JP3886451B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート及び該トップシートと該バックシートとの間に介在された液保持性の吸収体を具備し、該バックシートにショーツ等の衣服への固定用の粘着剤が設けられており、該粘着剤が剥離シートで被覆されている吸収性物品が使用されている。このような構成の吸収性物品としては、生理用ナプキン、軽失禁パット、おりものシート等がある。
【0003】
生理用ナプキンを例に説明すると、従来の生理用ナプキン1においては、図11(a)及び(b)に示すように、その外周縁部が曲線状に形成されており、粘着剤の設けられた粘着剤領域18は、その外周縁部18aがバックシート12の外周縁部12aから間隔を置いて内方に存する矩形形状となっている。
また、図11(b)に示す生理用ナプキン1は、一対のウイング部17を有するものであるが、該ウイング部17においても、粘着剤の設けられた粘着剤領域19は、その外周縁部19aが該ウイング部17の外周縁部17aから間隔を置いて内方に存する矩形形状となっている。
尚、図11においては、剥離シートの図示を省略している。
【0004】
ここで、粘着剤がバックシート12の表面の全面に設けられていないのは、粘着剤をバックシート12の表面の全面に設けると、粘着剤が生理用ナプキン1の外周縁部(バックシート12の外周縁部12a)から露出し、着用者の肌に接触するという問題や、製造時において、生理用ナプキンの連続体を切断し、個別の生理用ナプキンを得る際に、トップシート及びバックシートを粘着剤と共に切断することになり、切断加工性が劣化するという問題が生じるためである。
また、粘着剤領域が矩形形状となっているのは、後述するように、粘着剤の塗工装置の塗工性能によるものである。
【0005】
しかし、外周縁部が曲線状に形成され且つ粘着剤領域18が矩形形状とされている生理用ナプキン1では、バックシート12の表面に粘着剤の設けられている領域が小さく、バックシート12の外周縁部12aと粘着剤領域18の外周縁部18aとの間隔が大きい。即ち、図11における2点鎖線で囲んて示す領域のような、バックシート12の表面に粘着剤の設けられていない領域が大きくなる。粘着剤の設けられていない領域は、着用時(使用時)において、ショーツ等の衣服に固定されないため、図11に示す従来の生理用ナプキン1は、着用者の肌への密着性が低く、この部分で、生理用ナプキンの折れや撚れが発生する。最悪の場合には、この撚れが原因となり、本来粘着剤に固定されている生理用ナプキンの中央部までも形状が崩れ、生理用ナプキンの性能を充分に発揮できない場合がある。
【0006】
一方、粘着剤の設けられた生理用ナプキン等の吸収性物品の製造装置に用いられる、従来の粘着剤の塗工装置は、図12に示すように、粘着剤をカーテン状に吐出するカーテンコーター4を具備している。カーテンコーター4を構成するブロック状のカーテンコーター本体41には、該カーテンコーター本体41の上端部から下方に延びる粘着剤供給管43が設けられ、該粘着剤供給管43に連通する粘着剤滞留部45が横方向に延びるように設けられている。更に、該粘着剤滞留部45からカーテンコーター本体41の下端部に連通する粘着剤吐出孔44が、粘着剤滞留部45の長手方向に直線状に配置された多数の細管44aから構成されて設けられている。カーテンコーター本体41の上方には、粘着剤滞留部45に粘着剤供給管43を介して粘着剤を供給する粘着剤供給部(図示せず)が設けられている。
【0007】
このような構成の従来のカーテンコーター4によれば、粘着剤供給部から粘着剤供給管43に粘着剤を加圧しながら供給すると、粘着剤が粘着剤滞留部45を介して、粘着剤吐出孔44の細管44aからカーテン状に吐出される。そして、粘着剤の設けられていない剥離シートを、カーテンコーター4の粘着剤吐出孔44の下方で搬送させながら、粘着剤を粘着剤吐出孔44から吐出すれば、粘着剤を剥離シートに塗工することができる。
