JP3888398B2

JP3888398B2 - Communication equipment

Info

Publication number: JP3888398B2
Application number: JP05615597A
Authority: JP
Inventors: 浩松本; 正彦土田
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 1997-03-11
Filing date: 1997-03-11
Publication date: 2007-02-28
Anticipated expiration: 2017-03-11
Also published as: JPH10257166A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発信者のメッセージを記憶する留守番機能を有する通信機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、電話機、ＰＨＳや携帯電話等の通信機器においては、不在や電話をとれないような状況で着信した場合、発信者のメッセージ（音声、文字等）を半導体メモリや磁気テープ等に記憶し、後で再生する留守番機能を備えるものがある。上記通信機器では、留守番モードに設定されているときに着信があると、自動的に回線を接続し、相手へ所定の応答メッセージ（音声メッセージを残すよう催促する応答メッセージ等）を送信した後、相手からのメッセージを半導体メモリや磁気テープに録音するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の通信機器では、記憶用の半導体メモリが全て記憶され、これ以上記憶できない場合には、その旨を通知する応答メッセージを相手に送信し、回線を切断してしまうので、例えば、メッセージを必ず記憶しておきたい相手からの電話であっても、記憶できずに終話してしまい、メッセージを記憶することができないという問題があった。
【０００４】
また、磁気テープに記憶する場合には、同一発信者が同じ内容を複数回記憶する場合や、状況の変化によって、古い記憶内容が無効となり、新しい記憶内容しか有効な情報となり得ない場合であっても、再生時には、時系列でしか再生できないため、無効となった古い記憶内容を聞かなければならないという問題があった。
【０００５】
そこで本発明は、通信相手からの通信情報に対する記録を適切に制御することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項１記載の発明による通信機器は、通信手段を有する通信機器であって、通信相手毎の優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位記憶手段と、前記通信手段を介した通信相手との通信情報とともに当該通信相手の優先順位情報を記録する通信情報記録手段と、前記通信相手との通信の際に、当該通信相手の優先順位を前記優先順位記憶手段より判別する優先順位判別手段と、前記優先順位判別手段により判別された当該通信相手の優先順位よりも低い優先順位を示す優先順位情報とともに記録されている通信情報が存在する場合に、その通信情報と優先順位情報とに、当該通信相手との通信情報と優先順位情報とを上書き記録し、存在しない場合に、当該通信相手との通信情報と優先順位情報とを記録しないように制御する記録制御手段とを具備することを特徴とする。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、ＰＨＳ端末および通常の電話機に適用した一実施例として、図面を参照して説明する。
Ａ．第１実施例の構成
Ａ−１．ＰＨＳ端末の構成
図１は、本発明の第１実施例によるＰＨＳ端末の構成を示すブロック図である。図において、１０は送受信部であり、受信部および送信部からなる周波数変換部と、受信部および送信部からなるモデムとから構成されている。周波数変換部の受信部は、送信／受信を振り分けるアンテナスイッチを介して入力される、アンテナＡＮＴで受信した信号を、ＰＬＬシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合することにより、１．９ＧＨｚ帯から１ＭＨｚ帯付近のＩＦ（中間周波）信号に周波数変換する。また、周波数変換部の送信部は、後述するモデムから供給されるπ／４シフトＱＰＳＫの変調波をＰＬＬシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合することにより、１．９ＧＨｚ帯に周波数変換し、アンテナスイッチを介してアンテナＡＮＴから輻射する。次に、上述したモデムの受信部は、周波数変換部からのＩＦ信号を復調し、ＩＱデータに分離してデータ列とし、通信制御部１１へ送出する。また、モデムの送信部では、通信制御部１１から供給されるデータからＩＱデータを作成して、π／４シフトＱＰＳＫの変調をして、送受信部１０の周波数変換部へ送出する。
【００２１】
次に、通信制御部１１は、送信側および受信側とで構成されており、フレーム同期およびスロットのデータフォーマット処理を行う。上記受信側は、送受信部１０のモデムから供給される受信データから所定のタイミングで１スロット分のデータを取り出し、このデータの中からユニークワード（同期信号）を抽出してフレーム同期信号を生成し、かつ、制御データ部および音声データ部のスクランブル等を解除した後、制御データを制御部１６へ送出し、音声データを音声処理部１２へ送出する。また、上記送信側は、音声処理部１２から供給される音声データに制御データ等を付加するとともに、スクランブル等を付与した後にユニークワード等を付加して、１スロット分の送信データを作成し、所定タイミングでフレーム内の所定スロットに挿入して送受信部１０のモデムに送出する。
【００２２】
次に、上述した音声処理部１２は、スピーチコーディックおよびＰＣＭコーディックで構成されている。上記スピーチコーディックは、デジタルデータの圧縮／伸張処理を行うものであり、受信側および送信側とで構成されている。受信側は、通信制御部１１から供給されるＡＤＰＣＭ音声信号（４ビット×８ＫＨｚ＝３２Ｋｂｐｓ）をＰＣＭ音声信号（８ビット×８ＫＨｚ＝６４Ｋｂｐｓ）に復号化することにより伸張してＰＣＭコーディックに出力する。送信側は、ＰＣＭコーディックから供給されるＰＣＭ音声信号をＡＤＰＣＭ音声信号に符号化することにより圧縮して通信制御部１１へ送出する。上述したＰＣＭコーディックは、アナログ／デジタル変換処理を行うものであり、受信側は、スピーチコーディックから供給されるＰＣＭ音声信号をＤ／Ａ変換によりアナログ音声信号へ変換し、スピーカ１３から出力するとともに、送信側はマイク１４から入力されたアナログ音声信号をＡ／Ｄ変換によりＰＣＭ信号に変換し、スピーチコーディックに送出する。
【００２３】
次に、キー入力部１５は、相手先の電話番号を入力する数値キーや、オンフック／オフフックを行うスイッチ、音声出力を変えるボリュームスイッチ等から構成される。これらキーやスイッチの状態は制御部１６に供給される。次に、制御部１６は、所定のプログラムに従って装置全体を制御する。ＲＯＭ１７には上記制御部１６で実行されるプログラムや、種々のパラメータ等が格納されている。また、ＲＡＭ１８には、上記制御部１６の制御に伴って生成されるデータが格納されるワーキングエリアや、留守番時の音声メッセージの記憶領域等が格納される領域として用いられるとともに、電話をかける相手先の発信先名、住所、および発信先電話番号等からなる住所録等が格納されている。なお、ＲＡＭ１８の記憶は、図示しない二次電池等からの電源により保持される。
【００２４】
次に、表示部１９は、動作モードや、電話番号、通話時間等の各種データ等を表示する液晶表示器や、スイッチ等のオン／オフ等を示すＬＥＤから構成されており、上記制御部の制御の下、各種データを表示するとともに、タッチパネルとなっており、表示したアイコン等が利用者もしくは後述するタッチペンによって指示（押下）されると、そのアイコンに割り当てられた機能が実行されるようになっている。次に、計時部２０は、所定のクロックに従って、日付および時刻をリアルタイムで計時しており、該日付および時刻を所定のタイミングで制御部１６へ供給する。この日付および時刻は、留守番モード時に、録音開始時刻を記録するために用いられる。
【００２５】
Ａ−２．呼設定メッセージの構成
次に、図２は、呼設定メッセージを説明するための概念図である。呼設定メッセージは、発呼時、着信時等に、発信側および着信側の端末（外部電話機、親機、子機）間で送受信される情報である。該呼設定メッセージは、プロトコル識別子、呼番号、メッセージ種別、他の情報要素、発番号、発サブアドレス、着番号および着サブアドレスから構成されている。本発明では、発信側のＰＨＳ端末や電話機は、上記発サブアドレスあるいは着サブアドレス（以下、サブアドレスという）に発信者情報（発信者番号（電話番号）あるいは／および名前のデータ等）を入れて発呼するようになっている。これに対して、留守番モードに設定されている着信側のＰＨＳ端末では、上記サブアドレスの発信者情報を取り出し、発信者と識別するようになっている。なお、発番号により発信者を識別するようにしてもよい。
【００２６】
Ａ−３．発信者情報テーブル
図３は、本第１実施例によるＰＨＳ端末に記憶されている発信者情報テーブルを説明するための概念図である。図において、ＰＨＳ端末は、留守番モードに設定されている場合に必ず音声メッセージを録音したい相手の発信者情報（電話番号または名前）を、適宜、使用者によって設定可能な発信者情報テーブル３０として記憶している。ＰＨＳ端末は、当該端末が留守番モードに設定されている場合、上述した呼設定メッセージのサブアドレスに入れられている発信者情報を取り出し、該発信者番号が上記発信者情報テーブル３０にあると、その相手に対し、音声メッセージを入力するように、応答メッセージＢを送信し、相手が入力した音声メッセージをデジタル音声データに変換した後、所定の記憶領域（ＲＡＭ１８）に計時部２０で計時した時刻とともに記憶する。
【００２７】
Ａ−４．音声メッセージ録音領域
図４は、本第１実施例によるＰＨＳ端末で、留守番モード時に録音した音声メッセージの録音領域を説明するための概念図である。図において、録音領域３１は、例えば、ＲＡＭ１８に設けられており、録音した時刻順に、発信者情報Ｎi（ｉ＝１，２，…）、録音開始時刻、音声メッセージが記憶される。ＰＨＳ端末は、音声メッセージを録音する際、録音領域３１に空きがあれば、そのまま空き領域に新たに録音する一方、録音領域３１に空きがなければ、過去の音声メッセージ（留守番モードに設定されてから現在までの間に録音された音声メッセージ）を検索し、最も古いデータに上書きするようになっている。これにより、上述した発信者情報テーブル３０に設定された相手からの着信があった場合には、その相手の音声メッセージを必ず録音することができる。
【００２８】
Ｂ．第１実施例の動作
次に、上述した第１実施例によるＰＨＳ端末の動作について説明する。なお、以下の説明では、通話に伴う各部の動作については通常の端末の動作と同様であるので説明を省略する。
【００２９】
Ｂ−１．第１の動作例
ここで、図５は、本第１実施例によるＰＨＳ端末の第１の動作例の動作を説明するためのフローチャートである。まず、ステップＳ１０で、着信したか否かを判断し、着信すると、ステップＳ１２で、呼設定メッセージから発信者番号を取得する。次に、ステップＳ１４で、上記発信者番号が発信者情報テーブル３０に登録されているか否かを判断し、登録されていなければ、ステップＳ１６に進み、応答メッセージＡ（例えば、「現在、電話に出られません」）を相手に送信する。そして、ステップＳ３４で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、発信者情報テーブル３０に登録されていない相手からの電話に対しては、音声メッセージを録音することなく、回線を切断する。
【００３０】
一方、呼設定メッセージのサブアドレスから取りだした発信者番号が発信者情報テーブル３０に登録されていれば、ステップＳ１８に進み、音声メッセージ録音領域３１に空き領域があるか否かを判断し、空き領域があれば、ステップＳ２０に進み、音声メッセージの書き込みアドレスに空き領域の先頭アドレスをセットする。そして、ステップＳ２８で、回線を接続し、ステップＳ３０で、応答メッセージＢ（例えば、「現在、電話に出られませんので、メッセージを入れて下さい」）を相手に送信する。そして、ステップＳ３２で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し、録音が終了すると、ステップＳ３４で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、発信者情報テーブル３０に登録されている相手からの電話に対しては、空き領域があれば、空き領域に音声メッセージを録音する。
【００３１】
一方、発信者情報テーブル３０に登録されている相手からの電話であるにも拘らず、音声メッセージ録音領域３１に空き領域がなければ、ステップＳ１８からステップＳ２４に進み、既に録音されている音声メッセージのうち、録音時刻が最も古いデータを検索し、ステップＳ２６で、書き込みアドレスに上記データ領域の先頭アドレスをセットする。そして、上述したステップＳ２８に進み、回線を接続し、ステップＳ３０で、応答メッセージＢ（例えば、「現在、電話に出られませんので、メッセージを入れて下さい」）を相手に送信する。そして、ステップＳ３２で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し（上書き）、録音が終了すると、ステップＳ３４で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、発信者情報テーブル３０に登録されている相手からの電話にも拘らず、空き領域がなければ、録音時刻が最も古い領域に音声メッセージを録音（上書き）する。
【００３２】
Ｂ−２．第２の動作例
前述した第１の動作例では、発信者情報テーブル３０に登録されていない相手からの電話に対しては、全く、音声メッセージを録音することなく、回線を切断していたが、これに限らず、音声メッセージ録音領域３１に空き領域があれば、発信者情報テーブル３０に登録されていない相手の音声メッセージを録音するようにしてもよい。以下、この第２の動作例について説明する。
【００３３】
ここで、図６は、本第１実施例によるＰＨＳ端末の第２の動作例を説明するためのフローチャートである。まず、ステップＳ４０で、着信したか否かを判断し、着信すると、ステップＳ４２で、呼設定メッセージから発信者番号を取得する。次に、ステップＳ４４で、音声メッセージ録音領域３１に空き領域があるか否かを判断し、空き領域があれば、ステップＳ５０に進み、音声メッセージの書き込みアドレスに空き領域の先頭アドレスをセットする。そして、ステップＳ５６で、回線を接続し、ステップＳ５８で、応答メッセージＢ（例えば、「現在、電話に出られませんので、メッセージを入れて下さい」）を相手に送信する。そして、ステップＳ６０で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し、録音が終了すると、ステップＳ６２で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、発信者情報テーブル３０に登録されている相手、登録されていない相手に拘らず、空き領域があれば、空き領域に発信者からの音声メッセージを録音する。
【００３４】
一方、音声メッセージ録音領域３１に空き領域がなければ、ステップＳ４４からステップＳ４６に進み、上記発信者番号が発信者情報テーブル３０に登録されているか否かを判断し、登録されていなければ、ステップＳ４８に進み、応答メッセージＡ（例えば、「現在、電話に出られません」）を相手に送信する。そして、ステップＳ６２で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、空き領域がない場合には、発信者情報テーブル３０に登録されていない相手からの電話に対しては、音声メッセージを録音することなく、回線を切断する。
【００３５】
一方、空き領域がないものの、呼設定メッセージのサブアドレスから取りだした発信者番号が発信者情報テーブル３０に登録されていれば、ステップＳ５２に進み、既に録音されている音声メッセージのうち、録音時刻が最も古いデータを検索し、ステップＳ５４で、書き込みアドレスに上記データ領域の先頭アドレスをセットする。そして、上述したステップＳ５６に進み、回線を接続し、ステップＳ５８で、応答メッセージＢ（例えば、「現在、電話に出られませんので、メッセージを入れて下さい」）を相手に送信する。そして、ステップＳ６０で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し（上書き）、録音が終了すると、ステップＳ６２で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、空き領域がない場合であっても、発信者情報テーブル３０に登録されている相手からの電話であれば、録音時刻が最も古い領域に音声メッセージを録音（上書き）する。
【００３６】
このように、本第１実施例によれば、所定の発信者からの着信があると、該発信者の音声メッセージを、既に録音したデータのうち、最も古いデータ領域に上書きするようにしたので、音声メッセージ録音領域３１に空き領域がなくなっても、必ず所定の発信者からの音声メッセージを録音することができる。
【００３７】
Ｃ．第２実施例の構成
次に、本発明の第２実施例によるＰＨＳ端末について説明する。なお、本第２実施例によるＰＨＳ端末の基本構成は、図１に示すものと同じであるので説明を省略する。本第２実施例では、予め必ず音声メッセージを録音する発信者を設定するとともに、それぞれの発信者に優先順位を設け、該優先順位に従って、音声メッセージを録音するようになっている。
【００３８】
Ｃ−１．発信者優先順位情報テーブル
ここで、図７は、本第２実施例による発信者優先順位情報テーブルの構成を示す概念図である。図において、ＰＨＳ端末は、留守番モードに設定されている場合に必ず音声メッセージを録音する相手の発信者情報（電話番号または名前）およびその優先順位を、適宜、使用者によって設定可能な発信者優先順位情報テーブル３２に記憶している。該発信者優先順位情報テーブル３２は、例えばＲＡＭ１８等に設けられる。ＰＨＳ端末は、留守番モードに設定されている場合、発信側からの呼設定メッセージのサブアドレスに入れられている発信者情報を取り出し、該発信者番号が上記発信者優先順位情報テーブル３２にあると、その相手に対し、音声メッセージを入力するように応答メッセージＢを送信し、相手が入力した音声メッセージをデジタル音声データに変換した後、既に録音されたデータのうち、優先順位のない音声メッセージ、あるいは優先順位の低い音声メッセージに計時部２０で計時した時刻とともに上書きする。
【００３９】
Ｃ−２．音声メッセージ録音領域
図８は、本第２実施例によるＰＨＳ端末で、留守番モード時に録音した音声メッセージの録音領域を説明するための概念図である。図において、録音領域３１は、例えば、ＲＡＭ１８に設けられており、録音した時刻順に、発信者情報Ｎi（ｉ＝１，２，…）、優先順位Ｐi（例えば、Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３）、録音開始時刻、音声メッセージが記憶される。ＰＨＳ端末は、音声メッセージを録音する際、録音領域３１に空きがあれば、そのまま空き領域に新たに録音する一方、録音領域３１に空きがなければ、既に録音されているデータのうち、優先順位のない音声メッセージ、あるいは優先順位の低い音声メッセージを検索し、そのデータに上書きするようになっている。これにより、上述した発信者優先順位情報テーブル３２に設定された相手からの着信があった場合には、優先順位の高い順に、その相手の音声メッセージを必ず録音することができる。
【００４０】
Ｄ．第２実施例の動作
次に、上述した第２実施例によるＰＨＳ端末の動作について説明する。なお、以下の説明では、通話に伴う各部の動作については通常の端末の動作と同様であるので説明を省略する。
【００４１】
Ｄ−１．第１の動作例
ここで、図９は、本第２実施例によるＰＨＳ端末の第１の動作例の動作を説明するためのフローチャートである。まず、ステップＳ７０で、着信したか否かを判断し、着信すると、ステップＳ７２で、呼設定メッセージから発信者番号を取得する。次に、ステップＳ７４で、上記発信者番号が発信者優先順位情報テーブル３２に登録されているか否かを判断し、登録されていなければ、ステップＳ７６に進み、応答メッセージＡ（例えば、「現在、電話に出られません」）を相手に送信する。そして、ステップＳ９４で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、発信者優先順位情報テーブル３２に登録されていない相手からの電話に対しては、第１実施例と同様に、音声メッセージを録音することなく、回線を切断する。
【００４２】
一方、呼設定メッセージのサブアドレスから取りだした発信者番号が発信者優先順位情報テーブル３２に登録されていれば、ステップＳ７８に進み、発信者優先順位情報テーブル３２から優先順位を取得する。次に、ステップＳ８０で、音声メッセージ録音領域３３に空き領域があるか否かを判断し、空き領域があれば、ステップＳ８２に進み、音声メッセージの書き込みアドレスに空き領域の先頭アドレスをセットする。そして、ステップＳ８８で、回線を接続し、ステップＳ９０で、応答メッセージＢ（例えば、「現在、電話に出られませんので、メッセージを入れて下さい」）を相手に送信する。そして、ステップＳ９２で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し、録音が終了すると、ステップＳ９４で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、発信者優先順位情報テーブル３２に登録されている相手からの電話に対しては、空き領域があれば、該空き領域に音声メッセージを録音する。
【００４３】
一方、発信者優先順位情報テーブル３２に登録されている相手からの電話であるにも拘らず、音声メッセージ録音領域３３に空き領域がなければ、ステップＳ８０からステップＳ８４に進み、取得した発信者情報の優先順位と既に録音されている音声メッセージの優先順位とを比較し、優先順位のないもの、あるいは優先順位の低い領域があるか否かを判断する。そして、優先順位のないもの、あるいは優先順位の低いものがなければ、前述したステップＳ７６に進み、応答メッセージＡを相手に送信した後、ステップＳ９４で回線を切断する。
【００４４】
これに対して、既に録音されている音声メッセージのなかに、優先順位のないもの、あるいは優先順位の低いものがあれば、ステップＳ８６に進み、書き込みアドレスに上記データ領域の先頭アドレスをセットする。そして、上述したステップＳ８８に進み、回線を接続し、ステップＳ９０で、応答メッセージＢ（例えば、「現在、電話に出られませんので、メッセージを入れて下さい」）を相手に送信する。そして、ステップＳ９２で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し（上書き）、録音が終了すると、ステップＳ９４で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、発信者優先順位情報テーブル３２に登録されている相手からの電話にも拘らず、空き領域がなければ、既に録音されている音声メッセージのうち、優先順位のないもの、あるいは優先順位の低いものの領域に音声メッセージを録音（上書き）する。
【００４５】
Ｄ−２．第２の動作例
前述した第１の動作例では、発信者優先順位情報テーブル３２に登録されていない相手からの電話に対しては、全く、音声メッセージを録音することなく、回線を切断していたが、これに限らず、音声メッセージ録音領域３３に空き領域があれば、発信者優先順位情報テーブル３２に登録されていない相手であっても、その音声メッセージを空き領域に録音するようにしてもよい。以下、この第２の動作例について説明する。
【００４６】
ここで、図１０は、本第２実施例によるＰＨＳ端末の第２の動作例を説明するためのフローチャートである。まず、ステップＳ１００で、着信したか否かを判断し、着信すると、ステップＳ１０２で、呼設定メッセージから発信者番号を取得する。次に、ステップＳ１０４で、音声メッセージ録音領域３３に空き領域があるか否かを判断し、空き領域があれば、ステップＳ１０８に進み、音声メッセージの書き込みアドレスに空き領域の先頭アドレスをセットする。そして、ステップＳ１１８で、回線を接続し、ステップＳ１２０で、応答メッセージＢ（例えば、「現在、電話に出られませんので、メッセージを入れて下さい」）を相手に送信する。そして、ステップＳ１２２で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し、録音が終了すると、ステップＳ１２４で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、発信者優先順位情報テーブル３２に登録されている相手、登録されていない相手に拘らず、空き領域があれば、その空き領域に音声メッセージを録音する。
【００４７】
一方、音声メッセージ録音領域３３に空き領域がなければ、ステップＳ１０４からステップＳ１１０に進み、上記発信者番号が発信者優先順位情報テーブル３２に登録されているか否かを判断し、登録されていなければ、ステップＳ１０６に進み、応答メッセージＡ（例えば、「現在、電話に出られません」）を相手に送信する。そして、ステップＳ１２４で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、空き領域がなく、かつ発信者優先順位情報テーブル３２に登録されていない相手からの電話に対しては、音声メッセージを録音することなく、回線を切断する。
【００４８】
一方、空き領域がないものの、呼設定メッセージのサブアドレスから取りだした発信者番号が発信者優先順位情報テーブル３２に登録されていれば、ステップＳ１１２に進み、既に録音されている音声メッセージのうち、優先順位のないもの、あるいは優先順位の低いものがあるか判断する。そして、優先順位のないもの、あるいは優先順位の低いものがなければ、上述したステップＳ１０６に進み、応答メッセージＡ（例えば、「現在、電話に出られません」）を相手に送信する。そして、ステップＳ１２４で、回線を切断し、当該処理を終了する。
【００４９】
これに対して、優先順位のないもの、あるいは優先順位の低いものがあれば、ステップＳ１１６に進み、書き込みアドレスに上記データ領域の先頭アドレスをセットする。そして、前述したステップＳ１１８に進み、回線を接続し、ステップＳ１２０で、応答メッセージＢ（例えば、「現在、電話に出られませんので、メッセージを入れて下さい」）を相手に送信する。そして、ステップＳ１２２で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し（上書き）、録音が終了すると、ステップＳ１２４で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、空き領域がないものの、発信者優先順位情報テーブル３２に登録されており、かつ既に録音されている音声メッセージの中に優先順位のないもの、あるいは優先順位の低いものがあれば、その領域に音声メッセージを録音（上書き）する。
【００５０】
Ｄ−３．再生動作
次に、本第２実施例によるＰＨＳ端末において、上述した第１の動作または第２の動作に従って録音した音声メッセージを再生する動作について説明する。ここで、図１１は、本第２実施例によるＰＨＳ端末における再生動作を説明するためのフローチャートである。まず、ステップＳ１３０で、再生スイッチがオンされたか否かを判断し、オンされると、ステップＳ１３２で、図８に示す音声メッセージ録音領域３３を検索し、優先順位の付いたものがあるか否かを判断する。そして、優先順位の付いたものがなければ、ステップＳ１３４に進み、録音開始時刻が古いものから順に再生する。一方、優先順位が付いたものがあれば、ステップＳ１３６に進み、それら音声メッセージの優先順位を判定し、ステップＳ１３８で、優先順位の高いものから順に再生する。
【００５１】
このように、本第２実施例によれば、発信者情報に加えて、優先順位を設けたので、発信者優先順位情報テーブル３２に設定された相手からの着信があった場合には、優先順位の高い順、言い換えると、重要な件順に、その相手の音声メッセージを必ず録音することができる。さらに、再生において、優先順位の高い順に再生することにより、重要な件順に、その相手の音声メッセージを確認することができる。
【００５２】
Ｅ．第３実施例の構成
Ｅ−１．電話機の構成
図１２は、本発明の第３実施例による電話機の構成を示すブロック図である。図において、公衆回線４０は、アナログ回線またはデジタル回線である。着信部４１は、発信側から公衆回線４０を介して送信されるＩＤ受信端末起動信号を受信し、制御部５２に供給する。回線閉結部４２は、制御部５２からの閉結信号を受信すると、公衆回線４０に当該装置を接続する。モデム４３は、公衆回線４０を介して受信した信号（呼設定メッセージ）を受信し、デジタル信号に変換し、発信者情報を取り出して制御部５２に供給する。転極検出部４４は、公衆回線４０の極性の反転（着信）を検出し、制御部５２に通知する。通話部４５は、公衆回線４０を介して相手との間で通話（音声の授受）を行うとともに、留守番モード設定時における応答メッセージの送信、相手からの音声メッセージの受信を行う。
【００５３】
次に、ハンドセット４６は、マイクおよびスピーカからなる受話器であり、通話部４５からの音声をスピーカから出力するとともに、マイクから入力した音声を通話部４５に送出する。また、選択信号送出部４７は、選択信号を送出する。音声合成部４８は、予め設定されている上記応答メッセージを生成し、通話部４５に供給する。録音部４９は、留守番モード設定時に相手からの音声メッセージを録音する手段であり、記憶媒体として半導体メモリまたは磁気テープ（後述）を有する。また、スピーカ５０は、録音部４９に録音された音声メッセージや、音源部５７からのリンガ音等を出力する。
【００５４】
次に、キー入力部５１は、相手先の電話番号を入力する数値キーや、ワンタッチダイヤルキー、オンフック／オフフックを行うスイッチ、音声出力を変えるボリュームスイッチ等から構成される。これらキーやスイッチの状態は制御部５２に供給される。次に、制御部５２は、所定のプログラムに従って装置全体を制御する。ＲＯＭ５３には上記制御部５２で実行されるプログラムや、種々のパラメータ等が格納されている。また、ＲＡＭ５４には、上記制御部５２の制御に伴って生成されるデータが格納されるワーキングエリア等に用いられるとともに、ワンタッチダイヤルキーに対して記憶した電話番号等が格納されている。
【００５５】
次に、表示部５５は、動作モードや、電話番号、通話時間、着信した際に相手を特定するための発信者番号等の各種データ等を表示する液晶表示器や、スイッチ等のオン／オフ等を示すＬＥＤから構成されており、上記制御部の制御の下、各種データを表示する。次に、計時部５６は、所定のクロックに従って、日付および時刻をリアルタイムで計時しており、該日付および時刻を所定のタイミングで制御部５２へ供給する。この日付および時刻は、留守番モード時に、録音開始時刻を記録するために用いられる。
【００５６】
Ｅ−２．発信者情報テーブルの構成
