JP3859759B2 - Combined water heater - Google Patents
Combined water heater Download PDFInfo
- Publication number
- JP3859759B2 JP3859759B2 JP04835596A JP4835596A JP3859759B2 JP 3859759 B2 JP3859759 B2 JP 3859759B2 JP 04835596 A JP04835596 A JP 04835596A JP 4835596 A JP4835596 A JP 4835596A JP 3859759 B2 JP3859759 B2 JP 3859759B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion
- hot water
- bath
- burner
- pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 284
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 205
- 238000009833 condensation Methods 0.000 claims description 188
- 230000005494 condensation Effects 0.000 claims description 188
- 238000003303 reheating Methods 0.000 claims description 127
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 66
- 238000013500 data storage Methods 0.000 claims description 22
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 15
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 10
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 5
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 4
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 claims description 4
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 claims description 4
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 claims 1
- 230000003134 recirculating effect Effects 0.000 claims 1
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 claims 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 61
- 230000003405 preventing effect Effects 0.000 description 13
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 12
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 12
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 10
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 10
- 238000011049 filling Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 4
- 238000003287 bathing Methods 0.000 description 3
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 238000010792 warming Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
- 238000002791 soaking Methods 0.000 description 1
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Control For Baths (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯バーナと風呂バーナを備えた複合給湯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7には複合給湯器(器具)のシステム構成の一例が示されている。同図において、器具1内には仕切り部2を介して、給湯燃焼室3と、風呂燃焼室4とに区画されており、給湯燃焼室3には給湯バーナ5が設けられ、風呂燃焼室4には風呂バーナ6が設けられている。
【0003】
前記給湯バーナ5と風呂バーナ6は仕切り部2を介して並設されており、各バーナ5,6のガス導入口側には、ガスノズルを対向させてガスノズルホルダ12,13がそれぞれ配置され、ガスノズルホルダ12,13に通じるガス供給通路36には、元電磁弁37と比例弁38が設けられており、比例弁38の下流側のガス供給通路36を分岐させてそれぞれ給湯側ガス開閉弁39、風呂側ガス開閉弁40を介してガスノズルホルダ12,13に燃料であるガスが導かれる。給湯バーナ5と風呂バーナ6の下方側は共通の空気チャンバ(空気室)7となっており、この空気チャンバ7の底面側には給排気用の燃焼ファン8が連設されている。この燃焼ファン8にはファン回転数を検出するファン回転数検出センサ17が設けられている。
【0004】
前記給湯燃焼室3には、給湯バーナ5の上方側に給湯熱交換器15が設置されており、この給湯熱交換器15は、水道等の水供給源から給水通路19を介して導入される水を、給湯バーナ5の燃焼火炎によって加熱して設定温度の湯を作り出し、この湯を、給湯熱交換器15の出側に接続される給湯通路20を介して台所や浴室等の所望の給湯場所に導き出湯を行う。なお、図中、30は入水温度センサ、31は出湯温度センサを示しており、これらのセンサによって給湯熱交換器15への入水温度と給湯熱交換器15からの出湯温度とがそれぞれ検出される。また、41は水供給源から給湯熱交換器15に供給される水の流量を検出する流量センサを示している。
【0005】
前記風呂燃焼室4には前記風呂バーナ6の上方側に追い焚き熱交換器16が設置されており、この追い焚き熱交換器16の入口側には管路22の一端側が接続され、管路22の他端側は循環ポンプ23の吐出側に接続されている。この管路22には追い焚き熱交換器16の入側の通水温度を検出するサーミスタ等の風呂温度センサ(入側温度センサ)24が設けられている。
【0006】
循環ポンプ23の吸込側には戻り管26が接続されており、戻り管26の戻り口側(入口側)は浴槽21の側壁に循環金具27を介して接続されている。この戻り管26には通水を検知してオン信号を出力するフローセンサや流水スイッチ等で構成される流水検出センサ28が設けられている。追い焚き熱交換器16の出口側には往管29の入口側が接続されており、往管29の出口側は循環金具27を介して浴槽21の側壁に接続されている。前記戻り管26と管路22と追い焚き熱交換器16と往管29は循環金具27を介して浴槽21の湯水の循環を行う追い焚き循環路25を構成し、追い焚き熱交換器16は、浴槽からの循環湯水を導入して風呂バーナ6の燃焼火炎によって加熱し、この加熱した湯を浴槽21に戻すことで、風呂の追い焚きを行う。風呂燃焼室4および前記給湯燃焼室3は、共に、共通の排気口42に連通しており、給湯バーナ5の排気ガスと風呂バーナ6の排気ガスとが共通の排気口42から排出されるようになっている。
【0007】
前記給湯通路20には湯張り用管32が分岐されて管路22と接続されており、この湯張り用管32には、注湯制御弁としての注湯弁35と、浴槽水位を検出する水位検出センサとしての圧力センサ34とが設けられている。
【0008】
なお、図中、点線で示されているものは必要に応じ設けられるもので、44は追い焚き熱交換器16の出側湯温を検出する出側温度センサ、45は燃焼ファン8のファン風量を検出するファン風量検出センサを示している。
【0009】
この種の複合給湯器には、給湯バーナ燃焼および風呂バーナ燃焼等の制御を行う制御装置56が設けられており、制御装置56には、リモコン55が接続されている。この制御装置56には、前記流量センサ41等の様々なセンサからの信号が加えられるようになっており、例えば、給湯通路20が導かれている台所等の給湯場所に設けられた給湯栓(図示せず)が開かれ、水道等の水供給源から給水通路19に水が導入されると、制御装置56は流量センサ41から入水信号を受けたときに燃焼ファン8を回転し、ガス供給通路36の元電磁弁37と比例弁38と給湯側ガス開閉弁39を開き、その状態で給湯バーナ5の点着火を行い、炎を検知した以降に、出湯温度センサ31で検出される出湯温度がリモコン55で設定される設定温度となるように給湯モードでの給湯運転を制御する。
【0010】
この給湯運転の制御に際し、前記制御装置56には、予め、給湯燃焼の最小燃焼時の燃焼能力(最小燃焼能力)と最大燃焼時の燃焼能力(最大燃焼能力)とが与えられており、制御装置56は、前記最小燃焼能力から最大燃焼能力までの範囲内で給湯バーナ燃焼が行われるように、ガス供給通路36から給湯バーナ5への供給ガス量、つまり、比例弁38の開弁量(比例弁電流量)と、燃焼ファン8から給湯バーナ5への供給空気量を制御し、これらの制御により、安定した設定温度の湯が給湯熱交換器15から給湯通路20を経て所望の給湯場所に供給されるようにしている。
【0011】
前記制御装置56は、電磁弁等の注湯弁35を開けることにより、給湯熱交換器15側で作り出した湯を追い焚き循環路25を介して浴槽21内に落とし込んで湯張りを行う湯張りモードの運転動作機能を備えている。この自動湯張り動作はリモコン55等の指令により行われ、圧力センサ34により湯張りの水位がリモコン55等で設定される設定水位に達したときに注湯弁35が閉じられて湯張りの停止が行われ、次に循環ポンプ23を起動して追い焚きモードでの運転が行われるものである。
【0012】
この追い焚き運転に際して、制御装置56は、まず、追い焚き循環路25の循環ポンプ23を回転させて、浴槽21内の湯水を追い焚き循環路25を介して循環させる。そして、流水検出センサ28が湯水の流れを検知したときに、制御装置56は燃焼ファン8を回転し、風呂側ガス開閉弁40を開き、点着火により風呂バーナ6を燃焼させて追い焚き熱交換器16を通る循環湯水を加熱して浴槽21内の湯水の追い焚きを行う。
【0013】
なお、この追い焚き単独運転制御に際し、通常、制御装置56には最大燃焼能力の値が与えられており、この最大燃焼能力に対応させたファン回転数で燃焼ファン8の回転を行い、風呂バーナ6のバーナ燃焼を行って、できるだけ早く追い焚きが行われるようにする。そして、風呂温度センサ24で検出される風呂温度がリモコン55によって設定される風呂設定温度(沸き上がり温度)に達したときに追い焚き運転を停止する。
【0014】
