JP3890541B2

JP3890541B2 - Casing for fluid pressure equipment

Info

Publication number: JP3890541B2
Application number: JP00239997A
Authority: JP
Inventors: 猛彦金澤
Original assignee: SMC Corp
Current assignee: SMC Corp
Priority date: 1997-01-09
Filing date: 1997-01-09
Publication date: 2007-03-07
Anticipated expiration: 2017-01-09
Also published as: JPH10196789A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、エアフィルタ、ルブリケータ等の流体圧機器に使用されるケーシングに関し、一層詳細には、内容量が大きく、組付が容易なレベルゲージを備えたケーシングに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、エアフィルタ、ルブリケータ等に使用されるケーシング１０は、図７に示すように、断面略Ｕ字状に形成されたケースガード１２を備える。該ケースガード１２の下部には孔部１４が画成されている。前記ケースガード１２の内部には当該ケースガード１２の内部形状に沿って形成され、鋳造等により成形された金属ケース１６が挿入される。該金属ケース１６の下部には孔部１８が画成され、この孔部１８にドレンコック２０が挿通される。このような構成では、該ドレンコック２０のハンドル２２を回転させて、前記金属ケース１６内部の潤滑油等を排出する。
【０００３】
前記ケーシング１０の側面にはレベルゲージ３１が設けられ、該レベルゲージ３１は前記金属ケース１６の側面に画成された孔部３２ａ、３２ｂに挿入されたスタッド３４ａ、３４ｂを備える。それぞれのスタッド３４ａ、３４ｂにはその軸線方向に沿って孔部３８ａ、３８ｂが画成され、該孔部３８ａ、３８ｂは前記スタッド３４ａ、３４ｂの外周に開口する孔部４０ａ、４０ｂに連通する。前記スタッド３４ａ、３４ｂの間にはガラス管４２が橋架される。該ガラス管４２の内部に画成された通路４３は前記孔部４０ａ、４０ｂに連通している。前記スタッド３４ａ、３４ｂはカバー部材４６ａ、４６ｂによって覆われる。
【０００４】
以上のような構成において、このケーシング１０に、例えば、潤滑油が供給されると、該潤滑油は一方のスタッド３４ａの孔部３８ａ、４０ａを通ってガラス管４２の通路４３に導入され、ガラス管４２内部の潤滑油のレベルを視認することが可能となる。従って、前記金属ケース１６内部の潤滑油の量を確認することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上の如き構成では、ケースガードと金属ケースの２層構造により、内容量が小さくなる。また、ケースをアルミまたは亜鉛の如き材料でダイカストによって形成して１層にした構造の流体圧機器用ケーシングが知られているが、ケースの肉厚が厚くなり、内容量を大きくすることができないという同様の問題がある。
【０００６】
また、レベルゲージの構造が複雑で、組付作業が煩雑で製造コストが高騰するという欠点がある。
【０００７】
本発明は、この種の不都合を克服し、薄肉のケースの１層構造により、ケースの内容量を大きくすると共に、組付が容易で維持管理も容易な流体圧機器用ケーシングを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、流体圧機器用ケーシングにおいて、
ケース本体と、
前記ケース本体の内部に配設され、該ケース本体の孔部を介して外部に突出する窓部を有するゲージ部材と、
前記ケース本体の外部に設けられ、前記ケース本体を挟んで前記ゲージ部材と対向配置されるスペーサと、
前記ケース本体に形成され、前記ゲージ部材に形成された第１の爪部と、前記スペーサに形成された第２の爪部とが係合される係合部と、
を備え、
前記第１及び第２の爪部は前記係合部側に向かってそれぞれ延在し、前記ゲージ部材及び前記スペーサが前記ケース本体を挟持するように配置されて該係合部に対して互いに固定されると共に、前記第１の爪部は前記スペーサとの当接作用下に前記係合部に対する係合状態が保持されることを特徴とする。
【０００９】
本発明によれば、ケース本体はケースガードによって囲繞されないため、従来技術に係るケーシングに比べてケース本体の内容量が増加する。また、ケーシングを組み立てる際、ゲージ部材の窓部をケース本体の孔部に挿通させて第１の爪部を係合部に係合させると共に、前記ケース本体の外部に設けられたスペーサの第２の爪部を前記係合部に対して係合させることにより、前記ゲージ部材をケース本体に対して装着させる。この際、第１の爪部に対してスペーサが当接することにより前記係合部に対する前記第１の爪部の係合状態が好適に維持される。これにより、ゲージ部材をケース本体に対して容易且つ確実に組み付けることが可能となり好適である。さらに、窓部がケース本体の外部に突出していると、ケーシングの内部の潤滑油等の量を容易に確認することができ好適である。
【００１０】
この場合、前記窓部は複数形成され、それぞれの窓部を前記ケース本体に画成された複数の孔部にそれぞれ挿通させるとよい。これにより、複数の窓部を介してケーシングの内部の潤滑油等の量を容易に確認することが可能となる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明に係る流体圧機器用ケーシングについて、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【００１２】
図１において、参照符号６０は、第１の実施の形態に係る流体圧機器用ケーシングが使用されたエアフィルタを示す。このエアフィルタ６０はプレス成形または冷間鍛造成形により断面略Ｕ字状の薄肉に形成されたケース本体６２を備える。ケース本体６２は１層であり、薄肉に形成されているため、従来のケーシングに比べて内容量を大きくすることができる。前記ケース本体６２の下部には孔部６４が画成され、該孔部６４を構成する壁部６５にはドレンコック６６が設けられる。該ドレンコック６６は、図２に示すように、前記孔部６４に挿入されるドレンコックボデイ６８を有し、該ドレンコックボデイ６８の外周にはＯリング７０が設けられる。このＯリング７０は前記壁部６５の一面をシールする。前記ドレンコックボデイ６８の孔部７２の上部は拡径した孔部７４に連通し、該孔部７４を構成する壁部には爪部７５が弾性的に形成され、該爪部７５の下端部が前記壁部６５の上部に係合して前記ドレンコックボデイ６８は抜け止めされる。前記孔部７４にはカラー７６が挿入され、該カラー７６の上部には半径方向外方に突出したフランジ部７９が形成される。該フランジ部７９には、下方に向かって延在し前記爪部７５を囲繞する円筒部８０が形成され、該円筒部８０の上部には複数の孔部８３が画成される。該孔部８３には前記フランジ部７９から下方に向かって延在する爪部８２が形成され、該爪部８２は前記爪部７５の上部に形成された係合部８５に係合して前記カラー７６が抜け止めされる。
【００１３】
前記ドレンコックボデイ６８の下部には該ドレンコックボデイ６８と直交して水平方向に延在する筒状部８６が形成され、前記孔部７２は該筒状部８６に画成された孔部８８に連通する。該孔部８８は段部９０を介して縮径した孔部９２に連通し、該孔部９２は前記筒状部８６の下部に形成された管体９６の孔部９４に連通する。前記孔部８８の一方の開口部はプラグ９８によって閉蓋され、該プラグ９８にはコイルスプリング１００の一端部が着座する。前記孔部８８にはバルブ１０２が摺動自在に挿入され、該バルブ１０２には段部１０４が形成され、該段部１０４には前記コイルスプリング１００の他端部が当接する。従って、前記バルブ１０２は矢印Ａ方向に常時付勢されて前記孔部７２を閉塞している。前記バルブ１０２にはその軸線方向に沿ってプッシュボタン１０６が設けられ、該プッシュボタン１０６の一端部は前記孔部９２から外方に突出する。前記孔部９２の開口部には内方に突出したフランジ部１０５が形成されている。前記プッシュボタン１０６の外周には段部１０８が形成され、該段部１０８と前記フランジ部１０５との間にはＯリング１０９が設けられる。前記プッシュボタン１０６の外周にはその軸線方向に沿って溝部１０７が画成され、前記プッシュボタン１０６を矢印Ｂ方向に押圧するとバルブ１０２はコイルスプリング１００の弾発力に抗して変位し、前記孔部７２は孔部８８、溝部１０７を介して孔部９４に連通する。
【００１４】
前記ケース本体６２の側面には、図３に示すように、長尺状の突出部１１０が形成され、該突出部１１０には孔部１１２ａ〜１１２ｃが軸線方向に沿って１列に並んで画成される。孔部１１２ａ〜１１２ｃは略円形に形成され、両端に配置された孔部１１２ａと１１２ｃの縁部には、さらに方形状の孔部１１４ａ、１１４ｃが各孔部１１２ａと１１２ｃに連続して形成される。また、前記突出部１１０には複数の長孔１１６ａ〜１１６ｄが画成され、該長孔１１６ａ〜１１６ｄを構成する壁部は係合部１１７ａ〜１１７ｄとして形成される。
【００１５】
前記ケース本体６２の内部には前記突出部１１０の裏面に係合し、長楕円型に形成されたゲージ部材１１８が設けられる。該ゲージ部材１１８の周囲には段部１２０が形成され、該段部１２０にはドレンおよび圧縮空気の漏洩を防止するパッキンであるＯリング１２１が係合する。前記ゲージ部材１１８には爪部１２２ａ〜１２２ｄが形成され、該爪部１２２ａ〜１２２ｄは前記係合部１１７ａ〜１１７ｄに係合する。前記ゲージ部材１１８には断面Ｕ字状に形成された窓部１２４ａ〜１２４ｃが１列に並んで形成され、両端に配置された窓部１２４ａと１２４ｃのそれぞれの根部には凹部１２６ａ、１２６ｃが画成される。
【００１６】
前記突出部１１０にはスペーサ１３０が係合する。該スペーサ１３０には前記窓部１２４ａ〜１２４ｃが挿通する孔部１３２ａ〜１３２ｃが画成され、両端の孔部１３２ａと１３２ｃの縁部には段部を介してそれぞれ前記孔部１１４ａ、１１４ｃを形成する壁部に係合する爪部１３６ａ、１３６ｃが設けられる。前記スペーサ１３０の上部はクランク状の屈曲部１３８が形成され、該屈曲部１３８には長手方向に沿って突出部１４０が形成され、さらに、該突出部１４０の中央にはその長手方向に沿って突部１４２が形成されている。前記屈曲部１３８には前記突出部１４０の両側部に長方形の孔部１４４が画成される。
【００１７】
前記スペーサ１３０の上部には、図１に示すように、ロックボタン１４６が設けられ、該ロックボタン１４６の一方の面には作業者が指で容易に変位させることができるように凹凸部１４８が形成されると共に、その下部は若干湾曲して形成される。該ロックボタン１４６には凹部１５０が形成され、該凹部１５０にはコイルスプリング１５２が挿入される。該コイルスプリング１５２の一端部は、前記突部１４２の上部に着座して前記ロックボタン１４６を上方に付勢している。前記ロックボタン１４６には前記ケース本体６２の外周に摺動自在な摺動部１５６が形成され、該摺動部１５６の上部には前記ケース本体６２の外周に沿って湾曲形成された突部１５８が形成される。
【００１８】
前記ケース本体６２の上部には、図３に示すように、半径方向外方に突出した複数のフランジ部１６０が形成され、該フランジ部１６０の中央には下方に突出した湾曲部１６２が形成される。前記ケース本体６２の上部には、図１に示すように、ボデイ１６６が設けられ、該ボデイ１６６の下部には前記ケース本体６２の内部に連通する室１７０が画成される。該室１７０を形成する壁部の下部は段部１７１を介して拡径し、さらに、半径方向内方に突出して形成された係合部１６８が形成され、該係合部１６８が前記フランジ部１６０に係合することにより前記ケース本体６２はボデイ１６６に保持される。
【００１９】
前記室１７０には通路１７２を介して導入口１７４が連通する。前記室１７０を形成する天井の中央には凹部１７６が画成され、該凹部１７６を形成する壁部には水平方向に延在して導出口１７８が画成される。前記凹部１７６を形成する天井部位には突部１７７が形成され、該突部１７７の中央に画成された孔部１７９には雌ねじが螺刻される。該孔部１７９にはロッド１８０が垂直方向に延在して螺入され、該ロッド１８０の下部には雄ねじ１８１が螺刻され、該雄ねじ１８１には湾曲形成されたバッフル１８２が着脱可能に螺入されている。該バッフル１８２の上部にはフランジ部１８４が形成され、該フランジ部１８４の上部には周回する位置決め部１８６が突出形成される。前記フランジ部１８４の上部には合成樹脂の如き材料でメッシュの筒状に形成されたフィルタエレメント１８８が配設され、該フィルタエレメント１８８の下部は前記位置決め部１８６に係合して位置決めされる。前記フィルタエレメント１８８の上部にはディフレクタ１９０が配設される。該ディフレクタ１９０は略円盤状に形成され、その縁部には下方に延在する筒状部１９２が形成される。前記ディフレクタ１９０には周回して配置された複数の孔部１９４が画成され、該孔部１９４は前記ケース本体６２の軸線を中心に周方向に傾斜して画成される。前記筒状部１９２の外周にはＯリング１９６ａ、１９６ｂが設けられ、該Ｏリング１９６ａ、１９６ｂの外周は前記ボデイ１６６の室１７０を形成する壁部および前記ケース本体６２の内部に当接してドレンや圧縮空気が漏洩することを防止する。
【００２０】
以上のような構成において、ケース本体６２にゲージ部材１１８、スペーサ１３０を組み付ける場合、予め、ロックボタン１４６の凹部１５０にコイルスプリング１５２を挿入する。続いて該凹部１５０に突出部１４０、突部１４２を挿入する。以上のような準備段階を経て、図３に示すように、先ず、ゲージ部材１１８の段部１２０にＯリング１２１を係合させる。次に、ゲージ部材１１８をケース本体６２の内部から突出部１１０の裏面に位置合わせをし、窓部１２４ａ〜１２４ｃを孔部１１２ａ〜１１２ｃに貫通させてケース本体６２の外部に露呈させ、爪部１２２ａ〜１２２ｄを係合部１１７ａ〜１１７ｄに係合させる。次いで、スペーサ１３０をケース本体６２の外部から突出部１１０に位置合わせし、ゲージ部材１１８の窓部１２４ａ〜１２４ｃを孔部１３２ａ〜１３２ｃに挿通させ、爪部１３６ａ、１３６ｃを孔部１１４ａ、１１４ｃを構成する壁部に係合させる。スペーサ１３０の外周の壁部１３０ａ、１３０ｂはゲージ部材１１８の爪部１２２ａ〜１２２ｄの内側壁面に当接し、爪部１２２ａ〜１２２ｄと係合部１１７ａ〜１１７ｄとの係合が解除されることを防止する。このため、ゲージ部材１１８の窓部１２４ａ〜１２４ｃに外力が加わった場合でも、爪部１２２ａ〜１２２ｄが係合部１１７ａ〜１１７ｄから脱落する懸念がない。このように、ケース本体６２にゲージ部材１１８を組み付ける作業は極めて容易であり、また、工具が不要であるため、従来技術に比べて作業時間が大きく短縮される。
【００２１】
第１の実施の形態に係る流体圧機器用ケーシングが使用されたエアフィルタ６０は、基本的には以上のように構成され、次に、その動作について説明する。
【００２２】
先ず、図１に示すように、導入口１７４から過飽和水分が含まれた圧縮空気が導入されると、該圧縮空気は通路１７２を介してディフレクタ１９０の孔部１９４を通過する。このとき、孔部１９４は周方向に傾斜して形成されているため、圧縮空気はケース本体６２の内部で渦巻き状に回転する。このため、遠心力により圧縮空気から過飽和水分が分離されてケース本体６２の内周に付着し、重力によって流れ落ちてケース本体６２の下部にドレンとして蓄積される。このドレンには、過飽和水分の他、該過飽和水分に混入される固形物等の異物や、圧縮機等、他の空気圧機器から混入される油分等が含まれる。過飽和水分が分離された圧縮空気はメッシュのフィルタエレメント１８８を通り、凹部１７６を介して導出口１７８に導出される。なお、ケース本体６２の内部で回転する圧縮空気はバッフル１８２により遮断され、ケース本体６２の下部に貯留されたドレンを巻き上げることを防止する。
【００２３】
ケース本体６２の下部に徐々に貯留された前記ドレンは、窓部１２４ａまたは１２４ｂに達すると作業者はこれを視認することができる。ドレンがバッフル１８２より上方まで貯留されると、ケース本体６２の内部で回転する圧縮空気により潤滑油が巻き上げられ、導出口１７８から導出される圧縮空気にドレンが混入する懸念がある。このため、ケース本体６２の内部に貯留したドレンはバッフル１８２より下方に配設されている窓部１２４ｂに到達したら排出する必要がある。そこで、作業者はドレンが窓部１２４ｂに達したことを視認した後、ドレンコック６６からドレンを排出する。この場合、図２に示すように、プッシュボタン１０６を矢印Ｂ方向に押圧すると、ドレンコックボデイ６８の孔部７２、８８、溝部１０７および孔部９４はそれぞれ連通し、ドレンが排出される。
【００２４】
フィルタエレメント１８８の清掃を行う場合、先ず、ケース本体６２を取り外す（図１参照）。この場合、ロックボタン１４６の凹凸部１４８を指等で押し下げるように押圧すると、ロックボタン１４６はコイルスプリング１５２の弾発力に抗して下方に変位する。突部１５８とボデイ１６６の下部との係合が解除されると、ケース本体６２のフランジ部１６０と係合部１６８との係合も解除され、ケース本体６２がボデイ１６６から取り外される。バッフル１８２をロッド１８０の雄ねじ１８１から取り外すと、フィルタエレメント１８８が取り外される。このフィルタエレメント１８８を清掃して塵埃等を取り除いた後、再びフィルタエレメント１８８を装着し、バッフル１８２をロッド１８０に螺入する。次いで、ケース本体６２のロックボタン１４６の凹凸部１４８を押し下げ、フランジ部１６０を係合部１６８に係合させる。そして、ロックボタン１４６の押圧を停止すると、該ロックボタン１４６はコイルスプリング１５２の弾発力により上方に変位し、突部１５８がボデイ１６６の下部に係合する。このように、ケース本体６２の着脱が容易なため、フィルタエレメント１８８の清掃等の作業も短時間で済む。
【００２５】
次に、第２の実施の形態に係る流体圧機器用ケーシングついて、図４および図５を用いて説明する。この流体圧機器用ケーシングはルブリケータに使用される。なお、第１の実施の形態の流体圧機器用ケーシングと同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【００２６】
このルブリケータ２００のケース本体６２の上部にはボデイ２０２が設けられ、該ボデイ２０２には水平方向に延在して流路２０４が画成され、該流路２０４の一端部は導入口２０６とし、他端部は導出口２０８として形成される。前記ボデイ２０２には屈曲形成されたダンパ２１０が取付部材２１２によって固着され、該ダンパ２１０は前記流路２０４を幅狭に形成している。前記取付部材２１２は略円盤状に形成され、その縁部には下方に延在する筒状部２１４が形成される。該筒状部２１４の外周にはＯリング２１６ａ、２１６ｂが設けられ、該Ｏリング２１６ａ、２１６ｂの外周は前記ボデイ２０２の内壁部および前記ケース本体６２の内部に当接して潤滑油や圧縮空気が漏洩することを防止する。前記流路２０４の底部には、円錐型の孔部により形成される固定絞り２１８が形成され、該固定絞り２１８によって前記流路２０４はケース本体６２内の室２２０に連通する。前記取付部材２１２の下部中央には筒状部材２２２が垂直方向に延在して形成され、該筒状部材２２２の孔部２２４は前記流路２０４および前記室２２０に連通する。前記孔部２２４を構成する壁部には斜面部２２６および段部２２８が形成され、斜面部２２６にはチェックボール２３０が係合する。一方、下方に位置する段部２２８にはスプリング２３２の一端部が着座し、該スプリング２３２の他端部は前記チェックボール２３０に当接する。従って、前記チェックボール２３０は常時上方に付勢されている。チェックボール２３０は、室２２０の圧力が流路２０４の圧力より小さいときには斜面部２２６に当接して前記孔部２２４を閉塞し、一方、室２２０の圧力が流路２０４の圧力より大きくなると、スプリング２３２に押圧されて上方に変位し、孔部２２４を開成する。
【００２７】
前記取付部材２１２の下部には導入管２３４が固着され、該導入管２３４の下端部は前記ケース本体６２の下部近傍に配設される。該導入管２３４の上部は前記取付部材２１２に画成され、クランク状に屈曲した孔部２３６に連通し、該孔部２３６は斜面部２３８を介して拡径して形成される。該斜面部２３８にはチェックボール２４０が載置され、前記孔部２３６に潤滑油が、図中、下方に通過しようとすると、チェックボール２４０と前記斜面部２３８とが当接してこれを阻止する。前記孔部２３６は前記ボデイ２０２に画成された孔部２４２に連通し、該孔部２４２には筒状に形成されたニードルガイド２４４が設けられる。該ニードルガイド２４４の内部には雌ねじが螺刻され、該雌ねじにはニードル弁２４６の外周に形成された雄ねじが螺入する。該ニードル弁２４６にはハンドル２４８が設けられ、該ハンドル２４８を回転させることにより前記ニードル弁２４６は前記ニードルガイド２４４の内部を軸線方向に変位し、前記導入管２３４を通る流体の量を調節する。前記孔部２４２には傾斜した孔部２５０が連通し、該孔部２５０は前記ボデイ２０２の上部に設けられた滴下機構２５２に連通する。該滴下機構２５２は透明な合成樹脂等で筒状に形成され、上部が閉塞されたケーシング２５４を備え、該ケーシング２５４の内部には筒状部材２５６を有する容器２５８が設けられる。前記ケーシング２５４と前記容器２５８との間には隙間２６０が開いており、該隙間２６０は前記孔部２５０と前記筒状部材２５６に連通する。前記容器２５８の底部には、図５に示すように、傾斜した孔部２６２が画成され、該孔部２６２は前記流路２０４に連通する。流路２０４に潤滑油が供給されていないとき、図４に示すように、孔部２３６は前記チェックボール２４０によって閉塞されているため、前記隙間２６０には潤滑油が少量貯留される。このため、流路２０４に圧縮空気が導入され、潤滑油の供給を開始する際、この隙間２６０に貯留された潤滑油が流路２０４に導出され、短時間で潤滑油の供給を開始することができる。
【００２８】
前記ボデイ２０２には給油プラグ２６４が設けられる。この給油プラグ２６４は、図６に示すように、前記ボデイ２０２に画成され、室２２０に連通する孔部２６６に設けられ、該孔部２６６を形成する壁部に螺刻された雌ねじに螺入する雄ねじ２６７を有する。前記給油プラグ２６４の外周には溝部２６８が形成され、該溝部２６８にはＯリング２７０が設けられてルブリケータ２００の内部から圧縮空気等が漏洩することを防止する。
【００２９】
第２の実施の形態に係る流体圧機器用ケーシングが使用されたルブリケータ２００は以上のように構成され、次に、このルブリケータ２００の動作について説明する。
【００３０】
先ず、ケース本体６２の内部に潤滑油を導入する。この場合、給油プラグ２６４をボデイ２０２から取り外す。このとき、導入口２０６から圧縮空気が導入されて流路２０４の圧力が高くなった場合、室２２０の圧力Ｐc は導入口２０６、導出口２０８の圧力Ｐ₁、Ｐ₂より相対的に低くなるが、圧縮空気は室２２０に導入口２０６から通路の狭い固定絞り２１８を通って導入されるだけで、導入口２０６から室２２０に流入し、孔部２６６を介して外部に排気される圧縮空気の量は僅かである（図４参照）。このため、室２２０の圧力Ｐc はほぼ大気圧となる。また、導入管２３４に連通する孔部２３６はチェックボール２４０によって遮断され、導入管２３４を通して圧縮空気や潤滑油が室２２０に導入されることもない。従って、給油の際に導入口２０６の圧力を抜く必要がなくなり、給油の作業時間を短縮することができる。このケース本体６２の内部に孔部２６６から潤滑油を導入すると、窓部１２４ａ〜１２４ｃから潤滑油が視認される（図５参照）。潤滑油を窓部１２４ｃに達するまで導入して給油プラグ２６４をボデイ２０２に取り付ける。このとき、Ｏリング２７０によって圧縮空気が孔部２６６から漏洩することが防止される。
【００３１】
導入口２０６から圧縮空気が導入されると、該圧縮空気の一部は流路２０４を介して固定絞り２１８からケース本体６２の内部に導入される。このため、室２２０の圧力Ｐc は導入口２０６の圧力Ｐ₁とほぼ等しくなる。一方、流路２０４には圧縮空気が流通しており、ダンパ２１０により流路２０４が狭く形成されているため、圧縮空気の流速が大きくなると共に、導出口２０８の圧力Ｐ₂は導入口２０６の圧力Ｐ₁や室２２０の圧力Ｐc より小さくなる。このため、潤滑油が導入管２３４からチェックボール２４０を押し上げてニードル弁２４６に導入され、滴下機構２５２の筒状部材２５６に供給される。該筒状部材２５６から潤滑油が滴下し、滴下機構２５２のケーシング２５４が透明な樹脂等により形成されるため、この様子は外部から視認することができる。そこで、作業者は筒状部材２５６から滴下される潤滑油を視認しながらハンドル２４８を回動させてニードル弁２４６をその軸線方向に変位させ、滴下する潤滑油の量を調節する。滴下された潤滑油は孔部２６２を通って流路２０４に供給される。流路２０４に供給された潤滑油は該流路２０４を通過する圧縮空気の流れによって霧状になり、圧縮空気と混合されて導出口２０８から導出される。
【００３２】
潤滑油の量が減少し、窓部１２４ａに達すると、給油プラグ２６４を取り外して潤滑油を再び窓部１２４ｃに達するまで導入し、給油プラグ２６４をボデイ２０２に取り付ける。
【００３３】
流路２０４に流れる圧縮空気が遮断され、導入口２０６の圧力Ｐ₁が排気等により急速に低下すると、導出口２０８の圧力Ｐ₂も低下する。室２２０の圧縮空気は固定絞り２１８から流路２０４に導入されるが、この固定絞り２１８の通路は狭いので室２２０の圧力Ｐc が低下するのに時間がかかる。このため、室２２０の圧力は流路２０４の圧力より高くなり、潤滑油は導入管２３４からニードル弁２４６を介して滴下機構２５２に導入され、孔部２６２から流路２０４に供給される。このとき、通路には圧縮空気が流れていないため、潤滑油が不必要に流路２０４に供給されることになる。これを防ぐためには、室２２０の圧力Ｐc を短時間で流路２０４と同じ圧力にする必要がある。そこで、室２２０と流路２０４の圧力差によりチェックボール２３０がスプリング２３２に押圧されて、図４中、上方に変位し、室２２０と流路２０４とが孔部２２４を介して連通させれば、室２２０の圧力Ｐc は短時間で低下するため、流路２０４に無駄に潤滑油が供給されることを阻止することができる。
【００３４】
第２の実施の形態に係るルブリケータ２００に使用されるケース本体６２は、前記第１の実施の形態のエアフィルタ６０に使用されるケース本体６２と同じものである。すなわち、同じ流体圧機器用ケーシングをエアフィルタ、ルブリケータに使用することが可能であり、エアフィルタまたはルブリケータ専用の流体圧機器用ケーシングが不要となり、該流体圧機器用ケーシングの製造コストを低廉化することができる。
【００３５】
【発明の効果】
本発明に係る流体圧機器用ケーシングによれば、以下のような効果ならびに利点が得られる。
【００３６】
ケース本体を薄肉に形成し、１層構造にすることにより、該ケース本体の内容量を大きくすることができるため、このケース本体を、例えばエアフィルタに使用した場合、ドレンが貯留されるまでの期間が長くなり、また、ルブリケータに使用した場合には潤滑油を供給する期間が長くなり、作業効率を向上させることができる。
【００３７】
また、レベルゲージの構成が簡易で、ケース本体に組み付ける際に工具が不要であり、組付が容易になる。このため、流体圧機器用ケーシングの製造コストを低廉化することが可能となる。また、同一の流体圧機器用ケーシングをエアフィルタ、ルブリケータ等に使用することができるため、それぞれの流体圧機器専用のケーシングを製造する必要がなく、汎用性に富み、結局、流体圧機器用ケーシングの製造コストを一層低廉化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る流体圧機器用ケーシングが使用されるエアフィルタを示す概略縦断面図である。
【図２】図１のエアフィルタに使用されるドレンコックを示す一部拡大縦断面図である。
【図３】図１の流体圧機器用ケーシングを示す分解斜視図である。
【図４】本発明の第２の実施の形態に係る流体圧機器用ケーシングが使用されるルブリケータを示す概略縦断面図である。
【図５】図４のルブリケータのＶ−Ｖ線断面図である。
【図６】図４のルブリケータに使用される給油プラグの一部拡大断面図である。
【図７】従来技術に係る流体圧機器用ケーシングの概略縦断面図である。
【符号の説明】
６０…エアフィルタ６２…ケース本体
１１７ａ〜１１７ｄ…係合部１１８…ゲージ部材
１２１…Ｏリング１２２ａ〜１２２ｄ…爪部
１２４ａ〜１２４ｃ…窓部１３０…スペーサ
１４６…ロックボタン２００…ルブリケータ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a casing used for fluid pressure equipment such as an air filter and a lubricator, and more particularly to a casing having a level gauge having a large internal capacity and easy assembly.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a casing 10 used for an air filter, a lubricator or the like includes a case guard 12 having a substantially U-shaped cross section as shown in FIG. A hole 14 is defined in the lower portion of the case guard 12. A metal case 16 formed along the internal shape of the case guard 12 and formed by casting or the like is inserted into the case guard 12. A hole 18 is defined in the lower part of the metal case 16, and a drain cock 20 is inserted into the hole 18. In such a configuration, the handle 22 of the drain cock 20 is rotated to discharge the lubricating oil or the like inside the metal case 16.
