JP3890234B2 - Fuel injection valve - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関に搭載され、燃料供給量を制御するための燃料噴射弁及びこれを搭載した内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料噴射弁は、燃料噴射孔と、その近傍に配設される弁座と、弁座と対向する位置に、軸方向に摺動可能に支持された弁体と、スプリングとを備える。スプリングは、弁体を弁座方向へ押し付ける力を発生する。
スプリング力により弁座と弁体とが接触している状態では、燃料通路が閉じられるため、燃料噴射孔から燃料は噴射されない。
電磁力や燃料圧力などを利用した駆動手段により、弁体が軸方向に摺動し、弁座から離れている状態になると、燃料通路が開かれるため、燃料噴射孔から燃料が噴射される。このように、燃料噴射弁では、弁体の位置を切り替えることによって、燃料供給量を制御する。
ここで、弁体の位置を切り替える際には、弁座と弁体との衝突や、弁座とは軸方向の反対側にあるストッパ部材と弁体との衝突が起こる。この衝突時に弁体が跳ね返る挙動をバウンシングと呼ぶことにする。尚、磁気回路を構成する固定鉄心がストッパ部材を兼ねる場合と、固定鉄心とは別体のストッパ部材を設ける場合とがある。
特に、弁体とストッパ部材との衝突によるバウンシングは、燃料噴射弁への入力パルス幅に対する燃料噴射量の直線性を悪化させる場合があり、抑制することが望ましい。
バウンシングを抑制するための従来技術として、特開平5−223031号公報がある。この従来技術では、弁体の軸(以下ではロッドと記す)に穴を設け、その中に磁性粉体を封入する。弁体がストッパ部材に衝突すると、磁性粉体はある遅れを持って穴の上部に衝突する。これにより、弁体にはたらく反発力を打ち消して、バウンシングを抑制しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、次のような課題があった。
弁体のロッドに穴を設ける必要があるため、ロッドの剛性を確保しようとすれば、ロッドの外径寸法が大きくなるため、外径寸法の小さい燃料噴射弁には適用しにくい。
また、ロッドに深い穴を設ける加工が困難である。
また、磁性粉体の質量は、穴の容積の範囲で選定する必要があり、適切な質量を選定することが困難である。
【0004】
本発明の目的は、上記問題を解決し、ロッドに穴を設ける必要がなく、よって外径寸法の小さい燃料噴射弁にも適用可能なバウンシング抑制構造を搭載した燃料噴射弁を得ることである。また、困難な深い穴加工を伴わず、さらに、適切な付加質量を選定できるため効果の高い、バウンシング抑制構造を搭載した燃料噴射弁を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明では、燃料噴射孔と、前記燃料噴射孔の近傍に配設される弁座と、前記弁座との接離により燃料通路の開閉を行う弁体と、前記弁体を前記弁座に押付けるスプリングと、前記弁体と前記スプリングとの間に設けられる前記弁体とは別体の連動部材と、前記弁体を駆動する駆動手段とを備える燃料噴射弁において、前記弁体に、前記連動部材の前記弁体から離反する方向への可動範囲を規制する可動範囲規制部を設けるようにする。
【0006】
前記連動部材の前記可動鉄心側の端部に大径部を設け、前記可動範囲規制部を前記可動鉄心の内径部に設けられ前記大径部と係合する段差部によって構成するとよい。
また前記可動範囲規制部に弾性部材を設けるようにするとよい。
また燃料噴射弁において、前記可動範囲規制部に、前記連動部材と前記弁体とによって燃料を閉じ込める空間を形成するようにするとよい。
また前記弁体内に板ばねで構成した弾性部材を設け、前記連動部材に、前記弁体から離反する方向に移動したときに前記板ばねの弁座側の面と係合する係合部と、前記方向とは反対の方向に移動したときに前記板ばねの前記面とは反対側の面と係合する係合部とを設け、前記連動部材の前記弁体から離反する方向への可動範囲及び前記連動部材の前記弁体側への可動範囲が前記板ばねによって弾性的に規制されるようにするとよい。
また前記連動部材と前記弁体との衝突部または摺動部に耐摩耗処理を施すようにするとよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態を説明する。
<図1〜図4 第一の実施形態>
図1は本発明の燃料噴射弁の一実施形態を表す。
オリフィスプレート1には燃料噴射孔2、弁座3が設けられる。オリフィスプレート1はノズルホルダ11の先端部に固定されている。オリフィスプレート1とノズルホルダ11の間にはスワラ12を設ける。またノズルホルダ11の内部にはガイドプレート13を固定する。弁体4は、ガイドプレート13の中央部に設けられる穴と、スワラ12の内径部とによって案内される。
【0008】
弁体4は、可動鉄心5と、筒状部材6、ロッド7を結合してなる。可動鉄心5の内部に設けられるダンパプレート8は、筒状部材6の上端面によってその外周部801が支持されるようにする。連動部材10は内側鉄心9の内部に軸方向に摺動可能なように支持される。連動部材10の先端部はダンパプレート8の内周部802に接触するようにする。ダンパプレート8は、その外周部801が支持され、内周部802が軸方向にたわむことにより、板ばねとして機能する。
【0009】
ノズルホルダ11は、ノズルハウジング14の内部に固定される。ノズルホルダ11の上端部には、弁体4のストロークを調整するためのリング15を設ける。内側鉄心9の内部にはスプリングピン19が固定さる。スプリングピン19の下端部を固定端として、スプリング20が圧縮状態で設けられる。スプリング力は、連動部材10を介して、弁体4に伝達され、弁体4は弁座3に押し付けられる。この状態では、燃料通路が閉じられるため、燃料噴射孔2からの燃料噴射は行われない。
【0010】
ノズルホルダ14、可動鉄心5、内側鉄心9、プレートハウジング16、外側鉄心17によって、コイル18の周りを一巡する磁気回路が構成される。コイル18に電流を流すと、可動鉄心5は内側鉄心9に電磁力によって吸引され、弁体4は、その上端面が内側鉄心9の下端面に接触する位置まで移動する。この状態では、弁体4と弁座3の間に隙間ができるため、燃料通路が開かれ、燃料供給口21から供給された燃料が、スワラ12によって旋回力を与えられて、燃料噴射孔2から噴射される。
【0011】
燃料噴射弁のはたらきは、上記のように、弁体4の位置を切り替えることによって、燃料供給量を制御することである。
【0012】
ここで、弁体4の位置を切り替える際には、弁体4と弁座3との衝突や、弁体4と内側鉄心9との衝突が起こる。この衝突時に起こる弁体4の跳ね返り挙動、いわゆるバウンシングによって、燃料噴射量の微小なばらつきが生じる可能性があるため、バウンシングは抑制することが望ましい。
【0013】
本実施例は、特に、弁体4と内側鉄心9との衝突によるバウンシングを抑制することを目的とする。
【0014】
そこで本実施例では、連動部材10の下端部に大径部101を設け、可動鉄心5の内径に設けた段差部501に係合するようにする。言い換えれば、弁体4に、連動部材10のスプリング側への可動範囲を規制する可動範囲規制部としての段差部501を設ける。このような構成により、弁体4のバウンシングが抑制されるメカニズムを図2及び図3を用いて説明する。
【0015】
図2は、燃料噴射弁のうち、オリフィスプレート1、弁体4、内側鉄心9、連動部材
10、スプリング20のみを取り出し、閉弁保持状態から開弁保持状態に遷移する過程を、(a)〜(d)の順に示したものである。
(a)「閉弁保持」は、スプリング20により弁体4がオリフィスプレート1に押し付けられている状態を表す。
(b)「開弁」は、図示しないコイルに電流を流すことにより、電磁力が作用して、弁体4が内側鉄心9に吸引され、両者が衝突した瞬間を表す。
(c)「開弁直後」では、弁体4と内側鉄心9とが衝突した後も、連動部材10が慣性によって上方に移動する。連動部材10の下端部の大径部101は、可動鉄心の段差部501に係合する。これにより、連動部材10から弁体4に、矢印Aのように上向きの力が作用する。開弁直後は、衝突の反動で、弁体4は下向きに跳ね返ろうとするが、連動部材10からの上向きの力である矢印Aがこれを抑制することになる。尚、弁体4が内側鉄心9に吸引保持されている状態で、さらに、大径部101が段差部501に係合している状態においても、スプリング20は密着しないようにしておく。
(d)「開弁保持」は、連動部材10はスプリング力によって再び元の位置に戻った様子を表す。
【0016】
同じ過程について、図3のグラフを用いて説明する。図3は弁体4が駆動されるときの入力パルス、コイルに流れる電流、弁体変位を、横軸を時間にとったグラフで表したものである。入力パルスがオンになると、大電流が立ち上がり、弁体が閉弁位置から、開弁位置に向かって移動する。本発明の構成をとらない場合には、弁体4は開弁位置で内側鉄心9に衝突した後、実線▲1▼のようにバウンシングを起こす。本発明の構成によれば、開弁直後に、連動部材10が慣性によって上方に移動し、弁体と係合する。よって連動部材10から弁体4へ上向きの力が作用するため、破線▲2▼のように、バウンシングを抑制することができる。
【0017】
さらに図4を加えて、本実施例の効果についてさらに詳しく説明する。
【0018】
図4は燃料噴射弁への入力パルス幅と噴射量の関係を表すグラフである。本実施例の構成をとらない場合、弁体4の開弁位置でのバウンシングの影響で、短い入力パルス幅の領域で、実線のように、噴射量がうねる特性となることがある。図3の(a)の領域で入力パルスがオフになる場合には、その時点で弁体が負の速度を持っているため、閉弁位置に戻るまでの時間が短くなる。このような状態のときには、噴射量が比較的に少なくなり、図4の(A)に示すような特性となる。図3の(b)の領域で入力パルスがオフになる場合には、その時点で弁体が正の速度を持っているため、閉弁位置に戻るまでの時間が長くなる。このような状態のときには、噴射量が比較的に大きくなり、図4の(B)に示すような特性となる。本実施例によれば、開弁位置での弁体4のバウンシングを抑制できるため、短い入力パルス幅の領域でも、図4の破線に示すように、噴射量の直線性を保つことができるようになる。
【0019】
図1〜図4を用いて示したように、本実施例によれば、ロッド7に穴を設ける必要がなく、したがって、ロッド7の外径寸法を大きくすることなく、バウンシング抑制機構を設けることができる。よって外径寸法の小さい燃料噴射弁にもバウンシング抑制機構を設けることが可能となる。また、連動部材10の質量は、その長さによって調整することが可能であり、適切な値を選択することが可能となる。
【0020】
また、本実施形態によれば、連動部材10の大径部101と可動鉄心5の段差部501との軸方向の隙間を調整することにより、図2における(b)から(c)に至る時間、すなわち可動鉄心5が固定鉄心9に衝突してから、連動部材10の大径部101と可動鉄心5の段差部501とが係合するまでの遅れ時間を調整することができる。よってバウンシング抑制効果が高い。
<図5 可動範囲規制部に弾性部材>
図5を用いて、本発明の燃料噴射弁の他の実施形態について説明する。
【0021】
図5は本発明の燃料噴射弁のうち、連動部材10、可動鉄心5、ダンパプレート8、筒状部材6、ロッド7のみを取り出して示した断面図である。
【0022】
連動部材10の大径部101と、可動鉄心5の段差部501との間に弾性部材22を設ける。弾性部材22はゴムでもよいし、金属製の板ばねでもよい。
【0023】
このような構成によれば、弾性部材22のばね定数と連動部材10の質量によって決まる固有周期を、開弁衝突時に可動鉄心5が受ける反発力の周期に一致させるか近い値に設定することにより、連動部材10と弾性部材22を動吸振器として作用させることができる。よって、開弁時のバウンシング抑制効果をさらに高めることが可能となる。また、開弁時に発生する振動や騒音を、弾性部材22によって減衰させることができるため、低騒音化することができる。
【0024】
また本実施例で、弾性部材22として金属製の板ばねを用いる場合には、ゴムを用いる場合に比較して、ばね定数の温度依存性が低く、温度変化に対しても安定したバウンシング抑制効果が得られる。さらに、耐久性にも優れる。
<図6 ダンパ室>
図6を用いて、本発明の燃料噴射弁の他の実施形態について説明する。
【0025】
図6は本発明の燃料噴射弁のうち、連動部材10、可動鉄心5、ダンパプレート8、筒状部材6のみを取り出して示した断面図である。
【0026】
可動鉄心5と連動部材10とに囲まれた燃料ダンパ室23を設ける。
【0027】
この構成によれば、連動部材10が、可動鉄心5に対して相対的な軸方向の運動をしたときに、燃料ダンパ室23内の燃料が隙間24、25を通って出入りするようになり、減衰力を発生させることが可能となる。例えば、図2の(b)から(c)に至る過程で、可動鉄心4を上向きに押し付ける減衰力が発生する。この減衰力により、開弁時のバウンシング抑制効果をさらに高めることが可能となる。また、開弁時に発生する振動や騒音を減衰させることができるため低騒音化することができる。
<図7 板ばね双方向利用>
図7を用いて、本発明の燃料噴射弁の他の実施形態について説明する。
【0028】
図7は本発明の燃料噴射弁のうち、連動部材10a、10b、可動鉄心5、ダンパプレート8、筒状部材6、ロッド7のみを取り出して示した断面図である。
【0029】
連動部材を二分割とし下側連動部材10a、上側連動部材10bとする。下側連動部材10aにダンパプレート8を挿入し、その上から上側連動部材10bを挿入するようにする。
【0030】
このような構成によれば、連動部材10a、10bが、下向きに変位するときにダンパプレート8が板ばねとして機能するのと同時に、上向きに変位するときにもダンパプレート8を板ばねとして機能させることができる。ダンパプレート8のばね定数と連動部材10a、10bの質量によって決まる固有周期を、開弁衝突時に可動鉄心5が受ける反発力の周期に一致させるか近い値に設定することにより、連動部材10と弾性部材22を動吸振器として作用させることができる。よって、開弁時のバウンシング抑制効果をさらに高めることが可能となる。さらに、閉弁時のバウンシング抑制効果も得ることができる。
【0031】
また本実施形態では、ダンパプレート8としてステンレス鋼等の金属製の板ばねを用いるため、ゴム等を用いる場合に比較して、ばね定数の温度依存性が低く、温度変化に対しても安定したバウンシング抑制効果が得られる。さらに、耐久性にも優れる。
<図8 馬蹄形板ばね双方向利用>
図8を用いて、本発明の燃料噴射弁の他の実施形態について説明する。
【0032】
図8は本発明の燃料噴射弁のうち、連動部材10、可動鉄心5、ダンパプレート8、筒状部材6、ロッド7のみを取り出して示した断面図である。
【0033】
ダンパプレート8は、開口部803をもった形状とする。連動部材10はその先端付近にくびれ部102をもつ形状とする。連動部材10のくびれ部102に、ダンパプレート8を開口部から挿入し、両者を組み合わせる。
【0034】
このような構成によれば、連動部材10を分割することなく、ダンパプレート8を、連動部材10が上向きに変位するときと、下向きに変位するときの双方向について、板ばねとして機能させることができるようになる。よって、閉弁時と開弁時の両方について、バウンシング抑制効果を得ることができる。
<図9 分割アンカ>
図9を用いて、本発明の燃料噴射弁の他の実施形態について説明する。