この種の複合給湯器においては、追い焚き運転の終了時から所定の時間(例えば4時間)にかけて保温モードに移り、この保温モードでは、例えば30分等の時間間隔で循環ポンプ23を起動して浴槽湯水を追い焚き循環路25を通して循環し、このとき風呂温度センサ24で検出される浴槽湯水の温度が風呂設定温度に対し、所定の温度を越えて低下したときには、風呂バーナ6を燃焼して浴槽湯水の温度を設定温度に高める等の動作を行って浴槽湯水の保温を行う。この保温動作において、水位保持機能を備えた風呂装置のものにあっては、保温モードの期間中、常に、圧力センサ34の水位検出信号によって浴槽水位を監視し、浴槽水位が設定水位から許容範囲を越えて低下したときには、注湯弁35を開けて設定水位までの不足分の水量を給湯熱交換器15側から足し湯し、浴槽水位を設定水位に保持する保水モードでの動作を行う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
図7に示すように、給湯バーナ5と風呂バーナ6を備え、給湯バーナ5と風呂バーナ6に対して共通の燃焼ファン8と共通の比例弁38が設けられている複合給湯器においては、通常、台所やシャワー等へ給湯を行うための給湯バーナ燃焼と風呂の追い焚きや保温を行うための風呂バーナ燃焼が共に行われる場合には、給湯側を優先させて比例弁38の開弁量(比例弁電流量)制御と燃焼ファン8の回転制御が行われ、高温の湯が台所やシャワー等へ出湯するのを防止して湯の利用者の体に火傷を負わせる危険を回避している。
【0016】
上記のように、給湯バーナ燃焼と風呂バーナ燃焼が給湯側優先の制御により行われているときに、例えば、給湯バーナ5の燃焼能力が低下する方向に比例弁38の開弁量が絞られると、必然的に風呂バーナ6の燃焼能力も低下する。このように風呂バーナ6の燃焼能力が低下しても、追い焚き熱交換器16には風呂バーナ6の最大燃焼時と変わらぬ一定の通水量の湯水が循環ポンプ23の駆動により流れているために、風呂バーナ6は追い焚き熱交換器16の通水を十分に加熱することができなくなり、追い焚き熱交換器16の通水は温度が上昇しにくくなって追い焚き熱交換器16の水管表面の温度が低下し、風呂バーナ6の燃焼により発生した水蒸気成分が追い焚き熱交換器16の水管表面に結露し易くなる。このような追い焚き熱交換器16の結露現象が繰り返し発生すると、追い焚き熱交換器16が腐蝕する等の弊害が発生する。
【0017】
上記追い焚き熱交換器16の結露発生を防止するために、実開平2−124442号公報には、風呂バーナ6の燃焼能力が設定値以下となったときに循環ポンプ23の駆動量(能力)を減少させて追い焚き熱交換器16の通水量を一定量減少させて、追い焚き熱交換器16の出側湯温(追い焚き熱交換器16の水管表面)を上昇させ、追い焚き熱交換器16の結露発生を防止する手段が提案されている。
【0018】
しかしながら、周知のように、循環ポンプ23はトライアック等を用いた位相角制御手法等により駆動制御が行われており、このような位相角等のポンプ駆動制御手法を用いて循環ポンプ23の連続流量を可変制御する回路構成は複雑になるという問題がある。また、循環ポンプ23には能力によって分けられる複数の種類があり、上記のように循環ポンプ23の連続流量を可変制御するためには、循環ポンプ23の種類(能力)毎にそれぞれ対応する複雑な連続流量可変制御回路を作製しなければならず、このため、回路のコストが高くなるという問題もある。
【0019】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、風呂バーナの燃焼能力が低下したとき、つまり、風呂バーナの燃焼動作が追い焚き熱交換器の結露発生動作状態となったときに、追い焚き循環用のポンプの連続流量を可変制御せずに、追い焚き熱交換器の結露発生を防止することが可能であり、かつ、制御回路の回路構成の簡易化が可能な追い焚き熱交換器の結露防止機能を備えた複合給湯器を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は次のような構成をもって前記課題を解決する手段としている。第1の発明は、給湯熱交換器の加熱燃焼を行う給湯バーナと、追い焚き熱交換器の加熱燃焼を行う風呂バーナと、前記給湯バーナと風呂バーナへ供給する燃料量を開弁量によって制御する共通の比例弁と、前記給湯バーナ燃焼と風呂バーナ燃焼の給排気を行う共通の燃焼ファンと、風呂バーナ燃焼を行う追い焚き時に風呂の湯水を追い焚き熱交換器を通し循環させるポンプと、前記比例弁の開弁量制御や燃焼ファンの回転制御やポンプ駆動の制御を行う制御装置とを備えた複合給湯器において、制御装置には給湯バーナの燃焼停止中に風呂バーナの燃焼が行なわれたときには燃焼ファンの回転低下制御を行って給湯熱交換器の通風冷却を抑制して給湯の再出湯湯温を安定化する再出湯湯温安定化モードの動作を行うQ機能動作部が設けられ、再出湯湯温安定化モードの動作中における給湯バーナ燃焼停止中は風呂バーナ燃焼動作が結露発生動作状態であるとしてポンプのオン・オフ間欠運転を行うポンプ間欠運転制御部を有する構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0031】
第2の発明は、給湯熱交換器の加熱燃焼を行う給湯バーナと、追い焚き熱交換器の加熱燃焼を行う風呂バーナと、前記給湯バーナと風呂バーナへ供給する燃料量を開弁量によって制御する共通の比例弁と、風呂バーナ燃焼を行う追い焚き時に風呂の湯水を追い焚き熱交換器を通し循環させるポンプと、前記比例弁の開弁量制御や燃焼ファンの回転制御やポンプ駆動の制御を行う制御装置と、ポンプ駆動による追い焚き熱交換器の流水を検出する流水検出センサと、該流水検出センサが流水オフを検出したときに風呂バーナの燃焼を停止させる風呂バーナ燃焼停止部とを備え、通常の給湯バーナ燃焼と風呂バーナ燃焼が共に行われるときには給湯側を優先させ比例弁の開弁量制御を行う複合給湯器において、この複合給湯器の動作状態の情報を収集検出する動作状態検出部と、複合給湯器の動作状態の情報を用いて予め作成された追い焚き熱交換器の結露発生条件データを格納するデータ格納部と、前記動作状態検出部により収集検出された情報に基づき追い焚き熱交換器の結露発生可否状況を前記データ格納部の結露発生条件データと比較して判断する結露発生状況判断部と、この結露発生状況判断部により結露発生動作状態と判断されたときには前記ポンプのオン・オフ間欠運転を行うポンプ間欠運転制御部とを有し、さらに、ポンプ間欠運転制御部によるポンプ間欠運転のオフ時に前記流水検出センサが流水オフを検出しても前記風呂バーナ燃焼停止部の風呂バーナ燃焼停止動作を阻止する燃焼停止動作阻止部を設けた構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る実施の形態例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施の形態例の複合給湯器は、図7に示したシステム構成の複合給湯器を対象にしている。また、以下に説明する各実施の形態例の説明において、前に説明した各実施の形態例の構成部分と同一構成部分には同一符号を付し、その後の実施の形態例における重複説明は省略する。
【0035】
図1には第1の実施の形態例において特徴的な追い焚き熱交換器結露防止機能を行うための制御装置56の構成が示されており、この制御装置56は、比例弁駆動部46と、風呂燃焼制御部47と、給湯燃焼制御部48と、ポンプ間欠運転制御部50と、動作状態検出部51と、データ格納部52と、結露発生状況判断部53とを有して構成されている。
【0036】
上記動作状態検出部51は、ファン回転数検出センサ17や、風呂温度センサ(入側温度センサ)24や、追い焚き熱交換器16の出側湯温を検出する出側温度センサ44や、燃焼ファン8の風量を検出するファン風量検出センサ45等の器具の動作状態を検出するために設けられた様々なセンサの出力や、比例弁38の開弁量を制御する比例弁駆動部46の比例弁電流等の器具の動作状態の情報を器具の運転中に繰り返し収集検出する構成を有している。
【0037】
風呂燃焼制御部47は、リモコン55の情報や上記動作状態検出部51の収集検出情報に基づいて、追い焚きモードや保温モードの風呂側の動作制御を行うものであり、その制御構成は従来例と同様であるのでその説明は省略する。また、給湯燃焼制御部48は、リモコン55の情報や前記動作状態検出部51の収集検出情報に基づいて、給湯モードや湯張りモードや保温モード等の給湯側の動作制御を行うものであり、その制御構成は従来例と同様であるのでその説明は省略する。なお、従来例で述べたように、風呂バーナ燃焼と給湯バーナ燃焼が共に行われるときには、給湯燃焼制御部48が優先的にガス供給量、つまり、比例弁38の開弁量(比例弁電流量)の制御と、燃焼ファン8の回転制御とを行うように構成されている。
【0038】
データ格納部52は記憶装置(メモリ)で構成されており、このデータ格納部52には結露発生条件データが実験や演算等により予め求め与えられている。本実施の形態例では、上記結露発生条件データは風呂バーナ6側の燃焼動作が追い焚き熱交換器16の結露発生動作状態であるか否かを判断する結露発生値Sのデータで構成されており、比例弁電流の結露発生値(例えば最小燃焼時の比例弁電流値を0%として最大燃焼時に向けて%値が増加し、最大燃焼時の比例弁電流値を100 %ととしたときの比例弁電流を%で表した結露発生値(例えば50%))と、風呂温度(追い焚き熱交換器16の入側水温)の結露発生値(例えば25℃)と、追い焚き熱交換器16の出側湯温の結露発生値(例えば40℃)と、燃焼ファン8の回転数の結露発生値とファン風量の結露発生値のうち、いずれか1つの結露発生値により結露発生条件データが形成されている。
【0039】
上記比例弁電流は風呂バーナ燃焼能力に対応するもので、比例弁電流値が低下すると風呂バーナ6の燃焼能力も低下したことを示し、風呂バーナ6の燃焼能力が低下すると、前記の如く、追い焚き熱交換器16の通水温が上昇しにくくなって追い焚き熱交換器16の水管表面の温度が低下し追い焚き熱交換器16の水管表面に結露が発生し易くなる。また、風呂温度センサ24で検出される風呂温度が低いとその分追い焚き熱交換器16の通水温も低くなり、追い焚き熱交換器16の水管表面温度が低くなって結露が発生し易くなる。さらに、追い焚き熱交換器16の出側湯温が低いと上記同様に追い焚き熱交換器16の水管表面温度が低く結露が発生し易くなる。さらに、風呂バーナ6の燃焼能力にマッチングするように風呂バーナ6への風量が制御されるので、燃焼ファン8の回転数やファン風量は風呂バーナ6の燃焼能力に対応するものとなり、燃焼ファン8の回転数やファン風量が低下すると風呂バーナ6の燃焼能力が低下したことを示し、前記の如く、追い焚き熱交換器16の水管表面温度が低くなり結露が発生し易くなる。上記のような理由により、この実施の形態例では、比例弁電流と風呂温度と追い焚き熱交換器出側温度と燃焼ファンの回転数あるいはファン風量のいずれか1つの結露発生値を結露発生条件データとして採用している。
【0040】
結露発生状況判断部53は、前記動作状態検出部51が収集検出した器具動作状態情報や風呂燃焼制御部47の制御情報に基づき風呂バーナ6の燃焼が確認されたときに、前記データ格納部52の結露発生条件データを読み出し、また、一方で、前記動作状態検出部51から結露発生条件データに対応する収集検出値K(例えば、結露発生条件データとして比例弁電流の結露発生値が与えられている場合には比例弁電流の収集検出値)を読み出し、前記結露発生条件データの結露発生値Sと動作状態検出部51の収集検出値Kを比較し、収集検出値Kが結露発生値S以下であるときには、風呂バーナ6側の燃焼動作が追い焚き熱交換器16の結露発生動作状態にあると判断して結露発生信号をポンプ間欠運転制御部50へ出力する。
【0041】
上記結露発生状況判断部53の結露発生可否状況判断動作は風呂バーナ燃焼中繰り返し行われ、風呂バーナ6側の燃焼動作が追い焚き熱交換器16の結露発生動作状態となったときには、結露発生状況判断部53は、最初に結露発生動作状態と判断してから非結露発生動作状態と判断するまで結露発生信号を連続的にポンプ間欠運転制御部50へ出力する。
【0042】
ポンプ間欠運転制御部50は、前記結露発生状況判断部53の結露発生信号を受けている間、循環ポンプ(ポンプ)23を設定の周期(オン・オフ間欠時間)でオン・オフさせる(例えば10秒間オンと10秒間オフを繰り返し行わせる)ためのポンプオン・オフ信号を循環ポンプ23へ出力する回路構成を有し、循環ポンプ23は前記ポンプオン・オフ信号に従ってポンプ間欠運転を行いポンプ間欠運転モードの動作を行う。
【0043】
なお、上記ポンプのオン・オフ間欠時間は風呂バーナ6側の燃焼動作が結露発生動作状態となったときに追い焚き熱交換器16の結露防止ができるように予め実験等により求められ、ポンプ間欠運転制御部50の内蔵メモリに格納されている。
【0044】
以下に、上記構成の追い焚き熱交換器結露防止機能の動作例を図2のフローチャートに基づいて簡単に説明する。風呂バーナ6の燃焼中に、ステップ101 で、動作状態検出部51が、比例弁38の比例弁電流値や、風呂温度センサ24の検出風呂温度や、出側温度センサ44の検出追い焚き熱交換器出側湯温や、ファン回転数検出センサ17の検出回転数や、ファン風量検出センサ45の検出ファン風量等の器具動作状態情報を収集検出する。ステップ102 で、結露発生状況判断部53は、データ格納部52から読み出した結露発生条件データ(結露発生値S)と該結露発生値Sに対応する前記器具動作状態情報である動作状態検出部51の収集検出値Kを比較し、収集検出値Kが結露発生値S以下(K≦S)であるときには、風呂バーナ6側の燃焼動作が結露発生状態であると判断し、ステップ103 で、結露発生信号をポンプ間欠運転制御部50へ出力し、ポンプ間欠運転制御部50は、結露発生信号を受けて循環ポンプ23にポンプオン・オフ信号を出力し循環ポンプ23にポンプ間欠運転モードのポンプ間欠運転を行わせる。
【0045】
ステップ105 で、風呂燃焼制御部47が、動作状態検出部51の収集検出風呂温度T1 とリモコン55で設定されている風呂の沸き上がり温度TS を比較し、風呂温度T1 が沸き上がり温度TS に達していない(T1 <TS )のときには、再び、前記ステップ101 以降の動作を行い、結露発生状況判断部53により結露発生状態(K≦S)であると判断されたときには、結露発生信号の出力を継続して行い、循環ポンプ23にポンプ間欠運転モードの動作を続行させる。
【0046】
また、前記ステップ102 で、収集検出値Kが結露発生値Sよりも大きいと判断されたときには、風呂バーナ6側の燃焼動作が追い焚き熱交換器16の非結露発生動作状態に移行したと判断し、ステップ104 で、結露発生状況判断部53は結露発生信号の出力を停止し、ポンプ間欠運転制御部50のポンプオン・オフ信号の出力を停止させ、循環ポンプ23は通常の連続運転モードの運転を行う。そして、前記ステップ105 で、収集検出風呂温度T1 が沸き上がり温度TS に達していないときには前記ステップ101 以降の動作を繰り返し行い、収集検出風呂温度T1 が沸き上がり温度TS に達したときには、ステップ106 で、風呂燃焼制御部47が循環ポンプ23のポンプ駆動を停止させ風呂バーナ6の燃焼を停止させる。
【0047】
この実施の形態例によれば、風呂バーナ6側の燃焼動作が追い焚き熱交換器16の結露発生状態となったときに循環ポンプ23をオン・オフさせてポンプ間欠運転を行わせるように構成したので、循環ポンプ23の間欠運転を行うことによって、湯水が追い焚き熱交換器16の入口から出口に至るのに要する時間(通水の追い焚き熱交換器滞在時間)がポンプ連続運転時に比べて長くなり、風呂バーナ6は燃焼熱量が小さくなっても、又は通水温度が低くても追い焚き熱交換器16の通水を十分に加熱することが可能となり、追い焚き熱交換器16の水管表面の温度低下が抑えられ、追い焚き熱交換器16の結露を防止することができる。
【0048】
その上、上記の如く、循環ポンプ23のポンプ間欠運転を行うことによって、風呂バーナ6により加熱された高温の湯が緩やかに浴槽へ流れることになるので、追い焚き中に入浴者がいる場合には、追い焚きによる高温の湯が勢いよく噴出し入浴者に不快感を与えるという問題を回避することができる。
【0049】
また、上記の如く、追い焚き熱交換器16の結露を防止するために、循環ポンプ23を設定の周期(オン・オフ間欠時間)でオン・オフさせるだけでよく、その循環ポンプ23のオン・オフ制御は簡単であるので、循環ポンプ23のオン・オフ間欠運転を制御するポンプ間欠運転制御部50の回路構成を簡易化することが可能である。さらに、循環ポンプ23の能力毎にそれぞれ対応するポンプ間欠運転制御部50の回路を用意する必要がなく、上記ポンプのオン・オフ間欠時間をポンプ間欠運転制御部50の内蔵メモリに入力するだけで、適宜のポンプ間欠運転を行うことができるので、複数能力種のポンプ毎にポンプ間欠運転制御部50の回路を製造しなくて済み、回路のコストを低く抑えることが可能である。
【0050】
以下に第2の実施の形態例を説明する。第2の実施の形態例が前記第1の実施の形態例と異なる特徴的なことは、データ格納部52の結露発生条件データを比例弁電流の結露発生値と風呂温度の結露発生値と追い焚き熱交換器出側湯温の結露発生値とファン回転数あるいはファン風量の結露発生値のうちの2個以上の結露発生値で構成し、風呂バーナ6側の結露発生動作状況(追い焚き熱交換器16の結露発生可否状況)をより正確に判断する構成としたことである。それ以外の構成は前記第1の実施の形態例と同様であり、その重複説明は省略する。
【0051】
データ格納部52に格納されている結露発生条件データは、前記の如く、比例弁38の比例弁電流の結露発生値と風呂温度の結露発生値と追い焚き熱交換器出側湯温の結露発生値とファン回転数あるいはファン風量の結露発生値のうち2個以上の結露発生値で構成されている。
【0052】
結露発生状況判断部53は、風呂バーナ燃焼中に、読み出した上記データ格納部52の結露発生条件データ(複数個の結露発生値)と該結露発生値にそれぞれ対応する器具動作状態情報である動作状態検出部51の収集検出値をそれぞれ比較し、比較した複数の収集検出値のうちの少なくとも1個が対応する結露発生値以下であるとき、あるいは、比較した全ての収集検出値が対応する結露発生値以下であるとき等、予め定めた収集検出値が対応する結露発生値以下であるときには、風呂バーナ6側の燃焼動作が追い焚き熱交換器16の結露発生動作状態にあると判断し、前記第1の実施の形態例同様に結露発生信号をポンプ間欠運転制御部50へ出力する回路構成を有し、風呂バーナ6側の燃焼動作が結露発生動作状態であるときに、前記第1の実施の形態例同様にポンプ間欠運転制御部50によりポンプ間欠運転モードで循環ポンプ23の運転を行わせる。
【0053】
この実施の形態例によれば、互いに異なる動作状態を示す複数の結露発生値で結露発生条件データを構成し、それら複数の結露発生値とそれら結露発生値にそれぞれ対応する器具動作状態情報に基づいて風呂バーナ6側が結露発生動作状態であるか否かを判断する構成としたので、より正確に追い焚き熱交換器16の結露発生可否状況を判断することができる。追い焚き熱交換器16に結露が発生し易い状態、つまり、風呂バーナ燃焼動作が結露発生動作状態と判断されたときには、前記第1の実施の形態例同様に循環ポンプ23の間欠運転を行うことによって、追い焚き熱交換器16の結露を防止することができる。
【0054】
以下に第3の実施の形態例を説明する。第3の実施の形態例において特徴的なことは、結露発生条件データが比例弁電流と風呂温度と追い焚き熱交換器出側湯温とファン回転数又はファン風量のうち、少なくとも2個以上の組み合わせにより結露発生領域と非結露発生領域を区分する組み合わせデータで構成され、風呂バーナ6側の結露発生動作状態をより一層正確に判断する構成としたことである。それ以外の構成は前記第1の実施の形態例と同様であり、その説明は省略する。
【0055】
データ格納部52に格納されている結露発生条件データは、前記の如く、比例弁電流と風呂温度と追い焚き熱交換器出側湯温とファン回転数あるいはファン風量のうち、少なくとも2個以上の組み合わせデータで構成されている。
【0056】
図3には結露発生条件データの一例として比例弁電流と風呂温度の2個の組み合わせデータが実線Aにより示されている。この実線Aは追い焚き熱交換器の結露発生領域と非結露発生領域を区分するための比例弁電流と風呂温度の関係を示すもので、同図に示すように、実線Aよりも上側の領域は非結露発生領域、実線A以下の領域は結露発生領域というように実線Aにより区分されており、比例弁電流と風呂温度の関係値(比例弁電流と風呂温度のグラフ上の交点座標値)が実線Aよりも上側の非結露発生領域に入っているときには、追い焚き熱交換器16に結露は発生しないと判断され、比例弁電流と風呂温度の関係値が実線A以下の結露発生領域に入っているときには、追い焚き熱交換器16に結露が発生し易いと判断されることになる。
【0057】
なお、図3のグラフにおける横軸のα値は予め定められている最小燃焼能力に対応する比例弁電流値を示し、β値は予め定められている最大燃焼能力に対応する比例弁電流値を示すものである。
【0058】
図3では結露発生条件データの一例として比例弁電流と風呂温度の2個の組み合わせであるグラフデータを示したが、結露発生条件データは、図3に示すようなグラフデータだけとは限らず、演算式データや表データで構成してもよい。また、上記2個の組み合わせだけとは限らず、比例弁電流と風呂温度と追い焚き熱交換器出側湯温と燃焼ファンの回転数あるいはファン風量のうちの任意の2個の組み合わせにより構成してもよいし、任意の3個の組み合わせにより構成してもよい。もちろん、上記4個全てを組み合わせてもよく、次に、上記4個を組み合わせた結露発生条件データの一例である演算式データを下式(1)に示す。
【0059】
A・(T2 −T1 )+B・I+C・N=X・・・・・(1)
【0060】
上記演算式の左辺に示すA,B,Cは予め実験や演算等により求められる定数であり、T1 は風呂温度(追い焚き熱交換器の入側水温)、T2 は追い焚き熱交換器の出側湯温、Iは比例弁電流値、Nは燃焼ファンのファン回転数あるいはファン風量をそれぞれ示すものであり、Xは演算式の算出値を示す。
【0061】
上式(1)の演算算出値Xが設定の境界値(例えば“1”)以下のときには風呂バーナ6側の燃焼動作が追い焚き熱交換器の結露発生動作状態(結露発生領域)にあることを示し、算出値Xが境界値よりも大きいときには風呂バーナ6側の動作状態が非結露発生動作状態(非結露発生領域)にあることを示すという如く、結露発生領域と非結露発生領域が区分される。
【0062】
結露発生状況判断部53は、風呂バーナ燃焼中に、読み出した上記データ格納部52の結露発生条件データと該結露発生条件データに対応する風呂バーナ動作状態情報である動作状態検出部51の収集検出値を比較する。
【0063】
例えば、結露発生条件データが図3に示す実線Aのように、比例弁電流と風呂温度の関係を示すグラフデータで構成されている場合には、動作状態検出部51の検出値(図3の例では比例弁電流値と検出風呂温度)に基づく関係値をグラフデータに照合し、その関係値が結露発生領域に入っているか否かを判断する。また、結露発生条件データが前式(1)に示す演算式データで構成されている場合には、動作状態検出部51の検出比例弁電流値I、検出風呂温度T1 、追い焚き熱交換器の検出出側湯温T2 、燃焼ファンの検出ファン回転数あるいは検出ファン風量Nを前式(1)の演算式(A・(T2 −T1 )+B・I+C・N)に代入・演算し、その算出値Xと境界値(例えば“1”)を比較し、結露発生領域に入っているか否かを判断する。
【0064】
そして、結露発生条件データと動作状態検出部51の収集検出値に基づき、風呂バーナ6側の燃焼動作が結露発生領域に入っていると判断されたときには、前記第1の実施の形態例同様に、結露発生信号をポンプ間欠運転制御部50へ出力し、ポンプ間欠運転制御部50の制御動作により循環ポンプ23に間欠運転を行わせ、追い焚き熱交換器16の結露発生を防止する。
【0065】
この実施の形態例によれば、結露発生条件データを比例弁電流、風呂温度、追い焚き熱交換器の出側湯温、燃焼ファンの回転数あるいはファン風量のうちの2個以上の組み合わせデータで構成し、その組み合わせデータと該組み合わせデータに対応する風呂バーナ動作状態情報に基づいて、風呂バーナ6側の燃焼動作が結露発生動作状態であるか否かを判断する構成としたので、風呂バーナ6側の動作状態が結露発生動作状態であるか否かを前記第1、第2の実施の形態例よりもより正確に判断することが可能となり、結露発生動作状態と判断されたときには、前記第1の実施の形態例同様に循環ポンプ23の間欠運転を行うことによって、追い焚き熱交換器16の結露発生を確実に防止することができる。
【0066】
以下に第4の実施の形態例を説明する。第4の実施の形態例において特徴的なことは、図1に示すデータ格納部52に格納される結露発生条件データが結露発生条件の軽重に応じて2段階以上に区分され、風呂バーナ6側の燃焼動作がどの区分の結露発生動作状態に該当するかを結露発生状況判断部53が判断し、その判断結果に基づき循環ポンプ23のオン・オフ間欠時間を前記区分が重くなるに従って循環ポンプ23の駆動エネルギーを低減する方向に可変制御する構成としたことである。それ以外の構成は前記第1の実施の形態例と同様であり、その重複説明は省略する。
【0067】
データ格納部52に格納される結露発生条件データは、前記の如く、結露発生条件の軽重に応じて2段階以上に区分されている。例えば、結露発生条件データが風呂温度のデータだけで構成される場合には、表1に示すように、風呂温度T1 が25℃よりも高い領域を非結露発生領域、風呂温度T1 が25℃以下の領域を結露発生領域とし、さらに、風呂温度T1 が25℃以下、かつ、20℃よりも高い領域を、結露発生領域のうちの結露発生条件が軽いaゾーンとし、風呂温度T1 が20℃以下の領域を結露発生条件が重いbゾーンとするという如く結露発生領域が2つに区分される。
【0068】
【表1】
【0069】
また、結露発生条件データが図3に示す風呂温度と比例弁電流の関係グラフデータで構成される場合には、実線Aよりも上側の領域を非結露発生領域とし、実線Aと実線Bに挟まれた領域(実線Aを含む)を結露発生条件が軽い結露発生領域のaゾーンとし、実線B以下の領域を結露発生条件が重い結露発生領域のbゾーンとするという如く結露発生領域が2つに区分される。さらに、結露発生条件データが前式(1)に示すような演算式データで構成される場合には表2に示すように設定の境界値(例えば、結露発生領域と非結露発生領域を区分する“1”、結露発生領域のaゾーンとbゾーンを区分する“0”、bゾーンとb′ゾーンを区分する“−1”)によって結露発生領域が3つに区分される。
【0070】
【表2】
【0071】
結露発生状況判断部53は、風呂バーナ6の燃焼中、データ格納部52から読み出した結露発生条件データと該結露発生条件データに対応する風呂バーナ動作状態情報である動作状態検出部51の収集検出値に基づいて、風呂バーナ動作状態が前記結露発生条件データのどの領域(ゾーン)にあるかを判断し、風呂バーナ燃焼動作が結露発生領域に入っているときには、結露発生条件の軽重区分を判断し、その判断結果に応じた結露発生信号をポンプ間欠運転制御部50へ出力する。
【0072】
ポンプ間欠運転制御部50は、前記結露発生状況判断部53の結露発生信号を受けている間、その結露発生信号が示す結露発生条件の軽重区分に対応するポンプオン・オフ信号を循環ポンプ23へ出力し、結露発生条件の区分が重くなるに従って循環ポンプ23の駆動エネルギーを低減する方向に循環ポンプ23のオン・オフの間欠時間を可変制御する構成を有している。上記循環ポンプ23のオン・オフの間欠時間可変制御の一例を次に示す。
【0073】
例えば、風呂バーナ燃焼動作が結露発生条件が軽いaゾーンであるときには、aゾーンに対して予め定められた循環ポンプ23のオン・オフ間欠時間(例えばオン期間10秒・オフ期間10秒)で間欠運転を行わせるポンプオン・オフ信号を循環ポンプ23へ出力し、風呂バーナ動作が結露発生条件が重いbゾーンになったときには、前記結露発生条件が軽いaゾーン時のオン・オフ間欠時間のオン期間よりもオン期間が短い、あるいは、aゾーン時のオフ期間よりもオフ期間が長い、あるいは、aゾーン時のオン期間よりもオン期間が短く、かつ、aゾーン時のオフ期間よりもオフ期間が長い(循環ポンプ23の駆動エネルギーを低減させた)bゾーンに対して予め定めた循環ポンプ23のオン・オフ間欠時間(例えばオン期間5秒・オフ期間20秒)で間欠運転を行わせるポンプオン・オフ信号を循環ポンプ23へ出力するという如く、結露発生条件の区分が重くなるに従って循環ポンプ23の駆動エネルギーを低減する方向に循環ポンプ23のオン・オフの間欠時間を可変制御するポンプオン・オフ信号を循環ポンプ23へ出力し、循環ポンプ23のオン・オフ間欠時間可変制御を行う。
【0074】
なお、上記結露発生条件の軽重の区分にそれぞれ対応するポンプオン・オフ間欠時間は、結露発生条件の各区分になった状態で結露が発生しないようなオン・オフの間欠時間を予め演算や実験等により求め、前記各実施の形態例同様に、ポンプ間欠運転制御部50の内蔵メモリに格納されている。
【0075】
この実施の形態例によれば、結露発生条件の区分が重くなるに従って、循環ポンプ23の駆動エネルギーが低減する方向に循環ポンプ23のオン・オフの間欠時間の可変制御を行う構成としたので、結露発生条件の区分が重くなるに従って、湯水が追い焚き熱交換器16へ入ってから出口に至るまでに要する追い焚き熱交換器滞在時間が長くなり、結露発生条件が重くなっても、追い焚き熱交換器の通水は十分に加熱されるために、追い焚き熱交換器16の結露発生をより確実に防止することができる。
【0076】
また、前記第1〜第3の各実施の形態例のように、結露発生条件の軽重に関係なく、一定の間欠時間で循環ポンプ23の間欠運転が行われているときには、確実に結露防止を行うために結露発生条件が重い状態に合わせて結露防止が達成されるように循環ポンプ23の間欠時間が設定されることになるので、結露発生条件が軽いときでも結露発生条件が重い場合の間欠時間で間欠運転が行われ、風呂が沸き上がるのに要する時間が多くかかり、間欠運転に無駄があるが、この実施の形態例のように、軽重の区分に応じて間欠時間を可変することで、間欠運転の無駄が減少し、結露発生条件が軽いときには結露発生条件が重いときよりも風呂を早く沸かすことができる。
【0077】
なお、この実施の形態例では、結露発生条件データが結露発生条件の軽重に応じて2段階又は3段階に区分されている例を示したが、もちろん、それ以上に細かく区分してもよく、結露発生条件データを細かく区分することにより、追い焚き熱交換器16の結露発生状況をより的確に求めることが可能となり、結露発生の防止を正確に行うことができる上に、より間欠運転の無駄を減少させることができる。
【0078】
以下に第5の実施の形態例を図4に基づき説明する。第5の実施の形態例は、給湯の再出湯湯温安定化を行うためのQ機能動作部57が制御装置56に設けられている複合給湯器に適用するもので、図4に追い焚き熱交換器16の結露防止を行う手段の一例を示す。図4に示すように、制御装置56はポンプ間欠運転制御部50とQ機能動作部57を有して構成されている。なお、制御装置56は上記以外に図1に示す比例弁駆動部46と風呂燃焼制御部47と給湯燃焼制御部48と動作状態検出部51等も有しているが、それらの構成は前記第1の実施の形態例と同様であるため、図4では図示を省略し、また、その説明も省略する。
【0079】
前記Q機能動作部57は台所等への給湯が停止すると再出湯湯温安定化モード(以下、Q機能モードと記す)の動作を開始し再出湯に備え、給湯が停止してから最長待機時間(例えば5分間)を経過しないうちに再出湯が行われるときには再出湯湯温の安定化動作を行い、また、再出湯が行われないまま最長待機時間を経過してしまった場合にはコールドスタートとなるためにQ機能モードの動作を停止する構成を有している。
【0080】
上記Q機能モードの動作とは、例えば、再出湯に備えている給湯バーナ5の燃焼停止中に、風呂バーナ6の燃焼運転により燃焼ファン8を回転駆動させると、燃焼ファン8の回転駆動による通風で給湯熱交換器15の冷却が促進し再出湯時に再出湯湯温が設定湯温よりも大きく下がってしまう。これを防止するために、燃焼ファン8の回転低下制御を行って給湯熱交換器15の通風冷却を抑制し、再出湯湯温の安定化を行うという如く、再出湯湯温の安定化を行うための動作である。なお、周知のように、Q機能モードの動作方式は、再出湯時にガスの立ち上げ量を増加させたり、給湯の流量を変化させる等の様々な動作方式が提案されており、上記の如く、Q機能モードの動作中における給湯バーナ5の燃焼停止中に燃焼ファン8の回転低下制御を行う動作方式であれば、Q機能動作部57は様々な提案方式のいずれのQ機能モードの動作を行う構成にしても構わない。また、上記Q機能動作部57の構成は周知であるのでその説明は省略する。
【0081】
ポンプ間欠運転制御部50は、風呂バーナ6の燃焼中に、上記Q機能動作部57の動作状態情報を取り込んで、Q機能動作部57がQ機能モードの動作を開始したときに予め実験や演算等により求め定められたポンプオン・オフ間欠時間(例えば、オン時間10秒、オフ時間10秒)で循環ポンプ23の間欠運転を行わせるためのポンプオン・オフ信号の出力を開始し、Q機能モードの動作が停止するまで上記ポンプオン・オフ信号を循環ポンプ23へ出力する回路構成を有し、Q機能モード動作運転中における給湯バーナ燃焼停止中に燃焼ファン8の回転低下制御が行われ、この燃焼ファン8のファン風量にマッチングするように風呂バーナ6の燃焼能力が制御されて風呂バーナ6の燃焼能力が低下し、このとき、風呂バーナ6側の燃焼動作が結露発生動作状態になったと推定されるときに循環ポンプ23の間欠運転を行わせ、追い焚き熱交換器16の結露発生を防止する。
【0082】
この実施の形態例によれば、Q機能モードの動作を行うQ機能動作部57が設けられている器具の制御装置56に、該Q機能動作に基づく結露発生を防止する機能を備えたポンプ間欠運転制御部50を設けたので、風呂バーナ6が燃焼する一方で、給湯側がQ機能モード動作中の給湯バーナ燃焼停止中であるとき、つまり、給湯が停止し再出湯に備え、再出湯湯温の安定化のために燃焼ファン8の回転低下制御が行われ、必然的に風呂バーナ6の燃焼熱量低下制御が行われて風呂バーナ6側の燃焼動作が追い焚き熱交換器16の結露発生動作状態となったときに、ポンプ間欠運転制御部50が循環ポンプ23の間欠運転を行わせることで、前記各実施の形態例同様に追い焚き熱交換器16の結露発生を回避することができる。
【0083】
なお、この実施の形態例では、Q機能モード動作運転中における給湯バーナ燃焼停止中だけ追い焚き熱交換器結露防止のために循環ポンプ23の間欠運転を行わせるようにしたが、図4の点線で示すように前記第1〜第4の各実施の形態例に示したような結露発生状況判断部53や、データ格納部52を設け、データ格納部52に結露発生条件データを与えて、Q機能モード動作中における給湯バーナ燃焼停止中だけでなく、結露発生状況判断部53の結露発生可否状況の判断に基づいて循環ポンプ23の間欠運転を行わせるようにしてもよい。
【0084】
以下に、本発明に関連する参考例を説明する。この参考例は、追い焚き動作中に、リモコン55で設定された風呂の沸き上がり温度よりも予め定めた値だけ低めの湯温まで風呂温度が上昇したときに風呂バーナ6の燃焼能力を低下させるマイルド追い焚き機能を備えた器具に適用するもので、図5に追い焚き熱交換器16の結露防止手段の一例を示す。なお、上記マイルド追い焚き機能は、上記の如く、風呂温度が沸き上がり温度に近づいたときに風呂バーナ6の燃焼能力を低下させることによって、風呂に高温(例えば50℃以上)の湯が噴出して入浴中の人に不快感を与えてしまうのを防止する機能である。
【0085】
図5に示すように、本参考例では、制御装置56はポンプ間欠運転制御部50とマイルド追い焚き機能動作部58を有して構成されている。
【0086】
