JP3874746B2

JP3874746B2 - 炭材による水墨画風オブジェ

Info

Publication number: JP3874746B2
Application number: JP2003286778A
Authority: JP
Inventors: 元健高
Original assignee: 高元健
Priority date: 2003-08-05
Filing date: 2003-08-05
Publication date: 2007-01-31
Anticipated expiration: 2023-08-05
Also published as: JP2005053103A

Description

本発明は、一般家庭や事務所、会社、ホテル、旅館等の玄関や床、応接間、ロビー等
に装飾できる生花風や盆栽風の備長炭の炭材のオブジェに関するものである。

一般家庭や事務所、会社、ホテル、旅館等に生花や盆栽を設置して、居住者や来訪者
の心を和ませたり、室内の装飾に利用したりしている。

しかし、これらのものは、専ら装飾を主としているもので、部屋の中にマイナスイオンを
放出したり、いやな臭いを消したり、さらにパソコンなどから発生する電磁波や静電気の
ほこりを吸い寄せたりする弊害を除去できるものでなかった。

このような点から先行特許調査をした結果、実用新案登録第３０８１０７６号公報、
実用新案登録第３０８０９６４号公報、実用新案登録第３０８１８１３号公報、実用新案
登録第３０８７６１８号公報が検索された。
実用新案登録第３０８１０７６号公報実用新案登録第３０８０９６４号公報実用新案登録第３０８１８１３号公報実用新案登録第３０８７６１８号公報

実用新案登録第３０８１０７６号は装飾炭材竹筒であり、実用新案登録第３０８０９
６４号は竹炭を利用した略四角形状の装飾材であり、実用新案登録第３０８１８１３号は
粉炭と芳香剤を混ぜて凝固成形した装飾照明器具であり、実用新案登録第３０８７６１８
号は木炭等の炭の面を炭の面と異なる色を彩色した装飾用の炭のものである。

これらでは、炭のもつ消臭効果やマイナスイオン発生で室内雰囲気を改善することが
提案されているが、室内等への装飾効果が乏しく、また消臭効果やマイナスイオンの発生
が少ないものであった。

本発明は、鉢やかごの容器に備長炭の炭材の所定長さ、形状のものを生花風や盆栽風の立体的な水墨画風に形成するもので、上記容器を変形鉢型花器、鉢型花器、変形花器、丸水盤、方形水盤、多角形水盤、盛花かごの花器として、花器の表面の広い面積を利用してその花器の表面に杉等の針葉樹の間伐材をチップ状に粉砕して自然素材のセラミックをコーティングして炭化した微粉末のセラミック炭をコーティングし、上記幹材となる備長炭の炭材を３０〜６０ｍｍ径の櫛や割れのある複数本を上記花器に立設するとともに、この炭材の幹材に季節に合わせて形成した炭材の枝材を接続するための枝部接続孔を開孔して炭材の幹材に松、桜、竹、藤、柿、紅葉等の季節に合わせて形成した炭材の枝材を接合して季節に合わせた立体的な水墨画風に形成し、上記花器に炭材の顆粒状のものや、小さな麦飯石、放射性物質を含有した天然セラミックスを混合して盛土状に敷設したことを特徴とする炭材による水墨画風オブジェを提供するにある。

また、幹材となる炭材の適宜の個所および炭材の枝材の端部に小径の枝部接続孔を開孔して、接続線材を介して炭材の幹材に松、桜、竹、藤、柿、紅葉等の季節に合わせて形成した炭材の枝材を接合した炭材による水墨画風オブジェを提供するにある。

本発明は、鉢やかごの容器に備長炭の炭材の所定長さ、形状のものを生花風や盆栽風の立体的な水墨画風に形成するもので、上記容器を変形鉢型花器、鉢型花器、変形花器、丸水盤、方形水盤、多角形水盤、盛花かごの花器として、花器の表面の広い面積を利用してその花器の表面に杉等の針葉樹の間伐材をチップ状に粉砕して自然素材のセラミックをコーティングして炭化した微粉末のセラミック炭をコーティングしたことによって、生花風、盆栽風の水墨画風のオブジェとしての優雅な気風を有し、かつ備長炭の炭材によって消臭効果やマイナスイオンを発生し、パソコンなどの側に配置することでＯＡ機器による弊害を防止することができる。特に、表面積の広い容器にコーティングしたセラミック炭によって利用できて、上記した消臭効果やマイナスイオンを発生でき、ＯＡ機器による弊害を防止することができる。そして、一般家庭での玄関、応接間、床屋、事務所、会社、ホテル旅館のロビー、部屋、その他に簡単に設置でき、立体的な水墨画風のオブジェの装飾品として、かつ上記のような実用的機能を発揮して利用することができる。

特に、杉等の針葉樹の間伐材をチップ状に粉砕して自然素材のセラミックをコーティングして炭化した微粉末のセラミック炭の表面にコーティングしたことによって、湿度の高低による吸脱着や、ホルムアルデヒドの有害化学物質の吸着効果をより高めることができる。

また、上記幹材となる備長炭の炭材を３０〜６０ｍｍ径の櫛や割れのある複数本を上記花器に立設するとともに、この炭材の幹材に炭材の枝材を接続するための枝部接続孔を開孔して炭材の幹材に松、桜、竹、藤、柿、紅葉等の季節に合わせて形成した炭材の枝材を接合して季節に合わせた立体的な水墨画風に形成したことによって、枝材を梅の枝としたり、桜の枝としたり、その他、竹枝、松枝、藤枝、菊枝、柿枝、紅葉枝等として季節に合わせて接続でき、季節に合わせた多種多様な立体的な水墨画風のものとできて装飾効果を高められるとともに、調湿や脱臭効果も高められ、さらに遠赤外線の放射やマイナスイオンを多量発生できて室内雰囲気を改善することができる。

また、上記花器に炭材の顆粒状のものや、小さな麦飯石、放射性物質を含有した天然
セラミックスを混合して盛土状に敷設したことによって、調湿、脱臭効果を高められ、水
道水等に含まれる有害物質を除去し、遠赤外線を放射して生活に優しくでき、さらに天然
セラミックの放射性物質の含有効果により、ラドン温泉と同様なマイナスイオンを常温で
発生し、空気中の水分と反応してマイナスイオンを作り出し、人体の血行促進、細胞の活
性化をはかるようにできる。

また、幹材となる炭材の適宜の個所および炭材の枝材の端部に小径の枝部接続孔を開孔して、接続線材を介して炭材の幹材に松、桜、竹、藤、柿、紅葉等の季節に合わせて形成した炭材の枝材を接合したことによって、炭材にできるだけ小径の接続孔の開孔にできて炭材の強度を低下しないようにできて、松、桜、竹、藤、柿、紅葉等の季節に合わせた多種多様な盆栽風、生花風の炭材のオブジェの多様化がはかれる。

本発明の備長炭の炭材によるオブジェは、鉢やかごの容器に備長炭の炭材の所定長さ、形状のものを生花風や盆栽風の立体的な水墨画風に形成するもので、上記容器を変形鉢型花器、鉢型花器、変形花器、丸水盤、方形水盤、多角形水盤、盛花かごの花器として、花器の表面の広い面積を利用してその花器の表面に杉等の針葉樹の間伐材をチップ状に粉砕して自然素材のセラミックをコーティングして炭化した微粉末のセラミック炭をコーティングし、上記幹材となる備長炭の炭材を３０〜６０ｍｍ径の櫛や割れのある複数本を上記花器に立設するとともに、この炭材の幹材に季節に合わせて形成した炭材の枝材を接続するための枝部接続孔を開孔して炭材の幹材に松、桜、竹、藤、柿、紅葉等の季節に合わせて形成した炭材の枝材を接合して季節に合わせた立体的な水墨画風に形成し、上記花器に炭材の顆粒状のものや、小さな麦飯石、放射性物質を含有した天然セラミックスを混合して盛土状に敷設したことを特徴としている。

炭材によるオブジェ１は、図１のように紀州産の備長炭の炭材２の所定径、所定長さ
、形状のものを２ないし複数個選択して組み合わせ、変形鉢型花器、鉢型花器、変形花器
、丸水盤、方形水盤、多角形水盤、盛花かごの花器の容器３に生花風、盆栽風に配設し、
必要により大小の造花や生花等を添えて優雅に配設するようにしている。

そしてまた、上記炭材２を配設する容器３には、図１のように小さな炭粒５や小さな
麦飯石６、天然特殊セラミック７を混合して盛土状に敷設して、枯淡調に炭材のオブジェ
１を創出するのが好ましく、さらに容器３の広い表面積を利用して表面に炭粒５やセラミ
ック炭８の微粉、微粒を所要の塗料、バインダー、下地材を介してコーティングするのが
好ましい。上記容器３、炭材２の表面には、金粉や銀粉等で文字や図形、その他の適宜な
デザインを施すことができる。

上記炭材２としては、紀州産の杉や檜等の針葉樹を４００℃以上で炭化したものが調
湿や脱臭に好ましく、３０〜６０mm径位のものの、適宜に櫛や割れがあるものが風流感が
あって好ましく、ボンドで基盤材９に結合して立設することができる。また、この１〜５
mm径、好ましくは１〜２mm径の顆粒状のものを炭材５として敷設するのが、調湿、脱臭効
果が高くて好ましい。

また、杉等の針葉樹の間伐材をチップ状に粉砕し、１００％自然素材のセラミックを
コーティングして約８００℃で炭化した微粉末のセラミック炭８を容器３や炭材２の表面
にコーティングして、湿度の高低による吸脱着や、ホルムアルデヒドの有害化学物質の吸
着効果をより高めるようにすることができる。

また、麦飯石６は、水道水等に含まれる有害物質を除去し、人体に欠かせないカリウ
ム、リン、鉄、銅、マンガン、マグネシウム等のミネラルを溶解する作用があり、また遠
赤外線を放射する作用があって、生活に優しく好ましいものである。

さらに天然特殊セラミック７は、放射性物質の含有効果により、ラドン温泉と同様な
マイナスイオンを常温で発生し、空気中の水分と反応してマイナスイオンを作り出し、人
体の血行促進、細胞の活性化がはかれて好ましい。

このように比較的形状の大きい紀州産の備長炭の炭材２を複数個配設することで、装
飾効果を高められるとともに調湿や脱臭効果も高められ、さらに遠赤外線の放射やマイナ
スイオンを多量発生できて室内雰囲気を改善することができる。

また、容器内に炭粒、麦飯石、天然特殊セラミックを敷設することで、これらからも
上記したように調湿、脱臭、有害化学物質の吸着、マイナスイオンを発生し、より一層の
効果を奏することができる。

上記した炭材のオブジェ１は、これらの構成品を図２に示すようにそれぞれ発泡シー
ト材１０や防湿シート袋１１等で包装し、コンパクトに段ボール（図示せず）に梱包して
需要者に送給するようにして、マニュアルにしたがって需要者の好みのオブジェに組み立
てるようにすることができる。このようにすると、防湿シート等で炭材の吸着、脱臭等の
効果を維持できて、予め量産して保管しておくこともできる。

また、図３のように炭材２の適宜の個所に炭材２と同質の枝材１２を接続して、季節に合わせた水墨画風の炭材のオブジェ１の多種多様化をはかるようにできる。その手段としては、図３のように炭材２に適宜径の枝部接続孔１３を開口して枝材１２を挿脱可能に突き刺して接続したり、図４のように炭材２、枝材１２の両方にそれぞれ所定の小径の枝部接続孔１３を開口し、銅線等の接続線材１４を介して接続したりするなど適宜に行うことができる。特に、図４のように接続線材を利用すると、炭材２にできるだけ小径の枝部接続孔１３の開孔にできて炭材２の強度を低下しないようにできて好ましい。

上記した枝材１２の接続について、図５（ａ）、（ｂ）のように梅の枝としたり、桜
の枝としたり、その他、竹枝、松枝、藤枝、菊枝、柿枝、紅葉枝等として季節に合わせて
交換可能に接続するようにしたり、これらを炭材、炭粉で形成して立体的な水墨画風のも
のとすることができる。

本発明は、一般家庭での玄関、応接間、床屋、事務所、会社、ホテル旅館のロビー、
部屋、その他に簡単に設置でき、装飾品として、かつ実用的機能を発揮して利用すること
ができる。

本発明の一実施例の組み立て状態を示す正断面図、同上の梱包状態説明の平面図、同上の枝材接続説明用の拡大断面図、同上の他の実施例の拡大断面図、同上の他の枝材部の正面図（ａ）、（ｂ）。

符号の説明

１…オブジェ２…炭材３…容器
５…炭粒６…麦飯石７…天然特殊セラミック
１２…枝材１４…接続線材

Claims

鉢やかごの容器に備長炭の炭材の所定長さ、形状のものを生花風や盆栽風の立体的な水墨画風に形成するもので、
上記容器を変形鉢型花器、鉢型花器、変形花器、丸水盤、方形水盤、多角形水盤、盛花かごの花器として、花器の表面の広い面積を利用してその花器の表面に杉等の針葉樹の間伐材をチップ状に粉砕して自然素材のセラミックをコーティングして炭化した微粉末のセラミック炭をコーティングし、
上記幹材となる備長炭の炭材を３０〜６０ｍｍ径の櫛や割れのある複数本を上記花器に立設するとともに、この炭材の幹材に季節に合わせて形成した炭材の枝材を接続するための枝部接続孔を開孔して炭材の幹材に松、桜、竹、藤、柿、紅葉等の季節に合わせて形成した炭材の枝材を接合して季節に合わせた立体的な水墨画風に形成し、
上記花器に炭材の顆粒状のものや、小さな麦飯石、放射性物質を含有した天然セラミックスを混合して盛土状に敷設したことを特徴とする炭材による水墨画風オブジェ。
幹材となる炭材の適宜の個所および炭材の枝材の端部に小径の枝部接続孔を開孔して、接続線材を介して炭材の幹材に松、桜、竹、藤、柿、紅葉等の季節に合わせて形成した炭材の枝材を接合した請求項１に記載の炭材による水墨画風オブジェ。