JP3873701B2 - Noise reduction device and noise reduction method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノイズ低減装置及びノイズ低減方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下に、本出願人の出願に係る電子機器のノイズ低減装置(特開平11−176113号公報)(従来例)について説明する。先ず、図1を参照して、この従来例のノイズ低減装置の全体の構成を説明する。このノイズ低減装置は、カメラ一体型VTR(ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置)に適用した場合である。
【0003】
回転ドラム1に取り付けられた、回転磁気ヘッド4によって、磁気テープ3に所定の信号(カラー映像信号)を記録再生できるように成されたVTR(ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置)部分において、回転ドラム1はドラムモータ2により駆動され、更に、ドラムモータ2はマイコン(マイクロコンピュータ)6からのサーボ信号5により所定の回転数を保つようにサーボが掛けられる。
【0004】
このVTRが、デジタルVTRである場合の一例では、回転数は9000rpmであり、従って、発生する電磁音やテープ叩き音等のメカノイズ(メカニカルノイズ)は、周波数軸上では150Hzが基底周波数となり、そのノイズ帯域はその高調波にスペクトラムを持つ帯域となり、時間軸上では(1/150Hz)秒間隔で繰り返す周期性ノイズとなる。
【0005】
ここでカメラ一体型VTRにおいては、上述のVTR部分に近接配置される内蔵マイク(Lch及びRchマイク)20、21に、これらのメカノイズが伝播して、音声とともにマイク20、21に収音される。マイク20、21よりの音声信号は、それぞれ増幅器(AMP)22、23によって前段増幅された後、A/D変換器(ADC)24によって、アナログ信号からデジタル信号に変換される。
【0006】
ここでA/D変換器24に、クロック生成部25よりの変換に必要なクロックが入力されることによって、マイク20、21よりのアナログ音声信号がデジタル音声信号に変換される。そのデジタル音声信号は、例えば、サンプリング周波数が32kHzで、16ビットに量子化されたデジタル信号である。尚、クロック生成部25は、水晶発振器よりの発振信号を基準クロックとし、PLL(PhaseLock Loop)や分周器等で構成されるが、本発明の内容とは直接関係がないため、詳細な説明は割愛する。
【0007】
次に、A/D変換器24からのデジタル音声信号は、メカノイズ低減処理回路9に入力されて、音声信号に混入したメカノイズ信号を後述する適応処理で低減するが、メカノイズ低減処理回路9には、クロック生成部25にて生成されたクロックが入力されており、A/D変換器24よりのデジタル音声信号と同一タイミングで動作する。即ち、ここではサンプリング周波数32kHz毎に全ての処理が同期して行われる。先ず、入力したLch及びRchのデジタル音声信号は、それぞれ加算器28、29の+側端子に入力され、Lch及びRchのデジタル音声信号から、それぞれ加算器28、29の−側端子に入力した適応信号処理回路26、27よりの疑似ノイズ信号が減算される。
【0008】
加算器28、29の出力は、メカノイズ信号が低減されたデジタル音声信号であって、これらデジタル音声信号が出力端子34、35から出力される。又、これらのデジタル音声信号はエラー信号として、リミッタ32、33及びステップゲイン回路30、31を介して、先の適応信号処理回路26、27に帰還される。リミッタ32、33は、メカノイズ信号レベルを越える音声信号を適応信号処理回路26、27に入力させないためのレベルリミッタであり、誤動作によって音声信号が低減しないようにしている。又、ステップゲイン回路30、31は、エラー信号レベルをゲインコントロールするためのもので、適応信号処理の収束スピードを決定するパラメータになっている。
【0009】
適応信号処理回路26、27は、後述するようにLMS(Least Mean Square)(最小二乗平均)アルゴリズムで処理され、その参照入力信号にはマイコン6よりの、ドラム回転に同期した150Hzのドラム基準信号7が使用される。
【0010】
次に、図2を参照して、図1のノイズ低減装置における適応信号処理回路26の具体構成を説明する。尚、適応信号処理回路27の構成も、適応信号処理回路26と同様なので、重複説明は省略する。図1のノイズ低減装置では、Lch、Rchのデジタル音声信号に対応して、適応信号処理回路26、27と一対設けているが、モノラル信号入力やステレオ信号入力でもLch、Rchの音声信号に含まれるノイズが殆ど同じならば、適応信号処理回路は1個でも良い。
【0011】
図2において、先ず、入力端子10よりのA/D変換器24からの音声信号とノイズ信号の混合信号であるデジタル信号が、加算器28の+側端子に入力し、このデジタル信号から、その−側端子に入力される破線で囲まれた適応信号処理回路26からの疑似ノイズ信号Yk が減算されて、デジタル音声信号のみが出力端子34より出力されると共に、上述のリミッタ32及びステップゲイン回路30を介したエラー信号が、適応信号処理回路26に入力される。又、入力端子11からのドラム基準信号と、入力端子18からの、クロック生成部25よりのサンプリングクロックとが適応信号処理26に入力される。
【0012】
ここで適応信号処理回路26は、LMSアルゴリズムによる適応フィルタで構成されており、その処理は所定のサンプリングクロックに同期して行われ、例えば、kサンプル目の適応フィルタ係数Wk は、k−1サンプル目のkサンプルに対して1サンプル過去のエラー信号Ek-1 、ドラム基準信号Xk-1 で、以下に数1の式に示すように表される。
【0013】
【数1】
Wk =Wk-1 +2μ・Ek-1 ・Xk-1
【0014】
この数1の式において、μは上述したステップゲイン回路30で乗ぜられる係数を示し、LMSアルゴリズムにおける収束スピードを決定するパラメータであり、μが大きいと収束が早くなるが収束後の精度は落ち、逆に小さいと収束は遅くなるが収束後の精度が上がるため、使用する適応システム条件により最適化して設定される。そして、この数1の式はkサンプル目の適応フィルタ係数Wk を、μとk−1サンプル目のWk-1 と、Ek-1 と、Xk-1 とから、サンプル毎に逐次演算して更新していく処理が行われる。又、適応フィルタはFIR(有限インパルス応答)デジタルフィルタで構成され、そのタップ数をmとすれば、疑似ノイズ信号Yk は以下に示す数2の式で表わされる。
【0015】
【数2】
【0016】
つまり、kサンプルにおける疑似ノイズ信号Yk は、そのサンプルにおける適応係数Wとドラム基準信号Xの、mタップの畳み込み演算で求められるが、ここでは、Xにはドラム基準信号から生成される単位サンプル時間のインパルスが入力される。
【0017】
次に、図2を参照して、図1における適応信号処理回路26の具体構成を、更に説明する。入力端子18よりのサンプリングクロックと、入力端子11よりのドラム基準信号とをサンプルカウンタ12に入力して、ドラム回転周期をサンプリングクロックでカウントすることで、リードアドレス生成回路16にてXk インパルスを1〜mまで順に生成すると共に、ライトアドレス生成回路17にてXk-1 インパルスを1〜mまで順に生成して、その各インパルスをSRAM等で構成されるアキュムレータ13に入力する。アキュムレータ13は最大mワード(mタップ)の所定ビット長のレジスタを持ち、この例においては、このmはドラム1回転周期内のサンプリングクロック数に設定され、Xk 若しくはXk-1 に従って指定のアドレスに適応係数Wがリード/ライトされるように成されている。
【0018】
又、加算器14の一方の端子には、エラー信号Ek にステップゲインμを乗じた2μEk が、加算器14の他方の端子にはアキュムレータ13からリードされたWk が入力し、両者を加算した加算器14の出力を、遅延器15によって単位サンプル時間だけ遅延させた後、先のアキュムレータ13のXk-1 アドレスに書き込まれる。
【0019】
又、Xk アドレスからドラム1回転前の疑似ノイズ信号Yk がリードされる。これにより図2の適応信号処理は、適応フィルタ係数Wを、エラー信号Eに含まれるドラム基準信号Xに相関の高い信号であるノイズ成分を常に最小にするように、数1の式で更新し、出力端子34からは常にノイズ低減が成された音声信号出力が得られる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
次に、図2の従来の適応信号処理回路による適応信号処理の問題点のビートノイズの発生メカニズムについて、図3を参照して説明する。図3は、図2のアキュムレータ31内における、アドレスパターンのデータ配列を示しており、それぞれのデータは所定のビット長をもつ適応フィルタ係数Wである。
【0021】
ここでは、ドラム回転周波数を150Hz、サンプリング周波数を32kHzとし、この時のドラム1回転中のサンプル数は、
32kHz/150Hz≒213.3
となる。従って、アキュムレータ13内に必要とするワード数(タップ数)mは214となるが、両者は整数倍ではなく端数が存在し、これによりドラム周期毎にmの値が213と214との間を一定の繰り返し周期で変化する。
【0022】
先ず、図3は、図の左上から右下に向かって時間が流れ、図2のサンプルカウンタ12においてドラム回転周期をサンプリングクロックでカウントし、そのカウント値に従ってAdr1からAdr214(若しくはAdr213)まで、そのアドレスから読み出されたデータ列を示している。図の左上からドラム基準信号によりカウントが開始されてAdr(1)Dataが読み出され、Adr(214)Dataでアドレスリセットされてドラム周期1のカウントが終了し、順次右にドラム周期2、3、4と213.3サンプル毎にアドレスリセットが成される。
【0023】
ここで前述した端数により、先ず、ドラム周期1ではAdr(214)でアドレスリセットが成されるが、ドラム周期2ではAdr(213)となり、同様にドラム周期3ではAdr(213)にてアドレスリセットが成され、ドラム周期4では再びAdr(214)にてアドレスリセットが成されるため、リセットされるアドレスパターンは、214、213、213、214、213、...の繰り返しパターンとなる。ここで各ドラム周期における同一アドレスのデータタイミングは上下に、先の繰り返しパターンでずれてしまうが、ドラム回転により発生する周期性メカノイズはドラム周期毎に一定であるため、図3のアドレスパターンで読み出された疑似ノイズ信号を入力信号から減算すると、メカノイズが完全に除去できず、先の繰返しパターン周期でビートノイズ状の処理残り音が発生する。これがビートノイズとなる。
【0024】
本発明はこれらの問題点に鑑みて成されるもので、従来のノイズ低減処理における周期性ノイズを適応処理でデジタル処理した時に発生するビートノイズを抑えて、ノイズ低減効果をさらに改善したノイズ低減装置及びノイズ低減方法を提案しようとするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明は、駆動信号源よりの駆動信号に基く、周期信号を参照入力とし、駆動信号源よりの駆動信号により駆動される、駆動手段が発生する周期性ノイズ成分に相当する疑似ノイズ信号を生成する適応フィルタと、周期性ノイズ成分の混入した情報信号から、適応フィルタよりの疑似ノイズ信号を減算し、エラー信号を得る減算手段とを有し、減算手段よりのエラー信号をリミッタ手段を介して適応フィルタに入力し、駆動信号源よりの周期信号と、減算手段よりのエラー信号から、所定のサンプリングクロックにて疑似ノイズ信号を生成し、情報信号に混入する周期性ノイズ成分を低減するようにしたノイズ低減装置において、適応フィルタは、駆動信号源よりの駆動信号に基く、周期信号のタイミングを、適応フィルタのサンプリングクロックにてカウントするカウンタ手段と、カウンタ手段からのカウント値から周期信号の位相に合わせた補間係数を生成する補間係数生成手段と、補間係数に基いて補間を施した疑似ノイズ信号を生成する補間操作手段とを有するようにしたノイズ低減装置である。
【0026】
第1の発明によれば、適応フィルタによって、駆動信号源よりの駆動信号に基く、周期信号を参照入力とする疑似ノイズ信号を生成し、減算手段によって、周期性ノイズの混入した情報信号から、適応フィルタよりの疑似ノイズ信号を減算し、適応フィルタは、駆動信号源よりの周期信号と、減算手段よりのエラー信号から、所定のサンプリングクロックにて疑似ノイズ信号を生成する。
【0029】
また、本発明は、補間操作手段は重み付け移動平均の複数の係数を、補間係数に基いて、可変するようにしたノイズ低減装置である。
【0030】
また、本発明は、駆動信号源よりの駆動信号に基く、周期信号を参照入力とし、駆動信号源よりの駆動信号により駆動される、駆動手段が発生する周期性ノイズ成分に相当する疑似ノイズ信号を適応フィルタによって生成し、周期性ノイズ成分の混入した情報信号から、適応フィルタよりの疑似ノイズ信号を減算して、エラー信号を得、エラー信号をリミットしてから適応フィルタに入力し、駆動信号源よりの周期信号と、エラー信号から、所定のサンプリングクロックにて疑似ノイズ信号を生成し、情報信号に混入する周期性ノイズ成分を低減するようにしたノイズ低減方法において、適応フィルタは、駆動信号源よりの駆動信号に基く、周期信号のタイミングを、適応フィルタのサンプリングクロックにてカウントしてカウント値を得、カウント値から周期信号の位相に合わせた補間係数を生成し、補間係数に基いて補間を施した疑似ノイズ信号を生成するようにしたノイズ低減方法である。
【0033】
また、本発明は、補間係数に基づく補間において、重み付け移動平均の複数の係数を、補間係数に基いて、可変するようにしたノイズ低減方法である
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態のノイズ低減装置及びノイズ低減方法の例を説明する。ノイズ低減装置の全体の構成は、上述した従来例の場合と同様であるが、適応信号処理回路の構成は従来例とは異なる。先ず、図1を参照して、ノイズ低減装置の全体の構成を説明する。このノイズ低減装置は、カメラ一体型VTR(ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置)に適用した場合である。
【0035】
回転ドラム1に取り付けられた、回転磁気ヘッド4によって、磁気テープ3に所定の信号(カラー映像信号)を記録再生できるように成されたVTR(ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置)部分において、回転ドラム1はドラムモータ2により駆動され、更に、ドラムモータ2はマイコン(マイクロコンピュータ)6からのサーボ信号5により所定の回転数を保つようにサーボが掛けられる。
【0036】
このVTRが、デジタルVTRである場合の一例では、回転数は9000rpmであり、従って、発生する電磁音やテープ叩き音等のメカノイズ(メカニカルノイズ)は、周波数軸上では150Hzが基底周波数となり、そのノイズ帯域はその高調波にスペクトラムを持つ帯域となり、時間軸上では(1/150Hz)秒間隔で繰り返す周期性ノイズとなる。
【0037】
ここでカメラ一体型VTRにおいては、上述のVTR部分に近接配置される内蔵マイク(Lch及びRchマイク)20、21に、これらのメカノイズが伝播して、音声とともにマイク20、21に収音される。マイク20、21よりの音声信号は、それぞれ増幅器(AMP)22、23によって前段増幅された後、A/D変換器(ADC)24によって、アナログ信号からデジタル信号に変換される。
【0038】
ここでA/D変換器24に、クロック生成部25よりの変換に必要なクロックが入力されることによって、マイク20、21よりのアナログ音声信号がデジタル音声信号に変換される。そのデジタル音声信号は、例えば、サンプリング周波数が32kHzで、16ビットに量子化されたデジタル信号である。尚、クロック生成部25は、水晶発振器よりの発振信号を基準クロックとし、PLL(PhaseLock Loop)や分周器等で構成されるが、本発明の内容とは直接関係がないため、詳細な説明は割愛する。
【0039】
次に、A/D変換器24からのデジタル音声信号は、メカノイズ低減処理回路9に入力されて、音声信号に混入したメカノイズ信号を後述する適応処理で低減するが、メカノイズ低減処理回路9には、クロック生成部25にて生成されたクロックが入力されており、A/D変換器24よりのデジタル音声信号と同一タイミングで動作する。即ち、ここではサンプリング周波数32kHz毎に全ての処理が同期して行われる。先ず、入力したLch及びRchのデジタル音声信号は、それぞれ加算器28、29の+側端子に入力され、Lch及びRchのデジタル音声信号から、それぞれ加算器28、29の−側端子に入力した適応信号処理回路26、27よりの疑似ノイズ信号が減算される。
【0040】
加算器28、29の出力は、メカノイズ信号が低減されたデジタル音声信号であって、これらデジタル音声信号が出力端子34、35から出力される。又、これらのデジタル音声信号はエラー信号として、リミッタ32、33及びステップゲイン回路30、31を介して、先の適応信号処理回路26、27に帰還される。リミッタ32、33は、メカノイズ信号レベルを越える音声信号を適応信号処理回路26、27に入力させないためのレベルリミッタであり、誤動作によって音声信号が低減しないようにしている。又、ステップゲイン回路30、31は、エラー信号レベルをゲインコントロールするためのもので、適応信号処理の収束スピードを決定するパラメータになっている。
【0041】
適応信号処理回路26、27は、後述するようにLMSアルゴリズムで処理され、その参照入力信号にはマイコン6よりの、ドラム回転に同期した150Hzのドラム基準信号7が使用される。
【0042】
次に、図6を参照して、本発明の実施の形態の場合のアドレスパターンによるデータ配列を説明する。但し、ドラム回転周波数150Hzとサンプリング周波数32kHzは、デジタルVTRのフォーマットで決定されているために、アキュムレータ13内のデータタイミングは変えられない。従って、この例では、各アドレスから読み出されたデータを適宜補間することによって、アドレスパターンをドラム周期毎に一定に揃えるのと同等の動作を実現している。
【0043】
つまり、図6では、ドラム周期毎にリセットされるアドレスを、図4について後述するリセットアドレスパターン検出手段41にて検出して、各ドラム周期毎に補間係数を可変し、この補間係数に基いて、図4及び図5において後述する重み付け移動平均手段により、新たに疑似ノイズ信号を再生成する。
【0044】
つまり、ドラム周期1ではアドレスリセット後に以下に示す数3の各式のようにデータを生成する。
【0045】
【数3】
【0046】
同様にドラム周期2ではアドレスリセット後に以下に示す数4の各式のようにデータを生成する。
【0047】
【数4】
【0048】
同様にドラム周期3ではアドレスリセット後に以下に示す数5の各式のようにデータを生成する。
【数5】
【0049】
又、ドラム周期4では、ドラム周期1と同様にデータを生成し、以下各ドラム周期毎にこのパターンを繰り返すことで、端数分のずれに合わせたタイミングに必要なデータがアドレス間のデータ補間により生成されるため、各ドラム周期毎のデータのタイミングずれが無く、このように補間されたデータから疑似ノイズ信号を生成し、入力信号から減算すれば従来の問題点であったビートノイズの発生が抑えられてメカノイズが完全に除去できる。
【0050】
次に、図4を参照して、図1のノイズ低減装置における、図6のデータタイミングを実現する適応信号処理回路26の構成を説明する。尚、適応信号処理回路27の構成も、適応信号処理回路26と同様なので、重複説明は省略する。図1のノイズ低減装置では、Lch、Rchのデジタル音声信号に対応して、適応信号処理回路26、27と一対設けているが、モノラル信号入力やステレオ信号入力でもLch、Rchの音声信号に含まれるノイズが殆ど同じならば、適応信号処理回路は1個でも良い。
【0051】
図4において、先ず、入力端子10よりのA/D変換器24からの音声信号とノイズ信号の混合信号であるデジタル信号が、加算器28の+側端子に入力し、このデジタル信号から−側端子に入力される、破線で囲まれた適応信号処理回路26からの疑似ノイズ信号Ykが減算されて、デジタル音声信号のみが出力端子34より出力されると共に、上述のリミッタ32及びステップゲイン回路30を介したエラー信号が、適応信号処理回路26に入力される。又、入力端子11からのドラム基準信号と、入力端子18からの、クロック生成部25よりのサンプリングクロックとが適応信号処理26に入力される。
【0052】
ここで適応信号処理回路26は、LMSアルゴリズムによる適応フィルタで構成されており、その処理は所定のサンプリングクロックに同期して行われ、例えば、kサンプル目の適応フィルタ係数Wk は、k−1サンプル目のkサンプルに対して1サンプル過去のエラー信号Ek-1 、ドラム基準信号Xk-1 で、上述した数1の式に示すように表される。
【0053】
この数1の式において、μは上述したステップゲイン回路30で乗ぜられる係数を示し、LMSアルゴリズムにおける収束スピードを決定するパラメータであり、μが大きいと収束が早くなるが収束後の精度は落ち、逆に小さいと収束は遅くなるが収束後の精度が上がるため、使用する適応システム条件により最適化して設定される。そして、この数1の式はkサンプル目の適応フィルタ係数Wk を、μとk−1サンプル目のWk-1 と、Ek-1 と、Xk-1 とから、サンプル毎に逐次演算して更新していく処理が行われる。又、適応フィルタはFIRデジタルフィルタで構成され、そのタップ数をmとすれば、疑似ノイズ信号Yk は、上述した数2の式で表わされる。
【0054】
つまり、kサンプルにおける疑似ノイズ信号Yk は、そのサンプルにおける適応係数Wとドラム基準信号Xの、mタップの畳み込み演算で求められるが、ここでは、Xにはドラム基準信号から生成される単位サンプル時間のインパルスが入力される。
【0055】
入力端子18よりのサンプリングクロックと、入力端子11よりのドラム基準信号とをサンプルカウンタ12に入力して、ドラム回転周期をサンプリングクロックでカウントすることで、リードアドレス生成回路16にてXk インパルスを1〜mまで順に生成すると共に、ライトアドレス生成回路17にてXk-1 インパルスを1〜mまで順に生成して、その各インパスルをSRAM等で構成されるアキュムレータ13に入力する。アキュムレータ13は最大mワード(mタップ)の所定ビット長のレジスタを持ち、この例においては、このmはドラム1回転周期内のサンプリングクロック数に設定され、Xk 若しくはXk-1 に従って指定のアドレスに適応係数Wがリード/ライトされるように成されている。
【0056】
又、加算器14の一方の端子には、エラー信号Ek にステップゲインμを乗じた2μEk が、加算器14の他方の端子にはアキュムレータ13からリードされたWk が入力し、両者を加算した加算器14の出力を、遅延器15によって単位サンプル時間だけ遅延させた後、先のアキュムレータ13のXk-1 アドレスに書き込まれる。
【0057】
更に、サンプルカウンタ12で計測された各ドラム周期のリセットアドレスの変化パターンを、リセットアドレスパターン検出回路41によって検出する。リセットアドレスパターン検出回路41より得られたサイクルパラメータ及びパターン検出信号を補間係数生成回路42に入力して補間係数を生成する。この補間係数生成回路42における補間係数生成方法の詳細については、図7を参照して後述する。更に、補間係数生成回路42にて生成された補間係数A、B、Cを、後に図5について詳しく説明する重み付け移動平均回路43に入力し、アキュムレータ13から読み出された疑似ノイズ信号を、後に図6について詳しく説明するように、データ配列に補間して新たな疑似ノイズ信号Yk として出力する。
【0058】
次に、図4の適応信号処理回路における重み付け移動平均回路43の具体的構成について、図5を参照して説明する。重み付け移動平均回路43はフィルタ係数が可変可能な3タップFIRフィルタで構成されており、入力した疑似ノイズ信号Yk+1 は補間係数Aで可変される可変係数A回路52及び単位サンプル遅延器50に入力され、単位サンプル遅延器50で遅延を施された信号は、補間係数Bで可変される可変係数B回路53及び単位サンプル遅延器51に入力され、単位サンプル遅延器51で遅延を施された信号は補間係数Cで可変される可変係数C回路54に入力される。可変係数A回路52及び可変係数B回路53の出力は、加算器55で加算され、その加算出力は加算器56で、可変係数C回路54の出力と加算され、加算器56の加算出力は、疑似ノイズ信号Yk として出力されるように構成される。
【0059】
尚、この処理により入力した疑似ノイズ信号は、1単位サンプル遅延されるため、図4のアキュムレータ13からはYk+1 を読み出すことで、従来と同様に疑似ノイズ信号Yk を得るようにしている。
【0060】
次に、図5の重み付け移動平均回路43に入力する補間係数A、B、Cの生成方法について、図7のフローチャートを参照して説明する。尚、このフローチャートは、各ドラム周期のリセットアドレスが入力する毎に実行される。先ず、図4のサンプルカウンタ12で計測されるドラム回転周期毎のリセットアドレス、即ち、図4及び図5の例では、214、213、213、214、213、...を、ステップST−0で入力する。次に、ステップST−1で、前のドラム周期のリセットアドレスに対する増減パターン、上述の例では、1、−1、0、1、−1、...を計測する。次に、ステップST−2で増減パターンが0から+1に変化するパターンであるか否かを判断する。このパターンはサンプリング周波数/ドラム回転周波数の端数が0.5未満の場合であり、上述の例では、端数は0.3であるため、YESとなるから、ステップST−5に移行して、前パターン検出からのドラム回転数である、サイクルパラメータCPを計測し、前記例でCPは3となる。次に、ステップST−8に移行して、Aレジスタに、計測したCPから1−(1/CP)、つまりCPを3とすれば、約0.7をセットする。次に、ステップST−11に移行して、同様に、Bレジスタに(1/CP)、つまりCPを3とすれば、約0.3をセットする。更に、ステップST−13に移行して、Cレジスタに0をセットする。
【0061】
次に、ステップST−14に移行して、各レジスタ値を1(MAX)〜0(MIN)に制限するリミットが施され、次に、ステップST−15に移行して、各A、B、Cレジスタ値を、補間係数A、B、Cとして出力する。
【0062】
又、先のステップST−2における判断がNOの場合は、ステップST−3に移行して、増減パターンが0から−1に変化するパターンであるか否かを判断する。このパターンはサンプリング周波数/ドラム回転周波数の端数が0.5を越える場合であり、若しYESであればステップST−4に移行して、ステップST−5と同様に前パターン検出からのドラム回転数であるサイクルパラメータCPを計測し、次にステップST−7に移行して、Aレジスタに0をセットし、次にステップST−10に移行して、Bレジスタに(1/CP)をセットし、次にステップST−12に移行して、Cレジスタに1−(1/CP)をセットし、次にステップST−14に移行して、各レジスタの値を1(MAX)〜0(MIN)に制限するリミットが施され、ステップ75で各A、B、Cレジスタ値を、補間係数A、B、Cとして出力する。
【0063】
又、ステップST−3でNOの場合は、ステップST−6に移行して、A及びCレジスタから、計測された最新のサイクルパラメータCPから(1/CP)を、上述の例では0.3を減算する。次に、ステップST−9に移行して、Bレジスタに(1/CP)を、上述の例では0.3を加算する。次に、ステップST−14に移行して、各レジスタ値に対してリミットが施されるため、累積して減算若しくは加算されても、レジスタ値を1(MAX)〜0(MIN)に制限している。次に、ステップST−15に移行して、各A、B、Cレジスタ値を、補間係数A、B、Cとして出力する。
【0064】
従って、図3の従来のアドレスパターンによるデータ配列に、この図7のフローチャートによる処理を施し、補間係数A、B、Cを生成し、図5の重み付け移動平均の各可変係数A、B、Cを操作すると、ドラム周期1(もしくはドラム周期4)のAdr(214)にてリセットアドレスの増減がフローチャートのステップST−2でパターンが一致し、ステップST−5でCP=3を計測し、ステップST−8、11、13の各レジスタ値がステップST−14、15を経て、図5の重み付け移動平均の可変係数Aに0.7が、可変係数Bに0.3が、可変係数Cに0がセットされると、ドラム周期2において入力Yk+1 から可変係数Aの入力にはAdr(2)Dataが、可変係数Bの入力にはAdr(1)Dataが、可変係数Cの入力にはAdr(214)Dataが入力されているため、上述したの数4の各式のようにデータ補間が成される。
【0065】
そして、ドラム周期2のAdr(213)でアドレスリセットが成されると、図7のステップST−2、3でパターンが一致せず、ステップST−6、9の各レジスタ値がステップST−14、15を経て、可変係数Aに0.3が、可変係数Bに0.7が、可変係数Cに0がセットされると、ドラム周期3において入力Yk+1 から可変係数Aの入力にはAdr(2)Dataが、可変係数Bの入力にはAdr(1)Dataが、可変係数Cの入力にはAdr(213)Dataが入力されているため、上述の数5の各式のようにデータ補間が成される。
【0066】
同様にドラム周期3のAdr(213)でアドレスリセットが成されると、図7のステップST−2、3でパターンが一致せず、ステップST−6、9の各レジスタ値がステップST−14、15を経て、可変係数Aに0が、可変係数Bに1が、可変係数Cに0がセットされると、ドラム周期3において入力Yk+1 から可変係数Aの入力にはAdr(2)Dataが、可変係数Bの入力にはAdr(1)Dataが、可変係数Cの入力にはAdr(213)Dataが入力されているため、上述の数3の各式のようにデータ補間が成され、以下これを繰り返して図6のデータ配列が実現される。
【0067】
尚、図7の補間係数生成において、サイクルパラメータCPを自動計測しているが、ドラム回転周波数とサンプリング周波数はシステムによりあらかじめ既知であり、従って、サイクルパラメータCPも決定されるため、自動計測は行わず、別途用意されるメモリー等でパラメータとして持ち、適宜読み出して使用することで回路の簡略化も可能である。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、駆動信号源よりの駆動信号に基く、周期信号を参照入力とし、駆動信号源よりの駆動信号により駆動される、駆動手段が発生する周期性ノイズ成分に相当する疑似ノイズ信号を生成する適応フィルタと、周期性ノイズ成分の混入した情報信号から、適応フィルタよりの疑似ノイズ信号を減算し、エラー信号を得る減算手段とを有し、減算手段よりのエラー信号をリミッタ手段を介して適応フィルタに入力し、駆動信号源よりの周期信号と、減算手段よりのエラー信号から、所定のサンプリングクロックにて疑似ノイズ信号を生成し、情報信号に混入する周期性ノイズ成分を低減するようにしたノイズ低減装置において、適応フィルタは、駆動信号源よりの駆動信号に基く、周期信号のタイミングを、適応フィルタのサンプリングクロックにてカウントするカウンタ手段と、カウンタ手段からのカウント値から周期信号の位相に合わせた補間係数を生成する補間係数生成手段と、補間係数に基いて補間を施した疑似ノイズ信号を生成する補間操作手段とを有するようにしたので、従来のノイズ低減処理における周期性ノイズを適応処理でデジタル処理した時に発生するビートノイズを抑えて、ノイズ低減効果を更に改善したノイズ低減装置を得ることができる。
【0069】
また、誤動作によって音声信号が低減しないノイズ低減装置を得ることができる。
【0070】
また、周期をカウンタ手段で検出し、このビートがキャンセルされるように疑似ノイズ信号に補間を施すことで、ノイズ低減効果を、数dB改善することのできるノイズ低減装置を得ることができる。
【0071】
また、補間操作手段は重み付け移動平均の複数の係数を、補間係数に基いて、可変するようにしたので、重み付け移動平均の係数を、ノイズ低減処理時に発生するビートがキャンセルされるように適応的に可変して、疑似ノイズ信号に施す補間を実行することで、回路構成が簡単になるノイズ低減装置を得ることができる。
【0072】
また本発明によれば、駆動信号源よりの駆動信号に基く、周期信号を参照入力とし、駆動信号源よりの駆動信号により駆動される、駆動手段が発生する周期性ノイズ成分に相当する疑似ノイズ信号を適応フィルタによって生成し、周期性ノイズ成分の混入した情報信号から、適応フィルタよりの疑似ノイズ信号を減算して、エラー信号を得、エラー信号をリミットしてから適応フィルタに入力し、駆動信号源よりの周期信号と、エラー信号から、所定のサンプリングクロックにて疑似ノイズ信号を生成し、情報信号に混入する周期性ノイズ成分を低減するようにしたノイズ低減方法において、適応フィルタは、駆動信号源よりの駆動信号に基く、周期信号のタイミングを、適応フィルタのサンプリングクロックにてカウントしてカウント値を得、カウント値から周期信号の位相に合わせた補間係数を生成し、補間係数に基いて補間を施した疑似ノイズ信号を生成するようにしたので、従来のノイズ低減処理における周期性ノイズを適応処理でデジタル処理した時に発生するビートノイズを抑えて、ノイズ低減効果を更に改善したノイズ低減方法を得ることができる。
【0073】
また、エラー信号をリミッタ手段を介して適応フィルタに入力するようにしたので、誤動作によって音声信号が低減しないノイズ低減方法を得ることができる。
【0074】
また、ノイズ低減処理時に発生するビート周期をカウントして検出し、このビートがキャンセルされるように疑似ノイズ信号に補間を施すことで、ノイズ低減効果を、数dB改善することのできるノイズ低減方法を得ることができる。
【0075】
また、補間係数に基づく補間において、重み付け移動平均の複数の係数を、補間係数に基いて、可変するようにしたので、重み付け移動平均の係数を、ノイズ低減処理時に発生するビートがキャンセルされるように適応的に可変して、疑似ノイズ信号に施す補間を実行することで、ノイズ低減のための回路構成が簡単になるノイズ低減方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例及び従来例のノイズ低減装置の概要を示すブロック線図である。
【図2】従来例のノイズ低減回路における適応信号処理回路の従来例を示すブロック線図である。
【図3】アドレスパターンによるデータ配列の従来例を示す線図である。
【図4】本発明の実施の形態のノイズ低減回路における適応信号処理回路の例を示すブロック線図である。
【図5】図4の適応信号処理回路における重み付け移動平均回路の例を示すブロック線図である。
【図6】アドレスパターンによるデータ配列の例を示す線図である。
【図7】図6における補間係数生成方法の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 サンプルカウンタ、26、27 適応信号処理回路(適応フィルタ)、28、29 加算器、30、31 ステップゲイン回路、32、33 リミッタ、41 リセットアドレスパターン検出回路、42 補間係数生成回路、43 重み付け移動平均回路、[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a noise reduction device and a noise reduction method.
[0002]
[Prior art]
Hereinafter, a noise reduction device for electronic equipment (Japanese Patent Laid-Open No. 11-176113) (conventional example) according to the application of the present applicant will be described. First, the overall configuration of the conventional noise reduction apparatus will be described with reference to FIG. This noise reduction apparatus is applied to a camera-integrated VTR (helical scan type magnetic recording / reproducing apparatus).
[0003]
In a VTR (helical scan type magnetic recording / reproducing apparatus) portion configured to record and reproduce a predetermined signal (color video signal) on the
[0004]
In an example in which this VTR is a digital VTR, the rotation speed is 9000 rpm. Therefore, the mechanical noise (mechanical noise) such as electromagnetic noise and tape tapping sound is 150 Hz on the frequency axis, and its base frequency. The noise band is a band having a spectrum in its harmonics, and becomes periodic noise that repeats at intervals of (1/150 Hz) seconds on the time axis.
[0005]
Here, in the camera-integrated VTR, these mechanical noises are propagated to the built-in microphones (Lch and Rch microphones) 20 and 21 arranged close to the VTR portion, and are picked up by the
[0006]
Here, when a clock necessary for conversion from the
[0007]
Next, the digital audio signal from the A /
[0008]
The outputs of the
[0009]
The adaptive
[0010]
Next, a specific configuration of the adaptive
[0011]
In FIG. 2, first, a digital signal that is a mixed signal of an audio signal and a noise signal from the A /
[0012]
Here, the adaptive
[0013]
[Expression 1]
Wk= Wk-1+ 2μ · Ek-1・ Xk-1
[0014]
In the equation (1), μ represents a coefficient multiplied by the above-described
[0015]
[Expression 2]
[0016]
That is, the pseudo noise signal Y in k sampleskIs obtained by an m-tap convolution operation of the adaptive coefficient W and the drum reference signal X in the sample. Here, an impulse of unit sample time generated from the drum reference signal is input to X.
[0017]
Next, a specific configuration of the adaptive
[0018]
An error signal E is connected to one terminal of the adder 14.k2μE multiplied by step gain μkHowever, the W terminal read from the
[0019]
XkPseudo noise signal Y before one drum rotation from addresskLead. As a result, the adaptive signal processing in FIG. 2 updates the adaptive filter coefficient W with the
[0020]
[Problems to be solved by the invention]
Next, the generation mechanism of beat noise, which is a problem of adaptive signal processing by the conventional adaptive signal processing circuit of FIG. 2, will be described with reference to FIG. FIG. 3 shows a data array of address patterns in the accumulator 31 of FIG. 2, and each data is an adaptive filter coefficient W having a predetermined bit length.
[0021]
Here, the drum rotation frequency is 150 Hz, the sampling frequency is 32 kHz, and the number of samples during one rotation of the drum at this time is
32kHz / 150Hz ≒ 213.3
It becomes. Therefore, the required number of words (number of taps) m in the
[0022]
First, in FIG. 3, time flows from the upper left to the lower right of the figure, and the drum rotation period is counted by the sampling clock in the
[0023]
Here, first, the address reset is performed at Adr (214) in
[0024]
The present invention is made in view of these problems, and noise reduction that further improves the noise reduction effect by suppressing beat noise that occurs when the periodic noise in the conventional noise reduction processing is digitally processed by adaptive processing. An apparatus and a noise reduction method are proposed.
[0025]
[Means for Solving the Problems]
BookThe inventionBased on the drive signal from the drive signal source, a periodic signal is used as a reference input,Driven by a drive signal from a drive signal source,Drive means are generatedPeriodic noise componentEquivalent toAdaptive filters that generate pseudo-noise signals and periodic noisecomponentSubtract the pseudo noise signal from the adaptive filter from the mixed information signal,Get error signalSubtracting means,The error signal from the subtracting means is input to the adaptive filter through the limiter means,Generates a pseudo noise signal with a predetermined sampling clock from the periodic signal from the drive signal source and the error signal from the subtracting means.In the noise reduction device that reduces the periodic noise component mixed in the information signal, the adaptive filter counts the timing of the periodic signal based on the driving signal from the driving signal source with the sampling clock of the adaptive filter. Counter means, interpolation coefficient generation means for generating an interpolation coefficient in accordance with the phase of the periodic signal from the count value from the counter means, and interpolation operation means for generating a pseudo noise signal subjected to interpolation based on the interpolation coefficient YesThis is a noise reduction device.
[0026]
According to the first invention, the adaptive filter generates a pseudo noise signal using the periodic signal as a reference input based on the driving signal from the driving signal source, and the subtracting unit generates the pseudo noise signal from the periodic noise mixed information signal. The pseudo noise signal from the adaptive filter is subtracted, and the adaptive filter generates a pseudo noise signal with a predetermined sampling clock from the periodic signal from the drive signal source and the error signal from the subtracting means.
[0029]
The present invention also provides:The interpolation operation means is a noise reduction device in which a plurality of weighted moving average coefficients are made variable based on the interpolation coefficients.
[0030]
Further, the present invention uses a periodic signal as a reference input based on a drive signal from a drive signal source,Driven by a drive signal from a drive signal source,Drive means are generatedPeriodic noise componentEquivalent toA pseudo-noise signal is generated by an adaptive filter to generate periodic noisecomponentThe pseudo noise signal from the adaptive filter is subtracted from the mixed information signal to obtain an error signal.Limit the error signal before entering the adaptive filter,Generates a pseudo noise signal with a predetermined sampling clock from the periodic signal from the drive signal source and the error signalHowever, in the noise reduction method that reduces the periodic noise component mixed in the information signal, the adaptive filter counts the timing of the periodic signal based on the drive signal from the drive signal source with the sampling clock of the adaptive filter. To obtain a count value, generate an interpolation coefficient that matches the phase of the periodic signal from the count value, and generate a pseudo noise signal that is interpolated based on the interpolation coefficientThis is a noise reduction method.
[0033]
The present invention also provides:In the interpolation based on the interpolation coefficient, this is a noise reduction method in which a plurality of weighted moving average coefficients are made variable based on the interpolation coefficient.
[0034]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, examples of the noise reduction device and the noise reduction method according to the embodiment of the present invention will be described. The overall configuration of the noise reduction device is the same as that of the conventional example described above, but the configuration of the adaptive signal processing circuit is different from that of the conventional example. First, the overall configuration of the noise reduction device will be described with reference to FIG. This noise reduction apparatus is applied to a camera-integrated VTR (helical scan type magnetic recording / reproducing apparatus).
[0035]
In a VTR (helical scan type magnetic recording / reproducing apparatus) portion configured to record and reproduce a predetermined signal (color video signal) on the
[0036]
In an example in which this VTR is a digital VTR, the rotation speed is 9000 rpm. Therefore, the mechanical noise (mechanical noise) such as electromagnetic noise and tape tapping sound is 150 Hz on the frequency axis, and its base frequency. The noise band is a band having a spectrum in its harmonics, and becomes periodic noise that repeats at intervals of (1/150 Hz) seconds on the time axis.
[0037]
Here, in the camera-integrated VTR, these mechanical noises are propagated to the built-in microphones (Lch and Rch microphones) 20 and 21 arranged close to the VTR portion, and are picked up by the
[0038]
Here, when a clock necessary for conversion from the
[0039]
Next, the digital audio signal from the A /
[0040]
The outputs of the
[0041]
The adaptive
[0042]
Next, with reference to FIG. 6, the data arrangement according to the address pattern in the embodiment of the present invention will be described. However, since the drum rotation frequency 150 Hz and the
[0043]
That is, in FIG. 6, the address reset for each drum cycle is detected by the reset address pattern detecting means 41 described later with reference to FIG. 4, the interpolation coefficient is varied for each drum cycle, and based on this interpolation coefficient. 4 and 5, a pseudo noise signal is newly regenerated by weighted moving average means described later.
[0044]
That is, in the
[0045]
[Equation 3]
[0046]
Similarly, in
[0047]
[Expression 4]
[0048]
Similarly, in the
[Equation 5]
[0049]
In the
[0050]
Next, the configuration of the adaptive
[0051]
In FIG. 4, first, a digital signal that is a mixed signal of an audio signal and a noise signal from the A /
[0052]
Here, the adaptive
[0053]
In the equation (1), μ represents a coefficient multiplied by the above-described
[0054]
That is, the pseudo noise signal Y in k sampleskIs obtained by an m-tap convolution operation of the adaptive coefficient W and the drum reference signal X in the sample. Here, an impulse of unit sample time generated from the drum reference signal is input to X.
[0055]
A sampling clock from the
[0056]
An error signal E is connected to one terminal of the adder 14.k2μE multiplied by step gain μkHowever, the W terminal read from the
[0057]
Further, the reset address pattern detection circuit 41 detects the change pattern of the reset address of each drum period measured by the
[0058]
Next, a specific configuration of the weighted moving
[0059]
Since the pseudo noise signal input by this processing is delayed by one unit sample, the
[0060]
Next, a method for generating the interpolation coefficients A, B, and C input to the weighted moving
[0061]
Next, the process proceeds to step ST-14, where a limit is applied to limit each register value to 1 (MAX) to 0 (MIN). Next, the process proceeds to step ST-15, where each A, B, The C register value is output as interpolation coefficients A, B, and C.
[0062]
If the determination in step ST-2 is NO, the process proceeds to step ST-3 to determine whether the increase / decrease pattern is a pattern that changes from 0 to -1. This pattern is a case where the fraction of the sampling frequency / drum rotation frequency exceeds 0.5. If YES, the process proceeds to step ST-4, and the drum rotation from the previous pattern detection is performed as in step ST-5. Measure cycle parameter CP, which is a number, then move to step ST-7, set A register to 0, then move to step ST-10, set B register to (1 / CP) Then, the process proceeds to step ST-12, 1- (1 / CP) is set in the C register, and then the process proceeds to step ST-14, where the value of each register is changed from 1 (MAX) to 0 ( MIN), and the A, B, and C register values are output as interpolation coefficients A, B, and C in step 75.
[0063]
If NO in step ST-3, the process proceeds to step ST-6, and the latest cycle parameter CP measured from the A and C registers (1 / CP) is set to 0.3 in the above example. Is subtracted. Next, the process proceeds to step ST-9, and (1 / CP) is added to the B register, and 0.3 is added in the above example. Next, the process proceeds to step ST-14, where each register value is limited. Therefore, even if cumulative subtraction or addition is performed, the register value is limited to 1 (MAX) to 0 (MIN). ing. Next, the process proceeds to step ST-15, where the A, B, C register values are output as interpolation coefficients A, B, C.
[0064]
Therefore, the data array based on the conventional address pattern of FIG. 3 is subjected to the processing of the flowchart of FIG. 7 to generate the interpolation coefficients A, B, C, and the variable coefficients A, B, C of the weighted moving average of FIG. Is operated, the increase and decrease of the reset address in Adr (214) of drum cycle 1 (or drum cycle 4) match the pattern in step ST-2 of the flowchart, and CP = 3 is measured in step ST-5. Each register value of ST-8, 11 and 13 is changed to 0.7 for the variable coefficient A, 0.3 for the variable coefficient B and 0.3 for the variable coefficient C of the weighted moving average of FIG. When 0 is set, input Y in
[0065]
When address reset is performed at Adr (213) of
[0066]
Similarly, when address reset is performed at Adr (213) of
[0067]
Although the cycle parameter CP is automatically measured in the generation of the interpolation coefficient in FIG. 7, the drum rotation frequency and the sampling frequency are known in advance by the system, and therefore the cycle parameter CP is also determined. In addition, it is possible to simplify the circuit by storing it as a parameter in a separately prepared memory or the like and reading and using it as appropriate.
[0068]
【The invention's effect】
BookAccording to the invention,Based on the drive signal from the drive signal source, a periodic signal is used as a reference input,Driven by a drive signal from a drive signal source,Drive means are generatedPeriodic noise componentEquivalent toAdaptive filters that generate pseudo-noise signals and periodic noisecomponentSubtract the pseudo noise signal from the adaptive filter from the mixed information signal,Get error signalSubtracting means,The error signal from the subtracting means is input to the adaptive filter through the limiter means,Generates a pseudo noise signal with a predetermined sampling clock from the periodic signal from the drive signal source and the error signal from the subtracting means.In the noise reduction device that reduces the periodic noise component mixed in the information signal, the adaptive filter counts the timing of the periodic signal based on the driving signal from the driving signal source with the sampling clock of the adaptive filter. Counter means, interpolation coefficient generation means for generating an interpolation coefficient in accordance with the phase of the periodic signal from the count value from the counter means, and interpolation operation means for generating a pseudo noise signal subjected to interpolation based on the interpolation coefficient HaveSince it did in this way, the noise reduction effect which further improved the noise reduction effect can be obtained by suppressing the beat noise generated when the periodic noise in the conventional noise reduction processing is digitally processed by the adaptive processing.
[0069]
Also,A noise reduction device can be obtained in which the audio signal is not reduced by malfunction.
[0070]
Also,The period is detected by the counter means, and the noise is reduced by interpolating the pseudo noise signal so that this beat is canceled.,numberA noise reduction device that can improve dB can be obtained.
[0071]
Also,Interpolation operation means can change multiple weighted moving average coefficients based on interpolation coefficients.HeavyA noise reduction device that simplifies the circuit configuration by adaptively changing the coefficient of the moving average of the moving so that the beat generated during the noise reduction processing is canceled and performing interpolation on the pseudo noise signal. Obtainable.
[0072]
Further, according to the present invention, the periodic signal based on the drive signal from the drive signal source is used as a reference input,Driven by a drive signal from a drive signal source,Drive means are generatedPeriodic noise componentEquivalent toA pseudo-noise signal is generated by an adaptive filter to generate periodic noisecomponentThe pseudo noise signal from the adaptive filter is subtracted from the mixed information signal to obtain an error signal.Limit the error signal before entering the adaptive filter,Generates a pseudo noise signal with a predetermined sampling clock from the periodic signal from the drive signal source and the error signalHowever, in the noise reduction method that reduces the periodic noise component mixed in the information signal, the adaptive filter counts the timing of the periodic signal based on the drive signal from the drive signal source with the sampling clock of the adaptive filter. To obtain a count value, generate an interpolation coefficient that matches the phase of the periodic signal from the count value, and generate a pseudo noise signal that is interpolated based on the interpolation coefficientSince it did in this way, the noise reduction method which suppressed the beat noise which generate | occur | produces when the periodic noise in the conventional noise reduction process is digitally processed by an adaptive process, and improved the noise reduction effect can be obtained.
[0073]
Also,Since the error signal is input to the adaptive filter via the limiter means, WrongIt is possible to obtain a noise reduction method in which an audio signal is not reduced by operation.
[0074]
Also,The noise reduction effect is achieved by counting and detecting the beat cycle that occurs during the noise reduction process and interpolating the pseudo noise signal so that this beat is canceled.,numberA noise reduction method capable of improving dB can be obtained.
[0075]
Also,In interpolation based on interpolation coefficients, multiple weighted moving average coefficients can be changed based on interpolation coefficients.HeavyThe circuit configuration for noise reduction is simplified by adaptively varying the coefficient of the moving average of the beat so that the beat generated during noise reduction processing is canceled and performing interpolation on the pseudo noise signal. A noise reduction method can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an overview of an embodiment of the present invention and a conventional noise reduction device.
FIG. 2 is a block diagram showing a conventional example of an adaptive signal processing circuit in a conventional noise reduction circuit.
FIG. 3 is a diagram showing a conventional example of data arrangement based on an address pattern.
FIG. 4 is a block diagram showing an example of an adaptive signal processing circuit in the noise reduction circuit according to the embodiment of the present invention.
5 is a block diagram showing an example of a weighted moving average circuit in the adaptive signal processing circuit of FIG. 4;
FIG. 6 is a diagram showing an example of a data array based on an address pattern.
7 is a flowchart showing an example of an interpolation coefficient generation method in FIG.
[Explanation of symbols]
12 Sample counter, 26, 27 Adaptive signal processing circuit (adaptive filter), 28, 29 Adder, 30, 31 Step gain circuit, 32, 33 Limiter, 41 Reset address pattern detection circuit, 42 Interpolation coefficient generation circuit, 43 Weighted movement Average circuit,
Claims (4)
上記周期性ノイズ成分の混入した情報信号から、上記適応フィルタよりの疑似ノイズ信号を減算し、エラー信号を得る減算手段とを有し、
上記減算手段よりのエラー信号をリミッタ手段を介して上記適応フィルタに入力し、上記駆動信号源よりの周期信号と、上記減算手段よりのエラー信号から、所定のサンプリングクロックにて上記疑似ノイズ信号を生成し、上記情報信号に混入する上記周期性ノイズ成分を低減するようにしたノイズ低減装置において、
上記適応フィルタは、
上記駆動信号源よりの駆動信号に基く、周期信号のタイミングを、上記適応フィルタのサンプリングクロックにてカウントするカウンタ手段と、
該カウンタ手段からのカウント値から上記周期信号の位相に合わせた補間係数を生成する補間係数生成手段と、
上記補間係数に基いて補間を施した疑似ノイズ信号を生成する補間操作手段とを有することを特徴とするノイズ低減装置。An adaptive filter that uses a periodic signal as a reference input based on a driving signal from a driving signal source and generates a pseudo noise signal corresponding to a periodic noise component generated by the driving means , driven by the driving signal from the driving signal source. When,
Subtracting a pseudo noise signal from the adaptive filter from the information signal mixed with the periodic noise component , and having a subtracting means for obtaining an error signal ,
An error signal from the subtracting means is input to the adaptive filter via a limiter means, and the pseudo noise signal is generated at a predetermined sampling clock from the periodic signal from the drive signal source and the error signal from the subtracting means. In the noise reduction device that generates and reduces the periodic noise component mixed in the information signal,
The adaptive filter is
Counter means for counting the timing of the periodic signal based on the driving signal from the driving signal source with the sampling clock of the adaptive filter;
Interpolation coefficient generation means for generating an interpolation coefficient in accordance with the phase of the periodic signal from the count value from the counter means;
A noise reduction apparatus comprising: interpolation operation means for generating a pseudo noise signal subjected to interpolation based on the interpolation coefficient .
上記補間操作手段は重み付け移動平均の複数の係数を、上記補間係数に基いて、可変することを特徴とするノイズ低減装置。The noise reduction device according to claim 1,
The noise reduction apparatus characterized in that the interpolation operation means varies a plurality of weighted moving average coefficients based on the interpolation coefficient .
上記周期性ノイズ成分の混入した情報信号から、上記適応フィルタよりの疑似ノイズ信号を減算して、エラー信号を得、
上記エラー信号をリミットしてから上記適応フィルタに入力し、上記駆動信号源よりの周期信号と、上記エラー信号から、所定のサンプリングクロックにて上記疑似ノイズ信号を生成し、上記情報信号に混入する上記周期性ノイズ成分を低減するようにしたノイズ低減方法において、
上記適応フィルタは、
上記駆動信号源よりの駆動信号に基く、周期信号のタイミングを、上記適応フィルタのサンプリングクロックにてカウントしてカウント値を得、
該カウント値から上記周期信号の位相に合わせた補間係数を生成し、
上記補間係数に基いて補間を施した疑似ノイズ信号を生成することを特徴とするノイズ低減方法。 Based on the drive signal from the drive signal source, the periodic signal is used as a reference input, and a pseudo noise signal corresponding to the periodic noise component generated by the drive means that is driven by the drive signal from the drive signal source is generated by the adaptive filter. And
By subtracting the pseudo noise signal from the adaptive filter from the information signal mixed with the periodic noise component , an error signal is obtained,
The error signal is limited and then input to the adaptive filter, and the pseudo noise signal is generated from the periodic signal from the drive signal source and the error signal with a predetermined sampling clock , and mixed into the information signal. In the noise reduction method for reducing the periodic noise component,
The adaptive filter is
Based on the drive signal from the drive signal source, the timing of the periodic signal is counted with the sampling clock of the adaptive filter to obtain a count value,
An interpolation coefficient that matches the phase of the periodic signal is generated from the count value,
A noise reduction method comprising generating a pseudo noise signal subjected to interpolation based on the interpolation coefficient .
上記補間操作手段は重み付け移動平均の複数の係数を、上記補間係数に基いて、可変することを特徴とするノイズ低減方法。The noise reduction method according to claim 3 ,
The noise reduction method characterized in that the interpolation operation means varies a plurality of weighted moving average coefficients based on the interpolation coefficient .
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