JP3868770B2 - Closing structure and closing method of tunnel lining structure using lining element - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トンネル覆工構造体の閉合部構造及び閉合方法に関し、さらに詳細には、覆工エレメントを用いて鉄道線路や道路の下方にトンネルを構築するに際しての終端覆工エレメント間の閉合部構造及び閉合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道線路や道路の下方に立体交差する地下構造物(トンネル)を構築する工法の1つとして、長尺の多数の鋼製エレメントを地山に牽引(または推進)により挿入して覆工を行うHEP&JES(High Speed Element Pull & Jointed Element Structure) 工法が知られている。
【0003】
この工法は、図1に示すように、例えば線路1下の地山にトンネル内空断面を区画するように、長尺の多数の覆工エレメント2,3を牽引又は推進により並列させて地山に順次挿入し、エレメント内部にコンクリートを打設してトンネル内空断面を区画する覆工構造体4を構築した後、覆工構造体4内方の地山を掘削して、覆工構造体4を箱形ラーメン形式又は円形等の本設地下構造物として利用する工法である。
【0004】
このような工法に使用する覆工エレメントとして、断面が四角形の基準覆工エレメントと、その側部に順次連設される断面コ字形の一般部覆工エレメントとを用い、さらに各エレメント間の継手を全強状態に接合することができる構造とした工法について既に提案がされている(特開2000−120372号公報、特開2000−179282号公報)。
【0005】
これらの基準覆工エレメント及び一般部覆工エレメントは、いずれも鋼製のもので、その構造が図2及び図3に示されている。すなわち、基準覆工エレメント2は、図2に示すように、4枚のプレート5によって断面四角形に形成され、各隅角部には断面略C字形の継手6が長手方向に沿って設けられている。
【0006】
また、一般部覆工エレメント3は、図3に示すように、3枚のプレート7,8によって断面コ字形に形成され、各隅角部及びプレート7の開放側端部には上記継手6と同形状の継手9,10が長手方向に沿ってそれぞれ設けられている。覆工構造体4を構築するにあたっては、図1に示すように、まず基準覆工エレメント2が地山上部において挿入され、次いで、基準覆工エレメント2の両側部の地山に一般部覆工エレメント3,3が挿入される。
【0007】
その際、図4に一方側のみを示すように、一般部覆工エレメント3は、その開放部側の継手10を基準覆工エレメント2の継手6に嵌合させながら地山に挿入される。次に、先行して地山に挿入された一般部覆工エレメント3に隣接して後行する一般部覆工エレメント3が地山に挿入されるが、その際、この後行する一般部覆工エレメント3は、その開放部側の継手10を先行する一般部覆工エレメントの隅角部側の継手9に嵌合させながら地山に挿入される。このようにして、基準覆工エレメント2からトンネル軸に関して時計回りR1 及び反時計回りR2 (図1参照)に一般部覆工エレメント3が順次地山に挿入され、覆工構造体4が形成される。
【0008】
ところで、前記のように一般部覆工エレメント3を時計回り及び反時計回りに地山に挿入してゆくと、それらエレメント群の終端覆工エレメント3a,3b間の寸法に施工誤差が含まれるため、一般には終端覆工エレメント3a,3b間を閉合する閉合部は施工誤差を吸収する構造が採用されている。
【0009】
図17は従来の閉合方法を示す断面図である。同図において(a)は、一般部覆工エレメント3を時計回り及び反時計回りに順次地山に挿入し、終端覆工エレメント3a,3bの挿入施工を終えた状態を示している。同図(c)に示す閉合部50を構築するにあたっては、まず同図(b)に示すように、終端覆工エレメント3a,3b間を跨ぐように土留用の上下のカバープレート51,52を地山に挿入し、挿入によって地山を保護しながら、終端覆工エレメント3a,3b間の地山を掘削する。これにより、終端覆工エレメント3a,3b及びカバープレート51,52によって囲まれた閉空間53が形成され、終端覆工エレメント3a,3bの各継手9が露出する。
【0010】
終端覆工エレメント3a,3bの各継手9間を結合するために、従来用いられているのが同図(c)に示すループ状鉄筋籠(調整エレメントとも称される)54である。この鉄筋籠54は上下両端に継手55が一体的に固着されていて、これらの継手55を終端覆工エレメント3a,3bの各継手9に嵌合させながら、鉄筋籠54を閉空間54内に挿入している。その際、鉄筋籠54は上下左右に変位可能であるので、終端覆工エレメント3a,3b間に形成される施工誤差を吸収することができる。
【0011】
しかしながら、上記従来の閉合方法では、鉄筋籠54に固着された継手55が、ループ状の鉄筋で繋がっているため、鉄筋籠54を挿入する際にせりが生じ、距離が長くなると施工性が悪くなる。また、鉄筋籠54の各継手55と、これに嵌合された終端覆工エレメント3a,3bの各継手9との間には嵌合後も遊隙が存するため、この遊隙にグラウト注入を行わなければならない。
【0012】
したがって、このような鉄筋籠54の挿入時におけるせりの問題、及びグラウト注入の必要性から、鉄筋籠54の長さはせいぜい1mとするのが限度である。このため、従来の方法では、鉄筋籠54の挿入及びグラウト注入を順次施工長さだけ繰り返さなければならず、施工効率が悪いものであった。なお、施工長さ分の鉄筋籠54の挿入及びグラウト注入が完了した後は、カバープレート51,52及び終端覆工エレメント3a,3bで囲まれた53にはコンクリートが打設される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記のような技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目的を達成するものである。
この発明の目的は、従来のループ状鉄筋籠を用いた場合と同様の構造的耐力を有しながら、被閉合覆工エレメント間に生じる施工誤差を吸収することができ、さらには施工効率の向上を図ることができる閉合部構造及び閉合方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記課題を達成するために、次のような手段を採用している。
すなわち、この発明は、長手方向に沿って断面略C字形の継手を有する多数の長尺の覆工エレメントを、隣接するものどうしの前記継手を嵌合させながら順次地山に挿入して構築され、トンネル内空断面を区画する覆工構造体の閉合部構造であって、
前記覆工エレメントのうち、互いに対向して地山に挿入された2つの被閉合覆工エレメント間を閉合する閉合部が、
前記被閉合覆工エレメント間の地山の掘削により形成された閉空間に露出した、前記継手に嵌合される継手を長手方向に沿って有する継手プレートと、
互いに対向する前記両継手プレートのプレート部間に長手方向に間隔を置いて固定され、緊張された複数の引張り部材と
を備えてなる覆工エレメントを使用したトンネル覆工構造体の閉合部構造にある。
【0015】
前記閉合部は、さらに前記両被閉合覆工エレメント間を跨ぐように地山に挿入された土留用のカバープレートを備えてなる。前記引張り部材は主体と、これを緊張させるための緊張手段とを備えてなる。
【0016】
より具体的には、前記主体は鋼棒からなり、前記緊張手段は前記鋼棒に螺着された緊張用ねじ式継手からなる。この場合、前記鋼棒はその軸方向に関して分割された2本の分割鋼棒からなり、前記緊張用ねじ式継手は、前記分割鋼棒の対向端部間に螺着された構造とすることができる。あるいは前記鋼棒は1本からなり、前記緊張用ねじ式継手は、前記鋼棒の端部に螺着された構造とすることもできる。
【0017】
さらに、この発明は、長手方向に沿って断面略C字形の継手を有する多数の長尺の覆工エレメントを、隣接するものどうしの前記継手を嵌合させながら順次地山に挿入して構築され、トンネル内空断面を区画する覆工構造体の閉合方法であって、
前記覆工エレメントのうち、互いに対向して地山に挿入された2つの被閉合覆工エレメント間を閉合するに際し、
前記両被閉合覆工エレメント間の地山を掘削して、これら被閉合覆工エレメントの前記継手が露出する閉空間を形成した後、
前記被閉合覆工エレメントの各継手に、前記継手と同様の継手を長手方向に沿って有する継手プレートをそれぞれ嵌合させ、
互いに対向する前記両継手プレートのプレート部間に長手方向に間隔を置いて複数の引張り部材を固定し、
前記引張り部材を緊張させることを特徴とする覆工エレメントを使用したトンネル覆工構造体の閉合方法にある。
【0018】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面を参照しながら以下に説明する。図5は、この発明による閉合方法を示す断面図、図6は閉合された状態を示す斜視図である。
【0019】
図5(a),(b)に示す手順までは、上述した従来方法と同様である。すなわち、覆工エレメントとして図2及び図3に示した基準覆工エレメント2及び一般部覆工エレメント3を使用し、図1に示すように地山上部に基準覆工エレメント2を挿入した後、その両側の地山に図4に示すように継手6,10を嵌合させながら一般部覆工エレメント3を挿入し、さらに、先行して地山に挿入された一般部覆工エレメント3の継手9に継手10を嵌合させながら後行する一般部覆工エレメント3を地山に挿入し、トンネル軸に関して一般部覆工エレメント3を時計回りR1 及び反時計回りR2 に順次挿入する工程は、従来と同様である(図5(a))。
【0020】
また、図5(b)に示すように、互いに対向して地山に挿入された2つの被閉合覆工エレメント、すなわち時計回りの覆工エレメント3群の終端覆工エレメント3aと、反時計回りの覆工エレメント3群の終端覆工エレメント3bとの間を跨ぐように土留用の上下のカバープレート21,22を地山に挿入し、挿入によって地山を保護しながら、終端覆工エレメント3a,3b間の地山を掘削して、終端覆工エレメント3a,3bの各継手9が露出する閉空間23を形成する工程も、従来と同様である。
【0021】
この発明による閉合部20は、図5(c)に示すように、カバープレート21,22と、終端覆工エレメント3a,3bのそれぞれ上下2つずつの継手9にそれぞれ嵌合される継手プレート24a,24bと、継手プレート24a,24b間に固定される複数の引張り部材25を備えている。
【0022】
継手プレート24a,24bは、長尺のプレート部27に長手方向に沿って継手26を形成したものである。閉空間23を形成した後、これらの継手プレート24a,24bはその継手26を終端覆工エレメント3a,3bの各継手9に嵌合させながら、各々独立して閉空間23内に挿入される。このため、従来の鉄筋籠を使用する場合のような、せりの問題は生じず、各継手プレート24a,24bをスムーズに嵌合させることができる。
【0023】
そして、継手プレート24a,24bの嵌合後、それらの互いに対向するプレート部27,27間に複数の引張り部材25を長手方向に間隔を置いてそれぞれ固定し、各引張り部材25を緊張させる。これにより、継手プレート24a、24bが互いに引き寄せられ、終端覆工エレメント3a,3b間の水平方向の誤差を吸収することができる。他方、鉛直方向の誤差については、継手9,26の嵌合状態において元々10数度の角度変位を許容する遊隙が存しているため、緊張とは無関係に誤差を調整することができる。
【0024】
また、引張り部材25の緊張により継手プレート24a,24b間、さらにはそれらの継手26と終端覆工エレメント3a,3bの各継手9との間で互いに引張力が伝達されるので、継手26及び継手9は完全にメタルタッチで強固に嵌合することとなる。このため、継手26及び継手9間の遊隙へのグラウト注入が不要となる。このように、この発明では従来のようなせりの問題が生じないこと、及びグラウト注入が不要であることから、閉合部20を構成する継手プレート24,24bの単位施工長さを大きくとることができ、施工効率を大幅に向上させることができる。なお、引張り部材25の緊張後は、従来と同様に、閉空間23内にはコンクリートが打設される。
【0025】
図7〜図10は引張り部材の詳細を例示する断面図である。図7に示す例では、引張り部材25はその主体として軸方向に分割された2本の分割PC鋼棒(又は鉄筋)30a,30bと、緊張手段として各分割PC鋼棒30a,30bの各対向端部間に螺着された緊張用ねじ式継手31と、各他端部に螺着された長さ調整用ねじ式継手32とからなっている。
【0026】
ねじ式継手31は緊張機能(したがって長さ機能調整機能も当然具備)を有する継手であり、図11にその軸方向断面が示されている。緊張用ねじ式継手31は一方の分割PC鋼棒30aの端部外周に圧着された第1スリーブ33と、他方の分割PC鋼棒30bの端部外周に圧着された第2スリーブ34と、第1及び第2スリーブ33,34にそれぞれ螺着されるボルト35とを備えている。ボルト35の中央部には該ボルトを回転させるためのナット36がキー止め等により固定され、またナット36を挟んだ両側部分に逆ねじ37a,37bが形成されている。
【0027】
ボルト35は、当初は第1及び第2スリーブ33,34の一方(例えばスリーブ33)に螺着されていて、スリーブ33,34の連結時にボルト35を一方向に回転させることにより、一方のスリーブ33から所要長さ抜き出す。そして、ボルト35の先端を他方のスリーブ34に突き合わせ、この状態でボルト35を逆方向に回転させると、ボルト35は他方のスリーブ34にねじ込まれる。さらにボルト35の逆方向回転を続けると、図11(a),(b)に示すように、分割PC鋼棒30a,30bが互いに引き寄せられ、緊張することとなる。
【0028】
ねじ式継手32は長さ調整機能のみを有する継手であり、図12にその軸方向断面が示されている。長さ調整用ねじ式継手32は分割鋼棒30a,30bの各他端部外周に圧着された第1スリーブ38と、第2のスリーブ39と、第1及び第2スリーブ38,39に螺着されるボルト40とを備えている。2枚のナット41,42は緩み止めナットである。
【0029】
ボルト40は、当初はナット41がナット42側に重なり合った状態で第1スリーブ38に螺着されていて、スリーブ38,39の連結時にナット41を回転させることによりボルト40を回転させ、スリーブ38から所要長さ抜き出す。そして、ボルト40の先端をスリーブ39に突き合わせ、ボルト40を同方向に回転させてスリーブ39に所要長さねじ込む。そして、ナット41及び42をスリーブ38,39側に締め付けて緩み止めとする。
【0030】
図7に示す例の場合、調整用ねじ式継手32のスリーブ39を予め継手プレート24a,24bのプレート部27に溶接等により固着しておき、これら継手プレート24a,24bを終端覆工エレメント3a,3bの各継手9にそれぞれ嵌合させる。嵌合後、各分割鋼棒30a,30bの各他端部を調整用ねじ式継手32により継手プレート24a,24bにそれぞれ固定する。そして、緊張用ねじ式継手31により分割鋼棒30a,30bの端部間を連結し、図11に示したボルト35を回転させることにより、分割PC鋼棒30a,30bを緊張させる。これにより、継手9,26が締め込まれてメタルタッチとなる。
【0031】
図8に示す例では、引張り部材25はその主体として1本のPC鋼棒(又は鉄筋)30と、緊張手段としてこのPC鋼棒30の端部に螺着された緊張用ねじ式継手31と、他端部に螺着された長さ調整用ねじ式継手32とからなっている。具体的には、PC鋼棒30の端部外周に緊張用ねじ式継手31の第1スリーブ33が圧着され、他端部外周には長さ調整用ねじ式継手32の第1スリーブ38が圧着されている。
【0032】
この例の場合、継手プレート24a,24bの一方(図示の例では継手プレート24a)に調整用ねじ式継手のスリーブ39を、他方に緊張用ねじ式継手31のスリーブ34を予め溶接等により固着しておき、これら継手プレート24a,24bを終端覆工エレメント3a,3bの各継手9にそれぞれ嵌合させる。嵌合後、PC鋼棒30の他端部を長さ調整用ねじ式継手32により継手プレート24aに固定する。また、PC鋼棒30の端部を緊張用ねじ式継手31により継手プレート24bに連結する。そして、緊張用ねじ式継手31のボルト35を回転させることにより、PC鋼棒30を緊張させる。これにより、継手9,26が締め込まれてメタルタッチとなる。
【0033】
図9に示す例では、引張り部材25はその主体として2本の分割PC鋼棒(又は鉄筋)30a,30bと、緊張手段として各分割PC鋼棒30a,30bの対向端部間に螺着された緊張用ねじ式継手43とからなっている。前述した緊張用ねじ式継手31は、図11(b)に示すように、第1及び第2スリーブ33,34がナット36に当接するまでボルト35を回転させないと、ボルト35の緩み止め効果が生じない。このため、この緊張用ねじ式継手31と組み合わせて長さ調整用ねじ式継手32を使用する必要がある。
【0034】
これに対し、図9に示す例で使用される緊張用ねじ式継手43は、調整用ねじ式継手32を不要としたものである。すなわち、図13に軸方向断面で示すように、ボルト35に形成された逆ねじ37a,37bに緩み止めナット44a,44bが螺着されている。その他の構成は、前述した緊張用ねじ式継手31と同様である。この緊張用ねじ式継手43の第1及び第2スリーブ33,34に分割PC鋼棒30a,30bの各端部が圧着されている。
【0035】
この例の場合、継手プレート24a,24bに分割PC鋼棒30a,30bの各他端部を溶接等により予め固着しておき、これら継手プレート24a,24bを終端覆工エレメント3a,3bの各継手9にそれぞれ嵌合させる。嵌合後、分割PC鋼棒30a,30bの端部間を緊張用ねじ式継手43により連結し、ボルト35を回転させることにより、分割PC鋼棒30a,30bを緊張させる。これにより、継手9,26が締め込まれてメタルタッチとなる。緊張後、緩み止めナット44a,44bをスリーブ33,34側に締め付ける。
【0036】
図10に示す例では、引張り部材25はその主体として1本のPC鋼棒(又は鉄筋)30と、緊張手段としてこのPC鋼棒30の端部に螺着された緊張用ねじ式継手43と、他端部に装着された2つのスリーブ45,46とからなっている。具体的には、PC鋼棒30の端部外周に緊張用ねじ式継手43の第1スリーブ33が圧着され、また他端部外周にスリーブ46が圧着されている。図14に示すように、スリーブ45は継手プレート24aのプレート27に溶接等により固着され、PC鋼棒30はスリーブ45に対しては単に挿通されているだけである(図14(a))。したがって、PC鋼棒30は、図中、軸方向左側へはスリーブ45,46が係合することにより移動が阻止されるが、軸方向右側へは所定長さ移動可能であって、長さ調整可能となっている。
【0037】
この例の場合、継手プレート24a,24bの一方(図示の例では継手プレート24a)にスリーブ45,46を介してPC鋼棒30を予め取り付けておく。また、継手プレート24a,24bの他方(図示の例では継手プレート24b)に緊張用ねじ式継手43の第2スリーブ34を溶接等により固着しておき、これら継手プレート24a,24bを終端覆工エレメント3a,3bの各継手9にそれぞれ嵌合させる。嵌合後、PC鋼棒の端部を緊張用ねじ式継手43に連結し、ボルト35を回転させることにより、PC鋼棒30を緊張させる。これにより、継手9,26が締め込まれてメタルタッチとなる。
【0038】
上記実施形態は例示にすぎず、この発明は種々の改変が可能である。例えば、上記実施形態では緊張手段としてねじ式継手を採用したが、これに限らず他の機械式継手を使用することもできる。また、上記実施形態では矩形断面の覆工構造体が示されているが、これに限らず円形断面の覆工構造体を構築する場合にも、この発明を適用できる。
【0039】
さらに、1つの覆工構造体に関し、閉合部の数を複数とすることもあり、このような場合もこの発明に包含される。例えば、図15は中壁100を有する矩形断面の覆工構造体4において、閉合部20を2箇所に設けた例を示している。また、図16は円形断面の覆工構造体4において、基準覆工エレメント2を複数本地山に挿入し、閉合部20を3箇所に設けた例を示している。なお、図15及び図16において、矢印は基準覆工エレメント2を地山に挿入した後の一般部覆工エレメント3の挿入順序方向を示している。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、従来のループ状鉄筋籠を用いた場合と同様の構造的耐力を有しながら、被閉合覆工エレメント間に生じる施工誤差を吸収することができ、さらには施工効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】覆工構造体の全体を示す正面図である。
【図2】使用する覆工エレメントの一例を示す正面図である。
【図3】使用する覆工エレメントの一例を示す正面図である。
【図4】継手の嵌合により連結された覆工エレメントを示す図である。
【図5】この発明による閉合方法を示す図である。
【図6】閉合された状態を示す斜視図である。
【図7】引張り部材の一例を示す図である。
【図8】引張り部材の他の例を示す図である。
【図9】引張り部材の他の例を示す図である。
【図10】引張り部材の他の例を示す図である。
【図11】緊張用ねじ式継手を示す断面図である。
【図12】長さ調整用ねじ式継手を示す断面図である。
【図13】緊張用ねじ式継手の他の例を示す断面図である。
【図14】図10に示した引張り部材に適用されるスリーブを示す断面図である。
【図15】閉合部を複数設けた矩形断面の覆工構造体の例を示す図である。
【図16】閉合部を複数設けた円形断面の覆工構造体の例を示す図である。
【図17】従来の閉合方法を示す図である。
【符号の説明】
2:基準覆工エレメント
3:一般部覆工エレメント
3a:終端覆工エレメント
3b:終端覆工エレメント
4:覆工構造体
9:継手
10:継手
20:閉合部
21:カバープレート
23:閉空間
24a:継手プレート
24b:継手プレート
25:引張り部材
26:継手
27:プレート部
30a:分割鋼棒
30b:分割鋼棒
30:鋼棒
31:緊張用ねじ式継手
32:調整用ねじ式継手
33:第1スリーブ
34:第2スリーブ
35:ボルト
38:第1スリーブ
39:第2スリーブ
40:ボルト
41,42:緩み止めナット
43:緊張用ねじ式継手[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a closing structure of a tunnel lining structure and a closing method, and more particularly, a closing portion between terminal lining elements when a tunnel is constructed below a railway line or a road using the lining elements. It relates to the structure and the closing method.
[0002]
[Prior art]
As one method of constructing underground structures (tunnels) that cross three-dimensionally below railway tracks and roads, many long steel elements are inserted into the ground by pulling (or propelling) and lining is performed. HEP & JES (High Speed Element Pull & Jointed Element Structure) method is known.
[0003]
As shown in FIG. 1, this construction method includes a large number of
[0004]
As a lining element used in such a construction method, a standard lining element having a square cross section and a general lining element having a U-shaped cross section that is successively arranged on the side thereof, and a joint between each element are used. Have already been proposed (Japanese Patent Laid-Open Nos. 2000-120372 and 2000-179282).
[0005]
These reference lining elements and general part lining elements are both made of steel, and their structures are shown in FIGS. That is, as shown in FIG. 2, the
[0006]
Further, as shown in FIG. 3, the general
[0007]
At that time, as shown in FIG. 4 only on one side, the general
[0008]
By the way, when the general
[0009]
FIG. 17 is a cross-sectional view showing a conventional closing method. FIG. 2A shows a state in which the general
[0010]
In order to connect between the
[0011]
However, in the above conventional closing method, since the joint 55 fixed to the reinforcing
[0012]
Therefore, the length of the reinforcing
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made based on the technical background as described above, and achieves the following object.
The object of the present invention is to absorb the construction error that occurs between the enclosed lining elements while having the same structural strength as when using a conventional loop-shaped reinforcing bar rod, and further improve the construction efficiency. An object of the present invention is to provide a closing portion structure and a closing method capable of achieving the above.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following means in order to achieve the above object.
That is, the present invention is constructed by sequentially inserting a number of long covering elements having joints having a substantially C-shaped cross section along the longitudinal direction into a natural ground while fitting the joints between adjacent ones. The closed structure of the lining structure that divides the empty section in the tunnel,
Among the lining elements, a closing portion that closes between the two to-be-covered lining elements that are inserted into the ground facing each other,
A joint plate exposed in a closed space formed by excavation of natural ground between the to-be-covered lining elements, and having a joint fitted to the joint along the longitudinal direction;
A closed portion structure of a tunnel lining structure using a lining element comprising a plurality of tension members fixed and spaced apart in the longitudinal direction between the plate portions of the joint plates facing each other. is there.
[0015]
The said closing part is further provided with the cover plate for earth retaining inserted in the natural ground so that it might straddle between the said to-be-closed covering lining elements. The tension member includes a main body and tension means for tensioning the tension member.
[0016]
More specifically, the main body is made of a steel rod, and the tension means is a tension screw-type joint screwed to the steel rod. In this case, the steel bar is composed of two divided steel bars divided in the axial direction, and the tension threaded joint is screwed between opposing ends of the divided steel bars. it can. Or the said steel bar consists of one piece, The said thread type joint for tension | tensile_strength can also be set as the structure screwed by the edge part of the said steel bar.
[0017]
Furthermore, the present invention is constructed by inserting a number of elongate lining elements having joints having a substantially C-shaped cross section along the longitudinal direction into the natural ground sequentially while fitting the joints between adjacent ones. , A method for closing a lining structure that divides an empty section in a tunnel,
Among the lining elements, when closing between the two to-be-closed lining elements inserted in the ground facing each other,
After excavating the ground between the two encased lining elements, forming a closed space where the joints of these encased lining elements are exposed,
A joint plate having a joint similar to the joint along the longitudinal direction is fitted to each joint of the closed lining element,
A plurality of tension members are fixed at intervals in the longitudinal direction between the plate portions of the joint plates facing each other,
In the method for closing a tunnel lining structure using a lining element, the tension member is tensioned.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 5 is a sectional view showing a closing method according to the present invention, and FIG. 6 is a perspective view showing a closed state.
[0019]
The procedure up to the procedure shown in FIGS. 5A and 5B is the same as the conventional method described above. That is, after using the
[0020]
Further, as shown in FIG. 5 (b), two closed lining elements inserted into the natural ground facing each other, that is, a
[0021]
As shown in FIG. 5 (c), the closing
[0022]
The
[0023]
Then, after fitting the
[0024]
Further, since the tensile force is transmitted between the
[0025]
7 to 10 are cross-sectional views illustrating details of the tension member. In the example shown in FIG. 7, the
[0026]
The screw-type joint 31 is a joint having a tension function (and therefore a length function adjusting function is naturally provided), and an axial section thereof is shown in FIG. The tension threaded joint 31 includes a
[0027]
The
[0028]
The threaded joint 32 is a joint having only a length adjusting function, and its axial cross section is shown in FIG. The length-adjustable threaded joint 32 is screwed to the
[0029]
The
[0030]
In the case of the example shown in FIG. 7, the
[0031]
In the example shown in FIG. 8, the
[0032]
In this example, the adjustment screw type
[0033]
In the example shown in FIG. 9, the
[0034]
On the other hand, the threaded joint 43 for tension used in the example shown in FIG. 9 does not require the threaded joint 32 for adjustment. That is, as shown in an axial cross section in FIG. 13, the locking nuts 44a and 44b are screwed onto the reverse screws 37a and 37b formed on the
[0035]
In this example, the other end portions of the divided
[0036]
In the example shown in FIG. 10, the
[0037]
In the case of this example, the
[0038]
The above embodiment is merely an example, and various modifications can be made to the present invention. For example, in the above embodiment, a threaded joint is used as the tensioning means, but the present invention is not limited to this, and other mechanical joints may be used. Moreover, although the covering structure body of a rectangular cross section is shown in the said embodiment, this invention is applicable also when constructing the covering structure body of a circular cross section not only in this.
[0039]
Furthermore, with respect to one lining structure, the number of closing portions may be plural, and such a case is also included in the present invention. For example, FIG. 15 shows an example in which the closing
[0040]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to absorb construction errors that occur between the covered lining elements while having the same structural strength as when using a conventional loop-shaped reinforcing bar rod, Can improve the construction efficiency.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an entire lining structure.
FIG. 2 is a front view showing an example of a lining element to be used.
FIG. 3 is a front view showing an example of a lining element to be used.
FIG. 4 is a view showing lining elements connected by fitting of joints.
FIG. 5 is a diagram showing a closing method according to the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing a closed state.
FIG. 7 is a view showing an example of a tension member.
FIG. 8 is a view showing another example of a tension member.
FIG. 9 is a view showing another example of a tension member.
FIG. 10 is a view showing another example of a tension member.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a threaded joint for tension.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a screw joint for length adjustment.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing another example of a threaded joint for tension.
14 is a cross-sectional view showing a sleeve applied to the tension member shown in FIG.
FIG. 15 is a view showing an example of a lining structure having a rectangular cross section provided with a plurality of closing portions.
FIG. 16 is a view showing an example of a circular cross-section lining structure provided with a plurality of closing portions.
FIG. 17 is a diagram showing a conventional closing method.
[Explanation of symbols]
2: reference lining element 3: general
Claims (7)
前記覆工エレメントのうち、互いに対向して地山に挿入された2つの被閉合覆工エレメント間を閉合する閉合部が、
前記両被閉合覆工エレメント間の地山の掘削により形成された閉空間に露出した、前記継手に嵌合される継手を長手方向に沿って有する継手プレートと、
互いに対向する前記両継手プレートのプレート部間に長手方向に間隔を置いて固定され、緊張された複数の引張り部材と
を備えてなる覆工エレメントを使用したトンネル覆工構造体の閉合部構造。A large number of long lining elements having joints having a substantially C-shaped cross section along the longitudinal direction are sequentially inserted into the ground while fitting the joints between adjacent ones, and an empty section in the tunnel is formed. It is a closed part structure of the lining structure to divide,
Among the lining elements, a closing portion that closes between the two to-be-covered lining elements that are inserted into the ground facing each other,
A joint plate that is exposed in a closed space formed by excavation of natural ground between the both enclosed lining elements, and has a joint that is fitted to the joint along the longitudinal direction;
A closed portion structure of a tunnel lining structure using a lining element comprising a plurality of tension members fixed and tensioned between plate portions of the joint plates facing each other in the longitudinal direction.
前記緊張用ねじ式継手は、前記分割鋼棒の対向端部間に螺着されていることを特徴とする請求項4記載の覆工エレメントを使用したトンネル覆工構造体の閉合部構造。The steel bar is composed of two divided steel bars divided in the axial direction,
The closed structure of a tunnel lining structure using a lining element according to claim 4, wherein the threaded joint for tension is screwed between opposing ends of the divided steel bar.
前記緊張用ねじ式継手は、前記鋼棒の端部に螺着されていることを特徴とする請求項4記載の覆工エレメントを使用したトンネル覆工構造体の閉合部構造。The steel bar consists of one piece,
The closed structure of a tunnel lining structure using a lining element according to claim 4, wherein the threaded joint for tension is screwed to an end portion of the steel rod.
前記覆工エレメントのうち、互いに対向して地山に挿入された2つの被閉合覆工エレメント間を閉合するに際し、
前記両被閉合覆工エレメント間の地山を掘削して、これら被閉合覆工エレメントの前記継手が露出する閉空間を形成した後、
前記被閉合覆工エレメントの各継手に、前記継手と同様の継手を長手方向に沿って有する継手プレートをそれぞれ嵌合させ、
互いに対向する前記両継手プレートのプレート部間に長手方向に間隔を置いて複数の引張り部材を固定し、
前記引張り部材を緊張させることを特徴とする覆工エレメントを使用したトンネル覆工構造体の閉合方法。A large number of long lining elements having joints having a substantially C-shaped cross section along the longitudinal direction are sequentially inserted into the ground while fitting the joints between adjacent ones, and an empty section in the tunnel is formed. A method for closing a lining structure to be partitioned,
Among the lining elements, when closing between the two to-be-closed lining elements inserted in the ground facing each other,
After excavating the ground between the two encased lining elements, forming a closed space where the joints of these encased lining elements are exposed,
A joint plate having a joint similar to the joint along the longitudinal direction is fitted to each joint of the closed lining element,
A plurality of tension members are fixed at intervals in the longitudinal direction between the plate portions of the joint plates facing each other,
A method for closing a tunnel lining structure using a lining element, wherein the tension member is tensioned.
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