JP3872184B2 - Evaporator mounting structure of air conditioner - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等の車両に搭載される空気調和装置のエバポレータ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用空気調和装置の中には、車室内への搭載レイアウトの関係でエバポレータをユニットケースの下側部内に横置きに配置したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
エバポレータを整備する場合、ユニット全体を車室内から取り外すか、あるいはユニットケースの底壁にリッドで閉塞される作業孔を予め設けておいて、ユニットを車室内に搭載したままで該リッドを外して作業孔よりエバポレータの脱着を行う方法が考えられる。
【0004】
しかし、前者の場合は整備作業が大掛かりとなってしまうことから作業工数、労力の軽減化の要望に逆行し、また、後者の場合はユニットケースの底部と車体フロアとの間が狭いため、この場合もエバポレータの脱着が容易でなく作業者に多くの労力と無理な姿勢を強いて作業性の改善は望むことができない。
【0005】
そこで、本発明は車室内にユニットを搭載したままでも、エバポレータを容易に脱着することができて整備性を向上することができる空気調和装置のエバポレータ取付構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1にあっては、ユニットケースをアッパケースとロアケースとに分割して構成し、周側面に弾性材を貼設した方形のエバポレータを、これらアッパケースとロアケースとのパーティングラインを跨いで両ケースの左右側壁との間で弾性材を圧縮変形させて横置きに弾性保持する構造であって、前記アッパケースおよびロアケースの各左右側壁の内面には、エバポレータの左右側面の上下縁に係合する段部を形成してあると共に、アッパケースの左右側壁の後部内面には、エバポレータを後方へスライド移動した際に該エバポレータの左右側面の後部の上下縁に係合してエバポレータを保持する上下のガイドレールを設ける一方、ロアケースの左右側壁の内面には、エバポレータの左右側面の弾性材に喰い込む縦リブを前後方向に複数条設けたことを特徴としている。
【0007】
請求項2にあっては、請求項1に記載の上下のガイドレールはアッパケース,ロアケースの段部よりも一段低く形成してあると共に、下側ガイドレールの前端部をエバポレータの後側部の下側に延設配置したことを特徴としている。
【0008】
請求項3にあっては、請求項1,2に記載のアッパケースとロアケースとのパーティングラインを略水平に形成すると共に、アッパケース,ロアケースの段部およびアッパケースの上下ガイドレールは前方斜め下方に傾斜形成して、エバポレータを前記パーティングラインを跨いで前傾状態に保持するようにしたことを特徴としている。
【0009】
請求項4にあっては、請求項1〜3に記載のエバポレータの左右側面に、ロアケースの縦リブに弾性材を介して前後方向に係合する縦リブを設けたことを特徴としている。
【0010】
請求項5にあっては、請求項1〜4に記載のロアケースの前側部には、エバポレータの前側面の下縁に係合する段部を形成したことを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】
請求項1によれば、エバポレータをユニットケース内から取り外す場合、エバポレータはアッパケースとロアケースとのパーティングラインを跨いでこれら両ケースの左右側壁との間で弾性材を圧縮変形させた状態で弾性保持してあるため、アッパケースに対するロアケースの締結を解除しても弾性材接触部の摩擦力によってエバポレータおよびロアケースともアッパケースに保持された状態が維持されるから、ロアケースをエバポレータと共に後方へスライドさせると、該エバポレータの後側部がアッパケース後側部の上下ガイドレール間に弾性材を介して弾性保持される。
【0012】
従って、ロアケースをエバポレータから外せば該エバポレータはアッパケースの上下ガイドレール間に保持されたままとなるから、ロアケースを車室後方へ容易に外すことができると共に、該ロアケースを外した後はアッパケースの下側に作業空間が確保され、エバポレータを前記上下ガイドレールから前方へ若干スライドして抜き出して、アッパケースの下側より車室後方へ容易に取り出すことができる。
【0013】
エバポレータの再組付けに際しては、前述の作業を逆行することにより、ロアケースをアッパケースに対して前方へスライドさせると、該ロアケースの左右側壁内面の縦リブがエバポレータ側面の弾性材に喰い込んでいるため、該エバポレータを確実に捕捉してエバポレータと一緒に定位置まで前方へスライド移動させることができ、したがって、エバポレータの再組付けを容易に行うことができる。
【0014】
請求項2によれば、請求項1の効果に加えて、上下ガイドレールはアッパケース,ロアケースの段部よりも一段低く形成してあって、下側ガイドレールの前端部はエバポレータの後側部の下側に延設配置してあるため、前記ロアケースの締結を解除した際にエバポレータが自重で若干ずれ下がっても、下側ガイドレールでずれ下がりが規制されて支持されるから、ロアケースの後方スライドによるエバポレータの上下ガイドレール間への移動,保持作業を容易に行うことができる。
【0015】
また、上下ガイドレールをアッパケース,ロアケースの各左右側壁の段部よりも一段低く形成してあるため、エバポレータの再組付け時におけるロアケースとエバポレータとの前方スライド操作時に、万一、エバポレータがロアケースに対して前後方向にずれて定位置に至っていない場合、エバポレータの後側部上面が上側ガイドレールに係合したままでロアケースがアッパケースに不整合となるから、エバポレータの定位置への移動が完了していないことを容易に判断することができ、エバポレータの不完全な組付けを未然に防止することができる。
【0016】
請求項3によれば、請求項1,2の効果に加えて、エバポレータの取り外しおよび再組付け時には、ロアケースをアッパケースに対して略水平に前後方向へスライドさせて脱着作業することができ、狭隘な場所でのロアケースおよびエバポレータの脱着作業をより一層容易に行うことができる。
【0017】
また、ロアケースの段部が前傾しているため、該ロアケースの左右側壁内面の前側部分では縦リブの長さを十分に長く形成することができるので、該縦リブによるエバポレータの捕捉作用を確実に行わせることができる。
【0018】
請求項4によれば、請求項1〜3の効果に加えて、エバポレータの左右側面の縦リブが弾性材を介してロアケースの左右側壁内面の縦リブに前後方向に係合するから、再組付け時における該ロアケースの左右側壁内面の縦リブによるエバポレータの捕捉作用を更に確実に行わせることができる。
【0019】
請求項5によれば、請求項1〜4の効果に加えて、ロアケースを車室後方へスライドすると該ロアケースの前側部の段部がエバポレータの前側面下縁に係合するから、エバポレータを確実にロアケースと共に後方へスライド移動させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。
【0021】
図5は熱交換器ユニットを示し、熱交換器ユニット1はユニットケース2内にエバポレータ3と、その上側にヒータコア4とをそれぞれ横置きにして上下方向に多段に配置してある。
【0022】
エバポレータ3とヒータコア4との配設部分は上下に隔成してあって、図外のブロワユニットからユニットケース2の一側壁に設けたブロワ接続口6に送風されてくる空気を、図1の矢印で示すようにエバポレータ3の上側から下側に向かって流通させて冷却し、この冷却された空気をユニットケース2の後側壁に沿って形成した空気通路5に上向きに流通させるようにしてある。
【0023】
この空気通路5を上向きに流通する空気はヒータコア4の下側にバイパスして該ヒータコア4の下側から上側に向けて流通し得るようになっていて、エバポレータ3および又はヒータコア4によって温度調節された空気は、ユニットケース2の上壁に設けたベント吹出口7又はデフロスタ吹出口8、あるいはユニットケース2の両側壁の上部に設けたフット吹出口9から図外の各種ダクトへ供給されるようになっている。
【0024】
前記ヒータコア4への空気のバイパス流通、および各種吹出口7,8,9からの空気の吹出しは、図外の各種ドアの配風制御によって行われる。
【0025】
エバポレータ3は図1〜4に示すように方形に形成されてその一側部に冷媒タンク11を付設した公知のラミネート式片タンクタイプのものが用いられており、冷媒タンク11のアッパタンク11aには膨脹弁12を組付けてある。
【0026】
ユニットケース2は略水平のパーティングラインを境にしてアッパケース2Aとロアケース2Bとに分割して構成してあり、エバポレータ3はこれらアッパケース2Aとロアケース2Bとのパーティングラインを跨ぐように若干前傾した状態でユニットケース2内に横置きに配置してある。
【0027】
このようにエバポレータ3をユニットケース2内に前傾状態に定置するために、アッパケース2Aおよびロアケース2Bの左右両側壁の内面に、エバポレータ3の左右両側面の上下縁部に係合する前方斜め下方に傾斜した段部13,14を形成してあると共に、アッパケース2Aには段部13の前後端部に連なってエバポレータ3の前後側面の上縁に係合する段部15,16を、およびロアケース2Bには段部14の前端部に連なってエバポレータ3の前側面の下縁に係合する段部17を形成してある。
【0028】
また、アッパケース2Aの左右側壁の後部内面には、エバポレータ3を後述するように後方へスライド移動した際に、該エバポレータ3を保持する上下のガイドレール18,19を設けてある。
【0029】
これら上下のガイドレール18,19はアッパケース2A,ロアケース2Bの各側壁の段部13,14よりも一段低くしてこれら段部13,14と同一の傾斜角度で傾斜形成してあると共に、下側のガイドレール19の前端部をエバポレータ3の後側部の下側に延設配置してある。
【0030】
このように、下側のガイドレール19とエバポレータ3の後側部との配置関係を成立させるため、アッパケース2Aの左右側壁の後側部にはアッパケース2Bの左右側壁の内側に摺接して入り込む突出部2aを延設して、この突出部2aに下側のガイドレール19を設けてある。
【0031】
一方、ロアケース2Bの左右側壁の内面には、上縁から段部14に向う縦リブ20を前後方向に複数条設けてある。
【0032】
エバポレータ3は冷媒タンク11を付設した側面を前方に向けて、アッパケース2A側の段部13,15,16と、ロアケース2B側の段部14,17とで上下方向および前後方法に位置決めして定置して、膨脹弁12がユニットケース2の前側壁に設けた開口10に臨むように横置きに配置してある。
【0033】
このエバポレータ3の冷媒タンク11を付設した前側面を除く左右両側面と後側面とに亘る周側面にはシート状の弾性材21を貼設してあり、この弾性材21をエバポレータ3の左右側面とユニットケース2の左右両側壁との間、および段部13,16,14のそれぞれとの間で圧縮変形させて、該弾性材21を介してエバポレータ3をユニットケース2の周側壁に防振支持してある。
【0034】
この弾性材21は前述のように圧縮変形されて優れた防振性と、ユニットケース2の内面との間に適度の摩擦力とが得られるように、その弾性係数および厚み寸法が任意に設定されている。
【0035】
エバポレータ3の前側面の上縁にはアッパケース2Aの前側の段部15の下面に密接するシール部材22を貼設して、エバポレータ3の上面側に発生した凝縮水が開口10側に洩れ出ることがないようにしている。
【0036】
また、冷媒タンク11のロアタンク11bの前側面の左右両側部には、ロアケース2Bの前側部の段部17の立上がり面17aに弾接するクッション材23を貼設してある。
【0037】
ロアケース2Bの底部は、エバポレータ3の表面に発生して滴下する凝縮水を集合させてケース外にドレーンし易いように傾斜成形してある。
【0038】
図6は前述の構成からなる熱交換器ユニット1を車室内に搭載した状態のままユニットケース2からエバポレータ3を脱着する工順を示している。
【0039】
ユニットケース2からエバポレータ3を取り出す場合、先づ、アッパケース2Aとロアケース2Bとを締結しているビス26を外すが、この時、エバポレータ3はアッパケース2Aとロアケース2Bとのパーティングラインを跨いでこれら両ケース2A,2Bの左右側壁との間で弾性材21を圧縮変形させて弾性保持してあるため、ビス26を外しても弾性材21の接触部の摩擦力によってエバポレータ3およびロアケース2Bともアッパケース2Aに保持された状態が維持される。
【0040】
エバポレータ3の自重によって該エバポレータ3およびロアケース2Bは若干ずれ下がるが、下側のガイドレール19の前端部がエバポレータ3の後側部の下側に延出しているため、該ガイドレール19の前端部に保持されてそれ以上のずれ下がりが規制される。
【0041】
そこで、ロアケース2Bを(a)に示すように水平に車室後方へ向けてスライドさせて引き出すと、ロアケース2Bの左右側壁内面の縦リブ20が弾性材21に喰い込んでいることと、前側部の段部17の立上がり面17aがクッション材23を介してエバポレータ3の冷媒タンク11のロアタンク11bに係合していることから、該エバポレータ3も一緒に後方へスライド移動して後側部がアッパケース2Aの上下ガイドレール18,19間に案内されてこれら上下ガイドレール18,19間に弾性材21を介して弾性保持される。
【0042】
そこで、ロアケース2Bを(b)に示すようにその後端部を若干持ち上げるようにして車室後方へ引き出せば、ダッシュロアパネル24との間の狭隘な場所でもロアケース2Bを容易に外すことができる。
【0043】
ロアケース2Bを外すとアッパケース2Aの下側には広い作業空間が生じるから、上下ガイドレール18,19間に保持されたエバポレータ3を(c)に示すように前方へ若干スライドして抜き出し、(d)に示すようにアッパケース2Aの下側より車室後方へ容易に取り出すことができる。
【0044】
次に、エバポレータ3の再組付けに際しては、前述の作業工順を(d)〜(a)に逆行して、ロアケース2Bを前方へスライドさせるが、この時、ロアケース2Bの左右側壁内面の縦リブ20がエバポレータ3の左右側面の弾性材21に喰い込んでいるため、該エバポレータ3を確実に捕捉してエバポレータ3と一緒に定位置まで前方へスライド移動させることができ、従って、エバポレータ3の再組付けを容易に行うことができる。
【0045】
特に本実施形態では前述のようにアッパケース2Aとロアケース2Bとを略水平なパーティングラインで上下に分割して構成してあるため、エバポレータ3の取り出しおよび再組付け時には、ロアケース2Bをアッパケース2Aに対して略水平に前後方向へスライドさせて脱着作業することができるので、ロアケース2Bの底部がダッシュロアパネル24に接近してる狭隘な場所での該ロアケース2B,エバポレータ3の脱着作業を容易に行える。
【0046】
また、ロアケース2Bの左右側壁の段部14はアッパケース2A側の段部13と同じく前傾しているため、該ロアケース2Bの左右側壁内面の前側部分では縦リブ20の長さを十分に長く形成することができて、該縦リブ20によるエバポレータ3の捕捉作用を確実に行わせることができる。
【0047】
更に、前記上下ガイドレール18,19はアッパケース2A,ロアケース2Bの各左右側壁の段部13,14よりも一段低く形成してあるので、エバポレータ3の再組付け時におけるロアケース2Bとエバポレータ3との前方スライド操作時に、万一、エバポレータ3がロアケース2Bに対して前後方向にずれて定位置に至っていない場合、エバポレータ3の後側部上面が上側ガイドレール18に係合したままでロアケース2Bがアッパケース2Aに不整合となるから、エバポレータ3の定位置への移動が完了していないことを容易に判断することができ、エバポレータ3の不完全な組付けを未然に防止することができる。
【0048】
ここで、図7に示すようにエバポレータ3の左右側面に縦リブ25を一条もしくは前後方向に複数条突設して、弾性材21を介してロアケース2B側の縦リブ20と前後方向に係合するように構成すれば、再組付け時における該ロアケース2Bの左右側壁内面の縦リブ20によるエバポレータ3の捕捉作用を更に確実に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の側面から見た断面図。
【図2】同実施形態の正面から見た断面図。
【図3】同実施形態のアッパケースとロアケースとを分解した斜視図。
【図4】同実施形態のロアケースの縦リブとエバポレータ側面の弾性材との係合状態を示す断面図。
【図5】同実施形態の外観斜視図。
【図6】同実施形態のロアケース,エバポレータの脱着工順を示す断面説明図。
【図7】本発明の第2実施形態を示す図4と同様の断面図。
【符号の説明】
2 ユニットケース
2A アッパケース
2B ロアケース
3 エバポレータ
13 アッパケースの左右側壁内面の段部
14 ロアケースの左右側壁内面の段部
17 ロアケースの前側部の段部
18 上側ガイドレール
19 下側ガイドレール
20 ロアケースの左右側壁内面の縦リブ
25 エバポレータの左右側壁内面の縦リブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an evaporator mounting structure for an air conditioner mounted on a vehicle such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
Among air conditioning apparatuses for automobiles, there is known an apparatus in which an evaporator is disposed horizontally in a lower side portion of a unit case because of a mounting layout in a vehicle interior.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
When servicing the evaporator, either remove the entire unit from the passenger compartment, or provide a working hole in the bottom wall of the unit case that is closed by the lid, and remove the lid while the unit is still installed in the passenger compartment. A method of detaching the evaporator from the work hole is conceivable.
[0004]
However, in the former case, the maintenance work becomes large, so it goes against the demand for reduction in work man-hours and labor, and in the latter case, the space between the bottom of the unit case and the vehicle body floor is narrow. Even in this case, it is not easy to attach and remove the evaporator, and it is impossible to improve the workability by forcing the worker with much labor and unreasonable posture.
[0005]
Therefore, the present invention provides an evaporator mounting structure for an air conditioner that can easily attach and detach an evaporator and improve maintainability even with a unit mounted in a vehicle interior.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In
[0007]
According to
[0008]
According to
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, the right and left side surfaces of the evaporator according to the first to third aspects are provided with vertical ribs that engage with the vertical ribs of the lower case in the front-rear direction via an elastic material.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, a step portion that engages with the lower edge of the front side surface of the evaporator is formed on the front side portion of the lower case according to the first to fourth aspects.
[0011]
【The invention's effect】
According to the first aspect, when the evaporator is removed from the unit case, the evaporator is elastic in a state where the elastic material is compressed and deformed between the left and right side walls of both cases across the parting line between the upper case and the lower case. Since the upper case is held, both the evaporator and the lower case are maintained in the upper case by the frictional force of the elastic material contact portion even if the lower case is released from the upper case. Therefore, the lower case is slid rearward together with the evaporator. Then, the rear side portion of the evaporator is elastically held between the upper and lower guide rails on the rear side portion of the upper case via an elastic material.
[0012]
Therefore, if the lower case is removed from the evaporator, the evaporator remains held between the upper and lower guide rails of the upper case. Therefore, the lower case can be easily removed to the rear of the passenger compartment, and after the lower case is removed, the upper case A working space is secured on the lower side, and the evaporator can be slightly slid forward and removed from the upper and lower guide rails, and can be easily taken out from the lower side of the upper case to the rear of the vehicle compartment.
[0013]
When reassembling the evaporator, the above-described operation is reversed, and when the lower case is slid forward with respect to the upper case, the vertical ribs on the inner surfaces of the left and right side walls of the lower case bite into the elastic material on the side surface of the evaporator. Therefore, the evaporator can be reliably captured and slid forward together with the evaporator to a fixed position, and therefore, the evaporator can be easily reassembled.
[0014]
According to the second aspect, in addition to the effect of the first aspect, the upper and lower guide rails are formed one step lower than the upper case and the lower case, and the front end portion of the lower guide rail is the rear side portion of the evaporator. The lower guide rail is supported by the lower guide rail, even if the evaporator slightly deviates due to its own weight when the lower case is released. Moving and holding the evaporator between the upper and lower guide rails by sliding is easy.
[0015]
In addition, since the upper and lower guide rails are formed one step lower than the steps on the left and right side walls of the upper case and lower case, the evaporator should be in the lower case when the lower case and evaporator are slid forward when the evaporator is reassembled. If the upper side of the evaporator is not aligned with the upper case while the upper surface of the rear side of the evaporator remains engaged with the upper guide rail, the evaporator will not move to the fixed position. It can be easily determined that the process has not been completed, and incomplete assembly of the evaporator can be prevented.
[0016]
According to
[0017]
In addition, since the step portion of the lower case is inclined forward, the length of the vertical rib can be formed sufficiently long at the front part of the inner surface of the left and right side walls of the lower case, so that the trapping action of the evaporator by the vertical rib can be ensured. Can be done.
[0018]
According to the fourth aspect, in addition to the effects of the first to third aspects, the vertical ribs on the left and right side surfaces of the evaporator engage with the vertical ribs on the inner surface of the left and right side walls of the lower case in the front-rear direction via the elastic member. The trapping action of the evaporator by the vertical ribs on the inner surfaces of the left and right side walls of the lower case can be more reliably performed.
[0019]
According to the fifth aspect, in addition to the effects of the first to fourth aspects, when the lower case is slid rearward, the stepped portion of the front side portion of the lower case engages with the lower edge of the front side surface of the evaporator. Can be slid rearward together with the lower case.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0021]
FIG. 5 shows a heat exchanger unit. The
[0022]
The portions where the
[0023]
The air flowing upward in the
[0024]
The bypass flow of air to the heater core 4 and the blowing of air from the
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
Thus, in order to place the
[0028]
Further, upper and
[0029]
The upper and
[0030]
In this way, in order to establish the positional relationship between the
[0031]
On the other hand, on the inner surfaces of the left and right side walls of the
[0032]
The
[0033]
A sheet-like
[0034]
The
[0035]
A
[0036]
In addition,
[0037]
The bottom portion of the
[0038]
FIG. 6 shows a procedure for detaching the
[0039]
When the
[0040]
Although the
[0041]
Therefore, when the
[0042]
Therefore, the
[0043]
When the
[0044]
Next, when reassembling the
[0045]
In particular, in the present embodiment, as described above, the
[0046]
Further, since the
[0047]
Further, since the upper and
[0048]
Here, as shown in FIG. 7, one or more
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view as viewed from the side of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the same embodiment as viewed from the front.
FIG. 3 is an exploded perspective view of the upper case and the lower case of the embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing an engaged state between a vertical rib of the lower case of the embodiment and an elastic material on an evaporator side surface.
FIG. 5 is an external perspective view of the embodiment.
FIG. 6 is an explanatory cross-sectional view showing the order of attaching / detaching the lower case and the evaporator according to the embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view similar to FIG. 4, showing a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
2
Claims (5)
Priority Applications (1)
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JP24923797A JP3872184B2 (en) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | Evaporator mounting structure of air conditioner |
Publications (2)
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JPH1178505A JPH1178505A (en) | 1999-03-23 |
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Family Applications (1)
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