次に、図１３は、上述した第３実施例による電話機の発信者情報テーブルの構成を示す概念図である。電話機は、留守番モード設定時に、音声メッセージを録音した相手を特定する発信者情報Ｎi（ｉ＝１，２，…）、その録音回数ＲＮi（ｉ＝１，２，…）、その音声メッセージの録音開始アドレスＡＤi（ｉ＝１，２，…）を、適宜、使用者に設定可能な発信者情報テーブル６０に記憶している。上記録音回数ＲＮiは、発信者情報に対応して留守番モード設定開始から現時点までに録音した回数を示し、初期値を「０」とし、録音した時点で１ずつインクリメントされる。該発信者情報テーブル６０において、録音回数ＲＮiおよびアドレスＡＤiは、音声メッセージが録音される度に更新される。電話機は、留守番モードに設定されている場合、発信側からの呼設定メッセージのサブアドレスに入れられている発信者情報を取り出し、該発信者情報の相手に対し、既に録音した回数を示す録音回数ＲＮiを参照することにより、今回が１回目（初めて）の録音であるか否かを判断し、該判断結果に従って音声メッセージの新規録音あるいは上書き録音を決定する。
【００５７】
Ｅ−３．録音部
図１４は、本第３実施例による電話機で、留守番モード時に音声メッセージを録音する録音部におけるデータ構成を説明するための概念図である。図において、録音部（半導体メモリ）４９の記憶媒体（本実施例では半導体メモリ等）には、録音した時刻順に、発信者情報Ｎi、録音開始時刻、音声メッセージが記憶される。電話機は、留守番モードに設定されている場合、発信側からの呼設定メッセージのサブアドレスに入れられている発信者情報を取り出し、当該発信者情報の相手に対し、既に、少なくとも１回でも音声メッセージを録音していると、前回（１回目）の録音領域に、今回の音声メッセージを上書きする。初めての場合には、空き領域に録音される。すなわち、留守番モード設定時、ある特定の相手が何度も着信した場合、その相手からの前回の音声メッセージ上に今回の音声メッセージを上書きすることで、最新の音声メッセージのみを残すようになっている。これにより、上述した発信者情報テーブル６０に設定された相手からの着信があった場合には、空き領域がなくなっても、その相手の音声メッセージを必ず録音することができる。
【００５８】
Ｆ．第３実施例の動作
次に、上述した本第３実施例による電話機の動作について説明する。なお、以下の説明では、通話に伴う各部の動作については通常の端末の動作と同様であるので説明を省略する。ここで、図１５は、本第３実施例の動作を説明するためのフローチャートである。まず、ステップＳ１４０で、転極検出部４２により公衆回線３０が転極したか否かを判断し、転極が検出されると、ステップＳ１４２で、着信部３１によりＩＤ受信端末起動信号が受信されたか否かを判断する。そして、ＩＤ受信端末起動信号を受信すると、ステップＳ１４４で、モデム３３を起動し、ステップＳ１４６で、呼設定メッセージのサブアドレスに入れられていた相手の発信者情報を取り出し、ステップＳ１４８で、モデム３４を停止する。
【００５９】
次に、ステップＳ１５０で、図１３に示す発信者情報テーブル６０を参照し、対応する発信者情報に対する録音回数ＲＮiが「０」であるか、すなわち今回の録音が１回目の録音であるか否かを判断する。そして、１回目の録音である場合には、ステップＳ１５２に進み、録音部３９の音声メッセージ録音領域６１に空き領域があるか否かを判断し、空き領域がなければ、ステップＳ１５４で、応答メッセージＡ（例えば、「現在、電話に出られません」）を相手に送信する。そして、ステップＳ１６８で、回線を切断し、当該処理を終了する。
【００６０】
一方、録音部３９の音声メッセージ録音領域６１に空き領域があれば、ステップＳ１５６に進み、音声メッセージの書き込みアドレスに空き領域の先頭アドレスをセットする。そして、ステップＳ１６２で、回線を接続し、ステップＳ１６４で、応答メッセージＢ（例えば、「現在、電話に出られませんので、メッセージを入れて下さい」）を相手に送信する。そして、ステップＳ１６６で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し、録音が終了すると、ステップＳ１６８で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、１回目の録音で、かつ空き領域があれば、その空き領域に音声メッセージを録音する。
【００６１】
また、１回目の録音でない場合、言い換えると、発信者情報で示される相手からの音声メッセージを既に録音している場合には、ステップＳ１５０からステップＳ１５８に進み、取得した発信者情報に基づいて図１３に示す発信者情報テーブル６０を検索し、前回の録音領域の先頭アドレスを取得する。次に、ステップＳ１６０で、書き込みアドレスに上記前回の録音領域の先頭アドレスをセットする。そして、前述したステップＳ１６２に進み、回線を接続し、ステップＳ１６４で、応答メッセージＢ（例えば、「現在、電話に出られませんので、メッセージを入れて下さい」）を相手に送信する。そして、ステップＳ１６６で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し（上書き）、録音が終了すると、ステップＳ１６８で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、１回目の録音でない場合には、前回の録音領域に今回の音声メッセージを録音（上書き）する。
【００６２】
このように、本第３実施例によれば、既に１回でも音声メッセージを録音した相手からの着信があった場合、前回の音声メッセージ上に上書きするようにしたので、音声メッセージ録音領域に空き領域がなくても、最新の音声メッセージを録音することができる。
【００６３】
Ｇ．第４実施例
次に、本発明の第４実施例について説明する。上述した実施例では、録音部３９の記憶媒体に半導体メモリを用いた場合について説明したが、本第４実施例では、上記記憶媒体を時系列で順次記憶する記憶媒体（例えば、磁気テープ）で構成したものである。したがって、全体構成は、図１２と同様であるので説明を省略する。この場合、磁気テープの巻戻しや早送りには時間がかかるので、言い換えると、第３実施例のように、ランダムアクセスして、同一相手の音声メッセージ上に上書きすることは現実的でないので、相手からの音声メッセージは、従来のように、時系列で磁気テープに録音される。そして、再生時においては、同一の相手からの音声メッセージが何度も録音されている場合、時間的に古い音声メッセージの部分を早送りし、最新のメッセージのみを再生するようになっている。そのため、本第４実施例では、音声メッセージを録音した相手の発信者情報および録音回数を、図１６に示す録音回数情報テーブル６２に記憶する。
【００６４】
Ｈ．第４実施例の動作
ここで、図１６は、本発明の第４実施例による電話機の動作を説明するための概念図である。相手からの音声メッセージは、図１６の上部に示すように、磁気テープに対して時系列で録音される。このとき、磁気テープには、各音声メッセージに対して、その発信者を特定するための発信者情報Ｎi（ｉ＝１，２，…）が付けられる。また、例えば、ＲＡＭ４４には、図１６の下部に示すように、発信者情報Ｎiに対する録音回数が記憶された録音回数情報テーブル６２が保持される。該録音回数は、同一の発信者からの着信、音声メッセージ録音が生じる度に、インクリメントされる。
【００６５】
例えば、図１６に示す例では、まず、発信者情報Ｎ１で示される発信者からの音声メッセージが２回、次に、発信者情報Ｎ2で示される発信者からの音声メッセージ、発信者情報Ｎ3で示される発信者からの音声メッセージ、発信者情報Ｎ4で示される発信者からの音声メッセージ、そして、発信者情報Ｎ2で示される発信者からの音声メッセージが古い順に録音されている。一方、ＲＡＭ４４には、現時点で、発信者情報Ｎ1の録音回数「２」、発信者情報Ｎ2の録音回数「２」、発信者情報Ｎ3の録音回数「１」、発信者情報Ｎ4の録音回数「１」が記憶されている。
【００６６】
ここで、図１７は、本第４実施例による電話機の再生処理を説明するためのフローチャートである。留守番モードが解除されると、図１７に示すフローチャートに従って再生処理が実行される。まず、ステップＳ１７０で、再生操作が行われた否かを判断し、再生操作以外であれば、操作に対応した処理へ進む。一方、再生操作が行われた場合には、ステップＳ１７２に進み、磁気テープを録音開始位置まで巻戻す。次に、ステップＳ１７４で、磁気テープを再生し、まず、音声メッセージの発信者情報を読み取る。図１６に示す例では、最初の発信者情報は「Ｎ1」である。次に、ステップＳ１７６で、ＲＡＭ４４の録音回数情報テーブル６２を参照し、上記発信者情報Ｎ1の録音回数を取得し、該録音回数が「１」であるか否かを判断する。この場合、発信者情報Ｎ1の録音回数は、「２」であるので、ステップＳ１８０に進む。
【００６７】
ステップＳ１８０では、磁気テープを早送りし、次の音声メッセージの先頭まで進め、ステップＳ１８２で、対応する発信者情報の録音回数を「１」だけデクリメントする。すなわち、上記の例では、発信者情報Ｎ1の録音回数が「２」であったため、磁気テープには２つの音声メッセージが録音されていることを示している。したがって、最初の音声メッセージは古い音声メッセージであるので、これをスキップし、次の音声メッセージへ進める。そして、ステップＳ１８４に進み、停止操作が行われたか否かを判断し、停止操作が行われていなければ、ステップＳ１７４に戻る。
【００６８】
ステップＳ１７４では、上述したように、磁気テープを再生し、音声メッセージの発信者情報を読み取る。図１６に示す例では、次の発信者情報は「Ｎ1」である。この場合、上記ステップＳ１８２で、該発信者情報Ｎ1の録音回数を「１」だけデクリメントしているので、ステップＳ１７６における判断結果は「ＹＥＳ」となり、ステップＳ１７８に進む。ステップＳ１７８では、現時点における音声メッセージを再生する。したがって、発信者情報Ｎ1からの最新の音声メッセージが再生される。
【００６９】
以下、停止操作（または磁気テープの最後、あるいは録音した音声メッセージの最後）に到達するまで、上記ステップＳ１７４〜１８４を繰り返し実行する。この結果、次の音声メッセージに対する発信者情報は「Ｎ2」であり、この録音回数は「２」であので、発信者情報Ｎ2からの最初の音声メッセージは、ステップＳ１８０で早送りされ、対応する録音回数は、ステップＳ１８２で、デクリメントされ、「１」となる。
【００７０】
次の音声メッセージに対する発信者情報は「Ｎ3」であり、この録音回数は「１」である。すなわち、１回しか録音されていないことを示す。したがって、この場合には、当該音声メッセージは、ステップＳ１７８で、そのまま再生される。次の音声メッセージに対する発信者情報は「Ｎ4」であり、この録音回数は「１」である。したがって、この場合も、１回しか録音されていないので、当該音声メッセージは、ステップＳ１７８で、再生される。また、次の音声メッセージに対する発信者情報は「Ｎ2」である。この録音回数は、前回、デクリメントされ、「１」となっているので、現時点における音声メッセージ、すなわち発信者情報Ｎ2からの最新の音声メッセージとしてステップＳ１７８で再生される。
【００７１】
このように、本第４実施例によれば、相手からの音声メッセージを磁気テープに時系列で録音しておき、同一の相手からの音声メッセージが複数録音されている場合、再生時に、古い音声メッセージの部分を早送りし、最新の音声メッセージのみを再生するようにしたので、再生時間を短縮することができる。なお、上述した第４実施例では、録音部３９の記憶媒体を半導体メモリとしたが、これに限らず、フロッピーディスクやＭＤのような磁気媒体であってもよい。
【００７２】
Ｉ．第５実施例の構成
次に、本発明の第５実施例について説明する。ここで、図１８は、本発明の第５実施例による電話機の構成を示すブロック図であり、図１２に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。なお、本第５実施例においても、前述した第３実施例と同様に、図１３に示す発信者情報テーブル６０を備えており、また、発信者からの音声メッセージも、図１４に示すような構成で録音部４９に録音（記憶）される。図１８において、本第５実施例が前述した第３実施例と異なる点は、ＭＦレシーバ部７０を追加したところにある。ＭＦレシーバ部７０は、発信者のプッシュボタンの操作により送信されてくるＭＦ信号を受信し、制御部２６に供給する。制御部２６は、着信した際、留守番モードを設定してから現時点までの間に、発信者が既に音声メッセージを残している場合、すなわち、同一発信者からの前回の音声メッセージが録音部４９に録音されている場合、発信者に対して、応答メッセージＣを送信することにより、前回の音声メッセージを消去してよいかどうかを問い、該問いに対して、プッシュボタンの操作により応答させるようになっている。そして、発信者からの応答が消去可であれば、前回の音声メッセージ上に今回の音声メッセージを上書きし、応答が消去不可であれば、今回の音声メッセージを新たに録音するようになっている。以下、本第５実施例による電話機の動作について詳細に説明する。
【００７３】
Ｊ．第５実施例の動作
ここで、図１９および図２０は、本第５実施例による電話機の動作を説明するためのフローチャートである。まず、ステップＳ１９０で、転極検出部５２により公衆回線４０が転極したか否かを判断し、転極が検出されると、ステップＳ１９２で、着信部３１によりＩＤ受信端末起動信号が受信されたか否かを判断する。そして、ＩＤ受信端末起動信号を受信すると、ステップＳ１９４で、モデム４３を起動し、ステップＳ１９６で、呼設定メッセージのサブアドレスに入れられていた相手の発信者情報を取り出し、ステップＳ１９８で、モデム４４を停止する。
【００７４】
次に、ステップＳ２００で、図１３に示す発信者情報テーブル６０を参照し、対応する発信者情報に対する録音回数ＲＮiが「０」であるか、すなわち今回の録音が１回目の録音であるか否かを判断する。そして、１回目の録音である場合には、ステップＳ２０２に進み、録音部４９に空き領域があるか否かを判断し、空き領域がなければ、ステップＳ２０４で、応答メッセージＡ（例えば、「現在、電話に出られません」）を相手に送信する。そして、ステップＳ２３０で、回線を切断し、当該処理を終了する。
【００７５】
一方、録音部４９に空き領域があれば、ステップＳ２０６に進み、音声メッセージの書き込みアドレスに空き領域の先頭アドレスをセットする。そして、ステップＳ２０８で、回線を接続し、ステップＳ２２６で、応答メッセージＢ（例えば、「現在、電話に出られませんので、メッセージを入れて下さい」）を相手に送信する。そして、ステップＳ２２８で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し、録音が終了すると、ステップＳ２３０で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、１回目の録音で、かつ空き領域があれば、その空き領域に音声メッセージを録音する。
【００７６】
また、１回目の録音でない場合、言い換えると、発信者情報で示される相手からの音声メッセージを既に録音している場合には、ステップＳ２００から図２０に示すステップＳ２１０に進み、回線を接続し、ステップＳ２１２で、応答メッセージＣ（例えば、「ただいま留守にしています。前回の録音が残っています。消去可能な場合は１ボタンを、消去しない場合は９ボタンを押して下さい」）を相手に送信し、発信者のプッシュボタンの操作を待つ。そして、ステップＳ２１４で、消去可能を示すＭＦ信号「１」を検出したか否かを判断し、消去不可を示すＭＦ信号「９」が検出されると、ステップＳ２１８に進み、録音部４９に空き領域があるか否かを判断し、空き領域があれば、ステップＳ２２０に進み、音声メッセージの書き込みアドレスに空き領域の先頭アドレスをセットする。
【００７７】
そして、図１９のステップＳ２２６で、応答メッセージＢ（例えば、「現在、電話に出られませんので、メッセージを入れて下さい」）を相手に送信する。そして、ステップＳ２２８で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し、録音が終了すると、ステップＳ２３０で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、１回目以降の録音で、かつ前回の音声メッセージを消去せずに残す場合には、空き領域があれば、その空き領域に音声メッセージを録音する。
【００７８】
