JP3889385B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、一対のコネクタハウジングを嵌合状態でロックするロックカバーを備えたコネクタに関する。
従来から、互いに嵌合される一対のコネクタハウジングを嵌合状態でロックカバーによってロックするようにしたコネクタがある(例えば、特許文献1参照)。かかるコネクタでは、一方のコネクタハウジングに支軸を介してロックカバーを回動自在に取り付け、両コネクタハウジングを嵌合させた際にロックカバーをロック方向へ回動させて、両コネクタハウジングを正規の嵌合状態でロックする構成になっている。
特開平10−255908号号公報(第2図)
しかしながら、上記公報に記載されたコネクタにおいては、コネクタハウジングとロックカバーとが個々の別部品で構成されているため、部品点数が多くてコスト高になると共に、コネクタハウジングに対するロックカバーの取付作業が必要であった。また、ロックカバーが支軸を中心とする回動ロック方式のため、その回動方向だけしか自由度が効かず、ロックカバーに回動方向以外の外力が加わるようなことがあると、ロックカバーが別部品なのでコネクタハウジングから外れてしまう可能性があった。
そこで本発明は、部品点数を削減して取付作業が不要で離脱等の問題もないロックカバーを備えたコネクタを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明のコネクタは、第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングと嵌合状態になり得る第2コネクタハウジングとを備えており、前記第1コネクタハウジングには、前記第1コネクタハウジングに挿入された接続端子の抜け止めを行なうためのリテーナ部と、可撓性を有するヒンジにより前記リテーナ部と接続され且つ前記第1及び前記第2コネクタハウジングを正規の嵌合状態でロックするためのロック部とを有し、折り曲げ可能なロックカバーが一体に設けられていると共に、前記第2コネクタハウジングには、前記ロック部を正規の嵌合状態で係止するための係止部が一体に設けられており、前記ロックカバーが折り曲げられることで前記ロックカバーの前記リテーナ部により前記接続端子の抜け止めが行われた状態の前記第1コネクタハウジングが前記第2コネクタハウジングと嵌合された後で、前記ロックカバーの前記ロック部が正規の嵌合状態で前記係止部に係止されるものである。
このような構成によると、ロック部を有するロックカバーが第1コネクタハウジングと一体なので、部品点数が削減されて低コスト化が可能になると共に、第1コネクタハウジングに対するロックカバーの取付作業も不要になる。また、ロックカバーと第1コネクタハウジングとが一体部品なので、ロックカバーに様々な方向の外力が加わることがあっても、ロックカバーが第1コネクタハウジングから離脱するような問題は生じない。
また、ロックカバーを折り曲げる前の自然状態において、ロックカバーを第1コネクタハウジングに対して大きく開いた形状にすることが可能となるので、ロックカバーと第1コネクタハウジングとを一体に形成する際に、例えば金型等の構造が簡単になる。そして、ロックカバーを折り曲げた後は、ロック部がロック可能状態になるので、第1及び第2コネクタハウジングの嵌合操作が容易に可能となる。
また、嵌合ロック用のロック部と接続端子抜止用のリテーナ部とを有するロックカバーが第1コネクタハウジングと一体になっているので、別個のリテーナ部品を用意する必要がなく、さらに部品点数が削減されて低コスト化が可能になる。
また、第1及び第2コネクタハウジングを嵌合させる前に、第1コネクタハウジング内の接続端子がロックカバーのリテーナ部によって抜止保持されるので、接続端子の未挿入や不完全挿入等の作業ミスが低減される。また、先にロックカバーのリテーナ部を第1コネクタハウジングに係合させることによって、ロックカバーを第1コネクタハウジングに対して仮止め状態にすることが可能となるので、後の嵌合ロック操作が容易となる。
また、ヒンジが容易に撓むことによってロック部とリテーナ部との間の自由度が増すので、リテーナ部を第1コネクタハウジングに係合させた後においても、ロック部による嵌合ロック操作の作業性が良好になる。
本発明のコネクタにおいて、前記第1コネクタハウジングと前記ロックカバーとが可撓性を有するヒンジにより接続されていることが好ましい。
このような構成によると、ヒンジを容易に撓ませることが可能なので、ロックカバーと第1コネクタハウジングとの接続部分の自由度が増し、ロックカバーを折り曲げる際の作業性が向上する。
本発明のコネクタにおいて、前記ロックカバーの前記ロック部が正規の嵌合状態で前記係止部に係止されている状態において、前記第1及び前記第2コネクタハウジング並びに前記ロックカバーのそれぞれの表面が実質的に面一状態になることが好ましい。
このような構成によると、最終的な嵌合ロック状態において、ロックカバーが第1及び第2コネクタハウジングの表面から突出しないので、ロックカバーが余計な外力の影響を受け難く、ロック部の離脱が未然に防止される。
本発明のコネクタにおいて、前記リテーナ部は、前記ロックカバーを前記第1コネクタハウジングに係止するためのリテーナ係止部を有していることが好ましい。
このような構成によると、リテーナ部を第1コネクタハウジングに係合させる際、リテーナ係止部によってリテーナ部が第1コネクタハウジングに確実に固定されて保持される。
本発明のコネクタにおいて、前記リテーナ部の前記リテーナ係止部がバネ性を有していることが好ましい。
このような構成によると、リテーナ部を第1コネクタハウジングに係合させる際、リテーナ係止部がバネ性を発揮するので、第1コネクタハウジングに対するリテーナ部の挿入が容易になる。
本発明のコネクタにおいて、前記リテーナ部は、前記接続端子の抜け止めを行うために前記接続端子に当接する端子係止部を有しており、前記端子係止部がバネ性を有していることが好ましい。
このような構成によると、リテーナ部を第1コネクタハウジングに係合させる際、先にリテーナ係止部を挿入し、後から端子係止部を挿入するような操作をしても、端子係止部がバネ性を発揮するので、第1コネクタハウジングに対するリテーナ部の挿入が容易になる。これにより、リテーナ部を通常とは逆に挿入する所謂こじり挿入にも対応可能となり、リテーナ部の挿入操作の自由度が向上する。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施の形態を説明する。図1〜図6は第1実施形態に係るコネクタを示し、図1は両コネクタハウジング及びロックカバーの外観斜視図、図2は両コネクタハウジングの最終嵌合状態の拡大断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のコネクタは、互いに嵌合される第1のコネクタハウジング1(以下、第1ハウジングと言う)と第2のコネクタハウジング2(以下、第2ハウジングと言う)とを備えている。両ハウジング1、2の内部にはそれぞれ端子収納空間3、4が形成され、その各々に接続端子5、6が挿入される。接続端子5、6は先端のタブ5a、6aどうしの接触により電気的な導通が可能となっている。また、接続端子5、6の略中央には抜け止め用の突片5b、6bが形成されている。なお本実施形態においては、接続端子5、6がそれぞれ2本並列で挿入されるが、それらの構造は同一のものである。
挿入側ハウジングである第1ハウジング1は、後方の基体部7と前方の挿入嵌合部8とからなり、合成樹脂材によって一体に成形されている。基体部7の上面には端子収納空間3と連通する開口9が形成されており、この開口9の左右両側には凹部10が形成されている。
上記第1ハウジング1には、ロックカバー11が一体に成形されている。このロックカバー11は、第1ハウジング1内における接続端子5の抜け止めを行なうためのリテーナ部12と、両ハウジング1、2を正規の嵌合状態でロックするためのロック部17とを有している。即ち、ロックカバー11には第1板状部18と第2板状部19とが形成され、第1板状部18の下面に2個のリテーナ部12が突出形成され、第2板状部19の下面両側にそれぞれロック部17が突出形成されている。そして、第1板状部18と第1ハウジング1における基体部7の上面後端とが、左右一対の可撓性を有する第1ヒンジ21によって一体的に接続されている。さらに、第1板状部18と第2板状部19とが、左右一対の可撓性を有する第2ヒンジ22によって一体的に接続されている。
上記リテーナ部12の前側下方には端子係止部13が形成され、この端子係止部13が接続端子5の突片5bに当接される。リテーナ部12の後側下方にはリテーナ係止部14が形成され、このリテーナ係止部14によってリテーナ部12が第1ハウジング1の基体部7に係止される。リテーナ係止部14の下縁はテーパ面14aとなっている。また、リテーナ部12におけるリテーナ係止部14の近傍には溝15が形成されており、この溝15によってリテーナ係止部14は弾性変形可能となっている。さらに、リテーナ部12の左右両側にはピン16が形成され、このピン16が基体部7の凹部10によりガイドされる。なお、上記ロック部17は外方へ弾性変形可能であり、このロック部17の前側及び内側はそれぞれテーパ面17a、17bとなっている。
次に、受入側ハウジングである第2ハウジング2は、略直方体状をなし、合成樹脂材によって一体に成形されている。第2ハウジング2の内部の前方側には受入嵌合部23(図2参照)が形成され、この受入嵌合部23内に第1ハウジング1の挿入嵌合部8が嵌合される。第2ハウジング2の左右両側にはフランジ24が形成され、その前端上部はテーパ面24aとなっている。フランジ24の略中央には切欠部25が形成されており、この切欠部25の側面上部が段部形状とされ、ロックカバー11のロック部17が係合される被ロック部26となっている。従って、ロックカバー11のロック部17は、最終的な嵌合ロック状態において、被ロック部26によって係止される。
第2ハウジング2の上面の前方側には平坦な突状部27が形成され、その前端上部はテーパ面27aとなっている。また、第2ハウジング2の上面の後方側には左右一対の突出部28が形成されている。これら突状部27及び突出部28によって、相対的に第2ハウジング2の上面略中央部は凹所29となっている。凹所29の両側縁は上記ロック部17をガイドするテーパ面29aとなっている。なお、図2に示すように、ロックカバー11における第1板状部18及び第2板状部19の厚さtと、第2ハウジング2における突状部27及び突出部28の高さhとは、ほぼ等しくなるように形成されている。なお、第2ハウジング2の上面後方に形成された突起30は、後述するリテーナ部材31のロック用である。
次に、上述した本実施形態に係るコネクタの嵌合操作について説明する。図3は第1ハウジングの組付操作を順に示す断面図、図4はロックカバーのリテーナ部の挿入操作を示す要部の拡大断面図、図5は第2ハウジングの組付操作を順に示す断面図、図6は両ハウジングの嵌合操作を順に示す側面図である。
まず、図3(a)に示すように、ロックカバー11は成形後の自然状態において、第1ハウジング1に対して略直角に大きく開いた形状となっている。これによって、ロックカバー11と第1ハウジング1とを一体成形する際に、成形用金型の構造を簡単にすることができる。この第1ハウジング1の端子収納空間3内に、後方から接続端子5を挿入する。
次に、図3(b)に示すように、接続端子5を挿入した後、ロックカバー11を根元から折り曲げる。この際、ロックカバー11の第1ヒンジ21が容易に撓み自由度もあるので、ロックカバー11を折り曲げる際の作業性を向上させることができる。
そして、図3(c)に示すように、ロックカバー11を折り曲げながら、このロックカバー11のリテーナ部12を第1ハウジング1に係合させる。即ち、ロックカバー11の第1板状部18を上方から押す。この際、図4にも示すように、第1ハウジング1の基体部7における開口9の前縁から、リテーナ部12の端子係止部13を矢印Aのように斜めに挿入する。続いて、開口9の後縁から、リテーナ部12のリテーナ係止部14を矢印Bのように押して挿入する。リテーナ係止部14が溝15の存在により弾性変形可能でテーパ面14aも協働するので、リテーナ係止部14の挿入を容易に行なうことができる。そして挿入後は、リテーナ係止部14の弾性復元によって、リテーナ部12は第1ハウジング1に確実に固定されて保持される。なお、リテーナ部12の挿入の際、リテーナ部12のピン16が開口9の凹部10に当接されるので、リテーナ部12をスムーズに位置決めガイドすることができる。
以上のようにして、図3(d)に示すように、第1ハウジング1における組付操作が完了する。この状態において、リテーナ部12の端子係止部13が、第1ハウジング1内の接続端子5の突片5bに当接しているので、接続端子5の抜け止めが行なわれる。これによって、後で両ハウジング1、2を嵌合させる前に、第1ハウジング1における接続端子5の未挿入や不完全挿入等の作業ミスを低減させることができる。また、リテーナ部12を第1ハウジング1に係合させることによって、ロックカバー11を第1ハウジング1に対して仮止め状態にすることができる。
次に別途、図5(a)に示すように、第2ハウジング2の端子収納空間4内に、後方から接続端子6を挿入する。そして、図5(b)に示すように、接続端子6を挿入した後、リテーナ部材31を第2ハウジング2に係合させる。リテーナ部材31は断面略コ字状をなし、下部の先端が端子係止部32、上部の先端がリテーナ係止部33となっている。図5(c)に示すように、リテーナ部材31の端子係止部32を端子収納空間4内に挿入し、リテーナ係止部33を第2ハウジング2の上面の突起30にロック係止させる。これによって、端子係止部32が接続端子6の突片6bに当接し、接続端子6の抜け止めが行なわれる。
次に、組付操作が完了した両ハウジング1、2の嵌合操作を行なう。まず、図6(a)に示すように、両ハウジング1、2の前面どうしを対向させる。第1ハウジング1のロックカバー11の仮止め状態において、ロックカバー11のロック部17は第1ハウジング1の前方に位置し、そのロック部17はロック可能状態にある。
そして、図6(b)に示すように、両ハウジング1、2を接近させると、ロックカバー11の第2板状部19の前縁が、第2ハウジング2の突状部27のテーパ面27aに乗り上がる。続いて、ロックカバー11のロック部17のテーパ面17aが、第2ハウジング2のフランジ24のテーパ面24aに当接する。
そして、図6(c)に示すように、さらに両ハウジング1、2を接近させていくと、ロック部17がフランジ24の上面に乗り上がっていく。このとき、第2ヒンジ22が容易に撓み自由度もあるので、ロック部17はスムーズに持ち上げられ、作業性を良好にすることができる。なお、この状態において、ロック部17は外方へ弾性変形して第2ハウジング2の側面に当接している。
次に、図6(d)に示すように、第1ハウジング1の挿入嵌合部8を第2ハウジング2の受入嵌合部23内に嵌合させていく。最終位置まで嵌合させると、ロック部17はフランジ24の上面から離脱し、切欠部25における被ロック部26の上方に位置する。この状態において、ロックカバー11の第2板状部19を上から押さえ付ける。
すると、図6(e)に示すように、ロック部17が切欠部25内に挿入され、内方へ弾性復元して被ロック部26に係合される。これによって、両ハウジング1、2は最終的な嵌合ロック状態となり、両ハウジング1、2は一体的に固定される。このように、ロック部17を押すことによって両ハウジング1、2の正規な嵌合状態を確認する。即ち、図6(d)において半嵌合状態の場合は、ロック部17がフランジ24上にあるので、ロック部17を押すことができない。従って、ロック部17の押下操作の可否によって、半嵌合を未然に防止することができる。
なお、図2に示す嵌合ロック状態において、ロックカバー11の第1板状部18は第2ハウジング2の突状部27の後方に位置し、ロックカバー11の一対の第2ヒンジ22は突状部27の両側に位置する。また、ロックカバー11の第2板状部19は第2ハウジング2の凹所29上に位置している。ここで、ロックカバー11の第1板状部18及び第2板状部19の厚さtと第2ハウジング2の突状部27及び突出部28の高さhとはほぼ等しいので、ロックカバー11と第2ハウジング2との表面が実質的に面一状態になる。これによって、ロックカバー11が第2ハウジング2の表面から突出しないので、ロックカバー11が余計な外力の影響を受け難く、ロック部17の離脱を未然に防止することができる。
以上説明したように、本実施形態のコネクタによれば、ロック部17とリテーナ部12とを有するロックカバー11が第1ハウジング1に一体に成形されていることによって、部品点数を削減することができ低コスト化を図ることができると共に、第1ハウジング1に対するロックカバー11及び別個のリテーナ部品の取付作業も不要とすることができる。また、ロックカバー11と第1ハウジング1とを一体部品にすることによって、ロックカバー11に様々な方向の外力が加わることがあっても、ロックカバー11が第ハウジング1から離脱するような事態を防止することができる。
次に、第2実施形態に係るコネクタを説明する。図7は両コネクタハウジングの最終嵌合状態の拡大断面図、図8はロックカバーのリテーナ部の挿入操作を示す要部の拡大断面図である。なお、第2実施形態においてはロックカバーのリテーナ部に変形が加えられたもので、他の構成は第1実施形態と同一であり同一符号を付して説明を省略する。
図7及び図8に示すように、本実施形態のコネクタにおいては、ロックカバー11のリテーナ部12における端子係止部13の近傍に溝35が形成されており、この溝35によって端子係止部13は弾性変形可能となっている。なお、端子係止部13の下縁をテーパ面13aとするのが好ましい。
そして、本実施形態においては、リテーナ部12を第1ハウジング1に係合させる際、図8に示すように、第1ハウジング1の基体部7における開口9の後縁から、リテーナ部12のリテーナ係止部14を矢印Cのように斜めに挿入する。続いて、開口9の前縁から、リテーナ部12の端子係止部13を矢印Dのように押して挿入する。端子係止部13が溝35の存在により弾性変形可能でテーパ面13aも協働するので、端子係止部13の挿入を容易に行なうことができる。そして挿入後は、端子係止部13の弾性復元によって、リテーナ部12は第1ハウジング1に確実に固定されて保持される。
このように本実施形態によれば、リテーナ部12を第1ハウジング1に係合させる際、先にリテーナ係止部14を挿入し後から端子係止部13を挿入するような操作をしても、端子係止部13が弾性変形するので、第1ハウジング1に対するリテーナ部12の挿入を容易に行なうことができる。これにより、リテーナ部12を通常(第1実施形態)とは逆に挿入する所謂こじり挿入にも対応可能となり、リテーナ部12の挿入操作の自由度を向上させることができる。なお、本実施形態の場合、端子係止部13とリテーナ係止部14との両方に溝35、15があるので、端子係止部13及びリテーナ係止部14を同時に挿入するような操作も可能である。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施の形態では、挿入側ハウジングである第1ハウジング1にロック部17を有するロックカバー11が一体に設けられており、受入側ハウジングである第2ハウジング2にロック部17が係合される被ロック部26が設けられているが、受入側ハウジングである第2ハウジング2にロック部17を有するロックカバー11が一体に設けられており、挿入側ハウジングである第1ハウジング1にロック部17が係合される被ロック部26が設けらていてもよい。従って、両ハウジングの構造は、本実施の形態と同様の効果が得られる範囲で各種の変更が可能である。
また、上述の実施の形態では、第1ハウジング1の基体部7とロックカバー11の第1板状部18とが第1ヒンジ21により接続されているが、両者は接続部分近傍において折り曲げ可能であればよく、必ずしもヒンジにより接続されている必要はない
また、上述の実施の形態では、第1ハウジング1のロックカバー11と第2ハウジング2との表面が実質的に面一状態になっているが、これらの表面が必ずしも面一状態になっていなくてもよい。
また、上述の実施の形態では、ロックカバー11のリテーナ部12はリテーナ係止部14を有しており、リテーナ係止部14によってリテーナ部12が第1ハウジング1の基体部7に係止されているが、リテーナ部12は必ずしもリテーナ係止部14を有していなくてもよく、その他の方法でリテーナ部12が第1ハウジング1の基体部7に係止されてもよい。
また、上述の実施の形態では、リテーナ部12におけるリテーナ係止部14の近傍に形成された溝15によってリテーナ係止部14は弾性変形可能となっているが、リテーナ係止部14は必ずしも弾性変形可能となっていなくてもよい。
本発明の第1実施形態のコネクタにおける両コネクタハウジング及びロックカバーの外観斜視図である。 上記コネクタにおける両コネクタハウジングの最終嵌合状態の拡大断面図である。 上記コネクタにおける第1コネクタハウジングの組付操作を順に示す断面図である。 上記コネクタにおけるロックカバーのリテーナ部の挿入操作を示す要部の拡大断面図である。 上記コネクタにおける第2コネクタハウジングの組付操作を順に示す断面図である。 上記コネクタにおける両コネクタハウジングの嵌合操作を順に示す側面図である。 本発明の第2実施形態のコネクタにおける両コネクタハウジングの最終嵌合状態の拡大断面図である。 上記コネクタにおけるロックカバーのリテーナ部の挿入操作を示す要部の拡大断面図である。
符号の説明
1第1のコネクタハウジング
2第2のコネクタハウジング
5接続端子
11ロックカバー
12リテーナ部
13端子係止部
14リテーナ係止部
15溝
17ロック部
21第1ヒンジ
22第2ヒンジ
26被ロック部
35溝

Claims (6)

  1. 第1コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングと嵌合状態になり得る第2コネクタハウジングとを備えており、
    前記第1コネクタハウジングには、前記第1コネクタハウジングに挿入された接続端子の抜け止めを行なうためのリテーナ部と、可撓性を有するヒンジにより前記リテーナ部と接続され且つ前記第1及び前記第2コネクタハウジングを正規の嵌合状態でロックするためのロック部とを有し、折り曲げ可能なロックカバーが一体に設けられていると共に、
    前記第2コネクタハウジングには、前記ロック部を正規の嵌合状態で係止するための係止部が一体に設けられており、
    前記ロックカバーが折り曲げられることで前記ロックカバーの前記リテーナ部により前記接続端子の抜け止めが行われた状態の前記第1コネクタハウジングが前記第2コネクタハウジングと嵌合された後で、前記ロックカバーの前記ロック部が正規の嵌合状態で前記係止部に係止されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記第1コネクタハウジングと前記ロックカバーとが可撓性を有するヒンジにより接続されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ロックカバーの前記ロック部が正規の嵌合状態で前記係止部に係止されている状態において、
    前記第1及び前記第2コネクタハウジング並びに前記ロックカバーのそれぞれの表面が実質的に面一状態になることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記リテーナ部は、前記ロックカバーを前記第1コネクタハウジングに係止するためのリテーナ係止部を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記リテーナ部の前記リテーナ係止部がバネ性を有していることを特徴とする請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記リテーナ部は、前記接続端子の抜け止めを行うために前記接続端子に当接する端子係止部を有しており、
    前記端子係止部がバネ性を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のコネクタ。
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