【0035】
図9は本発明の燃料噴射弁のうち、連動部材10、可動鉄心5a、5b、ダンパプレート8、筒状部材6のみを取り出して示した断面図である。
【0036】
可動鉄心を内側可動鉄心5a、外側可動鉄心5bに分割する。外側可動鉄心5bに連動部材10を挿入した後、外側可動鉄心5bに内側可動鉄心5aを挿入して固定する。
【0037】
これにより、連動部材10を挿入しない状態で、外側可動鉄心5b、ダンパプレート8、筒状部材6等を組み立てることができる。よって、外側可動鉄心5bの側面や上面等の仕上げ加工を、工具と連動部材10との干渉に注意することなく行うことができる。また、加工に伴って発生する異物の洗浄を、連動部材10がない状態で行うことができるため、洗浄後の異物の残存を極めて少なくすることができる。
<図10 メッキ・表面処理>
図10を用いて、本発明の燃料噴射弁の他の実施形態について説明する。
【0038】
図10は本発明の燃料噴射弁のうち、連動部材10、可動鉄心5、ダンパプレート8、筒状部材6のみを取り出して示した断面図である。
【0039】
可動鉄心5と連動部材10とが係合する部分にメッキ26、27を施す。さらに、可動鉄心5の連動部材10が摺動する部分にもメッキ28を設けてもよい。さらに、可動鉄心5の内側鉄心9に衝突する部分にメッキ29を設けてもよい。
【0040】
これによれば、連動部材10の衝突や摺動により、可動鉄心5が摩耗することがなく、耐久性が高い。また、長時間動作を繰り返しても、安定したバウンシング抑制効果を維持することができる。尚、メッキの代わりに、焼き入れや、窒化などの表面処理を行っても同様の効果が得られる。
【0041】
尚、図1〜10では、弁体4を軸方向に駆動する手段として、電磁力を使うものを示したが、別の駆動手段を用いても、本発明の効果が損なわれるものではない。たとえば、燃料圧力を利用して、弁体4の上下に圧力差を作り、弁体4を軸方向に駆動する手段を用いた場合にも、本発明を適用することができる。
【0042】
また、図1〜10では、弁体4の軸方向の可動範囲は内側鉄心10の下端面によって決められているが、内側鉄心10の代わりに、別のストッパ部材によって弁体4の可動範囲を制約した場合にも、本発明の効果が得られることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、外径寸法の小さい燃料噴射弁についても、付加質量を用いたバウンシング抑制機構を設けられ、弁体バウンシングを抑制できる。これにより、入力パルス幅に対する噴射量の直線性が優れた燃料噴射弁を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料噴射弁の一実施形態を表す断面図である。
【図2】本発明の燃料噴射弁の一実施形態の開弁動作を表す模式図である。
【図3】本発明の燃料噴射弁の一実施形態の入力パルス、電流、弁体変位を表すグラフである。
【図4】本発明の燃料噴射弁の一実施形態の入力パルスと噴射量の関係を表すグラフである。
【図5】本発明の燃料噴射弁の他の実施形態表す断面図である。
【図6】本発明の燃料噴射弁の他の実施形態表す断面図である。
【図7】本発明の燃料噴射弁の他の実施形態表す断面図である。
【図8】本発明の燃料噴射弁の他の実施形態表す断面図である。
【図9】本発明の燃料噴射弁の他の実施形態表す断面図である。
【図10】本発明の燃料噴射弁の他の実施形態表す断面図である。
【符号の説明】
1…オリフィスプレート,2…燃料噴射孔,3…弁座,4…弁体,5…可動鉄心,6…筒状部材,7…ロッド,8…ダンパプレート,9…内側鉄心,10…連動部材,11…ノズルホルダ,12…スワラ,13…ガイドプレート,14…ノズルハウジング,15…リング,16…プレートハウジング,17…外側鉄心,18…コイル,19…スプリングピン,20…スプリング,21…燃料供給口。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel injection valve mounted on an internal combustion engine for controlling a fuel supply amount and an internal combustion engine equipped with the fuel injection valve.
[0002]
[Prior art]
The fuel injection valve includes a fuel injection hole, a valve seat disposed in the vicinity thereof, a valve body that is slidably supported in an axial direction at a position facing the valve seat, and a spring. The spring generates a force that presses the valve body toward the valve seat.