一方、消去不可を示すＭＦ信号「９」を受信したものの、録音部４９に空き領域がなければ、ステップＳ２２２に進み、応答メッセージＤ（例えば、「前回のメッセージ上に上書きします」）を相手に送信する。そして、ステップＳ２２４で、取得した発信者情報に基づいて図１３に示す発信者情報テーブル６０を検索し、前回の録音領域の先頭アドレスＡＤiを取得する。次に、ステップＳ２２６で、書き込みアドレスに上記前回の録音領域の先頭アドレスＡＤiをセットする。そして、ステップＳ２２８で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し、録音が終了すると、ステップＳ２３０で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、１回目以降の録音であるにも拘らず、前回の音声メッセージを消去せずに残す場合で、かつ空き領域がなければ、前回の音声メッセージ上に今回の音声メッセージを上書き（録音）する。
【００７９】
一方、１回目以降の録音で、かつ前回の音声メッセージを消去してもよいことを示すＭＦ信号「１」を受信した場合には、ステップＳ２１４からステップＳ２２２に進み、前述した、応答メッセージＤ（例えば、「前回のメッセージ上に上書きします」）を相手に送信する。そして、ステップＳ２２４で、取得した発信者情報に基づいて図１３に示す発信者情報テーブル６０を検索し、前回の録音領域の先頭アドレスＡＤiを取得する。次に、ステップＳ２２６で、書き込みアドレスに上記前回の録音領域の先頭アドレスＡＤiをセットする。そして、ステップＳ２２８で、上記書き込みアドレスの領域に相手からの音声メッセージの録音を開始し、録音が終了すると、ステップＳ２３０で、回線を切断し、当該処理を終了する。このように、１回目以降の録音であり、かつ前回の音声メッセージを消去する場合には、当然、前回の音声メッセージ上に今回の音声メッセージを上書き（録音）する。
【００８０】
このように、第５実施例によれば、同一の発信者からの音声メッセージ録音に先立ち、前回の音声メッセージを消去可能であるかをＭＦ信号を用いて確認するため、発信者が伝えたい内容の重複録音を避けることができるので、録音領域を有効的に使用することができ、録音領域に空き領域がない場合であっても、音声メッセージを録音することができる。
【００８１】
なお、上述した第５実施例では、同一の発信者情報からの留守番録音に際し、前回の音声メッセージの消去を確認する発信者の意思確認手段として、ＭＦ信号を用いたが、これに限らず、音声認識による意思確認であってもよい。この場合の構成としては、図１８に示すＭＦレシーバ部７０を音声認識部とし、認識の語彙としては、例えば、「はい」、「いいえ」を用いればよい。さらに、ＭＦレシーバ部７０と音声認識部を併用してもよい。
また、上述した留守番機能では、音声メッセージのみを記録するようにしたが、これに限定することはなく、文字等のメッセージでもよい。
さらに、上述した各実施例は、上述した実施の形態に限定されず、上述した機能を有する通信端末であるなら、全て適用することができる。
【００８２】
【発明の効果】
本発明によれば、通信相手からの通信情報に対する記録を適切に制御することができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例によるＰＨＳ端末の構成を示すブロック図である。
【図２】呼設定メッセージを説明するための概念図である。
【図３】本第１実施例によるＰＨＳ端末に記憶されている発信者情報テーブルを説明するための概念図である。
【図４】本第１実施例によるＰＨＳ端末で、留守番モード時に録音した音声メッセージの録音領域を説明するための概念図である。
【図５】本第１実施例によるＰＨＳ端末の第１の動作例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図６】本第１実施例によるＰＨＳ端末の第２の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図７】本第２実施例による発信者優先順位情報テーブルを説明するための概念図である。
【図８】本第２実施例によるＰＨＳ端末で、留守番モード時に録音した音声メッセージの録音領域を説明するための概念図である。
【図９】本第２実施例によるＰＨＳ端末の第１の動作例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図１０】本第２実施例によるＰＨＳ端末の第２の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図１１】本第２実施例によるＰＨＳ端末における再生動作を説明するためのフローチャートである。
【図１２】本発明の第３実施例による電話機の構成を示すブロック図である。
【図１３】本第３実施例による電話機の発信者情報テーブルを説明するための概念図である。
【図１４】本第３実施例による電話機で、留守番モード時に音声メッセージを録音する録音部におけるデータ構成を説明するための概念図である。
【図１５】本第３実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図１６】本発明の第４実施例による電話機の動作を説明するための概念図である。
【図１７】本第４実施例による電話機の再生処理を説明するためのフローチャートである。
【図１８】本発明の第５実施例による電話機の構成を示すブロック図である。
【図１９】本第５実施例による電話機の動作を説明するためのフローチャートである。
【図２０】本第５実施例による電話機の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
１０送受信部
１１通信制御部
１２音声処理部
１５キー入力部
１６制御部（記憶制御手段、発信者判別手段、優先順位取得手段、再生手段）
１７ＲＯＭ
１８ＲＡＭ（記憶手段）
１９表示部
２０計時部
３０発信者情報テーブル（発信者リスト）
３１，３３音声メッセージ録音領域（記憶手段）
３２発信者優先順位情報テーブル（発信者優先順位リスト）
４９録音部
５２制御部（録音回数判別手段、再生手段）
６０（録音回数リスト）
６１音声メッセージ録音領域（記憶手段）
７０ＭＦレシーバ部（認識手段）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a communication device having an answering function for storing a caller's message.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a communication device such as a telephone, a PHS, or a mobile phone, when a call is received in a situation where it is absent or unable to receive a call, the caller's message (voice, text, etc.) is stored in a semiconductor memory or magnetic tape. Some have an answering machine that plays back later. In the above communication device, if there is an incoming call when the answering machine mode is set, the line is automatically connected, and after sending a predetermined response message (such as a response message prompting to leave a voice message) to the other party, The message from the other party is recorded on a semiconductor memory or magnetic tape.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional communication device, when all the semiconductor memories for storage are stored and cannot be stored any more, a response message notifying that is sent to the other party and the line is disconnected. There was a problem that even if the call was from a partner who always wanted to memorize, the call ended without being memorized and the message could not be memorized.
[0004]
Also, when storing on magnetic tape, the same caller stores the same content multiple times, or the old stored content becomes invalid due to changes in the situation, and only the new stored content can become valid information. However, at the time of reproduction, since reproduction can be performed only in chronological order, there is a problem that old stored contents that have become invalid must be heard.
[0005]
Therefore, the present invention Properly control recording of communication information from the other party For the purpose.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a communication device according to the first aspect of the present invention is a communication device having a communication means, and a priority order storage means for storing priority information indicating a priority order for each communication partner, and the communication means. Communication information with the other party via And priority information of the communication partner Communication information recording means for recording, and priority order determining means for determining the priority of the communication partner from the priority storage means when communicating with the communication partner; When there is communication information recorded together with priority information indicating a priority lower than the priority of the communication partner determined by the priority determination means, the communication information and priority information include the communication Recording control means for overwriting and recording the communication information with the other party and the priority information, and controlling not to record the communication information with the other party and the priority information when they do not exist; It is characterized by comprising.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described as an example applied to a PHS terminal and a normal telephone with reference to the drawings.
A. Configuration of the first embodiment
A-1. Configuration of PHS terminal
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a PHS terminal according to a first embodiment of the present invention. In the figure, reference numeral 10 denotes a transmission / reception unit, which includes a frequency conversion unit including a reception unit and a transmission unit, and a modem including a reception unit and a transmission unit. The receiving unit of the frequency converting unit mixes a signal received by the antenna ANT, which is input via an antenna switch for distributing transmission / reception, with a local oscillation signal having a predetermined frequency output from the PLL synthesizer. Frequency conversion from 9 GHz band to IF (intermediate frequency) signal in the vicinity of 1 MHz band. Further, the transmission unit of the frequency conversion unit mixes a π / 4 shift QPSK modulation wave supplied from a modem, which will be described later, with a local oscillation signal of a predetermined frequency output from the PLL synthesizer, so that a frequency of 1.9 GHz band is obtained. Convert and radiate from the antenna ANT via the antenna switch. Next, the reception unit of the modem described above demodulates the IF signal from the frequency conversion unit, separates it into IQ data, and sends it to the communication control unit 11. In addition, the modem transmission unit creates IQ data from the data supplied from the communication control unit 11, modulates π / 4 shift QPSK, and sends it to the frequency conversion unit of the transmission / reception unit 10.
[0021]
Next, the communication control unit 11 includes a transmission side and a reception side, and performs frame synchronization and slot data format processing. The receiving side extracts data for one slot from the received data supplied from the modem of the transmitting / receiving unit 10 at a predetermined timing, extracts a unique word (synchronization signal) from this data, and generates a frame synchronization signal. In addition, after descrambling the control data part and the voice data part, the control data is sent to the control part 16, and the voice data is sent to the voice processing part 12. In addition, the transmission side adds control data to the audio data supplied from the audio processing unit 12, adds a scramble, etc., and then adds a unique word or the like to create transmission data for one slot, It is inserted into a predetermined slot in the frame at a predetermined timing and transmitted to the modem of the transmission / reception unit 10.
[0022]
Next, the voice processing unit 12 described above is configured by a speech codec and a PCM codec. The speech codec performs digital data compression / decompression processing, and includes a reception side and a transmission side. The receiving side decodes the ADPCM audio signal (4 bits × 8 KHz = 32 Kbps) supplied from the communication control unit 11 into a PCM audio signal (8 bits × 8 KHz = 64 Kbps), and outputs the PCM codec to the PCM codec. The transmission side compresses the PCM audio signal supplied from the PCM codec by encoding it into an ADPCM audio signal, and sends it to the communication control unit 11. The PCM codec described above performs analog / digital conversion processing, and the receiving side converts the PCM audio signal supplied from the speech codec into an analog audio signal by D / A conversion, and outputs it from the speaker 13. The transmitting side converts the analog audio signal input from the microphone 14 into a PCM signal by A / D conversion, and sends it to the speech codec.
[0023]
Next, the key input unit 15 includes numeric keys for inputting the telephone number of the other party, a switch for performing on-hook / off-hook, a volume switch for changing sound output, and the like. The state of these keys and switches is supplied to the control unit 16. Next, the control unit 16 controls the entire apparatus according to a predetermined program. The ROM 17 stores programs executed by the control unit 16 and various parameters. Further, the RAM 18 is used as a working area for storing data generated under the control of the control unit 16 and an area for storing a voice message storage area when the answering machine is stored. An address book including a destination name, an address, a destination telephone number, and the like is stored. Note that the memory of the RAM 18 is held by a power source from a secondary battery or the like (not shown).
[0024]
Next, the display unit 19 includes a liquid crystal display that displays various data such as an operation mode, a telephone number, and a call time, and an LED that indicates on / off of a switch and the like. Under control, it displays various data and is a touch panel. When the displayed icon or the like is instructed (pressed) by a user or a touch pen described later, the function assigned to the icon is executed. It has become. Next, the timer 20 measures the date and time in real time according to a predetermined clock, and supplies the date and time to the controller 16 at a predetermined timing. This date and time are used to record the recording start time in the answering machine mode.
[0025]
A-2. Configuring call setup messages
Next, FIG. 2 is a conceptual diagram for explaining a call setting message. The call setting message is information transmitted / received between a calling side and a receiving side terminal (external telephone, base unit, handset) at the time of outgoing call or incoming call. The call setting message includes a protocol identifier, a call number, a message type, other information elements, a calling number, a calling subaddress, a called number, and a called subaddress. In the present invention, the PHS terminal or telephone on the caller side places a caller information (caller number (phone number) or / and name data, etc.) in the calling subaddress or called subaddress (hereinafter referred to as subaddress). It is supposed to be. On the other hand, in the PHS terminal on the receiving side set in the answering machine mode, the sender information of the subaddress is taken out and identified as the sender. The caller may be identified by the calling number.
[0026]
A-3. Caller information table
FIG. 3 is a conceptual diagram for explaining a caller information table stored in the PHS terminal according to the first embodiment. In the figure, the PHS terminal stores caller information (telephone number or name) of the other party who wants to record a voice message when the answering machine mode is set, as a caller information table 30 that can be set by the user as appropriate. is doing. When the terminal is set to the answering machine mode, the PHS terminal extracts the caller information stored in the subaddress of the call setting message described above, and if the caller number is in the caller information table 30, the PHS terminal A response message B is transmitted so as to input a voice message to the other party, the voice message inputted by the other party is converted into digital voice data, and then timed by the timekeeping unit 20 in a predetermined storage area (RAM 18). Remember.
[0027]
A-4. Voice message recording area
FIG. 4 is a conceptual diagram for explaining a recording area of a voice message recorded in the answering machine mode in the PHS terminal according to the first embodiment. In the figure, a recording area 31 is provided in the RAM 18, for example, and stores sender information Ni (i = 1, 2,...), Recording start time, and voice message in the order of recording time. When recording a voice message, the PHS terminal records a new voice message in the recording area 31 as long as it is available. On the other hand, if the recording area 31 is not available, the PHS terminal records a past voice message (answering mode is set). Voice messages recorded between the present and the present), and the oldest data is overwritten. Thereby, when there is an incoming call from the other party set in the above-described caller information table 30, the voice message of the other party can be recorded without fail.
[0028]
B. Operation of the first embodiment
Next, the operation of the PHS terminal according to the first embodiment will be described. In the following description, the operation of each unit associated with a call is the same as the operation of a normal terminal, and thus description thereof is omitted.
[0029]
B-1. First operation example
FIG. 5 is a flowchart for explaining the operation of the first operation example of the PHS terminal according to the first embodiment. First, in step S10, it is determined whether or not an incoming call is received. When an incoming call is received, a caller ID is acquired from the call setting message in step S12. Next, in step S14, it is determined whether or not the caller number is registered in the caller information table 30, and if it is not registered, the process proceeds to step S16, and a response message A (for example, “currently on the phone”). I can't leave "). In step S34, the line is disconnected and the process is terminated. In this way, the line is disconnected without recording a voice message for a call from a partner who is not registered in the caller information table 30.
[0030]
On the other hand, if the caller number extracted from the subaddress of the call setting message is registered in the caller information table 30, the process proceeds to step S18 to determine whether or not there is a free area in the voice message recording area 31. If there is, the process proceeds to step S20, and the head address of the empty area is set as the voice message write address. In step S28, the line is connected, and in step S30, a response message B (for example, “Please answer the message because it cannot be answered now”) is transmitted to the other party. In step S32, recording of the voice message from the other party is started in the area of the write address. When the recording is completed, the line is disconnected in step S34, and the process ends. In this way, for a call from the other party registered in the caller information table 30, if there is a free area, a voice message is recorded in the free area.
[0031]
On the other hand, if there is no free space in the voice message recording area 31 even though the call is from the other party registered in the caller information table 30, the process proceeds from step S18 to step S24, where the voice message already recorded is recorded. Among them, the data with the oldest recording time is searched, and the head address of the data area is set as the write address in step S26. Then, the process proceeds to the above-described step S28, the line is connected, and in step S30, a response message B (for example, “Please answer the message because it cannot be answered now”) is transmitted to the other party. In step S32, recording of the voice message from the other party is started (overwritten) in the area of the write address. When the recording is completed, the line is disconnected in step S34 and the processing is ended. As described above, if there is no free area despite the call from the other party registered in the caller information table 30, the voice message is recorded (overwritten) in the area with the oldest recording time.
[0032]
B-2. Second operation example
In the first operation example described above, a line from a partner who is not registered in the caller information table 30 is disconnected at all without recording a voice message. However, the present invention is not limited to this. If there is an empty area in the voice message recording area 31, the voice message of the other party not registered in the caller information table 30 may be recorded. Hereinafter, the second operation example will be described.
[0033]
FIG. 6 is a flowchart for explaining a second operation example of the PHS terminal according to the first embodiment. First, in step S40, it is determined whether or not an incoming call is received. When an incoming call is received, a caller ID is acquired from the call setting message in step S42. Next, in step S44, it is determined whether or not there is an empty area in the voice message recording area 31. If there is an empty area, the process proceeds to step S50, and the head address of the empty area is set as the voice message write address. In step S56, the line is connected, and in step S58, a response message B (for example, “Please answer the message because it cannot be answered now”) is transmitted to the other party. Then, in step S60, recording of the voice message from the other party is started in the area of the write address. When the recording ends, in step S62, the line is disconnected and the process is terminated. As described above, if there is a free area regardless of the other party registered in the sender information table 30 and the other party not registered, the voice message from the caller is recorded in the free area.
[0034]
On the other hand, if there is no free space in the voice message recording area 31, the process proceeds from step S44 to step S46, where it is determined whether or not the caller number is registered in the caller information table 30. Proceeding to S48, a response message A (for example, “currently cannot answer the call”) is transmitted to the other party. In step S62, the line is disconnected and the process is terminated. In this way, when there is no free space, the line is disconnected without recording a voice message for a call from a partner who is not registered in the caller information table 30.
[0035]
On the other hand, if there is no free space, but the caller number extracted from the subaddress of the call setup message is registered in the caller information table 30, the process proceeds to step S52, and the recorded time of the voice message that has already been recorded is The oldest data is retrieved, and in step S54, the start address of the data area is set as the write address. Then, the process proceeds to step S56 described above, the line is connected, and in step S58, a response message B (for example, “Please answer the message because it cannot be answered at the moment”) is transmitted to the other party. In step S60, recording of the voice message from the other party is started (overwritten) in the area of the write address. When the recording is completed, in step S62, the line is disconnected and the processing is ended. Thus, even if there is no free area, if the call is from the other party registered in the caller information table 30, the voice message is recorded (overwritten) in the area with the oldest recording time.
[0036]
As described above, according to the first embodiment, when there is an incoming call from a predetermined caller, the voice message of the caller is overwritten on the oldest data area among the already recorded data. Even if there is no free space in the voice message recording area 31, a voice message from a predetermined caller can always be recorded.
[0037]
C. Configuration of the second embodiment
Next, a PHS terminal according to the second embodiment of the present invention will be described. The basic configuration of the PHS terminal according to the second embodiment is the same as that shown in FIG. In the second embodiment, senders who always record voice messages are set in advance, and priorities are set for the respective senders, and voice messages are recorded according to the priorities.
[0038]
C-1. Caller priority information table
Here, FIG. 7 is a conceptual diagram showing the configuration of the sender priority information table according to the second embodiment. In the figure, when the PHS terminal is set to the answering machine mode, caller priority (caller number or name) of the other party who always records a voice message and its priority can be set by the user as appropriate. It is stored in the rank information table 32. The caller priority order information table 32 is provided, for example, in the RAM 18 or the like. When the PHS terminal is set to the answering machine mode, the PHS terminal takes out the caller information stored in the subaddress of the call setup message from the caller, and when the caller number is in the caller priority information table 32, A response message B is transmitted to the other party so as to input a voice message, and the voice message inputted by the other party is converted into digital voice data. The voice message having a low priority is overwritten together with the time measured by the timer 20.
[0039]
C-2. Voice message recording area
FIG. 8 is a conceptual diagram for explaining a recording area of a voice message recorded in the answering machine mode in the PHS terminal according to the second embodiment. In the figure, a recording area 31 is provided in, for example, the RAM 18, and in the order of recording time, sender information Ni (i = 1, 2,...), Priority order Pi (for example, P1, P2, P3), recording. The start time and voice message are stored. When recording a voice message, the PHS terminal newly records in the empty area as it is if the recording area 31 is empty. On the other hand, if there is no empty area in the recording area 31, the priority order among the already recorded data A voice message with no priority or a voice message with a low priority is searched and the data is overwritten. Thereby, when there is an incoming call from the other party set in the above-mentioned caller priority order information table 32, the voice message of the other party can always be recorded in the order of higher priority.
[0040]
D. Operation of the second embodiment
Next, the operation of the PHS terminal according to the second embodiment will be described. In the following description, the operation of each unit associated with a call is the same as the operation of a normal terminal, and thus description thereof is omitted.
[0041]
D-1. First operation example
FIG. 9 is a flowchart for explaining the operation of the first operation example of the PHS terminal according to the second embodiment. First, in step S70, it is determined whether or not an incoming call is received. When an incoming call is received, a caller ID is acquired from the call setting message in step S72. Next, in step S74, it is determined whether or not the caller number is registered in the caller priority information table 32. If it is not registered, the process proceeds to step S76, and a response message A (for example, “current, I can't answer the phone "). In step S94, the line is disconnected and the process is terminated. In this way, for a call from a partner who is not registered in the caller priority information table 32, the line is disconnected without recording a voice message, as in the first embodiment.
[0042]
On the other hand, if the caller number extracted from the subaddress of the call setting message is registered in the caller priority information table 32, the process proceeds to step S78, and the priority is acquired from the caller priority information table 32. Next, in step S80, it is determined whether or not there is an empty area in the voice message recording area 33. If there is an empty area, the process proceeds to step S82, and the head address of the empty area is set as the voice message write address. In step S88, the line is connected, and in step S90, a response message B (for example, “Please answer the message because it cannot be answered now”) is transmitted to the other party. In step S92, recording of the voice message from the other party is started in the write address area. When the recording is completed, the line is disconnected in step S94, and the process ends. In this way, for a call from the other party registered in the caller priority information table 32, if there is a free area, a voice message is recorded in the free area.
[0043]
On the other hand, if there is no free space in the voice message recording area 33 even though the call is from the other party registered in the caller priority order information table 32, the process proceeds from step S80 to step S84, where the acquired caller information Are compared with the priorities of voice messages that have already been recorded, and it is determined whether or not there is a non-priority area or a low-priority area. If there is no priority or low priority, the process proceeds to the above-described step S76, where the response message A is transmitted to the other party, and then the line is disconnected in step S94.
[0044]
On the other hand, if there is a voice message that has not been recorded or has a low priority among voice messages that have already been recorded, the process proceeds to step S86, and the start address of the data area is set as the write address. Then, the process proceeds to step S88 described above, the line is connected, and in step S90, a response message B (for example, “Please answer the message because it cannot be answered now”) is transmitted to the other party. Then, in step S92, recording of the voice message from the other party is started (overwritten) in the area of the write address, and when the recording ends, in step S94, the line is disconnected and the processing is ended. In this way, if there is no free space in spite of a call from the other party registered in the caller priority order information table 32, a voice message with no priority order or a priority order will be recorded if there is no free space. Record (overwrite) a voice message in the low area.
[0045]
D-2. Second operation example
In the first operation example described above, the line from the other party who is not registered in the caller priority information table 32 is disconnected without recording any voice message. Not limited to this, if there is an empty area in the voice message recording area 33, the voice message may be recorded in the empty area even if the other party is not registered in the caller priority order information table 32. Hereinafter, the second operation example will be described.
[0046]
FIG. 10 is a flowchart for explaining a second operation example of the PHS terminal according to the second embodiment. First, in step S100, it is determined whether or not an incoming call is received. When an incoming call is received, a caller ID is acquired from the call setting message in step S102. Next, in step S104, it is determined whether or not there is an empty area in the voice message recording area 33. If there is an empty area, the process proceeds to step S108, and the head address of the empty area is set as the voice message write address. In step S118, the line is connected, and in step S120, a response message B (for example, “Please answer the message because it cannot be answered now”) is transmitted to the other party. Then, in step S122, recording of the voice message from the other party is started in the area of the write address, and when the recording ends, in step S124, the line is disconnected and the processing ends. As described above, if there is an empty area regardless of the other party registered in the sender priority information table 32 and the other party not registered, a voice message is recorded in the empty area.
[0047]
On the other hand, if there is no free space in the voice message recording area 33, the process proceeds from step S104 to step S110, where it is determined whether or not the caller number is registered in the caller priority information table 32. Then, the process proceeds to step S106, and a response message A (for example, “currently cannot answer the call”) is transmitted to the other party. In step S124, the line is disconnected and the process is terminated. In this way, for a call from a partner who has no free space and is not registered in the caller priority information table 32, the line is disconnected without recording a voice message.
[0048]
On the other hand, if the caller number extracted from the subaddress of the call setting message is registered in the caller priority information table 32, although there is no free space, the process proceeds to step S112, and among the voice messages that have already been recorded, priority is given. Judge whether there is something with no priority or low priority. If there is no priority or low priority, the process proceeds to step S106 described above, and a response message A (for example, “currently cannot answer the phone”) is transmitted to the other party. In step S124, the line is disconnected and the process is terminated.
[0049]
On the other hand, if there is one with no priority or one with a low priority, the process proceeds to step S116, and the start address of the data area is set as the write address. Then, the process proceeds to step S118 described above, the line is connected, and in step S120, a response message B (for example, “Please answer the message because it cannot be answered now”) is transmitted to the other party. In step S122, recording of the voice message from the other party is started (overwritten) in the area of the write address. When the recording ends, in step S124, the line is disconnected, and the process ends. Thus, although there is no free space, if there is a voice message that is registered in the caller priority information table 32 and has no priority or a low priority among already recorded voice messages, Record (overwrite) a voice message in that area.
[0050]
D-3. Playback operation
Next, an operation of reproducing a voice message recorded according to the first operation or the second operation described above in the PHS terminal according to the second embodiment will be described. Here, FIG. 11 is a flowchart for explaining the reproduction operation in the PHS terminal according to the second embodiment. First, in step S130, it is determined whether or not the playback switch has been turned on. If turned on, in step S132, the voice message recording area 33 shown in FIG. Determine whether. If there is no item with a priority, the process proceeds to step S134, where the recording start time is reproduced in order from the oldest. On the other hand, if there are those with priorities, the process proceeds to step S136 to determine the priorities of the voice messages, and in step S138, the voice messages are reproduced in order from the highest priority.
[0051]
Thus, according to the second embodiment, since priority is provided in addition to the caller information, priority is given to an incoming call from the other party set in the caller priority information table 32. The voice messages of the other party can always be recorded in order of descending order, in other words, in an important order. Furthermore, in playback, by playing back in descending order of priority, the voice messages of the other party can be confirmed in order of importance.
[0052]
E. Configuration of the third embodiment
E-1. Phone configuration
FIG. 12 is a block diagram showing the configuration of a telephone according to the third embodiment of the present invention. In the figure, the public line 40 is an analog line or a digital line. The receiving unit 41 receives an ID receiving terminal activation signal transmitted from the calling side via the public line 40 and supplies it to the control unit 52. When the line closing unit 42 receives the closing signal from the control unit 52, the line closing unit 42 connects the apparatus to the public line 40. The modem 43 receives a signal (call setting message) received via the public line 40, converts it into a digital signal, extracts caller information, and supplies it to the control unit 52. The reversal detection unit 44 detects the reversal (incoming) of the polarity of the public line 40 and notifies the control unit 52 of it. The calling unit 45 performs a call (sending / receiving of voice) with the other party via the public line 40, and also transmits a response message and receives a voice message from the other party when the answering mode is set.
[0053]
Next, the handset 46 is a handset including a microphone and a speaker. The handset 46 outputs the sound from the calling unit 45 from the speaker and transmits the sound input from the microphone to the calling unit 45. The selection signal sending unit 47 sends a selection signal. The voice synthesizer 48 generates the response message set in advance and supplies it to the caller 45. The recording unit 49 is means for recording a voice message from the other party when the answering machine mode is set, and includes a semiconductor memory or a magnetic tape (described later) as a storage medium. The speaker 50 outputs a voice message recorded in the recording unit 49, a ringer sound from the sound source unit 57, and the like.
[0054]
Next, the key input unit 51 includes a numeric key for inputting a telephone number of the other party, a one-touch dial key, a switch for performing on-hook / off-hook, a volume switch for changing sound output, and the like. The state of these keys and switches is supplied to the control unit 52. Next, the control unit 52 controls the entire apparatus according to a predetermined program. The ROM 53 stores programs executed by the control unit 52, various parameters, and the like. Further, the RAM 54 is used for a working area or the like in which data generated in accordance with the control of the control unit 52 is stored, and stores a telephone number or the like stored for the one-touch dial key.
[0055]
Next, the display unit 55 is used to turn on / off a liquid crystal display or a switch that displays various data such as an operation mode, a telephone number, a call duration, and a caller number for identifying the other party when a call is received. Are displayed, and various data are displayed under the control of the control unit. Next, the timer 56 counts the date and time in real time according to a predetermined clock, and supplies the date and time to the controller 52 at a predetermined timing. This date and time are used to record the recording start time in the answering machine mode.
[0056]
E-2. Structure of caller information table
Next, FIG. 13 is a conceptual diagram showing the configuration of the caller information table of the telephone according to the third embodiment described above. When the answering machine mode is set, the telephone sets caller information Ni (i = 1, 2,...) That identifies the party who recorded the voice message, the number of recordings RNi (i = 1, 2,...), And the recording of the voice message. The start address ADi (i = 1, 2,...) Is appropriately stored in the sender information table 60 that can be set by the user. The number of recordings RNi indicates the number of times of recording from the start of answering machine mode setting to the present time corresponding to the caller information. The initial value is “0”, and is incremented by 1 at the time of recording. In the sender information table 60, the number of recordings RNi and the address ADi are updated every time a voice message is recorded. When the telephone set is set to the answering machine mode, the telephone set retrieves the caller information stored in the subaddress of the call setup message from the caller, and records the number of recordings RNi that indicates the number of times the caller information has already been recorded. , It is determined whether or not this time is the first (first) recording, and new recording or overwriting recording of the voice message is determined according to the determination result.
[0057]
E-3. Recording part
FIG. 14 is a conceptual diagram for explaining a data structure in a recording unit for recording a voice message in the answering machine mode in the telephone according to the third embodiment. In the figure, in a recording medium (semiconductor memory or the like in this embodiment) of a recording unit (semiconductor memory) 49, caller information Ni, recording start time, and voice message are stored in the order of recording time. When the telephone set is set to the answering machine mode, the telephone set retrieves the caller information contained in the subaddress of the call setup message from the caller, and has already sent at least one voice message to the other party of the caller information. When recording, the current voice message is overwritten in the previous (first) recording area. In the first case, it is recorded in a free space. In other words, when answering machine mode is set, if a specific caller receives a call many times, the latest voice message is overwritten on the previous voice message from that caller, leaving only the latest voice message. Yes. Thereby, when there is an incoming call from the other party set in the above-mentioned caller information table 60, the voice message of the other party can always be recorded even if there is no free space.
[0058]
F. Operation of the third embodiment
Next, the operation of the telephone according to the third embodiment will be described. In the following description, the operation of each unit associated with a call is the same as the operation of a normal terminal, and thus description thereof is omitted. FIG. 15 is a flowchart for explaining the operation of the third embodiment. First, in step S140, the reversal detection unit 42 determines whether or not the public line 30 has been reversed. When a reversal is detected, in step S142, the receiving unit 31 receives an ID reception terminal activation signal. It is determined whether or not. When the ID receiving terminal activation signal is received, the modem 33 is activated in step S144. In step S146, the caller information of the other party stored in the subaddress of the call setting message is extracted. In step S148, the modem 34 is activated. Stop.
[0059]
Next, in step S150, referring to the caller information table 60 shown in FIG. 13, whether or not the number of recordings RNi for the corresponding caller information is “0”, that is, whether or not the current recording is the first recording. Determine whether. If it is the first recording, the process proceeds to step S152 to determine whether or not there is a free area in the voice message recording area 61 of the recording unit 39. If there is no free area, a response message is sent in step S154. A (for example, “I can't answer the phone at the moment”) is sent to the other party. In step S168, the line is disconnected and the process is terminated.
[0060]
On the other hand, if there is an empty area in the voice message recording area 61 of the recording unit 39, the process proceeds to step S156, and the head address of the empty area is set as the voice message write address. In step S162, the line is connected, and in step S164, a response message B (for example, “Please answer the message because it cannot be answered now”) is transmitted to the other party. Then, in step S166, recording of the voice message from the other party is started in the area of the write address, and when the recording is completed, in step S168, the line is disconnected and the processing is ended. In this way, if there is an empty area in the first recording, a voice message is recorded in the empty area.
[0061]
If it is not the first recording, in other words, if a voice message from the other party indicated by the caller information has already been recorded, the process proceeds from step S150 to step S158, and based on the acquired caller information. The caller information table 60 shown in FIG. 13 is searched, and the head address of the previous recording area is acquired. In step S160, the head address of the previous recording area is set as the write address. In step S162, the line is connected, and in step S164, a response message B (for example, “Please answer the message because it cannot be answered at the moment”) is transmitted to the other party. Then, in step S166, recording of the voice message from the other party is started (overwritten) in the area of the write address, and when the recording is completed, in step S168, the line is disconnected and the process ends. Thus, if it is not the first recording, the current voice message is recorded (overwritten) in the previous recording area.
[0062]
As described above, according to the third embodiment, when there is an incoming call from a partner who has recorded a voice message even once, it is overwritten on the previous voice message. The latest voice message can be recorded even if there is no area.
[0063]
G. Fourth embodiment
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described. In the embodiment described above, the case where a semiconductor memory is used as the storage medium of the recording unit 39 has been described. However, in the fourth embodiment, a storage medium (for example, a magnetic tape) that sequentially stores the storage medium in time series is used. It is composed. Therefore, the overall configuration is the same as in FIG. In this case, since it takes time to rewind and fast-forward the magnetic tape, in other words, it is not realistic to perform random access and overwrite the voice message of the same party as in the third embodiment. Voice messages from are recorded on magnetic tape in chronological order as in the past. At the time of reproduction, when a voice message from the same partner is recorded many times, the part of the voice message that is older in time is fast-forwarded and only the latest message is reproduced. Therefore, in the fourth embodiment, the caller information and the number of recordings of the other party who recorded the voice message are stored in the recording number information table 62 shown in FIG.
[0064]
H. Operation of the fourth embodiment
FIG. 16 is a conceptual diagram for explaining the operation of the telephone according to the fourth embodiment of the present invention. Voice messages from the other party are recorded in time series on the magnetic tape as shown in the upper part of FIG. At this time, caller information Ni (i = 1, 2,...) For specifying the caller is attached to each voice message on the magnetic tape. Further, for example, as shown in the lower part of FIG. 16, the RAM 44 holds a recording frequency information table 62 in which the recording frequency for the caller information Ni is stored. The number of recordings is incremented every time an incoming call from the same caller or voice message recording occurs.
[0065]
For example, in the example shown in FIG. 16, first, the voice message from the caller indicated by the caller information N1 is twice, and then the voice message from the caller indicated by the caller information N2 is the caller information N3. The voice message from the caller shown, the voice message from the caller indicated by the caller information N4, and the voice message from the caller indicated by the caller information N2 are recorded in chronological order. On the other hand, in the RAM 44, the number of recordings of the caller information N1 is "2", the number of recordings of the caller information N2 is "2", the number of recordings of the caller information N3 is "1", and the number of recordings of the caller information N4 is " 1 "is stored.
[0066]
Here, FIG. 17 is a flowchart for explaining the reproduction process of the telephone according to the fourth embodiment. When the answering machine mode is canceled, the reproduction process is executed according to the flowchart shown in FIG. First, in step S170, it is determined whether or not a reproduction operation has been performed. If it is not a reproduction operation, the process proceeds to a process corresponding to the operation. On the other hand, if a reproduction operation has been performed, the process proceeds to step S172, and the magnetic tape is rewound to the recording start position. Next, in step S174, the magnetic tape is reproduced, and first, the sender information of the voice message is read. In the example shown in FIG. 16, the first caller information is “N1”. Next, in step S176, the recording count information table 62 of the RAM 44 is referred to, the recording count of the sender information N1 is acquired, and it is determined whether or not the recording count is “1”. In this case, since the number of recordings of the sender information N1 is “2”, the process proceeds to step S180.
[0067]
In step S180, the magnetic tape is fast-forwarded and advanced to the beginning of the next voice message. In step S182, the number of recordings of the corresponding caller information is decremented by “1”. That is, in the above example, since the number of recordings of the caller information N1 is “2”, it indicates that two voice messages are recorded on the magnetic tape. Therefore, since the first voice message is an old voice message, it is skipped and advanced to the next voice message. And it progresses to step S184, it is judged whether stop operation was performed, and if stop operation is not performed, it will return to step S174.
[0068]
In step S174, as described above, the magnetic tape is reproduced and the sender information of the voice message is read. In the example shown in FIG. 16, the next caller information is “N1”. In this case, since the recording count of the caller information N1 is decremented by “1” in step S182, the determination result in step S176 is “YES”, and the process proceeds to step S178. In step S178, the current voice message is reproduced. Therefore, the latest voice message from the caller information N1 is reproduced.
[0069]
Thereafter, steps S174 to 184 are repeatedly executed until the stop operation (or the end of the magnetic tape or the end of the recorded voice message) is reached. As a result, the caller information for the next voice message is “N2” and the number of recordings is “2”, so the first voice message from the caller information N2 is fast-forwarded in step S180 and the corresponding recording is made. The number of times is decremented to “1” in step S182.
[0070]
The sender information for the next voice message is “N3”, and the number of recordings is “1”. That is, it is recorded only once. Therefore, in this case, the voice message is reproduced as it is in step S178. The sender information for the next voice message is “N4”, and the number of recordings is “1”. Accordingly, in this case as well, since the recording has been performed only once, the voice message is reproduced in step S178. The sender information for the next voice message is “N 2”. Since the number of times of recording has been decremented last time and becomes “1”, it is reproduced in step S178 as the current voice message, that is, the latest voice message from the sender information N2.
[0071]
As described above, according to the fourth embodiment, when voice messages from the other party are recorded in time series on the magnetic tape, and a plurality of voice messages from the same party are recorded, the old voice is reproduced during playback. Since the message portion is fast-forwarded and only the latest voice message is played back, the playback time can be shortened. In the fourth embodiment described above, the recording medium of the recording unit 39 is a semiconductor memory. However, the recording medium is not limited to this and may be a magnetic medium such as a floppy disk or an MD.
[0072]
I. Configuration of the fifth embodiment
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described. Here, FIG. 18 is a block diagram showing the configuration of a telephone according to the fifth embodiment of the present invention. The parts corresponding to those in FIG. The fifth embodiment also includes the caller information table 60 shown in FIG. 13 as in the third embodiment described above, and the voice message from the caller is also as shown in FIG. The sound is recorded (stored) in the recording unit 49 with the configuration. In FIG. 18, the fifth embodiment is different from the third embodiment described above in that an MF receiver unit 70 is added. The MF receiver unit 70 receives the MF signal transmitted by the operation of the caller's push button and supplies it to the control unit 26. When the caller has already left a voice message between the time when the answering machine mode is set and the present time when the incoming call arrives, the control unit 26 stores the previous voice message from the same caller in the recording unit 49. If it is recorded, the caller is asked whether the previous voice message can be deleted by sending a response message C, and the question is answered by operating a push button. It has become. If the response from the caller is erasable, the current voice message is overwritten on the previous voice message, and if the response is not erasable, the current voice message is newly recorded. . The operation of the telephone according to the fifth embodiment will be described in detail below.
[0073]
J. et al. Operation of the fifth embodiment
Here, FIG. 19 and FIG. 20 are flowcharts for explaining the operation of the telephone according to the fifth embodiment. First, in step S190, the reversal detection unit 52 determines whether or not the public line 40 has been repolarized. When a reversal is detected, in step S192, the receiving unit 31 receives an ID receiving terminal activation signal. It is determined whether or not. When the ID receiving terminal activation signal is received, the modem 43 is activated in step S194. In step S196, the caller information of the other party stored in the subaddress of the call setting message is extracted. In step S198, the modem 44 is activated. Stop.
[0074]
Next, in step S200, referring to the caller information table 60 shown in FIG. 13, whether or not the number of recordings RNi for the corresponding caller information is “0”, that is, whether or not the current recording is the first recording. Determine whether. If it is the first recording, the process proceeds to step S202, where it is determined whether or not there is a free area in the recording unit 49. If there is no free area, the response message A (for example, “current , Can't answer the phone "). In step S230, the line is disconnected and the process is terminated.
[0075]
On the other hand, if there is a free area in the recording unit 49, the process proceeds to step S206, and the head address of the free area is set as the voice message write address. In step S208, the line is connected, and in step S226, a response message B (for example, “Please answer the message because it cannot be answered now”) is transmitted to the other party. In step S228, recording of the voice message from the other party is started in the write address area. When the recording is completed, in step S230, the line is disconnected and the process ends. In this way, if there is an empty area in the first recording, a voice message is recorded in the empty area.
[0076]
If it is not the first recording, in other words, if the voice message from the other party indicated by the caller information has already been recorded, the process proceeds from step S200 to step S210 shown in FIG. In step S212, a response message C (for example, “I am away now. The previous recording remains. Press the 1 button if it can be deleted, press the 9 button if it cannot be deleted”) is sent to the other party. Wait for the caller's push button operation. In step S214, it is determined whether or not the MF signal “1” indicating that erasure is possible is detected. If the MF signal “9” indicating that erasure is impossible is detected, the process proceeds to step S218, and the recording unit 49 is free. It is determined whether or not there is an area. If there is an empty area, the process proceeds to step S220, and the head address of the empty area is set as the voice message write address.
[0077]
Then, in step S226 in FIG. 19, a response message B (for example, “Please answer the message because it cannot be answered now”) is transmitted to the other party. In step S228, recording of the voice message from the other party is started in the write address area. When the recording is completed, in step S230, the line is disconnected and the process ends. As described above, in the case of leaving the previous voice message without deleting it in the first and subsequent recordings, if there is an empty area, the voice message is recorded in the empty area.
[0078]
On the other hand, if the MF signal “9” indicating that erasure is impossible is received, but there is no free space in the recording unit 49, the process proceeds to step S222, and the response message D (for example, “overwrite the previous message”) is sent to the other party. Send to. In step S224, the caller information table 60 shown in FIG. 13 is searched based on the acquired caller information, and the head address ADi of the previous recording area is acquired. In step S226, the start address ADi of the previous recording area is set as the write address. In step S228, recording of the voice message from the other party is started in the write address area. When the recording is completed, in step S230, the line is disconnected and the process ends. In this way, if the previous voice message is left without being erased even if it is the first and subsequent recordings, and there is no free space, the current voice message is overwritten on the previous voice message (recording). )
[0079]
On the other hand, when the MF signal “1” indicating that the previous voice message may be deleted is received in the first recording or later, the process proceeds from step S214 to step S222, and the response message D ( For example, “Overwrite the previous message”) is sent to the other party. In step S224, the caller information table 60 shown in FIG. 13 is searched based on the acquired caller information, and the head address ADi of the previous recording area is acquired. In step S226, the start address ADi of the previous recording area is set as the write address. In step S228, recording of the voice message from the other party is started in the write address area. When the recording is completed, in step S230, the line is disconnected and the process ends. As described above, when the first and subsequent recordings are performed and the previous voice message is erased, the current voice message is naturally overwritten (recorded) on the previous voice message.
[0080]
Thus, according to the fifth embodiment, prior to recording a voice message from the same caller, the MF signal is used to confirm whether the previous voice message can be deleted. Therefore, it is possible to effectively use the recording area, and it is possible to record a voice message even when there is no free area in the recording area.
[0081]
In the fifth embodiment described above, the MF signal is used as a caller's intention confirmation means for confirming the deletion of the previous voice message when recording the answering machine from the same caller information. Intention confirmation by voice recognition may be used. As a configuration in this case, the MF receiver unit 70 shown in FIG. 18 is a speech recognition unit, and “Yes” or “No” may be used as the recognition vocabulary, for example. Further, the MF receiver unit 70 and the voice recognition unit may be used in combination.
In the above answering machine function, only a voice message is recorded. However, the present invention is not limited to this, and a message such as a character may be used.
Furthermore, each Example mentioned above is not limited to the embodiment mentioned above, All can be applied if it is a communication terminal which has the function mentioned above.
[0082]
【The invention's effect】
Book According to the invention, Properly control recording of communication information from the other party The advantage that it can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a PHS terminal according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a conceptual diagram for explaining a call setting message.
FIG. 3 is a conceptual diagram for explaining a caller information table stored in a PHS terminal according to the first embodiment.
FIG. 4 is a conceptual diagram for explaining a recording area of a voice message recorded in the answering machine mode in the PHS terminal according to the first embodiment.
FIG. 5 is a flowchart for explaining the operation of the first operation example of the PHS terminal according to the first embodiment;
FIG. 6 is a flowchart for explaining a second operation example of the PHS terminal according to the first embodiment;
FIG. 7 is a conceptual diagram for explaining a caller priority order information table according to the second embodiment.
FIG. 8 is a conceptual diagram for explaining a recording area of a voice message recorded in the answering machine mode in the PHS terminal according to the second embodiment.
FIG. 9 is a flowchart for explaining the operation of the first operation example of the PHS terminal according to the second embodiment;
FIG. 10 is a flowchart for explaining a second operation example of the PHS terminal according to the second embodiment;
FIG. 11 is a flowchart for explaining a reproduction operation in the PHS terminal according to the second embodiment;
FIG. 12 is a block diagram showing a configuration of a telephone according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a conceptual diagram for explaining a caller information table of a telephone according to the third embodiment.
FIG. 14 is a conceptual diagram for explaining a data structure in a recording unit for recording a voice message in the answering machine mode in the telephone according to the third embodiment.
FIG. 15 is a flowchart for explaining the operation of the third embodiment;
FIG. 16 is a conceptual diagram for explaining the operation of a telephone according to the fourth embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a flowchart for explaining a telephone playback process according to the fourth embodiment;
FIG. 18 is a block diagram showing a configuration of a telephone according to a fifth example of the present invention.
FIG. 19 is a flowchart for explaining the operation of the telephone according to the fifth embodiment;
FIG. 20 is a flowchart for explaining the operation of the telephone according to the fifth embodiment.
[Explanation of symbols]
10 Transceiver
11 Communication control unit
12 Voice processing part
15 Key input section
16 Control unit (storage control means, caller discrimination means, priority order acquisition means, reproduction means)
17 ROM
18 RAM (storage means)
19 Display
20 Timekeeping Department
30 Caller Information Table (Caller List)
31, 33 Voice message recording area (memory means)
32 Caller priority information table (Caller priority list)
49 Recording Department
52 Control unit (recording frequency discrimination means, playback means)
60 (List of recording times)
61 Voice message recording area (memory means)
70 MF receiver (recognition means)

Claims

A communication device having a communication means,
Priority storage means for storing priority information indicating priority for each communication partner;
Communication information recording means for recording priority information of the communication partner together with communication information with the communication partner via the communication means;
Priority order determining means for determining the priority order of the communication partner from the priority order storage means when communicating with the communication partner;
When there is communication information recorded together with priority information indicating a priority lower than the priority of the communication partner determined by the priority determination means, the communication information and priority information include the communication Recording control means for overwriting recording the communication information and priority information with the other party, and controlling not to record the communication information and priority information with the other party when there is no such information;
A communication device comprising: