JP3882519B2

JP3882519B2 - Key cylinder mounting structure

Info

Publication number: JP3882519B2
Application number: JP2001082228A
Authority: JP
Inventors: 浩史安田
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 2001-03-22
Filing date: 2001-03-22
Publication date: 2007-02-21
Anticipated expiration: 2021-03-22
Also published as: JP2002276208A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トランクリッドなどのを含み車両に回動あるいはスライド可能に設けられた車両用ドアをロックするロック装置の施錠および解錠を行うキーシリンダの取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、キーシリンダ取付構造に関するものとしては、実開平４−８４６８１号公報に記載のトランクリッドキーシリンダ取付構造や、実開平４−１１９０７０号公報に記載のドア用ロックシリンダ取付構造などが知られている。
【０００３】
図６は、実開平４−８４６８１号公報に記載のトランクリッドキーシリンダ取付構造を示す断面図である。この従来技術は、キーシリンダ００５が、トランクリッド００１のアウタパネル００３に開口された取付孔に挿通され、キーシリンダ００５に図外のロック装置を操作する操作ロッド０１７が連結され、この操作ロッド０１７が、トランクリッド００１のインナパネル０２１に対して回動自在に支持されているもので、キーシリンダ００５は、アウタパネル００３の裏面に設けたリテーナ０１５により抜け止めされた状態で取り付けられていた。
【０００４】
図７は、実開平４−１１９０７０号公報に記載の車両のドア用ロックシリンダ取付構造を示す分解斜視図である。この従来技術では、樹脂製アウトサイドドアハンドル部へのロックシリンダの取付構造を堅牢にすることを目的とするもので、その構造は、ロックシリンダ０３が、ドアの外表面を覆って取り付けられる樹脂製のアウトドアサイドドアハンドル部０１に形成された円筒形状のロックシリンダ取付部０４に挿入されて、係合金具０６と係合状態で取り付けられ、さらに弾性止金具０５で固定されていた。なお、アウトドアサイドドアハンドル部０１は、サイドドアのアウタパネルに対して、取付脚０１ａの部分でねじ止めされていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、キーシリンダ取付構造は、盗難防止の上で、キーシリンダが外力に対して揺動することのない強固な取付強度が求められている。
しかしながら、実開平４−８４６８１号公報に記載の従来技術にあっては、キーシリンダ００５は、取付孔００２においてアウタパネル００３の肉厚だけで支持しているため、この状態で、キーシリンダ００５に軸方向に対して揺動するような外力が加わると、キーシリンダ００５は容易に揺動してしまうものであり、十分な取付強度が得られないという問題があった。
また、この構造において、キーシリンダ００５取付強度を向上させるには、アウタパネル００３の裏側において取付孔００２の周囲に厚肉の補強材を設ける必要があり、そのため部品点数が増加して製造の手間ならびにコストが上昇するという問題があった。
【０００６】
また、実開平４−１１９０７０号公報に記載の従来技術にあっては、ロックシリンダ０３を、筒状のロックシリンダ取付部０４により支持する構成であったため、ロックシリンダ０３に揺動するような外力が加わってもロックシリンダ０３は、揺動しにくいが、ロックシリンダ取付部０４は、樹脂製のアウトドアサイドドアハンドル部０１に形成されているため、大きな外力が加わった場合には、ロックシリンダ取付部０４が破損して、ロックシリンダ０３が揺動してしまうおそれがあった。
また、アウトドアサイドドアハンドル部０１をアウタパネルに取り付ける際は、まずロックシリンダ０３を樹脂製アウトドアサイドドアハンドル部０１に取り付け、その樹脂製アウトドアサイドドアハンドル部０１をアウタパネルに取り付ける。この取り付け方法では、ロックシリンダ０３と樹脂製アウトドアサイドドアハンドル部０１の位置合わせは容易だが、樹脂製アウトドアサイドドアハンドル部０１をアウタパネルに取り付ける際は、樹脂製アウトドアサイドドアハンドル部０１に設けた取付脚０１ａを用いるため、成形部品である樹脂製アウトドアサイドドアハンドル部０１全体の精度や、取付脚０１ａの精度が正確に出ていない場合、ロックシリンダ０３とアウタパネル裏側に設けられている図外のロック機構を操作する操作ロッドとの取付位置がずれてしまうおそれがあり、この場合、操作力の伝達が円滑になされないおそれがあった。
【０００７】
本発明は、上述の従来の問題に着目してなされたもので、キーシリンダの取付強度を向上させ、かつ、キーシリンダ、アウタパネル、フィニッシャの位置合わせを容易とすることを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明は、車両の開口部を開閉するドアに設けられてドアロック装置の施錠および解錠を行うキーシリンダをドアに取り付けるキーシリンダ取付構造であって、前記キーシリンダには、シリンダ本体から外径方向に少なくとも２つのフランジが突出され、前記シリンダ本体には、基端部に操作部が設けられているとともに、先端面にキー差し込み穴が設けられ、各フランジには、フランジを貫通してボルト穴が設けられているとともに、前記ドアのアウタパネル表面に当接される当接面が形成され、前記キーシリンダを覆い隠して前記アウタパネルにフィニッシャが取り付けられ、このフィニッシャには、前記シリンダ本体に対応したキー操作穴が開口されているとともに、このキー操作穴の開口位置近傍の裏面に、前記ボルト穴に挿通されるボルトが立設され、前記アウタパネルに、キーシリンダ挿入孔が開口されているとともに、このキーシリンダ挿入孔の外側に、前記ボルト穴ならびにボルトに対応して取付孔が開口され、前記キーシリンダは、前記フランジのボルト穴に前記フィニッシャのボルトを挿通してフィニッシャに仮保持させ、この仮保持状態から、シリンダ本体の基端部をアウタパネルのキーシリンダ挿入孔に挿通させるとともにフィニッシャのキー操作穴に先端面を配置させ、かつ、フランジの当接面をアウタパネル表面に当接させた状態で、アウタパネルの裏側からボルトにナットを締結してフランジをフィニッシャとナットとの間にアウタパネルと共締めして取り付けられていることを特徴とする手段とした。
【０００９】
【発明の作用および効果】
キーシリンダならびにフィニッシャをドアに取り付ける手順について説明する。まず、フィニッシャに立設したボルトを、キーシリンダに設けたフランジのボルト穴に挿通する。
次に、この状態でキーシリンダのシリンダ本体を、アウタパネルのキーシリンダ挿入孔に挿通させるとともに、ボルトをアウタパネルの取付孔に挿通させ、アウタパネルの裏側からボルトにナットを締結させる。
これにより、キーシリンダの先端面がフィニッシャの操作穴に配置され、かつ、フランジがアウタパネルとともに、ナットとフィニッシャとの間に共締めされて取り付けられる。
【００１０】
この取付状態にあっては、シリンダ本体から外径方向に突出された２以上のフランジが、その当接面をアウタパネルに当接されて、ナットとフィニッシャとの間でアウタパネルと共締めされているため、キーシリンダに対して軸方向を揺動させるような外力が入力された場合、キーシリンダは、その軸心から離れた面で支持されて揺動が規制される。また、この入力に対する支持は金属製のアウタパネルにより行われるため、破損や変形も生じ難い。
さらに、アウタパネル、キーシリンダ、フィニッシャの各相対位置は、フィニッシャに立設されたボルトと、このボルトが挿通されるキーシリンダ側のボルト穴と、アウタパネルに形成された取付孔との関係で決定され、すなわち、全てがボルトを証として位置決めが成され、これらの相対位置がずれるのを容易に防止することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図２は、本発明の実施の形態におけるキーシリンダ取付構造を示す分解斜視図であり、車両のバックドアに適用した例である。
【００１２】
図において１は、バックドアのアウタパネルである。このバックドアのアウタパネル１の上部には、リアウィンドウ用開口部１１が設けられ、リアウィンドウ用開口部１１の下方には、凹部１５が形成されている。
この凹部１５は、図外のライセンスプレートを取り付けるもので、また、この凹部１５の上部には、ライセンスプレートを照らすためのライト（図示省略）や、図外のドアロック装置のロックを解除するドアハンドルや、前記ドアロック装置の施錠および解錠を操作するキーシリンダ３が取り付けられる。
また、これらキーシリンダ３や図外のドアハンドルやライトなどを覆い隠して外観を整えるフィニッシャ２が取り付けられるもので、前記凹部１５の上部の左右に、小さな円形のフィニッシャ取付孔１２１が開口され、また、中央よりも右寄りの位置に、長方形のキーシリンダ挿入孔１３が開口され、さらに、このキーシリンダ挿入孔１３の左右に後述するボルト２２１よりも大きな径の円形の取付孔１３１が開口されている。
【００１３】
前記フィニッシャ２は、樹脂により横長形状に形成され、このフィニッシャ２の裏面の左右両端部には、取付ピン２４が突出して設けられており、この取付ピン２４を、フィニッシャ取付孔１２１に挿入してアウタパネル１に取り付けられる。また、前記フィニッシャ２の右寄りの位置には、キー操作穴２５が開口されている。
【００１４】
図３は、フィニッシャ２のキー操作穴２５が開口されている部分の裏面を示す斜視図である。
前記フィニッシャ２の下縁には、略９０度に曲げられた形状のフランジ２ｆが横方向に延在され、また、その角部に跨って補強用のリブ２１が複数形成されている。また、前記キー操作穴２５の周囲には、裏側に向けて筒状のフランジ２５ｆが立設されている。さらに、その外側には、フィニッシャ２の縁から略コの字形状に補強リブ２６が立設されている。
また、キー操作穴２５の左右には、フィニッシャ２の下端のコーナ部から円柱状のボス部２２が立設され、このボス部２２にボルト２２１が埋設されている。さらに、ボス部２２の外周には、補強リブ２２ｆが複数形成されている。
また、前記キー操作穴２５の下方には、前記キーシリンダ３の外周面を支持する半円筒状の支持用リブ２７が立設され、一方、キー操作穴２５の上方には略三角板状の押さえリブ２８が立設されている。
なお、フィニッシャ２の外周には、ゴムなどの弾性材で形成されたリテーナ２ｒが取り付けられている。
【００１５】
次に、キーシリンダ３の構成を説明する。
前記キーシリンダ３は、図示のように円柱形状を成したシリンダ本体３１と、このシリンダ本体３１の中間部において、左右に突出されたフランジ３２とを備えている。このフランジ３２は、図１に示すように、前記凹部１５においてキーシリンダ挿入孔１３が形成されている斜面１５ａに応じた角度に形成され、その上向きとなった面が斜面１５ａに当接する当接面３２ｔとされる。
さらに、フランジ３２には、ボルト穴３４が穿設されている。このボルト穴３４は、形状の異なる先端側開口部３４１と基端側開口部３４２を有している。すなわち、先端側開口部３４１は円形であるのに対し、基端側開口部３４２は縦長の長円形となっており、先端側開口部３４１から基端側開口部３４２に向かって縦の径が大きくなっていく連続した形状となっている。また、先端側開口部３４１の径は、ボルト２２１よりも僅かに大径に形成されている。
また、シリンダ本体３１の基端部３１ａには、図外のドアロック装置のリモコン機構に操作力を伝達する操作部３５が設けられ、一方、シリンダ本体３１の先端面３１ｂには、図示を省略するが、キー差込穴が設けられている。
【００１６】
また、図１に示すように、前記キー操作穴２５の周囲に設けられたフランジ２５ｆの外周には、クッション材２２６が設定されている。
【００１７】
次に、キーシリンダ３の取り付け手順を説明する。
まず、キーシリンダ３をフィニッシャ２で仮保持する。この仮保持は、フィニッシャ２に設けられた２つのボルト２２１を、キーシリンダ３のフランジ３２に形成されたボルト穴３４に対して、先端側開口部３４１から挿通させ、ボス部２２の先端の受圧面２２３にフランジ３２を当接させる。
【００１８】
この仮保持状態を図４の断面図において実線により示す。すなわち、この仮保持状態では、キーシリンダ３は自重により先端部（図中右側）が下がり、先端側開口部３４１の上端がボルト２２１の上部に引っかかる状態となる。このようにキーシリンダ３のフランジ３２にボルト２２１を挿通させるだけで、キーシリンダ３がフィニッシャ２に仮保持できるため、フィニッシャ２とキーシリンダ３とをアッセンブリ状態で移動させて、取付作業を行うことができるため、取付作業性に優れる。このように、アッセンブリさせる手段を特に設けなくても高い取付作業性を得ることができる。
【００１９】
次に、キーシリンダ３を図４の実線に示す仮保持状態としたまま、フィニッシャ２をアウタパネル１に取り付ける。このフィニッシャ２の取付時には、まず、シリンダ本体３１の基端部３１ａを、アウタパネル１に設けたキーシリンダ挿入孔１３に挿入して、操作部３５をアウタパネル１の裏側に突出させるとともに、フランジ３２の当接面３２ｔをアウタパネル１の表面の斜面１５ａに当接させ、さらに、ボルト２２１の先端をアウタパネル１の取付孔１３１に挿入させ、アウタパネル１の裏側からナット２２２を徐々に締結させる。これにより、シリンダ本体３１は、フィニッシャ２に対して、図４において想像線で示すように、キー操作穴２５に対して真っ直ぐな状態となり、これに伴い、クッション材２２６を圧縮させ、また、その先端部下面が支持用リブ２７に支持され先端部上面が押さえリブ２８により位置決めされた状態に配置されることになる。この場合、キーシリンダ３のフランジ３２のボルト穴３４は、ボルト２２１に対して大径に形成されているから、キーシリンダ３の基端の操作部３５を図外のリモコン機構に対して正規の位置に配置させることができる。
そして、シリンダ本体３１を正規の位置に配置させた後に、ナット２２２の締結をさらに強くし、最終的に、ナット２２２と、ボス部２２の受圧面２２３との間にフランジ３２とアウタパネル１とを共締めし、キーシリンダ３が取り付けられる。このときの取付状態を図５に示す。
そして最後にフィニッシャ２に設けられている取付ピン２４を、フィニッシャ取付孔１２１に挿入してフィニッシャ２の取付を終える。
ここで、キーシリンダ３のシリンダ本体３１の先端面３１ｂは、キー操作穴２５のフランジ２５ｆの先端面に付き当てるようにしているため、フィニッシャ２に対しても相対移動可能である。したがって、アウタパネル１とフィニッシャ２との相対位置が公差の範囲で多少ずれていたとしても、シリンダ本体３１をアウタパネル１の裏側のリモコン機構に対して正規の位置に配置させた後に、フィニッシャ２の最終的な取付を終え、フィニッシャ２の位置が多少ずれたとしても、キー操作穴２５は、シリンダ本体３１の先端面３１ｂに設けたキー差込穴に対してキー操作可能な位置に配置されることになる。
【００２０】
上述のようにして取り付けられたキーシリンダ３にあっては、キーシリンダ３をこじって、軸心を揺動させるような力を加えた場合、キーシリンダ３の左右のフランジ３２が、当接面３２ｔによりアウタパネル１に密着されて、アウタパネル１と共締めされてアウタパネル１と一体的に取り付けられているため、キーシリンダ３は、アウタパネル１に対して揺動し難い。また、フィニッシャ２は、ボス部２２の受圧面２２３でフランジ３２に当接しているため、大きな入力があっても破損し難い。
【００２１】
また、本実施の形態は、フィニッシャ２に設けられたボルト２２１を、ボルト２２１よりも大径のアウタパネル１の取付孔１３１とキーシリンダ３のボルト穴３４とに挿通させる構成であるため、それぞれの位置合わせが容易であり、しかも、キーシリンダ３の先端面をキー操作穴２５のフランジ２５ｆに付き当てるようにしているため、キーシリンダ３に対するフィニッシャ２の位置ずれも吸収可能である。
【００２２】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても本発明に含まれる。
例えば、本実施の形態では、バックドアに適用した例を説明したが、サイドドアやトランクリッドなど他のドアにも適用することができる。
また、本実施の形態では、キーシリンダ３に２つのフランジ３２を設けた例を示したが、このフランジの数は、３あるいは４など２よりも大きい数だけ設けてもよい。
また、実施の形態にあっては、フランジ３２をキーシリンダ３の軸直交方向に対して角度を持たせたが、この角度は任意に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明実施の形態のキーシリンダ取付構造を示す取付断面分解図である。
【図２】実施の形態のキーシリンダ取付構造を示す分解斜視図である。
【図３】実施の形態のキーシリンダ取付構造におけるフィニッシャの裏面を示す分解斜視図である。
【図４】実施の形態の説明図である。
【図５】実施の形態のキーシリンダ取付構造におけるキーシリンダの取付状態を示す図である。
【図６】従来技術を示す断面図である。
【図７】従来技術を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
１アウタパネル
２フィニッシャ
２ｆフランジ
２ｒリテーナ
３キーシリンダ
１１リアウィンドウ用開口部
１３キーシリンダ挿入孔
１５凹部
１５ａ斜面
２１リブ
２２ボス部
２２ｆ補強リブ
２４取付ピン
２５キー操作穴
２５ｆフランジ
２６補強リブ
２７支持用リブ
２８押さえリブ
３１シリンダ本体
３１ａ基端部
３１ｂ先端面
３２フランジ
３２ｔ当接面
３４ボルト穴
３５操作部
１２１フィニッシャ取付孔
１３１取付孔
２２１ボルト
２２２ナット
２２３受圧面
２２６クッション材
３４１先端側開口部
３４２基端側開口部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a key cylinder mounting structure that locks and unlocks a locking device that locks a vehicle door that can be rotated or slid on a vehicle including a trunk lid.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a key cylinder mounting structure, a trunk lid key cylinder mounting structure described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-84682, a door lock cylinder mounting structure described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-119070, and the like are known. Yes.
[0003]
FIG. 6 is a sectional view showing a trunk lid key cylinder mounting structure described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-84681. In this prior art, a key cylinder 005 is inserted into a mounting hole opened in the outer panel 003 of the trunk lid 001, and an operation rod 017 for operating a locking device (not shown) is connected to the key cylinder 005. The key cylinder 005 is attached in a state of being prevented from being detached by a retainer 015 provided on the back surface of the outer panel 003. The key cylinder 005 is rotatably supported with respect to the inner panel 021 of the trunk lid 001.
[0004]
FIG. 7 is an exploded perspective view showing a lock cylinder mounting structure for a vehicle door described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-119070. This prior art is intended to make the structure of attaching the lock cylinder to the resin outside door handle portion robust, and the structure is a resin in which the lock cylinder 03 is attached to cover the outer surface of the door. It was inserted into a cylindrical lock cylinder attachment portion 04 formed on the outdoor side door handle portion 01 made of the product, attached in an engaged state with the engagement fitting 06, and further fixed with an elastic fastener 05. The outdoor side door handle portion 01 is screwed to the outer panel of the side door at the mounting leg 01a.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the key cylinder mounting structure is required to have a strong mounting strength that prevents the key cylinder from swinging against an external force in order to prevent theft.
However, in the prior art described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-84681, the key cylinder 005 is supported only by the thickness of the outer panel 003 in the mounting hole 002. When an external force that swings in the direction is applied, the key cylinder 005 easily swings, and there is a problem that sufficient mounting strength cannot be obtained.
Further, in this structure, in order to improve the key cylinder 005 mounting strength, it is necessary to provide a thick reinforcing material around the mounting hole 002 on the back side of the outer panel 003. Therefore, the number of parts increases, and the manufacturing labor and time are increased. There was a problem that the cost increased.
[0006]
Further, in the prior art described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-119070, the lock cylinder 03 is supported by the cylindrical lock cylinder mounting portion 04. Therefore, an external force that swings on the lock cylinder 03 is used. The lock cylinder 03 is not easily swung even if a load is applied, but the lock cylinder mounting portion 04 is formed on the resin outdoor side door handle portion 01. Therefore, when a large external force is applied, the lock cylinder mounting portion 04 is mounted. There is a possibility that the portion 04 is damaged and the lock cylinder 03 swings.
When the outdoor side door handle portion 01 is attached to the outer panel, the lock cylinder 03 is first attached to the resin outdoor side door handle portion 01, and the resin outdoor side door handle portion 01 is attached to the outer panel. In this mounting method, the positioning of the lock cylinder 03 and the resin outdoor side door handle part 01 is easy, but when the resin outdoor side door handle part 01 is attached to the outer panel, the resin outdoor side door handle part 01 is provided on the resin outdoor side door handle part 01. Since the mounting leg 01a is used, if the accuracy of the resin outdoor side door handle portion 01, which is a molded part, or the accuracy of the mounting leg 01a is not accurate, it is not shown on the back side of the lock cylinder 03 and the outer panel. There is a possibility that the mounting position with the operating rod for operating the lock mechanism may be shifted, and in this case, there is a possibility that the operating force may not be transmitted smoothly.
[0007]
The present invention has been made paying attention to the above-mentioned conventional problems, and aims to improve the mounting strength of the key cylinder and facilitate the alignment of the key cylinder, the outer panel, and the finisher.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention provides a key cylinder mounting structure for mounting a key cylinder, which is provided on a door for opening and closing an opening of a vehicle and locks and unlocks a door lock device, to the door. The key cylinder has at least two flanges projecting from the cylinder body in the outer diameter direction. The cylinder body has an operation portion at the base end and a key insertion hole at the distal end. The flange is provided with a bolt hole penetrating the flange, and a contact surface is formed to contact the outer panel surface of the door, and a finisher is attached to the outer panel so as to cover the key cylinder, The finisher has a key operation hole corresponding to the cylinder body, and the back of the key operation hole in the vicinity of the opening position. In, the bolt inserted through the bolt hole is erected, prior Kia Utapaneru, together with the key cylinder insertion hole is opened, outside the key cylinder insertion hole, in correspondence with the bolt holes and bolts A mounting hole is opened, and the key cylinder is inserted into the bolt hole of the flange through the finisher bolt and temporarily held by the finisher. From this temporarily held state, the base end of the cylinder body is inserted into the key cylinder insertion hole of the outer panel. With the front end face placed in the key operation hole of the finisher and the contact surface of the flange in contact with the outer panel surface, a nut is fastened to the bolt from the back side of the outer panel to attach the flange to the finisher and nut. Between the outer panel and the outer panel.
[0009]
Operation and effect of the invention
A procedure for attaching the key cylinder and the finisher to the door will be described. First, a bolt erected on the finisher is inserted into a bolt hole of a flange provided on the key cylinder.
Next, in this state, the cylinder body of the key cylinder is inserted into the key cylinder insertion hole of the outer panel, and the bolt is inserted into the mounting hole of the outer panel, and the nut is fastened to the bolt from the back side of the outer panel.
Thereby, the front end surface of the key cylinder is disposed in the operation hole of the finisher, and the flange is attached together with the outer panel together with the nut and the finisher.
[0010]
In this attached state, two or more flanges projecting from the cylinder body in the outer diameter direction are brought into contact with the outer panel at their contact surfaces, and are fastened together with the outer panel between the nut and the finisher. Therefore, when an external force that swings in the axial direction is input to the key cylinder, the key cylinder is supported on a surface away from the shaft center, and swinging is restricted. In addition, since the support for the input is performed by a metal outer panel, it is difficult for damage or deformation to occur.
Further, the relative positions of the outer panel, the key cylinder, and the finisher are determined by the relationship between the bolt erected on the finisher, the bolt hole on the key cylinder side through which the bolt is inserted, and the mounting hole formed in the outer panel. That is, the positioning is performed with the bolt as a proof, and the relative positions can be easily prevented from shifting.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
First, the configuration will be described.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing the key cylinder mounting structure in the embodiment of the present invention, which is an example applied to a back door of a vehicle.
[0012]
In the figure, reference numeral 1 denotes an outer panel of the back door. A rear window opening 11 is provided at the upper portion of the outer panel 1 of the back door, and a recess 15 is formed below the rear window opening 11.
The recess 15 is for attaching a license plate (not shown), and a light (not shown) for illuminating the license plate and a door for unlocking a door lock device (not shown) are provided above the recess 15. A handle and a key cylinder 3 for operating locking and unlocking of the door lock device are attached.
Further, the finisher 2 that covers and hides the key cylinder 3 and door handles and lights outside the figure is attached, and small circular finisher mounting holes 121 are opened on the left and right of the upper portion of the recess 15. A rectangular key cylinder insertion hole 13 is opened at a position to the right of the center, and circular attachment holes 131 having a diameter larger than bolts 221 described later are opened on the left and right sides of the key cylinder insertion hole 13. Yes.
[0013]
The finisher 2 is formed in a horizontally long shape with resin, and mounting pins 24 protrude from the left and right ends of the back surface of the finisher 2. The mounting pins 24 are inserted into the finisher mounting holes 121. It is attached to the outer panel 1. A key operation hole 25 is opened at a position on the right side of the finisher 2.
[0014]
FIG. 3 is a perspective view showing the back surface of the portion where the key operation hole 25 of the finisher 2 is opened.
At the lower edge of the finisher 2, a flange 2 f having a shape bent at approximately 90 degrees extends in the lateral direction, and a plurality of reinforcing ribs 21 are formed across the corner. A cylindrical flange 25f is erected around the key operation hole 25 toward the back side. Further, a reinforcing rib 26 is erected from the edge of the finisher 2 in a substantially U shape on the outside thereof.
Further, on the left and right sides of the key operation hole 25, a cylindrical boss portion 22 is erected from a corner portion at the lower end of the finisher 2, and a bolt 221 is embedded in the boss portion 22. Further, a plurality of reinforcing ribs 22 f are formed on the outer periphery of the boss portion 22.
A semi-cylindrical support rib 27 is provided below the key operation hole 25 to support the outer peripheral surface of the key cylinder 3. On the other hand, a substantially triangular plate-shaped presser is provided above the key operation hole 25. Ribs 28 are erected.
A retainer 2r formed of an elastic material such as rubber is attached to the outer periphery of the finisher 2.
[0015]
Next, the configuration of the key cylinder 3 will be described.
The key cylinder 3 includes a cylinder body 31 having a columnar shape as shown in the figure, and a flange 32 projecting left and right at an intermediate portion of the cylinder body 31. As shown in FIG. 1, the flange 32 is formed at an angle corresponding to the inclined surface 15a in which the key cylinder insertion hole 13 is formed in the concave portion 15, and the surface that faces upward contacts the inclined surface 15a. The surface is 32t.
Further, a bolt hole 34 is formed in the flange 32. The bolt hole 34 has a distal end side opening 341 and a proximal end side opening 342 having different shapes. That is, while the distal end side opening 341 is circular, the proximal end side opening 342 is a vertically long oval, and the vertical diameter from the distal end side opening 341 toward the proximal end side opening 342 is increased. It has a continuous shape that grows. Further, the diameter of the distal end side opening 341 is slightly larger than that of the bolt 221.
In addition, an operating portion 35 for transmitting an operating force to a remote control mechanism of a door lock device (not shown) is provided at the base end portion 31 a of the cylinder body 31, while the distal end surface 31 b of the cylinder body 31 is not illustrated. However, a key insertion hole is provided.
[0016]
As shown in FIG. 1, a cushion material 226 is set on the outer periphery of the flange 25 f provided around the key operation hole 25.
[0017]
Next, a procedure for attaching the key cylinder 3 will be described.
First, the key cylinder 3 is temporarily held by the finisher 2. In this temporary holding, the two bolts 221 provided on the finisher 2 are inserted into the bolt holes 34 formed in the flange 32 of the key cylinder 3 through the opening 341 on the tip side, and the pressure received at the tip of the boss 22 is received. The flange 32 is brought into contact with the surface 223.
[0018]
This temporary holding state is indicated by a solid line in the sectional view of FIG. That is, in this temporary holding state, the tip end portion (right side in the figure) of the key cylinder 3 is lowered by its own weight, and the upper end of the tip end side opening 341 is hooked on the upper portion of the bolt 221. Since the key cylinder 3 can be temporarily held by the finisher 2 simply by inserting the bolt 221 into the flange 32 of the key cylinder 3 in this way, the finisher 2 and the key cylinder 3 are moved in the assembled state to perform the mounting operation. Therefore, it is excellent in installation workability. Thus, high mounting workability can be obtained without providing any means for assembling.
[0019]
Next, the finisher 2 is attached to the outer panel 1 while keeping the key cylinder 3 in the temporary holding state shown by the solid line in FIG. When attaching the finisher 2, first, the base end portion 31 a of the cylinder body 31 is inserted into the key cylinder insertion hole 13 provided in the outer panel 1, and the operation portion 35 is projected to the back side of the outer panel 1. The contact surface 32t is brought into contact with the inclined surface 15a of the surface of the outer panel 1, the tip of the bolt 221 is inserted into the mounting hole 131 of the outer panel 1, and the nut 222 is gradually tightened from the back side of the outer panel 1. As a result, the cylinder body 31 is in a straight state with respect to the finisher 2 as shown by an imaginary line in FIG. The lower surface of the distal end portion is supported by the supporting rib 27 and the upper surface of the distal end portion is positioned by the holding rib 28. In this case, since the bolt hole 34 of the flange 32 of the key cylinder 3 is formed to have a large diameter with respect to the bolt 221, the operation portion 35 at the base end of the key cylinder 3 is properly connected to the remote control mechanism (not shown). Can be placed in position.
Then, after the cylinder body 31 is disposed at the regular position, the nut 222 is further tightened, and finally, the flange 32 and the outer panel 1 are placed between the nut 222 and the pressure receiving surface 223 of the boss portion 22. The key cylinder 3 is attached by tightening together. The attachment state at this time is shown in FIG.
Finally, the mounting pin 24 provided on the finisher 2 is inserted into the finisher mounting hole 121 to finish mounting the finisher 2.
Here, the front end surface 31 b of the cylinder body 31 of the key cylinder 3 is adapted to abut on the front end surface of the flange 25 f of the key operation hole 25, so that it can also move relative to the finisher 2. Therefore, even if the relative position between the outer panel 1 and the finisher 2 is slightly deviated within a tolerance range, the cylinder body 31 is disposed at a regular position with respect to the remote control mechanism on the back side of the outer panel 1, and the final finisher 2 The key operation hole 25 should be arranged at a position where the key can be operated with respect to the key insertion hole provided in the tip surface 31b of the cylinder body 31 even if the finisher 2 is slightly displaced and the position of the finisher 2 is slightly shifted. become.
[0020]
In the key cylinder 3 attached as described above, when the key cylinder 3 is squeezed to apply a force that swings the shaft center, the left and right flanges 32 of the key cylinder 3 are brought into contact with each other. The key cylinder 3 is less likely to swing with respect to the outer panel 1 because it is brought into close contact with the outer panel 1 by 32t, is fastened together with the outer panel 1 and is integrally attached to the outer panel 1. Further, since the finisher 2 is in contact with the flange 32 at the pressure receiving surface 223 of the boss portion 22, it is difficult to be damaged even if there is a large input.
[0021]
Further, in this embodiment, the bolts 221 provided on the finisher 2 are inserted through the mounting holes 131 of the outer panel 1 having a larger diameter than the bolts 221 and the bolt holes 34 of the key cylinder 3. Positioning is easy, and the tip end surface of the key cylinder 3 is brought into contact with the flange 25f of the key operation hole 25, so that the displacement of the finisher 2 with respect to the key cylinder 3 can be absorbed.
[0022]
The embodiment of the present invention has been described in detail with reference to the drawings, but the specific configuration is not limited to this embodiment, and even if there is a design change without departing from the gist of the present invention. It is included in the present invention.
For example, in the present embodiment, an example in which the present invention is applied to a back door has been described, but the present invention can also be applied to other doors such as a side door and a trunk lid.
In this embodiment, an example in which two flanges 32 are provided on the key cylinder 3 has been shown. However, the number of flanges may be greater than two, such as three or four.
In the embodiment, the flange 32 has an angle with respect to the direction perpendicular to the axis of the key cylinder 3, but this angle can be set arbitrarily.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded sectional view showing a key cylinder mounting structure according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing a key cylinder mounting structure according to the embodiment.
FIG. 3 is an exploded perspective view showing the back surface of the finisher in the key cylinder mounting structure of the embodiment.
FIG. 4 is an explanatory diagram of an embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing a mounting state of the key cylinder in the key cylinder mounting structure of the embodiment.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a conventional technique.
FIG. 7 is an exploded perspective view showing a conventional technique.
[Explanation of symbols]
1 Outer panel 2 Finisher 2f Flange 2r Retainer 3 Key cylinder 11 Rear window opening 13 Key cylinder insertion hole 15 Recess 15a Slope 21 Rib 22 Boss portion 22f Reinforcement rib 24 Mounting pin 25 Key operation hole 25f Flange 26 Reinforcement rib 27 Support rib 28 Retaining Rib 31 Cylinder Body 31a Base End 31b Tip End 32 Flange 32t Abutment 34 Bolt Hole 35 Operation Part 121 Finisher Attachment Hole 131 Attachment Hole 221 Bolt 222 Nut 223 Pressure Receiving Face 226 Cushion Material 341 Tip Side Opening 342 Side opening

Claims

A key cylinder mounting structure for attaching to a door a key cylinder provided on a door that opens and closes an opening of a vehicle and that locks and unlocks a door lock device,
The key cylinder has at least two flanges protruding from the cylinder body in the outer diameter direction,
The cylinder body is provided with an operation portion at the base end, and a key insertion hole is provided at the distal end surface.
Each flange is provided with a bolt hole penetrating the flange, and an abutting surface to be abutted against the outer panel surface of the door is formed.
A finisher is attached to the outer panel so as to cover the key cylinder,
In the finisher, a key operation hole corresponding to the cylinder body is opened, and a bolt inserted into the bolt hole is erected on the back surface in the vicinity of the opening position of the key operation hole.
Before Kia Utapaneru, together with the key cylinder insertion hole is opened, outside the key cylinder insertion hole, the mounting hole corresponding to the bolt hole and the bolt is opened,
In the key cylinder, the finisher bolt is inserted into the bolt hole of the flange to temporarily hold the finisher, and from this temporarily held state, the base end portion of the cylinder body is inserted into the key cylinder insertion hole of the outer panel and the finisher With the front end face placed in the key operation hole and the contact surface of the flange in contact with the outer panel surface, a nut is fastened to the bolt from the back side of the outer panel to connect the flange between the finisher and the nut. Key cylinder mounting structure characterized by being mounted together.