JP3878302B2 - 火葬炉 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主燃焼室の上に再燃焼室を備え、主燃焼室の防火扉によって開閉される出入れ口を備えた前部側とは反対の後部側より再燃焼室に連通する煙道を設けている火葬炉に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の火葬炉として、特開平3−1006号公報のものが知られており、前ホールから化粧扉を介して安置室を設け、続いて火葬炉を備えるもので、該火葬炉は、主燃焼室の上に再燃焼室が設けてあり、主燃焼室の後壁に主燃バーナを取り付け、再燃焼室の後壁に再燃バーナを設け、主燃焼室内へその前側に設けた防火扉を開けて棺を載置している台車を挿入して火葬するもので、発生した未燃焼ガスは、主燃バーナ側の上部に備えた煙道を通じて再燃焼室へ流入するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の火葬炉であると、主燃焼室内の高さ及び巾が全長に亘って棺が収まるのに充分な大きさに形成する必要があり、棺が主燃焼室と煙道とを仕切る垂下壁の下部にまで挿入されるものであるから、垂下壁を棺が干渉されない位置までしか垂下することができず、棺が燃焼された後には、垂下壁の下端面と台車上面の燃床との間隔が広くなり、主燃焼室内の熱気の滞空時間を保つことができず、未燃焼ガスの排出量を差程に減少することができない問題点があった。
【0004】
更に、従来の火葬炉には、主燃バーナの下方部に覗き窓付き監視扉によって開閉される修整口を備えるもので、その高さは、台車の燃床に対応するように炉体の後壁から台車に向かって開口したもので、作業員は主燃バーナの下に潜るようにして監視したり、あるいは監視扉を開けて修整する作業を行っているため、主燃バーナの燃焼音による騒音と熱気に加え、監視扉を開けた際の主燃焼室からの熱気を受けるという難渋な作業となるものであった。しかも前記覗き窓は壁を貫通したのみのもので、この窓から外気が台車の燃床に向かって流入するため、燃床を冷やし火葬の障害ともなっていた。
【0005】
本発明は以上の欠点を鑑み、上記形態の火葬炉に対して、更に省エネルギー化が図られ、火葬の時間が短縮されることを目的とし、更に他の目的として、作業者への作業環境が良好に保たれるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による解決手段は、棺の出入り口を備えた主燃焼室の上に再燃焼室を設け、出入り口を防火扉で開閉し、主燃焼室内の前記出入り口とは反対側の後部より再燃焼室に至る煙道を設けている火葬炉において、前記防火扉に主燃バーナを設け、主燃焼室の室内と煙道を仕切る垂下壁の下端面が、該垂下壁に対向して炉床から設けた起立壁の上面の近傍まで達し、垂下壁と起立壁間に煙道へ通じる排気空間を備えていることを特徴とする。
【0007】
上記形態を持つ火葬炉は、棺を直接載置する台車形式のもの、あるいはロストル形式の何れにも適用するものである。また、排気空間は主燃焼室の下部に設けられることになり、しかもその高さは、台車あるいはロストル上に載置した棺が通過しない程度にまで狭めるもので、従って主燃焼室をその内部に棺が収まる大きさに形成されるものである。
【0008】
以上のように、防火扉に主燃バーナを設け、排気空間を下部に位置し且つ狭めたことにより、主燃焼室内での熱気の滞空時間が長く、しかも主燃焼室内の全体がほぼ均一に加熱され、火葬時間を大幅に短縮することができるようになる。
【0009】
他の解決手段は、前記火葬炉において、主燃焼室の出入り口とは反対側の後壁に、監視扉で開閉される修整口を前記排気空間に対面して設けていると共に、該修整口より下部に外気を流入する通風口を煙道に向けて開口していることを特徴とする。
【0010】
上記通風口を煙道に向けて開口するには、前記起立壁にL字状の孔を開けることにより可能となり、流入した外気は主燃焼室内に流入することなく、上昇して直接煙道内に流入するもので、その流動する外気によって、通風口の上に設けている修整口のエアーカーテンの作用をなし、炉内を覗き込む作業者に対して炉内の熱気を遮断するものである。またこのように流入する外気は、直接煙道を通じて再燃焼室へ流入するため、主燃焼室を外気によって冷却することがなくなり、一方再燃焼室の酸素の濃度を高め、再燃焼を促進するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明による実施形態は、台車式の火葬炉によって説明するが、図1と図2に示しているように、炉体1の下部に主燃焼室2を設け、上部に再燃焼室3を備えるもので、主燃焼室2の前ホール4及び前室5(台車6に棺を載せたまま一時的に安置しておく室)が存在する側を前側として説明するが、この前側の前壁7に防火扉8で開閉され、前記台車6を挿入する出入り口9を備え、主燃焼室2の後部に、その後壁10より間隔をあけて上方より垂れ下げた垂下壁11を設け、該垂下壁11と後壁10間に主燃焼室2から再燃焼室3へ通じる煙道12を設けているものである。
【0012】
上記再燃焼室3にはその後壁10に再燃バーナ13を設けているもので、該バーナ13から噴射する火炎は煙道12を横断して、前記垂下壁11の上部に有する通孔14を通じて再燃焼室3内に噴入するようになっている。また再燃焼室3の前側に排気筒15を備えるものである。
【0013】
上記火葬炉において、前記防火扉8に主燃焼室2内に火炎を放射する主燃バーナ16を上下に揺動可能に取り付けるもので、その点火、火炎の長短調節、上下の揺動角度の調整などの駆動は全自動によって制御されるもので、その制御装置は従来既に実現化されているものである。尚、前記再燃バーナ13も同様に自動制御されるもので、ここではそれらの装置の説明を省略する。
【0014】
一方、主燃焼室2の後方部において、前記垂下壁11の下面に対面して、炉床より後壁10と一体乃至一体的に設けた起立壁17を設けているもので、その高さを、台車6の上面までの高さ、または図1に示すように僅かに高くなるように形成し、垂下壁11をその下端面が上記起立壁17の近傍にまで至るように垂下し、垂下壁11の下端面と起立壁17の上端面間に排気空間18を設けているものである。この排気空間18は、棺が通過されない高さに形成してある。
【0015】
また後壁10の下部に、修整口19を前記排気空間18と対向して設け、該修整口19に監視扉20を開閉可能に設け、更に監視扉20に貫通孔による覗き窓21を有するものである。この覗き窓21は火葬の状況を見るものであり、また修整口19は、その口19から火葬の難燃部を火炎の最も当たり易い位置へ移動する作業を行うものである。
【0016】
更に後壁10の下部で、前記修整口19よりも下部に通風口22を備えるもので、該通風口22は、後壁10から起立壁17に至り、起立壁17内で後壁10側に寄せて上方へ起立するL字状の貫通孔によって形成し、後壁10の外面に、前記通風口22へ外気を炉体1の下方より取り入れるようにガイド23を備え、該ガイド23内の中間部にダンパー24を設け、流入する外気量を調整するようになっている。
【0017】
尚、図1中、主燃焼室2の天井面や再燃焼室3の天井面などに多数本の陰影線を描いているが、この部分はアーチになっているものである。
【0018】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る火葬炉であれば、炉体前部に有する防火扉に主燃バーナを設け、炉体後部に設けた煙道への排気空間を、垂下壁の下端面を炉床に設けた起立壁の上面に寄せて狭くしたものであるから、主燃焼室内の熱気の滞空時間が長くなり、主燃焼室内の温度が室内全体に亘り殆ど一定に保つことができ、部分的に火葬が遅くなるという従来の欠点が解消され、火葬時間を大幅に短縮することができるようになる。
【0019】
本発明の請求項2に係る火葬炉であれば、炉体の後壁に修整口とその下部に煙道に向かって外気を流入する通風口を設けているもので、この後壁には主燃焼室へのバーナが取り付けてないことから、修整口からの火葬の修整及び火葬の状況を監視する作業が容易になり、しかも通風口から流入した外気が修整口を塞ぐエアーカーテンの作用をなすものであるから、主燃焼室からの熱気を遮断することができ、修整口から覗き込んだりあるいは修整する作業が容易になり、作業環境を向上することができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による火葬炉を示す断面図である。
【図2】同じく火葬炉の設置状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 炉体
2 主燃焼室
3 再燃焼室
8 防火扉
9 出入り口
10 後壁
11 垂下壁
12 煙道
16 主燃バーナ
17 起立壁
18 排気空間
19 修整口
20 監視扉
22 通風口

Claims (2)

  1. 棺の出入り口(9)を備えた主燃焼室(2)の上に再燃焼室(3)を設け、出入り口(9)を防火扉(8)で開閉し、主燃焼室(2)内の前記出入り口(9)とは反対側の後部より再燃焼室(3)に至る煙道(12)を設けている火葬炉において、前記防火扉(8)に主燃バーナ(16)を設け、主燃焼室(2)の室内と煙道(12)を仕切る垂下壁(11)の下端面が、該垂下壁(11)に対向して炉床から設けた起立壁(17)の上面の近傍まで達し、垂下壁(11)と起立壁(17)間に煙道(12)へ通じる排気空間(18)を備えていることを特徴とする火葬炉。
  2. 前記火葬炉において、主燃焼室(2)の出入り口(9)とは反対側の後壁(10)に、監視扉(20)で開閉される修整口(19)を前記排気空間(18)に対面して設けていると共に、該修整口(19)より下部に外気を流入する通風口(22)を煙道(12)に向けて開口していることを特徴とする請求項1に記載の火葬炉。
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