JP3869862B2 - Non-magnetic one-component developer - Google Patents

Non-magnetic one-component developer Download PDF

Info

Publication number
JP3869862B2
JP3869862B2 JP18531193A JP18531193A JP3869862B2 JP 3869862 B2 JP3869862 B2 JP 3869862B2 JP 18531193 A JP18531193 A JP 18531193A JP 18531193 A JP18531193 A JP 18531193A JP 3869862 B2 JP3869862 B2 JP 3869862B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner particles
hydrophobic silica
particles
magnetic
developer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18531193A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH0743927A (en
Inventor
善久 藏前
幸二 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP18531193A priority Critical patent/JP3869862B2/en
Publication of JPH0743927A publication Critical patent/JPH0743927A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3869862B2 publication Critical patent/JP3869862B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、従来の2成分磁気ブラシ現像法に代わる簡易な現像法として着目されている、1成分絶縁トナー現像法に用いられる非磁性1成分現像剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真技術を利用したプリンタ等の機器においては、従来、磁性キャリヤ粒子とトナー粒子とを含む2成分現像剤を用いた、いわゆる2成分磁気ブラシ現像法が広く採用されているが、近時、これに代わるより簡便な現像法として、1成分絶縁トナー現像法が提案され、開発が進められている。
【0003】
1成分絶縁トナー現像法は、トナー粒子を含む非磁性の1成分現像剤を現像スリーブとの摩擦帯電により帯電し、規制ブレードと鏡像力の作用によって現像スリーブ上に付着させて、当該現像スリーブ上にトナー粒子の均質な薄層を形成し、この薄層から、トナー粒子を感光体ドラム上の静電潜像に転写して、当該静電潜像を顕像化する方法である。上記1成分絶縁トナー現像法は、薄層と静電潜像とを直接に接触させて、トナー粒子による静電潜像の顕像化を行う接触式現像法と、薄層と静電潜像との間に空隙を設けて、トナー粒子を静電潜像にジャンプさせて顕像化する非接触式現像法(ジャンピング法)の2法に大別される。
【0004】
上記1成分絶縁トナー現像法に使用される非磁性1成分現像剤としては、従来の2成分現像剤の配合から磁性キャリヤを除いたものが一般的に使用されている。すなわち、着色剤を内添した、定着用樹脂からなるトナー粒子と、それに外添される外添剤とで、非磁性1成分現像剤は構成されている。
上記外添剤としては、流動性向上や帯電付与の効果をもつ無機微粉体が使用される(トナー粒子の流動性と、現像スリーブに対する静電気的な付着力を保持するための適度な帯電性は、現像スリーブ上にトナー粒子の均質な薄層を形成するための重要な要素である)。無機微粉体としては、たとえば金属粉(チタン、アルミニウム等)、シリカゲル、セラミック等を疎水化処理したものが一般的である。
【0005】
とくに、上記流動性向上や帯電付与の効果の点、あるいは取り扱い易さ、コスト等の点で、疎水性シリカが、外添剤として最も一般的に使用されている。そして、上記疎水性シリカの材質、粒子径、外添量、トナー粒子への付着状態、その他の特性を規定することで、現像剤性能の向上を図ることが種々提案されている。
【0006】
たとえば特開平4−152356号公報には、外添剤として、比表面積50〜200m2/g、ブローオフ帯電量+50〜+500μC/g、平均粒子径10〜100nmの疎水性シリカ粒子を、トナー粒子に対して0.1〜2.0重量%添加した非磁性1成分現像剤が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近時、形成画像の高画質化を目的として、トナー粒子がより小粒径化する傾向にあり、現在は粒径10μm以下のものが主流となっている。
ところが、このような小粒径のトナー粒子において、従来と同様の構成を採用すると、種々の問題が発生する。
【0008】
たとえば小粒径のトナー粒子を主成分とする非磁性1成分現像剤は、初期の帯電量が不足して画像濃度の低下や画像カブリ等の問題を生じやすいという傾向がある。また、帯電量が不足すると、トナー粒子の静電気的な付着力を保持できないため、現像スリーブ上にトナー粒子の均質な薄層を形成するのが難しくなるという問題もある。
【0009】
この原因としては、従来の疎水性シリカ粒子の帯電量が、前記のように+500μC/g以下の低い値であることが考えられる。
また従来の構成を採用した現像剤を、現像装置内で長期間、繰り返して使用すると、トナー粒子の流動性が悪化して凝集が発生したり、あるいは帯電量が大きく低下したりするという問題を生じる。そして、現像スリーブ表面に均質なトナー粒子の薄層を形成できなくなり、画像濃度の低下や白スジ等の画像不良が発生して、画像特性が悪化する。
【0010】
その主たる原因は、本発明者らの検討によると、外添剤としての疎水性シリカ粒子の劣化であることが判明した。
通常の疎水性シリカ粒子は、先の公開公報記載のものを含めて、いずれもシリカゲルを焼成したのち粉砕して製造された、粒子径が14nm未満という非常に細かいシリカコアの表面を、アミノシラン等のカップリング剤で処理して帯電特性を制御するとともに疎水化して製造される。先の公開公報でいう平均粒子径(10〜100nm)とは、上記疎水性シリカ粒子の製造方法から推察するに、1次粒子の平均粒子径ではなく、1次粒子の凝集体である凝集粒子の平均粒子径であろうと考えられる。
【0011】
このため疎水性シリカ粒子は、現像装置内で繰り返し攪拌されて力学的ストレスを受けると、より小さな凝集粒子や、あるいは1次粒子またはシリカコア単体の状態まで解砕されて、その平均粒子径が著しく低下する。そして、トナー粒子の流動性を維持するシリカ粒子のコロ作用、すなわち各トナー粒子間の距離を保持するスペーサの作用が低下して、現像剤の流動性が悪化し、凝集が発生して、現像スリーブ表面に、均質なトナー粒子の薄層を形成するのが困難になる。
【0012】
また疎水性シリカ粒子が解砕されると帯電特性に変動が生じる。たとえば正帯電の疎水性シリカ粒子は、シリカコアの表面を正帯電性のカップリング剤で処理することで製造されるが、シリカコア自体は負帯電性の傾向があるため、疎水性シリカ粒子が解砕されて、カップリング剤で処理されていない面が露出すると、帯電特性は正から負へ移行してしまう。一方、負帯電の疎水性シリカ粒子は、シリカコアの表面を、それ自体よりも強い負帯電性のカップリング剤で処理することで製造されるため、疎水性シリカ粒子が解砕されてカップリング剤で処理されていない面が露出すると、帯電量は、負の領域内で、シリカコア自体の帯電量に近づく方向に大きく変動する。このため、正負いずれの帯電性の場合も、トナー粒子の静電気的な付着力を保持できなくなり、現像スリーブ上にトナー粒子の均質な薄層を形成するのが難しくなる。
【0013】
また、疎水性シリカ粒子が解砕されてカップリング剤で処理されていない面が露出すると、疎水性が劣化するので、上記解砕により比表面積が増大することと相俟って、耐湿性等の耐環境安定性が低下し、流動性の悪化や帯電特性の変動にさらに拍車をかける結果となる。
しかも、前記のように1次粒子径が小さい疎水性シリカ粒子は、解砕される前の状態でも比表面積が大きいので、疎水化処理されているにも拘らず耐湿性が十分でない。このため、上記疎水性シリカ粒子を外添した現像剤は保存性が悪く、長期間保管すると、流動性の悪化や帯電特性の変動をきたすという問題もある。
【0014】
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであって、上記のような種々の問題を有さず、形成画像の高画質化に十分に対応しうる非磁性1成分現像剤を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段および作用】
上記課題を解決するため、本発明者らは、非磁性1成分現像剤の流動性および帯電特性を左右する重要な因子である、外添剤としての疎水性シリカ粒子について、種々検討を行った。
そして、帯電量が+500〜+1000μC/gで、かつ1次粒子径が14nm以上の疎水性シリカ粒子を使用することが、現像剤の初期の帯電量の向上、保存性の改善、ならびに現像装置内で長期間、繰り返して使用する際の流動性の悪化や帯電量の低下の緩和に有効であることを見出した。
【0016】
したがって本発明の非磁性1成分現像剤は、定着用樹脂からなるトナー粒子に、帯電量が+500〜+1000μC/gで、かつ1次粒子径が14nm以上の疎水性シリカ粒子を外添したことを特徴とする。
以下に本発明を説明する。
【0017】
本発明において、トナー粒子に外添される疎水性シリカ粒子は、上記のように帯電量が+500〜+1000μC/gで、かつ1次粒子径が14nm以上のものに限定される。
正帯電の疎水性シリカ粒子の帯電量が+500μC/g未満では、現像剤の初期の帯電量が低くなってしまい、画像濃度の低下や画像カブリ等の問題を生じる他、トナー粒子の静電気的な付着力を保持できないため、現像スリーブ上にトナー粒子の均質な薄層を形成するのが難しくなる。また、現像スリーブ上から感光体ドラム上の静電潜像にトナー粒子がスムーズに転写されるに足る帯電量を、トナー粒子に付与できなくなるとともに、現像剤を、現像装置内で長期間、繰り返して使用した際の帯電量の低下も著しく大きくなる。
【0018】
逆に正帯電の疎水性シリカ粒子の帯電量が+1000μC/gを超える場合には、現像剤の初期の帯電量が高すぎて、現像剤の流動性が悪化し、凝集が発生して、現像スリーブ上にトナー粒子の均質な薄層を形成するのが難しくなる。
これに対し、正帯電の疎水性シリカ粒子の帯電量が+500〜+1000μC/gの範囲内である場合には上記の問題がなく、使用開始時からその後長期間に亘って、現像剤に適度な帯電性、流動性を付与して、現像スリーブ上にトナー粒子の均質な薄層を形成することができる。また上記の帯電量は、現像スリーブ上から感光体ドラム上の静電潜像に、トナー粒子をスムーズに転写するのに十分な帯電量であるため、形成画像の画像濃度が不足したり、かすれ等の画像不良が発生したりすることを防止できる。
【0019】
疎水性シリカ粒子の1次粒子径が14nm以上に限定されるのは、上記1次粒子径が14nm未満では、前述したように、現像剤を現像装置内で長期間、繰り返して使用した際の劣化が著しく、トナー粒子の流動性が悪化して凝集が発生したり、あるいは帯電量が大きく低下したりするという問題を生じるからである。
これに対し、疎水性シリカ粒子の1次粒子径が14nm以上であれば、力学的ストレスを受けて解砕した状態でも、トナー粒子の流動性を維持するシリカ粒子のコロ作用、すなわち各トナー粒子間の距離を保持するスペーサの作用を十分に維持することができるので、現像剤に適度な流動性を付与して、現像スリーブ上にトナー粒子の均質な薄層を形成することができる。
【0020】
また、上記のように疎水性シリカ粒子の1次粒子径が大きいと、解砕されてカップリング剤で処理されていない面が露出した際の帯電量の変動を従来より低く抑えることができるとともに、疎水性の劣化とそれにともなう耐湿性等の耐環境安定性の低下を低く抑えることができる。
しかも上記のように1次粒子径が大きい疎水性シリカ粒子は比表面積が小さいので、解砕される前の状態での耐湿性が十分に高く、現像剤の保存性がよい。
【0021】
疎水性シリカ粒子の1次粒子径の上限についてはとくに限定されないが、帯電性等を考慮すると100nm程度が好ましい。また疎水性シリカ粒子の比表面積は、上記のように1次粒子径と表裏一体の関係にあるが、1次粒子の凝集状態等によっても異なるので、その範囲について本発明ではとくに限定されない。但し、現像剤の保存性に係わる耐湿性等を考慮すると、疎水性シリカ粒子の比表面積は、50〜250m2/gの範囲内であるのが好ましい。
【0022】
疎水性シリカ粒子のpH値は、前記+500〜+1000μC/gの範囲内の帯電量で、安定した帯電性を得るため、正帯電の場合には7以上、とくに8.5〜10の範囲内が好ましく、負帯電の場合には7未満、とくに4前後であるのが好ましい。
疎水性シリカ粒子のその他の物性についても、本発明ではとくに限定されないが、たとえば見掛け比重は30〜40g/l程度が好適である。
【0023】
本発明に使用される疎水性シリカは、その1次粒子径が、上記のように14nm以上に限定され、かつ帯電量が+500〜+1000μC/gの範囲内に限定される以外は、従来同様の構成が採用される。すなわち正帯電の疎水性シリカは、シリカゲルを焼成したのち粉砕して製造された、1次粒子径が14nm以上のシリカコアの表面を、アミノシラン等の正帯電性のカップリング剤で処理して、帯電量が+500〜+1000μC/gの範囲内になるように帯電特性を制御するとともに疎水化して製造される
【0024】
疎水性シリカの外添量は、本発明ではとくに限定されず、従来の疎水性シリカと同程度の外添量でよい。具体的には、トナー粒子100重量部に対して、0.1〜3.0重量部程度であるが、場合によってはこの範囲を外れてもよい。
上記疎水性シリカ粒子が外添されるトナー粒子は、従来同様に、定着用樹脂中に着色剤を内添することで構成される。
【0025】
トナー粒子を構成する定着用樹脂としては、たとえばポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単独重合体または共重合体)、ポリ塩化ビニル、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、ポリビニルブチラール、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、キシレン樹脂、ポリアミド樹脂等があげられ、これらが単独で、または2種以上混合して用いられる。
【0026】
定着用樹脂は、とくに中性であるのが望ましい。中性の定着用樹脂は、トナー粒子の帯電特性に悪影響を及ぼさない上、酸性あるいは塩基性の定着用樹脂に比べて透明性の高いものが多く、カーボンブラックによるトナー粒子の着色に悪影響を及ぼすおそれがない。
上記トナー粒子中に内添される着色剤としては、従来公知の種々の染料、顔料等が使用可能であるが、とくにブラックトナーの場合は、カーボンブラックが主として使用される。
【0027】
カーボンブラックとしては、たとえばチャンネルブラック、ローラーブラック、ディスクブラック、ガスファーネスブラック、オイルファーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック等の、従来公知の種々のカーボンブラックが使用できる。
カーボンブラックの配合量は、本発明ではとくに限定されないが、上記カーボンブラックはそれ自体導電性を有するため、トナー粒子の帯電に関係する、トナー粒子の電気特性のコントロール手段としての役割をも果たしている。したがって、目的とする現像剤性能にあわせて、内添量の好ましい範囲を設定するのがよい。これに限定されるものではないが、カーボンブラックの配合割合は、定着用樹脂100重量部に対して6重量部以下であるのが、現像剤の帯電性等の点で好ましい。
【0028】
上記トナー粒子には、上記両成分の他に、例えば、電荷制御剤や離型剤(オフセット防止剤)等の各種添加剤を内添させてもよい
荷制御剤としては、たとえば塩基性窒素原子を有する有機化合物、例えば塩基性染料、アミノピリン、ピリミジン化合物、多核ポリアミノ化合物、アミノシラン類等や、上記各化合物で表面処理された充填剤等の、正電荷制御用の電荷制御剤があげられる。
【0029】
荷制御剤は、定着用樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部の割合で内添される。
【0030】
離型剤(オフセット防止剤)としては、たとえば脂肪族系炭化水素、脂肪族金属塩類、高級脂肪酸類、脂肪酸エステル類もしくはその部分ケン化物、シリコーンオイル、各種ワックス等があげられる。中でも、重量平均分子量が1000〜10000程度の脂肪族系炭化水素が好ましい。具体的には、低分子量ポリプロピレン、低分子量ポリエチレン、パラフィンワックス、炭素原子数4以上のオレフィン単位からなる低分子量のオレフィン重合体等の1種または2種以上の組み合わせが適当である。
【0031】
離型剤は、定着用樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜8重量部の割合で内添される。
上記トナー粒子は、以上の各成分を乾式ブレンダー、ヘンシェルミキサー、ボールミル等によって均質に予備混合して得られた混合物を、バンバリミキサー、ロール、一軸または二軸の押出混練機等の混練装置を用いて均一に溶融混練した後、得られた混練物を冷却して粉砕し、必要に応じて分級することで製造される他、懸濁重合法等により製造することもできる。
【0032】
トナー粒子の粒径は、前述したように形成画像の高画質化を目的とする上で、10μm以下が好ましいが、本発明の構成は、粒径10μmを超える通常のトナー粒子にも採用することができる。
上記トナー粒子に、外添剤としての前記疎水性シリカ粒子を所定量まぶすことで、本発明の非磁性1成分現像剤は構成される。
【0033】
本発明の非磁性1成分現像剤は、前述したように、トナー粒子を一様に帯電させ、現像スリーブ上に付着させてトナー粒子の均質な薄層を形成し、この薄層からトナー粒子を静電潜像に転写して、当該静電潜像を顕像化する1成分絶縁トナー現像法に用いられる。また本発明の非磁性1成分現像剤は、上記1成分絶縁トナー現像法のうち、薄層と静電潜像とを直接に接触させて顕像化を行う接触法、ならびに、薄層と静電潜像との間に空隙を設けて、トナー粒子を静電潜像にジャンプさせる非接触法の何れに使用することもできる。
【0034】
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を施すことができる。
【0035】
【実施例】
以下に本発明を、実施例、比較例に基づき説明する。
実施例1,2、比較例1〜3
〈トナー粒子の製造〉
定着用樹脂としてのスチレン−アクリレート−ブチルメタクリレート共重合体100重量部、正電荷制御用の電荷制御剤としてのニグロシン染料3重量部、離型剤としてのポリプロピレンワックス2.5重量部、および着色剤としてのカーボンブラック(テグサ社製の商品名プリンテックス−L)5重量部を混合し、溶融混練した後、粉砕、分級して、平均粒径9μmのトナー粒子を作製した。
〈非磁性1成分現像剤の製造〉
上記トナー粒子の製造で作製したトナー粒子を、表1に示す外添剤a〜eと、表2に示すように組み合わせて、実施例1,2、比較例1〜3の正帯電型非磁性1成分現像剤を製造した。なお外添剤の外添量は、トナー粒子100重量部に対して0.3重量部とした。
【0036】
【表1】

Figure 0003869862
【0037】
【表2】
Figure 0003869862
【0038】
上記各実施例、比較例の正帯電型非磁性1成分現像剤について、以下の各試験を行い、その特性を評価した。
帯電立ち上がり特性試験
上記各実施例、比較例の正帯電型非磁性1成分現像剤0.03gと、通常の2成分現像剤に使用されるノンコートキャリヤ0.97gとを、ポリプロピレン製の容器(ポリ容器、内容量3ml)内に入れ、作業環境で1日放置して調湿した。つぎにこのポリ容器1個をミニボトル(内容量300ml)中に入れ、ミニボトルをボールミルの回転装置で回転させた。そして、所定回数回転後に、ポリ容器中の試料の全量を用いて、東芝ケミカル社製のブローオフ帯電量測定機によるファラデーゲージ電圧の測定により、その帯電量を求めた。
【0039】
耐凝集性試験
各実施例、比較例の正帯電型非磁性1成分現像剤を、接触式1成分絶縁トナー現像方を採用したプリンタに使用して2000枚の連続複写を行った後、当該複写機の現像器内における、現像剤の凝集の有無を目視にて観察した。そして、凝集が発生していなかったものを○(良好)、わずかに凝集が発生していたものを△(やや不良)、凝集が発生していたものを×(不良)の3段階で評価した。
【0040】
薄層形成性試験
各実施例、比較例の正帯電型非磁性1成分現像剤を、上記接触式のプリンタに使用して2000枚の連続複写を行った後、当該複写機の現像器内の、現像スリーブ上の薄層の状態を観察した。そして、均質な薄層が形成されていたものを○(良好)、薄層が形成されていないか、または不均質な薄層が形成されていたものを×(不良)の2段階で評価した。
【0041】
初期画像濃度測定、画像不良評価
各実施例、比較例の正帯電型非磁性1成分現像剤を、前記接触式のプリンタに使用し、現像スリーブと感光体ドラムとの間のバイアス電圧を違えて複写を行い、形成画像の画像濃度を、反射濃度計(東京電色社製の型番TC−6D)にて測定した。また上記形成画像の、各種画像不良の有無を目視にて観察した。
【0042】
耐刷後画像濃度測定、画像不良評価
各実施例、比較例の正帯電型非磁性1成分現像剤を、前記接触式のプリンタに使用し、現像スリーブと感光体ドラムとの間のバイアス電圧300Vの条件で2000枚の連続複写を行った後、上記初期画像濃度測定と同様にして、形成画像の画像濃度を測定して、その変化を調べるとともに、各種画像不良の有無を目視にて観察した。
【0043】
電気特性測定
上記各実施例、比較例の正帯電型非磁性1成分現像剤の導電率(Ωcm)、誘電率および誘電正接tanδを、図1に示す測定装置を用いて測定した。図1の測定装置は、円筒状のシールドケース11内に、フランジ付きのシリンダ状電極12,13と、リング体14とを、それぞれ、絶縁リング15を介して電気的に独立した状態で保持したもので、上記シリンダ状電極12,13は、電気特性測定器16に接続され、リング体14は接地されている。
【0044】
そして、上記測定装置においては、シリンダ状電極12,13とリング体14とで構成される空隙内に粉体状の試料Sを充填し、上側のシリンダ状電極12を、図中矢印で示すように下方へ押圧して試料Sを圧縮しつつ、両シリンダ状電極12,13間に、電気特性測定器16から所定の周波数の交流電圧を印加して、圧縮状態の試料Sの電気特性(導電率、誘電率および誘電正接tanδ)が測定される。
【0045】
なお、上記電気特性測定器16としては、横河ヒューレットパッカード社製のインピーダンスアナライザが好適に用いられる。
上記測定装置によれば、試料Sを予め圧縮成形する必要がないので、試料を圧縮成形してから、その成形品の電気特性を測定する場合に比べて、より簡便に、導電性被覆の被覆状態を評価することができる。
【0046】
保存性試験
各実施例、比較例の正帯電型非磁性1成分現像剤を、ポリプロピレン製の現像剤保管用ボトル内に充填し、密封して1か月保管した後、前記接触式のプリンタに使用して、形成画像のカブリの有無を観察し、カブリの発生しなかったものを○(保存性良好)、カブリの発生したものを×(保存性不良)として評価した。
【0047】
以上の結果を表3〜5に示す。
【0048】
【表3】
Figure 0003869862
【0049】
【表4】
Figure 0003869862
【0050】
【表5】
Figure 0003869862
【0051】
上記表3〜5の結果からわかるように、1次粒子径は14nm以上であるが、帯電量が+500μC/g未満である疎水性シリカ粒子cを外添した比較例1の現像剤は、帯電立ち上がり特性が悪く、かつ耐刷後の画像濃度が上昇し、カブリが発生したことから、帯電特性が不安定であることがわかった。
一方、帯電量は+500μC/g以上であるが、1次粒子径が14nm未満である疎水性シリカ粒子dを外添した比較例2の現像剤は、初期の画像濃度が低く、かつ耐刷後にカブリが発生したことから、やはり帯電特性が不安定であることがわかった。
【0052】
さらに、1次粒子径が14nm未満で、かつ帯電量が+500μC/g未満である疎水性シリカ粒子eを外添した比較例3の現像剤は、初期の画像濃度が低く、かつ耐刷後の画像濃度が低下し、白スジが発生したことから、やはり帯電特性が不安定であることがわかった。
また上記比較例1〜3の現像剤はいずれも、耐凝集性が悪く、かつ保存性も悪いものであった。
【0053】
これに対し、本発明の構成である実施例1,2の現像剤は、いずれも、上記各特性にすぐれたものであることが判明した
【0054】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、帯電量が+500〜+1000μC/gで、かつ1次粒子径が14nm以上の疎水性シリカ粒子をトナー粒子に外添することで、非磁性1成分現像剤が構成されているため、当該本発明の非磁性1成分現像剤は、小粒径化しても種々の問題を有さず、形成画像の高画質化に十分に対応しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 現像剤の電気特性を評価するための測定装置の概略断面図である。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a non-magnetic one-component developer used in a one-component insulating toner developing method, which is attracting attention as a simple developing method replacing the conventional two-component magnetic brush developing method.
[0002]
[Prior art]
In apparatuses such as printers using electrophotographic technology, a so-called two-component magnetic brush development method using a two-component developer containing magnetic carrier particles and toner particles has been widely adopted. As an alternative and simpler developing method, a one-component insulating toner developing method has been proposed and is being developed.
[0003]
In the one-component insulating toner developing method, a non-magnetic one-component developer containing toner particles is charged by frictional charging with the developing sleeve, and is adhered onto the developing sleeve by the action of a regulating blade and mirror image force. In this method, a uniform thin layer of toner particles is formed, toner particles are transferred from the thin layer to an electrostatic latent image on a photosensitive drum, and the electrostatic latent image is visualized. The one-component insulating toner developing method includes a contact-type developing method in which a thin layer and an electrostatic latent image are directly brought into contact with each other to visualize the electrostatic latent image with toner particles, and the thin layer and the electrostatic latent image. And a non-contact developing method (jumping method) in which toner particles are jumped to an electrostatic latent image to be visualized.
[0004]
As the non-magnetic one-component developer used in the one-component insulating toner developing method, one obtained by removing a magnetic carrier from a conventional two-component developer is generally used. That is, the non-magnetic one-component developer is composed of toner particles made of a fixing resin internally containing a colorant and external additives added externally thereto.
As the external additive, an inorganic fine powder having an effect of improving fluidity and imparting a charge is used (the fluidity of the toner particles and appropriate chargeability for maintaining electrostatic adhesion to the developing sleeve are A key element for forming a homogeneous thin layer of toner particles on the developing sleeve). As the inorganic fine powder, for example, metal powder (titanium, aluminum, etc.), silica gel, ceramic or the like is subjected to a hydrophobic treatment.
[0005]
In particular, hydrophobic silica is most commonly used as an external additive in terms of the above-described improvement in fluidity and the effect of imparting charge, ease of handling, and cost. Various proposals have been made to improve the developer performance by defining the material, particle diameter, external addition amount, adhesion state to the toner particles, and other characteristics of the hydrophobic silica.
[0006]
For example, in JP-A-4-152356, as external additives, hydrophobic silica particles having a specific surface area of 50 to 200 m 2 / g, a blow-off charge amount of +50 to +500 μC / g, and an average particle diameter of 10 to 100 nm are used as toner particles. A nonmagnetic one-component developer added in an amount of 0.1 to 2.0% by weight is disclosed.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Recently, for the purpose of improving the image quality of formed images, toner particles tend to have a smaller particle size.
However, when such a small-sized toner particle adopts the same configuration as the conventional one, various problems occur.
[0008]
For example, a non-magnetic one-component developer containing toner particles having a small particle size as a main component tends to cause problems such as a decrease in image density and image fog due to insufficient initial charge amount. Further, when the charge amount is insufficient, the electrostatic adhesion force of the toner particles cannot be maintained, so that it is difficult to form a uniform thin layer of toner particles on the developing sleeve.
[0009]
The cause of this is considered that the charge amount of the conventional hydrophobic silica particles is a low value of +500 μC / g or less as described above.
Further, when a developer adopting a conventional configuration is repeatedly used in a developing device for a long period of time, the fluidity of toner particles deteriorates and aggregation occurs, or the charge amount greatly decreases. Arise. Then, a uniform thin layer of toner particles cannot be formed on the surface of the developing sleeve, image defects such as a decrease in image density and white streaks occur, and image characteristics deteriorate.
[0010]
According to the study by the present inventors, the main cause was found to be deterioration of hydrophobic silica particles as an external additive.
The normal hydrophobic silica particles, including those described in the previous publication, are all manufactured by firing and then pulverizing silica gel, and the surface of a very fine silica core having a particle diameter of less than 14 nm, such as aminosilane. Manufactured with a coupling agent to control charging characteristics and to make it hydrophobic. The average particle size (10 to 100 nm) in the above-mentioned publication is an aggregated particle that is not an average particle size of primary particles but an aggregate of primary particles, as inferred from the method for producing hydrophobic silica particles. It is thought that the average particle size of
[0011]
For this reason, when the hydrophobic silica particles are repeatedly stirred in the developing device and subjected to mechanical stress, they are crushed into smaller aggregated particles, or primary particles or a single silica core, and the average particle size is remarkably increased. descend. Then, the roller action of the silica particles that maintain the fluidity of the toner particles, that is, the action of the spacers that maintain the distance between the toner particles is lowered, the fluidity of the developer is deteriorated, and the aggregation occurs to It becomes difficult to form a thin layer of homogeneous toner particles on the sleeve surface.
[0012]
Further, when the hydrophobic silica particles are crushed, the charging characteristics vary. For example, positively charged hydrophobic silica particles are produced by treating the surface of a silica core with a positively chargeable coupling agent. However, since the silica core itself tends to be negatively charged, the hydrophobic silica particles are crushed. If the surface not treated with the coupling agent is exposed, the charging characteristics shift from positive to negative. On the other hand, the negatively charged hydrophobic silica particles are produced by treating the surface of the silica core with a negatively chargeable coupling agent stronger than itself, so that the hydrophobic silica particles are crushed to produce the coupling agent. When the untreated surface is exposed, the charge amount greatly fluctuates in the negative region in a direction approaching the charge amount of the silica core itself. For this reason, in both cases of positive and negative chargeability, the electrostatic adhesion force of the toner particles cannot be maintained, and it becomes difficult to form a uniform thin layer of toner particles on the developing sleeve.
[0013]
In addition, when the hydrophobic silica particles are crushed and the surface not treated with the coupling agent is exposed, the hydrophobicity deteriorates, and in combination with the increase in the specific surface area due to the pulverization, moisture resistance, etc. As a result, the stability of the environment is reduced, which further accelerates the deterioration of fluidity and fluctuation of charging characteristics.
Moreover, since the hydrophobic silica particles having a small primary particle diameter have a large specific surface area even before being crushed as described above, the moisture resistance is not sufficient even though they have been hydrophobized. For this reason, the developer to which the hydrophobic silica particles are externally added has poor storability, and there is a problem that when stored for a long period of time, fluidity is deteriorated and charging characteristics are changed.
[0014]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a non-magnetic one-component developer that does not have the above-described various problems and can sufficiently cope with high image quality of a formed image. It is an object.
[0015]
[Means and Actions for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present inventors have made various studies on hydrophobic silica particles as external additives, which are important factors affecting the flowability and charging characteristics of a non-magnetic one-component developer. .
The use of hydrophobic silica particles having a charge amount of +500 to +1000 μC / g and a primary particle diameter of 14 nm or more improves the initial charge amount of the developer, improves the storage stability, and the developing device. It has been found that it is effective in relieving the deterioration of fluidity and the decrease in charge amount when used repeatedly for a long time.
[0016]
Therefore, the nonmagnetic one-component developer of the present invention is obtained by externally adding hydrophobic silica particles having a charge amount of +500 to +1000 μC / g and a primary particle diameter of 14 nm or more to toner particles made of a fixing resin. Features.
The present invention will be described below.
[0017]
In the present invention, the hydrophobic silica particles externally added to the toner particles are limited to those having a charge amount of +500 to +1000 μC / g and a primary particle diameter of 14 nm or more as described above.
If the charge amount of the positively charged hydrophobic silica particles is less than +500 μC / g, the initial charge amount of the developer is lowered, causing problems such as a decrease in image density and image fogging, and electrostatic charge of the toner particles. Since the adhesion cannot be maintained, it becomes difficult to form a uniform thin layer of toner particles on the developing sleeve. In addition, the toner particles cannot be charged with a charge sufficient to smoothly transfer the toner particles from the developing sleeve to the electrostatic latent image on the photosensitive drum, and the developer is repeatedly applied in the developing device for a long period of time. The decrease in the charge amount when used for a large amount is also greatly increased.
[0018]
The If the charge amount of the hydrophobic silica particles positively charged conversely + 1000μC / g exceeds the, is too high initial charge amount of the developer, the fluidity of the developer deteriorates, aggregation occurs It becomes difficult to form a uniform thin layer of toner particles on the developing sleeve.
In contrast, no above problem if the charge amount of the hydrophobic silica particles the positive charge is within the range of + 500~ + 1000μC / g, over a subsequent long period from the start of use, appropriate to the developer It is possible to form a uniform thin layer of toner particles on the developing sleeve by imparting chargeability and fluidity. In addition, the above charge amount is sufficient to smoothly transfer toner particles from the developing sleeve to the electrostatic latent image on the photosensitive drum, so that the image density of the formed image is insufficient or blurred. It is possible to prevent the occurrence of image defects such as.
[0019]
The primary particle diameter of the hydrophobic silica particles is limited to 14 nm or more. When the primary particle diameter is less than 14 nm, as described above, the developer is repeatedly used for a long time in the developing device. This is because the deterioration is remarkably caused and the fluidity of the toner particles is deteriorated to cause agglomeration or the charge amount is greatly reduced.
On the other hand, if the primary particle diameter of the hydrophobic silica particles is 14 nm or more, the roller action of the silica particles that maintains the fluidity of the toner particles even when crushed by mechanical stress, that is, each toner particle Since the action of the spacers that maintain the distance between them can be sufficiently maintained, it is possible to impart an appropriate fluidity to the developer and form a uniform thin layer of toner particles on the developing sleeve.
[0020]
In addition, when the primary particle size of the hydrophobic silica particles is large as described above, the fluctuation of the charge amount when the surface that is crushed and not treated with the coupling agent is exposed can be suppressed to be lower than before. In addition, it is possible to suppress a decrease in the environmental stability such as the deterioration of the hydrophobicity and the accompanying moisture resistance.
In addition, as described above, the hydrophobic silica particles having a large primary particle diameter have a small specific surface area, so that the moisture resistance in a state before being crushed is sufficiently high, and the storage stability of the developer is good.
[0021]
The upper limit of the primary particle diameter of the hydrophobic silica particles is not particularly limited, but about 100 nm is preferable in consideration of charging properties and the like. Further, the specific surface area of the hydrophobic silica particles has a primary particle diameter and a front / back integral relationship as described above. However, the range is not particularly limited in the present invention because it varies depending on the aggregation state of the primary particles. However, the specific surface area of the hydrophobic silica particles is preferably in the range of 50 to 250 m 2 / g in consideration of moisture resistance related to the storage stability of the developer.
[0022]
The pH value of the hydrophobic silica particles is 7 or more in the case of positive charging, particularly in the range of 8.5 to 10 in order to obtain stable chargeability with the charge amount within the range of +500 to +1000 μC / g. In the case of negative charging, it is preferably less than 7, particularly around 4.
Other physical properties of the hydrophobic silica particles are not particularly limited in the present invention. For example, the apparent specific gravity is preferably about 30 to 40 g / l.
[0023]
The hydrophobic silica used in the present invention is the same as in the prior art except that the primary particle diameter is limited to 14 nm or more as described above and the charge amount is limited within the range of +500 to +1000 μC / g. The configuration is adopted. In other words, the positively charged hydrophobic silica is obtained by treating the surface of a silica core having a primary particle diameter of 14 nm or more, which is produced by firing and pulverizing silica gel, with a positively chargeable coupling agent such as aminosilane. It is manufactured by controlling the charging characteristics so that the amount is in the range of +500 to +1000 μC / g and making it hydrophobic .
[0024]
The external addition amount of the hydrophobic silica is not particularly limited in the present invention, and may be the same as that of the conventional hydrophobic silica. Specifically, it is about 0.1 to 3.0 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the toner particles, but may be out of this range depending on circumstances.
The toner particles to which the hydrophobic silica particles are externally added are configured by internally adding a colorant into the fixing resin, as in the prior art.
[0025]
Examples of the fixing resin constituting the toner particles include polystyrene, chloropolystyrene, poly-α-methylstyrene, styrene-chlorostyrene copolymer, styrene-propylene copolymer, styrene-butadiene copolymer, and styrene-vinyl chloride. Copolymer, Styrene-vinyl acetate copolymer, Styrene-maleic acid copolymer, Styrene-acrylic acid ester copolymer (Styrene-methyl acrylate copolymer, Styrene-ethyl acrylate copolymer, Styrene-acrylic Acid butyl copolymer, styrene-octyl acrylate copolymer, styrene-phenyl acrylate copolymer, etc.), styrene-methacrylic acid ester copolymer (styrene-methyl methacrylate copolymer, styrene-ethyl methacrylate copolymer) Polymer, styrene-butyl methacrylate copolymer Styrene resin such as styrene-phenyl methacrylate copolymer, styrene-α-methyl chloroacrylate copolymer, styrene-acrylonitrile-acrylate ester copolymer, etc. Coalesced or copolymer), polyvinyl chloride, low molecular weight polyethylene, low molecular weight polypropylene, ethylene-ethyl acrylate copolymer, polyvinyl butyral, ethylene-vinyl acetate copolymer, rosin-modified maleic acid resin, phenol resin, epoxy resin , Polyester resin, ionomer resin, polyurethane resin, silicone resin, ketone resin, xylene resin, polyamide resin, and the like. These may be used alone or in admixture of two or more.
[0026]
The fixing resin is particularly preferably neutral. Neutral fixing resins do not adversely affect the charging characteristics of toner particles, and are more transparent than acidic or basic fixing resins, and adversely affect the coloring of toner particles with carbon black. There is no fear.
As the colorant internally added in the toner particles, various conventionally known dyes and pigments can be used. In the case of a black toner, carbon black is mainly used.
[0027]
As the carbon black, various conventionally known carbon blacks such as channel black, roller black, disc black, gas furnace black, oil furnace black, thermal black, acetylene black and the like can be used.
The blending amount of carbon black is not particularly limited in the present invention, but since the carbon black itself has conductivity, it also serves as a means for controlling the electrical characteristics of the toner particles related to the charging of the toner particles. . Therefore, it is preferable to set a preferable range of the internal addition amount in accordance with the intended developer performance. Although not limited to this, the blending ratio of carbon black is preferably 6 parts by weight or less with respect to 100 parts by weight of the fixing resin in view of the charging property of the developer.
[0028]
In addition to the two components, the toner particles may be internally added with various additives such as a charge control agent and a release agent (offset preventing agent) .
The electric load control agents, for example, an organic compound having a basic nitrogen atom, such as basic dye, aminopyrine, pyrimidine compound, polynuclear polyamino compound, aminosilane and the like and, such as surface-treated filler in the above compounds, a positive Examples thereof include charge control agents for charge control .
[0029]
Electric load control agent, 0.1 to 10 parts by weight with respect to the fixing resin 100 parts by weight, is internally added preferably in a proportion of 0.5 to 5 parts by weight.
[0030]
Examples of the releasing agent (offset preventing agent) include aliphatic hydrocarbons, aliphatic metal salts, higher fatty acids, fatty acid esters or partially saponified products thereof, silicone oil, various waxes, and the like. Among these, aliphatic hydrocarbons having a weight average molecular weight of about 1000 to 10,000 are preferable. Specifically, one or a combination of two or more of low molecular weight polypropylene, low molecular weight polyethylene, paraffin wax, a low molecular weight olefin polymer composed of an olefin unit having 4 or more carbon atoms is suitable.
[0031]
The release agent is internally added at a ratio of 0.1 to 10 parts by weight, preferably 0.5 to 8 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the fixing resin.
The toner particles are obtained by homogenously premixing the above components with a dry blender, Henschel mixer, ball mill, etc., using a kneading device such as a Banbury mixer, roll, uniaxial or biaxial extrusion kneader. In addition to being melt-kneaded uniformly, the obtained kneaded product is cooled and pulverized, and classified as necessary, and can also be produced by a suspension polymerization method or the like.
[0032]
The particle size of the toner particles is preferably 10 μm or less for the purpose of improving the image quality of the formed image as described above. However, the configuration of the present invention is also applicable to normal toner particles having a particle size of more than 10 μm. Can do.
The toner particles are coated with a predetermined amount of the hydrophobic silica particles as an external additive to constitute the nonmagnetic one-component developer of the present invention.
[0033]
As described above, the non-magnetic one-component developer of the present invention uniformly charges toner particles and adheres them onto the developing sleeve to form a uniform thin layer of toner particles. It is used in a one-component insulating toner developing method that transfers to an electrostatic latent image and visualizes the electrostatic latent image. The non-magnetic one-component developer of the present invention includes a contact method in which a thin layer and an electrostatic latent image are brought into direct contact with each other, and a thin layer and a static It can be used for any non-contact method in which a gap is provided between the electrostatic latent image and the toner particles jump to the electrostatic latent image.
[0034]
In addition, various design changes can be made without departing from the scope of the present invention.
[0035]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described based on examples and comparative examples.
Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 to 3
<Manufacture of toner particles>
100 parts by weight of a styrene-acrylate-butyl methacrylate copolymer as a fixing resin, 3 parts by weight of a nigrosine dye as a charge control agent for positive charge control, 2.5 parts by weight of a polypropylene wax as a release agent, and a colorant 5 parts by weight of carbon black (trade name Printex-L, manufactured by Tegusa) was mixed, melt-kneaded, pulverized and classified to prepare toner particles having an average particle size of 9 μm.
<Manufacture of non-magnetic one-component developer>
The toner particles produced in the production of the toner particles are combined with the external additives a to e shown in Table 1 as shown in Table 2, and the positively charged nonmagnetic examples of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 to 3 are used. A one-component developer was produced. The external additive amount was 0.3 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the toner particles.
[0036]
[Table 1]
Figure 0003869862
[0037]
[Table 2]
Figure 0003869862
[0038]
Each of the following tests was performed on the positively charged non-magnetic one-component developers of the above Examples and Comparative Examples, and the characteristics thereof were evaluated.
Charging Rise Characteristic Test 0.03 g of positively charged non-magnetic one-component developer in each of the above Examples and Comparative Examples and 0.97 g of non-coated carrier used for a usual two-component developer were mixed with a polypropylene container (polyethylene The container was placed in a container (with an internal volume of 3 ml) and allowed to stand for one day in a working environment to adjust the humidity. Next, one plastic container was placed in a mini bottle (with an internal volume of 300 ml), and the mini bottle was rotated with a ball mill rotating device. Then, after a predetermined number of rotations, the charge amount was determined by measuring the Faraday gauge voltage with a blow-off charge amount measuring machine manufactured by Toshiba Chemical Corporation using the total amount of the sample in the plastic container.
[0039]
Aggregation resistance test The positively charged non-magnetic one-component developer of each Example and Comparative Example was used in a printer employing a contact-type one-component insulating toner developing method, and 2,000 copies were continuously copied. The presence or absence of developer aggregation in the developing unit of the machine was visually observed. Then, evaluation was made in three stages: ○ (good) when no aggregation occurred, Δ (somewhat poor) where aggregation occurred slightly, and × (bad) where aggregation occurred. .
[0040]
Thin layer formability test The positively chargeable non-magnetic one-component developer of each example and comparative example was used in the contact type printer, and after 2000 continuous copies were made, the developer in the copier was developed. The state of the thin layer on the developing sleeve was observed. Then, a case where a homogeneous thin layer was formed was evaluated in two stages: ○ (good), a thin layer was not formed, or a heterogeneous thin layer was formed × (defect). .
[0041]
Initial image density measurement, image defect evaluation The positively charged non-magnetic one-component developer of each example and comparative example is used in the contact type printer, and the bias voltage between the developing sleeve and the photosensitive drum is changed. Copying was performed, and the image density of the formed image was measured with a reflection densitometer (model number TC-6D manufactured by Tokyo Denshoku Co., Ltd.). In addition, the presence or absence of various image defects in the formed image was visually observed.
[0042]
Post-printing image density measurement, image defect evaluation The positively charged nonmagnetic one-component developer of each example and comparative example is used in the contact type printer, and a bias voltage of 300 V between the developing sleeve and the photosensitive drum is used. After the continuous copying of 2000 sheets under the above conditions, the image density of the formed image was measured in the same manner as the initial image density measurement, and the change was examined, and the presence or absence of various image defects was visually observed. .
[0043]
Measurement of electrical properties The electrical conductivity (Ωcm), dielectric constant and dielectric loss tangent tan δ of the positively charged non-magnetic one-component developers of the above Examples and Comparative Examples were measured using the measuring apparatus shown in FIG. The measuring apparatus of FIG. 1 holds cylindrical electrodes 12 and 13 with flanges and a ring body 14 in a cylindrical shield case 11 in an electrically independent state via insulating rings 15. Therefore, the cylindrical electrodes 12 and 13 are connected to an electrical characteristic measuring device 16 and the ring body 14 is grounded.
[0044]
And in the said measuring apparatus, the powder-shaped sample S is filled in the space | gap comprised by the cylindrical electrodes 12 and 13 and the ring body 14, and the upper cylindrical electrode 12 is shown by the arrow in a figure. The AC voltage of a predetermined frequency is applied between the cylindrical electrodes 12 and 13 from the electric characteristic measuring device 16 while compressing the sample S downward to compress the sample S, and the electric characteristic (conductivity) of the sample S in the compressed state is applied. Ratio, dielectric constant and dielectric loss tangent tan δ).
[0045]
As the electrical property measuring instrument 16, an impedance analyzer manufactured by Yokogawa Hewlett-Packard Company is preferably used.
According to the above measuring apparatus, since it is not necessary to compress and mold the sample S in advance, it is easier to coat the conductive coating than when measuring the electrical characteristics of the molded product after compressing and molding the sample. The state can be evaluated.
[0046]
Preservability test The positively charged non-magnetic one-component developer of each Example and Comparative Example was filled in a polypropylene developer storage bottle, sealed and stored for one month, and then applied to the contact printer. Then, the presence or absence of fogging of the formed image was observed, and the case where no fogging occurred was evaluated as ◯ (good storage stability) and the case where fogging occurred was evaluated as x (poor storage stability).
[0047]
The above results are shown in Tables 3-5.
[0048]
[Table 3]
Figure 0003869862
[0049]
[Table 4]
Figure 0003869862
[0050]
[Table 5]
Figure 0003869862
[0051]
As can be seen from the results in Tables 3 to 5 above, the developer of Comparative Example 1 to which hydrophobic silica particles c having a primary particle size of 14 nm or more and a charge amount of less than +500 μC / g were externally added was charged It was found that the charging characteristics were unstable because the rising characteristics were poor, the image density after printing was increased, and fogging occurred.
On the other hand, although the charge amount is +500 μC / g or more, the developer of Comparative Example 2 to which hydrophobic silica particles d having a primary particle diameter of less than 14 nm are externally added has a low initial image density and after printing. From the occurrence of fog, it was found that the charging characteristics are unstable.
[0052]
Further, the developer of Comparative Example 3 to which hydrophobic silica particles e having a primary particle diameter of less than 14 nm and a charge amount of less than +500 μC / g are externally added has a low initial image density and has undergone printing after printing. Since the image density was reduced and white streaks were generated, it was found that the charging characteristics were also unstable.
In addition, all the developers of Comparative Examples 1 to 3 had poor aggregation resistance and poor storage stability.
[0053]
On the other hand, it has been found that the developers of Examples 1 and 2, which are the constitution of the present invention, are excellent in the above characteristics .
[0054]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, hydrophobic silica particles having a charge amount of +500 to +1000 μC / g and a primary particle diameter of 14 nm or more are externally added to the toner particles, whereby a non-magnetic one component Since the developer is configured, the non-magnetic one-component developer of the present invention does not have various problems even when the particle size is reduced, and can sufficiently cope with the improvement of the image quality of the formed image. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a measuring apparatus for evaluating electrical characteristics of a developer.

Claims (1)

トナー粒子を一様に帯電させ、現像スリーブ上に付着させてトナー粒子の均質な薄層を形成し、この薄層からトナー粒子を静電潜像に転写して、当該静電潜像を顕像化する1成分絶縁トナー現像法に用いられる非磁性1成分現像剤であって、定着用樹脂からなるトナー粒子に、帯電量が+500〜+1000μC/gで、かつ1次粒子径が14nm以上の疎水性シリカ粒子を外添したことを特徴とする非磁性1成分現像剤。  The toner particles are uniformly charged and deposited on the developing sleeve to form a uniform thin layer of toner particles, from which the toner particles are transferred to an electrostatic latent image to reveal the electrostatic latent image. A non-magnetic one-component developer used in a one-component insulating toner developing method for forming an image, wherein toner particles made of a fixing resin have a charge amount of +500 to +1000 μC / g and a primary particle diameter of 14 nm or more. A non-magnetic one-component developer characterized by externally adding hydrophobic silica particles.
JP18531193A 1993-07-27 1993-07-27 Non-magnetic one-component developer Expired - Fee Related JP3869862B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18531193A JP3869862B2 (en) 1993-07-27 1993-07-27 Non-magnetic one-component developer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18531193A JP3869862B2 (en) 1993-07-27 1993-07-27 Non-magnetic one-component developer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0743927A JPH0743927A (en) 1995-02-14
JP3869862B2 true JP3869862B2 (en) 2007-01-17

Family

ID=16168634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18531193A Expired - Fee Related JP3869862B2 (en) 1993-07-27 1993-07-27 Non-magnetic one-component developer

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3869862B2 (en)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005215033A (en) * 2004-01-27 2005-08-11 Nippon Zeon Co Ltd Positive electrifying toner

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0743927A (en) 1995-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6706457B2 (en) Non-magnetic single-component toner and developing method using the same
JP2623938B2 (en) Electrophotographic toner
EP0513686B1 (en) Electrostatic image-developing positively chargeable toner and developer
JP2001318488A (en) Magnetic toner
JP3869862B2 (en) Non-magnetic one-component developer
JP3814489B2 (en) Non-magnetic one-component developing toner
JPH0743946A (en) Nonmagnetic one-component developer
JP2754600B2 (en) Electrophotographic color toner
JPH08106170A (en) Nonmagnetic one-component developing toner
JP2728933B2 (en) Magnetic developer
JP2714127B2 (en) Negatively chargeable magnetic toner and image forming method
JPH04139460A (en) Black toner and image forming method
JP3601244B2 (en) Non-magnetic one-component developer and image forming method
JP3601247B2 (en) Magnetic one-component developer and image forming method
JP3601246B2 (en) Non-magnetic one-component developer and image forming method
JP2769871B2 (en) Magnetic developer
JP3601245B2 (en) Magnetic one-component developer and image forming method
JP4234858B2 (en) Negative developer
JP2704008B2 (en) Magnetic toner for developing electrostatic images
JP3183786B2 (en) Electrophotographic developer
JP3250977B2 (en) Non-magnetic one-component developer and contact developing method using the same
JP2728930B2 (en) Negatively chargeable magnetic developer
JP3248048B2 (en) Positively chargeable toner for electrostatic image development
JP3323711B2 (en) Electrostatic image developing toner and image forming method
JPH0743947A (en) Nonmagnetic one-component developer

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees