JP3881774B2 - Open gas combustion appliance - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、元止め式湯沸器等、燃焼用空気を室内から採り、燃焼ガスをそのまま室内に排出する開放型ガス燃焼器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記開放型ガス燃焼器具、例えば元止め式湯沸器では、室内の換気が不十分な場合や熱交換器のフィンの間隙が燃焼生成物の付着によって閉塞を起こした場合には、燃焼用空気が採り込みにくくなり、不完全燃焼に繋がる虞れがあることから、これらを事前に検知してガスの供給を遮断する不完全燃焼防止装置(以下「不燃防装置」と略称する)が具備される。具体的には、湯沸器のバーナの近傍に設置した一次熱電対と、バーナの上方で熱交換器の燃焼室窓に臨ませた二次熱電対とを、極性が逆向きになるように直列に接続し、ここで得られる合成起電力を、ガス流路に設けたマグネット電磁弁の保持に直接利用し、或はマグネット電磁弁を開閉制御するコントローラに監視させる構成となっている。よって、室内の酸素濃度が低下してきた場合は、バーナの炎のリフトや立ち消えにより一次熱電対の起電力が低下することで、又、長期使用により熱交換器のフィン閉塞が進行した場合は、燃焼排気熱により燃焼室窓の二次熱電対の起電力が高くなることで、何れも合成起電力が低下するため、マグネット電磁弁が直接、或はコントローラを介して閉弁され、ガスの供給が遮断されるものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記不完全燃焼の原因のうち、フィンの閉塞の場合は、メンテナンスを行わずに使用を続けると、閉塞が進行し、熱交換器等に損傷を与えたり、炎が燃焼室の外部にあふれたりする虞れがあるため、一旦これを検知した後は器具の再使用を禁止する(いわゆるインターロックをかける)のが望ましい。
一方、酸素不足の場合は、室内の換気を行えば簡単に燃焼異常の原因が解消されるから、この場合まで再使用が禁止されると、逆に使い勝手を損なうことがある。しかし、上記従来の不燃防装置においては、室内の酸素不足もフィンの閉塞も共に、同じ合成起電力の低下で検知しているため、両者の区別ができず、結局上記不燃防装置のように一時的にガスの供給を遮断するにとどめ、器具の再使用時に改めて合成起電力の低下を検知して燃焼停止を行わざるを得ない。ところが、この再使用時には、夫々熱電対の起電力が立上って燃焼異常を検知可能になるまでの時間は不燃防装置が働かないため、当該時間は器具を使用可能となり、フィンの閉塞が生じていた場合にはこの時間の使用の繰り返しによって閉塞が進行し、上記熱交換器の損傷等を生じさせてしまう。又、この間、室内の空気は使用するごとに発生COに汚染されるため、CO中毒の危険も生ずる。
【0004】
そこで、請求項1に記載の発明は、燃焼異常の原因を確実に検知して、その原因に合わせた適切な対処を可能とする開放型ガス燃焼器具を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、バーナの炎を検知する第一検知手段とバーナの燃焼排気熱を検知する第二検知手段とにより得られる情報を夫々個別に監視し、前記各検知手段により前記バーナの燃焼異常が検知された際には、夫々運転禁止手段が前記バーナの燃焼を停止して器具の使用を禁止する一方、その燃焼異常の検知がどちらの検知手段によるかを判別する異常検知判別手段と、前記器具の使用禁止時間をカウントするタイマ手段とを設けて、前記燃焼異常の検知が前記第一検知手段によると判別された場合は、前記器具の使用禁止時間が所定時間に達すると使用禁止を解除することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、各検知手段による検知精度の向上を図るために、第一、第二検知手段を、夫々熱電素子を用い、バーナ点火後の所定の判定時間にその起電力を予め設定された個別の判定起電力と夫々比較する構成としたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2の目的に加えて、判定時間や判定起電力を適正に設定した比較を行うために、判定時間及び/又は判定起電力を、器具の能力又は燃料ガスの種類に応じて変更可能としたものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの目的に加えて、バーナの連続燃焼時間が設定時間に達するとバーナの燃焼を停止させる消忘れタイマを備えたものにおいて、連続再使用によるCO中毒の危険を効果的に防止するために、バーナの連続燃焼時間が設定時間に達した