JP3883308B2 - Absorbent articles - Google Patents

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JP3883308B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液漏れ防止効果の高い吸収性物品に関し、特に使い捨ておむつとして有用な吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
使い捨ておむつの構成材料として立体形状のシートを用いた技術としては、例えば特開平6−70957号公報に記載のもの等が知られている。
【0003】
しかし、上記公報に記載の使い捨ておむつは、トップシートに立体形状の不織布を用い、肌に最も近い液吸収表面で液流れを制御しようとするものであるから、効果的に液漏れが防止されない。特に一度に多量の液が排泄された場合に液漏れが顕著となる。
【0004】
従って、本発明は、液漏れ防止効果の高い吸収性物品を提供することを目的とする。
また、本発明は、特に一度に多量の液が排泄された場合にも液漏れ防止効果の高い吸収性物品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、厚さ方向に所定形状を有するシートを吸収性物品の内部に配し、その内部で液流れを制御することにより上記目的が達成されることを知見した。
【0006】
本発明は上記知見に基づきなされたもので、液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート及び両シート間に介在される液保持性の吸収体を有する吸収性物品において、
上記トップシートと上記吸収体との間、又は上記バックシートと上記吸収体との間に、凹凸形状が付形されてなる液透過性シートを介在させており、上記液透過性シートには、凹部と、各凹部を個々に仕切る連続した網目状の凸部とが形成されており、上記液透過性シートは、2枚のシートを2層積層した積層体から構成されており、該積層体は、その厚さ方向に凹凸形状が付形されており且つ前記2枚のシート間に多数の密着部を設けて該2枚のシートを一体化させると共に該密着部の間に液の保持空間を形成する非密着部が存するようにしてある吸収性物品を提供することにより上記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の吸収性物品の好ましい実施形態を、使い捨ておむつを例にとり図面を参照して説明する。まず、本発明とは液透過性シートの構成が異なる参考実施形態について説明し、次に、本発明の実施形態について、該参考実施形態とは異なる点を中心に説明する。
【0008】
図1及び図2に示す参考実施形態の使い捨ておむつ1は、不織布や有孔フィルム等からなる液透過性のトップシート2と、液不透過性で且つ蒸気透過性のバックシート3と、トップシート2及びバックシート3間に介在される液保持性の吸収体4とを有して構成されている。吸収体4は、おむつ1の股下領域に対応する領域がくびれた砂時計形状に湾曲形成され、トップシート2及びバックシート3も、吸収体4の形状に即しておむつ1の股下領域に対応する領域が湾曲形成されている。そして、吸収体4は、トップシート2及びバックシート3によって挟持・固定されている。
【0009】
吸収体4は、パルプ繊維を主体としている。パルプ繊維中には高吸収性ポリマーの粒子が均一に混合・分散されている。そして、図2に示すようにパルプ繊維及び高吸収性ポリマーの粒子の混合物からなる吸収体4は、後述する液透過性シート10によって囲繞・被覆されている。その結果、液透過性シート10のうち肌当接面側に位置する部分は、トップシート2と吸収体4との間に介在され、また、非肌当接面に位置する部分は、バックシート3と吸収体4との間に介在されることになる。
【0010】
吸収体4の前後および左右端縁部から外方に延出するトップシート2及びバックシート3によって形成される背側および腹側のウエスト部5,5’と一対のレッグ部6,6とには、おむつ1を着用した際に、ウエスト部5,5’とレッグ部6,6とを着用者の身体にフィットさせるための弾性伸縮部材7が、トップシート2及びバックシート3によって固定されて設けられている。背側のウエスト部5の幅方向両端にはそれぞれテープファスナー等からなる一対の止着具8が取り付けられており、また、腹側のウエスト部5’におけるバックシート3上には矩形状のランディングテープ等からなる被着具(図示せず)が貼付されている。そして、参考実施形態の使い捨ておむつ1が着用される際に、止着具8,8が被着具上に止着するようになされている。
【0011】
