JP3889639B2 - サーバ装置および情報通信方法 - Google Patents

サーバ装置および情報通信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話装置、サーバ装置および情報通信方法に関し、特に、ネットワークを介したデータ通信に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
既存の携帯電話システムは、基地局と電話通信網によって構築されている。通話時には、自己の携帯電話装置と相手方携帯電話装置は最寄りの基地局にアクセスし、当該基地局間の電話回線によって、携帯電話装置間の通信経路が確立される。かかる携帯電話システムにおける通話料金は、通常、距離に応じて増大する。したがって、地方や海外等、長距離通話時の電話料金は、かなり高額となる。
【0003】
最近、パーソナルコンピュータ等の端末装置からインターネットを介して携帯電話装置に対し通信する、いわゆるインターネット電話が普及しつつある。かかるインターネット電話は、アクセスポイントを介してインターネットに接続するものである。したがって、既存の携帯電話システムにおける通話料金に比べ、格安で通話を行える。特に、地方や海外等、長距離間で通話を行う場合には、はるかに低料金で通話できるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかるインターネット電話は、IPアドレスによって通信経路を確立するものである。したがって、インターネット電話によって通話を行おうとする場合には、予め、両端末間にIPアドレスが割り振られている必要がある。しかしながら、携帯電話装置の場合、たとえば移動に応じてアクセスポイントが適宜変更されるものであるから、携帯電話装置に対し、予め、IPアドレスを設定しておくことはできない。かかる場合、通話時に相手方携帯電話のIPアドレスを何らかの方法で取得または設定する必要が生じる。
【0005】
そこで、本発明は、かかる不都合を解消し、IPアドレスが適宜変更され得る環境下においても、相手方携帯電話装置のIPアドレスを迅速に取得でき、もって、携帯電話装置間においてもインターネット電話を実現し得る、サーバ装置および情報通信方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題に鑑み、本発明は、以下の特徴を有する。
【0007】
請求項1の発明は、サーバ装置に関するものであって、携帯電話装置との間でデータの送受信を行う送受信手段と、携帯電話装置のIPアドレスを記憶する携帯電話IPアドレス記憶手段と、携帯電話装置からの登録要求に応じて前記IPアドレスを前記携帯電話IPアドレス記憶手段に登録するIPアドレス登録手段と、携帯電話装置からの取得要求に応じて前記IPアドレスを前記携帯電話IPアドレス記憶手段から読み出して当該携帯電話装置に供給するIPアドレス供給手段とを有し、前記携帯電話IPアドレス記憶手段は、当該IPアドレスが付されている携帯電話装置の電話番号に対応させて前記IPアドレスを記憶し、前記IPアドレス登録手段は、登録要求のあった携帯電話装置の電話番号と前記携帯電話IPアドレス記憶手段に記憶されている電話番号とを比較し、両者が一致する場合に、当該電話番号に対応するIPアドレスを、前記登録要求のあったIPアドレスに更新し、前記IPアドレス供給手段は、前記携帯電話IPアドレス記憶手段に登録されているIPアドレスが有効か否かを判別するIPアドレス確認手段をさらに備え、当該IPアドレス確認手段によって前記IPアドレスが有効でないと判別された場合に、その旨の通知を前記携帯電話装置に供給することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のサーバ装置において、前記IPアドレス確認手段は、前記携帯電話IPアドレス記憶手段に登録されているIPアドレスに向けて電話番号を返信する要求を発し、これに応答して供給された電話番号と前記携帯電話IPアドレス記憶手段に記憶されている当該IPアドレスの電話番号とを比較し、両者が一致する場合に、当該IPアドレスが有効であると判別することを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、サーバ装置に関するものであって、携帯電話装置との間でデータの送受信を行う送受信手段と、携帯電話装置のIPアドレスを記憶する携帯電話IPアドレス記憶手段と、携帯電話装置からの登録要求に応じて前記IPアドレスを前記携帯電話IPアドレス記憶手段に登録するIPアドレス登録手段と、携帯電話装置からの取得要求に応じて前記IPアドレスを前記携帯電話IPアドレス記憶手段から読み出して当該携帯電話装置に供給するIPアドレス供給手段とを有し、前記IPアドレス供給手段は、前記携帯電話IPアドレス記憶手段に登録されているIPアドレスが有効か否かを判別するIPアドレス確認手段をさらに備え、当該IPアドレス確認手段によって前記IPアドレスが有効でないと判別された場合に、有効なIPアドレスを取得してこれを前記携帯電話装置に供給すると共に、当該有効なIPアドレスを前記IPアドレス登録手段によって前記携帯電話IPアドレス記憶手段に登録せしめることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、請求項3に記載のサーバ装置において、前記携帯電話IPアドレス記憶手段は、当該IPアドレスが付されている携帯電話装置の電話番号に対応させて前記IPアドレスを記憶し、前記IPアドレス登録手段は、登録要求のあった携帯電話装置の電話番号と前記携帯電話IPアドレス記憶手段に記憶されている電話番号とを比較し、両者が一致する場合に、当該電話番号に対応するIPアドレスを、前記登録要求のあったIPアドレスに更新することを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、アクセスポイントを介してネットワークに接続された携帯電話装置と前記ネットワークに接続されたサーバ装置との間で行われる情報通信方法であって、前記携帯電話装置からサーバ装置に対し、相手方携帯電話のIPアドレスの供給要求を発するIPアドレス供給要求ステップと、前記サーバ装置において、前記供給要求のなされたIPアドレスが存在するか否かを判別するIPアドレス存否判別ステップと、当該IPアドレスが存在する場合に、前記サーバ装置から前記携帯電話装置に対し、当該IPアドレスを供給するIPアドレス供給ステップと、当該IPアドレスが不存在の場合に、前記サーバ装置から前記携帯電話装置に対し、当該IPアドレスが存在しないことを通知するIPアドレス不存在通知ステップを有し、前記供給要求のなされたIPアドレスが存在する場合に、当該IPアドレスが有効か否かを判別し、当該IPアドレスが有効である場合には当該IPアドレスを前記携帯電話装置に供給し、当該IPアドレスが無効の場合にはIPアドレスが存在しないことを前記携帯電話に通知することを特徴とする。
【0016】
なお、上記各請求項において、「携帯電話装置」とは、アクセスポイントに電話接続可能な機能を有する携帯端末装置を意味するものであって、PHS(Personal−Handyphone―System)等の他、当該機能を内蔵またはアダプターによって付加される携帯端末装置も含むものである。
【0017】
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。
【0019】
また、請求項における「送受信手段」は実施の形態における通信インタフェース201およびデータ送受信部202が対応する。請求項における「携帯電話IPアドレス記憶手段」は実施の形態におけるユーザ管理部(データベース)205が対応する。請求項における「IPアドレス登録手段」は実施の形態における端末制御部204およびユーザ認証部206が対応する。請求項における「IPアドレス供給手段」は実施の形態における端末制御部204が対応する。請求項における「IPアドレス確認手段」は実施の形態における端末制御部204が対応する。
【0020】
さらに、請求項5に記載の各ステップは、それぞれ、図4から図6のフローチャート中に含まれている。各ステップの対応関係は、当該フローチャートの説明によって明らかとなろう。
【0021】
ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つの実施形態である。本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
【0023】
まず、図1に実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示す。ネットワーク網には、ホームサーバ(ホームゲートウエイ:HGW)が接続されている。また、当該ネットワーク網に対しアクセスポイントを介して携帯電話装置(以下、単に「携帯電話」と称する)が接続される。同図においては、携帯電話Aと携帯電話Bがアクセスポイントを介してネットワーク網に接続されている。なお、携帯電話Aとホームサーバは同一の所有者によって所有されている。携帯電話Bは、携帯電話Aの発呼元の携帯電話である
まず、携帯電話の構成について説明する。携帯電話Aと携帯電話Bとは、同一構成である。便宜上、両者を区別するために、各部の番号の後に記号AとBを付してある。なお、携帯電話の構成のうち、インターネット電話に係る構成以外は、既存の携帯電話において周知であるので、図示および説明を省略する。
【0024】
図示の如く、携帯電話は、通信インタフェース部101と、データ処理部102と、端末制御部103と、接続確認部104と、記憶部105を備えている。
【0025】
通信インタフェース部101は、アクセスポイントとの送受信を制御する。また、データ処理部102からの送信データをパケットに格納すると共に、受信データをパケットから取り出してデータ処理部102に供給する。データ処理部102は、通信インタフェース部101からのデータを処理すると共に、送信データを符号化して通信インタフェース部101に供給する。端末制御部103は予め設定された制御フローに従って各部を制御する。なお、制御内容については後に詳述する。
【0026】
接続確認部104はホームサーバとの間で無線通信行う際に、ホームサーバに対してPINGコマンドを発し、その応答の有無によって、ホームサーバとの間の無線通信が可能か否かを確認する。記憶部105は、アクセスポイントから供給された自己のIPアドレスを随時更新して記憶する。また、相手方携帯電話のIPアドレスを記憶しているホームサーバのIPアドレスを記憶する。
【0027】
次に、ホームサーバの構成について説明する。図示の如く、ホームサーバは、通信インタフェース部201と、データ送受信部202と、端末制御部203と、接続確認部204と、ユーザ管理データベース205(以下、「ユーザ管理DB205」と称する)と、ユーザ認証部206とを備えている。
【0028】
通信インタフェース部201は、ネットワーク網との間の送受信を制御する。データ送受信部202は、ネットワーク網からのデータをデータ送受信部202に転送し、また、データ送受信部202からのデータをネットワーク網に転送する。データ送受信部202は通信インタフェース部201を介してネットワーク網に対するデータの送受信を制御する。端末制御部203は予め設定された制御フローに従って各部を制御する。なお、制御内容については後に詳述する。
【0029】
接続確認部204は携帯電話との間で無線通信行う際に、携帯電話に対してPINGコマンドを発し、その応答の有無によって、携帯電話との間の無線通信が可能か否かを確認する。ユーザ管理DB205は、当該ホームサーバの所有者が所有する携帯電話のIPアドレスを当該携帯電話の電話番号に対応させて記憶する。ユーザ認証部206は携帯電話からIPアドレスの登録要求があった場合に、当該携帯電話の電話番号とユーザ管理DB205中の電話番号とを比較し、両者が一致するか否かを判別する。
【0030】
図2に、携帯電話の記憶部105における上記ホームサーバのIPアドレスの記憶形態を示す。記憶部105には、相手方携帯電話の電話番号に対応させて、当該携帯電話のIPアドレスを格納するホームサーバ(HGW)のIPアドレスが記憶されている。かかるIPアドレスの登録は、手作業またはホームサーバからの登録要求に応じた自動設定によって行われる。
【0031】
図3に、ホームサーバのユーザ管理DB205における上記携帯電話のIPアドレスの記憶形態を示す。ユーザ管理DBには、当該ホームサーバの所有者が所有する携帯電話のIPアドレスが、当該携帯電話の電話番号に対応させて記憶されている。所有者が複数存在する場合や、一人の所有者が複数の携帯電話を所有している場合には、携帯電話の数だけIPアドレスが登録・管理される。携帯電話の電話番号は、通常、所有者が手作業で入力する。各携帯電話のIPアドレスの登録は、以下の制御フローチャートに従って行われる。
【0032】
図4に、ホームサーバに対して携帯電話IPアドレスの登録を行う際の制御フローチャートを示す。かかる制御フローチャートは、図1の携帯電話Aが自己のホームサーバに自己のIPアドレスを登録する際の動作を規定するものである。
【0033】
所定のタイミングで携帯電話IPアドレスの登録動作が開始されると、まず、ステップS101にて、当該携帯電話Aの記憶部105Aが参照され、当該携帯電話AにIPアドレスが割り振られているかが判別される。ここで、IPアドレスが割り振られていなければ、ステップS103に進み、携帯電話AはアクセスポイントにアクセスしてIPアドレスの供給を受け、これを記憶部105Aに格納する。また、記憶部105Aに既にIPアドレスが記憶されている場合には、ステップS102に進み、ホームサーバに対するIPアドレスの登録作業に移行する。
【0034】
まず、ステップS102にて、ホームサーバとの間で無線通信が可能かが判別される。上記の通り、かかる判別は接続確認部104Aにて行われる。ここで、無線通信が可能なら無線通信を利用し、無線通信が不可能なら、アクセスポイントを介してネットワーク網に接続し、ネットワーク経由でホームサーバにアクセスする。
【0035】
しかして、ホームサーバにアクセスすると、ステップS104に進み、携帯電話Aは、ホームサーバに対し、自己の電話番号を含めて、自己のIPアドレスの登録要求を発する。ホームサーバはかかる登録要求の適否を判別し、登録要求が正当であれば、上記の如くして、かかるIPアドレスをユーザ管理DB205に登録する。なお、登録要求を受けた後のホームサーバの処理については、追って詳述する。
【0036】
図5に、IPアドレスを基に携帯電話間で通信経路を確立する際の制御フローチャートを示す。かかる制御フローチャートは、図1の携帯電話Bが携帯電話Aに対して発呼して通信経路を確立する際の動作を規定するものである。
【0037】
インターネット電話による通話モードがセットされ、携帯電話Aの電話番号が入力されると、まず、携帯電話Bは、ステップS201にて、記憶部105Bが参照し、自己のIPアドレスが割り振られているかを判別する。ここで、IPアドレスが割り振られていなければ、ステップS202に進み、携帯電話BはアクセスポイントにアクセスしてIPアドレスの供給を受け、これを記憶部105Bに格納する。また、記憶部105Bに既にIPアドレスが記憶されている場合には、ステップS203に進み、ホームサーバに対するIPアドレスの供給要求に移行する。
【0038】
かかる供給要求において、携帯電話Bは、発呼しようとする携帯電話AのIPアドレスを管理するホームサーバのIPアドレスが記憶部105Bに記憶されているかを判別する。ここで、相手先ホームサーバのIPアドレスが記憶されていなければ、ステップS207にて、インターネット通話モードが解除され、通常の電波を使った通話モードに切り替えられる。他方、相手先ホームサーバのIPアドレスが記憶されていれば、ステップS204に進み、インターネット経由で相手先ホームサーバにアクセスする。
【0039】
しかして、相手先ホームサーバにアクセスすると、ステップS205に進み、携帯電話Bは、携帯電話Aの電話番号を含めて、当該携帯電話AのIPアドレスの供給要求をホームサーバに発する。ホームサーバAは、かかる供給要求に応答して、携帯電話AのIPアドレスが存在すればこれを携帯電話Bに供給し、携帯電話AのIPアドレスが存在しなければその旨の通知を携帯電話Bに供給する。かかる応答を受けて、携帯電話Bは、携帯電話AにIPアドレスが付されているかを判別する。なお、IPアドレスの供給要求を受けた後のホームサーバの処理については、追って詳述する。
【0040】
ステップS205において、ホームサーバからの応答が、“IPアドレスなし”の場合には、ステップS207に進み、インターネット通話モードが解除され、通常の電波を使った通話モードに切り替えられる。他方、応答が“IPアドレスあり”の場合には、ステップS206に進み、当該IPアドレスを基に、携帯電話Aに対する発呼がなされる。しかして、携帯電話Aがかかる発呼を受信すると、携帯電話Bと携帯電話Aとの間にネットワーク網経由の通信回線が確立され、通話が可能となる。
【0041】
図6に、上記登録要求および供給要求に対するホームサーバの処理フローチャートを示す。
【0042】
ステップS301にて、携帯電話からの要求がなされたと判別すると、ステップS302にて、当該要求がIPアドレスの登録要求であるか否かが判別される。ここで登録要求(たとえば上記携帯電話Aからの登録要求)であると判別すると、ステップS303に進み、登録要求に含められた電話番号を基に、当該電話番号がユーザ管理DB205中の電話番号に一致するかを判別する。そして、一致する場合には、その電話番号に対応するIPアドレスを、登録要求されたIPアドレスに更新して記憶する。他方、一致しない場合には、当該携帯電話には登録権限がないと判別し、その旨を、当該携帯電話に通知する。
【0043】
ステップS302にて、携帯電話からの登録要求ではないと判別すると、ステップS306に進み、要求がIPアドレスの取得要求であるか否かが判別される。ここで取得要求(たとえば上記携帯電話Bからの取得要求)であると判別すると、ステップS307に進み。取得要求に含められた電話番号を基に、当該取得要求されたIPアドレスがユーザ管理DB205中に存在するかを判別する。ここで、存在しないと判別すると、ステップS310に進み、その旨を供給要求元の携帯電話に通知する。他方、存在すると判別すると、ステップS308に進み、そのIPアドレスが現在有効であるかを判別する。
【0044】
かかる判別は、以下のようにして行う。まず、ホームサーバは、取得要求のあったIPアドレス(ユーザ管理DB205中に存在したIPアドレス)に向かって、電話番号供給要求を発する。次に、かかる要求に対する相手方端末から応答を分析し、当該応答中に電話番号が含まれているかを判別する。そして、その電話番号が、当該IPアドレスに対応してユーザ管理DB205に記憶されている電話番号と一致するかを判別し、一致する場合には、当該IPアドレスを有効と判別する。他方、応答の中に電話番号が含まれていない場合、または、応答に含まれた電話番号が当該IPアドレスに対応してユーザ管理DB205に記憶されている電話番号と一致しない場合には、当該IPアドレスを無効と判別する。
【0045】
しかして、ステップS308にてIPアドレスが有効であると判別すると、ステップS309に進み、当該IPアドレスを要求元の携帯電話に送信する。他方、ステップS308にてIPアドレスが無効であると判別すると、ステップS310に進み、IPアドレスが存在しない旨を供給要求元の携帯電話に通知する。
【0046】
なお、上記ステップS308とS309の処理は、ホームサーバと携帯電話との間の無線通信が可能である場合には、以下のように変更される。まず、ホームサーバは、携帯電話に対して現時点のIPアドレスの供給を要求する。次に、供給されたIPアドレスとユーザ管理DB205中に存在したIPアドレスとを比較する。そして、両者が一致する場合には、そのIPアドレスを要求元携帯電話に送信し、両者が一致しない場合には、携帯電話から供給された現時点のIPアドレスを要求元携帯電話に送信する。同時に、現時点のIPアドレスをユーザ管理DB205に格納する。
【0047】
図7に、通話中にIPアドレスが変更された際の処理を示す。たとえば、携帯電話AのIPアドレスが変更されたとする。かかる場合、携帯電話Aは携帯電話Bに対してIPアドレスの更新要求を発する。これを受けて、携帯電話Bは、通話中の携帯電話AのIPアドレスを更新し、更新応答を携帯電話Aに返す。これにより、新たなIPアドレスによる通信経路が確立される。さらに、携帯電話Aはホームサーバに対しIPアドレスの更新要求を発する。これを受けて、ホームサーバは、携帯電話AのIPアドレスを更新し、更新応答を携帯電話Aに返す。これにより、IPアドレスの更新処理が完了する。
【0048】
以上の実施形態によれば、携帯電話Aの最新のIPアドレスがホームサーバに随時登録され、また、携帯電話Bは携帯電話Aの最新のIPアドレスを取得できるので、たとえば移動等によって携帯電話AのIPアドレスが変更されたとしても、変更後のIPアドレスを基に、携帯電話Aとの間で通信経路を確立できる。
【0049】
また、ホームサーバは、IPアドレスの登録権限があるか否かを判別した後、IPアドレスを登録するものであるから、携帯電話所有者以外の者からの不正なIPアドレスの登録を防止することができる。さらにホームサーバは、IPアドレスの有効性を確認した後、これを携帯電話Bに供給するものであるから、IPアドレスの更新登録が未だ行われていないタイミングにおいて、誤ったIPアドレスがホームサーバから供給されるのを防止できる。このように、IPアドレスの不正登録や、無効なIPアドレスの供給を防ぐことにより、間違い電話等の不所望な通信経路の確立を防止することができ、もって、良好かつ円滑な通信動作を実現できるようになる。
【0050】
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は、かかる実施の形態に制限されるものではないことは言うまでもない。たとえば、上記実施の形態においては、携帯電話間の通話を例に示したが、通話以外に、確立された通信経路によってデータ通信等を行うこともできる。また、上記では、携帯端末装置として携帯電話装置を示したが、その他、アクセスポイントに電話接続可能な携帯端末装置に本発明を適用することも可能である。
【0051】
本発明の実施の形態は、本発明の技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、自己の携帯電話装置に係る最新のIPアドレスがサーバ装置に随時登録され、また、他の携帯電話装置はかかるサーバ装置にアクセスすることにより、発呼先携帯電話の最新のIPアドレスを取得できるので、たとえば移動等によって発呼先携帯電話のIPアドレスが変更されたとしても、変更後のIPアドレスをサーバ装置から取得して、随時、発呼先携帯電話との間の通信経路をインターネット上に確立できる。
【0053】
また、サーバ装置は、IPアドレスの登録権限があるか否かを判別した後、自己の携帯電話のIPアドレスを登録するものであるから、携帯電話所有者以外の者からの不正なIPアドレスの登録を防止することができる。さらにサーバ装置は、IPアドレスの有効性を確認した後、これを携帯電話Bに供給するものであるから、IPアドレスの更新登録が未だ行われていないタイミングにおいて、誤ったIPアドレスがサーバ装置から供給されるのを防止できる。このように、IPアドレスの不正登録や、無効なIPアドレスの供給を防ぐことにより、間違い電話等の不所望な通信経路の確立を防止することができ、もって、良好かつ円滑な通信動作を実現できるようになる。することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示す図
【図2】 実施の形態に係る携帯電話装置の記憶形態を示す図
【図3】 実施の形態に係るホームサーバの記憶形態を示す図
【図4】 実施の形態に係るIPアドレス登録時のフローチャート
【図5】 実施の形態に係るIPアドレス要求時のフローチャート
【図6】 実施の形態に係るホームサーバの制御フローチャート
【図7】 実施の形態に係るIPアドレス変更時の制御の流れを示す図
【符号の説明】
101 通信インタフェース部
102 データ処理部
103 端末制御部
104 接続確認部
105 記憶部
201 通信インタフェース部
202 データ送受信部
203 端末制御部
204 接続確認部
205 ユーザ管理データベース
206 ユーザ認証部

Claims (5)

  1. 携帯電話装置との間でデータの送受信を行う送受信手段と、
    携帯電話装置のIPアドレスを記憶する携帯電話IPアドレス記憶手段と、
    携帯電話装置からの登録要求に応じて前記IPアドレスを前記携帯電話IPアドレス記憶手段に登録するIPアドレス登録手段と、
    携帯電話装置からの取得要求に応じて前記IPアドレスを前記携帯電話IPアドレス記憶手段から読み出して当該携帯電話装置に供給するIPアドレス供給手段とを有し、
    前記携帯電話IPアドレス記憶手段は、当該IPアドレスが付されている携帯電話装置の電話番号に対応させて前記IPアドレスを記憶し、
    前記IPアドレス登録手段は、登録要求のあった携帯電話装置の電話番号と前記携帯電話IPアドレス記憶手段に記憶されている電話番号とを比較し、両者が一致する場合に、当該電話番号に対応するIPアドレスを、前記登録要求のあったIPアドレスに更新し、
    前記IPアドレス供給手段は、前記携帯電話IPアドレス記憶手段に登録されているIPアドレスが有効か否かを判別するIPアドレス確認手段をさらに備え、
    当該IPアドレス確認手段によって前記IPアドレスが有効でないと判別された場合に、その旨の通知を前記携帯電話装置に供給する、
    ことを特徴とするサーバ装置。
  2. 請求項1において、
    前記IPアドレス確認手段は、前記携帯電話IPアドレス記憶手段に登録されているIPアドレスに向けて電話番号を返信する要求を発し、これに応答して供給された電話番号と前記携帯電話IPアドレス記憶手段に記憶されている当該IPアドレスの電話番号とを比較し、両者が一致する場合に、当該IPアドレスが有効であると判別する、
    ことを特徴とするサーバ装置。
  3. 携帯電話装置との間でデータの送受信を行う送受信手段と、
    携帯電話装置のIPアドレスを記憶する携帯電話IPアドレス記憶手段と、
    携帯電話装置からの登録要求に応じて前記IPアドレスを前記携帯電話IPアドレス記憶手段に登録するIPアドレス登録手段と、
    携帯電話装置からの取得要求に応じて前記IPアドレスを前記携帯電話IPアドレス記憶手段から読み出して当該携帯電話装置に供給するIPアドレス供給手段とを有し、
    前記IPアドレス供給手段は、前記携帯電話IPアドレス記憶手段に登録されているIPアドレスが有効か否かを判別するIPアドレス確認手段をさらに備え、
    当該IPアドレス確認手段によって前記IPアドレスが有効でないと判別された場合に、有効なIPアドレスを取得してこれを前記携帯電話装置に供給すると共に、当該有効なIPアドレスを前記IPアドレス登録手段によって前記携帯電話IPアドレス記憶手段に登録せしめる、
    ことを特徴とするサーバ装置。
  4. 請求項3において、
    前記携帯電話IPアドレス記憶手段は、当該IPアドレスが付されている携帯電話装置の電話番号に対応させて前記IPアドレスを記憶し、
    前記IPアドレス登録手段は、登録要求のあった携帯電話装置の電話番号と前記携帯電話IPアドレス記憶手段に記憶されている電話番号とを比較し、両者が一致する場合に、当該電話番号に対応するIPアドレスを、前記登録要求のあったIPアドレスに更新する、
    ことを特徴とするサーバ装置。
  5. アクセスポイントを介してネットワークに接続された携帯電話装置と前記ネットワークに接続されたサーバ装置との間で行われる情報通信方法であって、
    前記携帯電話装置からサーバ装置に対し、相手方携帯電話のIPアドレスの供給要求を発するIPアドレス供給要求ステップと、
    前記サーバ装置において、前記供給要求のなされたIPアドレスが存在するか否かを判別するIPアドレス存否判別ステップと、
    当該IPアドレスが存在する場合に、前記サーバ装置から前記携帯電話装置に対し、当該IPアドレスを供給するIPアドレス供給ステップと、
    当該IPアドレスが不存在の場合に、前記サーバ装置から前記携帯電話装置に対し、当該IPアドレスが存在しないことを通知するIPアドレス不存在通知ステップを有し、
    前記供給要求のなされたIPアドレスが存在する場合に、当該IPアドレスが有効か否かを判別し、当該IPアドレスが有効である場合には当該IPアドレスを前記携帯電話装置に供給し、当該IPアドレスが無効の場合にはIPアドレスが存在しないことを前記携帯電話に通知する、
    ことを特徴とする情報通信方法。
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