JP3855545B2

JP3855545B2 - Air conditioner

Info

Publication number: JP3855545B2
Application number: JP21847299A
Authority: JP
Inventors: 浩一高丸; 雅弘中山; 克之青木; 利彰吉川; 直樹青山
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1999-08-02
Filing date: 1999-08-02
Publication date: 2006-12-13
Anticipated expiration: 2019-08-02
Also published as: JP2001041540A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は冷凍サイクルを用いた空気調和機において好適な湿度制御を実現するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、湿度センサの検出湿度を適湿範囲及びそれ以外の範囲の少なくとも２段階にわたって報知する空気調和機がある。適湿範囲は室温と設定室温との差に応じて変更され、また適湿範囲を変更するための操作手段を備えている。このような空気調和機として、例えば特開平６−７４５２８号公報が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空気調和機は湿度の制御より室温の制御の方が優先度が高く、それゆえ冷凍サイクルや冷媒、冷凍機油の選択も冷房運転に適したものであった。
特に、Ｒ２２冷媒は圧力損失が大きいことから、冷媒の流れ方向に対する冷媒の温度変化が大きく、熱交換器の温度を正確に知ることが困難なため、精度のよい情報に基づいて冷凍サイクルを制御し、湿度を正確にコントロールするには不向きであった。
このような空気調和機で湿度設定を多段階に設定可能としても、その設定機能が充分に活かされず、快適性に課題があった。
【０００４】
また、Ｒ４１０Ａ冷媒やＲ３２冷媒のようにＲ２２より圧力の高い冷媒は、高圧状態で長時間運転することが好ましくない。それ故、温度と湿度を細かく制御すると、室温変化に時間を要するようになるため、このような温湿度制御には適さないと考えられていた。
【０００５】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、多段階に湿度設定を可能にし、しかもその設定湿度が得られ易く、快適性に優れた空気調和機およびその制御方法を得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内熱交換器、室外熱交換器を接続し、Ｒ４１０Ａ冷媒と圧力が同等或いはＲ４１０Ａ冷媒よりも圧力が高く、且つＲ４１０Ａ冷媒と圧力損失が同等或いはＲ４１０Ａよりも圧力損失が小さい冷媒を用いた冷凍サイクルと、前記室内熱交換器を通過する空気流を発生させる室内ファンと、前記室外熱交換器を通過する空気流を発生させる室外ファンと、３０％から７０％の湿度範囲内にて１５％以下の湿度設定間隔を含む多段階に設定湿度を変更可能に設けられ、前記設定湿度を指示入力する入力手段と、前記入力手段から指示される設定湿度に基づいて設定湿度を設定する湿度決定部と、冷房運転モード時に前記圧縮機の周波数が高い場合には温度優先の制御を行ない、圧縮機の周波数が下がると前記設定湿度となるよう前記冷凍サイクル、前記室内送風ファンまたは前記室外送風ファンを制御する制御部とを備えたものである。
【０００７】
また、入力手段をリモコンとしたものである。
【０００８】
また、設定湿度の設定幅を３０〜７０％の範囲内としたものである。
【０００９】
また、設定湿度の設定間隔を１５％以下としたものである。
【００１０】
また、前記リモコンは前記設定湿度と設定温度とを同時に表示する表示窓を備えたものである。
【００１１】
また、前記リモコンは、前記設定湿度が入力される湿度設定ボタンと、前記設定温度が入力される温度設定ボタンとを別個に備えたものである。
【００１２】
また、前記冷凍サイクルは電子膨張弁を備え、前記制御部は、前記設定湿度となるよう前記電子膨張弁を制御するものである。
【００１３】
また、この発明に係る空気調和機は、３０％から７０％の湿度範囲内にて１５％以下の湿度設定間隔を含む多段階に設定湿度を設定可能に設けられ、所望の設定湿度の入力指示が入力されるリモコンと、圧縮機、四方弁、室内熱交換器、及び室外熱交換器を接続し、Ｒ４１０Ａ冷媒と圧力が同等或いはＲ４１０Ａ冷媒よりも圧力が高く、且つＲ４１０Ａ冷媒と圧力損失が同等或いはＲ４１０Ａよりも圧力損失が小さい冷媒を用いた冷凍サイクルと、前記室内熱交換器を通過する空気流を発生させる室内ファンと、前記室外熱交換器を通過する空気流を発生させる室外ファンと、前記リモコンからの入力指示に基づいて、前記冷凍サイクルの制御に用いる設定湿度を設定し、冷房運転モード時に前記圧縮機の周波数が高い場合には温度優先の制御を行ない、前記圧縮機の周波数が下がると前記設定湿度となるよう前記冷凍サイクルを制御する制御部と、を備えたものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
実施の形態１．
以下、この発明の実施の形態１を図について説明する。図１はこの発明の実施の形態１における空気調和機を示す冷媒回路図である。図１において、１は圧縮機でロータリ式、スクロール式、スイング式、ヘリカル式、スクリュー式の種種のものが適用可能である。２は四方弁、３は室外機に設けられ、冷房、除湿運転時には凝縮器となる室外側熱交換器、４は電子式膨張弁、５は室内機に設けられ、冷房、除湿運転時には蒸発器となる室内側熱交換器で、これらは冷媒配管を介して順次接続され、冷凍サイクルを構成している。６は室外機に設けられた室外ファン、７は室内機に設けられた室内ファンで、それぞれ熱交換器を通過する空気流を発生させる。また、四方弁２を切換えることにより、冷凍サイクル中の流れを逆にする暖房運転も可能である。
【００１５】
８は室温センサから得られる室内温度（室内熱交換器５へ流入する空気の吸込温度）、吐出温度センサから得られる圧縮機１からの吐出温度を入力し、湿度センサから得られる室内湿度が設定湿度となるよう圧縮機１の周波数、室外ファン６及び室内ファン７の回転数を制御する制御部で、互いに通信し合う室外機側の室外制御部８ａと室内機側の室内制御部８ｂとから構成される。本実施の形態では、設定湿度を多段階の中のいずれかに決定する湿度決定部８ｃを室外制御部８ａ内に備えている。
また、上記冷凍サイクルにはＨＦＣ系の擬似共沸混合冷媒で、Ｒ２２より圧力損失の小さいＲ４１０Ａが用いられている。さらに冷凍機油としてはＲ４１０Ａ冷媒と相溶性の低いアルキルベンゼン系油が用いられている。
【００１６】
９は室内環境が所望の設定温度、設定湿度になるよう空気調和機に運転指示入力をするためのリモコンで、図２の構成図に示すように、リモコン９には設定湿度を高め（６０％）、標準（５０％）、低め（４０％）と多段階に設定変更可能な湿度設定ボタン９ａが設けられ、ここからの設定湿度が入力されることにより制御部８内の湿度決定部８ｃの設定湿度を入力指示された値に設定する。９ｂは設定温度を入力する温度設定ボタンで、９ｃは図３に示すようなリモコンの操作情報、空気調和機の運転状態を表示する表示窓である。尚、リモコン９を介して設定温度、設定湿度とも空気調和機側が定める「自動」に設定することも可能である。さらに、設定温度間隔を可変することも可能である。
【００１７】
次に動作について説明する。リモコン９から空気調和機の運転スイッチがＯＮ入力され、除湿運転モードが選択されると、冷凍サイクルは図１のような冷媒流れを形成する。そして、各センサから入力される室温、圧縮機からの吐出温度等に基づいて、制御部８が設定温度、設定湿度となるよう圧縮機１の周波数、室外ファン６および室内ファン７の回転数を制御する。また電子膨張弁４等を制御してもよい。除湿運転の場合、設定温度は現在の室温を維持する。または２６℃等の適当な温度に設定されるものであっても良い。
【００１８】
設定湿度はリモコン９からの入力指示が「自動」であれば５０％に、湿度設定ボタン９ａによって任意の湿度に設定入力されていれば、入力された湿度となるよう湿度決定部８ｃが設定し、制御部８に指示する。「自動」については、除湿運転開始時の室内湿度を基準としてそこから１０％低い湿度となるような設定としてもよい。また、湿度設定スイッチについても、６０％、５０％、４０％のような入力ではなく、除湿運転開始時の室内湿度を基準として−１０％、−２０％、−３０％のような入力としてもよく、さらに、除湿運転開始時ではなく、湿度設定スイッチ操作時を基準としてもよい。
【００１９】
また、湿度設定間隔はリモコン９からの操作で変更することが可能で、例えば高めを６５％、標準を５０％、低めを３５％のように変更できる。室温を基準にする場合は−３０％、−４５％、−５５％のように変更できるようにすれば良い。
いずれにしても制御部８は湿度決定部８ｃからの湿度設定値信号に基づいて、室内温度を設定温度に維持しながら、室内湿度が設定湿度となるよう冷凍サイクル、室内外ファンを制御する。そして、室内熱交換器５近傍の室温センサと湿度センサとによって室内の温度、湿度が設定温度、湿度になると圧縮機、室内ファンの運転を停止する。尚、湿度センサは他の要素から湿度を推定する手段に代えることができる。
【００２０】
図４は従来のＲ２２冷媒と本実施の形態におけるＲ４１０Ａ冷媒との特性を示した相関図、図５は冷媒の特徴を表した対比図である。図４において、横軸は室内熱交換器の入口から出口に向かっての冷媒流れ方向、縦軸は冷媒温度を示している。Ｒ２２は圧力損失が大きいため、流れ方向における冷媒温度の変化が大きいが、Ｒ４１０Ａは圧力損失が小さく、流れ方向における冷媒温度の変化が小さい。
【００２１】