マイルド追い焚き機能動作部58はメモリおよび演算回路(図示せず)を内蔵し、マイルド追い焚きモードの動作を行う回路構成を有しており、内蔵のメモリにはマイルド追い焚きモードの動作を開始させるマイルド追い焚き開始温度を算出するための演算定数(例えば2℃)が予め与えられている。マイルド追い焚き機能動作部58は次のようにマイルド追い焚きモードの動作を行う。例えば、追い焚き中に、リモコン55に設定されている風呂の沸き上がり温度を読み出し、この沸き上がり温度から前記内蔵メモリの演算定数を差し引いてマイルド追い焚き開始温度を算出し、風呂温度センサ(風呂温度検出センサ)24の検出風呂温度が前記マイルド追い焚き開始温度まで上昇したときに、風呂バーナ6の燃焼能力を設定の燃焼能力まで低下させるマイルド追い焚き機能の動作を行う。このマイルド追い焚き機能の動作は風呂が沸き上がるまで続けられる。
【0087】
ポンプ間欠運転制御部50は、風呂の追い焚き中(風呂バーナ燃焼中)に上記マイルド追い焚き機能動作部58の動作状態情報を取り込んでマイルド追い焚き機能動作が開始されたのを検出すると、風呂バーナ6の燃焼能力が低下し風呂バーナ6側の燃焼動作が追い焚き熱交換器16の結露発生動作状態となったと判断し、循環ポンプ23を設定のオン・オフ間欠時間で間欠運転させるためのポンプオン・オフ信号の出力を開始し、マイルド追い焚き機能が終了するまでポンプオン・オフ信号を循環ポンプ23へ出力し、循環ポンプ23の間欠運転を行わせ、追い焚き熱交換器16の結露発生を防止する。
【0088】
この参考例によれば、マイルド追い焚き機能を備えた器具の制御装置56にポンプ間欠運転制御部50を設けたので、追い焚き中に、風呂温度が沸き上がり温度に近づきマイルド追い焚き機能が動作して風呂バーナ6の燃焼能力が低下し、風呂バーナ6の燃焼動作が追い焚き熱交換器16の結露発生動作状態となっても、ポンプ間欠運転制御部50による循環ポンプ23の間欠運転が行われるために、追い焚き熱交換器16の結露発生を防止することができる。
【0089】
なお、この参考例では、マイルド追い焚き機能の動作中だけ追い焚き熱交換器結露防止のために循環ポンプ23の間欠運転を行わせるようにしたが、前記第1〜第4の各実施の形態例に示したような結露発生状況判断部53やデータ格納部52を設け、データ格納部52に結露発生条件データを与えて、マイルド追い焚き機能の動作中だけでなく、結露発生状況判断部53の結露発生可否状況の判断に基づいて循環ポンプ23の間欠運転を行わせるようにした実施の形態例としてもよいし、前記第5の実施の形態例で示したようなQ機能動作部57が設けられているときにはこの参考例に第5の実施の形態例のQ機能動作に伴う循環ポンプ23の間欠運転の構成を組み合わせてQ機能モード動作中における給湯バーナ燃焼停止中にも循環ポンプ23の間欠運転を行わせるようにした実施の形態例としてもよい。
【0090】
また、この参考例では、マイルド追い焚き機能動作部58は、リモコン55に設定された風呂の沸き上がり温度から内蔵のメモリの演算定数(例えば2℃)を差し引きマイルド追い焚き開始温度を算出して、風呂温度センサ24で検出される風呂温度が上記マイルド追い焚き開始温度まで上昇したときに風呂バーナ6の燃焼能力を低下させるマイルド追い焚き機能の動作を開始させていたが、予めマイルド追い焚き開始温度(例えば38℃)を内蔵メモリに与えておき、マイルド追い焚き開始温度を求めるための演算を行わずに、つまり、リモコン55の沸き上がり温度の設定値に関係なく、風呂温度センサ24の検出風呂温度が設定のマイルド追い焚き開始温度まで上昇したときにマイルド追い焚き機能の動作を開始させるように構成してもよい。このようなマイルド追い焚き機能動作部58が設けられている器具においても、上記実施の形態例同様のポンプ間欠運転制御部50を設けて、マイルド追い焚き機能の動作中に循環ポンプ23の間欠運転を行うことによって、風呂バーナ6の燃焼能力低下制御による追い焚き熱交換器16の結露発生を防止することができる。
【0091】
以下に、第6の実施の形態例を説明する。第6の実施の形態例は、風呂の追い焚き中に、追い焚き循環路25の流水検出センサ28が流水を検出しなくなったときに風呂バーナ6の燃焼を停止させて空焚きを防止する空焚き防止機能を備えた器具に適用するものである。上記空焚き防止機能を備えた器具で前記第1〜第5の各実施の形態例のように追い焚き熱交換器16の結露防止のためのポンプ間欠運転を行わせようとすると、間欠運転のオフ時に流水検出センサ28が流水を検出しなくなり、空焚き防止機能が動作して風呂バーナ6の燃焼が停止してしまい、循環ポンプ23の間欠運転を円滑に行うことができない。そこで、この実施の形態例では、上記空焚き防止機能を備えた器具でも循環ポンプ23の間欠運転を円滑に行わせるための制御装置を設けたことを特徴とし、その制御装置56の一例を図6に示す。この制御装置56はポンプ間欠運転制御部50と風呂バーナ燃焼停止部60と燃焼停止動作阻止部61を有して構成されている。
【0092】
風呂バーナ燃焼停止部60は、風呂の追い焚き中(風呂バーナ6の燃焼中)に、流水検出センサ28の流水オン信号の出力が停止したとき、つまり、流水検出センサ28が流水オフを検出したときには、風呂側ガス開閉弁40あるいは元電磁弁37を閉弁させ風呂バーナ6へのガス供給をストップさせて風呂バーナ6の燃焼を停止させる回路構成を有し、空焚きを防止している。
【0093】
ポンプ間欠運転制御部50は、前記第1〜第5の各実施の形態例で示したように、風呂バーナ6側の燃焼動作が追い焚き熱交換器16の結露発生動作状態となったと判断されたときに、循環ポンプ23の間欠運転を行わせるためのポンプオン・オフ信号を循環ポンプ23へ出力し、循環ポンプ23に間欠運転を行わせると共に、ポンプ間欠運転信号を燃焼停止動作阻止部61へ出力する構成を有している。
【0094】
なお、上記風呂バーナ6側の燃焼動作が追い焚き熱交換器16の結露発生動作状態であるか否かの判断構成や、ポンプオン・オフ信号の出力構成は前記第1〜第5の各実施の形態例で示した構成のうち、どの構成で形成してもよく、その説明は省略する。
【0095】
燃焼停止動作阻止部61は、前記ポンプ間欠運転制御部50のポンプ間欠運転信号を受けている間、前記ポンプ間欠運転制御部50による循環ポンプ23の間欠運転を円滑に行わせるために、風呂バーナ燃焼停止部60の風呂バーナ6の燃焼停止動作を阻止する。
【0096】
この実施の形態例によれば、風呂の追い焚き中に追い焚き循環路25の流水検出センサ28が流水オフを検出したときに風呂バーナ6の燃焼を停止させる空焚き防止機能を備えた器具にポンプ間欠運転制御部50を設け、このポンプ間欠運転制御部50による循環ポンプ23の間欠運転により追い焚き熱交換器16の結露発生を防止すると共に、燃焼停止動作阻止部61を設けて循環ポンプ23の間欠運転のオフ時に風呂バーナ6の燃焼停止動作を阻止する構成としたので、循環ポンプ23の間欠運転が行われているときには、前記間欠運転のオフ時に流水検出センサ28が流水オフを検出しても、風呂バーナ6の燃焼は停止せず、循環ポンプ23の間欠運転を円滑に行うことができる。
【0097】
なお、本発明は上記各実施の形態例に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、上記各実施の形態例に示した動作状態検出部51は、最小燃焼時の比例弁電流値を0%とし、最大燃焼に向けて%値が増加し、最大燃焼時に比例弁電流値を100 %とするという如く、燃焼能力に対応させた%値で表された値を比例弁電流値として検出していたが、実測された比例弁電流値をそのまま検出してもよい。この場合には結露発生条件データを構成する比例弁電流のデータは電流値により与えられることになる。
【0098】
また、上記第4の実施の形態例では、結露発生条件データが結露発生条件の軽重に応じて段階的に区分されている例を示したが、結露発生条件データは結露発生条件の軽重の度合を連続的に表すデータで構成するようにしてもよい。例えば、結露発生条件データを前式(1)に示す演算式データ(A・(T2 −T1 )+B・I+C・N=X)で構成し、結露発生条件が重くなるに従って算出値Xが小さくなるように構成する。そして、風呂バーナ燃焼動作の検出値を用いて上記演算式データに基づいた演算を行うことにより、算出値Xに基づいて、次のように、結露発生条件の度合が重くなるに従って循環ポンプ23の駆動エネルギーを低減する方向に循環ポンプ23の間欠時間の可変制御が行われる。
【0099】
例えば、循環ポンプ23の間欠時間のオン時間をtON、オフ時間をtOFF としたとき、間欠時間を算出するための演算式を下式(2)とする。
【0100】
(tON−tOFF )/tON=X・・・・・(2)
【0101】
上記式(2)より、tONに対するtOFF の比を次式(3)に示すように整理することができる。
【0102】
tON:tOFF =1:(1−X)・・・・・(3)
【0103】
ただし、Xが1以上であるときには非結露発生領域であるとしてポンプ連続運転が行われる。
【0104】
例えば、tON+tOFF =10秒と一定にし、X=0.5 と算出されたときには、上式(3)より、tON:tOFF =1:(1/2)=2:1となり、
【0105】
tON=10×(2/3)≒6.7 秒
【0106】
tOFF =10×(1/3)≒3.3 秒
【0107】
と、間欠時間を求めることができ、この求めた間欠時間に応じた循環ポンプ23の間欠運転が行われる。
【0108】
上記の如く、結露発生条件の軽重の度合に応じて連続した循環ポンプ23の間欠時間の可変制御が行われることにより、追い焚き熱交換器16の結露発生状況に合った循環ポンプ23の間欠運転が行われ、間欠運転の無駄なく、追い焚き熱交換器16の結露を確実に防止することができる。
【0109】
上記のように結露発生条件の軽重の度合を連続的に表すデータは前式(1)に示す演算式データだけとは限らず、例えば、風呂温度が下がるに従って結露発生条件の度合が重くなるというような風呂温度と結露発生条件の度合の関係を示したグラフデータや演算式データ等、比例弁電流と風呂温度と追い焚き熱交換器出側湯温と燃焼ファン8の回転数あるいはファン風量のいずれか1つと結露発生条件の度合との関係データで結露発生条件データを構成してもよいし、また、比例弁電流が下がり、かつ、風呂温度が下がるに従って結露発生条件の度合が重くなるというような比例弁電流と風呂温度の組み合わせにより結露発生条件の度合を表すデータのように、比例弁電流と風呂温度と追い焚き熱交換器出側湯温と燃焼ファン8の回転数あるいはファン風量のうち、少なくとも2個以上の組み合わせにより結露発生条件の度合を連続的に表すデータで結露発生条件を構成してもよく、結露発生条件の度合を連続的に表すデータであれば、前式(1)に示す演算式データ以外の様々なデータ構成で結露発生条件データを構成してもよい。
【0110】
上記のような結露発生条件データに基づいて結露発生条件の軽重の度合を求めて、結露発生条件の度合が重くなる方向に従って循環ポンプ23の駆動エネルギーを低減する方向に、つまり、結露発生条件の度合が重くなるに従ってオン時間を短くする、あるいは、オフ時間を長くする、あるいは、オン時間を短くし、かつ、オフ時間を長くする方向に、循環ポンプ23の間欠時間の可変制御を行うことによって、上記同様の追い焚き熱交換器16の結露防止効果を奏することができる。
【0111】
さらに、上記第1〜第6の実施の形態例は図7に示す複合給湯器を例にして説明したが、本発明は給湯バーナ5と風呂バーナ6を有し、給湯バーナ5と風呂バーナ6に対して共通の比例弁38と燃焼ファン8を備えた複合給湯器であればよく、図7に示した構成の複合給湯器に限定されるものではない。
【0112】
【発明の効果】
この発明によれば、風呂バーナ燃焼動作が追い焚き熱交換器の結露発生動作状態となったときに、ポンプに間欠運転を行わせる構成としたので、風呂バーナ燃焼動作が結露発生動作状態となったときにポンプの間欠運転を行わせることによって、湯水が追い焚き熱交換器の入口から出口に至るまでの時間がポンプの連続運転時よりも長くなり、停滞時間が長くなることで風呂バーナの燃焼熱量が低くても追い焚き熱交換器の通水が十分に加熱され、追い焚き熱交換器の水管表面温度の低下が抑えられて追い焚き熱交換器の結露発生を防止することができる。
【0113】
その上、ポンプの間欠運転を行うことによって、風呂バーナにより加熱された高温の湯が緩やかに浴槽へ流れ出ることになるので、追い焚き中に入浴者がいる場合には、追い焚きによる高温の湯が勢いよく噴出し入浴者に不快感を与えるという問題を回避することができる。
【0115】
さらに、上記の如く、この発明は、ポンプの間欠運転を行って、追い焚き熱交換器の結露発生を防止する構成を有しており、上記ポンプの間欠運転を行うためのポンプのオン・オフ制御は簡単に行うことができることから、ポンプ間欠運転制御部の回路構成を簡易化することが可能である。さらに、ポンプの能力毎にそれぞれ対応するポンプ間欠運転制御部の回路を用意する必要がなく、結露を防止することができる所望のポンプのオン・オフ間欠時間をメモリ等に入力するだけで、所望のポンプ間欠時間でポンプ間欠運転を行わせることができるので、複数の能力種のポンプ毎にポンプ間欠運転制御部の回路を製造しなくて済み、回路のコストを低く抑えることができる。
【0116】
さらに、流水検出センサが風呂の追い焚き流水のオフを検出したときに風呂バーナの燃焼を停止させる風呂バーナ燃焼停止部を有した複合給湯器において、ポンプ間欠運転制御部と風呂バーナ燃焼停止動作阻止部を設けたものにあっては、ポンプ間欠運転制御部によるポンプ間欠運転のオフ時に流水検出センサが流水オフを検出しても風呂バーナ燃焼停止動作阻止部が風呂バーナ燃焼停止部の風呂バーナ燃焼停止動作を阻止するので、風呂バーナの燃焼が停止してしまうことなく、ポンプの間欠運転を円滑に行うことができ、追い焚き熱交換器の結露を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】追い焚き熱交換器の結露防止機能を備えた複合給湯器の制御装置の一構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す制御装置における追い焚き熱交換器の結露防止動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】結露発生条件データの組み合わせデータの一例を示すグラフである。
【図4】再出湯湯温の安定化機能を備えた複合給湯器に追い焚き熱交換器の結露防止動作を行わせる制御装置の一構成例を示すブロック図である。
【図5】 風呂のマイルド追い焚き機能を備えた複合給湯器に追い焚き熱交換器の結露防止動作を行わせる制御装置の一参考例を示すブロック図である。
【図6】空焚き防止機能を備えた複合給湯器にポンプの間欠運転を行わせる制御装置の一構成例を示すブロック図である。
【図7】給湯バーナと風呂バーナに共通の比例弁と燃焼ファンが設けられている複合給湯器の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 器具
5 給湯バーナ
6 風呂バーナ
8 燃焼ファン
16 追い焚き熱交換器
17 ファン回転数検出センサ
23 循環ポンプ
24 風呂温度センサ
28 流水検出センサ
38 比例弁
44 出側温度センサ
45 ファン風量検出センサ
50 ポンプ間欠運転制御部
51 動作状態検出部
52 データ格納部
53 結露発生状況判断部
56 制御装置
57 Q機能動作部
58 マイルド追い焚き機能動作部
60 風呂バーナ燃焼停止部
61 燃焼停止動作阻止部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a composite water heater provided with a hot water burner and a bath burner.
[0002]
[Prior art]
FIG. 7 shows an example of a system configuration of a composite water heater (appliance). In the figure, the
[0003]
The hot
[0004]
A hot water
[0005]
In the
[0006]
A
[0007]
A hot
[0008]
In the figure, what is indicated by a dotted line is provided if necessary, 44 is an outlet side temperature sensor for detecting the outlet side hot water temperature of the
[0009]
This type of composite water heater is provided with a
[0010]
When controlling the hot water supply operation, the
[0011]
The
[0012]
In this reheating operation, the
[0013]
Note that, in this reheating independent operation control, the maximum combustion capacity value is usually given to the
[0014]
In this type of combined water heater, the heat transfer mode is shifted from the end of the reheating operation to a predetermined time (for example, 4 hours), and the
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
As shown in FIG. 7, in a combined water heater provided with a
[0016]
As described above, when the hot water supply burner combustion and the bath burner combustion are performed by the hot water supply side priority control, for example, when the valve opening amount of the
[0017]
In order to prevent the occurrence of dew condensation in the reheating
[0018]
However, as is well known, the
[0019]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and the object of the present invention is to reduce the combustion capacity of the bath burner, that is, the combustion operation of the bath burner becomes the operation state for generating condensation in the reheating heat exchanger. It is possible to prevent dew condensation in the reheating heat exchanger without variably controlling the continuous flow rate of the recirculation pump, and to simplify the circuit configuration of the control circuit. An object of the present invention is to provide a composite water heater having a dew condensation prevention function for a reheating heat exchanger.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention has the following configuration as means for solving the above problems. 1st invention controls the hot water supply burner which performs heating combustion of the hot water supply heat exchanger, the bath burner which performs heating combustion of the reheating heat exchanger, and the amount of fuel supplied to the hot water supply burner and the bath burner by the valve opening amount A common proportional valve that A common combustion fan for supplying and exhausting the hot water supply burner combustion and the bath burner combustion; A pump that recirculates hot water in the bath and recirculates it through the heat exchanger when reheating the bath burner, and a control device that controls the opening amount of the proportional valve, the rotation of the combustion fan, and the pump drive The In the combined water heater, The control device controls the reduction of the rotation of the combustion fan when the combustion of the bath burner is performed while the hot water supply burner is stopped, and suppresses the cooling of the hot water supply heat exchanger to stabilize the hot water temperature of the hot water. A Q function operation unit is provided for performing the operation in the re-heated hot water temperature stabilization mode, and it is assumed that the bath burner combustion operation is in the dew generation operation state while the hot water supply burner combustion is stopped during the operation in the re-heated hot water temperature stabilization mode. Configuration with intermittent pump operation controller that performs intermittent on / off operation It is a means to solve the problem.
[0031]
First 2 The invention of the present invention includes a hot water supply burner that performs heating and combustion of a hot water supply heat exchanger, a bath burner that performs heating and combustion of a reheating heat exchanger, and a common control that controls the amount of fuel supplied to the hot water supply burner and the bath burner by the valve opening amount Proportional valve, pump that recirculates hot water from the bath and recirculates it through the heat exchanger when reheating the bath burner, and controls the amount of opening of the proportional valve, rotation control of the combustion fan, and pump drive A control device, a running water detection sensor that detects running water of a reheating heat exchanger driven by a pump, and a bath burner combustion stop unit that stops combustion of the bath burner when the running water detection sensor detects that the running water is off, Collects information on the operating status of this combined water heater in a combined water heater that controls the amount of valve opening by giving priority to the hot water supply side when both normal hot water burner combustion and bath burner combustion are performed. An operation state detection unit to be output, a data storage unit for storing dew generation condition data of the reheating heat exchanger created in advance using information on the operation state of the combined water heater, and the operation state detection unit. Based on the information obtained, the dew generation status determination unit that determines whether or not the dew generation possibility of the reheating heat exchanger is compared with the dew generation condition data in the data storage unit, and the dew generation occurrence status determination unit determines that the dew generation occurs. And a pump intermittent operation control unit that performs intermittent on / off operation of the pump, and even if the flowing water detection sensor detects that the flowing water is off when the pump intermittent operation is turned off by the pump intermittent operation control unit, A configuration provided with a combustion stop operation blocking unit for blocking the bath burner combustion stop operation of the bath burner combustion stop unit is used as means for solving the above-mentioned problems.
[0034]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments according to the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, the composite water heater of each embodiment described below is intended for the composite water heater having the system configuration shown in FIG. Further, in the description of each embodiment described below, the same reference numerals are given to the same components as the components of each embodiment described previously, and duplicate descriptions in the subsequent embodiments are omitted. To do.
[0035]
FIG. 1 shows a characteristic rebound in the first embodiment. heat A configuration of a
[0036]
The operating
[0037]
The bath
[0038]
The data storage unit 52 is configured by a storage device (memory), and the data storage unit 52 is preliminarily obtained and given dew condensation occurrence condition data by experiments or calculations. In the present embodiment, the dew generation condition data is composed of dew generation value S data for determining whether or not the combustion operation on the
[0039]
The proportional valve current corresponds to the combustion capacity of the bath burner. When the proportional valve current value decreases, the combustion capacity of the
[0040]
The dew condensation occurrence
[0041]
The operation of determining whether or not condensation occurs in the above-described dew generation
[0042]
The pump intermittent
[0043]
The intermittent on / off time of the pump is obtained in advance by experiments or the like so that the reheating
[0044]
Hereinafter, an operation example of the reheating heat exchanger dew condensation prevention function having the above-described configuration will be briefly described based on the flowchart of FIG. During the combustion of the
[0045]
In step 105, the bath
[0046]
If it is determined in
[0047]
According to this embodiment, when the combustion operation on the side of the
[0048]
In addition, as described above, by performing intermittent pump operation of the
[0049]
Further, as described above, in order to prevent dew condensation in the reheating
[0050]
The second embodiment will be described below. The second embodiment is different from the first embodiment in that the dew generation condition data in the data storage unit 52 is added to the dew generation value of the proportional valve current and the dew generation value of the bath temperature. Condensation occurrence value of the hot water exchanger outlet side hot water temperature and the condensation generation value of two or more of the fan rotation speed or the fan airflow condensation value. This is a configuration for more accurately determining whether or not the
[0051]
As described above, the condensation generation condition data stored in the data storage unit 52 are the condensation generation value of the proportional valve current of the
[0052]
Condensation occurrence
[0053]
According to this embodiment, the dew condensation occurrence condition data is composed of a plurality of dew condensation occurrence values indicating different operation states, and the plurality of dew condensation occurrence values and the appliance operation state information respectively corresponding to these dew condensation occurrence values are used. Since the
[0054]
The third embodiment will be described below. What is characteristic in the third embodiment is that the dew generation condition data includes at least two of proportional valve current, bath temperature, reheating heat exchanger outlet hot water temperature, fan rotation speed or fan air volume. This is composed of combination data that divides the dew condensation generation region and the non-condensation generation region by the combination, and is configured to more accurately determine the dew generation operation state on the
[0055]
As described above, the dew generation condition data stored in the data storage unit 52 includes at least two of the proportional valve current, the bath temperature, the reheating heat exchanger outlet hot water temperature, the fan rotation speed, and the fan air volume. It consists of combination data.
[0056]
In FIG. 3, two combinations of proportional valve current and bath temperature are shown by a solid line A as an example of dew generation condition data. This solid line A shows the relationship between the proportional valve current and the bath temperature for distinguishing the dew condensation generation region and the non-condensation generation region of the reheating heat exchanger. As shown in the figure, the region above the solid line A Is the non-condensation generation area, and the area below the solid line A is the condensation generation area, and is divided by the solid line A. The relationship value between the proportional valve current and the bath temperature (intersection coordinate value on the proportional valve current and bath temperature graph) Is in the non-condensation generation region above the solid line A, it is determined that no condensation occurs in the reheating
[0057]
In the graph of FIG. 3, the α value on the horizontal axis indicates a proportional valve current value corresponding to a predetermined minimum combustion capacity, and the β value indicates a proportional valve current value corresponding to a predetermined maximum combustion capacity. It is shown.
[0058]
In FIG. 3, graph data that is a combination of two proportional valve currents and bath temperature is shown as an example of dew generation condition data. However, dew generation condition data is not limited to the graph data as shown in FIG. You may comprise with arithmetic formula data and table | surface data. Moreover, it is not limited to the above two combinations, and is composed of any combination of proportional valve current, bath temperature, reheating heat exchanger outlet hot water temperature, combustion fan rotation speed or fan air volume. It may be configured by any three combinations. Of course, all four may be combined. Next, arithmetic expression data, which is an example of the dew generation condition data combining the four, is shown in the following expression (1).
[0059]
A ・ (T 2 -T 1 ) + B · I + C · N = X (1)
[0060]
A, B, and C shown on the left side of the above arithmetic expression are constants obtained in advance by experiment, calculation, etc. 1 Is the bath temperature (water temperature on the inlet side of the reheating heat exchanger), T 2 Is the outlet hot water temperature of the reheating heat exchanger, I is the proportional valve current value, N is the fan rotation speed or fan air volume of the combustion fan, and X is the calculated value of the arithmetic expression.
[0061]
Calculation calculation value X of the above formula (1) is the boundary of setting value (For example, “1”) or less indicates that the combustion operation on the side of the
[0062]
Condensation occurrence
[0063]
For example, when the dew generation condition data is composed of graph data indicating the relationship between the proportional valve current and the bath temperature as indicated by the solid line A in FIG. 3, the detected value (in FIG. In the example, the relation value based on the proportional valve current value and the detected bath temperature is collated with the graph data, and it is determined whether or not the relation value is in the dew condensation generation region. Further, when the dew condensation occurrence condition data is composed of the arithmetic expression data shown in the previous expression (1), the detected proportional valve current value I of the
[0064]
When it is determined that the combustion operation on the
[0065]
According to this embodiment, the dew generation condition data is a combination data of two or more of proportional valve current, bath temperature, outlet side hot water temperature of the reheating heat exchanger, rotation speed of the combustion fan, or fan air volume. The
[0066]
The fourth embodiment will be described below. The characteristic feature of the fourth embodiment is that the dew generation condition data stored in the data storage unit 52 shown in FIG. 1 is divided into two or more stages according to the dew generation condition, and the
[0067]
As described above, the condensation generation condition data stored in the data storage unit 52 is divided into two or more stages according to the weight of the condensation generation condition. For example, when the condensation generation condition data is composed only of bath temperature data, as shown in Table 1, the bath temperature T 1 The region where the temperature is higher than 25 ° C is the non-condensing region, the bath temperature T 1 The region where the temperature is 25 ° C or less is the condensation generation region, and the bath temperature T 1 The region where the temperature is 25 ° C or lower and higher than 20 ° C is defined as a zone where the dew condensation occurrence condition is light in the dew condensation occurrence region, and the bath temperature T 1 The region where the temperature is 20 ° C. or less is divided into two regions, such as the b zone where the conditions for generating condensation are heavy.
[0068]
[Table 1]
[0069]
In addition, when the dew generation condition data is composed of the relationship graph data between the bath temperature and the proportional valve current shown in FIG. 3, the area above the solid line A is set as the non-condensation generation area and is sandwiched between the solid line A and the solid line B. Two areas of dew condensation are generated, such as the a zone of the condensation generation area where the dew generation condition is light and the area below the solid line B as the b zone of the dew generation area where the dew generation condition is heavy. It is divided into. Furthermore, when the dew condensation generation condition data is composed of arithmetic expression data as shown in the previous equation (1), the set boundary value (for example, the dew condensation generation region and the non-condensation generation region are classified as shown in Table 2). “1”, “0” that separates the a zone and b zone of the dew condensation generation region, and “−1” that separates the b zone and b ′ zone) divide the dew condensation generation region into three.
[0070]
[Table 2]
[0071]
The dew condensation occurrence
[0072]
While receiving the dew condensation generation signal from the dew condensation occurrence
[0073]
For example, when the bath burner combustion operation is in the a zone where the dew condensation generation condition is light, intermittent on / off intermittent time (for example, the on period of 10 seconds and the off period of 10 seconds) of the
[0074]
In addition, the pump on / off intermittent time corresponding to each light weight category of the above-mentioned condensation generation conditions is calculated in advance, experimented, etc. so that condensation does not occur in each state of the condensation generation conditions And stored in the built-in memory of the intermittent pump
[0075]
According to this embodiment, as the dew condensation occurrence condition becomes heavier, it is configured to perform variable control of the on / off intermittent time of the
[0076]
In addition, as in the first to third embodiments, when the
[0077]
In this embodiment, the condensation generation condition data is shown as being divided into two or three stages according to the lightness of the condensation generation condition. Of course, the condensation generation condition data may be divided more finely, By finely classifying the dew condensation condition data, it is possible to more accurately determine the dew condensation occurrence status of the reheating
[0078]
Hereinafter, a fifth embodiment will be described with reference to FIG. The fifth embodiment is applied to a combined water heater in which a Q
[0079]
When the hot water supply to the kitchen or the like stops, the Q
[0080]
The operation in the Q function mode is, for example, when the
[0081]
The intermittent pump
[0082]
According to this embodiment, the intermittent control of the pump provided with the function for preventing the occurrence of dew condensation based on the Q function operation is performed in the
[0083]
In this embodiment, the intermittent operation of the
[0084]
less than, Related to the present invention A reference example will be described. This reference An example is a mild chase that reduces the burning ability of the
[0085]
As shown in FIG. reference In the example, the
[0086]
The mild chasing function operation unit 58 has a memory and an arithmetic circuit (not shown) built-in, and has a circuit configuration for operating in the mild chasing mode, and the built-in memory starts operation in the mild chasing mode. An arithmetic constant (for example, 2 ° C.) for calculating the mild chasing start temperature is given in advance. The mild chasing function operation unit 58 operates in the mild chasing mode as follows. For example, during the reheating, the bath boiling temperature set in the
[0087]
When the pump intermittent
[0088]
this reference According to the example, since the pump intermittent
[0089]
In addition, this reference In the example, the
[0090]
Also this reference In the example, the mild chasing function operation unit 58 calculates the mild chasing start temperature by subtracting the operation constant (for example, 2 ° C.) of the built-in memory from the boiling temperature of the bath set in the
[0091]
The following 6 An embodiment of the present invention will be described. First 6 In this embodiment, during the reheating of the bath, when the flowing
[0092]
The bath burner combustion stop unit 60 detects that the flowing
[0093]
The pump intermittent
[0094]
It should be noted that the determination configuration as to whether or not the combustion operation on the side of the
[0095]
While receiving the pump intermittent operation signal from the pump intermittent
[0096]
According to this embodiment, when the flowing
[0097]
The present invention is not limited to the above embodiments, and various embodiments can be adopted. For example, the operation
[0098]
In the fourth embodiment, the condensation generation condition data is classified stepwise according to the lightness of the condensation generation condition. However, the condensation generation condition data indicates the degree of lightness of the condensation generation condition. May be constituted by data that continuously represents. For example, the dew generation condition data is expressed by the equation data (A · (T 2 -T 1 ) + B · I + C · N = X), and the calculated value X becomes smaller as the dew condensation occurrence condition becomes heavier. Then, by performing a calculation based on the calculation formula data using the detection value of the bath burner combustion operation, the
[0099]
For example, the on time of the intermittent time of the
[0100]
(T ON -T OFF ) / T ON = X (2)
[0101]
From the above equation (2), t ON For t OFF Can be arranged as shown in the following equation (3).
[0102]
t ON : T OFF = 1: (1-X) (3)
[0103]
However, when X is 1 or more, the pump continuous operation is performed as a non-condensation occurrence region.
[0104]
For example, t ON + T OFF = 10 seconds, and when X = 0.5 is calculated, t ON : T OFF = 1: (1/2) = 2: 1
[0105]
t ON = 10 × (2/3) ≒ 6.7 seconds
[0106]
t OFF = 10 × (1/3) ≒ 3.3 seconds
[0107]
The intermittent time can be obtained, and the intermittent operation of the
[0108]
As described above, the intermittent operation of the
[0109]
As described above, the data that continuously represents the degree of lightness of the condensation generation condition is not limited to the arithmetic expression data shown in the previous equation (1). For example, the degree of the condensation generation condition increases as the bath temperature decreases. Such as graph data and calculation formula data showing the relationship between the bath temperature and the degree of dew generation, such as proportional valve current, bath temperature, reheating heat exchanger outlet hot water temperature,
[0110]
The degree of lightness of the condensation generation condition is obtained based on the above condensation generation condition data, and the drive energy of the circulating
[0111]
Furthermore, the first to the above-mentioned 6 Although the embodiment of the present invention has been described by taking the composite water heater shown in FIG. 7 as an example, the present invention has a
[0112]
【The invention's effect】
According to the present invention, the bath burner combustion operation becomes the dew generation operation state because the pump is intermittently operated when the bath burner combustion operation becomes the dew generation operation state of the reheating heat exchanger. When the pump is operated intermittently, the time from the hot water to the heat exchanger inlet to the outlet becomes longer than the continuous operation of the pump, and the stagnation time is longer. Even if the amount of heat of combustion is low, the water flow through the reheating heat exchanger is sufficiently heated, and a decrease in the surface temperature of the water pipe of the reheating heat exchanger can be suppressed, so that dew condensation in the reheating heat exchanger can be prevented.
[0113]
In addition, by performing intermittent operation of the pump, the hot water heated by the bath burner will slowly flow out to the bathtub. However, it is possible to avoid the problem of unpleasant sensation for the bather.
[0115]
Furthermore, as described above, the present invention has a configuration in which the intermittent operation of the pump is performed to prevent the occurrence of condensation in the reheating heat exchanger, and the pump for performing the intermittent operation of the pump is turned on / off. Since the control can be easily performed, the circuit configuration of the pump intermittent operation control unit can be simplified. Furthermore, it is not necessary to prepare a circuit for the intermittent operation control unit corresponding to each pump capacity, and the desired pump ON / OFF intermittent time that can prevent condensation can be input to a memory or the like. Since the pump intermittent operation can be performed in the pump intermittent time, it is not necessary to manufacture the circuit of the pump intermittent operation control unit for each pump of a plurality of capacity types, and the cost of the circuit can be kept low.
[0116]
Furthermore, in the combined water heater having a bath burner combustion stop unit that stops the combustion of the bath burner when the flowing water detection sensor detects that the bath reheating water is turned off, the pump intermittent operation control unit and the bath burner combustion stop operation prevention If the pump intermittent operation control unit turns off the pump intermittent operation, the bath burner combustion stop operation blocking unit is the bath burner combustion of the bath burner combustion stop unit even if the flowing water detection sensor detects that the flowing water is off. Since the stop operation is prevented, the intermittent operation of the pump can be performed smoothly without stopping the combustion of the bath burner, and condensation of the reheating heat exchanger can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration example of a control device for a composite water heater having a dew condensation prevention function for a reheating heat exchanger.
FIG. 2 is a flowchart showing an example of a dew condensation preventing operation of the reheating heat exchanger in the control device shown in FIG.
FIG. 3 is a graph showing an example of combination data of condensation generation condition data.
FIG. 4 is a block diagram showing a configuration example of a control device that causes a combined water heater having a function of stabilizing the re-hot water temperature to perform a dew condensation preventing operation of the reheating heat exchanger.
FIG. 5 is one example of a control device that causes a combined water heater having a mild reheating function for a bath to perform a dew condensation preventing operation of the reheating heat exchanger. reference It is a block diagram which shows an example.
FIG. 6 is a block diagram illustrating a configuration example of a control device that causes a composite water heater having an air-spreading prevention function to perform intermittent operation of a pump.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing an example of a composite water heater in which a proportional valve and a combustion fan are provided in common to a hot water burner and a bath burner.
[Explanation of symbols]
1 appliance
5 Hot water burner
6 Bath burner
8 Combustion fan
16 Reheating heat exchanger
17 Fan speed detection sensor
23 Circulation pump
24 Bath temperature sensor
28 Flowing water detection sensor
38 Proportional valve
44 Outlet temperature sensor
45 Fan air volume detection sensor
50 Pump intermittent operation controller
51 Operation status detector
52 Data storage
53 Condensation occurrence status determination section
56 Control unit
57 Q function operation unit
58 Mild chasing function
60 Bath burner combustion stop
61 Combustion stop operation prevention unit
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04835596A JP3859759B2 (en) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | Combined water heater |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04835596A JP3859759B2 (en) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | Combined water heater |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09217960A JPH09217960A (en) | 1997-08-19 |
JP3859759B2 true JP3859759B2 (en) | 2006-12-20 |
Family
ID=12801061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04835596A Expired - Fee Related JP3859759B2 (en) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | Combined water heater |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3859759B2 (en) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017122533A (en) * | 2016-01-06 | 2017-07-13 | 株式会社ガスター | Bath water heater |
JP2017122535A (en) * | 2016-01-06 | 2017-07-13 | 株式会社ガスター | Bath water heater |
JP6605962B2 (en) * | 2016-01-06 | 2019-11-13 | 株式会社ガスター | Bath water heater |
JP6758063B2 (en) * | 2016-03-29 | 2020-09-23 | 大阪瓦斯株式会社 | Heating device |
JP2018204862A (en) * | 2017-06-02 | 2018-12-27 | 株式会社パロマ | Bath water heater |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP04835596A patent/JP3859759B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09217960A (en) | 1997-08-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4023139B2 (en) | Hybrid water heater | |
JP3859759B2 (en) | Combined water heater | |
JP3683400B2 (en) | Combined water heater | |
JP5385649B2 (en) | Bathroom heating equipment | |
JP3776981B2 (en) | Combined water heater | |
JP3754474B2 (en) | Combined water heater | |
JP3622568B2 (en) | 1 can 2 water channel water heater | |
JP3834423B2 (en) | One can multi-channel combustion equipment | |
JP3748681B2 (en) | One can two water bath hot water heater | |
JPH11257736A (en) | Hot-water supply device | |
JP3880126B2 (en) | Combustion equipment | |
JP3859785B2 (en) | One can two water channel water heater | |
JP2004232899A (en) | Water heater | |
JP3801339B2 (en) | Water heater | |
JP3748611B2 (en) | Combustion equipment | |
JP3834352B2 (en) | Combined water heater | |
JP4029249B2 (en) | Circulating water heating control method and circulating water heating control device | |
JP2920619B2 (en) | Hot water controller | |
JPH11159862A (en) | Single boiler/two water feed pipe water heater | |
JPH11211227A (en) | Single body double water path combustor | |
JP2022067720A (en) | Bathroom system | |
JP2004144476A (en) | Hot water supply device | |
JP2001324138A (en) | Combustion controller of storage type water heater | |
JP3848756B2 (en) | One can two water heater | |
JPH0730924B2 (en) | Hot water heater |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051025 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060613 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060829 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060920 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |