JP3864290B2 - Liquid metering device - Google Patents

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JP3864290B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、牛乳、ジュース、酒、果汁、清涼飲料、豆乳等の液体を容器に一定量ずつ充填するために用いられる液体定量充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の充填装置としては、定量シリンダ内がピストンによってピストン表側室とピストン裏側室に仕切られており、ピストン裏側室が大気に開放されており、ピストンのストロークによりピストン表側室に充填液が一定量ずつ流入・流出させられるとともに、流入時のピストン表側室に負圧が発生させられるようになされているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の充填装置では、流入時に発生する負圧により、ピストン表側室の圧力がピストン裏側室の圧力より低下させられることになる。そのときの圧力差によってピストン裏側室の空気がピストンを通り抜けてピストン表側室に流入し、充填液に混入する恐れがある。充填液に空気が混入すると、充填液が汚染されて品質保持期間が短くなったり、充填液が最終製品となったときに固まるようなものでは、製品の表面に泡となって残留し、不良品となる。
【0004】
この発明の目的は、上記問題点を解決し、充填液に空気が混入することを防止し、不良品を製造することを防止できる液体定量充填装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明による液体定量充填装置は、定量シリンダ内がピストンによってピストン表側室とピストン裏側室に仕切られており、ピストンのストロークによりピストン表側室に充填液が一定量ずつ流入・流出させられるとともに、流入時のピストン表側室に負圧が発生させられるようになされている液体定量充填装置において、ピストン表側室の圧力をピストン裏側室の圧力より所定の圧力差以上に低下させないようにピストン裏側室に負圧を作用させる負圧手段を備えていることを特徴とするものである。
【0006】
上記において、ピストン表側室の圧力がピストン裏側室の圧力より高いか、等しければ良いことは勿論であるが、ピストン表側室の圧力がピストン裏側室の圧力より低い場合であっても、ピストン裏側室の空気がピストンを通り抜けてピストン表側室に流入することを許さない程度の圧力差であればよい。
【0007】
この発明による液体定量充填装置には、ピストン表側室の圧力をピストン裏側室の圧力より所定の圧力差以上に低下させないようにピストン裏側室に負圧を作用させる負圧手段が備わっているから、ピストン表側室内の圧力がピストン裏側室内の圧力より所定の圧力差以上に低くなることが無く、ピストン裏側室内の空気がピストンを通り抜ける心配が無い。したがって、充填液に空気が混入することが無く、不良品の発生を防止することができる。
【0008】
負圧手段が、ピストン裏側室の気密を保持する気密保持機構と、ピストン裏側室の内外を連通する通気口と、空気の通気口からの流出は自由とするが、その流入は規制する一方向弁とによって構成されていることが好ましい。
【0009】
また、負圧手段が、ピストン裏側室の気密を保持する気密保持機構と、ピストン裏側室の内外を連通する通気口と、通気口に接続されている真空ポンプとによって構成されていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面を参照してつぎに説明する。
【0011】
液体定量充填装置は、容器搬送コンベヤ11の搬送経路上方に配置されている垂直筒状充填ノズル12と、充填ノズル12と並列に配置されかつピストン13を内蔵している定量シリンダ14とを備えている。
【0012】
充填ノズル12の下端には、充填液の自重による流下を防止するための金網製ストレーナ21が備えられている。充填ノズル12の高さの中程には流出側逆止弁22が備えられている。充填ノズル12の上端近くには入口23が設けられている。
【0013】
流出側逆止弁22は、ポペットタイプのもので、垂直筒状ガイド31付下向きシートリング32と、シートリング32に下側から密接させられている水平円板状弁体33と、弁体33から上向きにのびてガイド31にはめ入れられている垂直棒状ステム34と、ステム34にはめられかつステム34を上向きに付勢している圧縮コイルばね35とを備えている。
