JP3874363B1 - 位置評定装置、位置評定方法および位置評定プログラム - Google Patents

位置評定装置、位置評定方法および位置評定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 都市部などGPSの衛星補足数が十分確保できない条件下でも測位精度の劣化を防ぐことを目的とする。
【解決手段】 天空画像カメラ部110が撮影して撮像データを生成し、天空画像変換部120が撮像データを仰角・方位角面に投影する。また、DSM取得部140が各地点において天空画像カメラ部110が撮影するであろう範囲の地理データをDSMデータベース190から取得し、DSM変換部150が地理データを仰角・方位角面に投影する。そして、位置・姿勢推定部160が仰角・方位角面に投影した撮像データと各地点における地理データとを比較し、地理データが撮像データと一致する地点を天空画像カメラ部110の撮影時の位置評定装置100の位置とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、測位システムにおける位置評定装置、位置評定方法および位置評定プログラムに関するものである。
GPS(Global Positioning System)の測位精度は、単独衛星では10m程度の精度であったが、近年、DGPS(Differential GPS)と最低4個の衛星の搬送波位相情報を利用して数cm程度へ精度の向上を図っている。しかしながらこの手法では、都市部において建物による遮蔽等により、測位に必要な数の衛星を捕捉することができない場合がある。この場合、測位精度が数m程度へ劣化するため、従来から様々な解決手段の提案が行われている。
一般的なアプローチとしてまず挙げられるのが、GPSとジャイロ・加速度計による慣性航法装置(INS:Inertial Navigation System)とを複合させる方式(例えば、特許文献1)である。これは、カルマンフィルタを用いて、衛星可視時には衛星航法を使用すると同時にINSの誤差を補正し、衛星不可視時には慣性航法を使用するという複合航法である。原理的には最低2個の衛星が捕捉できれば、INSの誤差の補正が可能である。しかし、長時間に渡って十分な衛星が捕捉できない場合は、INSの誤差が蓄積していき、測位誤差が増大していくという課題があった。
また、天空画像を使った例として「特許文献2」が挙げられる。これは、天空画像とその撮像した位置のGPS測位結果、および衛星軌道情報を用いて可視/不可視衛星の棄却処理を行うものである。これは建物の遮蔽ではなく、反射による干渉波に起因する精度劣化を解決するいわゆるマルチパス対策である。つまり、この棄却結果として可視衛星数が少なく、GPS測位精度の劣化が起きている場合の補正方法まで言及していない。加えて、一般に天空画像を可視カメラを用いて撮影した場合、天候によっては太陽光の映りこみ(外光外乱)による画像飽和(ハレーションやスミアなど)が起こり、空と建物との境界の判別が不可能となる課題もあった。
特開2005−195395号公報 特開2003−004838号公報
本発明は、上記の課題などを解決するためになされたもので、例えば、都市部などGPSの衛星補足数が十分確保できない条件下でも測位精度の劣化を防ぐことを目的とする。
本発明の位置評定装置は、撮影して撮像データを生成する撮像部と、3次元の地理データを記憶する地理データ記憶部と、各地点における前記撮像部の撮影範囲に対応する地理データを前記地理データ記憶部から取得する地理データ取得部と、前記地理データ取得部が取得した各地点における前記撮像部の撮影範囲に対応する地理データを前記撮像部が生成した撮像データと比較し、前記撮像部が生成した撮像データに対する前記地理データ取得部が取得した各地点における前記撮像部の撮影範囲に対応する地理データの誤差量に基づいて位置を特定する位置特定部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、撮像部の撮影した撮像データと各地点における撮像部の撮影範囲に対応する地理データとを比較した誤差量に基づいて位置特定部が位置を特定することにより、GPSの衛星補足数が十分確保できない条件下においても測位することができる。また、INSによる測位でもないため、INSの誤差の蓄積による測位精度の劣化も防ぐことができる。
実施の形態1.
実施の形態1における位置・姿勢推定方法は、測位対象である移動体に搭載した撮像機により取得した画像と、地理データから得た各位置・各姿勢において撮像機が撮像できるであろう画像とを比較することで位置も姿勢も求まると推定し、地理データから得た画像が撮像機により取得した画像と一致する位置と姿勢とを特定し、特定した位置と姿勢が移動体の位置と姿勢であると評定する方法である。
図1は、実施の形態1における位置評定装置100の構成図である。
実施の形態1における位置評定装置100の構成を図1に基づいて以下に説明する。
位置評定装置100は、天空画像カメラ部110、天空画像変換部120、概位置取得部130、DSM取得部140、DSM変換部150、位置・姿勢推定部160およびDSMデータベース190を備え、位置評定装置100は測位対象である移動体に搭載される。
天空画像カメラ部110は、全周(360度)を撮像する赤外線カメラを有し、赤外線カメラが撮像した画像のデータ(以下、天空画像とする)を生成し出力する。また、赤外線カメラは移動体に姿勢軸を一致させて搭載する。
天空画像変換部120は、天空画像を入力し、入力した天空画像を仰角と方位角とを表す天空画像(以下、天空画像投影データとする)に変換する。
概位置取得部130は、位置を推定する対象地点(以下、測位点とする)の概算の座標(以下、概位置とする)を算出する。算出した概位置は緯度・経度・高度を示す。例えば、ジャイロ・加速度計を有し、慣性航法により測位点の概位置を算出する。また例えば、キーボードや無線機などのユーザインタフェースを介して入力されたユーザ指定の座標、位置・姿勢推定部160が前回推定した座標を概位置とする。
DSMデータベース190は、3次元の地理データであるDSM(Digital Surface Model:数値表層モデル)を記憶管理する。DSMは、航空機や人工衛星などから計測した樹木や建物などの地物を含んだ地表面形状のデータであり、一般的に緯度・経度・高度をもった点データで表される。
DSM取得部140は、座標を入力し、入力した座標において天空画像カメラ部110が撮像できる場所のDSMをDSMデータベース190から取得する。
DSM変換部150は、DSMを入力し、入力したDSMを仰角と方位角とを表すDSM(以下、DSM投影データとする)に変換する。
位置・姿勢推定部160は、天空画像投影データと特定の範囲内の各地点におけるDSM投影データとを入力し、天空画像投影データに対する各DSM投影データの誤差量に基づいて位置・姿勢を推定する。
天空画像カメラ部110は撮影して撮像データ(天空画像)を生成する撮像部の一例である。
DSMデータベース190は3次元の地理データを記憶する地理データ記憶部の一例である。
DSM取得部140は各地点における撮像部の撮影範囲に対応する地理データを地理データ記憶部から取得する地理データ取得部の一例である。
位置・姿勢推定部160は地理データ取得部が取得した各地点における撮像部の撮影範囲に対応する地理データを撮像部が生成した撮像データと比較し、撮像部が生成した撮像データに対する地理データ取得部が取得した各地点における撮像部の撮影範囲に対応する地理データの誤差量に基づいて位置を特定する位置特定部の一例である。
天空画像変換部120は撮像部が撮影して生成した撮像データを仰角と方位角とを表す撮像データに変換する撮像データ変換部の一例である。
DSM変換部150は地理データ取得部が取得した地理データを地球中心地球固定座標系の地理データに変換し、地球中心地球固定座標系の地理データを撮像部の座標を原点とする座標系の地理データに変換し、撮像部の座標を原点とする座標系の地理データを仰角と方位角とを表す地理データに変換する地理データ変換部の一例である。
図2は、実施の形態1における位置評定装置100のハードウェア構成図である。
図2において、位置評定装置100は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)911を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、磁気ディスク装置920、撮像機951、ジャイロ952、加速度計953と接続されている。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、磁気ディスク装置920は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶部(記憶機器・記憶装置)、入力部(入力機器・入力装置)あるいは出力部(出力機器・出力装置)の一例である。
赤外線カメラは撮像機951の一例であり、撮像機951の別例とし可視カメラがある。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム(OS)921、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923は、CPU911、OS921により実行される。
上記プログラム群923には、実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態の説明において、「〜部」として説明する機能を実行時の判定結果や演算結果を示すデータ、「〜部」として説明する機能を実行するプログラム間で受け渡しするデータなどが「〜ファイル」として記憶されている。
また、以下に述べる実施の形態の説明において、フローチャートや構成図の矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk cartridge)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)、その他の記憶媒体に記憶される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
また、実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、ハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
また、実施の形態を実施するプログラムは、磁気ディスク装置920、FD、光ディスク、CD、MD、DVD、その他の記憶媒体による記憶装置を用いて記憶されても構わない。
図3は、実施の形態1における位置評定装置100の位置評定処理を示すフローチャートである。
実施の形態1における位置評定装置100が実行する位置評定処理の流れについて、図3に基づいて以下に説明する。
まず、天空画像カメラ部110が赤外線カメラ(撮像機951)で測位点の全周囲を撮像し、天空画像を生成して出力する(S101:撮像処理)。
そして、天空画像変換部120が天空画像カメラ部110の出力した天空画像を入力し、赤外線カメラに写った建物のエッジを天空画像から抽出し、抽出した建物のエッジを仰角・方位角面に投影した天空画像投影データを生成して出力する(S102:撮像データ変換処理)。
また、概位置取得部130が、例えば、慣性航法を行い、撮像時の天空画像カメラ部110(赤外線カメラ)の概位置を算出して出力する。慣性航法では、ジャイロ952で測定した進行方向と、加速度計953で測定した加速度から算出する移動距離とに基づいて測位計算を行う。慣性航法の代わりに、キーボードや無線機などのユーザインタフェースを介してユーザ指定の座標を概位置として取得してもよいし、2回目以降の位置評定処理で、位置・姿勢推定部160が前回推定した座標を概位置として取得してもよい(S103:概位置取得処理)。
次に、位置・姿勢推定部160が概位置取得部130の出力した概位置を入力し、入力した概位置を基準に予測誤差を範囲とするグリッドを生成する。そして、位置・姿勢推定部160はDSMを取得する対象のグリッド点を1つ選択し出力する(S104:範囲設定処理)。
次に、DSM取得部140が位置・姿勢推定部160の出力したグリッド点を入力し、入力したグリッド点において赤外線カメラが撮像できる建物のDSMをDSMデータベース190から取得して出力する(S105:地理データ取得処理)。
次に、DSM変換部150がDSM取得部140の出力したDSMを入力し、入力したDSMから建物のエッジを抽出し、抽出した建物のエッジを仰角・方位角面に投影したDSM投影データを生成して出力する(S106:地理データ変換処理)。
次に、位置・姿勢推定部160が天空画像変換部120の出力した天空画像投影データとDSM変換部150の出力したDSM投影データとを入力して比較し、天空画像投影データに対するDSM投影データの誤差量を算出する。また、位置・姿勢推定部160はグリッド点を新たに1つ選択し、DSM変換部150が出力した当該DSM投影データの誤差量の算出を繰り返す。そして、位置・姿勢推定部160は算出した誤差量に基づいて天空画像を撮影時の天空画像カメラ部110(赤外線カメラ)の位置・姿勢を特定し測位対象である移動体の位置・姿勢とする(S107:位置特定処理)。
以下に、位置評定装置100の位置評定処理(S101〜S107)の詳細について説明する。
図4は、実施の形態1における天空画像変換部120が実行する撮像データ変換処理(S102)を示すフローチャートである。
実施の形態1における天空画像変換部120が実行する撮像データ変換処理(S102)の流れについて、図4に基づいて以下に説明する。
まず、天空画像変換部120は天空画像カメラ部110の出力した天空画像を入力する。天空画像が表す画像の例を図5に示す(S201)。
次に、天空画像変換部120は入力した天空画像を二値化する。図5に示した天空画像を二値化した図を図6に示す。図6に示すように、天空画像変換部120は、天空画像の二値化により、天空画像カメラ部110の撮像した画像を建物(および樹木など他の地物)と建物以外とに区別する(S202)。
次に、天空画像変換部120は二値化した天空画像から建物のエッジを抽出する。図6に示した二値化した天空画像から建物のエッジを抽出した図を図7に示す。このとき、天空画像カメラ部110の撮像した画像の縁も抽出される(S203)。
次に、天空画像変換部120は抽出したエッジの外周(画像の縁)を削除する。図7に示した建物のエッジからエッジの外周を削除した図を図8に示す。図8に示すように、天空画像変換部120は、エッジの外周を削除することにより、画像の縁を除いて建物のエッジを抽出する(S204)。
次に、天空画像変換部120はエッジの外周を削除して残った建物のエッジを仰角・方位角面に投影した天空画像投影データを生成する。図8に示した建物のエッジを仰角・方位角面に投影した天空画像投影データが表すグラフを図9に示す。図9のグラフは、方位角を「0〜360度」とし、分解能を「1/2度」とした、測位点の各方位角分解能に位置する建物のエッジの赤外線カメラからの仰角を表す(S205)。
そして、天空画像変換部120は生成した天空画像投影データを出力する(S206)。
ここで、天空画像変換部120がS205において実行する天空画像投影データの生成処理について、図10に基づいて以下に説明する。図10は、実施の形態1における天空画像の関係図である。
図10に示すように、天空画像の左上を原点としたX−Y軸において、建物のエッジを示す各点を(x,y)、天空画像の中心で表される天頂座標を(x,y)、天頂座標(x,y)から建物のエッジを示す各点(x,y)までの長さで表される像高を「h」とする。また、天空画像を撮像した赤外線カメラの焦点距離を「f」とする。この関係において以下の式1〜式4により、天空画像変換部120は各方位角θにおける天頂角φ(=90°−“仰角”)を算出して天空画像投影データを生成する。以下の式1〜式4は、撮像機が正射影方式である場合の一例であり、天空画像変換部120は撮像機の射影方式に応じた式を用いて天空画像投影データを生成する。
図11は、実施の形態1におけるDSM変換部150が実行する地理データ変換処理(S106)を示すフローチャートである。
実施の形態1におけるDSM変換部150が実行する地理データ変換処理(S106)の流れについて、図11に基づいて以下に説明する。
まず、DSM変換部150はDSM取得部140の出力したDSMを入力する(S301)。
次に、DSM変換部150は入力したDSMの各点データを概位置取得部130が出力した概位置座標を原点とするENU座標系(East North Up:東北上座標系)に変換する。この際、緯度・経度・高度で表されるDSMの各点データをECEF直交座標系(Earth Centered Earth Fixed:地球中心地球固定座標系)に変換し、ECEF直交座標系に変換したDSMの各点データを概位置取得部130が出力した概位置座標を原点とするENU座標系に変換する。DSM変換部150は概位置座標を原点とする座標系に変換することでDSMの座標系を天空画像と同じ座標系にする(S302)。
次に、DSM変換部150はENU座標系に変換したDSMの各点データを仰角・方位角面に投影したDSM投影データを生成する(S303)。
次に、DSM変換部150は、天空画像投影データと高精度に比較するため、生成したDSM投影データに対してノイズ除去やスムージング処理を行い補正する(S304:DSM投影データ補正処理)。
そして、補正したDSM投影データを出力する(S305)。
ここで、S302・S303の詳細について以下に説明する。
図12は、実施の形態1におけるECEF直交座標系とENU座標系との関係図である。
DSMの各点データを表す緯度「B」・経度「L」と、地球の中心を原点「O(大文字)」とするX−Y−Z軸で表されるECEF直交座標系と、概位置座標を原点「o(小文字)」とするE−N−U軸で表されるENU座標系との関係を図12に示す。
S302において、DSM変換部150は以下の式5〜式7によりDSMの各点データをECEF直交座標系に変換する。以下の式5〜式7において、DSMの各点データの示す緯度を「B」、経度を「L」、高度を「h」、ECEF直交座標系における各点データの示す座標を(x,y,z)とする。また、「a」を赤道半径、「e」を離心率とする。
また、DSM変換部150は以下の式8によりECEF直交座標系に変換したDSMの各点データをENU座標系に変換する。以下の式8において、ENU座標系における各点データの座標を(x,y,z)、赤外線カメラの位置する座標を(x,y,z)とする。ここで、赤外線カメラの位置する座標は原点(0,0,0)とする。
S303において、DSM変換部150は以下の式9・式10によりENU座標系に変換したDSMの各点データの仰角φ・方位角θを算出してDSM投影データを生成する。
図13の画像が示す地域のDSMを入力した場合、DSM変換部150はS302・S303により図14のような画像を示すDSM投影データを生成する。
次に、S304(DSM投影データ補正処理)の詳細について以下に説明する。
図15は、実施の形態1におけるDSM変換部150が実行するDSM投影データ補正処理(S304)を示すフローチャートである。
図15に示すように、DSM変換部150は、生成したDSM投影データから建物(および樹木など他の地物)のエッジを示す点データを抽出し(S401)、建物のエッジを示す点データから不要な点データを抽出し(S402)、抽出した不要な点データ以外の点データのスムージングを行う(S403)。このようにして、DSM変換部150は天空画像投影データと高精度に比較するためにDSM投影データを補正する。
S401において、DSM変換部150は生成したDSM投影データにおいて同じ方位角を示す複数の点データが存在する場合、最も仰角の大きい点を建物のエッジとして抽出する。図14に示した画像において建物のエッジを抽出した画像を図16に示す。
S402において、DSM変換部150は、異なる建物を表す点データ同士でスムージングすることを防ぎ、また、高さ誤差を持ってDSMに混在した点データをスムージングすることを防ぐため、不要な点データを抽出する。
例えば、建物のエッジを抽出したDSM投影データから方位角が隣り合う2点を抽出し、抽出した2点の距離または高さが特定の閾値より大きい場合にその2点(またはいずれか1点)を不要な点とする。2点の距離および高さは、例えば、仰角・方位角面に投影前のENU座標系の座標を用いて算出する。例えば、距離が閾値7mより大きい2点は異なる建物を表す点と判定し、高さが閾値1mより大きい2点のいずれかは高さ誤差を持ってDSMに混在した点と判定する。
S403において、DSM変換部150は、抽出した不要な点データ以外の点データのスムージングを以下のように行う。
まず、x−y−z三次元座標系において高さzを一定とした場合、2点(x,y)・(x,y)の直線の方程式は以下の式11で表される。
ここで、S303で用いる仰角φ・方位角θの算出式(式9・式10)を上記の式11に代入し、x・yを消去するとスムージングを行うための以下の式12が導出できる。そして、DSM変換部150は導出した式12を用いて点データのスムージングを行う。
図16に示した画像において不要な点を抽出し、スムージングを行った画像を図17に示す。
DSM変換部150は、上記のようにすることで、DSMの分解能が低い場合やレーザスキャナによる測定エラーにより大幅な高さ誤差を持った点データがDSMに混在する場合などを考慮して、DSM投影データを補正することができる。
図18は、実施の形態1における位置・姿勢推定部160が実行する範囲設定処理(S104)および位置特定処理(S107)を示すフローチャートである。
実施の形態1のおける位置・姿勢推定部160が実行する範囲設定処理(S104)および位置特定処理(S106)の流れについて、図18に基づいて以下に説明する。
<範囲設定処理:S501〜S503>
まず、位置・姿勢推定部160は概位置取得部130が出力した測位点の概位置を入力する(S501)。
次に、位置・姿勢推定部160は入力した概位置(緯度,経度,高度)を基準に特定の予測誤差を範囲とするグリッドを生成する。この際、位置・姿勢推定部160は、入力した概位置を基準にした、一定値の範囲や概位置算出時の速度に一定時間を乗じた距離の範囲などを特定の予測誤差の範囲とし、また、一定値やカメラの解像度に応じた値や生成したDSM投影データの仰角の単位値をグリッド分解能(グリッド幅)として、図19に図示するようなグリッドを生成する。生成したグリッドは緯度・経度・高度を表す複数のグリッド点を示す(S502)。
次に、位置・姿勢推定部160はDSMを取得する対象のグリッド点を生成したグリッドから1つ選択しDSM取得部140に出力する(S503)。
<位置特定処理:S504〜S508>
次に、位置・姿勢推定部160は天空画像変換部120が出力した天空画像投影データを天空画像変換部120から入力する(S504)。
また、位置・姿勢推定部160は、S503で選択したグリッド点に対応するDSM投影データをDSM取得部140から入力する(S505)。
次に、位置・姿勢推定部160は入力した天空画像投影データとDSM投影データとを比較し、誤差量の最も小さい「姿勢(ロール角,ピッチ角,方位角)」を選択する(S506:姿勢選択処理)。
そして、誤差量と特定の閾値を比較し、S503で選択したグリッド点・S506で決定した姿勢を位置評定装置100の位置・姿勢とするか判定する(S507)。
誤差量が特定の閾値以下である場合、位置・姿勢推定部160はS503で選択したグリッド点(緯度,経度,高度)・S506で決定した姿勢(ロール角,ピッチ角,方位角)を赤外線カメラ(移動体)の位置・姿勢として出力する(S508)。
誤差量が特定の閾値より大きい場合、位置・姿勢推定部160はS503においてグリッド点を新たに選択し、S503〜S507を処理する。
図20は、実施の形態1における位置・姿勢推定部160が実行する姿勢選択処理(S506)を示すフローチャートである。
実施の形態1における位置・姿勢推定部160が実行する姿勢選択処理(S506)の流れについて、図20に基づいて以下に説明する。
まず、位置・姿勢推定部160はロール角φrollを選択する(S601)。
次に、位置・姿勢推定部160はピッチ角φpitchを選択する(S602)。
次に、位置・姿勢推定部160は方位角θを選択する(S603)。
次に、位置・姿勢推定部160は選択した方位角θを変化量としてDSM投影データを変化させると共に、選択したピッチ角φpitchとロール角φroll分の変化をさせてDSM投影データを調整する。位置・姿勢推定部160はピッチ角φpitch分の変化量ψpitch、ロール角φroll分の変化量ψrollを以下の式13・式14で算出する(S604)。
次に、位置・姿勢推定部160は、各方位角分解能i(方位角:0〜360度、分解能:1/2度、方位角分解能N:0〜720)における天空画像投影データの仰角li2と調整したDSM投影データの仰角li1との差dの合計を、天空画像投影データに対するDSM投影データの誤差量eとして算出する。図21のグラフを表す天空画像投影データと図22のグラフを表すDSM投影データとにおける仰角差dの関係を図23に示す。また、位置・姿勢推定部160は天空画像投影データに対するDSM投影データの誤差量eを以下の式15により算出する(S605)。
次に、位置・姿勢推定部160は、選択したロール角φroll・ピッチ角φpitchにおける各方位角での誤差量eを算出済みか判定する。例えば、方位角を「0〜360度」、分解能を「1/2度」として各方位角分解能における誤差量eを算出済みか判定する。各方位角分解能における誤差量eを示すグラフが図24である場合、DSM投影データの方位角(θ)を185°変化させたときが最も誤差量eが小さく、選択したピッチ角φpitch・ロール角φrollに対応する赤外線カメラ(移動体)の方位角は185°になる(S606)。
各方位角での誤差量eが算出済みでない場合、位置・姿勢推定部160はS603において方位角θを新たに選択し、S603〜S606を処理する。
各方位角での誤差量eが算出済みである場合、位置・姿勢推定部160は、選択したロール角φrollにおける各ピッチ角(および各方位角)での誤差量eを算出済みか判定する。例えば、ピッチ角を「−90〜90度」、分解能を「1/2度」として各ピッチ角分解能(および各方位角)における誤差量eを算出済みか判定する(S607)。
各ピッチ角(および各方位角)における誤差量eが算出済みでない場合、位置・姿勢推定部160はS602においてピッチ角φpitchを新たに選択し、S602〜S607を処理する。
各ピッチ角(および各方位角)における誤差量eが算出済みである場合、位置・姿勢推定部160は、各ロール角(および各ピッチ角・各方位角)における誤差量eを算出済みか判定する。例えば、ロール角を「−90〜90度」、分解能を「1/2度」として各ロール角分解能(および各ピッチ角・各方位角)における誤差量eを算出済みか判定する(S608)。
各ロール角(および各ピッチ角・各方位角)における誤差量eが算出済みでない場合、位置・姿勢推定部160はS601においてロール角φrollを新たに選択し、S601〜S608を処理する。
各ロール角(および各ピッチ角・各方位角)における誤差量eが算出済みである場合、位置・姿勢推定部160は最も誤差量eが小さいロール角・ピッチ角・方位角の組を赤外線カメラ(移動体)の「姿勢」として決定する(S609)。
上記において、天空画像変換部120で生成した仰角・方位角平面とDSM変換部150で生成した仰角・方位角平面を元に測位点の位置・姿勢角の推定を行うことを説明した。またこのとき、位置・姿勢角は緯度、経度、高度、ロール角、ピッチ角および方位角で示される6軸の変数であり、単独で求めることはできないため、各変数を段階的に変化させ、繰り返し計算を行うことを説明した。
上記で説明した位置・姿勢推定方法のポイントは、建物等による衛星遮断が発生するときには上方を表す天空画像に必ず建物などが写ることに着目し、建物などのシルエットを用いて位置・姿勢の推定を行う点である。そして、これを処理した天空図(天空画像投影データ)とあらかじめ持っている高精度3次元地図(DSM)を座標変換して生成した擬似天空図(DSM投影データ)とを比較することで、自己位置、姿勢を推定する。これにより、現在、位置評定の主流となっているGPSによる測定ができない箇所(長時間に渡って捕捉衛星数が十分確保できない都市部など)においても、トンネルや屋根の下などを除くほとんどの場所において、精度の高い位置・姿勢推定が可能となる。そのため、現在屋外において位置情報を用いているアプリケーションにとって大幅な精度、利用率の向上を果たすことができると考えられる。
上記で説明した天空画像カメラ部110の有する撮像機は赤外線カメラでなくても構わない。例えば、可視カメラでも構わない。また、撮像するのは静止画でも動画(位置・姿勢推定処理では動画の1フレームを使用)でも構わない。赤外線カメラは、太陽光などの外乱に強く、空と建物の境界が容易に抽出可能であるという特徴があり、そのような特徴を持つ赤外線カメラを上空に向けることで、人間や自動車などの外乱を除外することができる。つまり、天空画像の撮影に赤外線カメラを用いることにより、天候の影響・太陽光による外乱の影響を受けずに、赤外線透過率の高い空と建物等その他の部分とを容易に区別することができる。
また、撮像は全周でなくても構わないが、全周の天空画像とDSMとを用いることにより、エッジ(輪郭)が類似する建物が隣接する場所においても比較が可能になるため、より高い精度で位置・姿勢の推定を行うことができる。また、一部の方向(例えば半周)の天空画像とDSMとを用いることで比較するデータ量が減り、位置・姿勢推定処理時間を短縮することができる。
上記で説明した誤差量の算出(S605)は、方位角の「0〜360度」およびピッチ角・ロール角それぞれの「−90〜90度」に対して実行しなくても構わない。例えば、方位角の「0〜180度」に対して実行してもよいし、ピッチ角・ロール角それぞれの「0〜360度」に対して実行してもよい。より広い角度の方位角・ピッチ角・ロール角において誤差量を算出することにより、エッジ(輪郭)が類似する建物が隣接する場所においても誤差量に差が現れるため、より高い精度で位置・姿勢を特定することができる。また、より狭い角度の方位角・ピッチ角・ロール角において誤差量を算出することにより、誤差量の算出回数が減り、位置・姿勢推定処理時間を短縮することができる。
上記で説明した位置評定装置100は、位置特定処理において、誤差量が閾値以下であるグリッド点・姿勢を位置・姿勢とせず、最も誤差量が小さいグリッド点・姿勢を位置・姿勢としてもよい。つまり、S507のループの判定において、誤差量と閾値との比較判定ではなく、全グリッド点について誤差量を算出したかの判定をし、S508において最も誤差量が小さいグリッド点・姿勢を位置・姿勢として出力してもよい。誤差量が閾値以下であるグリッド点・姿勢を位置・姿勢とすることで位置・姿勢推定処理時間が短縮し、最も誤差量が小さいグリッド点・姿勢を位置・姿勢とすることで精度が向上する。
また、位置評定装置100は、姿勢選択処理において、最も誤差量が小さい姿勢に決定せず、誤差量が閾値以下である姿勢に決定してもよい。つまり、S606〜S608のループ判定において、各方位角・ピッチ角・ロール角について誤差量を算出済みかの判定ではなく、算出した当該誤差量と閾値とを比較判定し、S609において誤差量が閾値以下である姿勢に決定してもよい。最も誤差量が小さい姿勢に決定することで精度が向上し、誤差量が閾値以下である姿勢に決定することで位置・姿勢推定処理時間が短縮する。
また、位置評定装置100は、最も誤差量が小さいグリッド点を位置とせずに、最も小さい誤差量と最も誤差量が小さいグリッド点に隣接するグリッド点の誤差量とに相応して、グリッド点間の座標を位置としてもよい。同様に、最も誤差量が小さい姿勢に決定せずに、最も小さい誤差量と最も誤差量が小さい姿勢と分解能が隣り合う姿勢の誤差量とに相応して、誤差量を算出した分解能以下の分解能で表される姿勢に決定してもよい。
上記で説明した姿勢決定処理(S601〜S609)は、ロール角、ピッチ角、方位角の順に選択しなくても構わない。
上記で説明した位置評定装置100は概位置取得部130を備えずに概位置を取得しても構わない。例えば、キーボードを備えて操作者の手入力により概位置を取得しても構わないし、GPS/INS複合航法で概位置を取得しても構わない。
上記で説明した3次元の地理データはDSM以外のデータでも構わない。DSM以外のの3次元地理データを用いる場合、位置評定装置100は、その3次元地理データの座標系に応じて、測位点の座標を原点とする座標系への変換処理(S302)を行う。
上記で説明した位置評定装置100は1つの筐体でなくもてよい。例えば、天空画像カメラ部110・概位置取得部130は移動体に搭載し、その他の構成は別筐体に実装する。そして、位置・姿勢推定部160が移動体に搭載された天空画像カメラ部110・概位置取得部130から無線又は有線ネットワークを介して天空画像・概位置を受信し、遠隔地で移動体の位置・姿勢を推定してもよい。
実施の形態1における位置評定装置100の構成図。 実施の形態1における位置評定装置100のハードウェア構成図。 実施の形態1における位置評定装置100の位置評定処理を示すフローチャート。 実施の形態1における天空画像変換部120が実行する撮像データ変換処理(S102)を示すフローチャート。 実施の形態1における天空画像が表す画像の例。 実施の形態1における二値化画像の例。 実施の形態1におけるエッジ抽出画像の例。 実施の形態1における外周削除画像の例。 実施の形態1における天空画像投影データが表す仰角・方位角平面グラフの例。 実施の形態1における天空画像の関係図。 実施の形態1におけるDSM変換部150が実行する地理データ変換処理(S106)を示すフローチャート。 実施の形態1におけるECEF直交座標系とENU座標系との関係図。 実施の形態1におけるDSM投影対象の画像の例。 実施の形態1におけるDSM投影データが表す仰角・方位角平面図の例。 実施の形態1におけるDSM変換部150が実行するDSM投影データ補正処理(S304)を示すフローチャート。 実施の形態1におけるエッジ抽出後のDSM投影データが表す仰角・方位角平面図の例。 実施の形態1におけるスムージング後のDSM投影データが表す仰角・方位角平面図の例。 実施の形態1における位置・姿勢推定部160が実行する範囲設定処理(S104)および位置特定処理(S107)を示すフローチャート。 実施の形態1における概位置を基準としたグリッドを示す図。 実施の形態1における位置・姿勢推定部160が実行する姿勢決定処理(S506)を示すフローチャート。 実施の形態1における天空画像投影データが表す仰角・方位角平面グラフの例。 実施の形態1におけるDSM投影データが表す仰角・方位角平面グラフの例。 実施の形態1における天空画像投影データとDSM投影データとの仰角差dを示す関係図。 各方位角分解能における誤差量eを示すグラフの例。
符号の説明
100 位置評定装置、110 天空画像カメラ部、120 天空画像変換部、130 概位置取得部、140 DSM取得部、150 DSM変換部、160 位置・姿勢推定部、190 DSMデータベース、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、920 磁気ディスク装置、921 OS、923 プログラム群、924 ファイル群、951 撮像機。

Claims (8)

  1. 撮影して撮像データを生成する撮像部と、
    3次元の地理データを記憶する地理データ記憶部と、
    各地点における前記撮像部の撮影範囲に対応する地理データを前記地理データ記憶部から取得する地理データ取得部と、
    前記撮像部が生成した撮像データと前記地理データ取得部が取得した地理データとを、同じ座標系における仰角と方位角とを表す撮像データと地理データとに変換する撮像・地理データ変換部と
    記撮像・地理データ変換部が変換した地理データ前記撮像・地理データ変換部が変換した撮像データとの各方位角における仰角の差の合計を前記撮像・地理データ変換部が変換した撮像データに対する前記撮像・地理データ変換部が変換した地理データの誤差量として算出し、算出した誤差量に基づいて位置と姿勢とを特定する位置特定部と
    を備えたことを特徴とする位置評定装置。
  2. 前記位置特定部は、
    前記撮像・地理データ変換部が変換した地理データの方位角とピッチ角とロール角とをそれぞれ変えて地点毎に複数の地理データを生成し、生成した各地点の複数の地理データ前記撮像・地理データ変換部が変換した撮像データとの各方位角における仰角の差の合計を誤差量として算出し算出した誤差量が最も小さい地点を特定した位置とし、算出した誤差量が最も小さい方位角とピッチ角とロール角とを特定した姿勢とす
    ことを特徴とする請求項1記載の位置評定装置。
  3. 前記撮像・地理データ変換部は
    記地理データ取得部が取得した地理データを地球中心地球固定座標系の地理データに変換し、地球中心地球固定座標系の地理データを前記撮像部の座標を原点とする座標系の地理データに変換し、前記撮像部の座標を原点とする座標系の地理データを仰角と方位角とを表す地理データに変換す
    とを特徴とする請求項1〜請求項2いずれかに記載の位置評定装置。
  4. 前記位置評定装置は、さらに、
    前記撮像部の概位置を取得する概位置取得部を備え、
    前記地理データ取得部は、
    前記概位置取得部が取得した概位置を基準とする特定の範囲内の各地点における前記撮像部の撮影範囲に対応する地理データを前記地理データ記憶部から取得する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載の位置評定装置。
  5. 全方位の構造物の境界を同時に撮影して撮像データを生成する撮像部と、
    3次元の地理データを記憶する地理データ記憶部と、
    各地点における前記撮像部の撮影範囲に対応する地理データを前記地理データ記憶部から取得する地理データ取得部と、
    前記撮像部が生成した撮像データと前記地理データ取得部が取得した地理データとを、同じ座標系における仰角と方位角とを表す撮像データと地理データとに変換する撮像・地理データ変換部と
    記撮像・地理データ変換部が変換した地理データを前記撮像・地理データ変換部が変換した撮像データと比較し、前記撮像・地理データ変換部が変換した撮像データが示す全方位の構造物の境界に対する前記撮像・地理データ変換部が変換した地理データが示す全方位の構造物の境界の誤差量に基づいて位置と姿勢とを特定する位置特定部と
    を備えたことを特徴とする位置評定装置。
  6. 前記撮像部は、
    赤外線カメラで撮影する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかに記載の位置評定装置。
  7. 地理データ記憶部が3次元の地理データを記憶し、
    撮像部が撮影して撮像データを生成する撮像処理を行い、
    地理データ取得部が各地点における前記撮像部の撮影範囲に対応する地理データを前記地理データ記憶部から取得する地理データ取得処理を行い、
    撮像・地理データ変換部が前記撮像部が生成した撮像データと前記地理データ取得部が取得した地理データとを、同じ座標系における仰角と方位角とを表す撮像データと地理データとに変換する撮像・地理データ変換処理を行い、
    位置特定部が前記撮像・地理データ変換部が変換した地理データ前記撮像・地理データ変換部が変換した撮像データとの各方位角における仰角の差の合計値を前記撮像・地理データ変換部が変換した撮像データに対する前記撮像・地理データ変換部が変換した地理データの誤差量として算出し、算出した誤差量に基づいて位置と姿勢とを特定する位置特定処理を行う
    ことを特徴とする位置評定方法。
  8. 請求項7記載の位置評定方法をコンピュータに実行させることを特徴とする位置評定プログラム。
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