更に、粘着剤の塗工された剥離シートを、該粘着剤を介してバックシートに貼着させれば、粘着剤の設けられた生理用ナプキンを得ることができる。
【0008】
しかし、図12に示す構成のカーテンコーター4を具備する従来の粘着剤の塗工装置によれば、粘着剤吐出孔44から吐出される粘着剤の幅が一定であるため、粘着剤が剥離シートに矩形形状に塗工される。その結果、図11に示すような、矩形形状の粘着剤領域を有する生理用ナプキンしか得ることができない。
以上の説明は、生理用ナプキンに限られず、軽失禁パッド、おりものシート等のバックシートに粘着剤の設けられた他の吸収性物品にも該当する。
【0009】
また、特開平6−237957号公報には、カーテンコーターにおけるホットメルト型接着剤の供給路に、ローターの回転によりホットメルト型接着剤の供給を断続させるメカニカルバルブを設けた吸収性物品の製造装置が記載されている。そして、この吸収性物品の製造装置でも、接着剤を矩形形状に塗工することができる。
【0010】
しかし、前記公報記載の吸収性物品の製造装置を用いた場合、接着剤の供給をメカニカルバルブで機械的に断続させているため、接着剤の吐出の断続を滑らかに行うことができず、滑らかな塗工形状が得られない。
【0011】
従って、本発明の目的は、粘着剤が着用者の肌に接触せず、着用者の肌への密着性に優れ、吸収性物品の折れや撚れが発生しない吸収性物品を提供することにある。
【0012】
【特許文献1】
特開平6−237957号公報
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート及び該トップシートと該バックシートとの間に介在された液保持性の吸収体を具備し、該バックシートにショーツ等の衣服への固定用の粘着剤が設けられており、該粘着剤が剥離シートで被覆されている吸収性物品であって、前記粘着剤の設けられた粘着剤領域は、その外周縁部が前記バックシートの外周縁部から間隔を置いて内方に存し且つ前記吸収体の長手方向に亘って設けられ、該粘着剤領域の長手方向の前方部及び後方部それぞれの外周縁部の形状が、前記バックシートの外周縁部の形状と略相似形状とされており、前記粘着剤領域は、その外周縁部が前記吸収体における長手方向の前方部及び後方部それぞれの外周縁部よりも外方に存する所定形状とされており、前記粘着剤領域は、その外周縁部が前記吸収体における長手方向の中央部の外周縁部よりも内方に存する所定形状とされている吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい一実施形態である第1実施形態としての生理用ナプキンについて、図1を参照して説明する。
本実施形態の生理用ナプキン(吸収性物品)1は、図1に示すように、液透過性のトップシート11、液不透過性のバックシート12及び該トップシート11と該バックシート12との間に介在された液保持性の吸収体13を具備し、該バックシート12にショーツ等の衣服への固定用の粘着剤が設けられており、該粘着剤が剥離シート(図示省略)で被覆されているもので、前記粘着剤の設けられた粘着剤領域18は、その外周縁部18aが前記バックシート12の外周縁部12aから間隔を置いて内方に存し且つ前記吸収体13の長手方向に亘って設けられ、該粘着剤領域18の長手方向の前方部及び後方部それぞれの外周縁部18aの形状が、前記バックシート12の外周縁部12aの形状と略相似形状とされている。尚、図1においては、剥離シートの図示を省略している。
【0017】
第1実施形態の生理用ナプキン1について更に詳述する。
第1実施形態の生理用ナプキン1に用いられる液透過性のトップシート11、液不透過性のバックシート12は、何れも公知の素材で形成されている。そして、トップシート11及びバックシート12は、図1に示すように、長手方向の前方部(図1右方)及び後方部(図1左方)が滑らかな曲線状に膨らみ、長手方向の中央部が滑らかな曲線状に凹んだ形状となっている。
また、トップシート11とバックシート12との間に介在された液保持性の吸収体13は、公知の素材で形成されている。そして、吸収体13は、長手方向の前方縁部(図1右方)及び後方縁部(図1左方)が緩やかな曲線状に膨らみ、長手方向に沿う両側縁部が直線状に形成された形状になっている。
【0018】
粘着剤の設けられた粘着剤領域18は、図1に示すように、前記吸収体13における長手方向の前方部14及び後方部15それぞれの外周縁部14a,15aよりも外方に存する所定形状とされ、更に、その外周縁部18aが前記吸収体13における長手方向の中央部16の外周縁部16aよりも内方に存する所定形状とされている。このように、粘着剤領域18は、その外周縁部18aが吸収性物品1の外周縁部(バックシート12の外周縁部12a)よりも一回り小さい略相似形状(類似形状)とされている。
バックシート12の外周縁部12aと粘着剤領域18の外周縁部18aとの間隔は、好ましくは、3mm〜10mmである。吸収体13の中央部16の外周縁部16aと粘着剤領域18の外周縁部18aとの間隔(吸収性物品の幅方向の最大間隔)は、好ましくは、10mm〜30mmである。
【0019】
ここで、吸収体13の中央部16は、吸収性物品1の前方縁部から100〜150mmの中心位置61(図1参照)を中心とし前後方向に50mmの範囲をいう。吸収体13の前方部14及び後方部16は各々吸収体13の前方部、及び後方部において中央部16により分割される範囲をいう。中心位置61は、吸収性物品が固定されるショーツ等の衣服においてほぼクロッチの位置に一致する。
剥離シートは、粘着剤との剥離性を有していれば、種々のシートを用いることができる。
【0020】
このように構成された第1実施形態の生理用ナプキン1においては、粘着剤領域18の外周縁部18aが、バックシート12の外周縁部12aから間隔を置いて内方に存しているため、粘着剤が生理用ナプキンの外周縁部から露出せず、着用者の肌に付着しない。しかも、製造時において切断加工性が劣化することがない。
更に、粘着剤領域18の長手方向の前方部及び後方部それぞれの外周縁部18aの形状が、前記バックシート12の外周縁部12aの形状と略相似形状とされているため、バックシート12における粘着剤の設けられていない領域が狭く、着用者の肌への密着性に優れ、生理用ナプキン1が折れたり、撚れたりしない。しかも、粘着剤領域18の外周縁部18が、吸収体13の中央部16の外周縁部16aよりも内方に存しているため、粘着剤がショーツのクロッチ部から露出して着用者の肌に接触することも防止される。
【0021】
次に、本発明の吸収性物品の第2実施形態としての生理用ナプキンについて、図2を参照して説明する。
第2実施形態の生理用ナプキン1は、図2に示すように、生理用ナプキンの概略長手方向中央部の両側縁部に一対のウイング部17が設けられているものである。ウイング部17の位置は前記中心位置61にほぼ一致する。ウイング部17以外の構成は、第1実施形態の生理用ナプキン1と同様に構成されており、同じ構成部分には、同じ符号が付してある。
第2実施形態の生理用ナプキン1におけるウイング部17は、平面視で略台形状であり、その上底が生理用ナプキン1の幅方向の外方にそれぞれ配置し、その下底が吸収性本体部10(ウイング部を有する生理用ナプキンのうち、ウイング以外の部分をいう)の長手方向に沿う両側縁部に接合するように設けられている。
【0022】
ウイング部17におけるバックシート12面には、粘着剤領域19が設けられており、該粘着剤領域19は、ウイング部17と略相似形状(類似形状)を有し、その外周縁部19aがウイング部17の外周縁部17aから間隔をおいて内方に存している。ウイング部17の外周縁部17aと粘着剤領域19の外周縁部19aとの間隔は、好ましくは、5mm〜10mmである。
【0023】
このように構成された第2実施形態の生理用ナプキン1においては、吸収性本体部10が第1実施形態の生理用ナプキン1と同様の構成であるから、第1実施形態の生理用ナプキン1と同様の効果が得られる。更に、ウイング部17においても、粘着剤領域19の外周縁部19aが、ウイング部17の外周縁部17aと略相似形状で、該外周縁部17aから間隔を置いて内方に存しているため、粘着剤領域19の粘着剤が着用者の肌への付着することがなく、切断加工性が劣化せず、ウイング部の折れや撚れ等も生じない。
【0024】
次に、本発明の吸収性物品の一製造方法を実施する吸収性物品の製造装置の一形態(第1形態)について、図3〜図7を参照して説明する。
第1形態の吸収性物品の製造装置2は、図3に示すように、吸収体13を供給する吸収体供給部21、長尺状のトップシート11Aをロール状にしたトップシート原反ロール11B、長尺状のバックシート12Aをロール状にしたバックシート原反ロール12Bを備えている。
【0025】
トップシート原反ロール11Bから導出される長尺状のトップシート11Aは、転回ロール26Aで水平方向に搬送方向を転回されて、図3右方に搬送されるようになされている。吸収体供給部21から搬出される吸収体13は、水平方向に搬送される長尺状のトップシート11Aの上に載置されて、図3右方に搬送されるようになされている。バックシート原反ロール12Bから導出される長尺状のバックシート12Aは、転回ロール26Bで水平方向に搬送方向を転回されて、水平方向に搬送される吸収体13の上を該吸収体13に当接した状態で、図3右方に搬送されるようになされている。
【0026】
長尺状のトップシート11A、この上に載置された吸収体13及びこれに当接した長尺状のバックシート12Aの搬送先には、該長尺状のトップシート11A及び該長尺状のバックシート12Aを、これらの間に吸収体13を配した状態で接合すると共に、生理用ナプキンの所定の外周縁部形状に切断する外周縁部切断部22が設けられている。尚、このような粘着剤の設けられていない状態の吸収性物品を、以下「吸収性物品本体1’」という。
【0027】
生理用ナプキンが搬送される搬送経路の上方には、長尺状の剥離シートS1Aをロール状にした剥離シート原反ロールS1B、長尺状の剥離シートS1Aを搬送する剥離シート搬送ロール23A〜23C、搬送されている長尺状の剥離シートS1Aの上方に設けられた第1形態の粘着剤の塗工装置3、該塗工装置3により粘着剤Bの塗工された長尺状の剥離シートS1Aを所定長さに切断する剥離シート切断部24、及び切断されて得られる剥離シートS1を粘着剤Bを介してバックシート12の上に押圧しながら貼着する剥離シート貼着ロール25を備えている。
粘着剤の塗工された剥離シートS1が貼着された生理用ナプキン1は、更に搬送され、個別包装工程(図示せず)において、個別包装されるようになっている。
【0028】
第1形態の粘着剤の塗工装置3について、図4〜図7を参照して説明する。
第1形態の粘着剤の塗工装置3は、図4〜図7に示すように、円筒状の内周面41bを有する空洞部41aの形成されたカーテンコーター本体41、該空洞部41aの内周面41bと略一致する円筒状の外周面42aを有し該外周面42aに前記粘着剤Bを滞留し得る複数個(2個)の凹陥部42bが設けられ、該空洞部41aに回転自在に嵌挿されたローター42を具備し、上部には該凹陥部42bに該粘着剤Bを供給する粘着剤供給部5が設けられ、下部には該凹陥部42bの該粘着剤Bをカーテン状に下方に吐出する粘着剤吐出孔44が設けられている、カーテンコーター4を備えている。
【0029】
