JP3864446B2

JP3864446B2 - Fuel tank device

Info

Publication number: JP3864446B2
Application number: JP6470696A
Authority: JP
Inventors: 順也大野; 敬折田; 秀一郎山崎; 純一花井; 雅巳本間; 忠孝福島
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1996-03-21
Filing date: 1996-03-21
Publication date: 2006-12-27
Anticipated expiration: 2016-03-21
Also published as: JPH09256923A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両や船舶等に用いられるフュエルタンク装置に関するもので、特に、燃料給油時のガスを抜く部分における改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
フュエルタンク装置の構造として、タンク本体の上面部とフィラチューブの上部とを循環パイプにて接続し、燃料給油時に、タンク本体内のガス（ベーパ或いは気化燃料とも称される）を循環パイプを介してフィラチューブの上部に導くようにしたものがある（特願平７−２６１８３２号参照）。
【０００３】
すなわち、フィラチューブに給油ノズルを挿入して燃料を給油する際に、タンク本体内のガスを循環パイプを介してフィラチューブの上部に送り、そのガスを燃料と共にフィラチューブを介して再びタンク本体内に循環する構造になっている。
【０００４】
フィラチューブの上部は給油ノズルからの給油時に外気を巻き込んで負圧になる部分であるが、循環パイプでタンク本体内のガスを循環させることにより、大気からフィラチューブ内に巻き込まれる外気の量を減少させ、フィラチューブの上部の負圧化を抑制することができる。これにより、フィラチューブ内における燃料の給油動圧が十分確保され、燃料の円滑な給油を行うことができる。
【０００５】
また、タンク本体内へ巻き込まれる外気が減少するため、タンク本体がキャニスタに接続されている場合は、該キャニスタに流入されるガスの量を減少させることができ、キャニスタの小型化を図ることができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術における循環パイプの負圧抑制効果は、燃料を給油するだけの通常型の給油ノズルの場合には期待できるものの、給油ノズルが給油時のガスを吸引するための負圧ポンプを備えたガスリカバリー型である場合は、循環パイプを設置したことによる前述のような負圧抑制効果を十分に得ることができない。
【０００７】
すなわち、せっかく循環パイプによるガスの循環で、フィラチューブの上部の負圧化を抑制しようとしても、ガスリカバリー型の給油ノズルの場合は、給油ノズル自体に周囲のガスや外気を吸引する負圧化作用があるため、これによりフィラチューブの上部が負圧化が促進されて異常な負圧状態となる。従って、フィラチューブ内における燃料の給油動圧が低下して、円滑な給油が行えなくなると共に、タンク本体がキャニスタに接続されている場合は、フィラチューブ内（タンク本体内）に巻き込まれる外気の量が増加し、それに伴ってキャニスタに流入するガスの量も増加するため、キャニスタの大型化が必要になる。
【０００８】
この発明はこのような従来の技術に着目してなされたものであり、ガスリカバリー型の給油ノズルを用いても循環パイプの負圧抑制効果を得ることができるフュエルタンク装置を提供するものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、フュエルタンクが、タンク本体と、該タンク本体に接続されて燃料を給油するフィラチューブとを有し、前記タンク本体の上面部とフィラチューブの上部とを循環パイプにて接続し、燃料給油時に、タンク本体内のガスを循環パイプを介してフィラチューブの上部に導くフュエルタンク装置において、前記循環パイプの途中位置に、前記タンク本体に対する前記フィラチューブ側の負圧度に応じて開閉動作を行う弁装置を設け、前記弁装置は、前記負圧度が所定値以上になった際に弁体が開成して外気を前記循環パイプ内に導入し、前記負圧度を減少させる一方、前記循環パイプの内径は、前記弁装置の弁体の閉成時に前記循環パイプによる負圧抑制効果が得られるよう適正径に設定されているものである。
【００１４】
かかる構成によれば、ガスリカバリー型の給油ノズルを使用しない場合には循環パイプを設けたことによる本来の負圧抑制効果を得ることができる。そして、ガスリカバリー型の給油ノズルを使用して、フィラチューブの上部が異常な負圧になっても、その異常な負圧に応じた大きなガス圧により弁体が開成し、大量の外気が外気導入孔より循環パイプ内に導入されるため、フィラチューブの上部の負圧度が減少し、前記異常な負圧状態が解消される。
【００１５】
請求項２記載の発明は、タンク本体がベント側チェックバルブを介してキャニスタに接続されている。
【００１６】
かかる構成によれば、ガスリカバリー型の給油ノズルを使用した場合も、循環パイプによる本来の負圧抑制効果が得られるため、フィラチューブ内（タンク本体内）に巻き込まれる外気の量が少なく、タンク本体がキャニスタに接続されていても、キャニスタに流入されるガスの量を減少させることができ、キャニスタの小型化を図ることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態について説明する。
【００１８】
図１〜図４は、この発明の第１の実施形態を示すものである。まず、フュエルタンク装置の全体構造を説明する。１は車両のフュエルタンクで、タンク本体２にフィラチューブ３を接続した構造をしている。このタンク本体２は上面部にエバポ側フロート弁５とベント側フロート弁６が配設されている。
【００１９】
そして、そのエバポ側フロート弁５がエバポ側チューブ７を介してキャニスタ９に接続され、ベント側フロート弁６がベント側チューブ８を介してキャニスタ９に接続されている。そのエバポ側チューブ７の途中には、エバポ側チェックバルブ１０が設けられ、ベント側チューブ８の途中には、ベント側チェックバルブ１１が設けられている。
【００２０】
そのベント側チェックバルブ１１は、ケース１１ｄ内に略水平方向に沿ってダイヤフラム１１ａが配設されてケース１１ｄ内が上下に画成されることにより、ダイヤフラム１１ａの上側に第１室１１ｂが、また下側に第２室１１ｃが形成され、第２室１１ｃにベント側チューブ８の流入側チューブ８ａ及び流出側チューブ８ｂが臨まされ、ダイヤフラム１１ａの開閉により、流入側チューブ８ａ及び流出側チューブ８ｂが連通又は遮断されるようになっている。
【００２１】
詳しくは、この流入側チューブ８ａは、ケース１１ｄの第２室１１ｃ内において上下方向に沿って配設され、上端の開口がダイヤフラム１１ａで開閉されるようになっている。開成された状態では、流入側チューブ８ａと流出側チューブ８ｂとが連通されるようになっている。このダイヤフラム１１ａは、図１に示すように、周縁部がケース１１ｄに取り付けられ、図示省略のコイルスプリングにより、下方に向けて付勢されている。
【００２２】
一方、第１室１１ｂとフィラチューブ３の上部３ａとの間には、シグナルチューブ１３が設けられている。このシグナルチューブ１３は、上端部１３ａがフィラチューブ３の上部３ａに接続され、この上端部１３ａ内には、オリフィス１７ａが設けられている。尚、このオリフィス１７ａの内径及び長さは、フィラチューブ３側からシグナルチューブ１３内への燃料の浸入を防止するように設定されている。
【００２３】
また、タンク本体２の上面部とフィラチューブ３の上部３ａとは循環パイプ１８で連結されている。この循環パイプ１８の上端部１８ａは、図３に示すように、前記シグナルチューブ１３の上端部１３ａの近傍に接続されている。そして、この循環パイプ１８の上端部１８ａは、図４に示すように、給油時の給油ノズルＮの先端より上側で開口している。なお、給油ノズルＮには、給油時のガスを吸引するための負圧ポンプＰを備えたガスリカバリー型のものと、負圧ポンプＰのない通常型のものがあるが、給油ノズルＮの先端と循環パイプ１８の上端部１８ａとの位置関係に関してはどちらの型についても同じである。更に、図１では、分かり易くするため、シグナルチューブ１３の上端部１３ａと循環パイプ１８の上端部１８ａとを上下方向に離間させて描かれているが、実際は、図３や図４に示すように高さは略同じで横方向に離間している。
【００２４】
前記循環パイプ１８の径Ｄ（図２参照）は適正径よりも大きく形成されており、この循環パイプ１８の途中位置には本発明に係る弁装置２５が設けられている。循環パイプ１８はこの弁装置２５を境にして、タンク本体２側の流入側パイプ２６と、フィラチューブ３側の流出側パイプ２７とに区別され、両パイプ２６、２７は弁装置２５のケース部２８にて連結されている。このケース部２８内には流入側パイプ２６の出口２６ａと流出側パイプ２７の入口２７ａとがそれぞれ臨まされた状態となっており、前記流入側パイプ２６の出口２６ａにはコイルスプリング２９にて押付けられた弁体３０が設けられている。
【００２５】
この弁体３０には循環パイプ１８の適正径ｄに相応するオリフィス３０ａが形成されている。つまり、この循環パイプ１８内を流れるガスの流量はこのオリフィス３０ａに決定されるため、循環パイプ１８のよる本来の負圧抑制効果が得られるように、このオリフィス３０ａを適正径ｄにしている。
【００２６】
また、この弁体３０を押付けているコイルスプリング２９の付勢力は、フィラチューブ３の上部３ａが所定値の負圧度である場合のガス圧（ガスがオリフィス３０ａを通過しながら弁体３０に対して作用する力）に相応するものである。従って、フィラチューブ３の上部３ａが所定値以上の異常な負圧状態になった場合には、コイルスプリング２９の付勢力がその異常な負圧に対応するガス圧に負けて、弁体３０が開成する。
【００２７】
一方、フィラチューブ３の上部３ａ内には、筒体１９が挿入されて配設されている。すなわち、この筒体１９は、図４に示すように、上端部にフランジ部１９ａが形成され、上部３ａの端縁に引っ掛けられるようになっていると共に、その下側においては、上部３ａ内周壁との間に全周に渡ってシール剤２０が充填されている。この充填位置は、シグナルチューブ１３及び循環パイプ１８の上端部１３ａ、１８ａの接続位置の上側近傍である。さらに、この筒体１９の下部１９ｂは、徐々に細く形成されている。
【００２８】
これにより、フィラチューブ３の上部３ａと筒体１９との間で、シグナルチューブ１３の上端部１３ａの接続部位に、空気溜り部２１が形成され、車両旋回時等に、空気溜り部２１内の空気がシグナルチューブ１３内に入ることにより、シグナルチューブ１３内への燃料の浸入を防止するように設定されている。また、この筒体１９の下部１９ｂにより、循環パイプ１８内からフィラチューブ３内へ循環するガスを、このフィラチューブ３内の下方に案内する「案内手段」も構成される。
【００２９】
更に、ベント側チューブ８の流出側チューブ８ｂ内にはオリフィス２２が配設されている。このオリフィス２２により、給油時のガスをキャニスタ９側に抜け難くして、タンク本体２内のガスが循環パイプ１８を介してフィラチューブ３側に循環され易いように設定されている。なお、キャニスタ９は、開口１４で大気開放されていると共に、チューブ１５を介してエンジン側と接続されている。
【００３０】
次に、作用について説明する。給油ノズルＮが単に燃料を噴射する通常型である場合の作用を先に説明し、次に給油ノズルＮがガスを吸引するための負圧ポンプＰを備えたガスリカバリー型である場合の作用を説明する。
【００３１】
まず、通常型の給油ノズルＮで給油を行う場合には、フィラチューブ３のフィラーキャップを開け、このチューブ３の給油口から給油ノズルＮを挿入して給油を行う。燃料は、フィラチューブ３からタンク本体２内に流入し、この際にタンク本体２内で発生するガスの一部は、ベント側チェックバルブ１１を介してキャニスタ９に導入される。すなわち、シグナルチューブ１３を介して第１室１１ｂがフィラチューブ３内の圧力、つまり、フィラーキャップ開成中は大気圧となっているのに対し、タンク本体２内は燃料の流入圧により、大気圧より高くなっている。これにより、ダイヤフラム１１ａが付勢力に抗して上方に変位されて流入側チューブ８ａが開成され、流出側チューブ８ｂを介してガスがキャニスタ９に導かれ、燃料が吸着された後、空気が大気に放出される。このようにしてタンク本体２内のガス抜きが行われるため、燃料供給を円滑に行うことができる。
【００３２】
また、この給油時には、タンク本体２内のガスは、上述のように、キャニスタ９側に流入すると同時に、循環パイプ１８を介してフィラチューブ３内に循環される。このフィラチューブ３内へのガスの流入位置（上端部１８ａの位置）は、給油ノズルＮの先端より上側であり、この部位は、給油ノズルＮから燃料を噴射すると負圧となる部位である。従って、循環パイプ１８からのガスは、燃料と共にフィラチューブ３を介してタンク本体２内に再度流入されて循環することとなる。これにより、給油時に、大気からフィラチューブ３内に巻き込まれる外気の量を減少させることができる結果、フィラチューブ３の上部３ａの負圧化が抑制され、フィラチューブ３内における燃料の給油動圧が低下せず、円滑な給油が行える。また、このようにフィラチューブ３内に巻き込まれてそのままタンク本体２内へ供給される外気の量が減少することから、ベント側チェックバルブ１１を介してキャニスタ９に流入されるガスの量を減少させることができ、キャニスタ９の小型化を図ることができる。
【００３３】
さらに、循環パイプ１８からフィラチューブ３内に循環されたガスは、筒体１９の下部１９ｂで、フィラチューブ３の下方に向けて案内されることにより、循環性能が良くなり、この燃料成分を含んだガスが、フィラチューブ３から大気に放散されることがないと共に、外気の巻き込みも一層抑制されることとなる。
【００３４】
更にまた、流出側チューブ８ｂ内にオリフィス２２が設けられることにより、給油時にタンク本体２内のガスがキャニスタ９側に抜け難くされ、循環パイプ１８からフィラチューブ３側へ循環されるガスの量が増加されることにより、タンク本体２内でのガス発生量をより抑制することができる。
【００３５】
そして、燃料がタンク本体２の満タンまで供給されると、ベント側フロート弁６のフロート６ａが浮かび上がり、流入側チューブ８ａへの燃料の流入が防止されると共に、循環パイプ１８の下端部も燃料に浸かることとなる。これにより、タンク本体２内に空気層が確保された状態で、フィラチューブ３の上部３ａまで燃料が溜ることとなる。
【００３６】
一方、フィラーキャップを締めた状態で、タンク本体２内の圧力が一定値より上昇すると、フィラチューブ３内の圧力もタンク本体２内の圧力と同じになる。これにより、ベント側チェックバルブ１１の第１室１１ｂとベント側チューブ８の流入側チューブ８ａとが同じ圧力となるため、ベント側チェックバルブ１１は閉成状態を維持する。
【００３７】
また、車両旋回時や、シグナルチューブ１３の上端部１３ａまで燃料が達している満タン状態でタンク本体２内の圧力が上昇した場合には、シグナルチューブ１３の上端部１３ａから内部に燃料が浸入するおそれがあったが、空気溜り部２１を設けると共に、シグナルチューブ１３の上端部１３ａにオリフィス１７ａを設けることにより、そのようなことが防止される。
【００３８】
すなわち、空気溜り部２１を設けることにより、燃料がシグナルチューブ１３の上端部１３ａに浸入する前に、その空気溜り部２１内の空気がシグナルチューブ１３に浸入し、燃料の浸入を防止する。このようにシグナルチューブ１３内への燃料の浸入を防止できるため、ベント側チェックバルブ１１の機能を正常に維持できることとなる。
【００３９】
一方、車両走行中等においては、エバポ側チェックバルブ１０は、給油時のベント側チェックバルブ１１の開弁圧より高い圧力で開くように設定されているが、ベント側チェックバルブ１１は、フィラーキャップ閉成時、ダイアフラム１１ａの両面に同じ内圧が作用するため、タンク本体２内の圧力が上昇しても閉成状態を維持し、エバポ側チェックバルブ１０は、その設定値に達すると、開成してエバポ側チューブ７を介してエバポガスがキャニスタ９に導入されることとなる。さらに、この実施の形態１によれば、筒体１９を配設するだけで、空気溜り部２１及び案内手段を構成できるため、構造が簡略化できる。
【００４０】
次に、ガス吸引用の負圧ポンプＰを備えた給油ノズルＮの場合の作用を説明する。この種のガスリカバリー型の給油ノズルＮを用いる場合は、循環パイプ１８によりガスをフィラチューブ３の上部３ａへ供給して負圧化を抑制しようとしても、前記負圧ポンプＰにより上部３ａ付近のガスが空気ごと強力に吸引されるため、該上部３ａ付近が所定値よりも大きい異常な負圧度となる。
【００４１】
このままでは、その異常な負圧状態により、フィラチューブ３内における燃料の給油動圧が低下し、円滑な給油が行えなくなるところであるが、フィラチューブ３の上部３ａが異常な負圧状態になった瞬間に、循環パイプ１８の流出側パイプ２７内の負圧化が進み、該流出側パイプ２７の流入側パイプ２６に対する負圧度が所定値以上になる。すると、弁装置２５内の弁体３０に設けたオリフィス３０ａを通過するガス量が増加すると共に、弁体３０に作用するガス圧が増加するため、そのガス圧により弁体３０がコイルスプリング２９の付勢力に抗して開成し、タンク本体２内のガスが大径の循環パイプ１８内を大量に流れはじめる。これにより、循環パイプ１８内を循環するガス量が増加するため、フィラチューブ３の上部３ａにおける負圧抑制効果が促進され、前記異常な負圧状態が解消される。従って、フィラチューブ３内における燃料の給油動圧が低下せず、円滑な給油が行える。また、キャニスタ９に流入するガス量も減少させることができ、キャニスタ９の小型化に寄与できる。
【００４２】
図５はこの発明の第２の実施形態に係るもので、別の構造の弁装置３１を示すものである。先の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明し、図示は省略する。
【００４３】
この実施形態の循環パイプ３２は適正径ｄで形成されており、該循環パイプ３２の途中位置の側面には、開口３３を介して循環パイプ３２と連通するケース部３４が形成されている。そして、このケース部３４には外気導入孔３５が形成されており、該外気導入孔３５にはコイルスプリング３６にて前記ケース部３４の内側から押付けられた弁体３７が設けられている。このコイルスプリング３６の付勢力は先の実施形態と同様である。
【００４４】
そして、ガスリカバリー型の給油ノズルＮを使用して、フィラチューブ３の上部３ａが異常な負圧になると、該異常な負圧に応じた大きなガスにより弁体３７が開成し、外気が外気導入孔３５より循環パイプ１８内に導入されるため、ガス及び外気がフィラチューブ３の上部３ａへ大量に供給される。これにより、フィラチューブ３の上部３ａにおける負圧抑制効果が促進され、異常な負圧状態が解消される。従って、先の実施形態同様に、フィラチューブ３内における燃料の給油動圧が低下せず、円滑な給油が行える。また、キャニスタ９に流入するガス量も減少させることができ、キャニスタ９の小型化に寄与できる。
【００４５】
尚、上述してきた実施形態における弁装置２５、３１は、それ自身で負圧を検知し、弁体３０、３７が開くものであるが、これに限らず、例えば、圧力センサを給油時に負圧が発生する空気溜り部２１近辺に設けて、このセンサの負圧値により、電磁弁等を作用させても同等の作用効果が得られる。
【００４８】
【発明の効果】
請求項１記載の発明によれば、ガスリカバリー型の給油ノズルを使用しない場合には循環パイプを設けたことによる本来の負圧抑制効果を得ることができる。そして、ガスリカバリー型の給油ノズルを使用して、フィラチューブの上部が異常な負圧になっても、その異常な負圧に応じた大きなガス圧により弁体が開成し、大量の外気が外気導入孔より循環パイプ内に導入されるため、フィラチューブの上部の負圧度が減少し、前記異常な負圧状態が解消される。
【００４９】
請求項２記載の発明によれば、ガスリカバリー型の給油ノズルを使用した場合も、循環パイプによる本来の負圧抑制効果が得られるため、フィラチューブ内（タンク本体内）に巻き込まれる外気の量が少なく、タンク本体がキャニスタに接続されていても、キャニスタに流入されるガスの量を減少させることができ、キャニスタの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１の実施形態を示すフュエルタンク装置の概略図。
【図２】第１の実施形態に係る弁装置を示す断面図。
【図３】フィラチューブにシグナルチューブ及び循環パイプを接続した状態を示す斜視図。
【図４】循環パイプ接続部分を示すフィラチューブの断面図。
【図５】第２の実施形態に係る弁装置を示す断面図。
【符号の説明】
１フュエルタンク
２タンク本体
３フィラチューブ
３ａフィラチューブの上部
９キャニスタ
１１ベント側チェックバルブ
１８、３２循環パイプ
２５、３１弁装置
Ｎ給油ノズル
Ｐ負圧ポンプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
This invention relates to fuel tank apparatus for use in a vehicle or a ship or the like, particularly, to an improvement in a portion removing the gas at the time of refueling.
[0002]
[Prior art]
As the structure of the fuel tank device, the upper surface of the tank body and the upper part of the filler tube are connected by a circulation pipe, and gas (also referred to as vapor or vaporized fuel) in the tank body is supplied via the circulation pipe when fuel is supplied. There is one that is led to the upper part of the filler tube (see Japanese Patent Application No. 7-261832).
[0003]
That is, when fuel is supplied by inserting an oil supply nozzle into the filler tube, the gas in the tank body is sent to the upper part of the filler tube through the circulation pipe, and the gas together with the fuel is again supplied into the tank body through the filler tube. It has a structure that circulates.
[0004]
The upper part of the filler tube is the part where the outside air is engulfed and becomes negative pressure when refueling from the refueling nozzle, but by circulating the gas in the tank body with a circulation pipe, the amount of outside air that is engulfed from the atmosphere into the filler tube is reduced. The negative pressure at the upper part of the filler tube can be suppressed. Thereby, the fuel supply dynamic pressure of the fuel in the filler tube is sufficiently ensured, and the fuel can be smoothly supplied.
[0005]
Further, since the outside air trapped in the tank main body is reduced, when the tank main body is connected to the canister, the amount of gas flowing into the canister can be reduced, and the canister can be downsized. it can.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, although the negative pressure suppression effect of the circulation pipe in the prior art can be expected in the case of a normal type fuel nozzle that only supplies fuel, the negative pressure for the fuel nozzle to suck in gas during fueling is expected. In the case of a gas recovery type equipped with a pump, the negative pressure suppression effect as described above due to the installation of the circulation pipe cannot be sufficiently obtained.
[0007]
In other words, even if you try to suppress the negative pressure at the top of the filler tube by circulating the gas through the circulation pipe, in the case of the gas recovery type oil supply nozzle, the negative pressure that draws ambient gas and outside air into the oil supply nozzle itself Since there exists an effect | action, by this, the upper part of a filler tube will accelerate | stimulate negative pressure-ization and will be in an abnormal negative pressure state. Therefore, the refueling dynamic pressure of the fuel in the filler tube is reduced, and smooth fuel supply cannot be performed. When the tank body is connected to the canister, the amount of outside air trapped in the filler tube (in the tank body) As the amount of gas increases, the amount of gas flowing into the canister also increases, so that the canister must be enlarged.
[0008]
The present invention has been made by paying attention to such a conventional technique, and provides a fuel tank device that can obtain the negative pressure suppression effect of the circulation pipe even if a gas recovery type oiling nozzle is used. .
[0013]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, the fuel tank has a tank body and a filler tube connected to the tank body for supplying fuel, and the upper surface portion of the tank body and the upper portion of the filler tube serve as a circulation pipe. In the fuel tank device that guides the gas in the tank body to the upper part of the filler tube via the circulation pipe when fuel is supplied, the negative pressure degree on the filler tube side with respect to the tank body is located in the middle of the circulation pipe. A valve device that opens and closes according to the valve device, and the valve device opens when the negative pressure level exceeds a predetermined value and introduces outside air into the circulation pipe. On the other hand, the inner diameter of the circulation pipe is set to an appropriate diameter so that the negative pressure suppression effect by the circulation pipe can be obtained when the valve body of the valve device is closed.
[0014]
According to such a configuration, in the case of not using the fueling nozzle of the gas recovery type can obtain the original negative pressure suppression effect obtained by providing the circulation pipe. And even if the upper part of the filler tube becomes an abnormal negative pressure using the gas recovery type oiling nozzle, the valve body is opened by a large gas pressure corresponding to the abnormal negative pressure, and a large amount of outside air is Since it introduce | transduces in a circulation pipe from an introduction hole, the negative pressure degree of the upper part of a filler tube reduces, and the said abnormal negative pressure state is eliminated.
[0015]
In the second aspect of the invention, the tank body is connected to the canister via the vent side check valve.
[0016]
According to such a configuration, even when a gas recovery type refueling nozzle is used, the original negative pressure suppression effect by the circulation pipe can be obtained, so that the amount of outside air caught in the filler tube (in the tank body) is small, and the tank Even if the main body is connected to the canister, the amount of gas flowing into the canister can be reduced, and the canister can be downsized.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described.
[0018]
1 to 4 show a first embodiment of the present invention. First, the overall structure of the fuel tank apparatus will be described. A fuel tank 1 has a structure in which a filler tube 3 is connected to a tank body 2. The tank body 2 is provided with an evaporation side float valve 5 and a vent side float valve 6 on the upper surface.
[0019]
The evaporation side float valve 5 is connected to the canister 9 via the evaporation side tube 7, and the vent side float valve 6 is connected to the canister 9 via the vent side tube 8. An evaporation side check valve 10 is provided in the middle of the evaporation side tube 7, and a vent side check valve 11 is provided in the middle of the vent side tube 8.
[0020]
The vent-side check valve 11 has a diaphragm 11a disposed in a substantially horizontal direction in the case 11d, and the inside of the case 11d is vertically defined, so that the first chamber 11b is located above the diaphragm 11a. The second chamber 11c is formed on the lower side, the inflow side tube 8a and the outflow side tube 8b of the vent side tube 8 are exposed to the second chamber 11c, and the inflow side tube 8a and the outflow side tube 8b are opened and closed by opening and closing the diaphragm 11a. Communication or blocking is provided.
[0021]
Specifically, the inflow side tube 8a is disposed along the vertical direction in the second chamber 11c of the case 11d, and the opening at the upper end is opened and closed by the diaphragm 11a. In the opened state, the inflow side tube 8a and the outflow side tube 8b are communicated with each other. As shown in FIG. 1, the diaphragm 11a has a peripheral edge attached to the case 11d and is urged downward by a coil spring (not shown).
[0022]
On the other hand, a signal tube 13 is provided between the first chamber 11 b and the upper portion 3 a of the filler tube 3. The signal tube 13 has an upper end portion 13a connected to the upper portion 3a of the filler tube 3, and an orifice 17a is provided in the upper end portion 13a. The inner diameter and length of the orifice 17a are set so as to prevent the fuel from entering the signal tube 13 from the filler tube 3 side.
[0023]
Further, the upper surface portion of the tank body 2 and the upper portion 3 a of the filler tube 3 are connected by a circulation pipe 18. As shown in FIG. 3, the upper end portion 18 a of the circulation pipe 18 is connected to the vicinity of the upper end portion 13 a of the signal tube 13. And the upper end part 18a of this circulation pipe 18 is opened above the front-end | tip of the oil supply nozzle N at the time of oil supply, as shown in FIG. The oil supply nozzle N includes a gas recovery type equipped with a negative pressure pump P for sucking gas during refueling and a normal type without the negative pressure pump P, but the tip of the oil supply nozzle N The positional relationship between the upper end 18a of the circulation pipe 18 is the same for both types. Further, in FIG. 1, for the sake of clarity, the upper end portion 13 a of the signal tube 13 and the upper end portion 18 a of the circulation pipe 18 are drawn apart in the vertical direction, but actually, as shown in FIGS. 3 and 4. Are substantially the same height and are spaced laterally.
[0024]
A diameter D (see FIG. 2) of the circulation pipe 18 is formed larger than an appropriate diameter, and a valve device 25 according to the present invention is provided at an intermediate position of the circulation pipe 18. Circulation pipe 18 and the boundary of the valve device 25, an inflow side pipe 26 of the tank body 2, is divided into the outflow side pipe 27 of the filler tube 3 side, the pipes 26 and 27 are cases of the valve device 25 28 is connected. In this case portion 28, an outlet 26 a of the inflow side pipe 26 and an inlet 27 a of the outflow side pipe 27 are respectively faced, and the outlet 26 a of the inflow side pipe 26 is pressed by a coil spring 29. The provided valve body 30 is provided.
[0025]
The valve body 30 is formed with an orifice 30 a corresponding to the appropriate diameter d of the circulation pipe 18. That is, since the flow rate of the gas flowing through the circulation pipe 18 is determined by the orifice 30a, the orifice 30a has an appropriate diameter d so that the original negative pressure suppression effect by the circulation pipe 18 can be obtained.
[0026]
Further, the urging force of the coil spring 29 pressing the valve body 30 is the gas pressure when the upper portion 3a of the filler tube 3 has a negative pressure of a predetermined value (the gas is applied to the valve body 30 while the gas passes through the orifice 30a). The force acting on it). Therefore, when the upper portion 3a of the filler tube 3 is in an abnormal negative pressure state exceeding a predetermined value, the urging force of the coil spring 29 loses the gas pressure corresponding to the abnormal negative pressure, and the valve body 30 is Establish.
[0027]
On the other hand, a cylindrical body 19 is inserted and disposed in the upper portion 3 a of the filler tube 3. That is, as shown in FIG. 4, the cylindrical body 19 has a flange portion 19a formed at the upper end portion and is hooked on the edge of the upper portion 3a, and on the lower side thereof, the inner peripheral wall of the upper portion 3a. The sealing agent 20 is filled over the entire circumference. This filling position is in the vicinity of the upper side of the connection position of the upper ends 13 a and 18 a of the signal tube 13 and the circulation pipe 18. Further, the lower portion 19b of the cylindrical body 19 is formed to be gradually thinner.
[0028]
As a result, an air reservoir 21 is formed between the upper portion 3a of the filler tube 3 and the cylindrical body 19 at the connection portion of the upper end portion 13a of the signal tube 13, and the air reservoir 21 in the air reservoir 21 is turned when the vehicle turns. The air is set to prevent the fuel from entering the signal tube 13 when the air enters the signal tube 13. Further, the lower portion 19 b of the cylindrical body 19 also constitutes “guidance means” for guiding the gas circulated from the circulation pipe 18 into the filler tube 3 downward in the filler tube 3.
[0029]
Further, an orifice 22 is disposed in the outflow side tube 8 b of the vent side tube 8. The orifice 22 is set so that the gas at the time of refueling does not easily escape to the canister 9 side, and the gas in the tank body 2 is easily circulated to the filler tube 3 side via the circulation pipe 18. The canister 9 is open to the atmosphere through the opening 14 and is connected to the engine side via the tube 15.
[0030]
Next, the operation will be described. The operation when the refueling nozzle N is a normal type that simply injects fuel will be described first, and then the operation when the refueling nozzle N is a gas recovery type equipped with a negative pressure pump P for sucking gas is described. explain.
[0031]
First, when refueling with a normal refueling nozzle N, the filler cap of the filler tube 3 is opened, and refueling is performed by inserting the refueling nozzle N from the refueling port of the tube 3. The fuel flows into the tank body 2 from the filler tube 3, and a part of the gas generated in the tank body 2 at this time is introduced into the canister 9 through the vent side check valve 11. That is, the pressure in the first chamber 11b through the signal tube 13 is in the filler tube 3, that is, atmospheric pressure while the filler cap is being opened, while the tank body 2 has atmospheric pressure due to the inflow pressure of fuel. Higher. As a result, the diaphragm 11a is displaced upward against the urging force to open the inflow side tube 8a, the gas is guided to the canister 9 through the outflow side tube 8b, and the fuel is adsorbed. To be released. In this way, the degassing in the tank body 2 is performed, so that the fuel can be supplied smoothly.
[0032]
Further, at the time of refueling, the gas in the tank main body 2 flows into the filler tube 3 through the circulation pipe 18 at the same time as flowing into the canister 9 side as described above. The inflow position of gas into the filler tube 3 (the position of the upper end portion 18a) is above the tip of the fueling nozzle N, and this part is a part that becomes negative pressure when fuel is injected from the fueling nozzle N. Therefore, the gas from the circulation pipe 18 flows again into the tank body 2 through the filler tube 3 together with the fuel and circulates. As a result, the amount of outside air drawn into the filler tube 3 from the atmosphere at the time of refueling can be reduced. As a result, the negative pressure of the upper portion 3a of the filler tube 3 is suppressed, and the fuel refueling dynamic pressure in the filler tube 3 Smooth lubrication can be achieved. Further, since the amount of outside air that is caught in the filler tube 3 and supplied to the tank body 2 as it is is reduced, the amount of gas that flows into the canister 9 via the vent-side check valve 11 is reduced. The canister 9 can be downsized.
[0033]
Further, the gas circulated from the circulation pipe 18 into the filler tube 3 is guided toward the lower side of the filler tube 3 at the lower portion 19b of the cylindrical body 19, whereby the circulation performance is improved and this fuel component is contained. The gas is not diffused from the filler tube 3 to the atmosphere, and the entrainment of outside air is further suppressed.
[0034]
Furthermore, by providing the orifice 22 in the outflow side tube 8b, it is difficult for the gas in the tank body 2 to escape to the canister 9 side during refueling, and the amount of gas circulated from the circulation pipe 18 to the filler tube 3 side is reduced. By being increased, the amount of gas generated in the tank body 2 can be further suppressed.
[0035]
Then, when the fuel is supplied to the tank body 2 up to a full level, the float 6a of the vent side float valve 6 rises to prevent the fuel from flowing into the inflow side tube 8a, and the lower end of the circulation pipe 18 also It will be immersed in fuel. Thus, fuel is accumulated up to the upper portion 3a of the filler tube 3 in a state where an air layer is secured in the tank body 2.
[0036]
On the other hand, when the pressure in the tank body 2 rises above a certain value with the filler cap tightened, the pressure in the filler tube 3 also becomes the same as the pressure in the tank body 2. Thereby, since the 1st chamber 11b of the vent side check valve 11 and the inflow side tube 8a of the vent side tube 8 become the same pressure, the vent side check valve 11 maintains a closed state.
[0037]
Further, when the pressure in the tank body 2 rises when the vehicle turns or when the fuel reaches the upper end portion 13a of the signal tube 13 in a full tank state, the fuel enters the inside from the upper end portion 13a of the signal tube 13. However, by providing the air reservoir 21 and providing the orifice 17a at the upper end 13a of the signal tube 13, such a situation can be prevented.
[0038]
That is, by providing the air reservoir 21, before the fuel enters the upper end portion 13a of the signal tube 13, the air in the air reservoir 21 enters the signal tube 13 to prevent the fuel from entering. Thus, since the fuel can be prevented from entering the signal tube 13, the function of the vent-side check valve 11 can be maintained normally.
[0039]
On the other hand, while the vehicle is running, the evaporation side check valve 10 is set to open at a pressure higher than the opening pressure of the vent side check valve 11 during refueling, but the vent side check valve 11 is closed with the filler cap closed. Since the same internal pressure acts on both surfaces of the diaphragm 11a at the time of composition, the closed state is maintained even if the pressure in the tank body 2 rises, and when the evaporation side check valve 10 reaches the set value, it opens. The evaporation gas is introduced into the canister 9 through the evaporation side tube 7. Furthermore, according to the first embodiment, the air reservoir 21 and the guide means can be configured simply by disposing the cylinder 19, so that the structure can be simplified.
[0040]
Next, the operation in the case of the fueling nozzle N provided with the negative pressure pump P for gas suction will be described. When this type of gas recovery type oiling nozzle N is used, even if an attempt is made to suppress the negative pressure by supplying gas to the upper portion 3a of the filler tube 3 through the circulation pipe 18, the negative pressure pump P causes the vicinity of the upper portion 3a. Since the gas is strongly sucked together with the air, the vicinity of the upper portion 3a has an abnormal negative pressure level larger than a predetermined value.
[0041]
In this state, due to the abnormal negative pressure state, the fuel supply dynamic pressure of the fuel in the filler tube 3 is lowered and smooth fuel supply cannot be performed, but the upper portion 3a of the filler tube 3 is in an abnormal negative pressure state. Instantaneously, the negative pressure in the outflow side pipe 27 of the circulation pipe 18 advances, and the negative pressure degree of the outflow side pipe 27 with respect to the inflow side pipe 26 becomes a predetermined value or more. As a result, the amount of gas passing through the orifice 30a provided in the valve body 30 in the valve device 25 increases and the gas pressure acting on the valve body 30 increases. It opens against the urging force, and a large amount of gas in the tank body 2 begins to flow in the large-diameter circulation pipe 18. As a result, the amount of gas circulating in the circulation pipe 18 increases, so that the negative pressure suppression effect in the upper portion 3a of the filler tube 3 is promoted, and the abnormal negative pressure state is eliminated. Therefore, the fuel supply dynamic pressure of the fuel in the filler tube 3 does not decrease, and smooth fuel supply can be performed. In addition, the amount of gas flowing into the canister 9 can be reduced, which can contribute to downsizing the canister 9.
[0042]
FIG. 5 relates to a second embodiment of the present invention and shows a valve device 31 having another structure. The same parts as those of the previous embodiment are described with the same reference numerals, and the illustration is omitted.
[0043]
The circulation pipe 32 of this embodiment is formed with an appropriate diameter d, and a case portion 34 that communicates with the circulation pipe 32 through an opening 33 is formed on a side surface at an intermediate position of the circulation pipe 32. An external air introduction hole 35 is formed in the case part 34, and a valve body 37 pressed from the inside of the case part 34 by a coil spring 36 is provided in the external air introduction hole 35. The biasing force of the coil spring 36 is the same as that of the previous embodiment.
[0044]
When the upper part 3a of the filler tube 3 becomes an abnormal negative pressure using the gas recovery type fueling nozzle N, the valve element 37 is opened by a large gas corresponding to the abnormal negative pressure, and the outside air is introduced into the outside air. Since the gas is introduced into the circulation pipe 18 through the hole 35, a large amount of gas and outside air are supplied to the upper portion 3 a of the filler tube 3. Thereby, the negative pressure suppression effect in the upper part 3a of the filler tube 3 is accelerated | stimulated, and an abnormal negative pressure state is eliminated. Therefore, as in the previous embodiment, the fuel supply dynamic pressure of the fuel in the filler tube 3 does not decrease, and smooth fuel supply can be performed. In addition, the amount of gas flowing into the canister 9 can be reduced, which can contribute to downsizing the canister 9.
[0045]
In addition, the valve devices 25 and 31 in the above-described embodiments detect the negative pressure by themselves, and the valve bodies 30 and 37 are opened. However, the present invention is not limited to this. Even if an electromagnetic valve or the like is provided by the negative pressure value of this sensor provided near the air reservoir 21 where the air is generated, the same effect can be obtained.
[0048]
【The invention's effect】
According to the invention of claim 1, wherein, in the case of not using the fueling nozzle of the gas recovery type can obtain the original negative pressure suppression effect obtained by providing the circulation pipe. And even if the upper part of the filler tube becomes an abnormal negative pressure using the gas recovery type oiling nozzle, the valve body is opened by a large gas pressure corresponding to the abnormal negative pressure, and a large amount of outside air is Since it introduce | transduces in a circulation pipe from an introduction hole, the negative pressure degree of the upper part of a filler tube reduces, and the said abnormal negative pressure state is eliminated.
[0049]
According to the second aspect of the invention, even when a gas recovery type oiling nozzle is used, the original negative pressure suppression effect by the circulation pipe can be obtained, so the amount of outside air caught in the filler tube (in the tank body) Even if the tank body is connected to the canister, the amount of gas flowing into the canister can be reduced, and the canister can be downsized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a fuel tank device showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing the valve device according to the first embodiment.
FIG. 3 is a perspective view showing a state in which a signal tube and a circulation pipe are connected to a filler tube.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a filler tube showing a circulation pipe connecting portion.
FIG. 5 is a sectional view showing a valve device according to a second embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Fuel tank 2 Tank main body 3 Filler tube 3a Upper part of filler tube 9 Canister 11 Vent side check valve 18, 32 Circulation pipe 25, 31 Valve apparatus N Oil supply nozzle P Negative pressure pump

Claims

The fuel tank has a tank body and a filler tube that is connected to the tank body and supplies fuel. The upper surface of the tank body and the upper part of the filler tube are connected by a circulation pipe. In the fuel tank device that guides the gas in the tank body to the top of the filler tube through the circulation pipe,
A valve device that opens and closes according to the negative pressure degree on the filler tube side with respect to the tank body is provided in the middle of the circulation pipe,
The valve device opens the valve body when the negative pressure degree becomes a predetermined value or more, introduces outside air into the circulation pipe, and reduces the negative pressure degree,
The fuel tank device is characterized in that an inner diameter of the circulation pipe is set to an appropriate diameter so that a negative pressure suppressing effect by the circulation pipe is obtained when the valve body of the valve device is closed.

The fuel tank apparatus according to claim 1, wherein the tank body is connected to a canister via a vent-side check valve.