JP3867776B2 - Inkjet device - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、記録媒体上に、インク滴からなるパターンを形成するインクジェット装置に係わり、特に、乾燥性を有する溶媒を含む液体インクを用いた場合において、環境条件や休止時間(インクの不吐出時間)の長さに関わらず、再吐出可能なノズルの目詰まりのない高信頼な記録可能なインクジェット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット式印字ヘッドで吐出する液体インクには、使用する溶媒によって水性インク(溶媒は水)、UVインク(溶媒は光重合開始剤とアクリレート)、溶剤インク(溶媒はMEK(メチルエチルケトンや低級アルコール)、油性インク(溶媒は炭化水素やシリコーン)に分けられる。油性インクを除く、他のインクに用いる溶媒は揮発性である。このため、水性インクや溶剤インク、UVインク等の液体インクを用いたインクジェット装置において、インクジェットヘッドの信頼性を低下させる要因の一つに、液体インク中に含まれる溶媒の蒸発によるインク粘度の増加に基づくノズルの目詰まりがある。
【0003】
図5はインクジェットヘッド1の断面図である。PZT等の圧電素子3に駆動電源2から電圧が印加されると、圧電素子が変位し、これによって振動板4が変形してインク室5内のインクが加圧され、オリフィスプレート6に設けられたノズル(開口部)8からインク滴9が吐出する。
【0004】
最近、パーソナルインクジェットプリンタ等で用いられる水性インクは染料や顔料等の色素、溶媒としての水、湿潤剤、PH調整剤等の混合物である。通常、インクジェット装置が非稼働時は、ヘッドのノズル開口部は、キャッピング(図示せず)機構によりふさがれ、ノズル開口部8からの水分蒸発は抑制されるが、稼働時(印刷中)はインク吐出に備え、常に開放された状態にある。このため、印刷データ内容によっては、複数のノズルのうち、インクが吐出しない期間が長いものがあり、これらのノズルにおいては、ノズル内のインク表面(メニスカス)10から水分の蒸発23が始まるとインクの粘度が高くなり、インクが吐出できにくくなり、最終的に、目詰まりが生じることになる。
【0005】
上述した目詰まりを解決する方法として、特開2000−79696号公報には、インクジェット装置とは別体に加湿器を設け、前記加湿器からパイプにより加湿空気をインクジェットヘッドのノズルの近傍に供給するとともに、供給された加湿空気を排出するためのパイプ及びパイプ内の加湿空気を装置外部に排出するファンを有する構成が提案されている。これにより、インク吐出ノズル周辺は常に適度な湿度が維持され、そのノズル付近のインクの乾燥が防止されるとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の構成においては以下の問題がある。
(1)加湿器からパイプによりインクジェット装置内に送りこまれた加湿空気は、ノズル近傍だけでなく装置内部にも滞留するため、湿度上昇による装置の動作不良、例えば、結露や電気系統の絶縁不良等が懸念されるため、加湿空気を装置の外部に排出する排気機構が不可欠となる。このため、部品点数が増え、これに伴って装置が大きく複雑になり、装置コストも高くなるという問題がある。
(2)加湿空気がヘッドのノズル列に近接して設けられたインクの希釈媒体蒸気の吐き出し口から記録媒体である用紙にも向かって吐き出されるため、用紙の膨潤や吸湿変形が生じ、記録画質の不良が生じるという問題がある。
(3)加湿空気の供給であるため、インクが水性インクの場合に限られる。
(4)インクジェットヘッドには加湿空気供給ホースが接続されているため、スキャン動作により記録媒体にインクパターンを記録する際、上記加湿空気供給ホースも、併せてスキャン動作する必要がある。
【0007】
そこで、本発明の課題は、排出装置が不要な簡単な構成で、かつ用紙の膨潤や吸湿変形による記録画質不良を生じさせることなくノズル詰まりの発生を防止し、高信頼な印刷を行うことのできるインクジェット装置を提供することにある。さらに、インクも水性インクだけでなく、溶剤インク等の蒸発する溶媒を用いた液体インクを用いる場合にも適用可能なインクジェット装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載の発明は、インク吐出信号に基づいてインクを吐出するノズルをオリフィスプレートに配列したライン型インクジェットヘッドによって、前記ノズルの配列方向に対して直角方向に搬送される記録媒体上にインク滴からなるパターンを形成するインクジェット装置において、前記ライン型インクジェットヘッドのノズル近傍であってかつオリフィスプレートの表面に、前記ノズルの配列に対して記録媒体の搬送方向の上流側には気流遮蔽体を設け、下流側には溶媒保持体を設け、該溶媒保持体から蒸発した溶媒がノズル近傍に留まるようにしたことを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決する本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載のインクジェット装置において、前記溶媒保持体の材料がレーヨン、ポリエステル、もしくはこれらの繊維を混合したもの、あるいは金属繊維等からなる不織布であることを特徴とする。
【0011】
上記課題を解決する本発明の請求項3記載の発明は、請求項1記載のインクジェット装置において、前記溶媒保持体の材料が、高吸水性ポリマーからなる繊維あるいはシートであることを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決する本発明の請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のインクジェット装置において、前記溶媒保持体に溶媒を補充する手段を有することを特徴とする。
【0013】
上記課題を解決する本発明の請求項5記載の発明は、請求項4記載のインクジェット装置において、前記溶媒保持体に溶媒を補充する手段は前記ライン型インクジェットヘッドの非記録領域に設けられ、前記ライン型インクジェットヘッドの非記録時にのみ前記溶媒保持体に溶媒を補給することを特徴とする。
【0014】
上記課題を解決する本発明の請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のインクジェット装置において、前記ノズルの開口部の中心と前記溶媒保持体との距離が0.3〜1mmであることを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決する本発明の請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか一項に記載のインクジェット装置において、前記溶媒保持体に湿度センサを設け、該センサの出力に基づいて前記溶媒保持体内の水分の消耗量を算出し、これに基づいて前記溶媒保持体に溶媒を補充することを特徴とする。
【0016】
上記課題を解決する本発明の請求項8記載の発明は、請求項1記載のインクジェット装置において、前記ノズル近傍の相対湿度を60%RH以上とすることを特徴とする。
【0017】
以上の構成により、水性インクを用いる場合、低湿環境になってインクジェットヘッドのノズル近傍空間の水蒸気濃度が、ノズル近傍に設けられた水の吸収保持体中の水(水蒸気)濃度よりも低くなると、両者の溶媒の濃度差に基づく濃度拡散現象により、上記水の吸収保持体から水蒸気がノズル開口部近傍の限られた空間に自然に放出される。ヘッドのオリフィスプレート面と記録媒体の距離は通常、1〜1.5mmに設定されるため、極めて狭い空間となり、基本的には、その温度での飽和蒸気状態となる。このため、ノズル開口部近傍の湿度が高くなり、メニスカス表面からの水分の乾燥を防止することができる。このように、水蒸気がノズル開口部近傍の限られた空間のみに自然放出されるため、加湿空気供給ホースや排気装置が不要となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
検討の結果、ノズルの目詰まり現象はノズル開口部近傍空間11(図5参照)での湿度と密接な関係のあることがわかった。図6は、128個のノズルが一列に並んだライン型インクジェットヘッドに水性顔料インク(インク粘度:7cps)を充填し、インクジェットヘッドの駆動時のインク滴の吐出特性の環境依存性を測定した結果である。横軸は相対湿度、縦軸はノズルからインク滴を吐出させた後、10分間休止し、再度圧電素子を駆動した時の吐出ノズル率を示す。
【0019】
ノズル径(約30〜50μm)のばらつきやノズルの汚れ程度の差があるものの、ノズル開口部近傍空間11(図4参照)の相対湿度が60%RH(relativehumidity)以上であれば、吐出ノズル率は100%(128ノズルの全数吐出)であるが、湿度の低下とともに吐出ノズル率が低下し、相対湿度30%RHでは、ほとんど不吐出となることがわかった。プリンタが使用される環境として、冬季では相対湿度が35%RHに近くなるため、不吐出ノズルが増加し、印刷の信頼性が大幅に低下する。
【0020】
インクジェット装置の記録方式として、インクジェットヘッドが記録媒体の搬送方向と直角方向に左右に移動しながら、インク滴を吐出して記録媒体に記録する“シリアル走査”と、インクジェットヘッドが静止した状態で、ライン状に配置されたノズルから、ヘッドに対して直角方向に搬送される記録媒体にインク滴を吐出して記録する“ライン走査”方式がある。シリアル走査方式の場合は、ヘッドが記録媒体の外側に移動した位置にて、増粘度化したインクを高頻度でかつ、強制的に吐出させることができるので、相対湿度が50%RH程度の環境下でも吐出ノズル率100%を確保できるが、インクをムダに消耗するという問題がある。一方、ヘッドが静止した状態で記録するライン走査方式では、強制吐出という操作は適用できず、より深刻な問題となる。
【0021】
一方、インクジェットヘッドのノズルの目詰まりは、インク中の溶媒(溶剤、水等)が蒸発し、インク中の固形物(顔料や発光材料、金や銀等のメタル粉末)が、直径数十ミクロンのノズルの出口に固着することに起因する。よって、これを防ぐ方法は、オリフィスプレートの表面のノズル開口部でのインク中の溶剤の蒸発を低減、好ましくは防止することに尽きる。溶媒の蒸発は、ノズル内のインク表面(メニスカス)の溶媒濃度とノズルの外側の空間の溶媒濃度との差、いわゆる濃度勾配によって生じる。従って、ノズルの外側の空間における溶媒蒸気濃度をノズル内のメニスカス表面近傍の溶媒蒸気濃度に近づけるか、あるいは少なくとも相対湿度が60%RH以上の環境を整えれば、インク中の溶媒の蒸発を低減、あるいは防止することができる。このため、ノズル開口部に近接して、インク中に含まれる溶媒を吸収保持し、かつ保持された溶媒が蒸発して大気中に放出される機能を有する保持体、例えば、スポンジや不織布等のマットを配置し、少なくともインクジェット装置の稼働中は保持体内に溶媒が所定量含まれているように適時溶媒を補充する構成とするとよい。
【0022】
以下、本発明の具体例を説明する。
【0023】
図1は本発明の第1の例となるインクジェットヘッドの構成を説明する概略断面図、図2は平面図を示す。PZT等の圧電素子3に駆動電源2から電圧が印加されると、圧電素子が変位し、これによって振動板4が変形してインク室5内のインクが加圧され、オリフィスプレート6に設けられたノズル(開口部)8からインク滴9が吐出する。オリフィスプレート6は100μmの厚みを持つステンレスやFe−42Ni等の材質よりなり、この表面を酸処理した後、撥インク処理層7として、フッ素系の高分子膜が形成されている。好ましくは、これに加えてノズル8の内部に深さ10μm程度まで、フッ素系の高分子膜を入り込ませることが望ましい。
【0024】
図2に示すように、オリフィスプレート6の表面であって、ライン状に配列された複数のノズル8の列を挟んだ両側には溶媒の保持体12a、12bを設ける。ここでは、溶媒の保持体12として、レーヨン及びまたはポリエステル等の高分子繊維や、金属繊維からなる不職布のシートを用いている。一般に、プリンタ等の用途では、オリフィスプレート6のノズル面と記録媒体13の印刷面との間隙を1〜1.5mmとするため、不職布のシート12の厚みは0.5mm〜1.0mmとし、記録媒体面と接触しないようにする必要がある。また、保持体12への溶媒16の補給は、溶媒16を貯蔵するタンク15からチューブ19を介して毛管現象あるいはポンプ(図示せず)により行なわれる。保持体12a、12bの領域の一部には湿度センサ18が設けられており、センサ出力値に基づきCPU(図示せず)が保持体12内の水分の消耗量を算出し、この結果に基づき必要に応じて図1及び図2の矢印28の方向にチューブ19を移動させ、保持体12a、12bに連結することにより、溶媒16の補給を行なう。チューブ19の途中には開閉弁17を設けており、非供給時の溶媒16の蒸発を防止できる構成となっている。
【0025】
保持体12として不職布のシートを用いた場合には、シートに空隙が存在するため、この空隙内に溶媒が保持され、これがノズル開口部近傍空間11に蒸気となって放出される。その結果、空間11の湿度は、基本的にヘッド設置環境温度での飽和蒸気圧レベルとなる。なお、ノズル8の中心とシート12との距離Lは短すぎるとインク吐出の障害となり、離れすぎると空間11の湿度の調節が難しくなり、適切な条件が存在する。実験の結果、距離Lは0.3〜1mmが好ましいことがわかった。
【0026】
以上の構成とすることにより、ノズルでの溶媒の乾燥によるインクの増粘度化を防止でき、ノズルの目詰まりのない高信頼な記録ができる。さらに、保持体12において、空間11と対向しない面には、空隙が露出しないように金属箔やプラスチックシートよりなる被覆材14を設けることにより、溶媒の蒸発領域を空間11と対向する面のみとすることができ、溶媒の消費量を低減できる効果がある。
【0027】
なお、溶媒16としては、使用するインクの溶媒を用いるのが好ましい。例えば、インクとして水性インクを用いた場合、インクジェットプリンタで用いる水性インクの構成は色材(染料や顔料)が2〜5%、溶媒としての水が80%、エチレングリコールやグリセリンが10%であるから、上記構成のインクジェットヘッドにおいて水性インクを用いた場合には、タンク15内に貯蔵する溶媒16は水でよい。
【0028】
次に、本発明の第2の例について図3を用いて説明する。先の例では、オリフィスプレート6の表面上のライン状に配列された複数のノズル8の列を挟んだ両側に保持体12a、12bを設けたが、本例では、ノズル8の列に対して記録媒体13の搬送方向下流側に保持体12bのみを設置し、反対側(上流側)にはプレート状の気流遮蔽体24を設けている。記録媒体13が高速で搬送されると、オリフィスプレート6と記録媒体13との距離が1.0〜1.5mmと狭いため、この空間で気流が生じる。気流が保持体に流れないように遮蔽することにより、保持体から蒸発した溶媒が気流によって外部に流れるのを防ぎ、蒸発した溶媒がノズル開口部近傍の空間11に留まるようにできる。さらに、保持体の個数を削減することができ、かつ、ノズル部での溶媒の乾燥を低減することができる効果がある。
【0029】
なお、本例においても第1の例と同様に、保持体12bの領域の一部には湿度センサ(図示せず)が設けられており、センサ出力値に基づきCPU(図示せず)が保持体12b内の水分の消耗量を算出し、この結果に基づき必要に応じて矢印28の方向にチューブ19を移動させ、保持体12a、12bに連結することにより、溶媒16の補給を行なう。チューブ19の途中には開閉弁17を設けており、非供給時の溶媒16の蒸発を防止できる構成となっている。
【0030】
前述した第1の例、及び第2の例においては、ノズル8に接して設けた溶媒の保持体12として、レーヨン及びまたはポリエステル等の高分子繊維や、金属繊維からなる不職布のシートを用いた例を説明したが、本発明の構成を更に有効に機能させるためには、保持体12として高吸水性ポリマー材料を用いるとよい。高吸水性ポリマーは、水に対して高い吸着・吸収能力を備えるとともに、この吸収した水分を保水する機能を持ち、粉末状、繊維状、フィルム状のものが製造されている。
【0031】
一例として、アクリル繊維の加水分解物系の繊維状高吸水性ポリマー(日本エクスラン製、商品名:ランシール)を用い、厚み0.1mmのシート状の保持体12を作成した。図1に示す本発明のインクジェットヘッドに保持体12として前述したシート状の高吸水性ポリマーを用いたところ、高吸水性ポリマーからの水分の蒸散作用によりノズル開口部近傍空間11を高湿に保つことができた。実験の結果、冬季環境でも、ノズル近傍空間11の相対湿度を65〜76%RH、夏季環境で76〜85%RHにできることがわかった。なお、このシートは吸水によって最大1mmの厚みとなるため、記録媒体が搬送中に、保持体に接触しないようにヘッドと記録媒体間の距離を設定する必要がある。
【0032】
以上述べたように、高吸水性ポリマー材料は、前述した第1の例、及び第2の例で使用したレーヨン及びまたは、ポリエステル等の高分子繊維や金属繊維からなる不職布のシートに比べて、保水効果があるため補充周期を長くすることができる。例えば、インクジェット装置の起動時に吸水することにより数時間は補充なしでも対応することができるため、装置が簡単にして、かつノズルでの水分の乾燥によるインクの増粘度化を防止でき、ノズルの目詰まりのない高信頼な記録ができる効果がある。当然の事ながら、高吸水性ポリマーからなる保持体は、図3に示すインクジェットヘッドにも適用できることは言うまでもない。
【0033】
更に、本発明の第3の例について図4を用いて説明する。本構成のインクジェット装置は、記録時にライン記録型のインクジェットヘッド1が位置する記録ステーションと、非記録時にインクジェットヘッド1を非記録領域に退避させる保全ステーションを有する。記録ステーションにおいては、インクジェットヘッド1はノズル8側の面に記録媒体13が対向し、搬送される構成となっている。よって、記録媒体13の搬送に同期して、インクジェットヘッド1に記録信号が送られ、これに基づく圧電素子の変位に連動した振動板の変形によりインクがノズル8から吐出し、記録媒体13上にインクによる文字・画像が形成される。非記録時、すなわち記録休止時、あるいは定期的にライン記録型のインクジェットヘッド1が清掃期間に入る場合、インクジェットヘッド1が矢印21の方向に移動し、保全ステーションに移動する。
【0034】
インクジェットヘッド1のノズル8の列の両側には保持体22a、22bのみ、あるいは保持体22a、22bと被覆材(図示せず)が設けられており、保持体22a、22bの端部には夫々チューブ29と連通するコネクタ(図示せず)が設けられている。また、保全ステーションには、溶媒26が貯蔵されているタンク25が設置されており、コネクタと連結されるチューブ29を介して保持体22a、22bへ溶媒26を供給する構成となっている。なお、チューブ19の途中には開閉弁27を設けており、溶媒26の補給量を調節できる構成となっている。
【0035】
上記構成において、保全ステーションへの移動時(矢印30の方向)に、インクジェットヘッド1のノズル8の表面がブレード20と接触することにより、ノズル8を含めたヘッド面が清掃され、保全ステーションに至る。保全ステーションでは、インクジェットヘッド1に設けられた保持体22a、22bの端部のコネクタとチューブ29が連結し、これによってタンク15より開閉弁17を介して保持体22a、22bに溶媒26が供給される。なお、溶媒26が保持体22a、22bに供給される前に、ノズル8からインクの吐出(パージ)操作を行っても良い。その後、再び、インクジェットヘッド1が記録ステーションの方向(矢印31)へ移動し、再び、記録動作に入る。
【0036】
以上示した各例では1色分のインクジェットヘッドについて説明したが、複数のインクジェットヘッドを用いてカラー印刷を行う場合においても、それぞれのインクジェットヘッドに対して同様の対応を取ることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、従来のように水蒸気を発生させる加湿器や、ヘッドに供給された加湿空気を排出する排出機構を必要とせず、インクジェットヘッドのノズル近傍にインク溶媒の吸収保持体を設けるだけの簡単な構成で、インクジェットヘッドのノズル開口部近傍の空間でのインク中の溶媒の蒸発を防止できるので、低湿度環境下においてノズルからインクが吐出しない時間が続いても、インクの増粘度化を防止することができるため、ノズルの目詰まりがなく、高信頼な印刷が可能となる。
【0038】
また、オリフィスプレートと記録媒体との距離が1.0〜1.5mmと狭いため、この空間で気流が生じるが、本発明のように、気流遮蔽板を設け、気流が保持体に流れないように遮蔽することにより、保持体から蒸発した溶媒が気流によって外部に流れるのを防ぎ、蒸発した溶媒がノズル開口部近傍の空間に留まるようにすることが可能となる。さらに、保持体の個数を削減することができ、かつ、ノズル部での溶媒の乾燥を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の例となるインクジェットヘッドの構成を示す断面図である。
【図2】 本発明の第1の例となるインクジェットヘッドの溶媒供給時の概略を示す平面図である。
【図3】 本発明の第2の例となるインクジェットヘッドの構成を示す断面図である。
【図4】 本発明の第3の例となるインクジェット装置の構成を示す概略平面図である。
【図5】 従来のインクジェットヘッドの構成を示す断面図である。
【図6】 相対湿度と吐出ノズル率との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1はインクジェットヘッド、3は圧電素子、4は振動板、5はインク室、6はオリフィスプレート、7は撥インク処理層、8はノズル、9はインク滴、10はメニスカス、11はノズル開口部近傍の空間、12a、12b、22a、22bは保持体、13は記録媒体、15、25はタンク、17、27は開閉弁、18は湿度センサ、19、29はチューブ、20はブレード、24は気流遮蔽体である。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an ink jet apparatus that forms a pattern of ink droplets on a recording medium, and in particular, when a liquid ink containing a solvent having a drying property is used, environmental conditions and rest time (ink non-ejection time). The present invention relates to a highly-reliable ink jet apparatus that does not clog nozzles that can be re-discharged regardless of the length of the nozzles.
[0002]
[Prior art]
The liquid ink discharged by the ink jet print head, an aqueous ink by the solvent used (solvent water), UV ink (solvent photopolymerization initiator and acrylate), solvent ink (solvent MEK (methyl ethyl ketone N'ya lower alcohol) Oil-based inks (solvents are hydrocarbons and silicones) Other than oil-based inks, other inks are volatile, so liquid inks such as water-based inks, solvent inks, and UV inks were used. In an ink jet apparatus, one factor that reduces the reliability of an ink jet head is nozzle clogging based on an increase in ink viscosity due to evaporation of a solvent contained in liquid ink.
[0003]
FIG. 5 is a cross-sectional view of the
[0004]
Recently, water-based inks used in personal inkjet printers and the like are mixtures of dyes such as dyes and pigments, water as a solvent, wetting agents, pH adjusting agents and the like. Normally, when the ink jet device is not in operation, the nozzle opening of the head is blocked by a capping (not shown) mechanism, and moisture evaporation from the
[0005]
As a method for solving the above-mentioned clogging, Japanese Patent Laid-Open No. 2000-79696 discloses that a humidifier is provided separately from the ink jet apparatus, and humidified air is supplied from the humidifier to the vicinity of the nozzles of the ink jet head through a pipe. In addition, a configuration has been proposed that includes a pipe for discharging the supplied humidified air and a fan for discharging the humidified air in the pipe to the outside of the apparatus. As a result, an appropriate humidity is always maintained around the ink discharge nozzle, and drying of the ink near the nozzle is prevented.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional configuration described above has the following problems.
(1) Humidified air sent from the humidifier into the inkjet device through a pipe stays not only in the vicinity of the nozzle but also inside the device, so that the device malfunctions due to increased humidity, for example, condensation or electrical system insulation failure, etc. Therefore, an exhaust mechanism that exhausts humidified air to the outside of the apparatus is indispensable. For this reason, there is a problem that the number of parts increases, and accordingly, the apparatus becomes large and complicated, and the apparatus cost increases.
(2) Since the humidified air is discharged from the discharge port of the diluted medium vapor of the ink provided in the vicinity of the nozzle row of the head toward the recording medium, the recording medium is swollen and the moisture absorption is deformed. There is a problem that a defect occurs.
(3) Since the humidified air is supplied, the ink is limited to the case where the ink is a water-based ink.
(4) Since the humidified air supply hose is connected to the inkjet head, when the ink pattern is recorded on the recording medium by the scanning operation, the humidified air supply hose needs to be scanned together.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to perform a highly reliable printing with a simple configuration that does not require a discharge device, and prevents occurrence of nozzle clogging without causing poor recording image quality due to paper swelling or moisture absorption deformation. An object of the present invention is to provide an ink jet apparatus that can be used. Further, the ink also well aqueous ink, there applicable inkjet apparatus even when using a liquid ink using a solvent which evaporates such solvent ink and provide child.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention of
[0010]
The invention of
[0011]
Invention according to
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention for solving the above-mentioned problems, in the ink jet apparatus according to any one of the first to third aspects, the solvent holding body is provided with a means for replenishing the solvent. .
[0013]
The invention according to
[0014]
The invention according to
[0015]
According to a seventh aspect of the present invention for solving the above-mentioned problems, in the ink jet apparatus according to any one of the first to sixth aspects, a humidity sensor is provided in the solvent holding body, and based on an output of the sensor. The consumption amount of water in the solvent holding body is calculated, and the solvent holding body is replenished based on the calculated amount.
[0016]
The invention of
[0017]
With the above configuration, when water-based ink is used, when the water vapor concentration in the space near the nozzle of the inkjet head becomes lower than the water (water vapor) concentration in the water absorption holder provided in the vicinity of the nozzle due to a low humidity environment, Due to the concentration diffusion phenomenon based on the concentration difference between the two solvents, water vapor is naturally released from the water absorption holding body into a limited space near the nozzle opening. Since the distance between the orifice plate surface of the head and the recording medium is normally set to 1 to 1.5 mm, the space is extremely narrow, and basically a saturated vapor state at that temperature. For this reason, the humidity in the vicinity of the nozzle opening is increased, and the drying of moisture from the meniscus surface can be prevented. Thus, since water vapor is spontaneously released only in a limited space near the nozzle opening, a humidified air supply hose and an exhaust device are not required.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As a result of the examination, it was found that the nozzle clogging phenomenon is closely related to the humidity in the space 11 near the nozzle opening (see FIG. 5). FIG. 6 shows the result of measuring the environmental dependence of the ejection characteristics of ink droplets when the inkjet head is driven by filling a line-type inkjet head with 128 nozzles in a line with aqueous pigment ink (ink viscosity: 7 cps). It is. The abscissa represents the relative humidity, and the ordinate represents the ejection nozzle ratio when the ink droplets are ejected from the nozzles and then rested for 10 minutes and the piezoelectric element is driven again.
[0019]
Although there is a variation in nozzle diameter (about 30 to 50 μm) and a difference in the degree of contamination of the nozzle, if the relative humidity of the nozzle opening vicinity space 11 (see FIG. 4) is 60% RH (relativehumidity) or more, the discharge nozzle ratio Was 100% (total ejection of 128 nozzles), but it was found that the ejection nozzle rate decreased with decreasing humidity, and almost no ejection was achieved at a relative humidity of 30% RH. As an environment in which the printer is used, since the relative humidity is close to 35% RH in the winter season, non-ejection nozzles are increased, and printing reliability is greatly reduced.
[0020]
As a recording method of the ink jet apparatus, the ink jet head moves left and right in the direction perpendicular to the conveyance direction of the recording medium, and ejects ink droplets to record on the recording medium. There is a “line scanning” method in which ink droplets are ejected from a nozzle arranged in a line on a recording medium conveyed in a direction perpendicular to the head. In the case of the serial scanning method, the increased viscosity ink can be forcibly ejected at a high frequency at the position where the head has moved to the outside of the recording medium, so that the relative humidity is about 50% RH. Although the discharge nozzle ratio of 100% can be ensured even underneath, there is a problem that ink is wasted. On the other hand, in the line scanning method in which recording is performed while the head is stationary, the operation of forced ejection cannot be applied, which is a more serious problem.
[0021]
On the other hand, clogging of the nozzles of the inkjet head is caused by evaporation of the solvent (solvent, water, etc.) in the ink, and solid matter (pigment, luminescent material, metal powder such as gold or silver) in the ink is tens of microns in diameter. This is caused by sticking to the nozzle outlet. Therefore, the method for preventing this is to reduce, preferably prevent, evaporation of the solvent in the ink at the nozzle opening on the surface of the orifice plate. The evaporation of the solvent is caused by a difference between the solvent concentration on the ink surface (meniscus) in the nozzle and the solvent concentration in the space outside the nozzle, that is, a so-called concentration gradient. Therefore, if the solvent vapor concentration in the space outside the nozzle is brought close to the solvent vapor concentration in the vicinity of the meniscus surface in the nozzle, or at least an environment having a relative humidity of 60% RH or more is prepared, the evaporation of the solvent in the ink is reduced. Or can be prevented. For this reason, in the vicinity of the nozzle opening, the holder contained in the ink is absorbed and held, and the held solvent evaporates and is released into the atmosphere, such as a sponge or a nonwoven fabric. It is preferable that a mat is disposed and the solvent is replenished in a timely manner so that a predetermined amount of the solvent is contained in the holding body at least during operation of the ink jet apparatus.
[0022]
Hereinafter, specific examples of the present invention will be described.
[0023]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view illustrating the configuration of an ink jet head as a first example of the present invention, and FIG. 2 is a plan view. When a voltage is applied to the
[0024]
As shown in FIG. 2, solvent holders 12 a and 12 b are provided on both sides of the surface of the
[0025]
When a sheet of unemployed cloth is used as the holding body 12, since a gap exists in the sheet, the solvent is held in the gap, and this is discharged as vapor into the space 11 near the nozzle opening. As a result, the humidity of the space 11 basically becomes the saturated vapor pressure level at the head installation environment temperature. In addition, if the distance L between the center of the
[0026]
With the above configuration, it is possible to prevent the ink from increasing in viscosity due to drying of the solvent at the nozzle, and to perform highly reliable recording without clogging the nozzle. Further, in the holding body 12, a
[0027]
As the solvent 16, it is preferable to use the solvent of the ink to be used. For example, when water-based ink is used as the ink, the composition of the water-based ink used in the ink jet printer is 2 to 5% for coloring materials (dyes and pigments), 80% for water as a solvent, and 10% for ethylene glycol and glycerin. Therefore, when the water-based ink is used in the ink jet head having the above configuration, the solvent 16 stored in the
[0028]
Next, a second example of the present invention will be described with reference to FIG. In the previous example, the holding bodies 12 a and 12 b are provided on both sides of the row of the plurality of
[0029]
In this example, as in the first example, a humidity sensor (not shown) is provided in a part of the region of the holding body 12b, and the CPU (not shown) holds based on the sensor output value. The amount of moisture consumption in the body 12b is calculated, and the tube 16 is moved in the direction of the
[0030]
In the first and second examples described above, a sheet of unemployed cloth made of polymer fibers such as rayon and polyester, or metal fibers is used as the solvent holder 12 provided in contact with the
[0031]
As an example, a sheet-like holding body 12 having a thickness of 0.1 mm was prepared using a hydrolyzate-based fibrous superabsorbent polymer (manufactured by Nippon Exlan, trade name: Lanseal). When the above-described sheet-like superabsorbent polymer is used as the holder 12 in the inkjet head of the present invention shown in FIG. 1, the nozzle opening vicinity space 11 is kept at a high humidity by the transpiration of water from the superabsorbent polymer. I was able to. As a result of the experiment, it was found that the relative humidity of the nozzle vicinity space 11 can be 65 to 76% RH even in the winter environment and 76 to 85% RH in the summer environment. Since the sheet has a maximum thickness of 1 mm due to water absorption, it is necessary to set the distance between the head and the recording medium so that the recording medium does not come into contact with the holding body during conveyance.
[0032]
As described above, the highly water-absorbing polymer material is used in the first example and the second example described above as compared to the rayon and / or unwoven cloth sheet made of polymer fiber such as polyester or metal fiber. In addition, since there is a water retention effect, the replenishment cycle can be lengthened. For example, by absorbing water at startup of an ink jet device, it is possible to cope with replenishment for several hours without replenishment, so that the device can be simplified and the increase in ink viscosity due to moisture drying at the nozzle can be prevented. There is an effect that highly reliable recording without clogging can be achieved. Of course, it goes without saying that the holding body made of the superabsorbent polymer can also be applied to the ink jet head shown in FIG.
[0033]
Further, a third example of the present invention will be described with reference to FIG. Ink jet device of this configuration has a recording
[0034]
Only the holding bodies 22a and 22b, or holding bodies 22a and 22b and a covering material (not shown) are provided on both sides of the row of
[0035]
In the above configuration, when the surface of the
[0036]
In each of the examples described above, the ink-jet head for one color has been described. However, when color printing is performed using a plurality of ink-jet heads, the same correspondence can be taken for each ink-jet head.
[0037]
【The invention's effect】
As described above, the present invention does not require a humidifier that generates water vapor or a discharge mechanism that discharges humidified air supplied to the head as in the prior art, and absorbs the ink solvent near the nozzles of the inkjet head. With a simple configuration that only provides a holding body, it is possible to prevent evaporation of the solvent in the ink in the space near the nozzle opening of the inkjet head, so even if the time when ink is not ejected from the nozzle in a low humidity environment continues, Since the increase in the viscosity of the ink can be prevented, the nozzles are not clogged, and highly reliable printing is possible.
[0038]
Further, since the distance between the orifice plate and the recording medium is as narrow as 1.0 to 1.5 mm, an air flow is generated in this space. However, as in the present invention, an air flow shielding plate is provided so that the air flow does not flow to the holding body. By shielding the liquid, the solvent evaporated from the holding body can be prevented from flowing to the outside by the air flow, and the evaporated solvent can remain in the space near the nozzle opening. Furthermore, the number of holders can be reduced, and drying of the solvent at the nozzle portion can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of an ink jet head as a first example of the present invention.
FIG. 2 is a plan view schematically showing the ink jet head according to the first example of the present invention when a solvent is supplied.
FIG. 3 is a cross-sectional view illustrating a configuration of an inkjet head according to a second example of the invention.
FIG. 4 is a schematic plan view showing the configuration of an ink jet apparatus as a third example of the invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a configuration of a conventional inkjet head.
FIG. 6 is a graph showing the relationship between relative humidity and discharge nozzle rate.
[Explanation of symbols]
1 is an inkjet head, 3 is a piezoelectric element, 4 is a diaphragm, 5 is an ink chamber, 6 is an orifice plate, 7 is an ink-repellent treatment layer, 8 is a nozzle, 9 is an ink droplet, 10 is a meniscus, and 11 is a nozzle opening. Neighboring spaces, 12a, 12b, 22a and 22b are holders, 13 is a recording medium, 15 and 25 are tanks, 17 and 27 are open / close valves, 18 is a humidity sensor, 19 and 29 are tubes, 20 is a blade, 24 is It is an airflow shield.
Claims (8)
前記ライン型インクジェットヘッドのノズル近傍であってかつオリフィスプレートの表面に、前記ノズルの配列に対して記録媒体の搬送方向の上流側には気流遮蔽体を設け、下流側には溶媒保持体を設け、該溶媒保持体から蒸発した溶媒がノズル近傍に留まるようにしたことを特徴とするインクジェット装置。Inkjet that forms a pattern of ink droplets on a recording medium that is conveyed in a direction perpendicular to the nozzle arrangement direction by a line-type inkjet head in which nozzles that eject ink based on an ink ejection signal are arranged on an orifice plate In the device
An airflow shield is provided near the nozzles of the line-type inkjet head and on the surface of the orifice plate, upstream of the nozzle array in the recording medium conveyance direction, and a solvent holder is provided downstream. An ink jet apparatus characterized in that the solvent evaporated from the solvent holder remains in the vicinity of the nozzle .
前記溶媒保持体に溶媒を補充する手段を有することを特徴とするインクジェット装置。The inkjet apparatus according to any one of claims 1 to 3 ,
An ink jet apparatus comprising means for replenishing the solvent holder with a solvent.
前記溶媒保持体に溶媒を補充する手段は前記ライン型インクジェットヘッドの非記録領域に設けられ、前記ライン型インクジェットヘッドの非記録時にのみ前記溶媒保持体に溶媒を補給することを特徴とするインクジェット装置。The inkjet apparatus according to claim 4 .
An ink jet apparatus characterized in that means for replenishing the solvent holding body with a solvent is provided in a non-recording area of the line type ink jet head, and the solvent holding body is replenished only when the line type ink jet head is not recording. .
前記ノズル近傍の相対湿度を60%RH以上とすることを特徴とするインクジェット装置。In the ink jet apparatus of claim 1 Symbol placement,
An ink jet apparatus, wherein a relative humidity in the vicinity of the nozzle is 60% RH or more.
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