而して参考実施形態の使い捨ておむつ1においては、図3(a)に示すように、液透過性シート10として、その厚さ方向に凹凸形状が付形されてなるものを用いることを特徴としている。斯かる凹凸形状を有する液透過性シート10をトップシート2と吸収体4との間、又はバックシート3と吸収体4との間に介在させることで、一度に多量の液が排泄された場合であっても、液が液透過性シート10の凹部に一旦保持されるので、平面方向への液流れが防止され、液漏れが効果的に防止される。しかも、参考実施形態の使い捨ておむつ1は、上述した特開平6−70957号公報に記載の使い捨ておむつと異なり、おむつの内部において液を保持し液流れを制御するものであるから、肌への液戻りも抑制され、一層効果的に液漏れが防止される。
【0012】
液透過性シート10には図4に示すように三角形の凹部11と、各凹部11を個々に仕切る連続した網目状の凸部12とが形成されている。従って各凹部11は互いに連通しておらず独立して配置されている。また、各凹部11は六角形を六等分するような形状となるように配置されている。即ち、6個の凹部11で1個の六角形が形成されるように配置されており、且つこの六角形が亀甲模様を形成するように配置されている。液透過性シート10に形成されている凹部11の形状は三角形のみならず、円形〔図3(b)にその要部拡大断面図を示す〕、四角形又はその他の形状でも良い
【0013】
液透過性シート10における凹凸形状のピッチ、即ち隣り合う凸部の頂部間の距離又は隣り合う凹部の谷部間の距離は、該液透過性シートの圧縮特性及び液流れの制御の点から、2〜10mm、特に2〜6mmであることが好ましい。
【0014】
液透過性シート10の見掛け厚さT〔図3(a)及び(b)参照〕は、排泄された液を十分に保持し、また体圧によって凹凸形状が過度に変形することを防止する観点から、1〜10mm、特に1〜5mmであることが好ましい。また、液透過性シート10としては、コスト的に一般的な不織布、例えばエアースルー方式やエアーレイド方式の不織布、或いは湿式や乾式の紙を用いるのが好ましいことから、該液透過性シート10の厚さt〔図3(a)及び(b)参照〕は、0.1〜5mm、特に0.3〜2mmであることが好ましい。更に、圧縮特性と液流れを制御する点から、液透過性シート10の見掛け厚さTは該液透過性シート10の厚さtの2〜20倍、特に2〜10倍であることが好ましい。
【0015】
液透過性シート10の坪量は、コスト及び必要とする引張強度の点から、10〜100g/m2 、特に15〜50g/m2 であることが好ましい。
【0016】
液透過性シート10は、体圧によって凹凸形状が過度に変形することを防止する観点から圧縮復元性を有していることが好ましい。具体的には、液透過性シート10は、その圧縮回復率が10%以上、特に30%以上であることが好ましい。本明細書において圧縮回復率とは、カトーテック(株)のKES−TB3を用い、ストロークスピードを50sec/minとして、シートに50gf/cm2 の荷重をかけて圧縮したときの圧縮仕事量Wc(gfcm/cm2 )及び圧縮回復仕事量Wc’(gfcm/cm2 )をもとに下記式から算出される値をいう。
圧縮回復率(%)=(Wc’/Wc)×100
【0017】
液透過性シート10を構成する素材は、凹凸形状の付形が可能で液透過性を有するものであれば特に制限はなく、例えば紙や不織布等が用いられる。これらの素材から構成される液透過性シート10には、排泄された液の液流れを更に制御する目的で開孔処理を施したり部分的な撥水処理を施すこともできる。
【0018】
次に、本発明の使い捨ておむつの実施形態を図を参照して説明する。尚、実施形態の使い捨ておむつは、前記参考実施形態に比して、液透過性シートが積層体から構成されている点が主として異なるが、その他の構成は参考実施形態と同様のものである。従って、実施形態については、上述した参考実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については参考実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図5〜図7において、図1〜図4と同じ部材には同じ符号を付してある。
【0019】
図5に示す実施形態では、液透過性シート10が、凹凸形状が付形された2枚のシートを2層積層した積層体から構成されている。この積層体はその厚さ方向に凹凸形状が付形されており且つ2枚のシート間に多数の密着部13を設けて2枚のシートを一体化させると共に該密着部13の間に液の保持空間を形成する非密着部14が存するようにしたものである。斯かる積層体を用いることによって、液透過性シート10中に排泄された液を保持するための空間が図3(a)及び(b)に示す液透過性シートに比して一層多く形成される。その結果、液漏れが一層効果的に防止される。本実施形態で用いられる積層体は、例えば本出願人の出願に係る特開平9−123325号公報の第11欄13行〜第12欄19行に記載の方法で製造することができる。
【0020】
図6に示す実施形態では、参考実施形態と異なり、液透過性シート10が、トップシート2と吸収体4との間にのみ介在されている。また図7に示す実施形態では、液透過性シート10が、バックシート3と吸収体4との間にのみ介在されている。これらの実施形態によれば、使用する液透過性シート10の量を低減させつつ参考実施形態と同様の液漏れ防止効果を発現させることができる。
