JP3861186B2

JP3861186B2 - Electric double layer capacitor

Info

Publication number: JP3861186B2
Application number: JP10212496A
Authority: JP
Inventors: 学對馬; 剛森本; 和也平塚; 健河里; 学数原
Original assignee: Asahi Glass Co Ltd
Current assignee: AGC Inc
Priority date: 1996-04-24
Filing date: 1996-04-24
Publication date: 2006-12-20
Anticipated expiration: 2016-04-24
Also published as: JPH09289140A

Description

【０００１】
【発明の属する技術】
本発明は、内部抵抗が小さく、かつ電圧保持性を改良した電気二重層キャパシタ（以下ＥＤＬＣという）に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、電気二重層キャパシタのセパレータとしては電解紙、ポリエチレン不織布、ポリプロピレン不織布、ポリエステル不織布、クラフト紙、マニラ麻シート、ガラス繊維シートが知られている（特開平１−２８３８１１号公報、特開平１−３０４７１９号公報等）。セパレータの役割は、分極性電極間を電気的に絶縁することと、充放電に伴って起きる電解液中のイオンの移動を円滑化することにある。
【０００３】
最近では大電流充放電用のＥＤＬＣが注目されているが、従来のＥＤＬＣで使用されている公知のセパレータでは、電解液の吸液性と、保液性が低かった。その結果イオン伝導性が低くなり内部抵抗が大きくなってしまい、ＥＤＬＣで可能な特性の一つである瞬時の大電流放電を行うと電圧降下が大きくなり、実用的でなかった。さらに、電解液の吸液性と保液性が低いことにより、セパレータがドライアップして性能劣化を引き起こすことがあった。一方、ガラス繊維シートを用いたセパレータは有機繊維に比べて一般には繊維径が細く、電解液に対する濡れ性に優れるため吸液性と保液性が高い。このようなガラス繊維シートのセパレータを用いると、イオン伝導性が大きいのでキャパシタの内部抵抗を低くできる。また、ガラス繊維は高温になっても合成繊維のように溶けないので、セパレータの融解による内部ショートが起こらないなどの利点を有する。しかしながら、従来のガラス繊維シートを構成するガラス繊維は、繊維径が１０μｍ以上のものが主体であり、このようなガラス繊維シートのセパレータも保液性と吸液性の点で十分でなく、セパレータのドライアップによる性能劣化のおそれが依然としてあった。
【０００４】
さらに、太い繊維のガラス繊維シートのセパレータでは内部にある空隙の細孔が大きいため、分極性電極に用いる活性炭の微粒子がセパレータを容易に通過できる。このため、帯電した活性炭粒子が電気泳動によって対極側に移動することがあり、その結果、電荷を失う自己放電が起きた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来技術における上記問題点を解消しようとするものであり、内部抵抗が低く、電解液の吸液性と保液性に優れ、かつ電圧保持性を向上させたＥＤＬＣを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１に記載された発明は、活性炭、カーボンブラック及びバインダーからなる一対の分極性電極の間にセパレータを配置した素子に非水系電解液を含浸させてなるＥＤＬＣにおいて、セパレータがガラス繊維シートであって、前記ガラス繊維シートが繊維径１μｍ以下のガラス繊維を２〜４５重量％含み、平均繊維径が０．５〜５μｍであり、かつ最大繊維径が１０μｍ以下であることを特徴とする。
【０００７】
請求項２の発明は、請求項１のＥＤＬＣにおいて、前記ガラス繊維シートが、目付量１０〜５０ｇ／ｍ²、空孔率７０〜９０％及び厚み３０〜２００μｍを有することとした。
【０００８】
請求項３の発明は、請求項１又は２のＥＤＬＣにおいて、前記ガラス繊維シートを、ガラス短繊維の抄造紙とした。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるＥＤＬＣは、一対の分極性電極の間にセパレータを配置した素子に非水系電解液を含浸させてなるものである。分極性電極は、陽極、陰極とも一般的に用いられているものを採用することができる。すなわち、例えば活性炭、カーボンブラック及びバインダーとからなるシート状の分極性電極を用いることができる。
【００１０】
セパレータのガラス繊維シートは、繊維径１μｍ以下のガラス繊維を２〜４５重量％含む。かかるガラス繊維シートは、電解液の吸液性と保液性に優れており、その結果内部抵抗の小さいＥＤＬＣが得られる。
【００１１】
ガラス繊維の繊維径は、最大１０μｍ以下のものを使用するのが好ましく、平均繊維径としては、好ましくは０．５〜５μｍが適当である。更に、内部抵抗を小さくするには、繊維径１μｍ以下のガラス繊維が５重量％以上含まれるものが好ましく、一方、ガラス繊維シートのセパレータの機械的強度を保つためと、セパレータを横切る正負極間のマイクロショートを防ぐため、本発明では、繊維径１μｍ以下のガラス繊維を４５重量％以下含むものを使用する。
【００１２】
ガラス繊維シートの目付量は、好ましくは２００ｇ／ｍ²以下であるが、内部抵抗を小さくするため、特には１０〜５０ｇ／ｍ²のものが好ましい。目付量が大きいとＥＤＬＣの内部抵抗が大きくなり、高出力が得られなくなり、小さいと強度が低下する。また、空孔率は、好ましくは７０〜９０％にせしめられる。
本発明で使用されるガラス繊維シートは、好ましくは既知の抄造法で製造される抄造紙が好ましい。ガラス繊維は、火炎法、遠心法などで製造された比較的長さの短いガラス短繊維が使用される。ガラス繊維は、通常水溶液に必要に応じてバインダーを添加して分散させた状態で抄造機に供給され、抄造される。
【００１３】
セパレータの厚さは、好ましくは１ｍｍ以下であるが、ＥＤＬＣの内部抵抗を小さくするため特には、３０μｍ〜０．２ｍｍのものが好ましい。厚くなるとＥＤＬＣの内部抵抗が大きくなり、高出力が得られなくなり、薄くなると強度が低下する。
【００１４】
ＥＤＬＣに用いられる電解液には水系と有機電解液などの非水系電解液があるが、耐電圧は前者で約０．８Ｖ、後者で約２．５Ｖである。ＥＤＬＣの静電エネルギーは耐電圧の二乗に比例するので、水系と非水系電解液を比較すると後者の方が約９倍エネルギ密度を大きくでき、有利である。
【００１５】
非水系電解液に使用される電解質としては、リチウム、ナトリウムなどのアルカリ金属カチオンやアルカリ土類金属カチオン、又はＲ₁Ｒ₂Ｒ₃Ｒ₄Ｎ⁺、Ｒ₁Ｒ₂Ｒ₃Ｒ₄Ｐ⁺（Ｒ₁、Ｒ₂、Ｒ₃、Ｒ₄はＣ_nＨ_2n+1で表わされるアルキル基又はアリル基、Ｒ₁、Ｒ₂、Ｒ₃、Ｒ₄は同じであっても異なってもよい）などの第４級オニウムカチオンと、ＢＦ₄ ^-、ＰＦ₆ ^-、Ｃｌ^-、ＣＦ₃ＳＯ₃ ^-、ＡｓＦ₆ ^-、Ｎ（ＳＯ₂ＣＦ₃）₂ ^-、ＮＯ₃ ^-、Ｂｒ^-、ＳＯ₄ ^2-、ＣｌＯ₄ ^-等のアニオンとの塩が好ましい。
【００１６】
また、非水系電解液に使用される有機溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネートなどの環状カーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネートなどの直鎖状カーボネート、スルホランもしくはスルホラン誘導体又はこれらの二種以上の混合溶媒が好適である。
【００１７】
【実施例】
つぎに、実施例と比較例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
【００１８】
実施例１
本実施例は図１に示すコイン型ＥＤＬＣについて行った。このＥＤＬＣの素子では、一対の分極性電極１、５の間にセパレータ８を配置している。分極性電極１、５を導電性接着剤２で金属容器のケース３と蓋４に接合し、乾燥後非水系電解液７を含浸させ、ケース３と蓋４からなる金属容器に収納した。ケース３と蓋４は、絶縁パッキング９を介してかしめ、密封した。
【００１９】
本実施例では、セパレータ８のガラス繊維シートとして、ガラス短繊維の抄造紙を用いた。その繊維径は繊維径１μｍ以下のガラス繊維が８重量％、平均繊維径約２．３μｍ、最大繊維径約５μｍ、厚さ約１６０μｍ、目付量３６．４ｇ／ｍ²、空孔率７６．２％であった。分極性電極としては陽極、陰極とも活性炭８０ｗｔ％、カーボンブラック１０ｗｔ％、ポリテトラフルオロエチレン１０ｗｔ％からなる厚さ０．５ｍｍのシート状分極性電極（活性炭の比表面積１５００ｍ²／ｇ、電極直径１．２ｍｍ）を用いた。これらセパレータと分極性電極からなる素子に含浸させる非水系電解液は、１．０モル／リットル濃度のテトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレートのプロピレンカーボネート溶液を用いた。このＥＤＬＣの初期の内部抵抗と放電容量を測定し、２．５Ｖに３０分かけて充電後、開回路にして５０時間後の電圧を測定した。その後、７０℃の恒温槽中において２．５Ｖの電圧を１０００時間印加し、再び内部抵抗と放電容量を測定した。なお、内部抵抗と放電容量を測定する時の電流は０．２ｍＡに設定した。
【００２０】
実施例２
セパレータとして次の物性を有するガラス短繊維の抄造紙を用いた。その繊維径は繊維径１μｍ以下のガラス繊維が２５重量％、平均繊維径約１．４５μｍ、最大繊維径約５μｍ、厚さ約１６０μｍ、目付量３４．２ｇ／ｍ²、空孔率７７．６％であった。このセパレータを用い、他は実施例１と同様にして行った。
【００２１】
実施例３
セパレータとして次の物性を有するガラス短繊維抄造紙を用いた。その繊維径は繊維径１μｍ以下のガラス短繊維が４０重量％、平均繊維径約１．２８μｍ、最大繊維径約５μｍ、厚さ約１６０μｍ、目付量３１．３ｇ／ｍ²、空孔率７８．３％であった。このセパレータを用い、他は実施例１と同様にして行った。
【００２２】
実施例４
セパレータとして次の物性を有するガラス短繊維抄造紙を用いた。その繊維径は繊維径１μｍ以下のガラス繊維が３重量％、平均繊維径約２．４８μｍ、最大繊維径約５μｍ、厚さ約１６０μｍ、目付量３６．８ｇ／ｍ²、空孔率７６．０％であった。このセパレータを用い、他は実施例１と同様にして行った。
【００２３】
比較例１
セパレータとして次の物性を有するガラス短繊維抄造紙を用いた。その繊維径は繊維径１μｍ以下のガラス繊維が５０重量％、平均繊維径約１．１１μｍ、最大繊維径約５μｍ、厚さ約１６０μｍ、目付量３１．０ｇ／ｍ^２、空孔率７８．５％であった。このセパレータを用い、他は実施例１と同様にして行った。
【００２４】
比較例２
セパレータとして次の物性を有するポリプロピレン不織布を用いた。この不織布の平均繊維径は約２．５μｍ、厚さ約１５０μｍ、目付量５０．８ｇ／ｍ^２、空孔率５７．４％であった。このセパレータを用い、他は実施例１と同様にして行った。
【００２５】
比較例３
セパレータとして次の物性を有するマニラ麻シートを用いた。このシートの繊維径は約２０μｍ、厚さ約７０μｍ、目付量２８．１ｇ／ｍ^２、空孔率５２．４％であった。このセパレータを用い、他は実施例１と同様にして行った。
【００２６】
比較例４
セパレータとして次の物性を有するガラス繊維抄造紙を用いた。その繊維径は繊維径１μｍ以下のガラス繊維が６５重量％、平均繊維径約１．０１μｍ、最大繊維径約５μｍ、厚さ約１６０μｍ、目付量３０．１ｇ／ｍ^２、空孔率７９．２％であった。このセパレータを用い、他は実施例１と同様にして行った。
【００２７】
なお、実施例１〜４と比較例１、４で使用したガラス短繊維抄造紙は、いずれもＳｉＯ_２６５ｗｔ％、Ｎａ_２Ｏ１６ｗｔ％、Ｂ_２Ｏ_３６ｗｔ％、ＣａＯ６ｗｔ％、Ａｌ_２Ｏ_３４ｗｔ％、ＭｇＯ３ｗｔ％の組成を有するガラスを火炎吹飛ばし法で繊維化した短繊維を、水中に分散させ、抄造法で抄紙したものである。
【００２８】
実施例１〜４、及び比較例１〜４の初期の内部抵抗と放電容量、２．５Ｖに３０分かけて充電後開回路にして５０時間経過後の電圧、７０℃の恒温槽中において２．５Ｖの電圧を１０００時間印加した後の内部抵抗と容量の変化率の測定結果を表１にまとめて示す。
【００２９】
【表１】

【００３０】
表１より、内部抵抗、電圧保持及び放電容量変化率の点で本発明にかかるＥＤＬＣの特性が優れていることが分かる。
【００３１】
【発明の効果】
上記から明らかなように、本発明によれば、内部抵抗が低く、電圧保持性の向上したＥＤＬＣが提供される。本発明にかかるＥＤＬＣは、コイン型ＥＤＬＣのような比較的小さなサイズから、放電容量が５０〜２００００Ｆ、又は放電電流が１Ａ〜１０００Ａの超大容量、大電流向けのＥＤＬＣに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかるコイン型ＥＤＬＣの実施例の一例を概念的に示す縦断面図である。
【符号の説明】
１、５分極性電極
２導電性接着剤
３金属容器のケース
４金属容器の蓋
７電解液
８セパレータ
９絶縁パッキング[0001]
[Technology to which the invention belongs]
The present invention relates to an electric double layer capacitor (hereinafter referred to as EDLC) having a small internal resistance and an improved voltage holding property.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, electrolytic paper, polyethylene nonwoven fabric, polypropylene nonwoven fabric, polyester nonwoven fabric, kraft paper, Manila hemp sheet, and glass fiber sheet are known as separators for electric double layer capacitors (JP-A-1-283811, JP-A-1-304719). Issue gazette). The role of the separator is to electrically insulate the polarizable electrodes and to facilitate the movement of ions in the electrolytic solution that accompanies charging / discharging.
[0003]
Recently, attention has been paid to EDLC for charging / discharging large currents. However, known separators used in conventional EDLC have low electrolyte absorption and liquid retention. As a result, the ionic conductivity is lowered and the internal resistance is increased. When an instantaneous large current discharge, which is one of the characteristics possible with EDLC, is performed, the voltage drop increases, which is not practical. Furthermore, due to the low liquid absorbency and liquid retention of the electrolyte, the separator may dry up and cause performance degradation. On the other hand, a separator using a glass fiber sheet generally has a smaller fiber diameter than organic fibers and excellent wettability with respect to an electrolytic solution, and thus has high liquid absorption and liquid retention. When such a glass fiber sheet separator is used, the internal resistance of the capacitor can be lowered because of its high ionic conductivity. Further, since glass fiber does not melt like synthetic fiber even at high temperature, there is an advantage that an internal short circuit due to melting of the separator does not occur. However, the glass fibers constituting the conventional glass fiber sheet are mainly those having a fiber diameter of 10 μm or more, and such a glass fiber sheet separator is not sufficient in terms of liquid retention and liquid absorption. There was still a risk of performance degradation due to dry-up.
[0004]
Further, since the thick fiber glass fiber sheet separator has large pores inside, the activated carbon particles used for the polarizable electrode can easily pass through the separator. For this reason, the charged activated carbon particles may move to the counter electrode side by electrophoresis, and as a result, self-discharge that loses charge occurs.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems in the prior art, and provides an EDLC having a low internal resistance, excellent electrolyte absorption and retention, and improved voltage retention. There is to do.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention described in claim 1 is an EDLC in which a non-aqueous electrolyte is impregnated in a device in which a separator is disposed between a pair of polarizable electrodes made of activated carbon, carbon black, and a binder . , the separator is a glass fiber sheet, the glass fiber sheet 2 to 45 wt% observed including the following glass fiber fiber diameter 1 [mu] m, an average fiber diameter of 0.5 to 5 [mu] m, and the maximum fiber diameter of 10μm or less It is characterized by being.
[0007]
The invention of claim 2 is the EDLC of claim 1, wherein the glass fiber sheet, eyes with weight 10 to 50 g / m ^2, was to have a porosity of 70% to 90% and a thickness 30 to 200 [mu] m.
[0008]
A third aspect of the present invention is the EDLC of the first or second aspect , wherein the glass fiber sheet is a papermaking paper with short glass fibers.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The EDLC according to the present invention is obtained by impregnating a non-aqueous electrolyte into an element in which a separator is disposed between a pair of polarizable electrodes. As the polarizable electrode, those commonly used for the anode and the cathode can be employed. That is, for example, a sheet-like polarizable electrode made of activated carbon, carbon black, and a binder can be used.
[0010]
The glass fiber sheet of the separator contains 2 to 45 % by weight of glass fiber having a fiber diameter of 1 μm or less. Such a glass fiber sheet is excellent in the liquid-absorbing property and liquid-retaining property of the electrolytic solution, and as a result, an EDLC having a low internal resistance can be obtained.
[0011]
The fiber diameter of the glass fiber is preferably 10 μm or less, and the average fiber diameter is preferably 0.5 to 5 μm. Furthermore, in order to reduce the internal resistance, it is preferable that glass fiber having a fiber diameter of 1 μm or less is contained in an amount of 5% by weight or more, while maintaining the mechanical strength of the glass fiber sheet separator and between the positive and negative electrodes crossing the separator. to prevent micro-short, in the present invention, to use those containing the following glass fiber fiber diameter 1 [mu] m 45 wt% or less.
[0012]
Basis weight of the glass fiber sheet is preferably although 200 g / m ² or less, in order to reduce the internal resistance, especially preferably from 10 to 50 g / m ^2. If the weight per unit area is large, the internal resistance of the EDLC increases, and a high output cannot be obtained. The porosity is preferably 70 to 90%.
The glass fiber sheet used in the present invention is preferably papermaking paper produced by a known papermaking method. As the glass fiber, a short glass fiber having a relatively short length manufactured by a flame method, a centrifugal method, or the like is used. Glass fibers are usually supplied to a papermaking machine in a state where a binder is added and dispersed in an aqueous solution as necessary, and papermaking is performed.
[0013]
The thickness of the separator is preferably 1 mm or less, but is preferably 30 μm to 0.2 mm in order to reduce the internal resistance of the EDLC. As the thickness increases, the internal resistance of the EDLC increases, and a high output cannot be obtained. When the thickness decreases, the strength decreases.
[0014]
Electrolytic solutions used in EDLC include nonaqueous electrolytic solutions such as aqueous and organic electrolytes, but the withstand voltage is about 0.8 V in the former and about 2.5 V in the latter. Since the electrostatic energy of EDLC is proportional to the square of the withstand voltage, comparing the aqueous and non-aqueous electrolytes, the latter can advantageously increase the energy density by about 9 times.
[0015]
Examples of the electrolyte used for the non-aqueous electrolyte include alkali metal cations such as lithium and sodium, alkaline earth metal cations, R ₁ R ₂ R ₃ R ₄ N ⁺ , R ₁ R ₂ R ₃ R ₄ P ⁺ ( R ₁ , R ₂ , R ₃ and R ₄ are alkyl groups or allyl groups represented by C _n H _{2n + 1} , and R ₁ , R ₂ , R ₃ and R ₄ may be the same or different. Quaternary onium cations, BF ₄ ⁻ , PF ₆ ⁻ , Cl ⁻ , CF ₃ SO ₃ ⁻ , AsF ₆ ⁻ , N (SO ₂ CF ₃ ) ₂ ⁻ , NO ₃ ⁻ , Br ⁻ , SO ₄ ^2−. , ClO ₄ ^- salt of the anion of the like are preferable.
[0016]
Examples of the organic solvent used in the non-aqueous electrolyte include cyclic carbonates such as ethylene carbonate, propylene carbonate, and butylene carbonate, linear carbonates such as dimethyl carbonate, ethyl methyl carbonate, and diethyl carbonate, sulfolane or sulfolane derivatives, or these A mixed solvent of two or more of these is preferred.
[0017]
【Example】
Next, the present invention will be described more specifically with reference to examples and comparative examples, but the present invention is not limited to these examples.
[0018]
Example 1
In this example, the coin type EDLC shown in FIG. 1 was used. In this EDLC element, a separator 8 is disposed between a pair of polarizable electrodes 1 and 5. The polarizable electrodes 1 and 5 were joined to the case 3 and the lid 4 of the metal container with the conductive adhesive 2, impregnated with the non-aqueous electrolyte solution 7 after drying, and stored in the metal container composed of the case 3 and the lid 4. The case 3 and the lid 4 were caulked through an insulating packing 9 and sealed.
[0019]
In this example, a papermaking paper of short glass fibers was used as the glass fiber sheet of the separator 8. The fiber diameter is 8% by weight of glass fiber having a fiber diameter of 1 μm or less, the average fiber diameter is about 2.3 μm, the maximum fiber diameter is about 5 μm, the thickness is about 160 μm, the basis weight is 36.4 g / m ² , and the porosity is 76.2. %Met. As a polarizable electrode, both a positive electrode and a negative electrode are activated carbon 80 wt%, carbon black 10 wt%, polytetrafluoroethylene 10 wt% and a 0.5 mm thick sheet-like polarizable electrode (active carbon specific surface area 1500 m ² / g, electrode diameter 1 .2 mm) was used. As the non-aqueous electrolyte solution impregnated in the element composed of the separator and the polarizable electrode, a 1.0 mol / liter concentration propylene carbonate solution of tetraethylammonium tetrafluoroborate was used. The initial internal resistance and discharge capacity of this EDLC were measured, charged to 2.5 V over 30 minutes, and then opened circuit, and the voltage after 50 hours was measured. Thereafter, a voltage of 2.5 V was applied for 1000 hours in a constant temperature bath at 70 ° C., and the internal resistance and the discharge capacity were measured again. Note that the current when measuring the internal resistance and the discharge capacity was set to 0.2 mA.
[0020]
Example 2
As the separator, paper short fiber paper having the following physical properties was used. The fiber diameter is 25% by weight of glass fiber having a fiber diameter of 1 μm or less, the average fiber diameter is about 1.45 μm, the maximum fiber diameter is about 5 μm, the thickness is about 160 μm, the basis weight is 34.2 g / m ² , and the porosity is 77.6. %Met. Other than using this separator, the same procedure as in Example 1 was performed.
[0021]
Example 3
A short glass fiber paper having the following physical properties was used as a separator. The fiber diameter is 40% by weight of short glass fibers having a fiber diameter of 1 μm or less, the average fiber diameter is about 1.28 μm, the maximum fiber diameter is about 5 μm, the thickness is about 160 μm, the basis weight is 31.3 g / m ² , and the porosity is 78. 3%. Other than using this separator, the same procedure as in Example 1 was performed.
[0022]
Example 4
A short glass fiber paper having the following physical properties was used as a separator. The fiber diameter is 3% by weight of glass fiber having a fiber diameter of 1 μm or less, the average fiber diameter is about 2.48 μm, the maximum fiber diameter is about 5 μm, the thickness is about 160 μm, the basis weight is 36.8 g / m ² , and the porosity is 76.0. %Met. Other than using this separator, the same procedure as in Example 1 was performed.
[0023]
Comparative Example 1
A short glass fiber paper having the following physical properties was used as a separator. The fiber diameter is 50% by weight of glass fiber having a fiber diameter of 1 μm or less, the average fiber diameter is about 1.11 μm, the maximum fiber diameter is about 5 μm, the thickness is about 160 μm, the basis weight is 31.0 g / m ² , and the porosity is 78.5. %Met. Other than using this separator, the same procedure as in Example 1 was performed.
[0024]
Comparative Example 2
A polypropylene nonwoven fabric having the following physical properties was used as a separator. This nonwoven fabric had an average fiber diameter of about 2.5 μm, a thickness of about 150 μm, a basis weight of 50.8 g / m ² , and a porosity of 57.4%. Other than using this separator, the same procedure as in Example 1 was performed.
[0025]
Comparative Example 3
A Manila hemp sheet having the following physical properties was used as a separator. The fiber diameter of this sheet was about 20 μm, the thickness was about 70 μm, the basis weight was 28.1 g / m ² , and the porosity was 52.4%. Other than using this separator, the same procedure as in Example 1 was performed.
[0026]
Comparative Example 4
A glass fiber paper having the following physical properties was used as a separator. The fiber diameter is 65% by weight of glass fiber having a fiber diameter of 1 μm or less, the average fiber diameter is about 1.01 μm, the maximum fiber diameter is about 5 μm, the thickness is about 160 μm, the basis weight is 30.1 g / m ² , and the porosity is 79.2. %Met. Other than using this separator, the same procedure as in Example 1 was performed.
[0027]
The glass short fiber papermaking sheet used in Comparative Examples 1 and 4 of Example 1-4 are both _{_{SiO 2 65wt%, Na 2 O16wt}} %, B 2 O 3 6wt%, CaO6wt%, Al 2 O 3 4wt %, MgO 3 wt% of a short fiber obtained by fiberizing by a flame blowing method is dispersed in water and paper is made by a paper making method.
[0028]
Example 1-4 2, and the initial internal resistance and the discharge capacity of Comparative Example 1-4, the voltage after 50 hours have passed in the open circuit after charging over 30 minutes to 2.5V, at a constant temperature bath at 70 ° C. Table 1 summarizes the measurement results of the rate of change in internal resistance and capacitance after applying a voltage of .5 V for 1000 hours.
[0029]
[Table 1]

[0030]
From Table 1, it can be seen that the characteristics of the EDLC according to the present invention are excellent in terms of internal resistance, voltage holding, and discharge capacity change rate.
[0031]
【The invention's effect】
As is apparent from the above, according to the present invention, an EDLC having a low internal resistance and an improved voltage holding property is provided. The EDLC according to the present invention is suitable for an EDLC for a large current and a very large capacity having a discharge capacity of 50 to 20000 F or a discharge current of 1 A to 1000 A from a relatively small size like a coin-type EDLC.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view conceptually showing an example of an embodiment of a coin-type EDLC according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1, 5 Polarized electrode 2 Conductive adhesive 3 Metal container case 4 Metal container lid 7 Electrolyte 8 Separator 9 Insulation packing

Claims

In an electric double layer capacitor obtained by impregnating a non-aqueous electrolyte into a device in which a separator is disposed between a pair of polarizable electrodes made of activated carbon, carbon black, and a binder , the separator is a glass fiber sheet, and the glass fiber sheet There viewing including the following glass fiber fiber diameter 1 [mu] m 2 to 45 wt%, average fiber diameter of 0.5 to 5 [mu] m, and an electric double layer capacitor, wherein the maximum fiber diameter of 10μm or less.

It said glass fiber sheet, eyes with weight 10 to 50 g / m ^2, an electric double layer capacitor according to claim 1 having a porosity of 70% to 90% and a thickness 30 to 200 [mu] m.

The electric double layer capacitor according to claim 1 or 2, wherein the glass fiber sheet is a papermaking paper of short glass fibers.