JP3857207B2

JP3857207B2 - Automobile beltline structure

Info

Publication number: JP3857207B2
Application number: JP2002279632A
Authority: JP
Inventors: 武嗣渡邊; 善規玉木; 由典濱岡
Original assignee: Daihatsu Motor Co Ltd
Current assignee: Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date: 2002-09-25
Filing date: 2002-09-25
Publication date: 2006-12-13
Anticipated expiration: 2022-09-25
Also published as: JP2004114806A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両衝突時の入力を、ドア本体内に配設されたベルトラインリインホースを前，後ピラー部材間で突っ張らせることにより車体後部に伝達するようにした自動車のベルトライン部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、自動車のベルトライン部においては、図９及び図１０に示すように、車両衝突時に車体５０のドア開口部５０ａが変形するのを防止するために、ドア本体５１内にベルトラインＬに沿ってベルトラインリインホース５２を配設し、該ベルトラインリインホース５２をフロント，センタピラー５３，５４間で突っ張らせることにより衝撃力Ｆを車体後部に逃がす構造が採用されている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平９−１７５１７９号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のベルトライン部構造では、例えばフロントピラー５３の車幅方向の断面幅Ｗに制限がある場合には、フロントピラー５３がねじれて変形すると（図１０の二点鎖線参照）、衝突時にベルトラインリインホース５２がフロントピラー５３から外れ、ドア本体５１が車外側に押し出される場合があり、衝撃力Ｆをベルトラインリインホース５２に確実に伝達できないという懸念がある。
【０００５】
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、ピラー部材の断面幅に制限がある場合にもベルトラインリインホースのピラー部材への食い込みを確実に行うことによって、ドア本体が車外側に押し出されるのを防止できる自動車のベルトライン部構造を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、前，後ピラー部材間にドア本体を配設し、該ドア本体内にベルトラインに沿うよう車両前後方向に延びるベルトラインリインホースをこれの前，後端面が上記前，後ピラー部材に対向するように配設した自動車のベルトライン部構造において、上記ピラー部材は、車幅方向断面幅の広い部位とこれより狭い部位とを有し、上記ベルトラインリインホースの端面は、上記ピラー部材の車幅方向断面幅の広い部位からに狭い部位に跨がるように配置され、かつ上記端面の、上記ピラー部材の車幅方向断面幅の広い部位に対向する部分に、上記断面幅の狭い部分に対向する部分よりピラー側に近接するよう突出する端面突出部が形成されていることを特徴としている。
【０００７】
請求項２の発明は、請求項１において、上記ピラー側に近接する端面突出部がベルトラインより上方又は下方にオフセットされていることを特徴としている。
【０００８】
請求項３の発明は、請求項２において、上記ベルトライン部と上記ベルトラインリインホースの後端の端面突出部との間に補強板を設けたことを特徴としている。
【０００９】
【発明の作用効果】
請求項１の発明に係るベルトライン部構造によれば、ピラー部材の断面幅の広い部位に対向するベルトラインリインホースの端面にピラー側に近接する端面突出部を形成したので、該端面突出部がピラー部材の断面幅の広い部位に先に当たることとなり、車幅方向におけるピラー部材とのラップ代を確保することができ、ピラー部材がねじれ変形した場合にもベルトラインリインホースのピラー部材への食い込みを確実に行うことができる。その結果、ドア本体が車外側に押し出されるのを防止でき、衝撃力をベルトラインリインホースから車体後部に確実に伝達することができる。
【００１０】
請求項２の発明では、端面突出部をベルトラインより上下方向にオフセットさせたので、ピラー部材の断面幅の広い部位がベルトラインより偏位している場合にも、衝撃力をベルトライン部から端面突出部に伝達することができ、ピラー部材への食い込みを確実に行うことができる。
【００１１】
請求項３の発明では、ベルトライン部とベルトラインリインホースの後端の端面突出部との間に補強板を設けたので、端面突出部の剛性を高めることができ、ピラー部材への食い込みをより確実に行うことができる。例えば、端面突出部をベルトラインから上下方向にオフセットさせた場合には、オフセット部分の剛性が不足する場合があり、あるいはドアサッシュの位置関係により端面突出部をドア本体に溶接接合できない場合があり、これにより上述の食い込みが不十分となるという懸念があるが、この場合にも上記補強板を設けることにより上記曲げ剛性を高めることができ、上述の食い込みを確保できる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【００１３】
図１ないし図８は、本発明の一実施形態による自動車のベルトライン部構造を説明するための図であり、図１はベルトラインリインホースの配設位置を示すためのサイドパネルの側面図、図２，図３はフロントドアのベルトライン部の断面平面図（図１のII-II 線断面図,III-III線断面図）、図４，図５，図６はそれぞれベルトラインリインホースの断面図（図１のIV−IV線断面図，V −V 断面図，VI−VI線断面図）、図７，図８は車両前後方向に見たときのベルトラインリインホースとピラーとの位置関係を示す図である。
【００１４】
図において、１は自動車の車体側部を構成するサイドパネルであり、該サイドパネル１には幅広のフロントドア開口１ａ及び、リヤドア開口１ｂが形成されており、該各ドア開口１ａ，１ｂにはそれぞれフロントドア２，リヤドア（不図示）が配設されている。このフロントドア２の前端部は上記サイドパネル１のドア開口１ａの前縁部を形成するフロントピラー３に配設された上下一対のドアヒンジ部材（不図示）を介して開閉可能に支持されている。また上記フロントドア２の後端部はドア開口１ａの後縁部を形成するセンタピラー４に配設されたドアロック機構（不図示）によりロック可能に支持されている。
【００１５】
上記フロントピラー３は、概ね横断面ハット状に形成されたピラーアウタ５とピラーインナ６との間に該ピラーアウタ５に略沿うように形成された横断面ハット状のピラーアウタリインホース７及び上記ピラーインナ６に略沿うように形成されたピラーインナリインホース８を配設し、これらの前，後縁部３ａ，３ｂ同士をスポット溶接により接合することにより、上下方向に延びる角筒状の閉断面を形成した構造となっている。
【００１６】
上記フロントピラー３の外側壁３ｃには車両前方に延びるエプロンメンバ９の後端部が溶接により結合されている。このエプロンメンバ９はベルトラインＬと略同じ高さ位置に配置されている。
【００１７】
上記センタピラー４は、概ね横断面ハット状のピラーアウタ１０とピラーインナ１１との間に横断面ハット状のピラーアウタリインホース１２及び断面コ字状のピラーインナリインホース１３を配設し、これらの前，後縁部４ａ，４ｂ同士をスポット溶接により接合して上下方向に延びる角筒状の閉断面を形成した構造のものである。
【００１８】
上記フロントドア２は、ドアアウタ１５ａとドアインナ１５ｂとをヘミング加工により結合してなるドア本体１５にドアサッシュ１６を接続した構造のものであり、上記ドア本体１５内にはドアサッシュ１６により形成されたウインド開口を開閉するドアガラス１６ａが昇降可能に収容配置されている。
【００１９】
上記フロントドア２のドア本体１５内にはベルトラインＬに沿うようにベルトラインリインホース２０が配設されている。このベルトラインリインホース２０はアウタリインホース２１とインナリインホース２２とを溶接により接合した構造のものであり、上記ドアインナ１５ｂに溶接接合されている。
【００２０】
車両側方から見ると、上記ベルトラインリインホース１５及びエプロンメンバ９は略同じ高さ位置に配置され、かつ車両前後方向に延びる直線をなすように配置されている。これにより衝突時の入力はエプロンメンバ９からフロントピラー３を介してベルトラインリインホース１５に伝達され、該ベルトラインリインホース１５からセンタピラー４を介して車体後部に伝達されるようになっている。
【００２１】
上記インナリインホース２２の上下方向寸法はアウリインホース２１の上下寸法より大きく設定されており、該インナリインホース２２の下側部分はドアインナの一部として兼用されている。
【００２２】
上記インナリインホース２２の上縁部には車内側に膨出する凸部２２ａが屈曲形成されており、該凸部２２ａにはアウタリインホース２１の上部２１ａが溶接接合されており、これによりベルトラインＬに沿って延びるボックス状の閉断面Ａが形成されている。このボックス状の閉断面Ａの前部及び後部は先端ほど細くなる尖り形状となっている。
【００２３】
また上記アウタ，インナリインホース２１，２２の前縁部２１ｂ，２２ｂは平板状に形成され、互いに当接させた状態で溶接接合されている。上記ベルトラインリインホース２０の後縁部２１ｃ，２２ｃについても上記前縁部２１ｂ，２２ｂと同様の構造となっている。上記ベルトラインリインホース２０の上縁部にこれの略全長に渡って延びるボックス状の閉断面Ａを形成し、前，後端部に平板部を形成したので、衝突時の入力によるベルトライン部での断面崩れを防止でき、衝撃力をベルトラインリインホース２０に効率良く伝達できる。
【００２４】
上記ベルトラインリインホース２０の前端面２０ａはフロントピラー３の後縦壁３ｄに対向している。また上記ピラーアウタリインホース７のベルトラインリインホース２０の前端面２０ａに臨む部分には該ベルトラインリインホース２０が挿通可能な大きさの逃げ孔７ａが形成されている。車両衝突によってフロントピラー３が後方に移動すると上記逃げ孔７ａにベルトラインリインホース２０が入り込んでフロントピラー３に食い込むこととなる。
【００２５】
上記ベルトラインリインホース２０の後端面２０ｂはセンタピラー４の前縦壁４ｄに対向している。上記ピラーアウタリインホース１２の前縦壁１２ｂには前方に突出するパッチ部材２５が溶接接合されている。車両の衝突によってフロントドア２が後方移動するとベルトラインリインホース２０がパッチ部材２５に結合し、もってフロントドア２の車外側への移動が阻止される。
【００２６】
車両前後方向に見て、上記ベルトラインリインホース２０の前端面２０ａが対向するフロントピラー３のベルトラインＬ部における車幅方向断面幅ｗ１はこれより下側のドアヒンジ部における断面幅ｗ２より幅広に形成されている（図７参照）。上記ベルトラインリインホースの後端面２０ｂが対向するセンタピラー４のベルトラインＬ部における断面幅ｗ３に対してこれより下側の断面幅ｗ４の方が幅広に形成されている（図８参照）。これらの断面幅ｗ１〜ｗ４は意匠上，あるいは車両の構造要件により設定されたものである。
【００２７】
そして上記フロントピラー３の断面幅ｗ１がｗ２より広い部位に対向するベルトラインリインホース２０の前端面２０ａにはフロントピラー側に近接するよう突出する前端面突出部２０ａ′が一体に突出形成されている。この前端面突出部２０ａ′は前端面２０ａの上部に形成されており、ボックス状の閉断面Ａと略同じ高さ位置となっている。
【００２８】
上記センタピラー４の断面幅ｗ４がｗ３より広い部位に対向するベルトラインリインホース２０の後端面２０ｂにはセンタピラー側に近接するよう突出する後端面突出部２０ｂ′が一体に突出形成されている。この後端面突出部２０ｂ′はベルトラインＬ部より下方にオフセットされており、該後端面突出部２０ｂ′とベルトラインＬ部との間には板金製の補強板２４が配設されている。
【００２９】
この補強部材２４の上縁部２４ａはアウタリインホース２１とインナリインホース２２との接合部に重ね合わせて溶接接合されており、下縁部２４ｂはインナリインホース２２の下縁形状に沿うように形成されている。さらに上記補強板２４の下縁部２４ｂには車幅方向外側に延びるフランジ部２４ｃが屈曲形成されている。
【００３０】
次に本実施形態の作用効果について説明する。
【００３１】
車両衝突時の荷重はエプロンメンバ９からフロントピラー３を介してベルトラインリインホース２０に伝達される。この場合、フロントピラー３に前端面突出部２０ａ′が当たると同時に荷重がボックス閉断面Ａ部分に伝達される。ベルトラインリインホース２０の後端面突出部２０ｂ′がセンタピラー４に当たり、続いてボックス閉断面Ａ部分に伝達された荷重が補強板２４を介してセンタピラー４に伝達される。即ち、センタピラー４に先に当たる後端面突出部２０ｂ′と、荷重伝達を行う閉断面Ａ部とが上下にオフセットしていることから、センタピラー４に後端面突出部２０ｂ′が当たった後に補強板２４を介して荷重が伝達されることとなる。
【００３２】
本実施形態のベルトライン部構造によれば、フロントピラー３の断面幅ｗ２より広い断面幅ｗ１を有する部位に対向するベルトラインリインホース２０の前端面２０ａにフロントピラー側に近接して延びる前端面突出部２０ａ′を形成し、センタピラー４の断面幅ｗ３より広い断面幅ｗ４を有する部位に対向するベルトラインリインホース２０の後端面２０ｂにセンタピラー側に近接して延びる後端面突出部２０ｂ′を形成したので、前，後端面突出部２０ａ′，２０ｂ′がフロント，センタピラー３，４の断面幅ｗ１，ｗ４の広い部位に先に当たることとなる。これによりベルトラインリインホース２０の車幅方向における各ピラー３，４とのラップ代ａ，ｂを必要量確保することができ、フロント，センタピラー３，４がねじれ変形した場合にもベルトラインリインホース２０の両ピラー３，４への食い込みを確実に行うことができる。その結果、フロントドア２が車外側に押し出されるのを防止でき、衝撃力をベルトラインリインホース２０から車体後部に確実に伝達することができる。
【００３３】
本実施形態では、後端面突出部２０ｂ′をベルトラインＬ部より下方にオフセットさせ、該後端面突出部２０ｂ′とベルトラインＬ部との間に補強板２４を配設したので、センタピラー４の断面幅ｗ４の広い部位がベルトラインＬより下方にオフセットしている場合にも、衝撃力をベルトラインＬ部から補強板２４を介して後端面突出部２０ｂ′に伝達することができ、センタピラー４への食い込みを確実に行うことができる。
【００３４】
本実施形態では、上記補強板２４の下縁部２４ｂに車幅方向外側に延びるフランジ部２４ｃを形成したので、後端面突出部２０ｂ′部分の剛性を高めることができ、該後端面突出部２０ｂ′をベルトラインＬより下方にオフセットさせた場合のセンタピラー４への食い込みをより確実に行うことができる。
【００３５】
またドアサッシュ１６の関係により後端面突出部２０ｂ′部分をドア本体１５に溶接接合できない場合には、該部分の剛性が低くなる懸念がある。本実施形態では、上記補強板２４にフランジ部２４ｃを設けることにより衝突時の曲げ剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態による自動車のベルトライン部構造を説明するためのサイドパネルの側面図である。
【図２】本実施形態のフロントドア前部のベルトライン部の断面平面図（図１のII-II 線断面図) である。
【図３】上記フロントドア後部のベルトライン部の断面平面図( 図1 のIII-III 線断面図) である。
【図４】上記フロントドアのベルトラインリインホースの断面図である（図１のIV -IV線断面図）。
【図５】上記ベルトラインリインホースの断面図である（図１のV -V線断面図) 。
【図６】上記ベルトラインリインホースの断面図である（図１のVI -VI線断面図）。
【図７】上記フロントピラーの車幅方向断面幅を示す図である。
【図８】本実施形態のセンタピラーの車幅方向断面幅を示す図である。
【図９】従来の一般的なベルトライン部構造を示す側面図である。
【図１０】従来のベルトライン部構造を示す断面平面図である。
【符号の説明】
２フロントドア
３フロントピラー（前ピラー部材）
４センタピラー（後ピラー部材）
１５ドア本体
２０ベルトラインリインホース
２０ａ前端面
２０ａ′ 前端面突出部
２０ｂ後端面
２０ｂ′ 後端面突出部
２４ｃフランジ部
Ｌベルトライン
ｗ１〜ｗ４断面幅[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a beltline structure for an automobile in which an input at the time of a vehicle collision is transmitted to the rear of a vehicle body by stretching a beltline reinhose disposed in a door body between front and rear pillar members. .
[0002]
[Prior art]
In general, in a belt line portion of an automobile, as shown in FIGS. 9 and 10, in order to prevent the door opening 50 a of the vehicle body 50 from being deformed at the time of a vehicle collision, the belt body L extends along the belt line L in the door body 51. The belt line rein hose 52 is disposed, and the belt line rein hose 52 is stretched between the front and the center pillars 53 and 54 to release the impact force F to the rear part of the vehicle body (for example, Patent Documents). 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-9-175179 [0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional belt line portion structure, for example, when the front pillar 53 has a limited cross-sectional width W in the vehicle width direction, if the front pillar 53 is twisted and deformed (see a two-dot chain line in FIG. 10), a collision occurs. Sometimes the beltline reinhose 52 is detached from the front pillar 53 and the door body 51 is pushed out to the outside of the vehicle, and there is a concern that the impact force F cannot be reliably transmitted to the beltline reinhose 52.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described conventional situation. Even when the cross-sectional width of the pillar member is limited, the door main body is secured to the outside of the vehicle by securely biting into the pillar member of the belt line rein hose. An object of the present invention is to provide a belt line part structure for an automobile that can be prevented from being extruded.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the first aspect of the invention, a door main body is disposed between the front and rear pillar members, and a belt line rein hose extending in the vehicle front-rear direction along the belt line in the door main body has a front end and a rear end face at the front end. In the beltline part structure of an automobile disposed so as to face the rear pillar member, the pillar member has a portion having a wide cross-sectional width in the vehicle width direction and a portion narrower than this, and an end surface of the beltline reinhose Is arranged so as to straddle a narrow part from a wide part of the pillar member in the vehicle width direction cross-sectional width, and on a part of the end surface facing a part of the pillar member having a wide cross-sectional width in the vehicle width direction, An end face protruding portion that protrudes closer to the pillar side than a portion facing the portion having a narrow cross-sectional width is formed .
[0007]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the end surface protruding portion adjacent to the pillar side is offset above or below the belt line.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect, a reinforcing plate is provided between the belt line portion and an end surface protruding portion at the rear end of the belt line rein hose .
[0009]
[Effects of the invention]
According to the belt line portion structure according to the first aspect of the present invention, since the end surface protruding portion close to the pillar side is formed on the end surface of the belt line reinhose facing the wide cross-sectional area of the pillar member, the end surface protruding portion Will hit the part where the cross-sectional width of the pillar member is wide first, the lap allowance with the pillar member in the vehicle width direction can be secured, and even if the pillar member is torsionally deformed, the belt line rein hose to the pillar member The biting can be performed reliably. As a result, the door body can be prevented from being pushed out of the vehicle, and the impact force can be reliably transmitted from the beltline rein hose to the rear portion of the vehicle body.
[0010]
In the second aspect of the invention, since the end surface protrusion is offset in the vertical direction from the belt line, even when a portion having a wide cross-sectional width of the pillar member is deviated from the belt line, the impact force is separated from the belt line portion. This can be transmitted to the end surface protruding portion, and the biting into the pillar member can be reliably performed.
[0011]
In the invention of claim 3, since the reinforcing plate is provided between the belt line part and the end face protruding part of the rear end of the belt line rein hose, the rigidity of the end face protruding part can be increased, and the bite into the pillar member can be prevented. This can be done more reliably. For example, if the end surface protrusion is offset from the belt line in the vertical direction, the offset portion may not have sufficient rigidity, or the end surface protrusion may not be welded to the door body due to the positional relationship of the door sash. In this case, there is a concern that the above-described biting becomes insufficient, but in this case as well, the above-mentioned biting rigidity can be secured by providing the above-mentioned reinforcing plate .
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0013]
FIG. 1 to FIG. 8 are views for explaining a belt line portion structure of an automobile according to an embodiment of the present invention, and FIG. 1 is a side view of a side panel for showing an arrangement position of a belt line rein hose. 2 and 3 are cross-sectional plan views of the beltline portion of the front door (cross-sectional view taken along the line II-II and III-III in FIG. 1), and FIGS. Cross-sectional views (cross-sectional view taken along line IV-IV, cross-sectional view taken along line V-V, cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG. 1), FIGS. 7 and 8 are the positions of the beltline reinhose and the pillar when viewed in the vehicle longitudinal direction. It is a figure which shows a relationship.
[0014]
In the figure, reference numeral 1 denotes a side panel that constitutes the side of a vehicle body. The side panel 1 is formed with a wide front door opening 1a and a rear door opening 1b, and each door opening 1a, 1b has a side opening. A front door 2 and a rear door (not shown) are provided respectively. The front end of the front door 2 is supported so as to be openable and closable via a pair of upper and lower door hinge members (not shown) disposed on the front pillar 3 that forms the front edge of the door opening 1a of the side panel 1. . The rear end of the front door 2 is supported by a door lock mechanism (not shown) disposed on a center pillar 4 that forms the rear edge of the door opening 1a.
[0015]
The front pillar 3 is provided between a pillar outer 5 and a pillar inner 6 that are formed in a substantially cross-sectional hat shape, and a pillar outer inner hose 7 that is formed in a cross-sectional hat shape so as to substantially follow the pillar outer 5. A pillar inner hose 8 formed so as to be substantially aligned is disposed, and the front and rear edge portions 3a and 3b are joined to each other by spot welding to form a rectangular tube-like closed section extending in the vertical direction. It has a structure.
[0016]
A rear end portion of the apron member 9 extending forward of the vehicle is joined to the outer wall 3c of the front pillar 3 by welding. The apron member 9 is disposed at substantially the same height as the belt line L.
[0017]
The center pillar 4 includes a pillar outer rein hose 12 having a cross-sectional hat shape and a pillar inner rein hose 13 having a U-shaped cross section between a pillar outer 10 and a pillar inner 11 having a generally cross-sectional hat shape. The front and rear edges 4a, 4b are joined by spot welding to form a rectangular tube-like closed cross section extending in the vertical direction.
[0018]
The front door 2 has a structure in which a door sash 16 is connected to a door main body 15 formed by connecting a door outer 15a and a door inner 15b by hemming, and is formed in the door main body 15 by the door sash 16. A door glass 16a for opening and closing the window opening is accommodated and arranged so as to be movable up and down.
[0019]
A belt line rein hose 20 is disposed along the belt line L in the door body 15 of the front door 2. This belt line rein hose 20 has a structure in which an outer rein hose 21 and an inner rein hose 22 are joined by welding, and is welded to the door inner 15b.
[0020]
When viewed from the side of the vehicle, the belt line rein hose 15 and the apron member 9 are arranged at substantially the same height and arranged in a straight line extending in the vehicle front-rear direction. As a result, the input at the time of collision is transmitted from the apron member 9 to the beltline rein hose 15 via the front pillar 3 and from the beltline reinhose 15 to the rear part of the vehicle body via the center pillar 4. .
[0021]
The vertical dimension of the inner hose 22 is set larger than the vertical dimension of the auri inhose 21, and the lower part of the inner hose 22 is also used as a part of the door inner.
[0022]
A convex portion 22a that bulges toward the inside of the vehicle is bent at the upper edge portion of the inner rein hose 22, and the upper portion 21a of the outer rein hose 21 is welded to the convex portion 22a. A box-shaped closed cross section A extending along the belt line L is formed. The front part and the rear part of the box-shaped closed section A have a pointed shape that becomes thinner toward the tip.
[0023]
Further, the front edge portions 21b and 22b of the outer and inner rein hoses 21 and 22 are formed in a flat plate shape, and are welded and joined in a state of being in contact with each other. The rear edge portions 21c and 22c of the beltline reinhose 20 have the same structure as the front edge portions 21b and 22b. Since the box-shaped closed cross section A extending over substantially the entire length of the beltline reinhose 20 is formed at the upper edge of the beltline reinhose 20, and the flat plate portions are formed at the front and rear ends, the beltline portion by the input at the time of collision It is possible to prevent the collapse of the cross section of the belt and efficiently transmit the impact force to the beltline reinhose 20.
[0024]
A front end surface 20 a of the belt line rein hose 20 faces the rear vertical wall 3 d of the front pillar 3. A clearance hole 7a having a size through which the beltline reinhose 20 can be inserted is formed in a portion of the pillar outer reinhose 7 facing the front end surface 20a of the beltline reinhose 20. When the front pillar 3 moves rearward due to a vehicle collision, the beltline reinhose 20 enters the escape hole 7 a and bites into the front pillar 3.
[0025]
The rear end surface 20 b of the belt line rein hose 20 faces the front vertical wall 4 d of the center pillar 4. A patch member 25 protruding forward is welded to the front vertical wall 12b of the pillar outer hose 12. When the front door 2 moves rearward due to the collision of the vehicle, the beltline reinhose 20 is coupled to the patch member 25, thereby preventing the front door 2 from moving to the outside of the vehicle.
[0026]
When viewed in the vehicle front-rear direction, the vehicle width direction cross-sectional width w1 of the belt line L portion of the front pillar 3 facing the front end surface 20a of the beltline reinhose 20 is wider than the cross-sectional width w2 of the door hinge portion below this. It is formed (see FIG. 7). The cross-sectional width w4 below the cross-sectional width w3 of the belt line L portion of the center pillar 4 opposed to the rear end surface 20b of the belt line rein hose is formed wider (see FIG. 8). These cross-sectional widths w1 to w4 are set according to the design or the structural requirements of the vehicle.
[0027]
The front end surface 20a of the beltline reinhose 20 facing the portion where the cross-sectional width w1 of the front pillar 3 is wider than w2 is integrally formed with a front end surface protruding portion 20a 'protruding so as to be close to the front pillar side. Yes. The front end surface protruding portion 20a 'is formed on the upper portion of the front end surface 20a, and is at the same height as the box-shaped closed section A.
[0028]
The rear end surface 20b of the beltline reinhose 20 facing the portion where the cross-sectional width w4 of the center pillar 4 is wider than w3 is integrally formed with a rear end surface protruding portion 20b 'protruding so as to be close to the center pillar side. . The rear end surface protruding portion 20b 'is offset downward from the belt line L portion, and a reinforcing plate 24 made of sheet metal is disposed between the rear end surface protruding portion 20b' and the belt line L portion.
[0029]
The upper edge 24 a of the reinforcing member 24 is welded and joined to the joint between the outer rein hose 21 and the inner rein hose 22, and the lower edge 24 b follows the shape of the lower edge of the inner rein hose 22. It is formed as follows. Further, a flange portion 24c extending outward in the vehicle width direction is bent at the lower edge portion 24b of the reinforcing plate 24.
[0030]
Next, the effect of this embodiment is demonstrated.
[0031]
A load at the time of a vehicle collision is transmitted from the apron member 9 to the beltline reinhose 20 through the front pillar 3. In this case, the load is transmitted to the box closed section A at the same time as the front end surface protrusion 20a 'hits the front pillar 3. The rear end surface protrusion 20 b ′ of the beltline rein hose 20 hits the center pillar 4, and subsequently the load transmitted to the box closed section A is transmitted to the center pillar 4 through the reinforcing plate 24. That is, the rear end surface protrusion 20b ′ that first contacts the center pillar 4 and the closed cross-section A portion that transmits the load are offset vertically, so that the reinforcement is performed after the rear end surface protrusion 20b ′ contacts the center pillar 4. A load is transmitted through the plate 24.
[0032]
According to the belt line portion structure of the present embodiment, the front end surface that extends close to the front pillar side to the front end surface 20a of the belt line reinhose 20 that opposes the portion having the cross-sectional width w1 wider than the cross-sectional width w2 of the front pillar 3. A rear end surface protrusion 20b ′ that forms a protrusion 20a ′ and extends close to the center pillar side to the rear end surface 20b of the beltline reinhose 20 facing a portion having a cross-sectional width w4 wider than the cross-sectional width w3 of the center pillar 4. Therefore, the front and rear end surface protrusions 20a 'and 20b' come first in contact with the wide sections of the front and center pillars 3 and 4 having the cross-sectional widths w1 and w4. As a result, a necessary amount of lap allowances a and b with the respective pillars 3 and 4 in the vehicle width direction of the belt line rein hose 20 can be ensured, and the belt line rein even when the front and center pillars 3 and 4 are twisted and deformed. It is possible to reliably bite both the pillars 3 and 4 of the hose 20. As a result, the front door 2 can be prevented from being pushed out of the vehicle, and the impact force can be reliably transmitted from the beltline reinhose 20 to the rear portion of the vehicle body.
[0033]
In the present embodiment, the rear end surface protruding portion 20b 'is offset downward from the belt line L portion, and the reinforcing plate 24 is disposed between the rear end surface protruding portion 20b' and the belt line L portion. Even when a portion having a large cross-sectional width w4 is offset downward from the belt line L, the impact force can be transmitted from the belt line L portion to the rear end surface protruding portion 20b ′ via the reinforcing plate 24. The biting into the pillar 4 can be performed reliably.
[0034]
In the present embodiment, the flange 24c extending outward in the vehicle width direction is formed on the lower edge 24b of the reinforcing plate 24. Therefore, the rigidity of the rear end surface protruding portion 20b 'can be increased, and the rear end surface protruding portion 20b. Biting into the center pillar 4 when ′ is offset below the belt line L can be performed more reliably.
[0035]
Further, when the rear end surface protruding portion 20b 'portion cannot be welded to the door main body 15 due to the relationship of the door sash 16, there is a concern that the rigidity of the portion is lowered. In this embodiment, the bending rigidity at the time of a collision can be improved by providing the reinforcing plate 24 with the flange portion 24c.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a side panel for explaining a belt line structure of an automobile according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional plan view (cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. 1) of the belt line portion at the front portion of the front door according to the present embodiment.
FIG. 3 is a sectional plan view of the belt line portion at the rear of the front door (a sectional view taken along line III-III in FIG. 1).
4 is a sectional view of the belt line rein hose of the front door (a sectional view taken along line IV-IV in FIG. 1).
FIG. 5 is a cross-sectional view of the belt line rein hose (cross-sectional view taken along the line V-V in FIG. 1).
6 is a cross-sectional view of the beltline reinhose (cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG. 1).
FIG. 7 is a diagram showing a cross-sectional width of the front pillar in the vehicle width direction.
FIG. 8 is a diagram showing a cross-sectional width in the vehicle width direction of the center pillar of the present embodiment.
FIG. 9 is a side view showing a conventional general belt line portion structure.
FIG. 10 is a cross-sectional plan view showing a conventional belt line portion structure.
[Explanation of symbols]
2 Front door 3 Front pillar (front pillar member)
4 Center pillar (rear pillar member)
15 door body 20 belt line rein hose 20a front end face 20a 'front end face protruding part 20b rear end face 20b' rear end face protruding part 24c flange part L belt lines w1 to w4

Claims

A door main body is disposed between the front and rear pillar members, and a belt line rein hose extending in the vehicle longitudinal direction along the belt line in the door main body has front and rear end faces the front and rear pillar members. In the beltline part structure of an automobile arranged as described above,
The pillar member has a portion having a wider cross-sectional width in the vehicle width direction and a portion narrower than this,
The end face of the beltline reinhose is arranged so as to straddle a narrow part from a part having a wide cross-sectional width in the vehicle width direction of the pillar member,
And the end surface protrusion part which protrudes so that it may approach a pillar side rather than the part which opposes the part where the said cross-section width | variety width of the said pillar member opposes the part with a narrow cross-sectional width is formed in the part. A belt line part structure of an automobile.

2. The belt line portion structure for an automobile according to claim 1, wherein an end surface protruding portion adjacent to the pillar side is offset above or below the belt line.

3. The belt line portion structure for an automobile according to claim 2, wherein a reinforcing plate is provided between the belt line portion and an end face protruding portion at the rear end of the belt line rein hose .