In a state where the valve seat and the valve body are in contact with each other by the spring force, the fuel passage is closed, so that fuel is not injected from the fuel injection hole.
When the valve body slides in the axial direction and is separated from the valve seat by driving means using electromagnetic force or fuel pressure, the fuel passage is opened, so that fuel is injected from the fuel injection hole. Thus, in the fuel injection valve, the fuel supply amount is controlled by switching the position of the valve body.
Here, when the position of the valve body is switched, a collision between the valve seat and the valve body, or a collision between the stopper member and the valve body on the opposite side of the valve seat in the axial direction occurs. The behavior that the valve body bounces at the time of the collision is called bouncing. There are cases where the fixed iron core constituting the magnetic circuit also serves as a stopper member and cases where a stopper member separate from the fixed iron core is provided.
In particular, bouncing due to the collision between the valve body and the stopper member may deteriorate the linearity of the fuel injection amount with respect to the input pulse width to the fuel injection valve, and is desirably suppressed.
As a conventional technique for suppressing bouncing, there is JP-A-5-223031. In this prior art, a hole is provided in a shaft of a valve body (hereinafter referred to as a rod), and magnetic powder is enclosed therein. When the valve body collides with the stopper member, the magnetic powder collides with the upper part of the hole with a certain delay. As a result, the repulsive force acting on the valve body is canceled out to suppress bouncing.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above prior art has the following problems.
Since it is necessary to provide a hole in the rod of the valve body, if an attempt is made to secure the rigidity of the rod, the outer diameter of the rod will increase, making it difficult to apply to a fuel injection valve having a smaller outer diameter.
Moreover, it is difficult to process a deep hole in the rod.
Moreover, it is necessary to select the mass of the magnetic powder within the range of the hole volume, and it is difficult to select an appropriate mass.
[0004]
An object of the present invention is to solve the above-described problems and to obtain a fuel injection valve equipped with a bouncing suppression structure that does not require a hole in a rod and can be applied to a fuel injection valve having a small outer diameter. Another object of the present invention is to obtain a fuel injection valve equipped with a bouncing suppression structure that is highly effective because an appropriate additional mass can be selected without difficult deep hole machining.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in the present invention, a fuel injection hole, a valve seat disposed in the vicinity of the fuel injection hole, a valve body that opens and closes a fuel passage by contact with and separation from the valve seat, and the valve body is connected to the valve seat. A fuel injection valve comprising: a spring pressed against the valve body; an interlocking member separate from the valve body provided between the valve body and the spring; and a drive means for driving the valve body. A movable range restricting portion for restricting a movable range of the interlocking member in a direction away from the valve body is provided.
[0006]
A large-diameter portion may be provided at an end of the interlocking member on the movable iron core side, and the movable range restricting portion may be configured by a stepped portion provided on an inner diameter portion of the movable iron core and engaged with the large-diameter portion.
Further, an elastic member may be provided on the movable range restricting portion.
In the fuel injection valve, a space for confining fuel may be formed in the movable range restricting portion by the interlocking member and the valve body.
Further, an elastic member constituted by a leaf spring is provided in the valve body, and an engaging portion that engages with the valve seat side surface of the leaf spring when the interlocking member moves in a direction away from the valve body, An engagement portion that engages with a surface opposite to the surface of the leaf spring when moved in a direction opposite to the direction is provided, and the movable range of the interlocking member in a direction away from the valve body and the movable range of the said valve body side of the interlocking member is better to be restricted elastically by the leaf spring.
Moreover, it is good to give an abrasion-proof process to the collision part or sliding part of the said interlocking member and the said valve body.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
<FIGS. 1 to 4 First Embodiment>
FIG. 1 shows an embodiment of the fuel injection valve of the present invention.
The
[0008]
The
[0009]
The nozzle holder 11 is fixed inside the
[0010]
The
[0011]
The function of the fuel injection valve is to control the fuel supply amount by switching the position of the
[0012]
Here, when the position of the
[0013]
In particular, the present embodiment aims to suppress bouncing due to a collision between the
[0014]
Therefore, in this embodiment, the
[0015]
FIG. 2 shows a process in which only the
(A) “Valve closed” represents a state in which the
(B) “Valve open” represents the moment when electromagnetic force is applied by passing a current through a coil (not shown), the
(C) In “immediately after valve opening”, even after the
(D) “Valve open holding” represents a state in which the interlocking
[0016]
The same process will be described with reference to the graph of FIG. FIG. 3 is a graph showing the input pulse, the current flowing through the coil, and the displacement of the valve body when the
[0017]
Further, with reference to FIG. 4, the effect of this embodiment will be described in more detail.
[0018]
FIG. 4 is a graph showing the relationship between the input pulse width to the fuel injection valve and the injection amount. When the configuration of the present embodiment is not taken, there may be a characteristic in which the injection amount undulates as indicated by a solid line in a short input pulse width region due to the influence of bouncing at the valve opening position of the
[0019]
As shown in FIGS. 1 to 4, according to this embodiment, it is not necessary to provide a hole in the
[0020]
Further, according to the present embodiment, the time from (b) to (c) in FIG. 2 is adjusted by adjusting the axial gap between the large-
<Fig. 5 Elastic member at the movable range regulating portion>
Another embodiment of the fuel injection valve of the present invention will be described with reference to FIG.
[0021]
FIG. 5 is a cross-sectional view showing only the interlocking
[0022]
The
[0023]
According to such a configuration, the natural period determined by the spring constant of the
[0024]
In this embodiment, when a metal leaf spring is used as the
<Figure 6 Damper room>
Another embodiment of the fuel injection valve of the present invention will be described with reference to FIG.
[0025]
FIG. 6 is a sectional view showing only the interlocking
[0026]
A
[0027]
According to this configuration, when the interlocking
<Figure 7 Leaf spring bidirectional use>
With reference to FIG. 7, another embodiment of the fuel injection valve of the present invention will be described.
[0028]
FIG. 7 is a sectional view showing only the interlocking
[0029]
The interlocking member is divided into two parts, a
[0030]
According to such a configuration, the
[0031]
In the present embodiment, since a metal plate spring such as stainless steel is used as the
<Figure 8 Horseshoe-shaped leaf spring bidirectional use>
Another embodiment of the fuel injection valve of the present invention will be described with reference to FIG.
[0032]
FIG. 8 is a cross-sectional view showing only the interlocking
[0033]
The
[0034]
According to such a structure, without dividing the interlocking
<Fig. 9 Split anchor>
With reference to FIG. 9, another embodiment of the fuel injection valve of the present invention will be described.
[0035]
FIG. 9 is a cross-sectional view showing only the interlocking
[0036]
The movable core is divided into an inner movable core 5a and an outer movable core 5b. After the interlocking
[0037]
Thereby, the outer movable iron core 5b, the
<Figure 10 Plating / Surface treatment>
Another embodiment of the fuel injection valve of the present invention will be described with reference to FIG.
[0038]
FIG. 10 is a sectional view showing only the interlocking
[0039]
[0040]
According to this, the
[0041]
1 to 10 show the means that uses the electromagnetic force as means for driving the
[0042]
1 to 10, the movable range of the
[0043]
【The invention's effect】
According to the present invention, a bouncing suppression mechanism using an additional mass is also provided for a fuel injection valve having a small outer diameter, and valve body bouncing can be suppressed. Thereby, the fuel injection valve excellent in the linearity of the injection amount with respect to the input pulse width can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of a fuel injection valve of the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram showing a valve opening operation of an embodiment of the fuel injection valve of the present invention.
FIG. 3 is a graph showing an input pulse, a current, and a valve body displacement of an embodiment of the fuel injection valve of the present invention.
FIG. 4 is a graph showing a relationship between an input pulse and an injection amount in one embodiment of the fuel injection valve of the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing another embodiment of the fuel injection valve of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing another embodiment of the fuel injection valve of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing another embodiment of the fuel injection valve of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing another embodiment of the fuel injection valve of the present invention.
FIG. 9 is a sectional view showing another embodiment of the fuel injection valve of the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing another embodiment of the fuel injection valve of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記弁体に、前記連動部材の前記弁体から離反する方向への可動範囲を規制する可動範囲規制部を設けることを特徴とする燃料噴射弁。A fuel injection hole, a valve seat disposed in the vicinity of the fuel injection hole, a valve body that opens and closes a fuel passage by contact with and separation from the valve seat, and a spring that presses the valve body against the valve seat; In the fuel injection valve comprising: an interlocking member separate from the valve body provided between the valve body and the spring; and drive means for driving the valve body,
The fuel injection valve according to claim 1, wherein the valve body is provided with a movable range restricting portion that restricts a movable range of the interlocking member in a direction away from the valve body.
前記駆動手段として、前記弁体側に設けた可動鉄心と、前記可動鉄心を電磁力によって吸引する内側鉄心とを備え、As the drive means, a movable iron core provided on the valve body side, and an inner iron core that attracts the movable iron core by electromagnetic force,
前記連動部材の前記可動鉄心側の端部に大径部を設け、前記可動範囲規制部を前記可動鉄心の内径部に設けられ前記大径部と係合する段差部によって構成したことを特徴とする燃料噴射弁。A large-diameter portion is provided at an end of the interlocking member on the movable iron core side, and the movable range restricting portion is formed by a stepped portion that is provided on an inner diameter portion of the movable core and engages with the large-diameter portion. Fuel injection valve.
前記弁体内に板ばねで構成した弾性部材を設け、
前記連動部材に、前記弁体から離反する方向に移動したときに前記板ばねの弁座側の面と係合する係合部と、前記方向とは反対の方向に移動したときに前記板ばねの前記面とは反対側の面と係合する係合部とを設け、
前記連動部材の前記弁体から離反する方向への可動範囲及び前記連動部材の前記弁体側への可動範囲が前記板ばねによって弾性的に規制されることを特徴とする燃料噴射弁。 The fuel injection valve according to claim 1, wherein
An elastic member constituted by a leaf spring is provided in the valve body,
An engagement portion that engages with the valve seat side surface of the leaf spring when moved in a direction away from the valve body, and the leaf spring when moved in a direction opposite to the direction. An engaging portion that engages with a surface on the opposite side of the surface,
A fuel injection valve, wherein a movable range of the said valve body side of the movable range and the interlocking member in the direction away from the valve body of the interlocking member is regulated resiliently by the plate spring.
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