JP3859185B2

JP3859185B2 - Method for forming ceiling wall using film body

Info

Publication number: JP3859185B2
Application number: JP12214698A
Authority: JP
Inventors: 祐二伊藤; 幹雄岡野; 俊雄本間
Original assignee: Fujita Corp
Current assignee: Fujita Corp
Priority date: 1998-05-01
Filing date: 1998-05-01
Publication date: 2006-12-20
Anticipated expiration: 2018-05-01
Also published as: JPH11315611A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は膜体を用いた天井壁の形成方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
天井壁を有する形成する場合、地盤に、形成すべく天井壁の下部の輪郭に対応した輪郭でコンクリート底版を設け、形成すべく天井壁の内面に対応した形状を有する膜体の外周縁を、前記コンクリート底版上に気密に取り付け、膜体の内側の気密空間に圧縮空気を供給して膜体を膨らませ、気密空間の圧力を大気圧よりも高い値に保ちつつ膜体の外側にコンクリートを吹き付けて天井壁を形成するようにした工法は、型枠の組み立て、撤去を要せず、工期の短縮化やコストダウンを図れることから実用化されつつある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、形成すべく天井壁が巨大な場合、例えば、直径が５０ｍ程度のドーム状の天井壁を形成するような場合、膜体の内側の圧力を高い値に保っていても、膜体の外側に吹き付けられるコンクリートの重量が大きくなるため、膜体により所望の形状を維持できず、所望形状の天井壁を形成することができなくなる。本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、形成すべく天井壁が巨大な場合であっても、所望の形状に天井壁を形成できる膜体を用いた天井壁の形成方法を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、地盤上に、形成すべくドーム状の天井壁の下端の輪郭を含む形状でコンクリート底版を設け、前記形成すべく天井壁の内面に対応した形状を有する膜体を設け、前記膜体の外周縁を前記コンクリート底版上に気密に取り付け、前記膜体の内側の気密空間に圧縮空気を供給して膜体を膨らませ、前記気密空間の圧力を大気圧よりも高い値に保ちつつ膜体の外側にコンクリートを吹き付けて天井壁を形成するに際して、前記膨らませた膜体の外面上を、異なった高さ毎に少なくとも３つ以上の領域に分け、下方の領域から上方の領域へと各領域毎に第１層目のコンクリート壁を形成していき、前記第１層目のコンクリート壁を形成する際に、最も下位に位置する領域にコンクリートを吹き付ける際の前記気密空間の圧力を第１の値とした場合に、最も下位に位置する領域にコンクリートを吹き付けた後、膜体に吹き付けられたコンクリートが流動性を有する間に前記気密空間の圧力を前記第１の値よりも高い第２の値に上げてコンクリートの吹き付けにより下方に変位した膜体を元の位置に戻し、コンクリートを硬化させた後、前記気密空間の圧力を第２の値に維持しつつその上方の領域にコンクリートを吹き付け、膜体に吹き付けられたコンクリートが流動性を有する間に前記気密空間の圧力を前記第２の値よりも高い第３の値に上げてコンクリートの吹き付けにより下方に変位した膜体を元の位置に戻し、コンクリートを硬化させ、このように下方の領域から上方の領域へと各領域へのコンクリートの吹き付け毎に前記気密空間の圧力を順次高めつつ第１層目のコンクリート壁を形成していき、前記膜体の外面全域を第１層目のコンクリート壁で覆った後、前記第１層目のコンクリート壁の外側にコンクリートを吹き付け、１層あるいは複数層のコンクリート壁を形成するようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、前記第１層目のコンクリート壁を構成するコンクリートを吹き付ける前に、膜体の上部寄り箇所とその下方の箇所に、ドーム状に膨らまされた膜体の中心を中心に環状に延在するように第１メインリングと第２メインリングがそれぞれ装着され、さらに、第１メインリングの周方向に間隔をおいた複数箇所と第２メインリングとの間が複数のケーブルにより連結されると共に、第２メインリングの周方向に間隔をおいた複数箇所と底版との間が複数のケーブルにより連結されることを特徴とする。
また、本発明は、前記各領域毎にコンクリートを吹き付ける前に、コンクリートを吹き付ける領域に対応した膜体箇所に鉄筋が配筋され、前記鉄筋が配筋された領域に吹き付けられたコンクリートが硬化した後でその上方の領域にコンクリートが吹き付けられる前に、その領域に対応した膜体箇所に鉄筋が配筋され、このようにコンクリートが吹き付けられる領域に鉄筋が配筋された後、コンクリートが吹き付けられることを特徴とする。
また、本発明は、前記膜体がドーム状に膨らまされることを特徴とする。
【０００５】
本発明では、膨らませた膜体上でコンクリートを噴き付ける範囲を高さ毎に３つ以上の領域に分け、各領域毎に気密空間の圧力を順次高め膜体の変形を矯正しつつ第１層目のコンクリート壁を形成する。
次に、形が整えられた第１層目のコンクリート壁を形成した後、その外側に１層あるいは複数層のコンクリート壁を形成することで天井壁を形成する。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図１（Ａ）は完成されたコンクリート構造物の平面図、（Ｂ）は同断面正面図、図２、図３の（Ａ）乃至（Ｄ）は本発明方法の説明図を示す。
本実施の形態においてコンクリート構造物はごみ処分場１２であり、ごみ処分場１２はドーム状（上方に凸の湾曲面状）の天井壁１４を有している。天井壁１４は環状または円板状または矩形状などのコンクリート底版１６から立設され、コンクリート底版１６の内側の地盤状には遮水層１８が設けられている。
【０００７】
このようなごみ処分場１２は次のようにして構築される。
まず、図２（Ａ）に示すように、整地を行なった後、構築すべくごみ処分場１２の下部を含む輪郭でコンクリート底版１６を設ける。
次に、図２（Ｂ）に示すように、構築すべくごみ処分場１２の天井壁１４の内面に対応した形状を有する膜体２０を設け、膜体２０の外周縁をコンクリート底版１６上に気密に取り付ける。
次に、図２（Ｃ）に示すように、膜体２０の内側の気密空間２０１０に圧縮空気を供給して膜体２０を膨らませ、気密空間２０１０の圧力を大気圧よりも高い第１の値に保つ。
【０００８】
次に、図２（Ｄ）に示すように、膜体２０の上部寄り箇所とその下方の箇所に、ドーム状に膨らまされた膜体２０の中心を中心に環状に延在するように第１メインリング３０と第２メインリング３２をそれぞれ装着し、第１メインリング３０と第２メインリング３２の周方向に間隔をおいた複数箇所をケーブル３４により連結するとともに、第２メインリング３２の周方向に間隔をおいた複数箇所と底版１６との間を複数のケーブル３４により連結する。
前記第１メインリング３０は、例えば、膜体２０の高さの８／１０から９／１０の箇所に設置され、前記第２メインリング３２は、膜体２０の高さの６／１０から７／１０の箇所に設置される。なお、このようなメインリング３０，３２やケーブル３４の配設作業は、例えば、作業員が高所作業車に載ることで行われる。
【０００９】
次に、膜体２０の高さの４／１０前後の高さまで、詳細には後述する第１層目の第１コンクリート壁１４０２と同じ高さまで、膜体２０の外面に鉄筋などの配筋を施し、あるいは、鉄筋に加えて金網などを膜体２０の外面に組み付ける。なお、このような配筋作業は、例えば、作業員が高所作業車に載ることで行われる。
【００１０】
次に、図３（Ａ）に示すように、膜体２０の高さの４／１０前後の高さまで、組み付けた鉄筋の上から膜体２０上にコンクリートＣを吹き付け、厚さが例えば４０ｍｍ前後の第１層目の第１コンクリート壁１４０２を形成する。なお、このようなコンクリートＣの吹き付け作業は、例えば、作業員が高所作業車に載ることで行われる。
ここでコンクリートＣを吹き付けると、気密空間２０１０の圧力を第１の値に保っていても、コンクリートＣが吹き付けられた膜体部分の表面積が大きく、吹き付けられるコンクリートＣの重量が大きくなるため、コンクリートＣが吹き付けられた膜体部分は若干ではあるが沈み込む。
そこで、第１層目の第１コンクリート壁１４０２をなすコンクリートが硬化する前に、詳細には、第１層目の第１コンクリート壁１４０２をなすコンクリートが流動性を有する間に、気密空間２０１０の圧力を、前記第１の値よりも高い第２の値に上げる。
この第２の値は、沈み込んだ第１層目の第１コンクリート壁１４０２を当初の位置に持ち上げ、第１層目の第１コンクリート壁１４０２の形を整えるに十分な値であり、例えば、第１の値と第２の値の差は１０〜３０ｍｍａｑ程度である。気密空間２０１０の圧力を、前記第１の値よりも高い第２の値に上げる時期は、コンクリートの吹き付け中であってもよく、あるいは、コンクリートの吹き付けが完了し第１層目の第１コンクリート壁１４０２が形成された後であってもよく、要するに、コンクリートが流動性を有する間であればよい。
【００１１】
第１コンクリート壁１４０２をなすコンクリートＣが硬化したならば、膜体２０の高さの７／１０前後の高さまで、詳細には後述する第１層目の第２コンクリート壁１４０４と同じ高さまで、前記と同様に、膜体２０の外面に鉄筋などの配筋を施し、あるいは、鉄筋に加えて金網などを膜体２０の外面に組み付ける。
次に、図３（Ｂ）に示すように、膜体２０の高さの７／１０前後の高さまで、組み付けた鉄筋の上から膜体２０上にコンクリートＣを吹き付け、厚さが例えば４０ｍｍ前後の第１層目の第２コンクリート壁１４０４を形成する。なお、この実施の形態では、第２メインリング３２が埋設される高さまで第２コンクリート壁１４０４を形成している。
ここでコンクリートＣを吹き付けると、気密空間２０１０の圧力を第２の値に保っていても、コンクリートＣが吹き付けられた膜体部分の表面積が大きく、吹き付けられるコンクリートＣの重量が大きくなるため、コンクリートＣが吹き付けられた膜体部分は若干ではあるが沈み込む。
そこで、前記と同様に、第１層目の第２コンクリート壁１４０４をなすコンクリートが硬化する前に、詳細には、第１層目の第２コンクリート壁１４０４をなすコンクリートが流動性を有する間に、気密空間２０１０の圧力を、前記第２の値よりも高い第３の値に上げる。
この第３の値は、沈み込んだ第１層目の第２コンクリート壁１４０４を当初の位置に持ち上げ、形を整えるに十分な値であり、例えば、第２の値と第３の値の差は１０〜３０ｍｍａｑ程度である。
気密空間２０１０の圧力を、前記第２の値よりも高い第３の値に上げる時期は、コンクリートの吹き付け中であってもよく、あるいは、コンクリートの吹き付けが完了し第１層目の第２コンクリート壁１４０４が形成された後であってもよく、要するに、コンクリートが流動性を有する間であればよい。
【００１２】
第２コンクリート壁１４０４をなすコンクリートＣが硬化したならば、膜体２０の高さの９／１０前後の高さまで、詳細には後述する第１層目の第３コンクリート壁１４０６と同じ高さまで、前記と同様に、膜体２０の外面に鉄筋などの配筋を施し、あるいは、鉄筋に加えて金網などを膜体２０の外面に組み付ける。
次に、図３（Ｃ）に示すように、膜体２０の高さの９／１０前後の高さまで、組み付けた鉄筋の上から膜体２０上にコンクリートＣを吹き付け、厚さが例えば４０ｍｍ前後の第１層目の第３コンクリート壁１４０６を形成する。なお、この実施の形態では、第１メインリング３０が埋設される高さまで第３コンクリート壁１４０６を形成している。
ここでコンクリートＣを吹き付けると、気密空間２０１０の圧力を第３の値に保っていても、コンクリートＣが吹き付けられた膜体部分の表面積が大きく、吹き付けられるコンクリートＣの重量が大きくなるため、コンクリートＣが吹き付けられた膜体部分は若干ではあるが沈み込む。
そこで、前記と同様に、第１層目の第３コンクリート壁１４０６をなすコンクリートが硬化する前に、詳細には、第１層目の第３コンクリート壁１４０６をなすコンクリートが流動性を有する間に、気密空間２０１０の圧力を、前記第３の値よりも高い第４の値に上げる。
この第４の値は、沈み込んだ第１層目の第３コンクリート壁１４０６を当初の位置に持ち上げ、形を整えるに十分な値であり、例えば、第３の値と第４の値の差は１０〜３０ｍｍａｑ程度である。
気密空間２０１０の圧力を、前記第３の値よりも高い第４の値に上げる時期は、コンクリートの吹き付け中であってもよく、あるいは、コンクリートの吹き付けが完了し第１層目の第３コンクリート壁１４０６が形成された後であってもよく、要するに、コンクリートが流動性を有する間であればよい。
【００１３】
次に、第３コンクリート壁１４０２をなすコンクリートＣが硬化したならば、第３コンクリート壁１４０６の残りの膜体２０部分全域に鉄筋などの配筋を施し、あるいは、鉄筋に加えて金網などを膜体２０の外面に組み付ける。
次に、図３（Ｄ）に示すように、組み付けた鉄筋の上から膜体２０上にコンクリートＣを吹き付け、厚さが例えば４０ｍｍ前後の第１層目の第４コンクリート壁１４０８を形成する。
ここでコンクリートＣを吹き付けると、気密空間２０１０の圧力を第４の値に保っていても、コンクリートＣが吹き付けられた膜体部分の表面積が大きく、吹き付けられるコンクリートＣの重量が大きくなるため、コンクリートＣが吹き付けられた膜体部分は若干ではあるが沈み込む。
そこで、前記と同様に、第１層目の第４コンクリート壁１４０８をなすコンクリートが硬化する前に、詳細には、第１層目の第４コンクリート壁１４０８をなすコンクリートが流動性を有する間に、気密空間２０１０の圧力を、前記第４の値よりも高い第５の値に上げる。
この第５の値は、沈み込んだ第１層目の第４コンクリート壁１４０８を当初の位置に持ち上げ、形を整えるに十分な値であり、例えば、第４の値と第５の値の差は１０〜３０ｍｍａｑ程度である。
気密空間２０１０の圧力を、前記第４の値よりも高い第５の値に上げる時期は、コンクリートの吹き付け中であってもよく、あるいは、コンクリートの吹き付けが完了し第１層目の第４コンクリート壁１４０８が形成された後であってもよく、要するに、コンクリートが流動性を有する間であればよい。
これにより膜体２０の外面が、第１層目の第１乃至第４コンクリート壁１４０２、１４０４、１４０６、１４０８からなる第１層目のコンクリート壁１４１０により覆われる。
【００１４】
第１層目の第４コンクリート壁１４０８をなすコンクリートが硬化し、第１層目のコンクリート壁１４１０が形成されたならば、つぎに、第１層目のコンクリート壁１４１０の上にコンクリートを吹き付けて第２層目のコンクリート壁１４２０を形成し、あるいは、第２層目のコンクリート壁１４２０を形成した後、第２層目のコンクリート壁１４２０の外側に第３層目のコンクリート壁１４３０を形成し、これにより天井壁１４が形成される。
第２層目のコンクリート壁１４２０や第３層目、第４層目のコンクリート壁は、例えば、第１層目のコンクリート壁と同様に下から上にコンクリートを吹き付けてもよく、あるいは、所定の幅を持たせて第１層目のコンクリート壁の中央から放射状にコンクリートを吹き付けて形成するようにしてもよい。
そして、天井壁１４が形成されたならば、コンクリート底版１６の内側の地盤部分に遮水シート１８などをひいてごみ処分場１２が得られる。
尚、天井壁１４が形成された後、膜体２０を取り外すか、あるいは膜体２０を残存させて天井壁１４の一部として用いるかは任意である。
【００１５】
本実施の形態によれば、天井壁１４を形成するに際して、まず、形が整えられた第１層目のコンクリート壁１４１０を形成するようにした。すなわち、膨らませた膜体２０上でコンクリートを噴き付ける範囲を高さ毎に４つの領域に分け、また、各領域毎にコンクリートを吹き付けるようにし、さらに、コンクリートの重量による変形を考慮して各領域毎に気密空間２０１０の圧力を変えるようにした。
すなわち、各領域毎に膜体２０の変形を矯正しつつ第１層目のコンクリート壁１４１０を形成するようにし、形が整えられた第１層目のコンクリート壁１４１０を形成した後、その外側に１層あるいは複数層のコンクリート壁を形成することで天井壁１４を形成するようにした。
そのため、直径が例えば５０ｍ前後の巨大なドーム状の天井壁１４であっても、凹凸のない所望形状の天井壁１４を得ることが可能となる。
【００１６】
なお、本実施の形態では、天井壁がドーム状の場合について説明したが、天井壁の形状は、トンネルの壁面をなすようなかまぼこ型などでもよく、天井壁の形状は限定されない。
また、例えば、平面視円形に、あるいは、平面視矩形にコンクリート壁を立設しておき、このコンクリート壁の上端に膜体の外周縁を取り付け、前記実施の形態と同様に、この膜体の内側に気密空間を作って膜体を膨らませ、膜体の外側にコンクリートを吹き付け、コンクリート壁の上部を覆うような天井壁を形成する場合などにも本発明は無論適用され、このような場合には前記コンクリート壁がコンクリート底版に相当することになる。
また、第１層目のコンクリート壁１４１０を形成するに際して、吹き付けるコンクリートはモルタルであるとより好ましく、したがって、本発明において「コンクリート」はモルタルを含む広い概念である。
また、本実施の形態では、第１層目のコンクリート壁１４１０を４つのコンクリート壁１４０２、１４０４，１４０６，１４０８で形成した場合について説明したが、５つ以上の領域に分けて５つ以上のコンクリート壁で形成するようにしてもよく、あるいは、３つの領域に分けて３つのコンクリート壁で形成するようにしてもよく、３つのコンクリート壁で形成する場合には、最も下位に位置する第１コンクリート壁を膜体の６／１０前後の高さに、その上の第２コンクリート壁を膜体の８／１０前後の高さに形成するようにすればよい。
【００１７】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、地盤上に、形成すべくドーム状の天井壁の下端の輪郭を含む形状でコンクリート底版を設け、前記形成すべく天井壁の内面に対応した形状を有する膜体を設け、前記膜体の外周縁を前記コンクリート底版上に気密に取り付け、前記膜体の内側の気密空間に圧縮空気を供給して膜体を膨らませ、前記気密空間の圧力を大気圧よりも高い値に保ちつつ膜体の外側にコンクリートを吹き付けて天井壁を形成するに際して、前記膨らませた膜体の外面上を、異なった高さ毎に少なくとも３つ以上の領域に分け、下方の領域から上方の領域へと各領域毎に第１層目のコンクリート壁を形成していき、前記第１層目のコンクリート壁を形成する際に、最も下位に位置する領域にコンクリートを吹き付ける際の前記気密空間の圧力を第１の値とした場合に、最も下位に位置する領域にコンクリートを吹き付けた後、膜体に吹き付けられたコンクリートが流動性を有する間に前記気密空間の圧力を前記第１の値よりも高い第２の値に上げてコンクリートの吹き付けにより下方に変位した膜体を元の位置に戻し、コンクリートを硬化させた後、前記気密空間の圧力を第２の値に維持しつつその上方の領域にコンクリートを吹き付け、膜体に吹き付けられたコンクリートが流動性を有する間に前記気密空間の圧力を前記第２の値よりも高い第３の値に上げてコンクリートの吹き付けにより下方に変位した膜体を元の位置に戻し、コンクリートを硬化させ、このように下方の領域から上方の領域へと各領域へのコンクリートの吹き付け毎に前記気密空間の圧力を順次高めつつ第１層目のコンクリート壁を形成していき、前記膜体の外面全域を第１層目のコンクリート壁で覆った後、前記第１層目のコンクリート壁の外側にコンクリートを吹き付け、１層あるいは複数層のコンクリート壁を形成するようにした。
そのため、天井壁が連続状に形成され、巨大な天井壁の場合であっても所望の形状に天井壁を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（Ａ）は完成されたごみ処分場の平面図、（Ｂ）は同断面正面図である。
【図２】（Ａ）乃至（Ｄ）はごみ処分場の構築方法の説明図である。
【図３】（Ａ）乃至（Ｄ）はごみ処分場の構築方法の説明図である。
【符号の説明】
１２ごみ処分場
１４天井壁
１４１０第１層目のコンクリート壁
１４２０第２層目のコンクリート壁
１４０２第１コンクリート壁
１４０４第２コンクリート壁
１４０６第３コンクリート壁
１４０８第４コンクリート壁
１６コンクリート底版
２０膜体
３０第１メインリング
３２第２メインリング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for forming a ceiling wall using a film body.
[0002]
[Prior art]
When forming with a ceiling wall, the ground is provided with a concrete bottom plate with a contour corresponding to the contour of the lower portion of the ceiling wall to form, and the outer peripheral edge of the film body having a shape corresponding to the inner surface of the ceiling wall to be formed, Airtightly mounted on the concrete bottom plate, compressed air is supplied to the airtight space inside the film body to inflate the film body, and concrete is sprayed to the outside of the film body while maintaining the pressure in the airtight space higher than atmospheric pressure. The construction method that forms the ceiling wall is not yet required to assemble and remove the formwork, and is being put into practical use because the construction period can be shortened and the cost can be reduced.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when the ceiling wall is huge to be formed, for example, when a dome-shaped ceiling wall having a diameter of about 50 m is formed, even if the pressure inside the film body is kept at a high value, the outside of the film body Since the weight of the concrete sprayed on is increased, a desired shape cannot be maintained by the film body, and a ceiling wall having a desired shape cannot be formed. The present invention has been devised in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to use a film body that can form a ceiling wall in a desired shape even when the ceiling wall is huge to be formed. The object is to provide a method of forming a ceiling wall.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a concrete bottom plate having a shape including the contour of the lower end of a dome-shaped ceiling wall to be formed on the ground, and a film having a shape corresponding to the inner surface of the ceiling wall to be formed. The outer periphery of the film body is hermetically attached to the concrete bottom slab, the compressed air is supplied to the airtight space inside the film body to inflate the film body, and the pressure of the airtight space is set higher than the atmospheric pressure. When forming a ceiling wall by spraying concrete on the outside of the film body while maintaining a high value, the outer surface of the inflated film body is divided into at least three or more regions at different heights, The first layer concrete wall is formed for each region in the upper region, and when the first layer concrete wall is formed, the airtightness when the concrete is sprayed on the lowermost region Sky The pressure of the airtight space is changed to the first value while the concrete sprayed on the film body has fluidity after the concrete is sprayed to the lowermost region. After the film body, which has been raised to a higher second value and displaced downward by blowing concrete, is returned to its original position and the concrete is hardened, the pressure in the airtight space is maintained at the second value above The concrete was sprayed on the area of the film, and while the concrete sprayed on the film body had fluidity, the pressure in the hermetic space was increased to a third value higher than the second value and was displaced downward by spraying the concrete. The film body is returned to the original position, and the concrete is hardened. Thus, the pressure in the airtight space is sequentially increased every time the concrete is sprayed from the lower area to the upper area. After forming the first layer concrete wall and covering the entire outer surface of the film body with the first layer concrete wall, the concrete is sprayed on the outside of the first layer concrete wall. Alternatively, a plurality of layers of concrete walls are formed.
In addition, the present invention provides an annular structure centering on the center of the film body swelled in a dome-like manner at the upper part of the film body and the lower part thereof before spraying the concrete constituting the first-layer concrete wall. The first main ring and the second main ring are mounted so as to extend to each other, and further, the plurality of locations spaced in the circumferential direction of the first main ring and the second main ring are connected by a plurality of cables. In addition, a plurality of locations spaced in the circumferential direction of the second main ring and the bottom plate are connected by a plurality of cables.
Further, in the present invention, before the concrete is sprayed for each of the areas, reinforcing bars are arranged at the film body locations corresponding to the areas where the concrete is sprayed, and the concrete sprayed on the areas where the reinforcing bars are arranged is cured. Later, before concrete is sprayed on the area above it, reinforcing bars are placed in the membrane area corresponding to that area, and after the reinforcing bars are placed in the area where concrete is sprayed, concrete is sprayed. It is characterized by that.
Further, the present invention is characterized in that the film body is expanded in a dome shape.
[0005]
In the present invention, the range in which the concrete is sprayed on the inflated film body is divided into three or more areas for each height, and the first layer is corrected while increasing the pressure of the hermetic space in order to correct the deformation of the film body. Form a concrete wall of the eye.
Next, after forming a first-layer concrete wall that is shaped, a ceiling wall is formed by forming one or more concrete walls on the outside.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1A is a plan view of a completed concrete structure, FIG. 1B is a sectional front view thereof, and FIGS. 2A and 2B are explanatory views of the method of the present invention.
In the present embodiment, the concrete structure is a waste disposal site 12, and the waste disposal site 12 has a dome-shaped (upwardly curved surface) ceiling wall 14. The ceiling wall 14 is erected from a concrete bottom plate 16 having a ring shape, a disk shape, or a rectangular shape, and a water shielding layer 18 is provided on the ground shape inside the concrete bottom plate 16.
[0007]
Such a waste disposal site 12 is constructed as follows.
First, as shown in FIG. 2 (A), after leveling, a concrete bottom slab 16 having a contour including the lower part of the waste disposal site 12 is provided for construction.
Next, as shown in FIG. 2 (B), a film body 20 having a shape corresponding to the inner surface of the ceiling wall 14 of the garbage disposal site 12 is provided for construction, and the outer peripheral edge of the film body 20 is placed on the concrete bottom slab 16. Install tightly.
Next, as shown in FIG. 2C, compressed air is supplied to the airtight space 2010 inside the film body 20 to inflate the film body 20, and the pressure in the airtight space 2010 is set to a first value higher than atmospheric pressure. Keep on.
[0008]
Next, as shown in FIG. 2 (D), the first portion is formed so as to extend annularly around the center of the film body 20 swelled in a dome shape at the upper portion of the film body 20 and the lower portion thereof. The main ring 30 and the second main ring 32 are mounted, respectively, and a plurality of portions spaced in the circumferential direction of the first main ring 30 and the second main ring 32 are connected by the cable 34, and the periphery of the second main ring 32 is connected. A plurality of cables 34 are connected between a plurality of locations spaced in the direction and the bottom plate 16.
The first main ring 30 is installed, for example, at a position 8/10 to 9/10 of the height of the film body 20, and the second main ring 32 is 6/10 to 7 of the height of the film body 20. Installed at the location of / 10. In addition, the arrangement | positioning operation | work of such main rings 30 and 32 and the cable 34 is performed when an operator mounts on an aerial work vehicle, for example.
[0009]
Next, reinforcing bars such as reinforcing bars are placed on the outer surface of the film body 20 to a height of about 4/10 of the height of the film body 20, specifically to the same height as the first concrete wall 1402 of the first layer described later. Or a wire mesh or the like is assembled to the outer surface of the film body 20 in addition to the reinforcing bars. Note that such bar arrangement work is performed, for example, by an operator placing on an aerial work vehicle.
[0010]
Next, as shown in FIG. 3A, concrete C is sprayed onto the film body 20 from above the assembled reinforcing bar to a height of about 4/10 of the height of the film body 20, and the thickness is about 40 mm, for example. The first concrete wall 1402 of the first layer is formed. Such a concrete C spraying operation is performed by, for example, an operator placing it on an aerial work vehicle.
When the concrete C is sprayed here, even if the pressure of the airtight space 2010 is kept at the first value, the surface area of the film body portion to which the concrete C is sprayed is large, and the weight of the concrete C to be sprayed becomes large. The film body part to which C is sprayed sinks although it is slightly.
Therefore, before the concrete forming the first concrete wall 1402 of the first layer is cured, in detail, while the concrete forming the first concrete wall 1402 of the first layer has fluidity, the airtight space 2010 The pressure is increased to a second value that is higher than the first value.
The second value is a value sufficient to lift the submerged first-layer first concrete wall 1402 to the original position and to shape the first-layer first concrete wall 1402, for example, The difference between the first value and the second value is about 10 to 30 mmaq. The time when the pressure of the airtight space 2010 is raised to the second value higher than the first value may be during the concrete spraying, or the concrete spraying is completed and the first concrete in the first layer is reached. It may be after the wall 1402 is formed, in short, as long as the concrete has fluidity.
[0011]
If the concrete C forming the first concrete wall 1402 is hardened, it is up to about 7/10 of the height of the film body 20, in detail, to the same height as the second concrete wall 1404 of the first layer described later, In the same manner as described above, reinforcing bars such as reinforcing bars are provided on the outer surface of the film body 20, or a wire mesh or the like is assembled to the outer surface of the film body 20 in addition to the reinforcing bars.
Next, as shown in FIG. 3 (B), concrete C is sprayed onto the film body 20 from above the assembled reinforcing bar to a height of about 7/10 of the height of the film body 20, and the thickness is about 40 mm, for example. The second concrete wall 1404 of the first layer is formed. In this embodiment, the second concrete wall 1404 is formed up to a height at which the second main ring 32 is embedded.
When the concrete C is sprayed here, even if the pressure of the airtight space 2010 is kept at the second value, the surface area of the film body portion onto which the concrete C is sprayed is large, and the weight of the concrete C to be sprayed becomes large. The film body part to which C is sprayed sinks although it is slightly.
Therefore, in the same manner as described above, before the concrete forming the second concrete wall 1404 of the first layer is cured, in detail, the concrete forming the second concrete wall 1404 of the first layer has fluidity. The pressure in the airtight space 2010 is increased to a third value higher than the second value.
This third value is sufficient to lift the submerged first-layer second concrete wall 1404 to its original position and shape it, for example, the difference between the second value and the third value. Is about 10-30 mmaq.
The time when the pressure in the airtight space 2010 is increased to the third value higher than the second value may be during the concrete spraying, or the concrete spraying is completed and the second concrete in the first layer is completed. It may be after the wall 1404 is formed, in short, as long as the concrete has fluidity.
[0012]
If the concrete C forming the second concrete wall 1404 is hardened, it is up to about 9/10 of the height of the film body 20, in detail, to the same height as the third concrete wall 1406 of the first layer described later, In the same manner as described above, reinforcing bars such as reinforcing bars are provided on the outer surface of the film body 20, or a wire mesh or the like is assembled to the outer surface of the film body 20 in addition to the reinforcing bars.
Next, as shown in FIG. 3C, concrete C is sprayed onto the film body 20 from above the assembled reinforcing bar to a height of about 9/10 of the height of the film body 20, and the thickness is about 40 mm, for example. The third concrete wall 1406 of the first layer is formed. In this embodiment, the third concrete wall 1406 is formed up to a height at which the first main ring 30 is embedded.
Here, when concrete C is sprayed, even if the pressure of the airtight space 2010 is kept at the third value, the surface area of the film body portion to which the concrete C is sprayed is large, and the weight of the concrete C to be sprayed becomes large. The film body part to which C is sprayed sinks although it is slightly.
Therefore, in the same manner as described above, before the concrete forming the third concrete wall 1406 of the first layer is hardened, in detail, the concrete forming the third concrete wall 1406 of the first layer has fluidity. The pressure in the airtight space 2010 is increased to a fourth value that is higher than the third value.
This fourth value is a value sufficient to lift the submerged first-layer third concrete wall 1406 to its original position and shape it. For example, the difference between the third value and the fourth value Is about 10-30 mmaq.
The time when the pressure of the airtight space 2010 is increased to the fourth value higher than the third value may be during the concrete spraying, or the concrete spraying is completed and the third concrete in the first layer is reached. It may be after the wall 1406 is formed, in short, as long as the concrete has fluidity.
[0013]
Next, when the concrete C forming the third concrete wall 1402 is cured, reinforcing bars such as reinforcing bars are applied to the entire area of the remaining film body 20 of the third concrete wall 1406, or a wire mesh or the like is added to the reinforcing bars. Assemble to the outer surface of the body 20.
Next, as shown in FIG. 3D, concrete C is sprayed onto the film body 20 from above the assembled reinforcing bars to form a fourth concrete wall 1408 of the first layer having a thickness of about 40 mm, for example.
When the concrete C is sprayed here, even if the pressure of the airtight space 2010 is kept at the fourth value, the surface area of the film body portion to which the concrete C is sprayed is large, and the weight of the concrete C to be sprayed becomes large. The film body part to which C is sprayed sinks although it is slightly.
Therefore, in the same manner as described above, before the concrete forming the first concrete wall 4408 is hardened, in detail, the concrete forming the first concrete wall 1408 has fluidity. The pressure in the airtight space 2010 is increased to a fifth value that is higher than the fourth value.
This fifth value is a value sufficient to lift the submerged first-layer fourth concrete wall 1408 to its original position and shape it. For example, the difference between the fourth value and the fifth value Is about 10-30 mmaq.
The time when the pressure in the airtight space 2010 is increased to the fifth value higher than the fourth value may be during the concrete spraying, or the concrete spraying is completed and the fourth concrete in the first layer is completed. It may be after the wall 1408 is formed, in short, as long as the concrete has fluidity.
As a result, the outer surface of the film body 20 is covered with the first-layer concrete wall 1410 including the first to fourth concrete walls 1402, 1404, 1406 and 1408 of the first layer.
[0014]
When the concrete forming the fourth concrete wall 1408 of the first layer is cured and the concrete wall 1410 of the first layer is formed, the concrete is then sprayed on the concrete wall 1410 of the first layer. After forming the second layer concrete wall 1420, or after forming the second layer concrete wall 1420, the third layer concrete wall 1430 is formed outside the second layer concrete wall 1420, Thereby, the ceiling wall 14 is formed.
For example, the second-layer concrete wall 1420 and the third-layer and fourth-layer concrete walls may be sprayed from the bottom to the top in the same manner as the first-layer concrete wall. You may make it form by spraying concrete radially from the center of the concrete wall of the 1st layer, giving width.
And if the ceiling wall 14 is formed, the waste disposal site 12 will be obtained by pulling the water shielding sheet 18 etc. on the ground part inside the concrete bottom slab 16.
After the ceiling wall 14 is formed, it is optional to remove the film body 20 or to leave the film body 20 to be used as a part of the ceiling wall 14.
[0015]
According to the present embodiment, when the ceiling wall 14 is formed, first, the first-layer concrete wall 1410 whose shape is adjusted is formed. That is, the range in which the concrete is sprayed on the inflated film body 20 is divided into four regions for each height, and concrete is sprayed for each region, and each region is considered in consideration of deformation due to the weight of the concrete. The pressure in the airtight space 2010 was changed every time.
That is, the first-layer concrete wall 1410 is formed while correcting the deformation of the film body 20 for each region, and after the first-layer concrete wall 1410 having a uniform shape is formed, The ceiling wall 14 is formed by forming one or more layers of concrete walls.
Therefore, even if it is a huge dome-shaped ceiling wall 14 having a diameter of, for example, about 50 m, it is possible to obtain a ceiling wall 14 having a desired shape without unevenness.
[0016]
In this embodiment, the case where the ceiling wall has a dome shape has been described. However, the shape of the ceiling wall may be a kamaboko shape that forms the wall surface of the tunnel, and the shape of the ceiling wall is not limited.
Further, for example, a concrete wall is erected in a circular shape in plan view or in a rectangular shape in plan view, and the outer peripheral edge of the film body is attached to the upper end of the concrete wall. Of course, the present invention is also applied to the case where an airtight space is formed on the inside to inflate the film body, and concrete is sprayed on the outside of the film body to form a ceiling wall that covers the top of the concrete wall. The concrete wall corresponds to a concrete bottom slab.
In forming the first-layer concrete wall 1410, the concrete to be sprayed is more preferably mortar. Therefore, in the present invention, “concrete” is a broad concept including mortar.
Further, in the present embodiment, the case where the first-layer concrete wall 1410 is formed of four concrete walls 1402, 1404, 1406, and 1408 has been described. However, the concrete wall 1410 is divided into five or more regions and five or more concretes. It may be formed with walls, or may be formed with three concrete walls divided into three regions, and when formed with three concrete walls, the first concrete located at the lowest position The wall may be formed at a height of about 6/10 of the film body, and the second concrete wall thereon may be formed at a height of about 8/10 of the film body.
[0017]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, a concrete base plate is provided on the ground in a shape including the outline of the lower end of the dome-shaped ceiling wall to be formed, and the film body having a shape corresponding to the inner surface of the ceiling wall to be formed. The outer peripheral edge of the film body is hermetically mounted on the concrete bottom slab, the compressed air is supplied to the airtight space inside the film body to inflate the film body, and the pressure of the airtight space is higher than atmospheric pressure When forming a ceiling wall by spraying concrete on the outside of the film body while maintaining the value, the outer surface of the inflated film body is divided into at least three or more areas at different heights, The first layer concrete wall is formed in each region, and when the first layer concrete wall is formed, the airtight space when the concrete is sprayed to the lowermost region of When the force is set to the first value, after the concrete is sprayed to the lowermost region, the pressure of the airtight space is more than the first value while the concrete sprayed on the film body has fluidity. After the film body that has been displaced downward by blowing concrete is returned to its original position and the concrete is cured, the pressure in the hermetic space is maintained at the second value while maintaining the pressure above the second value. A film in which concrete is sprayed on the region, and the pressure of the airtight space is increased to a third value higher than the second value while the concrete sprayed on the film body has fluidity, and the film is displaced downward by spraying the concrete. The body is returned to the original position, the concrete is hardened, and the pressure in the airtight space is sequentially increased every time the concrete is sprayed from the lower area to the upper area. After forming the first layer concrete wall and covering the entire outer surface of the film body with the first layer concrete wall, the concrete is sprayed on the outside of the first layer concrete wall. A layer of concrete wall was formed.
Therefore, the ceiling wall is formed in a continuous shape, and the ceiling wall can be formed in a desired shape even in the case of a huge ceiling wall.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a plan view of a completed waste disposal site, and FIG. 1B is a front view of the same section.
FIGS. 2A to 2D are explanatory diagrams of a method for constructing a waste disposal site.
FIGS. 3A to 3D are explanatory diagrams of a method for constructing a waste disposal site.
[Explanation of symbols]
12 Waste disposal site 14 Ceiling wall 1410 First layer concrete wall 1420 Second layer concrete wall 1402 First concrete wall 1404 Second concrete wall 1406 Third concrete wall 1408 Fourth concrete wall 16 Concrete bottom slab 20 Film body 30 First main ring 32 Second main ring

Claims

On the ground, a concrete bottom slab is provided in a shape including the contour of the lower end of the ceiling wall to form,
A film body having a shape corresponding to the inner surface of the ceiling wall to be formed is provided,
The outer peripheral edge of the film body is airtightly attached on the concrete bottom slab,
Supplying compressed air to the airtight space inside the membrane body to inflate the membrane body,
When forming the ceiling wall by blowing concrete to the outside of the film body while maintaining the pressure of the airtight space at a value higher than atmospheric pressure,
The outer surface of the inflated film body is divided into at least three regions at different heights, and a first-layer concrete wall is formed in each region from the lower region to the upper region. ,
When forming the concrete wall of the first layer, when the pressure of the airtight space when spraying concrete to the lowermost region is set to the first value, the concrete is applied to the lowermost region. After spraying, while the concrete sprayed on the film body has fluidity, the pressure of the airtight space is raised to a second value higher than the first value, and the film body displaced downward by spraying the concrete is After returning to the original position and hardening the concrete, while maintaining the pressure in the airtight space at the second value, the concrete is sprayed on the upper area, while the concrete sprayed on the film body has fluidity. The pressure of the airtight space is increased to a third value higher than the second value, and the film body displaced downward by spraying the concrete is returned to the original position to harden the concrete. Thus continue to form a sequentially increasing while the first layer of concrete wall pressure of the airtight space from the lower region and for each spraying concrete to each region to the upper region,
After covering the entire outer surface of the film body with a first-layer concrete wall, concrete was sprayed on the outside of the first-layer concrete wall to form a single-layer or multiple-layer concrete wall.
A method for forming a ceiling wall using a film body characterized by the above.

Before spraying the concrete that constitutes the first-layer concrete wall, it extends in an annular shape around the center of the film body inflated in a dome shape at the upper part of the film body and the lower part thereof. The first main ring and the second main ring are mounted, respectively, and a plurality of locations spaced in the circumferential direction of the first main ring and the second main ring are connected by a plurality of cables. The method for forming a ceiling wall using a film body according to claim 1, wherein a plurality of locations spaced apart in the circumferential direction of the main ring and the bottom plate are connected by a plurality of cables.

Before the concrete is sprayed for each area, reinforcing bars are placed at the film body locations corresponding to the areas where the concrete is sprayed, and after the concrete sprayed on the areas where the reinforcing bars are placed has hardened, the upper area Before the concrete is sprayed on, the reinforcing bars are arranged in the film body part corresponding to the area, and after the reinforcing bars are arranged in the area where the concrete is sprayed, the concrete is sprayed. Item 3. A method for forming a ceiling wall using the film body according to item 1 or 2.

4. The method for forming a ceiling wall using a film body according to claim 1, wherein the film body is expanded in a dome shape.