JP3893314B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送受信装置に係わり、特に、BSデジタル放送及びCSデジタル放送を受信することができるともに、選択的に地上波デジタル放送を受信することを可能にしたデジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビジョン放送やラジオ放送の放送方式は、それまでのアナログ放送方式からデジタル放送方式に移行しつつある。そして、日本においては、デジタル放送として、通信衛星を利用したCSデジタル放送を始めとし、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送、地上波デジタル放送というように多様な放送形態のものが存在している。
【0003】
特に、デジタル放送中における地上波デジタル放送は、当該放送を聴取可能な放送サービス地域を段階的に拡大するようにしているものの、全体的に見ると未だその地域が限定されているため、地上波デジタル放送を聴取可能な地域と聴取不可能な地域とが混在した状態になっている。このようなデジタル放送の現状においては、BSデジタル放送やCSデジタル放送を受信できる他に地上波デジタル放送も受信できるデジタル信号受信装置を形成した場合、地上波デジタル放送の放送サービス地域にいるユーザーにとって必要なものであるかもしれないが、地上波デジタル放送の放送サービス地域外にいるユーザーにとってあまり必要がないものになる。
【0004】
このようなデジタル放送の現状に鑑みて、デジタル放送を受信するデジタル放送受信装置においては、デジタル放送の放送形態の多様化に対応できるように、受信回路部を、共通に使用するバックエンド部と受信するデジタル放送の放送形態に応じて選択的に使用するフロントエンド部とに分割し、共通使用のバックエンド部に符号化された映像データや音声データをデコードして映像信号や音声信号を発生する回路部を収納し、選択使用のフロントエンド部に選択した放送方式に適合した信号復調を行う回路部を収納したデジタル放送受信装置が既に提案されており、その1つとして特許第3141720号公報に開示のカード型電子チューナがある。
【0005】
前記構成による既知のデジタル放送受信装置は、地上波デジタル放送の受信に対応できるモジュール形式のフロントエンド部を構成し、このモジュールをバックエンド部に着脱自在に装着できるようにしたもので、ユーザーが必要とするときにこのモジュールをバックエンド部に装着すれば、地上波デジタル放送を受信できるようになり、デジタル放送受信装置の放送受信対象を簡易な手段で拡張可能になり、かつ、製造コストが安価になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記既知のデジタル放送受信装置は、モジュール形式のフロントエンド部を選択的にバックエンド部に装着することにより、デジタル放送の放送受信対象を拡張することが可能なものであるが、モジュール形式のフロントエンド部のそれぞれから得られる放送コンテンツを含んだトランスポートストリームをパーソナルコンピュータ(パソコン)を改造することなしに取り出すことが容易であり、取り出したトランスポートストリームをパーソナルコンピュータのハードディスク等の記憶装置に複製することができる。
【0007】
このため、前記既知のデジタル放送受信装置は、放送コンテンツを含んだトランスポートストリームをパーソナルコンピュータに複製したような場合、放送コンテンツも複製されることになるので、著作権の保護規定に抵触することになり、決して好ましいことではない。
【0008】
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、フロントエンド部がバックエンド部に装着する度毎にフロントエンド部を電気的にプログラムし、フロントエンド部から直接トランスポートストリームを取り出すことができないデジタル放送受信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によるデジタル放送受信装置は、受信したデジタル放送電波を復調してトランスポートストリームを形成するフロントエンド部と、トランスポートストリームをデコードして映像信号及び音声信号を形成するバックエンド部とを備え、フロントエンド部に第1インターフェイス、バックエンド部に第2インターフェイスをそれぞれ配置し、フロントエンド部とバックエンド部とが第1インターフェイス及び第2インターフェイスを通して接離可能に形成されたものであって、フロントエンド部に内部機能を電気的にプログラム可能な集積回路を設けるとともに、バックエンド部に集積回路の内部機能を電気的にプログラムするプログラム情報を格納したメモリを設け、第1インターフェースと第2インターフェースのそれぞれに集積回路にプログラム情報を伝送するプログラム伝送端子と電源電圧を供給する電源供給端子を設けた手段を備える。
【0010】
前記手段によれば、フロントエンド部とバックエンド部とをそれぞれインターフェイスを通して接離可能な構成にし、フロントエンド部に内部機能を電気的にプログラム可能な集積回路を設けるとともに、バックエンド部に集積回路の内部機能を電気的にプログラムするプログラム情報を格納したメモリを設けているもので、フロントエンド部をバックエンド部に装着し、フロントエンド部に電源が供給された際に、バックエンド部のメモリに記憶されているプログラム情報がバックエンド部からフロントエンド部に伝送され、フロントエンド部の内部機能を電気的にプログラムし、しかも、フロントエンド部をバックエンド部から取り外すと、フロントエンド部への電源供給が絶たれ、それによりフロントエンド部におけるプログラムした内部機能が消去されるようにすれば、フロントエンド部から直接トランスポートストリームを取り出すことができず、著作権の保護の達成が可能になる。
【0011】
この場合、前記手段におけるプログラム伝送端子と電源供給端子は、共通の端子で構成することができる。
【0012】
このような構成にすれば、プログラム伝送端子と電源供給端子とを共通化したことにより、第1及び第2インターフェイスの導出端子数を低減することができる。
【0013】
また、前記手段におけるプログラム伝送端子と電源供給端子は、別個の端子で構成することもできる。
【0014】
このような構成にすれば、プログラム伝送端子と電源供給端子と別個の端子にしたことにより、フロントエンド部及びバックエンド部の構成を簡素化することができる。
【0015】
さらに、前記手段における集積回路は、電源電圧の供給が絶たれたときにプログラムされた内部機能が消去されるように構成することが好ましい。
【0016】
このような構成にすれば、フロントエンド部への電源供給が絶たれると、プログラムした内部機能が消去されるので、フロントエンド部からのトランスポートストリームの取り出しが確実に不可能になる。
【0017】
また、前記手段における集積回路は、揮発性素子からなる構成にすることができる。
【0018】
このような構成にすれば、比較的単純な構成手段により、フロントエンド部への電源供給が絶たれたとき、そのプログラムした内部機能の消去が可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明によるデジタル放送受信装置の第1の実施の形態を示すもので、その要部構成を示すブロック図である。
【0021】
図1に示されるように、第1の実施の形態によるデジタル放送受信装置は、それぞれのデジタル放送形態別の放送受信に選択的に使用されるPCカード型フロントエンド部1と、各デジタル放送形態に共通に使用されるバックエンド部2とからなり、バックエンド部2にPCカード型フロントエンド部1が着脱自在に装着されるように構成している。
【0022】
この場合、PCカード型フロントエンド部1は、アンテナ(図示なし)で受信したデジタル放送信号を入力するアンテナ入力端子3と、デジタル放送の放送形態に従った信号復調を行う復調回路4と、復調信号に対してビタビ復号等を行う復号回路5と、復号信号のエラー訂正を行いトランスポートストリームを出力する誤り訂正回路6と、揮発性素子からなり、電気的にプログラム可能なフィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)7と、PCカード規格に準拠し、少なくともデータ端子8(1)、制御端子8(2)、プログラム伝送兼電源供給端子8(3)を有するPCカードとして汎用的な第1インターフェイス8とを備える。なお、PCカード型フロントエンド部1は、フィールドプログラマブル論理アレイ7を含んだ全体部分が集積回路によって構成され、復調回路4、復号回路5、誤り訂正回路6からなる部分(点線で囲まれた部分)が受信信号処理部(記号なし)を構成している。
【0023】
また、バックエンド部2は、供給されたトランスポートストリームをデコードし、映像信号及び音声信号を形成するデコーダ9と、デコーダ9のデコード動作、フィールドプログラマブル論理アレイ7の内部機能のプログラム設定、受信信号処理部の動作をそれぞれ制御する制御部(CPU)10と、ROMからなり、フィールドプログラマブル論理アレイ7をプログラムするプログラム情報を格納したメモリ11と、PCカード規格に準拠し、少なくともデータ端子12(1)、制御端子12(2)、プログラム伝送兼電源供給端子12(3)を有するPCカードとして汎用的な第2インターフェイス12と、映像信号を出力する映像信号出力端子13と、音声信号を出力する音声信号出力端子14とを備える。
【0024】
そして、PCカード型フロントエンド部1において、復調回路4は、入力端がアンテナ入力端子3に接続され、出力端が復号回路5の入力端に接続される。復号回路5は、出力端がフィールドプログラマブル論理アレイ7の入力端に接続される。フィールドプログラマブル論理アレイ7は、出力端が誤り訂正回路6の入力端に接続され、制御端がプログラム伝送兼電源供給端子8(3)に接続される。誤り訂正回路6は、出力端がデータ端子8(1)に接続される。受信信号処理部は、制御端が制御端子8(2)に接続される。
【0025】
また、バックエンド部2において、デコーダ9は、入力端がデータ端子12(1)に接続され、映像信号出力端が映像信号出力端子13に接続され、音声信号出力端が音声信号出力端子14に接続される。制御部10は、第1制御端がデコーダ9の制御端に接続され、第2制御端がデータ端子12(1)に接続され、第3制御端がプログラム伝送兼電源供給端子12(3)に接続され、第4制御端がメモリ11に接続される。
【0026】
この場合、バックエンド部2の第2インターフェイス12にフロントエンド部1の第1インターフェイス8が装着されると、第1インターフェイス8と第2インターフェイス12との対応する端子がそれぞれ導電接続され、バックエンド部2の第2インターフェイス12からフロントエンド部1の第1インターフェイス8が取り外されると、第1インターフェイス8と第2インターフェイス12との対応する端子の導電接続がそれぞれ絶たれる。
【0027】
前記構成による第1の実施の形態によるデジタル放送受信装置は、次のように動作する。
【0028】
始めに、PCカード型フロントエンド部1の第1インターフェイス8をバックエンド部2の第2インターフェイス12に差し込み、その状態でバックエンド部2の電源を投入する。この電源投入によって動作状態になったバックエンド部2は、制御部10が第2インターフェイス12のプログラム伝送兼電源供給端子12(3)からPCカード型フロントエンド部1の第1インターフェイス8のプログラム伝送兼電源供給端子8(3)を通してPCカード型フロントエンド部1に電源を供給し、それと同時に、制御部10が第2インターフェイス12に差し込まれているカードがPCカードの規格に従ったどのような種別のカードであるかを確認する。そして、制御部10は、その確認を行った結果、差し込まれているカードがPCカード型フロントエンド部1であることを確認すると、メモリ(ROM)11からフィールドプログラマブル論理アレイ7の内部機能をプログラム設定するプログラム情報を読み込み、読み込んだプログラム情報を第2インターフェイス12のプログラム伝送兼電源供給端子12(3)からPCカード型フロントエンド部1の第1インターフェイス8のプログラム伝送兼電源供給端子8(3)を通してフィールドプログラマブル論理アレイ7に供給し、フィールドプログラマブル論理アレイ7の内部機能をプログラム設定する。この場合、フィールドプログラマブル論理アレイ7は、内部機能がプログラム設定されると、復号回路5から出力された復号信号を誤り訂正回路6に伝送させる橋渡し回路として動作する。
【0029】
いま、アンテナ入力端子3にデジタル放送の受信信号が入力されると、その受信信号は復調回路4において復調されて復調信号になり、その復調信号は復号回路5において復号されて復号信号になり、復号信号がフィールドプログラマブル論理アレイ7に入力される。このとき、フィールドプログラマブル論理アレイ7は、内部機能のプログラム設定により復号信号を伝送させる構成になっているので、復号信号がフィールドプログラマブル論理アレイ7を通して誤り訂正回路6に伝送される。誤り訂正回路6は、供給された復号信号の誤り訂正を行ってトランスポートストリームを形成し、形成されたトランスポートストリームは、第1インターフェイス8のデータ端子8(1)から第2インターフェイス12のデータ端子12(1)を通してバックエンド部2のデコーダ9に供給される。デコーダ9は、供給されたトランスポートストリームをデコードして映像信号及び音声信号に変換し、変換された映像信号が映像信号出力端子13に供給され、同じく変換された音声信号が音声信号出力端子14に供給される。
【0030】
一方、PCカード型フロントエンド部1及びバックエンド部2が正常動作をしているとき、バックエンド部2の電源を絶ったとき、または、バックエンド部2への電源投入状態で、バックエンド部2の第2インターフェイス12からPCカード型フロントエンド部1の第1インターフェイス8を取り外したとき、いずれの場合もフロントエンド部1への電源供給が絶たれるので、PCカード型フロントエンド部1におけるフィールドプログラマブル論理アレイ7は、揮発性素子がいずれも不揮発状態になり、復号信号の伝送が停止される。このため、PCカード型フロントエンド部1からトランスポートストリームが出力されることはなくなり、PCカード型フロントエンド部1及びバックエンド部2はともに不動作状態になる。
【0031】
このようなPCカード型フロントエンド部1及びバックエンド部2の不動作状態のときに、PCカード型フロントエンド部1を差し込んだ状態でバックエンド部2への電源を再投入するか、または、バックエンド部2の第2インターフェイス12に同じまたは異なるPCカード型フロントエンド部1の第2インターフェイス8を差し込むと、前述の場合と同様に、PCカード型フロントエンド部1のフィールドプログラマブル論理アレイ7の内部機能がプログラム設定され、PCカード型フロントエンド部1及びバックエンド部2が正常動作するようになる。
【0032】
このように、ユーザーは、バックエンド部2に装着するPCカード型フロントエンド部1を選択し、選択したPCカード型フロントエンド部1をバックエンド部2に装着すれば、PCカード型フロントエンド部1のフィールドプログラマブル論理アレイ7の内部機能が自動的にプログラム設定され、それにより所望の放送形態のデジタル放送の聴取が可能になるとともに、PCカード型フロントエンド部1の非動作時に、フィールドプログラマブル論理アレイ7の内部機能が消去されるので、PCカード型フロントエンド部1を用いて放送コンテンツを含んだトランスポートストリームを取り出すことができず、それにより放送コンテンツの著作権を保護することができる。
【0033】
次に、図2は、本発明によるデジタル放送受信装置の第2の実施の形態を示すもので、その要部構成を示すブロック図である。
【0034】
図2において、図1に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0035】
図2に示されるように、第2の実施の形態によるデジタル放送受信装置は、PCカード型フロントエンド部1の第1インターフェイス8がプログラム伝送端子8(4)と電源供給端子8(5)とが個別に設けられるとともに、バックエンド部2の第2インターフェイス12がプログラム伝送端子12(4)と電源供給端子12(5)とが個別に設けられ、バックエンド部2に電源供給部15が別途設けられている点において、前記第1の実施の形態によるデジタル放送受信装置との間に構成上の違いがあるが、その他の点は全く同じである。このため、第2の実施の形態によるデジタル放送受信装置の構成については、これ以上の説明を省略する。
【0036】
また、第2の実施の形態によるデジタル放送受信装置の動作は、バックエンド部2からPCカード型フロントエンド部1に電源が伝送される際に、電源供給部15から第2インターフェイス12の電源供給端子12(5)及び第1インターフェイス8の電源供給端子8(5)を通してフィールドプログラマブル論理アレイ7に伝送供給され、また、バックエンド部2からPCカード型フロントエンド部1にプログラム情報が伝送される際に、制御部10から第2インターフェイス12のプログラム伝送端子12(4)及び第1インターフェイス8のプログラム伝送端子8(4)を通してフィールドプログラマブル論理アレイ7に伝送される点において、前述の第1の実施の形態によるデジタル放送受信装置の動作と若干異なっているが、それ以外の動作については前述の第1の実施の形態によるデジタル放送受信装置の動作と同じである。このため、第2の実施の形態によるデジタル放送受信装置の動作についても、これ以上の説明を省略する。
【0037】
さらに、第2の実施の形態によるデジタル放送受信装置によって得られる効果については、その動作が第1の実施の形態によるデジタル放送受信装置の動作と殆んど同じであるので、得られる効果についても第1の実施の形態によるデジタル放送受信装置で得られる効果とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0038】
