinity of the end side where the cylinder port of the valve mechanism is located. As much piping space as possible can be secured.
[0009]
〔effect〕
Therefore, although the all-hydraulic power steering device is adopted, the power steering device can be driven and lightly operated while no noise is generated or is hardly generated in the driving unit.
On the other hand, the valve mechanism is superior in terms of durability so that it is guarded by the wheel support frame and is not easily damaged or damaged. Furthermore, when the valve mechanism and the power cylinder are connected by a hydraulic hose, the connection work can be easily performed while minimizing the elastic restoring force.
In addition, as much piping space as possible is secured near the end where the cylinder port of the valve mechanism is located, and the work for connecting the valve mechanism and the power cylinder can be easily performed in as much space as possible.
[0010]
Construction of the invention according to Claim 2 is as follows.
[0011]
〔Constitution〕
In the configuration of the invention according to
[0012]
[0013]
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As shown in FIG. 1, a pair of left and right steering and driveable
[0015]
The tractor connects various working devices such as a rotary tiller to the rear of the vehicle body by the pair of
[0016]
As shown in FIG. 1, the
[0017]
As a result, the pair of left and right
[0018]
As shown in FIG. 3, the left and right
[0019]
That is, in addition to the
[0020]
As shown in FIG. 2 and the like, the
[0021]
As shown in FIG. 5, the
[0022]
The pair of
[0023]
As shown in FIGS. 5, 6, and 7, the
[0024]
The
[0025]
As a result, when the
That is, when the steering handle 4 is rotated, this turning force is transmitted to the
[0026]
A hydraulic circuit for operating the pair of
[0027]
That is, the
[0028]
That is, the
[0029]
By operating the
[0030]
A hydraulic pressure take-out
Accordingly, even if the
[Brief description of the drawings]
[Fig. 1] Side view of the entire tractor [Fig. 2] Front view of the front wheel support structure [Fig. 3] Plan view of the front wheel support structure [Fig. 4] Side view of the support structure of the front axle member [Fig. FIG. 6 is a cross-sectional view showing a connecting structure of a valve mechanism input shaft and a rotary shaft. FIG. 7 is a schematic diagram of a power steering device. FIG. 8 is a hydraulic circuit diagram for a lift cylinder.
DESCRIPTION OF
38 hydraulic hose
43 universal joints
44 intermediate rotation shaft
Claims (2)
前記パワーシリンダを操作するバルブ機構を、前記前車軸部材より前方で、かつ、前記左右一対の前輪支持フレームどうしの間に位置させて、
前記バルブ機構のシリンダポートが車体に対して斜め前方に向って開口し、かつ、前記バルブ機構の入力軸が、前記シリンダポートが位置する側とは反対側の端部から車体に対して斜め後方に向って突出するように、前記バルブ機構を配置し、
ステアリングハンドルから、前記前輪支持フレームの外面側に沿って中間回転軸部を前方に延出するとともに、前記中間回転軸部の前端側に自在継ぎ手を連結して、前記自在継ぎ手と前記バルブ機構の入力軸とを、前記前輪支持フレームの貫通孔を挿通させて連動連結し、
前記バルブ機構のシリンダポートと前記パワーシリンダとを油圧ホースを介して接続し、
前記左右一対の前輪支持フレームが、前記バルブ機構を配置した位置における前後に亘って、平面視で直線的に形成されているトラクタ。 An axle member before supporting a pair of right and left front wheels freely steered, rolling freely supported on a pair of left and right front wheel supporting frame extending in the vehicle body forward-looking from the engine and steering operating the pair of front wheels a tractor that is supported on the front axle member power cylinder of the total hydraulic type power steering system,
A valve mechanism for operating the power cylinder is positioned in front of the front axle member and between the pair of left and right front wheel support frames ;
The cylinder port of the valve mechanism opens obliquely forward with respect to the vehicle body, and the input shaft of the valve mechanism is obliquely rearward with respect to the vehicle body from the end opposite to the side where the cylinder port is located. The valve mechanism so as to protrude toward
From the steering handle, an intermediate rotation shaft portion extends forward along the outer surface side of the front wheel support frame, and a universal joint is connected to the front end side of the intermediate rotation shaft portion, so that the universal joint and the valve mechanism The input shaft is linked and connected through the through hole of the front wheel support frame,
Connecting the cylinder port of the valve mechanism and the power cylinder via a hydraulic hose;
A tractor in which the pair of left and right front wheel support frames are linearly formed in a plan view across the front and rear at a position where the valve mechanism is disposed .
バルブ機構のシリンダポートから油圧ホースを前方に延出し、左右一対の前輪支持フレームの間で湾曲させてから、パワーシリンダに接続してある請求項1記載のトラクタ。 While placing the power cylinder in front of the front axle member,
2. The tractor according to claim 1, wherein a hydraulic hose extends forward from a cylinder port of the valve mechanism and is bent between a pair of left and right front wheel support frames and then connected to a power cylinder .
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