このため、Ｒ２２では蒸発器である室内熱交換器５の正確な温度がとらえにくく、制御部８の制御についても精度が悪い。このようなＲ２２の特性によれば、設定湿度を精度よくコントロールすることは不向きであり、精度を向上させるためには蒸発器温度を正確に測定すべく、室内熱交換器５の入口側、中間、出口側等に複数のセンサを設けるなどする必要があった。
【００２２】
これに対し、Ｒ４１０Ａでは、冷媒流れ方向に対する冷媒温度の変化が小さいため、蒸発器温度をより正確に測定することが可能になる。この結果、湿度コントロールが精度よく行なえるようになり、湿度を多段階に設定可能にしても、それぞれの設定湿度に精度よくコントロールすることが可能になる。また、従来より低めの設定湿度や高めの設定湿度を設けても、設定湿度を下回ったり、上回ったりして、過度の乾燥状態に陥ったり、じめじめ感がぬぐえないといったことが起きにくいから、多段階の湿度設定によって使用者の要求に沿った快適な環境が提供できる。
【００２３】
また、本実施の形態では冷凍機油をＲ４１０Ａ冷媒と相溶性の低いアルキルベンゼン系油としているので、スラッジの発生が少なく、室内熱交換器５の熱交換効率が向上するとともに、経年的な性能低下や湿度コントロールのための精度の低下を抑制できる。即ち、冷媒温度を室内熱交換器５に的確に伝えられるから、蒸発温度を正確且つ確実につかむことができ、精度が向上する。この結果、湿度コントロールが精度よく行なえるようになり、多段階の湿度設定に対し快適な環境が提供できる。
【００２４】
本実施の形態では設定湿度を６０％、５０％、４０％とし、設定間隔を１０％としている。一般に湿度が３０％を下回ると人の肌が乾燥しやすくなり、体感的な快適性とは別な不快の要素が発生する。また７０％を超えるとかびの発生や繁殖の原因となる。従って、湿度設定の範囲は３０〜７０％内とすることが望ましい。従来Ｒ２２冷媒では、湿度コントロールの精度が低いため、湿度設定の範囲を広く持たせることが困難であったが、本実施の形態では精度の向上が図れるＲ４１０Ａ冷媒なので、快適な環境を提供できる。
【００２５】
また、使用者の除湿に対する要求が発生するときは、通常室外が雨天であるなどの多湿状態で、湿度が８０％以上の不快な場合が想定される。そこで、湿度設定間隔を大きくすれば、多段階の湿度設定での操作時に簡単に快適な湿度に設定できる。しかしながら、設定間隔があまり大きいと快適な値を通り越して過度の除湿を行なう可能性もある。従って、湿度設定間隔を３０％以下とすれば、簡単な操作で３０〜７０％の快適な範囲に設定湿度を設定でき、快適範囲を逸脱することもない。特に設定湿度を室内湿度を基準に決定する場合には好適である。
【００２６】
湿度の変化は温度に比べると違いを感じにくいが、あまり湿度設定の間隔が大きいと快適性を損なう。従って、尚好ましくは湿度の設定間隔は１５％以下にすると良い。さらに好ましくは本実施の形態のように４０〜６０％の範囲とし、設定間隔が１０％程度とすると体感的に快適な制御を提供できる。尚、設定間隔は等間隔である必要はなく、例えば、除湿運転開始時の湿度を基準にコントロールする場合で、現在の湿度が９０％であれば、設定間隔を１５％、１０％として６５％、５０％、４０％などとしてもよい。
【００２７】
尚、本実施の形態としては、Ｒ２２より圧力損失の小さな冷媒としてＲ４１０Ａ冷媒を用いたが、例えば他の冷媒としてＲ４１０Ｂでも良い。また、擬似共沸混合冷媒でなくてもＲ２２より圧力損失の小さな冷媒としてＲ３２、Ｒ２９０を用いることもできる。
上記のような構成、制御とすることで、冷凍サイクルの構成を従来に比べてそれほど複雑とすることなく、多段階の除湿設定が可能になる。従って、解体性に優れ、リサイクル性の良い空気調和機とすることができる。
【００２８】
実施の形態２．
以下、この発明の実施の形態２を図について説明する。本実施の形態の基本的な構成は図１に示す実施の形態１と同様であり、その説明を省略する。
次に動作について説明する。リモコン９からの空気調和機の運転スイッチがＯＮ入力され、冷房運転モードが選択されると、冷凍サイクルは図１のような冷媒流れを形成する。そして、各センサから入力される室温、圧縮機の吐出温度、室内熱交換器の吹出温度に基づいて、制御部８が設定温度、設定湿度となるよう圧縮機１の周波数、室外ファン６および室内ファン７の回転数を制御する。また電子膨張弁４等を制御してもよい。
【００２９】
ここで、室温と設定温度との差が所定温度以上で、圧縮機の周波数が最大周波数となる場合、制御部８は湿度決定部８ｃからの設定湿度値信号に関わらず、室温を設定温度に近づけることを優先して以後の圧縮機周波数を制御する。そして、室温が下がり、圧縮機の周波数が最大周波数以外の周波数に下がるか又は所定の周波数以下に下がると、制御部８は湿度決定部８ｃからの設定湿度値信号を得て、室温及び室内湿度が設定温度及び設定湿度となるよう各センサから入力される室温、圧縮機の吐出温度、室内熱交換器の吹出温度に基づいて、圧縮機１の周波数、室外ファン６および室内ファン７の回転数、または電子膨張弁４の開度等を制御する。
【００３０】
一般に潜熱分を取り除く運転では圧縮機の運転周波数は低く、顕熱分を取り除く運転では圧縮機の運転周波数の幅が大きく、最大周波数も大きい。Ｒ４１０ＡはＲ２２冷媒に比べて圧力が高いことから、高圧状態での運転時間を短くすることが望ましい。そこで、本実施の形態のように、冷房運転の起動時には温度優先で運転して高圧状態となる時間を短くし、高圧状態を脱してから湿度を含めた木目細かな制御に移行すれば、快適性を損なわずに所望の温度、湿度とすることができる。尚、Ｒ２２より高圧の冷媒として、他にＲ３２冷媒等についても適用できる。
【００３１】
室温が設定温度付近になると、実施の形態１と同様の制御によって多段階から任意に設定された湿度（「自動」の場合は適当に設定された湿度または標準の５０％）になるよう湿度コントロールを行なう。冷房運転モードにおいて、湿度を多段階に設定できるようにすれば、例えば多人数が室内にいる場合で、所望の温度が異なる場合でも、湿度を低くすることで体感的にさわやかな状態にできるから、快適性が向上する。また、設定温度を多少高めにしても湿度を下げることで快適性を向上させ、省エネルギー運転が可能になる。肌が乾燥しがちな人は通常の設定湿度（５０％）にして室温の方を快適な設定温度にコントロールすれば良い。
【００３２】
実施の形態３．
以下、この発明の実施の形態３を図について説明する。本実施の形態の基本的な構成は図１に示す実施の形態１と同様であり、その説明を省略する。
次に動作について説明する。リモコン９からの空気調和機の運転スイッチがＯＮ入力され、冷房運転モードが選択されると、冷凍サイクルは図１のような冷媒流れを形成する。そして、各センサから入力される室温、圧縮機の吐出温度、室内熱交換器の吹出温度に基づいて、制御部８が設定温度、設定湿度となるよう圧縮機１の周波数、室外ファン６および室内ファン７の回転数を制御する。また電子膨張弁４等を制御してもよい。
【００３３】
ここで、室温と設定温度との差が所定温度以上で、圧縮機の周波数が最大周波数となる場合、制御部８は湿度決定部８ｃからの設定湿度値信号に関わらず、室温を設定温度に近づけることを優先して以後の圧縮機周波数を制御する。さらに室外ファン６のファン回転数を高速にすると共に、室内ファン７のファン回転数を低速にする。図６は本実施の形態における空気調和機の運転状態を示すモリエル線図である。室外ファン６の回転数を高速にすると、高圧側の圧力が低下するので、高圧状態の抑制に効果的である。このとき、低圧側の圧力も低下するので、潜熱能力を確保するため室内ファンの回転数を低速にする。
【００３４】
そして、室温が下がり、圧縮機の周波数が最大周波数以外の周波数に下がるか又は所定の周波数以下に下がると、制御部８は湿度決定部８ｃからの設定湿度値信号を得て、室温及び室内湿度が設定温度及び設定湿度となるよう各センサから入力される室温、圧縮機の吐出温度、室内熱交換器の吹出温度に基づいて、圧縮機１の周波数、室外ファン６および室内ファン７の回転数、または電子膨張弁４の開度等を制御する。室外ファン６の回転数は高速状態から低下し、室内ファンの回転数は上昇するか維持状態となる。
【００３５】
一般に潜熱分を取り除く運転では圧縮機の運転周波数は低く、顕熱分を取り除く運転では圧縮機の運転周波数の幅が大きく、最大周波数も大きい。Ｒ４１０ＡはＲ２２冷媒に比べて圧力が高いことから、高圧状態での運転時間を短くすることが望ましい。そこで、本実施の形態のように、冷房運転の起動時には温度優先で運転し、尚且つ室外ファン６の回転数を高速にして高圧状態となる時間を短くし、高圧状態を脱してから湿度を含めた木目細かな制御に移行すれば、快適性を損なわずに所望の温度、湿度とすることができる。尚、Ｒ２２より高圧の冷媒として、他にＲ３２冷媒等についても適用できる。
【００３６】
また、室外ファン６の回転数を高速にすることで、高圧側の圧力状態を下げることができる。しかしながら、室外側６の回転数を高速にすると、低圧側の圧力も下がってしまう。そこで、室内ファン７の回転数を低速にすることで潜熱分の能力を確保することができる。
また、図示しないが、室外温度を検出するセンサを設け、室外温度に応じて制御部８が室外ファン６の回転数を補正する。この場合、室外の温度が高い場合には室外ファン６の回転数を上げる方向に補正し、室外の温度が低い場合には室外ファン６の回転数を下げる方向に補正する。
【００３７】
室温が設定温度付近になると、実施の形態１と同様の制御によって多段階から任意に設定された湿度（「自動」の場合は適当に設定された湿度または標準の５０％）になるよう湿度コントロールを行なう。冷房運転モードにおいて、湿度を多段階に設定できるようにすれば、例えば多人数が室内にいる場合で、所望の温度が異なる場合でも、湿度を低くすることで体感的にさわやかな状態にできるから、快適性が向上する。また、設定温度を多少高めにしても湿度を下げることで快適性を向上させ、省エネルギー運転が可能になる。肌が乾燥しがちな人は通常の設定湿度（５０％）にして室温の方を快適な設定温度にコントロールすれば良い。
【００３８】
実施の形態４．
以下、この発明の実施の形態４を図について説明する。本実施の形態の基本的な構成は図１に示す実施の形態１と同様であり、その説明を省略する。
次に動作について説明する。リモコン９からの空気調和機の運転スイッチがＯＮ入力され、冷房運転モードが選択されると、冷凍サイクルは図１のような冷媒流れを形成する。そして、各センサから入力される室温、圧縮機の吐出温度、室内熱交換器の吹出温度に基づいて、制御部８が設定温度、設定湿度となるよう圧縮機１の周波数、室外ファン６および室内ファン７の回転数を制御する。また電子膨張弁４等を制御してもよい。
【００３９】
ここで、室温と設定温度との差が所定温度以上で、圧縮機の周波数が最大周波数となる場合、制御部８は湿度決定部８ｃからの設定湿度値信号に関わらず、室温を設定温度に近づけることを優先して以後の圧縮機周波数を制御する。さらに室内ファン７のファン回転数を高速にする。
【００４０】
そして、室温が下がり、圧縮機の周波数が最大周波数以外の周波数に下がるか又は所定の周波数以下に下がると、制御部８は湿度決定部８ｃからの設定湿度値信号を得て、室温及び室内湿度が設定温度及び設定湿度となるよう各センサから入力される室温、圧縮機の吐出温度、室内熱交換器の吹出温度に基づいて、圧縮機１の周波数、室外ファン６および室内ファン７の回転数、または電子膨張弁４の開度等を制御する。室内ファンの回転数は低下する。
【００４１】
一般に潜熱分を取り除く運転では圧縮機の運転周波数は低く、顕熱分を取り除く運転では圧縮機の運転周波数の幅が大きく、最大周波数も大きい。Ｒ４１０ＡはＲ２２冷媒に比べて圧力が高いことから、高圧状態での運転時間を短くすることが望ましい。そこで、本実施の形態のように、冷房運転の起動時には温度優先で運転して高圧状態となる時間を短くし、高圧状態を脱してから湿度を含めた木目細かな制御に移行すれば、快適性を損なわずに所望の温度、湿度とすることができる。
また、室内ファン７の回転数を高速にすることで、顕熱冷房能力を向上させることができ、高圧状態の時間を短くできる。尚、Ｒ２２より高圧の冷媒として、他にＲ３２冷媒等についても適用できる。
【００４２】
室温が設定温度付近になると、実施の形態１と同様の制御によって多段階から任意に設定された湿度（「自動」の場合は適当に設定された湿度または標準の５０％）になるよう湿度コントロールを行なう。冷房運転モードにおいて、湿度を多段階に設定できるようにすれば、例えば多人数が室内にいる場合で、所望の温度が異なる場合でも、湿度を低くすることで体感的にさわやかな状態にできるから、快適性が向上する。また、設定温度を多少高めにしても湿度を下げることで快適性を向上させ、省エネルギー運転が可能になる。肌が乾燥しがちな人は通常の設定湿度（５０％）にして室温の方を快適な設定温度にコントロールすれば良い。
【００４３】
実施の形態５．
以下、この発明の実施の形態５を図について説明する。図１はこの発明の実施の形態３における空気調和機を示す冷媒回路図であり、各部の構成は実施の形態１と同様であり、その説明を省略する。
また、上記冷凍サイクルにはＨＣ系の可燃性冷媒で、Ｒ２２より圧力損失の小さいＲ２９０（プロパン）が用いられている。さらに冷凍機油としてはアルキルベンゼン系油が用いられている。尚、冷凍機油は鉱油、エステル油、エーテル油でもよい。
【００４４】
次に動作について説明する。リモコン９から空気調和機の運転スイッチがＯＮ入力され、除湿運転モードが選択されると、冷凍サイクルは図１のような冷媒流れを形成する。そして、各センサから入力される室温、圧縮機の吐出温度、室内熱交換器の吹出温度に基づいて、制御部８が設定温度、設定湿度となるよう圧縮機１の周波数、室外ファン６および室内ファン７の回転数を制御する。また電子膨張弁４等を制御してもよい。除湿運転の場合、設定温度は現在の室温を維持する。または２６℃等の適当な温度に設定されるものであっても良い。
【００４５】
設定湿度はリモコン９からの入力指示が「自動」であれば５０％に、湿度設定スイッチによって任意の湿度に設定入力されていれば、入力された湿度となるよう湿度決定部８ｃが設定し、制御部８に指示する。「自動」については、除湿運転開始時の室内湿度を基準としてそこから１０％低い湿度となるような設定としてもよい。また、湿度設定スイッチについても、６０％、５０％、４０％のような入力ではなく、除湿運転開始時の室内湿度を基準として−１０％、−２０％、−３０％のような入力としてもよく、さらに、除湿運転開始時ではなく、湿度設定スイッチ操作時を基準としてもよい。
【００４６】
また、湿度設定間隔はリモコン９からの操作で変更することが可能で、例えば高めを６５％、標準を５０％、低めを３５％のように変更できる。室温を基準にする場合は−３０％、−４５％、−５５％のように変更できるようにすれば良い。
いずれにしても制御部８は湿度決定部８ｃからの湿度設定値信号に基づいて、室内温度を設定温度に維持しながら、室内湿度が設定湿度となるよう冷凍サイクル、室内外ファンを制御する。そして、室温センサと湿度センサとによって室内の温度、湿度が設定温度、湿度になると圧縮機、室内ファンの運転を停止する。
【００４７】
図４は従来のＲ２２冷媒と本実施の形態におけるプロパン冷媒との特性を示した相関図、図５は冷媒の特徴を表した対比図である。図４において、横軸は室内熱交換器の入口から出口に向かっての冷媒流れ方向、縦軸は冷媒温度を示している。Ｒ２２は圧力損失が大きいため、流れ方向における冷媒温度の変化が大きいが、Ｒ２９０は圧力損失が小さく、流れ方向における冷媒温度の変化が小さい。
【００４８】
このため、Ｒ２２では蒸発器である室内熱交換器５の正確な温度がとらえにくく、制御部８の制御についても精度が悪い。このようなＲ２２の特性によれば、設定湿度を精度よくコントロールすることは不向きであり、精度を向上させるためには蒸発器温度を正確に測定すべく、室内熱交換器５の入口側、中間、出口側等に複数のセンサを設けるなどする必要があった。
【００４９】
これに対し、Ｒ２９０では、冷媒流れ方向に対する冷媒温度の変化が小さいため、蒸発器温度をより正確に測定することが可能になる。この結果、湿度コントロールが精度よく行なえるようになり、湿度を多段階に設定可能にしても、それぞれの設定湿度に精度よくコントロールすることが可能になる。また、従来より低めの設定湿度や高めの設定湿度を設けても、設定湿度を下回ったり、上回ったりして、過度の乾燥状態に陥ったり、じめじめ感がぬぐえないといったことが起きにくいから、多段階の湿度設定によって使用者の要求に沿った快適な環境が提供できる。
【００５０】
本実施の形態では設定湿度を６０％、５０％、４０％とし、設定間隔を１０％としている。一般に湿度が３０％を下回ると人の肌が乾燥しやすくなり、体感的な快適性とは別な不快の要素が発生する。また７０％を超えるとかびの発生や繁殖の原因となる。従って、湿度設定の範囲は３０〜７０％内とすることが望ましい。従来Ｒ２２冷媒では、湿度コントロールの精度が低いため、湿度設定の範囲を広く持たせることが困難であったが、本実施の形態では精度の向上が図れるＲ２９０冷媒なので、快適な環境を提供できる。
【００５１】
また、使用者の除湿に対する要求が発生するときは、通常室外が雨天であるなどの多湿状態で、湿度が８０％以上の不快な場合が想定される。そこで、湿度設定間隔を大きくすれば、多段階の湿度設定での操作時に簡単に快適な湿度に設定できる。しかしながら、設定間隔があまり大きいと快適な値を通り越して過度の除湿を行なう可能性もある。従って、湿度設定間隔を３０％以下とすれば、簡単な操作で３０〜７０％の快適な範囲に設定湿度を設定でき、快適範囲を逸脱することもない。特に設定湿度を室内湿度を基準に決定する場合には好適である。
【００５２】
湿度の変化は温度に比べると違いを感じにくいが、あまり湿度設定の間隔が大きいと快適性を損なう。従って、尚好ましくは湿度の設定間隔は１５％以下にすると良い。さらに好ましくは本実施の形態のように４０〜６０％の範囲とし、設定間隔が１０％程度とすると体感的に快適な制御を提供できる。尚、設定間隔は等間隔である必要はなく、例えば、除湿運転開始時の湿度を基準にコントロールする場合で、現在の湿度が９０％であれば、設定間隔を１５％、１０％として６５％、５０％、４０％などとしてもよい。
【００５３】
上記のような構成、制御とすることで、冷凍サイクルの構成を従来に比べてそれほど複雑とすることなく、多段階の除湿設定が可能になる。従って、解体性に優れ、リサイクル性の良い空気調和機とすることができる。
本実施の形態では冷媒としてＲ２９０（プロパン）を用いたが、その他Ｒ２２より圧力損失の小さな冷媒を選択すれば、本発明と同様な効果が得られる。
【００５４】
実施の形態６．
以下、この発明の実施の形態６を図について説明する。図１はこの発明の実施の形態３における空気調和機を示す冷媒回路図であり、各部の構成は実施の形態１と同様であり、その説明を省略する。
また、上記冷凍サイクルにはＨＦＣ系の非共沸混合冷媒であるＲ４０７Ｃが用いられている。さらに冷凍機油としてはＨＡＢ油が用いられている。
【００５５】
次に動作について説明する。リモコン９から空気調和機の運転スイッチがＯＮ入力され、除湿運転モードが選択されると、冷凍サイクルは図１のような冷媒流れを形成する。そして、各センサから入力される室温、圧縮機の吐出温度、室内熱交換器の吹出温度に基づいて、制御部８が設定温度、設定湿度となるよう圧縮機１の周波数、室外ファン６および室内ファン７の回転数を制御する。また電子膨張弁４等を制御してもよい。除湿運転の場合、設定温度は現在の室温を維持する。または２６℃等の適当な温度に設定されるものであっても良い。
【００５６】
設定湿度はリモコン９からの入力指示が「自動」であれば５０％に、湿度設定スイッチによって任意の湿度に設定入力されていれば、入力された湿度となるよう湿度決定部８ｃが設定し、制御部８に指示する。「自動」については、除湿運転開始時の室内湿度を基準としてそこから１０％低い湿度となるような設定としてもよい。また、湿度設定スイッチについても、６０％、５０％、４０％のような入力ではなく、除湿運転開始時の室内湿度を基準として−１０％、−２０％、−３０％のような入力としてもよく、さらに、除湿運転開始時ではなく、湿度設定スイッチ操作時を基準としてもよい。
【００５７】
また、湿度設定間隔はリモコン９からの操作で変更することが可能で、例えば高めを６５％、標準を５０％、低めを３５％のように変更できる。室温を基準にする場合は−３０％、−４５％、−５５％のように変更できるようにすれば良い。
いずれにしても制御部８は湿度決定部８ｃからの湿度設定値信号に基づいて、室内温度を設定温度に維持しながら、室内湿度が設定湿度となるよう冷凍サイクル、室内外ファンを制御する。そして、室温センサと湿度センサとによって室内の温度、湿度が設定温度、湿度になると圧縮機、室内ファンの運転を停止する。
【００５８】
図４は従来のＲ２２冷媒と本実施の形態におけるＲ４０７Ｃ冷媒との特性を示した相関図、図５は冷媒の特徴を表した対比図である。図４において、横軸は室内熱交換器の入口から出口に向かっての冷媒流れ方向、縦軸は冷媒温度を示している。Ｒ２２は圧力損失が大きいため、流れ方向における冷媒温度の変化が大きい。これに対し非共沸混合冷媒であるＲ４０７Ｃは圧力損失はＲ２２とそれほど変わらないが、流れ方向における冷媒温度の変化が小さい（室内熱交換器５の出口側に向かってわずかに温度が上昇する）。
【００５９】
このため、Ｒ２２では蒸発器である室内熱交換器５の正確な温度がとらえにくく、制御部８の制御についても精度が悪い。このようなＲ２２の特性によれば、設定湿度を精度よくコントロールすることは不向きであり、精度を向上させるためには蒸発器温度を正確に測定すべく、室内熱交換器５の入口側、中間、出口側等に複数のセンサを設けるなどする必要があった。
【００６０】
これに対し、Ｒ４０７Ｃでは、冷媒流れ方向に対する冷媒温度の変化が小さいため、蒸発器温度をより正確に測定することが可能になる。この結果、湿度コントロールが精度よく行なえるようになり、湿度を多段階に設定可能にしても、それぞれの設定湿度に精度よくコントロールすることが可能になる。また、従来より低めの設定湿度や高めの設定湿度を設けても、設定湿度を下回ったり、上回ったりして、過度の乾燥状態に陥ったり、じめじめ感がぬぐえないといったことが起きにくいから、多段階の湿度設定によって使用者の要求に沿った快適な環境が提供できる。
【００６１】
本実施の形態では設定湿度を６０％、５０％、４０％とし、設定間隔を１０％としている。一般に湿度が３０％を下回ると人の肌が乾燥しやすくなり、体感的な快適性とは別な不快の要素が発生する。また７０％を超えるとかびの発生や繁殖の原因となる。従って、湿度設定の範囲は３０〜７０％内とすることが望ましい。従来Ｒ２２冷媒では、湿度コントロールの精度が低いため、湿度設定の範囲を広く持たせることが困難であったが、本実施の形態では精度の向上が図れるＲ２９０冷媒なので、快適な環境を提供できる。
【００６２】
また、使用者の除湿に対する要求が発生するときは、通常室外が雨天であるなどの多湿状態で、湿度が８０％以上の不快な場合が想定される。そこで、湿度設定間隔を大きくすれば、多段階の湿度設定での操作時に簡単に快適な湿度に設定できる。しかしながら、設定間隔があまり大きいと快適な値を通り越して過度の除湿を行なう可能性もある。従って、湿度設定間隔を３０％以下とすれば、簡単な操作で３０〜７０％の快適な範囲に設定湿度を設定でき、快適範囲を逸脱することもない。特に設定湿度を室内湿度を基準に決定する場合には好適である。
【００６３】
湿度の変化は温度に比べると違いを感じにくいが、あまり湿度設定の間隔が大きいと快適性を損なう。従って、尚好ましくは湿度の設定間隔は１５％以下にすると良い。さらに好ましくは本実施の形態のように４０〜６０％の範囲とし、設定間隔が１０％程度とすると体感的に快適な制御を提供できる。尚、設定間隔は等間隔である必要はなく、例えば、除湿運転開始時の湿度を基準にコントロールする場合で、現在の湿度が９０％であれば、設定間隔を１５％、１０％として６５％、５０％、４０％などとしてもよい。
【００６４】
上記のような構成、制御とすることで、冷凍サイクルの構成を従来に比べてそれほど複雑とすることなく、多段階の除湿設定が可能になる。従って、解体性に優れ、リサイクル性の良い空気調和機とすることができる。
本実施の形態では冷媒としてＲ４０７Ｃを用いたが、その他の非共沸混合冷媒（例えばＨＦＣ系、ＨＣＦＣ系、ＨＣ系、もしくはこれら冷媒同士の混合冷媒など）を選択すれば、本発明と同様な効果が得られる。
【００６５】
上記各実施の形態では、湿度決定部８ｃを室外機の制御部８に設けたが、室内側制御部に設けても良い。
【００６６】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、圧縮機、四方弁、室内熱交換器、室外熱交換器を接続し、Ｒ４１０Ａ冷媒と圧力が同等或いはＲ４１０Ａ冷媒よりも圧力が高く、且つＲ４１０Ｂ冷媒と圧力損失が同等或いはＲ４１０Ｂよりも圧力損失が小さい冷媒を用いた冷凍サイクルと、室内熱交換器を通過する空気流を発生させる室内ファンと、室外熱交換器を通過する空気流を発生させる室外ファンと、３０％から７０％の湿度範囲内にて１５％以下の湿度設定間隔を含む多段階に設定湿度を変更可能に設けられ、前記設定湿度を指示入力する入力手段と、前記入力手段から指示される設定湿度に基づいて設定湿度を決定する湿度決定部と、冷房運転モード時に前記圧縮機の周波数が高い場合には温度優先の制御を行ない、前記圧縮機の周波数が下がると前記設定湿度となるよう前記冷凍サイクル、室内送風ファンまたは室外送風ファンを制御する制御部とを備えたので、冷凍サイクルの状態を正確に捉えて、精度よく湿度コントロールが行なえ、快適性が向上する効果が得られる。
【００６７】
また、入力手段をリモコンとしたので、使用者の要求に応じた快適な湿度環境を提供できる効果が得られる。
【００６８】
また、設定湿度の設定幅を３０〜７０％の範囲内としたので、快適な範囲で正確な湿度制御が行なえる効果が得られる。
【００６９】
また、設定湿度の設定間隔を１５％以下としたので、適度な快適湿度を提供できる効果が得られる。
【００７０】
また、前記制御部は冷房モード時に前記制御を行なうので、湿度制御を利用して冷房時の快適感を向上できる効果が得られる。
【００７１】
また、前記制御部は除湿モード時に前記制御を行なうので、使用者の要求に応じた快適な除湿が行なえる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施の形態による空気調和機を示す冷媒回路図である。
【図２】この発明の実施の形態による空気調和機のリモコンを示す構成図である。
【図３】図２のリモコンの表示窓の拡大図である。
【図４】この発明の実施の形態による冷媒の特性図である。
【図５】この発明の実施の形態による冷媒の特徴を示す対比図である。
【図６】この発明の実施の形態による室外ファンの回転速度の影響を示すモリエル線図である。
【符号の説明】
１圧縮機、２四方弁、３室外熱交換器、４電子式膨張弁、５室内熱交換器、６室外ファン、７室内ファン、８制御部、８ａ室外制御部、８ｂ室内制御部、８ｃ湿度決定部、９リモコン、９ａ湿度設定ボタン。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention realizes suitable humidity control in an air conditioner using a refrigeration cycle.
[0002]
[Prior art]
  2. Description of the Related Art Conventionally, there is an air conditioner that reports the detected humidity of a humidity sensor over at least two stages of an appropriate humidity range and other ranges. The appropriate humidity range is changed according to the difference between the room temperature and the set room temperature, and an operating means for changing the appropriate humidity range is provided. As such an air conditioner, for example, JP-A-6-74528 is known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
  In conventional air conditioners, room temperature control has a higher priority than humidity control. Therefore, selection of a refrigeration cycle, refrigerant, and refrigeration oil is also suitable for cooling operation.
  In particular, since the pressure loss of R22 refrigerant is large, the temperature change of the refrigerant with respect to the flow direction of the refrigerant is large, and it is difficult to accurately know the temperature of the heat exchanger, so the refrigeration cycle is controlled based on accurate information. However, it is not suitable for accurately controlling the humidity.
  Even if the humidity setting can be set in multiple stages with such an air conditioner, the setting function is not fully utilized, and there is a problem in comfort.
[0004]
  Moreover, it is not preferable that a refrigerant having a pressure higher than that of R22, such as R410A refrigerant or R32 refrigerant, is operated for a long time in a high pressure state. Therefore, if the temperature and humidity are finely controlled, it takes time to change the room temperature, and it has been considered that such temperature and humidity control is not suitable.
[0005]
  The present invention has been made to solve the above-described problems, and makes it possible to set the humidity in multiple stages, and to obtain the set humidity, and to obtain an air conditioner excellent in comfort and its control method. For the purpose.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  The air conditioner according to the present invention connects a compressor, a four-way valve, an indoor heat exchanger, an outdoor heat exchanger,R410A refrigerant has the same pressure or higher pressure than R410A refrigerant, andA refrigeration cycle using a refrigerant having a pressure loss equal to or smaller than that of R410A refrigerant, an indoor fan for generating an airflow passing through the indoor heat exchanger, and an airflow passing through the outdoor heat exchanger An outdoor fan that generates the air and an input unit that can change the set humidity in multiple stages including a humidity setting interval of 15% or less within a humidity range of 30% to 70%, and that inputs and inputs the set humidity. A humidity determination unit that sets the set humidity based on the set humidity instructed from the input means, and when the compressor frequency is high during the cooling operation mode, temperature priority control is performed, and the compressor frequency is reduced. And a control unit for controlling the refrigeration cycle, the indoor blower fan, or the outdoor blower fan so as to achieve the set humidity.
[0007]
  The input means is a remote controller.
[0008]
  Further, the set range of the set humidity is within a range of 30 to 70%.
[0009]
  In addition, the set interval of the set humidity is set to 15% or less.
[0010]
  The remote controller includes a display window that displays the set humidity and the set temperature at the same time.
[0011]
  The remote controller includes a humidity setting button for inputting the set humidity and a temperature setting button for inputting the set temperature.
[0012]
  The refrigeration cycle includes an electronic expansion valve, and the control unit controls the electronic expansion valve so as to achieve the set humidity.
[0013]
  The air conditioner according to the present invention is provided so that the set humidity can be set in multiple stages including a humidity setting interval of 15% or less within a humidity range of 30% to 70%, and an input instruction for a desired set humidity is provided. Is connected to a remote controller to which is input, a compressor, a four-way valve, an indoor heat exchanger, and an outdoor heat exchanger,R410A refrigerant has the same pressure or higher pressure than R410A refrigerant, andA refrigeration cycle using a refrigerant having a pressure loss equal to or smaller than that of R410A refrigerant, an indoor fan for generating an airflow passing through the indoor heat exchanger, and an airflow passing through the outdoor heat exchanger Based on the input instruction from the outdoor fan and the remote controller, the set humidity used for the control of the refrigeration cycle is set, and when the frequency of the compressor is high during the cooling operation mode, temperature priority control is performed. ,SaidAnd a control unit that controls the refrigeration cycle so that the set humidity is reached when the frequency of the compressor decreases.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiment 1 FIG.
  Embodiment 1 of the present invention will be described below with reference to the drawings. 1 is a refrigerant circuit diagram showing an air conditioner according to Embodiment 1 of the present invention. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a compressor, which can be of various types such as a rotary type, a scroll type, a swing type, a helical type, and a screw type. 2 is a four-way valve, 3 is provided in an outdoor unit, and an outdoor heat exchanger that serves as a condenser during cooling and dehumidifying operations, 4 is an electronic expansion valve, 5 is provided in the indoor unit, and an evaporator during cooling and dehumidifying operations. These are sequentially connected via the refrigerant pipes to constitute a refrigeration cycle. 6 is an outdoor fan provided in the outdoor unit, and 7 is an indoor fan provided in the indoor unit, each of which generates an air flow passing through the heat exchanger. Moreover, the heating operation which reverses the flow in a refrigerating cycle by switching the four-way valve 2 is also possible.
[0015]
  8 is the room temperature obtained from the room temperature sensor (the suction temperature of the air flowing into the indoor heat exchanger 5), the discharge temperature from the compressor 1 obtained from the discharge temperature sensor, and the room humidity obtained from the humidity sensor is set. A control unit that controls the frequency of the compressor 1 and the rotation speed of the outdoor fan 6 and the indoor fan 7 so as to achieve humidity. From the outdoor control unit 8a on the outdoor unit side and the indoor control unit 8b on the indoor unit side that communicate with each other. Composed. In the present embodiment, the outdoor control unit 8a includes a humidity determination unit 8c that determines the set humidity to be one of multiple levels.
  In the refrigeration cycle, R410A, which is an HFC quasi-azeotropic refrigerant and has a pressure loss smaller than R22, is used. Further, as the refrigerating machine oil, an alkylbenzene oil having low compatibility with the R410A refrigerant is used.
[0016]
  9 is a remote controller for inputting an operation instruction to the air conditioner so that the indoor environment has a desired set temperature and set humidity. As shown in the configuration diagram of FIG. 2, the remote controller 9 increases the set humidity (60%). ), Standard (50%), low (40%), and a humidity setting button 9a that can be changed in multiple stages is provided. By inputting the set humidity from here, the humidity determination unit 8c in the control unit 8 Set the set humidity to the value indicated by the input. 9b is a temperature setting button for inputting a set temperature, and 9c is a display window for displaying the operation information of the remote controller and the operating state of the air conditioner as shown in FIG. Note that both the set temperature and the set humidity can be set to “automatic” determined by the air conditioner via the remote controller 9. Further, the set temperature interval can be varied.
[0017]
  Next, the operation will be described. When the operation switch of the air conditioner is turned ON from the remote controller 9 and the dehumidifying operation mode is selected, the refrigeration cycle forms a refrigerant flow as shown in FIG. And based on the room temperature input from each sensor, the discharge temperature from a compressor, etc., the control part 8 sets the frequency of the compressor 1, the rotation speed of the outdoor fan 6 and the indoor fan 7 so that it may become setting temperature and setting humidity. Control. Moreover, you may control the electronic expansion valve 4 grade | etc.,. In the dehumidifying operation, the set temperature is maintained at the current room temperature. Alternatively, it may be set to an appropriate temperature such as 26 ° C.
[0018]
  The humidity setting unit 8c sets the set humidity to 50% if the input instruction from the remote controller 9 is "automatic", and to be set to an arbitrary humidity if the humidity is set by the humidity setting button 9a. To the control unit 8. “Automatic” may be set so that the humidity is 10% lower than the indoor humidity at the start of the dehumidifying operation. Also, with respect to the humidity setting switch, it is not an input such as 60%, 50%, or 40%, but an input such as -10%, -20%, or -30% based on the indoor humidity at the start of the dehumidifying operation. In addition, it is possible to use the humidity setting switch operation as a reference instead of the start of the dehumidifying operation.
[0019]
  Further, the humidity setting interval can be changed by an operation from the remote controller 9, and can be changed to, for example, 65% higher, 50% standard, and 35% lower. When the room temperature is used as a reference, it can be changed to −30%, −45%, and −55%.
  In any case, the control unit 8 controls the refrigeration cycle and the indoor / outdoor fans based on the humidity set value signal from the humidity determining unit 8c while maintaining the room temperature at the set temperature so that the room humidity becomes the set humidity. When the room temperature sensor and humidity sensor near the indoor heat exchanger 5 reach the set temperature and humidity, the operation of the compressor and the indoor fan is stopped. The humidity sensor can be replaced with means for estimating the humidity from other elements.
[0020]
  FIG. 4 is a correlation diagram showing the characteristics of the conventional R22 refrigerant and the R410A refrigerant in the present embodiment, and FIG. 5 is a comparison diagram showing the characteristics of the refrigerant. In FIG. 4, the horizontal axis indicates the refrigerant flow direction from the inlet to the outlet of the indoor heat exchanger, and the vertical axis indicates the refrigerant temperature. R22 has a large pressure loss, so the refrigerant temperature changes greatly in the flow direction, but R410A has a small pressure loss, and the refrigerant temperature changes in the flow direction is small.
[0021]
  For this reason, in R22, it is difficult to capture the accurate temperature of the indoor heat exchanger 5 that is an evaporator, and the control of the control unit 8 is also inaccurate. According to such characteristics of R22, it is unsuitable to control the set humidity with high accuracy, and in order to improve the accuracy, in order to accurately measure the evaporator temperature, the inlet side of the indoor heat exchanger 5 and the intermediate It was necessary to provide a plurality of sensors on the exit side.
[0022]
  On the other hand, in R410A, since the change in the refrigerant temperature with respect to the refrigerant flow direction is small, the evaporator temperature can be measured more accurately. As a result, the humidity control can be performed with high accuracy, and even if the humidity can be set in multiple stages, it is possible to accurately control each set humidity. Also, even if a lower or higher set humidity than before is provided, it is difficult to experience excessive dryness due to lowering or exceeding the set humidity, and it is difficult to wipe out the bullying feeling. A comfortable environment in accordance with the user's requirements can be provided by setting the humidity of the stage.
[0023]
  Further, in this embodiment, since the refrigeration oil is an alkylbenzene oil that has low compatibility with the R410A refrigerant, there is little sludge generation, the heat exchange efficiency of the indoor heat exchanger 5 is improved, and the performance over time is reduced. Reduces accuracy for humidity control. That is, since the refrigerant temperature can be accurately transmitted to the indoor heat exchanger 5, the evaporation temperature can be accurately and reliably grasped, and the accuracy is improved. As a result, humidity control can be performed with high accuracy, and a comfortable environment can be provided for multi-stage humidity settings.
