JP3894443B2 - バスに接続されるコントローラ機器とそのデータレート変更方法 - Google Patents

バスに接続されるコントローラ機器とそのデータレート変更方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IEEE1394シリアルバス等のバスに接続されるコントローラ機器に係り、特に、バス上の送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器との間におけるデータ転送のデータレートを変更するプロトコルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、IEEE1394シリアルバス(以下、バスと略す)上における送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器とがポイントツーポイント接続されており、送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へアイソクロナスデータを転送可能な状態において、バス上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われた場合には、バス上におけるコントローラ機器(以下、コントローラと略す)は、変更後の送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器のデータレートに合わせて、これらのターゲット機器間におけるデータレートを変更する。
【0003】
図12は、上記の各ターゲット機器間における論理的な接続関係が変更された場合におけるコントローラによるデータレート変更のプロトコル手順を示す。以下の説明では、変更前の送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器との間の論理的な接続に用いられる出力プラグに相当するレジスタ(出力プラグ制御レジスタ)が送信側ターゲット機器内のoPCR(output Plug Control Register)[0]であり、入力プラグに相当するレジスタ(入力プラグ制御レジスタ)が受信側ターゲット機器内のiPCR(input Plug Control Register)[0]である場合について述べる。コントローラ機器(以下、コントローラと略す)は、バス上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われると、変更前の送信側ターゲット機器内のoPCR[0]からPPカウンタ(point-to-point connection counter)を読み取り、このPPカウンタを1デクリメントして0にする(S101)。次に、コントローラは、変更前の受信側ターゲット機器内のiPCR[0]からPPカウンタを読み取り、このPPカウンタを1デクリメントして0にする(S102)。さらに、コントローラは、IRM(Isochronous Resource Manager)にアクセスして、変更前の送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器との間におけるアイソクロナスデータの転送に使用していた資源であるチャネルと帯域を解放する(S103)。
【0004】
上記の資源の解放処理が終了すると、コントローラは、論理的な接続関係の変更後における送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを決定して、このデータレートに合わせて、変更後の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのアイソクロナスデータの転送に必要なチャネルと帯域を再取得する(S104)。次に、コントローラは、変更後の送信側ターゲット機器内のoPCR[0]からPPカウンタを読み取って、このPPカウンタを1インクリメントし(S102)、また、変更後の送信側ターゲット機器内のoPCR[0]におけるデータレートに関する情報を設定する(S105)。そして、変更後の受信側ターゲット機器内のiPCR[0]からPPカウンタを読み取って、このPPカウンタを1インクリメントする(S106)。
【0005】
また、この種の接続機器の分野において、自装置の最高データレートと接続先の装置の最高データレートとを比較し、小さい方のデータレートを自装置と接続先の装置の間における最高データレートであると判定して、この最高データレートを色分けして表示するようにしたデータ転送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−260761号公報(第1−5頁、図9)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のデータレートの変更方法では、変更後のターゲット機器間のポイントツーポイント接続に用いられる受信側ターゲット機器側の入力プラグ制御レジスタ(例えば、iPCR[0])が、変更前のレジスタと同じである場合でも、変更前の受信側ターゲット機器のPPカウンタのデクリメント処理を行う手順と、変更後の送信側ターゲット機器のPPカウンタのインクリメント処理を行う手順が必要になる。また、変更後のデータ転送に用いられるチャネルが変更前と同じである場合でも、変更前に使用していた全ての帯域とチャネルの解放処理を行う手順と、変更後のデータの転送に必要なチャネルと帯域を再取得する手順が必要になる。このため、データレートの変更に必要なプロトコル上の手順が多くなってしまう。
【0008】
また、上記特許文献1に示される発明では、上記の問題を解決することができない。
【0009】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、バス上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われた場合に、不要なプロトコル上の手順を省いて、送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器との間におけるデータ転送のデータレートを迅速に変更することが可能なコントローラ機器とそのデータレート変更方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、他の接続機器とバスを介して接続され、送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器とがポイントツーポイント接続されている状態において、バス上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