JP3868911B2 - 試料の破砕及び遠心分離方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植物の組織や種子類、動物の組織、鉱物材料などの試料を化学的に分析・分画分離するために、試料を破砕媒体と共に収容した試料容器を破砕機に装着し、破砕機により試料容器に振動を加えて試料を破砕した後、前記試料容器を遠心分離機に装着して破砕された試料を遠心分離する処理作業を容易に行い得るようにした試料の破砕及び遠心分離方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のような試料を化学的に分析・分画するためには、試料を均一に破砕する必要があり、乳鉢と乳棒による破砕が広く知られている。しかし、均一な破砕状態を安定して行うには効率的でなく、多くの試料を効率的に破砕するために試料容器に投入した試料に振動を加えて破砕する破砕機が用いられる。破砕機は試料と破砕媒体とを収容した試料容器に振動を加えることにより、試料に破砕媒体が衝突することによる圧縮と回転による磨砕とによって試料を破砕する。
【0003】
このような破砕機として、試料と破砕媒体とを収容した試料容器に8の字状の振動を加えて均一且つ効率的な試料の破砕を安定して行うことができる破砕機を本願出願人は先に提案している(特許文献1参照)。また、破砕効率及び安定化を図るために、細長い試料容器の軸心に沿った姿勢を維持して軸心方向に相対移動する形状、寸法の単一の破砕媒体を用いた破砕機(特許文献2参照)などを本願出願人は提案している。
【0004】
図19は、上記破砕機の構成を示すもので、回転軸8にその軸芯に対して軸芯が傾斜した傾斜軸体11を設け、傾斜軸体11に相対回転自在に環状体15を外嵌させると共に、この環状体15に取り付けられた磁石16と、これに対極する固定磁石18とにより環状体15の回転を弾性的に拘束し、環状体15に取り付けられた環状保持体120の外周部に破砕媒体32と試料とを収容した透明な細長い試料容器30を環状体15の軸芯と平行な姿勢で保持できるように構成されている。前記回転軸8を図外のモータにより回転駆動すると、試料容器30にはその軸芯方向の比較的長い行程の主往復移動とそれに直交する方向の比較的短い行程の副往復移動とが組み合わされた8の字状の往復振動が加わり、破砕媒体32が相対回転しながら試料容器30の底部に衝突することにより、試料容器30が乳鉢、破砕媒体32が乳棒にように作用して、試料が植物組織や動物組織、あるいはプラスチック材料や鉱物材料であっても効率的に破砕することができる。
【0005】
前記試料容器30は、図20に示すように、細長い円筒容器の開口部外周にネジ30aが形成され、開口部に蓋体31を螺合して密閉できるように構成されている。この試料容器30は、ポリカーボネイト、ポリプロピレン等の透明または半透明の材料を用いて樹脂成形により製作される。
【0006】
前記試料容器30に試料と共に収容される破砕媒体32は、図21に示すように、試料容器30の内径Dより大きい長さLの単一部材により構成するのが好ましく、一端部に試料容器30の底部形状に対応した形状の先端部32aが形成されている。また、破砕媒体32の外径dは試料容器30の内径Dに対して2mm以下、内径dが小さい場合には1mm以下に設定される。また、破砕媒体32の先端部32aは、図21(b)(c)に示すように、放射状又は螺旋状に1又は複数の溝34を形成したものを用いることができ、試料が植物材料などである場合に、凍結乾燥しなくても切断され難い繊維質を効果的に切断することができる。この破砕媒体32の材料は、ステンレス鋼や炭素鋼が一般的に用いられる。
【0007】
試料容器30及び破砕媒体32の組み合わせは、図22及び図23に示すように、試料容器30の底部35を円錐状に形成し、これに対応させて先端部32aを円錐面に形成した破砕媒体32を用いることもできる。
【0008】
上記試料容器30及び破砕媒体32を用いて破砕機により試料を破砕し、破砕された試料を分析に用いる場合には、試料成分の抽出目的に応じた溶液を試料容器30内に注入して破砕または遠心分離することがなされる。破砕された試料が前記溶液中に懸濁した状態にある試料容器30を遠心分離にかけると上清と沈殿とに分離することができ、上清の吸光度測定等の手段により試料の分析を行うことができる。
【0009】
破砕機により破砕された試料を収容した試料容器を遠心分離するための遠心分離機として、試料容器をそのサイズに対応する角度で保持するチューブ保持穴が円周上に設けられたロータをモータにより回転させることにより試料容器に遠心力を加え、試料容器内の破砕された試料を遠心分離するものや、前記ロータをラック中に収容してラックを回転させることに伴ってロータを回転させて試料容器内の破砕された試料を遠心分離するものが知られている(特許文献3参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−202314号公報(第2〜4頁、図2)
【0011】
【特許文献2】
特開2001−178444号公報(第3〜5頁、図2)
【0012】
【特許文献3】
特開2000−079355号公報(第3〜5頁、図1)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記破砕機は多数の試料容器に対して同時に破砕処理できるが、多数の試料容器を1つずつ破砕機に装着し、破砕処理が終了した後には破砕機から1つずつ試料容器を取り出す面倒な作業が伴う課題があった。
【0014】
また、破砕機により被破砕物を破砕してDNA抽出等の分析を行う場合には、上述したように破砕後の試料容器を遠心分離機に1つずつ移載して遠心分離する必要がある。従来は破砕機により破砕が終了した後、破砕機から多数の試料容器を個々に取り出し、多数の試料容器を遠心分離に装着し、遠心分離処理が終了したときには試料容器を1つずつ取り出す必要があり、試料容器の数が多い場合には面倒な作業となる課題があった。
【0015】
本発明が目的とするところは、被破砕物を収容した多数の試料容器を一括して破砕機に装着し、破砕機による破砕処理後に多数の試料容器を一括して取り出し、遠心分離機に移載することを可能にした試料の破砕及び遠心分離方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本願の第1発明、試料及び破砕媒体を収容した細長い試料容器を多数本、これらを円周上に配置されるように、容器ホルダに放射方向に揺動可能な状態で支持し、各試料容器を破砕に適した角度になるように受入れて、その角度で保持する容器収容部を、容器ホルダに支持される各試料容器に対応する円周上の位置に設けてなる破砕機に、前記容器ホルダを取付けることにより各試料容器を前記各容器収容部に一括収容し、次いで破砕機を作動させて前記各試料容器に振動を加えて試料を破砕し、前記破砕機より試料が破砕された後、前記容器ホルダをこれに支持されている試料容器と共に前記破砕機より取外し、次いで各試料容器遠心分離に適した角度になるように受け入れて、その角度で保持する容器収容部を、容器ホルダに支持される各試料容器に対応する円周上の位置に設けてなる遠心分離機に、前記容器ホルダを取付けることにより各試料容器を前記各容器収容部に一括収容し、次いで遠心分離機を作動させて前記試料容器に遠心力を加えて試料を遠心分離することをを特徴とする。
【0017】
上記第1発明によれば、容器ホルダの各容器保持部に試料及び破砕媒体を収容した試料容器を収容して容器ホルダを破砕機装着体に装着することにより、多数の試料容器を破砕機に装着することができる。破砕機による試料の破砕処理が終了した後、破砕機から容器ホルダを取り外し、遠心分離機に取付けられた遠心機装着体に容器ホルダを装着すると、多数の試料容器は一括して遠心分離に適した角度に装着されるので、遠心分離機により破砕された試料を遠心分離することができる。多数の試料容器を破砕機及び遠心分離機に一括して装着できるので、試料の分析等を効率よく実施することができる。
【0018】
また、本願第2発明は、試料及び破砕媒体を収容した細長い試料容器を多数本、容器保持ボックスに収容し、複数のボックス収容部が、ホルダ本体にその中心からそれぞれを放射方向に揺動可能に取付けられてなる、容器ホルダの各ボックス収容部に、前記容器保持ボックスを収容し、前記容器ホルダをそのボックス収容部の揺動を阻止して所定位置に固定する容器固定部を設けてなる破砕機に、前記容器ホルダを取付けることにより各容器保持ボックスを前記各ボックス収容部に一括収容し、次いで破砕機を作動させて前記各試料容器に振動を加えて試料を破砕し、前記破砕機により試料が破砕された後、前記容器ホルダをその各ボックス収容部に収容されている試料容器と共に前記破砕機より取外し、次いで回転駆動軸に容器ホルダをその中心位置で装着する装着部を有する遠心分離機に、前記容器ホルダを前記装着部に装着して取付け、次いで遠心分離機を作動させて前記試料容器に遠心力を加えて試料を遠心分離することを特徴とする。
【0019】
上記第2発明によれば、試料及び破砕媒体を収容した多数の試料容器を収容した容器保持ボックスを容器ホルダのボックス収容部に収め、この容器ホルダを破砕機に装着すると、容器固定部によりボックス収容部の揺動が阻止され、試料容器が所定位置に位置固定されるので、破砕機を運転すると試料容器に振動が加えられて試料は破砕媒体により効率よく破砕される。試料の破砕処理が終了した後、容器ホルダを遠心分離機に移載すると、容器ホルダのボックス収容部の揺動が解放された状態に遠心分離機に装着されるので、遠心分離機を運転すると回転に伴う遠心力によりボックス収容部は遠心力方向に揺動し、収容した試料容器を遠心分離に適した角度に傾斜させることができる。この方法では小型の試料容器を多数一括して破砕及び遠心分離するのに適しており、試料の分析等を効率よく実施することができる。
【0020】
上記各構成における破砕機は、回転駆動される回転軸に、その軸心に対して軸心が傾斜した傾斜軸部が設けられ、この傾斜軸部に相対回転自在に環状体が外嵌され、この環状体の回転を阻止する回転阻止手段が設けられてなり、前記環状体に破砕機装着体及び/又は容器固定部が着脱可能に取り付けて構成されたものが好適である。一度に多数の試料容器について破砕処理ができるだけでなく、試料容器に8の字状の最適な振動を加えて効率的で安定した破砕処理が可能となる。
【0021】
また、破砕機により破砕処理が終了した容器ホルダを遠心分離機に移載したとき、試料容器の蓋体上に載置されて試料容器内に収容された強磁性体からなる破砕媒体を蓋体の内面に吸着保持する磁石を設けることにより、破砕処理が終了した試料容器から破砕媒体を取り出す手間がなく、遠心分離処理が終了したとき試料容器の蓋体を取り外すと、蓋体と共に破砕媒体を取り出すことができる。
【0022】
また、容器ホルダに、それを持ち運びするための取っ手を設けることにより、容器ホルダを破砕機に装着し、破砕終了後に遠心分離機に移載し、遠心分離終了後に遠心分離機から取り出す作業を容易に行うことができる。
【0023】
上記第1発明の構成における容器ホルダは、円形のホルダ本体の円周上に、試料容器を保持する多数の容器保持部がそれぞれ放射方向に直交する方向を回動軸として回動可能に配設した構造、あるいは支持部の周囲に、試料容器を保持する保持穴が形成された多数の容器保持片が、それぞれ放射方向に蝶番構造を介して取り付けた構造に構成することにより、多数の試料容器を揺動可能に保持することができるので、破砕機装着体及び遠心機装着体に試料容器を所定角度に収容する容器収容部位を設けると、多数の試料容器を一括して破砕及び遠心分離それぞれに適した揺動角度にして破砕機及び遠心分離機に装着することができる。
【0024】
また、遠心機装着体は、容器ホルダに保持された試料容器を収容する容器収容穴の入り口に、所定角度に形成された容器収容穴に試料容器を誘導する傾斜面を形成して構成することにより、容器ホルダを遠心機装着体に装着すると、容器ホルダに揺動可能に保持された多数の試料容器は、それぞれ放射方向の遠心分離に適した角度に揺動して容器収容穴に収容される。
【0025】
また、上記第2発明の構成における容器ホルダは、支持部の中心に対する放射方向の対称位置に、多数の試料容器を収容した容器収容ボックスを受け入れるボックス保持部を放射方向に揺動可能に配設して構成することにより、小型の試料容器を多数一括して破砕及び遠心分離の処理を行うのに好適なものとなる。
【0026】
また、上記第1発明の構成において、容器ホルダを回転可能な台上に載置して試料容器の着脱を行う準備台を設けて構成することにより、破砕機に装着する容器ホルダに多数の試料容器を保持させる準備作業や、破砕処理が終了して破砕機から取り出した容器ホルダに対して遠心分離機に装着するための準備作業、あるいは遠心分離処理が終了した多数の試料容器に対して順次分析等の作業を行うなどに有効なものとなる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、従来技術と共通する構成要素には同一の符号を付している。
【0028】
図1は、第1の実施形態に係る破砕機1の全体構成を示すもので、モータ5や制御装置を収容した箱型のケーシング2内に防振装置4により支持されてベース板3が配設され、このベース板3にモータ5が垂下状態で支持されており、その出力軸がベース板3上に配設された軸受部7にて鉛直な軸心回りに回転自在に支持された回転軸8に連結されている。回転軸8は、軸受部7にて回転自在に支持されると共に、その上部が軸受部7の上方に延出されている。
【0029】
図2に示すように、回転軸8の上部には、その軸心に対して軸心が角度θに傾斜した状態で傾斜軸体11が嵌合され、傾斜リング12を介して回転軸8の上端部に螺合したナット13にて押圧固定されている。傾斜軸体11の外周には軸受14を介して相対回転自在に環状体15が装着されている。この環状体15に磁石16が取付けられ、この磁石16に対峙させて固定された支持柱17に対極磁石18が取り付けられている。これら磁石16と対極磁石18の吸着力によって、回転軸8及び傾斜軸体11が回転した場合に、それに追従する環状体15の回転を阻止し、且つ傾斜軸体11の回転に伴って環状体15が振れ運動を行うように構成されている。尚、前記磁石16は、環状保持体20の円周上に複数箇所に設け、各磁石16に対向させて対極磁石18を設けることにより、環状体15の回転を阻止する作用をより確実に行なわせることができる。
【0030】
前記環状体15には試料容器30を収容する容器収容部33が円周上に多数形成された破砕機装着体20が着脱交換可能に取り付けられている。この破砕機装着体20には、図3に示す容器ホルダ22がその保持リング40に保持した試料容器30を前記容器収容部33に収容して装着される。破砕機装着体20に装着された容器ホルダ22は、それに保持された各試料容器30の開口部を閉じる蓋体31を押圧するように配される押圧板(容器固定部)23と共に固定ネジ25により環状体15に締結固定される。
【0031】
容器ホルダ22は使用する試料容器30の形状寸法に対応したものが用意され、図3に示すように、ホルダ本体43の円周上に等間隔に形成された複数の開口部41に、それぞれ放射方向に回動可能に保持リング(容器保持部)40が取り付けられている。前記保持リング40の内径は、試料容器30を収容できる直径の円形に形成され、外径は蓋体31の直径より大きい直径の円形に形成され、外径部分から直径方向に延出形成された回動軸42がホルダ本体43に軸支されていることにより、保持リング40は放射方向に回動可能となっている。また、ホルダ本体43の中央部には、この容器ホルダ22を持ち運びして破砕機1または後述する遠心分離機60に装着する用に供する取っ手44が形成されている。
【0032】
上記試料容器30は、図20、図22に示したように、細長い透明または半透明の円筒容器から成り、その開口部外周にねじ30aが形成され、開口部に蓋体31を螺合して密閉できるように構成されている。試料容器30は、被破砕物の材質や量に応じて2ml〜50mlの容積のものが用いられ、破砕機装着体20もこの試料容器30の大きさに応じた容器ホルダ22が装着できるように構成される。
【0033】
また、試料容器30内に被破砕物とともに収容される破砕媒体32は、図21、図23に示したように、試料容器30の内径Dより大きい長さLの単一部材にて構成されたものが使用でき、その一端部に試料容器30の底部形状に対応して同様の載頭円球状の突出端部32aが形成されている。また、他端部は、蓋体32の内周の環状シール部31aと干渉したり、嵌まり込むことがないように小径部32bに形成されている。また、破砕媒体32の外径dは、試料容器30の内径Dに対して2mm以下、内径dが小さい場合には1mm以下程度小さく設定されている。例えば、試料容器30の容量が2mlの場合で、その内径Dは8mm、破砕媒体32の外径dは7mmに設定されている。また、図21(b)(c)、図23(b)(c)に示すように、破砕媒体32の突出端部32aには必要に応じて放射状又は螺旋状に1又は複数の溝34が形成されたものを用いると、植物繊維などのように破砕され難い試料を切断しながら破砕することができる。
【0034】
上記容器ホルダ22は、図4に示すような準備台55上に載置し、試料と破砕媒体32とを収容して蓋体31を装着した試料容器30を各保持リング40に収納すると、蓋体31が保持リング40上に載り、複数の試料容器30は放射方向に揺動可能な状態に容器ホルダ22に保持され、破砕機1に容器ホルダ22を装着する準備を整えることができる。準備台55は、基台55a上に回転自在にターンテーブル55bを設けて構成することにより、容器ホルダ22に多数の試料容器30を保持させる作業を容易に行うことができる。また、後述する破砕処理が終了して破砕機1から取り出した容器ホルダ22に対して遠心分離機60に装着するための準備作業、あるいは遠心分離処理が終了した多数の試料容器30に対して順次分析等の作業を行う場合などにも有効に利用できる。
【0035】
多数の試料容器30を保持させた容器ホルダ22は、その中央部に設けられた取っ手44を持って破砕機上に移動し、環状体15に設けられた4本の固定ネジ軸35にそれぞれ固定穴45が嵌るように破砕機装着体20上に載置すると、図2に示すように、保持された各試料容器30はそれぞれ破砕機装着体20に設けられた各容器収容部33内に収容される。
【0036】
上記破砕機装着体20は、使用する試料容器30の形状寸法に対応して形成され、図5に示すように、円周上に前記容器ホルダ22の保持リング40に対応する位置に試料容器30を収容する容器収容部33が形成されている。容器収容部33の開口端側は開口径が徐々に大きくなるようにアール形成され、容器ホルダ22に揺動可能な状態に保持された試料容器30の容器収容部33内への挿入が容易になされるようにしている。この破砕機装着体20は、使用する試料容器30の形状寸法に対応するものが用意され、環状体15に設けられた固定ネジ軸35に対して固定穴34を挿脱する作業を行うことにより交換可能である。
【0037】
上述のように破砕機装着体20上に容器ホルダ22を載置した後、図6に示すように形成された押圧板23を、その固定穴36を固定ネジ軸35に挿入して載置すると、押圧板23に形成された多数の押圧片37はそれぞれ試料容器30の蓋体31上に載るようになるので、固定ノブ25を各固定ネジ軸35に螺入すると、押圧板23の下面に設けられた筒状部38で容器ホルダ22及び破砕機装着体20は環状体15上に固定され、試料容器30はその蓋体31が押圧片37で押圧されて固定される。
【0038】
この状態で破砕機1を運転すると、各試料容器30に対する破砕処理を開始することができる。破砕機1の運転により、試料容器30にはその軸芯方向の比較的長い行程の主往復移動とそれに直交する方向の比較的短い行程の副往復移動とが組み合わされた8の字状の往復振動が加わり、破砕媒体32が相対回転しながら試料容器30の底部に衝突することにより、試料容器30が乳鉢、破砕媒体32が乳棒にように作用して、試料が植物組織や動物組織、あるいはプラスチック材料や鉱物材料であっても効率的に破砕することができる。
【0039】
破砕処理の完了後には、固定ノブ25を外し、押圧板23を取り外すことによって破砕機1から容器ホルダ22を取り出すことができる。容器ホルダ22の取り出しは、取っ手44を持って持ち上げると多数の試料容器30を同時に取り出すことができる。
【0040】
試料容器30内で破砕された試料を分析に供する場合には、試料容器30内に試料成分の抽出目的に応じた溶液を注入し、破砕された試料が溶液中に懸濁した状態にして遠心分離機に装着して遠心分離する必要がある。試料容器30中への溶液の注入は、破砕機1に装着して破砕する試料容器30に試料及び破砕媒体32と共に溶液を注入することができ、溶液中で破砕して試料が溶液中に懸濁した状態を得ることができる。また、破砕機1によって試料が破砕された後の試料容器30に溶液を注入することもできる。図17は、試料を破砕した後に試料容器30に溶液を注入して遠心分離するための作業工程の例を第1ステップ(S1)から第10ステップ(S10)まで順を追って説明するものである。
【0041】
試料容器30に試料80と破砕媒体32とを収容し(S1)、破砕機1により試料80に対する破砕処理(S2)を行った後の試料容器30(S3)に対し、蓋体31を外して試料容器30内に溶液82を注入する(S4)。一般的には溶液82の注入を行うためには試料容器30から蓋体31を取り外す必要があるが、本願出願人が特願2002−208108号として提案している図18(a)(b)に示すような注液構造を備えた蓋体31を用いると、蓋体31を取り外すことなく溶液の注入が可能である。図18(a)に示す構成は、蓋体31に注液用の小径のネジ穴86に螺入したネジ蓋87を外して試料容器30内に溶液82を注入できるようにしたものである。また、図18(b)に示す構成は、蓋体31の内側にシリコンセプタム86を配設し、蓋体31に設けた注液口90から注射器等を試料容器30内に差し込んで溶液82を注入することができるようにしたものである。
【0042】
また、試料容器30内には破砕媒体32が収容されているが、破砕終了後には取り出した方がその後の遠心分離等の処理を行うには好ましい状態となる。この試料容器30から破砕媒体32を取り出す方法として、ステンレス等による単一の破砕媒体32を用いた場合には、本願出願人が先と同じく特願2002−208108号として提案した磁石を用いた取り出し方法を採用することができる。即ち、図17に示すように、注入された溶液82に破砕された試料80が懸濁した懸濁液83内に破砕媒体32が存在する試料容器30に対し(S5)、試料容器30の外部から磁石81によって破砕媒体32を吸着した状態で磁石81を蓋体31側に移動させ(S6)、蓋体31の上面に磁石81を置くと破砕媒体32は蓋体31の内側に吸着保持された状態となる(S7)。この作業は破砕機1から取り出した容器ホルダ22を前記準備台55上に載置して実施すると、多数の試料容器30に対する作業を容易に行うことができる。
【0043】
上記のように試料容器30中に試料及び破砕媒体32と共に溶液を注入して試料を破砕して溶液中に試料を懸濁させた状態にした試料容器30、あるいは、破砕後の破砕容器30内に溶液を注入して破砕された試料を溶液中に懸濁させた状態にした試料容器30は、容器ホルダ22に多数を保持して遠心分離機60にそのまま装着させることができる。
【0044】
図7に示す遠心分離機60には、容器ホルダ22を装着する遠心機装着体50が取り付けられている。遠心機装着体50は遠心分離機において一般的にロータと称されているもので、回転中心から放射方向に所定角度に形成されている複数の穴に試料容器30を個々に収容するが、本構成では容器ホルダ22に保持された複数の試料容器30を一括して受け入れることができる。
【0045】
この遠心機装着体50は、図8に示すように、容器ホルダ22に保持された試料容器30を放射方向に所定角度(ここでは45度)にして収容する容器収容穴51が円周上に等間隔に形成されている。この遠心機装着体50の上方から試料容器30を保持した容器ホルダ22を下降させると、各試料容器30は保持リング40によって揺動可能に保持されていることから、各試料容器30は容器収容穴51の傾斜面により角度変更され、図9に示すように、保持リング40が回動して各試料容器30は各容器収容穴51内に所定角度に収納される。
【0046】
上記遠心機装着体50は、試料容器30の形状寸法や遠心分離のための回転数に応じて容器収容穴51の形状寸法、傾斜角度を変えたものが用意され、前記破砕機装着体20と組にして、破砕機1及び遠心分離機60にそれぞれ装着される。
【0047】
遠心分離機60は、図7に示すように、筐体61内に形成されたフランジ62に弾性体63を介して支持されたモータ64を回転させることにより、その駆動軸65に着脱可能に装着された遠心機装着体50が回転駆動され、容器収容穴51に収容された試料容器30に遠心力を加える。この遠心分離機60の運転により遠心機装着体50が回転駆動され、図17に示すように、試料容器30内の破砕された試料80が溶液82に懸濁した懸濁液83は上清84と沈殿物85とに遠心分離される(S9)。
【0048】
遠心分離が終了したら容器ホルダ22をその取っ手44を持って持ち上げると、各試料容器30を遠心機装着体50から離脱させることができるので、分析等の作業を行う場所に配置した前記準備台55上に容器ホルダ22を載置すると、1本毎の試料容器30について分析等の作業を順次実施することができる。
【0049】
試料容器30は前述したように、その蓋体31に磁石81で破砕媒体32を吸着しておくと、試料容器30から蓋体31を取り外したとき、図17に示すように、蓋体31の取り外しと同時に破砕媒体32を取り出すことができる(S10)。試料容器30内で分離されている上清84は、それを吸出して吸光度測定等の手段により試料80の分析を行うことができる。
【0050】
以上説明した構成において、多数の試料容器30を保持して破砕機1及び遠心分離機60に移載する容器ホルダ22は、図10に示す例のように多様な形態に構成することができる。
【0051】
図10に例示する容器ホルダ22aは、支持部48の周囲に蝶番構造49を介して多数の容器保持片47が取り付けられ、各容器保持片47の先端部分に試料容器30を収容する保持穴46を形成して構成されている。この容器ホルダ22aを前述した準備台55上に載置して各保持穴46にそれぞれ試料と破砕媒体32とを収容した試料容器30を収容し、支持部48に形成された取っ手53を掴むと、多数の試料容器30を一括して保持することができ、破砕機1に取り付けられた破砕機装着体20に設けられた各容器収容部33に各試料容器30を収容して破砕機1の破砕機装着体20に装着すると、各試料容器30は容器収容部33に収容され、押圧板23により各容器保持片47の揺動は阻止されて各破砕容器30は破砕に適した保持状態にして装着される。
【0052】
また、破砕機1により破砕処理が終了した後、破砕機1から取り外した容器ホルダ22aを遠心分離機60に移載すると、遠心機装着体50に形成された容器収容穴51の傾斜角度により、図10(b)に仮想線で示すように、容器保持片47は蝶番構造49によって回動し、各試料容器30は遠心分離に適した角度で遠心機装着体50に装着される。
【0053】
また、従来技術として示した特許文献3に開示されているように、ロータを収容するラックを設けた構造の遠心分離機に対応させる場合には、図11に示す遠心機装着体50aのように構成することができる。基本的構造は前述の遠心機装着体50と同様に、容器ホルダ22に保持された多数の試料容器30を容器収容穴51aの傾斜角度に誘導する形状が形成されている。即ち、図11に示すように、ラック66に収容される遠心機装着体50aは、それに形成された容器収容穴51aの入口に試料容器30を容器収容穴51aに誘導する形状が形成されていることにある。
【0054】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、小型の試料容器30を破砕及び遠心分離に供するのに好適な試料容器30の破砕機及び遠心分離機への装着装置について示すものである。
【0055】
小型の試料容器30は、図12に示すように、多数の試料容器30を容器収容ボックス71に収容して破砕処理及び遠心分離処理がなされる。この多数の試料容器30を収容した容器収容ボックス71は、図13に示す容器ホルダ72に装着される。
【0056】
図13において、容器ホルダ72は支持部75に4個のボックス保持部76が支持部75の中心から放射方向に揺動可能に支持され、試料と破砕媒体32とが投入された多数の試料容器30を収容した前記容器収容ボックス71がボックス保持部74に収納される。
【0057】
容器収容ボックス71が収納された容器ホルダ72は、図14に示すように、破砕機1の環状体15に取り付けられた破砕機装着体73に装着され、その上に図15に示す押圧板74を載置し、固定ノブ25のネジ部を環状体15に螺入することにより、容器収容ボックス73の揺動が阻止されると共に容器収容ボックス73内に収容された多数の試料容器30は位置固定される。即ち、容器ホルダ72を破砕機装着体73上に載置することにより、各ボックス保持部76は破砕機装着体73に形成された4ヶ所のボックス受け部73aに収容されるので、その揺動が阻止される。また、押圧板74の四方に形成された圧片74aは容器収容ボックス71に収容された多数の試料容器30をその蓋体31で押圧するので、各試料容器30は容器収容ボックス71内に位置固定される。
【0058】
破砕機1を運転することにより、試料容器30にはその軸芯方向の比較的長い行程の主往復移動とそれに直交する方向の比較的短い行程の副往復移動とが組み合わされた8の字状の往復振動が加わり、破砕媒体32が相対回転しながら試料容器30の底部に衝突することにより、試料容器30が乳鉢、破砕媒体32が乳棒にように作用して試料が破砕される。
【0059】
破砕処理の終了後、固定ノブ25を緩めて取り出した容器ホルダ72は、図16に示すように、遠心分離機60の駆動軸65に装着穴77を嵌挿することにより遠心分離機60に装着することができる。
【0060】
遠心分離機60を運転すると、容器ホルダ72は回転駆動され、支持部75に揺動可能に支持されているボックス保持部76は、図16に仮想線で示すように遠心力により回動し、保持された多数の試料容器30を遠心分離に適した角度に傾斜させる。試料容器30に傾斜角度で遠心力が加えられることにより、試料容器30内の破砕された試料の懸濁液は上清と沈殿物とに遠心分離される。
【0061】
上記第2の実施形態の構成は、小型の試料容器30を用いて試料の破砕及び遠心分離の処理を行うのに好適なものとなるが、この場合にも試料容器30内には破砕媒体32が収容されているので、遠心分離の処理を行う前に取り出すか、前述のように磁石により蓋体31の内側に吸着保持させるのが好ましい状態となる。小型の試料容器30の場合には、容器収容ボックス71の平面寸法に対応する板状の磁石を載置すると、容器収容ボックス71に収容された多数の試料容器30内に存在する破砕媒体32を一括して蓋体31の内側に吸着した状態にすることができる。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明の通り本発明によれば、試料と破砕媒体とを収容した多数の試料容器を一括して保持する容器ホルダを破砕機に装着すると、各試料容器は破砕処理に適した角度にして破砕機に装着され、破砕機により試料を破砕した後、容器ホルダを遠心分離機に移載すると、各試料容器は遠心分離に適した角度にして遠心分離機に装着される。従って、多数の試料容器を個々に破砕機に装着し、破砕終了後には個々に遠心分離機に装着する手間が解消され、多数の試料容器を効率よく破砕及び遠心分離して、分析等に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る破砕機の全体構成を示す側面図。
【図2】同上破砕機の要部構成を示す断面図。
【図3】第1の実施形態に係る容器ホルダの構成を示す(a)は平面図、(b)はA−A線矢視断面図。
【図4】準備台に容器ホルダを載置した状態を示す断面図。
【図5】第1の実施形態に係る破砕機装着体の構成を示す(a)は平面図、(b)はB−B線矢視断面図。
【図6】第1の実施形態に係る押圧板の構成を示す(a)は平面図、(b)はC−C線矢視断面図。
【図7】実施形態に係る遠心分離機の構成を示す断面図。
【図8】第1の実施形態に係る遠心機装着体の構成を示す(a)は平面図、(b)はD−D線矢視断面図。
【図9】同上遠心機装着体に容器ホルダを装着した状態を示す断面図。
【図10】容器ホルダの変形例を示す(a)は平面図、(b)はE−E線矢視断面図。
【図11】遠心機装着体の変形例を示す断面図。
【図12】第2の実施形態における容器収容ボックスを示す斜視図。
【図13】第2の実施形態に係る容器ホルダの構成を示す(a)は平面図、(b)はF−F線矢視断面図。
【図14】第2の実施形態における破砕機の構成を示す要部断面図。
【図15】第2の実施形態に係る押圧板の構成を示す(a)は平面図、(b)はG−G線矢視断面図。
【図16】第2の実施形態に係る容器ホルダを遠心分離機に装着した状態を示す断面図。
【図17】試料の破砕から遠心分離に至る作業工程を順を追って示す模式図。
【図18】試料容器の蓋体の変形例を示す断面図。
【図19】従来技術に係る破砕機の構成を示す要部断面図。
【図20】試料容器の構成を示す断面図。
【図21】破砕媒体の構成を示す側面図。
【図22】試料容器の構成を示す断面図。
【図23】破砕媒体の構成を示す側面図。
【符号の説明】
1 破砕機
8 回転軸
11 傾斜軸体
15 環状体
20、73 破砕機装着体
22、22a、72 容器ホルダ
23、74 押圧板(容器固定部)
30 試料容器
31 蓋体
32 破砕媒体
33 容器収容部
40 保持リング(容器保持部)
42 回動軸
43 ホルダ本体
44、53 取っ手
47 容器保持片
48、75 支持部
49 蝶番構造
50、50a 遠心機装着体
51 容器収容穴
55 準備台
60 遠心分離機
71 容器収容ボックス
76 ボックス保持部

Claims (6)

  1. 試料及び破砕媒体を収容した細長い試料容器を多数本、これらを円周上に配置されるように、容器ホルダに放射方向に揺動可能な状態で支持し、
    各試料容器を破砕に適した角度になるように受入れて、その角度で保持する容器収容部を、容器ホルダに支持される各試料容器に対応する円周上の位置に設けてなる破砕機に、前記容器ホルダを取付けることにより各試料容器を前記各容器収容部に一括収容し、
    次いで破砕機を作動させて前記各試料容器に振動を加えて試料を破砕し、
    前記破砕機より試料が破砕された後、前記容器ホルダをこれに支持されている試料容器と共に前記破砕機より取外し、
    次いで各試料容器遠心分離に適した角度になるように受け入れて、その角度で保持する容器収容部を、容器ホルダに支持される各試料容器に対応する円周上の位置に設けてなる遠心分離機に、前記容器ホルダを取付けることにより各試料容器を前記各容器収容部に一括収容し、
    次いで遠心分離機を作動させて前記試料容器に遠心力を加えて試料を遠心分離する
    ことを特徴とする試料の破砕及び遠心分離方法。
  2. 試料及び破砕媒体を収容した細長い試料容器を多数本、容器保持ボックスに収容し、
    複数のボックス収容部が、ホルダ本体にその中心からそれぞれを放射方向に揺動可能に取付けられてなる、容器ホルダの各ボックス収容部に、前記容器保持ボックスを収容し、
    前記容器ホルダをそのボックス収容部の揺動を阻止して所定位置に固定する容器固定部を設けてなる破砕機に、前記容器ホルダを取付けることにより各容器保持ボックスを前記各ボックス収容部に一括収容し、
    次いで破砕機を作動させて前記各試料容器に振動を加えて試料を破砕し、
    前記破砕機により試料が破砕された後、前記容器ホルダをその各ボックス収容部に収容されている試料容器と共に前記破砕機より取外し、
    次いで回転駆動軸に容器ホルダをその中心位置で装着する装着部を有する遠心分離機に、前記容器ホルダを前記装着部に装着して取付け、
    次いで遠心分離機を作動させて前記試料容器に遠心力を加えて試料を遠心分離する
    ことを特徴とする試料の破砕及び遠心分離方法。
  3. 容器ホルダは、円形のホルダ本体の円周上に、試料容器を保持する多数の容器保持部がそれぞれ放射方向に直交する方向を回動軸として回動可能に配設されてなる請求項1に記載の試料の破砕及び遠心分離方法
  4. 容器ホルダは、支持部の周囲に、試料容器を保持する保持穴が形成された多数の容器保持片が、それぞれ放射方向に蝶番構造を介して取り付けられてなる請求項1に記載の試料の破砕及び遠心分離方法
  5. 遠心機装着体は、容器ホルダに保持された試料容器を収容する容器収容穴の入り口に、所定角度に形成された容器収容穴に試料容器を誘導する傾斜面が形成されてなる請求項1に記載の試料の破砕及び遠心分離方法
  6. 容器ホルダは、支持部の中心に対する放射方向の対称位置に、多数の試料容器を収容した容器収容ボックスを受け入れるボックス保持部が放射方向に揺動可能に配設されてなる請求項2に記載の試料の破砕及び遠心分離方法
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