JP3886185B2 - 補液バッグ支持装置及び補液装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば人工透析療法で使用される装置であって、蓄えた液体を少量づつ継続的に供給する際に用いる補液バッグを支持する補液バッグ支持装置及び補液装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、人工透析療法等で用いられる補液装置としては、図2に示すようなものが知られている。図中の1は人工透析装置である。この人工透析装置1の内部に血液が通され、透析処理が行われる。人工透析装置1の上部には、補液を供給する補液装置2が設けられ、透析処理の際に必要に応じて補液装置2から補液が少量ずつ継続的に供給される。
【0003】
補液装置2は主に、人工透析装置1の上部に縦方向に配設された支持棒3と、この支持棒3の上端部及び中間部に複数個円環状に配設されたフック4とから構成されている。そして、補液の入った補液ビン5が各フック4に掛けられ、供給管(図示せず)によって人工透析装置1内に補液が供給されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の補液装置2では、フック4が円環状に配設されているため、補液ビン5も円環状に設置され、大きなスペースが必要となる。これは、ガラスビンの場合に限らず、合成樹脂等でできた弾力性のある補液バッグの場合にも同様である。この結果、補液装置2が大型化してしまうという問題がある。
【0005】
また、補液ビン5の場合、円柱形状を有し、変形することもないので、嵩張り、その取り扱いの作業性が悪いという問題がある。
【0006】
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、小型で扱いやすく、効率的に液体を補給できる補液バッグ支持装置及び補液装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、第1の発明に係る補液バッグ支持装置は、内部に液体が充填された弾力性のある補液バッグを複数個同時に支持する補液バッグ支持装置において、複数段に積み上げられた補液バッグが載置された状態でこの補液バッグを斜めに支持する傾斜面を有する傾斜台と、この傾斜台のうち高い方の端部近傍に位置し、傾斜台に複数段に積み上げられた補液バッグのそれぞれの基端部を支持して滑落を防止すると共に補液バッグ内の液体の減少に伴う補液バッグの撓みを抑えて、その先端部が低い位置にずれて、すべての補液バッグが傾斜角度を大きくしていって液体の残留を防止する基端支持部と、前記傾斜台のうち低い方の端部近傍に位置し、傾斜台に複数段に積み上げられた補液バッグのそれぞれの液体出口を支持する液体出口支持部とを備えて構成されたことを特徴とする。
【0008】
前記構成により、補液バッグは、傾斜台の上に載置された状態で、その基端部を基端支持部で支持され、先端の液体出口を液体出口支持部に支持される。次の補液バッグを設置する場合には、その補液バッグを、既に載置されている補液バッグの上側に載置し、その基端部を基端支持部に、先端の液体出口を液体出口支持部にそれぞれ掛ける。同様にして必要な個数の補液バッグを載置する。これにより、必要な個数の補液バッグを小さなスペースに効率的に設置することができる。なお、補液バッグ内の液体が減少していくと、補液バッグの高さが低くなっていくが、このとき、補液バッグはその基端部を基端支持部で、先端部を液体出口支持部でそれぞれ支持されているため、その先端部が低い位置にずれて、すべての補液バッグが傾斜角度を大きくしていって補液バッグの中間部分が撓むことが無くなり、その部分での液体の残留が防止できる。
【0009】
第2の発明に係る補液バッグ支持装置は、前記補液バッグが前記傾斜台上に複数列に配置されてそれぞれの列で複数段に積み上げられるように前記基端支持部及び液体出口支持部を複数列配設すると共に、一の列を最低とし他の列はそれよりも高くなるように前記傾斜面の高さを調整したことを特徴とする。
【0010】
前記構成により、補液バッグは傾斜台上に複数列に配置された状態で積み上げられる。この積み上げられた各列のうち、最低高さの列の補液バッグに他の列の補液バッグを接続管で接続し、この最低高さの列の補液バッグから外部に接続管を延出して液体を供給する。これにより、高い位置に載置された補液バッグ内の液体は全部最低位置の補液バッグに集まり、この最低位置の補液バッグから外部に供給される。これにより、液体の残留がなくなる。
【0011】
第3の発明に係る補液バッグ支持装置は、前記基端支持部が前記傾斜台に対して出し入れ可能に取り付けられたことを特徴とする。
【0012】
前記構成により、小さな補液バッグを用いる場合は、基端支持部を傾斜台に挿入した状態で使用する。大きな補液バッグを使用する場合は、基端支持部を傾斜台から引き出して、液体出口支持部との距離を延ばして使用する。これにより、補液バッグの大きさを問わずに使用することができる。
【0013】
第4の発明に係る補液装置は、液体を少量づつ継続的に供給する補液装置において、弾力性を有すると共に内部に液体が充填されて複数段に積み上げられた補液バッグと、当該各補液バッグが載置された状態でこの補液バッグを斜めに支持する傾斜面を有する傾斜台と、この傾斜台のうち高い方の端部近傍に位置し、傾斜台に複数段に積み上げられた補液バッグのそれぞれの基端部を支持して滑落を防止すると共に補液バッグ内の液体の減少に伴う補液バッグの撓みを抑えて、その先端部が低い位置にずれて、すべての補液バッグが傾斜角度を大きくしていって液体の残留を防止する基端支持部と、前記傾斜台のうち低い方の端部近傍に位置し、傾斜台に複数段に積み上げられた補液バッグのそれぞれの液体出口を支持する液体出口支持部と、前記基端支持部及び液体出口支持部で支持された状態で前記傾斜台上に積み上げられた複数の補液バッグのうち互いに隣接する各液体出口をそれぞれ接続し、各補液バッグ内の液体を最低位置の補液バッグを介して外部に供給する接続管とを備えて構成されたことを特徴とする。
【0014】
前記構成により、傾斜台上に補液バッグを、基端支持部及び液体出口支持部に支持された状態で複数個積層すると共に、各補液バッグを接続管で接続して、最低位置の補液バッグから液体を外部に供給する。これにより、各補液バッグ内の液体を少量ずつ継続的に供給することができる。さらに、各補液バッグ内の液体を全部最低位置の補液バッグに一旦集めて外部に供給するので、各補液バッグに液体が残留するのを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る補液バッグ支持装置及び補液装置を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
[構成]
本実施形態でも従来と同様に、補液装置を補液を供給するための装置として使用する場合を例に説明する。図1は本実施形態に係る補液バッグ支持装置を示す斜視図である。図3は上部に補液装置を装着した人工透析装置を示す正面図である。図4は上部に補液装置を設置した人工透析装置を示す側面図である。図5は補液バッグ支持装置に補液バッグを1個設置した状態を示す部分斜視図である。図6は補液バッグ支持装置に補液バッグを複数段(4段)に設置した状態を示す側面図である。図7は補液バッグ支持装置に補液バッグを4段にかつ2列に設置して接続管で互いを接続した状態を示す正面図である。図8は4段に設置された補液バッグが接続管で互いに接続された状態を示す要部側面図である。図9は補液バッグ支持装置に大きいサイズの補液バッグを装着した状態を示す側面図である。
【0017】
図3及び図4中の10は人工透析装置である。この人工透析装置10の上部には本実施形態に係る補液装置11が取り付けられている。なお、補液装置11は補液を少量づつ継続的に人工透析装置10に供給する装置である。補液バッグ支持装置12は補液バッグ13を複数個同時に支持する装置で、この補液バッグ支持装置12に複数の補液バッグ13が設置されて接続管を介して人工透析装置10に補液を供給できるようにしたのもが補液装置11である。また、補液バッグ13は、可撓性を有する合成樹脂等で形成され、内部に補液が充填されていない状態では薄く扁平につぶれ、補液を充填することで例えば図7のように厚みのある容器になる。
【0018】
補液バッグ支持装置12は、図1、図5及び図6に示すように主に、傾斜台14と基端支持部15と液体出口支持部16とから構成されている。
【0019】
傾斜台14は、補液バッグ13が載置された状態でこの補液バッグ13を斜めに支持できるように、その上側が傾斜面14Aとなっている。即ち、側面形状がほぼくさび状に形成されている。この傾斜台14は、補液バッグ13を2列に配設できる広さになっている。さらに、一の列(図7中の右列)を最低とし、他の列(図7中の左列)はそれよりも高くなるように台部14Bを設けて、傾斜面14Aの高さが調されている。
【0020】
基端支持部15は、傾斜台14のう高い方の端部(図1中の右側端部)近傍に位置して設けられている。この基端支持部15は、支持棒部15Aとフック15Bとから構成されている。支持棒部15Aは、正面形状をほぼU字状(逆U字状)に、かつ側面形状をほぼL字状に形成されている。この支持棒部15Aの底部は傾斜台14の傾斜面14Aの内側に設けられた固定支持具17に支持されている。この固定支持具17には固定用ねじ18が設けられており、この固定用ねじ18を弛めることで、支持棒部15Aがスライドできるようになっている。そして、固定用ねじ18を弛め、支持棒部15Aをスライドさせて所定位置に合わせ、固定用ねじ18を締めて支持棒部15Aを固定支持することで、基端支持部15を補液バッグ13の大きさに応じた位置に調整できるようになっている。フック15Bは、支持棒部15Aの立ち上がり部分に一定間隔(補液が充填された補液バッグ13の厚さと同じ間隔)をおいて複数個(本実施形態では8個)設けられている。このフック15Bに、補液バッグ13の基端部に設けられた係止用穴13Aが掛けられることで、補液バッグ13を支持して滑落を防止するようになっている。さらに、補液バッグ13の撓みも抑えるようになっている。即ち、補液バッグ13内の補液が減少すると、補液バッグ13が薄くなって、特に補液バッグ13の中央付近で下方へ撓みやすくなるが、フック15Bで補液バッグ13の基端部を支持し、さらには液体出口支持部16で補液バッグ13の液体出口13Bを支持するので、補液バッグ13が撓むのを抑えて補液の残留を防止するようになっている。この補液バッグ13の撓みは、積み上げられる補液バッグ13の数が増えるほど顕著になるが、フック15Bで各補液バッグ13の基端部を個別に支持することで、その撓みを確実に抑えることができる。
【0021】
液体出口支持部16は、傾斜台14の傾斜面14Aの下り側端部(図1中の左側端部)近傍に位置して設けられている。この液体出口支持部16は、2本の棒材を垂直にかつ並行に立てて構成されている。この2本の棒材の間隔は、補液バッグ13の液体出口13Aを挟んで支持できる幅に設定されている。これにより、基端支持部15の各フック15Bに掛けられて複数個が積み上げられた補液バッグ13の液体出口13Bがそれぞれ支持されているようになっている。
【0022】
以上のように構成された補液バッグ支持装置12には、図6〜図9に示すようにして複数個の補液バッグ13が設置される。具体的には次のようにして補液バッグ13が設置される。まず、基端支持部15の位置が調整される。固定用ねじ18を弛めて支持棒部15Aをスライドさせ、補液バッグ13の大きさに合わせて固定用ねじ18を締める。これにより、小さいサイズの補液バッグ13の場合には支持棒部15Aが傾斜台14から僅かにはみ出す程度に(図6参照)、大きいサイズの補液バッグ13の場合には傾斜台14から大きくはみ出すように(図9参照)、それぞれ調整される。
【0023】
そして、傾斜台14の傾斜面14A及び台部14Bに最初の補液バッグ13が載置される。そのとき、補液バッグ13の基端部の係止用穴13Aが基端支持部15のフック15Bに掛けられる。さらに、液体出口13Bは液体出口支持部16の2本の棒材の間に挿入して支持される。次の補液バッグ13は、前記同様にして、係止用穴13Aがフック15Bに掛けられ、液体出口13Bが液体出口支持部16に挿入支持されて、積み上げられる。これを繰り返して4段に、かつ2列に積み上げられる。
【0024】
さらに、これらの補液バッグ13は、その液体出口13Bが、接続管20で接続される。この接続管20は、2段目以上では、互いに隣同士で接続される。なお、最上段の補液バッグ13の上側の接続管用穴21は蓋体22で塞がれる。台部14B側の最下段の補液バッグ13では、その接続管20が、隣の最低位置側の最下段の補液バッグ13′に接続される。なお、この補液バッグ13′の液体出口13Bには、3つの接続管用穴21が設けられている。そして、この3つの接続管用穴21のうち1つに直上の補液バッグ13からの接続管20が接続され、他の1つに台部14B側の最下段の補液バッグ13からの接続管20が接続され、残る1つに外部へ延出される接続管20が接続される。以上のようにして補液装置11が構成されている。
【0025】
この補液装置11は、図4のように、人工透析装置10の上側に取り付けて用いられる。補液装置11が人工透析装置10の上側に取り付けられた状態で、最下段の補液バッグ13′から延出された接続管20が人工透析装置10内の補液供給部位に接続されている。なお、図4においては、補液装置11を概略的に記載し、補液バッグ13及び接続管20等の記載は省略している。
【0026】
[動作]
前記構成の補液装置11では、人工透析装置10での透析処理に応じて、補液が供給される。このとき、人工透析装置10内へは、最低位置側の最下段の補液バッグ13′内の補液が接続管20を介して直接に供給される。他の補液バッグ13内の補液はその下側の補液バッグ13に供給される。そして、台部14B側の最下段の補液バッグ13では、隣の最低位置側の最下段の補液バッグ13′に供給される。
【0027】
これにより、各補液バッグ13内の補液が徐々に減少してゆき、各補液バッグ13の厚みが徐々に薄くなり、4段に積み上げた全体の高さが徐々に低くなっていく。このとき、補液バッグ13の液体出口13Bは、液体出口支持部16の2本の棒材で両側を支持されているだけなので、下方へずり下がる。一方、補液バッグ13の基端部は、係止用穴13Aが基端支持部15のフック15Bに掛けられているため、その位置がずれることはなく、当初の位置で支持される。
【0028】
これにより、補液バッグ13は、その基端部が高い位置に支持され、先端部が低い位置にずれて、補液バッグ13の中央部分が下方へ撓むこともなくなり、すべての補液バッグ13が傾斜角度を大きくしていく。この結果、各補液バッグ13内の補液が全部効率的に、人工透析装置10内に供給される。
【0029】
各補液バッグ13内の補液が無くなれば、接続管20を外して各補液バッグ13を補液バッグ支持装置12から取り外し、前記同様にして、新しい補液バッグ13を設置する。
【0030】
[効果]
以上のように、補液が入った補液バッグ13を傾斜台14の上に複数段に積み上げて、その前後を基端支持部15及び液体出口支持部16で支持するようにしたので、複数の補液バッグ13を小さなスペースで効率的に設置することができ、嵩張らず、補液装置11の小型化を図ることができる。
【0031】
また、可撓性を有する補液バッグ13を用いたので、ガラスビンの場合のように割れるおそれがなく、使用後は薄くなってしまうので、取り扱いがきわめて容易になり、作業性が大幅に向上する。
【0032】
また、補液バッグ13は、その基端部をフック15Bで支持された状態で、補液バッグ13の全体が撓むことなく、先端側の液体出口13Bが下方へずり下がるので、補液バッグ13内の補液を全部効率的に外部に排出することができ、補液の残留を解消することができる。
【0033】
さらに、基端支持部15が固定支持具17によって、傾斜台14に対して出し入れ可能に取り付けられたので、各種の大きさの補液バッグ13を使用することができる。
【0034】
[変形例]
(1) 前記実施形態では、基端支持部15及び液体出口支持部16をそれぞれ2カ所に設けて補液バッグ13を2列に積層する構成にしたが、これらを1カ所だけ設けて、補液バッグ13を1列に積層するようにしてもよい。さらに、これらを3カ所以上設けて、補液バッグ13を3列以上に積層するようにしてもよい。3列以上にする場合には、その中の1の列を最低位置とし、他の列に台部14Bを設けて高くする。
【0035】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば次のような効果を奏することができる。
【0036】
(1) 補液バッグの前後を基端支持部及び液体出口支持部で支持して、傾斜台の上に複数段に積み上げるようにしたので、補液バッグを小さなスペースで効率的に配設することができ、全体が嵩張らず、装置の小型化を図ることができる。
【0037】
(2) 補液バッグを傾斜台の上に載置した状態で、その基端部を基端支持部で支持し、先端の液体出口を液体出口支持部で支持するので、補液バッグの中間部分が撓むことが無くなり、補液バッグ内の液体を効率的に外部に供給することができ、液体の残留を解消することができる。
【0038】
(3) 補液バッグを傾斜台上に複数列に、かつ複数段に積み上げて配設すると共に、一の列を最低とし他の列はそれよりも高くなるように前記傾斜面の高さを調整したので、各補液バッグを互いに接続すると内部の液体は最も低い位置にある補液バッグに集中し、各補液バッグ内の液体を効率的に外部に供給して、液体の残留を解消することができる。
【0039】
(4) 基端支持部が傾斜台に対して出し入れ可能に取り付けられたので、各種の大きさの補液バッグを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る補液バッグ支持装置を示す斜視図である。
【図2】 従来の補液装置が人工透析装置に取り付けられた状態を示す正面図である。
【図3】 本発明の補液装置が人工透析装置に取り付けられた状態を示す正面図である。
【図4】 本発明の補液装置が人工透析装置に取り付けられた状態を示す側面図である。
【図5】 補液バッグ支持装置に補液バッグが載置された状態を示す要部斜視図である。
【図6】 補液バッグ支持装置に補液バッグが4段に載置された状態を示す側面図である。
【図7】 補液バッグ支持装置に補液バッグが4段にかつ2列に載置された状態を示す概略正面図である。
【図8】 補液バッグの液体出口が接続管で互いに接続された状態を示す部分側面図である。
【図9】 補液バッグ支持装置にサイズの大きい補液バッグが載置された状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10:人工透析装置、11:補液装置、12:補液バッグ支持装置、13:補液バッグ、14:傾斜台、14A:傾斜面、14B:台部、15:基端支持部、15B:フック、16:液体出口支持部、17:固定支持具、18:固定用ねじ、20:接続管。
Claims (4)
- 内部に液体が充填された弾力性のある補液バッグを複数個同時に支持する補液バッグ支持装置において、
複数段に積み上げられた補液バッグが載置された状態でこの補液バッグを斜めに支持する傾斜面を有する傾斜台と、
この傾斜台のうち高い方の端部近傍に位置し、傾斜台に複数段に積み上げられた補液バッグのそれぞれの基端部を支持して滑落を防止すると共に補液バッグ内の液体の減少に伴う補液バッグの撓みを抑えて、その先端部が低い位置にずれて、すべての補液バッグが傾斜角度を大きくしていって液体の残留を防止する基端支持部と、
前記傾斜台のうち低い方の端部近傍に位置し、傾斜台に複数段に積み上げられた補液バッグのそれぞれの液体出口を支持する液体出口支持部と
を備えて構成されたことを特徴とする補液バッグ支持装置。 - 請求項1に記載の補液バッグ支持装置において、
前記補液バッグが前記傾斜台上に複数列に配置されてそれぞれの列で複数段に積み上げられるように前記基端支持部及び液体出口支持部を複数列配設すると共に、一の列を最低とし他の列はそれよりも高くなるように前記傾斜面の高さを調整したことを特徴とする補液バッグ支持装置。 - 請求項1または2に記載の補液バッグ支持装置において、
前記基端支持部が前記傾斜台に対して出し入れ可能に取り付けられたことを特徴とする補液バッグ支持装置。 - 液体を少量づつ継続的に供給する補液装置において、
弾力性を有すると共に内部に液体が充填されて複数段に積み上げられた補液バッグと、
当該各補液バッグが載置された状態でこの補液バッグを斜めに支持する傾斜面を有する傾斜台と、
この傾斜台のうち高い方の端部近傍に位置し、傾斜台に複数段に積み上げられた補液バッグのそれぞれの基端部を支持して滑落を防止すると共に補液バッグ内の液体の減少に伴う補液バッグの撓みを抑えて、その先端部が低い位置にずれて、すべての補液バッグが傾斜角度を大きくしていって液体の残留を防止する基端支持部と、
前記傾斜台のうち低い方の端部近傍に位置し、傾斜台に複数段に積み上げられた補液バッグのそれぞれの液体出口を支持する液体出口支持部と、
前記基端支持部及び液体出口支持部で支持された状態で前記傾斜台上に積み上げられた複数の補液バッグのうち互いに隣接する各液体出口をそれぞれ接続し、各補液バッグ内の液体を最低位置の補液バッグを介して外部に供給する接続管と
を備えて構成されたことを特徴とする補液装置。
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JP29050596A JP3886185B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 補液バッグ支持装置及び補液装置 |
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