われたときに、変更前の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタから、変更前の送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタを読み取って、1デクリメントするカウンタデクリメント手段と、論理的な接続関係の変更後における送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを決定するデータレート決定手段と、データレート決定手段によって決定されたデータレートに合わせて、必要なバス上の帯域を取得し直す帯域再取得手段と、データレート決定手段によって決定されたデータレートに合わせて、変更後の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタにおける、変更後の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートに関する情報を設定するデータレート設定手段と、論理的な接続関係の変更後において、変更後の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタから、変更後の送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタを読み取って、1インクリメントするカウンタインクリメント手段と、変更後の送信側ターゲット機器から変更後の受信側ターゲット機器へポイントツーポイント接続でアイソクロナスデータを転送するときに、データレート決定手段によって決定されたデータレートでデータ転送を行うように、変更後の送信側ターゲット機器及び受信側ターゲット機器を制御する制御手段とを備えたバスに接続されるコントローラ機器において、バスがIEEE1394シリアルバスであり、論理的な接続関係の変更の際に、変更後のターゲット機器間のポイントツーポイント接続に用いられる受信側ターゲット機器側の入力プラグ制御レジスタが、変更前のレジスタと同じである場合は、受信側ターゲット機器側の出力プラグ制御レジスタのポイントツーポイントカウンタのインクリメント処理とデクリメント処理とを行わず、変更前における受信側ターゲット機器のポイントツーポイント接続状態を維持し、変更前の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタより、変更前の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを読み取る変更前データレート読取手段と、変更前データレート読取手段によって読み取った変更前のデータレートと、データレート決定手段によって決定された変更後のデータレートとを比較する比較手段とをさらに備え、比較手段による比較の結果、変更前データレート読取手段によって読み取った変更前のデータレートよりも、データレート決定手段によって決定された変更後のデータレートの方が低いときに、帯域再取得手段は、既に確保している帯域とチャネルを解放してから新たな帯域とチャネルを取得するのではなく、既に確保している帯域とチャネルを確保したままで、データレートの低下によって不足する帯域を追加して取得するようにしたものである。
【0011】
上記構成においては、比較手段による比較の結果、変更前データレート読取手段によって読み取った変更前のデータレートよりも、データレート決定手段によって決定された変更後のデータレートの方が低いときに、帯域再取得手段が、既に確保している帯域とチャネルを解放してから新たな帯域とチャネルを取得するのではなく、既に確保している帯域とチャネルを確保したままで、データレートの低下によって不足する帯域を追加して取得する。これにより、論理的な接続関係の変更後における送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータ転送に必要な帯域とチャネルを確保するためのプロトコル上の手順を1つにすることができる。また、論理的な接続関係の変更の際に、変更後のターゲット機器間のポイントツーポイント接続に用いられる受信側ターゲット機器側の入力プラグ制御レジスタが、変更前のレジスタと同じである場合は、変更前における受信側ターゲット機器のポイントツーポイント接続状態が維持される。これにより、上記のような場合に、変更前の受信側ターゲット機器の入力プラグ制御レジスタに含まれるポイントツーポイントカウンタのデクリメント処理を行う手順と、変更後の受信側ターゲット機器の入力プラグ制御レジスタに含まれるポイントツーポイントカウンタのインクリメント処理を行う手順とが不要となる。
【0012】
また、請求項2の発明は、他の接続機器とバスを介して接続され、送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器とがポイントツーポイント接続されている状態において、バス上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われたときに、変更前の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタから、変更前の送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタを読み取って、1デクリメントするカウンタデクリメント手段と、論理的な接続関係の変更後における送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを決定するデータレート決定手段と、データレート決定手段によって決定されたデータレートに合わせて、必要なバス上の帯域を取得し直す帯域再取得手段と、データレート決定手段によって決定されたデータレートに合わせて、変更後の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタにおける、変更後の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートに関する情報を設定するデータレート設定手段と、論理的な接続関係の変更後において、変更後の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタから、変更後の送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタを読み取って、1インクリメントするカウンタインクリメント手段と、変更後の送信側ターゲット機器から変更後の受信側ターゲット機器へポイントツーポイント接続でアイソクロナスデータを転送するときに、データレート決定手段によって決定されたデータレートでデータ転送を行うように、変更後の送信側ターゲット機器及び受信側ターゲット機器を制御する制御手段とを備えたバスに接続されるコントローラ機器において、論理的な接続関係の変更の際に、変更後のターゲット機器間のポイントツーポイント接続に用いられる受信側ターゲット機器側の入力プラグ制御レジスタが、変更前のレジスタと同じである場合は、受信側ターゲット機器側の出力プラグ制御レジスタのポイントツーポイントカウンタのインクリメント処理とデクリメント処理とを行わず、変更前における受信側ターゲット機器のポイントツーポイント接続状態を維持し、変更前の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタより、変更前の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを読み取る変更前データレート読取手段と、変更前データレート読取手段によって読み取った変更前のデータレートと、データレート決定手段によって決定された変更後のデータレートとを比較する比較手段とをさらに備え、帯域再取得手段は、既に確保している帯域とチャネルを全て解放してから新たな帯域とチャネルを取得するのではなく、既に確保しているチャネルを確保したままで、比較手段による比較の結果に応じて、不足する帯域の追加取得又は余分な帯域の一部解放を行うようにしたものである。
【0013】
この構成においては、論理的な接続関係の変更の際に、帯域再取得手段が、既に確保している帯域とチャネルを全て解放してから新たな帯域とチャネルを取得するのではなく、既に確保しているチャネルを確保したままで、比較手段による比較の結果に応じて、不足する帯域の追加取得又は余分な帯域の一部解放を行う。これにより、比較手段による比較の結果、変更前データレート読取手段によって読み取った変更前のデータレートよりも、データレート決定手段によって決定された変更後のデータレートの方が低いときだけでなく、変更後のデータレートの方が高いときでも、変更後のデータ転送に必要な帯域とチャネルを確保するためのプロトコル上の手順を1つにすることができる。
【0014】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、バスをIEEE1394シリアルバスとしたものである。この構成においては、上記請求項2と同様な作用を得ることができる。
【0015】
また、請求項4の発明は、IEEE1394シリアルバス上における送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器とがポイントツーポイント接続されている状態において、上記バス上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われたときに、変更後の送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器のデータレートに合わせて、送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器との間におけるデータ転送のデータレートを変更する方法であって、上記バス上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われたときに、変更前の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタより、変更前の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを読み取るステップと、変更前の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタから、変更前の送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタを読み取って、1デクリメントするステップと、論理的な接続関係の変更後における送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを決定するステップと、上記読み取るステップにおいて読み取った変更前のデータレートと、上記決定するステップにおいて決定された変更後のデータレートとを比較するステップと、上記比較するステップにおける比較の結果に応じて、既に確保しているチャネルを確保したままで、不足する帯域の追加取得又は余分な帯域の一部解放を行うステップと、上記決定されたデータレートに合わせて、変更後の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタにおけるデータレートに関する情報を設定するステップと、論理的な接続関係の変更後において、変更後の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタから、変更後の送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタを読み取って、1インクリメントするステップと、変更後の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へポイントツーポイント接続でアイソクロナスデータを転送するときに、決定するステップにおいて決定されたデータレートでデータ転送を行うように、変更後の送信側ターゲット機器及び受信側ターゲット機器を制御するステップとからなり、論理的な接続関係の変更の際に、変更後のターゲット機器間のポイントツーポイント接続に用いられる受信側ターゲット機器側の入力プラグ制御レジスタが、変更前のレジスタと同じである場合は、受信側ターゲット機器側の出力プラグ制御レジスタのポイントツーポイントカウンタのインクリメント処理とデクリメント処理とを行わず、変更前における受信側ターゲット機器のポイントツーポイント接続状態を維持するようにしたものである。この構成においては、上記請求項3と同様な作用を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態によるコントローラ機器と、IEEE1394シリアルバス上における他の接続機器の電気的ブロック構成を示す。コントローラ機器1(バスに接続されるコントローラ機器:以下、コントローラと略す)は、IEEE1394シリアルバス9(以下、バスと略す)を介して、アイソクロナスリソースマネージャー2(Isochronous Resource Manager:以下、IRMと略す)、データ送信側のターゲット機器3(以下、送信側ターゲットと略す)、及びデータ受信側のターゲット機器4(以下、受信側ターゲットと略す)と接続されており、送信側ターゲット3から受信側ターゲット4へのデータ転送を行う際に、これらのターゲット3、4を制御する。図に示される例では、IRM2は、バスマネージャーの役割も兼ねている。
【0017】
上記のコントローラ1は、装置全体の制御を行うCPU11と、各種のデータを記憶するメモリ12とを有している。CPU11は、IEEE1394のプロトコル上におけるアプリケーション層の機能の提供も行い、請求項におけるカウンタデクリメント手段、データレート決定手段、帯域再取得手段、データレート設定手段、カウンタインクリメント手段、制御手段、及び比較手段としても機能する。また、CPU11は、コントローラ1自体が送信側ターゲット3である場合には、変更前データレート読取手段としても機能する。また、メモリ12は、送信側ターゲット3から受信側ターゲット4へのデータ転送を制御するためのノード制御プログラム13と、コントローラ1自体及びバス9上の他の接続機器に関する各種の情報を格納したレジスタ空間14とを内包している。また、コントローラ1は、IEEE1394のプロトコル上におけるリンク層レベルのサービスを提供するLINK15と、物理層レベルのサービスを提供するPHY16と、バス9のケーブルを接続するためのIEEE1394ポート17とを有している。
【0018】
上記のLINK15、PHY16及びIEEE1394ポート17は、コントローラ1と送信側ターゲット3とが別の機器である場合には、請求項における変更前データレート読取手段として機能する。
【0019】
また、上記のIRM2、送信側ターゲット3及び受信側ターゲット4も、コントローラ1と同様に、CPU21、31、41、メモリ22、32、42、LINK25、35、45、PHY26、36、46、及びIEEE1394ポート27、37、47を有しており、また、メモリ22、32、42内にそれぞれレジスタ空間24、34,44を内包している。しかし、コントローラ1と異なり、メモリ22,32、42内にノード制御プログラム13を格納していない。
【0020】
次に、図2を参照して、上記のIRM2内のレジスタ空間24に記憶されているデータの内容について説明する。図2は、IRM2とバスマネージャーが同じ接続機器である場合のレジスタ空間24を示す。このレジスタ空間24は、自装置及び他の接続機器の制御に用いられるCSR(Control and Status Registers)コア51と、バス9の管理用のレジスタであるシリアルバス依存レジスタ52と、自機の性能に関する情報等を記憶したコンフィグレーションROM53と、各機器固有のレジスタであるユニットレジスタ54とから構成されている。
【0021】
上記のシリアルバス依存レジスタ52には、バスマネジャーの物理IDを格納したBUS_MANAGER_ID61、同期転送の帯域管理用のレジスタであるBANDWIDTH_AVAILABLE62、及び同期転送のチャンネル管理用のレジスタであるCHANNELS_AVAILABLE HI63とCHANNELS_AVAILABLE LO64とが含まれる。
【0022】
また、上記のユニットレジスタ54には、データ出力側の接続機器の接続管理用レジスタであるoutput Plug Control Registers(以下、oPCRと略す)66と、データ入力側の接続機器の接続管理用レジスタであるinput Plug Control Registers(以下、iPCRと略す)67とが含まれる。oPCR66は、各装置固有の属性を制御するoMPR(output Master Plug Registers)71、及び各チャンネルに対応したレジスタであるoPCR[0]72,oPCR[1]73等から構成される。また、iPCR67も、各装置固有の属性を制御するiMPR(input Master Plug Registers)74、及び各チャンネルに対応したレジスタであるiPCR[0]75,iPCR[1]76等から構成される。
【0023】
上記のユニットレジスタ54は、上記のoPCR66、iPCR67に加えて、バス9上における各ノードの接続状態に関する情報であるTOPOLOGY_MAP(トポロジーマップ)68、及び各接続機器間における物理層レベルの最高転送速度の情報であるSPEED_MAP(スピードマップ)69を格納している。TOPOLOGY_MAP68及びSPEED_MAP69は、バスリセット時にCPU21によって作成される。
【0024】
上記のコントローラ1、送信側ターゲット3及び受信側ターゲット4内のレジスタ空間14、34,44も、IRM2内のレジスタ空間24と同様に、CSRコア51と、シリアルバス依存レジスタ52と、コンフィグレーションROM53と、ユニットレジスタ54とから構成されており、ユニットレジスタ54内には、上記と同様なoPCR66とiPCR67とが格納されている。
【0025】
次に、上記のiPCR[0]75に格納されている情報の内容について図3を参照して説明する。iPCR[0]75は、アイソクロナスデータを受信可能な状態のときに1となるon-line77、ブロードキャスト接続でデータの受信を行うときに1となるbroadcast connection counter78、ポイント・ツー・ポイント接続でデータの受信を行うときに加算されるpoint-to-point connection counter79、データの受信に使用するバス9上のチャネル番号を格納するchannel number80等より構成される。
【0026】
次に、上記のoPCR[0]72に格納されている情報の内容について図4を参照して説明する。oPCR[0]72は、アイソクロナスデータを送信可能な状態のときに1となるon-line81、ブロードキャスト接続でデータの送信を行うときに1となるbroadcast connection counter82、ポイント・ツー・ポイント接続でデータの送信を行うときに加算されるpoint-to-point connection counter83、データの送信に使用するバス9上のチャネル番号を格納するchannel number84、送信側ターゲット3から受信側ターゲット4へのデータ転送のdata rate(データレート)85等より構成される。
【0027】
次に、上記のiMPR74に格納されている情報の内容について図5を参照して説明する。iMPR74は、自装置のリンク層レベルにおける最高データ入力速度の情報であるdata rate capability87や、自装置が有する入力プラグ数の情報であるnumber of input plugs88等を格納している。
【0028】
次に、図6を参照して、図2中におけるSPEED_MAP69に格納されている情報の内容について説明する。SPEED_MAP69は、ブロックの長さを表すlength、CRC(Cyclic Redundancy Check)用の符号、及びバス9上の各接続機器間における最高物理データレート(物理層レベルの最高データ転送速度)を表すコード(speed_code[0]〜[4029])を格納したスピードコードテーブル89等から構成されている。
【0029】
次に、図7を参照して、ターゲット機器間の論理的な接続関係の変更により変更後のデータレートが低下する場合に、コントローラ1と他の接続機器間において行われるデータレート変更のプロトコルについて考察する。図において、”PHY:S400”と”PHY:S200”とは、それぞれ最高物理データレートが400Mbpsと200Mbpsとであることを示し、また、”LINK:S400”と”LINK:S200”とは、それぞれリンク層レベルにおける最高データレートが400Mbpsと200Mbpsとであることを示す。図に示されるように、ターゲット機器間の論理的な接続関係がC1からC2に変更され、受信側ターゲット4が変更前の送信側ターゲット3aよりも低速の送信側ターゲット3bとポイントツーポイント接続されて、ターゲット機器間のアイソクロナスデータ転送のデータレートが低下したときには、既に確保しているバス9上の帯域とチャネルを解放してから新たな帯域とチャネルを取得しなくても、既に確保しているバス9上の帯域とチャネルを確保したままで、データレートの低下によって不足する帯域を追加して取得すればよい。これにより、論理的な接続関係の変更後におけるデータ転送に必要な帯域とチャネルを確保するための手順を1つにすることができる。
【0030】
また、図に示されるように、ポイントツーポイント接続に用いられる受信側ターゲット4側の入力プラグ制御レジスタ(iPCR[0]75)が、変更前のレジスタと同じである場合には、変更前における受信側ターゲット4のポイントツーポイント接続状態を維持することが可能である。これにより、上記のような場合に、変更前の受信側ターゲット4のiPCR[0]75に含まれるポイントツーポイントカウンタ79(図3参照)のデクリメント処理を行う手順と、変更後の受信側ターゲット4のiPCR[0]75に含まれるポイントツーポイントカウンタ79のインクリメント処理を行う手順が不要となる。
【0031】
次に、上記図7に加えて図8のフローチャートを参照して、データレートが低下する場合におけるデータレート変更の具体的なプロトコル手順について説明する。以下の説明では、図7に示されるように、変更後のポイントツーポイント接続に用いられる受信側ターゲット4側の入力プラグ制御レジスタ(iPCR[0]75)が、変更前のレジスタと同じである場合について述べる。コントローラ1は、図7に示されるように、バス9上の受信側ターゲット4とポイントツーポイント接続される接続機器が、送信側ターゲット3aから送信側ターゲット3bに変更されると、図8中のS1に示されるように、変更前の送信側ターゲット3a内のoPCR[0]からpoint-to-point connection counter83(以下、PPカウンタという)とデータレート85(図4参照)とを読み取り、PPカウンタ83を1デクリメントして0にする。次に、コントローラ1は、IRM2にアクセスして、アイソクロナスデータの転送に用いる帯域幅を変更する。具体的には、IRM2内のBANDWIDTH_AVAILABLE62の値を変更する(S2)。すなわち、コントローラ1は、既に確保している帯域を解放してから新たな帯域を取得するのではなく、既に確保している帯域を確保したままで、データレートの低下によって不足する帯域を追加して取得する方法により帯域幅の変更を行う。
【0032】
上記の帯域幅変更処理が終了すると、コントローラ1は、変更後の送信側ターゲット3b内のoPCR[0]72からPPカウンタを読み取って、このPPカウンタを1インクリメントすると共に、変更後の送信側ターゲット3bのoPCR[0]内におけるデータレート85に、変更後の送信側ターゲット3bから受信側ターゲット4へのデータレートの値を書き込む(S3)。この変更後のデータレートの値は、例えば、下記の図11のようにして決定される。
【0033】
次に、上記図8中のS2に示される帯域幅の変更処理について図9のフローチャートを参照して説明する。以下の説明では、上記図7に示されるように、接続関係変更後におけるデータレートが低下する場合だけでなく、接続関係変更後におけるデータレートが上昇する場合も考慮した帯域幅の変更処理について述べる。コントローラ1は、接続関係の変更後におけるデータレートを、変更後の送信側ターゲット3bや受信側ターゲット4等の最高物理データレート及びリンク層レベルにおける最高データレートに基づいて決定する。そして、この接続関係変更後におけるデータレートと、上記図8中のS1で読み取った接続関係変更前における送信側ターゲット3a内のoPCR[0]72のデータレート85とを比較して(S11)、変更後におけるデータレートの方が低い場合には(S12でYES)、IRM2が管理しているBANDWIDTH_AVAILABLE62の値を変更して、データレートの低下によって不足する帯域を追加して取得する(S13)。これに対して、変更後におけるデータレートの方が高い場合には(S12でNO)、IRM2が管理しているBANDWIDTH_AVAILABLE62の値を変更して、データレートの上昇によって余る帯域を解放する(S14)。
【0034】
次に、図10に加えて図11のフローチャートを参照して、上記図9中のS11における比較処理に用いた接続関係変更後におけるデータレートの決定方法の一例について説明する。図11のフローチャートは、図10に示されるように、既に受信側ターゲット4aと送信側ターゲット3との間のポイントツーポイント接続に用いられている送信側ターゲット3側の出力プラグ(oPCR[0]72に相当する出力プラグ)に、既に接続されている受信側ターゲット4aと異なるデータレートの受信側ターゲット4bを追加して接続(オーバレイ接続)する場合におけるデータレートの決定方法の一例を示す。コントローラ1は、上記のオーバレイ接続によりターゲット機器間における論理的な接続関係が変更されると、図11中のS21に示されるように、接続関係変更前における送信側ターゲット3と受信側ターゲット4aとの間のデータレートを得るために、送信側ターゲット3側のoPCR[0]72内のデータレート85(図4参照)を読み込む。そして、新たに接続した受信側ターゲット4bのiMPR74を参照して、受信側ターゲット4bのリンク層レベルにおける最高データ入力速度の情報であるdata rate capability87を読み込む(S22)。次に、コントローラ1は、バスマネージャー91のSPEED_MAP69(図6参照)を参照して、新たに接続した受信側ターゲット4bと送信側ターゲット3との間における最高物理データレートを読み込む(S23)。そして、上記のS21で読み込んだ接続関係変更前におけるデータレートと、S22で読み込んだ追加の受信側ターゲット4bのリンク層レベルにおける最高データ入力速度と、S23で読み込んだ最高物理データレートとを比較して、これらのデータレートのうち最も低速のデータレートが実現可能な最高のデータレートであると判定して、このデータレートをオーバレイ接続後におけるデータレートとするように決定する(S24)。
【0035】
上述したように、本実施形態によるコントローラ1によれば、バス9上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われたときに、変更前のデータレートと変更後のデータレートとを比較して、変更前のデータレートよりも変更後のデータレートの方が低い場合は、既に確保している帯域とチャネルを確保したままで、データレートの低下によって不足する帯域を追加して取得し、変更後のデータレートの方が高い場合は、チャネルを確保したままで、データレートの上昇によって余る帯域のみを解放するようにした。これにより、論理的な接続関係の変更後におけるデータ転送に必要な帯域とチャネルを確保するためのプロトコル上の手順を1つにすることができるので、従来のように、確保している帯域とチャネルを解放する手順と、新たな帯域とチャネルを取得する手順を実行して、変更後におけるデータ転送に必要な帯域とチャネルを確保するようにした場合と比べて、データレートの変更に必要なプロトコル上の手順を1つ減らすことができる。
【0036】
また、論理的な接続関係の変更の際に、変更後のターゲット機器間のポイントツーポイント接続に用いられる受信側ターゲット機器4側の入力プラグ制御レジスタiPCR[0]75が、変更前のレジスタと同じである場合は、変更前における受信側ターゲット機器4のポイントツーポイント接続状態が維持されるようにした。これにより、従来のデータレート変更方法と比べて、変更前の受信側ターゲット4のiPCR[0]75に含まれるpoint-to-point connection counter79のデクリメント処理を行う手順と、変更後の受信側ターゲット4のiPCR[0]75に含まれるpoint-to-point connection counter79のインクリメント処理を行う手順が不要となるので、データレートの変更に必要なプロトコル上の手順を2つ減らすことができる。従って、従来のデータレート変更方法と比べて、データレートの変更に必要なプロトコル上の手順を合計で3つ省略することができるので、データ転送のデータレートを迅速に変更することができる。
【0037】
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、本実施形態では、IEEE1394シリアルバス9に接続されるコントローラ1について説明したが、コントローラが接続されるバスの種類は、IEEE1394シリアルバスに限らない。また、上記の実施形態では、接続関係変更前におけるデータレートと、追加の受信側ターゲット4bと送信側ターゲット3との間における最高物理データレートと、追加の受信側ターゲット4bのリンク層レベルにおける最高データ入力速度とを比較して、これらのデータレートのうち最も低速のデータレートをオーバレイ接続後におけるデータレートとするようにしたが、接続関係変更後におけるデータレートの決定方法はこれに限らない。さらにまた、送信側ターゲット3と受信側ターゲット4との間における最高物理データレートの取得元は、バスマネージャーのSPEED_MAPに限らない。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、バス上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われたときに、変更前のデータレートと変更後のデータレートとを比較して、変更前のデータレートよりも変更後のデータレートの方が低い場合は、帯域とチャネルを確保したままで、データレートの低下によって不足する帯域を追加して取得するようにした。これにより、論理的な接続関係の変更後におけるデータ転送に必要な帯域とチャネルを確保するためのプロトコル上の手順を1つにすることができるので、従来のように、確保している帯域とチャネルを解放する手順と、新たな帯域とチャネルを取得する手順を行う場合と比べて、データレートの変更に必要なプロトコル上の手順を1つ減らすことができる。
【0039】
また、論理的な接続関係の変更の際に、変更後のターゲット機器間のポイントツーポイント接続に用いられる受信側ターゲット機器側の入力プラグ制御レジスタが、変更前のレジスタと同じである場合は、変更前における受信側ターゲット機器のポイントツーポイント接続状態が維持されるようにした。これにより、従来のデータレート変更方法と比べて、変更前の受信側ターゲット機器の入力プラグ制御レジスタに含まれるポイントツーポイントカウンタのデクリメント処理を行う手順と、変更後の受信側ターゲット機器の入力プラグ制御レジスタに含まれるポイントツーポイントカウンタのインクリメント処理を行う手順が不要となるので、データレートの変更に必要なプロトコル上の手順を2つ減らすことができる。従って、従来のデータレート変更方法と比べて、データレートの変更に必要なプロトコル上の手順を3つ省略することができるので、データ転送のデータレートを迅速に変更することができる。
【0040】
また、請求項2の発明によれば、論理的な接続関係の変更の際に、既に確保している帯域とチャネルを全て解放してから新たな帯域とチャネルを取得するのではなく、既に確保しているチャネルを確保したままで、不足する帯域の追加取得又は余分な帯域の一部解放を行うようにした。これにより、変更前のデータレートよりも、変更後のデータレートの方が低いときだけでなく、変更後のデータレートの方が高いときでも、変更後のデータ転送に必要な帯域とチャネルを確保するためのプロトコル上の手順を1つにすることができる。
【0041】
また、請求項3の発明によれば、バスをIEEE1394シリアルバスとしたことにより、上記請求項2に記載の効果を的確に得ることができる。
【0042】
また、コントローラ機器が、請求項4に記載の方法を用いて、IEEE1394シリアルバス上の送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器との間におけるデータ転送のデータレートを変更することにより、上記請求項3に記載の発明と同等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るコントローラ機器と、バス上における他の接続機器の電気的ブロック構成を示す図。
【図2】 図1中のレジスタ空間の内容を示す図。
【図3】 図2中のiPCR[0]の内容を示す図。
【図4】 図2中のoPCR[0]の内容を示す図。
【図5】 図2中のiMPRの内容を示す図。
【図6】 図2中のSPEED_MAPの内容を示す図。
【図7】 図1中のターゲット機器間における論理的な接続関係の変更により変更後のデータレートが低下する場合の例を示す図。
【図8】 図7に示される論理的な接続関係の変更によりデータレートが低下する場合におけるデータレート変更の具体的なプロトコル手順を示すフローチャート。
【図9】 図8中のS2に示される帯域幅の変更処理を示すフローチャート。
【図10】 既に受信側ターゲットとの間のポイントツーポイント接続に用いられている送信側ターゲット側の出力プラグに、他の受信側ターゲットをオーバレイ接続する様子を示す図。
【図11】 図10に示されるオーバレイ接続後におけるデータレートの決定方法の例を示すフローチャート。
【図12】 従来におけるデータレート変更のプロトコル手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 コントローラ(バスに接続されるコントローラ機器)
3 送信側ターゲット(送信側ターゲット機器)
4 受信側ターゲット(受信側ターゲット機器)
9 IEEE1394シリアルバス(バス)
11 CPU(カウンタデクリメント手段、データレート決定手段、帯域再取得手段、データレート設定手段、カウンタインクリメント手段、制御手段、変更前データレート読取手段、比較手段)
15 LINK(変更前データレート読取手段)
16 PHY(変更前データレート読取手段)
17 IEEE1394ポート(変更前データレート読取手段)
72 oPCR[0](出力プラグ制御レジスタ)
75 iPCR[0](入力プラグ制御レジスタ)
83 point-to-point connection counter(送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタ)
85 data rate(データレートに関する情報、変更前の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレート)
91 バスマネージャー

Claims (4)

  1. 他の接続機器とバスを介して接続され、
    送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器とがポイントツーポイント接続されている状態において、前記バス上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われたときに、変更前の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタから、変更前の送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタを読み取って、1デクリメントするカウンタデクリメント手段と、
    前記論理的な接続関係の変更後における送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを決定するデータレート決定手段と、
    前記データレート決定手段によって決定されたデータレートに合わせて、必要なバス上の帯域を取得し直す帯域再取得手段と、
    前記データレート決定手段によって決定されたデータレートに合わせて、前記変更後の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタにおける、変更後の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートに関する情報を設定するデータレート設定手段と、
    前記論理的な接続関係の変更後において、変更後の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタから、変更後の送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタを読み取って、1インクリメントするカウンタインクリメント手段と、
    前記変更後の送信側ターゲット機器から前記変更後の受信側ターゲット機器へポイントツーポイント接続でアイソクロナスデータを転送するときに、前記データレート決定手段によって決定されたデータレートでデータ転送を行うように、前記変更後の送信側ターゲット機器及び受信側ターゲット機器を制御する制御手段とを備えたバスに接続されるコントローラ機器において、
    前記バスがIEEE1394シリアルバスであり、
    前記論理的な接続関係の変更の際に、前記変更後のターゲット機器間のポイントツーポイント接続に用いられる受信側ターゲット機器側の入力プラグ制御レジスタが、変更前のレジスタと同じである場合は、前記受信側ターゲット機器側の出力プラグ制御レジスタのポイントツーポイントカウンタのインクリメント処理とデクリメント処理とを行わず、前記変更前における受信側ターゲット機器のポイントツーポイント接続状態を維持し、
    前記変更前の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタより、変更前の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを読み取る変更前データレート読取手段と、
    前記変更前データレート読取手段によって読み取った変更前のデータレートと、前記データレート決定手段によって決定された変更後のデータレートとを比較する比較手段とをさらに備え、
    前記比較手段による比較の結果、前記変更前データレート読取手段によって読み取った変更前のデータレートよりも、前記データレート決定手段によって決定された変更後のデータレートの方が低いときに、前記帯域再取得手段は、既に確保している帯域とチャネルを解放してから新たな帯域とチャネルを取得するのではなく、既に確保している帯域とチャネルを確保したままで、データレートの低下によって不足する帯域を追加して取得するようにしたことを特徴とするバスに接続されるコントローラ機器。
  2. 他の接続機器とバスを介して接続され、
    送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器とがポイントツーポイント接続されている状態において、前記バス上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われたときに、変更前の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタから、変更前の送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタを読み取って、1デクリメントするカウンタデクリメント手段と、
    前記論理的な接続関係の変更後における送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを決定するデータレート決定手段と、
    前記データレート決定手段によって決定されたデータレートに合わせて、必要なバス上の帯域を取得し直す帯域再取得手段と、
    前記データレート決定手段によって決定されたデータレートに合わせて、前記変更後の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタにおける、変更後の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートに関する情報を設定するデータレート設定手段と、
    前記論理的な接続関係の変更後において、変更後の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタから、変更後の送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタを読み取って、1インクリメントするカウンタインクリメント手段と、
    前記変更後の送信側ターゲット機器から前記変更後の受信側ターゲット機器へポイントツーポイント接続でアイソクロナスデータを転送するときに、前記データレート決定手段によって決定されたデータレートでデータ転送を行うように、前記変更後の送信側ターゲット機器及び受信側ターゲット機器を制御する制御手段とを備えたバスに接続されるコントローラ機器において、
    前記論理的な接続関係の変更の際に、前記変更後のターゲット機器間のポイントツーポイント接続に用いられる受信側ターゲット機器側の入力プラグ制御レジスタが、変更前のレジスタと同じである場合は、前記受信側ターゲット機器側の出力プラグ制御レジスタのポイントツーポイントカウンタのインクリメント処理とデクリメント処理とを行わず、前記変更前における受信側ターゲット機器のポイントツーポイント接続状態を維持し、
    前記変更前の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタより、変更前の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを読み取る変更前データレート読取手段と、
    前記変更前データレート読取手段によって読み取った変更前のデータレートと、前記データレート決定手段によって決定された変更後のデータレートとを比較する比較手段とをさらに備え、
    前記帯域再取得手段は、既に確保している帯域とチャネルを全て解放してから新たな帯域とチャネルを取得するのではなく、既に確保しているチャネルを確保したままで、前記比較手段による比較の結果に応じて、不足する帯域の追加取得又は余分な帯域の一部解放を行うようにしたことを特徴とするバスに接続されるコントローラ機器。
  3. 前記バスは、IEEE1394シリアルバスであることを特徴とする請求項2に記載のバスに接続されるコントローラ機器。
  4. IEEE1394シリアルバス上における送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器とがポイントツーポイント接続されている状態において、前記バス上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われたときに、変更後の送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器のデータレートに合わせて、送信側ターゲット機器と受信側ターゲット機器との間におけるデータ転送のデータレートを変更する方法であって、
    前記バス上の各ターゲット機器間における論理的な接続関係の変更が行われたときに、変更前の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタより、変更前の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを読み取るステップと、
    前記変更前の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタから、変更前の送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタを読み取って、1デクリメントするステップと、
    前記論理的な接続関係の変更後における送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へのデータレートを決定するステップと、
    前記読み取るステップにおいて読み取った変更前のデータレートと、前記決定するステップにおいて決定された変更後のデータレートとを比較するステップと、
    前記比較するステップにおける比較の結果に応じて、既に確保しているチャネルを確保したままで、不足する帯域の追加取得又は余分な帯域の一部解放を行うステップと、
    前記決定されたデータレートに合わせて、前記変更後の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタにおけるデータレートに関する情報を設定するステップと、
    前記論理的な接続関係の変更後において、変更後の送信側ターゲット機器内の出力プラグ制御レジスタから、変更後の送信側ターゲット機器に関するポイントツーポイントカウンタを読み取って、1インクリメントするステップと、
    前記変更後の送信側ターゲット機器から受信側ターゲット機器へポイントツーポイント接続でアイソクロナスデータを転送するときに、前記決定するステップにおいて決定されたデータレートでデータ転送を行うように、前記変更後の送信側ターゲット機器及び受信側ターゲット機器を制御するステップとからなり、
    前記論理的な接続関係の変更の際に、前記変更後のターゲット機器間のポイントツーポイント接続に用いられる受信側ターゲット機器側の入力プラグ制御レジスタが、変更前のレジスタと同じである場合は、前記受信側ターゲット機器側の出力プラグ制御レジスタのポイントツーポイントカウンタのインクリメント処理とデクリメント処理とを行わず、前記変更前における受信側ターゲット機器のポイントツーポイント接続状態を維持するようにしたことを特徴とするデータレート変更方法。
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