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、フィールドプログラマブル論理アレイ7を揮発性素子によって構成する例を挙げて説明したが、本発明によるフィールドプログラマブル論理アレイ7の構成素子は揮発性素子である場合に限られるものでなく、揮発性素子と同様に電源のオフ時に内部機能が消去されるものであれば、他の構成素子であってもよいことは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、フロントエンド部とバックエンド部とをそれぞれインターフェイスを通して接離可能な構成にし、フロントエンド部に内部機能を電気的にプログラム可能な集積回路を設けるとともに、バックエンド部に集積回路の内部機能を電気的にプログラムするプログラム情報を格納したメモリを設けているもので、フロントエンド部をバックエンド部に装着し、フロントエンド部に電源が供給された際に、バックエンド部のメモリに記憶されているプログラム情報がバックエンド部からフロントエンド部に伝送され、フロントエンド部の内部機能を電気的にプログラムし、しかも、フロントエンド部をバックエンド部から取り外すと、フロントエンド部への電源供給が絶たれ、それによりフロントエンド部におけるプログラムした内部機能が消去されるようにすれば、フロントエンド部から直接トランスポートストリームを取り出すことができず、著作権の保護の達成が可能になるという効果がある。
【0040】
また、本発明によれば、フロントエンド部の第1インターフェイス及びバックエンド部の第2インターフェイスとしてそれぞれPCカードに汎用的なものを用いていて、専用のインターフェイスを設ける必要がないので、バックエンド部における第2インターフェイスの配置スペースを特に考慮する必要がなく、小型で、安価なデジタル放送受信装置を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタル放送受信装置の第1の実施の形態を示すもので、その要部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明によるデジタル放送受信装置の第2の実施の形態を示すもので、その要部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 フロントエンド部
2 バックエンド部
3 アンテナ入力端子
4 復調回路
5 復号回路
6 誤り訂正回路
7 フィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)
8 第1インターフェイス
8(1)、12(1) データ端子
8(2)、12(2) 制御端子
8(3)、12(3) プログラム伝送兼電源供給端子
8(4)、12(4) プログラム伝送端子
8(5)、12(5) 電源供給端子
9 デコーダ
10 制御部(CPU)
11 メモリ(ROM)
12 第2インターフェイス
13 映像信号出力端子
14 音声信号出力端子
15 電源供給部
Claims (5)
- 受信したデジタル放送を復調してトランスポートストリームを形成するフロントエンド部と、前記トランスポートストリームをデコードして映像信号及び音声信号を形成するバックエンド部とを備え、前記フロントエンド部に第1インターフェイス、前記バックエンド部に第2インターフェイスをそれぞれ配置し、前記フロントエンド部と前記バックエンド部とが前記第1インターフェイス及び前記第2インターフェイスを通して接離可能に形成されたデジタル放送受信装置であって、前記フロントエンド部に内部機能を電気的にプログラム可能な集積回路を設けるとともに、前記バックエンド部に前記集積回路の内部機能を電気的にプログラムするプログラム情報を格納したメモリを設け、前記第1インターフェースと前記第2インターフェースのそれぞれに前記集積回路にプログラム情報を伝送するプログラム伝送端子と電源電圧を供給する電源供給端子を設けたことを特徴とするデジタル放送受信装置。
- 前記プログラム伝送端子と前記電源供給端子は、共通の端子で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
- 前記プログラム伝送端子と前記電源供給端子は、別個の端子で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
- 前記集積回路は、電源電圧の供給が絶たれたときにプログラムされた内部機能が消去されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデジタル放送受信装置。
- 前記集積回路は、揮発性素子からなっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデジタル放送受信装置。
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