JP3856706B2

JP3856706B2 - Plastic molded products and instrument panels for vehicles

Info

Publication number: JP3856706B2
Application number: JP2002036608A
Authority: JP
Inventors: 晋寺岡; 善久万徳
Original assignee: 西川化成株式会社
Priority date: 2002-02-14
Filing date: 2002-02-14
Publication date: 2006-12-13
Anticipated expiration: 2022-02-14
Also published as: JP2003237416A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂製構造体が振動溶着により結合された樹脂成形品及び車両用インストルメントパネルに関し、特にボス部の周縁リブを振動溶着するときにボス部の開孔部にバリが生じないようにするための技術分野に属する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、成形型を用いて成形する樹脂成形品は成形時の型抜きの関係等から、その形状には制限があり、型抜きが可能なように複数の部品に成形し、これを組み立てることが行われている。そのような場合に、例えば車両用インストルメントパネルのような樹脂成形品では、部品点数及び組み立て工数が増えるという難がある。
【０００３】
そこで、従来、例えば特開平９−３２３５６８号公報に示されるように、樹脂製インストルメントパネル本体に、別工程で成形した樹脂製構造体としての空調用のエアダクトを振動溶着して組み立て、インストルメントパネル本体裏面とエアダクトの溝部とで空調用エア通路を形成することが知られている。
【０００４】
また、車両用インストルメントパネルにおいて、例えば特開２００１−１３０２８７号公報に示されるように、インストルメントパネル本体の裏面に突出して一体形成されたボス部に、グローブボックスのロック機構を係脱可能に係合するストライカが直接締結されるものが提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記提案例のようなボス部を有するインストルメントパネルにおいて、そのボス部周縁に周縁リブを設ける一方、樹脂構造体としての空調用エアダクトを上記周縁リブのボス部先端側に振動溶着するようにして、インストルメントパネルとエアダクトとを接合する構造を採用することがある。その場合に、周縁リブとエアダクトとの振動溶着に伴い溶融したバリが発生して、このバリがビス螺合用開孔部を塞ぐようになり、ビスの締結が困難になるという問題が生じる。
【０００６】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、樹脂成形品や車両用インストルメントパネルのビス螺合用開孔部を有するボス部の周縁リブの構造に工夫をすることにより、開孔部に振動溶着時のバリが侵入しないようにして開孔部にビスを挿入しやすくしようとすることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項１の発明では、樹脂製成形品本体に樹脂製構造体が振動溶着により結合された樹脂成形品において、成形品本体にボス部が突設され、このボス部の先端にはビス螺合用の開孔部が形成されるとともに、このボス部の周縁に開孔部の径方向に突出してボス部の突出方向に延びる周縁リブが形成され、この周縁リブにおけるボス部開孔側端部のボス部近傍には切欠き部が設けられ、周縁リブのボス部先端側が構造体に振動溶着されており、ボス部の先端にはボス部の開孔部に螺合されたビスにより被取付体が直接締結されるようにする。
【０００８】
上記の構成によると、成形品本体に突設されるボス部の強度確保のために、その周縁に開孔部の径方向に突出してボス部の突出方向に延びる周縁リブが形成され、この周縁リブが構造体に溶着されて結合される場合に、成形品本体と構造体との振動溶着時にバリが生じ、このようなバリがボス部の先端に設けられたビス螺合用の開孔部にも生じ、このバリが該開孔部内に侵入しようとするが、この周縁リブにおけるボス部開孔側端部のボス部近傍には切欠き部が設けられているため、バリはボス部の開孔部内に侵入し、この開孔部を塞ぐように生じることはない。従って、ボス部の開孔部が良好に開いてそれにビスを締結しやすくするのみならず、周縁リブによりボス部の強度をも確保できる。
【０００９】
請求項２の発明では、樹脂製インストルメントパネル本体裏面に樹脂製構造体が振動溶着により結合された車両用インストルメントパネルにおいて、インストルメントパネル本体裏面にボス部が突設され、このボス部の先端にはビス螺合用の開孔部が形成されるとともに、ボス部の周縁に開孔部の径方向に突出してボス部の突出方向に延びる周縁リブが形成され、この周縁リブにおけるボス部開孔側端部のボス部近傍には切欠き部が設けられ、周縁リブの上記ボス部先端側が構造体に振動溶着されており、ボス部の先端にはボス部の開孔部に螺合されたビスによりグローブボックス用ストライカが直接締結されるようにする。請求項３の発明では、構造体は空調用のエアダクトであり、このエアダクトには溶着用リブが突設され、この溶着用リブと周縁リブとが振動溶着されるようにする。
【００１０】
上記の構成によると、インストルメントパネル本体裏面に設けられるボス部は、グローブボックスのロック機構を係脱可能に係合するストライカが締結されるため、グローブボックスの開閉時にストライカにかかった負荷がボス部周辺に伝わり、この負荷に耐え得る強度を必要とする。しかし、ボス部周辺には開孔部の径方向に突出しボス部の突出方向に延びる周縁リブが設けられ、この周縁リブが樹脂製構造体や空調用エアダクトの溶着用リブに振動溶着されているため、その強度を確保できる。そして、この周縁リブが設けられていることで開孔部にバリが生じようとするが、この周縁リブにおけるボス部開孔側端部のボス部近傍には切欠き部が設けられているため、バリはボス部の開孔部内に侵入し、この開孔部を塞ぐように生じることはなく、ボス部の開孔部が良好に開いてそれにビスを締結しやすくするのみならず、周縁リブによりボス部の強度をも確保できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図６は本発明の実施形態に係る車両用インストルメントパネル１を示し、このインストルメントパネル１は、図１にも示すように、その内方で車幅方向に延びるインストルメントパネル補強材Ｒに支持されて車体に取り付けられている。
【００１２】
上記インストルメントパネル１は、計器板が装着されるメータフード３０が左側に配設され、助手席用エアバッグ装置（図示せず）の配設部３１が右側に設けられる左ハンドル車両用のものであり、図１に示すように、樹脂製のインストルメントパネル本体２の裏面にポリプロピレン（ＰＰ）等からなる構造体としての空調用エアダクト３が振動溶着により結合されてなる。
【００１３】
上記インストルメントパネル本体２は、ポリプロピレン（ＰＰ）等よりなる基材４と、表皮材５と、この表皮材５及び上記基材４の間に発泡ウレタン樹脂原料等を注入して発泡硬化させて一体成形したウレタンフォーム等からなる発泡層６とからなり、図６に示すように、フロントウィンド（図示せず）下端部近傍から車室内方（車室後方）へ延びる本体上壁部２ａと、この本体上壁部２ａの車体後端縁から下方へ延びる本体縦壁部２ｂとを有する。
【００１４】
そして、助手席側前方の上記エアバッグ装置配設部３１下部の本体縦壁部２ｂには幅広のボックス取付口２ｃが略矩形状に形成されており、このボックス取付口２ｃにグローブボックス８が車両前後方向に所定の範囲で車幅方向の軸線周りに回動可能に配設されている。
【００１５】
上記グローブボックス８は、図１にも示すように、上記ボックス取付口２ｃを閉塞するリッド部９に、上端部が開口したボックス本体１０を一体形成してなり、このボックス本体１０の左右側壁外面に車幅方向に延びるように一体形成したピン１１，１１により、インストルメントパネル本体２に回動可能に支持されている。
【００１６】
また、上記リッド部９には図１及び図６に示すように、凹部９ａが車室側に開口するように設けられており、この凹部９ａのボックス本体１０内側にはロック機構１２が配設されている。このロック機構１２はインストルメントパネル本体２のボックス取付口２ｃの上縁に設けた略Ｕ字状のストライカ２５に係脱可能に係合されるようになっている。
【００１７】
すなわち、上記ロック機構１２にはノブ９ｂが軸支されており、上記グローブボックス８内に物を収容するときには、このノブ９ｂを手前に引いて上記ストライカ２５とロック機構１２との係合状態を解除し、グローブボックス８を上記ピン１１，１１を支点として車両後方に回動させることにより、２点鎖線に示すように、グローブボックス８の上端が車室内に臨むようになっている。一方、グローブボックス８を車両前方に回動させてリッド部９を閉じるときには、リッド部９がインストルメントパネル本体２の表面と略連続になるまで回動させることにより、ロック機構１２が自動的にストライカ２５に係合するようになっている。
【００１８】
また、上記エアダクト３はパネル状のもので、全体としてインストルメントパネル本体２の本体上壁部２ａに対応する大きさ及び形状を有する。そして、図１に示すように、エアダクト３の車体後側が上記ボックス取付口２ｃ近傍まで延びていて、その後端側には車幅方向略中央から助手席側端部まで延びる断面略Ｕ字状の溝部３ａが形成されている。
【００１９】
すなわち、上記インストルメントパネル本体２とエアダクト３との結合により、インストルメントパネル本体２（基材４）裏面と上記溝部３ａとによって囲まれる空間によって助手席用空調エア通路３ｂが形成される。この助手席用空調エア通路３ｂ及び同様にして車両前方側に形成されたデフロスタ用空調通路等の内部を空調ユニット（いずれも図示せず）で生成された空調エアが通り、図６に示すインストルメントパネル１の吹き出し口３２，３２，…から車室内に供給される。
【００２０】
さらに、図１，図４及び図５に示すように、上記ボックス取付口２ｃ上縁の車幅方向の略中央部に対応する部分のエアダクト３には溝部３ａの前壁部３ｃ外面に沿って垂下して車幅方向に広がるように延びるエアダクト３固定用の固定リブ１７が突設されている。この固定用リブ１７は略矩形状を有し、その先端中央部にはＵ字状の固定ビス挿入口１７ａが形成されており、この固定用ビス挿入口１７ａにインパネ固定用ビス１８が挿入されて締め付けられることにより、エアダクト３（インストルメントパネル１）が上記インストルメントパネル補強材Ｒに締結されている。
【００２１】
また、上記固定リブ１７の近傍の溝部３ａの後壁部３ｄ外面には溶着用リブ１６が突設されている。この溶着用リブ１６は溝部３ａの後壁部３ｄ外面から車両後方に向かって車幅方向に広がるように延びる略矩形状の結合部１６ａと、その結合部１６ａの裏面から溝部３ａの下壁部３ｅ外面に沿って上下方向に広がるように延びる略３角形の補強部１６ｂ，１６ｂとからなる。そして、結合部１６ａの端部側には車幅方向に所定の距離をあけて略Ｕ字状のボス挿入口１６ｃ，１６ｃが形成されている。尚、図５に示すように、上記固定リブ１７側の上記補強部１６ｂが上記固定リブ１７の下面に連結され、その補強の役割も担っている。
【００２２】
さらに、上記インストルメントパネル本体２裏面のボックス取付口２ｃ上縁の車幅方向中央部には、上記ボス挿入口１６ｃ，１６ｃに対応する位置に、車幅方向に所定の距離をあけて車両前方に向かうように一対のボス部２１，２１が突設されている。図２及び図３に示すように、このボス部２１，２１は上記ストライカ２５の端部を取付固定するためのもので、この各ボス部２１の先端にはビス螺合用の開孔部２１ａが形成されるとともに、このボス部２１の周縁に上記開孔部２１ａの径方向に突出してボス部２１の突出方向にボス部の端面２１ｂまで延びる周縁リブ２１ｃ，２１ｃが形成されている。
【００２３】
具体的には、上記周縁リブ２１ｃ，２１ｃ，…は２つのボス部２１，２１の軸線を結ぶ平面上においてボス部２１，２１間と反対側に位置する２ヶ所と、その平面に直交する方向の車両前方側に位置する２ヶ所との合計４ヶ所に設けられている。尚、ボス部２１，２１には両者間において互いに結合する結合リブ２１ｄと、車室側に突出するストライカ補強用リブ２１ｅ，２１ｅとが設けられており、これらリブは各ボス部２１の周縁に上記開孔部２１ａの径方向に突出してボス部２１の突出方向にボス部の端面２１ｂから所定の距離をあけた位置まで延びている。
【００２４】
そして、本発明の特徴として、上記各周縁リブ２１ｃにおいてボス部２１の開孔部２１ａ側端部に位置する部分のボス部２１近傍にはその部分を略矩形状に切り欠いてなる切欠き部２１ｆが設けられている。つまり、各周縁リブ２１ｃの切欠き部２１ｆ以外のボス部２１先端側の溶着面２１ｇのみが上記エアダクト３の結合部１６ａに接触するようになっている。
【００２５】
従って、上記実施形態においては、インストルメントパネル本体２にエアダクト３が振動溶着されるときに、各周縁リブ２１ｃの溶着面２１ｇが上記エアダクト３の結合部１６ａに接触して振動溶着され、この結合により生じたボス部端面２１ｂ，２１ｂとボス挿入口１６ｃ，１６ｃとによって囲まれたストライカ固定用凹部２２，２２にストライカ２５の板状の被締結部２５ａ，２５ａが挿入される。そして、ストライカ固定用ビス２３，２３が螺合されることによって被締結部２５ａ，２５ａがボス部２１，２１先端に直接締結されて、ストライカ２５が締結固定される。
【００２６】
このとき、インストルメントパネル本体２裏面に設けられるボス部２１，２１は、グローブボックス８のロック機構１２を係脱可能に係合するストライカ２５が直接締結されるため、グローブボックス８の開閉時にストライカ２５にかかった負荷がボス部２１，２１周辺に伝わり、この負荷に耐え得る強度を必要とする。しかし、本実施形態ではボス部２１，２１周辺には開孔部２１ａ，２１ａの径方向に突出しボス部２１，２１の突出方向に延びる周縁リブ２１ｃ，２１ｃ，…が設けられているため、その強度を確保できる。
【００２７】
そして、上記周縁リブ２１ｃ，２１ｃ，…が設けられることで、その振動溶着時に開孔部２１ａ，２１ａにそれを塞ぐようにバリが生じようとするが、各周縁リブ２１ｃにおける開孔部２１ａ側端部のボス部２１近傍には切欠き部２１ｆ，２１ｆが設けられ、この切欠き部２１ｆを除いた溶着面２１ｇで振動溶着がなされるため、周縁リブ２１ｃはボス部２１の開孔部２１ａから離れた部分で振動溶着されることとなり、開孔部２１ａに溶着時のバリが侵入することはなく、ボス部２１の強度を確保しつつ開孔部２１ａにストライカ固定用ビス２３を螺合しやすくすることができる。
【００２８】
尚、上記実施形態は車両用インストルメントパネル１について述べたものであるが、本発明は、この他、樹脂製成形品本体に樹脂製構造体が振動溶着により結合された樹脂成形品において、樹脂製成形品本体にボス部が突設され、このボス部の先端にはビス螺合用の開孔部が形成されるとともに、このボス部の周縁に開孔部の径方向に突出してボス部の突出方向に延びる周縁リブが形成され、この周縁リブにおけるボス部開孔側端部のボス部近傍には切欠き部が設けられ、周縁リブのボス部先端側が構造体に振動溶着されており、ボス部の先端にはボス部の開孔部に螺合されたビスにより被取付体が直接締結されるように構成するものであれば適用が可能である。
【００２９】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１の発明の樹脂成形品によると、樹脂製成形品本体に、先端にビス螺合用の開孔部が形成されるとともに、この周縁に周縁リブが形成されるボス部が突設され、この周縁リブにおけるボス部開孔側端部のボス部近傍には切欠き部が設けられ、周縁リブのボス部先端側が樹脂製構造体に振動溶着されており、ボス部の先端にはボス部の開孔部に螺合されたビスにより被取付体が直接締結されるようにしたことにより、ボス部の開孔部には、振動溶着時におけるバリが侵入していなく、それにビスを締結しやすくするのみならず、周縁リブによりボス部の強度をも確保できる。
【００３０】
請求項２の発明の車両用インストルメントパネルでは、インストルメントパネル本体裏面に、先端にビス螺合用の開孔部が形成されるとともに、この周縁に周縁リブが形成されるボス部が突設され、この周縁リブにおけるボス部開孔側端部のボス部近傍には切欠き部が設けられ、周縁リブのボス部先端側が樹脂製構造体に振動溶着されており、ボス部の先端にはボス部の開孔部に螺合されたビスによりグローブボックス用ストライカが直接締結されるようにした。また、請求項３の発明では、構造体は空調用のエアダクトであり、このエアダクトには溶着用リブが突設され、この溶着用リブと周縁リブとが振動溶着されるようにした。これらのことにより、ボス部の開孔部には、振動溶着時におけるバリが侵入していなく、それにビスを締結しやすくするのみならず、周縁リブによりボス部の強度をも確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図６におけるＩ−Ｉ線断面図である。
【図２】ボス部周辺の分解斜視図である。
【図３】ボス部周辺の組付斜視図である。
【図４】エアダクトの溶着用リブの近傍を示す斜視図である。
【図５】エアダクトの溶着用リブの近傍を裏面から見た斜視図である。
【図６】本発明の実施形態に係るインストルメントパネル全体の斜視図である。
【符号の説明】
１インストルメントパネル
２インストルメントパネル本体（成形品本体）
３エアダクト（構造体）
８グローブボックス
１６溶着用リブ
２１ボス部
２１ａ開孔部
２１ｃ周縁リブ
２１ｆ切欠き部
２３ストライカ固定用ビス（ビス）
２５ストライカ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a resin molded product and a vehicle instrument panel in which a resin structure is bonded by vibration welding, and particularly, when a peripheral rib of a boss portion is vibration welded, a burr is not generated in an opening portion of the boss portion. Belongs to the technical field.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, resin molded products that are molded using a mold are limited in shape due to the relationship of die cutting at the time of molding, etc., and are molded into multiple parts so that they can be punched and assembled. Has been done. In such a case, for example, in a resin molded product such as an instrument panel for a vehicle, there is a problem that the number of parts and the number of assembly steps are increased.
[0003]
Therefore, conventionally, as shown in, for example, JP-A-9-323568, an air conditioning air duct as a resin structure molded in a separate process is assembled to a resin instrument panel main body by vibration welding and assembled. It is known that an air conditioning air passage is formed by the rear surface of the panel main body and the groove portion of the air duct.
[0004]
Further, in a vehicle instrument panel, for example, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-130287, a glove box locking mechanism can be engaged and disengaged with a boss portion that is integrally formed to protrude from the back surface of the instrument panel body. Proposals have been made in which the striker to be engaged is directly fastened.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in an instrument panel having a boss portion as in the above-mentioned proposal example, a peripheral rib is provided on the periphery of the boss portion, while an air duct for air conditioning as a resin structure is vibration welded to the tip end side of the boss portion of the peripheral rib. Thus, a structure in which the instrument panel and the air duct are joined may be employed. In that case, a melted burr is generated along with the vibration welding between the peripheral rib and the air duct, and this burr comes to close the screw screw opening, which makes it difficult to fasten the screw.
[0006]
The present invention has been made in view of such a point, and the object of the present invention is to devise the structure of the peripheral rib of the boss portion having a screw threaded opening portion of a resin molded product or a vehicle instrument panel. By doing so, it is intended to make it easier to insert the screw into the opening portion so that the burr at the time of vibration welding does not enter the opening portion.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the invention of claim 1, in a resin molded product in which a resin structure is bonded to a resin molded product main body by vibration welding, a boss portion projects from the molded product main body. An opening portion for screw screwing is formed at the tip of the boss portion, and a peripheral rib protruding in the radial direction of the opening portion and extending in the protruding direction of the boss portion is formed on the peripheral edge of the boss portion. A notch is provided in the vicinity of the boss portion at the boss portion opening side end of the boss portion, the boss tip end side of the peripheral rib is vibration welded to the structure, and the tip of the boss portion is connected to the opening portion of the boss portion. The attached body is fastened directly by the screwed screw.
[0008]
According to said structure, in order to ensure the intensity | strength of the boss part protrudingly provided by the molded product main body, the peripheral rib which protrudes in the radial direction of an opening part and extends in the protrusion direction of a boss part is formed in the peripheral part, This peripheral part When the rib is welded to the structure and bonded, burrs are generated at the time of vibration welding between the molded product body and the structure, and such burrs are formed in the screw screw opening provided at the tip of the boss. This burr tries to penetrate into the opening, but since the notch is provided near the boss at the boss opening side end of the peripheral rib, the burr opens the boss. It does not occur so as to enter the hole and close the opening. Accordingly, not only the opening of the boss part can be satisfactorily opened and the screw can be easily fastened thereto, but also the strength of the boss part can be secured by the peripheral rib.
[0009]
In the invention of claim 2, in the vehicle instrument panel in which the resin structure is coupled to the back surface of the resin instrument panel main body by vibration welding, a boss portion projects from the back surface of the instrument panel main body. An opening for screw screwing is formed at the tip, and a peripheral rib protruding in the radial direction of the opening and extending in the protruding direction of the boss is formed at the periphery of the boss. A notch portion is provided in the vicinity of the boss portion at the hole side end portion, the tip end side of the boss portion of the peripheral rib is vibration welded to the structure, and the tip end of the boss portion is screwed into the opening portion of the boss portion. The striker for the glove box is fastened directly with the screw. In the invention of claim 3, the structure is an air duct for air conditioning, and a welding rib projects from the air duct so that the welding rib and the peripheral rib are vibration welded.
[0010]
According to the above configuration, the boss portion provided on the back surface of the instrument panel body is fastened with the striker that removably engages the lock mechanism of the glove box, so that the load applied to the striker when the glove box is opened and closed is It needs to be strong enough to withstand this load. However, a peripheral rib protruding in the radial direction of the opening portion and extending in the protruding direction of the boss portion is provided around the boss portion, and this peripheral rib is vibration welded to the welding rib of the resin structure or the air duct for air conditioning. Therefore, the strength can be ensured. And, since this peripheral rib is provided, burrs are likely to occur in the opening portion, but a notch portion is provided in the vicinity of the boss portion at the boss portion opening side end portion in this peripheral rib. , The burr does not penetrate into the opening of the boss part and does not occur so as to close the opening, and the opening of the boss part opens well and makes it easy to fasten the screw to the peripheral rib. Thus, the strength of the boss portion can be secured.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 6 shows a vehicle instrument panel 1 according to an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, the instrument panel 1 is provided on an instrument panel reinforcement member R extending in the vehicle width direction. Supported and attached to the car body.
[0012]
The instrument panel 1 is for a left-hand drive vehicle in which a meter hood 30 on which an instrument panel is mounted is provided on the left side, and a disposition portion 31 of a passenger seat airbag device (not shown) is provided on the right side. As shown in FIG. 1, an air conditioning air duct 3 as a structure made of polypropylene (PP) or the like is joined to the back surface of a resin instrument panel body 2 by vibration welding.
[0013]
The instrument panel body 2 is made by injecting a foamed urethane resin raw material or the like between the base material 4 made of polypropylene (PP) or the like, the skin material 5, and the skin material 5 and the base material 4 to be foam-cured. A foamed layer 6 made of integrally molded urethane foam or the like, and as shown in FIG. 6, a main body upper wall 2a extending from the vicinity of the lower end of the front window (not shown) toward the vehicle interior (rear of the vehicle interior); A main body vertical wall portion 2b extending downward from a vehicle body rear end edge of the main body upper wall portion 2a.
[0014]
A wide box attachment port 2c is formed in a substantially rectangular shape in the main body vertical wall 2b below the airbag device arrangement portion 31 in front of the passenger seat, and a glove box 8 is formed in the box attachment port 2c. It is arranged so as to be rotatable around an axis in the vehicle width direction within a predetermined range in the vehicle longitudinal direction.
[0015]
As shown in FIG. 1, the glove box 8 is formed by integrally forming a box main body 10 having an upper end opened on a lid portion 9 that closes the box attachment port 2 c, and the left and right side wall outer surfaces of the box main body 10. Are supported by the instrument panel body 2 so as to be rotatable by pins 11, 11 integrally formed so as to extend in the vehicle width direction.
[0016]
Further, as shown in FIGS. 1 and 6, the lid portion 9 is provided with a recess 9a so as to open to the vehicle compartment side, and a lock mechanism 12 is disposed inside the box body 10 of the recess 9a. Has been. The locking mechanism 12 is detachably engaged with a substantially U-shaped striker 25 provided at the upper edge of the box mounting port 2c of the instrument panel main body 2.
[0017]
That is, a knob 9b is pivotally supported on the lock mechanism 12, and when the object is accommodated in the glove box 8, the knob 9b is pulled forward to bring the striker 25 and the lock mechanism 12 into engagement. The upper end of the glove box 8 faces the vehicle interior as shown by a two-dot chain line by releasing and rotating the glove box 8 backward with respect to the pins 11 and 11 as fulcrums. On the other hand, when the glove box 8 is turned forward and the lid portion 9 is closed, the lock mechanism 12 is automatically turned by turning until the lid portion 9 is substantially continuous with the surface of the instrument panel body 2. The striker 25 is engaged.
[0018]
The air duct 3 has a panel shape, and has a size and a shape corresponding to the main body upper wall portion 2a of the instrument panel main body 2 as a whole. And as shown in FIG. 1, the vehicle body rear side of the air duct 3 extends to the vicinity of the box mounting opening 2c, and the rear end side has a substantially U-shaped cross section extending from the approximate center in the vehicle width direction to the end portion on the passenger seat side. A groove 3a is formed.
[0019]
That is, by coupling the instrument panel body 2 and the air duct 3, a passenger seat air-conditioning air passage 3b is formed by a space surrounded by the back surface of the instrument panel body 2 (base 4) and the groove 3a. The air conditioning air generated by the air conditioning unit (none of which is shown) passes through the passenger seat air conditioning air passage 3b and the defroster air conditioning passage formed on the front side of the vehicle in the same manner, and the instrument shown in FIG. Are supplied into the passenger compartment from the outlets 32, 32,.
[0020]
Further, as shown in FIGS. 1, 4 and 5, the air duct 3 in the portion corresponding to the substantially central portion of the upper edge of the box attachment port 2c in the vehicle width direction is along the outer surface of the front wall portion 3c of the groove portion 3a. Fixing ribs 17 for fixing the air duct 3 extending so as to hang down and spread in the vehicle width direction are provided. The fixing rib 17 has a substantially rectangular shape, and a U-shaped fixing screw insertion port 17a is formed at the center of the tip. The instrument panel fixing screw 18 is inserted into the fixing screw insertion port 17a. As a result, the air duct 3 (instrument panel 1) is fastened to the instrument panel reinforcement R.
[0021]
A welding rib 16 projects from the outer surface of the rear wall 3d of the groove 3a in the vicinity of the fixed rib 17. The welding rib 16 includes a substantially rectangular coupling portion 16a extending from the outer surface of the rear wall portion 3d of the groove portion 3a toward the rear of the vehicle in the vehicle width direction, and a lower wall portion of the groove portion 3a from the back surface of the coupling portion 16a. 3e includes substantially triangular reinforcing portions 16b and 16b extending in the vertical direction along the outer surface. Further, substantially U-shaped boss insertion ports 16c and 16c are formed on the end portion side of the coupling portion 16a with a predetermined distance in the vehicle width direction. As shown in FIG. 5, the reinforcing portion 16b on the fixed rib 17 side is connected to the lower surface of the fixed rib 17, and also serves as a reinforcement.
[0022]
Further, at the center in the vehicle width direction of the upper edge of the box attachment port 2c on the back surface of the instrument panel body 2, a predetermined distance in the vehicle width direction is opened at a position corresponding to the boss insertion ports 16c, 16c. A pair of bosses 21 and 21 are provided so as to protrude toward the front. As shown in FIGS. 2 and 3, the boss portions 21 and 21 are for mounting and fixing the end portions of the striker 25. At the tip of each boss portion 21, an opening portion 21a for screw screwing is provided. At the same time, peripheral ribs 21c and 21c are formed on the periphery of the boss portion 21 so as to protrude in the radial direction of the opening portion 21a and extend to the end surface 21b of the boss portion in the protrusion direction of the boss portion 21.
[0023]
Specifically, the peripheral ribs 21c, 21c,... Are located on the plane connecting the axes of the two boss portions 21, 21, on the opposite side of the boss portions 21, 21, and in a direction perpendicular to the plane. Are provided at a total of four locations including two locations located on the vehicle front side. The bosses 21 and 21 are provided with coupling ribs 21d that are coupled to each other and striker reinforcing ribs 21e and 21e that protrude toward the passenger compartment. These ribs are provided on the periphery of each boss 21. The opening 21a protrudes in the radial direction and extends in a protruding direction of the boss 21 to a position spaced a predetermined distance from the end surface 21b of the boss.
[0024]
In addition, as a feature of the present invention, in each peripheral rib 21c, a portion of the boss portion 21 located at the end portion on the opening portion 21a side is formed in the vicinity of the boss portion 21 so that the portion is cut out in a substantially rectangular shape. 21f is provided. That is, only the welding surface 21g on the distal end side of the boss portion 21 other than the notch portion 21f of each peripheral rib 21c comes into contact with the coupling portion 16a of the air duct 3.
[0025]
Therefore, in the above embodiment, when the air duct 3 is vibration welded to the instrument panel body 2, the welding surface 21g of each peripheral rib 21c comes into contact with the coupling portion 16a of the air duct 3 and is vibration welded. The plate-like fastened portions 25a and 25a of the striker 25 are inserted into the striker fixing concave portions 22 and 22 surrounded by the boss portion end surfaces 21b and 21b and the boss insertion ports 16c and 16c generated by the above. Then, when the striker fixing screws 23 and 23 are screwed together, the fastened portions 25a and 25a are directly fastened to the tips of the boss portions 21 and 21, and the striker 25 is fastened and fixed.
[0026]
At this time, the bosses 21 and 21 provided on the back surface of the instrument panel main body 2 are directly fastened with the striker 25 that removably engages the lock mechanism 12 of the glove box 8. The load applied to 25 is transmitted to the periphery of the boss portions 21 and 21, and the strength that can withstand this load is required. However, in the present embodiment, peripheral ribs 21c, 21c,... Are provided around the boss portions 21 and 21 in the radial direction of the opening portions 21a and 21a and extending in the protruding direction of the boss portions 21 and 21. Strength can be secured.
[0027]
Further, by providing the peripheral ribs 21c, 21c,... Burrs are likely to occur so as to block the opening portions 21a, 21a at the time of vibration welding. Notch portions 21f and 21f are provided in the vicinity of the boss portion 21 at the end portion, and vibration welding is performed on the welding surface 21g excluding the notch portion 21f, so that the peripheral rib 21c is an opening portion 21a of the boss portion 21. Therefore, the burr at the time of welding does not enter the opening portion 21a, and the striker fixing screw 23 is screwed into the opening portion 21a while ensuring the strength of the boss portion 21. Can be easier.
[0028]
In addition, although the said embodiment described the instrument panel 1 for vehicles, in addition to this, this invention is a resin molded product in which the resin-made structure was couple | bonded by vibration welding with the resin-made molded product main body, resin A boss is projected from the molded product body, and an opening for screw screwing is formed at the tip of the boss, and the boss is protruded in the radial direction of the boss at the periphery of the boss. A peripheral rib extending in the protruding direction is formed, a notch is provided in the vicinity of the boss portion opening side end portion of the peripheral rib, and the boss tip end side of the peripheral rib is vibration welded to the structure. Any structure can be used as long as the attached body is directly fastened to the tip of the boss portion by a screw screwed into the opening of the boss portion.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, according to the resin molded product of the first aspect of the present invention, the resin molded product main body has a screw threaded hole at the tip and a peripheral rib formed on the periphery. The boss part is provided with a notch in the vicinity of the boss part opening side end part of the peripheral rib, and the front end side of the boss part of the peripheral rib is vibration welded to the resin structure. The mounting body is directly fastened to the tip of the boss by a screw screwed into the opening of the boss, so that no burr at the time of vibration welding enters the opening of the boss. In addition to making it easier to fasten the screws, the peripheral ribs can ensure the strength of the boss portion.
[0030]
In the vehicular instrument panel according to the second aspect of the present invention, an opening for screw screwing is formed at the tip of the instrument panel main body, and a boss portion with a peripheral rib is formed on the periphery. In the peripheral rib, a notch is provided in the vicinity of the boss portion at the boss portion opening side end portion, and the boss tip end side of the peripheral rib is vibration welded to the resin structure. The striker for the glove box was directly fastened by a screw screwed into the opening of the part. According to a third aspect of the present invention, the structure is an air duct for air conditioning. A welding rib projects from the air duct, and the welding rib and the peripheral rib are vibration welded. By these things, the burr | flash at the time of vibration welding has not penetrate | invaded into the opening part of the boss | hub part, and not only does it make it easy to fasten a screw to it, but the intensity | strength of a boss | hub part can also be ensured by a peripheral rib.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view taken along the line II in FIG.
FIG. 2 is an exploded perspective view around a boss portion.
FIG. 3 is an assembled perspective view around a boss portion.
FIG. 4 is a perspective view showing the vicinity of a welding rib of an air duct.
FIG. 5 is a perspective view of the vicinity of the welding rib of the air duct as viewed from the back side.
FIG. 6 is a perspective view of the entire instrument panel according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Instrument panel 2 Instrument panel body (molded product body)
3 Air duct (structure)
8 Glove box 16 Welding rib 21 Boss part 21a Opening part 21c Peripheral rib 21f Notch part 23 Striker fixing screw (screw)
25 striker

Claims

In a resin molded product in which a resin structure is bonded to the resin molded product body by vibration welding,
A boss portion is projected from the molded product main body, and an opening portion for screw screwing is formed at the tip of the boss portion, and the boss portion projects in the radial direction of the opening portion at the periphery of the boss portion. A peripheral rib extending in the protruding direction of the peripheral rib is formed, a notch is provided in the vicinity of the boss portion at the end of the boss portion opening side of the peripheral rib, and the tip end side of the boss portion of the peripheral rib is vibration welded to the structure. Has been
A resin-molded article, wherein an attached body is directly fastened to a tip of the boss portion by a screw screwed into an opening portion of the boss portion.

In a vehicle instrument panel in which a resin structure is bonded to the back of a resin instrument panel body by vibration welding,
A boss projectingly protrudes from the back of the instrument panel body, and a screw threaded opening is formed at the tip of the boss, and protrudes in the radial direction of the opening at the periphery of the boss. A peripheral rib extending in the protruding direction of the boss portion is formed, a notch portion is provided in the vicinity of the boss portion opening side end portion of the peripheral rib, and the front end side of the boss portion of the peripheral rib vibrates to the structure. Has been welded,
A vehicle instrument panel, wherein a glove box striker is directly fastened to a tip of the boss portion by a screw screwed into an opening of the boss portion.

The vehicle instrument panel according to claim 2,
The structure is an air duct for air conditioning,
A vehicular instrument panel, wherein a welding rib projects from the air duct, and the welding rib and the peripheral rib are vibration welded.