【0014】
定量シリンダ14は、両端閉鎖垂直筒状のもので、頂壁に入口41を、胴壁上端近くに出口42を有している。入口41には、図示しない充填液タンクからのびてきた供給管43の出口端が接続されている。供給管43の出口端の上流すぐ近くには流入側逆止弁44が備えられている。出口42は、充填ノズル入口23に接続されている。定量シリンダ14の底壁中央部にはロッド挿通孔45があけられている。
【0015】
流入側逆止弁44は、流出側逆止弁22と同一構造のポペットタイプのもので、ガイド51付下向きシートリング52、弁体53、ステム54および圧縮コイルばね55とを備えている。
【0016】
ピストン13の下面中央から垂直ロッド61が下向きにのびている。ロッド61は、ロッド挿通孔45に軸受62を介して摺動自在に貫通させられている。図示しない手段によってロッド61が昇降させられる。
【0017】
定量シリンダ14内は、ピストン13によって上ピストン表側室71および下ピストン裏側室72に仕切られている。下ピストン裏側室72の底面には、下ピストン裏側室72の気密を保持するためのUパッキン製シールリング63がロッド61を取り囲むように取付けられている。シールリング63により、ロッド挿通孔45周面とロッド61外面間の隙間が塞がれているが、同隙間からの若干の漏れは避けられない。シールリング63としては、Uパッキン以外に、VパッキンやOリング等でもよい。
下ピストン裏側室72の下端近くに連通させられるように定量シリンダ14胴壁に水平通気パイプ73が接続されている。通気パイプ73は、大気に開放された通気口74を有している。通気口74の開口縁部には、下にいくにしたがって定量シリンダ14から遠ざかるように傾斜させられたシール面75が形成されている。通気口74を被覆するようにシール面75の上端に平板状可動ゲート76がヒンジ部材77によって揺動自在に取付けられている。可動ゲート76がその自重によってシール面75に密接させられており、これにより、ピストン裏側室72内の空気の通気口74からの流出は自由とするが、その流入は規制することにより、ピストン裏側室72内に負圧を発生させるための一方向弁が形成されている。
【0018】
図1に、ピストン13が昇降ストロークの下死点に位置させられている状態が実線で示されている。この状態でピストン表側室71には前回のピストン下降ストロークにより定量シリンダ14内に流入した充填液が充満させられている。ピストン裏側室72内の圧力は大気圧に等しい。
【0019】
この状態からピストン13が上昇していくと、ピストン13によってピストン表側室71から充填液が押出される。上流側逆止弁44は開くことなく、押出された充填液は充填ノズル12に流入し、下流側逆止弁22が開かれることにより、充填ノズル12から充填液が吐出される。上死点からピストン13が下降していくと、下流側逆止弁22は閉じられたままで、上流側逆止弁44が開かれ、ピストン13の下降にともなう負圧によってピストン表側室71に充填液が流入する。
【0020】
図2は、充填時における定量シリンダ14内の圧力変化を示すものである。ピストン表側室71の圧力変化が曲線Aで示されている。シールリング63を素通りして、若干の外部の空気がピストン裏側室72に流入するため、ピストン裏側室72の気密は完全ではないが、気密が完全であると仮定した場合のピストン裏側室72の圧力変化が曲線Bで、気密が不完全である場合のピストン裏側室72の圧力変化が曲線CおよびDでそれぞれ示されている。なお、図2において、圧力変化が具体的数値によって示されているが、ピストン表側室71の数値は、充填液の粘度、ピストン速度等によって変化するし、ピストン裏側室72の数値は、ピストンストロークによって変化する。
【0021】
ピストン13の上昇の際に、ピストン表側室71内の圧力は、最高+0.1Kg/cm2 まで上昇し、ピストン13の下降の際に、ピストン表側室71内に発生する負圧は−0.1Kg/cm2 まで低下する。もし仮に、従来技術の項で述べたように、ピストン裏側室72が大気に開放されていると、ピストン表側室71とピストン裏側室72の圧力差P1 は0.1Kg/cm2 となり、これは、ピストン裏側室72からピストン表側室71へ空気が漏れる恐れのある数値である。
【0022】
ピストン裏側室72の気密が完全である場合、通気口74は可動ゲート76によって閉じられたままで、ピストン13が上昇していくと、ピストン裏側室72内の圧力は下降していき、ピストン裏側室72内の圧力は最高−0.3Kg/cm2 まで低下する。ピストン13の下降にともない、ピストン裏側室72内は、−0.3Kg/cm2 の圧力から元の大気圧にもどっていく。ピストン13が下死点に至る直前のところから下死点の間で、ピストン表側室71の圧力がピストン裏側室72の圧力より低くなっているが、その最大の圧力差P2 は、0.03Kg/cm2 程度である。この程度の圧力差ではピストン裏側室72からピストン表側室71へ空気が漏れる心配は無い。
ピストン裏側室72の気密が不完全である場合、若干の外部の空気がピストン裏側室72に流入することにより、ピストン裏側室72内の圧力は上昇する。もし仮に、通気口74および可動ゲート76が無いとすると、曲線CおよびDに示されているように、ピストン13のサイクルを重ねる毎に、ピストン裏側室72内の圧力は漸次増加していき、やがて、その圧力差P3 がある大きさになると、空気漏れが生じる事態になる。しかしながら、ピストン13の毎回のストローク毎に、ピストン13が下死点近くまで下降し、流入した空気によってピストン裏側室72内の圧力が陽圧になると、可動ゲート76が開かれて、流入した空気は通気口74から排出されるため、空気漏れの心配は皆無である。
【0023】
図3に、ポペットタイプの流入側逆止弁44に代わり、スプールタイプの弁が示されている。スプール弁81は、供給管43を開閉するスプール82を有している。スプール82は、連通孔83を有しかつ連通孔83を供給管43内に対し進退させうるように供給管43と直交して移動自在である。スプール82には流体圧シリンダ84のピストンロッド85が連結されている。スプール82の突出端部は筒状カバー86によって覆われている。流体圧シリンダ84の作動により、連通孔83を供給管43内に進入させると、スプール弁81が開かれ、連通孔83を供給管43内から退出させると、スプール弁81が閉じられる。
【0024】
図4に、可動ゲート76に代わり、ピストン裏側室72内に負圧を発生させるための一方向弁形成用ポペット弁91が示されている。このポペット弁91は、上記逆止弁22,44と同一構造のもので、通気口92を取り囲む垂直筒状ガイド93付下向きシートリング94と、シートリング94に下側から密接させられている水平円板状弁体95と、弁体95から上向きにのびてガイド93にはめ入れられている垂直棒状ステム96と、ステム96にはめられかつステム96を上向きに付勢している圧縮コイルばね97とを備えている。
【0025】
図5に、さらに、可動ゲート76に代わり、ピストン裏側室72内に負圧を発生させるための手段が示されている。負圧発生手段は、通気口101 に接続されている真空ポンプ102 によって構成されている。真空ポンプ102 は、所望の大きさの負圧を圧力可変に発生する。
【0026】
図6は、図1に示す充填ノズル12とに代わる別の充填ノズルを示すものである。この充填ノズルは、スプール弁タイプのもので、入口112 を開閉するためのスプール113 と、スプール113 を昇降させるためのエアシリンダ(図示しない)とを備えている。定量シリンダ14に充填液が流入するときに、入口112 をスプール113 が閉鎖し、定量シリンダ14から充填液が流出するときに、入口112 をスプール113 が開放することにより、充填動作が行われる。
【0027】
【発明の効果】
この発明によれば、充填液に空気を混入させることが無く、不良品の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による充填装置の垂直縦断面図である。
【図2】同充填装置の定量シリンダ内の圧力変化を示すグラフである。
【図3】同充填装置の定量シリンダの流入側逆止弁に代わるスプール弁を示す垂直縦断面図である。
【図4】同充填装置の可動ゲートに代わり、ピストン裏側室内に負圧を発生させるための一方向弁形成用ポペット弁の垂直縦断面図である。
【図5】同充填装置の可動ゲートに代わり、さらに、ピストン裏側室内に負圧を発生させるための負圧発生手段の垂直縦断面図である。
【図6】図1に示す充填ノズルに代わる別の充填ノズルを示す垂直縦断面図である。
【符号の説明】
13 ピストン
14 定量シリンダ
72 ピストン裏側室
74 通気口
76 可動ゲート
91 ポペット弁
102 真空ポンプ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid fixed-quantity filling apparatus used for filling a container with liquids such as milk, juice, liquor, fruit juice, soft drinks, and soy milk.
[0002]
[Prior art]
In this kind of filling device, the inside of the metering cylinder is divided into a piston front side chamber and a piston back side chamber by a piston, the piston back side chamber is opened to the atmosphere, and the filling liquid is constant in the piston front side chamber by the stroke of the piston. It is known that it is allowed to flow in and out in amounts, and that negative pressure is generated in the piston front side chamber at the time of inflow.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the above filling device, the pressure in the piston front side chamber is lowered from the pressure in the piston back side chamber by the negative pressure generated at the time of inflow. Due to the pressure difference at that time, the air in the back chamber of the piston may pass through the piston and flow into the front surface of the piston and be mixed into the filling liquid. If air is mixed in the filling liquid, the filling liquid will be contaminated and the quality retention period will be shortened, or if the filling liquid will harden when it becomes the final product, it will remain as foam on the surface of the product and will be It becomes a good product.
[0004]
An object of the present invention is to provide a liquid fixed-quantity filling device capable of solving the above-described problems, preventing air from being mixed into the filling liquid, and preventing producing defective products.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In the liquid metering device according to the present invention, the metering cylinder is divided into a piston front side chamber and a piston back side chamber by a piston, and the filling liquid is allowed to flow into and out of the piston front side chamber by a certain amount by the piston stroke. In the liquid metering / filling device in which negative pressure is generated in the piston front side chamber at the time, the piston back side chamber is negative so that the pressure in the piston front side chamber does not drop more than a predetermined pressure difference from the pressure in the piston back side chamber. A negative pressure means for applying pressure is provided.
[0006]
In the above description, the pressure in the piston front side chamber may be higher than or equal to the pressure in the piston back side chamber. However, even if the pressure in the piston front side chamber is lower than the pressure in the piston back side chamber, It is sufficient that the pressure difference does not allow the air to pass through the piston and flow into the piston front chamber.
[0007]
The liquid constant-quantity filling device according to the present invention includes negative pressure means for applying a negative pressure to the piston back side chamber so as not to lower the pressure of the piston front side chamber more than a predetermined pressure difference from the pressure of the piston back side chamber. piston front side pressure chamber without be lower than the predetermined pressure differential than the pressure in the piston rear chamber, there is no fear that the air in the piston rear chamber through the piston. Therefore, air is not mixed into the filling liquid, and generation of defective products can be prevented.
[0008]
The negative pressure means is an airtight holding mechanism that keeps the airtightness of the piston backside chamber, a vent that communicates the inside and outside of the piston backside chamber, and the outflow from the air vent, but one way to regulate the inflow It is preferable that it is comprised by the valve.
[0009]
Further, the negative pressure means may be constituted by an airtight holding mechanism for holding the airtightness of the piston back side chamber, a ventilation port communicating with the inside and outside of the piston back side chamber, and a vacuum pump connected to the ventilation port.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0011]
The liquid constant-quantity filling apparatus includes a vertical cylindrical filling nozzle 12 arranged above the conveyance path of the container conveyance conveyor 11, and a quantitative cylinder 14 arranged in parallel with the filling nozzle 12 and incorporating a piston 13. Yes.
[0012]
A lower end of the filling nozzle 12 is provided with a wire mesh strainer 21 for preventing the filling liquid from flowing down due to its own weight. An outflow check valve 22 is provided in the middle of the height of the filling nozzle 12. An inlet 23 is provided near the upper end of the filling nozzle 12.
[0013]
The outflow check valve 22 is a poppet type, and is a downward seat ring 32 with a vertical cylindrical guide 31, a horizontal disc-shaped valve body 33 closely in contact with the seat ring 32 from below, and a valve body 33. A vertical bar-shaped stem 34 that extends upward from the guide 31 and is fitted into the guide 31 and a compression coil spring 35 that is fitted to the stem 34 and biases the stem 34 upward.
[0014]
The metering cylinder 14 has a vertical cylindrical shape with both ends closed, and has an inlet 41 on the top wall and an outlet 42 near the upper end of the body wall. The inlet 41 is connected to the outlet end of a supply pipe 43 extending from a filling liquid tank (not shown). An inflow check valve 44 is provided immediately upstream of the outlet end of the supply pipe 43. The outlet 42 is connected to the filling nozzle inlet 23. A rod insertion hole 45 is formed in the center of the bottom wall of the metering cylinder 14.
[0015]
The inflow side check valve 44 is of the poppet type having the same structure as the outflow side check valve 22, and includes a downward seat ring 52 with a guide 51, a valve body 53, a stem 54, and a compression coil spring 55.
[0016]
A vertical rod 61 extends downward from the center of the lower surface of the piston 13. The rod 61 is slidably passed through the rod insertion hole 45 via the bearing 62. The rod 61 is moved up and down by means not shown.
[0017]
The inside of the metering cylinder 14 is partitioned by the piston 13 into an upper piston front side chamber 71 and a lower piston back side chamber 72. On the bottom surface of the lower piston back side chamber 72, a U-packing seal ring 63 for keeping the air tightness of the lower piston back side chamber 72 is attached so as to surround the rod 61. The gap between the circumferential surface of the rod insertion hole 45 and the outer surface of the rod 61 is closed by the seal ring 63, but some leakage from the gap is inevitable. As the seal ring 63, in addition to the U packing, a V packing, an O ring or the like may be used.
A horizontal ventilation pipe 73 is connected to the body wall of the metering cylinder 14 so as to communicate with the vicinity of the lower end of the lower piston back chamber 72. The ventilation pipe 73 has a ventilation hole 74 that is open to the atmosphere. A sealing surface 75 is formed at the opening edge of the vent hole 74 so as to be inclined away from the metering cylinder 14 as it goes downward. A flat movable gate 76 is swingably attached to the upper end of the seal surface 75 by a hinge member 77 so as to cover the vent hole 74. The movable gate 76 is brought into intimate contact with the sealing surface 75 by its own weight, so that the air in the piston back side chamber 72 can freely flow out from the air vent 74, but the inflow is restricted, so that the piston back side A one-way valve for generating a negative pressure in the chamber 72 is formed.
[0018]
In FIG. 1, the state in which the piston 13 is positioned at the bottom dead center of the lifting stroke is shown by a solid line. In this state, the piston front chamber 71 is filled with the filling liquid that has flowed into the metering cylinder 14 by the previous piston lowering stroke. The pressure in the piston back side chamber 72 is equal to the atmospheric pressure.
[0019]
When the piston 13 rises from this state, the filling liquid is pushed out from the piston front side chamber 71 by the piston 13. The extruded filling liquid flows into the filling nozzle 12 without opening the upstream check valve 44, and the filling liquid is discharged from the filling nozzle 12 by opening the downstream check valve 22. As the piston 13 descends from the top dead center, the downstream check valve 22 remains closed, the upstream check valve 44 is opened, and the piston front side chamber 71 is filled by the negative pressure associated with the lowering of the piston 13. Liquid flows in.
[0020]
FIG. 2 shows the pressure change in the metering cylinder 14 during filling. A change in pressure in the piston front side chamber 71 is indicated by a curve A. Since some outside air flows through the seal ring 63 and flows into the piston backside chamber 72, the airtightness of the piston backside chamber 72 is not perfect, but the piston backside chamber 72 is assumed to be completely airtight. The change in pressure in the piston back side chamber 72 when the pressure change is curve B and the airtightness is incomplete is shown by curves C and D, respectively. In FIG. 2, the pressure change is indicated by specific numerical values, but the numerical value of the piston front side chamber 71 changes depending on the viscosity of the filling liquid, the piston speed, etc., and the numerical value of the piston back side chamber 72 is the piston stroke. It depends on.
[0021]
When the piston 13 is raised, the pressure in the piston front side chamber 71 rises to a maximum of +0.1 kg / cm 2 , and when the piston 13 is lowered, the negative pressure generated in the piston front side chamber 71 is −0. Reduced to 1 kg / cm 2 . If the piston back side chamber 72 is open to the atmosphere as described in the section of the prior art, the pressure difference P1 between the piston front side chamber 71 and the piston back side chamber 72 becomes 0.1 kg / cm 2 , which is This is a numerical value that may cause air to leak from the piston back side chamber 72 to the piston front side chamber 71.
[0022]
When the airtightness of the piston backside chamber 72 is complete, the vent 74 remains closed by the movable gate 76, and when the piston 13 rises, the pressure in the piston backside chamber 72 decreases, and the piston backside chamber pressure in 72 is reduced to a maximum -0.3Kg / cm 2. As the piston 13 descends, the inside of the piston back side chamber 72 returns to the original atmospheric pressure from the pressure of −0.3 kg / cm 2 . The pressure in the piston front side chamber 71 is lower than the pressure in the piston back side chamber 72 from just before the piston 13 reaches the bottom dead center to the bottom dead center, but the maximum pressure difference P2 is 0.03 kg. / Cm 2 or so. With such a pressure difference, there is no concern that air leaks from the piston back side chamber 72 to the piston front side chamber 71.
When the airtightness of the piston back side chamber 72 is incomplete, a slight amount of external air flows into the piston back side chamber 72, so that the pressure in the piston back side chamber 72 rises. If there is no vent 74 and movable gate 76, as shown in curves C and D, the pressure in the piston backside chamber 72 gradually increases with each cycle of the piston 13, Eventually, when the pressure difference P3 reaches a certain magnitude, an air leak occurs. However, at every stroke of the piston 13, when the piston 13 descends to near the bottom dead center and the pressure in the piston backside chamber 72 becomes positive due to the inflowing air, the movable gate 76 is opened and the inflowing air Since the air is discharged from the vent 74, there is no concern about air leakage.
[0023]
FIG. 3 shows a spool type valve in place of the poppet type inflow check valve 44. The spool valve 81 has a spool 82 that opens and closes the supply pipe 43. The spool 82 has a communication hole 83 and is movable perpendicularly to the supply pipe 43 so that the communication hole 83 can be advanced and retracted relative to the supply pipe 43. A piston rod 85 of a fluid pressure cylinder 84 is connected to the spool 82. The protruding end portion of the spool 82 is covered with a cylindrical cover 86. When the communication hole 83 enters the supply pipe 43 by the operation of the fluid pressure cylinder 84, the spool valve 81 is opened, and when the communication hole 83 is withdrawn from the supply pipe 43, the spool valve 81 is closed.
[0024]
FIG. 4 shows a one-way valve forming poppet valve 91 for generating a negative pressure in the piston back side chamber 72 instead of the movable gate 76. The poppet valve 91 has the same structure as the check valves 22 and 44, a downward seat ring 94 with a vertical cylindrical guide 93 that surrounds the vent 92, and a horizontal seat that is in close contact with the seat ring 94 from below. A disc-shaped valve body 95, a vertical rod-shaped stem 96 extending upward from the valve body 95 and fitted in the guide 93, and a compression coil spring 97 fitted on the stem 96 and biasing the stem 96 upward And.
[0025]
FIG. 5 further shows means for generating a negative pressure in the piston back chamber 72 instead of the movable gate 76. The negative pressure generating means is constituted by a vacuum pump 102 connected to the vent 101. The vacuum pump 102 generates a negative pressure having a desired magnitude in a variable manner.
[0026]
FIG. 6 shows another filling nozzle in place of the filling nozzle 12 shown in FIG. The filling nozzle is of a spool valve type and includes a spool 113 for opening and closing the inlet 112 and an air cylinder (not shown) for raising and lowering the spool 113. When the filling liquid flows into the metering cylinder 14, the inlet 113 is closed by the spool 113, and when the filling liquid flows out from the metering cylinder 14, the inlet 112 is opened by the spool 113 so that the filling operation is performed.
[0027]
【The invention's effect】
According to this invention, air is not mixed into the filling liquid, and generation of defective products can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a vertical longitudinal sectional view of a filling apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a graph showing a pressure change in a metering cylinder of the filling device.
FIG. 3 is a vertical longitudinal sectional view showing a spool valve in place of the inflow check valve of the metering cylinder of the filling device.
FIG. 4 is a vertical longitudinal sectional view of a one-way valve forming poppet valve for generating a negative pressure in a piston back chamber, instead of the movable gate of the filling device.
FIG. 5 is a vertical longitudinal sectional view of a negative pressure generating means for generating a negative pressure in the piston back chamber, instead of the movable gate of the filling device.
FIG. 6 is a vertical longitudinal sectional view showing another filling nozzle in place of the filling nozzle shown in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
13 Piston
14 Metering cylinder
72 Piston back chamber
74 Vent
76 Movable gate
91 Poppet valve
102 vacuum pump

Claims (3)

定量シリンダ内がピストンによってピストン表側室とピストン裏側室に仕切られており、ピストンのストロークによりピストン表側室に充填液が一定量ずつ流入・流出させられるとともに、流入時のピストン表側室に負圧が発生させられるようになされている液体定量充填装置において、
ピストン表側室の圧力をピストン裏側室の圧力より所定の圧力差以上に低下させないようにピストン裏側室に負圧を作用させる負圧手段を備えており、
負圧手段が、ピストン裏側室の気密を保持する気密保持機構と、ピストン裏側室の内外を連通する通気口と、空気の通気口からの流出は自由とするが、その流入は規制する一方向弁とによって構成されており、
ピストン裏側室内の圧力が陽圧になると、一方向弁が自動的に開かれるようになされている液体定量充填装置。
The inside of the metering cylinder is divided into a piston front chamber and a piston back chamber by a piston, and a constant amount of filling liquid flows into and out of the piston front chamber by the stroke of the piston, and negative pressure is applied to the piston front chamber during inflow. In a liquid metering device that is adapted to be generated,
A negative pressure means for applying a negative pressure to the piston back side chamber so as not to lower the pressure of the piston front side chamber to a pressure difference or more than the pressure of the piston back side chamber ;
The negative pressure means is an airtight holding mechanism that keeps the airtightness of the piston backside chamber, a vent that communicates the inside and outside of the piston backside chamber, and the outflow from the air vent, but one way to regulate the inflow Consists of a valve and
A liquid metering and filling device in which the one-way valve is automatically opened when the pressure in the back chamber of the piston becomes positive .
通気口の開口縁部に、下にいくにしたがって定量シリンダから遠ざかるように傾斜させられたシール面が形成されており、
一方向弁が、シール面の上端に揺動自在に取付られかつ自重によってシール面に密接させられる可動ゲートよりなる請求項1に記載の液体定量充填装置。
At the opening edge of the vent, a sealing surface that is inclined so as to move away from the metering cylinder as it goes down is formed.
2. The liquid metering device according to claim 1, wherein the one-way valve comprises a movable gate that is swingably attached to the upper end of the seal surface and is brought into close contact with the seal surface by its own weight .
一方向弁が、通気口を取り囲むシートリングと、シートリングに外側から密接させられる弁体と、シートリングに弁体が密接させられる方向に弁体を付勢しているばねとよりなる請求項1に記載の液体定量充填装置。 The one-way valve comprises: a seat ring surrounding the vent hole; a valve body that is in close contact with the seat ring from the outside; and a spring that biases the valve body in a direction in which the valve body is in close contact with the seat ring. The liquid fixed amount filling apparatus according to 1.
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