[0024]
  In the present embodiment, the set humidity is 60%, 50%, and 40%, and the set interval is 10%. In general, when the humidity falls below 30%, the human skin tends to dry, and an unpleasant factor other than the physical comfort is generated. Moreover, when it exceeds 70%, it will cause mold generation and reproduction. Therefore, it is desirable that the humidity setting range be within 30 to 70%. Conventionally, the R22 refrigerant has a low humidity control accuracy, and thus it has been difficult to provide a wide range of humidity setting. However, in the present embodiment, the R410A refrigerant can improve the accuracy, so a comfortable environment can be provided.
[0025]
  In addition, when a user's request for dehumidification occurs, it is assumed that the user is uncomfortable with a humidity of 80% or more in a high humidity state such as a rainy outdoor room. Therefore, if the humidity setting interval is increased, a comfortable humidity can be easily set at the time of operation in multi-stage humidity setting. However, if the set interval is too large, there is a possibility that excessive dehumidification is performed past a comfortable value. Therefore, if the humidity setting interval is set to 30% or less, the set humidity can be set to a comfortable range of 30 to 70% by a simple operation and does not deviate from the comfortable range. This is particularly suitable when the set humidity is determined based on the room humidity.
[0026]
  Changes in humidity are unlikely to make a difference when compared to temperature, but comfort is impaired if the interval between humidity settings is too large. Therefore, the humidity setting interval is preferably 15% or less. More preferably, if the range is 40 to 60% as in the present embodiment, and the set interval is about 10%, a comfortable control can be provided. The set intervals do not have to be equal. For example, when the control is performed based on the humidity at the start of the dehumidifying operation, if the current humidity is 90%, the set interval is 15%, 10% and 65%. , 50%, 40%, etc.
[0027]
  In this embodiment, the R410A refrigerant is used as a refrigerant having a pressure loss smaller than that of R22. However, for example, R410B may be used as another refrigerant. R32 and R290 can also be used as refrigerants having a pressure loss smaller than that of R22, even if they are not pseudo-azeotropic refrigerant mixtures.
  By adopting the configuration and control as described above, multi-stage dehumidification setting is possible without complicating the configuration of the refrigeration cycle as compared with the conventional one. Therefore, it can be set as the air conditioner which is excellent in demolition property and recyclability.
[0028]
Embodiment 2. FIG.
  A second embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. The basic configuration of the present embodiment is the same as that of the first embodiment shown in FIG.
  Next, the operation will be described. When the operation switch of the air conditioner from the remote controller 9 is turned ON and the cooling operation mode is selected, the refrigeration cycle forms a refrigerant flow as shown in FIG. And based on the room temperature input from each sensor, the discharge temperature of a compressor, and the blowing temperature of an indoor heat exchanger, the frequency of the compressor 1, the outdoor fan 6 and the room | chamber interior are set so that the control part 8 becomes set temperature and setting humidity. The rotational speed of the fan 7 is controlled. Moreover, you may control the electronic expansion valve 4 grade | etc.,.
[0029]
  Here, when the difference between the room temperature and the set temperature is equal to or higher than the predetermined temperature and the frequency of the compressor is the maximum frequency, the control unit 8 sets the room temperature to the set temperature regardless of the set humidity value signal from the humidity determining unit 8c. The subsequent compressor frequency is controlled giving priority to the approach. When the room temperature is lowered and the frequency of the compressor is lowered to a frequency other than the maximum frequency or lower than a predetermined frequency, the control unit 8 obtains a set humidity value signal from the humidity determining unit 8c to obtain the room temperature and the room humidity. Is set to the set temperature and the set humidity, based on the room temperature input from each sensor, the discharge temperature of the compressor, and the blowout temperature of the indoor heat exchanger, the frequency of the compressor 1, the rotational speed of the outdoor fan 6 and the indoor fan 7 Or the opening degree of the electronic expansion valve 4 is controlled.
[0030]
  In general, the operation frequency of the compressor is low in the operation of removing latent heat, and the operation frequency range of the compressor is large and the maximum frequency is large in the operation of removing sensible heat. Since R410A has a higher pressure than the R22 refrigerant, it is desirable to shorten the operation time in a high pressure state. Therefore, as in this embodiment, when cooling operation is started, it is comfortable to operate with priority to temperature and shorten the time to be in a high pressure state and shift to fine control including humidity after removing the high pressure state. The desired temperature and humidity can be achieved without impairing the properties. In addition, it can apply also to R32 refrigerant | coolant etc. as a refrigerant | coolant higher than R22.
[0031]
  When the room temperature is close to the set temperature, the humidity control is performed so that the humidity is arbitrarily set from multiple stages (in the case of “automatic”, appropriately set humidity or 50% of the standard) by the same control as in the first embodiment. To do. If the humidity can be set in multiple stages in the cooling operation mode, for example, even when a large number of people are in the room and the desired temperature is different, the humidity can be lowered to make the body feel refreshed. , Improve comfort. In addition, even if the set temperature is slightly increased, the humidity is decreased, thereby improving the comfort and enabling energy saving operation. For those who tend to have dry skin, the normal set humidity (50%) should be set and the room temperature should be controlled to a comfortable set temperature.
[0032]
Embodiment 3 FIG.
  A third embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. The basic configuration of the present embodiment is the same as that of the first embodiment shown in FIG.
  Next, the operation will be described. When the operation switch of the air conditioner from the remote controller 9 is turned ON and the cooling operation mode is selected, the refrigeration cycle forms a refrigerant flow as shown in FIG. And based on the room temperature input from each sensor, the discharge temperature of a compressor, and the blowing temperature of an indoor heat exchanger, the frequency of the compressor 1, the outdoor fan 6 and the room | chamber interior are set so that the control part 8 becomes set temperature and setting humidity. The rotational speed of the fan 7 is controlled. Moreover, you may control the electronic expansion valve 4 grade | etc.,.
[0033]
  Here, when the difference between the room temperature and the set temperature is equal to or higher than the predetermined temperature and the frequency of the compressor is the maximum frequency, the control unit 8 sets the room temperature to the set temperature regardless of the set humidity value signal from the humidity determining unit 8c. The subsequent compressor frequency is controlled giving priority to the approach. Further, the fan rotation speed of the outdoor fan 6 is increased, and the fan rotation speed of the indoor fan 7 is decreased.FIG.These are Mollier diagrams which show the driving | running state of the air conditioner in this Embodiment. When the rotational speed of the outdoor fan 6 is increased, the pressure on the high pressure side decreases, which is effective in suppressing the high pressure state. At this time, since the pressure on the low pressure side also decreases, the rotational speed of the indoor fan is lowered to ensure the latent heat capability.
[0034]
  When the room temperature is lowered and the frequency of the compressor is lowered to a frequency other than the maximum frequency or lower than a predetermined frequency, the control unit 8 obtains a set humidity value signal from the humidity determining unit 8c to obtain the room temperature and the room humidity. Is set to the set temperature and the set humidity, based on the room temperature input from each sensor, the discharge temperature of the compressor, and the blowout temperature of the indoor heat exchanger, the frequency of the compressor 1, the rotational speed of the outdoor fan 6 and the indoor fan 7 Or the opening degree of the electronic expansion valve 4 is controlled. The rotational speed of the outdoor fan 6 decreases from the high speed state, and the rotational speed of the indoor fan increases or is maintained.
[0035]
  In general, the operation frequency of the compressor is low in the operation of removing latent heat, and the operation frequency range of the compressor is large and the maximum frequency is large in the operation of removing sensible heat. Since R410A has a higher pressure than the R22 refrigerant, it is desirable to shorten the operation time in a high pressure state. Therefore, as in the present embodiment, when the cooling operation is started, the temperature is prioritized, and the outdoor fan 6 is rotated at a high speed to shorten the time during which the high pressure state is reached. If the control shifts to fine control including the above, the desired temperature and humidity can be achieved without impairing comfort. In addition, it can apply also to R32 refrigerant | coolant etc. as a refrigerant | coolant higher than R22.
[0036]
  Further, the pressure state on the high pressure side can be lowered by increasing the rotational speed of the outdoor fan 6. However, when the rotational speed of the outdoor side 6 is increased, the pressure on the low pressure side also decreases. Therefore, the capacity of the latent heat can be ensured by reducing the rotational speed of the indoor fan 7.
  Although not shown, a sensor for detecting the outdoor temperature is provided, and the control unit 8 corrects the rotational speed of the outdoor fan 6 according to the outdoor temperature. In this case, when the outdoor temperature is high, the rotational speed of the outdoor fan 6 is corrected to increase, and when the outdoor temperature is low, the outdoor fan 6 is corrected to decrease the rotational speed.
[0037]
  When the room temperature is close to the set temperature, the humidity control is performed so that the humidity is arbitrarily set from multiple stages (in the case of “automatic”, appropriately set humidity or 50% of the standard) by the same control as in the first embodiment. To do. If the humidity can be set in multiple stages in the cooling operation mode, for example, even when a large number of people are in the room and the desired temperature is different, the humidity can be lowered to make the body feel refreshed. , Improve comfort. In addition, even if the set temperature is slightly increased, the humidity is decreased, thereby improving the comfort and enabling energy saving operation. For those who tend to have dry skin, the normal set humidity (50%) should be set and the room temperature should be controlled to a comfortable set temperature.
[0038]
Embodiment 4 FIG.
  Embodiment 4 of the present invention will be described below with reference to the drawings. The basic configuration of the present embodiment is the same as that of the first embodiment shown in FIG.
  Next, the operation will be described. When the operation switch of the air conditioner from the remote controller 9 is turned ON and the cooling operation mode is selected, the refrigeration cycle forms a refrigerant flow as shown in FIG. And based on the room temperature input from each sensor, the discharge temperature of a compressor, and the blowing temperature of an indoor heat exchanger, the frequency of the compressor 1, the outdoor fan 6 and the room | chamber interior are set so that the control part 8 becomes set temperature and setting humidity. The rotational speed of the fan 7 is controlled. Moreover, you may control the electronic expansion valve 4 grade | etc.,.
[0039]
  Here, when the difference between the room temperature and the set temperature is equal to or higher than the predetermined temperature and the frequency of the compressor is the maximum frequency, the control unit 8 sets the room temperature to the set temperature regardless of the set humidity value signal from the humidity determining unit 8c. The subsequent compressor frequency is controlled giving priority to the approach. Furthermore, the fan rotation speed of the indoor fan 7 is increased.
[0040]
  When the room temperature is lowered and the frequency of the compressor is lowered to a frequency other than the maximum frequency or lower than a predetermined frequency, the control unit 8 obtains a set humidity value signal from the humidity determining unit 8c to obtain the room temperature and the room humidity. Is set to the set temperature and the set humidity, based on the room temperature input from each sensor, the discharge temperature of the compressor, and the blowout temperature of the indoor heat exchanger, the frequency of the compressor 1, the rotational speed of the outdoor fan 6 and the indoor fan 7 Or the opening degree of the electronic expansion valve 4 is controlled. The number of rotations of the indoor fan decreases.
[0041]
  In general, the operation frequency of the compressor is low in the operation of removing latent heat, and the operation frequency range of the compressor is large and the maximum frequency is large in the operation of removing sensible heat. Since R410A has a higher pressure than the R22 refrigerant, it is desirable to shorten the operation time in a high pressure state. Therefore, as in this embodiment, when cooling operation is started, it is comfortable to operate with priority to temperature and shorten the time to be in a high pressure state and shift to fine control including humidity after removing the high pressure state. The desired temperature and humidity can be achieved without impairing the properties.
  Further, by increasing the rotational speed of the indoor fan 7, the sensible heat cooling ability can be improved, and the time of the high pressure state can be shortened. In addition, it can apply also to R32 refrigerant | coolant etc. as a refrigerant | coolant higher than R22.
[0042]
  When the room temperature is close to the set temperature, the humidity control is performed so that the humidity is arbitrarily set from multiple stages (in the case of “automatic”, appropriately set humidity or 50% of the standard) by the same control as in the first embodiment. To do. If the humidity can be set in multiple stages in the cooling operation mode, for example, even when a large number of people are in the room and the desired temperature is different, the humidity can be lowered to make the body feel refreshed. , Improve comfort. In addition, even if the set temperature is slightly increased, the humidity is decreased, thereby improving the comfort and enabling energy saving operation. For those who tend to have dry skin, the normal set humidity (50%) should be set and the room temperature should be controlled to a comfortable set temperature.
[0043]
Embodiment 5. FIG.
  Embodiment 5 of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a refrigerant circuit diagram showing an air conditioner according to Embodiment 3 of the present invention. The configuration of each part is the same as that of Embodiment 1, and description thereof is omitted.
  In the refrigeration cycle, R290 (propane), which is an HC combustible refrigerant and has a pressure loss smaller than R22, is used. Furthermore, alkylbenzene oils are used as refrigerating machine oils. The refrigerating machine oil may be mineral oil, ester oil, or ether oil.
[0044]
  Next, the operation will be described. When the operation switch of the air conditioner is turned ON from the remote controller 9 and the dehumidifying operation mode is selected, the refrigeration cycle forms a refrigerant flow as shown in FIG. And based on the room temperature input from each sensor, the discharge temperature of a compressor, and the blowing temperature of an indoor heat exchanger, the frequency of the compressor 1, the outdoor fan 6 and the room | chamber interior are set so that the control part 8 becomes set temperature and setting humidity. The rotational speed of the fan 7 is controlled. Moreover, you may control the electronic expansion valve 4 grade | etc.,. In the dehumidifying operation, the set temperature is maintained at the current room temperature. Alternatively, it may be set to an appropriate temperature such as 26 ° C.
[0045]
  The humidity setting unit 8c sets the set humidity to 50% if the input instruction from the remote control 9 is "automatic", and to set the input humidity to an arbitrary humidity if the humidity is set by the humidity setting switch. The control unit 8 is instructed. “Automatic” may be set so that the humidity is 10% lower than the indoor humidity at the start of the dehumidifying operation. Also, with respect to the humidity setting switch, it is not an input such as 60%, 50%, or 40%, but an input such as -10%, -20%, or -30% based on the indoor humidity at the start of the dehumidifying operation. In addition, it is possible to use the humidity setting switch operation as a reference instead of the start of the dehumidifying operation.
[0046]
  Further, the humidity setting interval can be changed by an operation from the remote controller 9, and can be changed to, for example, 65% higher, 50% standard, and 35% lower. When the room temperature is used as a reference, it can be changed to −30%, −45%, and −55%.
  In any case, the control unit 8 controls the refrigeration cycle and the indoor / outdoor fans based on the humidity set value signal from the humidity determining unit 8c while maintaining the room temperature at the set temperature so that the room humidity becomes the set humidity. The room temperature sensor and the humidity sensor stop the operation of the compressor and the indoor fan when the room temperature and humidity become the set temperature and humidity.
[0047]
  FIG. 4 is a correlation diagram showing characteristics of the conventional R22 refrigerant and the propane refrigerant in the present embodiment, and FIG. 5 is a comparison diagram showing the characteristics of the refrigerant. In FIG. 4, the horizontal axis indicates the refrigerant flow direction from the inlet to the outlet of the indoor heat exchanger, and the vertical axis indicates the refrigerant temperature. R22 has a large pressure loss, so the change in refrigerant temperature in the flow direction is large, but R290 has a small pressure loss, and the change in refrigerant temperature in the flow direction is small.
[0048]
  For this reason, in R22, it is difficult to capture the accurate temperature of the indoor heat exchanger 5 that is an evaporator, and the control of the control unit 8 is also inaccurate. According to such characteristics of R22, it is unsuitable to control the set humidity with high accuracy, and in order to improve the accuracy, in order to accurately measure the evaporator temperature, the inlet side of the indoor heat exchanger 5 and the intermediate It was necessary to provide a plurality of sensors on the exit side.
[0049]
  On the other hand, in R290, since the change of the refrigerant temperature with respect to the refrigerant flow direction is small, the evaporator temperature can be measured more accurately. As a result, the humidity control can be performed with high accuracy, and even if the humidity can be set in multiple stages, it is possible to accurately control each set humidity. Also, even if a lower or higher set humidity than before is provided, it is difficult to experience excessive dryness due to lowering or exceeding the set humidity, and it is difficult to wipe out the bullying feeling. A comfortable environment in accordance with the user's requirements can be provided by setting the humidity of the stage.
[0050]
  In the present embodiment, the set humidity is 60%, 50%, and 40%, and the set interval is 10%. In general, when the humidity falls below 30%, the human skin tends to dry, and an unpleasant factor other than the physical comfort is generated. Moreover, when it exceeds 70%, it will cause mold generation and reproduction. Therefore, it is desirable that the humidity setting range be within 30 to 70%. Conventionally, in the R22 refrigerant, since the humidity control accuracy is low, it has been difficult to provide a wide humidity setting range. However, in the present embodiment, since the accuracy is improved, a comfortable environment can be provided.
[0051]
  In addition, when a user's request for dehumidification occurs, it is assumed that the user is uncomfortable with a humidity of 80% or more in a high humidity state such as a rainy outdoor room. Therefore, if the humidity setting interval is increased, a comfortable humidity can be easily set at the time of operation in multi-stage humidity setting. However, if the set interval is too large, there is a possibility that excessive dehumidification is performed past a comfortable value. Therefore, if the humidity setting interval is set to 30% or less, the set humidity can be set to a comfortable range of 30 to 70% by a simple operation and does not deviate from the comfortable range. This is particularly suitable when the set humidity is determined based on the room humidity.
[0052]
  Changes in humidity are unlikely to make a difference when compared to temperature, but comfort is impaired if the interval between humidity settings is too large. Therefore, the humidity setting interval is preferably 15% or less. More preferably, if the range is 40 to 60% as in the present embodiment, and the set interval is about 10%, a comfortable control can be provided. The set intervals do not have to be equal. For example, when the control is performed based on the humidity at the start of the dehumidifying operation, if the current humidity is 90%, the set interval is 15%, 10% and 65%. , 50%, 40%, etc.
[0053]
  By adopting the configuration and control as described above, multi-stage dehumidification setting is possible without complicating the configuration of the refrigeration cycle as compared with the conventional one. Therefore, it can be set as the air conditioner which is excellent in demolition property and recyclability.
  In this embodiment, R290 (propane) is used as the refrigerant. However, if a refrigerant having a smaller pressure loss than R22 is selected, the same effect as the present invention can be obtained.
[0054]
Embodiment 6 FIG.
  Embodiment 6 of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a refrigerant circuit diagram showing an air conditioner according to Embodiment 3 of the present invention. The configuration of each part is the same as that of Embodiment 1, and description thereof is omitted.
  The refrigeration cycle uses R407C, which is an HFC non-azeotropic refrigerant mixture. Further, HAB oil is used as refrigerating machine oil.
[0055]
  Next, the operation will be described. When the operation switch of the air conditioner is turned ON from the remote controller 9 and the dehumidifying operation mode is selected, the refrigeration cycle forms a refrigerant flow as shown in FIG. And based on the room temperature input from each sensor, the discharge temperature of a compressor, and the blowing temperature of an indoor heat exchanger, the frequency of the compressor 1, the outdoor fan 6 and the room | chamber interior are set so that the control part 8 becomes set temperature and setting humidity. The rotational speed of the fan 7 is controlled. Moreover, you may control the electronic expansion valve 4 grade | etc.,. In the dehumidifying operation, the set temperature is maintained at the current room temperature. Alternatively, it may be set to an appropriate temperature such as 26 ° C.
[0056]
  The humidity setting unit 8c sets the set humidity to 50% if the input instruction from the remote control 9 is "automatic", and to set the input humidity to an arbitrary humidity if the humidity is set by the humidity setting switch. The control unit 8 is instructed. “Automatic” may be set so that the humidity is 10% lower than the indoor humidity at the start of the dehumidifying operation. Also, with respect to the humidity setting switch, it is not an input such as 60%, 50%, or 40%, but an input such as -10%, -20%, or -30% based on the indoor humidity at the start of the dehumidifying operation. In addition, it is possible to use the humidity setting switch operation as a reference instead of the start of the dehumidifying operation.
[0057]
  Further, the humidity setting interval can be changed by an operation from the remote controller 9, and can be changed to, for example, 65% higher, 50% standard, and 35% lower. When the room temperature is used as a reference, it can be changed to −30%, −45%, and −55%.
  In any case, the control unit 8 controls the refrigeration cycle and the indoor / outdoor fans based on the humidity set value signal from the humidity determining unit 8c while maintaining the room temperature at the set temperature so that the room humidity becomes the set humidity. The room temperature sensor and the humidity sensor stop the operation of the compressor and the indoor fan when the room temperature and humidity become the set temperature and humidity.
[0058]
  FIG. 4 is a correlation diagram showing the characteristics of the conventional R22 refrigerant and the R407C refrigerant in the present embodiment, and FIG. 5 is a comparison diagram showing the characteristics of the refrigerant. In FIG. 4, the horizontal axis indicates the refrigerant flow direction from the inlet to the outlet of the indoor heat exchanger, and the vertical axis indicates the refrigerant temperature. Since R22 has a large pressure loss, the refrigerant temperature changes greatly in the flow direction. In contrast, the pressure loss of R407C, which is a non-azeotropic refrigerant mixture, is not much different from that of R22, but the change in refrigerant temperature in the flow direction is small (the temperature slightly increases toward the outlet side of the indoor heat exchanger 5). .
[0059]
  For this reason, in R22, it is difficult to capture the accurate temperature of the indoor heat exchanger 5 that is an evaporator, and the control of the control unit 8 is also inaccurate. According to such characteristics of R22, it is unsuitable to control the set humidity with high accuracy, and in order to improve the accuracy, in order to accurately measure the evaporator temperature, the inlet side of the indoor heat exchanger 5 and the intermediate It was necessary to provide a plurality of sensors on the exit side.
[0060]
  On the other hand, in R407C, since the change in the refrigerant temperature with respect to the refrigerant flow direction is small, the evaporator temperature can be measured more accurately. As a result, the humidity control can be performed with high accuracy, and even if the humidity can be set in multiple stages, it is possible to accurately control each set humidity. Also, even if a lower or higher set humidity than before is provided, it is difficult to experience excessive dryness due to lowering or exceeding the set humidity, and it is difficult to wipe out the bullying feeling. A comfortable environment in accordance with the user's requirements can be provided by setting the humidity of the stage.
[0061]
  In the present embodiment, the set humidity is 60%, 50%, and 40%, and the set interval is 10%. In general, when the humidity falls below 30%, the human skin tends to dry, and an unpleasant factor other than the physical comfort is generated. Moreover, when it exceeds 70%, it will cause mold generation and reproduction. Therefore, it is desirable that the humidity setting range be within 30 to 70%. Conventionally, in the R22 refrigerant, since the humidity control accuracy is low, it has been difficult to provide a wide humidity setting range. However, in the present embodiment, since the accuracy is improved, a comfortable environment can be provided.
[0062]
  In addition, when a user's request for dehumidification occurs, it is assumed that the user is uncomfortable with a humidity of 80% or more in a high humidity state such as a rainy outdoor room. Therefore, if the humidity setting interval is increased, a comfortable humidity can be easily set at the time of operation in multi-stage humidity setting. However, if the set interval is too large, there is a possibility that excessive dehumidification is performed past a comfortable value. Therefore, if the humidity setting interval is set to 30% or less, the set humidity can be set to a comfortable range of 30 to 70% by a simple operation and does not deviate from the comfortable range. This is particularly suitable when the set humidity is determined based on the room humidity.
[0063]
  Changes in humidity are unlikely to make a difference when compared to temperature, but comfort is impaired if the interval between humidity settings is too large. Therefore, the humidity setting interval is preferably 15% or less. More preferably, if the range is 40 to 60% as in the present embodiment, and the set interval is about 10%, a comfortable control can be provided. The set intervals do not have to be equal. For example, when the control is performed based on the humidity at the start of the dehumidifying operation, if the current humidity is 90%, the set interval is 15%, 10% and 65%. , 50%, 40%, etc.
[0064]
  By adopting the configuration and control as described above, multi-stage dehumidification setting is possible without complicating the configuration of the refrigeration cycle as compared with the conventional one. Therefore, it can be set as the air conditioner which is excellent in demolition property and recyclability.
  In this embodiment, R407C is used as the refrigerant. However, if other non-azeotropic refrigerant mixture (for example, HFC system, HCFC system, HC system, or a mixed refrigerant of these refrigerants) is selected, the same as the present invention. An effect is obtained.
[0065]
  In each of the above embodiments, the humidity determining unit 8c is provided in the control unit 8 of the outdoor unit, but may be provided in the indoor control unit.
[0066]
【The invention's effect】
  As described above, according to the present invention, a compressor, a four-way valve, an indoor heat exchanger, an outdoor heat exchanger are connected,R410A refrigerant has the same pressure or higher pressure than R410A refrigerant, andGenerates a refrigeration cycle using a refrigerant having a pressure loss equal to or smaller than that of R410B refrigerant, an indoor fan that generates an airflow passing through the indoor heat exchanger, and an airflow passing through the outdoor heat exchanger An outdoor fan to be turned on, an input means provided to change the set humidity in multiple stages including a humidity setting interval of 15% or less within a humidity range of 30% to 70%, and to input and input the set humidity; A humidity determining unit that determines the set humidity based on the set humidity instructed from the means, and when the frequency of the compressor is high during the cooling operation mode, temperature priority control is performed,SaidSince the refrigeration cycle, the indoor fan or the outdoor fan is controlled so that the set humidity is reached when the frequency of the compressor is reduced, the state of the refrigeration cycle is accurately grasped, and the humidity control can be accurately performed. This is effective for improving comfort.
[0067]
  Moreover, since the input means is a remote control, an effect of providing a comfortable humidity environment according to the user's request can be obtained.
[0068]
  Further, since the set range of the set humidity is within the range of 30 to 70%, an effect of performing accurate humidity control within a comfortable range can be obtained.
[0069]
  Moreover, since the setting interval of the set humidity is set to 15% or less, an effect of providing an appropriate comfortable humidity can be obtained.
[0070]
  Moreover, since the said control part performs the said control in the air_conditioning | cooling mode, the effect which can improve the comfort feeling at the time of air_conditioning | cooling using humidity control is acquired.
[0071]
  Moreover, since the said control part performs the said control in dehumidification mode, the effect which can perform comfortable dehumidification according to a user's request | requirement is acquired..
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a refrigerant circuit diagram illustrating an air conditioner according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram showing a remote controller of the air conditioner according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged view of a display window of the remote control of FIG.
FIG. 4 is a characteristic diagram of a refrigerant according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a comparison diagram showing characteristics of the refrigerant according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a Mollier diagram showing the influence of the rotational speed of the outdoor fan according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
  DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Compressor, 2 Four-way valve, 3 Outdoor heat exchanger, 4 Electronic expansion valve, 5 Indoor heat exchanger, 6 Outdoor fan, 7 Indoor fan, 8 Control part, 8a Outdoor control part, 8b Indoor control part, 8c Humidity Decision part, 9 Remote control, 9a Humidity setting button.

Claims

Compressor, four-way valve, indoor heat exchanger, outdoor heat exchanger connected, pressure equal to R410A refrigerant or higher than R410A refrigerant, and pressure loss equal to R410A refrigerant, or smaller than R410A A refrigeration cycle using a refrigerant, an indoor fan that generates an air flow that passes through the indoor heat exchanger, an outdoor fan that generates an air flow that passes through the outdoor heat exchanger, and a humidity range of 30% to 70% The set humidity can be changed in multiple stages including a humidity setting interval of 15% or less, and an input means for instructing and inputting the set humidity, and a set humidity based on the set humidity instructed from the input means and humidity determining unit for setting, performs control of the temperature preferences when the frequency of the compressor in the cooling operation mode higher, and the set humidity with the frequency of the compressor is lowered An air conditioner comprising: a control unit that controls the refrigeration cycle, the indoor fan, or the outdoor fan.

2. The air conditioner according to claim 1, wherein the input means is a remote controller.

The air conditioner according to claim 1 or 2, wherein a set range of the set humidity is within a range of 30 to 70%.

The air conditioner according to claim 1 or 2, wherein the set interval of the set humidity is 15% or less.

The air conditioner according to any one of claims 2 to 4, wherein the remote controller includes a display window that displays the set humidity and the set temperature simultaneously.

The air conditioner according to claim 5, wherein the remote controller separately includes a humidity setting button to which the set humidity is input and a temperature setting button to which the set temperature is input.

The air conditioner according to any one of claims 1 to 6, wherein the refrigeration cycle includes an electronic expansion valve, and the control unit controls the electronic expansion valve so as to achieve the set humidity.

A remote controller which is provided so that the set humidity can be set in multiple stages including a humidity setting interval of 15% or less within a humidity range of 30% to 70%, and an input instruction of a desired set humidity is input;
Compressor, four-way valve, indoor heat exchanger, and outdoor heat exchanger are connected, the pressure is equal to or higher than that of R410A refrigerant, and the pressure loss is equal to or higher than that of R410A refrigerant. A refrigeration cycle using a small refrigerant;
An indoor fan for generating an air flow passing through the indoor heat exchanger;
An outdoor fan for generating an air flow passing through the outdoor heat exchanger;
Based on the input instruction from the remote control to set the set humidity to be used for control of the refrigeration cycle, performs control of the temperature preferences when the frequency of the compressor in the cooling operation mode higher, the frequency of the compressor A control unit for controlling the refrigeration cycle so as to be the set humidity when lowered,
An air conditioner characterized by comprising: