JP3870966B2 - 書類作成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、イラスト付きの書類をファクシミリ等で送信しようとした際に、簡単に書類を作成するために必要な技術である。
最近、パソコンや電子手帳等、タッチパネルを用いて簡単に手書き入力できる装置が安価になり普及してきている。さらに、FAXモデムを用いることにより、簡単に手書き入力した書類をFAX送信することができる。このように、ユーザが手軽に作った書類を他人に送信できるようになってきた。しかし、手書き入力だけでは、他人の目をひくような見栄えのする書類を作成することができない。見栄えのする書類を作るためにイラストを描いて、ワンポイント的に書類に入力しようとしても、イラストを描くのが苦手なユーザは入力できない。そこで、パーソナルコンピュータで使用されるハードディスクやCDーROM等の大容量の記憶媒体に市販されているイラストを保存し、そのイラストを手書きの書類に挿入することにより、見栄えのする書類を作成することができる。
しかしながら、記憶媒体に蓄えられているイラストを手書きの書類に挿入するためには、複雑な操作が伴うことが多い。例えば、次のような操作が考えられる。まずはじめに、イラストを挿入するためのコマンドを入力する。これによりイラスト挿入モードになる。次に、手書き書類の内容に合ったイラストを、記憶媒体に蓄えられている多量なイラストの中から各イラストを見ながら選択しなければならない。挿入するイラストが決定すれば、次に、イラストを挿入する位置を指定する。もし、イラストが大きすぎて入らない場合には、手書き文章の位置を移動させなければならない。そのためには、まず、手書き部分を移動させるためのコマンドを入力し、手書き領域の編集モードに入る。そして、移動させる手書き領域を指定し、移動先を指定する。手書き領域の移動が完了すれば、再び、イラストの挿入モードに戻り、イラストを挿入してみる。その結果、イラストが挿入できるのだが、挿入してみてユーザが気にいらなければ、上述の複雑な操作を再び繰り返す必要がある。このように、見栄えのするイラスト付きの書類を作成するためには、複雑な操作が伴い、一般のユーザが使いこなすのは困難である。
また、イラストを選択する場合、ユーザの年齢や性別等のプロフィールによって、異なる傾向のイラストが選択される。にもかかわらず、記憶媒体に蓄えられている多量なイラストを、ユーザが全て確認する作業は無駄が多い。
また、手書き入力をした書類を他人が見た際に、手書き入力された部分からだけでは、手書き入力していたときの感情や気分まで伝えることができない。
発明は、書類を作成するための入力部と、前記入力部で入力された書類の空き領域を検出する空き領域検出手段と、プロフィールを入力するためのプロフィール入力部と、イラストデータと前記イラストデータが使用されるプロフィールに関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記プロフィール入力部で入力されたプロフィールに対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記空き領域検出手段で検出された空き領域に前記選択したイラストが挿入できる場合に、前記入力部の入力と前記イラスト決定手段で決定されたイラストを基に前記書類とイラストとを表示する表示部とを備えたことを特徴とする書類作成装置である。
また本発明は、書類を作成するための入力部と、前記入力部で入力された書類の空き領域を検出する空き領域検出手段と、感情を入力するための感情入力部と、イラストデータと前記イラストデータが使用される感情に関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記感情入力部で入力された感情に対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記空き領域検出手段で検出された空き領域に前記選択したイラストが挿入できる場合に、前記入力部の入力と前記イラスト決定手段で決定されたイラストを基に前記書類とイラストとを表示する表示部とを備えたことを特徴とする書類作成装置である。
本発明によれば、入力された書類に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。
本発明の第一の実施形態は、書類を作成するための入力部と、前記入力部で入力された書類の空き領域を検出する空き領域検出手段と、日時を検出する日時検出手段と、イラストデータと前記イラストデータが使用される月に関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記日時検出手段で検出された日時に対応するイラストを前記日時検出手段で検出された日時に対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記空き領域検出手段で検出された空き領域に前記選択したイラストが挿入できる場合に、前記入力部の入力と前記イラスト決定手段で決定されたイラストを基に前記書類とイラストとを表示する表示部とを備えたことを特徴とする書類作成装置である。
第ニの実施形態は、書類を作成するための入力部と、前記入力部で入力された書類の空き領域を検出する空き領域検出手段と、プロフィールを入力するためのプロフィール入力部と、イラストデータと前記イラストデータが使用されるプロフィールに関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記プロフィール入力部で入力されたプロフィールに対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記空き領域検出手段で検出された空き領域に前記選択したイラストが挿入できる場合に、前記入力部の入力と前記イラスト決定手段で決定されたイラストを基に前記書類とイラストとを表示する表示部とを備えたことを特徴とする書類作成装置である。
第三の実施形態は、書類を作成するための入力部と、前記入力部で入力された書類の空き領域を検出する空き領域検出手段と、感情を入力するための感情入力部と、イラストデータと前記イラストデータが使用される感情に関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記感情入力部で入力された感情に対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記空き領域検出手段で検出された空き領域に前記選択したイラストが挿入できる場合に、前記入力部の入力と前記イラスト決定手段で決定されたイラストを基に前記書類とイラストとを表示する表示部とを備えたことを特徴とする書類作成装置である。
第四の実施形態は、原稿を入力する原稿入力部と、前記原稿入力部で入力された原稿の空き領域を検出する空き領域検出手段と、日時を検出する日時検出手段と、イラストデータと前記イラストデータが使用される月に関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記日時検出手段で検出された日時に対応するイラストを前記日時検出手段で検出された日時に対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記空き領域検出手段で検出された空き領域に前記選択したイラストが挿入できる場合に、前記原稿入力部の原稿と前記イラスト決定手段で決定されたイラストを表示する表示部と、前記表示部で表示された内容を選択する選択部と、前記選択部で選択された原稿を送信する送信部とを備えたことを特徴とする書類送信装置である。
第五の実施形態は、入力された原稿を読み取る原稿読取部と、前記原稿読取部で読みとられた原稿の空き領域を検出する空き領域検出手段と、日時を検出する日時検出手段と、イラストデータと前記イラストデータが使用される月に関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記日時検出手段で検出された日時に対応するイラストを前記日時検出手段で検出された日時に対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記空き領域検出手段で検出された空き領域に前記選択したイラストが挿入できる場合に、前記原稿と前記イラスト決定手段で決定されたイラストとを記憶するイラスト付き原稿記憶部と、前記イラスト付き原稿記憶部で記憶されている内容を送信する送信部とを備えたことを特徴とする書類送信装置である。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
(実施例1)
第1の発明にかかる実施の一形態を図を参照しながら説明する。
図1は、第1の発明の実施例である書類作成装置のシステム構成を示すものである。図1において、1はユーザからの手書き入力を受け付ける手書き入力部、2は手書き入力部で入力された手書きの領域を検出する記述領域検出手段、3は手書き領域とイラスト領域のレイアウトパターンが記憶されているレイアウト記憶部、4は記述領域検出手段で検出された領域の情報を基に、レイアウト記憶部で記憶されているレイアウトを選択するレイアウト決定手段、5はイラストデータの画像情報とイラストの使用される季節が記憶されているイラストデータ記憶部、6はユーザが手書き入力した日時を検出する日時検出手段、7は日時検出手段で検出された日時を基に、イラストデータ記憶部で記憶されているイラストデータを選択するイラスト決定手段、8は手書き入力とイラストを合成して出力する表示部である。
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウエア構成を図2に示す。図2は基本的に汎用の計算機システムの構成と同じであるため、図1のシステムの構成部分として説明した、手書き入力部1、レイアウト記憶部3、イラストデータ記憶部5、表示部8を備えている。図2の構成のうち図1のシステム構成と同じ部分に関しては、同一番号を付し説明を省略する。図2において、9は表示部8に表示されるデータを記憶するVRAM、10は処理のプログラムやデータを実行時に記憶する主記憶装置、11はプログラムやデータを蓄積しておく外部記憶装置、12は外部記憶装置11に記憶されているプログラムを主記憶装置10に転送し実行するCPUである。以上のように構成された書類作成装置の動作を、図3のフローチャートに沿って説明する。
<準備>
はじめに、レイアウト記憶部3において、図4に示す6個の手書き領域の参照パターンと、図5〜図10に示すような手書き領域の参照パターンに対する、手書き領域とイラスト領域のレイアウトを記憶させる。手書き領域の参照パターンとは、ユーザが記述した領域の形状を表現している。例えば、図4の参照パターン1は、ユーザの手書き領域が縦方向より横方向に長い領域を表現している。ユーザの記述領域と図4の6つの参照パターンとのマッチングを行い、ユーザの記述領域と最も類似している参照パターンを選択する。選択された参照パターンに対して、図5〜図10のレイアウトを用いてユーザの手書き領域と、イラスト領域を決定する。例えば、図5は、参照パターン1が選択された際の、4つのレイアウトを示している。左上のレイアウトは、手書き領域を中心付近に移動させ、その右下にイラストを挿入するレイアウトである。同様に、各参照パターンに対して、図5〜図10のレイアウトが定義されている。
また、イラストデータ記憶部5において、図11に示されるようなイラストデータとそのイラストデータが使用される「月」に関する情報を記憶させる。例えば、イラストIDが1の「雪だるま」のイラストは、12月〜3月にかけて使用される可能性が高いため、12月〜3月に対する値が、0.8となっている。各月の値は、0〜1.0の範囲で表現され、値が大きいほど、使用される可能性が高いことを表現している。
<アルゴリズム>
(ステップA1)
マウス、タブレット等のポインティングデバイス、または、タッチパネルが装着されているディスプレイ等の手書き入力できる計算機に対して、ユーザが、図12のような手書き入力をする。
(ステップA2)
ユーザが手書き入力できる領域を図13に示すように矩形に分割し、それぞれの領域に対して入力された手書きの量を計算する。具体的には、手書き入力可能な領域を17×24の矩形に分割し、各矩形中の手書き入力されたドット情報をカウントすることにより、図12でユーザによって手書き入力された内容は、図14のように、各格子内に含まれるドットの数の情報で表現される。ドット数が多いことは、多くの手書きが存在したことを示す。図14において、矩形の中に示す数字がドット数を表現している。矩形の中に数字が記述されていない場所は、ドット数が0を示している。
(ステップA3〜A5)
レイアウト記憶部3で記憶されている手書き領域の参照パターンを選択し、選択された参照パターンの手書き領域と、ユーザによって入力された手書き領域とのマッチングを行い、評価値を計算する。
例えば、参照パターン1と図13のユーザの手書き領域とのマッチングは、次のように計算する。図14に示すように、(ステップA2)で分割された格子と、参照パターン1を重ね合わせる。参照パターン1の中に入っている格子のカウント数の和を求めることにより、参照パターン1と手書き領域のマッチングが計算できる。図14の例では、参照パターン1内のカウントの和は、
(数1)
3+4+4+3+……+4=92で求められる。
さらに、参照パターンを移動させ、手書き領域と参照パターン1が一致している場所を探索する。具体的には、参照パターン1の領域を左上から順に、左右、上下に移動させ、再び参照パターン1の内部にある格子のカウント数の和を求める。この操作を繰返し、最も高い値が求められる場所が、参照パターン1と手書き領域が一致していると考えられる。
同様の操作を、他の5つの参照パターン2〜6に対して行う。
(ステップA6)
(ステップA3〜A5)において、ユーザによって入力された手書きと、あらかじめ蓄えられていた参照パターンとのマッチングの評価値が計算された。その結果から、記述領域に最も類似している参照パターンを選択する。本実施例での計算結果を図15に示す。図15の計算結果から、カウント数の和が最も大きい参照パターン6が選択される。
(ステップA7)
選択された参照パターンに対して、レイアウト記憶部3で記憶されている図5〜図10より手書き領域とイラスト領域のレイアウトが選択される。本実施例では、参照パターン6が選択されたため、図10より、3つのレイアウトが選択される。
(ステップA8)
日時検出手段6において、計算機に内臓されている時計を用いて、手書き入力された日時を検出する。本実施例では、「平成8年2月24日13時10分」と検出されたとする。
(ステップA9)
(ステップA8)で検出された月から、イラストデータ記憶部5で記憶されているイラストを選択する。本実施例では、(ステップA8)で検出された月が2月であったため、図11に示すイラストデータから、2月に適合するイラストが図16のように適合度合付きで選択される。
(ステップA10)
(ステップA7)で選択されたレイアウトのイラスト領域の部分へ、(ステップA9)で選択されたイラストデータを挿入し、手書き領域の部分へ、ユーザの手書き領域を移動させることにより、イラスト付き手書き入力の書類が作成される。本実施例では、図10のレイアウトに対して、図16のイラストデータが挿入された書類が、図17に示すように、表示部8において表示される。
本発明の書類作成装置を用いることにより、図12で入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された部分の形状に応じて手書き領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、書類を作成できる。手書き入力された量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、季節感のあるイラストを挿入することにより、見栄えのする書類が自動的に作成できる。
なお、本実施例では、挿入されるイラストは、静止画像であった。しかし、あらかじめイラストデータ記憶部で記憶させるイラストを、動画に変更することにより、動画を挿入することができる。これにより、さらに見栄えのする書類を作成することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分の色は変更しなかった。しかし、日時検出手段6で検出された日時により、文字の色を変更することができる。例えば、8月に書かれた手書きの内容は、赤色に変更することができる。これにより、さらに季節感のある書類を作成することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分に動きがなかった。しかし、手書き入力された日時により、文字を点滅させたりすることができる。これにより、さらに見栄えのする書類を作成することができる。
なお、本実施例では、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイスを用いて手書き入力された内容に対して、イラスト付き書類を作成した。しかし、ワープロ等の装置においてキーボードにより入力された文章を基に自動的にレイアウトすることができる。
なお、本実施例では、ワンポイントのイラストを挿入していた。しかし、手書き入力された部分の枠をイラストデータとして準備し、それらの枠を用いた書類を作成することができる。
なお、本実施例では、イラストデータ記憶部で記憶されるイラストデータは、各月に対する値で表現されていた。しかし、各イラストデータに対してファジィ集合を用いて利用される月を表現してもよい。
第2の発明にかかる実施の一形態を図を参照しながら説明する。
(実施例2)
図18は、第2の発明の実施例である書類作成装置のシステム構成を示すものである。図18において、13はユーザからの手書き入力を受け付ける手書き入力部、14は手書き入力部で入力された手書きの領域を検出する記述領域検出手段、15は手書き領域とイラスト領域のレイアウトパターンが記憶されているレイアウト記憶部、16は記述領域検出手段で検出された領域の情報を基に、レイアウト記憶部で記憶されているレイアウトを選択するレイアウト決定手段、17はイラストデータの画像情報とイラストを使用するユーザのプロフィールが記憶されているイラストデータ記憶部、18はユーザがプロフィールを入力するプロフィール入力部、19はプロフィール入力部で入力されたプロフィールを基に、イラストデータ記憶部17で記憶されているイラストデータを選択するイラスト決定手段、20は手書き入力とイラストを合成して出力する表示部である。
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウエア構成を図19に示す。図19は基本的に汎用の計算機システムの構成と同じであるため、図18のシステムの構成部分として説明した、手書き入力部13、プロフィール入力部18、レイアウト記憶部15、イラストデータ記憶部17、表示部20を備えている。図19の構成のうち図18のシステム構成と同じ部分に関しては、同一番号を付し説明を省略する。図19において、21は表示部20に表示されるデータを記憶するVRAM、22は処理のプログラムやデータを実行時に記憶する主記憶装置、23はプログラムやデータを蓄積しておく外部記憶装置、24は外部記憶装置23に記憶されているプログラムを主記憶装置22に転送し実行するCPUである。以上のように構成された書類作成装置の動作を、図20のフローチャートに沿って説明する。
<準備>
レイアウト記憶部15に記憶させる内容は、第1の発明と同一であるため、ここでは省力する。
イラストデータ記憶部17において、図21に示されるようなイラストデータとそのイラストデータが使用される「プロフィール」に関する情報を記憶させる。例えば、イラストIDが1の「雪だるま」のイラストは、性別が男性で、年齢が0〜10歳位のプロフィールのユーザが利用することを表現している。
<アルゴリズム>
(ステップB1)
マウス、タブレット等のポインティングデバイス、または、タッチパネルが装着されているディスプレイ等の入力デバイスを用いて、ユーザのプロフィールを入力する。例えば、図22に示すような画面に対して、性別=「男性」、年齢=「0〜10歳」が入力されたとする。
(ステップB2)から(ステップB8)は、第1の発明の(ステップA1)から(ステップA7)と同じ処理を行うため、ここでは説明を省略する。
(ステップB9)
(ステップB1)で入力されたプロフィールから、イラストデータ記憶部17で記憶されているイラストを選択する。本実施例では、(ステップB1)で入力されたプロフィールが性別=「男性」、年齢=「0〜10歳」であったため、図21のイラストデータから、ユーザのプロフィールに一致しているイラストデータが図23のように選択される。
(ステップB10)
(ステップB8)で選択されたレイアウトのイラスト領域の部分へ、(ステップB9)で選択されたイラストデータを挿入し、手書き領域の部分へ、ユーザの手書き領域を移動させることにより、イラスト付き手書き入力の書類が作成される。本実施例では、図10のレイアウトに対して、図23のイラストデータが挿入された書類が、図24に示すように、表示部20において表示される。
本発明の書類作成装置を用いることにより、図12で入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された部分の形状に応じて手書き領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、書類を作成できる。手書き入力された量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、ユーザのプロフィールにあったイラストを挿入することにより、ユーザの個人情報を反映させた書類が自動的に作成できる。子供が作成すると、子供らしい書類が作成され、女性が作成すると、女性らしい書類が作成できる。
なお、本実施例では、挿入されるイラストは、静止画像であった。しかし、あらかじめイラストデータ記憶部で記憶させるイラストを、動画に変更することにより、動画を挿入することができる。これにより、さらに見栄えのする書類を作成することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分の色は変更しなかった。しかし、ユーザのプロフィールに応じて、文字の色を変更することができる。例えば、子供が入力するとカラフルな色に変更し、大人が入力すると黒色に変更することができる。これにより、さらにユーザらしさを反映させた書類を作成することができる。
なお、本実施例では、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイスを用いて手書き入力された内容に対して、イラスト付き書類を作成した。しかし、ワープロ等の装置においてキーボードにより入力された文章を基に自動的にレイアウトすることができる。
なお、本実施例では、ワンポイントのイラストを挿入していた。しかし、手書き入力された部分の枠をイラストデータとして準備し、それらの枠を用いた書類を作成することができる。
なお、本実施例では、イラストデータ記憶部で記憶されるイラストデータのプロフィール情報は、数値または記号で表現されていた。しかし、利用するユーザのプロフィールがあいまいな場合には、ファジィ集合で表現してもよい。
(実施例3)
第3の発明にかかる実施の一形態を図を参照しながら説明する。
図25は、第3の発明の実施例である書類作成装置のシステム構成を示すものである。図25において、25はユーザからの手書き入力を受け付ける手書き入力部、26は手書き入力部で入力された手書きの領域を検出する記述領域検出手段、27は手書き領域とイラスト領域のレイアウトパターンが記憶されているレイアウト記憶部、28は記述領域検出手段で検出された領域の情報を基に、レイアウト記憶部で記憶されているレイアウトを選択するレイアウト決定手段、29はイラストデータの画像情報とイラストの使用される季節が記憶されているイラストデータ記憶部、30はユーザが感情を入力する感情入力部、31は感情入力部で入力された感情を基に、イラストデータ記憶部29で記憶されているイラストデータを選択するイラスト決定手段、32は手書き入力とイラストを合成して出力する表示部である。
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウエア構成を図26に示す。図26は基本的に汎用の計算機システムの構成と同じであるため、図25のシステムの構成部分として説明した、手書き入力部25、感情入力部30、レイアウト記憶部27、イラストデータ記憶部29、表示部32を備えている。図26の構成のうち図25のシステム構成と同じ部分に関しては、同一番号を付し説明を省略する。図26において、33は表示部32に表示されるデータを記憶するVRAM、34は処理のプログラムやデータを実行時に記憶する主記憶装置、35はプログラムやデータを蓄積しておく外部記憶装置、36は外部記憶装置35に記憶されているプログラムを主記憶装置34に転送し実行するCPUである。以上のように構成された書類作成装置の動作を、図27のフローチャートに沿って説明する。
<準備>
レイアウト記憶部27に記憶させる内容は、第1の発明と同一であるため、ここでは省力する。
イラストデータ記憶部29において、図28に示されるようなイラストデータとそのイラストデータが使用される「ユーザの感情」に関する情報を記憶させる。例えば、イラストIDが1の「鷹」のイラストは、ユーザが怒っているときに利用することを表現している。
<アルゴリズム>
(ステップC1)
マウス、タブレット等のポインティングデバイス、または、タッチパネルが装着されているディスプレイ等の入力デバイスを用いて、ユーザの感情を入力する。例えば、図29に示すような画面に対して、「うれしい」が入力されたとする。
(ステップC2)から(ステップC8)は、第1の発明の(ステップA1)から(ステップA7)と同じ処理を行うため、ここでは説明を省略する。
(ステップC9)
(ステップC1)で入力された感情から、イラストデータ記憶部29で記憶されているイラストを選択する。本実施例では、(ステップC1)で入力された感情が「うれしい」であったため、図28のイラストデータから、ユーザの感情に一致しているイラストデータが図30のように選択される。
(ステップC10)
(ステップC8)で選択されたレイアウトのイラスト領域の部分へ、(ステップC9)で選択されたイラストデータを挿入し、手書き領域の部分へ、ユーザの手書き領域を移動させることにより、イラスト付き手書き入力の書類が作成される。本実施例では、図10のレイアウトに対して、図30のイラストデータが挿入された書類が、図31に示すように、表示部32において表示される。
本発明の書類作成装置を用いることにより、図12で入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された部分の形状に応じて手書き領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、書類を作成できる。手書き入力された量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、ユーザの感情にあったイラストを挿入することにより、ユーザの気分を伝える書類を作成することができる。
なお、本実施例では、挿入されるイラストは、静止画像であった。しかし、あらかじめイラストデータ記憶部で記憶させるイラストを、動画に変更することにより、動画を挿入することができる。これにより、さらに見栄えのする書類を作成することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分の色は変更しなかった。しかし、ユーザのプロフィールに応じて、文字の色を変更することができる。例えば、ユーザが怒っているときには、文字の色を赤色に変更することができる。これにより、さらに、感情を伝える書類を作成することができる。
なお、本実施例では、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイスを用いて手書き入力された内容に対して、イラスト付き書類を作成した。しかし、ワープロ等の装置においてキーボードにより入力された文章を基に自動的にレイアウトすることができる。
なお、本実施例では、ワンポイントのイラストを挿入していた。しかし、手書き入力された部分の枠をイラストデータとして準備し、それらの枠を用いた書類を作成することができる。
なお、本実施例では、イラストデータ記憶部で記憶されるイラストデータの感情に関する情報は、記号で表現されていた。しかし、利用するユーザの感情があいまいな場合には、ファジィ集合で表現してもよい。
(実施例4)
第4の発明にかかる実施の一形態を図を参照しながら説明する。
図32は、第4の発明の実施例である書類作成装置のシステム構成を示すものである。図32において、37はユーザからの手書き入力を受け付ける手書き入力部、38は手書き入力部で入力されていない空き領域を検出する空き領域検出手段、39はイラストデータの画像情報とイラストの使用される季節が記憶されているイラストデータ記憶部、40はユーザが手書き入力した時刻を検出する日時検出手段、41は日時検出手段で検出された日時を基に、イラストデータ記憶部で記憶されているイラストデータを選択するイラスト決定手段、42は手書き入力とイラストを合成して出力する表示部である。
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウエア構成は、図2の第1の発明のハードウエア構成から、レイアウト記憶部3を取り除いた構成となる。各機能は、同一であるため、説明を省略する。次に、書類作成装置の動作を、図33のフローチャートに沿って説明する。
<準備>
イラストデータ記憶部39に記憶される内容は、第1の発明のイラストデータ記憶部5に記憶される内容と同一であるため、説明を省略する。
<アルゴリズム>
(ステップD1)
マウス、タブレット等のポインティングデバイス、または、タッチパネルが装着されているディスプレイ等の手書き入力できる計算機に対して、ユーザが、図12のような手書き入力をする。
(ステップD2)
ユーザが手書き入力できる領域を図13に示すように矩形に分割し、それぞれの領域に対して入力された手書きの量を計算する。具体的には、手書き入力可能な領域を17×24の矩形に分割し、各矩形中の手書き入力されたドット情報をカウントすることにより、図12でユーザによって手書き入力された内容は、図14のように、各格子内に含まれるドットの数の情報で表現される。ドット数が多いことは、多くの手書きが存在したことを示す。図14において、矩形の中に示す数字がドット数を表現している。矩形の中に数字が記述されていない場所は、ドット数が0を示している。
(ステップD3)
日時検出手段40において、計算機に内臓されている時計を用いて、手書き入力された日時を検出する。本実施例では、「平成8年2月24日13時10分」と検出されたとする。
(ステップD4)
(ステップD3)で検出された月から、イラストデータ記憶部39で記憶されているイラストを選択する。本実施例では、(ステップD3)で検出された月が2月であったため、図11に示すイラストデータから、2月に適合するイラストが図16のように適合度合付きで選択される。
(ステップD5〜D7)
(ステップD4)で選択されたイラストデータに関して(ステップD2)で検出された空き領域(ドット数=0)に挿入できる場合には挿入する。
(ステップD8)
手書き入力された内容は移動せずに、挿入できる領域にイラストデータ挿入して出力する。本実施例では、図13の手書き入力に対して、図16のイラストデータが挿入された書類が、図34に示すように、表示部42において表示される。
本発明の書類作成装置を用いることにより、図12で入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された量が少ない場合でも、イラストを挿入することにより、全体のバランスがとれる。さらに、季節感のあるイラストを挿入することにより、見栄えのする書類が自動的に作成できる。
なお、本実施例では、挿入されるイラストは、静止画像であった。しかし、あらかじめイラストデータ記憶部で記憶させるイラストを、動画に変更することにより、動画を挿入することができる。これにより、さらに見栄えのする書類を作成することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分の色は変更しなかった。しかし、日時検出手段で検出された日時により、文字の色を変更することができる。例えば、8月に書かれた手書きの内容は、赤色に変更することができる。これにより、さらに季節感のある書類を作成することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分に動きがなかった。しかし、手書き入力された日時により、文字を点滅させたりすることができる。これにより、さらに見栄えのする書類を作成することができる。
なお、本実施例では、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイスを用いて手書き入力された内容に対して、イラスト付き書類を作成した。しかし、ワープロ等の装置においてキーボードにより入力された文章を基に自動的にレイアウトすることができる。
なお、本実施例では、ワンポイントのイラストを挿入していた。しかし、手書き入力された部分の枠をイラストデータとして準備し、それらの枠を用いた書類を作成することができる。
なお、本実施例では、イラストデータ記憶部で記憶されるイラストデータは、各月に対する値で表現されていた。しかし、各イラストデータに対してファジィ集合を用いて利用される月を表現してもよい。
(実施例5)
第5の発明にかかる実施の一形態を図を参照しながら説明する。
図35は、第5の発明の実施例である書類作成装置のシステム構成を示すものである。図35において、43はユーザからの手書き入力を受け付ける手書き入力部、44は手書き入力部で入力されていない空き領域を検出する空き領域検出手段、45はイラストデータの画像情報とイラストを使用するユーザのプロフィールが記憶されているイラストデータ記憶部、46はユ・BR>[ザがプロフィールを入力するプロフィール入力部、47はプロフィール入力部で入力されたプロフィールを基に、イラストデータ記憶部45で記憶されているイラストデータを選択するイラスト決定手段、48は手書き入力とイラストを合成して出力する表示部である。
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウエア構成は、図19の第2の発明のハードウエア構成から、レイアウト記憶部15を取り除いた構成となる。各機能は、同一であるため、説明を省略する。次に、書類作成装置の動作を、図36のフローチャートに沿って説明する。
<準備>
イラストデータ記憶部45に記憶される内容は、第2の発明のイラストデータ記憶部17に記憶される内容と同一であるため、説明を省略する。
<アルゴリズム>
(ステップE1)
マウス、タブレット等のポインティングデバイス、または、タッチパネルが装着されているディスプレイ等の入力デバイスを用いて、ユーザのプロフィールを入力する。例えば、図22に示すような画面に対して、性別=「男性」、年齢=「0〜10歳」が入力されたとする。
(ステップE2)、(ステップE3)は第4の発明の(ステップD1)、(ステップD2)とそれぞれ同一であるため説明を省略する。
(ステップE4)
(ステップE1)で入力されたプロフィールから、イラストデータ記憶部45で記憶されているイラストを選択する。本実施例では、(ステップE1)で入力されたプロフィールが性別=「男性」、年齢=「0〜10歳」であったため、図21のイラストデータから、ユーザのプロフィールに一致しているイラストデータが図23のように選択される。
(ステップE5)から(ステップE7)は、第4の発明の(ステップD5)から(ステップD7)と同一であるため、説明を省略する。
(ステップE8)
手書き入力された内容は移動せずに、挿入できる領域にイラストデータ挿入して出力する。本実施例では、図13の手書き入力に対して、図23のイラストデータが挿入された書類が、図37に示すように、表示部42において表示される。
本発明の書類作成装置を用いることにより、図12で入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された量が少ない場合でも、イラストを挿入することにより、全体のバランスがとれる。さらに、ユーザのプロフィールにあったイラストを挿入することにより、ユーザの個人情報を反映させた書類が自動的に作成できる。子供が作成すると、子供らしい書類が作成され、女性が作成すると、女性らしい書類が作成できる。
なお、本実施例では、挿入されるイラストは、静止画像であった。しかし、あらかじめイラストデータ記憶部で記憶させるイラストを、動画に変更することにより、動画を挿入することができる。これにより、さらに見栄えのする書類を作成することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分の色は変更しなかった。しかし、ユーザのプロフィールに応じて、文字の色を変更することができる。例えば、子供が入力するとカラフルな色に変更し、大人が入力すると黒色に変更することができる。これにより、さらにユーザらしさを反映させた書類を作成することができる。
なお、本実施例では、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイスを用いて手書き入力された内容に対して、イラスト付き書類を作成した。しかし、ワープロ等の装置においてキーボードにより入力された文章を基に自動的にレイアウトすることができる。
なお、本実施例では、ワンポイントのイラストを挿入していた。しかし、手書き入力された部分の枠をイラストデータとして準備し、それらの枠を用いた書類を作成することができる。
なお、本実施例では、イラストデータ記憶部で記憶されるイラストデータのプロフィール情報は、数値または記号で表現されていた。しかし、利用するユーザのプロフィールがあいまいな場合には、ファジィ集合で表現してもよい。
(実施例6)
第6の発明にかかる実施の一形態を図を参照しながら説明する。
図38は、第6の発明の実施例である書類作成装置のシステム構成を示すものである。図38において、49はユーザからの手書き入力を受け付ける手書き入力部、50は手書き入力部で入力されていない空き領域を検出する空き領域検出手段、51はイラストデータの画像情報とイラストを使用するユーザのプロフィールが記憶されているイラストデータ記憶部、52はユーザがプロフィールを入力するプロフィール入力部、53はプロフィール入力部で入力されたプロフィールを基に、イラストデータ記憶部51で記憶されているイラストデータを選択するイラスト決定手段、54は手書き入力とイラストを合成して出力する表示部である。
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウエア構成は、図26の第3の発明のハードウエア構成から、レイアウト記憶部27を取り除いた構成となる。各機能は、同一であるため、説明を省略する。次に、書類作成装置の動作を、図39のフローチャートに沿って説明する。
<準備>
イラストデータ記憶部45に記憶される内容は、第3の発明のイラストデータ記憶部29に記憶される内容と同一であるため、説明を省略する。
<アルゴリズム>
(ステップF1)
マウス、タブレット等のポインティングデバイス、または、タッチパネルが装着されているディスプレイ等の入力デバイスを用いて、ユーザの感情を入力する。例えば、図29に示すような画面に対して、「うれしい」が入力されたとする。
(ステップF2)、(ステップF3)は第4の発明の(ステップD1)、(ステップD2)とそれぞれ同一であるため説明を省略する。
(ステップF4)
(ステップF1)で入力された感情から、イラストデータ記憶部51で記憶されているイラストを選択する。本実施例では、(ステップF1)で入力された感情が「うれしい」であったため、図28のイラストデータから、ユーザの感情に一致しているイラストデータが図30のように選択される。
(ステップF5)から(ステップF7)は、第4の発明の(ステップD5)から(ステップD7)と同一であるため、説明を省略する。
(ステップF8)
手書き入力された内容は移動せずに、挿入できる領域にイラストデータ挿入して出力する。本実施例では、図13の手書き入力に対して、図30のイラストデータが挿入された書類が、図40に示すように、表示部54において表示される。
本発明の書類作成装置を用いることにより、図12で入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された量が少ない場合でも、イラストを挿入することにより、全体のバランスがとれる。さらに、ユーザの感情にあったイラストを挿入することにより、ユーザの気分を伝える書類を作成することができる。
なお、本実施例では、挿入されるイラストは、静止画像であった。しかし、あらかじめイラストデータ記憶部で記憶させるイラストを、動画に変更することにより、動画を挿入することができる。これにより、さらに見栄えのする書類を作成することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分の色は変更しなかった。しかし、ユーザのプロフィールに応じて、文字の色を変更することができる。例えば、ユーザが怒っているときには、文字の色を赤色に変更することができる。これにより、さらに、感情を伝える書類を作成することができる。
なお、本実施例では、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイスを用いて手書き入力された内容に対して、イラスト付き書類を作成した。しかし、ワープロ等の装置においてキーボードにより入力された文章を基に自動的にレイアウトすることができる。
なお、本実施例では、ワンポイントのイラストを挿入していた。しかし、手書き入力された部分の枠をイラストデータとして準備し、それらの枠を用いた書類を作成することができる。
なお、本実施例では、イラストデータ記憶部で記憶されるイラストデータの感情に関する情報は、記号で表現されていた。しかし、利用するユーザの感情があいまいな場合には、ファジィ集合で表現してもよい。
(実施例7)
第7の発明にかかる実施の一形態を図を参照しながら説明する。
図41は、第7の発明の実施例である書類作成装置のシステム構成を示すものである。図41において、55はユーザからの手書き入力を受け付ける手書き入力部、56は手書き入力部で入力された手書きの領域を検出する記述領域検出手段、57は手書き領域とイラスト領域のレイアウトパターンが記憶されているレイアウト記憶部、58は記述領域検出手段で検出された領域の情報を基に、レイアウト記憶部で記憶されているレイアウトを選択するレイアウト決定手段、59はイラストデータの画像情報とイラストの使用される季節が記憶されているイラストデータ記憶部、60は効果音の音声情報と効果音が使用される季節が記憶されている効果音記憶部、61はユーザが手書き入力した時刻を検出する日時検出手段、62は日時検出手段で検出された日時を基に、イラストデータ記憶部で記憶されているイラストデータと効果音記憶部で記憶されている効果音とを選択するイラスト効果音決定手段、63は手書き入力とイラストを合成して効果音と共に出力する表示部である。
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウエア構成を図42に示す。図42は基本的に汎用の計算機システムの構成と同じであるため、図41のシステムの構成部分として説明した、手書き入力部55、レイアウト記憶部57、イラストデータ記憶部59、効果音記憶部60、表示部63を備えている。図42の構成のうち図41のシステム構成と同じ部分に関しては、同一番号を付し説明を省略する。図42において、64は表示部63に表示されるデータを記憶するVRAM、65は処理のプログラムやデータを実行時に記憶する主記憶装置、66はプログラムやデータを蓄積しておく外部記憶装置、67は外部記憶装置66に記憶されているプログラムを主記憶装置65に転送し実行するCPUである。以上のように構成された書類作成装置の動作を、図43のフローチャートに沿って説明する。
<準備>
レイアウト記憶部57とイラストデータ記憶部59で記憶させる内容は、第1の発明と同一であるため、説明を省略する。
効果音記憶部60において、図43に示されるような効果音とその効果音が使用される「月」に関する情報を記憶させる。例えば、効果音IDが1のタイトル「スキー」の効果音は、12月〜3月にかけて使用される可能性が高いため、12月〜3月に対する値が、0.8となっている。各月の値は、0〜1.0の範囲で表現され、値が大きいほど、使用される可能性が高いことを表現している。
<アルゴリズム>
(ステップG1)から(ステップG8)までは、第1の発明の(ステップA1)から(ステップA8)と同一であるため、説明を省略する。
(ステップG9)
(ステップG8)で検出された月から、イラストデータ記憶部59で記憶されているイラストを選択する。本実施例では、(ステップG8)で検出された月が2月であったため、図11に示すイラストデータから、2月に適合するイラストが図16のように適合度合付きで選択される。また、(ステップG8)で検出された月から、効果音記憶部60で記憶されている効果音を選択する。本実施例では、(ステップG8)で検出された月が2月であったため、図43に示すイラストデータから、2月に適合するイラストが図44のように適合度合付きで選択される。
(ステップG10)
(ステップG7)で選択されたレイアウトのイラスト領域の部分へ、(ステップG9)で選択されたイラストデータを挿入し、手書き領域の部分へ、ユーザの手書き領域を移動させることにより、イラスト付き手書き入力の書類が作成される。(ステップG9)で選択された効果音を発生させながら、表示部63で表示される。本実施例では、図10のレイアウトに対して、図16のイラストデータが挿入された書類が、図45に示されるように、各書類の下に示されている効果音を発生させながら順に表示される。
本発明の書類作成装置を用いることにより、図12で入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された部分の形状に応じて手書き領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、書類を作成できる。手書き入力された量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、季節感のあるイラストを挿入することにより、見栄えのする書類が自動的に作成できる。
なお、本実施例では、挿入されるイラストは、静止画像であった。しかし、あらかじめイラストデータ記憶部で記憶させるイラストを、動画に変更することにより、動画を挿入することができる。これにより、さらに見栄えのする書類を作成することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分の色は変更しなかった。しかし、日時検出手段で検出された日時により、文字の色を変更することができる。例えば、8月に書かれた手書きの内容は、赤色に変更することができる。これにより、さらに季節感のある書類を作成することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分に動きがなかった。しかし、手書き入力された日時により、文字を点滅させたりすることができる。これにより、さらに見栄えのする書類を作成することができる。
なお、本実施例では、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイスを用いて手書き入力された内容に対して、イラスト付き書類を作成した。しかし、ワープロ等の装置においてキーボードにより入力された文章を基に自動的にレイアウトすることができる。
なお、本実施例では、ワンポイントのイラストを挿入していた。しかし、手書き入力された部分の枠をイラストデータとして準備し、それらの枠を用いた書類を作成することができる。
なお、本実施例では、イラストデータ記憶部で記憶されるイラストデータは、各月に対する値で表現されていた。しかし、各イラストデータに対してファジィ集合を用いて利用される月を表現してもよい。
なお、本実施例では、効果音記憶部で記憶される音声データは、各月に対する値で表現されていた。しかし、各効果音に対してファジィ集合を用いて利用される月を表現してもよい。
なお、本実施例では、効果音とイラストを独立に決定していた。しかし、効果音付きイラストをイラストデータ記憶部に記憶させることにより、イラストに合った効果音が選択できる。
なお、本実施例では、日時検出手段を用いてイラストを選択した。しかし、プロフィール入力部を設けることにより、ユーザのプロフィールを基にイラストを選択することができる。これにより、ユーザのプロフィールに合ったイラスト付き書類を作成することができる。
なお、本実施例では、日時検出手段を用いてイラストを選択した。しかし、感情入力部を設けることにより、ユーザの感情を基にイラストを選択することができる。これにより、ユーザの感情に合ったイラスト付き書類を作成することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分を移動させ、イラストを挿入している。しかし、手書き領域の空き領域を検出し、その領域にイラストを挿入することもできる。
(実施例8)
第8の発明にかかる実施の一形態を図を参照しながら説明する。
図46は、第8の発明の実施例である書類送信装置のシステム構成を示すものである。図46において、68は送信する原稿を読み取る原稿読取部、69は原稿読取部68で読み取られた原稿の記述領域を検出する記述領域検出手段、70は手書き領域とイラスト領域のレイアウトパターンが記憶されているレイアウト記憶部、71は記述領域検出手段で検出された領域の情報を基に、レイアウト記憶部で記憶されているレイアウトを選択するレイアウト決定手段、72はイラストデータの画像情報とイラストの使用される季節が記憶されているイラストデータ記憶部、73はユーザが手書き入力した時刻を検出する日時検出手段、74は日時検出手段で検出された日時を基に、イラストデータ記憶部で記憶されているイラストデータを選択するイラスト決定手段、75は手書き入力とイラストを合成して出力する表示部、76は表示部75で表示されたイラスト付き書類をユーザが選択するユーザ選択部、77はユーザ選択部で選択されたイラスト付き書類を電話回線を通じて送信できる送信部である。
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウエア構成を図47に示す。図47は、基本的に汎用の計算機システムと通信モデムとスキャナーから構成されている。図46のシステムの構成部分として説明した、原稿読取部68、レイアウト記憶部70、イラストデータ記憶部72、ユーザ選択部76、表示部75、送信部77を備えている。図47の構成のうち図46のシステム構成と同じ部分に関しては、同一番号を付し説明を省略する。図47において、78は表示部75に表示されるデータを記憶するVRAM、79は処理のプログラムやデータを実行時に記憶する主記憶装置、80はプログラムやデータを蓄積しておく外部記憶装置、81は外部記憶装置80に記憶されているプログラムを主記憶装置79に転送し実行するCPUである。以上のように構成された書類送信装置の動作を、図48のフローチャートに沿って説明する。
<準備>
レイアウト記憶部70とイラストデータ記憶部72で記憶させる内容は、第1の発明と同一であるため、説明を省略する。
<アルゴリズム>
(ステップH1)
送信しようとする原稿を原稿読取部へ入力する。ここでは、図49に示す手書きの送信原稿を入力したとする。
(ステップH2)から(ステップH10)までは、第1の発明の(ステップA2)から(ステップA10)と同一であるため、説明を省略する。
(ステップH11)
(ステップH10)において表示部75で表示されたイラスト付き書類を、ポインティングデバイス等によりユーザ選択部76において選択する。ここでは、図17のように提示された3種類のイラスト付き書類の左の書類を選択したとする。
(ステップH12)
ユーザ選択部76において選択された原稿を送信部77により送信する。本実施例では、図17の左の書類が送信される。
本発明の書類送信装置を用いることにより、図49で入力されたユーザの送信原稿に対して、自動的にイラスト付き原稿を作成することができる。また、送信原稿の記述された部分の形状に応じて記述領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、書類を作成できる。送信原稿の記述量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、季節感のあるイラストを挿入することにより、見栄えのする原稿を送信することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分の色は変更しなかった。しかし、日時検出手段で検出された日時により、文字の色を変更することができる。例えば、8月に書かれた手書きの内容は、赤色に変更することができる。これにより、さらに季節感のある送信原稿を作成することができる。
なお、本実施例では、ワンポイントのイラストを挿入していた。しかし、送信原稿の枠をイラストデータとして準備し、それらの枠を用いた送信原稿を作成することができる。
なお、本実施例では、イラストデータ記憶部で記憶されるイラストデータは、各月に対する値で表現されていた。しかし、各イラストデータに対してファジィ集合を用いて利用される月を表現してもよい。
なお、本実施例では、日時検出手段を用いてイラストを選択した。しかし、プロフィール入力部を設けることにより、ユーザのプロフィールを基にイラストを選択することができる。これにより、ユーザのプロフィールに合った送信原稿を作成することができる。
なお、本実施例では、日時検出手段を用いてイラストを選択した。しかし、感情入力部を設けることにより、ユーザの感情を基にイラストを選択することができる。これにより、ユーザの感情に合った送信原稿を作成することができる。
なお、本実施例では、送信原稿の記述領域を移動させ、イラストを挿入している。しかし、送信原稿の空き領域を検出し、その領域にイラストを挿入することもできる。
(実施例9)
第9の発明にかかる実施の一形態を図を参照しながら説明する。
図50は、第9の発明の実施例である書類送信装置のシステム構成を示すものである。図50において、82はファクシミリを受信するファクシミリ受信部、83はユーザからの手書き入力を受け付ける手書き入力部、84はファクシミリ受信部82と手書き入力部83の書類の記述領域を検出する記述領域検出手段、85は記述領域とイラスト領域のレイアウトパターンが記憶されているレイアウト記憶部、86は記述領域検出手段で検出された領域の情報を基に、レイアウト記憶部で記憶されているレイアウトを選択するレイアウト決定手段、87はイラストデータの画像情報とイラストの使用される季節が記憶されているイラストデータ記憶部、88はユーザが手書き入力した時刻を検出する日時検出手段、89は日時検出手段で検出された日時を基に、イラストデータ記憶部で記憶されているイラストデータを選択するイラスト決定手段、90は手書き入力とイラストを合成して出力する表示部、91はイラスト付き書類を電話回線を通じて送信できる送信部である。
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウエア構成を図51に示す。図51は、基本的に汎用の計算機システムと通信モデムから構成されている。図51のシステムの構成部分として説明した、ファクシミリ受信部82、手書き入力部83、レイアウト記憶部85、イラストデータ記憶部87、表示部90、送信部91を備えている。図51の構成のうち図50のシステム構成と同じ部分に関しては、同一番号を付し説明を省略する。図51において、92は表示部90に表示されるデータを記憶するVRAM、93は処理のプログラムやデータを実行時に記憶する主記憶装置、94はプログラムやデータを蓄積しておく外部記憶装置、95は外部記憶装置94に記憶されているプログラムを主記憶装置93に転送し実行するCPUである。以上のように構成された書類送信装置の動作を、図52のフローチャートに沿って説明する。
<準備>
レイアウト記憶部85とイラストデータ記憶部87で記憶させる内容は、第1の発明と同一であるため、説明を省略する。
<アルゴリズム>
(ステップJ1)
ファクシミリ受信部82によって、ファクシミリを受信する。ここでは、図53の内容のファクシミリを受信したとする。
(ステップJ2)
マウス、タブレット等のポインティングデバイス、または、タッチパネルが装着されているディスプレイ等の手書き入力できる計算機に対して、ユーザが、図54のように手書き入力をする。
(ステップJ3)から(ステップJ10)は、第1の発明の(ステップA2)から(ステップA9)と同様の動作を行うため、説明を省略する。
(ステップJ11)
表示部90において、受信原稿の記述領域を中心に移動させ、イラストが挿入された原稿が図54のように表示される。
(ステップJ12)
(ステップJ11)で表示されたイラスト付き書類を、ポインティングデバイス等により選択する。ここでは、図54のように提示されたイラスト付き書類の左の書類を選択したとする。
(ステップJ12)
ユーザ選択部76において選択された原稿を送信部91により送信される。
本発明の書類送信装置を用いることにより、図53で受信した原稿に対してユーザが手書き入力した原稿に、自動的にイラストを挿入させることができる。また、受信した原稿の記述された部分の形状に応じて記述領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、原稿を作成できる。送信原稿の記述量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、季節感のあるイラストを挿入することにより、見栄えのする原稿を送信することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分の色は変更しなかった。しかし、日時検出手段で検出された日時により、文字の色を変更することができる。例えば、8月に書かれた手書きの内容は、赤色に変更することができる。これにより、さらに季節感のある送信原稿を作成することができる。
なお、本実施例では、ワンポイントのイラストを挿入していた。しかし、送信原稿の枠をイラストデータとして準備し、それらの枠を用いた送信原稿を作成することができる。
なお、本実施例では、イラストデータ記憶部で記憶されるイラストデータは、各月に対する値で表現されていた。しかし、各イラストデータに対してファジィ集合を用いて利用される月を表現してもよい。
なお、本実施例では、日時検出手段を用いてイラストを選択した。しかし、プロフィール入力部を設けることにより、ユーザのプロフィールを基にイラストを選択することができる。これにより、ユーザのプロフィールに合った送信原稿を作成することができる。
なお、本実施例では、日時検出手段を用いてイラストを選択した。しかし、感情入力部を設けることにより、ユーザの感情を基にイラストを選択することができる。これにより、ユーザの感情に合った送信原稿を作成することができる。
なお、本実施例では、送信原稿の記述領域を移動させ、イラストを挿入している。しかし、送信原稿の空き領域を検出し、その領域にイラストを挿入することもできる。
(実施例10)
第10の発明にかかる実施の一形態を図を参照しながら説明する。
図55は、第10の発明の実施例である書類送信装置のシステム構成を示すものである。図55において、96は送信する原稿を読み取る原稿読取部、97は原稿読取部96で読み取られた原稿の記述領域を検出する記述領域検出手段、98は手書き領域とイラスト領域のレイアウトパターンが記憶されているレイアウト記憶部、99は記述領域検出手段で検出された領域の情報を基に、レイアウト記憶部で記憶されているレイアウトを選択するレイアウト決定手段、100はイラストデータの画像情報とイラストの使用される季節が記憶されているイラストデータ記憶部、101はユーザが手書き入力した時刻を検出する日時検出手段、102は日時検出手段で検出された日時を基に、イラストデータ記憶部で記憶されているイラストデータを選択するイラスト決定手段、103は原稿とイラストの合成を記憶しているイラスト付き原稿記憶部、104はイラスト付き原稿記憶部103で記憶されている原稿を確認のために出力する原稿出力部、105はユーザが指定した原稿を送信する送信部である。
以上のように構成されたシステムが実行されるハードウエア構成を図56に示す。図56は、基本的にファクシミリと同様の構成からなる。図56のシステムの構成部分として説明した、原稿読取部96、レイアウト記憶部98、イラストデータ記憶部100、原稿出力部104、送信部105、イラスト付き原稿記憶部103を備えている。図56の構成のうち図55のシステム構成と同じ部分に関しては、同一番号を付し説明を省略する。図56において、106は処理のプログラムやデータを実行時に記憶する主記憶装置、107はプログラムやデータを蓄積しておく外部記憶装置、108は外部記憶装置107に記憶されているプログラムを主記憶装置106に転送し実行するCPUである。以上のように構成された書類送信装置の動作を、図57のフローチャートに沿って説明する。
<準備>
レイアウト記憶部70とイラストデータ記憶部72で記憶させる内容は、第1の発明と同一であるため、説明を省略する。
<アルゴリズム>
(ステップK1)から(ステップK9)までは、第8の発明の(ステップH1)から(ステップH9)までと同一であるため、説明を省略する。
(ステップK10)
(ステップK7)で選択されたレイアウトのイラスト領域の部分へ、(ステップK9)で選択されたイラストデータを挿入し、原稿の記述領域の部分へ、ユーザが入力した原稿の記述領域を移動させることにより、イラスト付き原稿が作成され、それらの原稿をイラスト付き原稿記憶部で記憶させる。本実施例では、図10のレイアウトに対して、図16のイラストデータが挿入された原稿が、記憶される。
(ステップK11)〜(ステップK13)
イラスト付き原稿記憶部で記憶されている原稿を、原稿出力部104において順に出力する。出力された原稿に対して、ユーザが満足したならば、そのイラスト付き原稿を送信する。
本発明の書類送信装置を用いることにより、図49で入力されたユーザの送信原稿に対して、自動的にイラスト付き原稿を作成することができる。また、送信原稿の記述された部分の形状に応じて記述領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、書類を作成できる。送信原稿の記述量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、季節感のあるイラストを挿入することにより、見栄えのする原稿を送信することができる。
なお、本実施例では、手書き入力された部分の色は変更しなかった。しかし、日時検出手段で検出された日時により、文字の色を変更することができる。例えば、8月に書かれた手書きの内容は、赤色に変更することができる。これにより、さらに季節感のある送信原稿を作成することができる。
なお、本実施例では、ワンポイントのイラストを挿入していた。しかし、送信原稿の枠をイラストデータとして準備し、それらの枠を用いた送信原稿を作成することができる。
なお、本実施例では、イラストデータ記憶部で記憶されるイラストデータは、各月に対する値で表現されていた。しかし、各イラストデータに対してファジィ集合を用いて利用される月を表現してもよい。
なお、本実施例では、日時検出手段を用いてイラストを選択した。しかし、プロフィール入力部を設けることにより、ユーザのプロフィールを基にイラストを選択することができる。これにより、ユーザのプロフィールに合った送信原稿を作成することができる。
なお、本実施例では、日時検出手段を用いてイラストを選択した。しかし、感情入力部を設けることにより、ユーザの感情を基にイラストを選択することができる。これにより、ユーザの感情に合った送信原稿を作成することができる。
なお、本実施例では、送信原稿の記述領域を移動させ、イラストを挿入している。しかし、送信原稿の空き領域を検出し、その領域にイラストを挿入することもできる。
本発明の他の実施形態である、書類を作成するための入力部と、前記入力部で入力された書類の記述領域を検出する記述領域検出手段と、複数の記述領域の形状を参照パターンとして記憶し、前記参照パターンに対応するイラスト領域のレイアウトを記憶するレイアウト記憶部から前記記述領域検出手段で検出された記述領域の形状と類似した形状の参照パターンを選択し、前記レイアウト記憶部に記憶されている前記選択した参照パターンに対応するイラスト領域のレイアウトを決定するレイアウト決定手段と、日時を検出する日時検出手段と、イラストデータと前記イラストデータが使用される月に関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記日時検出手段で検出された日時に対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記入力部の入力と前記レイアウト決定手段で決定されたレイアウトと前記イラスト決定手段で決定されたイラストを基に書類とイラストとを表示する表示部を備える書類作成装置を用いることにより、入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された部分の形状に応じて手書き領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、書類を作成できる。手書き入力された量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、季節感のあるイラストを挿入することにより、見栄えのする書類が自動的に作成できる。
本発明の他の実施形態である、書類を作成するための入力部と、前記入力部で入力された書類の記述領域を検出する記述領域検出手段と、複数の記述領域の形状を参照パターンとして記憶し、前記参照パターンに対応するイラスト領域のレイアウトを記憶するレイアウト記憶部から前記記述領域検出手段で検出された記述領域の形状と類似した形状の参照パターンを選択し、前記レイアウト記憶部に記憶されている前記選択した参照パターンに対応するイラスト領域のレイアウトを決定するレイアウト決定手段と、プロフィールを入力するためのプロフィール入力部と、イラストデータと前記イラストデータが使用されるプロフィールに関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記プロフィール入力部で入力されたプロフィールに対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記入力部の入力と前記レイアウト決定手段で決定されたレイアウトと前記イラスト決定手段で決定されたイラストを基に書類とイラストとを表示する表示部を備える書類作成装置を用いることにより、入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された部分の形状に応じて手書き領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、書類を作成できる。手書き入力された量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、ユーザのプロフィールにあったイラストを挿入することにより、ユーザの個人情報を反映させた書類が自動的に作成できる。子供が作成すると、子供らしい書類が作成され、女性が作成すると、女性らしい書類が作成できる。
本発明の他の実施形態である、書類を作成するための入力部と、前記入力部で入力された書類の記述領域を検出する記述領域検出手段と、複数の記述領域の形状を参照パターンとして記憶し、前記参照パターンに対応するイラスト領域のレイアウトを記憶するレイアウト記憶部から前記記述領域検出手段で検出された記述領域の形状と類似した形状の参照パターンを選択し、前記レイアウト記憶部に記憶されている前記選択した参照パターンに対応するイラスト領域のレイアウトを決定するレイアウト決定手段と、感情を入力するための感情入力部と、イラストデータと前記イラストデータが使用される感情に関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記感情入力部で入力された感情に対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記入力部の入力と前記レイアウト決定手段で決定されたレイアウトと前記イラスト決定手段で決定されたイラストを基に書類とイラストとを表示する表示部を備える書類作成装置を用いることにより、入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された部分の形状に応じて手書き領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、書類を作成できる。手書き入力された量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、ユーザの感情にあったイラストを挿入することにより、ユーザの気分を伝える書類を作成することができる。
本発明の他の実施形態は、原稿を入力する原稿入力部と、前記原稿入力部で入力された原稿の記述領域を検出する記述領域検出手段と、複数の記述領域の形状を参照パターンとして記憶し、前記参照パターンに対応するイラスト領域のレイアウトを記憶するレイアウト記憶部から前記記述領域検出手段で検出された記述領域の形状と類似した形状の参照パターンを選択し、前記レイアウト記憶部に記憶されている前記選択した参照パターンに対応するイラスト領域のレイアウトに基づいて所定のレイアウトを決定するレイアウト決定手段と、日時を検出する日時検出手段と、イラストデータと前記イラストデータが使用される月に関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記日時検出手段で検出された日時に対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記原稿入力部から入力された原稿と前記レイアウト決定手段で決定されたレイアウトと前記イラスト決定手段で決定されたイラストとを記憶するイラスト付き原稿記憶部と、前記イラスト付き原稿記憶部で記憶されている内容を送信する送信部を備えることにより、入力されたユーザの送信原稿に対して、自動的にイラスト付き原稿を作成することができる。また、送信原稿の記述された部分の形状に応じて記述領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、書類を作成できる。送信原稿の記述量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、季節感のあるイラストを挿入することにより、見栄えのする原稿を送信することができる。
また、他の実施形態において、更に書類を表示するときに再生する効果音と前記効果音が使用される月に関する情報とを記憶している効果音記憶部と、前記日時検出手段で検出された日時に対応する効果音を前記イラストデータ記憶部の月に関する情報に基づいて決定する構成を備えることにより、入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラストと効果音の付いた書類を作成することができる。また、手書き入力された部分の形状に応じて手書き領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、書類を作成できる。手書き入力された量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、季節感のあるイラストを挿入することにより、見栄えのする書類が自動的に作成できる。
そして、本発明の第一の実施形態の書類作成装置を用いることにより、入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された量が少ない場合でも、イラストを挿入することにより、全体のバランスがとれる。さらに、季節感のあるイラストを挿入することにより、見栄えのする書類が自動的に作成できる。
第ニの実施形態の書類作成装置を用いることにより、入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された量が少ない場合でも、イラストを挿入することにより、全体のバランスがとれる。さらに、ユーザのプロフィールにあったイラストを挿入することにより、ユーザの個人情報を反映させた書類が自動的に作成できる。子供が作成すると、子供らしい書類が作成され、女性が作成すると、女性らしい書類が作成できる。
第三の実施形態の書類作成装置を用いることにより、入力されたユーザの手書き入力に対して、自動的にイラスト付き書類を作成することができる。また、手書き入力された量が少ない場合でも、イラストを挿入することにより、全体のバランスがとれる。さらに、ユーザの感情にあったイラストを挿入することにより、ユーザの気分を伝える書類を作成することができる。
また、ファクシミリを受信するファクシミリ受信部と、手書きの入力を受け付ける手書き入力部と、ファクシミリ受信部で受信したファクシミリと手書き入力部で入力された手書き入力の記述領域を検出する記述領域検出手段と、記述領域とイラスト領域のレイアウトが記憶されているレイアウト記憶部と、記述領域に応じてレイアウト記憶部で記憶されているレイアウトを基にレイアウトを決定するレイアウト決定手段と、日時を検出する日時検出手段と、イラストデータが記憶されているイラストデータ記憶部と、日時検出手段で検出された日時からイラストを決定するイラスト決定手段と、原稿入力部の原稿と手書き入力部で入力された手書きとレイアウト決定手段で決定されたレイアウトとイラスト決定手段で決定されたイラストを基に表示する表示部と、表示部で表示された内容を選択できる選択部と、選択部で選択された原稿を送信する送信部を備える実施形態によれば、受信した原稿に対してユーザが手書き入力した原稿に、自動的にイラストを挿入させることができる。また、受信した原稿の記述された部分の形状に応じて記述領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、原稿を作成できる。送信原稿の記述量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、季節感のあるイラストを挿入することにより、見栄えのする原稿を送信することができる。
また、入力された原稿を読み取る原稿読取部と、原稿読取部で読みとられた原稿の記述領域を検出する記述領域検出手段と、記述領域とイラスト領域のレイアウトが記憶されているレイアウト記憶部と、記述領域に応じてレイアウト記憶部で記憶されているレイアウトを基にレイアウトを決定するレイアウト決定手段と、日時を検出する日時検出手段と、イラストデータが記憶されているイラストデータ記憶部と、日時検出手段で検出された日時からイラストを決定するイラスト決定手段と、原稿読取部の原稿とレイアウト決定手段で決定されたレイアウトとイラスト決定手段で決定されたイラストを記憶するイラスト付き原稿記憶部と、イラスト付き原稿記憶部で記憶されている内容を出力する原稿出力部と、原稿出力部の原稿を送信する送信部を備える実施形態によれば、計算機の画面なしに、入力されたユーザの送信原稿に対して、自動的にイラスト付き原稿を作成することができる。また、送信原稿の記述された部分の形状に応じて記述領域を移動させることにより、ユーザは、全体のレイアウトを意識せずに、書類を作成できる。送信原稿の記述量が少ない場合でも、適切にレイアウトし、イラストを挿入し、全体のバランスがとれる。さらに、季節感のあるイラストを挿入することにより、見栄えのする原稿を送信することができる。
本発明は、入力された書類に対して、自動的にイラスト付き書類装置などに利用可能である。
第1の発明のシステム構成図 第1の発明のハードウエア構成図 第1の発明のフローチャート 手書き領域の参照パターンを示す図 参照パターン1のレイアウトを示す図 参照パターン2のレイアウトを示す図 参照パターン3のレイアウトを示す図 参照パターン4のレイアウトを示す図 参照パターン5のレイアウトを示す図 参照パターン6のレイアウトを示す図 日時で選択されるイラストデータを示す図 手書き入力される画面を示す図 矩形に分割された手書き入力画面を示す図 手書き領域の検出を示す図 参照パターンとのマッチングを示す図 月により選択されたイラストを示す図 第1の発明の出力結果を示す図 第2の発明のシステム構成図 第2の発明のハードウエア構成図 第2の発明のフローチャート プロフィールで選択されるイラストデータを示す図 プロフィール入力画面を示す図 プロフィールにより選択されたイラストを示す図 第2の発明の出力結果を示す図 第3の発明のシステム構成図 第3の発明のハードウエア構成図 第3の発明のフローチャート 感情で選択されるイラストデータを示す図 感情入力画面を示す図 感情により選択されたイラストデータを示す図 第3の発明の出力結果を示す図 第4の発明のシステム構成図 第4の発明のハードウエア構成図 第4の発明のフローチャート 第5の発明のシステム構成図 第5の発明のハードウエア構成図 第5の発明のフローチャート 第6の発明のシステム構成図 第6の発明のハードウエア構成図 第6の発明のフローチャート 第7の発明のシステム構成図 第7の発明のハードウエア構成図 第7の発明のフローチャート 日時で選択される効果音と選択された効果音を示す図 第7の発明の出力結果を示す図 第8の発明のシステム構成図 第8の発明のハードウエア構成図 第8の発明のフローチャート 送信原稿を示す図 第9の発明のシステム構成図 第9の発明のハードウエア構成図 第9の発明のフローチャート 受信したファクシミリと返事を示す図 第9の発明の出力結果を示す図 第10の発明のシステム構成図 第10の発明のハードウエア構成図 第10の発明のフローチャート
符号の説明
1,13,25,37,43,49,55,83 手書き入力部
2,14,26,56,69,84,97 記述領域検出手段
3,15,27,57,70,85,98 レイアウト記憶部
4,16,28,58,71,86,99 レイアウト決定手段
5,17,29,59,72,87,100 イラストデータ記憶部
6,40,61,73,88,101 日時検出手段
7,18,31,74,89,102 イラスト決定手段
8,20,32,42,48,54,63,75,90 表示部
9,21,33,64,78,92 VRAM
10,22,34,65,79,93,106 主記憶装置
11,23,35,66,80,94,107 外部記憶装置
12,24,36,67,81,95,108 CPU
19,46 プロフィール入力部
30,52 感情入力部
38,44,50 空き領域検出部
60 効果音記憶部
62 イラスト効果音決定手段
68,96 原稿読取部
76 ユーザ選択部
77,91,105 送信部
82 ファクシミリ受信部
103 イラスト付き原稿記憶部
104 原稿出力部

Claims (5)

  1. 書類を作成するための入力部と、前記入力部で入力された書類の空き領域を検出する空き領域検出手段と、プロフィールを入力するためのプロフィール入力部と、イラストデータと前記イラストデータが使用されるプロフィールに関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記プロフィール入力部で入力されたプロフィールに対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記空き領域検出手段で検出された空き領域に前記選択したイラストが挿入できる場合に、前記入力部の入力と前記イラスト決定手段で決定されたイラストを基に前記書類とイラストとを表示する表示部とを備えたことを特徴とする書類作成装置。
  2. 請求項1記載の書類作成装置において、前記プロフィール入力部で入力されるプロフィールは、性別およびまたは年齢であることを特徴とする書類作成装置。
  3. 書類を作成するための入力部と、前記入力部で入力された書類の空き領域を検出する空き領域検出手段と、感情を入力するための感情入力部と、イラストデータと前記イラストデータが使用される感情に関する情報とが記憶されているイラストデータ記憶部から前記感情入力部で入力された感情に対応するイラストを決定するイラスト決定手段と、前記空き領域検出手段で検出された空き領域に前記選択したイラストが挿入できる場合に、前記入力部の入力と前記イラスト決定手段で決定されたイラストを基に前記書類とイラストとを表示する表示部とを備えたことを特徴とする書類作成装置。
  4. 請求項3記載の書類作成装置において、前記感情入力部で入力される感情は、画面に表示された感情を表現したボタンを選択することで入力されることを特徴とする書類作成装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の書類作成装置において、前記入力部で入力される書類は、キーボードで作成された文章であることを特徴とする書類作成装置。
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