JP3866386B2

JP3866386B2 - Dryer canvas for papermaking

Info

Publication number: JP3866386B2
Application number: JP23981497A
Authority: JP
Inventors: 文夫佐野
Original assignee: Shikibo Ltd
Current assignee: Shikibo Ltd
Priority date: 1997-09-04
Filing date: 1997-09-04
Publication date: 2007-01-10
Anticipated expiration: 2017-09-04
Also published as: JPH1181180A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抄紙機のドライパートに使用する防汚性に優れた抄紙用ドライヤーカンバスに関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般的に、製紙工程においては、抄紙機のドライパートで製紙原料中に含まれる粘着性物質（ガム質ピッチ）や製紙用糊剤であるサイズ液、塗工液等が汚れとなってドライヤーカンバスの表面に付着する。そこで、ドライヤーカンバスにおける防汚性を改善するため、従来から次のような手法が提案されている。
【０００３】
（１）フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂のうち、少なくとも２種類の樹脂を表面に被覆する（特開昭５７−１７１７９０号公報）。
【０００４】
（２）フッ素樹脂を含有した合成樹脂モノフィラメントを経糸に使用する（特開昭６２−２７６０９９号公報）。
【０００５】
（３）芯部がポリエステル系、ポリアミド系又はポリオレフィン系樹脂で鞘部がフッ素系樹脂よりなる芯鞘型複合繊維糸を湿紙接触面に表出させる（実開昭５２−７２６０１号公報）。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、近年、製紙原料に故紙が多量に使われ始めたのに伴い、故紙中に含まれる天然ゴムや合成ゴム等の粘着性物質（ガム質ピッチ）がドライヤーカンバスに多く付着するという現象も発生している。そのため、ドライヤーカンバスへの防汚対策には、より一層厳しいものが要求されるようになってきているというのが現状である。
【０００７】
この観点から前述した（１）〜（３）の手法を検討してみると、（１）の手法では、カンバスの使用期間が長くなるに従って、摩耗や汚れ除去時の高圧洗浄水によって、フッ素系樹脂等がカンバスの表面から剥がれやすく、防汚効果を長期間にわたり持続することが困難である。また、（２）及び（３）の手法では、用途によって必ずしも防汚効果が充分でないことが判明している。このように、（１）〜（３）の手法では満足できるような結果は得られない。
【０００８】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて提案されたもので、ドライヤーカンバスにおける防汚効果を長期にわたり持続させ、かつ、ドライヤーカンバスの用途に限らず充分な防汚効果を発揮し得ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための技術的手段として、本発明は、合成繊維の経糸及び緯糸から構成された抄紙用ドライヤーカンバスにおいて、接紙面側の緯糸がロングクリンプする緯二重織組織であって、経糸が接紙面側と反接紙面側の両方の緯糸と交絡する組織と、反接紙面側の緯糸にのみ１／３綾組織で交絡する組織の２種の組織で構成し、接紙面側に使用する緯糸に防汚素材としてポリテトラフルオロエチレンモノフィラメントかフッ素系樹脂を含有したモノフィラメントを用いたことを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を以下に説明する。
【００１１】
本出願人が、製紙原料中に含まれる粘着性物質（ガム質ピッチ）や製紙用糊剤であるサイズ液、塗工液等が汚れとなってドライヤーカンバスの表面に付着する原因を検討した結果、ドライヤーカンバスを以下のように構成すれば、防汚性が改善されることが判明した。
【００１２】
(１) 緯糸を接紙面側に浮かして面接触のロングクリンプする組織とする。
【００１３】
(２) 接紙面側に使用する緯糸は防汚素材を含有した糸が良い。防汚素材としては、ポリテトラフルオロエチレンかフッ素系樹脂を含有した糸が効果的である。
【００１４】
(３) 表面はモノフィラメント状が良い。
【００１５】
この(１)〜(３)の条件を満足することが非常に効果的であることが判明した。
【００１６】
従って、本発明のドライヤーカンバスとしては、接紙面側の緯糸をロングクリンプする組織とし、接紙面側に使用する緯糸を防汚素材を含有したモノフィラメントとする。
【００１７】
また、防汚素材を含有したモノフィラメントとしては、例えばポリテトラフルオロエチレンモノフィラメントやフッ素系樹脂を含有したモノフィラメントを使用することができる。
【００１８】
この接紙面側の緯糸以外の糸の材質については特に限定されるものではなく、使用する用途によって適宜選択すればよいのは勿論である。
【００１９】
しかしながら、パルプ原料に添加されるホワイトピッチ等の内添原料による汚れ対策のためには、防汚効果の優れたポリエステルモノフィラメントを使用することが望ましく、また、高い耐摩性と寸法安定性を特に要求される用途には、ポリエステルモノフィラメントを使用するのが望ましい。尚、使用する糸の形状及び寸法に関しては、特に限定されるものではなく、使用する用途によって適宜選択すればよい。
【００２０】
次に本発明の実施例を具体的に図面に基づいて説明する。
［実施例１］
図１は本発明の実施例１を示す経方向断面図、図２はその緯方向断面図である。
【００２１】
実施例１は、図１及び図２に示すような表層緯糸３１がロングクリンプする組織の二重織組織でカンバス１０を製織した。
【００２２】
この表層緯糸３１がロングクリンプする組織の二重織組織は、図２に示すように、表層緯糸３１が接紙面で交叉する経糸２１が少なくてその接紙面側に浮いた状態に製織された組織である。
【００２３】
尚、反接紙面側には、経糸２１（２，３，６，７）とは別に経糸２２（１，４，５，８）を１／３綾組織で配置し、カンバス１０の寸法安定性を図っている。
【００２４】
経糸２１及び２２は、直径が０．４６ｍｍの断面円形なポリエステルモノフィラメントで、その密度は７４．５本／２．５４ｃｍである。
【００２５】
接紙面側の表層緯糸３１は、直径が０．６０ｍｍの断面円形なフッ素樹脂含有ポリエステルモノフィラメントである。
【００２６】
また、反接紙面側の裏層緯糸３２は、直径が０．６０ｍｍの断面円形なポリエステルモノフィラメントである。尚、夫々の緯糸の密度は２０．０本／２．５４ｃｍである。
【００２７】
製織後、ヒートセット加工を行ったカンバス１０は、表１に示すように、その厚さが２．１ｍｍで、通気度は８４００ｃｃ／ｍｉｎ／ｃｍ² であった。尚、この通気度は、ＪＩＳＬ１００５フラジール型法に準拠した測定器具を用い、水柱１２．７ｍｍ、測定面積１０ｃｍ² の孔を１分間に通過した空気の量を単位面積当たりに換算表示したものである。
【００２８】
【表１】

【００２９】
実施例１は、表１に示すように、厚さは２．１ｍｍで比較的薄くできるので、カンバスの厚みを薄く要求される用途に適する。
【００３０】
また、通気度も８４００ｃｃ／ｍｉｎ，／ｃｍ²であり、後述する実施例２と比べて低くできる。従って、この程度の通気度を要求される用途に適する。
【００３１】
［実施例２］
図３は本発明の実施例２を示す経方向断面図である。
【００３２】
実施例２は、図３に示すような表層緯糸６１がロングクリンプの三重織組織でカンバス４０を製織した。
【００３３】
この表層緯糸６１がロングクリンプする組織の三重織は、図２で示したのと同様に、表層緯糸６１が接紙面で交叉する表層側経糸５１が少なくてその接紙面側に浮いた状態に製織された組織である。
【００３４】
表層側経糸５１は、接紙面側で表層緯糸６１の接紙面側から中層緯糸６２を反接紙面側から巻回して、表層緯糸６１を組織するようになっている。
【００３５】
また、裏層側経糸５２は、反接紙面側で裏層緯糸６３の反接紙面側から中層緯糸６２を接紙面側から巻回して、裏層緯糸６３を組織するようになっている。
【００３６】
表層側経糸５１及び裏層側経糸５２は、直径が０．４６ｍｍの断面円形なポリエステルモノフィラメントで、その密度は７５．０本／２．５４ｃｍである。
【００３７】
接紙面側の表層緯糸６１は、直径が０．６０ｍｍの断面円形なフッ素樹脂含有ポリエステルモノフィラメントである。
【００３８】
中層緯糸６２及び反接紙面側の裏層緯糸６３は、直径が０．６０ｍｍの断面円形なポリエステルモノフィラメントである。尚、夫々の緯糸の密度は１４．０本／２．５４ｃｍである。
【００３９】
製織後、ヒートセット加工を行ったカンバス４０は、表２に示すように、その厚さが２．８ｍｍ、通気度が２４，０００ｃｃ／ｍｉｎ／ｃｍ²であった。尚、この通気度は、ＪＩＳＬ１００５フラジール型法に準拠した測定器具を用い、水柱１２．７ｍｍ、測定面積１０ｃｍ²の孔を１分間に通過した空気の量を単位面積当たりに換算表示したものである。
【００４０】
【表２】

