JP3872938B2 - Partition wall - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、間仕切壁の連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の間仕切壁の施工においては、たとえば、壁パネルを床及び天井にビス打ちされたランナーやレールに立てこむという形態がとられていた。該壁パネルは、設置を容易とするために簡易的に構成するものであって、単に木製又は樹脂製の板体を張り合わせる等のものであって、作り付けの壁(建築壁)と比べて質感及び遮音性が乏しいものであった。さらに、間仕切りを変更する際には、必然的にランナーやレールを取り外すこととなり、取り外した後は、ビス跡等が残ってしまい、内装を痛めてしまうことがあったのである。そして、壁パネルの配置は、ランナーやレールの配置によって限定されてしまうため、間仕切りの構成の自由度が少なかったのである。上記作業は、入念な大工工事によらなければ精度のよい立てつけが出来ず、居住者が簡単に出来るものではなかったのである。また、壁体を移動させる際には、持ち上げて移動させるため、作業者の負担となるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の不具合点に鑑みて、本発明は、ランナーやレールを床及び天井に取り付けることなく、居住者が簡単に間仕切壁の変更を行えることを提案するものである。すなわち、移動輪を配した壁体同士を連結具により連結することにより、自由な配置が行える可動式間仕切壁を提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、室内空間を間仕切るための可動式間仕切壁(6・7)であって、下部に移動輪としてのキャスター(22)を配し、端面には係止溝(41)を有する蝶番ガイド(40)を配設した二枚の壁体を、該蝶番ガイド(40)の係止溝(41)に少なくとも一点の回動点を有する連結具(30)を挿入することで連結し、該連結具(30)により二枚の壁体を折れ曲がり自在に連結可能とし、該連結具(30)は、前記蝶番ガイド(40)に係止する一対の連結プレート(33)と、一対の蝶番プレート(32)を、それぞれ回動ピン(34)で連結した三点回動式連結金具(31)としたものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載の間仕切壁において、前記蝶番ガイド(40)は、係止溝(41)の下端を塞ぎ、該蝶番ガイド(40)の係止溝(41)に対して、前記蝶番プレート(32)を上下に摺動可能に係止したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0008】
図1は可動式間仕切壁の側面図、図2は同じく斜視図、図3は蝶番ガイドの平面図、図4は同じく側面図、図5は可動式間仕切壁に蝶番ガイドを固設した状態を表す斜視図、図6は三点回動式連結金具の平面図、図7は同じく側面図、図8は可動式間仕切壁を三点回動式連結金具で連結した状態を示す平面断面図、図9は同じく可動式間仕切壁を平行に配設した状態を表す平面断面図、図10は同じく可動式間仕切壁を折りたたむようにして配設した状態を表す平面断面図、図11は二枚の可動式間仕切壁が同じ高さに位置する際の三点回動式連結金具の側面図、図12は一方の可動式間仕切壁を上昇させた際の三点回動式連結金具の側面図、図13はゴムプレートの斜視図、図14は蝶番ガイドをチャネルで構成した実施例を表す平面図、図15は同じく側面図である。
【0009】
また、図16は三点回動式連結金具の他の実施例を表す側面図、図17は同じく該金具を用いて連結した平面断面図、図18は三点回動式連結金具の他の実施例を表す平面断面図、図19は蝶番ガイドの他の実施例を表す側面図、図20は係止ピンを表す略図、図21は第二実施例の連結具の平面断面図、図22は同じく側面図、図23は同じく第二実施例の他の実施形態を表す平面断面図、図24は第三実施例の連結具の平面断面図、図25は同じく可動式間仕切壁を平行に配設した際の平面断面図、図26は簡易に構成した連結具を表す図、図27同じく簡易に構成した連結具の他の実施例を表す図、図28は二枚の可動式間仕切壁を連結した実施例を表す図、図29は複数の可動式間仕切壁を連結した実施例を表す図、図30は同じく複数の可動式間仕切壁を連結して出隅を形成した実施例を表す図である。
【0010】
まず、図1を用いて一体型可動式間仕切壁1の概要について説明する。図1に示すように、一体型可動式間仕切壁1は、二枚の壁体となる可動式間仕切壁6・7を連結具30・30によって連結することで構成されている。そして、該連結具30・30を取り外すことによって、二枚の可動式間仕切壁6・7は分割させることができるものとする。該可動式間仕切壁6・7は、グラスウール等の吸音材11を、二枚の木製又は石膏ボード等の化粧板10・10で挟むようにして構成されている。該吸音材11の端面には、溝型鋼3(図5に示す)が取り付けられ、二枚の化粧板10・10に内装される構成としている。上下中央部には、補強板8を横木として内装し、壁全体の強度を向上させている。そして、前記連結具30・30を取り付ける蝶番ガイド40・40・・・と、隣接する可動式間仕切壁6・7を水平に配列させるためのガイド具9・9・・・を、前記溝型鋼3の上部及び下部の二箇所に配設している。但し、この配置数は1以上として限定するものではない。
【0011】
そして、該可動式間仕切壁6・7の上部には、押しバネ4・4により上下方向に可動とする幕板2が配設されている。一方、該可動式間仕切壁6・7の下部には、昇降装置21・23及び移動輪としてのキャスター22・22を内装した昇降部20が配設されている。このように構成し、本実施例の可動式間仕切壁6・7は、キャスター22・22によって移動可能とし、さらに該昇降装置21により昇降可能とすることで、上昇時に天井に対して前記幕板2を当接させることによって、天井と床面の間で突っ張らせることによって設置するものである。また、可動式間仕切壁7の右端面には、調整間柱17及び伸縮装置16を内装した横幅伸縮部15が、取り外し可能に配設されている。
【0012】
そして、図2に示されるように、以上のごとく構成された一体型可動式間仕切壁1は、二枚の可動式間仕切壁6・7を前記連結具30(図示しない)を回動軸として、自由に開閉角度を設定して間仕切りを行うものである。また、間仕切を変更する際においても、「V」字に折り曲げることにより、自立させて移動させて行うものとする。
【0013】
次に図3乃至図12を用いて、連結具30の第一実施例について説明する。まず、図3及び図4を用いて、蝶番ガイド40について説明する。該蝶番ガイド40の表面には、側面視において中央に上部から下部にかけて円柱状で外方向に開放された係止溝41が形成されている。該係止溝41の下部には、係止板42が配設され、該係止板42により、係止溝41の下端を塞いで閉じた構成としている。さらに、該蝶番ガイド40の表面には、ボルト挿嵌孔43・43が複数(本実施例で四箇所)穿設されている。該蝶番ガイド40は、金属製としてもよいし、また合成樹脂等を素材として用いてもよい。また、該蝶番ガイド40は上下方向の長さを後述する三点回動式連結金具31よりも長く構成している。これは、前述の昇降装置21によって、連結される可動式間仕切壁6・7の高さが異なった際には、一方の蝶番ガイド40が三点回動式連結金具31を押し上げることとなるため、三点回動式連結金具31がもう一方(低い位置にある可動式間仕切壁)の蝶番ガイド40の係止溝41から外れないように、蝶番ガイド40上での摺動の幅を大きくとるためである。
【0014】
また、図5に示すごとく、吸音材11・11の横幅は、化粧板10・10よりも短く構成して、端部は平面視「コ」形の溝型鋼3で構成することにより、可動式間仕切壁6・7の端部は、該溝型鋼3を化粧板10・10で内装する構成としている。尚、該溝型鋼3は「コ」形に限ることなく、いわゆるCチャンネル(リップ溝型鋼)でもよい。そして、該溝型鋼3の底面に、前記蝶番ガイド40を固設させる。固設された状態では、該蝶番ガイド40は、化粧板10・10の間に完全に内装される構成としている。
【0015】
次に、図6及び図7を用いて、本発明に掲げる少なくとも一点の回動点を有する連結具について説明する。なお、本実施例においては、連結具に三点の回動点を構成したものを使用することとし、以下連結具を三点回動式連結金具31とする。該三点回動式連結金具31は、連結プレート33・33と、該連結プレート33・33の間に回動ピン34・34で回動自由に枢結した二枚の蝶番プレート32・32からなり、連結プレート33は左右両側が同じ構成とされ、蝶番プレート32は平面視クランク状に構成され、その外端部は、本体の厚みより直径を大きくした円柱状の係止部35が形成され、内側端にはパイプ状の枢支部が形成されている。連結プレート33・33も同一部品として、平板の両側に回動ピン34を挿入して枢支連結するためのパイプ部が形成されている。このように構成し、該三点回動式連結金具31は、各回動ピン34・34・・・を回動軸として、連結プレート33・33・・・及び、蝶番プレート32・32を自由に回動することができる構造としている。該三点回動式連結金具31は、金属製としてもよいし、また合成樹脂等を素材として用いてもよい。
【0016】
以上のごとく構成された三点回動式連結金具31を使用して間仕切壁とする実施例を図8乃至図12を用いて説明する。図8に示すごとく、可動式間仕切壁6・7を近づけて位置させ、蝶番ガイド40・40の係止溝41・41に、三点回動式連結金具31の係止部35・35を合わせるようにして、蝶番ガイド40の上から三点回動式連結金具31を挿入するのである。こうして、二枚の可動式間仕切壁6・7が回動自由に連結されるのである。図9に示す状態は、二枚の可動式間仕切壁6・7の対向した端部を突き合わせて、一直線状に連結した実施例である。このように、一直線状に連結した際は、三点回動式連結金具31は二枚の可動式間仕切壁6・7の化粧板10・10・・・で形成される空間に内装されるのである。また、図10に示す状態は、二枚の可動式間仕切壁6・7を折りたたむように背中合わせにして平行に配置した実施例である。このようにして、収納時や搬送時においては、折りたたむことでコンパクトにすることが可能である。
【0017】
また、前述のごとく、本実施例の可動式間仕切壁6・7は天井と床面の間を突っ張らせて設置するため、可動式間仕切壁6・7の昇降作業の際には、必然的にお互いの蝶番ガイド40・40の高さが異なることになる。図11は可動式間仕切壁6・7の蝶番ガイド40・40が、お互いに同じ高さである状態を表している。この状態から、図12に示すように、可動式間仕切壁6が前記昇降装置21によって上に移動した場合は、三点回動式連結金具31は、蝶番ガイド40に対して、摺動自由に挿嵌されているので、可動式間仕切壁6の蝶番ガイド40の係止板42に係止することで上に持ち上げられるのである。すなわち、該三点回動式連結金具31は、可動式間仕切壁6・7を上下方向に個別に昇降可能とし、かつ回動自由に連結をしているのである。さらに、前述のごとく、該蝶番ガイド40は上下方向の長さを三点回動式連結金具31よりも長く構成しているので、該三点回動式連結金具31が蝶番ガイド40から外れてしまうことがないのである。
【0018】
前記三点回動式連結金具31と同じ機構をもつ実施例として、図13に示すごとく、ゴム板61の両端に円筒状の係止部62・62を配設してなるゴムプレート60としてもよい。
【0019】
さらに、前記蝶番ガイド40と三点回動式連結金具31の組み合わせの構成は、上記のものに限るものでない。たとえば、図14及び図15に示すごとく、平面視「コ」形のチャネル90を一回り大きなチャネル91に、チャネル90外側面とチャネル91の内側面の間に空間を持たせるように重ね、リベット92・92を両チャネル90・91の上部に貫通させて結合する。さらに、前記溝型鋼3に固設するための固設孔93・93が、両チャネル90・91の溝底部を貫通している。また、前記三点回動式連結金具31の蝶番プレート32・32を、図16に示すごとく、側面視L形のリベットガイド94(蝶番プレート32の下部から上部にかけて溝を形成している)を貫通させた蝶番プレート95・95として構成する。このようにして、図17に示すごとく、リベット92の位置に前記リベットガイド94を合わせるようにして、蝶番プレート95・95を挿入することで連結するのである。また、図16に示すごとく、回動ピン34にバネ96を配し、該バネ96の両端によって隣接する連結プレート33・33の同一面を押さえるようにして、三点回動式連結金具31が折れ曲がるように付勢させて、可動式間仕切壁6・7が該バネ96によって引き合う(当接しやすくする)ようにさせることも出来る。
【0020】
加えて、図18に示すごとく、三点回動式連結金具31の係止部35を平面断面視において、リップ付溝型とし、蝶番ガイド40には前記係止溝41の代わりに、係止フランジ41aを突出させて、係止部35を係止フランジ41aと係合させて連結させてもよい。
【0021】
また、図19に示すごとく、前記蝶番ガイド40の係止溝41を、上部に円形の挿入孔63を配設した段付の係止溝41とする。そして、図20に示すごとく、ワイヤー65にリング状の係止凹部66を配した係止ピン67を用いて、該係止ピン67を前記挿入孔63から挿入して、ワイヤー65によって連結を行うようにしてもよい。
【0022】
以上の説明は、連結を行う際の説明である。一方で、連結を解除する際には、蝶番ガイド40等から三点回動式連結金具31等の連結具を取り外すことにより可動式間仕切壁6・7の連結を解く構成としている。
【0023】
次に図21乃至図22を用いて、連結具30の第二実施例について説明する。本実施例においては、可動式間仕切壁6に内装される溝型鋼3の端面に挿入孔46が穿設されており、該挿入孔46にスプリング47で付勢された枠型連結金具45の基部が摺動自由に内装されている。一方、可動式間仕切壁7の端面には、先端をフック形状としたフック金具44が配設されている。
【0024】
以上のごとく構成し、可動式間仕切壁6・7を近傍に配設し、枠型連結金具45を引き出して、フック金具44に係止させることで、可動式間仕切壁6・7を連結するのである。
【0025】
また、図23に示すごとく、前記フック金具44の基部の構成を、枠型連結金具45と同様に、スプリング47で付勢する構成にして、フック金具44を摺動自由となるようにしてもよい。なお、フック金具44のみスプリング47で付勢する構成とすることもできる。
【0026】
以上の説明は、連結を行う際の説明である。一方で、連結を解除する際には、前記と逆の操作をして枠型連結金具45とフック金具44の連結を解くことで、可動式間仕切壁6・7の連結を解く構成としている。
【0027】
次に図24及び図25を用いて、連結具30の第三実施例について説明する。図24に示すごとく、化粧板10・10の間に挟まれるようにして、前記溝型鋼3の代わりに、溝型鋼39が固設され、該溝型鋼39の内周には、複数(本実施例では四点)の嵌合凹部29・29・・・が、対向する形で適宜配設されている。そして、該溝型鋼39に、化粧板10・10の側面と平行に摺動する摺動ブロック37・37を、脱着可能に内装している。尚、該摺動ブロック37・37は、壁体の上下方向において、二箇所に適宜配設されるものとする。そして、該摺動ブロック37・37には、嵌合凸部28・28を両端に配設したスプリング38が内装され、該嵌合凸部28・28は、化粧版10・10の側面と垂直方向に付勢されている。そして、該嵌合凸部28・28と前記嵌合凹部29・29とを嵌合させることにより、摺動ブロック37・37の係止位置が決定されるのである。すなわち、該摺動ブロック37・37はその先端部が、可動式間仕切壁6・7から突き出した状態に、又は完全に隠れた状態となるように、二通りの係止状態となる構成としている。そして、該摺動ブロック37・37に回動自在に取り付けられた連結板36により、可動式間仕切壁6・7が回動自在に連結されている。
【0028】
図24の実線で示す、可動式間仕切壁6・7を直角方向に配置した状態においては、可動式間仕切壁6に内装する摺動ブロック37を突き出した位置に係止させ、一方で可動式間仕切壁7に内装する摺動ブロック37を可動式間仕切壁7の内部に隠す位置に係止させることで、二枚の可動式間仕切壁6・7を直角に連結している。また、図25に示す状態は、二枚の可動式間仕切壁6・7を平行に連結した実施例である。このように、摺動ブロック37・37を可動式間仕切壁6・7の内部に隠す位置に係止させることで、二枚の可動式間仕切壁6・7が一面の壁を構成するように連結している。
【0029】
以上の説明は、連結を行う際の説明である。一方で、連結を解除する際には、摺動ブロック37を可動式間仕切壁6・7から引き抜いて取り外すことによって、可動式間仕切壁6・7の連結を解く構造としている。
【0030】
さらに、簡易に構成することも出来る。たとえば、図26及び図27に示されるごとく、プレート状の枢支連結部48・49を、枢支軸50・50に対して上下摺動可能に回動自在に枢支し、該枢支連結部48・49に対し、同じく可動式間仕切壁6・7に配設された枢支軸50・50に回動自在に延出したプレート状のアーム51・51を、枢支軸50・50を介して連結することにより、可動式間仕切壁6・7をお互いが回動自在のまま連結するのである。本実施例では、枢支連結部48を円盤状、枢支連結部49を二枚の円盤を平行に連結した形状としているが、二本の枢支軸50・50に枢支することが出来る形状で、かつ可動式間仕切壁6・7が当接した際に、溝型鋼3で形成される空間に収まる形状であればよい。そして、枢支連結部48・49及びアーム51・51は、プレート状に構成することで、枢支軸50・50に対して上下摺動可能とし、可動式間仕切壁6・7の高さの変化に対応することが出来る構成となっている。また、図27に示すごとく、アーム51と枢支連結部49の間に連結アーム52を介することで、回動軸となる枢支軸50を増やすことにより、可動式間仕切壁6・7の配置の自由度を広げてもよい。
【0031】
以上の実施例で掲げた連結具30を用いて構成された、一体型可動式間仕切壁1は、複数配列することにより、室内空間を複数の空間に分割する間仕切壁を構成するのである。また、単体として用いることにより、衝立として使用することも出来るのである。たとえば、図28に示すように、一つの一体型可動式間仕切壁1により衝立を構成してもよいし、図29に示すように、二つの一体型可動式間仕切壁1・1を連設することで、より幅の広い衝立もしくは間仕切壁を形成するのである。さらに、図30に示すごとく、複数の一体型可動式間仕切壁1・1・・・を用いて出隅12・12を形成することもできるのである。なお、複数の一体型可動式間仕切壁1・1・・・を複数配設する際は、前記横幅伸縮部15を取り外して、追加して連設される一体型可動式間仕切壁1を配設するものとする。
【0032】
【発明の効果】
本発明は以上のごとく構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1のごとく、室内空間を間仕切るための間仕切壁であって、下部に移動輪を配し、端面には係止溝を有する蝶番ガイドを配設した二枚の壁体を、該蝶番ガイドの係止溝に少なくとも一点の回動点を有する連結具を挿入することで連結し、該連結具により二枚の壁体を折れ曲がり自在に連結したので、連結される二枚の可動式間仕切壁6・7を回動自由に連結することが出来るのである。そして、可動式間仕切壁6・7を移動する際においては、連結具を付けたまま、「V」字形に折り曲げることで、可動式間仕切壁6・7が自立することが出来るので、転倒する心配をすることなく、移動させることが出来るのである。加えて、連結具をつけたまま折りたたむことが可能であり、収納時や搬送時においては、コンパクトにすることが可能である。
【0033】
また、前記連結具を、前記蝶番ガイドに係止する一対の連結プレート33・33と、一対の蝶番プレート32・32をそれぞれ回動ピン34・34で連結して三点回動式連結金具31としたので、連結される二枚の可動式間仕切壁6・7を回動自由に連結することが出来るのである。そして、可動式間仕切壁6・7を移動する際においては、三点回動式連結金具31を付けたまま、「V」字形に折り曲げることで、可動式間仕切壁6・7が自立することが出来るので、転倒する心配をすることなく、移動させることが出来るのである。加えて、三点回動式連結金具31をつけたまま折りたたむことが可能であり、収納時や搬送時においては、コンパクトにすることが可能である。
【0034】
請求項2に記載のごとく、前記蝶番ガイド40の係止溝41の下端を塞ぎ、該蝶番ガイド40の係止溝41に対して、前記蝶番プレート32・32を上下に摺動可能に係止したので、該蝶番ガイド40から三点回動式連結金具31が滑り落ちることなく係止される。また、該三点回動式連結金具31を蝶番ガイド40に挿入させるので、三点回動式連結金具31が蝶番ガイド40に対して上下に摺動するため、前述のごとく、昇降装置により幕板を天井に付勢させる際には、三点回動式連結金具31を取り外すことなく連結させたまま、連結した各々の可動式間仕切壁6・7を昇降させることが出来るのである。
さらに、該三点回動式連結金具31は蝶番ガイド40に対して固定する作業が必要ないため、可動式間仕切壁6・7の連結作業を簡単に行うことが出来るのである。
また、蝶番ガイド40の上下方向の長さを後述する三点回動式連結金具31よりも長く構成することで、前述の昇降装置21によって、連結される可動式間仕切壁6・7の高さが異なった際には、一方の蝶番ガイド40が三点回動式連結金具31を押し上げることとなる。この際に、もう一方(低い位置にある可動式間仕切壁)の蝶番ガイド40の係止溝41から外れなくすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 可動式間仕切壁の側面図である。
【図2】 同じく斜視図である。
【図3】 蝶番ガイドの平面図である。
【図4】 同じく側面図である。
【図5】 可動式間仕切壁に蝶番ガイドを固設した状態を表す斜視図である。
【図6】 三点回動式連結金具の平面図である。
【図7】 同じく側面図である。
【図8】 可動式間仕切壁を三点回動式連結金具で連結した状態を示す平面断面図である。
【図9】 同じく可動式間仕切壁を平行に配設した状態を表す平面断面図である。
【図10】 同じく可動式間仕切壁を折りたたむようにして配設した状態を表す平面断面図である。
【図11】 二枚の可動式間仕切壁が同じ高さに位置する際の三点回動式連結金具の側面図である。
【図12】 一方の可動式間仕切壁を上昇させた際の三点回動式連結金具の側面図である。
【図13】 ゴムプレートの斜視図である。
【図14】 蝶番ガイドをチャネルで構成した実施例を表す平面図である。
【図15】 同じく側面図である。
【図16】 三点回動式連結金具の他の実施例を表す側面図である。
【図17】 同じく該金具を用いて連結した平面断面図である。
【図18】 三点回動式連結金具の他の実施例を表す平面断面図である。
【図19】 蝶番ガイドの他の実施例を表す側面図である。
【図20】 係止ピンを表す略図である。
【図21】 第二実施例の連結具の平面断面図である。
【図22】 同じく側面図である。
【図23】 同じく第二実施例の他の実施形態を表す平面断面図である。
【図24】 第三実施例の連結具の平面断面図である。
【図25】 同じく可動式間仕切壁を平行に配設した際の平面断面図である。
【図26】 簡易に構成した連結具を表す図である。
【図27】 同じく簡易に構成した連結具の他の実施例を表す図である。
【図28】 二枚の可動式間仕切壁を連結した実施例を表す図である。
【図29】 複数の可動式間仕切壁を連結した実施例を表す図である。
【図30】同じく複数の可動式間仕切壁を連結して出隅を形成した実施例を表す図である。
【符号の説明】
1 一体型可動式間仕切壁
6 可動式間仕切壁
7 可動式間仕切壁
31 三点回動式連結金具
32 蝶番プレート
33 連結プレート
34 回動ピン
40 蝶番ガイド
41 係止溝
42 係止板[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a partition wall connector.
[0002]
[Prior art]
In the conventional construction of the partition wall, for example, a form in which the wall panel is stood on a runner or rail screwed to the floor and ceiling has been taken. The wall panel is simply configured to facilitate installation, and is simply a laminate of wooden or resin plates, compared to a built-in wall (architectural wall). The texture and sound insulation were poor. Furthermore, when the partition is changed, the runners and rails are inevitably removed, and after the removal, screw marks and the like remain, which may damage the interior. And since arrangement | positioning of a wall panel will be limited by arrangement | positioning of a runner or a rail, there were few freedom degrees of the structure of a partition. The above work could not be set up with high accuracy unless it was done by careful carpentry work, and it was not easy for residents to do. Further, when the wall body is moved, the wall body is lifted and moved.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the drawbacks of the prior art, the present invention proposes that a resident can easily change the partition wall without attaching runners and rails to the floor and ceiling. That is, the present invention proposes a movable partition wall that can be freely arranged by connecting the wall bodies provided with moving wheels with a connecting tool.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0005]
In
[0006]
According to claim 2, in the partition wall according to
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0008]
1 is a side view of the movable partition wall, FIG. 2 is also a perspective view, FIG. 3 is a plan view of the hinge guide, FIG. 4 is also a side view, and FIG. 5 is a state in which the hinge guide is fixed to the movable partition wall. FIG. 6 is a plan view of the three-point rotating connection bracket, FIG. 7 is a side view of the same, and FIG. 8 is a plan sectional view showing a state in which the movable partition walls are connected by the three-point rotation connecting bracket. 9 is a plan sectional view showing a state in which the movable partition walls are arranged in parallel, FIG. 10 is a plan sectional view showing a state in which the movable partition walls are similarly folded, and FIG. FIG. 12 is a side view of the three-point pivoting connection bracket when the movable partition wall is raised, and FIG. 12 is a side view of the three-point pivotal coupling bracket when raising one movable partition wall. FIG. 13 is a perspective view of a rubber plate, FIG. 14 is a plan view showing an embodiment in which a hinge guide is constituted by a channel, 15 is a same side view.
[0009]
FIG. 16 is a side view showing another embodiment of the three-point rotation type connecting metal fitting, FIG. 17 is a plan sectional view in which the same metal fitting is used, and FIG. FIG. 19 is a side view showing another embodiment of the hinge guide, FIG. 20 is a schematic view showing the locking pin, FIG. 21 is a plan sectional view of the connector of the second embodiment, and FIG. Is a side sectional view, FIG. 23 is a plan sectional view showing another embodiment of the second embodiment, FIG. 24 is a plan sectional view of the connector of the third embodiment, and FIG. 25 is a parallel movable partition wall. FIG. 26 is a diagram showing a simply configured connector, FIG. 27 is a diagram showing another embodiment of the connector similarly configured, and FIG. 28 is two movable partition walls. FIG. 29 is a diagram showing an embodiment in which a plurality of movable partition walls are connected, and FIG. Is a diagram illustrating an example of forming the external corner by connecting a movable partition wall having.
[0010]
First, the outline | summary of the integral
[0011]
A curtain plate 2 is disposed above the
[0012]
As shown in FIG. 2, the integrated
[0013]
Next, a first embodiment of the
[0014]
Further, as shown in FIG. 5, the width of the
[0015]
Next, using FIG. 6 and FIG. 7, a connecting tool having at least one turning point according to the present invention will be described. In this embodiment, a connecting tool having three rotating points is used, and the connecting tool is hereinafter referred to as a three-point rotating connecting
[0016]
An embodiment in which the three-point rotating connection fitting 31 configured as described above is used as a partition wall will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 8, the
[0017]
In addition, as described above, the
[0018]
As an embodiment having the same mechanism as that of the three-point rotating connection fitting 31, as shown in FIG. 13, a
[0019]
Furthermore, the configuration of the combination of the
[0020]
In addition, as shown in FIG. 18, the locking
[0021]
Further, as shown in FIG. 19, the locking
[0022]
The above description is a description when performing connection. On the other hand, when releasing the connection, the
[0023]
Next, a second embodiment of the
[0024]
Since the
[0025]
Further, as shown in FIG. 23, the configuration of the base portion of the hook metal fitting 44 is configured to be urged by a
[0026]
The above description is a description when performing connection. On the other hand, when releasing the connection, the connection between the
[0027]
Next, a third embodiment of the
[0028]
In the state where the
[0029]
The above description is a description when performing connection. On the other hand, when releasing the connection, the sliding
[0030]
Furthermore, it can also be configured simply. For example, as shown in FIGS. 26 and 27, plate-like
[0031]
By arranging a plurality of the integral
[0032]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
A partition wall for partitioning an indoor space as in
[0033]
A pair of connecting
[0034]
As described in claim 2, the lower end of the locking
Further, since the three-point rotating connection fitting 31 does not need to be fixed to the
In addition, the length of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a movable partition wall.
FIG. 2 is a perspective view of the same.
FIG. 3 is a plan view of a hinge guide.
FIG. 4 is a side view of the same.
FIG. 5 is a perspective view showing a state in which a hinge guide is fixed to a movable partition wall.
FIG. 6 is a plan view of a three-point rotating connection fitting.
FIG. 7 is a side view of the same.
FIG. 8 is a cross-sectional plan view showing a state in which movable partition walls are connected by a three-point rotating connection fitting.
FIG. 9 is a plan sectional view showing a state in which movable partition walls are similarly arranged in parallel.
FIG. 10 is a plan sectional view showing a state in which the movable partition wall is similarly folded.
FIG. 11 is a side view of the three-point rotating connection fitting when two movable partition walls are positioned at the same height.
FIG. 12 is a side view of the three-point rotating connection fitting when one movable partition wall is raised.
FIG. 13 is a perspective view of a rubber plate.
FIG. 14 is a plan view illustrating an embodiment in which a hinge guide is configured by a channel.
FIG. 15 is a side view of the same.
FIG. 16 is a side view showing another embodiment of the three-point rotating connection fitting.
FIG. 17 is a plan sectional view similarly connected using the metal fittings.
FIG. 18 is a cross-sectional plan view illustrating another embodiment of a three-point rotating connection fitting.
FIG. 19 is a side view showing another embodiment of the hinge guide.
FIG. 20 is a schematic diagram showing a locking pin.
FIG. 21 is a plan cross-sectional view of the connector of the second embodiment.
FIG. 22 is a side view of the same.
FIG. 23 is a plan sectional view showing another embodiment of the second example.
FIG. 24 is a cross-sectional plan view of a connector according to a third embodiment.
FIG. 25 is a plan cross-sectional view when the movable partition walls are arranged in parallel.
FIG. 26 is a diagram showing a simply configured connector.
FIG. 27 is a view showing another embodiment of a connector that is also simply configured.
FIG. 28 is a diagram illustrating an embodiment in which two movable partition walls are connected.
FIG. 29 is a diagram illustrating an embodiment in which a plurality of movable partition walls are connected.
FIG. 30 is a view showing an embodiment in which a plurality of movable partition walls are connected to form a protruding corner.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
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