また、第1形態の粘着剤の塗工装置3においては、複数個(2個)の前記凹陥部42bは、図6に示すように、それぞれ前記粘着剤領域18の前記所定形状に対応した形状に形成され、長手方向の前後部で相互に連通部42cを介して連通されている。そして、前記ローター42が前記空洞部41a内を回転している状態下に、前記粘着剤Bを前記粘着剤供給部5から前記凹陥部42bに加圧しながら供給することにより、該粘着剤Bが前記粘着剤吐出孔44から、該粘着剤吐出孔44の下方を搬送される剥離シートS1Aの上に、前記粘着剤領域18の前記所定形状になるように吐出されるようになしてあり、前記連通部42cに滞留している前記粘着剤Bが、前記粘着剤吐出孔44から前記剥離シートS1Aに吐出されないように、前記粘着剤Bの加圧を間欠的に中止するようになしてある。
【0030】
第1形態の粘着剤の塗工装置3について更に詳述する。
カーテンコーター4は、粘着剤をカーテン状に塗工するもので、ブロック状のカーテンコーター本体41を有している。該カーテンコーター41には、円筒状の内周面41bを有する空洞部41aが、その軸が横方向に配置するように形成されている。
【0031】
カーテンコーター本体41の空洞部41aには、該空洞部41aの内周面41bと略一致する円筒状の外周面42aを有するローター42が該空洞部42に回転自在に嵌挿されている。ローター42の回転は、別に設けられたモーター(図示せず)により行われるようになっている。
カーテンコーター本体41及びローター42の内部には、加熱装置(図示せず)が設けられ、粘着剤を加熱できるようになっており、そのため、粘着剤が溶融状態で吐出されるようになっている。
【0032】
凹陥部42bの深さは、好ましくは、0.01mm〜0.3mm、更に好ましくは、0.05〜0.2mmである。
カーテンコーター本体41の空洞部41aの内周面41bと、ローター42の外周面42aとの間は、該空洞部41aにおけるローター42の回転を阻害しない範囲で狭くなっており、そのため、粘着剤を凹陥部42b及び連通部42cに滞留・充満できるようになっている。
【0033】
カーテンコーター本体41の上方には、図4に示すように、凹陥部42b及び連通部42cに粘着剤Bを供給する粘着剤供給部5が設けられている。カーテンコーター本体41の上部には、粘着剤供給部5からローター42の凹陥部42b及び連通部42cに粘着剤を供給するための粘着剤供給孔43が形成されている。
そして、粘着剤供給部5は、溶融状態の粘着剤Bを、加圧しながら、粘着剤供給孔43を介して凹陥部42b及び連通部42cに供給できるようになっている。また、粘着剤への加圧は、所定の制御機構により、間欠的に中止できるようになっている。
【0034】
カーテンコーター本体41の下部には、凹陥部42bに滞留した粘着剤をカーテン状に吐出する粘着剤吐出孔44が設けられている。
前記粘着剤吐出孔44は、図5及び図7に示すように、前記ローター42の軸方向に直線状に配置された多数の細管44aから構成されている。該細管44は、凹陥部42bの最大幅に対応する位置に亘って設けられており、該細管44aの上孔は、ローター42の凹陥部42bに対向している。
【0035】
また、ローター42が回転した状態下で、粘着剤供給部5から、溶融状態の粘着剤Bを加圧しながら粘着剤供給孔43を介して凹陥部42b及び連通部42cに供給すると、凹陥部42b及び連通部42cに粘着剤Bが滞留・充満し、圧力伝搬により、粘着剤吐出孔44から粘着剤Bが吐出されるが、連通部42cに滞留している粘着剤Bは、粘着供給部5による粘着剤Bへの加圧を制御(間欠的に中止)することにより、粘着剤吐出孔44から吐出されないようになっている。
【0036】
次に、第1形態の吸収性物品の製造装置2により、図1に示す第1実施形態の吸収性物品が製造される過程について説明する。併せて、第1形態の吸収性物品の製造装置2を用いて実施される吸収性物品の一製造方法についても説明する。
【0037】