場合、運転禁止手段が前記バーナの燃焼を停止させて器具の使用を禁止する一方、タイマ手段のカウントにより前記器具の使用禁止時間が所定時間に達すると、使用禁止を解除するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、開放型ガス燃焼器具としての元止め式湯沸器(以下「湯沸器」という)の構造図、図2はその概略図で、湯沸器1は、燃焼室2内に、上水道に接続される給水管3からの水をバーナ4の燃焼熱で加熱し、出湯管6から湯として送り出す熱交換器5を備え、給水管3の上流には、操作ボタン7の押し操作によりレバー8を介して開閉制御される水栓9と、ダイアフラム10の一次圧室11とが配置され、一次圧室11の下流に形成したベンチュリー13を差圧管14を介してダイアフラム10の二次圧室12に接続させている。又、このダイアフラム10には、突棒15が連結されており、水栓9の開弁により給水管3内に通水されると、ベンチュリー13での通水によって二次圧室12の圧力が一次圧室11より低下してダイアフラム10が二次圧室12側へ動作することで、突棒15がその動作に連動し、バーナ4へのガス流路に配置されたマグネット電磁弁16の開弁機構16aを動作させてこれを開弁させ、続いて水圧応動弁17を開弁させるようになっている。尚、19,20は、夫々突棒15の動作に連動し、マグネット電磁弁16、水圧応動弁17の開弁に合わせて順次ONされる水圧スイッチ、21は、操作ボタン7の押し操作に伴いレバー8を介してONされるレバースイッチで、夫々のON信号はコントローラ22へ入力される。更に、ガス流路における水圧応動弁17の下流側には、操作ボタン7の押し操作に伴い開弁する器具栓18が設けられている。
一方、コントローラ22には、バーナ4点火用の点火電極23とイグナイタ24、炎検知用のフレームロッド25が夫々接続される他、バーナ4に併設したセンシングバーナ4aの近傍に設けられる第一検知手段としての一次熱電対26と、バーナ4の上方で燃焼室2における熱交換器5下部の内胴窓に臨ませて設けられる第二検知手段としての二次熱電対27とが、夫々別個にコントローラ22に接続され、夫々の起電力がコントローラ22へ入力されるようになっている。尚、28は乾電池、29はLEDランプである。
【0007】
又、図3はコントローラ22における制御回路のブロック図で、ここでは、電池電圧の最低補償電圧を監視するリセット回路31、原発振用のクロック回路32を備えたマイクロコンピュータ(以下「マイコン」と略称する)30を利用して、後述する点火制御及び不完全燃焼防止制御を行うもので、各入力ポート(PIで示す)には、レバースイッチ21、水圧スイッチ19,20のON信号及び乾電池28の電圧監視回路33からの電圧検知信号が夫々入力されると共に、フレームロッド25の電流値を検知する炎検知回路34と、一次熱電対26の起電力を検知する一次起電力判定回路35と、二次熱電対27の起電力を検知する二次起電力判定回路36とを介して、バーナ4の燃焼状態の検知及び判定信号が夫々入力される。一方、各出力ポート(POで示す)には、イグナイタ24を動作させる点火回路37、マグネット電磁弁16への吸着及び保持電流を供給する電磁弁駆動回路38が夫々接続されて、マイコン30からの出力に応じて夫々作動制御されるようになっている。
【0008】
以上の如く構成された湯沸器1の動作を図4のフローチャートに従って説明する。まず、操作ボタン7を押し操作すると、S1で、レバースイッチ21がONすると共に、器具栓18及び水栓9が夫々開弁し、前述の如く給水管3の通水に伴う突棒15の動作でマグネット電磁弁16も開弁され、器具内への通水が行われる。次に、S2で突棒15の動作に伴い水圧スイッチ19がONすると、S3では、インターロック要求1があるか否かを判別する。即ち運転禁止状態であるか否かの確認であるが、要求1は、後述する酸素不足検知のインターロックによるものである。ここの判別でインターロック要求1があれば、S4では、そのインターロックから時間T3 が経過したか否かを判別する。ここで時間T3 を経過していなければ、続く制御は行わず、S5でマグネット電磁弁16はOFFされ、インターロックは継続される。一方、時間T3 を経過していれば、S6で、インターロック要求2があるか否かを判別する。この要求2は、後述するフィン閉塞検知のインターロックによるものである。ここの判別でインターロック要求2があれば、S5でインターロックはそのまま継続される。
【0009】
一方、S6の判別でインターロック要求2がなければ、次のS7で電圧監視回路33から入力される電池電圧が2.1V以上か否かを判別する。ここで2.1Vを下回っていれば、S8でLEDランプ29を点灯させる。一方、2.1V以上であれば、S9でイグナイタ24を動作させて点火電極23を連続スパークさせると共に、マグネット電磁弁16へ吸着電流1を通電させる。次にS10の判別で、突棒15による水圧応動弁17の開弁と同時の水圧スイッチ20のON信号を確認するが、このON信号がS2での水圧スイッチ19のONから2秒以内に得られなければ、S5でイグナイタ24をOFFさせてマグネット電磁弁16を閉弁させ、点火制御を終了させる。逆に、水圧スイッチ20のON信号が適正に得られれば、水圧応動弁17の開弁でガスの供給がなされたとしてS11でイグナイタ24のみをOFFさせる。こうしてバーナ4に点火され、S12でフレームロッド25から炎検知回路34を介してバーナ4の燃焼が確認されると、S13でマグネット電磁弁16への吸着電流を保持電流2に下げる。尚、着火ミスや立ち消えが生じると、S12で炎検出信号が得られないため、マイコン30は電磁弁駆動回路38への出力によってマグネット電磁弁16への吸着電流の供給を停止し、マグネット電磁弁16を閉弁させてガスの供給を遮断する(S5)。
【0010】
続いて、マイコン30は、上記点火制御の後、一次熱電対26、二次熱電対27の起電力の立上りにより一次起電力判定回路35、二次起電力判定回路36を介して夫々入力される判定信号を個別に監視して、室内の酸素不足や熱交換器5のフィン閉塞による不完全燃焼の発生を防止すべく、S14以下の不完全燃焼防止制御(以下「不燃防制御」と略称する)を実行している。
まず、S14で、S12の炎検出から第一判定時間T1 を経過したか否かを判別する。第一判定時間T1 に達すれば、次のS15で、一次熱電対26から得られる一次起電力v1 が、判定起電力V1 以上か否かを判別する。これは、図5(A)に示す如く、室内の酸素不足状態での使用開始の場合(水から加熱、いわゆるコールドスタートの場合)は、一次熱電対26の一次起電力v1 の立上りが正常な立上りvo より遅く、緩やかに上昇することから、第一判定時間T1 で判定起電力V1 に達したか否かを確認することで、酸素不足の検知を可能としたものである。よって、ここでNO、即ち一次起電力v1 が判定起電力V1 を下回っていれば、酸素不足による炎のリフトや立ち消え等が生じたとして、S16でインターロック要求1を出力してS5でマグネット電磁弁16への吸着電流の供給を停止してこれを閉弁させ、器具の再使用を禁止させる(インターロック)。一方、一次起電力v1 が判定起電力V1 以上であれば、次のS17で炎検出から第二判定時間T2 を経過したか否かを判別する。第二判定時間T2 に達すれば、S18で、今度は二次熱電対27から得られる二次起電力v2 が、判定起電力V2 以上か否かを判別する。これは図5(B)に示す如く、フィンの閉塞状態での使用開始(コールドスタート)の場合は、二次熱電対27の二次起電力v2 の立上りが通常の立上りvo より早く、急激に上昇することから、第二判定時間T2 で判定起電力V2 に達したか否かを確認することで、フィン閉塞の検知を可能としたものである。よって、ここでYES、即ち二次起電力v2 が判定起電力V2 以上であれば、フィンの閉塞によるものとして、S19でインターロック要求2を出力してS5でマグネット電磁弁16を閉弁させ、器具の再使用を禁止させる。 尚、S18の判別でフィン閉塞が検知されなかった場合は、燃焼が継続されるが、S2の水圧スイッチ19のON検知後20分経過をS20で確認すると、マグネット電磁弁16を閉弁させてバーナ4を自動消火させる消忘れタイマが働くが、このとき、S16でインターロック要求1を出してバーナ4を消火させるため、ここから再使用する際は、S3の判別でインターロック要求1を確認し、S4の判別で時間T3 の経過を確認した場合にのみ使用可能となる。従って、消忘れタイマの動作後は即再使用されることがなくなり、連続再使用によるCO中毒事故を効果的に防止できる。
【0011】
以上の如く、上記形態においては、一次熱電対26と二次熱電対27との起電力を夫々個別に監視したことで、酸素不足とフィン閉塞とを夫々確実に検知してインターロックをかける安全対策が可能となる。但し、酸素不足による場合は、室内の換気により再使用を禁止する原因は解消されることを考慮して、ここでは、インターロックが酸素不足による場合かフィン閉塞による場合かを判別して、酸素不足によるインターロックの場合は、上記S3〜S6におけるように時間T3 経過していれば器具の再使用を許容する時間制限のインターロックとして、使い勝手を確保している。よって、燃焼異常の原因に合わせた適切な対処が可能となるのである。
又、ここでは、一次熱電対26の一次起電力v1 と二次熱電対27の二次起電力v2 とを判定する判定起電力を、V1 ,V2 と個別に設定しているため、夫々酸素不足とフィン閉塞とに合わせた適正な判定レベルを設定でき、検知精度の向上も期待できる。
【0012】
尚、上記形態においては、図3に示すようにマイコン30の入力ポートPI9 (A/D変換ポート)に、2つの分割抵抗39,40による分圧値が入力可能となっている。これは、上記不燃防制御に使用する第一、第二判定時間T1 ,T2 や判定起電力V1 ,V2 をガスの種類に応じて予め複数用意しておき、ガスの種類に応じて分割抵抗40を取り替えることで、入力される分圧値の相違に合わせてこれらの判定時間T1 ,T2 や判定起電力V1 ,V2 を変更して、ガスの種類に応じた適正な起電力の判定を可能としたものである。
同様に、入力ポートPI10(A/D変換ポート)には、一方を可変抵抗器42とした分割抵抗41,42による分圧値が入力可能となっている。これも、上記可変抵抗器42を、器具の能力調整(ガス量調整)に連動して変化させることで、入力される抵抗値に合わせて判定時間T1 ,T2 や判定起電力V1 ,V2 を変更(例えば、能力が小さければ判定時間を遅くし、判定起電力を小さくする等)し、器具の能力に応じた適正な起電力の判定を可能としたものである。
又、上記形態で示す不燃防制御では、一次起電力v1 と二次起電力v2 とを判定起電力と比較する時間を夫々別々にしているが(S14,17)、同じ時間で比較を行っても良い。更に、酸素不足によるインターロックのタイマー時間T3 も、器具能力や燃焼時間等に合わせて変更することができる。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、前記第一検知手段と第二検知手段とからの情報を夫々個別に監視し、夫々バーナの燃焼異常が検知された際にはバーナの燃焼を停止して器具の使用を禁止する一方、燃焼異常の検知が前記第一検知手段による場合は、器具の使用禁止時間が所定時間に達すると使用禁止を解除することで、フィン閉塞のような使用が望ましくない原因による燃焼異常が生じた場合は、器具の使用を確実に禁止でき、安全性が高まる一方、酸素不足のような燃焼異常が生じた場合は、時間制限の使用禁止となって、室内の換気で原因が解消された場合の再使用が可能となり、使い勝手を確保できる。よって、燃焼異常の原因に応じた適切な対処が行えることになる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、第一、第二検知手段を、夫々熱電素子を用い、バーナ点火後の所定の判定時間にその起電力を予め設定された個別の判定起電力と夫々比較する構成としたことで、検知する燃焼異常の原因に応じた適正な判定起電力を設定でき、精度の高い燃焼異常検知が行える。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加えて、判定時間及び/又は判定起電力を、器具の能力又は燃料ガスの種類に応じて変更可能としたことで、判定時間や判定起電力を適正に設定した比較を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、バーナの連続燃焼時間が設定時間に達した場合、運転禁止手段が前記バーナの燃焼を停止させて器具の使用を禁止する一方、タイマ手段のカウントにより前記器具の使用禁止時間が所定時間に達すると、使用禁止を解除することで、消忘れタイマが働いた後も連続再使用を防止して安全性を確保可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】湯沸器の構造図である。
【図2】湯沸器の概略図である。
【図3】コントローラにおける制御回路のブロック図である。
【図4】点火制御及び不燃防制御のフローチャートである。
【図5】(A)酸素不足の場合の一次起電力の立上りの変化を示すグラフである。
(B)フィン閉塞の場合の二次起電力の立上りの変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1・・湯沸器、2・・燃焼室、4・・バーナ、5・・熱交換器、7・・コントローラ、16・・マグネット電磁弁、26・・一次熱電対、27・・二次熱電対、30・・マイコン、35・・一次起電力判定回路、36・・二次起電力判定回路、38・・電磁弁駆動回路。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an open-type gas combustion appliance such as a non-stop type water heater that takes combustion air from the room and discharges the combustion gas into the room as it is.
[0002]
[Prior art]
In the above open-type gas combustion appliance, for example, a water heater, the air for combustion is used when the indoor ventilation is insufficient or the gap between the fins of the heat exchanger is clogged due to adhesion of combustion products. Incomplete combustion prevention device (hereinafter abbreviated as “non-combustion prevention device”) that detects gas in advance and shuts off the gas supply is provided. The Specifically, the polarity of the primary thermocouple installed near the burner of the water heater and the secondary thermocouple facing the combustion chamber window of the heat exchanger above the burner are reversed. The combined electromotive force obtained in series is directly used for holding a magnet electromagnetic valve provided in the gas flow path, or is monitored by a controller that controls opening and closing of the magnet electromagnetic valve. Therefore, when the oxygen concentration in the room has decreased, the electromotive force of the primary thermocouple decreases due to the lift and extinguishment of the flame of the burner, and when the fin closure of the heat exchanger has progressed due to long-term use, Since the combined electromotive force is lowered by increasing the electromotive force of the secondary thermocouple in the combustion chamber window due to the combustion exhaust heat, the magnet solenoid valve is closed directly or via the controller to supply gas. Will be cut off.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Among the causes of the above incomplete combustion, if the fin is blocked, if it continues to be used without maintenance, the blockage will proceed and damage the heat exchanger, etc., or the flame may overflow outside the combustion chamber. Therefore, once this is detected, it is desirable to prohibit the reuse of the appliance (so-called interlock).
On the other hand, in the case of lack of oxygen, the cause of the combustion abnormality can be easily solved by ventilating the room. If re-use is prohibited up to this point, the usability may be impaired. However, in the conventional non-combustion preventive device, both the lack of oxygen in the room and the blockage of the fins are detected by the same decrease in the combined electromotive force, so it is not possible to distinguish between them. The supply of gas is temporarily cut off, and when the instrument is reused, a decrease in the synthetic electromotive force is detected again to stop the combustion. However, during this reuse, the incombustibility prevention device does not work during the time until the electromotive force of the thermocouple rises and the combustion abnormality can be detected. If it has occurred, the blockage proceeds by repeated use of this time, and the heat exchanger is damaged. During this time, the indoor air is polluted by the generated CO every time it is used, so there is a risk of CO poisoning.
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide an open-type gas combustion instrument that can reliably detect the cause of combustion abnormality and can take appropriate measures in accordance with the cause. .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention described in
In addition to the object of
In addition to the object of
According to a fourth aspect of the present invention, in addition to the object of any one of the first to third aspects of the present invention, the burner is equipped with a forgetting timer for stopping the burner combustion when the burner continuous combustion time reaches a set time. In order to effectively prevent the risk of CO poisoning due to reuse, when the continuous combustion time of the burner reaches a set time, the operation prohibiting means stops the burning of the burner and prohibits the use of the instrument. When the use prohibition time of the appliance reaches a predetermined time by counting the means, the use prohibition is canceled.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a structural diagram of a main-stop type water heater (hereinafter referred to as “water heater”) as an open type gas combustion appliance, FIG. 2 is a schematic view thereof, and the
On the other hand, an
[0007]
FIG. 3 is a block diagram of a control circuit in the
[0008]
The operation of the
[0009]
On the other hand, if there is no
[0010]
Subsequently, after the ignition control, the
First, in S14, it is determined whether the flame detection in S12 or has passed the T 1 first determination time. Once you reach the first determination time T 1, in the next S15, the primary electromotive force v 1 obtained from the
[0011]
As described above, in the above embodiment, the electromotive force of the
Further, here, the determination electromotive force of the
[0012]
In the above embodiment, as shown in FIG. 3, the divided voltage values by the two divided
Similarly, the input port PI 10 (A / D conversion port) can be input with a divided voltage value obtained by the divided
Further, in the non-combustible explosion control shown in the above embodiment, although the respective separate time to be compared with the primary electromotive force v 1 and the secondary electromotive force v 2 and the determination electromotive force (S14,17), a comparison at the same time You can go. Furthermore, the interlock timer time T 3 due to the lack of oxygen can be changed in accordance with the instrument capacity, the combustion time, and the like.
[0013]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the information from the first detection means and the second detection means is individually monitored, and when the combustion abnormality of the burner is detected, the combustion of the burner is stopped. In the case where the detection of combustion abnormality is detected by the first detecting means, the use of the fin is preferably closed by releasing the use prohibition when the use prohibition time of the tool reaches a predetermined time. If there is a combustion abnormality due to a non-existing cause, the use of the equipment can be definitely prohibited and safety will be improved, while if a combustion abnormality such as lack of oxygen occurs, the use of a time limit will be prohibited. When the cause is resolved by ventilation, it can be reused, ensuring usability. Therefore, it is possible to take appropriate measures according to the cause of the combustion abnormality.
According to the second aspect of the present invention, in addition to the effect of the first aspect, the first and second detection means each use a thermoelectric element, and the electromotive force is set in advance at a predetermined determination time after burner ignition. By adopting a configuration for comparing with each of the determined individual electromotive forces, an appropriate determination electromotive force can be set according to the cause of the combustion abnormality to be detected, and highly accurate combustion abnormality detection can be performed.
According to the third aspect of the present invention, in addition to the effect of the second aspect, the determination time and / or the determination electromotive force can be changed according to the capability of the instrument or the type of fuel gas. Or a comparison in which the judgment electromotive force is set appropriately.
According to the invention described in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a structural diagram of a water heater.
FIG. 2 is a schematic view of a water heater.
FIG. 3 is a block diagram of a control circuit in the controller.
FIG. 4 is a flowchart of ignition control and non-combustion prevention control.
FIG. 5A is a graph showing changes in rising of primary electromotive force when oxygen is insufficient.
(B) It is a graph which shows the change of the rise of secondary electromotive force in the case of fin obstruction | occlusion.
[Explanation of symbols]
1 .. Water heater, 2 .... Combustion chamber, 4 .... Burner, 5 .... Heat exchanger, 7 .... Controller, 16 .... Magnet solenoid valve, 26 .... Primary thermocouple, 27 ... Secondary thermoelectric Pair of 30 ... microcomputer, 35 ... primary electromotive force judgment circuit, 36 ... secondary electromotive force judgment circuit, 38 ... solenoid valve drive circuit.
Claims (4)
前記第一検知手段と第二検知手段とにより得られる情報を夫々個別に監視し、前記各検知手段により前記バーナの燃焼異常が検知された際には、夫々前記運転禁止手段が前記バーナの燃焼を停止して器具の使用を禁止する一方、その燃焼異常の検知がどちらの検知手段によるかを判別する異常検知判別手段と、前記器具の使用禁止時間をカウントするタイマ手段とを設けて、前記燃焼異常の検知が前記第一検知手段によると判別された場合は、前記器具の使用禁止時間が所定時間に達すると使用禁止を解除することを特徴とする開放型ガス燃焼器具。Open type equipped with first detection means for detecting flame of the burner, second detection means for detecting combustion exhaust heat by the burner, and operation prohibiting means for stopping the burner and prohibiting subsequent use A gas burning appliance,
The information obtained by the first detection means and the second detection means is individually monitored, and when the combustion abnormality of the burner is detected by the detection means, the operation prohibiting means respectively performs combustion of the burner. And prohibiting the use of the appliance, while providing an abnormality detection discriminating means for discriminating which detection means the combustion abnormality is detected, and a timer means for counting the usage prohibition time of the appliance, An open-type gas combustion appliance, wherein when it is determined that detection of combustion abnormality is caused by the first detection means, the prohibition of use is canceled when the use prohibition time of the appliance reaches a predetermined time.
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