[0003]
A level gauge 31 is provided on the side surface of the casing 10, and the level gauge 31 includes studs 34 a and 34 b inserted into holes 32 a and 32 b defined on the side surface of the metal case 16. Holes 38a and 38b are defined in the respective studs 34a and 34b along the axial direction thereof, and the holes 38a and 38b communicate with holes 40a and 40b opened on the outer periphery of the studs 34a and 34b. A glass tube 42 is bridged between the studs 34a and 34b. A passage 43 defined inside the glass tube 42 communicates with the holes 40a and 40b. The studs 34a and 34b are covered with cover members 46a and 46b.
[0004]
In the above configuration, for example, when lubricating oil is supplied to the casing 10, the lubricating oil is introduced into the passage 43 of the glass tube 42 through the holes 38 a and 40 a of one stud 34 a, and the glass 10 It becomes possible to visually recognize the level of the lubricating oil inside the pipe 42. Therefore, the amount of lubricating oil inside the metal case 16 can be confirmed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration as described above, the internal capacity is reduced by the two-layer structure of the case guard and the metal case. In addition, a casing for a fluid pressure device having a structure in which a case is formed of a material such as aluminum or zinc by die casting to form a single layer is known. However, the thickness of the case increases and the content cannot be increased. There is a similar problem.
[0006]
In addition, the structure of the level gauge is complicated, so that the assembly work is complicated and the manufacturing cost increases.
[0007]
The present invention overcomes this type of inconvenience and provides a casing for a fluid pressure device that has a single-layer structure of a thin case, increases the internal capacity of the case, and is easy to assemble and easy to maintain. Objective.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, the present invention provides a casing for a hydraulic device,
  The case body,
  A gauge member that is disposed inside the case body and has a window portion that protrudes to the outside through a hole in the case body;
  A spacer provided outside the case body, and disposed opposite to the gauge member across the case body;
  An engagement portion formed on the case body and engaged with a first claw portion formed on the gauge member and a second claw portion formed on the spacer;
  With
  The first and second claw portionsBeforeEach extending toward the engagement partShiThe gauge member and the spacerButHold the case bodyArranged with respect to the engaging portionFixed to each otherIn addition, the engagement state of the first claw portion with respect to the engagement portion is maintained under the contact action with the spacer.It is characterized by that.
[0009]
  According to the present invention, since the case main body is not surrounded by the case guard, the internal capacity of the case main body is increased compared to the casing according to the prior art. Further, when assembling the casing, the window portion of the gauge member is inserted through the hole portion of the case main body, the first claw portion is engaged with the engaging portion, and the second of the spacer provided outside the case main body. By engaging the claw portion with the engaging portion, the gauge member is attached to the case body.At this time, when the spacer comes into contact with the first claw portion, the engagement state of the first claw portion with respect to the engagement portion is suitably maintained.This is preferable because the gauge member can be easily and reliably assembled to the case body. Further, it is preferable that the window portion protrudes outside the case body because the amount of lubricating oil or the like inside the casing can be easily confirmed.
[0010]
  In this case, a plurality of the window portions are formed, and each window portion is formed.TheIn the plurality of holes defined in the case bodyEach should be inserted. This way, through multiple windowsEasily check the amount of lubricating oil etc. inside the casing.It becomes possible.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A fluid pressure device casing according to the present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings by giving preferred embodiments.
[0012]
In FIG. 1, reference numeral 60 indicates an air filter in which the casing for a fluid pressure device according to the first embodiment is used. The air filter 60 includes a case main body 62 formed into a thin wall having a substantially U-shaped cross section by press molding or cold forging. Since the case main body 62 has a single layer and is formed thin, the internal capacity can be increased as compared with the conventional casing. A hole 64 is defined in the lower portion of the case main body 62, and a drain cock 66 is provided in a wall 65 constituting the hole 64. As shown in FIG. 2, the drain cock 66 has a drain cock body 68 inserted into the hole 64, and an O-ring 70 is provided on the outer periphery of the drain cock body 68. The O-ring 70 seals one surface of the wall portion 65. The upper portion of the hole portion 72 of the drain cock body 68 communicates with the expanded hole portion 74, and a claw portion 75 is elastically formed on the wall portion constituting the hole portion 74, and the lower end portion of the claw portion 75 Engages with the upper portion of the wall portion 65 to prevent the drain cock body 68 from coming off. A collar 76 is inserted into the hole 74, and a flange 79 protruding outward in the radial direction is formed on the collar 76. The flange portion 79 is formed with a cylindrical portion 80 extending downward and surrounding the claw portion 75, and a plurality of hole portions 83 are defined in the upper portion of the cylindrical portion 80. A claw portion 82 extending downward from the flange portion 79 is formed in the hole portion 83, and the claw portion 82 engages with an engagement portion 85 formed at an upper portion of the claw portion 75 to The collar 76 is prevented from coming off.
[0013]
A cylindrical portion 86 that extends in a horizontal direction perpendicular to the drain cock body 68 is formed at a lower portion of the drain cock body 68, and the hole 72 is a hole 88 defined in the cylindrical portion 86. Communicate with. The hole portion 88 communicates with a hole portion 92 having a reduced diameter via a stepped portion 90, and the hole portion 92 communicates with a hole portion 94 of a tubular body 96 formed in the lower portion of the cylindrical portion 86. One opening of the hole 88 is closed by a plug 98, and one end of the coil spring 100 is seated on the plug 98. A valve 102 is slidably inserted into the hole 88, and a step 104 is formed in the valve 102, and the other end of the coil spring 100 contacts the step 104. Therefore, the valve 102 is always urged in the direction of arrow A to close the hole 72. The valve 102 is provided with a push button 106 along its axial direction, and one end of the push button 106 projects outward from the hole 92. A flange portion 105 protruding inward is formed at the opening of the hole portion 92. A step portion 108 is formed on the outer periphery of the push button 106, and an O-ring 109 is provided between the step portion 108 and the flange portion 105. A groove 107 is defined on the outer periphery of the push button 106 along its axial direction. When the push button 106 is pressed in the direction of arrow B, the valve 102 is displaced against the elastic force of the coil spring 100, and The hole 72 communicates with the hole 94 via the hole 88 and the groove 107.
[0014]
As shown in FIG. 3, a long protruding portion 110 is formed on the side surface of the case main body 62, and holes 112 a to 112 c are arranged in a line along the axial direction in the protruding portion 110. Made. The holes 112a to 112c are formed in a substantially circular shape, and rectangular holes 114a and 114c are further formed continuously at the edges of the holes 112a and 112c arranged at both ends of the holes 112a and 112c. The In addition, a plurality of long holes 116a to 116d are defined in the protruding portion 110, and wall portions constituting the long holes 116a to 116d are formed as engaging portions 117a to 117d.
[0015]
Inside the case main body 62, a gauge member 118 is provided that engages with the back surface of the protruding portion 110 and is formed in an elliptical shape. A step portion 120 is formed around the gauge member 118, and an O-ring 121, which is a packing for preventing leakage of drain and compressed air, is engaged with the step portion 120. The gauge member 118 is formed with claw portions 122a to 122d, and the claw portions 122a to 122d engage with the engagement portions 117a to 117d. In the gauge member 118, windows 124a to 124c formed in a U-shaped cross section are formed in a line, and recesses 126a and 126c are defined at the roots of the windows 124a and 124c arranged at both ends. Made.
[0016]
A spacer 130 is engaged with the protrusion 110. Holes 132a to 132c through which the windows 124a to 124c are inserted are defined in the spacer 130, and the holes 114a and 114c are formed at the edges of the holes 132a and 132c at both ends through stepped portions, respectively. Claw portions 136a and 136c that engage with the wall portions to be engaged are provided. A crank-shaped bent portion 138 is formed on the upper portion of the spacer 130, a protruding portion 140 is formed along the longitudinal direction of the bent portion 138, and the protruding portion 140 is centered along the longitudinal direction. A protrusion 142 is formed. The bent portion 138 has rectangular holes 144 on both sides of the protrusion 140.
[0017]
As shown in FIG. 1, a lock button 146 is provided on the spacer 130, and an uneven portion 148 is provided on one surface of the lock button 146 so that an operator can easily displace it with a finger. In addition to being formed, its lower part is slightly curved. A recess 150 is formed in the lock button 146, and a coil spring 152 is inserted into the recess 150. One end of the coil spring 152 is seated on the upper portion of the protrusion 142 to urge the lock button 146 upward. The lock button 146 has a sliding part 156 slidable on the outer periphery of the case main body 62, and a protrusion 158 curved at the upper part of the sliding part 156 along the outer periphery of the case main body 62. Is formed.
[0018]
As shown in FIG. 3, a plurality of flange portions 160 protruding outward in the radial direction are formed on the upper portion of the case body 62, and a curved portion 162 protruding downward is formed at the center of the flange portion 160. The As shown in FIG. 1, a body 166 is provided at the upper part of the case body 62, and a chamber 170 communicating with the inside of the case body 62 is defined at the lower part of the body 166. The lower portion of the wall portion forming the chamber 170 is expanded in diameter via a step portion 171, and further, an engaging portion 168 is formed so as to protrude radially inward, and the engaging portion 168 is the flange portion. The case main body 62 is held by the body 166 by engaging with 160.
[0019]
An introduction port 174 communicates with the chamber 170 through a passage 172. A recess 176 is defined in the center of the ceiling forming the chamber 170, and a lead-out port 178 is defined in the wall portion forming the recess 176 extending in the horizontal direction. A protrusion 177 is formed on the ceiling portion forming the recess 176, and a female screw is screwed into a hole 179 defined in the center of the protrusion 177. A rod 180 is screwed into the hole 179 so as to extend in the vertical direction. A male screw 181 is screwed into the lower portion of the rod 180, and a curved baffle 182 is detachably screwed into the male screw 181. It has been entered. A flange portion 184 is formed on the upper portion of the baffle 182, and a positioning portion 186 is formed around the flange portion 184 so as to protrude. A filter element 188 formed in the shape of a mesh cylinder made of a material such as synthetic resin is disposed on the upper portion of the flange portion 184, and the lower portion of the filter element 188 is positioned by engaging with the positioning portion 186. A deflector 190 is disposed on the filter element 188. The deflector 190 is formed in a substantially disc shape, and a cylindrical portion 192 extending downward is formed at the edge thereof. The deflector 190 includes a plurality of holes 194 that are arranged to circulate, and the holes 194 are inclined in the circumferential direction about the axis of the case body 62. O-rings 196 a and 196 b are provided on the outer periphery of the cylindrical portion 192, and the outer periphery of the O-rings 196 a and 196 b is in contact with the wall portion forming the chamber 170 of the body 166 and the inside of the case main body 62. And prevent compressed air from leaking.
[0020]
In the configuration as described above, when the gauge member 118 and the spacer 130 are assembled to the case main body 62, the coil spring 152 is inserted into the recess 150 of the lock button 146 in advance. Subsequently, the protrusion 140 and the protrusion 142 are inserted into the recess 150. Through the above preparation steps, as shown in FIG. 3, first, the O-ring 121 is engaged with the step portion 120 of the gauge member 118. Next, the gauge member 118 is aligned from the inside of the case main body 62 to the back surface of the protrusion 110, and the window portions 124a to 124c are passed through the holes 112a to 112c to be exposed to the outside of the case main body 62. 122a to 122d are engaged with the engaging portions 117a to 117d. Next, the spacer 130 is aligned with the protrusion 110 from the outside of the case body 62, the windows 124a to 124c of the gauge member 118 are inserted into the holes 132a to 132c, and the claws 136a and 136c are inserted into the holes 114a and 114c. It is made to engage with the wall part to comprise. The outer wall portions 130a and 130b of the spacer 130 are in contact with the inner wall surfaces of the claw portions 122a to 122d of the gauge member 118, and the engagement between the claw portions 122a to 122d and the engaging portions 117a to 117d is prevented from being released. To do. For this reason, even when an external force is applied to the window portions 124a to 124c of the gauge member 118, there is no fear that the claw portions 122a to 122d fall off from the engaging portions 117a to 117d. As described above, the operation of assembling the gauge member 118 to the case main body 62 is extremely easy, and since no tool is required, the operation time is greatly reduced as compared with the prior art.
[0021]
The air filter 60 in which the fluid pressure device casing according to the first embodiment is used is basically configured as described above. Next, the operation thereof will be described.
[0022]
First, as shown in FIG. 1, when compressed air containing supersaturated moisture is introduced from the inlet 174, the compressed air passes through the hole 194 of the deflector 190 through the passage 172. At this time, since the hole 194 is formed to be inclined in the circumferential direction, the compressed air rotates in a spiral shape inside the case body 62. For this reason, the supersaturated water is separated from the compressed air by the centrifugal force, adheres to the inner periphery of the case body 62, flows down due to gravity, and accumulates as drainage in the lower part of the case body 62. In addition to supersaturated water, the drain includes foreign matter such as solid matter mixed in the supersaturated water, oil contained in other pneumatic equipment such as a compressor, and the like. The compressed air from which the supersaturated water is separated passes through the mesh filter element 188 and is led out to the outlet 178 via the recess 176. The compressed air rotating inside the case body 62 is blocked by the baffle 182 to prevent the drainage stored in the lower part of the case body 62 from being rolled up.
[0023]
When the drain gradually stored in the lower part of the case main body 62 reaches the window part 124a or 124b, the operator can visually recognize it. When the drain is stored above the baffle 182, the lubricating oil is wound up by the compressed air rotating inside the case body 62, and there is a concern that the drain is mixed into the compressed air led out from the outlet port 178. For this reason, the drain stored in the case main body 62 needs to be discharged when it reaches the window portion 124b disposed below the baffle 182. Therefore, the operator visually recognizes that the drain has reached the window portion 124b, and then discharges the drain from the drain cock 66. In this case, as shown in FIG. 2, when the push button 106 is pressed in the direction of the arrow B, the holes 72 and 88, the groove 107 and the hole 94 of the drain cock body 68 communicate with each other, and the drain is discharged.
[0024]
When cleaning the filter element 188, first, the case body 62 is removed (see FIG. 1). In this case, when the concave and convex portion 148 of the lock button 146 is pressed down with a finger or the like, the lock button 146 is displaced downward against the elastic force of the coil spring 152. When the engagement between the projecting portion 158 and the lower portion of the body 166 is released, the engagement between the flange portion 160 of the case main body 62 and the engaging portion 168 is also released, and the case main body 62 is removed from the body 166. When the baffle 182 is removed from the male thread 181 of the rod 180, the filter element 188 is removed. After the filter element 188 is cleaned to remove dust and the like, the filter element 188 is mounted again, and the baffle 182 is screwed into the rod 180. Next, the concavo-convex portion 148 of the lock button 146 of the case body 62 is pushed down, and the flange portion 160 is engaged with the engaging portion 168. When the pressing of the lock button 146 is stopped, the lock button 146 is displaced upward by the elastic force of the coil spring 152, and the protrusion 158 engages with the lower portion of the body 166. As described above, since the case main body 62 can be easily attached and detached, operations such as cleaning of the filter element 188 can be completed in a short time.
[0025]
Next, a casing for a fluid pressure device according to a second embodiment will be described with reference to FIGS. 4 and 5. This casing for fluid pressure equipment is used for a lubricator. In addition, the same referential mark is attached | subjected to the component same as the casing for fluid pressure equipment of 1st Embodiment, and the detailed description is abbreviate | omitted.
[0026]
A body 202 is provided on the upper portion of the case main body 62 of the lubricator 200. The body 202 extends in a horizontal direction to define a flow path 204. One end of the flow path 204 serves as an introduction port 206. The other end is formed as an outlet 208. A bent damper 210 is fixed to the body 202 by an attachment member 212, and the damper 210 forms the channel 204 narrowly. The mounting member 212 is formed in a substantially disk shape, and a cylindrical portion 214 extending downward is formed at the edge thereof. O-rings 216a and 216b are provided on the outer periphery of the cylindrical portion 214, and the outer periphery of the O-rings 216a and 216b is in contact with the inner wall portion of the body 202 and the inside of the case body 62 so that lubricating oil and compressed air can be received. Prevent leakage. A fixed throttle 218 formed by a conical hole is formed at the bottom of the channel 204, and the channel 204 communicates with the chamber 220 in the case body 62 by the fixed throttle 218. A cylindrical member 222 is formed extending vertically in the lower center of the mounting member 212, and the hole 224 of the cylindrical member 222 communicates with the flow path 204 and the chamber 220. A slope portion 226 and a step portion 228 are formed on the wall portion constituting the hole portion 224, and a check ball 230 is engaged with the slope portion 226. On the other hand, one end portion of the spring 232 is seated on the step portion 228 positioned below, and the other end portion of the spring 232 contacts the check ball 230. Accordingly, the check ball 230 is always urged upward. When the pressure in the chamber 220 is smaller than the pressure in the flow path 204, the check ball 230 abuts on the inclined portion 226 to close the hole 224, while when the pressure in the chamber 220 becomes larger than the pressure in the flow path 204, the check ball 230 The hole 224 is opened by being pressed by the H.232 and displaced upward.
[0027]
An introduction pipe 234 is fixed to the lower portion of the attachment member 212, and a lower end portion of the introduction pipe 234 is disposed near the lower portion of the case body 62. The upper portion of the introduction pipe 234 is defined by the mounting member 212 and communicates with a hole portion 236 bent in a crank shape, and the hole portion 236 is formed with an enlarged diameter via a slope portion 238. A check ball 240 is placed on the slope portion 238, and when the lubricating oil tries to pass downward in the hole 236, the check ball 240 and the slope portion 238 come into contact with each other to prevent this. . The hole 236 communicates with a hole 242 defined in the body 202, and the hole 242 is provided with a needle guide 244 formed in a cylindrical shape. An internal thread is threaded into the needle guide 244, and an external thread formed on the outer periphery of the needle valve 246 is threaded into the internal thread. The needle valve 246 is provided with a handle 248, and by rotating the handle 248, the needle valve 246 is displaced in the axial direction inside the needle guide 244 to adjust the amount of fluid passing through the introduction pipe 234. . The hole portion 242 communicates with an inclined hole portion 250, and the hole portion 250 communicates with a dropping mechanism 252 provided on the upper portion of the body 202. The dropping mechanism 252 is formed in a cylindrical shape with a transparent synthetic resin or the like, and includes a casing 254 whose upper portion is closed. A container 258 having a cylindrical member 256 is provided inside the casing 254. A gap 260 is opened between the casing 254 and the container 258, and the gap 260 communicates with the hole 250 and the cylindrical member 256. As shown in FIG. 5, an inclined hole 262 is defined at the bottom of the container 258, and the hole 262 communicates with the flow path 204. When the lubricating oil is not supplied to the flow path 204, as shown in FIG. 4, since the hole 236 is closed by the check ball 240, a small amount of lubricating oil is stored in the gap 260. For this reason, when compressed air is introduced into the flow path 204 and the supply of the lubricating oil is started, the lubricating oil stored in the gap 260 is led out to the flow path 204 and the supply of the lubricating oil is started in a short time. Can do.
[0028]
The body 202 is provided with a fuel plug 264. As shown in FIG. 6, the oil supply plug 264 is defined in the body 202, provided in a hole 266 communicating with the chamber 220, and screwed into a female screw threaded into a wall forming the hole 266. It has a male thread 267 to enter. A groove 268 is formed on the outer periphery of the oil plug 264, and an O-ring 270 is provided in the groove 268 to prevent leakage of compressed air or the like from the inside of the lubricator 200.
[0029]
The lubricator 200 using the fluid pressure device casing according to the second embodiment is configured as described above. Next, the operation of the lubricator 200 will be described.
[0030]
First, lubricating oil is introduced into the case body 62. In this case, the fuel filler plug 264 is removed from the body 202. At this time, when compressed air is introduced from the inlet 206 and the pressure in the flow path 204 increases, the pressure Pc in the chamber 220 is equal to the pressure P in the inlet 206 and outlet 208.₁, P₂The compressed air is introduced into the chamber 220 from the inlet 206 through the narrow restrictor 218 having a narrow passage, and flows into the chamber 220 from the inlet 206 and passes through the hole 266 to the outside. The amount of compressed air exhausted in the air is small (see FIG. 4). For this reason, the pressure Pc of the chamber 220 is almost atmospheric pressure. Further, the hole 236 communicating with the introduction pipe 234 is blocked by the check ball 240, and compressed air and lubricating oil are not introduced into the chamber 220 through the introduction pipe 234. Therefore, it is not necessary to release the pressure at the inlet 206 at the time of refueling, and the work time for refueling can be shortened. When the lubricating oil is introduced into the case body 62 from the hole 266, the lubricating oil is visually recognized from the windows 124a to 124c (see FIG. 5). Lubricating oil is introduced until it reaches the window portion 124 c and the oil supply plug 264 is attached to the body 202. At this time, the O-ring 270 prevents the compressed air from leaking from the hole 266.
[0031]
When compressed air is introduced from the introduction port 206, a part of the compressed air is introduced into the case main body 62 from the fixed throttle 218 through the flow path 204. Therefore, the pressure Pc in the chamber 220 is equal to the pressure P in the inlet 206.₁Is almost equal to On the other hand, since the compressed air flows through the flow path 204 and the flow path 204 is narrowly formed by the damper 210, the flow rate of the compressed air increases and the pressure P of the outlet port 208 increases.₂Is the pressure P at the inlet 206₁Or smaller than the pressure Pc of the chamber 220. Therefore, the lubricating oil pushes up the check ball 240 from the introduction pipe 234 and is introduced into the needle valve 246, and is supplied to the cylindrical member 256 of the dropping mechanism 252. Since the lubricating oil drops from the cylindrical member 256 and the casing 254 of the dropping mechanism 252 is formed of a transparent resin or the like, this state can be visually recognized from the outside. Therefore, the operator rotates the handle 248 while visually recognizing the lubricating oil dropped from the cylindrical member 256 to displace the needle valve 246 in the axial direction thereof, thereby adjusting the amount of the lubricating oil dropped. The dropped lubricating oil is supplied to the flow path 204 through the hole 262. The lubricating oil supplied to the flow path 204 is atomized by the flow of compressed air passing through the flow path 204, mixed with the compressed air, and led out from the outlet 208.
[0032]
When the amount of the lubricating oil decreases and reaches the window portion 124 a, the oil supply plug 264 is removed and the lubricating oil is introduced until it reaches the window portion 124 c again, and the oil supply plug 264 is attached to the body 202.
[0033]
The compressed air flowing through the flow path 204 is blocked, and the pressure P at the inlet 206₁When the pressure drops rapidly due to exhaust or the like, the pressure P at the outlet 208₂Also decreases. The compressed air in the chamber 220 is introduced into the flow path 204 from the fixed throttle 218, but since the passage of the fixed throttle 218 is narrow, it takes time for the pressure Pc in the chamber 220 to decrease. For this reason, the pressure in the chamber 220 becomes higher than the pressure in the flow path 204, and the lubricating oil is introduced from the introduction pipe 234 into the dropping mechanism 252 through the needle valve 246 and supplied to the flow path 204 through the hole 262. At this time, since compressed air does not flow through the passage, the lubricating oil is unnecessarily supplied to the flow path 204. In order to prevent this, the pressure Pc of the chamber 220 needs to be the same as that of the flow path 204 in a short time. Therefore, if the check ball 230 is pressed by the spring 232 due to the pressure difference between the chamber 220 and the flow path 204 and is displaced upward in FIG. 4, the chamber 220 and the flow path 204 communicate with each other through the hole 224. Since the pressure Pc of the chamber 220 decreases in a short time, it is possible to prevent the lubricating oil from being supplied to the flow path 204 unnecessarily.
[0034]
The case main body 62 used in the lubricator 200 according to the second embodiment is the same as the case main body 62 used in the air filter 60 of the first embodiment. That is, the same casing for fluid pressure equipment can be used for an air filter and a lubricator, and a casing for fluid pressure equipment dedicated to the air filter or lubricator is not required, and the manufacturing cost of the casing for fluid pressure equipment is reduced. be able to.
[0035]
【The invention's effect】
The fluid pressure device casing according to the present invention provides the following effects and advantages.
[0036]
By forming the case main body thinly and making it a one-layer structure, it is possible to increase the internal capacity of the case main body. Therefore, when this case main body is used for an air filter, for example, until the drain is stored. The period becomes longer, and when used for a lubricator, the period for supplying the lubricating oil becomes longer, and the working efficiency can be improved.
[0037]
Further, the structure of the level gauge is simple, and no tool is required when assembling to the case body, and the assembling becomes easy. For this reason, it becomes possible to reduce the manufacturing cost of the casing for fluid pressure equipment. Also, since the same fluid pressure equipment casing can be used for air filters, lubricators, etc., there is no need to manufacture a dedicated casing for each fluid pressure equipment, and it is versatile. The manufacturing cost can be further reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic longitudinal sectional view showing an air filter in which a casing for a fluid pressure device according to a first embodiment of the present invention is used.
FIG. 2 is a partially enlarged longitudinal sectional view showing a drain cock used in the air filter of FIG.
3 is an exploded perspective view showing the casing for the fluid pressure device of FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is a schematic longitudinal sectional view showing a lubricator in which a casing for a fluid pressure device according to a second embodiment of the present invention is used.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the lubricator of FIG. 4 taken along line VV.
6 is a partially enlarged sectional view of an oil supply plug used in the lubricator of FIG. 4;
FIG. 7 is a schematic longitudinal sectional view of a casing for a fluid pressure device according to the prior art.
[Explanation of symbols]
60 ... Air filter 62 ... Case body
117a to 117d ... engaging portion 118 ... gauge member
121 ... O-ring 122a-122d ... Nail part
124a-124c ... Window part 130 ... Spacer
146 ... Lock button 200 ... Lubricator

Claims

In fluid pressure equipment casing,
The case body,
A gauge member that is disposed inside the case body and has a window portion that protrudes to the outside through a hole in the case body;
A spacer provided outside the case body, and disposed opposite to the gauge member across the case body;
An engagement portion formed on the case body and engaged with a first claw portion formed on the gauge member and a second claw portion formed on the spacer;
With
Said first and second pawl portions extend respectively towards the front Kigakarigo portion, said gauge member and said spacer with each other with respect to the arrangement has been engaging portion so as to sandwich the case body A casing for a fluid pressure device, wherein the casing is fixed and the engagement state of the first claw portion with respect to the engagement portion is maintained under a contact action with the spacer .

In the casing for fluid pressure equipment according to claim 1,
A casing for a fluid pressure device, wherein a plurality of window portions are formed, and each window portion is inserted through a plurality of holes defined in the case body.