JP3890027B2

JP3890027B2 - Request processing management method and request processing management program

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Publication number: JP3890027B2
Application number: JP2003063920A
Authority: JP
Inventors: 茂竹田; 順詞宇野
Original assignee: Mizuho Bank Ltd
Current assignee: Mizuho Bank Ltd
Priority date: 2003-03-10
Filing date: 2003-03-10
Publication date: 2007-03-07
Anticipated expiration: 2023-03-10
Also published as: JP2004272695A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザからの要求に応じて情報等を提供する応答処理を行なう場合に用いる要求処理管理方法及び要求処理管理プログラムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
今日、ネットワークを介して様々な情報が提供されている。例えば、銀行等の金融機関における預金口座に関する情報もエレクトロニック・バンキングサービスを通じて提供されている（例えば、非特許文献１参照。）。このエレクトロニック・バンキングでは、通信回線等のネットワークによって金融機関と結び、オンラインで金融サービスを提供する。これにより、オフィスまたは家庭から預金の残高照会、入出金照会、口座振込、振替等を行なうことができる。
【０００３】
また、利用者においては、複数の情報を一括して取得したい場合もある。例えば、複数の預金口座を開設している利用者においては、預金口座の全取引内容を一括して取得したい場合もある。しかし、エレクトロニック・バンキングサービスでの残高照会は一口座分に限定されているため、全ての取引残高が効率的に把握することが困難であった。特に複数の金融機関に預金口座を開設している場合には、金融機関毎にアクセスする必要があり、取引操作がそれだけ複雑になる。
【０００４】
このため、複数の取引口座をまとめて残高照会できるようにして残高照会のサービス性を高めた一括照会機能付き自動取引機が提案されている（例えば、特許文献１参照。）。この自動取引機は、登録された取引口座の取引残高を照会する残高照会機能を備えている。このため、自動取引機には、複数の取引口座を有する顧客の一括照会データを入力させる一括照会データ入力手段が設けられている。さらに、一括照会データ入力手段において入力操作が行なわれた、顧客が保有する複数の取引口座についての残高データを一括照会用に読出して集計出力する出力手段を備える。これを利用することにより、顧客は複数の取引口座の全残高照会を一括照会できるため、顧客の全取引内容を能率よく把握できる。特に多くの取引口座を有している場合は、より明確に口座の状況を把握でき、取引口座の管理が容易となる。
【０００５】
さらに、今日、インターネットの普及により、インターネットを通じてバンキングサービスを提供するインターネット・バンキング（Internet Banking）も利用されている。この場合、利用者は自身のパソコン等を用いて金融機関のホームページにアクセスし、各種金融サービスを利用することができる。このようにネットワークを利用することにより、金融機関に出向くことなく家庭等においても最新の口座情報を取得することが可能になる。
【０００６】
さらに、口座残高の一括照会を実現するために、アカウント・アグリゲーションサービスが提供されている。ここで、アカウント・アグリゲーションとは、複数の口座（銀行、証券等の各口座）を一つの画面上に表示する口座情報集約サービスである。通常、利用者はネットバンキングサービスを利用する場合、口座毎に金融機関に登録したＩＤと暗証番号を管理する必要がある。アカウント・アグリゲーションサービスでは、サービス提供者であるアカウント・アグリゲータが利用者のＩＤと暗証番号を預かり、銀行や証券会社のサービスにログインして口座情報を利用者に提供する。これにより、利用者はＩＤや暗証番号の管理や、ログイン毎のＩＤや暗証番号の入力等の手間から開放される。
【０００７】
【非特許文献１】
日経ＢＰ社出版局編「日経ＢＰデジタル大事典２０００−２００１年版」日経ＢＰ社、２０００年３月２０日、ｐ．１０７１
【特許文献１】
特開平６−１３９４３１号公報（図６）
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特にアカウント・アグリゲーションサービスのように、口座情報を一括して利用者に提供する場合、短期間に複数の口座情報を金融機関のシステムから取得する必要がある。このため、口座情報を提供する金融機関のシステムには大きな負荷がかかる。特に、金融機関等の情報提供者と無関係に一括して情報を取得する場合には、金融機関にとって予期しない負荷がかかる場合がある。また、一括して情報を取得する場合、不必要なものまで含めて取得することがあり、システムの円滑な運用を阻害する場合もある。このため、情報提供のためのアクセスを管理したい場合がある。
【０００９】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザからの要求に応答するための応答負荷を考慮して要求処理を行なうことができる要求処理管理方法及び要求処理管理プログラムを提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項１に記載の発明は、基準時間に関するデータを記録した基準時間データ記憶手段と、ネットワークを介してユーザ装置に接続された管理コンピュータとを含む情報提供管理システムを用いてユーザの要求処理を管理する方法であって、前記管理コンピュータが、前記ユーザ装置からの第１の要求に応答した時刻と、前記ユーザ装置からの第２の要求を受信した時刻との時間差を算出する第１の段階と、前記基準時間データ記憶手段から基準時間を抽出する第２の段階と、前記時間差と前記基準時間とを比較し、前記時間差が前記基準時間より短い場合、前記第１の要求又は前記第２の要求に基づいて、前記ユーザの預金口座を特定し、前記預金口座の残高がアクセス料以上
の場合には、このアクセス料を前記預金口座から引落し、前記第２の要求に対応する処理を実行する第３の段階とを有することを要旨とする。
【００１１】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の要求処理管理方法において、前記基準時間データ記憶手段には、応答項目毎に基準時間が記録され、前記第２の段階は、前記基準時間データ記憶手段から、前記第１の要求に対応する前記応答項目に基づいて基準時間を抽出することを要旨とする。
【００１２】
請求項３に記載の発明は、請求項１に記載の要求処理管理方法において、前記基準時間データ記憶手段には、応答量毎に基準時間が記録され、前記第２の段階は、前記基準時間データ記憶手段から、前記第１の要求に対応する前記応答量に基づいて基準時間を抽出することを要旨とする。
【００１３】
請求項４に記載の発明は、請求項１〜３のいずれか１項に記載の要求処理管理方法において、前記情報提供管理システムは、少なくとも最後に応答した応答時刻に関するデータをユーザ毎に記録する応答時刻データ記憶手段をさらに有し、前記第１の要求に応答した時刻は、前記応答時刻データ記憶手段に記録された応答時刻を用いることを要旨とする。
【００１９】
請求項５に記載の発明は、請求項１〜４のいずれか１項に記載の要求処理管理方法において、前記管理コンピュータには、前記ネットワークを介して接続されたダミー端末をさらに設け、前記要求処理管理方法は、前記管理コンピュータが、前記ダミー端末にダミーデータを送信した時刻から、前記ダミー端末からの応答を受信する時刻までの通信時間に基づいて、前記基準時間を設定する段階をさらに含むことを要旨とする。
【００２０】
請求項６に記載の発明は、基準時間に関するデータを記録した基準時間データ記憶手段と、ネットワークを介してユーザ装置に接続された管理コンピュータとを含む情報提供管理システムを用いてユーザの要求処理を管理するプログラムであって、前記管理コンピュータを、前記ユーザ装置からの第１の要求に応答した時刻と、第２の要求を受信した時刻との時間差を算出する第１の手段と、前記基準時間データ記憶手段から基準時間を抽出する第２の手段と、前記時間差と前記基準時間とを比較し、前記時間差が前記基準時間より短い場合、前記第１の要求又は前記第２の要求に基づいて、前記ユーザの預金口座を特定し、前記預金口座の残高がアクセス料以上の場合には、このアクセス料を前記預金口座から引落し、前記第２の要求に対応する処理を実行する第３の手段として機能させることを要旨とする。
【００２１】
請求項７に記載の発明は、請求項６に記載の要求処理管理プログラムにおいて、前記基準時間データ記憶手段には、応答項目毎に基準時間が記録され、前記第２の手段は、前記基準時間データ記憶手段から、前記第１の要求に対応する前記応答項目に基づいて基準時間を抽出することを要旨とする。
【００２２】
請求項８に記載の発明は、請求項６に記載の要求処理管理プログラムにおいて、前記基準時間データ記憶手段には、応答量毎に基準時間が記録され、前記第２の手段は、前記基準時間データ記憶手段から、前記第１の要求に対応する前記応答量に基づいて基準時間を抽出することを要旨とする。
【００２３】
請求項９に記載の発明は、請求項６〜８のいずれか１項に記載の要求処理管理プログラムにおいて、前記情報提供管理システムは、少なくとも最後に応答した応答時刻に関するデータを利用者毎に記録する応答時刻データ記憶手段をさらに有し、前記第１の要求に応答した時刻は、前記応答時刻データ記憶手段に記録された応答時刻を用いることを要旨とする。
【００２９】
請求項１０に記載の発明は、請求項６〜９のいずれか１項に記載の要求処理管理プログラムにおいて、前記管理コンピュータには、前記ネットワークを介して接続されたダミー端末をさらに設け、前記要求処理管理プログラムは、前記管理コンピュータを、前記ダミー端末にダミーデータを送信した時刻から、前記ダミー端末からの応答を受信する時刻までの通信時間に基づいて、前記基準時間を設定する手段としてさらに機能させることを要旨とする。
【００３０】
（作用）
請求項１又は６に記載の発明によれば、管理コンピュータが、前記ユーザ装置からの第１の要求に応答した時刻と、このユーザ装置からの第２の要求を受信した時刻との時間差を算出する。次に、基準時間データ記憶手段から基準時間を抽出する。そして、前記時間差と前記基準時間との比較結果に基づいて、前記ユーザ装置からの要求に対応する処理を実行する。ユーザ装置からの要求間の時間差が短く、要求頻度が高い場合、要求に応答するためのシステム負荷が大きくなる。このため、管理コンピュータは、ユーザ装置からの要求負荷を考慮して応答することができる。すなわち、基準時間を設けることにより情報提供管理システムを分散しながら、要求対応を行なうことができる。特に情報等を提供する場合、この時間差は、ユーザが第１の要求に対する応答（例えば、提供された情報）について、閲覧等の処理を行なっている時間である。従って、この閲覧時間を考慮して要求に対応する処理を行なうことができる。
【００３１】
本発明によれば、基準時間データ記憶手段には、応答項目毎に基準時間が記録される。そして、第１の要求に対応する応答項目に基づいて基準時間を抽出する。ユーザが応答に対しての処理に要する時間は応答項目によって異なる。このため、応答項目の内容に応じて適切な基準時間を設定することができる。
【００３２】
本発明によれば、基準時間データ記憶手段には、応答量毎に基準時間が記録される。そして、第１の要求に対応する応答量に基づいて基準時間を抽出する。ユーザが応答に対しての処理に要する時間は応答量によって異なる。このため、応答量に応じて適切な基準時間を設定することができる。
【００３３】
本発明によれば、情報提供管理システムは、少なくとも最後に応答した応答時刻に関するデータを利用者毎に記録する応答時刻データ記憶手段をさらに含む。そして、第１の要求に応答した時刻は、前記応答時刻データ記憶手段に記録された応答時刻を用いる。このため、第２の要求を受けた場合に、効率的に要求間の時間差を算出することができる。
【００３８】
本発明によれば、前記時間差が前記基準時間より短い場合、前記第１の要求又は前記第２の要求に基づいて、前記ユーザの預金口座を特定する。そして、前記預金口座の残高がアクセス料以上の場合には、このアクセス料を前記預金口座から引落し、前記第２の要求に対応する処理を実行する。
このため、負荷の大きい要求に対して適切に課金することができる。
【００３９】
本発明によれば、前記管理コンピュータには、ネットワークを介して接続されたダミー端末をさらに設ける。そして、前記管理コンピュータが、前記ダミー端末にダミーデータを送信した時刻から、前記ダミー端末からの応答を受信する時刻までの通信時間に基づいて、前記基準時間を設定する。ネットワークの混雑等の状況により通信時間は変化することがある。このため、ネットワークの状況に応じて適切な基準時間を設定することができる。
【００４０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図１〜図７に従って説明する。本実施形態では、金融機関に預金口座を保有するネットバンキングサービスの利用者に対して、利用者の口座に関する情報を提供する場合に用いる要求処理管理方法及び要求処理管理プログラムとして説明する。ここで、ネットバンキングサービスとは、情報端末等と金融機関のコンピュータとを電話回線やインターネット等のネットワークで結ぶことにより、金融機関の店舗に出向くことなく、預金残高照会、口座振込や振替ができるサービスである。このネットバンキングサービスには、携帯電話を使ったモバイルバンキング・サービスも含まれる。このネットバンキングサービスの提供には、口座情報管理システム２０を用いる。
【００４１】
図１に示すように、口座情報管理システム２０はネットワークとしてのインターネットＩを介して、ユーザ装置としての利用者端末１０に接続されている。この利用者端末１０は、利用者が口座情報管理システム２０から口座情報を要求する場合や、受信した口座情報を表示させる場合に用いられる。本実施形態では、利用者端末１０としてコンピュータ端末を用いる。
【００４２】
さらに、口座情報管理システム２０には、アカウント・アグリゲーションサービスを提供するアカウント・アグリゲータが管理するアグリゲーションサイト（１１、１２）が接続されている。アカウント・アグリゲータも口座情報管理システム２０のユーザになるため、アグリゲーションサイト（１１、１２）もユーザ装置として機能する。これらのサイトには、金融機関の提携先のアカウント・アグリゲータが管理する提携先アグリゲーションサイト１１の他、金融機関とは無関係のアカウント・アグリゲータが管理する非提携先アグリゲーションサイト１２も含まれる。これらのサイトは、利用者の預金口座を管理するアカウント・アグリゲーションサービスを提供するためのコンピュータシステムである。これらのアグリゲーションサイト（１１、１２）では、アグリゲーションサービスを提供するため、利用者が保有する預金口座等についてのＩＤと暗証番号に関するデータを管理する。そして、アグリゲーションサイト（１１、１２）は、利用者端末１０から口座情報の要求があった場合、口座情報管理システム２０や他の金融機関の口座情報管理システムにアクセスし、各種情報を一括して取得し、利用者端末１０に提供する。
【００４３】
本実施形態では、利用者自身が利用者端末１０を用いて金融機関の口座情報管理システム２０にアクセスした場合には、金融機関は無料で口座情報を提供する。また、提携先アグリゲーションサイト１１からのアクセスに基づいて口座情報を提供する場合には、提携先のアカウント・アグリゲータに対してアクセス回数に応じたアクセス料金を課金する。一方、非提携先のアカウント・アグリゲータがアクセスに応じて口座情報を提供する場合には、金融機関は契約に基づき利用者にアクセス料金を課金する場合を想定する。
【００４４】
口座情報管理システム２０は、図１に示すように、さらにバンキングシステム３０に接続されている。バンキングシステム３０は利用者の預金口座を管理する金融機関のホストコンピュータシステムである。このバンキングシステム３０にアクセスすることにより、預金口座に関しての入出金情報や残高情報等を取得することができる。
【００４５】
このため、バンキングシステム３０は預金口座データ記憶部３１を有する。この預金口座データ記憶部３１には、図２に示すように、利用者の預金口座に関する口座データ３１０が記録されている。この口座データ３１０は、預金口座が開設された場合に設定され、預金口座に対しての入出金の度に更新される。口座データ３１０には、預金口座毎に、預金口座識別子、利用者識別子、口座残高及び取引履歴に関するデータが相互に関連づけられて記録される。
【００４６】
預金口座識別子データ領域には、この利用者の預金口座を特定するために用いる識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、預金口座識別子は、本支店コード、預金種目コード及び口座番号に関するデータを含んで構成される。
【００４７】
利用者識別子データ領域には、この預金口座の保有者である利用者を特定するために用いる識別子に関するデータが記録される。この利用者識別子を用いることにより、他のデータ記憶部に登録された口座名義人の名前、住所等の各種属性情報を抽出することができる。
【００４８】
口座残高データ領域には、この預金口座の口座残高に関するデータが記録される。この口座残高は入出金の度に更新される。
取引履歴データ領域には、この預金口座への入金や、この口座からの出金に関する取引履歴に関するデータが記録されている。取引履歴データ領域には、摘要、取引日、入出金額に関するデータが、相互に関連づけられて記録される。ここで、摘要は入金又は出金に関する取引先や取引内容に関する情報を含む。取引日は、入金や出金等の取引があった日付である。入出金額は、この口座に入金された金額や、この口座から出金された金額である。
【００４９】
次に、口座情報管理システム２０について説明する。口座情報管理システム２０は、利用者等からの要求に応じて口座情報を提供するコンピュータシステムである。図１に示すように、管理コンピュータ２１を備えている。管理コンピュータ２１は、図示しない制御手段（ＣＰＵ）、記憶手段（ＲＡＭ、ＲＯＭ、ハードディスク等）やデータ送受信手段等を有する。この管理コンピュータ２１は、口座情報管理に関して後述する処理手順（第１の段階、第２の段階、第３の段階、基準時間を設定する段階等を含む）のための要求処理管理プログラムを実行する。これにより、管理コンピュータ２１は第１の手段、第２の手段、第３の手段、基準時間を設定する手段等の各手段として機能する。
【００５０】
管理コンピュータ２１には、応答時刻データ記憶手段としての利用者データ記憶部２２、基準時間データ記憶手段としての基準時間データ記憶部２３及びサイトアドレスデータ記憶部２４がそれぞれ接続されている。
【００５１】
利用者データ記憶部２２には、図３に示すように、ネットバンキングサービスを利用する利用者に関して利用者データ２２０が記録されている。この利用者データ２２０は、利用者からネットバンキングサービスの利用依頼があった場合に設定される。本実施形態では、利用者データ２２０には、利用者毎に、利用者識別子、ＩＤ、パスワード、預金口座識別子及び最終応答時刻に関するデータが相互に関連づけられて記録される。
【００５２】
利用者識別子データ領域には、ネットバンキングサービスの利用者を特定するための識別子に関するデータが記録される。
ＩＤデータ領域やパスワードデータ領域には、ネットバンキングサービスを提供する場合のユーザ認証に用いるＩＤやパスワードに関するデータがそれぞれ記録されている。具体的には、利用者がインターネットＩを介して口座情報管理システム２０にアクセスしてきた場合に用いられる。
【００５３】
預金口座識別子データ領域には、ネットバンキングサービスの対象の預金口座を特定するための識別子に関するデータが記録される。この預金口座識別子は、利用者が保有する預金口座の中で、ネットバンキングサービスの利用対象として申請した口座数（ｎ個）の識別子が記録される。
【００５４】
最終応答時刻データ領域には、口座情報管理システム２０が、利用者に対して最後に応答した時刻に関するデータが記録される。この応答時刻には、口座情報を提供した時刻の他、ログイン要求のあった時刻も含まれ、要求毎に更新される。
【００５５】
基準時間データ記憶部２３には、図４に示すように、口座情報管理システム２０が情報提供の可否判断を行なう場合に用いる基準に関する基準時間データ２３０が記録される。本実施形態では、要求処理管理に先立ち、金融機関が基準を決定した場合に記録される。本実施形態では、この基準時間として、例えば「１０秒」を用いる。
【００５６】
サイトアドレスデータ記憶部２４には、図５に示すように、アカウント・アグリゲーションサービスを提供するサイトのアドレスに関するサイトアドレスデータ２４０が記録されている。このサイトアドレスデータ２４０は、アカウント・アグリゲーションサービスを提供するアグリゲータの種別が明らかになった場合に設定される。本実施形態では、サイトアドレスデータ２４０には、アカウント・アグリゲータ毎に、ＩＰアドレス、アグリゲータ種別及びアクセス回数に関するデータが、相互に関連づけられて記録される。
【００５７】
ＩＰアドレスデータ領域には、サイトのアドレスを特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、識別子としてＩＰアドレス（Internet Protocol Address ）を用いる。このＩＰアドレスは、インターネットＩを介して口座情報管理システム２０に対して各種要求を行なう場合に、要求元（送信元）のコンピュータを特定するための識別子である。
【００５８】
アグリゲータ種別データ領域には、このサイトを運営するアグリゲータの種別を示すフラグに関するデータが記録される。この種別は、口座情報管理システム２０を運営する金融機関との関係によって決められる。例えば、金融機関と提携しているアカウント・アグリゲータ（提携先アカウント・アグリゲータ）のサイトに対しては「提携先」フラグが付与される。一方、金融機関とは無関係のアカウント・アグリゲータ（非提携先アカウント・アグリゲータ）のサイトに対しては「非提携先」フラグが付与される。「提携先」フラグは金融機関とアカウント・アグリゲータとの間で提携契約が締結された場合に付与される。また、「非提携先」フラグは金融機関とは無関係のアカウント・アグリゲータを発見した場合に記録される。
【００５９】
アクセス回数データ領域には、このサイトからアクセスのあった回数を特定するためのデータが記録される。本実施形態では、このアクセス回数は、提携先アグリゲータへの課金計算を行なうために用いられる。なお、このアクセス回数は、アクセス料金を課金した場合にはリセットされる。
【００６０】
次に、上記のように構成されたシステムにおいて、利用者に口座情報を提供する場合の処理を行なう手順を図６に従って説明する。
まず、利用者端末１０、アグリゲーションサイト（１１、１２）から口座情報管理システム２０にログイン要求があった場合、管理コンピュータ２１は、要求元に対してＩＤ及びパスワードの送信を要求する。そして、インターネットＩを介して、要求元からＩＤ及びパスワードに関するデータを受信する（Ｓ１−１）。
【００６１】
そして、管理コンピュータ２１は、受信したＩＤ及びパスワードを用いてユーザ認証を行なう（Ｓ１−２）。具体的には、管理コンピュータ２１は、要求元から受信したＩＤ及びパスワードが、利用者データ記憶部２２に記録されたＩＤ及びパスワードと一致するかどうかを照合する。ユーザ認証ができなかった場合、管理コンピュータ２１は、その旨を返信し、ログインを拒否する。
【００６２】
ユーザ認証ができた場合、管理コンピュータ２１はログイン時刻を記録する（Ｓ１−３）。本実施形態では、まず、ログイン要求を第１の要求として扱う。そこで、管理コンピュータ２１は、ログイン時刻を利用者データ記憶部２２の利用者データ２２０に最終応答時刻として記録する。
【００６３】
次に、管理コンピュータ２１はアクセスを行なった要求元を識別する。本実施形態では、まず、要求元が提携先アカウント・アグリゲーションサイトかどうかを識別する（Ｓ１−４）。具体的には、ログイン要求に含まれる要求元ＩＰアドレスを用いて行なう。要求元ＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されており、そのアグリゲータ種別として「提携先」フラグが記録されている場合（ステップ（Ｓ１−４）において「Ｙｅｓ」の場合）、管理コンピュータ２１はアクセス回数の加算を行なう（Ｓ１−５）。具体的には、管理コンピュータ２１は、サイトアドレスデータ記憶部２４に記録されているアクセス回数に「１」を加える。
【００６４】
そして、管理コンピュータ２１は要求元からの各種要求に対応して応答処理を行なう（Ｓ１−６）。この応答処理はログアウト要求があるまで繰り返される。例えば、口座残高に関する情報の要求であれば、管理コンピュータ２１は預金口座データ記憶部３１から口座残高に関する情報を取得し、この情報の提供を行なう。
【００６５】
一方、要求元が提携先アグリゲータでない場合（ステップ（Ｓ１−４）において「Ｎｏ」の場合）、管理コンピュータ２１は、要求元が非提携先アグリゲーションサイトかどうかを識別する（Ｓ１−７）。この場合も、要求元ＩＰアドレスを用いて行なう。要求元ＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されており、そのアグリゲータ種別として「非提携先」フラグが記録されている場合（ステップ（Ｓ１−７）において「Ｙｅｓ」の場合）、管理コンピュータ２１は利用者がアクセス料金を負担できるかどうかを確認する（Ｓ１−８）。具体的には、利用者の預金口座識別子を利用者データ記憶部２２から抽出し、預金口座データ記憶部３１から預金口座の口座残高を取得する。利用者データ２２０に複数の預金口座識別子が記録されている場合には、管理コンピュータ２１は普通預金口座の中で最も口座残高が多いものを用いる。
【００６６】
口座残高がアクセス料金以上の金額が残っている場合（ステップ（Ｓ１−８）において「Ｙｅｓ」の場合）、利用者に対する課金処理を行なう（Ｓ１−９）。ここでは、預金口座の名義人に対して課金を行なう。そのため、管理コンピュータ２１は、利用者の預金口座からアクセス料金を引き落とすための処理をバンキングシステム３０に指示する。そして、料金の引落後、管理コンピュータ２１は要求元の要求に対応した応答処理を行なう（Ｓ１−６）。
【００６７】
一方、預金口座データ記憶部３１に記録された口座残高がアクセス料金より少ない場合（ステップ（Ｓ１−８）において「Ｎｏ」の場合）、管理コンピュータ２１は応答を拒否し、処理を終了する（Ｓ１−１０）。
【００６８】
要求元のＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されていない場合、「提携先アグリゲーションサイト」からの要求か、「非提携先アグリゲーションサイト」からの要求かを識別できない。この場合、利用者端末１０を用いた利用者の直接アクセス、又はサイトアドレスデータ記憶部２４に登録されていない非提携先アグリゲーションサイトからのアクセスの可能性がある。このため、要求元のＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されていない場合（ステップ（Ｓ１−７）において「Ｎｏ」の場合）、管理コンピュータ２１は要求対応処理を実行する（Ｓ１−１１）。この要求対応処理を、図７を用いて説明する。
【００６９】
この要求対応処理では、要求元が、第２の要求として残高照会要求を送信した場合を想定する（Ｓ２−１）。この場合、管理コンピュータ２１は前要求の応答時刻を抽出する（Ｓ２−２）。本実施形態では、管理コンピュータ２１は利用者データ記憶部２２に記録された最終応答時刻を抽出する。
【００７０】
次に、管理コンピュータ２１は処理時間を算出する（Ｓ２−３）。具体的には、管理コンピュータ２１は前要求の応答時刻（最終応答時刻）と今回の要求時刻との時間差から処理時間を算出する。例えば、前要求に対して、管理コンピュータ２１が要求元に何らかの表示データを送信した場合、この差分から算出される処理時間は、利用者が閲覧に要した時間となる。
【００７１】
そして、管理コンピュータ２１は算出した処理時間と基準時間とを比較する（Ｓ２−４）。この場合、管理コンピュータ２１は基準時間データ記憶部２３に記録された基準時間を用いる。
【００７２】
ここで、処理時間が基準時間より長い場合（ステップ（Ｓ２−４）において「Ｙｅｓ」の場合）、管理コンピュータ２１は、要求元の要求に応答する（Ｓ２−５）。残高照会要求の場合、まず管理コンピュータ２１はバンキングシステム３０にアクセスし、残高照会要求の対象の口座情報を取得する。そして、バンキングシステム３０から取得した情報を、インターネットＩを介して要求元に提供する。そして、管理コンピュータ２１は応答した時刻を最終応答時刻として、利用者データ記憶部２２に更新記録する（Ｓ２−６）。
【００７３】
一方、処理時間が基準時間より短い場合（ステップ（Ｓ２−４）において「Ｎｏ」の場合）、管理コンピュータ２１は応答を拒否する（Ｓ２−７）。
そして、管理コンピュータ２１は要求元がログアウトするまでステップ（Ｓ２−２）〜（Ｓ２−７）を繰り返す（Ｓ２−８）。すなわち、新たな要求（第２の要求）のあった時刻から、先の要求（第１の要求）に対する応答時刻との差分から処理時間を算出し、基準時間との比較に基づいて応答処理を行なう。要求元からログアウト要求があった場合（ステップ（Ｓ２−８）において「Ｙｅｓ」の場合）には要求対応処理を終了して、図７のフローに戻る。そして、管理コンピュータ２１は応答処理管理を終了する。
【００７４】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・上記実施形態では、基準時間データ記憶部２３には、管理コンピュータ２１が情報提供の可否判断を行なう場合に用いる基準に関する基準時間データ２３０が記録される。そして、管理コンピュータ２１は算出した処理時間と、基準時間データ記憶部２３に記録された基準時間とを比較する。そして、処理時間が基準時間より長い場合、管理コンピュータ２１は、要求元の要求に応答する。処理時間が基準時間より短い場合、管理コンピュータ２１は応答を拒否する。このため、不必要に頻度の高い要求を拒絶することができる。通常、利用者自身が操作を行なう場合、作業に相当の時間が必要になる。一方、アグリゲーションサイト等のコンピュータを利用して高い頻度で要求を行なう場合、不必要な要求が含まれる場合もある。従って、必要以上に高い頻度での要求を拒否し、システムの負荷を軽減することができる。
【００７５】
・上記実施形態では、利用者データ記憶部２２には、ネットバンキングサービスを利用する利用者に関して利用者データ２２０が記録されている。この利用者データ２２０には、利用者毎に最終応答時刻に関するデータが記録される。このため、管理コンピュータ２１は前要求の応答時刻（最終応答時刻）と今回の要求時刻との時間差から処理時間を算出することができる。
【００７６】
・上記実施形態では、要求元ＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されており、そのアグリゲータ種別として「提携先」フラグが記録されている場合、管理コンピュータ２１はサイトアドレスデータ記憶部２４のアクセス回数の加算を行なう。このため、アクセス回数に応じて提携先アグリゲータへの課金計算を行なうことができる。多くの情報を提供する場合、システムが大きくなるが、それに応じた料金を回収することができる。特に、アカウント・アグリゲータの場合、複数の口座情報を利用者に提供するため、金融機関のシステムの負荷は大きくなるため、その管理に要する費用を回収することができる。
【００７７】
・上記実施形態では、要求元ＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されており、そのアグリゲータ種別として「非提携先」フラグが記録されている場合、管理コンピュータ２１は利用者がアクセス料金を負担できるかどうかを確認する。利用者の預金口座の口座残高がアクセス料金より多い場合、利用者に対する課金処理を行なう。非提携先のアカウント・アグリゲータには課金することができないが、契約に基づき利用者に課金することにより、システム負荷増大に対する管理に必要な費用を回収することができる。また、利用者においても、自身がアクセス料金を支払うことにより、金融機関とは無関係の非提携先アカウント・アグリゲータのサイトを利用することができる。
【００７８】
・上記実施形態では、要求元のＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されていない場合、管理コンピュータ２１は要求対応処理を実行する。要求元のＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されていない場合、「提携先アグリゲーションサイト」からの要求か、「非提携先アグリゲーションサイト」からの要求かを識別できない。この場合、利用者端末１０を用いた利用者の直接アクセス、又はサイトアドレスデータ記憶部２４に登録されていない非提携先アグリゲーションサイトからのアクセスの可能性がある。このため、要求元のＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されていない場合でも、システム負荷の増大を抑制しながら情報を提供できる。
【００７９】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・上記実施形態では、管理コンピュータ２１は処理時間と基準時間とを比較する。この場合、管理コンピュータ２１は基準時間データ記憶部２３に記録された基準時間を用いる。この場合、基準時間は応答項目の内容に応じて設定してもよい。具体的には、「残高」や「一般的お知らせ」のように提供した情報の項目毎に、閲覧に要する想定基準時間を設定しておく。閲覧時間に要する時間は情報の項目内容に応じて異なるが、これにより適切な基準を用いることができる。
【００８０】
また、基準時間は、提供した情報量（応答量）に応じて設定してもよい。例えば、利用者の保有する口座数や、提供した情報の情報量（例えばByte数）に対して基準時間を算出する関数を記録しておく。閲覧時間に要する時間は情報量に応じて異なる。例えば、利用者の保有する口座数が多い場合、提供する情報量も多くなる傾向にあるが、これにより適切な基準を用いることができる。
【００８１】
・上記実施形態では、管理コンピュータ２１は処理時間と基準時間とを比較する。この場合、管理コンピュータ２１は基準時間データ記憶部２３に記録された基準時間を用いる。ここで、基準時間は、要求処理管理に先立ち、金融機関が基準として決定する。これに代えて、基準時間を状況に応じて変更してもよい。以下に、基準時間を設定するための処理を、図８を用いて説明する。この場合、バンキングシステム３０の預金口座データ記憶部３１にダミー口座を設ける。このダミー口座もネットバンキングサービスの対象として利用者データ記憶部２２に登録しておく。さらに、ダミー口座にインターネットＩを介してアクセスさせるためにダミー端末１５を用いる。このダミー端末１５は金融機関の管理下にあるコンピュータ端末である。
【００８２】
基準時間を設定する場合、まず、口座情報管理システム２０の管理コンピュータ２１は、インターネットＩを介してダミー端末１５にダミー処理開始指示を送信する（Ｓ３−１）。
【００８３】
この指示を受けたダミー端末１５は、インターネットＩを介して口座情報管理システム２０に対してダミー口座の残高照会要求を送信する（Ｓ３−２）。この場合、口座情報管理システム２０は、インターネットＩを介してダミー口座の残高（ダミー残高）に関する応答を行なう（Ｓ３−３）。この処理も、他の預金口座の残高照会と同様に、預金口座データ記憶部３１からダミー口座の残高を抽出し、ダミーデータとしての口座残高情報を送信する。同時に、口座情報管理システム２０は通信時間の測定を開始する（Ｓ３−４）。
【００８４】
ダミー残高の応答を受信したダミー端末１５は、再度、インターネットＩを介してダミー残高照会要求を送信する（Ｓ３−５）。
２度目のダミー残高照会要求を受信した口座情報管理システム２０は、基準時間の算出を行なう（Ｓ３−６）。具体的には、管理コンピュータ２１は通信時間の測定を終了し、測定した通信時間に所定時間を加算して基準時間を算出する。この所定時間には、閲覧に必要な想定時間を用いる。そして、管理コンピュータ２１は、算出した基準時間を基準時間データ記憶部２３に記録する。
【００８５】
この場合、基準時間は、インターネットＩを介して通信時間を加味して算出される。通信時間はネットワークの混雑状況等に応じて変化する。このため、この通信状況を考慮した基準時間を設定することができ、より適切な基準を用いることができる。
【００８６】
・上記実施形態では、処理時間が基準時間より短い場合、管理コンピュータ２１は応答を拒否する。これに代えて、管理コンピュータ２１が警告を出力してもよい。具体的には、管理コンピュータ２１が、利用者に応答できない旨の通知を行なう。また、アクセスが非提携先アグリゲーションサイトによる可能性があることを記録したり、金融機関の担当者に警告を出力したりしてもよい。これにより、システム負荷の大きい要求があることを周知できる。
【００８７】
・上記実施形態では、処理時間が基準時間より短い場合、管理コンピュータ２１は応答を拒否する。この応答拒否は、受信した要求に対する拒否に限られるものではない。例えば、管理コンピュータ２１が、次回、次々回等の要求に対して拒否するように構成してもよい。
【００８８】
・上記実施形態では、処理時間が基準時間より短い場合、管理コンピュータ２１は応答を拒否する。これに加えて、処理時間が基準時間より短い場合、管理コンピュータ２１は所定期間の応答を拒否してもよい。この場合、管理コンピュータ２１は、利用者端末１０から要求を受信した時刻からの経過時間を測定する。そして、経過時間が、予め定められた時間（所定期間）を過ぎるまで、この利用者端末１０からの要求を拒否する。これにより、負荷の大きい要求に対して、所定期間の応答を拒否し、応答負荷の分散を図ることができる。
【００８９】
・上記実施形態では、処理時間が基準時間より短い場合、管理コンピュータ２１は応答を拒否する。これに代えて、処理時間が基準時間より短い要求の回数が所定回数に達した場合、この利用者端末１０からの要求を拒否してもよい。この場合、管理コンピュータ２１は、処理時間が基準時間より短い要求の回数が所定回数を計数する。偶発的に頻度の高い要求が重なることもある。上記構成により、時間差の短い要求であっても所定の回数は要求に対応するため、偶発性を排除し、より的確に意図的に頻度の高い要求を排除することができる。
【００９０】
・上記実施形態では、提携先アグリゲーションサイト１１からのアクセスに基づいて口座情報を提供する場合には、金融機関は提携先のアカウント・アグリゲータに対してアクセス回数に応じたアクセス料金を課金する。これに代えて、回数等、その他の制限を課してもよい。
【００９１】
・上記実施形態では、非提携先のアカウント・アグリゲータがアクセスに応じて口座情報を提供する場合には、金融機関は利用者にアクセス料金を課金する。これに代えて、非提携先のアカウント・アグリゲータからのアクセスはすべて拒否してもよい。また、提携先アグリゲーションサイト１１からのアクセス以外は、すべてステップ（Ｓ１−１１）の要求対応処理を行なってもよい。これにより、アクセス頻度の高い要求を回避してシステム負荷を制御することができる。
【００９２】
・上記実施形態では、管理コンピュータ２１が、要求元が提携先アカウント・アグリゲーションサイトかどうかを識別する場合、ログイン要求に含まれる要求元ＩＰアドレスを用いて行なう。これに代えて、提携先アカウント・アグリゲーションサイトがアクセスする場合、所定のコードを送信してもよい。これによっても、提携先アカウント・アグリゲータを識別できる。
【００９３】
・上記実施形態では、利用者データ記憶部２２に、利用者毎に最終応答時刻に関するデータが記録する。そして、管理コンピュータ２１は前要求の応答時刻（最終応答時刻）と今回の要求時刻との差分から処理時間を算出する。これに代えて、管理コンピュータ２１は利用者毎に処理時間を計測してもよい。この場合、要求があった時から計時手段を起動し、次の要求があるまで時間を測定する。これにより、利用者データ記憶部２２の記憶容量を削減できる。
【００９４】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ユーザからの要求に応答するための応答負荷を考慮して要求処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態のシステム概略図。
【図２】預金口座データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図３】利用者データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図４】基準時間データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図５】サイトアドレスデータ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図６】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図７】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図８】別の実施形態の処理手順の説明図。
【符号の説明】
２０…情報提供管理システムとしての口座情報管理システム、２１…管理コンピュータ、１０…ユーザ装置としての利用者端末、１１…ユーザ装置としての提携先アグリゲーションサイト、１２…ユーザ装置としての非提携先アグリゲーションサイト、１５…ダミー端末、２２…応答時刻データ記憶手段としての利用者データ記憶部、２３…基準時間データ記憶手段としての基準時間データ記憶部、Ｉ…ネットワークとしてのインターネット。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a request processing management method and a request processing management program used when response processing for providing information or the like in response to a request from a user is performed.
[0002]
[Prior art]
Today, various information is provided through a network. For example, information related to a deposit account in a financial institution such as a bank is also provided through an electronic banking service (see, for example, Non-Patent Document 1). In this electronic banking, financial services are provided online by connecting to financial institutions through networks such as communication lines. Thereby, the balance inquiry of a deposit, a deposit / withdrawal inquiry, an account transfer, a transfer, etc. can be performed from an office or a home.
[0003]
In addition, the user may want to acquire a plurality of pieces of information at once. For example, a user who has opened a plurality of deposit accounts may wish to acquire all the transaction details of the deposit accounts at once. However, since the balance inquiry in the electronic banking service is limited to one account, it is difficult to efficiently grasp all transaction balances. In particular, when deposit accounts are opened at a plurality of financial institutions, it is necessary to access each financial institution, and the transaction operation is complicated accordingly.
[0004]
For this reason, an automatic transaction machine with a collective inquiry function has been proposed in which a balance inquiry service is improved by allowing a plurality of transaction accounts to be collectively inquired (see, for example, Patent Document 1). This automatic transaction machine has a balance inquiry function for inquiring a transaction balance of a registered transaction account. For this reason, the automatic transaction machine is provided with collective inquiry data input means for inputting collective inquiry data of customers having a plurality of transaction accounts. In addition, there is provided an output means for reading out balance data for a plurality of transaction accounts held by the customer for which the input operation has been performed in the collective inquiry data input means for collective inquiry, and outputting the aggregated data. By using this, the customer can collectively query all balances of a plurality of transaction accounts, and therefore can efficiently grasp the contents of all transactions of the customer. In particular, when there are a large number of trading accounts, the account status can be grasped more clearly and management of trading accounts becomes easy.
[0005]
Furthermore, with the spread of the Internet today, Internet Banking that provides banking services through the Internet is also being used. In this case, the user can use the personal computer or the like to access the home page of the financial institution and use various financial services. By using the network in this way, the latest account information can be acquired even at home without visiting a financial institution.
[0006]
Furthermore, an account aggregation service is provided in order to realize a collective inquiry of the account balance. Here, the account aggregation is an account information aggregation service that displays a plurality of accounts (each account such as a bank and a securities) on one screen. Normally, when using a net banking service, a user needs to manage an ID and a password registered with a financial institution for each account. In the account aggregation service, an account aggregator as a service provider keeps the user's ID and personal identification number, logs into a bank or securities company service, and provides the account information to the user. As a result, the user is freed from the trouble of managing IDs and passwords and inputting IDs and passwords for each login.
[0007]
[Non-Patent Document 1]
Nikkei BP Publishing Department, “Nikkei BP Digital Encyclopedia 2000-2001 Edition”, Nikkei BP, March 20, 2000, p. 1071
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 6-139431 (FIG. 6)
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case where account information is provided to users in a lump like an account aggregation service, it is necessary to acquire a plurality of account information from a financial institution system in a short period of time. This places a heavy burden on the financial institution system that provides account information. In particular, when information is acquired in a batch regardless of an information provider such as a financial institution, an unexpected load may be imposed on the financial institution. In addition, when acquiring information in a batch, unnecessary information may be acquired, which may hinder smooth operation of the system. For this reason, it may be desired to manage access for providing information.
[0009]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a request processing management method and a request that can perform request processing in consideration of a response load for responding to a request from a user. To provide a processing management program.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above problems, the invention according to claim 1 is an information provision management comprising reference time data storage means for recording data relating to a reference time, and a management computer connected to a user device via a network. A method for managing user request processing using a system, wherein the management computer responds to a first request from the user device, and receives a second request from the user device. A first step of calculating a time difference of the second time, a second step of extracting a reference time from the reference time data storage means, the time difference and the reference timeTheCompare andWhen the time difference is shorter than the reference time, the deposit account of the user is specified based on the first request or the second request, and the balance of the deposit account is equal to or more than the access fee
In this case, the access fee is withdrawn from the deposit account and the secondAnd a third stage for executing processing corresponding to the request.
[0011]
  According to a second aspect of the present invention, in the request processing management method according to the first aspect, a reference time is recorded for each response item in the reference time data storage unit, and the second stage includes:From the reference time data storage means,Corresponding to the first requestAboveThe gist is to extract the reference time based on the response item.
[0012]
  According to a third aspect of the present invention, in the request processing management method according to the first aspect, a reference time is recorded for each response amount in the reference time data storage unit, and the second stage includes:From the reference time data storage means,Corresponding to the first requestAboveThe gist is to extract the reference time based on the response amount.
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, in the request processing management method according to any one of the first to third aspects, the information provision management system records at least data relating to a response time at the last response for each user. The gist of the present invention is that response time data storage means is further provided, and the response time recorded in the response time data storage means is used as the time of responding to the first request.
[0019]
  Claim5The request processing management method according to any one of claims 1 to 4, wherein the management computer further includes a dummy terminal connected via the network, and the request processing management method The method further includes the step of setting the reference time based on a communication time from a time when the management computer transmits dummy data to the dummy terminal to a time when a response is received from the dummy terminal. And
[0020]
  Claim6The invention according to claim 1 is a program for managing user request processing using an information provision management system comprising reference time data storage means for recording data relating to a reference time and a management computer connected to a user device via a network. A first means for calculating a time difference between a time when the management computer responds to the first request from the user device and a time when the second request is received; and the reference time data storage means. A second means for extracting a reference time from: the time difference and the reference timeTheCompare andWhen the time difference is shorter than the reference time, the user's deposit account is specified based on the first request or the second request, and when the balance of the deposit account is equal to or higher than the access fee, the access Withdraw the fee from the deposit account, the secondThe gist is to function as a third means for executing processing corresponding to the request.
[0021]
  Claim7The invention described in claim 16In the request processing management program according to claim 1, the reference time data storage means records a reference time for each response item, and the second meansFrom the reference time data storage means,Corresponding to the first requestAboveThe gist is to extract the reference time based on the response item.
[0022]
  Claim8The invention described in claim 16In the request processing management program according to claim 1, the reference time data storage means records a reference time for each response amount, and the second means includes:From the reference time data storage means,Corresponding to the first requestAboveThe gist is to extract the reference time based on the response amount.
[0023]
  Claim9The invention described in claim 16-8In the request processing management program according to any one of the above, the information provision management system further includes a response time data storage unit that records, for each user, data related to a response time at which the response was last made, The gist of using the response time recorded in the response time data storage means as the time of responding to the request.
[0029]
  Claim10The invention described in claim 16-94. The request processing management program according to claim 1, wherein the management computer further includes a dummy terminal connected via the network, and the request processing management program causes the management computer to be connected to the dummy terminal. The gist is to further function as means for setting the reference time based on the communication time from the time when the dummy data is transmitted to the time when the response from the dummy terminal is received.
[0030]
  (Function)
  Claim 1 or6According to the invention, the management computer calculates a time difference between the time when the first request is received from the user device and the time when the second request is received from the user device. Next, the reference time is extracted from the reference time data storage means. Then, based on the comparison result between the time difference and the reference time, processing corresponding to the request from the user device is executed. When the time difference between requests from the user device is short and the request frequency is high, the system load for responding to the request increases. For this reason, the management computer can respond in consideration of the required load from the user device. That is, by providing the reference time, it is possible to respond to the request while distributing the information provision management system. In particular, when providing information or the like, this time difference is a time during which the user performs processing such as browsing for a response to the first request (for example, provided information). Therefore, processing corresponding to the request can be performed in consideration of the browsing time.
[0031]
  BookAccording to the invention, the reference time is stored for each response item in the reference time data storage means. Then, the reference time is extracted based on the response item corresponding to the first request. The time required for the user to process the response varies depending on the response item. For this reason, an appropriate reference time can be set according to the content of the response item.
[0032]
  BookAccording to the invention, the reference time is stored in the reference time data storage means for each response amount. Then, the reference time is extracted based on the response amount corresponding to the first request. The time required for the user to process the response varies depending on the response amount. For this reason, an appropriate reference time can be set according to the response amount.
[0033]
  BookAccording to the invention, the information provision management system further includes response time data storage means for recording data on at least the last response time for each user. The response time recorded in the response time data storage means is used as the time in response to the first request. For this reason, when the second request is received, the time difference between the requests can be calculated efficiently.
[0038]
  BookAccording to the invention, when the time difference is shorter than the reference time, the saving account of the user is specified based on the first request or the second request. And when the balance of the said deposit account is more than an access fee, this access fee is withdrawn from the said deposit account, and the process corresponding to a said 2nd request | requirement is performed.
For this reason, it is possible to appropriately charge a request with a large load.
[0039]
  BookAccording to the invention, the management computer is further provided with a dummy terminal connected via a network. Then, the management computer sets the reference time based on the communication time from the time when the dummy data is transmitted to the dummy terminal to the time when the response from the dummy terminal is received. The communication time may vary depending on network congestion. For this reason, it is possible to set an appropriate reference time according to network conditions.
[0040]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment embodying the present invention will be described with reference to FIGS. This embodiment will be described as a request processing management method and a request processing management program used when providing information related to a user's account to a user of a net banking service that holds a deposit account in a financial institution. Here, the net banking service means that you can check deposit balances, transfer funds, and transfer without going to a financial institution store by connecting an information terminal or the like to a financial institution computer via a network such as a telephone line or the Internet. It is a service. This online banking service includes mobile banking services using mobile phones. The account information management system 20 is used to provide this net banking service.
[0041]
As shown in FIG. 1, the account information management system 20 is connected to a user terminal 10 as a user device via the Internet I as a network. This user terminal 10 is used when a user requests account information from the account information management system 20 or when displaying received account information. In the present embodiment, a computer terminal is used as the user terminal 10.
[0042]
Furthermore, an aggregation site (11, 12) managed by an account aggregator that provides an account aggregation service is connected to the account information management system 20. Since the account aggregator also becomes a user of the account information management system 20, the aggregation sites (11, 12) also function as user devices. These sites include a partner aggregator site 11 managed by an account aggregator that is a partner of a financial institution and a non-partner partner aggregator site 12 managed by an account aggregator unrelated to the financial institution. These sites are computer systems for providing an account aggregation service for managing a user's deposit account. In these aggregation sites (11, 12), in order to provide an aggregation service, data on IDs and personal identification numbers for deposit accounts held by users is managed. Then, when there is a request for account information from the user terminal 10, the aggregation site (11, 12) accesses the account information management system 20 or the account information management system of another financial institution and collects various information in a lump. Obtain and provide to the user terminal 10.
[0043]
In the present embodiment, when the user himself / herself accesses the account information management system 20 of the financial institution using the user terminal 10, the financial institution provides the account information free of charge. When providing account information based on access from the affiliated aggregation site 11, the affiliated account aggregator is charged an access fee corresponding to the number of accesses. On the other hand, when the account aggregator of the non-affiliated partner provides account information according to access, it is assumed that the financial institution charges the access fee to the user based on the contract.
[0044]
The account information management system 20 is further connected to a banking system 30 as shown in FIG. The banking system 30 is a host computer system of a financial institution that manages a user's deposit account. By accessing the banking system 30, deposit / withdrawal information, balance information, etc. regarding the deposit account can be acquired.
[0045]
For this reason, the banking system 30 has a deposit account data storage unit 31. As shown in FIG. 2, account data 310 relating to the user's deposit account is recorded in the deposit account data storage unit 31. This account data 310 is set when a deposit account is opened, and is updated each time deposit / withdrawal is made to the deposit account. In the account data 310, data on a deposit account identifier, a user identifier, an account balance, and a transaction history are recorded in association with each other for each deposit account.
[0046]
In the deposit account identifier data area, data relating to an identifier used for specifying the user's deposit account is recorded. In the present embodiment, the deposit account identifier includes data relating to the main branch code, the deposit type code, and the account number.
[0047]
In the user identifier data area, data relating to an identifier used for specifying the user who is the holder of the deposit account is recorded. By using this user identifier, various attribute information such as the name and address of the account holder registered in another data storage unit can be extracted.
[0048]
In the account balance data area, data relating to the account balance of the deposit account is recorded. This account balance is updated at every deposit / withdrawal.
In the transaction history data area, data related to transaction history related to depositing into this deposit account and withdrawal from this account is recorded. In the transaction history data area, data on the summary, transaction date, and deposit / withdrawal amount are recorded in association with each other. Here, the summary includes information related to suppliers and transaction details regarding deposit or withdrawal. The transaction date is the date on which transactions such as deposits and withdrawals occurred. The deposit / withdrawal amount is an amount deposited into this account or an amount deposited from this account.
[0049]
Next, the account information management system 20 will be described. The account information management system 20 is a computer system that provides account information in response to a request from a user or the like. As shown in FIG. 1, a management computer 21 is provided. The management computer 21 includes control means (CPU), storage means (RAM, ROM, hard disk, etc.), data transmission / reception means, etc., not shown. The management computer 21 executes a request processing management program for processing procedures (including a first stage, a second stage, a third stage, a stage for setting a reference time, etc.) to be described later regarding account information management. . Thereby, the management computer 21 functions as each means such as a first means, a second means, a third means, and a means for setting a reference time.
[0050]
Connected to the management computer 21 are a user data storage unit 22 as response time data storage means, a reference time data storage unit 23 and a site address data storage unit 24 as reference time data storage means.
[0051]
As shown in FIG. 3, user data 220 is recorded in the user data storage unit 22 regarding users who use the net banking service. This user data 220 is set when a user requests to use the net banking service. In the present embodiment, in the user data 220, for each user, data relating to the user identifier, ID, password, deposit account identifier, and final response time are recorded in association with each other.
[0052]
In the user identifier data area, data relating to an identifier for specifying a user of the net banking service is recorded.
In the ID data area and the password data area, data related to an ID and a password used for user authentication when providing a net banking service is recorded. Specifically, it is used when the user accesses the account information management system 20 via the Internet I.
[0053]
In the deposit account identifier data area, data relating to an identifier for specifying a deposit account targeted for the net banking service is recorded. In this deposit account identifier, identifiers of the number of accounts (n) applied for use of the net banking service among the deposit accounts held by the user are recorded.
[0054]
In the final response time data area, data related to the time when the account information management system 20 last responded to the user is recorded. This response time includes the time when the login request is made in addition to the time when the account information is provided, and is updated for each request.
[0055]
In the reference time data storage unit 23, as shown in FIG. 4, reference time data 230 relating to a reference used when the account information management system 20 determines whether or not to provide information is recorded. In this embodiment, it is recorded when a financial institution determines a standard prior to request processing management. In the present embodiment, for example, “10 seconds” is used as the reference time.
[0056]
As shown in FIG. 5, site address data 240 relating to the address of the site providing the account aggregation service is recorded in the site address data storage unit 24. The site address data 240 is set when the type of the aggregator that provides the account aggregation service becomes clear. In this embodiment, in the site address data 240, data relating to the IP address, the aggregator type, and the number of accesses is recorded in association with each other for each account aggregator.
[0057]
In the IP address data area, data relating to an identifier for specifying a site address is recorded. In this embodiment, an IP address (Internet Protocol Address) is used as an identifier. This IP address is an identifier for specifying a request source (sender) computer when various requests are made to the account information management system 20 via the Internet I.
[0058]
In the aggregator type data area, data relating to a flag indicating the type of aggregator operating this site is recorded. This type is determined by the relationship with the financial institution that operates the account information management system 20. For example, a “partner” flag is assigned to an account aggregator (partner account aggregator) site that is affiliated with a financial institution. On the other hand, a “non-affiliation partner” flag is assigned to a site of an account aggregator (non-affiliation partner account aggregator) unrelated to the financial institution. The “partner” flag is assigned when a partner agreement is concluded between the financial institution and the account aggregator. The “non-partner” flag is recorded when an account aggregator unrelated to the financial institution is found.
[0059]
In the access count data area, data for specifying the number of accesses from this site is recorded. In the present embodiment, the number of accesses is used to calculate a charge for the partner aggregator. This access count is reset when the access fee is charged.
[0060]
Next, in the system configured as described above, a procedure for performing processing when providing account information to a user will be described with reference to FIG.
First, when there is a login request from the user terminal 10 or the aggregation site (11, 12) to the account information management system 20, the management computer 21 requests the requester to transmit an ID and a password. And the data regarding ID and a password are received from a request source via the internet I (S1-1).
[0061]
Then, the management computer 21 performs user authentication using the received ID and password (S1-2). Specifically, the management computer 21 checks whether the ID and password received from the request source match the ID and password recorded in the user data storage unit 22. When the user authentication cannot be performed, the management computer 21 replies to that effect and refuses to log in.
[0062]
When the user authentication is successful, the management computer 21 records the login time (S1-3). In this embodiment, first, a login request is handled as a first request. Therefore, the management computer 21 records the login time in the user data 220 of the user data storage unit 22 as the final response time.
[0063]
Next, the management computer 21 identifies the requester that made the access. In the present embodiment, first, it is identified whether the request source is a partner account / aggregation site (S1-4). Specifically, the request source IP address included in the login request is used. When the request source IP address is recorded in the site address data storage unit 24 and the “partner” flag is recorded as the aggregator type (in the case of “Yes” in step (S1-4)), the management computer 21 Adds the number of accesses (S1-5). Specifically, the management computer 21 adds “1” to the access count recorded in the site address data storage unit 24.
[0064]
Then, the management computer 21 performs response processing in response to various requests from the request source (S1-6). This response process is repeated until there is a logout request. For example, if it is a request for information relating to the account balance, the management computer 21 obtains information relating to the account balance from the deposit account data storage unit 31 and provides this information.
[0065]
On the other hand, when the request source is not the affiliated partner aggregator (in the case of “No” in step (S1-4)), the management computer 21 identifies whether the requesting source is a non-affiliated partner aggregation site (S1-7). In this case as well, the request source IP address is used. When the request source IP address is recorded in the site address data storage unit 24 and the “non-affiliation partner” flag is recorded as the aggregator type (in the case of “Yes” in step (S1-7)), the management computer 21 confirms whether the user can bear the access fee (S1-8). Specifically, the user's deposit account identifier is extracted from the user data storage unit 22, and the account balance of the deposit account is acquired from the deposit account data storage unit 31. When a plurality of deposit account identifiers are recorded in the user data 220, the management computer 21 uses the account with the largest account balance among the ordinary deposit accounts.
[0066]
If the account balance is more than the access fee (“Yes” in step (S1-8)), the user is charged (S1-9). In this case, the account holder is charged. Therefore, the management computer 21 instructs the banking system 30 to perform a process for withdrawing the access fee from the user's deposit account. Then, after the fee is debited, the management computer 21 performs a response process corresponding to the request from the request source (S1-6).
[0067]
On the other hand, if the account balance recorded in the deposit account data storage unit 31 is less than the access fee (“No” in step (S1-8)), the management computer 21 rejects the response and ends the process (S1). -10).
[0068]
When the IP address of the request source is not recorded in the site address data storage unit 24, it is not possible to identify whether the request is from the “affiliation partner aggregation site” or the “non-affiliation partner aggregation site”. In this case, there is a possibility of direct access by a user using the user terminal 10 or access from an unaffiliated aggregation site that is not registered in the site address data storage unit 24. For this reason, when the IP address of the request source is not recorded in the site address data storage unit 24 (“No” in step (S1-7)), the management computer 21 executes a request response process (S1-11). ). This request response process will be described with reference to FIG.
[0069]
In this request response process, it is assumed that the request source transmits a balance inquiry request as the second request (S2-1). In this case, the management computer 21 extracts the response time of the previous request (S2-2). In the present embodiment, the management computer 21 extracts the last response time recorded in the user data storage unit 22.
[0070]
Next, the management computer 21 calculates a processing time (S2-3). Specifically, the management computer 21 calculates the processing time from the time difference between the response time (final response time) of the previous request and the current request time. For example, when the management computer 21 transmits some display data to the request source in response to the previous request, the processing time calculated from this difference is the time required for browsing by the user.
[0071]
Then, the management computer 21 compares the calculated processing time with the reference time (S2-4). In this case, the management computer 21 uses the reference time recorded in the reference time data storage unit 23.
[0072]
When the processing time is longer than the reference time (“Yes” in step (S2-4)), the management computer 21 responds to the request from the request source (S2-5). In the case of a balance inquiry request, the management computer 21 first accesses the banking system 30 and obtains account information for the balance inquiry request. Then, the information acquired from the banking system 30 is provided to the request source via the Internet I. Then, the management computer 21 updates and records the response time in the user data storage unit 22 as the final response time (S2-6).
[0073]
On the other hand, if the processing time is shorter than the reference time (“No” in step (S2-4)), the management computer 21 rejects the response (S2-7).
The management computer 21 repeats steps (S2-2) to (S2-7) until the request source logs out (S2-8). That is, the processing time is calculated from the difference from the response time to the previous request (first request) from the time when the new request (second request) was made, and the response processing is performed based on the comparison with the reference time. Do. If there is a logout request from the request source (in the case of “Yes” in step (S2-8)), the request handling process is terminated, and the flow returns to the flow of FIG. Then, the management computer 21 ends the response process management.
[0074]
As described above, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
In the embodiment described above, the reference time data storage unit 23 stores the reference time data 230 related to the reference used when the management computer 21 determines whether or not to provide information. Then, the management computer 21 compares the calculated processing time with the reference time recorded in the reference time data storage unit 23. If the processing time is longer than the reference time, the management computer 21 responds to the request from the request source. If the processing time is shorter than the reference time, the management computer 21 rejects the response. For this reason, an unnecessarily frequent request can be rejected. Usually, when the user himself performs an operation, a considerable amount of time is required for the work. On the other hand, when a request is frequently made using a computer such as an aggregation site, an unnecessary request may be included. Therefore, it is possible to reject a request with a frequency higher than necessary and reduce the load on the system.
[0075]
In the above embodiment, the user data storage unit 22 stores user data 220 regarding users who use the net banking service. In this user data 220, data related to the final response time is recorded for each user. Therefore, the management computer 21 can calculate the processing time from the time difference between the response time of the previous request (final response time) and the current request time.
[0076]
In the above embodiment, when the request source IP address is recorded in the site address data storage unit 24 and the “partner” flag is recorded as the aggregator type, the management computer 21 stores the request address in the site address data storage unit 24. Add access times. For this reason, it is possible to perform billing calculation for the partner aggregator according to the number of accesses. When a lot of information is provided, the system becomes large, but a fee corresponding to the information can be collected. In particular, in the case of an account aggregator, since a plurality of account information is provided to the user, the load on the system of the financial institution increases, so that the cost required for the management can be recovered.
[0077]
In the above embodiment, when the request source IP address is recorded in the site address data storage unit 24 and the “non-partner” flag is recorded as the aggregator type, the management computer 21 allows the user to charge the access fee. Check if you can afford it. If the account balance of the user's deposit account is greater than the access fee, the user is charged. Although it is not possible to charge an account aggregator of a non-affiliated partner, it is possible to recover the cost required for management against an increase in system load by charging the user based on the contract. Also, the user can use the site of the non-affiliated partner account aggregator unrelated to the financial institution by paying the access fee.
[0078]
In the above embodiment, when the IP address of the request source is not recorded in the site address data storage unit 24, the management computer 21 executes a request response process. When the IP address of the request source is not recorded in the site address data storage unit 24, it is not possible to identify whether the request is from the “affiliation partner aggregation site” or the “non-affiliation partner aggregation site”. In this case, there is a possibility of direct access by a user using the user terminal 10 or access from an unaffiliated aggregation site that is not registered in the site address data storage unit 24. Therefore, even when the IP address of the request source is not recorded in the site address data storage unit 24, information can be provided while suppressing an increase in system load.
[0079]
In addition, you may change the said embodiment into the following aspects.
In the above embodiment, the management computer 21 compares the processing time with the reference time. In this case, the management computer 21 uses the reference time recorded in the reference time data storage unit 23. In this case, the reference time may be set according to the content of the response item. Specifically, an assumed reference time required for browsing is set for each item of information provided, such as “balance” and “general notice”. Although the time required for the browsing time varies depending on the information item content, an appropriate standard can be used.
[0080]
The reference time may be set according to the amount of information provided (response amount). For example, a function for calculating a reference time with respect to the number of accounts held by the user and the amount of information provided (for example, the number of bytes) is recorded. The time required for browsing time varies depending on the amount of information. For example, if the number of accounts held by the user is large, the amount of information to be provided tends to increase, but an appropriate standard can be used.
[0081]
In the above embodiment, the management computer 21 compares the processing time with the reference time. In this case, the management computer 21 uses the reference time recorded in the reference time data storage unit 23. Here, the reference time is determined as a reference by the financial institution prior to request processing management. Alternatively, the reference time may be changed according to the situation. Hereinafter, processing for setting the reference time will be described with reference to FIG. In this case, a dummy account is provided in the deposit account data storage unit 31 of the banking system 30. This dummy account is also registered in the user data storage unit 22 as an object of the net banking service. Further, the dummy terminal 15 is used to access the dummy account via the Internet I. This dummy terminal 15 is a computer terminal under the control of a financial institution.
[0082]
When setting the reference time, first, the management computer 21 of the account information management system 20 transmits a dummy process start instruction to the dummy terminal 15 via the Internet I (S3-1).
[0083]
Upon receiving this instruction, the dummy terminal 15 transmits a balance inquiry request for the dummy account to the account information management system 20 via the Internet I (S3-2). In this case, the account information management system 20 makes a response regarding the balance (dummy balance) of the dummy account via the Internet I (S3-3). In this process as well, the balance of the dummy account is extracted from the deposit account data storage unit 31 and the account balance information as dummy data is transmitted as in the case of balance inquiry of other deposit accounts. At the same time, the account information management system 20 starts measuring the communication time (S3-4).
[0084]
The dummy terminal 15 that has received the dummy balance response again transmits a dummy balance inquiry request via the Internet I (S3-5).
The account information management system 20 that has received the second dummy balance inquiry request calculates the reference time (S3-6). Specifically, the management computer 21 ends the measurement of the communication time, and calculates a reference time by adding a predetermined time to the measured communication time. As the predetermined time, an estimated time required for browsing is used. Then, the management computer 21 records the calculated reference time in the reference time data storage unit 23.
[0085]
In this case, the reference time is calculated in consideration of the communication time via the Internet I. The communication time varies depending on the congestion situation of the network. For this reason, it is possible to set a reference time in consideration of this communication situation, and it is possible to use a more appropriate reference.
[0086]
In the above embodiment, when the processing time is shorter than the reference time, the management computer 21 rejects the response. Instead, the management computer 21 may output a warning. Specifically, the management computer 21 notifies the user that it cannot respond. In addition, it may be recorded that there is a possibility that the access is made by an unaffiliated aggregation site, or a warning may be output to a person in charge of a financial institution. Thereby, it can be known that there is a demand for a large system load.
[0087]
In the above embodiment, when the processing time is shorter than the reference time, the management computer 21 rejects the response. This response rejection is not limited to rejection of the received request. For example, the management computer 21 may be configured to reject requests for the next time, the next time, and the like.
[0088]
In the above embodiment, when the processing time is shorter than the reference time, the management computer 21 rejects the response. In addition to this, when the processing time is shorter than the reference time, the management computer 21 may reject a response for a predetermined period. In this case, the management computer 21 measures the elapsed time from the time when the request is received from the user terminal 10. The request from the user terminal 10 is rejected until the elapsed time passes a predetermined time (predetermined period). As a result, it is possible to reject a response for a predetermined period in response to a request with a large load and to distribute the response load.
[0089]
In the above embodiment, when the processing time is shorter than the reference time, the management computer 21 rejects the response. Instead, when the number of requests whose processing time is shorter than the reference time reaches a predetermined number, the request from the user terminal 10 may be rejected. In this case, the management computer 21 counts the predetermined number of requests whose processing time is shorter than the reference time. Accidentally frequent requests may overlap. With the above-described configuration, even a request with a short time difference corresponds to the request a predetermined number of times, so that randomness can be eliminated and more frequent requests intentionally can be eliminated more accurately.
[0090]
In the above embodiment, when providing account information based on access from the partner aggregation site 11, the financial institution charges an access fee corresponding to the number of accesses to the partner account aggregator. Instead of this, other restrictions such as the number of times may be imposed.
[0091]
In the above embodiment, when an account aggregator of a non-partner partner provides account information in response to access, the financial institution charges the access fee to the user. Alternatively, all access from non-affiliated account aggregators may be denied. In addition, all requests other than the access from the partner aggregation site 11 may be performed in step (S1-11). As a result, it is possible to control the system load while avoiding requests with high access frequency.
[0092]
In the above embodiment, when the management computer 21 identifies whether the request source is a partner account / aggregation site, the management computer 21 uses the request source IP address included in the login request. Alternatively, when the partner account aggregation site accesses, a predetermined code may be transmitted. This also allows the partner account aggregator to be identified.
[0093]
In the above embodiment, data related to the final response time is recorded in the user data storage unit 22 for each user. Then, the management computer 21 calculates the processing time from the difference between the response time of the previous request (final response time) and the current request time. Instead, the management computer 21 may measure the processing time for each user. In this case, the time measuring means is activated from the time when the request is made, and the time is measured until the next request is made. Thereby, the storage capacity of the user data storage unit 22 can be reduced.
[0094]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, request processing can be performed in consideration of a response load for responding to a request from a user.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system schematic diagram of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of data recorded in a deposit account data storage unit.
FIG. 3 is an explanatory diagram of data recorded in a user data storage unit.
FIG. 4 is an explanatory diagram of data recorded in a reference time data storage unit.
FIG. 5 is an explanatory diagram of data recorded in a site address data storage unit.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a processing procedure according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is an explanatory diagram of a processing procedure according to the embodiment of this invention.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a processing procedure according to another embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 20 ... Account information management system as an information provision management system, 21 ... Management computer, 10 ... User terminal as a user apparatus, 11 ... Partner aggregation site as a user apparatus, 12 ... Non-affiliation aggregation site as a user apparatus , 15 ... dummy terminal, 22 ... user data storage unit as response time data storage unit, 23 ... reference time data storage unit as reference time data storage unit, I ... Internet as network.

Claims

A method for managing user request processing using an information provision management system including a reference time data storage means for recording data relating to a reference time and a management computer connected to a user device via a network,
The management computer is
A first step of calculating a time difference between a time in response to the first request from the user device and a time at which the second request from the user device is received;
A second step of extracting a reference time from the reference time data storage means;
Comparing the time difference between the reference time, if the time difference is shorter than the reference time, the first request or on the basis of the second request, to identify the account of the user, the balance of the account If the access fee is equal to or higher than the access fee, a request processing management method comprising: a third step of debiting the access fee from the deposit account and executing processing corresponding to the second request.

In the reference time data storage means, a reference time is recorded for each response item,
The second stage, from the reference time data storing means, request processing management method according to claim 1, characterized in that extracting the reference time based on the response item corresponding to the first request.

In the reference time data storage means, a reference time is recorded for each response amount,
The second stage, from the reference time data storing means, request processing management method according to claim 1, characterized in that extracting the reference time based on the amount of response corresponding to the first request.

The information provision management system further includes response time data storage means for recording data on at least the last response time for each user,
The request processing management method according to any one of claims 1 to 3, wherein the response time recorded in the response time data storage unit is used as the time in response to the first request.

  The management computer further includes a dummy terminal connected via the network,
  The request processing management method includes:
  The management computer sets the reference time based on the communication time from the time when the dummy data is transmitted to the dummy terminal to the time when the response from the dummy terminal is received.
The request processing management method according to claim 1, further comprising a step.

A program for managing user request processing using an information provision management system including a reference time data storage means for recording data relating to a reference time, and a management computer connected to the user device via a network,
  The management computer,
  A first means for calculating a time difference between a time in response to the first request from the user device and a time at which the second request is received;
  Second means for extracting a reference time from the reference time data storage means;
  When the time difference is compared with the reference time, and the time difference is shorter than the reference time, the user's deposit account is specified based on the first request or the second request, and the balance of the deposit account If the access fee is equal to or higher than the access fee, a third means for debiting the access fee from the deposit account and executing processing corresponding to the second request
Request processing management program to function as

In the reference time data storage means, a reference time is recorded for each response item,
The request processing management program according to claim 6, wherein the second means extracts a reference time from the reference time data storage means based on the response item corresponding to the first request.

In the reference time data storage means, a reference time is recorded for each response amount,
The request processing management program according to claim 6, wherein the second means extracts a reference time from the reference time data storage means based on the response amount corresponding to the first request.

The information provision management system further includes response time data storage means for recording data on at least the last response time for each user,
The request processing management program according to any one of claims 6 to 8, wherein the response time recorded in the response time data storage means is used as the time in response to the first request.

The management computer further includes a dummy terminal connected via the network,
The request processing management program includes:
The management computer is further caused to function as means for setting the reference time based on a communication time from a time when dummy data is transmitted to the dummy terminal to a time when a response from the dummy terminal is received. The request processing management program according to any one of claims 6 to 9.