【0021】
以上、本発明の吸収性物品をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、凹部及び凸部の形状は上述のものに限られず、種々のものを用いることができる。
また、上記の実施形態では吸収体がパルプ繊維と高吸収性ポリマー粒子との混合物から構成されていたが、これに代えて該混合物がティッシュペーパー等の薄手の紙で囲繞・被覆されたものを吸収体として用いてもよい。
また、上記の各実施形態の構成は相互に置換可能である。
【0022】
以下、本発明について、実施例及び比較例を用いて更に具体的に説明する。尚、下記実施例2は本発明の実施例であるが、下記実施例1は、液透過性シートの構成が異なる点で、本発明の参考例である。
〔実施例1〕
液透過性シートとして、図3(a)及び図4に示す凹凸形状が付形された紙を用いた。この液透過性シートの見掛け厚さは1mm、厚さは0.1mm、坪量は40g/m2、圧縮回復率は25%、凹部間のピッチは5mmであった。
ポリエチレンシートからなるバックシート上にこの液透過性シートを重ね合わせ、更に該液透過性シート上にフラッフパルプと高吸収性ポリマーの粒子との混合物を積繊し、この混合物を該液透過性シートで囲繞・被覆した。その上をポリプロピレン繊維のサクションヒートボンド不織布からなるトップシートで被覆し、バックシートとトップシートとの周縁部に弾性伸縮部材を介在させてこれらを接合・固定することによって図1及び図2に示す使い捨ておむつを得た。
【0023】
〔実施例2〕
実施例1において用いた液透過性シートを2枚積層し図5に示す凹凸形状が付与された積層体を液透過性シートとして用いる以外は実施例1と同様にして使い捨ておむつを得た。
【0024】
〔比較例1〕
実施例1において、凹凸形状が付形された液透過性シートに代えて、坪量16g/m2 の平坦なティッシュペーパーを用いる以外は実施例1と同様にして使い捨ておむつを得た。
【0025】
〔性能評価〕
実施例及び比較例で得られた使い捨ておむつの性能を評価するため、下記の方法で漏れ試験を行った。その結果を表1に示す。
【0026】
〔漏れ試験〕
一般のモニター10人に実施例及び比較例で得られた使い捨ておむつ各30枚を使用してもらい、全使用枚数で漏れたおむつの枚数を除した値を漏れ率として漏れの評価をした。
漏れ率(%)={(漏れたおむつの枚数)/(全使用枚数)}×100
【0027】
【表1】

Figure 0003883308
【0028】
表1に示す結果から明らかなように、トップシートと吸収体との間に、凹凸形状が付形された液透過性シートを介在されている実施例のおむつ(本発明品)は、比較例及び実施例1(参考例)のおむつに比して、漏れ防止効果が高いことが判る。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、液漏れ防止効果の高い吸収性物品が提供される。本発明の吸収性物品は、特に一度に多量の液が排泄された場合にも液漏れ防止効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の使い捨ておむつを、トップシート側からみた一部破断平面図である。
【図2】図1のI−I線に沿う拡大断面図である。
【図3】図3(a)は液透過性シートの要部拡大断面図であり、図3(b)は液透過性シートの別の形態の要部拡大断面図である。
【図4】図3(a)に示す液透過性シートの要部拡大斜視図である。
【図5】他の液透過性シートの要部拡大断面図(図3相当図)である。
【図6】他の実施形態の使い捨ておむつの拡大断面図(図2相当図)である。
【図7】他の実施形態の使い捨ておむつの拡大断面図(図2相当図)である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 トップシート
3 バックシート
4 吸収体
10 液透過性シート
11 凹部
12 凸部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an absorbent article having a high liquid leakage prevention effect, and more particularly to an absorbent article useful as a disposable diaper.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
As a technique using a three-dimensional sheet as a constituent material of a disposable diaper, for example, a technique described in JP-A-6-70957 is known.
[0003]
However, since the disposable diaper described in the above publication uses a three-dimensional nonwoven fabric for the top sheet and tries to control the liquid flow on the liquid absorption surface closest to the skin, the liquid leakage is not effectively prevented. In particular, when a large amount of liquid is excreted at once, the liquid leakage becomes significant.
[0004]
Therefore, an object of the present invention is to provide an absorbent article having a high liquid leakage prevention effect.
Another object of the present invention is to provide an absorbent article having a high effect of preventing liquid leakage even when a large amount of liquid is excreted at one time.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have found that the above object can be achieved by arranging a sheet having a predetermined shape in the thickness direction inside the absorbent article and controlling the liquid flow inside the sheet.
[0006]
The present invention was made based on the above findings, in an absorbent article having a liquid-permeable top sheet, a liquid-impermeable back sheet, and a liquid-retaining absorbent interposed between both sheets,
Between the top sheet and the absorbent body, or between the back sheet and the absorbent body, a liquid permeable sheet having a concavo-convex shape is interposed, and in the liquid permeable sheet, A concave portion and a continuous mesh-shaped convex portion that partitions each concave portion are formed, and the liquid-permeable sheet is composed of a laminate in which two sheets are laminated, and the laminate Has a concave-convex shape in the thickness direction, and a large number of contact portions are provided between the two sheets to integrate the two sheets, and a liquid holding space between the contact portions. The above-mentioned object is achieved by providing an absorbent article in which a non-adhering part that forms a surface exists .
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the absorbent article of the present invention will be described with reference to the drawings, taking a disposable diaper as an example. First, a reference embodiment in which the configuration of the liquid-permeable sheet is different from that of the present invention will be described, and then, the embodiment of the present invention will be described focusing on differences from the reference embodiment.
[0008]
A disposable diaper 1 according to a reference embodiment shown in FIGS. 1 and 2 includes a liquid-permeable top sheet 2 made of a nonwoven fabric, a perforated film, and the like, a liquid-impermeable and vapor-permeable back sheet 3, and a top sheet. 2 and a liquid retaining absorbent 4 interposed between the back sheet 3 and the back sheet 3. The absorbent body 4 is curved and formed in an hourglass shape in which the region corresponding to the crotch region of the diaper 1 is constricted, and the top sheet 2 and the back sheet 3 also correspond to the crotch region of the diaper 1 in accordance with the shape of the absorber 4. The region is curved. The absorber 4 is sandwiched and fixed by the top sheet 2 and the back sheet 3.
[0009]
The absorber 4 is mainly composed of pulp fibers. The superabsorbent polymer particles are uniformly mixed and dispersed in the pulp fiber. As shown in FIG. 2, the absorbent body 4 made of a mixture of pulp fibers and superabsorbent polymer particles is surrounded and covered with a liquid-permeable sheet 10 described later. As a result, the part located on the skin contact surface side of the liquid permeable sheet 10 is interposed between the top sheet 2 and the absorber 4, and the part located on the non-skin contact surface is the back sheet. 3 and the absorber 4 are interposed.
[0010]
A back side and abdominal side waist portions 5 and 5 ′ and a pair of leg portions 6 and 6 formed by a top sheet 2 and a back sheet 3 extending outward from front and rear and left and right end edges of the absorbent body 4. When the diaper 1 is worn, the elastic elastic member 7 for fitting the waist portions 5 and 5 ′ and the leg portions 6 and 6 to the wearer's body is fixed by the top sheet 2 and the back sheet 3. Is provided. A pair of fasteners 8 each composed of a tape fastener or the like are attached to both ends in the width direction of the back side waist portion 5, and a rectangular landing on the back sheet 3 in the waist side waist portion 5 ′. An attachment (not shown) made of tape or the like is attached. And when the disposable diaper 1 of reference embodiment is worn, the fastening tools 8 and 8 are made to fasten on a to-be-attached tool.
[0011]
Thus, in the disposable diaper 1 according to the reference embodiment, as shown in FIG. 3 (a), the liquid permeable sheet 10 is characterized by using a concavo-convex shape in the thickness direction. Yes. When a large amount of liquid is excreted at a time by interposing the liquid-permeable sheet 10 having such an uneven shape between the top sheet 2 and the absorber 4 or between the back sheet 3 and the absorber 4. Even so, since the liquid is once held in the concave portion of the liquid permeable sheet 10, the liquid flow in the plane direction is prevented, and the liquid leakage is effectively prevented. Moreover, unlike the disposable diaper described in JP-A-6-70957 described above, the disposable diaper 1 according to the reference embodiment holds liquid and controls the liquid flow inside the diaper. Return is also suppressed, and liquid leakage is more effectively prevented.
[0012]
As shown in FIG. 4, the liquid-permeable sheet 10 is formed with triangular concave portions 11 and continuous mesh-shaped convex portions 12 that partition the concave portions 11 individually. Accordingly, the recesses 11 are not in communication with each other and are arranged independently. Moreover, each recessed part 11 is arrange | positioned so that it may become a shape which divides a hexagon into six equal parts. That is, the six concave portions 11 are arranged so that one hexagon is formed, and the hexagons are arranged so as to form a turtle shell pattern. The shape of the recess 11 formed in the liquid-permeable sheet 10 is not limited to a triangle, but may be a circle (FIG. 3 (b) shows an enlarged cross-sectional view of the main part), a rectangle, or other shapes .
[0013]
The pitch of the concavo-convex shape in the liquid permeable sheet 10, that is, the distance between the tops of the adjacent convex portions or the distance between the valley portions of the adjacent concave portions is from the viewpoint of the compression characteristics of the liquid permeable sheet and the control of the liquid flow. It is preferable that it is 2-10 mm, especially 2-6 mm.
[0014]
The apparent thickness T of the liquid-permeable sheet 10 (see FIGS. 3 (a) and 3 (b)) is sufficient to hold the excreted liquid and to prevent the irregular shape from being deformed excessively by body pressure. From 1 to 10 mm, particularly 1 to 5 mm is preferable. Further, as the liquid permeable sheet 10, it is preferable to use a general non-woven fabric, for example, an air-through type or air laid type non-woven fabric, or wet or dry paper. The thickness t (see FIGS. 3A and 3B) is preferably 0.1 to 5 mm, particularly preferably 0.3 to 2 mm. Furthermore, from the viewpoint of controlling the compression characteristics and the liquid flow, the apparent thickness T of the liquid permeable sheet 10 is preferably 2 to 20 times, particularly 2 to 10 times the thickness t of the liquid permeable sheet 10. .
[0015]
The basis weight of the liquid-permeable sheet 10, from the viewpoint of tensile strength and cost and required, 10 to 100 g / m 2, it is particularly preferably 15 to 50 g / m 2.
[0016]
The liquid permeable sheet 10 preferably has compression / restoration properties from the viewpoint of preventing the uneven shape from being excessively deformed by body pressure. Specifically, the liquid permeable sheet 10 preferably has a compression recovery rate of 10% or more, particularly 30% or more. In the present specification, the compression recovery rate is the work of compression Wc (when using KES-TB3 manufactured by Kato Tech Co., Ltd., with a stroke speed of 50 sec / min and applying a load of 50 gf / cm 2 to the sheet) gfcm / cm 2 ) and a compression recovery work amount Wc ′ (gfcm / cm 2 ).
Compression recovery rate (%) = (Wc ′ / Wc) × 100
[0017]
The material constituting the liquid permeable sheet 10 is not particularly limited as long as the material can be formed into a concavo-convex shape and has liquid permeability. For example, paper, nonwoven fabric, or the like is used. The liquid permeable sheet 10 composed of these materials can be subjected to an opening process or a partial water repellent process for the purpose of further controlling the liquid flow of the excreted liquid.
[0018]
Next, the implementation form of the disposable diaper of the present invention with reference to FIG surface. Note that the disposable diaper of the embodiment is mainly different from the reference embodiment in that the liquid-permeable sheet is composed of a laminate, but other configurations are the same as those of the reference embodiment. Thus, for the embodiments, only describes differences from the reference embodiment described above, description has been described in detail with respect to the reference embodiment is suitably applied for points not particularly described. 5-7, the same code | symbol is attached | subjected to the same member as FIGS. 1-4.
[0019]
FIG The 5 shows an embodiment, the liquid-permeable sheet 10, the uneven shape and a laminate formed by laminating two layers of two sheets shaped. The laminate of the liquid between said seal attaching portion 13 causes integrate the two sheets by providing a plurality of contact portions 13 between its thickness direction irregularities of and two are shaped seat The non-contact part 14 which forms a holding space exists. By using such a laminate, more space for holding the liquid excreted in the liquid permeable sheet 10 is formed as compared with the liquid permeable sheet shown in FIGS. 3 (a) and 3 (b). The As a result, liquid leakage is more effectively prevented . The laminate used in the present embodiment can be produced, for example, by the method described in the 11th column, 13th line to the 12th column, 19th line of JP-A-9-123325 relating to the application of the present applicant.
[0020]
In the embodiment shown in FIG. 6, unlike the reference embodiment, the liquid permeable sheet 10 is interposed only between the top sheet 2 and the absorber 4. In the embodiment shown in FIG. 7, the liquid permeable sheet 10 is interposed only between the back sheet 3 and the absorber 4. According to these embodiments, the same liquid leakage prevention effect as that of the reference embodiment can be exhibited while reducing the amount of the liquid permeable sheet 10 to be used.
[0021]
As mentioned above, although the absorbent article of this invention was demonstrated based on the preferable embodiment, this invention is not restrict | limited to the said embodiment, A various change is possible in the range which does not deviate from the meaning of this invention.
For example, the shape of the concave portion and the convex portion is not limited to the above, it is possible to use various materials.
In the above embodiment, the absorbent body is composed of a mixture of pulp fibers and superabsorbent polymer particles. Instead, the mixture is surrounded and covered with thin paper such as tissue paper. You may use as an absorber.
In addition, the configurations of the above embodiments can be replaced with each other.
[0022]
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to Examples and Comparative Examples. In addition, although the following Example 2 is an Example of this invention, the following Example 1 is a reference example of this invention by the point from which the structure of a liquid-permeable sheet differs.
[Example 1]
As the liquid-permeable sheet, paper with the irregular shape shown in FIGS. 3A and 4 was used. This liquid permeable sheet had an apparent thickness of 1 mm, a thickness of 0.1 mm, a basis weight of 40 g / m 2 , a compression recovery rate of 25%, and a pitch between the recesses of 5 mm.
The liquid permeable sheet is overlaid on a back sheet made of a polyethylene sheet, and a mixture of fluff pulp and superabsorbent polymer particles is stacked on the liquid permeable sheet, and the mixture is used as the liquid permeable sheet. Go and cover with. As shown in FIGS. 1 and 2, the upper sheet is covered with a top sheet made of a polypropylene heat-sink heat-bonded non-woven fabric, and is joined and fixed by interposing an elastic elastic member at the periphery of the back sheet and the top sheet. I got a disposable diaper.
[0023]
[Example 2]
A disposable diaper was obtained in the same manner as in Example 1 except that two liquid-permeable sheets used in Example 1 were laminated and the laminate provided with the uneven shape shown in FIG. 5 was used as the liquid-permeable sheet.
[0024]
[Comparative Example 1]
In Example 1, a disposable diaper was obtained in the same manner as in Example 1 except that a flat tissue paper having a basis weight of 16 g / m 2 was used instead of the liquid-permeable sheet having an uneven shape.