本吸収性物品の製造方法は、前記第1実施形態の吸収性物品の製造方法であって、図3及び図4に示すように、前記粘着剤Bを長尺状の前記剥離シートS1Aの上に前記粘着剤領域18に対応する形状に長手方向に空間を置いて連続的に塗工する粘着剤塗工工程、該粘着剤Bの塗工された該剥離シートS1を搬送する塗工シート搬送工程、及び該塗工シート搬送工程により搬送される該剥離シートS1と前記バックシート12とを合流させるシート合流工程を具備している。前記粘着剤塗工工程は、前記粘着剤Bを粘着剤供給部5から加圧しながら供給すると共に、該粘着剤Bをその幅を変化させながら粘着剤吐出孔44から前記剥離シートS1の上に吐出させるようになしてあり、且つ前記粘着剤供給部5における前記粘着剤Bの加圧を間欠的に中止することにより、前記粘着剤吐出孔44からの該粘着剤Bの吐出が間欠的に中止されるようになしてある。
【0038】
本吸収性物品の製造方法は、図3及び図4に示すように、前記シート合流工程の前に、前記粘着剤Bの塗工された長尺状の前記剥離シートS1Aを、前記粘着剤領域18に対応する形状の隣接する該粘着剤Bの間で切断する一方、長尺状の前記バックシート12Aと長尺状の前記トップシート11Aとの間に、長手方向に空間を置いて連続的に前記吸収体13を配し、長尺状の該バックシート12Aと長尺状の該トップシート11Aとを接合し、これらを隣接する該吸収体13の間で切断している。
【0039】
本吸収性物品の製造方法を更に説明する。
トップシート原反ロール11Bから導出された長尺状のトップシート11Aは、転回ロール26Aで水平方向に搬送方向を転回されて、図3右方に搬送される。吸収体供給部21から搬出された吸収体13は、水平方向に搬送される長尺状のトップシート11Aの上に載置される。そして、バックシート原反ロール12Bから導出された長尺状のバックシート12Aは、転回ロール26Bで水平方向に搬送方向を転回されて、水平方向に搬送される吸収体13の上を該吸収体13に当接した状態で、図3右方に搬送される。
【0040】
長尺状のトップシート11A、この上に載置された吸収体13及びこれに当接した長尺状のバックシート12Aは、前記外周縁部切断部22において、該長尺状のトップシート11A及び該長尺状のバックシート12Aが、これらの間に吸収体13を配した状態で接合されると共に、生理用ナプキンの所定の外周縁部形状に切断される。
【0041】
一方、剥離シート原反ロールS1Bから導出された長尺状の剥離シートS1Aは、剥離シート搬送ロール23A及び23Bにより、第1形態の粘着剤の塗工装置3の下方に搬送される。
ここで、第1形態の粘着剤の塗工装置3においては、溶融状態の粘着剤Bを、加圧しながら、粘着剤供給部5から粘着剤供給孔43を介して、カーテンコーター本体41の空洞部41a内を回転しているローター42の凹陥部42b及び連通部42cに供給する。このように粘着剤Bを供給すると、粘着剤Bが凹陥部42b及び連通部42cに滞留し、充満する。
【0042】
そして、凹陥部42bに充満している粘着剤Bは、圧力伝搬により、粘着剤吐出孔44から吐出されるが、この間においてローター42が回転しているので、粘着剤吐出孔44に対向する凹陥部42bの幅は、その形状に倣って変化する。そのため、カーテン状の粘着剤Bは、その幅を変化させながら、粘着剤吐出孔44から吐出される。そして、凹陥部42bの形状に倣って、搬送されている剥離シート原反S1Aの上に粘着剤領域18の所定形状で粘着剤Bが塗工される。
【0043】
ここで、ローター42の連通部42cに滞留している粘着部Bが粘着剤吐出孔44から吐出されないように、圧力伝搬のタイムラグを加味した上で、粘着剤Bの加圧は間欠的に中止される。そのため、図4に示すように、粘着剤Bは、それぞれ連続せずに独立した所定形状で、長尺状の剥離シートS1Aの上に塗工される。
【0044】
このように粘着剤Bの塗工された長尺状の剥離シートS1Aは、剥離シート搬送ロール23cにより剥離シート切断部24に向けて搬送され、該剥離シート切断部24によって、前記粘着剤領域18に対応する形状の隣接する該粘着剤Bの間で切断される。このように切断されて得られた剥離シートS1は、剥離シート貼着ロール25によって、粘着剤Bを介して、吸収性物品本体1’のバックシート12上に貼着される。その結果、第1実施形態の生理用ナプキン1が得られ、得られた該生理用ナプキン1は、更に個別包装工程(図示せず)に搬送されて、個別包装される。
【0045】
尚、凹陥部42bのうち幅の狭い部分が粘着剤吐出孔44の上孔部に配された状態では、粘着剤吐出孔44への粘着剤Bの吐出圧が高くなるが、本形態においては、前記粘着剤吐出孔44が前記ローター42の軸方向に直線状に配置された多数の細管44aから構成されているため、かかる場合にも、粘着剤Bが細管44aを介して下方に導出され、粘着剤Bが凹陥部42bの幅で規定する所望の幅から拡がり難い。
【0046】
次に、図2に示す第2実施形態の生理用ナプキン(ウイング部を有する生理用ナプキン)を製造するのに好適な、粘着剤の塗工装置の第2形態について説明する。
第2形態の粘着剤の塗工装置は、図8に示すように、そのローターの外周面42a’に、前記第2実施形態の生理用ナプキンにおけるウイング部17の粘着剤領域19に対応した形状を有する凹陥部42b’が、周方向に3個、幅方向に2個設けられている。周方向の3個の凹陥部42b’は、相互に連通部42c’を介して連通されている。ローターの凹陥部42b’及び連通部42c’の形状以外は、図4〜図7等に示す第1形態の粘着剤の塗工装置と同様の構成を有している。
【0047】
このように構成された第2形態の粘着剤の塗工装置によれば、図9に示すように、ウイング部用剥離シートS2の上に、ウイング部17の粘着剤領域19に対応する形状に粘着剤Bを塗工することができる。
そして、図9に示すように粘着剤Bの塗工された剥離シートS2は、図10に示すように、ウイング部17を有する第2実施形態の生理用ナプキンに対し、バックシート12面が外方になるように折り曲げられた一対のウイング部17のバックシート12面に、粘着剤Bを介して貼着される。
【0048】
第2形態の粘着剤の塗工装置を用いて粘着剤の塗工された剥離シートをウイング部に貼着する工程を、前記第1形態の吸収性物品の製造装置2において、吸収性物品に剥離シートS1を貼着する前又は後に行うことにより、ウイング部に粘着剤を介して剥離シートの貼着された吸収性物品を得ることができる。
【0049】
本発明の吸収性物品は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
【0050】
本発明の吸収性物品は、液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート及び該トップシートと該バックシートとの間に介在された液保持性の吸収体を具備し、該バックシートにショーツ等の衣服への固定用の粘着剤が設けられており、該粘着剤が剥離シートで被覆されているものであれば、生理用ナプキンに限られず、軽失禁パッドでもよい。
前述の粘着剤の塗工装置においては、ローターに設けられる凹陥部の形状や個数は、得ようとする粘着剤領域の形状や個数等に応じて適宜変更することができる。
剥離シートは、包装材とは別体のものでもよく、包装材の一部又は全部を兼ねるものでもよい。
【0051】
前述の吸収性物品の製造方法においては、トップシート、バックシート及び吸収体を接合・切断し、吸収性物品本体を形成してから、そのバックシートに、粘着剤の塗工された剥離シートを貼着させているが、これに制限されず、長尺状のバックシートに、粘着剤の塗工された剥離シートを貼着させてから、該バックシートと、トップシート及び吸収体とを接合・切断してもよい。
【0052】
【発明の効果】
本発明の吸収性物品によれば、粘着剤が着用者の肌に接触せず、着用者の肌への密着性に優れ、吸収性物品の折れや撚れが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の吸収性物品の第1実施形態をバックシート側から見た平面図である。
【図2】 図2は、本発明の吸収性物品の第2実施形態をバックシート側から見た平面図である。
【図3】 図3は、本発明の吸収性物品の製造に用いられる製造装置を示す模式図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図4】 図4は、第1形態の粘着剤の塗工装置により、長尺状の剥離シートの原反の上に粘着剤を塗工している状態を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図5】 図5は、第1形態の粘着剤の塗工装置におけるカーテンコーターを示す部分断面斜視図である。
【図6】 図6は、第1形態の粘着剤の塗工装置におけるローターの外周面を周方向に展開した展開図である。
【図7】 図7は、第1形態の粘着剤の塗工装置における粘着剤吐出孔近傍を示す断面図である。
【図8】 図8は、第2形態の粘着剤の塗工装置におけるウイング部用のローターの外周面の展開図である。
【図9】 図9は、第2実施形態のウイング部用の剥離シートに粘着剤が塗工された状態を示す平面図である。
【図10】 図10は、ウイング部を有する吸収性物品に、粘着剤の塗工された剥離シートを貼着する手順を示す平面図である。
【図11】 図11は、従来の吸収性物品を示す平面図で、(a)はウイング部を有しない吸収性物品を示す図、(b)はウイング部を有する吸収性物品を示す図である。
【図12】 図12は、従来の粘着剤の塗工装置におけるカーテンコーターを示す部分断面斜視図である。
【符号の説明】
1 吸収性物品(生理用ナプキン)
11 トップシート
12 バックシート
12a 外周縁部
13 吸収体
14 前方部
14a 外周縁部
15 後方部
15a 外周縁部
16 中央部
16a 外周縁部
17 ウイング部
17a 外周縁部
18、19 粘着剤領域
18a、19a 外周縁部
2 吸収性物品の製造装置
3 粘着剤の塗工装置
4 カーテンコーター
41 カーテンコーター本体
41a 空洞部
41b 内周面
42 ローター
42a 外周面
42b 凹陥部
42c 連通部
43 粘着剤供給孔
44 粘着剤吐出孔
44a 細管
5 粘着剤供給部
61 中心位置
B 粘着剤
S 剥離シート
Claims (3)
- 液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート及び該トップシートと該バックシートとの間に介在された液保持性の吸収体を具備し、該バックシートにショーツ等の衣服への固定用の粘着剤が設けられており、該粘着剤が剥離シートで被覆されている吸収性物品であって、
前記粘着剤の設けられた粘着剤領域は、その外周縁部が前記バックシートの外周縁部から間隔を置いて内方に存し且つ前記吸収体の長手方向に亘って設けられ、該粘着剤領域の長手方向の前方部及び後方部それぞれの外周縁部の形状が、前記バックシートの外周縁部の形状と略相似形状とされており、
前記粘着剤領域は、その外周縁部が前記吸収体における長手方向の前方部及び後方部それぞれの外周縁部よりも外方に存する所定形状とされており、
前記粘着剤領域は、その外周縁部が前記吸収体における長手方向の中央部の外周縁部よりも内方に存する所定形状とされている吸収性物品。 - 概略長手方向中央部の両側縁部に一対のウイング部が設けられている請求項1記載の吸収性物品。
- 前記ウイング部には粘着剤領域が設けられており、該粘着剤領域の外周縁部は、該ウイング部の外周縁部と略相似形状で、該外周縁部から間隔を置いて内方に存している請求項2記載の吸収性物品。
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