JP3861021B2 - ケーブルテレビジョン・テレホンタップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブルテレビジョン・テレホンタップに係り、とくに同軸ケーブルによりTV信号伝送用システムから加入者に対してTV高周波信号を配信すると同時に、同軸ケーブルにTV高周波信号と重畳して、あるいは別個に設けた電流分配線によって、電話機に低周波電流を給電するケーブルテレビジョン・テレホンタップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、同軸ケーブルによる信号伝送用システムから電子機器に高周波信号を導くための機器としては、ケーブルテレビジョンや集合住宅におけるTV共同聴取設備などに多用されているタップオフが代表例である。
【0003】
図9は、従来のTV信号用タップを利用したCATV共同受信設備の概要を示すものである。図9において、101,102,103,104はTV信号受信用のアンテナ群で、101および102はBSおよびCS受信用のSHF帯のパラボラアンテナを示し、103はVHF帯の地上波受信用、そして104はUHF帯の地上波受信用のアンテナを示している。
【0004】
これらのアンテナ群で受信された各TV信号は、同軸ケーブル105,106,107,108で混合器増幅器121に導入される。この他に、CATV聴取受信設備では、VTR122,123,124からのビデオテープによる番組が混合器125で処理された上で、混合器増幅器121の入力に導かれて所定出力レベルに設定された後、幹線増幅器131の入力に入る。そして、分岐増幅器132は4分配器を示しており、4分配されたCATV信号は、タップオフ133,134により各TV視聴者140に配信される。
【0005】
図10は、従来のCATV用タップの構造概要を示すもので、この図10において入力端子151は、同軸ケーブルの内部導体が接続され、高周波信号を筐体内部に導く役目をしており、内部導体は筐体152に対して絶縁され、外部導体は、入力端子151と同軸のコネクタシェル154とで筐体152に接地される。同様に、出力端子は、入力端子151の反対側の筐体側面に、入力端子151と同様な方式で取り付けられている。
【0006】
分岐端子153は、筐体の下側筐体152の表面に、設けられている。筐体は、ストランド・クランプ155でメッセンジャーワイヤにネジ止めされる。
【0007】
図11は、CATV用タップオフを電話にも利用するために、高周波信号に加えて電話用低周波電流を流すようにしたタップオフの回路構成を示したもので、方向性結合器DCおよび分岐器SPを用いて高周波信号を分岐するとともに、電話用低周波電流を加入者端子BにチョークコイルLを用いて分流し、高周波信号と重畳して分配する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ここにおいて、従来のタップオフは、元来、CATV用に設計されたものであり、電話用に構成されたものではない。
【0009】
すなわち、CATV用サービスには適していても、電話用サービスを行うために低周波電流用の配線作業を行うように構成されてはおらず、低周波電流用の配線を扱う場合に筐体カバーを明けて繋ぎ込みを行う必要があり、作業性が悪い。
【0010】
本発明は上述の点を考慮してなされたもので、同軸ケーブルの任意の場所に設定でき、ケーブルテレビジョン用サービスおよび電話用サービスが簡単かつ経済的に行えるとともに、システムの拡張、交換、変更工事を簡便かつ経済的に行えるケーブルテレビジョン・テレホンタップを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明では、
同軸ケーブルを利用して加入者に対し高周波信号とともに電話用電流を分配供給するケーブルテレビジョン・テレホンタップにおいて、少なくとも上側筐体および下側筐体を含み、互いに組み合わされて一体となる筐体と、前記上側筐体または下側筐体の壁面に配置され、前記高周波信号を前記加入者に供給する複数の分岐端子と、前記電話用電流分配線を通すための複数の電線貫通孔、この電線貫通孔の立ち上げ部の近傍に該電線貫通孔に対応して設けられた電線用コネクタおよび電流制限素子の複数の組合せが内部に配列されてなり、前記上側筐体または下側筐体の壁面に設けられた前記電流分配線の接続のための操作窓と、をそなえたことを特徴とするケーブルテレビジョン・テレホンタップ、
を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の態様】
図1は、本発明に係る第1の実施例の外観を示す斜視図である。この図1は、上側筐体1の斜め上から見た状態を示しており、上側筐体1には、3つの端子つまり入出力端子1−1,1−2および1−3と、その上部にメッセンジャーワイヤに吊下するためのストランド・クランプ4−1および4−2が取り付けられている。この上側筐体1に対して、下側筐体2が、合体ボルト8−1,8−2,8−3により固定される。他に同様の3本の合体用のボルトがあるが、図1には示されていない。
【0013】
上側筐体1の側面にはフランジ3で周囲を囲われた操作窓12があり、この操作窓12から下側筐体2に取り付けられた電流分配用コネクタ5の接、断および電流制限素子6の着脱を操作する。この操作窓12には、ヒンジ3″で支持されるドア3′が設けられており、このドア3′に脱落防止構造によって取り付けられたボルト10−1,10−2(図示せず)を、上側筐体1におけるフランジ3の外側に設けられた雌ねじ11−1,11−2に締め込むことにより、ドア3′を固定する。
【0014】
ここで、ドア3′と上側筐体1とは、フランジ3部分の防水用ガスケット13によって防水構造になっている。なお、図1では示していないが、防水ガスケット13の内側に金属製のメッシュガスケットを設けることにより、電磁的な遮蔽を強化してもよい。
【0015】
操作窓12の内側に配された、応圧性充填材である高分子化合物を押さえる押さえ板14には、電流分配線が通過するための貫通孔7が明けられている。この貫通孔7の数は、電流分配用コネクタと同様に、高周波信号の分岐端子の数と同数である。
【0016】
図2は、図1に示した実施例を図1とほぼ同方向の斜め下側から見た斜視図である。この図2は下側筐体の外観を示したものであり、中央に8個の高周波信号分岐端子9が直線上に設けられている。そして、図1の高分子化合物を押さえる押さえ板14に明けた孔7に対応する位置に、下側筐体2に明けられた電流分配線が通過する貫通孔7’がある。
【0017】
図3は、図1の実施例における上部筐体1の内部構造を示す斜視図である。この図3において、入出力端子1−1ないし1−3のうち1−3を例に、入出力端子を説明する。
【0018】
入出力端子は、上側筐体1に切られた雌ねじとして形成され、この雌ねじに幹線用フィッティング形のコネクタが筐体の外側からねじ込まれ、また芯線はコンタクトポスト1−3′の貫通孔1−3′aに差し込まれた上で、芋ネジ1−3′bで締め付けられる。上側筐体1の天井板付近に取り付けられたプリント配線板40には、各種電気部品が取り付けられ、ネジで上側筐体1に取り付けられている。
【0019】
このプリント配線板40上に取り付けられる電気部品のうち、主たるものとして高周波阻止用のチョークコイル21−1,21−2,21−3および高周波通過用のコンデンサ22−1,22−2,22−3がある。
【0020】
また、プリント配線板40と3本のリードとで構成された高周波用のジャンパープラグ23が、リードがプリント配線板40に半田付けされたソケットに差し込まれて装着される。
【0021】
ここで、3本のリードのうち、両端の2本はプリント配線板40で接続されており、中央のリードはアースパターンとして使用され、高周波的にインピーダンスを整合する役目をしている。
【0022】
ジャンパープラグ23が差し込まれるソケット23−1は、図示しない回路パターンおよびコンデンサ22−1を通じて入出力端子1−1に接続され、同様にソケット23−2はコンデンサ22−2を通じて入出力端子1−2に接続され、またソケット23−3もコンデンサ22−3を通じて入出力端子1−3に接続されている。
【0023】
他の2個のソケットは、プリント配線板40のアースパターンに接続されている。したがって、ジャンパープラグ23をソケット23−1とソケット23−2とが短絡するように差し込むか、ソケット23−1とソケット23−3とが短絡するように差し込むかで、エアリアルマウントとペデスタルマウントの切替ができる。
【0024】
プリント配線板40の中央に設けられた方向性結合器24は、周囲をシールドケースで覆われている。この方向性結合器24は、プリント配線基板40に取り付けられたソケットに差し込まれるが、構造的には左右対称になっており、差し方によって高周波信号の方向を変えることができる。
【0025】
方向性結合器24の近傍に設けられ、上側筐体1と下側筐体2とを接続する高周波信号用の摺動式同軸コネクタのオス側25には、図4に示す同軸コネクタの雌側25′の外周ねじ部が摺動挿入されて接続される。
【0026】
またプリント配線板40には、電話用電流を下側筐体の電気回路を伝えるための、コネクタのオス側のピン26が設けられている。このピン26は、図4の隔壁43に取り付けられたソケット(雌側)に接続される。ただし、このソケットは図示されていない。
【0027】
ここで、本発明のケーブルテレビジョン・テレホンタップにおいては、設置通電後に高周波信号の分岐量(タップバリュー)の変更などのために、通電状態で下側筐体2を外すことがある。
【0028】
この場合、上側筐体1と下側筐体2との接触は外れても、電話用電流のコネクタ26が接触していると、下側筐体2を持っている人間の手を通じてアースに電気が流れ、感電することがある。
【0029】
そこで、接触用金属バネ片41−1および42−2は、下側筐体2が完全に外れるまで後述する図4の隔壁43−1および43−2の外側の側面に接触して、上側筐体1のケースにアース電流を流して感電を防ぐ。溝42−1および42−2には、遮蔽効果を更に高めるために、金属製メッシュガスケット(図示せず)などを入れてもよい。
【0030】
図4は、図1に示した実施例の、下側筐体2の内部構造を示す斜視図であり、高周波信号出力端子が8個の場合の、下側筐体2の内部を示す。一部を断面にして示した。
【0031】
この下側筐体2には、底壁と平行に配されたプリント配線基板54が設けられており、このプリント配線基板54には図6を用いて後述する分配回路およびコンデンサが設けられている。
【0032】
そして下側筐体2の内部には、導電材料製の隔壁43に固定されてプリント配線板56が設けられており、このプリント配線板56上に電流制限素子6および電流分配用端子が搭載されている。隔壁43は、下側筐体2の溝42−1および42−2に差し込まれ、ネジ53(一部図示せず)で固定されている。
【0033】
これにより、下側筐体2の隔壁両側部43−1および43−2が、上側筐体1の溝42−1および42−2に入り込み、上側筐体1と下側筐体2とが合体したとき両筐体1,2を接続し、上側筐体1の内部と窓12の開口との間を電気的に遮蔽する。
【0034】
隔壁43によって支持されたプリント配線板56には、電話用電流を分配する電流分配線50が接続される。この電流分配線50は、電流分配コネクタ5および電流制限素子6に接続されるもので、下側筐体2の貫通孔7′を経てゴム製のガスケット51を通過し、押さえ板14の貫通孔7を通り電流分配用端子台5に接続されている。そして、ガスケット51には、電流分配線50の外径よりやや小径の貫通孔が開いており、電流分配線50は、この貫通孔7’に圧入されて挿通される。
【0035】
また、押さえ板14は、ネジ52−1および52−2(図示せず)で圧縮されるため、下側筐体2と高分子化合物などの応圧性材料により形成されたパッキング51との間を加圧状態に保持して両者間を防水する外、パッキング51の圧縮によって電流分配線50に一層密着する。
【0036】
高分子化合物には、たとえば室温硬化型シリコンゴムなどがあり、これにさらに磁性体粉を混入してもよい。したがって、電流分配線50の直径が異なった場合でも優れた防水効果を発揮する。
【0037】
図5は、図1の実施例に適用される防水構造の他の例を示す断面図である。図5は、この防水構造部分の他の構造を示したものである。この場合、電流分配線50は、ほぼ電線の直径に等しい貫通孔の明いたゴム栓201を通して下側筐体の立ち上がり部204の貫通孔207を通過させる。下側筐体204の貫通孔207部分は外側に向けて筒状に延設されており、外周面にはネジが切られている。
【0038】
電流分配線50を通したゴム栓201は、座金202を介して蓋203によって締め付けられることで収縮し電流分配線50に密着するうえ、下側筐体の立ち上がり部204の貫通孔207の内壁に密着するため、優れた防水効果を発揮する。下側筐体204の内部においては、電流分配線50は磁性体205および押込み式の押さえ板206を通過させており、電磁シールド効果を持たせることができる。
【0039】
図6は、図1の実施例における回路構成を示しており、図1に示した実施例の高周波信号用の出力端子が4つの場合を例に、本発明のケーブルテレビジョン・テレホンタップの動作を説明するための回路構成を示している。
この図6に示した回路において、入出力端子1−1,1−2,1−3は、幹線の高周波ケーブルに接続される。幹線に挿入されたチョークコイル21−1,21−2,21−3は、幹線に流れる電話用低周波電流のみを通過させ、高周波信号に対しては高いインピーダンスとなって通過を阻止する。
【0040】
これに対して、コンデンサ22−1,22−2,22−3は、幹線に流れる高周波信号は通過させ、電話用の低周波電流に対しては高いインピーダンスとなり、これを阻止する。
【0041】
ここで、ケーブルテレビジョン・テレホンタップの設置方法には、主として電柱間に展張されたメッセンジャーワイヤに取り付けて使用する、通称「エアリアルマウント」と、主としてケーブルを地下に埋設して設置される場合にペデスタルボックスに取り付けて使用する、通称「ペデスタルマウント」とに分けられる。
【0042】
エアリアルマウントの場合は、入出力端子1−1および1−2に、幹線の同軸ケーブルを接続し、入出力端子1−3には、保護用に防水構造の蓋を取り付ける。また、ペデスタルマウントの場合は、入出力端子1−1および1−3に、幹線の同軸ケーブルを接続し、入出力端子1−2には、保護用に防水構造の蓋を取り付ける。このエアリアルマウントおよびペデスタルマウントの各場合に、高周波の通過するラインを切り換えるための高周波用のジャンパープラグ23が設けられる。
【0043】
方向性結合器24は、方向性結合器としての入力端子24−1、方向性結合器の分岐端子24−2、方向性結合器としての出力端子24−3を有する。この方向性結合器24はプラグインユニットになっており、チョークコイル21およびコンデンサ22が取り付けられているプリント基板のソケットに差し込まれる。
【0044】
したがって、高周波信号が入出力端子1−2→入出力端子1−1の方向に流れるときは、方向性結合器24を逆に差し込むことで、入出力端子1−1,1−2の接続をやり直さなくとも幹線の信号の流れに対応することができる。
【0045】
この図6では、コンデンサ22−1側に方向性結合器の入力端子24−1が接続され、方向性結合器の出力端子24−3はジャンパープラグ23を通じてコンデンサ22−3の側に接続されているので、ケーブルテレビジョン・テレホンタップの入力端子1−1、出力端子1−3を有するペデスタルマウントの状態を示す。
【0046】
また、方向性結合器24の分岐端子は、下側筐体に取り付けられたプリント配線板上の分配器27に、高周波同軸コネクタ25により接続される。ここでは4分配の場合を示しており、各分配出力はコンデンサ28−1→コンデンサ28−4によって直流分は阻止され、高周波信号のみが出力端子9−1〜9−4に接続される。
【0047】
電話用電流は、チョークコイル21−1,21−2,21−3の接続点から取り出され、上側筐体および下側筐体を分けるコネクタ26を通り、貫通コンデンサ31を経由してプリント配線板上の電流制限素子29−1〜29−4(図4における電流制限素子6)を通り、電流分配用コネクタ30−1〜30−4(図4における電流分配用コネクタ5)に接続される。なお、各電流分配用コネクタ30の片側は、アースに接続されている。
【0048】
これら電流分配用コネクタ30に接続された電流制限素子29は、それぞれ機器の過電流防止の働きをするものであり、端末側が短絡される等により過大な電流が流れた場合に、ケーブルテレビジョン・テレホンタップおよびシステムを保護する役目を果たす。
【0049】
また、電流制限素子29は、下側筐体に取り付けられたプリント配線板上のソケットに差し込まれており、CATVには加入するが電話には加入しない加入者に対して、電流制限素子29を引き抜いておくことによって電話への非加入者に電話用電源を送らないようにするスイッチの役目も果たす。
【0050】
なお、図6において点線で囲まれていない部分の部品は、上側筐体に収納されているプリント配線基板に搭載されており、点線内および二重の点線内は下側筐体に含まれる。そして、二重の点線内の部品は、図4のプリント配線板56に搭載される。
【0051】
図7は、図1の実施例を利用したCATVシステムの一構成例を示す概念図である。この図7は、CATV回線を利用して従来のテレビジョン信号の外に、電話用低周波電流を供給する場合のタップオフ1から加入者側を示している。
【0052】
幹線4には、テレビジョンおよび電話の各信号の外に、電話用電源が重畳されている。テレビジョンの信号および電話の信号は、タップオフ1で分配され、同軸ケーブル2−1,2−2によって加入者宅5−1および5−2に配信される。電話用電源は、タップオフ1で分配され、電源線3−1,3−2によって加入者宅に配電される。
【0053】
図8は、本発明の第2の実施例を示す。これは、高周波分岐端子と電話用電流の出力電線のための貫通穴が開いた同一の筐体に、電流制限素子および電流分配用コネクタなどを操作するための窓12を設けたものである。この窓12は、上側筐体1にはなくて下側筐体2にある。
【0054】
このような構造とすることによって、窓12の周囲に分配線用の防水パッキンを施し、この窓12を通過させて電流分配線を端子に配線してもよい。そして、このように構成すると、上側筐体1と下側筐体2とを分離しても、電流分配線が上側筐体1に絡み付くことはない。
【0055】
【発明の効果】
本発明は上述のように、CATVおよび電話に共用のケーブルテレビジョン・テレホンタップの筐体に、複数の電線貫通孔ならびにこの電線貫通孔の近傍に電線貫通孔に対応して電線用コネクタおよび電流制限素子の組み合わせが設けられた操作窓をそなえたため、電話サービス用の作業を作業性よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の外観形状を示す斜視図。
【図2】図1に示した実施例を下側から見た斜視図。
【図3】図1の実施例における上部筐体の内部構造を示す斜視図。
【図4】図1の実施例の下側筐体の防水構造を含む内部構造を示す斜視図。
【図5】図1の実施例に適用される防水構造の他の例を示す断面図。
【図6】図1の実施例における回路構成を示す回路図。
【図7】図1の実施例を利用したCATVシステムの一構成例を示す概念図。
【図8】本発明の第2の実施例の外観形状を示す斜視図。
【図9】従来のCATVシステムに使用されるタップオフを用いたシステムを説明する図。
【図10】従来のCATVシステムに使用されるタップの構造を示す説明図。
【図11】同軸ケーブルに電話用の電源を重畳するための、一般的なケーブルテレビジョン・テレホンタップの回路構成を示すブロック線図。
【符号の説明】
1−1,1−2,1−3 入出力コネクタ
1 上側筐体
2 下側筐体
3 フランジ
4,55 ストランド・クランプ
5,30 電流分配線用コネクタ
6,29 電流制限素子
7 電流分配線貫通孔
8 合体ボルト
9 高周波信号用コネクタ
10 ボルト
11 雌ねじ
12 操作窓
13 防水用ガスケット
14 押さえ板
21 チョークコイル
22 コンデンサ
23 ジャンパープラグ
24 方向性結合器
25 高周波同軸コネクタ
26 同軸コネクタ
27 分配器
28 コンデンサ
40,54,56 プリント配線板
41,42 金属バネ片
43 隔壁
50 電流分配線
51 パッキング
52,53 ネジ
201 ゴム栓
202 座金
203 蓋
204 立ち上がり部
205 磁性体
206 押さえ板
207 貫通孔

Claims (4)

  1. 同軸ケーブルを利用して加入者に対し高周波信号とともに電話用電流を分配供給するケーブルテレビジョン・テレホンタップにおいて、
    少なくとも上側筐体および下側筐体を含み、互いに組み合わされて一体となる筐体と、
    前記上側筐体または下側筐体の壁面に配置され、前記高周波信号を前記加入者に供給する複数の分岐端子と、
    前記電話用電流分配線を通すための複数の電線貫通孔、この電線貫通孔の立ち上げ部の近傍に該電線貫通孔に対応して設けられた電線用コネクタおよび電流制限素子の複数の組合せが内部に配列されてなり、前記上側筐体または下側筐体の壁面に設けられた前記電流分配線の接続のための操作窓と、
    をそなえたことを特徴とするケーブルテレビジョン・テレホンタップ。
  2. 請求項1記載のケーブルテレビジョン・テレホンタップにおいて、
    前記操作窓は、外周にフランジのある防水窓として構成されたケーブルテレビジョン・テレホンタップ。
  3. 請求項1記載のケーブルテレビジョン・テレホンタップにおいて、
    前記電線貫通孔は、押圧性材料が装着されているケーブルテレビジョン・テレホンタップ。
  4. 請求項1記載のケーブルテレビジョン・テレホンタップにおいて、
    前記電線貫通孔は、ゴム栓と、このゴム栓を前記電線貫通孔に押し込むねじ込み式蓋とが設けられるケーブルテレビジョン・テレホンタップ。
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