【００４１】
【発明の効果】
本発明によれば、湿紙と直接接する接紙面側の緯糸をロングクリンプする組織とし、防汚素材を含有したモノフィラメントを使用したことにより、抄紙機のドライパートで故紙等の製紙原料中に含まれる粘着性物質（ガム質ピッチ）や製紙用糊剤であるサイズ液、塗工液等の汚れ物質のドライヤーカンバスへの付着量が減少し、ドライヤーカンバスにおける防汚効果を長期にわたり持続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の抄紙用ドライヤーカンバスの実施例１の経方向断面図である。
【図２】図１の緯方向断面図である。
【図３】本発明の抄紙用ドライヤーカンバスの実施例２の経方向断面図である。
【符号の説明】
１０カンバス
２１経糸
２２経糸
３１表層緯糸
３２裏層緯糸
４０カンバス
５１表層側経糸
５２裏層側経糸
６１表層側緯糸
６２中層緯糸
６３裏層側緯糸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a paper machine dryer canvas having excellent antifouling properties for use in a dry part of a paper machine.
[0002]
[Prior art]
In general, in the papermaking process, the adhesive substance (gum pitch) contained in the papermaking raw material in the dry part of the paper machine, the size liquid and the coating liquid as papermaking paste become soiled, and the dryer canvas Adhere to the surface. Therefore, in order to improve the antifouling property in the dryer canvas, the following methods have been conventionally proposed.
[0003]
(1) The surface is coated with at least two kinds of resins among fluorine resin, silicone resin and epoxy resin (Japanese Patent Laid-Open No. 57-171790).
[0004]
(2) A synthetic resin monofilament containing a fluororesin is used for warp (Japanese Patent Laid-Open No. 62-276099).
[0005]
(3) A core-sheath type composite fiber yarn having a core part made of a polyester, polyamide or polyolefin resin and a sheath part made of a fluororesin is exposed on the wet paper web contact surface (Japanese Utility Model Laid-Open No. 52-72601).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in recent years, as waste paper has begun to be used in large quantities as a raw material for papermaking, there has also been a phenomenon that sticky substances (gum-like pitch) such as natural rubber and synthetic rubber contained in the waste paper adhere to the dryer canvas. is doing. Therefore, the current situation is that even more stringent measures are required for antifouling measures for dryer canvases.
[0007]
Examining the above-mentioned methods (1) to (3) from this point of view, in the method (1), as the canvas has been used for a longer period of time, the high-pressure washing water at the time of wear and dirt removal is used to remove fluorine. Resins and the like are easily peeled off from the surface of the canvas, and it is difficult to maintain the antifouling effect for a long time. Further, it has been found that the methods (2) and (3) do not necessarily have a sufficient antifouling effect depending on the application. Thus, satisfactory results cannot be obtained by the methods (1) to (3).
[0008]
Therefore, the present invention has been proposed in view of the above-described problems, and maintains the antifouling effect in the dryer canvas for a long period of time, and can exhibit a sufficient antifouling effect without being limited to the use of the dryer canvas. Objective.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
As technical means for achieving the above object, the present invention is a weft double weave structure in which the weft on the paper contact side is long crimped in a paper making dryer canvas composed of warp and weft of synthetic fibers, The warp is composed of two types of structures, a structure in which wefts are entangled with both the wefts on the paper contact surface side and the anti-paper surface side, and a structure in which only 1/3 twills are entangled with the wefts on the side of the paper contact surface. The weft used is a polytetrafluoroethylene monofilament or a monofilament containing a fluorine-based resin as an antifouling material .
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
[0011]
As a result of the examination by the applicant of the cause of adhesion of the adhesive substance (gum-like pitch) contained in the papermaking raw material, the size liquid, the coating liquid, etc., to the surface of the dryer canvas. It was found that the antifouling property was improved if the dryer canvas was configured as follows.
[0012]
(1) A structure in which wefts are floated on the paper contact surface side and the surface contact is long crimped.
[0013]
(2) The weft used on the paper contact side should be a yarn containing an antifouling material. As an antifouling material, a yarn containing polytetrafluoroethylene or a fluorine-based resin is effective.
[0014]
(3) The surface should be monofilament.
[0015]
It has been found that it is very effective to satisfy the conditions (1) to (3).
[0016]
Therefore, in the dryer canvas of the present invention, the weft yarn on the paper contact surface side is a long crimped structure, and the weft yarn used on the paper contact surface side is a monofilament containing an antifouling material.
[0017]
In addition, as the monofilament containing the antifouling material, for example, a polytetrafluoroethylene monofilament or a monofilament containing a fluorine-based resin can be used.
[0018]
The material of the yarn other than the weft on the paper contact surface side is not particularly limited, and it is needless to say that the material may be appropriately selected depending on the application to be used.
[0019]
However, it is desirable to use polyester monofilaments with an excellent antifouling effect, and especially high abrasion resistance and dimensional stability are required to prevent contamination with internal raw materials such as white pitch added to pulp raw materials. For certain applications, it is desirable to use polyester monofilaments. The shape and dimensions of the yarn to be used are not particularly limited, and may be appropriately selected depending on the intended use.
[0020]
Next, embodiments of the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
[Example 1]
FIG. 1 is a longitudinal cross-sectional view showing a first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a cross-sectional view in the weft direction.
[0021]
In Example 1, the canvas 10 was woven with a double weave structure in which the surface wefts 31 were long crimped as shown in FIGS. 1 and 2.
[0022]
As shown in FIG. 2, the double weave structure in which the surface wefts 31 are long-crimped is a structure in which the surface layer wefts 31 are woven in a state where there are few warps 21 crossing on the paper contact surface and floating on the paper contact surface side. It is.
[0023]
In addition to the warp yarn 21 (2, 3, 6, 7), warp yarn 22 (1, 4, 5, 8) is arranged in a 1/3 twill structure on the side opposite the paper surface so that the dimensional stability of the canvas 10 is improved. I am trying.
[0024]
The warps 21 and 22 are polyester monofilaments having a circular cross section with a diameter of 0.46 mm, and the density thereof is 74.5 pieces / 2.54 cm.
[0025]
The surface layer weft 31 on the paper contact surface side is a fluororesin-containing polyester monofilament having a circular cross section with a diameter of 0.60 mm.
[0026]
In addition, the back layer weft 32 on the side opposite the paper surface is a polyester monofilament having a diameter of 0.60 mm and a circular cross section. The density of each weft is 20.0 pieces / 2.54 cm.
[0027]
As shown in Table 1, the canvas 10 subjected to heat setting after weaving had a thickness of 2.1 mm and an air permeability of 8400 cc / min / cm ² . This air permeability is a value obtained by converting the amount of air that passed through a hole with a water column of 12.7 mm and a measurement area of 10 cm ² per minute using a measuring instrument in accordance with JIS L1005 Frazier type method per unit area. is there.
[0028]
[Table 1]

[0029]
As shown in Table 1, the first embodiment can be made relatively thin with a thickness of 2.1 mm, which is suitable for applications that require a thin canvas.
[0030]
Further, the air permeability is 8400 cc / min, / cm ² , which can be lowered as compared with Example 2 described later. Therefore, it is suitable for applications that require this degree of air permeability.
[0031]
[Example 2]
FIG. 3 is a longitudinal cross-sectional view showing a second embodiment of the present invention.
[0032]
In Example 2, the canvas 40 was woven with a triple weave structure in which the surface wefts 61 as shown in FIG. 3 were long crimps.
[0033]
In the same way as shown in FIG. 2, the triple weaving of the surface weft 61 that is long-crimped is woven so that the surface weft 61 crosses on the paper contact surface and there are few surface side warps 51 and floats on the paper contact surface side. Organization.
[0034]
The surface layer side warp 51 is structured such that the surface layer weft 61 is structured by winding the intermediate layer weft 62 from the paper contact surface side of the surface layer weft 61 from the paper contact surface side on the paper contact surface side.
[0035]
Further, the back layer side warp 52 forms the back layer weft 63 by winding the middle layer weft 62 from the paper contact surface side from the paper contact surface side of the back layer weft 63 on the paper contact surface side.
[0036]
The surface layer side warp 51 and the back layer side warp 52 are polyester monofilaments having a diameter of 0.46 mm and a circular cross section, and the density thereof is 75.0 pieces / 2.54 cm.
[0037]
The surface weft 61 on the paper contact surface side is a fluororesin-containing polyester monofilament having a circular cross section with a diameter of 0.60 mm.
[0038]
The middle layer weft 62 and the back layer weft 63 on the side facing the paper are polyester monofilaments having a diameter of 0.60 mm and a circular cross section. The density of each weft is 14.0 pieces / 2.54 cm.
[0039]
As shown in Table 2, the canvas 40 subjected to heat setting after weaving had a thickness of 2.8 mm and an air permeability of 24,000 cc / min / cm ² . This air permeability is a value obtained by converting the amount of air that passed through a hole with a water column of 12.7 mm and a measurement area of 10 cm ² per minute using a measuring instrument in accordance with JIS L1005 Frazier type method per unit area. is there.
[0040]
[Table 2]

[0041]
【The invention's effect】
According to the present invention, the weft yarn on the paper contact surface side that is in direct contact with the wet paper is made into a structure that is long crimped, and by using a monofilament containing an antifouling material, it is included in papermaking raw materials such as waste paper in a dry part of a paper machine. This reduces the amount of sticky substances (gum-like pitches) and sizing substances such as paper paste, and the amount of dirt substances on the dryer canvas, and maintains the antifouling effect in the dryer canvas for a long time. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view in the longitudinal direction of Example 1 of a papermaking dryer canvas of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view in the weft direction of FIG.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of Example 2 of a papermaking dryer canvas of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 canvas 21 warp 22 warp 31 surface weft 32 back layer weft 40 canvas 51 surface layer side warp 52 back layer side warp 61 surface layer side weft 62 middle layer weft 63 back layer side weft

Claims

In a paper dryer drier canvas composed of warps and wefts of synthetic fibers,
A weft double weave structure in which the weft on the paper contact surface side is long crimped, and the warp yarn is entangled with both the weft yarn on the paper contact surface side and the paper contact surface side, and the weft on the paper contact surface side only 1/3 twill A dryer canvas for papermaking , which is composed of two kinds of structures entangled in the structure, and uses a polytetrafluoroethylene monofilament or a monofilament containing a fluorine-based resin for the weft used on the paper contact surface side.