[0025]
[Performance evaluation]
In order to evaluate the performance of the disposable diapers obtained in the examples and comparative examples, a leak test was performed by the following method. The results are shown in Table 1.
[0026]
[Leakage test]
Ten general monitors used 30 disposable diapers obtained in the examples and comparative examples, and leakage was evaluated using a value obtained by dividing the number of diapers leaked by the total number of used diapers as a leakage rate.
Leak rate (%) = {(number of leaked diapers) / (total number of used sheets)} × 100
[0027]
[Table 1]
Figure 0003883308
[0028]
As is apparent from the results shown in Table 1, the diaper of Example 2 (product of the present invention) in which a liquid-permeable sheet with an uneven shape is interposed between the top sheet and the absorber is a comparison. It can be seen that the leakage prevention effect is high as compared with the diaper of Example and Example 1 (Reference Example) .
[0029]
【The invention's effect】
According to the present invention, an absorbent article having a high liquid leakage preventing effect is provided. The absorbent article of the present invention has a high liquid leakage preventing effect even when a large amount of liquid is excreted at one time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially broken plan view of a disposable diaper according to a first embodiment as viewed from a top sheet side.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view taken along the line II of FIG.
3A is an enlarged cross-sectional view of a main part of a liquid-permeable sheet, and FIG. 3B is an enlarged cross-sectional view of a main part of another form of the liquid-permeable sheet.
4 is an enlarged perspective view of a main part of the liquid permeable sheet shown in FIG.
FIG. 5 is an enlarged sectional view (corresponding to FIG. 3) of a main part of another liquid permeable sheet.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view (corresponding to FIG. 2) of a disposable diaper according to another embodiment.
FIG. 7 is an enlarged cross-sectional view (corresponding to FIG. 2) of the disposable diaper of another embodiment.
[Explanation of symbols]
1 disposable diaper (absorbent article)
2 Top sheet 3 Back sheet 4 Absorber 10 Liquid permeable sheet 11 Concave part 12 Convex part

Claims (4)

液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート及び両シート間に介在される液保持性の吸収体を有する吸収性物品において、
上記トップシートと上記吸収体との間、又は上記バックシートと上記吸収体との間に、凹凸形状が付形されてなる液透過性シートを介在させており、
上記液透過性シートには、凹部と、各凹部を個々に仕切る連続した網目状の凸部とが形成されており、
上記液透過性シートは、2枚のシートを2層積層した積層体から構成されており、該積層体は、その厚さ方向に凹凸形状が付形されており且つ前記2枚のシート間に多数の密着部を設けて該2枚のシートを一体化させると共に該密着部の間に液の保持空間を形成する非密着部が存するようにしてある吸収性物品。
In an absorbent article having a liquid-permeable top sheet, a liquid-impermeable back sheet, and a liquid-retaining absorbent interposed between both sheets,
Between the top sheet and the absorber, or between the back sheet and the absorber, a liquid permeable sheet having an uneven shape is interposed,
The liquid-permeable sheet is formed with concave portions and continuous mesh-shaped convex portions that individually partition the concave portions ,
The liquid permeable sheet is composed of a laminated body in which two sheets are laminated, and the laminated body has a concavo-convex shape in its thickness direction and is between the two sheets. An absorbent article in which a large number of contact portions are provided to integrate the two sheets, and a non-contact portion that forms a liquid holding space exists between the contact portions .
上記液透過性シートの見掛け厚さが1〜10mmである請求項1記載の吸収性物品。  The absorbent article according to claim 1, wherein the apparent thickness of the liquid-permeable sheet is 1 to 10 mm. 上記液透過性シートの見掛け厚さが該液透過性シートの厚さの2〜20倍である請求項1又は2記載の吸収性物品。  The absorbent article according to claim 1 or 2, wherein the apparent thickness of the liquid permeable sheet is 2 to 20 times the thickness of the liquid permeable sheet. 上記凹凸形状が2〜10mmのピッチをもって配置されている請求項1〜の何れかに記載の吸収性物品。The absorbent article according to any one of claims 1 to 3 , wherein the uneven shape is arranged with a pitch of 2 to 10 mm.
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